JP7378912B2 - 係合要素制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、車両1の駆動系の構成を示すスケルトン図である。
図2は、車両1の前進時および後進時におけるクラッチC1,C2およびブレーキB1の状態を示す図である。図3は、遊星歯車機構35のサンギヤ71、キャリア72およびリングギヤ73の回転数(回転速度)の関係を示す共線図である。図4は、無段変速機構33による変速比であるベルト変速比と変速機4の全体での変速比であるユニット変速比、つまりインプット軸31とアウトプット軸32との回転数比であるユニット変速比との関係を示す図である。
図5は、車両1の制御系の構成を示すブロック図である。
変速機4のユニット変速比は、ECU101によるベルト変速比(シーブ変速比)の制御により変更される。ユニット変速比の制御では、まず、変速線図に基づいて、アクセル開度および車速に応じた目標回転数が設定される。変速線図は、アクセル開度および車速と目標回転数との関係を定めたマップであり、ECU101のROMに格納されている。アクセル開度および車速の情報は、たとえば、エンジン2を制御するエンジンECUからECU101に送信される。目標回転数が設定されると、インプット軸31に入力される回転数を目標回転数に一致させる目標変速比が求められ、目標変速比に応じた目標ベルト変速比が設定される。
ユニット変速比がスプリット変速比を跨いで変更される場合、そのユニット変速比の変更には、ベルトモードとスプリットモードとの切り替え(以下、単に「モード切替」という。)が伴う。モード切替は、クラッチC1,C2の係合の切り替えにより達成される。すなわち、クラッチC1,C2に供給される油圧の制御により、解放状態のクラッチC1(係合側)が係合され、係合状態のクラッチC2(解放側)が解放されることにより、ベルトモードからスプリットモードに切り替えられる。逆に、係合状態のクラッチC1(解放側)が解放され、解放状態のクラッチC2(係合側)が係合されることにより、スプリットモードからベルトモードに切り替えられる。
トルクコンバータ3のロックアップ機構24がロックアップオフからロックアップオンに切り替えられたことに応答して、熱量算出部111では、クラッチC1,C2が有する熱量であるクラッチ熱量Qcおよび変速機4で使用されている油(以下、「CVTF」という。)が有する熱量であるCVTF熱量Qfの算出が開始される。
ただし、Tfs:油温
Cc:クラッチC1,C2の熱容量
ただし、Qc’:1周期前に算出されたクラッチ熱量
DQc:1周期でのクラッチ熱量の変化量
ただし、Qdc:1周期でのクラッチC1,C2の発熱量
Qdf:1周期でのCVTFの吸熱量
ただし、Tcc:1周期前に算出されたクラッチC1,C2の温度(クラッチ温度)
Tfcal:油温
ただし、Qf’:1周期前に算出されたCVTF熱量
DQf:1周期でのCVTF熱量の変化量
ただし、Qdfcir:1周期でのCVTFの循環による放熱量
ただし、Tfcal':1周期前に算出された油温
限界熱量算出部112では、クラッチC1,C2が許容可能な温度の限界値である限界温度とクラッチC1,C2の熱容量Ccとの乗算により、限界クラッチ熱量Qclimが算出される。
<限界差回転算出部>
限界差回転算出部113では、限界熱量算出部112によって算出された限界クラッチ熱量Qclimから熱量算出部111によって算出されたクラッチ熱量Qcを減算することにより、クラッチC1,C2の余裕熱量Qmgnが算出される。
ただし、TqLo:クラッチC2の係合時にクラッチC2に加わっているトルク
ST:クラッチC2の係合に要する変速時間
ただし、Tqeng:フューエルカット時のエンジントルク(Nm)
I:イナーシャ(kg・m2)
ωe:目標エンジン回転変化率(rad/s2)
ただし、TqHi:クラッチC1の解放時にクラッチC1に加わるトルク
Tqhi2:時間ST2にクラッチC1に加わるトルク
ST1:クラッチC1の解放開始から解放終了までの時間
ST2:クラッチC1の解放終了から変速制御終了までの時間(一定値)
TqHi2=TemaxTgt ・・・(15)
ただし、TemaxTgt:駆動時の最大エンジントルク(Nm)
ベルトモードでの同期回転数NInBおよびスプリットモードでの同期回転数NInSは、それぞれ次式(18),(19)に従って算出することができる。
NInS=Nout×Kzr/((Kzr+Kzs)/KIC-Kzs/(R×Rin)) ・・・(19)
ただし、Nout:アウトプット回転数
R:ベルト変速比
Kzr:遊星歯車機構35のリングギヤ73の歯数
Kzs:遊星歯車機構35のサンギヤ71の歯数
KIC:スプリットドリブンギヤ82の歯数
/スプリットドライブギヤ81の歯数
Rin:前減速ギヤ機構34による前減速比
以上のように、クラッチC1,C2の限界差回転Nslminが算出されて、その限界差回転Nslminに応じた限界変速比Rが設定される。そして、目標ベルト変速比を限界変速比R未満となるよう制限する。すなわち、ベルトモードとスプリットモードとの切り替えは、ベルト変速比が限界変速比Rよりも小さい範囲、つまり図4に示される限界変速比Rを示す二点鎖線よりもスプリット点側の範囲に含まれるときに実行される。これにより、クラッチC1,C2の係合/解放時に、クラッチC1,C2の熱量が限界熱量を超えることを抑制できる。その結果、クラッチC1,C2のフェーシングが熱により変質したり、クラッチC1,C2の焼き付きなどが発生したりすることを抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明が、本発明は、他の形態で実施することもできる。
111:熱量算出部(熱量算出装置、初期値算出手段、変化量算出手段、熱量算出手段)
112:限界熱量算出部(限界熱量算出手段)
113:限界差回転算出部(余裕熱量算出手段、限界差回転算出手段)
114:限界変速比算出部(限界変速比算出手段)
C1,C2:クラッチ(摩擦係合要素)
Claims (2)
- 動力を伝達する動力伝達経路上の摩擦係合要素に供給される油の温度を検出する油温検出手段と、
前記油温検出手段によって検出される温度および前記摩擦係合要素の熱容量から、前記摩擦係合要素が有する熱量の初期値を算出する初期値算出手段と、
所定の周期ごとに、1周期における前記摩擦係合要素の発熱量を算出するとともに、前記摩擦係合要素の温度および前記油の温度を求めて、それらの温度を用いて前記摩擦係合要素から前記油への放熱量を算出し、当該発熱量から当該放熱量を減算することにより、変化量を算出する変化量算出手段と、
前記初期値算出手段によって算出される初期値に、前記変化量算出手段によって算出される変化量を累積して、当該累積値を前記摩擦係合要素の熱量として算出する熱量算出手段と、
前記摩擦係合要素の限界温度および前記摩擦係合要素の熱容量から、当該摩擦係合要素の限界熱量を算出する限界熱量算出手段と、
前記限界熱量算出手段によって算出される前記限界熱量から前記熱量算出手段によって算出される熱量を減算することにより、余裕熱量を算出する余裕熱量算出手段と、
前記余裕熱量算出手段により算出される前記余裕熱量から、前記摩擦係合要素が許容可能な差回転の限界値である限界差回転を算出する限界差回転算出手段とを含む、係合要素制御装置。 - 前記係合要素制御装置は、
インプット軸、アウトプット軸、前記インプット軸に入力される動力を無段階に変速するベルト式の無段変速機構、前記インプット軸と前記アウトプット軸との間で動力を伝達する第1動力伝達経路に介在される第1係合要素、および前記インプット軸と前記アウトプット軸との間で動力を伝達する第2経路に介在される第2係合要素を含み、
前記第1係合要素の係合および前記第2係合要素の解放により第1モードが構成され、前記第1係合要素の解放および前記第2係合要素の係合により第2モードが構成され、
前記無段変速機構の変速比が一定値をとるときに、前記第1係合要素および前記第2係合要素に差回転が生じないように構成された変速機に用いられ、
前記摩擦係合要素は、前記第1係合要素および前記第2係合要素であり、
前記係合要素制御装置は、
前記限界差回転算出手段によって算出される前記限界差回転に応じた前記無段変速機構の前記変速比の限界値である限界変速比を算出する限界変速比算出手段と、
前記無段変速機構の前記変速比の目標を前記限界変速比算出手段によって算出される前記限界変速比未満となるように制限して、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるモード切替手段とをさらに含む、請求項1に記載の係合要素制御装置。
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