JP7379897B2 - 空調機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調機に関する。
室内の空気を吸い込み、水の気化熱を利用し雰囲気温度を低下させて冷却した空気を、室内に吹き出す気化冷却式の空調機が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1の空調機(冷風扇)は、ケーシング内に配置された送風手段と、吸込口と第1吹出口とを連通し、送風手段によって発生した空気流を第1吹出口に導く第1流路と、吸込口と第2吹出口とを連通し、送風手段によって発生した空気流を第2吹出口に導く第2流路と、第2流路に配置され、水の気化熱により第2流路を流れる空気を冷却する気化手段とを備え、第2流路の気化手段によって冷却された空気流と第1流路を流れる空気流との間で熱交換を行う熱交換器が設けられている。気化手段が備えられている第2流路において、気化手段の下流側には、気化手段によって散布された霧状の水(未蒸発の散布水)及び、気化した水(蒸発した散布水)により絶対湿度が増加した空気が流れる。この湿度が増加した空気は、第2流路の出口となる第2吹出口から排気として吹き出される。熱交換器を介して冷却された第1流路を流れる空気流は、第1吹出口から給気として被空調空間に吹き出される。
特許文献1の空調機において、送風手段によって送風される第2流路を流れる空気は、顕熱交換器が有する複数のチューブ内と通過し、送風手段によって送風される第1流路を流れる空気は、当該複数のチューブの周りを通過することにより、第2流路を流れる空気と、第1流路を流れる空気とが熱交換される。
特開2014-092338号公報
しかしながら、特許文献1の空調機は、顕熱交換器に空気が流入するにあたり風量分布に関する考慮がされていないため、冷却能力が減少することが懸念される。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、冷却能力を向上させることができる空調機を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る空調機は、吸込口から吸い込まれた空気が流れる吸込流路と、気化させる水を散布する散布部と、前記散布部が散布した水の気化熱により冷却される第1空気が流れる第1流路と、前記第1空気と、前記吸込流路に流れる空気との間で熱交換させ、前記吸込流路に流れる空気を冷却する直方体状の熱交換器とを備え、前記熱交換器の一側面には、前記第1空気が流入する入口が設けられ、前記熱交換器の一側面に隣り合ういずれかの他側面には、前記吸込流路に流れる空気が流出する出口が設けられ、前記第1空気が流入する前記熱交換器の入口の上流側には、前記第1空気を前記他側面の側に案内する案内壁が設けられている。
本態様にあたっては、第1空気が流入する熱交換器の入口の上流側に設けられた案内壁によって、第1空気は、吸込流路に流れる空気が流出する出口が設けられている他側面の側に案内される。他側面の側に案内された第1空気は、熱交換器の入口において、他側面の側に偏倚して、当該入口から熱交換器の内部に流入する。従って、第1空気が流入する熱交換器の入口の近傍において、他側面の側に流れる第1空気の風速は、他側面とは反対側に流れる第1空気の風速よりも速くなり、他側面の側に流れる第1空気の体積流量は、他側面とは反対側に流れる第1空気の体積流量よりも多くなる。すなわち、第1空気が流入する熱交換器の入口における風量分布は、他側面の側に偏るものとなる。他側面には、第1空気と熱交換される空気(吸込流路に流れる空気)が流出する出口が設けられているため、散布部が散布した水の気化熱により冷却された後に熱交換器に流入する第1空気と、熱交換器から流出する直前の空気(吸込流路に流れる空気)とによる熱交換を効率的に行い、冷却能力を向上させることができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記案内壁は、前記熱交換器の一側面を覆うように設けられており、前記案内壁の内面と、前記熱交換器の一側面との距離は、前記他側面から離れるにつれて小さくなる。
本態様にあたっては、案内壁は、熱交換器の一側面を覆うように設けられており、案内壁の内面と、熱交換器の一側面との距離は、他側面から離れるにつれて小さくなるように、案内壁は形成されている。すなわち、他側面の側における案内壁の内面と、熱交換器の一側面との距離(面間距離)は、他側面とは反対側における案内壁の内面と、熱交換器の一側面との距離(面間距離)よりも大きい。当該面間距離が大きいほど、通風抵抗は減少するため、他側面の側における面間距離を、他側面とは反対側における面間距離よりも大きくすることにより、第1空気を他側面の側に案内する案内壁を、簡易に構成することができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記案内壁は、上流壁部と、前記第1空気の流れ方向において前記上流壁部よりも下流にある下流壁部とを含み、前記上流壁部の前記他側面側の端部は、前記下流壁部の前記他側面側の端部よりも、前記熱交換器の前記他側面側に位置し、前記上流壁部の前記他側面側の端部と前記熱交換器の一側面との距離は、前記下流壁部の前記他側面側の端部と前記熱交換器の一側面との距離よりも大きい。
本態様にあたっては、案内壁は、上流壁部と、第1空気の流れ方向において上流部よりも下流にある下流壁部とを含み、上流壁部は、下流壁部よりも、熱交換器の他側面の側に位置する。上流壁部の他側面側の端部と熱交換器の一側面との距離は、下流壁部の他側面側の端部と熱交換器の一側面との距離よりも大きいため、第1空気が流入する熱交換器の入口の近傍において、他側面における通風抵抗を、他側面とは反対側における通風抵抗よりも小さくすることができる。更に、第1空気の流れ方向において上流壁部は下流壁部よりも上流に位置しているため、上流壁部及び下流壁部によって第1空気が流れる第1流路の内径を小さくする絞り形状を形成することができる。従って、熱交換器の入口の近傍に流れてきた第1空気を、他側面の側に効率的に偏倚させることができ、熱交換の効率を向上させることができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記案内壁は、前記上流壁部と前記下流壁部との間に介在する湾曲壁部を含み、前記湾曲壁部の内面は、凹状を成す。
本態様にあたっては、案内壁は、上流壁部と下流壁部との間に介在する湾曲壁部を含み、湾曲壁部の内面は凹状を形成するように設けられている。すなわち、湾曲壁部の凹面を熱交換器に向けて、案内壁は、当該熱交換器を覆うように設けられている。従って、上流壁部を通過した第1空気を、湾曲壁部の凹状の内面(凹面)に沿わせることにより、圧力損失が発生することを緩和しつつ、効率的に他側面の側に偏倚させることができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記散布部は、前記案内壁と、前記第1空気が流入する前記熱交換器の入口との間に設けられている。
本態様にあたっては、散布部は、案内壁と、第1空気が流入する熱交換器の入口との間に設けられているため、案内壁によって、他側面の側に案内された第1空気を、当該散布部が散布した水の気化熱により冷却し、冷却された第1空気を他側面の側に偏倚させて熱交換器の入口に流入させ、冷却能力を向上させることができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記吸込流路における前記熱交換器の下流側に設けられ、前記吸込流路を、前記第1流路と、被空調空間に吹き出される第2空気が流れる第2流路とを含む2つ以上の流路に分岐する分岐機構を備え、
前記案内壁は、前記分岐機構の下流側に設けられている。
本態様にあたっては、散布部が散布した水の気化熱により冷却される第1空気は、分岐機構によって、吸込流路に流れる空気から分流された空気である。吸込流路に流れる空気は、熱交換器によって冷却され、吸込口から吸い込まれた直後の空気(被空調空間の室内空気)よりも低温となっている。このように熱交換器によって冷却した空気(吸込流路に流れる空気)を分流した第1空気を用いて、散布部が散布した水の気化熱により冷却することにより、当該第1空気の温度を効率的に低下させることができ、冷却能力を向上させることができる。
本開示の一態様に係る空調機は、前記吸込流路は、前記吸込口から吸い込まれた空気の流れ方向において下方から上方に向かって設けられ、
前記第1流路は、前記第1空気の流れ方向において上方から下方に向かって設けられ、
前記案内壁は、前記吸込流路及び前記第1流路による折り返し地点に設けられている。
本態様にあたっては、案内壁は、吸込流路及び前記第1流路による折り返し地点に設けられているため、当該案内壁によって、吸込流路及び前記第1流路による折り返しによって発生する圧力損失を緩和しつつ、第1空気を他側面の側に案内することができる。
空調機の冷却能力を向上させることができる。
実施形態1に係る空調機の一構成例を示す模式的側断面図である。 空調機の外観を示す斜視図である。 実施形態1における案内壁の要部を示す説明図である。 実施形態2における案内壁の要部を示す説明図である。
(実施形態1)
以下、実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る空調機1の一構成例を示す模式的側断面図である。図2は、空調機1の外観を示す斜視図である。空調機1は、箱状の筐体15を備え、当該筐体15の底部に設けられたキャスター151によって、例えば工場等の被空調空間の床面に載置される。図1に示す空調機1の載置状態を、当該空調機1の通常の使用態様として上下左右を示す。なお、図1は、図2におけるA-A’線による断面を、図2上にて左側から模式的に示したものである。
空調機1は、顕熱交換器2及び散布部16を備え、散布部16から散布した散布水の気化熱を用いて雰囲気温度を低下させ、被空調空間を冷却するものであり、例えば間接気化冷却式の空調機1である。
空調機1の筐体15には、被空調空間の空気を吸い込む吸込口51、散布水の気化熱により直接的に冷却された空気を吹き出す第1吹出口31及び、顕熱交換器2を介して第1空気と熱交換することにより冷却され、被空調空間を冷却するための空気を被空調空間に吹き出す第2吹出口41が、設けられている。第1空気は排気と同義であり、第2空気は給気と同義である。また、第1吹出口31は排気吹出口に相当し、第2吹出口41は、給気吸出口に相当する。
空調機1には、散布部16から散布される散布水の気化熱により直接的に冷却される第1空気が流れる第1流路3と、吸込口51から吸い込まれ、当該冷却された第1空気と熱交換することにより冷却される空気が流れる吸込流路5とが、設けられている。空調機1は、当該吸込流路5を、第1流路3及び第2流路4に分岐する分岐機構6を備える。分岐機構6は、送風部として機能する第1ファン61及び第2ファン62を含み、吸込流路5に流れる吸込空気を、第1流路3に流れる第1空気と、第2流路4に流れる第2空気とに分流する。分岐機構6の詳細は後述する。
吸込流路5は、吸込口51と分岐機構6との間に設けられる流路であり、後述する顕熱交換器2の吸込経路22を含む。吸込口51の近傍となる吸込流路5には、例えばポリエステル又はオレフィン系繊維により形成されるフィルタ52が設けられている。フィルタ52は、吸込口51から吸い込む空気内の塵埃を捕集し、当該塵埃が、顕熱交換器2の吸込経路22に侵入することを防止する。
第1流路3は、分岐機構6と第1吹出口31との間に設けられる流路であり、後述する顕熱交換器2の第1経路21を含む。第2流路4は、分岐機構6と第2吹出口41との間に設けられる流路である。
顕熱交換器2は、直方体状を成し、吸込流路5の少なくとも一部を構成する吸込経路22と、第1流路3の少なくとも一部を構成する第1経路21を含む。顕熱交換器2は、例えばアルミニウム等の金属製又は樹脂製の箱状のケースを備え、当該ケースの外周面には断熱部材を設けることにより、顕熱交換器2の内部に流れる第1空気又は吸込空気と、顕熱交換器2の周辺空気との間の熱交換を制限するものであってもよい。
顕熱交換器2に形成されている第1経路21及び吸込流路5は、例えば、第1空気又は吸込空気が流れる中空構造を有する金属プレートを複数個、並列に設けることにより構成される。当該中空構造を有する金属プレートは、例えば複数枚のフィンにより構成されるもの又は、扁平管であってもよい。例えば、当該プレートは、伝熱性の良い金属であるアルミニウム、銅等又は、これらを主成分とする合金で形成することで、顕熱交換の効率を向上させることができる。第1経路21及び吸込経路22は、これら中空構造を有する複数の金属プレート夫々により、複数並んで形成される。
吸込空気の流れ方向において、顕熱交換器2の吸込経路22の入口は、顕熱交換器2の下方の左側面である下方左側面に設けられており、吸込経路22の出口は、顕熱交換器2の上方の右側面である上方右側面、すなわち後述する他側面24に設けられている。従って、顕熱交換器2の吸込経路22は、左下方の入口から右上方の出口まで連通するクランク状に形成されている。図2において、吸込経路22は逆Z状に形成されている。
第1空気の流れ方向において、顕熱交換器2の第1経路21の入口は、顕熱交換器2の上方に位置する上面、すなわち後述する一側面23の中央部から両端に向かって幅広に設けられており、顕熱交換器2の第1経路21の出口は、顕熱交換器2の下方に位置する下面の中央部から両端に向かって幅広に設けられている。従って、顕熱交換器2の第1経路21は、上方から下方に向かって、I状、すなわち直線状形成されている。
顕熱交換器2の上面は、第1経路21の入口が設けられている一側面23に相当する。顕熱交換器2の上方の右側面は、吸込経路22の出口が設けられている他側面24に相当する。第1経路21の入口が設けられる一側面23及び、吸込経路22の出口が設けられる他側面24は、上述の位置に限定されるものでなく、一側面23及び他側面24は、直方体状を成す顕熱交換器2において、隣り合う側面同士によるものであればよい。隣り合うとは、一側面23と他側面24とが直接的に隣接する場合に限定されず、例えば一側面23と他側面24との間にて面取りがされ、当該面取りにより形成された面が介在するものであってもよい。
顕熱交換器2内において、第1経路21を流れる第1空気は上方から下方に向かって流れ、吸込経路22を流れる吸込空気は下方から上方に向かって流れるため、第1空気及び吸込空気の流れは、互いに逆方向となる対向流を形成している。
顕熱交換器2の第1経路21の入口の上方には、散布部16が設けられており、散布部16から散布された霧状の水が気化する際の気化熱により、第1経路21に流れる第1空気は冷却される。顕熱交換器2によって、吸込経路22を流れる吸込空気と、第1経路21を流れる第1空気とは、熱交換され、吸込空気は第1空気によって冷却される。第1空気及び吸込空気の流れは対向流を形成するため、顕熱交換器2における熱交換率を向上させることができる。
吸込口51を介して披空調空間から吸い込まれた吸込空気は、フィルタ52を通過した後、顕熱交換器2の吸込経路22に流入する。顕熱交換器2の吸込経路22に流入した吸込空気は、顕熱交換器2を介して第1空気と熱交換することにより、冷却される。冷却され、顕熱交換器2の吸込経路22を通過した吸込空気は、吸込経路22の下流側に位置する分岐機構6の分岐室63内に流入する。
分岐機構6に流入した吸込空気は、第1流路3を流れる第1空気と、第2流路4を流れる第2空気とに分流される。第2流路4を流れる第2空気は、第2吹出口41(給気吹出口)から被空調空間に吹き出され、被空調空間を冷却する。第1流路3を流れる第1空気は、顕熱交換器2の第1経路21に流入する。
第1経路21に流入した第1空気は、上述のとおり散布部16から散布された散布水の気化熱により、更に冷却される。第1経路21を流れる第1空気は、顕熱交換器2を介して、吸込経路22を流れる吸込空気と熱交換することにより、当該吸込空気は冷却される。吸込空気を分流して第1空気とすることにより、実質的に第1空気を二段階で冷却することができ、当該第1空気の温度を効率的に低下させることができる。すなわち、第1空気を2段階にて冷却することにより、吸込空気を気化熱により直接的に冷却するのみの場合よりも、更に低温に冷却することができる。
被空調空間に吹き出される第2空気は、吸込空気を分流したものであり、吸込空気は顕熱交換器2を介して第1空気により冷却される。上述のとおり第1空気は2段階にて冷却され更に低温となっているため、当該第1空気により冷却される吸込空気を効率的に冷却し、このように冷却された吸込空気を分流した第2空気を、被空調空間に吹き出し、給気することができる。
顕熱交換器2の第1経路21を通過した第1空気は、後述するドレンパン13を通過した後、第1吹出口31から被空調空間又は室外に吹き出されることにより排気される。
空調機1は、顕熱交換器2の下方に設けられたドレンパン13、散布部16から散布する散布水を保存するタンク14、及びタンク14内の水を散布部16に供給するポンプ11を備える。
ドレンパン13は、上面に開口部を備えた例えば皿状の容器である。ドレンパン13の底面には、タンク14と連通するための連通路が設けられている。散布部16から散布された散布水において、気化しなかった水又は、気化した後に凝縮した水は、顕熱交換器2の第1経路21の内壁面を伝って下方に滴下し、ドレンパン13にて保持される。ドレンパン13内の水は、連通路を介してタンク14内に流れ込む。
タンク14は給水口(図示せず)を備え、給水口を介して、水道水がタンク14内に補給される。タンク14とポンプ11とは、配管により連通しており、ポンプ11が駆動することにより、タンク14内の水は散布部16に供給される。
ポンプ11は、コントローラ12から出力された制御信号により、駆動又は停止するように制御される。コントローラ12は、制御部及び記憶部を含むマイコン等により構成され、空調機1の操作者の操作に基づき、ポンプ11及び、送風部である第1ファン61及び第2ファン62の駆動又は停止の制御を行う。
散布部16は、霧状の水を散布する散布ノズルを含み、当該散布ノズルは、配管及びポンプ11を介してタンク14と連通している。上述のとおり、ポンプ11によってタンク14内の水は、散布部16に供給され、散布ノズルから顕熱交換器2の第1経路21の入口に向かって、散布される。
空調機1は、電気部品171及び蓄電池172を含む電気装置17を備える。電気装置17は、顕熱交換器2の第1経路21及びドレンパン13を通過した後の第1流路3に隣接して、設けられている。換言すると、電気装置17は、第1空気の流れ方向においてドレンパン13の下流側から第1吹出口31の間の第1流路3に隣接して設けられている。
電気部品171は、例えば、抵抗、コイル、キャパシタ又は半導体素子等、電圧が印加され、電流が流れることにより発熱する部品である。具体的には電気部品171は、これら部品が実装された制御基板又は電源基板等の回路基板を含む。電気部品171は、電装品箱等の箱体に収納されたものであってもよい。電気部品171は、コントローラ12を含むものであってもよい。蓄電池172は、例えばリチウムイオン電池であり、空調機1が商用電源に接続されていない場合、送風部及びポンプ11等の電気負荷に対し、電力を供給する。
図3は、実施形態1における案内壁32の要部を示す説明図である。案内壁32は、分岐機構6の下流側に設けられている。分岐機構6は、送風部として機能する第1ファン61、および、第2ファン62を収納する分岐室63を含む。
分岐機構6は、吸込経路22の下流側に位置する吸込流路5を、第1流路3及び第2流路4に分岐することにより、顕熱交換器2の吸込経路22を通過した吸込空気を、第1流路3に流れる第1空気と、第2流路4に流れる第2空気とに分流する。従って、吸込流路5は、分岐室63を介して、第1流路3と、第2流路4とに連通している。
第1ファン61及び第2ファン62は、例えばシロッコファン等の遠心ファンであり、中央に位置する吸込部611,621と、一方向に延びる吹出部612,622とを有する。第1ファン61及び第2ファン62は、その一部が重なるように分岐室63に設けられている。
第1ファン61は、吹出部612を第1流路3に向けて設けられている。第1流路3には、散布部16が設けられており、第1ファン61の吹出部612は、散布部16に向けられている。第1ファン61は、分岐機構6に流入した吸込空気の一部を、第1空気として第1流路3に吹き出す。第1ファン61から吹き出された第1空気は、第1流路3に設けられた案内壁32により散布部16及び顕熱交換器2に案内される。案内壁32の詳細は、後述する。
第2ファン62は、吹出部622を第2流路4に向けて設けられている。第2流路4は、第2吹出口41に連通しており、第2ファン62の吹出部622は、第2吹出口41に向いている。第2ファン62は、分岐機構6に流入した吸込空気の一部を、第2空気として第2流路4に吹き出す。第2ファン62から吹き出された第2空気は、第2吹出口41から被空調空間に給気される。
シロッコファンの吹出部612,622は、一方向に延びる形状をなし、シロッコファンの吹出部612,622から吹き出された空気は、当該吹出部612,622の延設方向に向かう指向性を有する。従って、第1ファン61は、吸込部611から吸込んだ吸込空気を、吹出部612から散布部16に向けて効率的に吹き出すことができる。また、第2ファン62は、吸込部621から吸込んだ吸込空気を、吹出部622から第2吹出口41に向けて効率的に吹き出すことができる。
分岐機構6によって分岐された第1経路21と、第2経路とは、互いに逆方向となるように異なる方向に向かって延設されている。同様に、第1ファン61の吹出部612と、第2ファン62の吹出部622は、互いに逆方向となるように異なる方向に向いている。
従って、第1ファン61及び第2ファン62により分流された第1空気及び第2空気を、第1経路21及び第2経路を吹き出すにあたり、第1空気及び第2空気による干渉を抑制し、通風抵抗が発生することを低減することができる。
本実施形態において、分岐機構6に含まれる送風部は第1ファン61及び第2ファン62であるとして説明したが、これに限定されない。送風部は、例えばターボファン等の単一の遠心ファンにより構成されるものであってもよい。
図1に示すとおり、分岐機構6は、顕熱交換器2よりも上方に設けられている。吸込経路22は、吸込空気の流れ方向において、下方から上方に向かって設けられている。吸込経路22は吸込流路5の一部を構成するため、吸込流路5は、吸込空気の流れ方向において、下方から上方に向かって設けられるものとなる。第1経路21は、第1空気の流れ方向において、上方から下方に向かって設けられている。第1経路21は第1流路3の一部を構成するため、第1流路3は、第1空気の流れ方向において、上方から下方に向かって設けられるものとなる。
案内壁32は、分岐室63から第1経路21の入口までの間の第1流路3において、顕熱交換器2を上方から覆うように設けられている。すなわち、案内壁32の内面は、分岐室63から、第1経路21の入口までの間となる第1流路3の内周面を形成する。案内壁32は、第1流路3の内周面を構成するものに限定されず、第1流路3の内周面から突設された板状の壁体であってもよい。または、案内壁32は、筐体15の内郭の一部として構成されるものであってもよい。第1流路3の一部を構成する案内壁32を、顕熱交換器2を上方から覆うように設けることにより、例えば第1経路21の入口の一部を封止するような規制部材を、顕熱交換器2に直接的に取り付けるよりも簡易な構成で、第1空気を案内することができる。
案内壁32は、断面視にて直線状の上流壁部321及び下流壁部322と、上流壁部321と下流壁部322との間に介在する湾曲壁部323を含む。上流壁部321は、下流壁部322よりも、吸込経路22の出口が設けられている他側面24の側に位置するように、構成されている。本実施形態においては、上流壁部321は、下流壁部322よりも左方であって、分岐機構6に接続されている。案内壁32は、顕熱交換器2を上方から覆うように設けられており、第1経路21の入口が設けられた一側面23は、顕熱交換器2の上方に位置する。従って、上流壁部321の内面と、顕熱交換器2の上方に位置する一側面23とは、対向している。下流壁部322の内面と、顕熱交換器2の上方に位置する一側面23とは、対向している。覆うようにとは、第1流路3の流路壁面の一部として、一側面23に対向して形成されている状態を示す。
上流壁部321の他側面24側の端部と一側面23との面間距離が、下流壁部322の他側面24側の端部と一側面23との面間距離よりも大きくなるように、案内壁32は、設けられている。上流壁部321は、下流壁部322よりも他側面24の側に位置している。従って、案内壁32は、他側面24から離れるにつれて、案内壁32の内面と、顕熱交換器2の一側面23との距離が小さくなるように構成されている。上流壁部321と下流壁部322との間に介在する湾曲壁部323は、湾曲壁部323の凹面を顕熱交換器2に向けている。従って、湾曲壁部323の部位においても、案内壁32は、他側面24から離れるにつれて、湾曲壁部323の凹面と、顕熱交換器2の一側面23との距離が小さくなるように構成されている。また、第1の変形例として湾曲壁部323の上流壁部321側の端部と異なる他端部における接線と一側面23の他側面24に延びる線分のなす角は鈍角であることが望ましい。該接線が吸込経路22の出口方向を向いているほど、第1経路21を流れる第1空気と、吸込経路22を流れる空気との熱交換を促進させ、冷却能力を向上させることができる。さらに、第2の変形例として湾曲壁部323の上流壁部321側の端部と異なる他端部を下流壁部322として新たな壁面を設けなくてもよい。下流壁部322が湾曲壁部323の他端部である場合、湾曲壁部323の他端部が下流壁部322の他側面24側の端部として解釈されればよい。第2の変形例は、第1の変形例と組み合わせることで効果が高くなる。
上流壁部321は、第1空気の流れ方向において、下流壁部322よりも上流側に位置している。すなわち、上流壁部321は、下流壁部322よりも、第1空気を送風する第1ファン61に近接して形成されている。第1空気を送り出す第1ファン61は、上流壁部321よりも、顕熱交換器2の他側面24の側に位置している。
案内壁32は顕熱交換器2を上方から覆うように設けられているので、第1ファン61によって送風された第1空気は、案内壁32によって、当該案内壁32よりも下方に位置する顕熱交換器2に案内される。上流壁部321と顕熱交換器2の一側面23との面間距離は、下流壁部322と顕熱交換器2の一側面23との面間距離よりも大きく構成されており、上流壁部321は、下流壁部322よりも他側面24の側に設けられているため、第1空気は、他側面24の側に案内される。案内壁32は、湾曲壁部323の凹面を顕熱交換器2に向けて、顕熱交換器2を覆うように設けられている。従って、上流壁部321を通過した第1空気を、湾曲壁部323の凹面に沿わせることにより、更に効率的に他側面24の側に偏倚させて案内することができる。言い換えれば、案内壁32は分岐機構6と顕熱交換器2との間の第1流路3において、左に向かうほど、すなわち分岐機構6から離れるほど、空気の圧力損失が高くなるように形成されている。そのため第3の変形例として、下流壁部322は第1経路21の入口の一部を塞ぐように配置されてもよい。つまり、下流壁部322と顕熱交換器2の一側面23とが一体である場合である。言い換えれば、面間距離がゼロの場合である。さらに、第3の変形例を言い換えると、案内壁32は図3の開示のように連続した壁面でなくてもよい。つまり、空気の圧力損失を上げるための下流壁部322と、風向を変化させる湾曲壁部323とをそれぞれ独立して備えていてもよい。下流壁部322が散布部16から散布された水を透過する材料を採用することで、より多くの面積で気化熱を獲得できるため、第3の変形例において効果を増大させることができる。
このように他側面24の側に案内された第1空気は、顕熱交換器2の第1経路21の入口において、他側面24の側に偏倚して当該入口から流入するものとなり、入口の近傍の第1経路21内において、他側面24の側に流れる第1空気の風速は、他側面24とは逆側に流れる第1空気の風速よりも速くなる。従って、他側面24の側に流れる単位断面積あたりの第1空気の体積流量は、他側面24とは逆側に流れる単位断面積あたりの第1空気の体積流量よりも大きくなる。これにより、第1経路21を流れる第1空気と、吸込経路22を流れる空気との熱交換を促進させ、冷却能力を向上させることができる。
案内壁32と、第1空気が流入する顕熱交換器2の入口との間には、散布部16が設けられており、第1空気は、散布部から散布された水の気化熱により冷却される。このように冷却された第1空気を、吸込経路22の出口が設けられた他側面24の側に風量分布を偏らせて、第1経路21の入口から顕熱交換器2に流入させることにより、第1経路21を流れる第1空気と、吸込経路22を流れる空気との熱交換を促進させ、冷却能力を向上させることができる。
上述のとおり、気化熱による冷却された第1空気が流れる第1経路21は、一側面23から下面に向かって、I状、すなわち直線状に形成されている。吸込口から吸込まれた吸込空気が流れる吸込経路22は、下方左側面から上方右側面に向かって、直線部を含むクランク状に形成されている。従って、吸込経路22を流れる吸込空気が、他側面24の上方に設けられた出口から流出する際、吸込経路22における吸込空気の風量分布は、他側面24の側に偏るものとなる。すなわち、吸込経路22の上方において、他側面24の逆側における吸込空気の風速は、他側面24の側における吸込空気の風速よりも遅くなる。これに対し、第1空気は、案内壁32によって他側面24の側に案内されて、一側面23に設けられた第1経路21の入口から顕熱交換器2に流入する。従って、第1経路21の入口が設けられた一側面23と、吸込経路22の出口が設けられた他側面24とが、隣接する部位において、第1空気の風量分布と、吸込空気の風量分布とが、互いに偏るように案内壁32を設けることにより、第1空気と吸込空気との熱交換を促進させ、冷却能力を向上させることができる。
下方から上方に向かって設けられた吸込流路5と、上方から下方に向かって設けられた第1流路3により、U字状の流路が形成され、分岐機構6及び、当該分岐機構6の下流側に位置する案内壁32は、共に当該U字状の流路における折り返し地点に設けられている。吸込流路5及び前記第1流路3による折り返し地点は、吸込流路5及び前記第1流路3によるいずれかの一地点に限定されない。当該折り返し地点は、吸込流路5及び前記第1流路3により形成されるU状の流路における曲線部等、折り返しがされる領域内のいずれかの地点を意味する。このように吸込流路5と第1流路3により形成されるU字状の流路に案内壁32を設けることにより、U字状の流路において発生する圧力損失を緩和しつつ、第1空気を他側面24の側に案内して、第1経路21の入口から顕熱交換器2に流入させることができる。更に、案内壁32は、湾曲壁部323の凹面を顕熱交換器2に向けて、顕熱交換器2を覆うように設けられている。従って、上流壁部321を通過した第1空気を、湾曲壁部323の凹面に沿わせることにより、圧力損失が発生することを更に緩和しつつ、効率的に他側面24の側に偏倚させることができる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2における案内壁32の要部を示す説明図である。実施形態2の案内壁32は、上流壁部321と下流壁部322との間に直線状の傾斜壁部324が介在している点で、実施形態1と異なる。案内壁32は、実施形態1と同様に分岐室63から第1経路21の入口までの間となる第1流路3において、顕熱交換器2を上方から覆うように設けられている。案内壁32は、断面視にて直線状の上流壁部321及び下流壁部322と、上流壁部321と下流壁部322との間に介在する直線状の傾斜壁部324を含む。
上流壁部321及び下流壁部322は実施形態1と同様に構成され、上流壁部321の内面と一側面23との面間距離が、下流壁部322の内面と一側面23との面間距離よりも大きくなるように、案内壁32は、設けられている。傾斜壁部324は、上流壁部321の内面と一側面23との面間距離と、下流壁部322の内面と一側面23との面間距離との差異を吸収するように、傾斜して設けられている。図4においては下流壁部322と接続される傾斜壁部324の端部が一側面23に対して垂直な面を形成している。この面によって、第1空気は他側面24方向に偏倚される効果が高くなる。つまりは、第1経路21を流れる第1空気と、吸込経路22を流れる空気との熱交換を促進させ、冷却能力を向上させることができる。
傾斜壁部324の部位においても、案内壁32は、他側面24から離れるにつれて、傾斜壁部324の内面と、顕熱交換器2の一側面23との距離は小さくなるように構成されている。従って、直線状の上流壁部321及び下流壁部322と、上流壁部321と下流壁部322との間に介在する直線状の傾斜壁部324により案内壁32を構成することにより、簡易な構造で、第1空気を他側面24の側に偏倚させて案内することができる。つまりは、簡易な構造で実施形態1と同様の効果を達成することができる。また、上述された実施形態2において、実施形態1、および、複数の変形例を、適宜組み合わせて実施されることも可能である。
実施形態1、および実施形態2は第1経路21の入口に流入する第1空気の流速が速くなるように案内壁32が形成されることについて説明した。他の実施形態では、第1経路21の出口方向でも同様に吸込経路22の入口と、第1経路21の出口とが隣り合わせで設けられ、かつ、第1経路21の出口において他側面24側を覆う壁面があってもよい。つまり、吸込経路22の入口近傍の第1経路21内の第1空気の流速が速くなるように、壁面が設けられれば良い。第1経路21の出口の他側面24側を覆う壁面とは、一例として、第1経路21の出口において、他側面24側の一部を塞ぐ壁面、または、他側面24側から左右方向に延びて形成される壁面であって、他側面24から遠い端部が他側面24側の端部よりも下方に傾斜していればよい。下方に傾斜をさらに言い換えると、ドレンパン13に近づく方向に傾斜している。これにより、実施形態1、および実施形態2と同様に熱交換効率を高める効果を得ることができる。他の実施形態は、実施形態1または実施形態2とともに実施されることで、その冷却効果をさらに高めることができるが、それぞれ独立して実施されることも可能である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 空調機
11 ポンプ
12 コントローラ
13 ドレンパン
14 タンク
15 筐体
151 キャスター
16 散布部
17 電気装置
171 電気部品
172 蓄電池
2 顕熱交換器
21 第1経路
22 吸込経路
23 一側面
24 他側面
3 第1流路
31 第1吹出口(排気吹出口)
32 案内壁
321 上流壁部
322 下流壁部
323 湾曲壁部
324 傾斜壁部
4 第2流路
41 第2吹出口(給気吹出口)
5 吸込流路
51 吸込口
52 フィルタ
6 分岐機構
61 第1ファン(送風部)
611 吸込部
612 吹出部
62 第2ファン(送風部)
621 吸込部
622 吹出部
63 分岐室

Claims (7)

  1. 吸込口から吸い込まれた空気が流れる吸込流路と、
    気化させる水を散布する散布部と、
    前記散布部が散布した水の気化熱により冷却される第1空気が流れる第1流路と、
    前記吸込流路の少なくとも一部を構成する吸込経路と第1流路の少なくとも一部を構成する第1経路とを含み、前記第1空気と、前記吸込流路に流れる空気との間で熱交換させ、前記吸込流路に流れる空気を冷却する直方体状の熱交換器と
    を備え、
    前記熱交換器の一側面には、前記第1空気が流入する前記第1経路の入口が設けられ、
    前記熱交換器の一側面に隣り合ういずれかの他側面には、前記吸込流路に流れる空気が流出する前記吸込経路の出口が設けられ、
    前記第1空気が流入する前記熱交換器の前記第1経路の入口の上流側には、前記第1空気を前記他側面の側に案内する案内壁が設けられており、
    前記熱交換器の吸込経路は吸込経路の入口から前記熱交換器の前記他側面に設けられた前記出口まで連通するクランク状に設けられている
    ことを特徴とする空調機。
  2. 前記案内壁は、前記熱交換器の一側面を覆うように設けられており、
    前記案内壁の内面と、前記熱交換器の一側面との距離は、前記他側面から離れるにつれて小さくなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
  3. 前記案内壁は、上流壁部と、前記第1空気の流れ方向において前記上流壁部よりも下流にある下流壁部とを含み、
    前記上流壁部の前記他側面側の端部は、前記下流壁部の前記他側面側の端部よりも、前記熱交換器の前記他側面側に位置し、
    前記上流壁部の前記他側面側の端部と前記熱交換器の一側面との距離は、前記下流壁部の前記他側面側の端部と前記熱交換器の一側面との距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  4. 前記案内壁は、前記上流壁部と前記下流壁部との間に介在する湾曲壁部を含み、
    前記湾曲壁部の内面は、凹状を成す
    ことを特徴とする請求項3に記載の空調機。
  5. 前記散布部は、前記案内壁と、前記第1空気が流入する前記熱交換器の前記第1経路の入口との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調機。
  6. 前記吸込流路における前記熱交換器の下流側に設けられ、前記吸込流路を、前記第1流路と、被空調空間に吹き出される第2空気が流れる第2流路とを含む2つ以上の流路に分岐する分岐機構を備え、
    前記案内壁は、前記分岐機構の下流側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空調機。
  7. 前記吸込経路は、前記吸込口から吸い込まれた空気の流れ方向において下方の入口から上方の出口に向かって設けられ、
    前記第1経路は、前記第1空気の流れ方向において上方の入口から下方の出口に向かって設けられ、
    前記案内壁は、前記吸込流路及び前記第1流路による折り返し地点に設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載の空調機。
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