JP7381533B2 - 誤り率測定装置及びUncorrectableコードワード検索方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定物を信号パターン折り返しのステートに遷移させた状態で既知パターン(NRZ信号やPAM4信号)をテスト信号として被測定物に送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物から折り返して受信する入力データのビット誤り率を測定するにあたって、特に、被測定物のFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置及びUncorrectableコードワード検索方法に関する。
誤り率測定装置は、固定データを含む既知パターンのテスト信号を被測定物に送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物から折り返して受信した被測定信号と基準となる参照信号とをビット単位で比較してビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定する装置として従来から知られている。
また、この種の誤り率測定装置は、例えば下記特許文献1に開示されるように、キャプチャしたデータをビットあるいはPAM4シンボル毎にエラーの有無(発生・未発生)によって色付けし、視覚的にエラー分布を確認できるエラーマッピングという機能を備えている。
特開2007-274474号公報
上述した特許文献1の誤り率測定装置によれば、ビットパターン列の中でビットエラーの位置を表示することは可能であるが、コードワード単位でFECシンボル長ごとのエラーの有無(発生・未発生)やエラーの分布が判りづらい。つまり、被測定物が特定入力パターンによってエラーが発生した場合、どこでエラーが発生しやすいのか、コードワード毎のUncorrectableコードワード(前方誤り訂正できないコードワード)の発生状況が把握しづらい。しかも、Uncorrectableコードワードとなるコードワードを自動的に検索することができないため、被測定物のデバッグを効率的に行えない問題があった。
すなわち、従来のエラーマッピング機能では、キャプチャしたFECシンボルデータを選択した通信規格に基づくコードワード長で区切ることができないので、どこまでが1コードワード長なのかを判別するための操作が面倒で手間と時間を要するだけでなく、Uncorrectableコードワードとなるコードワードを自動的に検索することができなかった。その結果、Uncorrectableコードワードが発生していても、Uncorrectableコードワードを見つけるために手間と時間を要し、被測定物の不具合の原因調査に時間がかかってしまい、効率的なデバッグを行えないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードを自動的に検索することができる誤り率測定装置及びUncorrectableコードワード検索方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された誤り率測定装置は、被測定物のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置1であって、
前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定する操作部4と、
既知パターンのNRZ信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるNRZ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたビット列データの各ビットをエラー検出用のデータと比較して前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーを検出するデータ比較部3dと、
前記データ比較部にて検出した前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをカウントするとともに、1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントするエラーカウント手段7bと、
表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示する表示部6と、
前記識別表示上のカーソル25を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索する検索手段7cと、
前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御する表示制御手段7dと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載された誤り率測定装置は、被測定物のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置1であって、
前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定する操作部4と、
既知パターンのPAM4信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたシンボル列データ最上位ビット列データと最下位ビット列データに分割し、分割した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれをエラー検出用のデータと比較して前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーを検出するデータ比較部3dと、
前記データ比較部にて検出した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをカウントするとともに、1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントするエラーカウント手段7bと、
表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示する表示部6と、
前記識別表示上のカーソル25を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索する検索手段7cと、
前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御する表示制御手段7dと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載された誤り率測定装置は、請求項1または2の誤り率測定装置において、
前記表示部6は、前記識別表示の各行と対応して番号付けされ、かつ連動する複数行の表示領域33を有し、
前記表示制御手段7dは、1コードワード中のFECシンボルエラー数が前記FECシンボルエラー閾値を超える行のコードワードを前記Uncorrectableコードワードとし、当該Uncorrectableコードワードに対応する行の前記表示領域を識別表示するように前記表示部6を制御することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載されたUncorrectableコードワード検索方法、被測定物のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置1のUncorrectableコードワード検索方法であって、
前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を操作部4により設定するステップと、
既知パターンのNRZ信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるNRZ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたビット列データの各ビットをエラー検出用のデータと比較して前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをデータ比較部3dにより検出するステップと、
前記データ比較部にて検出した前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをエラーカウント手段7bによりカウントするステップと、
1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとして前記エラーカウント手段によりカウントするステップと、
表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示部6に表示するステップと、
前記識別表示上のカーソル25を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索手段7cにより検索するステップと、
前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御手段7dにより表示制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載されたUncorrectableコードワード検索方法は、被測定物のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置1のUncorrectableコードワード検索方法であって、
前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を操作部4により設定するステップと、
既知パターンのPAM4信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたシンボル列データ最上位ビット列データと最下位ビット列データに分割し、分割した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれをエラー検出用のデータと比較して前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをデータ比較部3dにより検出するステップと、
前記データ比較部にて検出した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをエラーカウント手段7bによりカウントするステップと、
1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとして前記エラーカウント手段によりカウントするステップと、
表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示部6に表示するステップと、
前記識別表示上のカーソル25を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索手段7cにより検索するステップと、
前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御手段7dにより表示制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載されたUncorrectableコードワード検索方法は、請求項4または5のUncorrectableコードワード検索方法において、
前記識別表示の各行と対応して番号付けされ、かつ連動する複数行の表示領域33を前記表示部6に表示するステップと、
1コードワード中のFECシンボルエラー数が前記FECシンボルエラー閾値を超える行のコードワードを前記Uncorrectableコードワードとし、当該Uncorrectableコードワードに対応する行の前記表示領域を識別表示するように前記表示制御手段7dにより前記表示部6を制御するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、被測定物の通信規格に基づくコードワードの中からUncorrectableコードワードとなるコードワードを迅速に検索することができ、検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーにカーソルを移動させることができる。また、Uncorrectableコードワードとなるコードワードの行と対応かつ連動する表示領域の行に付与された番号を確認することにより、Uncorrectableコードワードとなるコードワードの行が先頭から何番目かを知ることができる。さらに、コードワード全体に対するUncorrectableコードワードの発生割合を知ることができる。その結果、ユーザは被測定物の不具合の原因究明が容易となり、効率的なデバッグを行うことが可能となる。
本発明に係る誤り率測定装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る誤り率測定装置においてPAM4信号を被測定物に入力したときのキャプチャエラーマップ画面の一例を示す図である。 本発明に係る誤り率測定装置においてNRZ信号を被測定物に入力したときのキャプチャエラーマップ画面の一例を示す図である。 本発明に係る誤り率測定装置においてPAM4信号を被測定物に入力した場合の処理動作のフローチャートである。 本発明に係る誤り率測定装置においてNRZ信号を被測定物に入力した場合の処理動作のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る誤り率測定装置は、被測定物を信号パターン折り返しのステートに遷移させた状態で既知パターンのテスト信号を被測定物に送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物から折り返される受信信号の誤り率を測定するものである。
図1に示すように、本実施の形態の誤り率測定装置1は、エラーを挿入した既知パターンのNRZ信号または4値のシンボル値を持つPAM4信号をテスト信号として被測定物Wに入力したときの被測定物Wからの受信信号とテスト信号との比較結果に基づいて被測定物WのFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する機能を有するものであり、信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7を備えて概略構成される。
なお、本実施の形態では、被測定物WのFEC動作が可能か否かを測定する機能を実現するための構成および処理内容を主体に説明する。
信号発生器2は、多値信号による基準データとして、各ビットの間で0に復帰しない方式のNRZ信号または所望のシンボル列データ(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列のデータ)からなるPAM4信号を発生する。
PAM4信号を発生する場合には、図1に示すように、信号発生器2が第1信号発生部2a、第2信号発生部2b、信号合成出力部2cを備えて概略構成される。
PAM4信号は、振幅がシンボルごとに4種類に分けられ、4つの異なる振幅の電圧レベルを有し、全体の振幅電圧範囲Hが電圧レベルの低い方から低電圧範囲、中電圧範囲、高電圧範囲に分けられ、3つのアイパターン開口部による連続した範囲からなる。
第1信号発生部2aは、固定データを含む既知パターンからなる所望のPAM4シンボル列を発生するにあたり、第2信号発生部2bが生成する最下位ビット列信号(LSB:Least Significant Bit )と足し合わせてPAM4信号を生成するための最上位ビット列信号(MSB:Most Significant Bit)を生成する。
第2信号発生部2bは、第1信号発生部2aが生成する最上位ビット列信号と足し合わせてPAM4信号を生成するための最下位ビット列信号を生成する。
第1信号発生部2a、第2信号発生部2bが発生する具体的なビット列信号としては、例えばPRBS7(パターン長:27 -1)、PRBS9(パターン長:29 -1)、PRBS10(パターン長:210-1)、PRBS11(パターン長:211-1)、PRBS15(パターン長:215-1)、PRBS20(パターン長:220-1)などの各種疑似ランダムパターン(PRBS:Pseudo Random Bit Sequence)といった周期パターンや、PRBS13Q、PRBS31Q、SSPRQなどのPAMを評価するための評価用パターン、RS-FEC(Reed- Solomon Forward Error Correction)エンコード付きのスクランブルアイドルパターンがある。
信号合成出力部2cは、第1信号発生部2aが発生する最上位ビット列信号と第2信号発生部2bが発生する最下位ビット列信号とを足し合わせてPAM4信号を出力する。このPAM4信号は、被測定物Wの誤り率などを測定する際、既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力される。
なお、テスト信号に挿入するエラーは任意である。例えば被測定物WのFECエラー耐性を調べる場合には任意のFECシンボルエラーが挿入される。また、被測定物Wの耐性確認をする場合にはエラーを挿入し、被測定物Wが他の任意のテスト信号でエラー確認する場合にはエラーを挿入せずにキャプチャ機能で確認する。
誤り検出器3は、信号発生器2から既知パターンのテスト信号として基準データであるNRZ信号またはPAM4信号が被測定物Wに入力されたときに、このNRZ信号またはPAM4信号の入力に伴って被測定物Wから出力される信号を受けて誤り率などを測定するもので、図1に示すように、信号受信部3a、同期検出部3b、位置情報記憶部3c、データ比較部3d、データ記憶部3eを備える。
信号受信部3aは、被測定物Wに入力したテスト信号がNRZ信号の場合、被測定物Wから受信したNRZ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてビット列データ(0、1からなるビット列のデータ)に変換する。この信号受信部3aにて変換されたビット列データは、同期検出部3bに入力される。
信号受信部3aは、被測定物Wに入力したテスト信号がPAM4信号の場合、被測定物Wから受信したPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてシンボル列データ(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列のデータ)に変換する。この信号受信部3aにて変換されたシンボル列データは、同期検出部3bに入力される。
同期検出部3bは、被測定物Wに入力したテスト信号がNRZ信号の場合、操作部4にて予め設定される設定タイミングにより、記憶部5から読み込んだ基準となるNRZ信号のビット列のデータである基準データと、被測定物Wから受信して信号受信部3aから出力されるNRZ信号のビット列データとの同期を取って取り込み、取り込んだ入力データとなるビット列データをデータ比較部3dに出力する。
同期検出部3bは、被測定物Wに入力したテスト信号がPAM4信号の場合、操作部4にて予め設定される設定タイミングにより、記憶部5から読み込んだ基準となるPAM4信号のシンボル列のデータである基準データと、被測定物Wから受信して信号受信部3aから出力されるPAM4信号のシンボル列データとの同期を取って取り込み、取り込んだ入力データとなるシンボル列データをデータ比較部3dに出力する。
設定タイミングは、例えば表示部6の不図示の設定画面上で操作部4にて予め設定され、ユーザの指示によりトリガ信号を発生するタイミング、1コードワード長の中でFECシンボルエラーが指定数発生したタイミング(例えば1コードワード=544FECシンボルで、ユーザがFECシンボルエラーが16個発生したタイミングでキャプチャしたい場合には、16/544のFECシンボルエラーが発生したタイミングで同期をとる)、FECシンボルエラーが連続で指定数発生したタイミング(コードワードに関係なく、ユーザが指定した数で連続したFECシンボルエラーが発生したタイミングで同期をとる)である。
同期検出部3bは、信号受信部3aにて受信したビット列データまたはシンボル列データからアライメントマーカ情報を検出し、この検出したアライメントマーカ情報からコードワード先頭シンボル情報を取得し、取得したコードワード先頭シンボル情報を位置情報記憶部3cに通知する。
アライメントマーカ情報は、レーン識別用のパターンとして予め決まった周期で現れるスクランブルアイドルパターンに含まれるアライメントマーカパターンを通信規格に沿った周知の手順で検出することで得られる。
コードワード先頭シンボル情報は、FECシンボル位置データから、何FECシンボル前にコードワードの先頭シンボルが存在するかを示す値である。
なお、FECシンボル位置、すなわち、ビット列データまたはシンボル列データの1FECシンボルの先頭は、データ比較部3dのカウンタを自走させて先頭を仮定することで検出される。
また、コードワード先頭シンボル情報は、誤り率測定装置1にて予め固定値によるFPGA情報として記憶部5に記憶しておき、必要に応じて制御部7にて読み出すようにしてもよい。
同期検出部3bは、同期が取れたときにその旨をデータ比較部3dへ通知するとともに、同期が取れたときの基準データにおけるビットまたはシンボルの位置を表す同期位置を位置情報記憶部3cに記憶させる。
位置情報記憶部3cは、同期検出部3bにて基準データと信号受信部3aからのNRZ信号のビット列データまたはPAM4信号のシンボル列データとの同期が取れたときに、同期が取れたときの基準データにおけるビットまたはシンボルの位置を表す同期位置を記憶する。また、位置情報記憶部3cは、同期検出部3bから通知されるコードワード先頭シンボル情報を記憶する。
データ比較部3dは、被測定物Wに入力したテスト信号がNRZ信号の場合、同期検出部3bにて設定タイミングで基準データ(テスト信号)と同期を取って取り込んだビット列データの1FECシンボル(10bitまたは20bit)の先頭を捉え、各ビットとエラーデータ(「1」)を比較し、後述するコードワード先頭位置演算手段7aにて算出したコードワード先頭位置を基準として1コードワード長ごとのエラーを検出する。すなわち、ビット列データのビットが「1」であればエラーとして検出する。なお、ビット列データの1FECシンボルの先頭は、データ比較部3dのカウンタを自走させて先頭を仮定することで検出している。
データ比較部3dは、被測定物Wに入力したテスト信号がNRZ信号の場合、同期検出部3bにて設定タイミングで基準データ(テスト信号)と同期を取って取り込んだビット列データを1FECシンボル長(10bitまたは20bit)ごとに分割し、1FECシンボル間隔でFECシンボルエラーを検出する。例えば1FECシンボル長が10bitであれば、ビット列データを10bitごとに分割し、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出する。
データ比較部3dは、被測定物Wに入力したテスト信号がPAM4信号の場合、同期検出部3bにて設定タイミングで基準データ(テスト信号)と同期を取って取り込んだシンボル列データの1FECシンボル(10bitまたは20bit)の先頭を捉えて最上位ビット列データ(以下、MSBデータと言う)と最下位ビット列データ(以下、LSBデータと言う)にデータ分割手段3daにて分割し、MSBデータとLSBデータそれぞれをエラーデータ(「1」)と比較し、後述するコードワード先頭位置演算手段7aにて算出したコードワード先頭位置を基準として1コードワード長ごとの最上位ビットエラー(以下、MSBエラーと言う)と最下位ビットエラー(以下、LSBエラーと言う)をそれぞれ検出する。すなわち、分割されたMSBデータが「1」であればMSBエラーとして検出してカウントし、分割されたLSBデータが「1」であればLSBエラーとして検出する。なお、シンボル列データの1FECシンボルの先頭は、データ比較部3dのカウンタを自走させて先頭を仮定することで検出している。
データ比較部3dは、被測定物Wに入力したテスト信号がPAM4信号の場合、MSBデータとLSBデータを1FECシンボル長(10bitまたは20bit)ごとに分割し、1FECシンボル間隔でFECシンボルエラーをMSBデータとLSBデータそれぞれで検出する。例えば1FECシンボル長が10bitであれば、MSBデータとLSBデータを10bitごとに分割し、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出する。
なお、図1では、説明の便宜上、データ比較部3dがデータ分割手段3daを含む構成として説明しているが、例えば周知のPAMデコーダでデータ分割手段3daを構成することができる。
データ記憶部3eは、基準データと同期が取れたビット列データまたはシンボル列データとともにデータ比較部3dによる比較結果データ、ビット列データやシンボル列データの1FECシンボルの先頭を示すFECシンボル位置データなどを記憶する。
操作部4は、設定手段としても機能するものであり、図1の誤り率測定装置1に備える例えば操作ノブ、各種キー、スイッチ、ボタンや表示部6の表示画面上のソフトキーなどのユーザインタフェースで構成される。操作部4は、通信規格に基づくFECのコードワード長、FECシンボル長、設定タイミングの設定、FECシンボルエラー閾値の設定、表示部6の表示画面上に表示されるキャプチャデータ(ビット列データやシンボル列データ)のブロックの指定、ボーレート、ビット列やシンボル列の発生条件などの設定、誤り率測定の開始・終了の指示など誤り率測定に関わる各種設定を行う。
なお、FECシンボルエラー閾値は、操作部4の操作により、0を含む正の整数の値として任意に設定することができる。但し、IEEE802.3ck等の通信規格に基づくFEC評価を行う際には、被測定物Wに入力するテスト信号がNRZ信号の場合はFECシンボルエラー閾値を「8」、PAM4信号の場合はFECシンボルエラー閾値を「16」に設定すれば、被測定物Wに入力するテスト信号が通信規格に適合するか否かの評価を行うことができる。
記憶部5は、制御部7の制御により、予め設定された設定タイミングによりブロック単位で信号受信部3aから取り込んだシンボル列データを予め割り当てられた記憶容量で記憶する。本実施の形態では、表示部6の1つの表示領域(スクロール表示を含む表示サイズ)に表示可能なシンボル列データの塊を1ブロックとしている。例えば割り当てられる記憶容量が8Mbits(シンボル列データの4Msymbolに相当)で表示部6の1つの表示領域に表示可能なシンボル列データの塊を1ブロックとした場合、1ブロック=65536ビット=32768シンボルとして、4Msymbolのシンボル列データを予め設定される所定の分割数(1,2,4,8,16,32,64,128の何れかの分割数)で分割して記憶部5に記憶する。
なお、シンボル列データの最大分割数は、記憶部5に割り当てられる記憶容量に応じて決まる。例えば記憶部5に割り当てられる記憶容量が8Mbitsであれば、シンボル列データの最大分割数は128分割となる。
記憶部5は、信号合成出力部2cからの既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力するNRZ信号のビット列またはPAM4信号のシンボル列(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列)を記憶する。この既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力するNRZ信号のビット列またはPAM4信号のシンボル列は、被測定物Wから受信した信号から生成する入力データと比較するときの基準となる基準データとなっている。
また、記憶部5は、制御部7の後述するエラーカウント手段7bによるカウント結果を記憶する。さらに、記憶部5は、設定タイミング、ボーレート、ビット列、シンボル列の発生条件などの情報を記憶する。これらの情報は、操作部4によりユーザインタフェースを介して適宜選択設定することができる。
なお、制御部7や、信号発生器2において、テスト信号となるNRZ信号のビット列またはPAM4信号のシンボル列を把握できる場合は、制御部7や、信号発生器2から記憶部5へと既知パターンのテスト信号であるNRZ信号のビット列またはPAM4信号のシンボル列、すなわち基準データを記憶するように構成してもよい。
表示部6は、図1の誤り率測定装置1に備える例えば液晶表示器などで構成され、後述する表示制御手段7cの制御により、誤り率測定に関わる設定画面、誤り率測定を含む各コンプライアンステスト(被測定物Wが通信規格に適合するか否かの試験)、キャプチャ画面などを表示する。なお、表示部6は、表示画面上のソフトキーなどの操作部4の操作機能を兼ね備えている。
また、表示部6は、後述する表示制御手段7cの制御により、例えば図2や図3に示す表示形態のキャプチャエラーマップ画面(以下、マップ画面と略称する)21を表示する。図2はPAM4信号を被測定物Wに入力したときのマップ画面21を示し、図3はNRZ信号を被測定物Wに入力したときのマップ画面21を示している。
ここではマップ画面21として図2を例にとって説明するが、図3のマップ画面21において、図2と同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略している。
図2はPAM4信号を被測定物Wに入力したときの表示部6のマップ画面21の一例を示している。図2のマップ画面21には、シンボル列データをFECシンボル長単位でFECシンボルエラーの有無を識別表示するためのエラーマッピング領域22が形成される。このエラーマッピング領域22の右側上部の領域には、「Block No.」、「Block Length」、「Trigger Position」、「View Length」が表示される。「Block No.」には、エラーマッピング領域22に表示するデータが何番目のブロックかを数値入力するための入力ボックス23が表示される。「Block Length」には、1ブロック分のデータのサイズ(長さ)が表示される。「Trigger Position」には、トリガの位置が表示される。図2の例では、「Block」の入力ボックス22に「1」が入力され、「Block Length」が「32760」PAM4 Symbol、「Trigger Position」が「1」Codeword「0」FEC Symbolと表示されている状態を示している。「View Length」には、データを表示する1行のゾーン長を数値入力するための入力ボックス24が表示される。図2の例では、「View Length」の入力ボックス24に「256」が入力され、データを表示する1行のゾーン長が「256」であることを示している。なお、「Block No.」の入力ボックス22には、記憶部5の記憶容量に応じて決まるブロックの分割数(例えば1~128)まで設定入力可能である。
マップ画面21の「View Length」の下の領域には、エラーマッピング領域22におけるカーソル25の位置を示す「Position」が表示される。「Position」において、「Codeword」、「Pos.」はカーソル25が何Codeword目の何FECシンボル目を選択しているかを示し、「Row」、「Column」はエラーマッピング領域22上のカーソル25の横軸(行)と縦軸(桁)の座標位置を示している。
マップ画面21の「View Length」の下の領域には、「FEC Symbol Error」が表示される。「FEC Symbol Error」は、FECシンボルエラーの有無を色分けにより識別表示している。図2の例では、MSBのみにFECシンボルエラーが有る場合は例えば赤色(図2では右斜め斜線部分)で表示し、LSBのみにFECシンボルエラーが有る場合は例えば黄色(図2では左斜め斜線部分)で表示し、MSBとLSBの両方にFECシンボルエラーが有る場合は例えば橙色(図2では黒塗り部分)で表示する。
なお、被測定物WにNRZ信号が入力したときのマップ画面21の「FEC Symbol Error」は、図3に示すように、FECシンボルエラーが有る場合のみ例えば赤色(図3では右斜め斜線部分)で表示する。
マップ画面21の「FEC Symbol Error」の下の領域には、「FEC Symbol Error Search」として、カーソル25の位置を起点としてFECシンボルエラーを検索し、検索した位置にカーソル25を移動させるための上下左右の矢印キー26が表示される。
マップ画面21の「FEC Symbol Error Search」の下の領域には、Uncorrectableコードワードとなった所望のコードワードの先頭エラーを制御部7の後述する検索手段7cにより検索してカーソル25を移動させるための「Uncorrectable Codeword Search」が表示される。「Uncorrectable Codeword Search」には、そのブロック内の先頭のUncorrectableコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25を移動するためのソフトキー27、カーソル25の位置を起点としてそのブロック内の一つ前のUncorrectableコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25を移動するためのソフトキー28、カーソル25の位置を起点としてそのブロック内の一つ先のUncorrectableコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25を移動するためのソフトキー29、そのブロック内の末尾のUncorrectableコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25を移動するためのソフトキー30が表示される。
マップ画面21の「Uncorrectable Codeword Search」の下の領域には、画面を拡大・縮小するための虫眼鏡ボタン31が表示される。
マップ画面21のエラーマッピング領域22には、シンボル列データのFECシンボルエラーの有無がFECシンボル長単位で識別表示される。さらに説明すると、エラーマッピング領域22の識別表示の表示領域は、1ゾーンを1FECシンボル長とし、横軸のゾーン長をコードワード長と一致させている。例えばコードワード長=544、FECシンボル長=10bitとすると、1ゾーン=1FECシンボルとしているので、「View Length」=544に設定される。すなわち、「View Length」は1コードワード長で固定される。
したがって、PAM4信号を被測定物Wに入力するモードの場合、FECシンボル長が10bitであれば、MSB/LSBのFECシンボルを合わせた20bitで1ゾーンを表現し、FECシンボル長が20bitであれば、MSB/LSBのFECシンボルを合わせた40bitで1ゾーンを表現している。
また、NRZ信号を被測定物Wに入力するモードの場合、FECシンボル長が10bitであれば、FECシンボルの10bitで1ゾーンを表現し、FECシンボル長が20bitであれば、FECシンボルの20bitで1ゾーンを表現している。
そして、キャプチャしたシンボル列データは、FECシンボルエラーの有無がFECシンボル長単位で識別表示された状態でコードワードの先頭がエラーマッピング領域22の左端、コードワードの最後がエラーマッピング領域22の右端に位置するようにコードワード長単位で改行し、1コードワードを一行にまとめて表示される。例えば図2の5行目のコードワードに着目すると、左斜線で示す左端から1番目と2番目のFECシンボルのシンボル列データのLSBのみにFECシンボルエラーが有ることを示し、右斜線で示す左端から5~7番目、251~254番目のFECシンボルのシンボル列データのMSBのみにFECシンボルエラーが有ることを示し、黒塗りで示す左端から11~20番目のFECシンボルのシンボル列データのMSBとLSBの両方にFECシンボルエラーが有ることを示している。
なお、エラーマッピング領域22に表示しきれない1コードワード毎に区切ったデータは、右側のスクロールバー32を用いてスクロールさせれば、エラーマッピング領域22に表示させて確認することができる。
エラーマッピング領域22の左側には、「Codeword Number」が表示される。「Codeword Number」は、エラーマッピング領域22の各行のコードワードに対応して桁方向(列方向)に並設される複数行の表示領域33からなる。「Codeword Number」では、後述するエラーカウント手段7bにてUncorrectableコードワードとしてカウントされるコードワードの行に対応した行の表示領域33を識別表示する。図2の例では、エラーマッピング領域22の5行目と11行目のコードワードがUncorrectableコードワードとしてカウントされる行なので、これらの行に対応する「Codeword Number」の5行目と11行目の表示領域33が例えば赤色(図2では右斜め斜線)で識別表示される。これにより、Uncorrectableコードワードとしてカウントされるコードワードの行を容易に確認することができる。
なお、「Codeword Number」の表示領域33は、スクロールバー32を用いてエラーマッピンング領域22に表示される1コードワード毎に区切ったデータをスクロールさせた場合、これに連動してスクロール表示される。また、「Codeword Number」の表示領域33において、Uncorrectableコードワードにならない行は例えば水色、コードワードが1コードワードに満たない行は例えば灰色といった所定の色で識別表示される。その際、Uncorrectableコードワードとしてカウントされる行のコードワードに対応する表示領域33を例えば赤色などの目立つ色で強調表示すれば、Uncorrectableコードワードとしてカウントされるコードワードの位置を一目で確認することができる。
また、「Codeword Number」の表示領域33は、エラーマッピング領域22の各行のコードワードに対応して上から順番に番号付けして表示することもできる。例えば図2に示すように、エラーマッピング領域22の1行目のコードワードに対応した表示領域33を「00000」、エラーマッピング領域22の2行目のコードワードに対応した表示領域33を「00001」、エラーマッピング領域22の3行目のコードワードに対応した表示領域33を「00002」といったように、「Codeword Number」の表示領域33に対して上から順番に番号付けして表示する。これにより、Uncorrectableコードワードとしてカウントされる行のコードワードに対応する表示領域33が識別表示された際、表示領域33に付与された番号を見て何コードワード目なのかを数値により容易で確認することができる。
なお、エラーマッピング領域22の各行のコードワードに対応して上から順番に番号付けし、Uncorrectableコードワードとしてカウントされるコードワードの行に対応する全ての番号をマップ画面21の余白領域や別画面に一覧表示してもよい。
また、虫眼鏡ボタン31でエラーマッピング領域22を1倍よりも縮小表示して表示領域33の番号が読み取りにくい場合には、表示領域33の番号を表示しないようにするのが好ましい。その際、Uncorrectableコードワードとしてカウントされる行のコードワードにカーソル25を移動させれば、「Position」の「Codeword」と「Pos.」から何番目のコードワードがUncorrectableコードワードとしてカウントされる行かを判別することが可能である。
マップ画面21におけるエラーマッピング領域22の下部には、最初のブロックのデータをエラーマッピング領域22に表示するように指示するソフトキー34、1つ前のブロックのデータをエラーマッピング領域22に表示するように指示するソフトキー35、1つ後のブロックのデータをエラーマッピング領域22に表示するように指示するソフトキー36、最後のブロックのデータをエラーマッピング領域22に表示するように指示するソフトキー37が表示される。
マップ画面21の下部の領域には、Uncorrectableコードワードの集計結果として、「Captured Codewords」、「Uncorrectable Codewords」が表示される。「Captured Codewords」には、集計結果として、一方の表示ボックス38にキャプチャしたコードワードの総数「xxx」を表示し、他方の表示ボックス39にUncorrectableコードワードの数「yyy」を表示する。これにより、キャプチャしたコードワードの総数に対するUncorrectableコードワードの数を目視で確認することができる。
制御部7は、PAM4信号の誤り率を測定するため、例えば中央処理装置(CPU)、ROM、RAMなどの記憶素子から構成され、信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6を統括制御するもので、コードワード先頭位置演算手段7a、エラーカウント手段7b、検索手段7c、表示制御手段7dを備える。
コードワード先頭位置演算手段7aは、操作部4による設定情報、位置情報記憶部3cに記憶されるコードワード先頭シンボル情報、データ記憶部3eに記憶されるFECシンボル位置に基づいてコードワード先頭位置を演算する。
さらに説明すると、コードワード先頭位置演算手段7aは、操作部4にて設定されたFECシンボル長(10bitまたは20bit)、同期検出部3bからの通知により位置情報記憶部3cに記憶されたコードワード先頭シンボル情報、データ比較部3dからの通知によりデータ記憶部3eに記憶されたFECシンボル位置に基づき、FECシンボル位置-(コードワード先頭シンボル情報:FECシンボル長)…式(1)の計算式によりコードワード先頭位置を算出する。
エラーカウント手段7bは、被測定物Wに入力したテスト信号がNRZ信号の場合、データ比較部3dにて検出したエラーをカウント(コードワードのカウントを含む)する。また、エラーカウント手段7bは、データ比較部3dにて1FECシンボル間隔で検出したFECシンボルエラーをカウントする。さらに、エラーカウント手段7bは、1コードワード中のFECシンボルエラーの数がFECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントする。
エラーカウント手段7bは、被測定物Wに入力したテスト信号がPAM4信号の場合、データ比較部3dにて検出したMSBエラーとLSBエラーをカウント(コードワードのカウントを含む)する。また、エラーカウント手段7bは、データ比較部3dにて1FECシンボル間隔で検出したFECシンボルエラーをカウントする。さらに、エラーカウント手段7bは、1コードワード中のFECシンボルエラーの数がFECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントする。
検索手段7cは、図2または図3のマップ画面21において、エラーマッピング領域22の任意の位置(任意のコードワードの行の任意の位置)のカーソル25を起点とし、前述した「Uncorrectable Codewords Search」の4つのソフトキー34,35,36,37の何れかの操作に基づくUncorrectableコードワードの先頭エラーを検索し、検索した位置にカーソル25を移動させる。例えば図2のマップ画面21において、Uncorrectableコードワードとしてカウントされる5行目のコードワードの先頭エラーにカーソル25が位置している状態でソフトキー29が押下されると、カーソル25の位置を起点として次のUncorrectableコードワードである11行目のコードワードの先頭エラーを検索し、この検索した位置にカーソル25を移動させる。
表示制御手段7dは、例えば図2や図3のマップ画面21の他、誤り率測定に必要な各種設定を行うための設定画面、被測定物WへのPAM4信号やNRZ信号の入力に伴って被測定物Wから取得したビット列データやシンボル列データのキャプチャ画面などの表示部6の表示画面への表示制御、操作部4(ソフトキー34,35,36,37)の操作に基づくカーソル25の移動表示制御などを行う。
次に、上記のように構成される誤り率測定装置1のFECシンボル単位でFECシンボルエラーをカウントしてマップ画面21に識別表示するまでの処理動作として、PAM4信号のテスト信号を被測定物Wに入力した場合を例にとって図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、まず、被測定物Wからの受信信号に対する設定パラメータを操作部4にて設定する(ST1)。具体的には、表示部6の設定画面において、測定対象の被測定物Wの通信規格に基づいて1コードワード長、1FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定するか、被測定物Wの通信規格に応じたプリセット設定(例えば50G PAM4など)を選択して設定する。
上記設定を終えた後、信号発生器2にてエラー挿入した既知パターンのPAM4信号(設定パラメータに合わせた例えば50G PAM4など)をテスト信号として被測定物Wに入力する(ST2)。
そして、被測定物Wへのテスト信号の入力に伴って被測定物Wから折り返される信号を信号受信部3aにて受信してシンボル列データに変換し、変換したシンボル列データを記憶部5に記憶する(ST3)。
次に、設定部4にて設定されるFECシンボル長、位置情報記憶部3cに記憶されたコードワード先頭シンボル情報、データ記憶部3eに記憶されたFECシンボル位置に基づく式(1)の計算式より、コードワード先頭位置を算出する(ST4)。
次に、設定タイミングで基準データ(テスト信号)と同期を取って記憶部5から取り込んだシンボル列データの1FECシンボル(10bitまたは20bit)の先頭を捉えてデータ分割手段3daにてMSBデータとLSBデータに分割する(ST5)。なお、シンボル列データの1FECシンボルの先頭は、データ比較部3dのカウンタを自走させて先頭を仮定することで検出している。
続いて、データ比較部3dにてMSBデータとLSBデータそれぞれをエラーデータ(「1」)と比較し、コードワード先頭位置演算手段7bにて算出したコードワード先頭位置を基準として、1コードワード長ごとのMSBエラーとLSBエラーをそれぞれ検出し、検出した1コードワード長ごとのMSBエラーとLSBエラーをエラーカウント手段7bにてカウントする(ST6)。その際、コードワード数もカウントする。
なお、エラーデータ(「1」)は、MSBデータと比較するためのエラーデータとLSBデータと比較するためのエラーデータにそれぞれ分割されており、MSBデータが「1」であればMSBエラーとして検出してカウントし、LSBデータが「1」であればLSBエラーとして検出してカウントする。
そして、MSBデータとLSBデータを1FECシンボル長ごとに分割し、1FECシンボル間隔でFECシンボルエラーをMSBデータとLSBデータそれぞれで検出し、検出したFECシンボルエラーをエラーカウント手段7bにてカウントする(ST7)。例えば1FECシンボル長が10bitであれば、MSBデータとLSBデータを10bitごとに分割し、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出してカウントする。
そして、キャプチャしたシンボル列データを、表示制御手段7cの制御により、コードワードエラー表示として、図2に示すように、コードワード先頭位置演算手段7bにて算出したコードワードの先頭がエラーマッピング領域22の左端、コードワードの最後がエラーマッピング領域22の右端に位置するように、FECシンボルエラーの有無をFECシンボル長単位で識別表示してコードワード長単位で改行し、1コードワードを一行にまとめて表示する(ST8)。
次に、上記のように構成される誤り率測定装置1のFECシンボル単位でFECシンボルエラーをカウントしてマップ画面21に識別表示するまでの処理動作として、NRZ信号のテスト信号を被測定物Wに入力した場合を例にとって図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、まず、被測定物Wからの受信信号に対する設定パラメータを操作部4にて設定する(ST11)。具体的には、表示部6の設定画面において、測定対象の被測定物Wの通信規格に基づいて1コードワード長、1FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定するか、被測定物Wの通信規格に応じたプリセット設定(例えば25G NRZなど)を選択して設定する。
上記設定を終えた後、信号発生器2にてエラー挿入した既知パターンのNRZ信号(設定パラメータに合わせた例えば25G NRZなど)をテスト信号として被測定物Wに入力する(ST12)。
そして、被測定物Wへのテスト信号の入力に伴って被測定物Wから折り返される信号を信号受信部3aにて受信してビット列データに変換し、変換したビット列データを記憶部5に記憶する(ST13)。
次に、設定部4にて設定されるFECシンボル長、位置情報記憶部3cに記憶されたコードワード先頭シンボル情報、データ記憶部3eに記憶されたFECシンボル位置に基づく式(1)の計算式より、コードワード先頭位置を算出する(ST14)。
次に、設定タイミングで基準データ(テスト信号)と同期を取って記憶部5から取り込んだビット列データの1FECシンボル(10bitまたは20bit)の先頭を捉えて各ビットとエラーデータ(「1」)をデータ比較部3dにて比較し、コードワード先頭位置演算手段7bにて算出したコードワード先頭位置を基準として、1コードワード長ごとのエラーを検出し、検出した1コードワード長ごとのエラーをエラーカウント手段7bにてカウントする(ST15)。その際、コードワード数もカウントする。なお、ビット列データの1FECシンボルの先頭は、データ比較部3dのカウンタを自走させて先頭を仮定することで検出している。
続いて、ビット列データを1FECシンボル長ごとに分割し、1FECシンボル間隔でFECシンボルエラーを検出し、検出したFECシンボルエラーをエラーカウント手段7bにてカウントする(ST16)。例えば1FECシンボル長が10bitであれば、ビット列データを10bitごとに分割し、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出してカウントする。
そして、キャプチャしたビット列データを、表示制御手段7cの制御により、コードワードエラー表示として、図3に示すように、コードワード先頭位置演算手段7bにて算出したコードワードの先頭がエラーマッピング領域22の左端、コードワードの最後がエラーマッピング領域22の右端に位置するように、FECシンボルエラーの有無をFECシンボル長単位で識別表示してコードワード長単位で改行し、1コードワードを一行にまとめて表示する(ST17)。
そして、図2や図3のマップ画面21において、Uncorrectableコードワードとなったコードワードへカーソル25を移動させる場合には、マップ画面21の「Uncorrectable Codeword Search」に配置される4つのソフトキー27,28,29,30の何れかを操作する。
例えば図2や図3のマップ画面21に示すように、エラーマッピング領域22のブロック内でUncorrectableコードワードとなった7行目のコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25がある状態でソフトキー29が押下されると、エラーマッピング領域22のブロック内の一つ先のUncorrectableコードワードの先頭エラー、すなわち、Uncorrectableコードワードとなった11行目のコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25が移動する。
なお、図2や図3のマップ画面21に示す位置にカーソル25がある状態でソフトキー27が押下された場合には、エラーマッピング領域22のブロック内の先頭のUncorrectableコードワード(5行目のコードワード)の先頭エラーの位置にカーソル25が移動する。また、ソフトキー29が押下された場合には、エラーマッピング領域22のブロック内の一つ前のUncorrectableコードワード(5行目のコードワード)の先頭エラーの位置にカーソル25が移動する。さらに、ソフトキー30が押下された場合には、エラーマッピング領域22のブロック内の末尾のUncorrectableコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25が移動する。
ところで、上述した実施の形態では、図1に示すように、誤り率測定装置1が信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7を一体に備えた構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、信号発生器2と誤り検出器3をそれぞれ別々にモジュール化または個別筐体とし、操作部4、表示部6を外部に接続したパーソナルコンピュータなどの外部装置で構成することもできる。
このように、本実施の形態によれば、エラーマッピングのマップ画面21において、キャプチャしたデータ(ビット列データまたはシンボル列データ)をFECシンボル長単位でFECシンボルエラーの有無(FECシンボルエラーの発生・未発生)に応じて識別表示する。その際、識別表示の1コードワードの先頭がエラーマッピング領域22の左端、識別表示の1コードワードの最後がエラーマッピング領域22の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示制御する。これにより、1コードワードが一行でまとめて表示され、コードワードの区切りがユーザに判りやすく、コードワード毎のFECシンボル長単位のエラー発生状況も容易に確認することができる。
そして、識別表示上のカーソル25を起点として、エラーマッピング領域22の識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索し、検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置にカーソル25を表示制御する。これにより、被測定物の通信規格に基づくコードワードの中からUncorrectableコードワードとなるコードワードを迅速に検索することができ、検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーにカーソルを移動させることができる。
また、1コードワード中のFECシンボルエラー数がFECシンボルエラー閾値を超える行のコードワードを前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとし、このUncorrectableコードワードとなるコードワードの行と対応かつ連動する表示領域33の行に付与された番号を確認することにより、Uncorrectableコードワードとなるコードワードの行が先頭から何番目かを知ることができる。
さらに、コードワードの総数とUncorrectableコードワードの数を表示部6に表示する。これにより、コードワード全体に対するUncorrectableコードワードの発生割合を知ることができる。そして、以上のことから、ユーザは被測定物の不具合の原因究明が容易となり、効率的なデバッグを行うことが可能となる。
以上、本発明に係る誤り率測定装置及びUncorrectableコードワード検索方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 誤り率測定装置
2 信号発生器
2a 第1信号発生部
2b 第2信号発生部
2c 信号合成出力部
3 誤り検出器
3a 信号受信部
3b 同期検出部
3c 位置情報記憶部
3d データ比較部
3da データ分割手段
3e データ記憶部
4 操作部
5 記憶部
6 表示部
7 制御部
7a コードワード先頭位置演算手段
7b エラーカウント手段
7c 検索手段
7d 表示制御手段
21 マップ画面(キャプチャエラーマップ画面)
22 エラーマッピング領域
23,24 入力ボックス
25 カーソル
26 矢印キー
27,28,29,30 ソフトキー
31 虫眼鏡ボタン
32 スクロールバー
33 表示領域
34,35,36,37 ソフトキー
38,39 表示ボックス
W 被測定物

Claims (6)

  1. 測定物(W)のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置(1)であって、
    前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定する操作部(4)と、
    既知パターンのNRZ信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるNRZ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたビット列データの各ビットをエラー検出用のデータと比較して前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーを検出するデータ比較部(3d)と、
    前記データ比較部にて検出した前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをカウントするとともに、1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントするエラーカウント手段(7b)と、
    表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示する表示部(6)と、
    前記識別表示上のカーソル(25)を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索する検索手段(7c)と、
    前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御する表示制御手段(7d)と、を備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  2. 測定物(W)のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置(1)であって、
    前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を設定する操作部(4)と、
    既知パターンのPAM4信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたシンボル列データ最上位ビット列データと最下位ビット列データに分割し、分割した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれをエラー検出用のデータと比較して前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーを検出するデータ比較部(3d)と、
    前記データ比較部にて検出した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをカウントするとともに、1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとしてカウントするエラーカウント手段(7b)と、
    表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示する表示部(6)と、
    前記識別表示上のカーソル(25)を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索する検索手段(7c)と、
    前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御する表示制御手段(7d)と、を備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  3. 前記表示部(6)は、前記識別表示の各行と対応して番号付けされ、かつ連動する複数行の表示領域(33)を有し、
    前記表示制御手段(7d)は、1コードワード中のFECシンボルエラー数が前記FECシンボルエラー閾値を超える行のコードワードを前記Uncorrectableコードワードとし、当該Uncorrectableコードワードに対応する行の前記表示領域を識別表示するように前記表示部(6)を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の誤り率測定装置。
  4. 測定物(W)のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置(1)のUncorrectableコードワード検索方法であって、
    前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を操作部(4)により設定するステップと、
    既知パターンのNRZ信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるNRZ信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたビット列データの各ビットをエラー検出用のデータと比較して前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをデータ比較部(3d)により検出するステップと、
    前記データ比較部にて検出した前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをエラーカウント手段(7b)によりカウントするステップと、
    1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとして前記エラーカウント手段によりカウントするステップと、
    表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示部(6)に表示するステップと、
    前記識別表示上のカーソル(25)を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索手段(7c)により検索するステップと、
    前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御手段(7d)により表示制御するステップと、を含むことを特徴とするUncorrectableコードワード検索方法。
  5. 測定物(W)のFEC(Forward Error Correction)動作が可能か否かを測定する誤り率測定装置(1)のUncorrectableコードワード検索方法であって、
    前記被測定物の通信規格に応じて前記FECのコードワード長、FECシンボル長、FECシンボルエラー閾値を操作部(4)により設定するステップと、
    既知パターンのPAM4信号をテスト信号として前記被測定物に入力し、該被測定物から折り返されるPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしたシンボル列データ最上位ビット列データと最下位ビット列データに分割し、分割した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれをエラー検出用のデータと比較して前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをデータ比較部(3d)により検出するステップと、
    前記データ比較部にて検出した前記最上位ビット列データと前記最下位ビット列データそれぞれの前記FECシンボル長ごとのFECシンボルエラーをエラーカウント手段(7b)によりカウントするステップと、
    1コードワード中の前記FECシンボルエラーの数が前記FECシンボルエラー閾値を超えたときに、前方誤り訂正できないUncorrectableコードワードとして前記エラーカウント手段によりカウントするステップと、
    表示領域の1ゾーンを1FECシンボル長とし、前記表示領域の横軸のゾーン長を1コードワード長と一致させ、前記エラーカウント手段のカウント結果に基づくFECシンボル長単位のFECシンボルエラーの有無に応じた識別表示の1コードワードの先頭が前記表示領域の左端、前記識別表示の1コードワードの最後が前記表示領域の右端に位置するようにコードワード長単位で改行して表示部(6)に表示するステップと、
    前記識別表示上のカーソル(25)を起点として、前記識別表示の一つ先、一つ前、先頭、末尾の何れかのUncorrectableコードワードとなるコードワードを検索手段(7c)により検索するステップと、
    前記検索手段にて検索したUncorrectableコードワードとなるコードワードの先頭エラーの位置に前記カーソルを表示制御手段(7d)により表示制御するステップと、を含むことを特徴とするUncorrectableコードワード検索方法。
  6. 前記識別表示の各行と対応して番号付けされ、かつ連動する複数行の表示領域(33)を前記表示部(6)に表示するステップと、
    1コードワード中のFECシンボルエラー数が前記FECシンボルエラー閾値を超える行のコードワードを前記Uncorrectableコードワードとし、当該Uncorrectableコードワードに対応する行の前記表示領域を識別表示するように前記表示制御手段(7d)により前記表示部(6)を制御するステップと、を含むことを特徴とする請求項4または5に記載のUncorrectableコードワード検索方法。
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