JP3277458B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP3277458B2
JP3277458B2 JP23060999A JP23060999A JP3277458B2 JP 3277458 B2 JP3277458 B2 JP 3277458B2 JP 23060999 A JP23060999 A JP 23060999A JP 23060999 A JP23060999 A JP 23060999A JP 3277458 B2 JP3277458 B2 JP 3277458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTRに記録された
撮影画面を用紙にプリントアウトする場合に用いて好適
なプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ記録のカメラ一体型VT
Rでは、撮像素子の出力から輝度信号とクロマ信号とを
形成し、輝度信号をFM変調し、クロマ信号を低域周波
数に変換して、磁気テープに記録するようにしている。
このようなアナログ記録のカメラ一体型VTRでは、十
分な画質が得られず、また、経時変化やダビングによる
信号の劣化がある。そこで、撮像素子からのビデオ信号
をディジタル化し、高能率符号化技術により圧縮して、
磁気テープに記録するようにしたディジタル記録のカメ
ラ一体型VTRの開発が進められている。
【0003】ディジタル記録のカメラ一体型VTRで
は、アナログ記録のカメラ一体型VTRに比べて、画質
が向上され、経時変化やダビングによる信号の劣化が殆
どない。このため、撮影した画面をビデオプリンタでプ
リントアウトするのに好都合である。更に、ディジタル
ビデオ信号を出力できるため、コンピュータに取り込ん
で画像処理をするのが容易である。このように、ディジ
タル記録のカメラ一体型VTRは、単に記録した動画を
ディスプレイに映出して楽しむためだけでなく、取り込
んだ画面をプリントアウトしたり、コンピュータグラフ
ィックスを作成したり等、アナログ記録のカメラ一体型
VTR以上に、広い分野で使用されていく可能性があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】、ところが、上述の従
来のディジタル記録のカメラ一体型VTRでは、輝度信
号Yと、帯域制限された色差信号R−Y及びB−Yとか
らなるコンポーネントビデオ信号を圧縮して記録してい
る。これに対して、ビデオプリンタやコンピュータで
は、R,G,Bの3原色信号を処理する構成とされてい
る。このため、輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB−
Yとからなるコンポーネントビデオ信号を圧縮して記録
する従来のディジタル記録のカメラ一体型VTRでは、
ビデオプリンタでプリントアウトする場合や、コンピュ
ータ入力する場合に、色解像度が十分でなくなるとうい
う問題が生じる。
【0005】したがって、この発明の目的は、ビデオ信
号をプリントアウトする場合に十分な色解像度が得られ
るようにしたプリンタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、輝度信号と
2つの色差信号とを含むディジタルビデオ信号を圧縮符
号化して記録する第1の記録モードと、3原色信号を含
むディジタルビデオ信号を圧縮符号化して記録する第2
の記録モードとが設定可能とされ、第1の記録モードま
たは第2の記録モードでビデオ信号を記録する記録手段
と、第1の記録モードで記録された圧縮符号化された輝
度信号と2つの色差信号を含むディジタルビデオ信号を
再生する第1の再生モードと、第2の記録モードで記録
された圧縮符号化された3原色信号を含むディジタルビ
デオ信号を再生する第2の再生モードとが設定可能とさ
れ、第1の再生モードまたは第2の再生モードとでビデ
オ信号を再生する再生手段と、再生手段から第2の再生
モードで再生された3原色信号を含むディジタルビデオ
信号がディジタルビデオインターフェースを介して出力
され、出力されたディジタルビデオ信号をプリントアウ
トするプリント手段とを備えたプリンター装置である。
【0007】輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yと
からなるディジタルビデオ信号を記録するYCR B
録モードと、3原色信号R、G、Bからなるディジタル
ビデオ信号を記録するRGB記録モードとが設定でき
る。RGB記録モードで静止画記録を行うと、色解像度
が向上され、特に、取り込んだ静止画をプリンタでプリ
ントアウトする際に、画質の向上が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
されたディジタル記録のカメラ一体型VTR装置の一例
を示すものである。この発明が適用されたディジタル記
録のカメラ一体型VTRでは、YCRB 記録モードと
RGB記録モードとが設定できる。YCR B 記録モー
ドでは、輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB−Yとか
らなるビデオ信号が圧縮されて記録される。RGB記録
モードでは、3原色信号R、G、Bが圧縮されて記録さ
れる。
【0009】入力キー31には、記録録画開始キー31
A及びシャッターキー31Bが含められている。動画記
録を行う場合には、記録開始キー31Aが押される。記
録開始キー31Aが押されると、YCR B 記録モード
となり、輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB−Yとか
らなるビデオ信号で動画が記録される。静止画記録を行
う場合には、シャッターキー31Bが押される。シャッ
ターキー31Bが押されると、RGBモードとなり、3
原色信号R、G、Bで静止画が記録される。
【0010】入力キー31からの操作情報は、システム
コントローラ30に供給される。この入力キー31から
の操作情報により、システムコントローラ30から、記
録モード信号S1が出力される。この記録モードS1信
号は、セレクタ7に供給される。この記録モード信号S
1により、RGB記録モードの時には、セレクタ7が端
子7A側に設定され、YCR B 記録モードの時には、
セレクタ7が端子7B側に設定される。
【0011】先ず、記録時について説明する。図1にお
いて、1はレンズ光学系、2はCCD撮像素子である。
CCD撮像素子2の受光面には、レンズ光学系1を介さ
れた被写体像光が結像される。CCD撮像素子2は、例
えば、3原色信号R、G、Bを出力する構成とされてい
る。CCD撮像素子2で、この被写体像光が光電変換さ
れる。
【0012】CCD撮像素子2から出力される3原色信
号は、A/D変換器3に供給される。A/D変換器3
で、この3原色信号R、G、Bがディジタル化される。
A/D変換器3の出力がカメラ信号処理回路4に供給さ
れる。
【0013】カメラ信号処理回路4は、ガンマ補正、ホ
ワイトバランス調整、ディテイル信号の付加等の処理を
行う。また、カメラ信号処理回路4は、3原色信号R、
G、Bを、輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yに変
換するマトリクス回路4Aを含んでいる。A/D変換器
3の出力がカメラ信号処理回路4に供給され、ガンマ補
正、ホワイトバランス調整、ディテイル信号の付加等の
処理がなされる。また、マトリクス回路4Aで、A/D
変換器3からの3原色信号R、G、Bから、輝度信号Y
と、色差信号R−Y及びB−Yが形成される。
【0014】カメラ信号処理回路4からは、3原色信号
R、G、Bと、輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Y
が出力される。カメラ信号処理回路4からの3原色信号
R、G、Bは、フレームメモリ5に供給される。フレー
ムメモリ5は、3原色信号R、G、Bの夫々を1フレー
ム分蓄える容量を有している。フレームメモリ5には、
後に詳述するように、静止画記録用の3原色信号R、
G、Bが蓄えられる。カメラ信号処理回路4からの輝度
信号Y、色差信号R−Y及びB−Yは、フレームメモリ
6に供給される。輝度信号Yの情報量4に対して、色差
信号R−Y及びB−Yの情報量は夫々1である。フレー
ムメモリ5には、動画像用の輝度信号Y、色差信号R−
Y及びB−Yが蓄えられる。フレームメモリ5及び6
は、画像圧縮する際に、ブロキング用として用いられ
る。
【0015】フレームメモリ5及びフレームメモリ6の
出力がセレクタ7に供給される。セレクタ7には、シス
テムコントローラ30から、記録モード信号S1が供給
される。前述したように、RGB記録モードのときに
は、セレクタ7は端子7A側に設定され、YCR B
録モードのときには、セレクタ7は端子7B側に設定さ
れる。セレクタ7の出力が圧縮符号化回路8に供給され
る。
【0016】圧縮符号化回路8は、入力画像信号をシャ
フリングし、例えば8×8にブロック化してDCT変換
し、所定のバッファ単位の符号量が所定量以下となるよ
うに量子化し、2次元ハフマン符号を用いて可変長符号
化する。圧縮符号化回路8には、システムコントローラ
30から記録モード信号S1が供給される。
【0017】圧縮符号化回路8には、YCR B 記録モ
ードのときには、輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB
−Yが入力され、この輝度信号Yと、色差信号R−Y及
びB−Yが上述のように圧縮符号化される。入力される
輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB−Yの情報量は、
輝度信号Yが4に対して、色差信号R−Y及びB−Yが
夫々1である。
【0018】また、圧縮符号化回路8には、RGB記録
モードのときには、3原色信号R、G、Bが入力され
る。この3原色信号R、G、Bが上述のように圧縮符号
化される。RGB記録モードでは、3原色信号R、G、
Bの情報量をYCR B 記録モードのときの輝度信号Y
の情報量と等しくすると、輝度信号Yを圧縮符号化する
ときの圧縮パラメータと同様の圧縮パラメータで、各3
原色信号R、G、Bを輝度信号Yの領域に記録すること
ができる。
【0019】更に、YCR B 記録モードでの輝度信号
Yと色差信号R−Y及びB−Yの全ての領域を使って3
原色信号R、G、Bを記録すれば、YCR B 記録モー
ドのときの輝度信号Yの情報量は4で色差信号R−Y及
びB−Yが夫々1で全部で6の情報量が確保できるか
ら、3原色信号R、G、Bの情報量を輝度信号Yの情報
量の6/4倍確保できる。RGB記録モードでの3原色
信号R、G、Bの情報量を輝度信号Yの情報量の6/4
倍とするためには、輝度信号Yを圧縮符号化するときの
圧縮パラメータよりも6/4倍精度の高い量子化パラメ
ータが使われるか、又はサンプリング周波数が6/4倍
される。
【0020】RGB記録モードのときには、圧縮符号化
回路8からは、圧縮された3原色信号R、G、Bが出力
される。この圧縮された3原色信号は、エラー訂正コー
ド付加回路12に供給される。YCR B 記録モードの
ときには、圧縮符号化回路8からは、圧縮された輝度信
号Y、色差信号R−Y及びB−Yが出力される。この輝
度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yがエラー訂正コー
ド付加回路12に供給される。
【0021】付加情報発生回路41からは、システムコ
ントローラ30からの情報に応じて、後に詳述する付加
情報(VAUX、AAUX等)が発生される。この付加
情報には、YCR B 記録モードであるか、RGB記録
モードであるかの情報が含められている。具体的には、
YCR B 記録モードかRGB記録モードかの情報は、
VAUXのSOUCEの中のPC3にある信号タイプS
TYPEに記される。また、静止画であるかどうかの情
報は、VAUXのSOUCE CONTOROLのPC
3にあるスチル画フラグSCに記される。このことにつ
いては、後に詳述する。この付加情報発生回路41の出
力がエラー訂正コード付加回路12に供給される。
【0022】9はマイクロフォンである。マイクロフォ
ン9で、音声が収音される。このマイクロフォン9の出
力がA/D変換器10に供給される。A/D変換器10
で、マイクロフォン9から出力されるオーディオ信号が
ディジタル化される。A/D変換器10の出力がオーデ
ィオ記録信号処理回路11に供給される。オーディオ記
録信号処理回路11で、入力ディジタルオーディオ信号
に対して、インターリーブ処理等が行われる。オーディ
オ記録信号処理回路11の出力がエラー訂正コード付加
回路12に供給される。
【0023】エラー訂正コード付加回路12は、記録す
るビデオ信号及びオーディオ信号と、サブコードに対し
て、エラー訂正符号を付加すると共に、SYNC及びI
Dと、付加情報を付加する。エラー訂正コード付加回路
12の出力がチャンネルコーディング回路14に供給さ
れる。チャンネルコーディング回路14で、記録データ
が変調される。チャンネルコーディング回路14の出力
が記録アンプ12で増幅された後、回転トランス(図示
せず)を介して、テープ転送系16の回転ヘッに供給さ
れる。
【0024】次に再生時について説明する。テープ転送
系16の回転ヘッドからの信号が回転トランスを介して
再生アンプ17に供給される。再生アンフ17の出力が
データ抽出回路18に供給される。データ抽出回路18
で、再生系のクロックが抽出される。データ抽出回路1
8の出力がチャンネルデコーディング回路19に供給さ
れる。チャンネルデコーディング回路19により、再生
信号が復調される。
【0025】チャンネルデコーディング回路19の出力
がエラー訂正処理回路20に供給される。エラー訂正処
理回路20により、再生データのエラー訂正処理がなさ
れる。これと共に、エラー訂正処理回路20の出力が付
加情報抽出回路42に供給される。付加情報抽出回路4
2で、再生データから付加情報が抽出される。この付加
情報がシステムコントローラ30に送られる。
【0026】前述したように、この付加情報には、YC
R B 記録モードかRGB記録モードかの情報(信号タ
イプSTYPE)が含められている。この情報に応じ
て、システムコントローラ30から、再生モード信号S
2が発生される。
【0027】再生された付加情報から再生信号はRGB
記録モードで記録されたものであると判断された場合に
は、セレクタ22が端子22A側に設定されると共に、
圧縮復号化回路21のパラメータがそのモードに応じて
設定される。再生信号はYCR B 記録モードで記録さ
れたものであると判断された場合には、セレクタ22が
端子22B側に設定されると共に、圧縮復号化回路21
のパラメータがそのモードに応じて設定される。
【0028】エラー訂正処理回路20の出力が圧縮復号
化回路21に供給されると共に、オーディオ再生処理回
路27に供給される。圧縮復号化回路21により、再生
された圧縮ビデオ信号に対して、可変長符号の復号、逆
量子化、逆DCT変換等の処理がなされ、圧縮符号の復
号がなされる。RGB記録モードで記録された信号を再
生した場合には、圧縮復号化回路21から、3原色信号
R、G、Bが出力される。YCR B 記録モードで記録
した信号を再生した場合には、圧縮復号化回路21か
ら、輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yが出力され
る。この圧縮復号化回路21の出力がセレクタ22に供
給される。
【0029】RGB記録モードの信号を再生する場合に
は、セレクタ22は端子22A側に設定されている。こ
の場合、圧縮復号化回路21から出力される3原色信号
R、G、Bがフレームメモリ23に供給される。フレー
ムメモリ23は、RGB記録モードで記録時に施された
8×8のブロッキングを戻すデブロッキング処理を行
う。
【0030】YCR B 記録モードで記録した信号を再
生する場合には、セレクタ22は端子22B側に設定さ
れている。この場合には、圧縮復号化回路27から出力
される輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yがフレー
ムメモリ24に供給される。フレームメモリ24は、Y
R B 記録モードで記録時に施された8×8のブロッ
キングを戻すデブロッキング処理を行う。
【0031】RGB記録モードの信号を再生する場合、
フレームメモリ23から出力される3原色信号R、G、
Bが静止画データ出力インターフェース32に供給され
ると共に、出力信号セレクタ25の端子25A側に供給
される。静止画データ出力インターフェース32は、コ
ンピュータ、プリンタ等へディジタルで静止画データを
転送できるようにするためのインターフェースである。
RGB記録モードの信号を再生する場合には、出力信号
セレクタ25は端子25A側に設定される。出力信号セ
レクタ25の出力がD/A変換器26に供給され、アナ
ログ信号に変換される。D/A変換器26の出力がビデ
オ出力端子43から出力される。
【0032】YCR B 記録モードで記録した信号を再
生する場合、フレームメモリ24から出力される輝度信
号Yと色差信号R−Y及びB−Yが出力信号セレクタ2
5の端子25B側に供給される。YCR B 記録モード
で記録した信号を再生する場合には、出力信号セレクタ
25は端子25B側に設定される。出力信号セレクタ2
5の出力がD/A変換器26に供給され、アナログ信号
に変換される。D/A変換器26の出力がビデオ出力端
子43から出力される。
【0033】なお、ビデオ出力端子43から出力される
ビデオ信号の規格、方式については、RGB信号、Y/
Cセパレートビデオ信号、コンポジットビデオ信号、輝
度信号Yと色差信号R−Y及びB−Y等、種々のものが
知られている。この発明では、これら種々のビデオ信号
の規格、方式の出力端子の何れを用いても良い。
【0034】また、エラー訂正処理回路20でエラー訂
正処理された再生オーディオ信号は、オーディオ再生信
号処理回路27に供給され、オーディオ再生信号処理回
路27で再生オーディオ信号のデインターリーブ処理等
が行われる。このオーディオ再生信号処理回路27の出
力がD/A変換器28に供給され、アナログオーディオ
信号に変換される。このD/A変換器28の出力がオー
ディオ出力端子45から出力される。
【0035】このように、この発明が適用されたディジ
タル記録のカメラ一体型VTRでは、YCR B 記録モ
ードとRGB記録モードとが設定できる。撮影画面をプ
リンタでプリントアウトするときに、RGB記録モード
を用いると、色解像度が向上される。
【0036】更に、前述したように、RGB記録モード
では、3原色信号R、G、Bの情報量をYCR B 記録
モードのときの輝度信号Yの情報量の6/4倍確保する
ことが可能となり、量子化パラメータを変更したり、サ
ンプリング周波数を上げることにより、水平解像度を上
げることができる。
【0037】なお、YCR B 記録モードでは、1フレ
ームの画像は例えば10トラックで記録される。RGB
記録モードのときには、3原色信号R、G、Bの1フレ
ームの画像が夫々10トラックに記録されるので、1フ
レームの画像は例えば30トラックで記録される。ここ
で、RGB記録モードで静止画記録を行う場合、同一の
画面を複数枚連続して記録しておくと、再生時にドロッ
プアウトが生じた場合に対応できる。すなわち、同一の
画面を複数枚連続記録し、再生時にエラー検出を行い、
エラーの無いフレームの画面を再生する。
【0038】次に、このようなディジタル記録のカメラ
一体型VTRの記録フォーマットの詳細について説明す
る。
【0039】図2は、この発明が適用できるディジタル
記録のカメラ一体型VTRの1トラクのフォーマットを
示すものである。図2に示すように、記録トラックに
は、トラックの入口側から、ITI(Insert and Track
Information)領域51と、オーディオ領域52と、ビ
デオ領域53と、サブコード領域54とが順に設けられ
る。
【0040】ITI領域51は、アフレコの際の位置決
めを正確に行うためのタイミングブロックであり、PL
Lのライン等のための1400ビットのプリアンブル、
アフレコの際の位置決めに使用されるSSA、トラック
のデータ構造を規定する3ビットのアプリケーションI
DデータであるAPT等を含むTIA、及びポストアン
ブルから構成される。
【0041】オーディオ領域52は、プリアンブルと、
オーディオデータと、ポストアンブルとから構成され
る。オーディオデータは、図3に示すように、77バイ
トのデータ長を持つブロックが垂直方向に9個配置され
た構造とされ、水平方向と垂直方向にパリティC1及び
C2が付加される。各ブロックの先頭には、SYNC
と、ID0、ID1、IDPが付加される。IDPは、
ID0及びID1を保護するためのパリティである。デ
ータ部の前半の5バイトは、オーディオ用の付加データ
AAUX(Audio Auxiliary data)用である。AAUX
は、後に説明するように、5バイトを1パックとするパ
ック構造となっている。ID1には、トラック内のSY
NC番号が格納される。ID0のうち、プリSYNC、
ポストSYNC、C2のパリティのSYNCブロックの
上位3ビットには、このオーディオ領域の構造を決める
アプリケーションIDであるAP1が記録される。他の
SYNCブロックのID0の上位4ビットには、シーケ
ンス番号が記録される。
【0042】ビデオ領域53は、プリアンブルと、ビデ
オデータと、ポストアンブルとから構成される。ビデオ
データは、図4に示すように構成される。図4におい
て、BUF0〜BUF26は、それぞれ1個のバッファ
リングユニットを示す。各ブロックは77バイトのデー
タ量を有する。このような配列データに対して、水平パ
リティC1と、垂直パリティC2とが付加される。これ
らの垂直方向に27個配置されたバッファリングユニッ
トの上部の2SYNCブロックB1、B2と、C2パリ
ティの直前の1つのSYNCブロックB3は、ビデオ用
の付加データVAUX(Video Auxiliary data)用であ
る。VAUXには、RGB記録モードかYCR B 記録
モードかの情報が含められている。VAUX用のSYN
Cブロックと、C2用のSYNCブロック以外のブロッ
クには、圧縮されたビデオデータが記録される。このビ
デオデータは、前述したように、RGB記録モードでは
3原色信号R、G、Bであり、YCR B 記録モードで
は輝度信号Yと、色差信号R−Y及びB−Yである。ビ
デオ領域のID0のうち、プリSYNC、ポストSYN
C、C2のパリティのSYNCブロックのID0の上位
3ビットには、アプリケーションIDであるAP2が記
録される。他のSYNCブロックのID0の上位ビット
には、シーケンス番号が記録される。
【0043】図5〜図7は、各バッファリングユニット
に配されるビデオデータの構成を示すものである。図5
は、YCR B 記録モードで、輝度信号Yと色差信号R
−Y及びB−Yを記録した場合のバッファリングユニッ
トの構成を示すものである。YCR B 記録モードで
は、輝度信号Yの情報量が4に対して、色差信号R−Y
及びB−Yの情報量が夫々1とされる。図5において、
バッファリングユニットの先頭には、エラー処理に関す
る情報STAと、量子化テーブルナンバQNOが配置さ
れる。そして、YCR B 記録モードでは、圧縮された
輝度信号データY0〜Y3と、圧縮されたR−Y信号デ
ータCR、圧縮されたB−YデータCBが配置される。
各圧縮ビデオデータは、低周波成分から順にジグザグス
キャンされて読み出されており、各ビデオデータY0〜
Y3、CR、CBの先頭には直流データが配置され、そ
れから低周波成分のデータから順に交流データが配置さ
れる。
【0044】RGB記録モードでは、3原色信号R、
G、Bの情報量を、YCR B 記録モードのときの輝度
信号Yの情報量と等しくした場合には、図6に示すよう
に、データが配置される。図6において、バッファリン
グユニットの先頭には、エラー処理に関する情報STA
と、量子化テーブルナンバQNOが配置される。そし
て、圧縮された各3原色信号のデータR0〜R3、G0
〜G3、又はB0〜B3が配置される。
【0045】RGB記録モードで、3原色信号R、G、
Bの情報量を、YCR B 記録モードのときの輝度信号
Yの情報量の6/4倍としたときには、図7に示すよう
に、データが配置される。図7において、バッファリン
グユニットの先頭には、エラー処理に関する情報STA
と、量子化テーブルナンバQNOが配置される。そし
て、圧縮された各3原色信号のデータR0〜R5、G0
〜G5、又はB0〜B5が配置される。
【0046】サブコード領域のデータは、図8に示すよ
うに、5バイトで、水平パリティC1のみが付加されて
いる。この5バイトは、VAUXやAAUXと同様に、
パック構造とされている。このサブコードのデータ領域
には、タイムコード、記録年、月、日等が記録される。
サブコードデータの先頭には、SYNCと、ID0、I
D1、IDPが付加される。IDPは、ID0及びID
1を保護するためのパリティである。図9Aに示すよう
に、変速再生時や高速再生時に、前半部か後半部かを区
別するために、ID0のMSBにはF/Rフラグが設け
られる。次に、SYNCブロック番号0と6のSYNC
ブロックでは、サブコード領域の構造を決めるアプリケ
ーションIDであるAP3が記録される。その他のSY
NCブロックでは、図9Bに示すように、INDEX
ID、SKIP ID、PP ID(Photo Picture I
D)が格納される。INDEX IDは、インデックス
サーチのために用いられる。SKIP IDは、不要場
面をカットするために用いられる。PP IDは、静止
画用サーチ用に用いられる。ID0とID1とに跨がっ
て、絶対トラック番号が記される。
【0047】次に、ビデオ用の付加情報VAUXについ
て詳述する。VAUXは、図10〜図15に示すよう
に、5バイトからなるパック構造とされている。先頭の
パックPC0はヘッダーであり、更に、上位4ビットと
下位4ビットとに分けられる。残りの4バイトでデータ
である。
【0048】図10は「SOUCE」と呼ばれるパック
で、PC0の上位4ビットが「0110」で下位4ビッ
トが「0000」のときに定義される。PC1には、テ
レビジョンチャンネルの1桁及び10桁の番号が記され
る。PC2には、ブラック及びホワイトフラグB/W
と、カラーフレームイネーブルフラグENと、カラーフ
レーム識別コードCLFと、テレビジョンチャンネルの
100桁の番号が記される。PC3には、入力ビデオ信
号のソース番号SOUCE CODEと、50/60フ
ラグと、ビデオ信号タイプSTYPEとが記される。こ
のビデオ信号タイプSTYPEは、50/60フラグと
共に、フィールド周波数50HzのHD方式、フィール
ド周波数60HzのHD方式、PAL方式、NTSC方
式を識別する。更に、このビデオ信号タイプSTYPE
は、輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yからなる信
号で記録したか、3原色信号R、G、Bで記録したかを
識別する。すなわち、このビデオ信号タイプSTYPE
は、前述のRGB記録モードでR、G、B信号を記録し
たか、YCR B 記録モードで輝度信号Yと色差信号R
−Y及びB−Yで記録したかの情報として用いることが
できる。PC4には、ヨーロッパ及びアフリカ地域、北
及び南アメリカ地域、アジア及びオセアニア地域等の地
域番号と、サテライト番号とからなるチューナカテゴリ
ーTUNERCATEGORYが記されている。
【0049】図11は「SOUCE CONTROL」
と呼ばれるパックで、PC0の上位4ビットが「011
0」で下位4ビットが「0001」のときに定義され
る。PC1はリザーブされている。PC2には、記録開
始ポイントを示すREC STと、記録モードを示すR
EC MODEと、ディスプレイのアスペクト比等を示
すディスプレイモードDISPとが記されている。PC
3には、フレーム及びフィールドフラグFFと、フィー
ルド識別フラグFSと、フレームチェンジフラグFC
と、インターレースフラグILと、スチル画フラグSS
と、スチルカメラフラグSCと、放送システムBCSY
Sとが記されている。スチル画フラグSSは、RGBモ
ードで静止画を記録したか、YCR B 記録モード動画
を記録したかの情報として用いることができる。
【0050】図12は「REC DATA」と呼ばれる
パックで、PC0の上位4ビットが「0110」で下位
4ビットが「0010」のときに定義される。PC1に
は、夏時間DSと、30分フラグTMと、タイムゾーン
TIME ZONEとが記されている。PC2には、記
録した日が記されている。PC3には、記録した曜日と
月が記されている。PC4には記録した年が記されてい
る。
【0051】図13は「REC TIME」と呼ばれる
パックで、PC0の上位4ビットが「0110」で下位
4ビットが「0011」のときに定義される。PC1に
は、記録時間のフレーム番号の10桁及び1桁が記され
ている。PC2には記録時間の秒の10桁及び1桁が記
されている。PC3には記録時間の分の10桁及び1桁
が記されている。PC4には記録時間の時の10桁及び
1桁が記されている。なお、S1〜S6は、垂直インタ
ーリーブタイムコード及びリニアタイムコードのフラグ
である。
【0052】図14は「BINARY GROUP」と
呼ばれるパックである。このパックが使用される時に
は、S1〜S6のフラグは、SMPTE/EBUタイム
コードに基づいてセットされる。
【0053】図15は「CLOSED CAPTIO
N」と呼ばれるパックである。これは、垂直ブランキン
グ期間を利用して字幕を付けるのに用いられる。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、輝度信号Yと色差信
号R−Y及びB−Yとからなるディジタルビデオ信号を
記録するYCR B 記録モードと、3原色信号R、G、
Bからなるディジタルビデオ信号を記録するRGB記録
モードとが設定できる。そして、静止画がフレームで再
生される。RGB記録モードで静止画記録を行うと、帯
域制限を受けないので、色解像度が向上され、特に、取
り込んだ静止画をプリンタでプリントアウトする際に、
画質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図3】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図4】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図5】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図6】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図7】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図8】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図9】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図10】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図11】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図12】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図13】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図14】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図15】この発明が適用されたディジタルVTRの記
録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【符号の説明】
4 カメラ信号処理回路 5,23 静止画用フレームメモリ 6,24 動画用フレームメモリ 8 圧縮符号化回路 30 システムコントローラ 32 静止画データ出力インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と2つの色差信号とを含むディ
    ジタルビデオ信号を圧縮符号化して記録する第1の記録
    モードと、3原色信号を含むディジタルビデオ信号を圧
    縮符号化して記録する第2の記録モードとが設定可能と
    され、上記第1の記録モードまたは上記第2の記録モー
    ドで上記ビデオ信号を記録する記録手段と、上記圧縮符号化は、上記第2の記録モードのときには、
    上記第1の記録モードのときの輝度信号及び2つの色差
    信号の情報量と、上記3原色信号の各色信号の情報量と
    が対応するように符号化し、 上記第1の記録モードで記録された上記圧縮符号化され
    た輝度信号と2つの色差信号を含むディジタルビデオ信
    号を再生する第1の再生モードと、上記第2の記録モー
    ドで記録された上記圧縮符号化された3原色信号を含む
    ディジタルビデオ信号を再生する第2の再生モードとが
    設定可能とされ、上記第1の再生モードまたは上記第2
    の再生モードとで上記ビデオ信号を再生する再生手段
    と、 上記再生手段から第2の再生モードで再生された上記3
    原色信号を含むディジタルビデオ信号がディジタルビデ
    オインターフェースを介して出力され、当該出力された
    ディジタルビデオ信号をプリントアウトするプリント手
    段とを備えプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ装置におい
    て、上記第2の記録モードのときには、上記第1の記録モー
    ドのときの輝度信号の情報量の6/4倍で、上記3原色
    信号の各色信号を符号化する ようにしたプリンタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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