JP7378947B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7378947B2
JP7378947B2 JP2019064948A JP2019064948A JP7378947B2 JP 7378947 B2 JP7378947 B2 JP 7378947B2 JP 2019064948 A JP2019064948 A JP 2019064948A JP 2019064948 A JP2019064948 A JP 2019064948A JP 7378947 B2 JP7378947 B2 JP 7378947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
column
main surface
conductivity type
drift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019064948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020167229A (ja
Inventor
佑介 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2019064948A priority Critical patent/JP7378947B2/ja
Publication of JP2020167229A publication Critical patent/JP2020167229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7378947B2 publication Critical patent/JP7378947B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

本発明は、半導体装置に関する。
特許文献1は、半導体基板と、半導体基板の上に形成されたスーパージャンクション構造とを含む半導体装置を開示している。スーパージャンクション構造は、半導体基板の主面に平行な方向に交互に配置されたn型半導体層およびp型半導体層を含む。
特開2006-261562号公報
本発明の一実施形態は、逆回復動作時のリンギングを抑制できる半導体装置を提供する。
本発明の一実施形態は、主面を有する半導体層と、前記主面の表層部に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、前記ボディ領域から前記ドリフト領域の底部に向けて延びるように前記ドリフト領域に形成された第2導電型のコラム領域と、前記主面の法線方向から見た平面視において前記コラム領域に重なるように、前記半導体層において前記ドリフト領域の底部および前記ボディ領域の底部の間の領域に浮遊状態に形成された絶縁体と、を含む、半導体装置を提供する。
この半導体装置によれば、逆回復動作時においてドリフト領域およびコラム領域の間を流れる電流の一部を絶縁体によって遮蔽できる。これにより、逆回復動作時におけるリンギングを抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。 図2は、図1に示す領域IIの拡大図である。 図3は、図2に示すIII-III線に沿う断面図であって、第1形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図4は、図3に示すIV-IV線に沿う断面図である。 図5Aは、図3に対応する断面図であって、第2形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図5Bは、図3に対応する断面図であって、第3形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図5Cは、図3に対応する断面図であって、第4形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図5Dは、図3に対応する断面図であって、第5形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図5Eは、図3に対応する断面図であって、第6形態例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図6は、前記半導体装置の逆回復特性を示すグラフである。 図7は、図3に対応する断面図であって、第1変形例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図8は、図3に対応する断面図であって、第2変形例に係る絶縁体を含む形態を示している。 図9は、図4に対応する断面図であって、第3変形例に係る絶縁体を含む形態を示している。
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。図2は、図1に示す領域IIの拡大図である。図3は、図2に示すIII-III線に沿う断面図であって、第1形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図4は、図に示すIV-IV線に沿う断面図である。図1では、領域IIにおいて半導体装置1の内部構造の一部が透過して示されている。
図1~図4を参照して、半導体装置1は、絶縁ゲート型のトランジスタの一例としてのMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を含む半導体スイッチングデバイスである。半導体装置1は、直方体形状に形成された半導体層2を含む。半導体層2は、この形態では、Si(シリコン)からなる。
半導体層2は、一方側の第1主面3、他方側の第2主面4、ならびに、第1主面3および第2主面4を接続する側面5A、5B、5C、5Dを含む。側面5A~5Dは、より具体的には、第1側面5A、第2側面5B、第3側面5Cおよび第4側面5Dを含む。
第1主面3および第2主面4は、それらの法線方向Zから見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状に形成されている。第1側面5Aおよび第2側面5Bは、第1方向Xに沿って延び、第1方向Xに交差する第2方向Yに対向している。第2方向Yは、より具体的には、第1方向Xに直交している。第3側面5Cおよび第4側面5Dは、第2方向Yに沿って延び、第1方向Xに対向している。
半導体装置1は、第1主面3の上に形成されたゲート端子電極6を含む。ゲート端子電極6は、第1主面3の上において第3側面5Cに沿う領域に配置されている。ゲート端子電極6は、この形態では、第1主面3の上において第3側面5Cの中央部に沿う領域に配置されている。ゲート端子電極6は、平面視において半導体層2の任意の角部に沿う領域に配置されていてもよい。ゲート端子電極6は、平面視において四角形状に形成されていてもよい。
半導体装置1は、第1主面3の上においてゲート端子電極6に接続されたゲート配線電極7を含む。ゲート配線電極7は、ゲート端子電極6から帯状に引き出されている。ゲート配線電極7は、この形態では、ゲート端子電極6から第1側面5A、第2側面5Bおよび第3側面5Cに沿って帯状に延び、半導体層2の内方領域を3方向から区画している。
半導体装置1は、半導体層2の第1主面3の上に形成されたソース端子電極8を含む。ソース端子電極8は、ゲート端子電極6およびゲート配線電極7によって区画された領域に形成されている。ソース端子電極8は、ゲート端子電極6およびゲート配線電極7から間隔を空けて第1主面3の上に形成されている。
ゲート端子電極6、ゲート配線電極7およびソース端子電極8は、Ti層、TiN層、Ni層、Pd層、Au層、Al層、Cu層、AlSiCu合金層、AlSi合金層およびAlCu合金層のうちの少なくとも1種をそれぞれ含んでいてもよい。
ゲート端子電極6、ゲート配線電極7およびソース端子電極8は、Ti層、TiN層、Ni層、Pd層、Au層、Al層、Cu層、AlSiCu合金層、AlSi合金層またはAlCu合金層からなる単層構造をそれぞれ有していてもよい。ゲート端子電極6、ゲート配線電極7およびソース端子電極8は、Ti層、TiN層、Ni層、Pd層、Au層、Al層、Cu層、AlSiCu合金層、AlSi合金層およびAlCu合金層のうちの1つまたは2つ以上を任意の態様で積層させた積層構造をそれぞれ有していてもよい。
図3および図4を参照して、半導体層2は、n型のドリフト領域10およびn型のドレイン領域11を含む。ドリフト領域10は、半導体層2の第1主面3の表層部に形成されている。ドリフト領域10は、第1主面3を形成している。ドリフト領域10のn型不純物濃度は、1×1015cm-3以上1×1018cm-3以下であってもよい。
ドリフト領域10は、10μm以上100μm以下の厚さを有していてもよい。ドリフト領域10の厚さは、10μm以上25μm以下、25μm以上50μm以下、50μm以上75μm以下、または、75μm以上100μm以下であってもよい。ドリフト領域10の厚さは、45μm以上65μm以下であることが好ましい。
ドレイン領域11は、半導体層2においてドリフト領域10の直下の領域に形成されている。ドレイン領域11は、より具体的には、ドリフト領域10に対してドリフト領域10の底部側の領域に形成されている。ドレイン領域11は、第2主面4を形成している。
ドリフト領域10およびドレイン領域11の境界は、第1主面3に対して平行に延びている。ドレイン領域11は、ドリフト領域10のn型不純物濃度を超えるn型不純物濃度を有している。ドレイン領域11のn型不純物濃度は、1×1018cm-3以上1×1020cm-3以下であってもよい。
ドレイン領域11は、ドリフト領域10の厚さを超える厚さを有している。ドレイン領域11の厚さは、50μm以上450μm以下であってもよい。ドレイン領域11の厚さは、50μm以上150μm以下、150μm以上250μm以下、250μm以上350μm以下、または、350μm以上450μm以下であってもよい。ドレイン領域11の厚さは、150μm以上350μm以下であることが好ましい。
ドリフト領域10は、この形態では、n型のエピタキシャル層によって形成されている。ドレイン領域11は、この形態では、n型の半導体基板によって形成されている。
半導体装置1は、第2主面4の上に形成されたドレイン端子電極12を含む。ドレイン端子電極12は、ドレイン領域11に電気的に接続されている。ドレイン端子電極12は、Ti層、Ni層、Au層、Ag層およびAl層のうちの少なくとも1種を含んでいてもよい。ドレイン端子電極12は、Ti層、Ni層、Au層、Ag層またはAl層を含む単層構造を有していてもよい。ドレイン端子電極12は、Ti層、Ni層、Au層、Ag層およびAl層のうちの1つまたは2つ以上を任意の態様で積層させた積層構造を有していてもよい。
半導体装置1は、ドリフト領域10の表層部に形成されたp型の複数のボディ領域13を含む。複数のボディ領域13は、第1主面3から露出している。ボディ領域13のp型不純物濃度は、1×1016cm-3以上1×1018cm-3以下であってもよい。
複数のボディ領域13は、ドリフト領域10の表層部において第1方向Xに間隔を空けて形成され、第2方向Yに沿って延びる帯状にそれぞれ形成されている。これにより、複数のボディ領域13は、平面視において全体としてストライプ状に形成されている。各ボディ領域13は、ドリフト領域10の底部から第1主面3側に間隔を空けて形成されている。これにより、各ボディ領域13の底部は、第1主面3およびドリフト領域10の底部の間の領域に位置している。
半導体装置1は、複数のボディ領域13の表層部にそれぞれ形成されたn型の複数のソース領域14を含む。この形態では、2つのソース領域14が、各ボディ領域13の表層部に形成されている。複数のソース領域14は、第1主面3から露出している。複数のソース領域14は、ドリフト領域10のn型不純物濃度を超えるn型不純物濃度をそれぞれ有している。複数のソース領域14のn型不純物濃度は、1×1019cm-3以上1×1021cm-3以下であってもよい。
複数のソース領域14は、各ボディ領域13の表層部において第1方向Xに間隔を空けて形成され、第2方向Yに沿って延びる帯状にそれぞれ形成されている。各ソース領域14は、ボディ領域13の底部から第1主面3側に間隔を空けて形成されている。これにより、各ソース領域14の底部は、第1主面3およびボディ領域13の底部の間の領域に位置している。
各ソース領域14は、各ボディ領域13の縁部から間隔を空けて各ボディ領域13の内方に形成されている。各ソース領域14は、各ボディ領域13の表層部においてドリフト領域10との間でチャネル領域15を画定している。
半導体装置1は、複数のボディ領域13の表層部にそれぞれ形成されたp型の複数のコンタクト領域16を含む。この形態では、1つのコンタクト領域16が、各ボディ領域13の表層部において互いに隣り合う複数のソース領域14の間の領域に形成されている。複数のコンタクト領域16は、ボディ領域13のp型不純物濃度を超えるp型不純物濃度を有している。複数のコンタクト領域16のp型不純物濃度は、1×1019cm-3以上1×1021cm-3以下であってもよい。
複数のコンタクト領域16は、第2方向Yに沿って延びる帯状に形成されている。各コンタクト領域16は、ボディ領域13の底部から第1主面3側に間隔を空けて形成されている。これにより、各コンタクト領域16の底部は、第1主面3およびボディ領域13の底部の間の領域に位置している。
半導体装置1は、複数のボディ領域13からドリフト領域10の底部に向けて延びるようにドリフト領域10に形成されたp型の複数のコラム領域17を含む。複数のコラム領域17は、各ボディ領域13の底部およびドリフト領域10の底部の間の領域に形成されている。複数のコラム領域17は、ドリフト領域10との間でpn接合部をそれぞれ形成している。これにより、複数のコラム領域17は、ドリフト領域10との間でSJ(Super Junction)構造を形成している。
複数のコラム領域17は、コンタクト領域16のp型不純物濃度未満のp型不純物濃度を有している。複数のコラム領域17のp型不純物濃度は、ボディ領域13のp型不純物濃度と等しくてもよい。複数のコラム領域17のp型不純物濃度は、ボディ領域13のp型不純物濃度を超えていてもよい。複数のコラム領域17のp型不純物濃度は、ボディ領域13のp型不純物濃度未満であってもよい。
複数のコラム領域17は、第1方向Xに間隔を空けて形成され、第2方向Yに沿って延びる帯状にそれぞれ形成されている。複数のコラム領域17は、複数のボディ領域13に対して1対1対応の関係で形成されている。これにより、複数のコラム領域17は、平面視において全体としてストライプ状に形成されている。
各コラム領域17は、平面視において各ボディ領域13の中央部に重なる領域に形成されている。各コラム領域17は、各ボディ領域13の一部を挟んでコンタクト領域16に対向している。各コラム領域17の第1方向Xの幅WCは、各ボディ領域13の第1方向Xの幅B未満(WC<B)である。各幅WCは、各コラム領域17において最も広い領域の幅である。
各コラム領域17は、対応するボディ領域13に接続されている。各コラム領域17は、ドリフト領域10の底部からボディ領域13側に間隔を空けて形成されている。各コラム領域17は、より具体的には、第1主面3側の第1端部および第2主面4側の第2端部を有している。
各コラム領域17の第1端部は、対応するボディ領域13に接続されている。各コラム領域17の第2端部は、ドリフト領域10の底部から第1主面3側に間隔を空けて形成されている。これにより、各コラム領域17の底部は、ドリフト領域10の底部およびボディ領域13の底部の間の領域に位置している。
各コラム領域17は、この形態では、複数のコラム部分が法線方向Zに沿って積層された積層構造を有している。複数のコラム部分は、積層方向に互いに接続されており、全体として1つのコラム領域17を形成している。コラム部分の個数は任意であり、特定の値に限定されない。複数のコラム部分は、p型不純物の導入工程およびエピタキシャル成長工程を交互に行うマルチエピタキシャル成長法によって形成されていてもよい。
各コラム領域17は、この形態では、8個のコラム部分18A,18B,18C,18D,18E,18F,18G,18Hをそれぞれ含む。各コラム領域17の第1端部は、最上のコラム部分18Hによって形成されている。各コラム領域17の第2端部は、最下のコラム部分18Aによって形成されている。
半導体装置1は、半導体層2においてドリフト領域10の底部およびボディ領域13の底部の間の領域において浮遊状態となるように埋め込まれた複数の絶縁体21を含む。複数の絶縁体21は、平面視においてコラム領域17に重なる位置にそれぞれ形成されている。
複数の絶縁体21は、酸化シリコンを含んでいてもよい。複数の絶縁体21は、たとえば、イオン照射法によって半導体層2内に酸素分子を導入した後、熱酸化法によって半導体層2のシリコンおよび酸素分子を反応させることによって形成される。複数の絶縁体21は、コラム領域17の形成工程後に形成されてもよいし、コラム領域17の形成工程に先立って形成されてもよい。
複数の絶縁体21は、より具体的には、第1方向Xに間隔を空けて形成され、第2方向Yに沿って延びる帯状にそれぞれ形成されている。また、複数の絶縁体21は、複数のコラム領域17に対して1対1対応の関係で形成されている。これにより、複数の絶縁体21は、平面視において全体としてストライプ状に形成されている。
複数の絶縁体21は、ボディ領域13からドリフト領域10の底部側に間隔を空けてそれぞれ形成されている。複数の絶縁体21は、ドリフト領域10の底部からボディ領域13側に間隔を空けてそれぞれ形成されている。これにより、複数の絶縁体21は、半導体層2において浮遊状態にそれぞれ形成されている。
複数の絶縁体21は、複数のコラム領域17の深さ方向中間部に対して複数のコラム領域17の底部側の領域に形成されていることが好ましい。複数の絶縁体21は、この形態では、複数のコラム領域17にそれぞれ接している。
複数の絶縁体21は、この形態では、対応するコラム領域17の底部にそれぞれ接している。複数の絶縁体21は、より具体的には、対応するコラム領域17の底部に接する部分および対応するコラム領域17の底部から露出する部分をそれぞれ含む。
複数の絶縁体21の露出部は、ドリフト領域10に接している。複数の絶縁体21は、ドリフト領域10を挟んでドレイン領域11に対向している。複数の絶縁体21は、法線方向Zに関して、コラム領域17およびボディ領域13を挟んでコンタクト領域16にそれぞれ対向している。
各絶縁体21の第1方向Xの幅WIは、各コラム領域17の幅WC未満(WI<WC)であることが好ましい。各絶縁体21の幅WIは、各コラム領域17の幅WCを超えていてもよい(WC<WI)。各絶縁体21の幅WIは、各コラム領域17の幅WCと等しくてもよい(WC=WI)。
各絶縁体21は、法線方向Zに関して、各コラム部分18A~18Hの厚さTC未満の厚さTI(TI<TC)を有していることが好ましい。各絶縁体21の厚さTIは、各コラム部分18A~18Hの厚さTCを超えていてもよい(TC<TI)。各絶縁体21の厚さTIは、各コラム部分18A~18Hの厚さTC未満の厚さTIと等しくてもよい(TI=TC)。
複数の絶縁体21は、図5A~図5Dに示される形態を有していてもよい。
図5Aは、図3に対応する断面図であって、第2形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図5Aにおいて図1~図4に示された構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5Aを参照して、複数の絶縁体21は、この形態では、複数のコラム領域17の深さ方向中間部に対して複数のコラム領域17の底部側の領域にそれぞれ形成されている。複数の絶縁体21は、この形態では、対応するコラム領域17の底部側の領域において、当該コラム領域17にそれぞれ埋め込まれている。
複数の絶縁体21は、より具体的には、対応するコラム部分18Aおよびコラム部分18Bの境界近傍においてコラム部分18Aにそれぞれ埋め込まれている。複数の絶縁体21は、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21の全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
図5Bは、図3に対応する断面図であって、第3形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図5Bにおいて図1~図4に示された構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5Bを参照して、複数の絶縁体21は、この形態では、複数のコラム領域17の深さ方向中間部に対して複数のコラム領域17の底部側の領域にそれぞれ形成されている。複数の絶縁体21は、この形態では、対応するコラム領域17の底部にそれぞれ埋め込まれている。
複数の絶縁体21は、より具体的には、対応するコラム部分18Bおよびコラム部分18Cの境界近傍においてコラム部分18Bにそれぞれ埋め込まれている。複数の絶縁体21は、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21の全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
図5Cは、図3に対応する断面図であって、第4形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図5Cにおいて図1~図4に示された構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5Cを参照して、複数の絶縁体21は、この形態では、互いに異なる深さ位置で対応するコラム領域17に接する複数の絶縁体21A、21Bを含む。複数の絶縁体21A、21Bは、対応するコラム領域17の深さ方向中間部に対してドリフト領域10の底部側の領域にそれぞれ形成されている
複数の絶縁体21A、21Bは、法線方向Zに沿って間隔を空けて対応するコラム領域17内に配置されている。複数の絶縁体21A、21Bは、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21A、21Bの全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
複数の絶縁体21Aは、より具体的には、対応するコラム部分18Aおよびコラム部分18Bの境界近傍においてコラム部分18Aに埋め込まれている。複数の絶縁体21Bは、対応するコラム部分18Bおよびコラム部分18Cの境界近傍においてコラム部分18Bに埋め込まれている。
図5Dは、図3に対応する断面図であって、第5形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図5Dにおいて図1~図4に示された構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5Dを参照して、複数の絶縁体21は、この形態では、互いに異なる深さ位置で対応するコラム領域17に接する複数の絶縁体21A、21B、21Cを含む。複数の絶縁体21A~21Cは、対応するコラム領域17の深さ方向中間部に対してドリフト領域10の底部側の領域にそれぞれ形成されている
複数の絶縁体21A~21Cは、法線方向Zに沿って間隔を空けて対応するコラム領域17内に配置されている。複数の絶縁体21A~21Cは、この形態では、等間隔に配置されている。複数の絶縁体21A~21Cは、互いに異なる間隔で配置されていてもよい。複数の絶縁体21A~21Cは、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21A~21Cの全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
複数の絶縁体21Aは、対応するコラム部分18Aおよびコラム部分18Bの境界近傍においてコラム部分18Aに埋め込まれている。複数の絶縁体21Bは、対応するコラム部分18Bおよびコラム部分18Cの境界近傍においてコラム部分18Bに埋め込まれている。複数の絶縁体21Cは、対応するコラム部分18Cおよびコラム部分18Dの境界近傍においてコラム部分18Cに埋め込まれている。
図5Eは、図3に対応する断面図であって、第6形態例に係る絶縁体21を含む形態を示している。図5Eにおいて図1~図4に示された構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5Eを参照して、複数の絶縁体21は、半導体層2においてドリフト領域10の底部およびコラム領域17の底部の間の領域に浮遊状態にそれぞれ形成されている。複数の絶縁体21は、ドリフト領域10の底部およびコラム領域17の底部の間の領域に1つずつ形成されている。複数の絶縁体21は、ドリフト領域10およびコラム領域17から間隔を空けて形成されている。つまり、複数の絶縁体21は、ドリフト領域10およびコラム領域17に接していない。
図1~図4を再度参照して、半導体装置1は、半導体層2の第1主面3の上に形成された複数のプレーナゲート構造31(ゲート構造)を含む。複数のプレーナゲート構造31は、第1方向Xに間隔を空けて形成され、第2方向Yに沿って延びる帯状にそれぞれ形成されている。
複数のプレーナゲート構造31は、互いに隣り合う複数のボディ領域13の間の領域にそれぞれ配置されている。これにより、複数のプレーナゲート構造31は、平面視において全体としてストライプ状に形成されている。複数のプレーナゲート構造31は、平面視において複数の絶縁体21から間隔を空けて形成されている。複数のプレーナゲート構造31は、平面視において複数の絶縁体21に重なっていない。
複数のプレーナゲート構造31は、ゲート絶縁層32およびゲート電極33をそれぞれ含む。ゲート絶縁層32は、ドリフト領域10、ボディ領域13、ソース領域14およびチャネル領域15を被覆している。ゲート絶縁層32は、より具体的には、ドリフト領域10を挟んで互いに隣り合う2つのボディ領域13に跨って形成されている。
ゲート絶縁層32は、一方のボディ領域13側においてソース領域14およびチャネル領域15を被覆し、他方のボディ領域13側においてソース領域14およびチャネル領域15を被覆している。ゲート絶縁層32は、酸化シリコン、窒化シリコンおよび酸化アルミニウムのうちの少なくとも1種を含んでいてもよい。
ゲート電極33は、ゲート絶縁層32の上に形成されている。ゲート電極33は、ゲート絶縁層32を挟んで、ドリフト領域10、ボディ領域13、ソース領域14およびチャネル領域15に対向している。
ゲート電極33は、導電性ポリシリコン、タングステン、アルミニウム、銅、アルミニウム合金および銅合金のうちの少なくとも1種を含んでいてもよい。ゲート電極33は、この形態では、導電性ポリシリコンを含む。ゲート電極33は、n型ポリシリコンまたはp型ポリシリコンを含んでいてもよい。
半導体装置1は、第1主面3の上において複数のプレーナゲート構造31を一括して被覆する主面絶縁層40を含む。主面絶縁層40は、酸化シリコンを含んでいてもよい。主面絶縁層40には、複数のコンタクト孔41が形成されている。複数のコンタクト孔41は、複数のボディ領域13に対して1対1対応の関係で形成されている。
各コンタクト孔41は、対応するボディ領域13内に形成された複数のソース領域14およびコンタクト領域16を露出させている。各コンタクト孔41は、平面視においてコラム領域17および絶縁体21に重なっている。
前述のソース端子電極8は、主面絶縁層40の上に形成されている。ソース端子電極8は、主面絶縁層40の上から各コンタクト孔41内に入り込んでいる。ソース端子電極8は、各コンタクト孔41内において複数のソース領域14およびコンタクト領域16に電気的に接続されている。
主面絶縁層40において図示しない領域には、ゲート電極33を露出させるゲートコンタクト孔(図示せず)が形成されている。前述のゲート配線電極7は、ゲートコンタクト孔を介してゲート電極33に接続されている。これにより、前述のゲート端子電極6は、ゲート配線電極7を介してゲート電極33に電気的に接続されている。
図6は、半導体装置1の逆回復特性を説明するためのグラフである。図6において縦軸は電流[A]を示し、横軸は時間[sec]を示している。
半導体装置1がバイアス状態から逆バイアス状態になると、半導体装置1は、電流状態がそれぞれ異なる第1フェイズ、第2フェイズおよび第3フェイズを経てオフ状態となる。第1フェイズは、順方向電流IFが減少率dIF/dTで減少する期間である。
第2フェイズは、逆回復電流IRが流れる期間である。逆回復電流IRは、第1逆回復時間Taを経てピーク値Irrまで減少し、第2逆回復時間Tbを経てピーク値Irrから零地点まで回復する。第1逆回復時間Taおよび第2逆回復時間Tbの合計値によって逆回復時間Trrが定義される。
第3フェイズは、順方向電流IFおよび逆回復電流IRが交互に流れるリンギング期間である。第3フェイズでは、正の第1リンギング部R1、負の第2リンギング部R2および正の第3リンギング部R3を含むリンギング波形が形成されている。
第1リンギング部R1は、順方向電流IFの第1ピーク値P1を有している。第2リンギング部R2は、逆回復電流IRの第2ピーク値P2を有している。第3リンギング部R3は、順方向電流IFの第3ピーク値P3を有している。第2ピーク値P2の絶対値は、第1ピーク値P1の絶対値未満(|P2|<|P1|)である。第3ピーク値P3の絶対値は、第2ピーク値P2の絶対値未満(|P3|<|P2|<|P1|)である。
第1ピーク値P1の絶対値、第2ピーク値P2の絶対値および第3ピーク値P3の絶対値をシミュレーションによって調べた結果を表1に示す。表1には、比較例に係る半導体装置、および、第1~第6形態例に係る絶縁体21を有する半導体装置1の測定結果が示されている。比較例に係る半導体装置は、絶縁体21を有していない。
表1には、比較例に係る第1ピーク値P1、第2ピーク値P2および第3ピーク値P3をそれぞれ「1.00」とした場合の、第1~第6形態例に係る第1ピーク値P1の比、第2ピーク値P2の比および第3ピーク値P3の比がそれぞれ示されている。
Figure 0007378947000001

表1を参照して、第1~第6形態例に係る第1ピーク値P1は、いずれも比較例に係る第1ピーク値P1未満であった。第1~第6形態例に係る第2ピーク値P2は、第3形態例を除いて比較例に係る第2ピーク値P2未満であった。第1~第6形態例に係る第3ピーク値P3は、第2形態例および第3形態例を除いて比較例に係る第3ピーク値P3未満であった。
第2形態例では第3ピーク値P3が増加し、第3形態例では第2ピーク値P2および第3ピーク値P3が増加したが、第1~第6形態例に係る絶縁体21を形成することにより、最も大きい値である第1ピーク値P1を低減させることができた。第2形態例および第3形態例では、絶縁体21の配置を微調整することにより、第2ピーク値P2および第3ピーク値P3を改善できると考えられる。
このように、第1~第6形態例に係る絶縁体21を形成することによって、逆回復動作時のリンギングを抑制できることが分かった。また、1つコラム領域17に対する絶縁体21の配置や個数を調整することによって、第1ピーク値P1、第2ピーク値P2および第3ピーク値P3を調整できることが分かった。
以上、この半導体装置1によれば、第1~第6形態例に係る絶縁体21のいずれか1つを含む。絶縁体21は、平面視においてコラム領域17に重なるように、半導体層2においてドリフト領域10の底部およびボディ領域13の底部の間の領域に浮遊状態となるように埋め込まれている。これにより、逆回復動作時においてドリフト領域10およびコラム領域17の間を流れる電流の一部を絶縁体21によって遮蔽できる。その結果、逆回復動作時におけるリンギングを抑制できる。
絶縁体21は、より具体的には、逆回復動作時において絶縁体21の直下の領域において多数キャリアである正孔を滞留させる。これにより、多数キャリアである正孔の急激な移動を抑制できるから、逆回復動作時におけるリンギングを抑制できる。
また、半導体装置1によれば、コラム領域17の深さ方向中間部に対してコラム領域17の底部側の領域に形成された絶縁体21を含む。逆回復動作時のリンギング期間(第3フェイズ)では、コラム領域17から拡がる空乏層がコラム領域17の底部近傍において伸縮(振動)する。
そのため、空乏層の伸縮に起因して、コラム領域17の底部側の領域からドリフト領域10に正孔が流れ込み、ドリフト領域10からコラム領域17の底部側の領域に正孔が流れ込む。したがって、コラム領域17の深さ方向中間部に対してコラム領域17の底部側の領域に絶縁体21を配置することによって、逆回復動作時において正孔を適切に滞留させることができる。これにより、逆回復動作時におけるリンギングを適切に抑制できる。
本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は他の形態で実施できる。
前述の実施形態では、各コラム領域17が複数のコラム部分18A~18Hを含む例について説明した。しかし、複数のコラム部分18A~18Hを有さないコラム領域17が形成されてもよい。一例として、複数のコラム領域17は、第1主面3に形成されたトレンチ、当該トレンチに埋設されたp型ポリシリコン層をそれぞれ含んでいてもよい。
前述の実施形態では、シリコンからなる半導体層2が採用された例について説明した。しかし、前述の実施形態においてワイドバンドギャップ半導体からなる半導体層2が採用されてもよい。半導体層2は、ワイドバンドギャップ半導体の一例としてのSiC(炭化シリコン)からなっていてもよい。
前述の実施形態において、各半導体部分の導電型が反転された構造が採用されてもよい。つまり、p型の部分がn型とされ、n型の部分がp型とされてもよい。
前述の実施形態において、ドレイン領域11に代えてp型の不純物領域が採用されてもよい。この構造によれば、MISFETに代えて、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を提供できる。この場合、前述の実施形態において、MISFETの「ソース」がIGBTの「エミッタ」に読み替えられ、MISFETの「ドレイン」がIGBTの「コレクタ」に読み替えられる。
前述の実施形態において、絶縁体21の個数および配置は逆回復動作時におけるリンギングを抑制できる限り任意であり、特定の個数および配置に限定されない。第1~第6形態例に係る絶縁体21のうちの少なくとも2つが組み合わされた形態が採用されてもよい。また、複数の絶縁体21は、図7~図9に示される形態を有していてもよい。
図7は、図3に対応する断面図であって、第1変形例に係る絶縁体21を含む形態を示している。以下では、図1~図6において述べた構造に対応する構造については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図7を参照して、複数の絶縁体21は、互いに異なる深さ位置で対応するコラム領域17に接する複数の絶縁体21A、21B、21C、21D、21E、21F、21Gを含む。複数の絶縁体21A~21Gは、対応するコラム領域17の深さ方向中間部に対してドリフト領域10の底部側の領域およびボディ領域13側の領域にそれぞれ形成されている。
複数の絶縁体21A~21Gは、法線方向Zに沿って間隔を空けて対応するコラム領域17内に配置されている。複数の絶縁体21A~21Gは、この形態では、等間隔に配置されている。複数の絶縁体21A~21Gは、互いに異なる間隔で配置されていてもよい。複数の絶縁体21A~21Gは、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21A~21Gの全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
複数の絶縁体21Aは、対応するコラム部分18Aおよびコラム部分18Bの境界近傍においてコラム部分18Aに埋め込まれている。複数の絶縁体21Bは、対応するコラム部分18Bおよびコラム部分18Cの境界近傍においてコラム部分18Bに埋め込まれている。
複数の絶縁体21Cは、対応するコラム部分18Cおよびコラム部分18Dの境界近傍においてコラム部分18Cに埋め込まれている。複数の絶縁体21Dは、対応するコラム部分18Dおよびコラム部分18Eの境界近傍においてコラム部分18Dに埋め込まれている。
複数の絶縁体21Eは、対応するコラム部分18Eおよびコラム部分18Fの境界近傍においてコラム部分18Eに埋め込まれている。複数の絶縁体21Fは、対応するコラム部分18Fおよびコラム部分18Gの境界近傍においてコラム部分18Fに埋め込まれている。複数の絶縁体21Gは、対応するコラム部分18Gおよびコラム部分18Hの境界近傍においてコラム部分18Gに埋め込まれている。
図8は、図3に対応する断面図であって、第2変形例に係る絶縁体21を含む形態を示している。以下では、図1~図6において述べた構造に対応する構造については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図8を参照して、複数の絶縁体21は、互いに異なる深さ位置で対応するコラム領域17に接する複数の絶縁体21A、21B、21Cを含む。複数の絶縁体21A~21Cは、対応するコラム領域17の深さ方向中間部に対してボディ領域13側の領域にそれぞれ形成されている。
複数の絶縁体21A~21Cは、法線方向Zに沿って間隔を空けて対応するコラム領域17内に配置されている。複数の絶縁体21A~21Cは、この形態では、等間隔に配置されている。複数の絶縁体21A~21Cは、互いに異なる間隔で配置されていてもよい。複数の絶縁体21A~21Cは、対応するコラム領域17から露出していない。複数の絶縁体21A~21Cの全域は、対応するコラム領域17によって被覆されている。
複数の絶縁体21Aは、対応するコラム部分18Eおよびコラム部分18Fの境界近傍においてコラム部分18Eに埋め込まれている。複数の絶縁体21Bは、対応するコラム部分18Fおよびコラム部分18Gの境界近傍においてコラム部分18Fに埋め込まれている。複数の絶縁体21Cは、対応するコラム部分18Gおよびコラム部分18Hの境界近傍においてコラム部分18Gに埋め込まれている。
図9は、図4に対応する断面図であって、第3変形例に係る絶縁体21を示している。以下では、図1~図6において述べた構造に対応する構造については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図9を参照して、各絶縁体21は、この形態では、第1方向Xに沿って互いに間隔を空けて形成された複数の部分50を含む。各絶縁体21が複数の部分50を含む構造は、前述の第1~第6形態例に係る絶縁体21、および、第1~第2変形例に係る絶縁体21にも適用できる。
本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、これらは本発明の技術的内容を明らかにするために用いられた具体例に過ぎず、本発明はこれらの具体例に限定して解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。
1 半導体装置
2 半導体層
3 第1主面
4 第2主面
6 ゲート端子電極
8 ソース端子電極
10 ドリフト領域
11 ドレイン領域
12 ドレイン端子電極
13 ボディ領域
14 ソース領域
16 コンタクト領域
17 コラム領域
21 絶縁体
32 ゲート絶縁層
33 ゲート電極

Claims (12)

  1. 主面を有する半導体層と、
    前記主面の表層部に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、
    前記ボディ領域から前記ドリフト領域の底部に向けて延びるように前記ドリフト領域に形成された第2導電型のコラム領域と、
    前記主面の法線方向から見た平面視において前記コラム領域に重なるように、前記半導体層において前記ドリフト領域の底部および前記ボディ領域の底部の間の領域に浮遊状態に形成された絶縁体と、を含み、
    前記絶縁体は、前記コラム領域内において前記コラム領域の深さ方向中間部に対して前記コラム領域の底部側の領域内に配置され、前記コラム領域によって被覆されるように前記コラム領域に埋め込まれている、半導体装置。
  2. 主面を有する半導体層と、
    前記主面の表層部に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、
    前記ボディ領域から前記ドリフト領域の底部に向けて延びるように前記ドリフト領域に形成された第2導電型のコラム領域と、
    前記主面の法線方向から見た平面視において前記コラム領域に重なるように、前記半導体層において前記ドリフト領域の底部および前記ボディ領域の底部の間の領域に浮遊状態に形成された絶縁体と、を含み、
    前記絶縁体は、前記コラム領域内に配置され、前記コラム領域によって被覆されるように前記コラム領域の底部に埋め込まれている、半導体装置。
  3. 前記絶縁体は、前記コラム領域内において、前記コラム領域の底部に接している、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 主面を有する半導体層と、
    前記主面の表層部に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の表層部に形成された第2導電型のボディ領域と、
    前記ボディ領域から前記ドリフト領域の底部に向けて延びるように前記ドリフト領域に形成された第2導電型のコラム領域と、
    前記主面の法線方向から見た平面視において前記コラム領域に重なるように、前記半導体層において前記ドリフト領域の底部および前記ボディ領域の底部の間の領域に浮遊状態に形成された絶縁体と、を含み、
    前記絶縁体は、互いに異なる深さ位置に位置するように前記コラム領域内に複数形成され、前記コラム領域によって被覆されるように前記コラム領域に埋め込まれている、半導体装置。
  5. 前記絶縁体は、前記コラム領域の幅未満の幅を有している、請求項1~のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記ボディ領域の表層部に形成され、前記ボディ領域の第2導電型不純物濃度を超える第2導電型不純物濃度を有する第2導電型のコンタクト領域をさらに含み、
    前記絶縁体は、前記法線方向に前記コンタクト領域に対向している、請求項1~のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体層において前記ドリフト領域の直下の領域に形成され、前記ドリフト領域の第1導電型不純物濃度を超える第1導電型不純物濃度を有する第1導電型のドレイン領域をさらに含み、
    前記コラム領域は、前記ドレイン領域から前記主面側に間隔を空けて前記ドリフト領域に形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記ドレイン領域は、前記ドリフト領域の厚さを超える厚さを有している、請求項に記載の半導体装置。
  9. 前記ボディ領域の表層部に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記主面の上に形成され、前記ドリフト領域、前記ボディ領域および前記ソース領域に対向するゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層の上に形成され、前記ゲート絶縁層を挟んで前記ドリフト領域、前記ボディ領域および前記ソース領域に対向するゲート電極と、をさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記主面の上で前記ゲート電極に電気的に接続されたゲート端子電極をさらに含む、請求項に記載の半導体装置。
  11. 前記主面の上で前記ソース領域に電気的に接続されたソース端子電極をさらに含む、請求項または10に記載の半導体装置。
  12. 前記主面の反対面の上で前記半導体層に電気的に接続されたドレイン端子電極をさらに含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の半導体装置。
JP2019064948A 2019-03-28 2019-03-28 半導体装置 Active JP7378947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019064948A JP7378947B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019064948A JP7378947B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020167229A JP2020167229A (ja) 2020-10-08
JP7378947B2 true JP7378947B2 (ja) 2023-11-14

Family

ID=72716379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019064948A Active JP7378947B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7378947B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000040822A (ja) 1998-07-24 2000-02-08 Fuji Electric Co Ltd 超接合半導体素子およびその製造方法
US20120018856A1 (en) 2010-07-23 2012-01-26 Infineon Technologies Austria Ag Semiconductor Device With Drift Regions and Compensation Regions
JP2013149761A (ja) 2012-01-18 2013-08-01 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2013175655A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Toshiba Corp 電力用半導体装置及びその製造方法
US20130234239A1 (en) 2012-03-07 2013-09-12 Infineon Technologies Austria Ag Charge Compensation Semiconductor Device
US20140008717A1 (en) 2012-07-05 2014-01-09 Infineon Technologies Austria Ag Charge Compensation Semiconductor Device
US20140231909A1 (en) 2013-02-18 2014-08-21 Infineon Technologies Austria Ag Super Junction Semiconductor Device Comprising Implanted Zones
JP2015056639A (ja) 2013-09-13 2015-03-23 株式会社東芝 半導体装置
WO2016002963A1 (ja) 2014-07-04 2016-01-07 富士電機株式会社 半導体装置
JP2018046251A (ja) 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 半導体装置およびその製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000040822A (ja) 1998-07-24 2000-02-08 Fuji Electric Co Ltd 超接合半導体素子およびその製造方法
US20120018856A1 (en) 2010-07-23 2012-01-26 Infineon Technologies Austria Ag Semiconductor Device With Drift Regions and Compensation Regions
JP2013149761A (ja) 2012-01-18 2013-08-01 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
JP2013175655A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Toshiba Corp 電力用半導体装置及びその製造方法
US20130234239A1 (en) 2012-03-07 2013-09-12 Infineon Technologies Austria Ag Charge Compensation Semiconductor Device
US20140008717A1 (en) 2012-07-05 2014-01-09 Infineon Technologies Austria Ag Charge Compensation Semiconductor Device
US20140231909A1 (en) 2013-02-18 2014-08-21 Infineon Technologies Austria Ag Super Junction Semiconductor Device Comprising Implanted Zones
JP2015056639A (ja) 2013-09-13 2015-03-23 株式会社東芝 半導体装置
WO2016002963A1 (ja) 2014-07-04 2016-01-07 富士電機株式会社 半導体装置
JP2018046251A (ja) 2016-09-16 2018-03-22 株式会社東芝 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020167229A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6835241B2 (ja) 半導体装置
JP6219704B2 (ja) 半導体装置
JP2019106483A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置及びその製造方法
US9577082B2 (en) Semiconductor device
JP2018120990A (ja) 半導体装置
JP5687582B2 (ja) 半導体素子およびその製造方法
JP7006280B2 (ja) 半導体装置
JP2007281034A (ja) 電力用半導体素子
WO2018139556A1 (ja) 半導体装置
WO2012131768A1 (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP7207463B2 (ja) 半導体装置
WO2022179096A1 (zh) 集成肖特基二极管的碳化硅mosfet器件及其制备方法
JP6185511B2 (ja) 半導体装置
JP6245107B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US20220149190A1 (en) Semiconductor device and method for manufacture thereof
US20220013666A1 (en) Semiconductor device
JP2013243399A (ja) 半導体装置
JP2016096307A (ja) 半導体装置
JP2019021891A (ja) 半導体装置
JP5680460B2 (ja) 電力用半導体装置
WO2017010164A1 (ja) 電力用半導体装置
JP4865194B2 (ja) 超接合半導体素子
JP7378947B2 (ja) 半導体装置
JP2005108926A (ja) 半導体装置
JP5023423B2 (ja) 縦型絶縁ゲート型電界効果トランジスタおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7378947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150