JP7383419B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、傾動可能な操作パネルを有する記録装置に関する。
プリンタなどの記録装置は、ユーザが操作するための操作パネルを備えるものが一般的である。このような操作パネルには操作性を向上するため、あるいは表示部を見やすくするために、操作パネルの傾斜角度を変更可能に構成されたものがある。
特許文献1には、パネルユニットを、第1位置と、第1位置から傾動した第2位置との間で傾動自在に支持する記録装置が知られている。当該記録装置は、その一端が操作パネルに対して回動自在に連結され、操作パネルを背面側から第2位置に保持するストッパー部材を備える。さらに、記録装置は、本体部分に設けられストッパー部材の移動をガイドするガイド部を備える。
特開2012-116134号公報
しかしながら、特許文献1に開示された機構は、操作パネルの背面に連結するストッパー部材が本体部分のガイド部に沿って直線的に移動するため、操作パネルの背面側にストッパー部材を収容するための直線状に広い空間が必要となる。そのため、記録装置が大型化するおそれがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、操作パネルを移動可能な機構を有する記録装置の大型化を抑制するための技術を提供することを課題としている。
本発明の記録装置は、内部に記録部を収容し、上下方向に延在するガイド部と、前記ガイド部の下方に配置された第1の軸部とを有する本体部と、前記本体部に対して第1の位置と、前記第1の位置から傾動した第2の位置との間で傾動可能に支持され、前記傾動に伴い前記ガイド部に沿って前記上下方向に移動する第2の軸部と、前記本体部の下方から上方に向かって傾斜し、前記傾動に伴い前記第1の軸部に対して摺動する摺動部材と、を有する操作パネルと、を備える記録装置であって、前記本体部は、前記摺動部材を押圧する押圧部材を備え、前記摺動部材は、前記第1の軸部が位置する側と反対側の面にカム面を有し、前記押圧部材は、前記本体部のバネ部材に付勢されて前記カム面を押圧することを特徴とする。
本発明によれば、操作パネルを移動可能な機構を有する記録装置の大型化を抑制するための技術を提供することが可能となる。
第一の実施形態における記録装置を示した斜視図。 記録装置の使用状態を示す斜視図。 記録装置の圧板を開いた状態の斜視図。 記録装置の読取部を開いた状態の斜視図。 記録装置の本体と操作パネルの係合状態を示す斜視図。 操作パネルを背面から見た場合の斜視図。 記録装置の本体における操作パネルとの係合部分を示す斜視図。 記録装置の操作パネルにおける本体との係合部分を示す斜視図。 操作パネルの傾動状態を示す断面図。 操作パネルの保持状態を示す斜視図。 カム面と押圧部材の位置関係を示す図 入力部に入力する際の操作パネルへの力の加わり方を示す断面図。 操作パネルが収納位置にある場合の操作パネルとシートと圧板との位置関係を示す断面図。 操作パネルが傾斜位置にある場合の操作パネルとシートと圧板との位置関係を示す断面図。 第二の実施形態における記録装置の一部を示す断面図。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面を通して同一または対応部分には同一符号を付す。また、図中、XとYは水平面において互いに直交する2つの軸線方向を示し、Zは鉛直方向を示している。記録装置の記録ヘッドを搭載するキャリッジの主走査方向をX方向と定義する。また、記録媒体が搬送される方向をY方向と定義する。主走査方向(X方向)と搬送方向(Y方向)によって作られる平面に対し垂直な方向をZ方向と定義する。
<用語の説明>
この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態における記録装置を示した斜視図である。記録装置1は、記録媒体(シート)へのプリントを行う機能を備える。記録装置1は、操作パネル2と、本体部5と、読取部10を備える。操作パネル2には、ユーザが記録装置1に対して入力操作するための入力部3が配置される。なお、入力部3については図5で詳細に説明する。
読取部10は、載置された原稿を読み取る機能を備える。読取部10は、本体部5の上部に開閉可能に支持されている。
本体部5(以下、本体ともいう)は、内部に記録装置1の機能部品を収容する筐体である。本体部5の内部にはシートを搬送する搬送経路が設けられ、搬送されたシートに記録する記録部51(図4にて図示)が備えられている。
図2は、記録装置1の使用状態を示す斜視図である。図2において、記録装置1は、給紙および排紙時に使用するトレイ(給紙トレイ7、および排紙トレイ9)が引き出された状態である。本体部5の後部には、記録媒体であるシートを積載する給紙トレイ7が備えられており、本体部5の前部には、シートを積載する給紙カセット6が着脱可能に装着されている。給紙カセット6、および給紙トレイ7内のシートは、各々の給送手段及び搬送路により、最上位の1枚が分離され記録部51に搬送される。記録部51に搬送されたシートは、記録情報に基づいてインクが吐出され記録が行われる。記録が行われたシートは、本体部5の排出口から排紙トレイ9に排出される。
操作パネル2は、傾動可能に本体部5に支持されている。図2は、操作パネル2を収納位置から傾斜位置に傾動させた状態を示す。こユーザは、使用環境に応じて、操作パネル2の位置を選択的に変更して使用することができる。そのため、ユーザは、収納位置から傾斜させた傾斜位置で使用することにより、入力部3の操作性、表示部の視認性を向上することができる。ここで、傾動とは操作パネル2が収納位置から傾斜位置へ向けて移動する動作、または、操作パネル2が傾斜位置から収納位置へ向けて移動する動作を含む。また、操作パネル2が傾動する動作を開閉動作と称する。
ここで、収納位置とは、本体部5に操作パネル2が収納された状態にある位置を示す。また、傾斜位置とは、収納位置よりも入力部3が配置された面が傾斜した状態にある位置を示す。また、傾斜位置には、操作パネル2が最もY方向に突出した位置のみならず、収納位置よりもわずかに操作パネル2が傾斜している場合も含まれる。また、操作パネル2が、収納位置にある状態を収納状態、傾斜位置にある状態を傾斜状態とする。
図3は、記録装置1の圧板101を開いた状態の斜視図である.読取部10は、圧板101と原稿載置台102と、ケース103を備える。圧板101は、原稿の読取の際に原稿を覆う。原稿載置台102は、ガラス板材からなり原稿が載置される。原稿載置台102は、ケース103に配設されている。
図4は、記録装置1の読取部10を開いた状態の斜視図である。読取部10を開いた状態において、記録部51の上面開口部52が露出される。記録部51は、キャリッジ53と記録ヘッド54から構成される。キャリッジ53に保持された記録ヘッド54からインクが供給され、シートへ記録を行う。また、この状態で、キャリッジ53に搭載された記録ヘッド54の交換や、紙が詰まった際のジャム処理が可能となる。
図5は、本体部5と操作パネル2の係合状態を示す斜視図である。本体部5は、内部にフレーム11を備える。操作パネル2は、本体部5の内部のフレーム11に対し傾動可能に支持されるよう取り付けられる。ここで、操作パネル2は、フレーム11に収納された収納位置と、収納位置よりも傾斜した位置である傾斜位置との間を傾動する。なお、フレーム11は、本体部5に対して一体構成であってもよいし、別体であってもよい。
フレーム11は操作パネル2を傾動可能に支持するためのガイド部301を備える。操作パネル2には、ユーザが記録装置1に対して入力操作するための入力部3が配置される。入力部3は、記録動作の指示を行うための操作部材、および記録装置1の状態や画像などを表示するための液晶表示部33が配置される。なお、液晶表示部33は、タッチ操作が可能なタッチパネルであってもよい。さらに、液晶表示部33は液晶表示に限られるものでなく、有機EL等により表示を行う表示部も適用可能である。
さらに、操作パネル2には、入力部3の下方であって操作パネル2の先端部分に記録装置1への電源のオン・オフを行うための電源ボタン32、および記録装置1の状態を識別可能に表示するLED表示部34が配置される。操作パネル2には、収納状態から傾斜状態に傾動させる際の手掛け部35が設けられる。手掛け部35は、操作パネル2をY方向から見て右側面の下方側に設けられている。ユーザは、本体部5の側面に設けられた凹部55に指先を入れて手掛け部35を前方に引き出すことにより手動で操作パネル2を傾動することができる。
図6は、操作パネル2を背面側から見た場合の斜視図である。ここで、操作パネル2において、入力部3が設けられた面を表面(第1の面)とし、第1の面と対向する位置にある背面(第2の面)とする。操作パネル2の背面側には、操作パネル2が傾動する際にフレーム11のガイド部301に沿って傾動する第2の軸部201が設けられている。ここで、第2の軸部201は、操作パネル2の背面においてX方向に突出したボス形状を備える。複数の第2の軸部201が、操作パネル2の背面側から見て、左右対称に設けられている。また操作パネル2の背面側には、摺動部203が操作パネル2に設けられている。ここで、摺動部203は、操作パネル2の背面においてX方向に凹んだ略凹部形状を備える。複数の摺動部203が、操作パネル2の背面側から見て、左右対称に設けられている。
図7は、記録装置1の本体部5における操作パネル2との係合部分を示す斜視図である。図7は、X方向における本体部5の端部の近傍を拡大した図である。なお、図7において操作パネル2は図示していない。図7において、フレーム11は、上下方向(すなわちZ方向)に延在するガイド部301と、ガイド部301の下方に設けられた第1の軸部302を備える。ガイド部301は、下方向に底部を有する略U字形状である。ガイド部301と第1の軸部302は、フレーム11におけるX方向の両端に配置されている。両端にあるガイド部301は、両端の対応する第2の軸部201と係合する。両端にある第1の軸部302は、両端の対応する摺動部203と係合する。
図8は、記録装置1の操作パネル2における本体部5との係合部分を示す斜視図である。図8は、X方向における操作パネル2の端部の近傍を拡大した図である。操作パネル2は、第2の軸部201と、第2の軸部201の下方に設けられた摺動部203とを備える。
操作パネル2と一体に形成された摺動部203には、摺動部材202が設けられている。摺動部材202は、X方向から見て、略円弧形状に形成されている。具体的には、摺動部材202は、本体部5の下方に一端を有し、本体部5の下方から上方に向かって傾斜する構造を有する。
ここで、「略円弧形状」とは実質的に円弧形状であるものを含み、完全に円弧形状であることを必要としない。操作パネル2は、第1の軸部302により支持されることにより、操作パネル2の下端部を傾斜させながらY方向に突出させるように移動させる。このように摺動部材202が傾斜していることにより、本体部5のY方向(奥行方向)のスペースを少なくすることができる。
次に、図9(a)および図9(b)を用いて、操作パネル2が収納位置および傾斜位置にある場合の、ガイド部301と第2の軸部201の位置関係、並びに、第1の軸部302と摺動部203の位置関係について説明する。図9(a)は、操作パネル2が収納位置にある状態を示す断面図である。図9(b)は、操作パネル2が傾斜位置にある状態を示す断面図である。
図9(a)および図9(b)において、操作パネル2に設けられた第2の軸部201と、本体部5に設けられたガイド部301とは互いに係合している。第2の軸部201は、操作パネル2の傾動に応じてガイド部301に沿って上下に移動する。また、操作パネル2に設けられた摺動部203は、操作パネル2の傾動に応じて第1の軸部302を摺動部材202で摺動しながら移動する。また、操作パネル2の傾動に伴い第2の軸部201および摺動部203は、互いに連動して移動する。
図9(a)では、操作パネル2の第2の軸部201は、ガイド部301の上方向の端部に位置している。ここで、摺動部材202は、第1の端部202aと、第1の端部202aと接合される水平部202cと、第2の端部202bと、水平部202cと第2の端部202bとをつなぐ傾斜部202dとを備える。傾斜部202dは、傾斜に沿って対向する2つの面を備える。水平部202cは、対向する2つの面を備える。
第1の軸部302は、摺動部材202に係合し、摺動部材202の第1の端部202aに当接し操作パネル2の位置が収納位置に規定される。また、操作パネル2が上方から押された場合に、水平部202cが第2の軸部201の上面と当接するため、操作パネル2は下方へ移動しないように規制される。
図9(b)では、操作パネル2の第2の軸部201は、ガイド部301の下方向の端部(底部)に位置している。最も操作パネル2が突出した状態において、第1の軸部302は、摺動部材202の第2の端部202bに当接し操作パネル2の位置が傾斜位置に規定される。操作パネル2を収納状態から傾斜状態に移行する過程において、第1の軸部302の位置は、第1の端部202aと当接した状態から離間した状態となり、水平部202cおよび傾斜部202dの順に摺動しながら、第2の端部202bに当接するまで移動する。
次に図10(a)と図10(b)を用いて、操作パネル2の保持機構について説明する。ここで、摺動部材202において、第1の軸部302が位置する側を表面とし、表面の反対側の面を背面とする。摺動部203における摺動部材202の背面側にはカム面204が形成されている。カム面204は、第1の斜面204aと第2の斜面204bを有している。
また、本体部5は、フレーム11に設けられた押圧部材20とバネ部材21とからなる付勢部22を備える。押圧部材20はバネ部材21により付勢され、カム面204を押圧する。さらに、本体部5は、支持部材400を有する。支持部材400は、支持面401を有する。押圧部材20と支持面401とで摺動部203を挟持することにより、カム面204と押圧部材20との間に摩擦力を発生させ、本体部5に対して操作パネル2を保持し、操作パネル2の開閉動作をスムーズにすることができる。
図11は、カム面204と押圧部材20との位置関係を示す図である。押圧部材20の収納位置と傾斜位置での関係を示す。操作パネル2が収納位置にある場合の押圧部材20の位置を実線で示す。操作パネル2が傾斜位置にある場合の押圧部材20の位置を破線で示す。図11に示すように、操作パネル2が収納位置にあるときには、第1の斜面204aと押圧部材20が当接することにより、操作パネル2の傾斜位置への移動を規制する。また、操作パネル2が傾斜位置にあるときには、第2の斜面204bと押圧部材20が当接することにより、操作パネル2の収納位置への移動を規制する。
図12は、入力部3にユーザが入力する際の操作パネル2への力の加わり方を示す断面図である。操作パネル2が傾斜位置にあるときに、入力部3の操作部材をF1の力で押した際、第2の軸部201と第1のガイド部301が当接する方向の分力がF2、摺動部材202が第1の軸部302に当接する分力がF3となる。F3はさらに、第1の軸部302の中心に向かう力F4と第1の軸部302の接線方向に向かう力F5に分解される。F5が、傾斜位置から収納位置に戻す力である。そのため、傾斜位置で操作パネル2を保持するためには、バネ部材21のバネ圧はF5に対抗する力が必要である。本実施形態のように摺動部材202の形状を略円弧形状にすることにより、摺動部材202がこのバネ圧は小さくすることが可能である。なお、記録装置1において操作性とのバランスにより、摺動部材202の曲率およびバネ部材21のバネ圧(すなわち保持力)は決定される。
図13は、操作パネル2が収納位置にある場合の操作パネルとシートと圧板との位置関係を示す断面図である。図13および図14は、シートP1が読取部10の原稿載置台102から一部がはみ出して載置された状態を示す。また、図13および図14は、記録部51で記録が行われ排紙トレイ9に記録されたシートP2が排出される状態を示す。図14は、操作パネル2が傾斜位置にある場合の操作パネルとシートと圧板との位置関係を示す断面図である。図13および図14で示す通り、操作パネル2が収納位置から傾斜位置へ移動させる際に、操作パネル2のZ方向における上端部がケース103より下方に存在する。一方で、操作パネル2のZ方向における下端部がシートP2の排出経路よりも上に存在する。このため、ユーザが使用する際に、操作パネル2に各シートがぶつかることを抑制できる。
以上、上述の実施形態において、記録装置1は、操作パネル2を第1位置(収納位置)と第2位置(傾斜位置)との間で傾動するために、本体部5に設けられた上下方向に延在するガイド部301と、操作パネル2に設けられ、ガイド部301に沿って上下動する第2の軸部201と、を有する。さらに、記録装置1は、本体部5に、ガイド部301の下方に設けられた第1の軸部302を有し、第1の軸部302に対して摺動し、操作パネル2に設けられ本体部5の下方から上法に向かって傾斜する摺動部材202を有している。
この構成によれば、記録装置1は、操作パネル2を収納位置から傾斜位置へ移動させる際に、第2の軸部201は、ガイド部301に沿って略垂直に下降する。一方、記録装置1は、当該第2の軸部201の移動と連動して摺動部材202が摺動し、操作パネル2の下端側が、第1の軸部302に支持されながら、Y方向に略水平な方向に突出する。
従って、操作パネル2は傾斜した摺動部材202が第1の軸部302に沿って摺動するため、操作パネル2の背面側にガイド部材が直線的に構成されたものに対し、装置の大型化を抑制することができる。特に、本体部5よりも手前にある操作パネル2側に摺動部材202を設けたことにより、本体部5に摺動部材202が設けられる場合と比較して、本体部5のY方向の省スペース化に貢献できる。また、本体部5にガイド部材がある場合には、操作パネル2側にガイドの長さに応じたスライド部材が必要となる。一方、本実施形態の記録装置1のように、本体部5に第1の軸部302を設けて、操作パネル2側の摺動部材202で摺動させることにより、スライド部材は不要になり、記録装置の小型軽量化に貢献できる。
さらに、記録装置1は、摺動部203の第1の軸部302が位置する面の背面側にカム面が設けられている。カム面を付勢手段により付勢することで、操作パネル2が収納位置にあるときには操作パネル2を閉じる方向に作用する。一方で、カム面を付勢手段により付勢することで、付勢手段は操作パネル2が傾斜位置にあるときにはパネル本体が開く方向に作用する。このように、カム形状を設け、付勢手段により操作パネル2を保持することから、記録装置のY方向のスペースを使用せず、X方向のスペースを活用して操作パネル2を保持することができる。
(第二の実施形態)
図15に第二の実施形態における記録装置を示す。本実施形態において、記録装置1500は、摺動部材1502の形状が第一の実施形態と異なる。他の部分については第一の実施形態と同様であるため説明を省略する。図15における操作パネル1501は、傾斜位置にある場合を示す。
摺動部材1502は、第1の端部1502aと、第1の端部1502aと接合される水平部1502cと、水平部1502cと第2の端部1502bとをつなぐ傾斜部1502dを備える。図15に示すように、傾斜部1502dは、水平部1502cに対して第2の端部1502bに向けて傾斜している。そのため、摺動部材1502は、第2の端部1502bに当接した状態で、第1の軸部302を保持するように作用する。そのため、摺動部材1502は、操作パネル2を収納位置で保持するように作用する。
次に、入力部3のスイッチをF1の力で押した際に傾斜位置から収納位置に戻そうとする力について説明する。摺動部材1502が第1の軸部302に当接する分力F3のうち力F5はゼロとなり、押圧部材20およびバネ部材21の保持力を借りずに自立することが可能でもある。F3はさらに、第1の軸部302の中心に向かう力F4と第1の軸部302の接線方向に向かう力F5に分解される。F5が、傾斜位置から収納位置に戻す力である。
入力部3のスイッチをF1の力で押した際、第2の軸部201と第1のガイド部301が当接する方向の分力がF2、摺動部材1502が第1の軸部302に当接する分力がF3となる。F3はさらに、第1の軸部302の中心に向かう力F4と第1の軸部302の接線方向に向かう力F5に分解される。F5が、傾斜位置から収納位置に戻す力である。本実施形態において、傾斜部1502dは、水平部1502cに対して第2の端部1502bに向けて傾斜している。そのため、傾斜位置で操作パネル2を保持するようにF5に対して反力が発生する。従って、摺動部材1502を本実施形態の形状とすることで、傾斜位置における保持力を強くすることができる。
そのため、押圧部材20およびバネ部材21を用いずに自立して操作パネル2の保持が可能となる。
なお、ここまで、記録装置としてインクジェット方式を利用した画像形成装置を例に説明したが、電子写真方式を利用した画像形成装置においても同様の課題があり、本発明は、インクジェット方式以外の画像形成装置にも適用可能である。
なお、発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。
1 記録装置
2 操作パネル
5 本体部
201 第2の軸部
202 摺動部
203 摺動部材
301 ガイド部
302 第1の軸部

Claims (9)

  1. 内部に記録部を収容し、上下方向に延在するガイド部と、前記ガイド部の下方に配置された第1の軸部とを有する本体部と、
    前記本体部に対して第1の位置と、前記第1の位置から傾動した第2の位置との間で傾動可能に支持され、前記傾動に伴い前記ガイド部に沿って前記上下方向に移動する第2の軸部と、前記本体部の下方から上方に向かって傾斜し、前記傾動に伴い前記第1の軸部に対して摺動する摺動部材と、を有する操作パネルと、を備える記録装置であって、
    記本体部は、前記摺動部材を押圧する押圧部材を備え、
    前記摺動部材は、前記第1の軸部が位置する側と反対側の面にカム面を有し、
    前記押圧部材は、前記本体部のバネ部材に付勢されて前記カム面を押圧することを特徴とする記録装置。
  2. 前記操作パネルは、ユーザが入力操作を行うための入力部が設けられた第1の面と、前記第1の面と対向する位置にある第2の面を有し、
    前記摺動部材は、前記第2の面に配置されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記摺動部材は、略円弧形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記摺動部材は、第1の端部と、前記第1の端部と連結する水平部と、前記第1の端部よりも上方に位置する第2の端部と、前記水平部と前記第2の端部とをつなぐ傾斜部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記操作パネルが前記第1の位置にある場合に、前記第1の軸部が、前記摺動部材の第1の端部に当接することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記操作パネルが前記第2の位置にある場合に、前記第1の軸部が、前記摺動部材における前記第1の端部と対向する位置にある第2の端部に当接することを特徴とする請求項4または5に記載の記録装置。
  7. 前記記録部で画像が記録されたシートを排出する排出口を備え、
    前記操作パネルの下端は、前記第1の位置から前記第2の位置に傾動する際に、前記排出口から離れていくことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記本体部は、前記記録部よりも上方に、載置された原稿を読み取る読取部を有し、
    前記操作パネルを前記第1の位置と前記第2の位置との間で傾動する間、前記操作パネルの上端が前記読取部の原稿載置台を配設するケースの上面よりも下方に位置することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記本体部は、前記ガイド部と、前記第1の軸部を前記本体部の両端に備え、
    前記操作パネルは、前記第2の軸部と、前記摺動部材と、を前記操作パネルの両端に備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
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