JP4742446B2 - 車両用エンジンの始動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの始動操作があったときに、変速機の伝達トルク容量が確保されるまではエンジンの始動を待機させるようにした車両用エンジンの始動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のエンジン(内燃機関)を始動させる時には、クラッチを解放することにより無段変速機との間の動力伝達経路を遮断した状態で、スタータモータジェネレータ(電動機)によりエンジンを始動させる車両が知られている。たとえば、特開2000−71815号公報に記載された車両がそれである。これによれば、その段落53および図8などに示されるように、クラッチ3が開放された状態でモータ1によるエンジン2の駆動は、エンジン2が完爆するまで行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車両においては、イグニションキーの投入直後のエンジンの始動のさせ方に関しては何ら記載されておらず、クラッチの引きずりにより変速機のトルク伝達容量が確保されない状態でエンジン始動装置(スタータモータ)からのトルクが入力される結果、摩擦による動力伝達部位にすべりが発生して、変速機の耐久性などが損なわれるおそれがあった。すなわち、車両のイグニションキーの投入直後では、油圧が十分に発生させられていないことから、たとえば複数の油圧式摩擦係合装置を有する遊星歯車式多段の自動変速装置、有効径が可変な一対の可変プーリに伝動ベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速装置、一対のコーンの間にそのコーンの径方向の軸心まわりに回転可能に設けられたローラが挟圧されたトロイダル式無段変速装置などのように、油圧の供給により作動させられるトルク伝達部位を介して動力伝達経路が構成される変速機では、イグニションキー投入直後において伝達トルク容量が十分に確保され難いのである。
【0004】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、イグニションキーの投入直後であっても変速機の耐久性を損なうことなくエンジンの始動を行うことができるようにした車両用エンジンの始動制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、エンジンおよびモータジェネレータが遊星歯車式差動装置の第1回転要素および第2回転要素にそれぞれ連結され、その遊星歯車式差動装置の第3回転要素が第3油圧式摩擦係合装置を介して非回転部材に選択的に連結され、その第2回転要素および第3回転要素が第1油圧式摩擦係合装置および第2油圧式摩擦係合装置を介して変速機に選択的に連結され、そのエンジンおよび/またはモータジェネレータの動力が変速機へ伝達される形式のハイブリッド車両において、そのエンジンの始動に際しては、前記第1油圧式摩擦係合装置および第2油圧式摩擦係合装置を解放し且つ前記第3油圧式摩擦係合装置を係合した状態で前記モータジェネレータによってそのエンジンを回転駆動するハイブリッド車両用エンジンの始動制御装置であって、(a) 前記第1乃至第3油圧式摩擦係合装置および前記変速機の油圧供給源として機能し、エンジン始動要求に応答して駆動される電動式油圧ポンプと、(b) エンジン始動要求に応答して前記モータジェネレータをエンジン起動時よりも低回転のスタンバイ回転させたときの前記エンジンの回転速度が所定回転以上となったことに基づいて前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことを判定する伝達トルク容量判定手段と、(c) その伝達トルク容量判定手段により前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことが判定された後に前記モータジェネレータによってそのエンジンを起動させるエンジン起動制御手段とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】
このようなハイブリッド車両用エンジンの始動制御装置においては、エンジン起動制御手段により、エンジン始動要求に応答して前記モータジェネレータをエンジン起動時よりも低回転のスタンバイ回転させたときの前記エンジンの回転速度が所定回転以上となったことに基づいて前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことを判定する伝達トルク容量判定手段により前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことが判定された後に前記モータジェネレータによってそのエンジンが起動させられることから、前記モータジェネレータからのトルクが入力されても変速機内の伝達トルク容量が確保されているので、その変速機の耐久性が損なわれることがない。
【0007】
【発明の他の態様】
ここで、好適には、前記車両のイグニションキーの操作が開始されたときから駆動される電動式油圧ポンプが備えられるとともに,前記変速機は、その電動式油圧ポンプから出力される油圧によって伝達トルク容量が維持されるものであり、車両のイグニションキーの操作が開始されてからの経過時間が予め定められた経過時間判定値を越えたことに基づいて前記変速機の伝達トルク容量が確保されたか否かを判定する伝達トルク容量判定手段を含むものである。このようにすれば、油圧センサを用いないで簡単な方法で伝達トルク容量を判定でき、伝達トルク容量判定手段によって変速機の伝達トルク容量が確保されたときに、前記エンジン始動制御手段によりエンジンの起動が行われるので、変速機内の伝達トルク容量が確保された状態でエンジンが起動され、その変速機の耐久性が損なわれることがない。
【0008】
また、好適には、前記伝達トルク容量判定手段は、前記油圧を発生させる作動油の温度が低くなるほど前記経過時間判定値を大きい値に変更するものである。このようにすれば、作動油の粘性が高くなる低温ほど経過時間判定値が大きい値とされるので、その信頼性が確保されるとともに、変速機の伝達トルク容量が確保されたという判定が可及的速やかに行われる。
【0009】
また、好適には、前記変速機は、入力用回転部材と出力用回転部材との間に介在させられた伝動部材とその回転部材伝達部位のその回転部材の回転中心からの半径が連続的に変化させられて変速を行う車両用無段変速機である。たとえば、有効径が可変な一対の可変プーリに伝動ベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速装置、或いは一対のコーンの間にそのコーンの径方向の軸心まわりに回転可能に設けられたローラが挟圧されたトロイダル式無段変速装置である。上記ベルト式無段変速装置では、円錐面を有する一対の回転体により可変プーリを構成され、伝動ベルトがそれら一対の回転体により油圧に基づいて挟圧されるので、その伝動ベルトに対する挟圧部位が上記摩擦により構成される動力伝達部位に対応している。また、上記トロイダル式無段変速装置では、ロータが一対のコーンにより油圧に基づいて挟圧されるので、それらのコーンからのロータに対する挟圧部位が上記摩擦或いは油膜の剪断力により構成される動力伝達部位に対応している。
【0010】
また、好適には、前記車両は、前記エンジンおよびモータジェネレータが遊星歯車装置の3要素のうちの第1要素および第2要素にそれぞれ連結され、前記変速機の入力軸が第1クラッチおよび第2クラッチを介して上記遊星歯車装置の3要素のうちの第2要素および第3要素に連結され、その第3要素がブレーキを介して非回転部材に連結され、上記エンジンの始動時には第1クラッチおよび第2クラッチが開放され且つブレーキが係合させられた状態でモータジェネレータによってエンジンが回転駆動されるハイブリッド車両であり、前記伝達トルク容量判定手段は、車両のイグニションキーの操作が開始されてからの経過時間が予め定められた経過時間判定値を越え、且つ上記モータジェネレータのスタンバイ回転によってエンジン回転速度が所定回転以上となったことに基づいて、変速機の伝達トルク容量が確保されたことを判定するものである。このようにすれば、油圧センサを用いないでブレーキの完全係合すなわち変速機の伝達トルク容量が確保されたことが判定される。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明が適用されたハイブリッド車両のハイブリッド制御装置10を説明する概略構成図であり、図2は図1のハイブリッド車両の動力伝達系すなわち変速機12を含む動力伝達装置(駆動装置)の構成を説明する骨子図である。
【0012】
図1および図2において、ハイブリッド車両の動力伝達系は、供給された燃料の燃焼でその供給量に応じた大きさの動力すなわち出力トルクを発生する内燃機関であるエンジン14、電動機および発電機として機能するフロントモータジェネレータ(以下、FMGという)16、およびダブルピニオン型の遊星歯車装置18を備えて構成されており、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などに横置きに搭載されて使用される。遊星歯車装置18のサンギヤ18sにはエンジン14が連結され、キャリア18cにはモータジェネレータ16が連結され、リングギヤ18rは第1ブレーキB1を介してケース20に連結されるようになっている。また、キャリア18cは第1クラッチC1を介して変速機12の入力軸22に連結され、リングギヤ18rは第2クラッチC2を介して入力軸22に連結されるようになっている。上記エンジン14およびFMG16はハイブリッド車両の原動機として機能し、遊星歯車装置18は歯車式差動装置であって動力の合成分配機構として機能している。
【0013】
上記クラッチC1、C2および第1ブレーキB1は、何れも油圧アクチュエータによって摩擦係合させられるバンド式或いは湿式多板式の油圧式摩擦係合装置であり、たとえば図3に示す油圧制御回路24から供給される作動油によって摩擦係合させられるようになっている。図3は、油圧制御回路24の要部を示す図であり、電動ポンプ25を含む電動式油圧発生装置26で発生させられた元圧PCが、マニュアルバルブ28を介してシフトレバー30(図1参照)のシフトポジションに応じて各クラッチC1、C2、ブレーキB1へ供給されるようになっている。シフトレバー30は、運転者によって操作されるシフト操作部材で、本実施例では「B」、「D」、「N」、「R」、「P」の5つのシフトポジションに選択操作されるようになっており、マニュアルバルブ28はケーブルやリンク等を介してシフトレバー30に連結され、そのシフトレバー30の操作に従って機械的に切り換えられるようになっている。
【0014】
「B」ポジションは、前進走行時に変速機12のダウンシフトなどにより比較的大きな動力源ブレーキが発生させられるシフトポジションで、「D」ポジションは前進走行するシフトポジションであり、これ等のシフトポジションでは出力ポート28aからクラッチC1およびC2へ元圧PCが供給される。第1クラッチC1へは、シャトル弁31を介して元圧PCが供給されるようになっている。「N」ポジションは動力源からの動力伝達を遮断するシフトポジションで、「R」ポジションは後進走行するシフトポジションで、「P」ポジションは動力源からの動力伝達を遮断するとともに図示しないパーキングロック装置により機械的に駆動輪の回転を阻止するシフトポジションであり、これ等のシフトポジションでは出力ポート28bから第1ブレーキB1へ元圧PCが供給される。出力ポート28bから出力された元圧PCは戻しポート28cへも入力され、上記「R」ポジションでは、その戻しポート28cから出力ポート28dを経てシャトル弁31から第1クラッチC1へ元圧PCが供給されるようになっている。
【0015】
クラッチC1、C2、およびブレーキB1には、それぞれコントロール弁32、34、36が設けられ、それ等の油圧PC1、PC2、PB1が制御されるようになっている。クラッチC1の油圧PC1についてはON−OFF弁38によって調圧され、クラッチC2およびブレーキB1についてはリニアソレノイド弁40によってそれぞれの係合圧PC2およびPB1が調圧されるようになっている。
【0016】
そして、上記クラッチC1、C2、およびブレーキB1の作動状態に応じて、図4に示す各走行モードが成立させられる。すなわち、「B」ポジションまたは「D」ポジションでは、「ETCモード」、「直結モード」、「モータ走行モード(前進)」の何れかが成立させられ、「ETCモード」では、第2クラッチC2を係合するとともに第1クラッチC1および第1ブレーキB1を開放した状態、言い換えればサンギヤ18s、キャリア18c、およびリングギヤ18rが相対回転可能な状態で、エンジン14およびFMG16を共に作動させてサンギヤ18sおよびキャリア18cにトルクを加え、リングギヤ18rを回転させて車両を前進走行させる。「直結モード」では、クラッチC1、C2を係合するとともに第1ブレーキB1を開放した状態で、エンジン14を作動させて車両を前進走行させる。「直結モード」ではまた、バッテリ42(図1参照)の蓄電量(残容量)SOCに応じて、FMG16を力行制御するとともにその分だけエンジントルクを削減したり、FMG16を発電制御するとともにその分だけエンジントルクを増加させたりすることにより、蓄電量SOCを例えば充放電効率が優れた適正な範囲内に保持するようになっている。また、「モータ走行モード(前進)」では、第1クラッチC1を係合するとともに第2クラッチC2および第1ブレーキB1を開放させることにより、エンジン14を切り離した状態でFMG16だけで車両を駆動して前進走行させる。上記第2クラッチC2は、「直結モード」から「モータ走行モード」への切換時に解放させられて、エンジン14を動力伝達系から切り離すものであるので、エンジン14と駆動輪52或いは変速機12との間で動力を伝達し或いは遮断する動力伝達開閉装置として機能している。
【0017】
図5は、上記前進モードにおける遊星歯車装置18の作動状態を示す共線図であり、縦軸「S」はサンギヤ18sの回転速度、縦軸「R」はリングギヤ18rの回転速度、縦軸「C」はキャリア18cの回転速度を表しているとともに、それ等の間隔はギヤ比ρ(=サンギヤ18sの歯数/リングギヤ18rの歯数)によって定まる。具体的には、「S」と「C」の間隔を1とすると、「R」と「C」の間隔がρになり、本実施例ではρが0.6程度である。また、(a) のETCモードにおけるトルク比は、エンジントルクTe:CVT入力軸トルクTin:モータトルクTm=ρ:1:1−ρであり、モータトルクTmはエンジントルクTeより小さくて済むとともに、定常状態ではそれ等のモータトルクTmおよびエンジントルクTeを加算したトルクがCVT入力軸トルクTinになる。CVTは無段変速機の意味であり、本実施例では変速機12としてベルト式無段変速機が設けられている。
【0018】
図4に戻って、「N」ポジションまたは「P」ポジションでは、「ニュートラル」または「充電・Eng始動モード」の何れかが成立させられ、「ニュートラル」ではクラッチC1、C2および第1ブレーキB1の何れも開放する。「充電・Eng始動モード」では、クラッチC1、C2を開放するとともに第1ブレーキB1を係合し、FMG16を逆回転させてエンジン14を始動したり、エンジン14により遊星歯車装置18を介してFMG16を回転駆動するとともに発電制御することにより、電気エネルギーを発生させてバッテリ42を充電したりする。
【0019】
「R」ポジションでは、「モータ走行モード(後進)」または「フリクション走行モード」が成立させられ、「モータ走行モード(後進)」では、第1クラッチC1を係合するとともに第2クラッチC2および第1ブレーキB1を開放した状態で、FMG16を逆方向へ回転駆動してキャリア18c、更には入力軸22を逆回転させることにより車両を後進走行させる。「フリクション走行モード」は、上記「モータ走行モード(後進)」での後進走行時にアシスト要求が出た場合に実行されるもので、エンジン14を始動してサンギヤ18sを正方向へ回転させるとともに、そのサンギヤ18sの回転に伴ってリングギヤ18rが正方向へ回転させられている状態で、第1ブレーキB1をスリップ係合させてそのリングギヤ18rの回転を制限することにより、キャリア18cに逆方向の回転力を作用させて後進走行をアシストするものである。
【0020】
前記変速機12はベルト式無段変速機であり、その出力軸44からカウンタ歯車46を経て差動歯車装置48のリングギヤ50に動力が伝達され、その差動歯車装置48により左右の駆動輪(本実施例では前輪)52に動力が分配される。変速機12は、伝動ベルト12cが巻き掛けられた有効径が可変な一対の可変プーリ12a、12bを備えており、図示しない油圧シリンダによってV溝幅が変更されることにより変速比γ(=入力軸回転速度Nin/出力軸回転速度Nout )が連続的に変化させられるとともに、ベルト張力が調整されるようになっている。前記油圧制御回路24は、変速機12の変速比γやベルト張力を制御するための回路を備えており、共通の電動式油圧発生装置26から作動油が供給される。油圧制御回路24の作動油はまた、オイルパンに蓄積されて遊星歯車装置18や差動装置48を潤滑するとともに、一部がFMG16に供給されて、FMG16のハウジング内を流通したりハウジングに形成された冷却通路を流通したりハウジングに接して流通したりすることにより、そのFMG16を冷却するようになっている。
【0021】
本実施例のハイブリッド制御装置10において、ハイブリッド用電子制御装置(以下、HVECUという)60は、CPU、RAM、ROM等を備えていて、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を実行することにより、電子スロットルECU62、エンジンECU64、M/GECU66、T/MECU68、前記油圧制御回路24のON−OFF弁38、リニアソレノイド弁40、エンジン14のスタータなどとして機能するスタータモータジェネレータ(以下、SMGという)70などを制御する。電子スロットルECU62はエンジン14の電子スロットル弁72の開度を図示しないアクチュエータを用いて制御するものである。エンジンECU64はエンジン14の燃料噴射量や可変バルブタイミング機構、点火時期などによりエンジン出力を制御するものである。M/GECU66はインバータ74を介してFMG16の力行トルクや回生制動トルク等を制御するものである。T/MECU68は変速機12の変速比γやベルト張力などを制御するものである。上記SMG70はエンジン始動用の電動機および発電機として機能するものであってエンジン14に作動的に連結されており、ベルト或いはチェーンなどの動力伝達装置を介してエンジン14のクランクシャフトに連結されている。
【0022】
上記HVECU60には、アクセル操作量センサ76からアクセル操作部材としてのアクセルペダル78の操作量θacを表す信号が供給されるとともに、シフトポジションセンサ80からシフトレバー30のシフトポジションを表す信号が供給される。また、エンジン回転速度センサ82、モータ回転速度センサ84、入力軸回転速度センサ86、出力軸回転速度センサ88、油温センサ90から、それぞれエンジン回転速度(回転数)Ne(r.p.m )、モータ回転速度(回転数)Nm、入力軸回転速度(入力軸22の回転速度)Nin、出力軸回転速度(出力軸44の回転速度)Nout 、油圧制御回路24の作動油の温度Tho(℃)を表す信号がそれぞれ供給される。出力軸回転速度Nout は車速Vに対応する。この他、バッテリ42の蓄電量SOC(%)など、運転状態を表す種々の信号が供給されるようになっている。蓄電量SOCは単にバッテリ電圧であっても良いが、充放電量を逐次積算して求めるようにしても良い。上記アクセル操作量θacは運転者の出力要求量に相当するものであり、前記電子スロットル弁72の開度は基本的にはそのアクセル操作量θacに応じて制御される。
【0023】
図6は、上記ハイブリット用電子制御装置であるHVECU60の制御機能の要部すなわちイグニションキー92によるイグニションスイッチ94の投入後にエンジン14を始動させるエンジン始動制御機能を説明する機能ブロック線図である。図6において、電動ポンプ制御手段98は、上記イグニションスイッチ94の投入と同時に電動ポンプ25を当初は所定の速度で緩やかに立ち上げた後、一定の回転速度で回転駆動し、電動式油圧発生装置26から前記元圧PCを直ちに発生させる。この電動ポンプ制御手段98は、後述の伝達トルク容量判定手段106によって変速機12の伝達トルク容量が確保されたと判定されると、電力消費を節約するために必要最小限の回転速度に維持する。
【0024】
エンジン始動要求判定手段100は、FMG16によるエンジン14の始動要求が発生したか否かを、イグニションスイッチ94の投入などに基づいて判定する。ハイブリッド車両では、原則として、イグニションスイッチ94の投入に応答してエンジン14が起動させられるようになっている。スタンバイ許可判定手段102は、たとえば図7に示す予め記憶された関係から実際の作動油温度Thoに基づいてスタンバイ禁止時間THBを決定し、イグニションスイッチ94の投入以後の経過時間tELがそのスタンバイ禁止時間THBを越えたか否かに基づいてFMG16のスタンバイ回転を許可するか否かを判定する。スタンバイ回転制御手段104は、上記スタンバイ許可判定手段102によりFMG16のスタンバイ回転の許可が判定された場合は、ブレーキB1の係合完了をエンジン回転速度センサ82により検出されるエンジン回転速度Ne で判定するために、FMG16をたとえば200r.p.m 程度の一定の回転速度で負回転させる。上記図7の関係は、ブレーキB1の係合判定の信頼性を高めるために、作動油温度Thoが低くなるほどすなわち作動油の粘性が高くなるほどスタンバイ禁止時間THBが大きくなるように設定されている。この図7において、クラッチC1の引きずりトルクによって変速機12に影響が出る所定温度T1 より下の領域では、ベルト式無段変速機(変速機)12の伝動ベルト12cの滑りを確実に防止するために、ブレーキB1の最大アプライ時間すなわち係合完了までの最大時間TB1よりもスタンバイ禁止時間THBが所定の余裕値ΔT1 だけ大きく設定されているが、クラッチC1の引きずりトルクによって変速機12に影響が出る所定温度T1 以上の領域では、可及的にエンジン始動時間を短縮するために、スタンバイ禁止時間THBがブレーキB1の最大アプライ時間TB1より所定の余裕値ΔT2 だけ小さく設定されている。
【0025】
伝達トルク容量判定手段106は、車両のイグニションキーの操作が開始されてからの経過時間tELが予め定められた経過時間判定値THBを越え、且つ上記エンジン回転速度センサ82により検出されるエンジン回転速度Ne が予め50r.p.m 程度の値に設定されたB1係合判定値NB1を越えたか否かに基づいてブレーキB1の係合が完了したか否かすなわち変速機12の伝達トルク容量が確保されたか否かが判定される。この意味において、伝達トルク容量判定手段106は、ブレーキB1の係合が完了したか否かを判定するB1係合判定手段としても機能している。図8の共線図に示すように、ブレーキB1の係合が完了すると、FMG16のスタンバイ回転(−200r.p.m )によってそれまで零回転(実線)であったエンジン14のクランク軸がたとえば50r.p.m 以上の回転速度(1点鎖線)で正転させられるからである。
【0026】
エンジン起動制御手段108は、上記伝達トルク容量判定手段106によって変速機12の伝達トルク容量が確保されたと判定されると、それまで−200r.p.m 程度でスタンバイ回転させられていたFMG16の負回転速度をさらに上昇させてエンジン14のクランク軸の回転速度を高め、エンジン14を起動させる。そして、図示しない完爆判定手段によりエンジン回転速度Neがたとえば800r.p.m 程度の所定の判定回転以上となったことに基づいてエンジン14の起動完了が判定されると、上記エンジン起動制御手段108はFMG16への電流供給を停止させる。
【0027】
図9は、上記ハイブリット用電子制御装置であるHVECU60の制御作動の要部すなわちイグニションキー92によるイグニションスイッチ94の投入後にエンジン14を始動させるエンジン始動制御作動を説明するフローチャートであり、イグニションキー94の投入の当時に実行されるとともに数m秒或いは十数m秒程度の所定の周期で繰り返し実行される。このイグニションキー94の投入により、電動ポンプ25の回転駆動が開始される。
【0028】
図9において、前記エンジン始動要求判定手段100に対応するステップ(以下、ステップを省略する)SA1では、FMG16による始動要求があったか否かが、イグニションスイッチ94の投入などに基づいて判定される。このSA1の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合は、前記伝達トルク容量判定手段106に対応するSA2以下が実行される。図10のt0 時点はこの状態を示している。
【0029】
前記伝達トルク容量判定手段106に対応するSA2では、エンジン回転速度Ne が予め50r.p.m 程度の値に設定されたB1係合判定値NB1を越えたか否かに基づいてブレーキB1の係合が完了したか否かすなわち変速機12の伝達トルク容量が確保されたか否かが判定される。当初はこのSA2の判断が否定されるので、前記スタンバイ許可判定手段102に対応するSA3において、FMG16のスタンバイ回転制御の実行を許可するか否かが、たとえば図7に示す予め記憶された関係から実際の作動油温度Thoに基づいてスタンバイ禁止時間THBを、イグニションスイッチ94の投入以後の経過時間tELが越えたか否かに基づいて判断される。当初はこのSA3の判断が否定されるので本ルーチンが終了させられる。
【0030】
以上のステップが繰り返し実行されるうち、上記SA3の判断が肯定されると、前記スタンバイ回転制御手段104に対応するSA4においてFMG16のスタンバイ回転制御が実行され、FMG16がたとえば−200r.p.m 程度の負の回転速度で回転させられる。図10のt1 乃至t2 の区間はこの状態を示している。上記ステップが繰り返し実行されるうち、前記SA2の判断が肯定されると、前記エンジン起動制御手段108に対応するSA5が実行される。図10のt2 時点はこの状態を示している。このSA5では、FMG16の負回転がさらに高められることによりエンジン14のクランク軸の正回転速度が高められる。このとき、図示しない燃料噴射弁から燃料が噴射されて混合気が吸入させられるので、エンジン14が起動させられる。図10のt3 時点はこの状態を示している。この状態では、前記電動ポンプ制御手段98に対応する図示しないステップによって電動ポンプ25の回転速度が可及的に低下させられて電力消費が低減される。そして、図示しないステップによりたとえばFMG16の正トルクとなった状態の積算時間が所定時間を超えたことに基づいてエンジン14の完爆が判定されると、FMG16の出力トルクが零とされる。図10のt4 時点はこの状態を示している。上記エンジン14の完爆判定は、エンジン14の出力トルクにより発生するトルク反力を利用するものであり、所定時間は油温Thoの函数である。
【0031】
上述のように、本実施例の車両用エンジンの始動制御装置においては、エンジン起動制御手段108(SA5)により、エンジン14の始動に際して、変速機12の伝達トルク容量が確保された後にそのエンジン14が起動させられることから、エンジン始動装置(FMG16)からの起動のためのトルクが入力されても変速機12内の伝達トルク容量が確保されているので、伝動ベルト12cのすべりなどに起因してその変速機12の耐久性が損なわれることがない。
【0032】
また、本実施例によれば、伝達トルク容量判定手段106(SA2)によって、車両のイグニションキー92の操作すなわちイグニションスイッチ94のオン操作が開始されてからの経過時間tELが予め定められた経過時間判定値THBを越えたことに基づいて変速機12の伝達トルク容量が確保されたと判定されたときに、エンジン起動制御手段108(SA5)はエンジン14の起動を行うものであるので、変速機12内の伝達トルク容量が確保された状態でエンジン14が起動され、その変速機12の耐久性が損なわれることがない。また、油圧センサなどを用いないで簡単に伝達トルク容量の確保を判定することができる。
【0033】
また、本実施例によれば、前記伝達トルク容量判定手段106(SA2)は、油圧を発生させる作動油の温度Thoが低くなるほど経過時間判定値THBを大きい値に変更するものであることから、作動油の粘性が高くなる低温ほど経過時間判定値THBが大きい値とされるので、その信頼性が確保されるとともに、変速機12の伝達トルク容量が確保されたという判定が可及的速やかに行われる。
【0034】
また、本実施例によれば、変速機12は、摩擦により構成される動力伝達部位の径が連続的に変化させられ、その動力伝達部位の摩擦力が作動油圧により定められる無段変速機である。たとえば、有効径が可変な一対の可変プーリに伝動ベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速装置、或いは一対のコーンの間にそのコーンの径方向の軸心まわりに回転可能に設けられたローラが挟圧されたトロイダル式無段変速装置である。上記ベルト式無段変速装置では、円錐面を有する一対の回転体により可変プーリを構成され、伝動ベルトがそれら一対の回転体により油圧に基づいて挟圧されるので、その伝動ベルトに対する挟圧部位が上記摩擦により構成される動力伝達部位に対応している。また、上記トロイダル式無段変速装置では、ロータが一対のコーンにより油圧に基づいて挟圧されるので、それらのコーンからのロータに対する挟圧部位が上記摩擦により構成される動力伝達部位に対応している。
【0035】
また、本実施例によれば、前記車両は、エンジン14およびFMG(モータジェネレータ)16が遊星歯車装置の3要素のうちの第1要素(サンギヤ18s)および第2要素(キャリヤ18c)にそれぞれ連結され、変速機12の入力軸22が第1クラッチC1および第2クラッチC2を介して上記遊星歯車装置の3要素のうちの第2要素(キャリヤ18c)および第3要素(リングギヤ18r)に連結され、その第3要素(リングギヤ18r)がブレーキB1を介して非回転部材(ケース20)に連結され、上記エンジン14の始動時には第1クラッチC1および第2クラッチC2が開放され且つブレーキB1が係合させられた状態でFMG16によってエンジン14が回転駆動されるハイブリッド車両であり、伝達トルク容量判定手段106は、車両のイグニションキー92の操作が開始されてからの経過時間tELが予め定められた経過時間判定値THBを越え、且つ上記FMG16のスタンバイ回転によってエンジン回転速度Neが所定回転数(50r.p.m )以上となったことに基づいて、変速機12の伝達トルク容量が確保されたことを判定するものであるので、油圧センサを用いないでブレーキB1の完全係合すなわち変速機12の伝達トルク容量が確保されたことが判定される。
【0036】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【0037】
たとえば、前述の実施例の伝達トルク容量判定手段106は、車両のイグニションキー92の操作が開始されてからの経過時間tELが予め定められた経過時間判定値THBを越え、且つ上記FMG16のスタンバイ回転によってエンジン回転速度Neが所定回転数(50r.p.m )以上となったことに基づいて、変速機12の伝達トルク容量が確保されたことを判定するものであったが、車両のイグニションキー92の操作が開始されてからの経過時間tELが予め定められた経過時間判定値THBを越えたこと、またはFMG16のスタンバイ回転によってエンジン回転速度Neが所定回転数(50r.p.m )以上となったことに基づいて、変速機12の伝達トルク容量が確保されたことを判定するものであってもよい。
【0038】
また、前述の実施例では、FMG16によってエンジン14が起動させられていたが、FMG16およびSMG70によって或いは専らSMG70によってエンジン14が起動させられてもよい。
【0039】
また、前述の実施例では、ブレーキB1の完全係合状態が、FMG16のスタンバイ回転によりエンジン回転速度Neが所定回転数(50r.p.m )以上となったことに基づいて判定されていたが、油圧センサにより検出されるブレーキB1の係合圧PB1や伝動ベルト12cを挟圧する油圧シリンダの圧力などに基づいて判定されてもよい。
【0040】
また、前述の実施例では、エンジン14およびFMG16を選択的に原動機として用いるハイブリッド車両であったが、原動機として専らエンジン14を用いる車両であっても差し支えない。
【0041】
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたハイブリッド車両に備えられた制御装置を概略説明する図である。
【図2】図1のハイブリッド車両の動力伝達系の構成を説明する骨子図である。
【図3】図1の油圧制御回路の一部を示す回路図である。
【図4】図1のハイブリッド駆動制御装置において成立させられる幾つかの走行モードと、クラッチおよびブレーキの作動状態との関係を説明する図である。
【図5】図4のETCモード、直結モード、およびモータ走行モード(前進)における遊星歯車装置の各回転要素の回転速度の関係を示す共線図である。
【図6】図1のHVECTの制御機能の要部すなわちイグニションスイッチの投入後にエンジンを始動させるエンジン始動制御機能を説明する機能ブロック線図である。
【図7】図6においてスタンバイ禁止時間THBを求めるために用いられる予め記憶された関係を示す図である。
【図8】図6においてFMGをスタンバイ回転させたときにエンジンが起動させられる状態を説明する共線図である。
【図9】図1のHVECTの制御作動の要部すなわちイグニションスイッチの投入後にエンジンを始動させるエンジン始動制御作動を説明するフローチャートである。
【図10】図1のHVECTの制御作動の要部すなわちイグニションスイッチの投入後にエンジンを始動させるエンジン始動制御作動を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
10:ハイブリッド制御装置
12:変速機
14:エンジン
25:電動ポンプ(電動式油圧ポンプ)
60:HVECU(ハイブリッド用電子制御装置)
92:イグニションキー
94:イグニションスイッチ
106:伝達トルク容量判定手段
108:エンジン起動制御手段
Claims (2)
- エンジンおよびモータジェネレータが遊星歯車式差動装置の第1回転要素および第2回転要素にそれぞれ連結され、該遊星歯車式差動装置の第3回転要素が第3油圧式摩擦係合装置を介して非回転部材に選択的に連結され、該第2回転要素および第3回転要素が第1油圧式摩擦係合装置および第2油圧式摩擦係合装置を介して変速機に選択的に連結され、該エンジンおよび/またはモータジェネレータの動力が変速機へ伝達される形式のハイブリッド車両において、該エンジンの始動に際しては、前記第1油圧式摩擦係合装置および第2油圧式摩擦係合装置を解放し且つ前記第3油圧式摩擦係合装置を係合した状態で前記モータジェネレータによって該エンジンを回転駆動するハイブリッド車両用エンジンの始動制御装置であって、
前記第1乃至第3油圧式摩擦係合装置および前記変速機の油圧供給源として機能し、エンジン始動要求に応答して駆動される電動式油圧ポンプと、
エンジン始動要求に応答して前記モータジェネレータをエンジン起動時よりも低回転のスタンバイ回転させたときの前記エンジンの回転速度が所定回転以上となったことに基づいて前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことを判定する伝達トルク容量判定手段と、
該伝達トルク容量判定手段により前記第3油圧式摩擦係合装置の伝達トルク容量が確保されたことが判定された後に前記モータジェネレータによって該エンジンを起動させるエンジン起動制御手段と
を、含むことを特徴とするハイブリッド車両用エンジンの始動制御装置。 - 前記変速機は、前記第1油圧式摩擦係合装置および第2油圧式摩擦係合装置を介して前記エンジンおよび/または前記モータジェネレータの動力が伝達されるベルト式無段変速機であり、
作動油の油温が低くなるほどスタンバイ禁止時間が長くなる予め記憶された関係から実際の作動油の油温に基づいてスタンバイ禁止時間を設定し、前記エンジン始動要求から該スタンバイ禁止時間を越えたことに基づいて前記モータジェネレータのスタンバイ回転の許可を判定するスタンバイ許可判定手段を、含むものである請求項1のハイブリッド車両用エンジンの始動制御装置。
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