JP3685817B2 - 映像信号伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1〜図3)
作用(図1〜図3)
実施例(図1〜図5)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は映像信号伝送装置及び画像出力装置に関し、例えばビデオプリンタやコンピユータのように静止画像を扱う画像出力装置に映像信号を伝送する場合に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種の映像信号伝送装置として例えばビデオテープレコーダ(VTR)がある。VTRは再生した映像信号を所定のビデオ端子を介して外部の画像出力装置に伝送することにより記録した画像を画像出力装置により出力することができる。
画像出力装置としてのビデオプリンタは、VTRから伝送されてくる映像信号から所望の1フレーム分を抜き出すことにより、当該1フレーム分の静止画像に基づいた静止画像を印画する。またコンピユータではVTRから伝送されてくる映像信号の1フレーム分の静止画像に基づいて所望の画像処理を施すことができる。
さらに映像信号伝送装置としてデイジタル記録方式のカメラ一体型VTRを用いれば、情報源として一段と高解像度の映像情報をもつことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、デイジタルVTRによつていくら高解像度の映像情報をもつことができたとしても、当該映像情報が伝送時に帯域制限されるため、画像出力装置側に伝送される映像信号は結局解像度が低下してしまう。例えばデイジタルVTRのビデオ端子から出力されるアナログ映像信号は、輝度信号と色信号を複合してなるコンポジツトビデオ信号や、輝度信号と帯域制限された色差信号とからなるセパレートビデオ信号(所謂Sビデオ信号)であり、いずれも帯域制限されている。
この結果例えば伝送された映像信号がコンポジツトビデオ信号であつた場合には、ビデオプリンタ側で輝度信号とクロマ信号とを分離する際に所謂クロスカラーやドツト障害等が生じることにより、結局得られる静止画像は色解像度が低下したものとなつてしまう。
【0005】
かかる課題を解決する一つの方法として、帯域制限された動画像用信号に加えて、静止画像用の三原色信号を予め記録し、ビデオプリンタやモニタに動画像用信号と共に静止画用の三原色信号を伝送することにより、ビデオプリンタやモニタ側で三原色信号に基づく画質劣化のない静止画像を得ることができるVTR装置が提案されている。
しかしながら、このVTR装置、ビデオプリンタ及びモニタにおいては、動画像信号用としてのRCAコネクタ、BNCコネクタ又はSコネクタに加えて、三原色信号用のRGBコネクタが必要となり、この分構成が複雑になると共に、RGBコネクタを有する機種以外には高解像度の静止画像を伝送することができない欠点があつた。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来の帯域制限された動画像を伝送するための伝送路のみを用いて、帯域制限した動画像用信号に加えてコンポーネントビデオ信号でなる静止画像用信号を伝送できると共に、画像出力装置側で動画像用信号と静止画像用信号とを容易に分離して高画質の静止画像を得ることができる映像信号伝送装置及び画像出力装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、撮像部により得られた撮像信号から動画像信号と、3原色信号でなる静止画像信号とを生成するカメラ部処理部と、動画像信号を格納する動画用フレームメモリと、シヤツタ状記録ボタンが押下された瞬間の3原色でなる静止画像信号を格納する静止画用フレームメモリと、動画用フレームメモリ及び静止画用フレームメモリから動画像信号及び静止画像信号のデータを順次読み出して記録媒体に記録し再生する記録再生手段と、記録媒体から動画像信号及び静止画像信号を再生し、動画像信号用の画像信号出力端子を介して画像出力装置へ伝送する際に、動画像信号と静止画像信号とを識別するための画像識別データを動画像信号と静止画像信号との境界に位置するVBID(Vertical Blanking including aspect ratio Identifications)データの空き領域に付加するとともに、静止画画像信号の各色を識別するための色識別データを静止画画像信号の各色の境界に位置するVBIDデータの空き領域に付加する信号処理手段とを設けるようにする。
【0008】
また本発明においては、静止画像用のコンポーネントビデオ信号は三原色信号でなり、伝送信号生成手段29、30は、三原色信号の各原色信号をそれぞれ面順次に配列して伝送信号S8を生成し、識別情報付加手段33は、画像識別情報に加えて三原色信号の各色を識別するための色識別情報を付加するようにする。
【0009】
【作用】
撮像部により動画像信号を撮像しながら所望のタイミングでシヤツタ状記録ボタンが押下された瞬間の3原色でなる静止画像信号を撮像信号から生成して動画像用信号と共に記録媒体に記録し、当該記録媒体を再生したことにより得られる動画像信号及び静止画像信号を動画像信号用の画像信号出力端子を介して画像出力装置へ伝送する際に、動画像信号と静止画像信号とを識別するための画像識別データを当該動画像信号と静止画像信号との境界に位置するVBIDデータの空き領域に付加するとともに、静止画像信号の各色を識別するための色識別データを静止画像信号の各色の境界に位置するVBIDデータの空き領域に付加することにより、動画像信号用の画像信号出力端子を介して動画像信号及び静止画像信号の供給を受けた画像出力装置では画像識別データに基づいて動画像信号であることを判別した場合にはモニタを介して動画像として出力しながら、当該動画像信号に続く次の画像が静止画像であると判別した場合には、色識別データに基づいて3原色信号のいずれであるかを判別して高解像度の静止画として出力することができる。
【0010】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0011】
図1において、1は全体してカメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下これをVTR装置と呼ぶ)を示し、帯域制限された動画像用信号と共に三原色信号でなる静止画像用信号をコンポジツトビデオ出力端子及び又はSビデオ出力端子を介して伝送し得るようになされている。
【0012】
VTR装置1は撮像部を有する記録系2によつて、撮像信号から輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yでなる動画像用信号を生成すると共に、R(赤)G(緑)B(青)三原色信号でなる静止画像用信号を生成し、当該動画像用信号及び静止画像用信号を圧縮符号化して記録する。
またVTR装置1は再生系3によつて、磁気テープ上に記録された動画像用信号及び三原色信号を再生すると共に、当該動画像用信号と三原色信号とを識別するための識別情報を付加してコンポジツトビデオ出力端子及び又はSビデオ出力端子を介して出力する。
【0013】
記録系2は光学系4で得た撮像光をCCD(Charge Coupled Device )撮像系5で光電変換することによりR、G及びBの三原色信号を生成し、これをアナログデイジタル変換回路(A/D)6を介してカメラ部信号処理部7に送出する。
【0014】
カメラ部信号処理部7はRGB三原色信号に対して自動ホワイト調整、ブラツク調整、ガンマ補正、デイテイル信号付加等の信号処理を施した後、静止画用RGBフレームメモリ8に送出すると共に、内蔵されたマトリツクス回路によりRGB三原色信号から輝度信号Y及び2つの色差信号B−Y、R−Yを生成しこれを動画用フレームメモリ9に送出する。
因に、静止画用RGBフレームメモリ8には、ユーザインターフエース部10のシヤツタ状記録ボタンが押された瞬間の1フレーム分の映像がRGB三原色信号の3フレーム分のデータとして書き込まれる。
【0015】
静止画用RGBフレームメモリ8及び動画用フレームメモリ9に書き込まれたデータは、例えば8画素×8ラインの領域にブロツクキングされて読み出されてセレクタ11に送出される。
セレクタ11はシステムコントローラ12からの記録モード信号S1に基づいて選択的に静止画像データD1又は動画像データD2を続く圧縮符号化ブロツク13に送出する。ここでシステムコントローラ12から送出される記録モード信号S1は、ユーザインターフエース10からの動画像記録指令又は静止画像記録指令を表わす操作信号S2に基づいて出力される。
【0016】
圧縮符号化ブロツク13は記録モード信号S1に基づいて動作を切り換えることにより、入力された静止画像データD1及び動画像データD2のそれぞれに適応した圧縮符号化処理を施し、これにより得た圧縮画像データD3をエラー訂正コード付加回路14に送出する。
一方、VTR装置1はマイクロホン15で得た音声信号SAUD をアナログデイジタル変換回路(A/D)16を介してオーデイオ記録信号処理回路17に出力し、当該オーデイオ記録信号処理回路17によつてインターリーブ等の処理を施した後、エラー訂正コード付加回路14に送出する。
【0017】
エラー訂正コード付加回路14は、圧縮画像データD3及び圧縮音声データD4に対して再生時のエラー訂正のためのエラー訂正符号を付加する。これに加えてエラー訂正コード付加回路14はシステムコントローラ12からの記録モード信号S3に基づく付加情報(静止画像記録か動画像記録かを示すフラグ信号)を付加する。
【0018】
エラー訂正コード付加回路14の出力はチヤンネルコーデイング回路15に送出され、ここでテープ上に記録するための符号化処理であるチヤンネルコーデイングが施されることによりチヤンネルコーデイングデータD5が生成される。チヤンネルコーデイングデータD5は記録アンプ16で増幅された後、記録/再生部17に供給される。記録/再生部17は回転ドラム及び磁気テープを走行させる走行機構を有し、入力した記録データをロータリトランスを介して記録ヘツドに与えることにより磁気テープ上に記録する。かくして磁気テープ上には、輝度信号Yと2つの色差信号R−Y、B−Yでなる動画像用信号、RGB三原色信号でなる静止画像用信号が音声信号と共に記録される。
【0019】
このようにして磁気テープ上に記録された記録データは、再生系3により再生される。すなわちユーザインターフエース10からの操作信号S2に基づいてシステムコントローラ12から再生を指示する制御信号S4が記録/再生部17に入力されると、記録/再生部17の再生ヘツドが記録データを再生し、これを再生アンプ18を介してデータ抽出回路19に送出する。
データ抽出回路19は再生データD6からデータクロツクを抽出すると共に、当該データクロツクに基づいて再生データD7を形成し、この再生データD7をチヤンネルデコーデイング回路20に送出する。チヤンネルデコーデイング回路20はチヤンネルコーデイング回路15と逆の処理を行い、チヤンネルコーデイング回路15でテープ上に記録するために符号化されたデータを復号する。
【0020】
エラー訂正処理回路21はエラー訂正処理を施すことにより、再生圧縮画像データD8、再生音声データD9及び再生付加情報データD10を得、このうち再生圧縮画像データD8を圧縮復号ブロツク22に、再生音声データD9をオーデイオ再生信号処理回路23に送出すると共に、再生付加情報データD10をシステムコントローラ12に送出する。オーデイオ再生信号処理回路23は記録時に施されたインターリーブ等の処理を戻し、この結果得られた音声データをD/A変換回路24を介して音声信号出力端子25に供給する。
【0021】
システムコントローラ12は再生付加情報データD10に基づいて、圧縮復号ブロツク22及びセレクタ26に、再生した再生圧縮画像データD8が静止画像データか又は動画像データかを表わすフラグ信号でなる再生モード信号S5を送出する。これにより圧縮復号ブロツク22では、再生モード信号S5に基づいて静止画像データ及び動画像データのそれぞれに適した圧縮復号処理を施すことができ、続くセレクタ26では、再生モード信号S5に基づいて接続を切り換えることにより静止画像データD12を静止画像用RGBフレームメモリ27に供給すると共に動画像データD13を動画像用フレームメモリ28に供給する。
【0022】
静止画用RGBフレームメモリ27及び動画像用フレームメモリ28は、それぞれ入力した静止画像データD12及び動画像データD13に対して記録時に施された8×8のブロツキングを戻すデブロツキング処理を施し、この結果得られたデブロツキングデータD14及びD15を出力信号セレクタ29に送出する。出力信号セレクタ29はシステムコントローラ12からの出力選択制御信号S6に基づいて動画像データ又は静止画像データを選択的にデイジタルアナログ変換回路(D/A)30に送出する。D/A変換回路30は静止画像データ及び動画像データをアナログ信号に変換すると共に、システムコントローラ12からの出力選択制御信号S6に基づいて静止画像信号と動画像信号とを識別するための識別データを付加し、これを画像信号出力端子31に供給する。
【0023】
実施例の場合、静止画用RGBフレームメモリ27、動画用フレームメモリ28、出力信号セレクタ29及びD/A変換回路30は、図2に示すように構成されている。
すなわちセレクタ26から出力された静止画用のRGB三原色信号はそれぞれ静止画用RGBフレームメモリ27のRチヤンネルフレームメモリ27A、Gチヤンネルフレームメモリ27B及びBチヤンネルフレームメモリ27Cに格納されると共に、セレクタ26から出力された動画像データD13の各信号成分はそれぞれ動画用フレームメモリ28のYチヤンネルフレームメモリ28A、R−Yチヤンネルフレームメモリ28B及びB−Yチヤンネルフレームメモリ28Cに格納される。
【0024】
出力信号セレクタ29は静止画用RGBフレームメモリ27からのRGB三原色信号を受けると共に動画用フレームメモリ28からの輝度信号Yを受け、これらの信号をシステムコントローラ12からの出力選択制御信号S6に基づいて選択的に所定の順序でD/A変換器32を介してVBID(Vertical Blanking including aspect ratio Identifications)付加部33に送出する。このとき出力信号セレクタ29は、出力選択制御信号S6に基づいた、輝度信号Yの間の位置に静止画用のRGB三原色信号が面順次に配列するように出力する。
【0025】
VBID付加部33は出力選択制御信号S6に基づいて、動画像信号(すなわちYチヤンネルフレームメモリ28Aからの輝度信号Y)と静止画像信号(すなわち静止画用RGBフレームメモリ27からのRGB三原色信号)との境界位置に動画像信号と静止画像信号を識別するための識別データを付加すると共に、RGB三原色信号の各色の境界位置に各色を識別するための識別データを付加する。
これによりVTR装置1においては、再生信号を外部の画像出力装置(例えばプリンタ装置)に伝送した際、画像出力装置側で識別データに基づいて動画像信号とRGB三原色信号を容易に識別し得ると共に、RGB三原色信号の各色を容易に識別し得るようになされている。
【0026】
識別データが付加された信号S7はY/C混合回路34に送出されると共に、バツフア35を介してSビデオ出力端子の輝度信号出力端子31Bに供給される。
一方、動画像用フレームメモリ28から出力される色差信号R−Y及びB−Yは、それぞれD/A変換器36、37を介してクロマ信号エンコーダ38に送出され、当該クロマ信号エンコーダ38によつて帯域制限を受けた後、Y/C混合回路34に送出されると共にバツフア39を介してSビデオ出力端子のクロマ信号出力端子31Cに供給される。
Y/C混合回路34は、VBID付加部33から出力された信号S7に含まれる輝度信号Yに、クロマ信号エンコーダ38から出力された帯域制限された色差信号R−Y及びB−Yを重畳し、この結果得られるコンポジツトビデオ信号S8をバツフア40を介してコンポジツトビデオ出力端子31Aに供給する。
【0027】
かくしてVTR装置1においては、コンポジツトビデオ出力端子31Aに動画用のコンポジツトビデオ信号と共に静止画用のRGB三原色信号を供給することができる。同様に、Sビデオ出力端子の輝度信号出力端子31Bにも静止画用のRGB三原色信号を供給することができる。この結果例えばプリンタ装置等の画像出力装置側で、コンポジツトビデオ出力端子31A又はSビデオ出力端子31B、31Cからのビデオ出力を受ければ、動画像と共に高解像度の静止画像を得ることができる。
【0028】
かかる構成によりVTR装置1は、図3に示すように、動画像信号の間の3フレーム期間内に1静止画像分のRGB三原色信号を面順次に配列して伝送することができる。
実施例の場合、動画像信号と静止画像信号、及び静止画像信号の各色を識別するための識別データは、日本電子工業会で規格化された垂直帰線期間の所定位置に挿入される識別データ(所謂VBID(Vertical Blanking including aspect ratio Identifications))内に入れるようになされている。このVBIDデータは各フレームの20ライン目と 283ライン目に記録するように規格化されている。
【0029】
因にVBIDデータは、図4(A)に示すように、6ビツトのデータ領域WORD0 、4ビツトのデータ領域WORD1 、4ビツトのデータ領域WORD2 及び6ビツトのデータ領域CRC により構成されている。このうちデータ領域WORD0 には伝送アスペクト比や画像表示形式を表わす識別コードが割り当てられている(図4(B))。
【0030】
VBID付加部33(図2)は、VBID内のデータ領域WORD1 の2ビツト目及び3ビツト目に上述した識別データを割り付けるようになされている(図4(C))。その識別コードとしては、図4(D)に示すように、次に到来するデータが動画像データである場合には2ビツト目及び3ビツト目を共に「0」とし、静止画用のRGB三原色信号のうちRチヤンネル信号である場合には2ビツト目を「1」、3ビツト目を「0」とし、Gチヤンネル信号である場合には2ビツト目を「0」、3ビツト目を「1」とし、Bチヤンネル信号である場合には2ビツト目及び3ビツト目を共に「1」とするようになされている。
【0031】
これによりVTR装置1は、VBIDデータの空き領域に動画像信号と静止画像信号とを識別すると共に、静止画像信号の各色を識別するための識別データを割り付けたことにより、データ量の増大を抑制して有効に識別データを伝送することができる。また画像出力装置側では、この識別データを検出することにより、続いて到来する画像信号の種別を容易に識別できる。
【0032】
すなわち図5に示すように、画像出力装置として例えばプリンタ装置50では、VTR装置1からのコンポジツトビデオ出力信号S8を入力すると、ユーザインターフエース51からの操作信号S20に基づきプリンタ制御部52で得られる切換え制御信号S21によりスイツチヤ53を切り換えて、コンポジツトビデオ出力信号S8をモニタ54又はプリント部55に供給する。
【0033】
プリント部55に供給されたコンポジツトビデオ信号S8はA/D変換回路56を介してRチヤンネルフレームメモリ57A、Gチヤンネルフレームメモリ57B又はBチヤンネルフレームメモリ57Cに選択的に供給される。このときプリント部55はVBID検出回路58によりコンポジツトビデオ信号S8に付加されたVBIDデータを検出し、この結果得られた検出信号S22を書込み制御回路59に送出する。書込み制御回路59は検出信号S22に基づいてRチヤンネルフレームメモリ57A、Gチヤンネルフレームメモリ57B及びBチヤンネルフレームメモリ57Cの書込み動作を制御して、コンポジツトビデオ信号S8に含まれるRGB三原色信号の各色信号をそれぞれに対応したフレームメモリ57A、57B又は57Cに書き込むようになされている。
【0034】
各フレームメモリ57A〜57Cに格納されたRGB三原色信号は所定の順序でプリンタヘツド60に供給され、かくしてRGB三原色信号に基づいた鮮明なプリント画像が得られる。またユーザはモニタ54上に表示される動画像を見ながら、プリントする静止画像を選択できる。
【0035】
以上の構成において、VTR装置1の撮像部により得られた撮像信号はカメラ部処理部7によつてRGB三原色信号でなる静止画用信号と、輝度信号Y及び色差信号B−Y、R−Yでなる動画像用信号とに分けられ、各々圧縮符号化された後、記録/再生部17によつて磁気テープ上に記録される。
【0036】
記録/再生部17によつて再生された再生データは伸長及び復号された後、出力信号セレクタ29に送られる。出力信号セレクタ29は動画像用信号とRGB三原色信号でなる静止画像用信号とを時分割多重して出力する。このときRGB三原色信号だけを見れば、3フレーム期間内にR成分、G成分及びB成分が面順次に配列される。続くD/A変換器30は、動画像用信号を帯域制限すると共に、動画像用信号と静止画像用信号との境界位置、及び静止画像用信号の各色の境界位置に、動画像用信号と静止画像用信号、及び静止画像用信号の各色を識別するための識別データを付加する。
【0037】
この結果VTR装置1からは、図3に示すように、帯域制限された動画像用信号の間の3フレーム期間内に、1フレーム分の静止画像を形成するRGB三原色信号が面順次に配列されると共に、動画像用信号と静止画像用信号、及び静止画像用信号の各色を識別するための識別データが付加されて伝送される。
これによりVTR装置1は、コンポジツトビデオ出力端子31AやSビデオ出力端子31B、31Cを介して、帯域制限された動画像信号に加えて三原色信号でなる静止画用信号を出力し得る。
【0038】
またこのようにして伝送されたコンポジツトビデオ出力信号やSビデオ出力信号を受けるプリンタ装置50側では、動画像用信号をモニタ54上に表示すると共に、識別データに基づいて、動画像用信号の間に挿入されたRGB静止画像用信号を選択的に抜き出してプリンタ部55のプリンタヘツド60に供給する。この結果ユーザはモニタ54上に動画像を表示できると共に、RGB三原色信号に基づく鮮明なプリント画像を得ることができる。
【0039】
以上の構成によれば、帯域制限された動画像信号間の3フレーム分の領域に1フレーム分のRGB三原色信号でなる静止画像信号を面順次に配列して伝送するようにしたことにより、従来の帯域制限された動画像信号を伝送するための伝送路を用いて動画像信号と共に解像度の高い静止画像信号を伝送することができる。
【0040】
またこのとき動画像信号とRGB三原色信号の境界位置、及びRGB三原色の各色の境界位置を表わす識別データを付加するようにしたことにより、画像出力装置50側で、容易に映像信号とRGB三原色信号を分離できると共に容易にRGB三原色信号の各色を分離できる。この結果出力装置50側では、モニタ54上に動画像を表示できると共に、高解像度の静止画像を得ることができる。
さらに画像出力装置50側で静止画を得るためのカラーデコード処理部が不要となり、この分構成が簡易化した画像出力装置50を得ることができる。
【0041】
なお上述の実施例においては、動画像信号とRGB三原色信号の境界位置、及びRGB三原色の各色の境界位置を表わす識別データを各フイールド間に設けられたVBID内に付加するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、識別データをVBID以外の箇所に付加するようにしてもよい。
【0042】
また上述の実施例においては、動画像用信号と共に伝送する静止画像用信号としてRGB三原色信号を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、静止画像用信号として例えば輝度信号と2つの色差信号とでなるコンポーネントビデオ信号を適用した場合にも上述の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0043】
さらに上述の実施例においては、本発明をカメラ一体型ビデオテープレコーダ1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば記録再生部をもたず、直接映像信号を伝送するようなテレビジヨンカメラ等に適用することもでき、またはカメラ部をもたず、記録媒体に記録されたコンポーネントビデオ信号を再生して伝送するような再生装置にも適用することができる。
【0044】
例えば再生装置に本発明を適用する場合には、記録媒体から再生されたコンポーネントビデオ信号から帯域制限された動画像用信号を生成すると共に、帯域制限されていない静止画像用信号を生成した後、上述の実施例のように動画像用信号と静止画像用信号とを時分割多重し、これらの境界位置を識別するための識別データを付加して伝送するようにすればよい。
【0045】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、撮像部により動画像信号を撮像しながら所望のタイミングでシヤツタ状記録ボタンが押下された瞬間の3原色でなる静止画像信号を撮像信号から生成して動画像用信号と共に記録媒体に記録し、当該記録媒体を再生したことにより得られる動画像信号及び静止画像信号を動画像信号用の画像信号出力端子を介して画像出力装置へ伝送する際に、動画像信号と静止画像信号とを識別するための画像識別データを当該動画像信号と静止画像信号との境界に位置するVBIDデータの空き領域に付加するとともに、静止画像信号の各色を識別するための色識別データを静止画像信号の各色の境界に位置するVBIDデータの空き領域に付加することにより、動画像信号用の画像信号出力端子を介して動画像信号及び静止画像信号の供給を受けた画像出力装置では画像識別データに基づいて動画像信号であることを判別した場合にはモニタを介して動画像として出力しながら、当該動画像信号に続く次の画像が静止画像であると判別した場合には、色識別データに基づいて3原色信号のいずれであるかを判別して高解像度の静止画として出力し得る映像信号伝送装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像信号伝送装置の一実施例のカメラ一体型ビデオテープレコーダの全体構成を示すブロツク図である。
【図2】その信号出力部の詳細構成を示すブロツク図である。
【図3】実施例による映像信号伝送方式の説明に供する略線的信号波形図である。
【図4】識別データの割付けの説明に供する図表である。
【図5】実施例のプリンタ装置の構成を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……カメラ一体型ビデオテープレコーダ、7……カメラ部信号処理部、8、27……静止画用RGBフレームメモリ、9、28……動画用フレームメモリ、29……出力信号セレクタ、30……デイジタルアナログ変換回路、31A……コンポジツトビデオ出力端子、31B、31C……Sビデオ出力端子、33……VBID付加部、34……Y/C混合回路、58……VBID検出回路。

Claims (1)

  1. 撮像部により得られた撮像信号から動画像信号と3原色信号でなる静止画像信号とを生成するカメラ部処理部と、
    上記動画像信号を格納する動画用フレームメモリと、
    シヤツタ状記録ボタンが押下された瞬間の上記3原色でなる静止画像信号を格納する静止画用フレームメモリと、
    上記動画用フレームメモリ及び上記静止画用フレームメモリから上記動画像信号及び上記静止画像信号のデータを順次読み出して記録媒体に記録し再生する記録再生手段と、
    上記記録媒体から上記動画像信号及び上記静止画像信号を再生し、動画像信号用の画像信号出力端子を介して画像出力装置へ伝送する際に、上記動画像信号と上記静止画像信号とを識別するための画像識別データを上記動画像信号と上記静止画像信号との境界に位置するVBID (Vertical Blanking including aspect ratio Identifications) データの空き領域に付加するとともに、静止画画像信号の各色を識別するための色識別データを上記静止画画像信号の各色の境界に位置する上記VBIDデータの空き領域に付加する信号処理手段と
    を具えることを特徴とする映像信号伝送装置。
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