JP7046881B2 - 誤り率測定装置及び誤り率測定方法 - Google Patents

誤り率測定装置及び誤り率測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、被測定物への2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴う被測定物からの信号を受信し、受信した信号に基づくPAM(Pulse-Amplitude Modulation)のシンボルデータを表示する誤り率測定装置及び誤り率測定方法に関する。
例えば下記特許文献1に開示されるように、誤り率測定装置は、固定データを含む既知パターンのテスト信号を被測定物に送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物から折り返して受信した被測定信号と基準となる参照信号とをビット単位で比較してビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定する装置として従来から知られている。
特開2007-274474号公報
上述した特許文献1に開示される装置のキャプチャ機能は、予め設定した条件で同期したデータのみを保存し、エラー情報と合わせて表示画面上に表示を行っているが、例えばPAM3,PAM4などの2ビット以上の多値信号において、期待しているパターンのデータと何処に差異があるのか判別できず、ユーザビリティが低下し、改善が求められていた。
また、予め設定した条件で同期したデータのみを保存するため、同期していないデータが保存できず、ユーザビリティが低下し、改善が求められていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザビリティの向上が図れる誤り率測定装置及び誤り率測定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された誤り率測定装置は、被測定物Wへの2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受信する信号受信部3aと、
前記信号受信部にて受信した信号に基づくPAMのシンボルデータを入力データとして予め割り当てられた記憶容量で記憶する記憶部5と、
表示部6のスクロール表示を含む1つの表示領域に表示可能な前記入力データのシンボルデータの塊を1つのブロックとし、前記記憶部の記憶容量に応じて決まる前記ブロックの分割数の設定、前記表示領域に表示するブロックの指定、設定タイミングの設定を行うための操作部4と、
前記入力データのシンボルデータを前記操作部にて設定された設定タイミングによりブロック単位で取り込み、取り込んだブロック単位のシンボルデータを前記操作部にて設定された分割数で分割して前記記憶部に記憶し、該記憶部に記憶されたブロック単位のシンボルデータのうち、前記操作部にて指定されたブロックのシンボルデータを表示画面上に表示制御する制御部7とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項に記載された誤り率測定装置は、請求項1の誤り率測定装置において、
前記所定の設定タイミングは、前記入力データのシンボルデータと前記既知パターンに基づく基準データのシンボルデータとの比較結果に基づくエラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、前記被測定物Wがトリガー信号を発生するタイミングまたはユーザの指示にてトリガー信号を発生するタイミングの何れかであることを特徴とする。
本発明の請求項に記載された誤り率測定方法は、被測定物Wへの2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受信するステップと、
前記受信した信号に基づくPAMのシンボルデータを入力データとして予め割り当てられた記憶容量で記憶部5に記憶するステップと、
表示部6のスクロール表示を含む1つの表示領域に表示可能な前記入力データのシンボルデータの塊を1つのブロックとし、前記記憶部の記憶容量に応じて決まる前記ブロックの分割数の設定、前記表示領域に表示するブロックの指定、設定タイミングの設定を操作部4にて行うステップと、
前記入力データのシンボルデータを前記操作部にて設定された設定タイミングによりブロック単位で取り込むステップと、
前記取り込んだブロック単位のシンボルデータを前記操作部にて設定された分割数で分割して前記記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部に記憶されたブロック単位のシンボルデータのうち、前記操作部にて指定されたブロックのシンボルデータを表示画面上に表示制御するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の請求項に記載された誤り率測定方法は、請求項の誤り率測定方法において、
前記所定の設定タイミングは、前記入力データのシンボルデータと前記既知パターンに基づく基準データのシンボルデータとの比較結果に基づくエラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、前記被測定物Wがトリガー信号を発生するタイミングまたはユーザの指示にてトリガー信号を発生するタイミングの何れかであることを特徴とする。
本発明によれば、被測定物から受信した現在の入力データを、所定の設定タイミングにてキャプチャしてそのまま表示画面に表示するので、ユーザが表示画面を見て、期待しているパターンのデータと何処差異があるのか判別できるようになる。また、入力データを設定タイミングにてそのまま保存して表示画面に表示し、ユーザによるデータ解析が可能となる。
本発明に係る誤り率測定装置の概略構成を示すブロック図である。 2ビット以上の既知パターンの多値信号の一例を示すPAM4信号の説明図である。 本発明に係る誤り率測定装置のデータ表示モード時のキャプチャ画面の一例を示す図である。 本発明に係る誤り率測定装置のデータ表示モード時の処理動作のフローチャートである。 本発明に係る誤り率測定装置における入力データ、取得エラーデータ、基準データ、遷移名称、当該シンボルの波形に対する帯状表示の色彩、帯状表示の振幅方向の向き、帯状表示の振幅方向の高さおよび帯状表示例の対応テーブルの一例を示す図である。 本発明に係る誤り率測定装置における波形イメージ表示、シンボル値表示、帯状表示の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態の誤り率測定装置1は、被測定物Wを信号パターン折り返しのステートに遷移させた状態で2ビット以上の既知パターンのパルス振幅変調(PAM:Pulse-Amplitude Modulation)による多値信号をテスト信号(基準データ)として被測定物Wを送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物Wから折り返して受信する入力データのビット誤り率を測定するものである。
誤り率測定装置1は、被測定物Wへの2ビット以上の既知パターンのPAMによる多値信号の入力に伴って被測定物Wから折り返して受信する入力データに基づくシンボルデータを表示するキャプチャ機能を有し、信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7を備える。
信号発生器2は、図1に示すように、第1信号発生部2a、第2信号発生部2b、信号合成出力部2cを備えて概略構成され、PAMによる多値信号として、所望のシンボル列(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列)のデータからなるPAM4信号を発生する。
PAM4信号は、振幅がシンボルごとに4種類に分けられ、図2に示すように、4つの異なる振幅の電圧レベルV1,V2,V3,V4を有し、全体の振幅電圧範囲Hが電圧レベルの低い方から低電圧範囲H1、中電圧範囲H2、高電圧範囲H3に分けられ、3つのアイパターン開口部による連続した範囲からなる。
第1信号発生部2aは、固定データを含む既知パターンからなる所望のPAM4シンボル列を発生するにあたり、第2信号発生部2bが生成する最下位ビット列信号(LSB:Least Significant Bit )と足し合わせてPAM4信号を生成するための最上位ビット列信号(MSB:Most Significant Bit)を生成する。
第2信号発生部2bは、第1信号発生部2aが生成する最上位ビット列信号と足し合わせてPAM4信号を生成するための最下位ビット列信号を生成する。
第1信号発生部2a、第2信号発生部2bが発生する具体的なビット列信号としては、例えばPRBS7(パターン長:27 -1)、PRBS9(パターン長:29 -1)、PRBS10(パターン長:210-1)、PRBS11(パターン長:211-1)、PRBS15(パターン長:215-1)、PRBS20(パターン長:220-1)などの各種疑似ランダムパターン(PRBS:Pseudo Random Bit Sequence)といった周期パターンや、PRBS13Q、PRBS31Q、SSPRQなどのPAMを評価するための評価用パターンがある。
信号合成出力部2cは、第1信号発生部2aが発生する最上位ビット列信号と第2信号発生部2bが発生する最下位ビット列信号とを足し合わせてPAM4信号を出力する。このPAM4信号は、被測定物Wの誤り率などを測定する際、既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力される。
誤り検出器3は、信号発生器2から既知パターンのテスト信号として基準データであるPAM4信号が被測定物Wに入力されたときに、このPAM4信号の入力に伴って被測定物Wから出力される信号を受けて誤り率などを測定するもので、図1に示すように、信号受信部3a、同期検出部3b、位置情報記憶部3c、シンボル比較部3d、比較結果データ記憶部3eを備える。
信号受信部3aは、被測定物Wから受信したPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてPAMのシンボル列(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列)に変換する。この信号受信部3aにて変換されたPAMのシンボル列のデータ(以下、シンボルデータとも言う)は、同期測定モード時に同期検出部3bに入力され、データ表示モード時に制御部7に入力される。
なお、「同期測定モード」とは、2ビット以上の既知パターンのテスト信号を基準データとして被測定物Wに入力したときに、基準データと被測定物Wから受信した入力データに基づくシンボルデータの同期を取って測定(例えばビット誤り率測定)を行うモードである。
また、「データ表示モード」とは、被測定物Wへの2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴って被測定物Wから受信した入力データに基づくシンボルデータを表示するモードである。
同期検出部3bは、同期測定モード時に、操作部4にて予め設定される設定タイミングにより、記憶部5から読み込んだ基準となるPAM4信号のシンボル列のデータである基準データと、被測定物Wから受信して信号受信部3aから出力されるPAM4信号のシンボルデータとの同期を取って取り込み、取り込んだ入力データとなるシンボルデータをシンボル比較部3dに出力する。
設定タイミングは、例えば表示部6の不図示の設定画面上で操作部4にて予め設定され、例えばエラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、被測定物Wがトリガー信号を発生するタイミング、ユーザの指示(例えばボタン操作)によりトリガー信号を発生するタイミングである。
同期検出部3bは、同期が取れたときにその旨をシンボル比較部3dへ通知するとともに、同期が取れたときの基準データにおけるシンボルの位置を表す同期位置を位置情報記憶部3cに記憶させる。
位置情報記憶部3cは、同期検出部3bにて基準データと信号受信部3aからのPAM4信号のシンボルデータとの同期が取れたときに、同期が取れたときの基準データにおけるシンボルの位置を表す同期位置を記憶する。
シンボル比較部3dは、同期検出部3bで同期が取れた後、操作部4を介したユーザなどの指示により、誤り率の測定を開始するときの位置にある基準データのシンボルから順に、同期検出部3bから出力されたシンボル列である入力データ(被測定物Wから受信したPAM4シンボルデータ)と基準データのシンボル列とを順次比較してエラーのあるシンボルを検出する。シンボル比較部3dは、例えば、基準データのシンボルから入力データのシンボルを引き算する差分の算出を行い、基準データに対する入力データのシンボル遷移量を算出し、入力データと基準データの排他的論理和(XOR)をとることで誤っているシンボル位置を表す取得エラーデータを取得し、図5に示すテーブルに基づき遷移名称を決定し、比較結果データを生成する。
シンボル比較部3dは、操作部4から波形イメージ表示開始操作がされるか、波形イメージ表示条件を満たすと、表示開始操作に応じて、または表示開始条件を満たす基準データのシンボルの位置の位置情報を同期位置とともに位置情報記憶部3cに記憶させる。合わせて、同期位置の位置情報をたとえば0とし、次のシンボルの位置情報を1、2、3、・・・といった追番として、それぞれの比較結果データとそれぞれの位置情報とを紐づけるよう位置情報記憶部3cに記憶させる。
なお、波形イメージ表示開始条件とは、例えば、予め設定したシンボル遷移が発生した場合、シンボル遷移が予め設定した所定数連続で発生した場合などをいう。
シンボル比較部3dは、操作部4から波形イメージ表示停止操作がされるか、波形イメージ表示停止条件を満たすと、表示停止操作に応じて、または表示停止条件を満たす基準データのシンボルの位置の位置情報を位置情報記憶部3cに記憶させる。
なお、波形イメージ表示停止条件とは、例えば、シンボル遷移が予め設定した所定数連続で発生しない場合などをいう。
比較結果データ記憶部3eは、シンボル比較部3dによる比較結果データを記憶する。比較結果データは、入力データのシンボルのそれぞれにおいて、基準データと比較してエラーのないシンボル、すなわちシンボル遷移がないことを示す遷移名称、および基準データと比較してエラーのあるシンボルにおいて、例えば、PAM4信号の4つのPAMシンボルの各シンボルごとの遷移量と遷移方向に基づく複数の遷移名称というシンボル遷移を区別するための情報を含む。
操作部4は、設定手段としても機能するものであり、図1の誤り率測定装置1に備える例えば操作ノブ、各種キー、スイッチ、ボタンや表示部6の表示画面上のソフトキーなどのユーザインタフェースで構成される。操作部4は、動作モード(「同期測定モード」、「データ表示モード」)の選択、設定タイミングの設定、表示部6の表示画面(図3のキャプチャ画面6a)上に表示されるシンボルデータのブロックの指定、ボーレート、シンボル列の発生条件などの設定、誤り率測定の開始・終了の指示などPAM4信号の誤り率測定に関わる各種設定を行う。
記憶部5は、データ表示モード時に、制御部7の制御により、予め設定された設定タイミングによりブロック単位で信号受信部3aから取り込んだシンボルデータを予め割り当てられた記憶容量で記憶する。本実施の形態では、表示部6の1つの表示領域(スクロール表示を含む表示サイズ)に表示可能なシンボルデータの塊を1ブロックとしている。例えば割り当てられる記憶容量が8Mbits(シンボルデータの4Msymbolに相当)で表示部6の1つの表示領域に表示可能なシンボルデータの塊を1ブロックとした場合、1ブロック=65536ビット=32768シンボルとして、4Msymbolのシンボルデータを予め設定される所定の分割数(1,2,4,8,16,32,64,128の何れかの分割数)で分割して記憶部5に記憶する。
なお、シンボルデータの最大分割数は、記憶部5に割り当てられる記憶容量に応じて決まる。例えば記憶部5に割り当てられる記憶容量が8Mbitsであれば、シンボルデータの最大分割数は128分割となる。また、設定タイミングは、前述したように、エラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、被測定物Wがトリガー信号を発生するタイミング、ユーザの指示(例えばボタン操作)によりトリガー信号を発生するタイミングの何れかであり、例えば表示部6の不図示の設定画面上で操作部4にて予め設定される。
記憶部5は、信号合成出力部2cからの既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力するPAM4信号のシンボル列(0、1、2、3のシンボル値からなるシンボルの列)を記憶する。この既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力するPAM4信号のシンボル列は、被測定物Wから受信した信号から生成する入力データと比較するときの基準となる基準データとなっている。
記憶部5は、設定タイミング、ボーレート、シンボル列の発生条件や、波形イメージ表示開始条件、波形イメージ表示停止条件などの情報を記憶する。これらの情報は、操作部4によりユーザインタフェースを介して適宜選択設定することができる。
なお、制御部7や、第1信号発生部2aと第2信号発生部2bにおいて、テスト信号となるPAM4信号のシンボル列を把握できる場合は、制御部7や、第1信号発生部2aと第2信号発生部2bから記憶部5へと既知パターンのテスト信号であるPAM4信号のシンボル列、すなわち基準データを記憶するように構成してもよい。
表示部6は、図1の誤り率測定装置1に備える例えば液晶表示器などで構成され、誤り率測定に関わる動作モード(「同期測定モード」、「データ表示モード」)に応じた設定画面、各コンプライアンステスト(被測定物Wが通信規格に適合するか否かの試験)やビット誤り率の測定画面などを表示する。また、表示部6は、表示画面上のソフトキーなどの操作部4の操作機能を兼ね備えている。
表示部6は、データ表示モード時に、後述する表示制御手段7aの制御により、記憶部5に記憶されたシンボルデータをブロック単位でキャプチャ画面6aに表示する。図3はデータ表示モード時における表示部6のキャプチャ画面6aの一例を示している。図3のキャプチャ画面6aの右側上部の領域には、「Block」と「Block Length」が表示される。「Block」には、キャプチャ画面6aに表示するシンボルデータが何番目のブロックかを数値入力するための入力ボックス11が表示される。「Block Length」には、1ブロック分のシンボルデータのサイズ(長さ)が表示される。図3の例では、「Block」の入力ボックス11に「1」が入力され、「Block Length」が「32768」symbolと表示されている状態を示している。なお、「Block」の入力ボックス11には、記憶部5の記憶容量に応じて決まるブロックの分割数(例えば1~128)まで設定入力可能である。
キャプチャ画面6aの「Block Length」の下の領域には、デバッグ用途として用いられる「Viewer Mode」(閲覧モード)が表示される。「Viewer Mode」の「Notation」には、キャプチャ画面6a上に表示するデータの表記(「Bin」(NRZモードのみ)、「Hex」(NRZモードのみ)、「Symbol」(PAM4モードのみ))を指定する入力ボックス12が表示される。「Viewer Mode」の「Format」には、キャプチャ画面6a上のデータの表示形式(「Pattern」(シンボル値表示のパターンデータのみ)、「Pattern+Waveform」(図6に示すように、シンボル値表示のパターンデータ上に例えば青線による波形イメージ表示を行う))を指定する入力ボックス13が表示される。これらデータの表記と表示形式は、それぞれのプルダウンメニューから選択設定される。図3の例では、「Notation」の入力ボックス12のプルダウンメニューから「Symbol(PAM4)」が選択され、「Format」の入力ボックス13のプルダウンメニューから「Pattern」が選択されている状態を示している。
キャプチャ画面6aの「Viewer Mode」の下の領域には、特定パターンを検索するための「Move and Search」が表示される。「Move and Search」には、検索対象の特定パターンを入力するための入力ボックス14が表示され、虫眼鏡ボタン15により前後の検索を行う。
キャプチャ画面6aの「Block Length」の左側のデータ表示領域16には、表示上の縦軸をアドレス、横軸をシンボルとして、入力データに基づく1ブロック分のシンボルデータが表示される。図3の例では、1ブロック分のシンボルデータとして32768シンボルのシンボルデータの一部がデータ表示領域16に表示されている状態を示している。なお、データ表示領域16に表示しきれないシンボルデータは、右側のスクロールバー17を用いることによりデータ表示領域16に表示させて確認することができる。
キャプチャ画面6aにおけるデータ表示領域16の下部には、最初のブロックのシンボルをデータ表示領域16に表示するように指示するソフトキー18、1つ前のブロックのシンボルをデータ表示領域16に表示するように指示するソフトキー19、1つ後のブロックのシンボルをデータ表示領域16に表示するように指示するソフトキー20、最後のブロックのシンボルをデータ表示領域16に表示するように指示するソフトキー21が表示される。
制御部7は、PAM4信号の誤り率を測定するため、例えば中央処理装置(CPU)、ROM、RAMなどの記憶素子から構成され、信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6を統括制御するもので、表示制御手段7aを備える。
表示制御手段7aは、データ表示モード時に、予め設定された設定タイミングにて信号受信部3aから取り込んで記憶部5に記憶されたシンボルデータを表示部6の表示画面(図3のキャプチャ画面6a)上に表示制御する。
さらに説明すると、表示制御手段7aは、データ表示モード時に、表示部6の1つの表示領域(スクロール表示を含む表示サイズ)に表示可能なシンボルデータの塊を1ブロックとして、予め設定された設定タイミングにて信号受信部3aからシンボルデータをブロック単位で取り込み、取り込んだブロック単位のシンボルデータを記憶部5に記憶し、ブロック単位で切替表示できるように記憶部5に記憶されたシンボルデータを表示部6の表示画面(図3のキャプチャ画面6a)上に表示制御する。
また、表示制御手段7aは、同期測定モード時に、記憶部5の入力データのシンボル値に基づいて、シンボル値表示および波形イメージ表示を表示部6に表示する。さらに説明すると、シンボル値表示は、図6に示すように、入力データの0、1、2、3のシンボル値の数字を、波形イメージの対応するそれぞれのシンボル値に合わせて表示部6に表示する。また、波形イメージ表示は、図6に示すように、入力データの0、1、2、3のシンボル値にそれぞれ合わせた振幅方向の高さ、各シンボル値ごとの時間軸方向の横幅となるように表示部6に表示する。
さらに、表示制御手段7aは、同期測定モード時に、比較結果データ記憶部3eの比較結果データに基づいて、入力データの波形イメージ表示に対し、例えば図5の帯状表示例に従い、それぞれのシンボルの遷移名称に対応して、当該シンボルの波形に対する帯状表示の色彩、帯状表示の振幅方向の向き、帯状表示の振幅方向の高さとなるように重ねて識別表示する。
次に、上記のように構成される誤り率測定装置1のデータ表示モード時の処理動作について図4を参照しながら説明する。
まず、操作部4にて「データ表示モード」を選択し、表示部6のキャプチャ画面6aに表示するシンボルデータの分割数、設定タイミングを設定する(ST1)。例えばシンボルデータの分割数を「128」、エラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミングを設定タイミングとして設定する。
信号受信部3aは、データ表示モードを選択して必要な設定が行われた状態において、被測定物Wへの2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴って被測定物Wから受信したPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてシンボルデータに変換する(ST2)。
そして、制御部7(表示制御手段7a)は、設定タイミングにて信号受信部3aからシンボルデータをブロック単位で取り込んで記憶部5に記憶し(ST3)、記憶部5に記憶されたブロック単位のシンボルデータのうち、操作部4にて指定されたブロックのシンボルデータを表示部6のキャプチャ画面6a上に表示する(ST4)。
なお、操作部4にて「同期測定モード」が選択された場合には、測定に関わる各種設定を行った後、信号受信部3aにて被測定物Wから受信したPAM4信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてシンボル列に変換する。そして、同期検出部3bは、基準となるPAM4信号のシンボル列のデータである基準データと、被測定物Wから受信したPAM4信号に基づくシンボルデータとの同期を取り、同期が取れたときの基準データにおけるシンボルの位置を表す同期位置を位置情報記憶部3cに記憶するとともに、入力データとなるシンボルデータを出力する。
その後、シンボル比較部3dは、操作部4を介したユーザなどの指示により、誤り率の測定を開始するときの位置にあるシンボルから順に、同期されたシンボルと基準データとを順次比較してエラーのあるシンボルを検出するとともに、比較した結果である比較結果データを比較結果データ記憶部3eに記憶する。
また、シンボル比較部3dは、波形イメージ表示開始操作がされるか、波形イメージ表示開始条件を満たすと、表示開始操作に応じて、または表示開始条件を満たす基準データのシンボルの位置の位置情報を同期位置とともに位置情報記憶部3cに記憶する。
さらに、シンボル比較部3dは、波形イメージ表示停止操作がされるか、波形イメージ表示停止条件を満たすと、表示停止操作に応じて、または表示停止条件を満たす基準データのシンボルの位置の位置情報を位置情報記憶部3cに記憶する。
そして、表示部6は、キャプチャ画面6aにおいて「Viewer Mode」の「Notation」が「Symbol」、「Format」が「Pattern+Waveform」に設定されている場合には、表示制御手段7aの制御により、例えば図6に示すように、入力データのシンボル値に基づいて、シンボル値表示および波形イメージ表示を表示し、図5の帯状表示例に従い、それぞれのシンボルの遷移名称に対応して、当該シンボルの波形に対する帯状表示の色彩、帯状表示の振幅方向の向き、帯状表示の振幅方向の高さとなるように重ねて識別表示する。例えば図6では、左から2番目の入力データと取得エラーデータのシンボルが1(01)であり、入力データのシンボルが基準データ0(00)から1(01)へとシンボル遷移しているので、図5に示すように、遷移名称は「A2」となる。そして、この遷移名称「A2」に対応する帯状表示の色彩は「赤」、帯状表示の振幅方向の向きは「下」、帯状表示の振幅方向の高さは「1電圧範囲」となる。これにより、左から2番目の位置の波形イメージ表示に対し、線状の波形に対して1電圧範囲で下向きの赤色の帯状表示を行う。
なお、キャプチャ画面6aにおいて「Viewer Mode」の「Notation」が「Symbol」、「Format」が「Pattern」に設定されている場合には、シンボル値表示に対し、エラーのあるシンボルについて図5の帯状表示例に従って帯状表示を行う(図6の波形イメージ表示がない状態)。
ところで、上述した実施の形態では、被測定物Wに入力される2ビット以上の多値信号として、PAMのシンボル値が4値のPAM4信号を例にとって説明したが、例えばシンボル値が3値のPAM3信号にも本発明が適用可能である。
また、上述した実施の形態では、図1に示すように、誤り率測定装置1に信号発生器2、誤り検出器3、操作部4、記憶部5、表示部6、制御部7が含まれる構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、信号発生器2と誤り検出器3をそれぞれ別々にモジュール化または個別筐体とし、操作部4、表示部6を外部に接続したパーソナルコンピュータなどの外部装置で構成することもできる。
このように、本実施の形態によれば、同期測定モードの状態でなくても被測定物Wから信号を受信して現在の入力データを設定タイミングにてキャプチャしてそのまま表示画面に表示することができる。これにより、ユーザは、表示画面を見て、期待しているパターンのデータと何処差異があるのか判別できるようになる。また、同期測定モードの状態でなくても入力データを設定タイミングにてそのまま保存して表示画面に表示することができる。これにより、ユーザは、同期測定モードの状態でなくてもデータ解析が可能となる。
以上、本発明に係る誤り率測定装置及び誤り率測定方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 誤り率測定装置
2 信号発生器
2a 第1信号発生部
2b 第2信号発生部
2c 信号合成出力部
3 誤り検出器
3a 信号受信部
3b 同期検出部
3c 位置情報記憶部
3d シンボル比較部
3e 比較結果データ記憶部
4 操作部
5 記憶部
6 表示部
6a キャプチャ画面
7 制御部
7a 表示制御手段
11,12,13,14 入力ボックス
15 虫眼鏡ボタン
16 データ表示領域
17 スクロールバー
18,19,20,21 ソフトキー
W 被測定物

Claims (4)

  1. 被測定物(W)への2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受信する信号受信部(3a)と、
    前記信号受信部にて受信した信号に基づくPAMのシンボルデータを入力データとして予め割り当てられた記憶容量で記憶する記憶部(5)と、
    表示部(6)のスクロール表示を含む1つの表示領域に表示可能な前記入力データのシンボルデータの塊を1つのブロックとし、前記記憶部の記憶容量に応じて決まる前記ブロックの分割数の設定、前記表示領域に表示するブロックの指定、設定タイミングの設定を行うための操作部(4)と、
    前記入力データのシンボルデータを前記操作部にて設定された設定タイミングによりブロック単位で取り込み、取り込んだブロック単位のシンボルデータを前記操作部にて設定された分割数で分割して前記記憶部に記憶し、該記憶部に記憶されたブロック単位のシンボルデータのうち、前記操作部にて指定されたブロックのシンボルデータを表示画面上に表示制御する制御部(7)とを備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  2. 前記所定の設定タイミングは、前記入力データのシンボルデータと前記既知パターンに基づく基準データのシンボルデータとの比較結果に基づくエラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、前記被測定物(W)がトリガー信号を発生するタイミングまたはユーザの指示にてトリガー信号を発生するタイミングの何れかであることを特徴とする請求項1に記載の誤り率測定装置。
  3. 被測定物(W)への2ビット以上の既知パターンの多値信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受信するステップと、
    前記受信した信号に基づくPAMのシンボルデータを入力データとして予め割り当てられた記憶容量で記憶部(5)に記憶するステップと、
    表示部(6)のスクロール表示を含む1つの表示領域に表示可能な前記入力データのシンボルデータの塊を1つのブロックとし、前記記憶部の記憶容量に応じて決まる前記ブロックの分割数の設定、前記表示領域に表示するブロックの指定、設定タイミングの設定を操作部(4)にて行うステップと、
    前記入力データのシンボルデータを前記操作部にて設定された設定タイミングによりブロック単位で取り込むステップと、
    前記取り込んだブロック単位のシンボルデータを前記操作部にて設定された分割数で分割して前記記憶部に記憶するステップと、
    前記記憶部に記憶されたブロック単位のシンボルデータのうち、前記操作部にて指定されたブロックのシンボルデータを表示画面上に表示制御するステップとを含むことを特徴とする誤り率測定方法。
  4. 前記所定の設定タイミングは、前記入力データのシンボルデータと前記既知パターンに基づく基準データのシンボルデータとの比較結果に基づくエラーを含む特定パターンと一致するパターンのシンボルデータを受信するタイミング、前記被測定物(W)がトリガー信号を発生するタイミングまたはユーザの指示にてトリガー信号を発生するタイミングの何れかであることを特徴とする請求項に記載の誤り率測定方法。
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