JPH06125488A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JPH06125488A
JPH06125488A JP4266599A JP26659992A JPH06125488A JP H06125488 A JPH06125488 A JP H06125488A JP 4266599 A JP4266599 A JP 4266599A JP 26659992 A JP26659992 A JP 26659992A JP H06125488 A JPH06125488 A JP H06125488A
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memory
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JP4266599A
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Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子スチルカメラで撮影した画像の確認を、
外部機器によらずに迅速に行うことが可能な画像信号処
理装置を提供する。 【構成】 ディジタルデータに変換された撮像素子の画
素情報を、そのまま情報内容及び情報量を変化させず
に、外部に転送するシリアルパラレル変換回路2及びS
ISCI/F3と、撮像素子からの画素情報の所定の色
の画素データを間引く間引き回路6と、間引き回路6で
間引かれた画素データに基づいて、ビデオ信号を作成す
るSSG13、スタートビット検出回路5、メモリ7、
DA変換器8、LPF9及び加算回路10、作成された
ビデオ信号を出力するドライバ回路11を設け、外部機
器での処理を行うことなく、迅速に電子スチルカメラの
撮影画像を確認することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラで撮
影したスチル画像信号に対して、モニタでの再生処理や
外部機器へのデータ転送処理などを行う画像信号処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子スチルカメラなどの静止画像
記録再生装置に使用する記録媒体としては、2インチビ
デオフロッピーなどのアナログ記録媒体が主体とされて
いる。そして、CCDなどの撮像素子からの画像信号を
FM変調して、2インチビデオフロッピーにアナログ記
録しており、NTSCレベルでは十分な解像度が得られ
ている。これに対して、コンピュータなどの外部機器と
の画像データのやり取りが簡単にでき、ダビングによる
画質劣化も生じないという利点があるために、半導体メ
モリカードやハードディスクなどのディジタル記録媒体
に、画像データをディジタル信号として記録する方式の
スチルカメラとその再生システムが開発されている。更
に、固体撮像素子の開発も進み、100万画素以上の画
素数のCCDなどの撮像素子が開発され、従来のNTS
Cの解像度に比して、水平・垂直方向共に倍近い解像度
のディジタルスチルカメラも提案されている。
【0003】さらに、HDTV(高精細度テレビジヨ
ン)と同等の解像度を得るために、2インチビデオフロ
ッピーの4トラックで1画面を形成する方式の電子スチ
ルカメラが、本願と同一の出願人によって提案されてい
る。この提案の方式では、ほぼ130万の画素数の撮像
素子の画素情報をオフセットサンプリングし、間引いた
情報をビデオフロッピーに記録し、再生時に再び記録画
素情報を再度サンプリングし、画像メモリ上で高精細度
画像を作成している。ただ、この方式では、SVフォー
マットに準じた形でビデオフロッピーに対する記録が行
われるので、色信号は輝度信号に比して約1/6に帯域
制限され、撮像素子の情報を十分に活用できないという
難点がある。
【0004】このような電子スチルカメラで撮影された
画像は、TVモニタで再生するだけでなく、パーソナル
コンピュータやワークステーションなどの外部機器にデ
ータとして取り込まれ、DTP(デスクトップ・プラン
ニング)に使用するはめ込み画像のソースとして、或い
は印刷、画像伝送のソースとして使用されている。
【0005】そこで、この種のカメラで撮影された画像
の処理に際しては、TVモニタへの表示に先立って表示
画像のチェックを迅速に行うことが必要になり、また、
複数の画像から目的の画像を効率的に検索し、目的の画
像データをコンピュータなどの外部機器に転送すること
が必要になる。さらに、画像データに対して各種のデー
タ処理を施して外部機器に転送することが必要になり、
TVモニタへの出力とデータ処理を施したデータの外部
機器への出力とを効率的に実行することが必要になる。
【0006】図18は、従来の電子スチルカメラで撮影
した画像データを外部機器に転送する転送装置の説明図
であり、電子スチルカメラ50が、変換ボックス56を
介して外部機器であるコンピュータ57に接続してあ
る。電子スチルカメラ50では、被写体の画像がレンズ
51によって撮像素子52に結像され、撮像素子52で
光電変換された電子スチル画像信号がAD変換器53で
AD変換され、AD変換器53からのディジタルデータ
が記録信号処理回路54で処理されて記録媒体55に記
録される。一方、AD変換器53からのディジタルデー
タは、変換ボックス56を介して、SCSIなどの汎用
出力インタフェース56からコンピュータ57に入力さ
れ、コンピュータ57側で補間処理や色補正などの処理
が行われる。この方式によると、コンピュータ57の機
能をそのまま利用して、高S/N比で高精細度の静止画
像をコンピュータ57の表示面57aに表示することが
できる。
【0007】図19は、従来の画像信号再生装置の構成
を示すブロック図であり、この画像信号再生装置では、
電子スチルカメラで撮影した画像データが記録された記
録媒体が、入力インタフェース回路(I/F)101に
接続されていて、この入力I/F101が、出力インタ
フェース回路(I/F)104に接続されるコンピュー
タが指定する画像データを取り込み、再生処理回路10
3に接続されるチェック用のTVモニタに画像を再生
し、また、コンピュータに指定する画像データを供給す
る。即ち、コンピュータから出力される画像データの取
込コマンドは、出力I/F104を介してCPU106
に入力され、CPU106によってコマンドが解読され
る。そして、CPU106から読出コマンドが入力I/
F101に供給され、I/F101は、この読出コマン
ドが指定した画像データを記録媒体から読出し、該画像
データは、コントローラ105の制御によつて、画像メ
モリ102の所定のアドレスに書込まれる。
【0008】そして、1画面分の画像データがメモリ1
02に格納されると、CPU106はコントローラ10
5に再生コマンドを出力し、コントローラ105の制御
によって、メモリ102から画像データが例えばNTS
Cレートで読み出される。この場合、メモリ102に格
納されている画像データは、水平、垂直ともNTSCの
画素数の2倍の画素数であるので、水平方向、垂直方向
共1画素ずつ間引いて読出され、読出された画像データ
は再生処理回路103に供給される。この再生処理回路
103は、DA変換器、エンコーダ回路、出力ドライバ
回路を備え、再生処理回路103で、例えばNTSCの
コンポジット信号が作成され、外部のTVモニタに出力
される。
【0009】また、TVモニタに表示されている画像デ
ータをコンピュータが取込む場合には、コンピュータか
ら転送コマンドが出力I/F104を介してCPU10
6に入力され、CPU106の指令によって、コントロ
ーラ105が作動して該画像データがメモリ102から
読出され、出力I/F104を介してコンピュータに取
込まれる。
【0010】ところで、電子スチルカメラが撮影した複
数の画像データを、コンピュータの表示面に同時に表示
し、同時表示された複数の画像から目的の画像を選択し
て、その画像データを取込むと編集処理を効率的に行う
ことができる。例えば図20に示すように、コンピュー
タCの表示面Caに16の画像を同時に表示する場合に
は、一般にメモリ102から読出す画像データを水平方
向、垂直方向共4画素おきに読み出すようにする。
【0011】図21は電子スチルカメラで撮影した画像
データを、記録媒体31から読出して、コンピュータな
どの外部機器に転送する従来の画像信号転送装置の構成
を示すブロック図であり、ICカード、ハードディスク
などの記録媒体131には、撮像画素の生データ、輝度
信号(Y信号)及び色差信号C(R−Y信号、Y−B信
号)に変換されたデータ、データ圧縮されたYC信号の
データの何れかの形態で記録されている。撮像画素の生
データを記録するのは、再生時にコンピュータ上できめ
の細かな再生処理を行って、高画質の再生画像を得るた
めであり、YC信号を圧縮して記録するのは、限られた
記録容量の記録媒体131に多くの画像データを記録す
るためである。コンピュータからのコマンドによつて、
CPU135が、入力I/F132、一枚の画像データ
の記憶が可能なバッファメモリ133及び出力I/F1
34を制御して、記録媒体131から取込んだ画像デー
タが、コンピュータに供給される。この場合、出力I/
F134としてSCSIのような汎用のインタフェース
を使用すると、簡単に高精細の画像を取込んで、文書デ
ータとの合成によるDTP、ファイリング、データ伝送
などが自在に行われる。
【0012】図21に示す画像信号転送装置では、記録
媒体の画像データを、そのままコンピュータなどの外部
機器に転送するために、最終的な画像データ(例えばR
GBデータ)に変換するには、外部機器側で演算処理を
行う必要がある。この場合、生データではイェロー(Y
e)、マゼンタ(Mg)、シアン(Cy)、グリーン
(G)の撮像素子データをRGBデータに変換し、さら
に画像データに付随する撮影時のパラメータ(ホワイト
バランス情報、露出補正情報等)を基にきめの細かい処
理が必要であり、圧縮されたデータならば伸張のための
処理が必要である。
【0013】従って、このような処理は、コンピュータ
の性能に大きく依存し、また、システムのハードウエア
的な制約をも受け、コンピュータによつては処理が不可
能な場合も生じる。
【0014】図22は、この問題を解決するために図2
1の装置に対して、補色データをYCデータもしくはR
GBデータに変換するプロセス回路及び伸張回路を含む
ディジタル信号処理回路136及び出力バッファメモリ
137を付加した装置で、転送装置内で伸張処理やRG
Bデータ変換処理を行えるようにしてある。この画像信
号転送装置を使用すると、比較的低性能のコンピュータ
を使用しても画像データを再生することが可能になる。
【0015】図23は、電子スチルカメラで撮影した画
像データを記録媒体から読出し、TVモニタに画像信号
を出力して再生し、また、画像データをコンピュータな
どの外部機器に転送する従来の画像信号処理装置の構成
を示すブロック図である。この従来の画像信号処理装置
では、入力I/F201が図示せぬ記録媒体からディジ
タルデータに変換された画像データを受け取り、この画
像データは、輝度信号Y及び色差信号Cの形で、1画面
分の画像データが記憶可能なバッファメモリ202に記
憶される。このバッファメモリ202の容量は、Y信号
データで約1000(垂直)×1200(水平)×8b
it、色差信号(R−Y信号、B−Y信号)でそれぞれ
1000(垂直)×600(水平)×8bitで、ほぼ
1.8MBである。
【0016】従って、NTSCなどのTVモニタに出力
するためには、バッファメモリ202に接続された間引
き回路203によつてデータを間引き、間引き回路20
3に接続されたDA変換器204に間引かれたデータが
入力される。DA変換器204から出力されるアナログ
化されたY信号、R−Y信号及びB−Y信号は、図示せ
ぬローパスフィルタで高域成分が除去され、エンコーダ
205に入力され、エンコーダ205でY信号、R−Y
信号及びB−Y信号に基づいてコンポジット信号が作成
され、このコンポジット信号がTVモニタに出力され
る。
【0017】一方、バッファメモリ202に入力された
Y、R−Y、B−Yのディジタル信号は、バッファメモ
リ202に接続されたDSP(ディジタルシグナルプロ
セッサ)206で、外部機器でのデータ処理をし易くす
るために、RGB信号に変換される。DSP206は、
Y、R−Y、B−Yのディジタル信号に基づいて、マト
リクス演算を行ってRGB信号を求め、このRGB信号
は、DSP206に接続されたRGBメモリ207に格
納され、出力I/F208を介して外部機器に供給され
る。このようにして、図23に示す従来の画像信号処理
装置によると、画像データのTVモニタでの表示と、外
部機器へのRGBデータに変換された画像データの転送
とを同時に行うことができる。
【0018】しかし、図23に示す従来の画像信号処理
装置では、メモリ容量が、バッファメモリ202で1.
8MB、RGBメモリで3.6MBと大きくなり、回路
が複雑になり製造コスト上でも問題が生じる。そこで、
図24に示すように、RGBメモリを取り除き、DSP
206で処理したデータを再びバッファメモリ202に
入力し、RGB信号からコンポジット信号を作成し、或
いはRGB信号として出力する方式も提案されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述の図18に示す転
送装置では、撮影した画像の確認をするためには、画像
データをその度にコンピュータ57に転送して、コンピ
ュータ57で処理を行う必要があり、コンピュータ57
の性能によっては、画像の再生確認にかなりの時間がか
かり、迅速な確認ができないことがある。
【0020】また、前述の図19に示す従来の画像信号
再生装置では、各画像データを取込むごとに、全画面デ
ータをメモリ102に格納し、TVモニタに表示する画
面数だけデータの転送を行う必要がある。さらに、分割
する数が多くなると、単に間引いただけでは画像が見苦
しくなり、外部機器側でフィルタリングなどの処理を行
わねばならず、メモリ102に格納されるデータの形が
輝度データと色差データの場合には、外部機器でRGB
データに変換しなくてはならない。従って、例えばコン
ピュータの表示面に多数の画面を分割表示する場合に
は、よほど高性能のコンピュータを使用しない限り、分
割表示の処理に時間がかかってしまう。
【0021】さらに、前述の図22に示す画像信号転送
装置では、YCデータ変換処理、RGB変換処理及び画
像データ伸張処理には、高速の演算ブロックやパラレル
データ転送回路を有するそれぞれ専用のディジタルシグ
ナルプロセッサが必要で、回路規模と消費電力が増大
し、装置のコンパクト性が失われてしまう。
【0022】そして、図24に示す画像信号処理装置で
は、Y、R−Y、B−YデータをRGBデータに変換す
るまでの間は、NTSC出力が得られず、撮影画像の内
容のチェックが迅速に行えず、また、ディジタルデータ
を外部に出力するための回路の構成が複雑になる。
【0023】本発明は、前述のような電子スチルカメラ
で撮影した画像データ処理の現状に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、撮影した画像の確認を、外
部機器によらずに迅速に行うことが可能な画像信号処理
装置を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、画像データの外部機器への転送前に、撮影した画像
の多重分割表示が可能で、外部機器として高性能のコン
ピュータを使用しなくても、高速の画像検索が可能な画
像信号処理装置を提供することにある。さらに、本発明
の第3の目的は、簡単なハードウェア構成で、各種の画
像処理を行うことが可能な画像信号処理装置を提供する
ことにある。そして、本発明の第4の目的は、メモリ容
量を低減可能とすると共に、撮影した画像のモニタ表示
と、画像データの外部機器への転送とを効率的に行う画
像信号処理装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明は、ディジタルデータに変換された撮
像素子の画素情報の所定の画素データを間引く間引き手
段と、該間引き手段で間引かれた画素データに基づいて
ビデオ信号を作成するビデオ信号作成手段と、該ビデオ
信号作成手段で作成されたビデオ信号を出力する出力手
段とを有することを特徴とする。
【0025】同様に前記第2の目的を達成するために、
本発明は、ディジタルデータに変換された撮像素子から
の複数画像の画素情報が入力される入力インタフェース
回路と、前記ディジタルデータから、予め設定された一
定のブロック単位で、ブロック化されたデータを出力す
るバッファ回路と、該バッファ回路からのデータが入力
され、入力されたデータに所定の演算処理を行い、得ら
れた演算データを画像メモリの所定のアドレスに格納す
るディジタルシグナルプロセッサと、前記画像メモリか
ら前記演算データを読出し、該演算データに再生処理を
施して外部のモニタに出力する再生信号処理回路と、前
記画像メモリから前記演算データを読み出し、外部機器
に出力する外部インタフェース回路とを有することを特
徴とする。
【0026】同様に前記第3の目的を達成するために、
本発明は、ディジタルデータに変換された撮像素子の画
素情報が入力される入力インタフェース回路と、少なく
とも前記ディジタルデータが格納される第1のメモリ
と、前記ディジタルデータの処理データが格納される第
2のメモリと、データの処理プログラムを内蔵し、前記
第1のメモリ及び前記第2のメモリに格納されているデ
ータを選択的に読出し、所定のプログラムに応じた処理
を行い、処理後のデータを前記第1のメモリまたは前記
第2のメモリに格納するディジタルシグナルプロセッサ
とを有することを特徴とする。
【0027】同様に前記第4の目的を達成するために、
本発明は、ディジタルデータに変換された撮像素子の画
素情報が入力される入力インタフェース回路と、一画像
分のディジタルデータを記憶するバッファメモリ回路
と、該バッファメモリ回路から出力されるディジタルデ
ータをアナログ変換して出力する再生信号処理回路と、
前記バッファメモリ回路から出力されるディジタルデー
タを第2のディジタルデータに変換するデータ変換回路
と、前記第2のディジタルデータを外部機器に出力する
出力インタフェース回路とを備えた画像信号処理装置で
あって、前記バッファメモリ回路は、それぞれ独立して
制御可能な第1領域と第2領域とを含み、前記第1領域
及び前記第2領域の一方を、前記再生信号処理回路に接
続する時は、他方を、前記データ変換回路に接続する制
御手段を有することを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明では、ディジタルデータに変換された撮
像素子からの画素情報の所定の色の画素データが、間引
き手段によって間引かれ、ビデオ信号作成手段によっ
て、間引き手段で間引かれた画素データに基づいて、ビ
デオ信号が作成され、出力手段によって、ビデオ信号作
成手段で作成されたビデオ信号が出力され、外部機器の
処理に依存せずに、迅速な画像のモニタが行われる。
【0029】また、本発明では、ディジタルデータに変
換された撮像素子からの複数画像の画素情報が、入力イ
ンタフェース回路に入力され、バッファ回路からは、前
記ディジタルデータから、予め設定された一定のブロッ
ク単位で、ブロック化されたデータが出力される。この
バッファ回路からのデータは、ディジタルシグナルプロ
セッサに入力され、入力されたデータに所定の演算処理
が施されて、演算データが得られ、この演算データが、
画像メモリの所定のアドレスに格納される。そして、再
生信号処理回路が、画像メモリから演算データを読出
し、読出した演算データに再生処理を施して、外部機器
であるコンピュータに転送する前に、外部モニタに出力
し、複数画像に対応する画像の同時表示を行う。
【0030】さらに、本発明では、入力インタフェース
回路に、ディジタルデータに変換された撮像素子の画素
情報が入力され、少なくとも第1のメモリに前記ディジ
タルデータが格納され、第2のメモリにはディジタルデ
ータの処理データが格納される。そして、データの処理
プログラムを内蔵しているディジタルシグナルプロセッ
サによつて、第1のメモリ及び第2のメモリに格納され
ているデータが、選択的に読出され、読出されたデータ
に所定のプログラムに応じた処理が行われ、処理後のデ
ータが、第1のメモリまたは第2のメモリに格納され
る。
【0031】さらにまた、本発明では、入力インタフェ
ース回路に、ディジタルデータに変換された撮像素子の
画素情報が入力され、バッファメモリ回路に、一画像分
のディジタルデータが記憶される。また、再生信号処理
回路によって、バッファメモリ回路から出力されるディ
ジタルデータが、アナログ変換されて出力される。さら
に、バッファメモリ回路から出力されるディジタルデー
タは、データ変換回路によって、第2のディジタルデー
タに変換され、出力インタフェース回路によって外部に
出力される。この場合、バッファメモリ回路は、それぞ
れ独立して制御可能な第1領域と第2領域とを含んでお
り、第1領域と第2領域とは、制御手段によって、一方
が再生信号処理回路に接続される時は、他方がデータ変
換回路に接続され、再生信号処理回路によるアナログ変
換されたデータの出力と、データ変換回路による第2の
ディジタルデータに変換されたデータの出力が同時に効
率的に行われる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図18を参
照して説明する。最初に、図1乃至図4を参照して第1
の実施例を説明する。ここで、図1は第1の実施例の構
成を示すブロック図、図2は第1の実施例の撮像素子の
フィルタ配列を示す説明図、図3は第1の実施例のシリ
アルデータの転送タイミングを示すタイムチャート、図
4は第1の実施例の変形例の要部の構成を示すブロック
図である。
【0033】第1の実施例の撮像素子は図2に示すよう
な補色フィルタ配列をしており、有効画素数は1280
(H)×960(V)であり、各素子に蓄積された電荷
は、10bitのAD変換器によってディジタルデータ
に変換され、図3に示すように、スタートビットに続い
てYeのデータD11、次いでCyのデータD12と順
次、データ入力端子1に画素データが入力される。これ
らの画素データは、データ入力端子1に接続されたシリ
アルパラレル変換回路(S/P変換回路)2で10bi
tのパラレルデータに変換され、S/P変換回路2に接
続された間引き回路6とSCSIインタフェース回路3
とに入力される。そして、SCSIインタフェース回路
3からは、撮像素子の画素情報は、情報内容及び情報量
を変えずにそのまま、パラレルデータ出力端子4からコ
ンピュータなどの外部機器に転送される。また、データ
入力端子1から入力される画素データは、スタートビッ
ト検出回路5に入力されて、スタートビットの検出が行
われる。
【0034】前記間引き回路6にはメモリ7が接続さ
れ、このメモリ7にはDA変換器8が接続され、スター
トビット検出回路5に接続されたSSG13が、スター
トビット及びストップビットに同期して、間引き回路
6、メモリ7及びDA変換器8に制御信号を出力するよ
うにしてある。間引き回路6は、入力される画素データ
の内、撮像素子のGの画素データのみを選択し、図2及
び図3でD22、D24、D41、D43のデータの上
位8bitがメモリ7に順次格納される。
【0035】このようにして、1画面分の間引かれた画
素データがメモリ7に格納された後で、SSG13から
メモリ7とDA変換器8に制御信号が出力され、この制
御信号によって、メモリ7から読出された画素データ
が、DA変換器8でアナログ信号に変換されて出力され
る。DA変換器にはLPF9が接続され、このLPF9
で帯域制限された画素データは、LPF9とSSG13
とに接続された加算回路10に入力され、SSG13か
らの同期信号が付加され、ドライバ回路11で増幅さ
れ、ビデオ信号出力端子12に出力される。このように
して、ビデオ信号出力端子12から出力されるビデオ信
号は、輝度信号でなくG信号であるが、撮影した画像は
十分にチェックすることができる。図4は、第1の実施
例の変形例であり、この変形例では装置内において、加
算回路10に白黒液晶モニタ14を接続し、装置内で再
生画像をモニタするようにしている。
【0036】なお、第1の実施例では入力データを1/
4に間引いた場合を説明したが、得られるビデオ信号の
解像度が低くてもよい時には、さらに間引いてメモリ7
の容量を減らすことができる。また、入力データもシリ
アルデータに限らずパラレルデータであってもよく、間
引くデータもG信号でなくてもよい。
【0037】このように、第1の実施例に係る画像信号
処理装置によると、外部機器での処理を行なわずに、迅
速に電子スチルカメラの撮影画像を確認することが可能
になり、電子スチルカメラの撮影画像データは、そのま
ま情報内容及び情報量を変化させずに外部機器に転送さ
れ、外部機器の性能に応じた適切な処理が可能になる。
【0038】次に、図5乃至図10を参照して本発明の
第2の実施例を説明する。ここで、図5は第2の実施例
の構成を示すブロック図、図6は第2の実施例の画像デ
ータの説明図、図7は第2の実施例のディジタルシグナ
ルプロセッサで処理を行う画像データブロックの説明
図、図8は第2の実施例のディジタルシグナルプロセッ
サで処理後のデータが格納される画像メモリの説明図、
図9は第2の実施例の16画面の同時表示の説明図、図
10は第2の実施例の撮像素子の補色フィルタの配列の
説明図である。
【0039】第2の実施例の図示せぬ記録媒体には、図
6に示すように、1画面の画素数1000(V)×12
00(H)の画素データが、輝度信号(Y)及び色差信
号(R−Y、B−Y)の形で記録されている。16画面
の取込みを実施する場合を説明すると、例えば外部機器
のコンピュータから16画面取込のコマンドが、出力I
/F49を介して、出力I/F49に接続されたCPU
48に入力されると、CPU48は、CPU48に接続
された入力I/F41を制御する。そこで、CPU48
に制御された入力I/F41は、図示せぬ記録媒体から
4ライン分の輝度信号(Y)及び色差信号(R−Y、B
−Y)を取込み、入力I/F41に接続されたバッファ
回路42に入力する。
【0040】バッファ回路42は、先ず図7に示す輝度
信号(Y)及び色差信号(R−Y、R−B)の水平方向
に4画素分のブロックb1を、バッファ回路42に接続
されたDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)46に
転送する。この時、R0M47とCPU48とに接続さ
れたDSP46は、CPU48の制御によってROM4
7から16分割時の処理プログラムを取り込んでいる。
そこで、DSP46は該処理プログラムに従って、転送
された16個のYデータ及び各8個のR−Y、R−Bデ
ータに基づく平均化処理及びRGBデータへの変換処理
を実行する。そして、得られたRGBデータは、図8に
示すように、DSP46に接続され、1プレン1000
×1200×8bitで3プレンからなる画像メモリ4
3の所定のアドレス格納される。
【0041】以下同様にして、1ライン300個のブロ
ックのデータに対して、DSP46により平均化処理と
RGBデータへの変換処理とが行われ、得られたRGB
データは画像メモリ43に格納される。このようにし
て、4ライン分の処理が終了すると、次の4ライン分の
データが記録媒体から読み出され、同様な処理が行われ
る。そして、最終的に1枚の画面の処理が終了した時点
では、モニタ表示時において、図9のAの分割位置に表
示される最初の画像データが画像メモリ43に格納され
る。その後も同様にして、残りの15枚の画像データの
処理が終了すると、画像メモリ43には、図9のA〜P
の各分割位置に表示される画像データが格納される。
【0042】ここで、コンピュータからのモニタ表示の
コマンドが、出力I/F49を介してCPU48に入力
されると、CPU48に接続されたコントローラ45が
作動し、画像メモリ43に接続された再生信号処理回路
44に、NTSCレートで画像メモリ43より、1画素
おきにデータを出力する。そして、再生信号処理回路4
4では、画像メモリ43から入力される画素データをコ
ンポジットビデオ信号に変換し、再生信号処理回路44
に接続されるTVモニタに、16個のマルチ画像を同時
に表示する。
【0043】そこで、オペレータはTVモニタ上の16
個の画像から、コンピュータに入力すべき画像を選択
し、コンピュータを操作して選択した画像NOを取込む
コマンドを発生させる。このコマンドは、出力I/F4
9を介してCPU48に入力され、CPU48の制御に
よって入力I/F41が作動し、記録媒体からコマンド
が指定した画像データが取込まれる。ここで取込まれた
画像データは、バッファ回路42を介して画像メモリ4
3に入力され、YデータはGプレンに、R−Y、R−B
データはRプレンに格納される。そして、これらのデー
タは、出力I/F49を介してそのままコンピュータに
転送され、或いはバッファ回路42と画像メモリ43と
に接続されたDSP42によつて、RGBデータに変換
されてからコンピュータに転送される。
【0044】第2の実施例では、撮像素子からのスチル
画像信号が、信号処理回路によつてY、R−Y、R−B
の形に変換されて記録媒体に記録されている場合を説明
したが、各画素のディジタルデータが、記録媒体にその
まま記録されている場合もあり、この場合には、コンピ
ュータ側できめの細かいRGB変換処理を行い高精細な
画像を得ることができる。図10は、撮像素子がマゼン
タ(Mg)、シアン(Cy)、イェロー(Ye)のフィ
ルタ配列をしている場合の説明図であり、この場合は、
各素子のィジタル信号が、そのまま記録媒体に記録され
ている。この場合も、16個単位で画素データがDSP
46に入力され、DSP46は、ROM47から対応す
る処理プログラムを選択し、その処理プログラムに基づ
いて、補色データからRGBデータへの変換処理、平均
化処理などを行い、画像メモリ43の所定のアドレスに
データが格納される。
【0045】また、第2の実施例では、TVモニタに1
6個のマルチ画像を同時に表示する場合を説明したが、
この分割数は16に限らず、ROM47に分割数に応じ
た処理ブログラムを格納しておいて、必要な分割に対応
した動作を可能にできる。さらに、第2の実施例ではN
TSCレートでモニタ表示をする場合を説明したが、例
えば1000×1200画素数の表示能力のあるコンピ
ュータ表示面への表示を行うことも可能である。この場
合は、コントローラ45の読出しスピード、再生信号処
理回路44の信号帯域、同期信号を、コンピュータ表示
面への表示に対応可能に設定しておく必要がある。
【0046】このように、第2の実施例では、バッファ
回路42がデータをブロック化して画像メモリ43に取
込み、DSP46が取込まれたデータから複数の画像デ
ータを作成し、モニタに複数画像を分割された画面に同
時表示するので、コンピュータへのデータの転送前に、
短時間で転送する目的の画像の検索をすることが可能に
なる。
【0047】次に、本発明の第3の実施例を図11乃至
図14を参照して説明する。ここで、図11は第3の実
施例の構成を示すブロック図、図12は図11の要部の
構成を示すブロック図、図13は第3の実施例に取り付
け可能な表示パネルの説明図、図14は図13の動作の
説明図である。
【0048】先ず、DSP76での処理を行わない場合
には、入力I/F71から入力されるデータは、入力バ
ッファメモリ72に一旦格納され、何の処理もされずに
データバス75を介して、出力I/F74から出力I/
F74に接続された図示せぬコンピュータに入力され
る。
【0049】また、生データをYCデータに変更する場
合には、スイッチ78に生データをYCデータに変換す
る切換設定を行わせることにより、DSP76は、DS
P76に接続されたROM79に格納されている処理ブ
ログラムから該変換の処理プログラムを選択する。そし
て、DSP76は、データバス75を介してDSP76
に接続され、入力I/F71から入力され入力バッファ
メモリ72に格納されている画素データに対して、YC
変換処理を開始する。図12は、第3の実施例のスイッ
チ78とROM79部分の詳細構成図であり、スイッチ
78からの選択信号は、スイッチ78に接続されたデコ
ーダ81でデコードされ、デコードされた選択信号は、
デコーダ81に接続されたROM79に入力され、RO
M79が格納している処理プログラムの内、YC変換処
理プログラムが選択される。そして、DSP76は、選
択した処理プログラムに基づいて、入力バッファメモリ
72から演算に必要な画素データを、データバス75を
介して取込み、所定の演算を行って得られたYC変換デ
ータを、データバス75を介してDSP76に接続され
た出力バッフアメモリ73の所定のアドレスに格納す
る。
【0050】このようにして、全ての画素データの処理
が終了すると、入力バッファメモリ72には生データ
が、出力バッファメモリ73にはYCデータが格納され
た状態となり、コンピュータは生データとYCデータと
の何れをも取込むことが可能になる。
【0051】さらに圧縮されたYCデータを伸張処理す
る場合には、スイッチ78で伸張処理の設定をすると、
同様にしてROM79からは伸張処理の処理プログラム
が選択され、DSP76は該処理プログラムに従って、
入力バッファメモリ72から取込んだ圧縮された画素デ
ータに対して、伸張処理を行って得られた伸張データを
出力バッファメモリ73に格納する。全ての画素データ
の処理が終了すると、入力バッファメモリ72には圧縮
データが、出力バッファメモリ73には伸張データが格
納された状態となり、コンピュータは圧縮データと伸張
データとの何れをも取込むことが可能になる。
【0052】そして、YCデータのRGBデータへの変
換処理をする場合には、スイッチ78でRGB変換処理
の設定をすると、同様にしてROM79からはRGB変
換処理の処理プログラムが選択され、DSP76は該処
理プログラムに従って、入力バッファメモリ72から取
込んだ画素のYCデータに対して、RGB変換処理を行
って得られたRGBデータを出力バッファメモリ73に
格納する。全ての画素データの処理が終了すると、入力
バッファメモリ72にはYCデータが、出力バッファメ
モリ73にはRGBデータが格納された状態となり、コ
ンピュータはYCデータとRGBデータとの何れをも取
込むことが可能になる。
【0053】以上では、DSP76は、入力バッファメ
モリ72のデータを入力し、演算処理後のデータを出力
バッファメモリ73に出力する場合を説明したが、例え
ば生データをYCデータに変換し、得られたYCデータ
を入力バッファメモリ72に格納し、その後入力バッフ
ァメモリ72から読出したYCデータをRGB変換し出
力バッファメモリ73に格納することも可能である。こ
の場合は、従来のプログラムを一部変更したり、二つの
プログラムを結合したプログラムをROM79に格納し
て置けば、対応した処理プログラムを実行することがで
きる。また、DSP76の処理ブログラムの選択も、ス
イッチ78で行わず、コンピュータによる制御で選択す
るようにすることも可能である。
【0054】またコンピュータからのコマンドにより、
ホワイトバランス補正やガンマ補正等の処理も撮影時の
パラメータを基にDSP76(図5においてはDSP4
6)により実行可能である。
【0055】ところで第3の実施例において、どのバッ
ファメモリにどのデータが格納され、どのデータが処理
中であるかが、表示されるとオペレータにとって、大変
便利である。図13は、このような場合に取り付け可能
なLED表示パネルであり、この表示パネル38には、
入力バッファメモリと出力バッファメモリの欄が設けて
あり、入力バッファメモリの欄には、生データ、圧縮Y
Cデータ、YCデータ、RGBデータ用のLED(A)
〜LED(D)が配置してあり、出力バッファメモリの
欄には、YCデータ、RGBデータ用のLED(E)、
LED(F)が配置してある。図14に示すように、入
力バッファメモリ72に生データが格納されていると、
同図(ア)に示すように対応するLED(A)が点灯
し、データ転送中は点灯が点滅に変化し、データ転送が
終了すると点灯に戻る。また、生データをYCデータに
変換し、変換したデータを入力バッファメモリ72に戻
す場合は、図14(イ)に示すように、処理中はLED
(C)が点滅し、処理が終了すると同図(ウ)に示すよ
うにLED(A)が消灯し、LED(C)が点灯する。
そして、RGB変換を行うと同図(エ)に示すように、
LED(F)が点滅し、処理が終了すると同図(オ)に
示すように、LED(C)、LED(F)が点灯状態に
なる。この状態で、入力バッファメモリ72にはYCデ
ータが、出力バッファメモリ73にはRGBデータが格
納されていることが示される。
【0056】このように、第3の実施例によると、1台
のDSP76が、ROM79から各種の処理プログラム
を選択し、その処理プログラムを実行して、画像処理を
行うようにしたために、小型化され低消費電力型の構成
で、コンピュータの性能に依存せず各種の画像処理を行
う画像処理装置が提供される。
【0057】次に、本発明の第4の実施例を図15乃至
図17を参照して説明する。ここで、図15は第4の実
施例の構成を示すブロック図、図16は第4の実施例の
第1の変形例の要部の構成を示すブロック図、図17は
第4の実施例の第2の変形例の要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【0058】図15で入力I/F61には、CPU27
3とスイッチSW1とが接続され、入力I/F261
は、CPU273により制御されて、図示せぬ記録媒体
から1000(V)×1200(H)の画素データから
なる輝度(Y)信号、色差(R−Y、R−B)信号を、
所定の転送速度で取込む。前記スイッチSW1の切換端
子には、それぞれバッファメモリ262、263が接続
され、また、これらのバッファメモリ262、263に
はメモリコントローラ264が接続され、スイッチSW
1はCPU273で切り換え制御されるようにしてあ
る。また、バッファメモリ262、263はY、R−
Y、R−Bの3プレン構成で、バッファメモリ262に
は偶数ラインデータが、バッファメモリ263には奇数
ラインデータが格納されるようにしてある。このため
に、CPU273は、入力される1ラインの画像データ
の数、或いは画像データと共にラインの切換点に挿入さ
れるマーカデータを基にして、ラインの切換点を検知
し、スイッチSW1を切り換え、バッファメモリ262
には偶数ラインデータが、バッファメモリ263には奇
数ラインデータが格納されるように制御する。
【0059】バッファメモリ262、263には、連動
スイッチSW2、SW3が接続され、CPU73が連動
スイッチSW2、SW3を制御するように接続してあ
り、スイッチSW2の共通端子には、DA変換器265
が接続され、DA変換器265にはエンコーダ266が
接続してある。また、スイッチSW3の共通端子には、
DSP267が接続され、このDSP267には、RA
M268と出力I/F269とが接続してある。
【0060】1画面のデータが全てバッファメモリ26
2、263に入力されると、CPU273によつて、S
W2はa端子にSW3はb端子に切り換えられ、バッフ
ァメモリ262のY、R−Y、R−Bデータは、メモリ
コントローラ264によって、例えばNTSCレートで
読み出され、DA変換器265によりアナログ信号に変
換され、エンコーダ266に入力される。エンコーダ2
66は、入力されるY、R−Y、B−Yデータからコン
ポジットビデオ信号を作成し、図示せぬモニタにビデオ
信号が入力され再生が行われる。
【0061】一方、バッファメモリ263の各画素に対
応するY、R−Y、R−Bのデータは、DSP267に
取込まれRGBデータに変換される。RAM268はこ
の変換演算時のデータのワークエリアとして使用され、
また、データを出力I/F269に出力する際のバッフ
ァとしても使用される。DSP267でRGBデータに
変換された画像データは、DSP267により制御され
る転送速度で、出力I/F269に接続されたコンピュ
ータに出力される。このように、第4の実施例では、D
SP267の制御によって、出力I/F269に接続さ
れるコンピュータの性能に応じた転送レートでデータの
処理と転送とか行われる。
【0062】このようにして、バッファメモリ263の
画像データの転送が終了すると、CPU273によっ
て、スイッチSW2は端子b側に、スイッチSW3は端
子a側に切り換えられ、バッファメモリ262の画像デ
ータが、DSP267でRGBデータ変換され、コンピ
ュータに転送される。この時、バッファメモリ263の
データが、メモリコントローラ264によって、例えば
NTSCレートで読み出され、DA変換器265により
アナログ信号に変換され、エンコーダ266に入力さ
れ、エンコーダ266によって、入力されるY、R−
Y、B−Yデータからコンポジットビデオ信号が作成さ
れ、図示せぬモニタにビデオ信号が入力され再生が行わ
れる。
【0063】以上の説明では、モニタ出力としてカラー
のフレーム画像を使用したが、単に画像の確認を行うだ
けならば、白黒画像で十分であり、この場合には図16
に示すような構成を取ることができる。この場合は、偶
数ラインの輝度信号データを格納するバッファメモリ2
82、偶数ラインの輝度信号データを格納するバッファ
メモリ283及び全画素の色差信号データを格納するバ
ッファメモリ284を設ける。そして、バッファメモリ
282の輝度信号データをモニタに出力している時は、
バッファメモリ283の輝度データと対応するバッファ
メモリ284のR−Y、B−Yの画素データをDSP2
67に取込み、RGBデータへの変換処理を行ない、コ
ンピュータにRGB画像データ(1画面の半分のデー
タ)を転送する。この転送が終了すると、スイッチSW
2は端子b側に、スイッチSW3は端子a側に切り換え
られ、バッファメモリ283の輝度信号データがモニタ
に出力され、バッファメモリ282輝度データと対応す
るバッファメモリ284のR−Y、R−Bの画素データ
が、DSP267に取込まれ、残り半分の画像データの
処理とデータの転送が行われる。
【0064】また、記録媒体に圧縮された輝度データ、
色差データが記録されている場合には、図17に示すよ
うに、入力I/F261とバッファ回路287間に、伸
張回路286を設けるとよい。
【0065】このように、第4の実施例では、ディジタ
ル変換された輝度データと色差データが格納されるバッ
ファメモリを複数の領域に分割し、モニタ出力とRGB
データ変換処理とが同時に、各領域については時分割的
に行われるので、装置のメモリ容量が削減され、小型で
低製造コストの画像処理装置が提供される。
【0066】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、間引き手段が、ディジタルデータに変換された撮像
素子の画素情報の所定の色の画素データを間引き、間引
かれた画素情報に基づいてビデオ信号が作成され、作成
されたビデオ信号を、出力手段が出力するので、外部機
器での処理を行うことなく、迅速に電子スチルカメラの
撮影画像を確認することが可能になる。
【0067】また、本発明によると、ディジタルデータ
に変換された撮像素子からの複数画像の画素情報から、
バッファ回路が予め設定された一定のブロック単位で、
ブロック化されたデータを出力し、ディジタルシグナル
プロセッサが、入力されたデータに所定の演算処理を施
し、再生手段が、演算処理が施されたデータに再生処理
を施し、モニタで複数画像の同時表示を行うので、外部
機器へのデータの転送前に、短時間で転送する目的の画
像の検索をすることが可能になる。
【0068】さらに、本発明によると、データの処理プ
ログラムを内蔵したディジタルシグナルプロセッサが、
少なくとも撮像素子の画素情報のディジタルデータが格
納される第1のメモリと、該ディジタルデータの処理デ
ータが格納される第2のメモリとに格納されているデー
タを、選択的に読出して所定のプログラムに応じた処理
を行い、処理後のデータを前記第1のメモリまたは、前
記第2のメモリに格納するので、小型化された低消費電
力型の構成で、コンピュータの性能に依存せず各種の画
像処理を行う画像処理装置が提供される。
【0069】そして、本発明によると、撮像素子の画素
情報の一画像分のディジタルデータが記憶されるバッフ
ァメモリ回路が、それぞれ独立して制御可能な第1領域
と第2領域とを含み、前記第1領域と前記第2領域と
は、制御手段によって、一方が、ディジタルデータをア
ナログ変換して出力する再生信号処理回路に接続される
時には、他方が、ディジタルデータを、第2のディジタ
ルデータに変化するデータ変換回路に接続されるので、
装置のメモリ容量が削減され、効率的に作動する小型で
低製造コストの画像処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の撮像素子のフィルタ配
列を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例のシリアルデータの転送
タイミングを示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例の変形例の要部の構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明の第2の実施例の画像データの説明図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施例のディジタルシグナルプ
ロセッサで処理を行う画像データブロックの説明図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例のディジタルシグナルプ
ロセッサで処理後のデータが格納される画像メモリの説
明図である。
【図9】本発明の第2の実施例の16画面の同時表示の
説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例の撮像素子の補色フィ
ルタの配列の説明図である。
【図11】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図12】図11の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施例に取り付け可能な表示
パネルの説明図である。
【図14】図13の動作の説明図である。
【図15】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図16】本発明の第4の実施例の第1の変形例の要部
の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第4の実施例の第2の変形例の要部
の構成を示すブロック図である。
【図18】従来の電子スチルカメラでの画像データの外
部機器への転送を行う転送装置の説明図である。
【図19】従来の画像信号再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図20】従来の画像信号再生装置での画像の同時表示
の説明ずである。
【図21】従来の画像信号転送装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】従来の他の画像信号転送装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図23】従来の画像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】従来の他の画像信号処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 データ入力端子 4 パラレルデータ出力端子 5 スタートビット検出回路 6 間引き回路 7 メモリ 9 LPF 10 加算回路 12 ビデオ信号出力端子 41 入力I/F 42 バッファ回路 43 画像メモリ 44 再生信号処理回路 45 コントローラ 46 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 47 ROM 48 CPU 49 出力I/F 71 入力I/F 72 入力バッファメモリ 73 出力バッファメモリ 74 出力I/F 75 データバス 76 DSP 77 CPU 78 スイッチ 79 ROM 261 入力I/F 262、263 バッファメモリ 264 メモリコントローラ 266 DA変換器 266 エンコーダ 267 DSP 268 RAM 269 出力I/F 273 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/907 B 7916−5C 9/64 Z 8942−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータに変換された撮像素子
    の画素情報の所定の画素データを間引く間引き手段と、
    該間引き手段で間引かれた画素データに基づいてビデオ
    信号を作成するビデオ信号作成手段と、該ビデオ信号作
    成手段で作成されたビデオ信号を出力する出力手段とを
    有することを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータに変換された撮像素子
    からの複数画像の画素情報が入力される入力インタフェ
    ース回路と、前記ディジタルデータから、予め設定され
    た一定のブロック単位で、ブロック化されたデータを出
    力するバッファ回路と、該バッファ回路からのデータが
    入力され、入力されたデータに所定の演算処理を行い、
    得られた演算データを画像メモリの所定のアドレスに格
    納するディジタルシグナルプロセッサと、前記画像メモ
    リから前記演算データを読出し、該演算データに再生処
    理を施して外部のモニタに出力する再生信号処理回路
    と、前記画像メモリから前記演算データを読み出し、外
    部機器に出力する外部インタフェース回路とを有するこ
    とを特徴とする画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記演算処理が、前記バッファ回路から
    のデータに対するフィルタリング処理およびRGB変換
    処理の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2
    記載の画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像メモリに格納され前記外部のモ
    ニタに表示される画像の数は前記出力インタフェース回
    路に接続された前記外部機器により設定可能であること
    を特徴とする請求項3記載の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記外部機器からの指令に応じて前記デ
    ィジタルシグナルプロセッサにより実行される演算処理
    プログラムが選択されることを特徴とする請求項3記載
    の画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 ディジタルデータに変換された撮像素子
    の画素情報が入力される入力インタフェース回路と、少
    なくとも前記ディジタルデータが格納される第1のメモ
    リと、前記ディジタルデータの処理データが格納される
    第2のメモリと、データの処理プログラムを内蔵し、前
    記第1のメモリ及び前記第2のメモリに格納されている
    データを選択的に読出し、所定のプログラムに応じた処
    理を行い、処理後のデータを前記第1のメモリまたは前
    記第2のメモリに格納するディジタルシグナルプロセッ
    サとを有することを特徴とする画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 ディジタルデータに変換された撮像素子
    の画素情報が入力される入力インタフェース回路と、一
    画像分のディジタルデータを記憶するバッファメモリ回
    路と、該バッファメモリ回路から出力されるディジタル
    データをアナログ変換して出力する再生信号処理回路
    と、前記バッファメモリ回路から出力されるディジタル
    データを第2のディジタルデータに変換するデータ変換
    回路と、前記第2のディジタルデータを外部機器に出力
    する出力インタフェース回路とを備えた画像信号処理装
    置であって、前記バッファメモリ回路は、それぞれ独立
    して制御可能な第1領域と第2領域とを含み、前記第1
    領域及び前記第2領域の一方を、前記再生信号処理回路
    に接続する時は、他方を、前記データ変換回路に接続す
    る制御手段を有することを特徴とする画像信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1領域には、前記映像信号の偶数
    ラインのデータ及び奇数ラインのデータの一方が、前記
    第2領域には該データの他方がそれぞれ格納されている
    ことを特徴とする請求項7記載の画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記データ変換回路は、Y、R−Y、R
    −Bデータを、R、G、Bデータに変換するように構成
    されていることを特徴とする請求項7または、請求項8
    記載の画像信号処理装置。
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