JP2004304275A - 電気器具の制御装置、電気器具、および通信装置 - Google Patents
電気器具の制御装置、電気器具、および通信装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、異常状態を回避する電気器具の制御装置、電気器具、および自己の異常な状態を回避する通信装置を提供する。
【解決手段】家電制御部3は、その電気器具が本来有する機能を制御する機能の他に、Xon信号またはXoff信号を送出する機能、CTS信号を送出する機能、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する機能、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する機能、電源制御線13にShutdown信号を送出する機能を有し、通信制御部4は、その通信アダプタ2が本来有する通信を制御する機能の他に、家電制御装置1から送信される信号に従って、データの送信停止、または再送信を行う機能を有する。また、電源制御部5は、家電制御部3からの制御信号(Shutdown信号)に応じて、通信アダプタ2への電源供給を制御(遮断)する機能を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】家電制御部3は、その電気器具が本来有する機能を制御する機能の他に、Xon信号またはXoff信号を送出する機能、CTS信号を送出する機能、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する機能、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する機能、電源制御線13にShutdown信号を送出する機能を有し、通信制御部4は、その通信アダプタ2が本来有する通信を制御する機能の他に、家電制御装置1から送信される信号に従って、データの送信停止、または再送信を行う機能を有する。また、電源制御部5は、家電制御部3からの制御信号(Shutdown信号)に応じて、通信アダプタ2への電源供給を制御(遮断)する機能を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、異常状態を回避する電気器具の制御装置、電気器具、および自己の異常な状態を回避する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル機器やインターネットの進歩に伴い、ユーザがIT(情報技術)機器を利用して様々なサービスを享受することが一般的になってきた。デジタル機器のネットワーク化が進み、機器の低価格化ともあいまって、これまでのオフィス中心の利用から、一般家庭でもネットワークの常時接続によるインターネットアクセスや、家庭内LANによる情報機器の連携などが現実のものとなってきており、こうしたネットワーク技術の進歩と、情報家電、情報端末自身の進化によって、ホームネットワークシステムが一般家庭に導入されつつある。
【0003】
このホームネットワークシステムを構築する電気器具は、ネットワーク家電と呼ばれ、ネットワークに接続可能な通信機能を有し、リモート制御やコンテンツのダウンロードなどの機能を持った電気器具である。
【0004】
例えば、ホーム端末を使って、食材のアイコンをタッチするだけで、入力された食材の賞味期限を知らせたり、庫内に残っている食材を使った料理レシピを検索したりすることが可能な冷蔵庫がある(例えば、非特許文献1)。
【0005】
【非特許文献1】
東芝レビュー、2002Vol.57、No.10、「特集 ホームネットワークの展開」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなネットワーク家電と呼ばれる電気器具では、電気器具を家電ネットワークに接続させる通信機能が異常な状態になることで電気器具の機能に悪影響を与えることや、電気器具に通信機能を持った通信アダプタを接続した際に、機器間の相性が悪く電気器具の機能に悪影響を与えることが想定される。そのような場合、電気器具本来の機能が使用できなくなる状態は避けなければならない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、異常状態を回避する電気器具の制御装置、電気器具、および自己の異常な状態を回避する通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である電気器具の制御装置は、ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具の制御装置であって、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明である電気器具の制御装置は、請求項1に記載の電気器具の制御装置であって、前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明である電気器具の制御装置は、請求項1または請求項2に記載の電気器具の制御装置であって、前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明である電気器具は、ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具であって、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明である電気器具は、請求項4に記載の電気器具であって、前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明である電気器具は、請求項4または請求項5に記載の電気器具であって、前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする。
【0019】
請求項6の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0020】
また、請求項7に記載の発明である通信装置は、電気器具に装着されることによって、前記電気器具にネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置であって、前記電気器具から、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出したことを示す検出信号を受信すると、当該異常な状態を回避する異常状態回避手段を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項7の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明である通信装置は、請求項7に記載の通信装置であって、前記通信装置は、前記通信装置への電力供給を制御する電力制御手段を備え、前記異常状態回避手段は、前記検出信号を受信すると、前記電力制御手段に当該通信装置への電力供給を遮断させることを特徴とする。
【0023】
請求項8の発明によれば、電力供給を遮断することによって強制的に異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。まず、図1に本実施形態における家電制御装置1と通信アダプタ2の機能構成を示す。
【0025】
家電制御装置1は、家電制御部3を備え、その他に入力制御部、出力制御部、および家電情報記憶部を備える。
【0026】
家電制御部3は、その電気器具が本来有する機能を制御する機能の他に、Xon信号またはXoff信号を送出する機能、CTS信号を送出する機能、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する機能、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する機能、電源制御線13にShutdown信号を送出する機能を有する。
【0027】
また、入力制御部は、タッチパネル、操作スイッチ、センサー、開閉スイッチ等の入力装置からの入力情報を取得する機能を有し、出力制御部は、家電制御部3によって生成されるメッセージ情報をディスプレイ上に表示する機能、音声情報をスピーカーから出力させる機能を有し、家電情報記憶部は、その家電が本来有する機能を実現するためのプログラムやデータを記憶する。
【0028】
また、通信アダプタ2は、通信制御部4、および電源制御部5を備え、その他に送受信部、および制御情報記憶部を備える。
【0029】
通信制御部4は、その通信アダプタ2が本来有する通信を制御する機能の他に、家電制御装置1から送信される信号に従って、データの送信停止、または再送信を行う機能を有する。
【0030】
電源制御部5は、家電制御部3からの制御信号(Shutdown信号)に応じて、通信アダプタ2への電源供給を制御(遮断)する機能を有する。この電源制御部5は、例えば、制御信号を電圧変化(High→Low)とするならば、電圧の変化に応じて作動するリレースイッチ(リレー回路)であれば良い。なお、通信アダプタ2へ電力を供給する供給元(図示しない)は、家電制御装置1であっても良いし、商用電源であっても良い。
【0031】
また、送受信部は、データの送受信を行う機能を有し、制御情報記憶部は、通信アダプタ2をネットワークに接続するための諸情報を記憶する。
【0032】
また、図2に示すように、家電制御部3と通信制御部4とは、データ信号を送るデータ線11(上り、下り)、および制御信号を送る制御線12(上り、下り)で接続されている。これらデータ線11、および制御線12はシリアルライン、またはパラレルラインのいずれでも良い。また、家電制御部3と電源制御部5とは、電源制御線13で接続されている。なお、「上り」と「下り」は、家電制御部3から通信制御部4を見た場合のデータの流れる方向である。
【0033】
≪異常データの停止処理≫
本実施形態では、まず、データ線11を利用したフロー制御方式、および制御線12を利用したCTS(Clear to Send)/RTS(Request to Send)フロー制御方式で、異常データの停止を行う。
【0034】
家電制御装置1の家電制御部3は、通信アダプタ2の通信制御部4から家電制御装置1に対して、何等かの異常データが送信されていることを検出すると(ステップS01)、まず、データ線11(下り)にXon信号を送出する(ステップS02)。このXon信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの再送信を要求するための信号である。
【0035】
Xon信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、家電制御部3に送信すべき正常データの再送信を行う。しかし、何等かの原因でこのXon信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0036】
家電制御部3は、データ線11(下り)にXon信号を送出した後、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する。再度、通信制御部4から異常データが送信されていることを検出すると(ステップS03)、家電制御部3は、データ線11(下り)にXoff信号を送出する(ステップS04)。このXoff信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの送信を停止させるための信号である。
【0037】
Xoff信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、データの送信を停止する。しかし、何等かの原因でこのXoff信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0038】
家電制御部3は、データ線11(下り)にXoff信号を送出した後、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する。通信制御部4からの異常データの送信が停止していないことを検出すると(ステップS05)、家電制御部3は、制御線12(下り)にCTS信号を送出する(ステップS06)。このCTS信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの送信命令をクリアさせるための信号である。
【0039】
CTS信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、データの送信命令をクリアし、データの送信は停止される。しかし、何等かの原因でこのCTS信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0040】
家電制御部3は、制御線12(下り)にCTS信号を送出した後、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する。通信制御部4からの異常データの送信が停止していないことを検出すると(ステップS07)、家電制御部3は、電源制御線13にShutdown信号を送出する(ステップS08)。
【0041】
このShutdown信号は、通信アダプタ2の電源制御部5に対して、電力供給を遮断させるための信号であり、このShutdown信号を受信した電源制御部5は、通信アダプタ2に供給される電力を遮断する。最終的に、通信アダプタ2への電力供給を遮断することによって、通信制御部4からの異常データの送信を停止させる。
【0042】
なお、ステップS03で家電制御部3が正常データを検出した場合、家電制御部3、通信制御部4供に後続の処理に移行し、また、ステップS05、ステップS07で家電制御部3が異常データの送信が停止したことを検出した場合、家電制御部3、通信制御部4供に前段の処理(正常データの再送信処理)に移行する。また、異常データを検出したということで、一時的に処理を中断し、ユーザに対して処理を続行するか、機能回復を行うか、家電制御部3が問い合わせを行うようにしても良い。
【0043】
このように、通信アダプタ2からの異常データの送信を停止させることによって、異常データの受信による誤作動を回避し、家電制御装置1は、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信アダプタと家電制御装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】通信アダプタと家電制御装置の信号線の構成を示すブロック図である。
【図3】異常データを停止させる処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 家電制御装置
2 通信アダプタ
3 家電制御部
4 通信制御部
5 電源制御部
11 データ線
12 制御線
13 電源制御線
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、異常状態を回避する電気器具の制御装置、電気器具、および自己の異常な状態を回避する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル機器やインターネットの進歩に伴い、ユーザがIT(情報技術)機器を利用して様々なサービスを享受することが一般的になってきた。デジタル機器のネットワーク化が進み、機器の低価格化ともあいまって、これまでのオフィス中心の利用から、一般家庭でもネットワークの常時接続によるインターネットアクセスや、家庭内LANによる情報機器の連携などが現実のものとなってきており、こうしたネットワーク技術の進歩と、情報家電、情報端末自身の進化によって、ホームネットワークシステムが一般家庭に導入されつつある。
【0003】
このホームネットワークシステムを構築する電気器具は、ネットワーク家電と呼ばれ、ネットワークに接続可能な通信機能を有し、リモート制御やコンテンツのダウンロードなどの機能を持った電気器具である。
【0004】
例えば、ホーム端末を使って、食材のアイコンをタッチするだけで、入力された食材の賞味期限を知らせたり、庫内に残っている食材を使った料理レシピを検索したりすることが可能な冷蔵庫がある(例えば、非特許文献1)。
【0005】
【非特許文献1】
東芝レビュー、2002Vol.57、No.10、「特集 ホームネットワークの展開」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなネットワーク家電と呼ばれる電気器具では、電気器具を家電ネットワークに接続させる通信機能が異常な状態になることで電気器具の機能に悪影響を与えることや、電気器具に通信機能を持った通信アダプタを接続した際に、機器間の相性が悪く電気器具の機能に悪影響を与えることが想定される。そのような場合、電気器具本来の機能が使用できなくなる状態は避けなければならない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、異常状態を回避する電気器具の制御装置、電気器具、および自己の異常な状態を回避する通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である電気器具の制御装置は、ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具の制御装置であって、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明である電気器具の制御装置は、請求項1に記載の電気器具の制御装置であって、前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明である電気器具の制御装置は、請求項1または請求項2に記載の電気器具の制御装置であって、前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明である電気器具は、ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具であって、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明である電気器具は、請求項4に記載の電気器具であって、前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明である電気器具は、請求項4または請求項5に記載の電気器具であって、前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする。
【0019】
請求項6の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0020】
また、請求項7に記載の発明である通信装置は、電気器具に装着されることによって、前記電気器具にネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置であって、前記電気器具から、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出したことを示す検出信号を受信すると、当該異常な状態を回避する異常状態回避手段を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項7の発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明である通信装置は、請求項7に記載の通信装置であって、前記通信装置は、前記通信装置への電力供給を制御する電力制御手段を備え、前記異常状態回避手段は、前記検出信号を受信すると、前記電力制御手段に当該通信装置への電力供給を遮断させることを特徴とする。
【0023】
請求項8の発明によれば、電力供給を遮断することによって強制的に異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。まず、図1に本実施形態における家電制御装置1と通信アダプタ2の機能構成を示す。
【0025】
家電制御装置1は、家電制御部3を備え、その他に入力制御部、出力制御部、および家電情報記憶部を備える。
【0026】
家電制御部3は、その電気器具が本来有する機能を制御する機能の他に、Xon信号またはXoff信号を送出する機能、CTS信号を送出する機能、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する機能、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する機能、電源制御線13にShutdown信号を送出する機能を有する。
【0027】
また、入力制御部は、タッチパネル、操作スイッチ、センサー、開閉スイッチ等の入力装置からの入力情報を取得する機能を有し、出力制御部は、家電制御部3によって生成されるメッセージ情報をディスプレイ上に表示する機能、音声情報をスピーカーから出力させる機能を有し、家電情報記憶部は、その家電が本来有する機能を実現するためのプログラムやデータを記憶する。
【0028】
また、通信アダプタ2は、通信制御部4、および電源制御部5を備え、その他に送受信部、および制御情報記憶部を備える。
【0029】
通信制御部4は、その通信アダプタ2が本来有する通信を制御する機能の他に、家電制御装置1から送信される信号に従って、データの送信停止、または再送信を行う機能を有する。
【0030】
電源制御部5は、家電制御部3からの制御信号(Shutdown信号)に応じて、通信アダプタ2への電源供給を制御(遮断)する機能を有する。この電源制御部5は、例えば、制御信号を電圧変化(High→Low)とするならば、電圧の変化に応じて作動するリレースイッチ(リレー回路)であれば良い。なお、通信アダプタ2へ電力を供給する供給元(図示しない)は、家電制御装置1であっても良いし、商用電源であっても良い。
【0031】
また、送受信部は、データの送受信を行う機能を有し、制御情報記憶部は、通信アダプタ2をネットワークに接続するための諸情報を記憶する。
【0032】
また、図2に示すように、家電制御部3と通信制御部4とは、データ信号を送るデータ線11(上り、下り)、および制御信号を送る制御線12(上り、下り)で接続されている。これらデータ線11、および制御線12はシリアルライン、またはパラレルラインのいずれでも良い。また、家電制御部3と電源制御部5とは、電源制御線13で接続されている。なお、「上り」と「下り」は、家電制御部3から通信制御部4を見た場合のデータの流れる方向である。
【0033】
≪異常データの停止処理≫
本実施形態では、まず、データ線11を利用したフロー制御方式、および制御線12を利用したCTS(Clear to Send)/RTS(Request to Send)フロー制御方式で、異常データの停止を行う。
【0034】
家電制御装置1の家電制御部3は、通信アダプタ2の通信制御部4から家電制御装置1に対して、何等かの異常データが送信されていることを検出すると(ステップS01)、まず、データ線11(下り)にXon信号を送出する(ステップS02)。このXon信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの再送信を要求するための信号である。
【0035】
Xon信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、家電制御部3に送信すべき正常データの再送信を行う。しかし、何等かの原因でこのXon信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0036】
家電制御部3は、データ線11(下り)にXon信号を送出した後、所定時間、通信制御部4から送信されるデータを監視する。再度、通信制御部4から異常データが送信されていることを検出すると(ステップS03)、家電制御部3は、データ線11(下り)にXoff信号を送出する(ステップS04)。このXoff信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの送信を停止させるための信号である。
【0037】
Xoff信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、データの送信を停止する。しかし、何等かの原因でこのXoff信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0038】
家電制御部3は、データ線11(下り)にXoff信号を送出した後、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する。通信制御部4からの異常データの送信が停止していないことを検出すると(ステップS05)、家電制御部3は、制御線12(下り)にCTS信号を送出する(ステップS06)。このCTS信号は、データ(異常データ)の送信元(通信制御部4)に対して、データの送信命令をクリアさせるための信号である。
【0039】
CTS信号を受信した通信制御部4は、正常であれば、データの送信命令をクリアし、データの送信は停止される。しかし、何等かの原因でこのCTS信号が有効に機能しない場合、家電制御部3には異常データが送信され続けることになる。
【0040】
家電制御部3は、制御線12(下り)にCTS信号を送出した後、所定時間、通信制御部4からのデータ送信が停止するかどうかを監視する。通信制御部4からの異常データの送信が停止していないことを検出すると(ステップS07)、家電制御部3は、電源制御線13にShutdown信号を送出する(ステップS08)。
【0041】
このShutdown信号は、通信アダプタ2の電源制御部5に対して、電力供給を遮断させるための信号であり、このShutdown信号を受信した電源制御部5は、通信アダプタ2に供給される電力を遮断する。最終的に、通信アダプタ2への電力供給を遮断することによって、通信制御部4からの異常データの送信を停止させる。
【0042】
なお、ステップS03で家電制御部3が正常データを検出した場合、家電制御部3、通信制御部4供に後続の処理に移行し、また、ステップS05、ステップS07で家電制御部3が異常データの送信が停止したことを検出した場合、家電制御部3、通信制御部4供に前段の処理(正常データの再送信処理)に移行する。また、異常データを検出したということで、一時的に処理を中断し、ユーザに対して処理を続行するか、機能回復を行うか、家電制御部3が問い合わせを行うようにしても良い。
【0043】
このように、通信アダプタ2からの異常データの送信を停止させることによって、異常データの受信による誤作動を回避し、家電制御装置1は、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異常な状態が回避され、電気器具が本来有する機能を正常に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信アダプタと家電制御装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】通信アダプタと家電制御装置の信号線の構成を示すブロック図である。
【図3】異常データを停止させる処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 家電制御装置
2 通信アダプタ
3 家電制御部
4 通信制御部
5 電源制御部
11 データ線
12 制御線
13 電源制御線
Claims (8)
- ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具の制御装置であって、
前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、
前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段と、
を備えることを特徴とする電気器具の制御装置。 - 前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、
前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電気器具の制御装置。 - 前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、
前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気器具の制御装置。 - ネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置が装着される電気器具であって、
前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出する検出手段と、
前記検出手段が、前記異常な状態に至ったことを検出すると、当該異常な状態を回避する回避手段と、
を備えることを特徴とする電気器具。 - 前記検出手段は、前記通信装置から異常な信号を検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、
前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号を検出した場合、前記通信装置に当該異常な信号を停止させることを特徴とする請求項4に記載の電気器具。 - 前記検出手段は、前記異常な信号が停止しないことを検出することによって、当該通信装置が異常な状態に至ったことを検出し、
前記回避手段は、前記検出手段が前記異常な信号が停止しないことを検出した場合、前記通信装置への電力供給を停止させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電気器具。 - 電気器具に装着されることによって、前記電気器具にネットワーク接続機能を提供する着脱可能な通信装置であって、
前記電気器具から、前記通信装置が所定の処理を実行しない異常な状態に至ったことを検出したことを示す検出信号を受信すると、当該異常な状態を回避する異常状態回避手段を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記通信装置は、前記通信装置への電力供給を制御する電力制御手段を備え、
前記異常状態回避手段は、前記検出信号を受信すると、前記電力制御手段に当該通信装置への電力供給を遮断させることを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003091909A JP2004304275A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 電気器具の制御装置、電気器具、および通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003091909A JP2004304275A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 電気器具の制御装置、電気器具、および通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004304275A true JP2004304275A (ja) | 2004-10-28 |
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ID=33405161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003091909A Pending JP2004304275A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 電気器具の制御装置、電気器具、および通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004304275A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014011129A (ja) * | 2012-07-03 | 2014-01-20 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
US10120352B2 (en) | 2013-11-14 | 2018-11-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Remote control system, in-home device, relay apparatus, device management method, and program |
WO2022172378A1 (ja) * | 2021-02-10 | 2022-08-18 | 三菱電機株式会社 | 通信アダプタ、通信制御方法及びプログラム |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003091909A patent/JP2004304275A/ja active Pending
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