JP7383183B2 - 通信アダプタ、通信制御方法及びプログラム - Google Patents

通信アダプタ、通信制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信アダプタ、通信制御方法及びプログラムに関する。
設備機器に通信アダプタを接続することにより、設備機器に関する情報をネットワーク上に送信することを可能とする技術が知られている。
ここで、通信アダプタの動作に必要な電力を設備機器が供給できるようにすると、通信アダプタと外部電源とを接続する必要がなくなり、便利である。
一方、設備機器が通信アダプタに電力を供給することにより設備機器の運転に支障が生じる可能性がある。特に、通信アダプタが無線通信によりネットワーク通信を行うものである場合、無線通信に多大な電力が消費され、設備機器の運転に必要な電力が不足することが考えられる。例えば設備機器がエアコンであり、当該エアコンがコンプレッサを作動させる運転を行うときに、無線通信を行う通信アダプタに多大な電力が消費され、コンプレッサを十分に作動させるための電力が不足してしまうことが考えられる。
上記の事情に関連する技術として、特許文献1には、電気機器が自身の動作状態を監視し、通信の必要性があるときのみ通信アダプタに電力を供給する技術が開示されている。この技術により、電気機器は通信が必要なときにのみ通信アダプタに電力を供給することができる。
特開2006-229422号公報
特許文献1に記載の技術は、電気機器が自身の動作状態を監視し、電気機器自身が電力の供給を調整する。そのため、特許文献1に記載の技術を既存の設備機器に応用しようとすると、設備機器の改修が必要になってしまうという問題がある。
本開示の目的は、上記の事情に鑑み、既存の設備機器を改修することなく電力不足を回避できる通信アダプタ等を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本開示に係る通信アダプタは、
設備機器から電力の供給を受ける受電手段と、
前記設備機器と有線通信する機器通信手段と、
前記受電手段に供給された電力により無線通信をする無線通信手段と、
前記機器通信手段を介して前記設備機器から前記設備機器の動作状態を示す状態情報であって前記設備機器に関するセンサデータを含む状態情報を取得する状態情報取得手段と、
前記センサデータに基づいて、前記設備機器が前記受電手段に供給可能な電力を算出する電力算出手段と、
前記電力算出手段により算出された電力が前記無線通信手段による無線通信に必要な電力より大きいときに、前記無線通信手段を制御して無線通信を行う通信制御手段と、
を備える。
本開示によれば、既存の設備機器を改修することなく電力不足を回避できる通信アダプタ等を提供することにある。
本開示の実施の形態1に係る機器通信システムの全体構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る通信アダプタの機能的構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る通信アダプタのハードウェア構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係る通信アダプタによる通信制御の動作の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態2に係る通信アダプタによる通信制御の動作の一例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら、本開示に係る通信アダプタを機器通信システムに適用した実施の形態を説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1を参照しながら、実施の形態1に係る機器通信システム1を説明する。機器通信システム1は、設備機器であるエアコン20に関する情報をネットワークNT上のサーバ40に送信するための機器通信システムである。機器通信システム1は、通信アダプタ10とエアコン20と無線通信装置30とサーバ40とを備える。通信アダプタ10とエアコン20とは、通信線Cにより通信する。通信アダプタ10とエアコン20との間には、通信線C及び給電線Pが接続されている。通信アダプタ10は、無線通信により無線通信装置30と通信する。無線通信装置30は、ネットワークNTを介してサーバ40と通信する。そのため、エアコン20に関する情報を通信アダプタ10が無線通信装置30に送信し、無線通信装置30が当該情報をサーバ40に転送することにより、エアコン20に関する情報を通信アダプタ10からサーバ40に送信することができる。
エアコン20は、エアコン20自身の動作状態を示す状態情報を出力する機能を有する一般的なエアコンである。状態情報は、例えばエアコン20の設定温度、エアコン20の室内機が設置された屋内空間の室温、エアコン20の室内機の吹き出し口から吹き出される空気の吹き出し温度、エアコン20の室外機が設置された屋外空間の外気温、エアコン20が備えるコンプレッサの圧力などを示すセンサ情報を含む。エアコン20は、通信線C及び給電線Pを介して他の装置に接続されることにより、当該他の装置にセンサ情報を出力し、当該他の装置に電力を供給することができる。
ただし、当該他の装置が電力を大きく消費する場合、エアコン20は運転に必要な電力を確保できず、正常な運転を行えなくなる可能性がある。後述のとおり、当該他の装置が通信アダプタ10である場合、通信アダプタ10はエアコン20の運転に支障がないときに限って電力を消費して無線通信を行うため、エアコン20は電力不足になることなく運転をすることができる。エアコン20は、本開示に係る設備機器の一例である。
通信アダプタ10は、通信線Cを介してエアコン20から有線通信により状態情報を取得し、状態情報に基づいてサーバ40に送信すべき送信データを作成し、作成した送信データを無線通信により無線通信装置30に送信する。サーバ40に送信すべき送信データは、例えばエアコン20の運転に関するデータである。通信アダプタ10は、給電線Pを介してエアコン20から通信アダプタ10自身の動作に必要な電力の供給を受ける。
通信アダプタ10は、エアコン20から取得した状態情報に基づいて、エアコン20が通信アダプタ10に供給可能な電力を算出する。ここでいう「エアコン20が通信アダプタ10に供給可能な電力」とは、エアコン20がエアコン20自身の動作に支障を起こすことなく通信アダプタ10に供給することができる電力をいう。例えば、エアコン20がコンプレッサを作動させているときにはエアコン20自身の消費電力が大きくなるため、エアコン20自身の動作に支障を起こすことなく通信アダプタ10に供給できる電力は小さくなる。
通信アダプタ10は、算出した供給可能電力が通信アダプタ10自身の無線通信に必要な消費電力よりも大きいときには、無線通信により送信データを無線通信装置30に送信する。一方、通信アダプタ10は、算出した供給可能電力が通信アダプタ10自身の無線通信に必要な消費電力よりも小さいときには、無線通信を行わない。このように無線通信を制御することにより、エアコン20が消費電力の大きい運転をしているときに通信アダプタ10が無線通信を行ってしまうことにより生じるエアコン20の電力不足を回避することができる。この通信制御の詳細は、通信アダプタ10の機能的構成と併せて後述する。通信アダプタ10は、本開示に係る通信アダプタ10の一例である。
無線通信装置30は、通信アダプタ10と無線通信する。無線通信装置30は、ネットワークNTを介してサーバ40と通信する。無線通信装置30は、例えば携帯電話通信網を構成する基地局に設けられた無線通信装置である。
サーバ40は、ネットワークNT上に設けられたサーバである。サーバ40は、無線通信装置30を介して通信アダプタ10が送信したデータを収集する。サーバ40は、例えばエアコン20の製造者が運営するクラウドサーバである。エアコン20の製造者は、エアコン20に関する情報をサーバ40により収集することにより、エアコン20に関するサービスに利活用することができる。
次に、図2を参照しながら、通信アダプタ10の機能的構成を説明する。通信アダプタ10は、機器通信部100と受電部110と状態情報取得部120と電力算出部130と送信可能量算出部140と送信データ作成部150と通信制御部160と無線通信部170とを備える。
機器通信部100は、通信線Cを介してエアコン20と有線通信する。機器通信部100は、例えばGPIO(General-purpose input/output)により実現される。機器通信部100は、本開示に係る機器通信手段の一例である。
受電部110は、給電線Pを介してエアコン20から電力の供給を受ける。通信アダプタ10は、受電部に供給された電力により動作する。受電部110は、本開示に係る受電手段の一例である。
状態情報取得部120は、機器通信部100を介してエアコン20からエアコン20の動作状態を示す状態情報を取得する。上述のとおり、状態情報は、例えばエアコン20に関するセンサデータを含む。状態情報取得部120は、本開示に係る状態情報取得手段の一例である。
電力算出部130は、状態情報取得部120が取得した状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、エアコン20が受電部110に供給可能な電力を算出する。電力算出部130は、本開示に係る電力算出手段の一例である。
電力算出部130による供給可能電力の算出の一例を説明する。例えば、状態情報が、動作状態としてエアコン20の設定温度、エアコン20の室内機が設置された屋内空間の室温及びエアコン20の室外機が設置された屋外空間の外気温を示す場合を考える。この場合、設定温度と室温との差及び室温と外気温との差が小さければ、エアコン20の動作に必要な電力は小さくなるので、エアコン20が受電部110に供給可能な電力は大きくなる。一方、設定温度と室温との差及び室温と外気温との差が大きい場合、エアコン20の動作に必要な電力は大きくなるので、エアコン20が受電部110に供給可能な電力は小さくなる。このように、エアコン20の動作状態と供給可能電力との間には対応関係があるため、電力算出部130は、状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、エアコン20が受電部110に供給可能な電力を算出することができる。
特に、状態情報が、エアコン20が備えるアクチュエータの動作状態を示すものである場合、電力算出部130は、精度よく供給可能電力を算出できる。エアコン20は、アクチュエータが動作するときに消費電力が大きくなるからである。例えば、冷暖房運転のためにコンプレッサが大きく動作するとき、風量が大きい送風運転を行うために送風ファンが大きく動作するときなどの際に、アクチュエータによる消費電力が大きくなる。アクチュエータの動作状態を示すものとして、コンプレッサの圧力を示すセンサデータ、送風ファンの回転数を示すセンサデータなどがある。
送信可能量算出部140は、状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、1回の無線通信にて送信可能なデータ量を算出する。エアコン20の動作状態によっては、一定時間は継続して受電部110に電力を供給することができるものの、一定時間を超えて電力を供給することができないことが考えられる。その場合、当該一定時間の間に送信可能なデータ量が「1回の無線通信にて送信可能なデータ量」となる。送信可能量算出部140は、本開示に係る送信可能量算出手段の一例である。
送信データ作成部150は、状態情報に基づいて、サーバ40に送信すべき送信データを作成する。送信データ作成部150は、データ量が、送信可能量算出部140により算出された「1回の無線通信にて送信可能なデータ量」となる送信データを作成する。送信データ作成部150は、サーバ40に送信すべきデータのうち1回の無線通信で送信できなかったデータを図示しない記憶部にバッファリングし、次回の無線通信時にバッファリングされたデータを含む送信データを作成する。
通信制御部160は、電力算出部130により算出された供給可能電力が、後述の無線通信部170による無線通信に必要な電力より大きいときに、無線通信部170を制御して、送信データ作成部150にて作成された送信データを無線通信装置30に送信する。通信制御部160は、電力算出部130により算出された供給可能電力が無線通信に必要な電力より小さいときには、無線通信部170による無線通信を行わない。このような通信制御により、通信制御部160は、エアコン20の動作に支障を起こすことなく無線通信部170による無線通信を行うことができる。通信制御部160は、本開示に係る通信制御手段の一例である。
無線通信部170は、通信制御部160による制御に基づいて、無線通信装置30と無線通信をする。無線通信部170は、エアコン20から受電部110に供給された電力により無線通信を行う。無線通信部170は、例えばGPIOに接続された無線通信モジュールである。当該無線通信モジュールは、例えば4G(4th generation)、5G(5th generation)などの携帯電話通信網に対応した無線通信モジュールである。無線通信部170は、本開示に係る無線通信手段の一例である。
次に、通信アダプタ10のハードウェア構成の一例について、図3を参照しながら説明する。図3に示す通信アダプタ10は、例えば小型コンピュータであるマイクロコントローラにより実現される。当該マイクロコントローラは、図示しない給電線Pによりエアコン20から供給される電力にて動作する。
通信アダプタ10は、バス1000を介して互いに接続された、プロセッサ1001と、メモリ1002と、インタフェース1003と、二次記憶装置1004と、を備える。
プロセッサ1001は、例えばCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)である。プロセッサ1001が、二次記憶装置1004に記憶された動作プログラムをメモリ1002に読み込んで実行することにより、通信アダプタ10の各機能が実現される。
メモリ1002は、例えば、RAM(Random Access Memory)により構成される主記憶装置である。メモリ1002は、プロセッサ1001が二次記憶装置1004から読み込んだ動作プログラムを記憶する。また、メモリ1002は、プロセッサ1001が動作プログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
インタフェース1003は、例えばGPIOである。インタフェース1003により機器通信部100の機能が実現され、インタフェース1003に無線通信モジュールが接続されることにより無線通信部170の機能が実現される。また、インタフェース1003は、エアコン20から供給された電力を、インタフェース1003に接続されたモジュールに供給する。
二次記憶装置1004は、例えば、フラッシュメモリである。二次記憶装置1004は、プロセッサ1001が実行する動作プログラムを記憶する。
次に、図4を参照しながら、通信アダプタ10による通信制御の動作の一例を説明する。図4に示す動作は、例えば通信アダプタ10の受電部110にエアコン20から電力が供給され通信アダプタ10が起動したときに開始される。
通信アダプタ10の状態情報取得部120は、機器通信部100を介してエアコン20から状態情報を取得する(ステップS101)。
通信アダプタ10の電力算出部130は、ステップS101にて取得した状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、エアコン20が供給可能な電力を算出する(ステップS102)。
通信アダプタ10の通信制御部160は、ステップS102にて算出した電力が、無線通信部170による無線通信に必要な電力より大きいか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS102にて算出した電力が、無線通信部170による無線通信に必要な電力より小さいとき(ステップS103:No)、通信アダプタ10は、ステップS101からの動作を繰り返す。
ステップS102にて算出した電力が、無線通信部170による無線通信に必要な電力より大きいとき(ステップS103:YES)、通信アダプタ10の送信可能量算出部140は、状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、1回の無線通信で送信可能なデータ量を算出する(ステップS104)。
通信アダプタ10の送信データ作成部150は、状態情報に基づいて、サーバ40に送信すべき送信データを作成する(ステップS105)。送信データ作成部150は、データ量が、ステップS104にて算出した「1回の無線通信にて送信可能なデータ量」となる送信データを作成する。
通信制御部160は、無線通信部170を制御して、ステップS105にて作成した送信データを無線通信装置30に送信する(ステップS106)。そして通信アダプタ10は、ステップS101からの動作を繰り返す。
以上、実施の形態1に係る機器通信システム1を説明した。実施の形態1に係る通信アダプタ10は、状態情報が示すエアコン20の動作状態に基づいて、エアコン20が受電部110に供給可能な電力を算出する。そして通信アダプタ10は、算出した供給可能電力が無線通信に必要な電力より大きいときに、無線通信を行う。そのため、通信アダプタ10によれば、エアコン20の電力不足を回避できる。
ここで注目すべき点は、エアコン20を通信アダプタ10に対応させるための改修が不要な点である。通信アダプタ10は、既存の設備機器であるエアコン20から取得した状態情報に基づいて上述の通信制御を行うからである。したがって、通信アダプタ10によれば、既存の設備機器を改修することなく電力不足を回避できる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る機器通信システム1について説明する。実施の形態2に係る機器通信システム1の構成及び通信アダプタ10の機能的構成は、概ね実施の形態1と同様だが、以下に説明する点が異なる。
まず、通信アダプタ10の無線通信部170が、2つの通信方式に対応する点が実施の形態1と異なる。具体的には、実施の形態2に係る無線通信部170は、第1の通信方式と、第1の通信方式より消費電力の小さい第2の通信方式に対応する。第1の通信方式は、例えば4G、5Gなどの携帯電話通信網に対応した通信方式であり、第2の通信方式は、例えば通信速度は遅いが低消費電力で広範囲な無線通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)に対応した通信方式である。実施の形態2に係る無線通信部170は、例えば携帯電話通信網に対応した無線通信モジュールと、LPWAに対応した無線通信モジュールの2つのモジュールがGPIOに接続されることにより実現される。
なお、無線通信部170と通信する無線通信装置30は、第1の通信方式に対応する装置と第2の通信方式に対応する装置とでそれぞれ異なる装置となることが通常であるが、以下ではこれらの装置を区別せず単に無線通信装置30という。
次に、通信アダプタ10の通信制御部160は、電力算出部130により算出された供給可能電力が、第1の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいときには、第1の通信方式にて無線通信を行うように無線通信部170を制御して、電力算出部130により算出された供給可能電力が第1の通信方式による無線通信に必要な電力より小さいときには、第2の通信方式にて無線通信を行うように無線通信部170を制御する点が実施の形態1と異なる。つまり、実施の形態2に係る通信制御部160は、供給可能電力が十分なときには第1の通信方式にて無線通信を行い、供給可能電力が十分でないときには第1の通信方式よりも消費電力の小さい第2の通信方式にて無線通信を行うように無線通信部170を制御する。
そして、通信アダプタ10の送信可能量算出部140は、第1の通信方式、第2の通信方式のそれぞれについて、1回の無線通信で送信可能なデータ量を算出する点が実施の形態1と異なる。第1の通信方式と第2の通信方式とでは伝送速度が異なることが通常であるため、1回の無線通信で送信可能なデータ量も通信方式ごとに異なるからである。
次に、図5を参照しながら、実施の形態2に係る通信アダプタ10による通信制御の動作の一例について説明する。ただし、図4に示す実施の形態1に係る動作と異なる点を主に説明し、共通する点については省略する。
ステップS201-S202については、図4に示す実施の形態1の場合と全く同様であるため説明を省略する。
通信制御部160は、ステップS202にて算出した電力が、第1の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS202にて算出した電力が、第1の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいと判定したとき(ステップS203:Yes)、ステップS204以下の動作が実行され、第1の通信方式による無線通信に必要な電力より小さいと判定したとき(ステップS203:No)、ステップS207の動作が実行される。
ステップS202にて算出した電力が、第2の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいと判定したとき(ステップS207:Yes)、ステップS208以下の動作が実行され、第2の通信方式による無線通信に必要な電力より小さいと判定したとき(ステップS207:No)、ステップS201からの動作が繰り返される。
ステップS204-S206の動作及びステップS208-S210の動作は、それぞれ図4に示す実施の形態1の場合におけるステップS104-S106の動作に対応する。ただし、通信方式をそれぞれ第1の通信方式及び第2の通信方式としている点が実施の形態1と異なる。
これらの動作により、第1の通信方式による無線通信に必要な電力が供給可能であるときには第1の通信方式による無線通信が行われ、第1の通信方式による無線通信に必要な電力が供給可能ではないものの第2の通信方式による無線通信に必要な電力が供給可能であるときには第2の通信方式による無線通信が行われる。なお、第2の通信方式の無線通信に必要な電力すら供給可能ではないときには無線通信が行われないこととなるが、第2の通信方式として例えば上述のLPWAのような低消費電力な通信方式を採用すれば、無線通信が行われないことは希となる。
以上、実施の形態2に係る機器通信システム1を説明した。実施の形態2に係る通信アダプタ10は、算出した供給可能電力が第1の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいときには第1の通信方式による無線通信を行い、算出した供給可能電力が第1の通信方式による無線通信に必要な電力より小さいときには、第1の通信方式より消費電力の小さい第2の通信方式による無線通信を行う。そのため、実施の形態2に係る通信アダプタ10によれば、算出した供給可能電力が小さい場合でも、第2の通信方式により無線通信を行うことができるので、実施の形態1と同様の利点を享受した上で、実施の形態1よりも安定してデータを送信することができる。
(変形例)
実施の形態1、2においては設備機器としてエアコン20を例示したが、各実施の形態はエアコン以外の設備機器にも適用可能である。例えば設備機器が調理家電である場合、状態情報を、調理器具の表面温度及び設定火力を示す情報とすることにより、調理器具の温度と設定火力とに基づいて供給可能電力を算出することができる。
実施の形態2において、2つの通信方式を示したが、無線通信部170は、3以上の通信方式に対応するものであってもよい。例えば、無線通信部170はさらに、無線LANによる通信に対応したものであってもよい。
また、実施の形態2において、2つの通信方式として別個の通信方式を示したが、第2の通信方式は、単に第1の通信方式のパラメータを変更しただけのものであってもよい。例えば、第2の通信方式は、第1の通信方式において送信電力を半分としたものであってもよい。
図3に示すハードウェア構成においては、通信アダプタ10が二次記憶装置1004を備えている。しかし、これに限らず、二次記憶装置1004を通信アダプタ10の外部に設け、インタフェース1003を介して通信アダプタ10と二次記憶装置1004とが接続される形態としてもよい。この形態においては、USB(Universal Serial Bus)フラッシュドライブ、メモリカードなどのリムーバブルメディアも二次記憶装置1004として使用可能である。
また、図3に示すハードウェア構成に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いた専用回路により通信アダプタ10を構成してもよい。また、図3に示すハードウェア構成において、通信アダプタ10の機能の一部を、例えばインタフェース1003に接続された専用回路により実現してもよい。
通信アダプタ10で用いられるプログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、USBフラッシュドライブ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することが可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを通信アダプタ10として機能させることが可能である。
また、上述のプログラムをインターネット上の他のサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバから上述のプログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1 機器通信システム、10 通信アダプタ、20 エアコン、30 無線通信装置、40 サーバ、100 機器通信部、110 受電部、120 状態情報取得部、130 電力算出部、140 送信可能量算出部、150 送信データ作成部、160 通信制御部、170 無線通信部、1000 バス、1001 プロセッサ、1002 メモリ、1003 インタフェース、1004 二次記憶装置、C 通信線、NT ネットワーク、P 給電線。

Claims (5)

  1. 設備機器から電力の供給を受ける受電手段と、
    前記設備機器と有線通信する機器通信手段と、
    前記受電手段に供給された電力により無線通信をする無線通信手段と、
    前記機器通信手段を介して前記設備機器から前記設備機器の動作状態を示す状態情報であって前記設備機器に関するセンサデータを含む状態情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記センサデータに基づいて、前記設備機器が前記受電手段に供給可能な電力を算出する電力算出手段と、
    前記電力算出手段により算出された電力が前記無線通信手段による無線通信に必要な電力より大きいときに、前記無線通信手段を制御して無線通信を行う通信制御手段と、
    を備える通信アダプタ。
  2. 前記状態情報が示す前記設備機器の動作状態に基づいて、1回の無線通信にて送信可能なデータ量を算出する送信可能量算出手段をさらに備え、
    前記通信制御手段は、前記無線通信手段によるデータ送信の際に、前記送信可能量算出手段により算出された前記データ量だけデータ送信をする、
    請求項に記載の通信アダプタ。
  3. 前記無線通信手段は、第1の通信方式及び前記第1の通信方式よりも消費電力の小さい第2の通信方式による無線通信が可能であり、
    前記通信制御手段は、前記電力算出手段により算出された電力が、前記第1の通信方式による無線通信に必要な電力より大きいときには、前記無線通信手段を制御して前記第1の通信方式による無線通信を行い、前記電力算出手段により算出された電力が、前記第1の通信方式による無線通信に必要な電力より小さいときには、前記無線通信手段を制御して前記第2の通信方式による無線通信を行う、
    請求項1又は2に記載の通信アダプタ。
  4. 設備機器から電力の供給を受ける受電手段と、
    前記受電手段に供給された電力により無線通信をする無線通信手段と、
    を備える通信アダプタにおける通信制御方法であって、
    前記設備機器に関するセンサデータに基づいて、前記設備機器が前記受電手段に供給可能な電力を算出し、
    算出された電力が前記無線通信手段による無線通信に必要な電力より大きいときに、前記無線通信手段を制御して無線通信を行う、
    通信制御方法。
  5. 設備機器から電力の供給を受ける受電手段と、
    前記設備機器と有線通信する機器通信手段と、
    前記受電手段に供給された電力により無線通信をする無線通信手段と、
    を備えるコンピュータを、
    前記機器通信手段を介して前記設備機器から前記設備機器の動作状態を示す状態情報であって前記設備機器に関するセンサデータを含む状態情報を取得する状態情報取得手段、
    前記センサデータに基づいて、前記設備機器が前記受電手段に供給可能な電力を算出する電力算出手段、
    前記電力算出手段により算出された電力が前記無線通信手段による無線通信に必要な電力より大きいときに、前記無線通信手段を制御して無線通信を行う通信制御手段、
    として機能させるプログラム。
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