JP7378787B2 - レンズ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明はレンズ加工装置の機能を利用してレンズ形状の測定を可能としたレンズ加工装置に関するものである。
未加工の眼鏡レンズを眼鏡フレームに装着する場合、眼鏡フレームのレンズ枠部分に合せて研削する必要があり、又研削する為のレンズ形状データが必要となる。
レンズ形状データとしては、レンズ外形形状とレンズ厚み形状とがあり、通常、レンズ外形形状は形状測定器により眼鏡フレームのレンズ枠の内側を接触子でなぞり、接触子の変位をリニアセンサ、エンコーダ等のセンサにより検出していた。
更に、眼鏡レンズの厚み形状は、眼鏡レンズをレンズ枠に装着する為にレンズ周面にヤゲンを形成する為に必要となる。眼鏡レンズの厚み形状の測定は、眼鏡レンズの周縁を2つの接触子で挾込み、眼鏡レンズを回転させ、両接触子の変位を検出するか、或は、特許文献2に示される様に、眼鏡レンズの周縁をV溝に落込み、眼鏡レンズを回転させた際の回転軸心方向の眼鏡レンズとV溝間の相対変位を検出する等していた。この場合も、変位の検出手段としては、リニアセンサ、エンコーダ等のセンサが用いられていた。
従来のレンズ形状測定では、レンズ研削装置とは別途の形状測定装置が必要であり、更に形状測定の為に繊細で、高価なセンサが用いられており、更に斯かるセンサは、調整、メンテナンスに慎重さが要求され、故障率も高いという問題があった。
特開平6-297309号公報 特開2001-9690号公報
本発明は、レンズ加工装置が具備するモジュールを利用してレンズ形状の測定を可能とし、コストの低減、取扱い性の向上を図ったレンズ加工装置を提供するものである。
本発明は、眼鏡レンズをチャックを介して支持するチャック軸と、該チャック軸を支持し、揺動可能且つ該チャック軸の軸心方向に移動可能な揺動フレームと、該揺動フレームを軸心方向に移動させるレンズシフトモータと、前記チャック軸と平行な砥石回転軸と、変換部を介して前記チャック軸を上下動させ、該チャック軸と前記砥石回転軸とを近接離反させる形状モータと、前記変換部と前記チャック軸間に介在させたマイクロスイッチと、前記砥石回転軸に着脱可能に取付けられる砥石と、制御装置とを具備し、前記砥石回転軸に前記砥石の両側に又は単独で擬似砥石が取付けられ、前記レンズシフトモータ、前記形状モータはパルスモータであり、前記制御装置は、前記レンズシフトモータ、前記形状モータに入力する駆動パルスによって前記レンズシフトモータ、前記形状モータを制御する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズを前記擬似砥石に当接させた状態で前記チャック軸の軸心方向に移動させ、前記マイクロスイッチは、前記眼鏡レンズが前記擬似砥石から外れた時点に検出信号を発する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズの表面、裏面がそれぞれ前記擬似砥石から外れた時の前記検出信号が発せられた時の前記レンズシフトモータ駆動のパルスカウント値を取得し、該パルスカウント値に基づき前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置を演算し、前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置と、前記擬似砥石の両外側間の距離に基づきレンズ厚みを測定する様構成されたレンズ加工装置に係るものである。
又本発明は、前記擬似砥石は前記砥石の両側に設けられ、前記擬似砥石は前記砥石と同径のフランジ部と該フランジ部に対し小径の小径円筒部を有し、両フランジ部の外側面間が既知であるレンズ加工装置に係るものである。
更に又本発明は、前記変換部がラック/ピニオン機構であるレンズ加工装置に係るものである。
本発明によれば、眼鏡レンズをチャックを介して支持するチャック軸と、該チャック軸を支持し、揺動可能且つ該チャック軸の軸心方向に移動可能な揺動フレームと、該揺動フレームを軸心方向に移動させるレンズシフトモータと、前記チャック軸と平行な砥石回転軸と、変換部を介して前記チャック軸を上下動させ、該チャック軸と前記砥石回転軸とを近接離反させる形状モータと、前記変換部と前記チャック軸間に介在させたマイクロスイッチと、前記砥石回転軸に着脱可能に取付けられる砥石と、制御装置とを具備し、前記砥石回転軸に前記砥石の両側に又は単独で擬似砥石が取付けられ、前記レンズシフトモータ、前記形状モータはパルスモータであり、前記制御装置は、前記レンズシフトモータ、前記形状モータに入力する駆動パルスによって前記レンズシフトモータ、前記形状モータを制御する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズを前記擬似砥石に当接させた状態で前記チャック軸の軸心方向に移動させ、前記マイクロスイッチは、前記眼鏡レンズが前記擬似砥石から外れた時点に検出信号を発する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズの表面、裏面がそれぞれ前記擬似砥石から外れた時の前記検出信号が発せられた時の前記レンズシフトモータ駆動のパルスカウント値を取得し、該パルスカウント値に基づき前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置を演算し、前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置と、前記擬似砥石の両外側間の距離に基づきレンズ厚みを測定する様構成されたので、眼鏡レンズの厚みデータを取得する為に追加して使用されるものは擬似砥石のみであり、主要なモジュールは、元々レンズ加工装置が具備するものであり、簡便に且つ安価に眼鏡レンズの厚みデータを取得することができるという優れた効果を発揮する。
本実施例に係るレンズ加工装置の概略構成図である。 本実施例に係る制御ブロック図である。 本実施例の作動説明図である。 本実施例の作動説明図である。 本実施例の作動説明図である。 本実施例に於ける眼鏡レンズと擬似砥石との関係を示す作動説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1、図2は本実施例に係るレンズ加工装置1の概略構成を示している。
砥石回転軸2に砥石3が装着され、前記砥石回転軸2はレンズ加工装置1の筐体(図示せず)に回転自在に設けられている。又、前記砥石回転軸2は図示しない砥石モータによって回転される。前記砥石3は前記砥石回転軸2に対して着脱可能となっており、更に前記砥石3は、3枚の砥石3a,3b,3cから構成されている。尚、砥石の枚数、組合わせはレンズを加工する条件等で適宜選択される。
図1では、前記砥石3の両側に更に、円板状の擬似砥石5,6が取付けられた状態を示している。該擬似砥石5,6は金属製、或は硬質合成樹脂製とされる。
該擬似砥石5,6は左右対称の形状となっており、前記砥石3に密着する側にフランジ5a,6aが形成され、反砥石側には小径円筒部5b,6bが形成されている。従って、フランジ5a,6aの外周面は外側が小径の段付形状となっている。
前記フランジ5a,6aの外径は前記砥石3の外径と等しく、前記小径円筒部5b,6bの外径は、前記フランジ5a,6aに対し半径で2mm程度小さくなっている。
尚、前記砥石3に対する小径円筒部5b,6bの半径差は、後述する様に、マイクロスイッチが復帰する程度の半径差であればよく、2mmに限定されるものではない。又、前記擬似砥石5,6のフランジ5a,6aと小径円筒部5b,6bはそれぞれ一体であってもよく、フランジと小径円筒部が分離したものであってもよい。
更に、前記フランジ5a,6aの外側面(前記砥石3に密着していない面)間の距離(外寸)は既知となっている。
又、前記眼鏡レンズ30が前記フランジ5a、フランジ6aから外れ、前記マイクロスイッチ16がONとなった、後の前記眼鏡レンズ30の下方への変位(半径方向の変位)を前記検知ブロック14で抑止する様にすれば、前記小径円筒部5b、前記小径円筒部6bを省略することができる。従って、前記擬似砥石5,6としては、前記砥石3と同径のフランジ5a、フランジ6a部分だけでもよい。
前記砥石回転軸2と平行なチャック軸7を有する揺動フレーム20は、前記チャック軸7と平行な揺動軸(図示せず)に支持され、該揺動軸を中心に鉛直方向(図1の紙面に対して上下方向)に揺動自在に且つ前記揺動軸に沿って軸心方向に摺動自在となっている。
前記揺動フレーム20には該揺動フレーム20と一体にレンズモータ8が設けられ、該レンズモータ8と前記チャック軸7とはギヤ列9を介して連結されている。
前記チャック軸7は中央部にチャック11を有し、該チャック11に眼鏡レンズ30をチャック可能となっている。
前記揺動軸の軸心と前記チャック軸7の軸心との距離は既知であり、前記揺動軸の軸心と前記砥石回転軸2の軸心との距離も既知となっている。
前記揺動軸を中心とした前記揺動フレーム20の揺動により、前記チャック軸7(即ち、前記眼鏡レンズ30)は前記砥石3に対して近接離反する。
前記チャック軸7の一端部は前記揺動フレーム20より突出し、突出した先端に倣い型13が着脱可能に設けられ、該倣い型13は検知ブロック14に当接する。該検知ブロック14は、上下方向に出入り可能な案内板15と該案内板15の上下動でON/OFFされるマイクロスイッチ16を有する。前記案内板15は前記マイクロスイッチ16を作動させるアクチュエータとして機能し、又前記マイクロスイッチ16に過大な荷重が作用しない様にする。
尚、前記案内板15を介して前記マイクロスイッチ16を作動させたが、該マイクロスイッチ16により直接チャック軸7の上下変位を検出する様にしてもよい。
前記検知ブロック14の下方に上下方向に移動可能なラックギア17が設けられ、該ラックギア17の上端には検知ブロック受け18が設けられ、該検知ブロック受け18は前記ラックギア17と一体に上下動する様になっている。前記検知ブロック14と前記検知ブロック受け18との間には球体19が介在され、前記検知ブロック14、前記検知ブロック受け18と前記球体19とは点接触となっている。尚、該球体19を省略し、前記検知ブロック受け18の上面を球面としてもよい。
前記ラックギア17にはピニオンギア21を介して形状モータ22が連結され、該形状モータ22の駆動で前記ピニオンギア21が回転され、該ピニオンギア21の回転により前記ラックギア17が上下動する。
ここで、前記チャック軸7には前記検知ブロック14を介して前記ラックギア17の上下動が伝達され、前記チャック軸7の上下動によって前記揺動フレーム20が揺動する。前記ラックギア17、前記ピニオンギア21により前記形状モータ22の回転を直線運動に変換する変換部が構成され、該変換部はラック/ピニオン機構となっている。
尚、変換部としては、前記ラックギア17をスクリューロッドとし、該スクリューロッドに螺合するナットを前記形状モータ22によって回転するナット/スクリュー機構であってもよい。
前記チャック軸7と平行にベルト24が設けられ、該ベルト24はレンズシフトモータ25によって周回される様になっており、前記ベルト24と前記揺動フレーム20とは連結され、前記レンズシフトモータ25は前記ベルト24を介して前記揺動フレーム20を図1中左右方向に移動させる。
而して、前記レンズシフトモータ25を駆動することで、前記揺動フレーム20が移動し、前記砥石3に対する前記眼鏡レンズ30の位置がシフトする様になっている。
又、図1中、31は制御装置であり、該制御装置31は砥石モータ、前記レンズモータ8、前記形状モータ22の回転を制御する。ここで、少なくとも前記レンズモータ8、前記形状モータ22、前記レンズシフトモータ25は回転角、回転方向を管理できるモータ、例えばサーボモータ、パルスモータが用いられる。本実施例では、駆動パルスの入力で回転角、回転方向の制御が可能なパルスモータが用いられている。
図2を参照して前記制御装置31について説明する。
図2中、該制御装置31は演算部33、記憶部34、ドライバ35、パルスカウンタ36を有する。
前記演算部33としては、本装置に特化されたCPU、或は汎用性CPU、埋込みCPU、マイクロプロセッサ等が用いられる。又、前記記憶部34としては、RAM、ROM、FlashROM、DRAM等の半導体記憶メモリ、HDD等の磁気記憶メモリ、CDROM等の光学記憶メモリ等が用いられる。
前記記憶部34には、研削作動、測定作動を制御するシーケンスプログラム、前記モータを駆動、制御する為のモータ駆動プログラム、パルスカウント値に基づき前記検知ブロック受け18の上面の位置、即ち前記検知ブロック14の位置を演算し、前記レンズモータ8のパルスカウント値に基づき前記眼鏡レンズ30のチャック軸7の軸心方向の位置を演算するプログラム、前記眼鏡レンズ30の軸心方向の位置からレンズ厚みを演算するプログラム等の各種プログラムが格納される。又、前記演算部33により各種プログラムが実行されることで、研削作動、測定作動が実行される。
前記演算部33は、前記ドライバ35にモータ駆動指令を発し、該ドライバ35はモータ駆動指令に基づき前記レンズモータ8、前記形状モータ22に駆動パルスを入力する。又、駆動パルスは前記パルスカウンタ36に入力され、駆動パルス数がカウントされ、カウント値は前記演算部33に入力され、更に前記記憶部34に格納される。
先ず、レンズ加工装置1による前記眼鏡レンズ30の外形を研削するレンズ加工について略述する。
レンズ加工する場合、前記擬似砥石5,6は最初から組込んでおいてもよく、或は後述する厚み測定時に組込んでもよい。
ここで、研削用の外形形状データが事前に取得され、外形形状データに基づき未加工の眼鏡レンズ30が研削される場合は、前記倣い型13に代えて既知の径を有する円板が前記チャック軸7に取付けられる。前記眼鏡レンズ30の外形を研削する場合は、外周面が平らな前記砥石3aが使用される。
前記砥石3が回転され、砥石3aにより眼鏡レンズ30が研削されている状態で、形状データに基づき前記形状モータ22が制御され、前記検知ブロック受け18が前記検知ブロック14を介して前記チャック軸7を昇降させ、前記眼鏡レンズ30が形状データに合致する形状に研削される。尚、前記形状モータ22の前記演算部33による制御は、前記ドライバ35から前記形状モータ22に入力される駆動パルスの制御によって行われる。
次に、外形研削が終えた眼鏡レンズ30′の厚み測定を行う場合を図1、図3~図6を参照して説明する。厚み測定を行う場合、前記砥石3の回転は停止される。
眼鏡レンズ30′を前記チャック11にチャックし、或は外形研削でチャックした状態から続いて厚み測定が行われる。前記検知ブロック受け18により前記検知ブロック14を介して前記チャック軸7を押上げ、眼鏡レンズ30′が前記砥石3から離反した状態とする。
この状態では、前記揺動フレーム20、前記チャック軸7等の重量(以下、揺動フレーム20の重量と略す)が前記検知ブロック14に作用するので、前記案内板15が押下げられ、前記マイクロスイッチ16はONの状態となっている。
前記レンズシフトモータ25を駆動して前記眼鏡レンズ30′を前記擬似砥石6の近傍迄移動させる。前記レンズシフトモータ25による前記眼鏡レンズ30′の移動は、前記レンズシフトモータ25に入力する駆動パルスによって行われ、又前記レンズシフトモータ25に入力する駆動パルスが前記パルスカウンタ36によってカウントされる。
前記眼鏡レンズ30の移動量、移動後の位置は、前記演算部33が前記パルスカウンタ36より入力されるパルスカウント値に基づき演算する。
更に前記形状モータ22により前記ラックギア17を介して前記検知ブロック14を下げ、前記眼鏡レンズ30′を前記砥石3に当接させる。前記眼鏡レンズ30′が前記砥石3に当接することで、前記揺動フレーム20の重量は前記眼鏡レンズ30′を介して前記砥石3に支持される。
更に、前記形状モータ22を駆動して前記マイクロスイッチ16がOFFとなる程度に前記検知ブロック14を降下させる。前記マイクロスイッチ16がOFFとなった時の、前記マイクロスイッチ16のOFF検知信号が前記演算部33に入力される。
前記眼鏡レンズ30′が前記砥石3に当接した状態で、前記レンズシフトモータ25により前記眼鏡レンズ30′が図中右方に移動される。前記揺動フレーム20の重量は前記砥石3支持されたままであるので、前記マイクロスイッチ16のOFF状態が維持される。
更に、前記眼鏡レンズ30′が右方に移動され、前記眼鏡レンズ30′が前記フランジ6aから外れると(図4、図6(A)参照)、前記眼鏡レンズ30′が前記小径円筒部6b迄落下する。落下の過程では、即ち前記眼鏡レンズ30′が半径方向に変位する過程では、前記揺動フレーム20の重量は、前記検知ブロック14に作用し、前記マイクロスイッチ16がONとなる。従って、該マイクロスイッチ16は前記眼鏡レンズ30′が前記フランジ6aから外れた時点を検出し、検出信号を発する。
マイクロスイッチ16のON信号は、前記演算部33に入力され、該演算部33はON信号入力時の前記レンズシフトモータ25のパルスカウント値を取得し、該パルスカウント値に基づき前記眼鏡レンズ30′の位置(前記チャック軸7の軸心方向の位置)を演算する。演算された位置は前記眼鏡レンズ30′の表面(図示では左側の面)の位置となる。
前記眼鏡レンズ30′が前記レンズシフトモータ25により更に右方に移動される。又、前記演算部33はON信号入力されると前記形状モータ22により、前記ラックギア17を少なくとも前記フランジ6aと前記小径円筒部6bとの径差分だけ降下させる。
前記眼鏡レンズ30′が前記小径円筒部6bに当接すると、前記揺動フレーム20の重量が前記小径円筒部6bによって支持されるので、前記マイクロスイッチ16はONとなる。
尚、前記揺動フレーム20の重量が前記検知ブロック14に作用した時に、前記マイクロスイッチ16がOFFとなり、前記揺動フレーム20の重量が作用しない時に前記マイクロスイッチ16がONとなる様に設定してもよい。
次に、前記形状モータ22を駆動して、前記ラックギア17を上昇させ、前記検知ブロック14を介して前記ラックギア17を押上げ、前記眼鏡レンズ30′を前記砥石3から離反させる(図1参照)。
前記レンズシフトモータ25により、前記眼鏡レンズ30′を図中左方、前記擬似砥石5近傍迄移動させる。前記形状モータ22を駆動して前記眼鏡レンズ30′を前記砥石3に当接させる。この状態で、前記マイクロスイッチ16はONとなる。
当接させた状態で前記眼鏡レンズ30′を更に左方に移動し、前記フランジ5aから前記小径円筒部5bに落下させる(図6(B)参照)。
上記したと同様、落下の過程で前記マイクロスイッチ16がOFFとなり、OFFとなった時の前記眼鏡レンズ30′の位置(図6に於いて前記眼鏡レンズ30′の裏面(図示では右側の面)の位置)が演算される。
前記演算部33は、前記擬似砥石6から得られた前記眼鏡レンズ30′の位置と前記擬似砥石5から得られた眼鏡レンズ30′の位置に基づき両位置間の間の距離を演算する。
更に、両位置間の間の距離から前記フランジ5a,6a間の外寸を引くことで、前記眼鏡レンズ30′の厚みを測定することができる。
次に、前記レンズモータ8により前記眼鏡レンズ30′を所要角度、例えば5゜回転し、上記したと同様の作用を繰返すとことで、5゜回転した時の眼鏡レンズ30′の厚みを測定することができる。更に、5゜ステップで眼鏡レンズ30′を360゜回転し、5゜ステップ毎の厚みを測定することで、前記眼鏡レンズ30′の全周の厚みを測定することができる。
尚、更に厚み測定が概略でよい時は、ステップ角度を大きくし、細密に測定したい場合は、ステップ角度を小さくすればよい。
前記眼鏡レンズ30′の全周の厚み測定が完了すると、厚み中心も演算でき、前記眼鏡レンズ30′周面にヤゲンを形成するデータを取得することができる。
前記眼鏡レンズ30′の周面を研削し、ヤゲンを形成する場合は、前記砥石3b,3cが用いられる。尚、ヤゲンの形成は、厚み測定に連続して行うことができ、眼鏡レンズ30の外形研削、厚み測定、ヤゲン形成迄連続して行うことができ、加工時間、測定時間が短縮し、作業効率が向上する。
又、研削作業工程と厚み測定工程とを分離する場合は、前記砥石3を取外し、前記擬似砥石5,6の間にダミーの円板を組込んでもよく、或は小径円筒部5b、小径円筒部6bを形成した1つの円板を前記砥石回転軸2に組込んでもよい。
上述した様に、本実施例では、従来のレンズ加工装置に簡単な部品である擬似砥石5,6を追加するだけで、レンズ加工装置が持つ基本的なモジュール(構成要素)のみで、レンズの厚み形状が測定できる。従って、高価なセンサを使用することなく、又繊細なセンサを使用しないので、製造コストを低減できると共に作業性、メインテナンス性を向上させることができる。
1 レンズ加工装置
2 砥石回転軸
3 砥石
5 擬似砥石
5a フランジ
5b 小径円筒部
6 擬似砥石
6a フランジ
6b 小径円筒部
7 チャック軸
8 レンズモータ
14 検知ブロック
16 マイクロスイッチ
17 ラックギア
20 揺動フレーム
22 形状モータ
25 レンズシフトモータ
30 眼鏡レンズ
31 制御装置
33 演算部
34 記憶部
35 ドライバ
36 パルスカウンタ

Claims (3)

  1. 眼鏡レンズをチャックを介して支持するチャック軸と、該チャック軸を支持し、揺動可能且つ該チャック軸の軸心方向に移動可能な揺動フレームと、該揺動フレームを軸心方向に移動させるレンズシフトモータと、前記チャック軸と平行な砥石回転軸と、変換部を介して前記チャック軸を上下動させ、該チャック軸と前記砥石回転軸とを近接離反させる形状モータと、前記変換部と前記チャック軸間に介在させたマイクロスイッチと、前記砥石回転軸に着脱可能に取付けられる砥石と、制御装置とを具備し、前記砥石回転軸に前記砥石の両側に又は単独で擬似砥石が取付けられ、前記レンズシフトモータ、前記形状モータはパルスモータであり、前記制御装置は、前記レンズシフトモータ、前記形状モータに入力する駆動パルスによって前記レンズシフトモータ、前記形状モータを制御する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズを前記擬似砥石に当接させた状態で前記チャック軸の軸心方向に移動させ、前記マイクロスイッチは、前記眼鏡レンズが前記擬似砥石から外れた時点に検出信号を発する様構成され、前記制御装置は、前記眼鏡レンズの表面、裏面がそれぞれ前記擬似砥石から外れた時の前記検出信号が発せられた時の前記レンズシフトモータ駆動のパルスカウント値を取得し、該パルスカウント値に基づき前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置を演算し、前記眼鏡レンズの表面、裏面の位置と、前記擬似砥石の両外側間の距離に基づきレンズ厚みを測定する様構成されたレンズ加工装置。
  2. 前記擬似砥石は前記砥石の両側に設けられ、前記擬似砥石は前記砥石と同径のフランジ部と該フランジ部に対し小径の小径円筒部を有し、両フランジ部の外側面間が既知である請求項1に記載のレンズ加工装置。
  3. 前記変換部はラック/ピニオン機構である請求項1に記載のレンズ加工装置。
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