JPH0690435A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH0690435A
JPH0690435A JP4238475A JP23847592A JPH0690435A JP H0690435 A JPH0690435 A JP H0690435A JP 4238475 A JP4238475 A JP 4238475A JP 23847592 A JP23847592 A JP 23847592A JP H0690435 A JPH0690435 A JP H0690435A
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時彦 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高解像度ディジタル・スチル・カメラの記録
情報を簡易に再生表示する。 【構成】 記録媒体50には、撮影画像が撮像生データ
として非圧縮で記録され、輝度/色差形式で圧縮記録さ
れて、記録形式を示すヘッダも記録されている。非圧縮
の撮像生データはデータ・セレクタ54で通常画質に間
引かれてから、画像メモリ58に格納される。輝度/色
差形式の圧縮記録画像は、伸長回路60により伸長さ
れ、間引き回路62により通常画質に間引かれて、輝度
成分のみが画像メモリ58に格納される。画像メモリ5
8に記憶される画像データはD/A変換器66によりア
ナログ信号に変換されて液晶表示装置68に印加され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像再生装置に関し、
より具体的には、100万画素以上の高解像度撮像素子
により撮影された画像の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチル・カメラは、当初、アナログ
記録であったが、コンピュータ及びその画像処理能力の
向上とハード・ディスク装置や固体メモリ装置の記録容
量の増大により、ディジタル記録が利用されるようにな
った。
【0003】更には、高品位テレビジョン方式の開発及
び実用化に刺激され、印刷や報道用に高品位の静止画記
録装置が要求され、100万画素以上の高解像度CCD
撮像素子も実用化されようとしている。
【0004】図2は、100万画素以上の画素数を有す
る高解像度撮像素子を使用するディジタル・スチル・カ
メラの従来例の概略構成ブロック図を示す。20万乃至
40万程度の画素数の撮像素子を使用するディジタル・
スチル・カメラとの相違点は、撮像素子の画素数の多さ
を活かして、再生時に細かい色補正などを行なえるよう
に、撮像素子の出力データをそのまま記録媒体に記録で
きるようにした点である。
【0005】図2において、10は、水平1300画素
程度、垂直1000画素程度の画素数を有する高解像度
撮像素子であり、その出力はA/D変換器12によりデ
ィジタル信号に変換されてバッファ・メモリ14に格納
される。バッファ・メモリ14の出力は、γ補正、ホワ
イト・バランス及び輝度(Y)/色差(C)変換などの
カメラ信号処理を行なうカメラ・プロセス回路16と、
スイッチ20のa接点に印加される。圧縮回路18は、
例えばJPEG方式ベースライン処理などの非可逆圧縮
方式の回路であり、カメラ・プロセス回路16の出力を
1/20〜1/50程度にデータ圧縮し、その出力はス
イッチ20のb接点に印加される。
【0006】スイッチ20は、バッファ・メモリ14の
出力又は圧縮回路18の出力を選択して記録媒体22に
印加する。記録媒体22はハード・ディスク装置、フラ
ッシュ・メモリ装置などからなる。
【0007】撮像素子10の出力データそのもの、即
ち、撮像生データを記録媒体22に記録する時には、ス
イッチ20はa接点に接続し、カメラ処理したY/Cデ
ータの圧縮データを記録するときには、スイッチ20は
b接点に接続する。勿論、前者の場合、撮像生データで
あることを示す情報がヘッダとして一緒に記録媒体22
に記録され、後者の場合には、圧縮Y/Cデータである
ことを示す情報がヘッダとして一緒に記録媒体22に記
録される。後者の場合更に、画像番号、撮影条件などの
識別情報、及び圧縮時の情報などもヘッダに含めて記録
されることがある。
【0008】図3は、このように記録媒体22に記録し
た情報を、コンピュータに転送し、及び高品位モニタに
再生出力する再生装置の概略構成ブロック図を示す。
【0009】記録媒体22から読み出された情報は、入
力インターフェース24を介して、画像データ部分がバ
ッファ・メモリ26に、ヘッダ情報がCPU30に転送
される。CPU30は入力するヘッダにより、撮像生デ
ータか又は圧縮Y/Cデータかを判別でき、その判別結
果に応じてメモリ制御回路28及びその他の回路を制御
する。
【0010】撮像生データの場合、CPU30はスイッ
チ32をa接点に切り換え、バッファ・メモリ26に記
憶されるデータをスイッチ32を介して出力インターフ
ェース34に転送する。出力インターフェース34は、
γ補正、ホワイト・バランス調整及びRGB変換などを
行なうコンピュータに接続する。
【0011】圧縮Y/Cデータの場合、バッファ・メモ
リ26に記憶されるデータを伸長回路36に読み出す。
伸長回路36は圧縮回路18の圧縮処理に対応する伸長
処理を施してY/Cデータを復元する。RGB変換回路
38は伸長回路36の出力をRGB形式に変換し、画像
メモリ40に一旦、格納する。
【0012】CPU30がスイッチ32をb接点に接続
すると、画像メモリ40に格納された画像データを、ス
イッチ32を介して出力インターフェース34に読み出
すことができ、外部のコンピュータ等に転送できる。
【0013】画像メモリ40に格納された画像データは
また、読み出されてD/A変換器42に印加される。D
/A変換器42はディジタルRGB信号をアナログRG
B信号に変換し、その出力はドライバー回路44及び出
力端子46を介して外部に出力される。出力端子46に
は、例えば、高解像度カラー・モニタを接続する。これ
により、記録画像をその場で再生表示し、確認できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、屋外で撮
影した画像をその場で確認しようとすると、高解像度カ
ラー・モニタを用意しなければならず、大掛かりな装置
構成になってしまい、簡単ではない。
【0015】本発明は、高品位の撮影画像を簡易に確認
できる画像再生装置を提示することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る画像再
生装置は、記録媒体に非圧縮形式及び1以上の所定圧縮
形式で記録される撮像生情報及び所定形式の撮影画像情
報を再生する装置であって、当該記録媒体から読み出す
画像情報の記録形式を判別する判別手段と、当該1以上
の所定圧縮形式に応じた伸長手段と、当該伸長手段の出
力を所定画素量に間引く第1の間引き手段と、当該記録
媒体から読み出した撮像生情報を所定画素量に間引く第
2の間引き手段と、当該第1及び第2の間引き手段の出
力画像を記憶する画像メモリ手段とからなり、当該画像
メモリ手段に記憶される画像を映像表示用に出力するこ
とを特徴とする。
【0017】第2の発明に係る画像再生装置は、記録媒
体に非圧縮形式及び1以上の所定圧縮形式で記録される
撮像生情報及び所定形式の撮影画像情報を再生する装置
であって、当該記録媒体から読み出す画像情報の記録形
式を判別する判別手段と、当該1以上の所定圧縮形式に
応じた伸長手段と、撮像生情報をカメラ信号処理するカ
メラ処理手段と、記録媒体から読み出した情報を、当該
判別手段の判別結果に応じて当該伸長手段及びカメラ処
理手段を経由させる切換え手段と、当該切換え手段の出
力画像を所定画素量に間引く間引き手段と、当該間引き
手段の出力画像を記憶する画像メモリ手段とからなり、
当該画像メモリ手段に記憶される画像を映像表示用に出
力することを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の発明では、撮像生情報が非圧縮で記録さ
れている場合には、第2の間引き手段で通常画質レベル
に落として、画像メモリ手段に格納し、所定形式(例え
ば、輝度/色差)の撮影画像情報が圧縮記録されている
場合には、上記伸長手段で伸長した後第1の間引き手段
で間引いて画像メモリ手段に格納する。画像メモリ手段
は通常画質のメモリ容量で良い。画像メモリ手段に格納
される画像は通常画質であるので、一般に流通する映像
モニタ装置で映像表示できる。
【0019】また、第2の発明では、上記切換え手段に
より上記伸長手段及びカメラ処理手段を適宜に選択し
て、記録媒体から読み出した信号を以下のように処理す
る。即ち、撮像生情報が非圧縮記録されている場合、カ
メラ処理手段により所定形式(例えば、輝度/色差)に
変換し、圧縮記録されている場合には、上記伸長手段で
伸長してからカメラ処理手段により所定形式(例えば、
輝度/色差)に変換する。また、所定形式(例えば、輝
度/色差)の撮影画像情報が非圧縮記録されている場合
には、そのまま通し、圧縮記録されている場合には、上
記伸長手段で伸長する。
【0020】これらの処理の後、上記間引き手段で通常
画質に間引きし、画像メモリ手段に格納する。画像メモ
リ手段に格納される画像は通常画質であるので、一般に
流通する映像モニタ装置で映像表示できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。
【0023】図1において、50は、図2に示すカメラ
で撮影された撮像生データ及び/又はY/C圧縮データ
を記録する記録媒体、52は記録媒体50とのデータ及
び制御信号のインターフェースである。記録媒体50か
ら読み出されたデータはインターフェース52へシリア
ル転送される。
【0024】インターフェース52は、内部にシリアル
・パラレル変換回路を具備し、図4に示すように、シリ
アル・データをパラレル・データに変換し、シリアル・
データDsとパラレル・データDpをデータ・セレクタ
54に出力する。このシリアル・パラレル変換の際に、
10ビット・データの下位2ビットを捨て、8ビット・
データとする。
【0025】データ・セレクタ54は、インターフェー
ス52からのパラレル・データDpをデータ・バス56
を介して画像メモリ58に、シリアル・データDsを伸
長回路60に振り分けると共に、撮像生データの場合に
所定の間引きを行なう。伸長回路60は圧縮回路18の
圧縮符号化に対応する復号化処理を行なう回路である。
62は伸長回路60の出力から所定画素値を間引く間引
き回路であり、その出力はデータ・バス56を介して画
像メモリ58に接続する。64は画像メモリ56の書込
み及び読出しを制御するメモリ制御回路である。本実施
例では、画像メモリ58には輝度データのみを所定の低
解像度で格納する。
【0026】66は画像メモリ56から読み出された輝
度データをアナログ信号に変換するD/A変換器、68
はD/A変換器66の出力画像信号をモノクロ多階調表
示する液晶表示装置(LCD)、70は全体を制御する
CPU、72はCPU70の制御下でD/A変換器66
及びLCD68に所定の同期クロック信号を供給する同
期信号発生回路、74は各部に電力を供給するバッテリ
である。
【0027】記録媒体50に撮影画像を記録するカメラ
の高解像度撮像素子のカラー・フィルタ配置が、図5に
示す構造であるとする。即ち、マゼンタ(Mg)、グリ
ーン(G)、イエロー(Ye)及びシアン(Cy)の市
松構造になっている。生データ記録の場合には、ライン
#1から順次、横方向に1280画素が順番に10ビッ
ト精度で記録媒体50に記録されている。Y/C圧縮記
録の場合には、撮像信号をYUV系に変換した後のYU
V信号を、4:2:2のインターリーブ構成で記録媒体
50に記録してあるとする。
【0028】記録媒体50から撮像生データを読み出し
た場合の処理を説明する。この場合、CPU70は、デ
ータ・セレクタ54を制御して、インターフェース52
からのパラレル・データDpを選択させると共に、その
Gデータのみが画像メモリ58に格納されるようにす
る。液晶表示装置68の表示画面を640画素×480
ラインとすると、画像メモリ58の容量は640×48
0×8ビット以上であればよい。画像メモリ58に1画
面のGデータが格納されると、メモリ制御回路64を制
御して、画像メモリ58からGデータをD/A変換器6
6に読み出させる。D/A変換器66は、同期信号発生
回路72からのクロックに従って画像メモリ58からの
データをアナログ信号に変換し、液晶表示装置68に印
加する。液晶表示装置68は、撮像生データの画像を6
40×480画素で8ビットの階調でモノクロ表示す
る。
【0029】輝度信号でなくG信号で画像表示するが、
撮影画像の概略を観察するには、これで充分である。勿
論、表示装置68としてカラー液晶表示装置を使用し、
画像メモリ58もRGBデータを1画面分記憶できるも
のとすれば、カラー表示できることはいうまでもない。
【0030】記録媒体50からY/C圧縮データを読み
出した場合の処理を説明する。この場合、CPU70
は、インターフェース52からのシリアル・データDs
を選択すると共に、YYUVのブロック・シーケンスの
Yデータのみを通すように、データ・セレクタ54を制
御する。伸長回路60は、入力するYデータを伸長し、
ジグザグ・スキャンからラスター・スキャンに変換して
出力する。即ち、伸長回路60はラスター・スキャンの
8ビット輝度信号を出力する。
【0031】伸長回路60が出力する輝度信号は、水平
方向に1280画素、垂直方向に960画素であるの
で、間引き回路62により、水平方向で1画素おきに、
垂直方向で1ラインおきに間引いて、640画素×48
0ラインとする。間引き回路62の出力はデータ・バス
56を介して画像メモリ58に印加され、画像メモリ5
8に格納される。
【0032】このように画像メモリ58に格納された後
は、撮像生データの場合と同様に読み出され、D/A変
換器66によりアナログ信号に変換されて液晶表示装置
68に印加される。これにより、液晶表示装置68は、
Y/C圧縮記録された撮影画像を256階調のモノクロ
映像として表示する。
【0033】上記実施例では、液晶表示装置68の表示
能力を水平640画素、垂直480ライン、256階調
(8ビット)とし、これに応じて画像メモリ58の記憶
容量、インターフェース52でのビット切捨て量、及び
間引き回路62での間引き量を設定した。より低解像度
若しくは高解像度、又はカラーのの表示装置を用いれ
ば、それに応じて、これらの数値が変更されることはい
うまでもない。記録媒体50からの読み出しもシリアル
転送に限定されないことは明らかである。
【0034】上記実施例では、撮像生データを非圧縮で
記録媒体に記録しているとしたが、可逆圧縮方式で圧縮
し、再生時に伸長した後、同様の処理をしてもよい。
【0035】例えば、図6に示すような高品位ディジタ
ル・スチル・ビデオ・カメラを考える。110は、水平
1300画素程度、垂直1000画素程度の画素数を有
する高解像度撮像素子であり、図4に示すような補色系
色フィルタを光電変換面上に具備する。撮像素子110
の出力はA/D変換器112によりディジタル信号に変
換されてバッファ・メモリ114に格納される。
【0036】バッファ・メモリ114の出力は、スイッ
チ126のa接点及びスイッチ116に印加される。ス
イッチ116はバッファ・メモリ114の出力を、γ補
正、ホワイト・バランス及び輝度(Y)/色差(C)変
換などのカメラ信号処理を行なうカメラ・プロセス回路
118(a接点)、又は可逆圧縮回路124に印加す
る。
【0037】カメラ・プロセス回路118の出力は、ス
イッチ120を介して非可逆圧縮回路122(a接点)
又は可逆圧縮回路124(b接点)に印加される。非可
逆圧縮回路122は、例えばJPEG方式ベースライン
処理などの非可逆圧縮を行なう。可逆圧縮回路124
は、例えばDPCM符号化による圧縮を行なう。
【0038】スイッチ126はバッファ・メモリ114
の出力(a接点)、非可逆圧縮回路122の出力(b接
点)又は可逆圧縮回路124(c接点)の出力を選択
し、記録媒体128に記録する。記録媒体128はハー
ド・ディスク装置、フラッシュ・メモリ装置などからな
る。
【0039】図6に示すカメラでは、スイッチ116,
120,126により、撮像生データ(記録モード#
A)、撮像生データを可逆圧縮したデータ(記録モード
#B)、可逆圧縮したY/Cデータ(記録モード#
C)、又は、非可逆圧縮したY/Cデータ(記録モード
#D)の何れかで撮影画像を記録媒体128に記録でき
る。
【0040】即ち、スイッチ126をa接点に接続する
ときには、バッファ・メモリ114から出力される撮像
生データが記録媒体128に記録される。
【0041】スイッチ116をb接点に接続し、且つス
イッチ126をc接点に接続すると、バッファ・メモリ
114の出力が可逆圧縮回路124により可逆圧縮され
て記録媒体128に記録される。
【0042】スイッチ116をa接点、スイッチ120
をb接点、及びスイッチ126をc接点に接続すると、
バッファ・メモリ114の出力がカメラ・プロセス回路
118により輝度色差信号に変換され、可逆圧縮回路1
24により可逆圧縮されて記録媒体128に記録され
る。
【0043】スイッチ116をa接点、スイッチ120
をa接点、及びスイッチ126をb接点に接続すると、
バッファ・メモリ114の出力がカメラ・プロセス回路
118により輝度色差信号に変換され、非可逆圧縮回路
122により非可逆圧縮されて記録媒体128に記録さ
れる。
【0044】記録媒体128には、どの記録モードで撮
影画像を記録したかを示す識別情報、即ちIDが一緒に
記録されることはいうまでもない。
【0045】図7は、図6に示すカメラに対する再生装
置に適用した本発明の実施例の概略構成ブロック図を示
す。130は、撮影画像を上記記録モード#A,#B,
#C又は#Dで記録した記録媒体、132は、当該記録
媒体130と接続するためのインターフェースである。
なお、インターフェース132は記録媒体130からの
10ビット・データを、下位2ビットを捨てて8ビット
・データに変換する機能を具備する。
【0046】134はインターフェース132を介して
記録媒体130から読み出されたデータの識別情報から
記録モードを検出するモード検出回路、136はモード
検出回路134の検出結果に従い後述する各部を制御す
るCPU、138はCPU136に所定の指示、例えば
取り込もうとする画像の番号や画像の取込み開始を入力
すると共に所定の表示を行なう操作パネルである。
【0047】140はインターフェース132から出力
される画像データを一時記憶するバッファ・メモリであ
り、その記憶容量は、輝度及び生データ用として100
0×1300×(10/8)で約1.6MB、色差用と
して1000×1300×8で約1.3MBの合計約
2.9MBである。
【0048】142は、撮像生データをY/C信号に変
換するカメラ・プロセス回路、144は非可逆圧縮回路
122に対応する非可逆伸長回路、146は可逆圧縮回
路124に対応する可逆伸長回路である。
【0049】スイッチ148は、バッファ・メモリ14
0の出力(a接点)又は可逆伸長回路146の出力(b
接点)を選択的にカメラ・プロセス回路142に印加
し、スイッチ150はバッファ・メモリ140の出力を
選択的に非可逆伸長回路144(a接点)又は可逆伸長
回路146(b接点)に印加する。スイッチ152は、
非可逆伸長回路144の出力(a接点)、カメラ・プロ
セス回路142の出力(b接点)又は可逆伸長回路14
6の出力(c接点)を選択的に間引き回路154に印加
する。CPU136はモード検出回路134の検出結果
に従い、これらスイッチ148,150,152を制御
する。
【0050】間引き回路154は、高品位の画像を通常
品位、例えばNTSCレベルの品位に落とす回路であ
り、156は、間引き回路154の出力をNTSCレー
トに適合させるための画像メモリ、158は画像メモリ
156の出力データをアナログ信号に変換するD/A変
換器、160はD/A変換器158の出力をNTSC形
式に変換するビデオ・エンコーダ、162はビデオ・エ
ンコーダ160の出力ビデオ信号を映像表示するNTS
Cモニタである。
【0051】記録媒体130がインテーフェース132
に接続されると、図示しない接続検出回路によりCPU
136が起動し、記録媒体130の記録枚数、各画像の
記録モードなどの管理情報が読み出され、インターフェ
ース132を介してモード検出回路134及びCPU1
36に印加される。モード検出回路134は記録モード
を検出し、検出結果をCPU136に通知する。
【0052】使用者は、操作パネル138により、取り
込みたい画像を番号で指定し、所定スイッチにより画像
取込み開始をCPU136に指示する。CPU136は
この指示に応じて、記録媒体130から指定された画像
の記録データを読み出す。読み出された記録データはイ
ンターフェース132を介してバッファ・メモリ140
に書き込まれる。
【0053】モード#Aで記録された画像情報、即ち、
撮像生データを記録媒体130から読み出した場合、C
PU136は、スイッチ148,152を共にb接点に
接続する。従って、バッファ・メモリ140のデータは
カメラ・プロセス回路142に印加され、Y/Cデータ
に変換される。カメラ・プロセス回路142のY/C出
力はスイッチ152を介して間引き回路154に印加さ
れ、NTSCレベルに間引かれて画像メモリ156に格
納される。
【0054】画像メモリ156は記憶するY/Cデータ
をNTSCレートで読み出し、D/A変換器158に印
加する。D/A変換器158は画像メモリ156からの
Y/Cデータをアナログ信号に変換し、ビデオ・エンコ
ーダ160はD/A変換器158の出力をコンッポジッ
ト信号に変換してモニタ162に印加する。これによ
り、撮像生データで記録された画像がモニタ162に映
像表示される。
【0055】モード#Bで記録された画像情報、撮像生
データを可逆圧縮したデータを記録媒体130から読み
出した場合、CPU136は、スイッチ148をa接点
に、スイッチ150をb接点に、スイッチ152をb接
点に接続する。従って、バッファ・メモリ140のデー
タは、スイッチ150を介して可逆伸長回路146に印
加され、可逆伸長される。即ち、撮像生データに復元さ
れる。可逆伸長回路146の出力(撮像生データ)は、
スイッチ148を介してカメラ・プロセス回路142に
印加され、Y/Cデータに変換される。以後は、モード
#Aの場合と同様に処理され、モニタ162に映像表示
される。
【0056】モード#Cで記録された画像情報、即ち、
可逆圧縮したY/Cデータを記録媒体130から読み出
した場合、CPU136は、スイッチ150をb接点
に、スイッチ152をc接点に接続する。従って、バッ
ファ・メモリ140のデータは、スイッチ150を介し
て可逆伸長回路146に印加され、可逆伸長される。即
ち、可逆伸長回路146は、可逆圧縮伸長を経た高品位
のY/Cデータを出力する。
【0057】可逆伸長回路146の出力は、スイッチ1
52を介して間引き回路154に印加され、NTSCレ
ベルに間引かれて画像メモリ156に格納される。以後
は、モード#A,#Bと同様に処理されて、モニタ16
2に映像表示される。
【0058】モード#Dで記録された画像情報、即ち、
非可逆圧縮したY/Cデータを記録媒体130から読み
出した場合、CPU136は、スイッチ150,152
を共にa接点に接続する。従って、バッファ・メモリ1
40のデータは、スイッチ150を介して非可逆伸長回
路144に印加され、非可逆伸長される。即ち、非可逆
伸長回路144は、非可逆圧縮伸長を経た高品位のY/
Cデータを出力する。
【0059】非可逆伸長回路144の出力は、スイッチ
152を介して間引き回路154に印加され、NTSC
レベルに間引かれて画像メモリ156に格納される。以
後は、モード#A,#B,#Cと同様に処理されて、モ
ニタ162に映像表示される。
【0060】上記実施例では、Y/Cデータの場合、可
逆又は非可逆で必ず圧縮していたが、圧縮せずに記録媒
体130に記録してもよく、その場合、図8に示すよう
に、3つの選択接点を具備するスイッチ152の代わり
に4つの選択接点を具備するスイッチ164を設け、バ
ッファ・メモリ140の出力を間引き回路154に直接
供給できるようにしてもよい。
【0061】また、図6及び図7では、撮像生データと
Y/Cデータに同じ可逆圧縮方式を適用したが、それぞ
れに適した可逆圧縮方式を用いる場合には、伸長回路も
別個に用意してもよい。その変更例を図9に示す。図7
と同じ回路要素には同じ符号を付してある。
【0062】図9において、170はY/C用の可逆伸
長回路、172は撮像生データ用の可逆伸長回路、17
4はバッファ・メモリ140の出力を非可逆伸長回路1
44(a接点)、Y/C用可逆伸長回路170(b接
点)、生データ用可逆伸長回路172(c接点)に選択
的に供給するスイッチ、176は、非可逆伸長回路14
4の出力(a接点)、Y/C用可逆伸長回路170の出
力(b接点)、又はカメラ・プロセス回路142の出力
(c接点)を間引き回路154に供給するスイッチであ
る。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、高品位ディジタル・スチル・カメ
ラで撮影した画像を、その記録形態に関わらず通常品位
で映像表示することができ、撮影画像を簡易に確認でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 ディジタル・スチル・カメラの概略構成ブロ
ック図である。
【図3】 従来の再生装置の構成ブロック図である。
【図4】 インターフェース52におけるシリアル・パ
ラレル変換の回路図である。
【図5】 高解像度撮像素子の補色フィルタ配置であ
る。
【図6】 ディジタル・スチル・カメラの別の概略構成
ブロック図である。
【図7】 図6に対する本発明の別の実施例の概略構成
ブロック図である。
【図8】 図7の一部変更例の構成ブロック図である。
【図9】 図7の一部変更例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10:撮像素子 12:A/D変換器 14:バッファ
・メモリ 16:カメラ・プロセス回路 18:圧縮回
路 20:スイッチ 22:記録媒体 24:入力イン
ターフェース 26:バッファ・メモリ 28:メモリ
制御回路 30:CPU 32:スイッチ 34:出力
インターフェース 36:伸長回路 38:RGB変換
回路 40:画像メモリ 42:D/A変換器 44:
ドライバー回路 46:出力端子 50:記録媒体 5
2:インターフェース 54:データ・セレクタ 5
6:データ・バス 58:画像メモリ 60:伸長回路
62:間引き回路 64:メモリ制御回路 66:D
/A変換器 68:液晶表示装置 70:CPU 7
2:同期信号発生回路 74:バッテリ 110:撮像
素子 112:A/D変換器 114:バッファ・メモ
リ 116:スイッチ 118:カメラ・プロセス回路
120:スイッチ 122:非可逆圧縮回路 12
4:可逆圧縮回路 126:スイッチ 128:記録媒
体 130:記録媒体 132:インターフェース 134:モード検出回路
136:CPU 138:操作パネル 140:バッフ
ァ・メモリ 142:カメラ・プロセス回路 144:非可逆伸長回路 146:可逆伸長回路 14
8,150,152:スイッチ 154:間引き回路
156:画像メモリ 158:D/A変換器 160:
ビデオ・エンコーダ 162:NTSCモニタ 16
4:スイッチ 170:Y/C用可逆伸長回路 17
2:撮像生データ用可逆伸長回路 174,176:ス
イッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に非圧縮形式及び1以上の所定
    圧縮形式で記録される撮像生情報及び所定形式の撮影画
    像情報を再生する装置であって、当該記録媒体から読み
    出す画像情報の記録形式を判別する判別手段と、当該1
    以上の所定圧縮形式に応じた伸長手段と、当該伸長手段
    の出力を所定画素量に間引く第1の間引き手段と、当該
    記録媒体から読み出した撮像生情報を所定画素量に間引
    く第2の間引き手段と、当該第1及び第2の間引き手段
    の出力画像を記憶する画像メモリ手段とからなり、当該
    画像メモリ手段に記憶される画像を映像表示用に出力す
    ることを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 前記所定形式の撮影画像情報が輝度/色
    差信号である請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に非圧縮形式及び1以上の所定
    圧縮形式で記録される撮像生情報及び所定形式の撮影画
    像情報を再生する装置であって、当該記録媒体から読み
    出す画像情報の記録形式を判別する判別手段と、当該1
    以上の所定圧縮形式に応じた伸長手段と、撮像生情報を
    カメラ信号処理するカメラ処理手段と、記録媒体から読
    み出した情報を、当該判別手段の判別結果に応じて当該
    伸長手段及びカメラ処理手段を経由させる切換え手段
    と、当該切換え手段の出力画像を所定画素量に間引く間
    引き手段と、当該間引き手段の出力画像を記憶する画像
    メモリ手段とからなり、当該画像メモリ手段に記憶され
    る画像を映像表示用に出力することを特徴とする画像再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記所定形式の撮影画像情報が輝度/色
    差信号である請求項3に記載の画像再生装置。
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