JPH07131721A - ディジタルスチルカメラ - Google Patents

ディジタルスチルカメラ

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Publication number
JPH07131721A
JPH07131721A JP5273422A JP27342293A JPH07131721A JP H07131721 A JPH07131721 A JP H07131721A JP 5273422 A JP5273422 A JP 5273422A JP 27342293 A JP27342293 A JP 27342293A JP H07131721 A JPH07131721 A JP H07131721A
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JP
Japan
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image pickup
image
signal
digital
ccd
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Application number
JP5273422A
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English (en)
Inventor
Seiichi Isoguchi
成一 磯口
Chikada Kimizuka
京田 君塚
Tadaaki Tsuchida
匡章 土田
Shuji Hayashi
修二 林
Katsuya Nagaishi
勝也 永石
Kazuo Shiozawa
和夫 塩澤
Tadaaki Yoneda
忠明 米田
Atsushi Takayama
淳 高山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディジタルスチルカメラに関し、種
々のタイミングで撮像素子を駆動でき、従って撮像素子
駆動回路を取り換える必要がなく、小型軽量化が図れ、
より汎用性のあるディジタルスチルカメラを提供するこ
とを目的としている。 【構成】 被写体を撮像する撮像光学系と、該撮像光学
系からの光画像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮
像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆動手
段と、前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変
換するA/D変換器と、該A/D変換器により変換され
たディジタル画像データを記憶する記憶媒体と、全体の
動作を制御する制御手段を具備したディジタルスチルカ
メラにおいて、前記撮像素子駆動手段のタイミングを使
用状況に応じて可変するタイミング変更手段を具備して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報をディジタル
的に記憶媒体に記憶するディジタルスチルカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルムに画像を写し込むのでは
なく、メモリカード等の記憶媒体に画像情報を記憶する
ように構成されたディジタルスチルカメラが実用化され
ている。図33はディジタルスチルカメラの従来構成例
を示すブロック図である。撮影レンズ1,フォーカスレ
ンズ2,絞り(アイリス)3等を備えた光学撮像系を介
して得られた被写体(図示せず)の光画像は、結像レン
ズ4を介して撮像素子、例えばCCD5上に結像され
る。なお、前記フォーカスレンズ2及び絞り3は、レン
ズ駆動回路6及びアイリス駆動回路7によりそれぞれス
テップモータ等のようなアクチュエータを介して駆動さ
れる。
【0003】CCD5は、結像された光画像を電気信号
(光量に応じた電荷量のこと。以下同じ)に光電変換
し、CCD駆動回路8からの転送パルスによってアナロ
グ画像信号を出力する。このアナログ画像信号は、CD
S(相関二重サンプリング)回路9でノイズが軽減さ
れ、更に同じ構成内のAGC回路(自動利得制御回路)
9で増幅される。CDS/AGC回路9の出力はA/D
変換器10に入り、ディジタル画像データに変換され
る。
【0004】このA/D変換器10の出力であるディジ
タル画像データは、続くプロセス回路11に入る。該プ
ロセス回路11は、入力されたディジタル画像データに
対して輝度処理や色処理を施し、ディジタルビデオ信号
(例えば輝度信号と色差信号)に変換する。
【0005】記憶媒体への記憶時は、前記ディジタルビ
デオ信号は圧縮伸張回路12に入り、該圧縮伸張回路1
2でデータの圧縮が行われる。圧縮されたディジタルビ
デオ信号は記録回路13に入る。該記録回路13は、S
RAM等で構成された記憶媒体、例えばメモリカード1
4であり、ディジタルビデオ信号が記録される。
【0006】画像信号の再生時は、メモリカード14に
記憶されている圧縮ディジタルビデオ信号は読み出さ
れ、記録回路13を介して圧縮伸張回路12に戻され
る。該圧縮伸張回路12は、入力された圧縮ディジタル
ビデオ信号を元に戻す伸張処理を行なう。その後、元に
戻されたディジタルビデオ信号は、D/A変換器15に
よりアナログ信号に変換される。該D/A変換器15に
より元のアナログ画像信号に戻されたビデオ信号は、出
力回路16を介して外部にNTSCビデオ信号として出
力される。なお、CPU17は、全体の回路の動作を制
御している。
【0007】また、電源を入れると同時にビデオ信号が
出力され、その出力をEVF(電子ビューファインダ)
で見ながら、ピント調整を行い、レリーズを切るとメモ
リカードにその画像が記憶されるという構成のディジタ
ルスチルカメラも開発されている。
【0008】図34はディジタルスチルカメラの他の従
来構成例を示すブロック図である。図33と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図に示す従来例は、撮像
光学系,CDS/AGC回路9,A/D変換器10,プ
ロセス回路11,出力回路16といった構成は図33の
従来例と同じである。但し、この例では撮像している被
写体像がビデオレート(1/60sec)で見えるEV
F20が設けられている。このEVF20で被写体像を
モニタしながら、ピント調整を行い、レリーズスイッチ
を切るようになっている。
【0009】ところで、現在入手可能な撮像素子(CC
Dが多い)において、オプチカルブラック部分(CCD
素子を取り囲む光を通さない部分)は、映像信号の黒レ
ベルの固定手段としてしか用いられておらず、特別なデ
ータを記録するようにした撮像素子は開発されていな
い。
【0010】この種のディジタルスチルカメラでは、映
像信号を利用したAE(自動露光)/AF(オートフォ
ーカス)制御を行っている。このため、レリーズスイッ
チS1オン(レリーズボタンの半押し状態)の撮影状態
では、出力回路16からAE信号,AF信号が出力さ
れ、これら信号によりCPU17は、絞りシャッタ速
度,フォーカスの制御を行なう。また、圧縮伸張回路1
2中のDCT(ディスクリートcos変換)を使用して
AF信号を得ることも考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体技術の発
展がめざましく、CCDの画素数が増える傾向にある。
しかしながら、前述したような従来のディジタルスチル
カメラでは、CCD駆動のタイミングが固定であるた
め、1フィールドの信号がビデオレート(1/60se
c)でしか取り出せない。そのため、CCDの画素数が
増大すると、CCDの駆動周波数が高くなり、CCD電
荷の転送効率が悪くなり、ノイズが多くなってしまう。
【0012】また、駆動タイミングの異なるCCDを駆
動するためには、CCD駆動回路8をまるまる換えてや
らなければならない。色フィルタを交換した場合も、プ
ロセス回路11を換えてやる必要がある。また、前述し
たような従来のディジタルスチルカメラでは、NTSC
ビデオ信号のみしか出力することができない。このた
め、NTSCビデオ信号の入力が可能な機器のみにしか
接続することができない。更に、EVFで焦点調整を行
なう構成にすると、EVFの解像度が少ない場合は、正
しい焦点位置を捜すのが困難である。
【0013】また、CCD駆動が決まったタイミングで
しか行えないため、CCDの決まった場所の画素だけを
読み出すということができない。また、近年ディジタル
スチルカメラの高画質化,小型軽量化が求められてい
が、従来の技術では構成回路数が多く、小型軽量化が困
難であった。高画質化を求めると回路規模が大きくなる
ので、小型軽量化は更に困難になる。
【0014】また、前述したディジタルスチルカメラ
は、A/D変換器10から後は、全てディジタルデータ
として処理するため、プロセス回路11及び圧縮伸張回
路12等は全てロジック回路で構成されている。そこ
で、このようなロジックを全てソフトウェアで置換する
ことも考えられる。しかしながら、ソフトウェアで信号
処理の演算を行なう構成とした場合に問題となるのは、
演算速度である。
【0015】レリーズスイッチS1がオンされ撮影準備
状態になった時、ディジタルスチルカメラは輝度信号/
色差信号作成のための信号処理,圧縮処理及びAE/A
F制御を行わなくてはならない。ハードウェアで信号を
処理する場合は、それぞれが独立に動作するため、速度
は殆ど問題とならない。しかしながら、ソフトウェア処
理の場合には、1つ1つの処理をシーケンス処理で順番
にこなしていくため、ハードウェアで行っていたよう
に、全てを同時に動作せさることは不可能である。その
ため、ハードウェアで行っていたように、全ての信号処
理,圧縮符合化を行いながらAE/AFを行おうとする
と、処理が間に合わなくなってしまう。
【0016】更に、あるCCDに対しては、CCD駆動
回路8やプロセス回路11は、専用に設計された回路で
なければならず、回路の開発コストの増大を招いてい
る。本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであ
って、種々のタイミングで撮像素子を駆動でき、従って
撮像素子駆動回路を取り換える必要がなく、小型軽量化
が図れ、より汎用性のあるディジタルスチルカメラを提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、第1に、被写体を撮像する撮像光学系と、該
撮像光学系からの光画像を電気信号に変換する撮像素子
と、該撮像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素
子駆動手段と、前記撮像素子の出力をディジタル画像デ
ータに変換するA/D変換器と、該A/D変換器により
変換されたディジタル画像データを記憶する記憶媒体
と、全体の動作を制御する制御手段を具備したディジタ
ルスチルカメラにおいて、前記撮像素子駆動手段のタイ
ミングを使用状況に応じて可変するタイミング変更手段
を具備したことを特徴とし、第2に、被写体を撮像する
撮像光学系と、該撮像光学系からの光画像を色フィルタ
を介して受けて電気信号に変換する撮像素子と、該撮像
素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆動手段
と、前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変換
するA/D変換器と、該A/D変換器により変換された
ディジタル画像データを記憶する記憶媒体と、全体の動
作を制御する制御手段を具備したディジタルスチルカメ
ラにおいて、前記A/D変換器は、撮像素子の出力を直
接A/D変換するようにすると共に、該A/D変換器の
ディジタル画像データ出力のうち、異なる色系統のディ
ジタル画像データ毎に分けて記憶媒体に記憶するように
したことを特徴とし、第3に被写体を撮像する撮像光学
系と、該撮像光学系からの光画像を電気信号に変換する
撮像素子と、該撮像素子を駆動するタイミングを発生す
る撮像素子駆動手段と、前記撮像素子の出力をディジタ
ル画像データに変換するA/D変換器と、該A/D変換
器により変換されたディジタル画像データを記憶する記
憶媒体と、全体の動作を制御する制御手段を具備したデ
ィジタルスチルカメラにおいて、前記撮像素子のオプチ
カルブラック部に、撮像素子が有する固有情報を書き込
むようにしたことを特徴とし、第4に、被写体を撮像す
る撮像光学系と、該撮像光学系からの光画像を電気信号
に変換する撮像素子と、該撮像素子を駆動するタイミン
グを発生する撮像素子駆動手段と、前記撮像素子の出力
をディジタル画像データに変換するA/D変換器と、該
A/D変換器により変換されたディジタル画像データを
記憶する記憶媒体と、全体の動作を制御する制御手段を
具備したディジタルスチルカメラにおいて、前記A/D
変換器の出力であるディジタル画像データからディジタ
ル映像信号を作り出す信号処理シーケンスと該ディジタ
ル映像信号を圧縮する圧縮処理シーケンスを記憶するメ
モリを設けたことを特徴としている。
【0018】
【作用】第1に、撮像素子を駆動する撮像素子駆動手段
の発生タイミングをタイミング変更手段により可変でき
るようにした。これにより、撮像素子を変更した場合で
も、その駆動回路を変更する必要がなくなる。
【0019】第2に、A/D変換器の出力を直接記憶媒
体に記憶させるようにすると共に、記憶の際、異なる色
系統のディジタル画像データに分けて記憶させるように
した。この時、種々の信号処理は記憶媒体から読み出し
た後に行なうようにする。これにより、プロセス回路,
D/A変換器等の回路が不要になる結果、カメラの小型
化が図れる。
【0020】第3に、撮像素子のオプチカルブラック部
に撮像素子が有する固有情報を書き込むようにした。こ
れにより、撮像素子が変更になった時にも、CPUはそ
の撮像素子の特性に応じた駆動を行なうようにすること
ができ、汎用性が向上する。
【0021】第4に、記憶媒体にディジタル画像データ
を記憶させる前に行われるディジタル映像信号を作り出
す信号処理と、ディジタル映像信号を圧縮する圧縮処理
シーケンスをソフトウェア処理により行なうようにし
た。これにより、ハードウェア回路を削減することがで
き、小型化が図れる。
【0022】このように、本発明によれば小型軽量化が
図れる、汎用性のあるディジタルスチルカメラを実現す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。先ず、第1の発明について説明する。図1
は第1の発明の一実施例の要部を示す構成ブロック図で
ある。図33と同一のものは、同一の符号を付して示
す。第1の発明の特徴は、撮像素子の駆動を自在に変化
させることにある。図において、30はCPU17から
の指令により種々のタイミングを発生するフィールド・
プログラマブル・ゲート・アレイ(以下、FPGAと略
す)である。該FPGA30は、撮像素子であるCCD
の駆動回路8(図33参照)として機能する。本発明で
は、タイミングジェネレータを、内容の書き換え可能な
FPGAによって構成したところに特徴がある。
【0024】このように構成された装置において、撮像
レンズ1,フォーカスレンズ2,絞り3及び結像レンズ
4を介して得られる被写体の光画像は、撮像素子として
のCCD5上に結像される。CCD5は、結像された光
画像を電気信号に光電変換し、FPGA30からの転送
パルスによってアナログ画像信号を出力する。このアナ
ログ画像信号は、CDS(相関二重サンプリング)回路
9でノイズが軽減され、更に同じ構成内のAGC回路
(自動利得制御回路)9で増幅される。CDS/AGC
回路9の出力画像信号はA/D変換器10(図33参
照)に入り、ディジタル画像データに変換される。この
発明によれば、CCD5に印加するタイミング信号を自
由に発生できるFPGAを用いて発生させているので、
CCD5の種類を変更した時にも、CPU17がFPG
A30の内容を書き換えることにより、発生されるタイ
ミング信号のタイミングを可変でき、CCD5の変更に
対応することができる。
【0025】なお、図1の実施例では、CCD5の出力
信号にCDS処理,AGC処理を施し、ビデオ信号を作
成しているが、必ずしもこのような構成にする必要はな
い。なお、図示していないが、高電圧での駆動が必要な
垂直転送には、専用のドライバを設ける構成としてもよ
い。この実施例では、CCD駆動回路のタイミングジェ
ネレータとしてFPGAを用いたが、駆動パルスを変化
させる構成のものであれば、他のデバイスを用いてもよ
い。
【0026】図2は第1の発明の他の実施例の要部を示
す構成ブロック図である。図1と同一のものは、同一の
符号を付して示す。この実施例では、図1でCPU17
から与えていたFPGAの入力データを、ROM31に
予め書き込んでおくようにしたものである。CPU17
は、必要に応じてROM31からデータを読み出し、F
PGA30を駆動してやる。或いは、ROM31のデー
タをFPGA30に転送してやる。このような構成とす
ることにより、CPU17の内部ROMの容量を小さく
することができる。また、タイミングジェネレータの種
々の駆動を予めハードウェア的に作成しておく必要がな
くなる。
【0027】また、この構成によれば、ROM31を交
換することで、種々のCCD駆動方法を実現することが
でき、駆動パルスタイミングの異なる種々のCCDを使
用する場合でも、ROMを取り換えるだけで対処するこ
とができる。
【0028】図3は第1の発明の他の実施例の要部を示
す構成ブロック図である。図1,図2と同一のものは、
同一の符号を付して示す。この実施例では、CPU17
が直接CCD5を駆動している。マルチタスクのできる
CPUを用いれば、実現することができる。このような
構成とすることにより、CCD駆動回路専用の部品点数
が減り、装置の小型,軽量化が図れる。
【0029】次に、CCD5を駆動する駆動タイミング
について説明する。図4はCCD駆動タイミング信号例
を示すタイムチャートである。(a)はカメラモードの
タイムチャート、(b)はビデオモードのタイムチャー
トである。(a)に示す駆動方法は、レリーズスイッチ
が押されてから動き出すモード、即ちカメラモードであ
る。レリーズスイッチは、S1の状態(半押し)と、S
2の状態(本押し)という2つの状態があるものとす
る。図において、(イ)はレリーズスイッチS1の動作
を、(ロ)はレリーズスイッチS2の動作を、(ハ)は
CCD駆動パルスをそれぞれ示している。(ハ)におい
て、Fは1フィールド分の駆動パルスを示している。
【0030】先ず、(イ)に示すようにレリーズスイッ
チS1が押されてたら、ある程度早いモード(例えばビ
デオレート)でCCD5を駆動してやる。この時に、カ
メラはAE(自動露出制御)やAWB(自動色温度制
御)等の処理を行なう。AEやAWB等の処理を行なう
時(特に撮像信号を利用してのAEやAWBを行なう
時)は、なるべく早い時間で画像信号を読み出せた方が
短い時間で処理することができ、都合がよい。なぜな
ら、一般的に撮像面のAE,AWBは、1画面の信号か
ら評価値を算出し、そのデータを撮像系にフィードバッ
クして目的値に近づけるといった制御法を用いているか
らである。よって、可能な限り早い速度でCCD5を駆
動し、画像信号を読み出してやることが望ましい。この
S1とS2の間では、画像信号を記憶する訳ではないの
で、ある程度のノイズが重畳されていてもよいのであ
る。
【0031】次に、レリーズスイッチS2が(ロ)に示
すように押されたら、今度はCCDの撮像データを忠実
に引き出すように信号を読み出す。CCD等の撮像素子
では、駆動周波数が速くなればなるほど転送効率が落
ち、データの信頼性が落ちる。よって、駆動周波数を現
実的なレベルまで遅くしてやり、画像信号を読み出せ
ば、ノイズが抑えられたきれいな画像信号を取り出すこ
とができる。
【0032】ここで、前記した現実的なレベルを決定す
る要因について述べる。その1つとしてはCCDへの記
録時間がある。記録時間が長すぎ、使用者が耐えられな
くなるくらい遅い読み出しを行えば、いくらきれいな画
像を出力できても良さが半減してしまう。その他の要因
としては、CCDの信号保持力がある。あまり長い時
間、信号を放置しておくと、CCDに保持されている電
荷がリークしたり、ノイズが混入してしまったりする。
このため、信号の読み出し時間は、前記要因等からのレ
ベルとのトレードオフ(兼ね合い)で決めればよい。
【0033】図4の(b)は、電源が入ったら動き出す
(出力を出す)モード、即ちビデオモードである。
(イ)は電源のオンオフを、(ロ)はレリーズスイッチ
の動作を、(ハ)はCCD駆動パルスをそれぞれ示して
いる。先ず(イ)に示すように電源が入ったら(レベル
がHレベルになること)、CPU17は(ハ)に示すよ
うにCCD5の駆動を始める。この時、カメラの出力信
号をモニタできるようにしておく。出力先の機器(例え
ばTVモニタ)の入力タイミングに合わせたタイミング
で映像信号を出力してやるとよい。
【0034】例えば、出力機器がTVモニタならNTS
C信号、即ち1フィールドのデータを1/60(se
c)のタイミングでCCDから取り出し、出力してや
る。この時、映像信号を専用のEVFだけに出力させる
構成とするなら、EVFのタイミングでCCDから画像
信号を読み出せばよい。この時、1画面分の信号をEV
Fでモニタする時間と、CCDから読み出す時間とを可
能な限り速くした方が、前述したように望ましい。その
後、レリーズスイッチが(ロ)に示すようにオンされた
ら、CCDの性能を引き出すような周波数で画像信号を
読み出すようにする。
【0035】図5は第1の発明の他の実施例の要部を示
す構成ブロック図である。図33と同一のものは、同一
の符号を付して示す。撮像光学系を通ってCCD5上に
結像された被写体の像は、電気信号に光電変換される。
そして、CCD駆動回路8からの転送パルスによってア
ナログ画像信号として出力される。出力されたアナログ
画像信号は、CDS(相関二重サンプリング)回路9で
ノイズが軽減され、更に同じ構成内のAGC回路(自動
利得制御回路)9で増幅される。CDS/AGC回路9
の出力はA/D変換器10に入り、ディジタル画像デー
タ(ディジタル画像信号)に変換される。
【0036】A/D変換器10から出力されたディジタ
ル画像データは、プロセス回路11及びメモリ18に入
る。メモリ18としては、例えばフィールドメモリ又は
フレームメモリが用いられる。プロセス回路11は、種
々の画像処理を施し、ディジタル画像信号をディジタル
ビデオ信号に変換し出力する。メモリ18は、画像の1
枚分又はそれ以上の画像を蓄積する。CPU17は、各
回路の構成要素をコントロールする。この実施例では、
CCD5の出力の後段にCDS/AGC回路9を用いて
いるが、他の回路で代用する構成や、なくてもよい。
【0037】このような構成にすることにより、自由な
サイズの絵を再生することができる。例えば、CCD5
として大きめのもの(高密度CCD)を使用する。そし
て、CCD5の駆動タイミングに合わせて画像信号をメ
モリ18に蓄積する。このメモリ18から自由な大きさ
の絵を、自由なタイミングで取り出し、再生する。この
ようにすることで、CCD5の駆動タイミングを変える
ことなく、出力信号のタイミングやモードを変換するこ
とができる。例えば、HDTV(高密度テレビジョン)
のCCDを利用して、HDTVフォーマットの信号のみ
ならず、NTSCやPALのフォーマットの信号も取り
出すことができる。
【0038】また、CCD5の出力をメモリ18に記憶
させることで、後段の処理(メモリより後の処理)のタ
イミングがCCD5の駆動タイミングとは全く無関係に
行えるという利点もある。また、NTSC信号を出力し
ている状態でも、CCD5の駆動タイミングを自由に操
作することができる。従って、図4の(a),(b)の
ようにCCDを駆動しても外部にビデオ信号を出力し続
けることができる。また、内部メモリを設けることで、
画像処理も簡単に行なうことができる。例えば、メモリ
18からの取り出しを工夫して、例えば1個の画素を水
平,垂直各2回ずつ読み出してズーム画像再生を行なう
ことができる。
【0039】次に、別の実施例について述べる。EVF
で焦点を合わせるディジタルスチルカメラにおいては、
EVFの解像度が低い場合は、正しい焦点位置を探すこ
とが困難になる。EVFの解像度が低い場合には、図6
の(a)に示すように、CCD5の複数画素分のデータ
を足し合わせたものがEVFの1画素分となってしま
う。従って、撮像側ではピントが合っていても、EVF
側では細かい絵柄が消えてしまい、ぼけた画像になって
しまう。
【0040】これを解決するためには、EVFの解像度
に合った画素数分の信号を取り出してやればよい。図6
の(b)はEVFの解像度に合った画素数分の信号をC
CD5から取り出す様子を示している。つまり、CCD
5の一部分の領域をそのまま取り出してEVFの入力画
像とするのである。このようにすることにより、CCD
側の細かい絵柄もEVF側で再現することができる。
【0041】この時のハードウェアの構成として、図1
乃至図3の構成を用いる場合について述べる。このよう
な構成とすれば、CCD駆動のタイミングを操作し、C
CD出力信号の内、焦点合わせを行いたい領域だけの画
素の信号をEVFの大きさに合わせて取り出し、EVF
に入力してやれば実現することができる。CCDの読み
出しタイミングは、不必要な領域は高速転送し、必要な
領域はEVFの駆動タイミングに合わせて取り出せばよ
い。これにより、EVFに写し出される映像信号の解像
度は、撮像系で得られた解像度と同じになる。
【0042】次に、図5に示すような構成を用いる場合
について述べる。このような構成によれば、メモリ18
に取り込んだ画像信号の内、焦点検出に必要なエリアだ
けをメモリ18から読み出し、EVFに入力してやれば
よい。EVFがCCDの駆動タイミングと同じタイミン
グでしか駆動できない、又は同じタイミングで駆動する
場合には、この構成を利用するとよい。若し、EVFの
駆動タイミングが制御できる構成とするなら、CCD5
側の制御は行わず、EVF側で全ての制御をしてやれば
より簡単な構成となる。もちろん、CCD駆動,メモリ
駆動,EVF駆動の制御を組み合わせたり、同時に用い
ても問題はない。ここで、このような構成にすると、実
際に撮像している画像とEVFで見ている画像の大きさ
(領域)が変わってしまう。従って、この構成は焦点調
整を行なう時に選択できるようにし、通常はCCDが撮
像している全領域をEVFが表示するようにする。
【0043】また、CCD駆動のタイミングを操作する
ことで、1画素おきに信号を読み出す、或いは拡大画像
を出力するというような処理が容易に行える。CCD5
の上に配置されているオンチップ色フィルタに合った出
力だけを取り出すという方法も考えられる。例えば、C
CD5の上に配置されているオンチップ色フィルタが
R,G,B縦ストライプであるものとする。これらR,
G,Bの中から、1色の信号だけ取り出す場合には、水
平駆動周波数を図7の(b)に示すように3回に1回だ
け長くすればよい。通常の動作は、(a)に示すように
全て同じ周期である。図において、H1,H2はCCD
駆動パルス、RGはCCD読み出しパルスである。
【0044】このようにすることで、選択されたCCD
の信号の読み出しのタイミングが遅くなり、後の信号処
理が低速で行え、高速処理がいらなくなるので都合がよ
い。この場合の信号処理の速度は、従来の1/3でよい
ことになる。特に、CDS等のサンプル回路等に効果が
あると思われる。
【0045】別の実施例として、CCD5上に配置され
ているオンチップ色フィルタが補色モザイク模様フィル
タ(市松模様フィルタともいう)であるものとする(図
8にその例を示す)。この時は、水平駆動周波数を前述
の実施例と同じように2回に1回だけ長くしてやる。こ
うすることで、選択されたCCDの信号の読み出しのタ
イミングが遅くなり、この場合も後の信号処理が楽にな
る。この場合の信号処理の速度は従来の1/2でよくな
る。
【0046】前記実施例では、1画面分の信号を読み出
すのにかかる時間は、従来のCCD駆動タイミングのも
のと同じであるが、読み飛ばす画素はより速い速度で転
送してやり、1画面の画像が速く取り出せるようにして
もよい。ここで、前記実施例では、撮像素子としてCC
Dを用いた場合を例にとったが、別の撮像素子を用いて
もよい。また、前述の実施例では、便宜上回路を分けて
説明したが、CPUのみ1チップの構成、又はより少な
い回路構成で実現してもよい。また、前述の実施例で
は、種々の処理をハードウェアで処理しているが、ソフ
トウェアで処理するようにすることもできる。
【0047】図9は第2の発明の一実施例を示す構成ブ
ロック図である。図33と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施例は、撮像素子としてのCCD5
の出力をそのままメモリカード14に記録させるように
したものである。撮像レンズ1,フォーカスレンズ2,
絞り3等を備えた撮像光学系を介して得られた被写体
(図示せず)の光画像は、CCD5上に結像される。前
記フォーカスレンズ2及び絞り3はレンズ駆動回路6及
びアイリス駆動回路7により駆動される。
【0048】CCD5は、結像された光画像を電気信号
に光電変換し、CCD駆動回路8からの駆動パルスによ
りアナログ画像信号を出力する。出力されたアナログ画
像信号は、CDS/AGC回路9に入り、CDS(相関
二重サンプリング)部でノイズが軽減され、AGC部で
その振幅が調整される。このCDS/AGC回路9の出
力は、続くA/D変換器10に入り、ディジタル画像デ
ータに変換される。このディジタル画像データは、イン
タフェース回路21を介して、記憶媒体としてのメモリ
カード14に記憶される。ここで、インタフェース回路
21は、ディジタル画像信号をメモリカード14の記憶
フォーマットに信号変換する。メインCPU17は、全
体の制御動作を行なう。
【0049】図では、CCD5の出力はCDS処理,A
GC処理を施された後にA/D変換器10に入力されて
いるが、必ずしもこのような構成にする必要はない。ま
た、実施例では、CCD出力信号のノイズ低減にCDS
回路を用いているが、DDS(遅延差雑音除去)回路
や、RDS(反射形遅延差雑音除去)回路、IDDS
(積分形遅延雑音除去)回路等を用いる構成にしてもよ
い。このような構成にすることで、プロセス回路,D/
A変換器等の回路が不要になり、カメラの小型化が図れ
る。
【0050】図10は本発明の他の実施例を示す構成ブ
ロック図である。図9と同一のものは、同一の符号を付
して示す。この実施例は、A/D変換器10の出力を圧
縮回路22で圧縮した後、メモリカード14に記憶させ
るようにしたものである。圧縮回路22を用いることに
より、メモリカード14に記憶される画像データの容量
を増大させることができる。高密度画素になると、画像
データ量が増大し、データの圧縮処理が必要となる。メ
モリカードに記憶できる枚数の向上,伝送速度の向上等
の点において、データ量を減らすことが望ましいからで
ある。
【0051】次に、圧縮回路22における圧縮技術の実
施例を説明する。圧縮方法としては、例えば既存のJP
EG法等を用いることができる。或いは、フラクタル圧
縮やウェーブレット変換を用いた圧縮方法を用いてもよ
い。実施例では、データの圧縮は、殆ど信号処理されて
いないCCD5の出力に対して行われている。しかしな
がら、CCD5の出力信号を圧縮する場合、白黒のCC
Dなら問題ないが、色フィルタが乗っているCCD(カ
ラーCCD)の場合は、CCD5の出力信号をそのまま
圧縮したのでは、隣合う画素の相関が弱いため、圧縮率
が向上しない。勿論、色フィルタが乗っているCCD5
の出力を、そのまま圧縮した時の圧縮率で満足できるの
であれば、そのままの画素配列で圧縮を行えばよい。
【0052】ここでは、圧縮率を向上させる方法の一つ
の実施例を説明する。圧縮率を向上させるためには相関
の高い画素のみで圧縮を行えばよいので、色フィルタの
同じ色のところのみで圧縮を行なう。例として、図11
に示すようなR,G,B縦ストライプの色フィルタの場
合の圧縮率向上方法を説明する。この図に示すようなフ
ィルタの場合には、R,G,Bそれぞれ分けて圧縮して
やればよい。
【0053】図12にその時の圧縮回路22の具体的構
成例を示す。図に示すように3個の圧縮器22a,22
b,22cを並列に並べる。これら圧縮器22a〜22
cの前に信号切り替えスイッチSW1を設ける。そし
て、A/D変換器10の出力を順番に3画素に1回の割
合で振り分ける。この場合、いつも決まった圧縮器22
a〜22cに同じ色フィルタのデータが割り振られるよ
うに、何らかの信号でタイミングを合わせてやるように
する。この目的で用いる信号としては、水平同期信号や
垂直同期信号が適当である。これにより、3個の圧縮器
22a〜22cはそれぞれR,G,B各1色だけを圧縮
することになる。例えば8×8の大きさでADCT(適
応形ディスクリート・コサイン変換)を施すならば、1
個の圧縮器にはそれぞれ水平画素数の1/3の画素数の
ラインメモリが8個あれば実現できることになる。
【0054】また、この時、CCD5の出力を一旦フィ
ールドメモリに取り込み、その後圧縮を行なう構成にし
てもよい。このようにすれば、圧縮器は1個ですむ。ま
た、この構成で圧縮器を3個用いれば、3倍の速度で圧
縮が行えることになる。
【0055】次に、別の色フィルタの例について説明す
る。図13の(a)に補色モザイク模様のフィルタ例を
示す。このような色フィルタを用いる場合には、4個の
補色Ye,Mg,Cy,Gをそれぞれ分けて別々に圧縮
してやればよい。このような色フィルタを用いる場合、
同図(b)に示すように上下2画素を足し合わせて出力
する構成とする。この時も結局は4個の色から構成され
ているので、それぞれ分けて別々に圧縮してやればよ
い。
【0056】図14はこの時の圧縮回路の具体的構成例
を示す図である。図12と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この例では、4個の圧縮器22a〜22d
を並列に並べる。そして、切り替えスイッチを2段構成
とする。1段目の切り替えスイッチSW1は、2段目の
切り替えスイッチSW2A,SW2Bに交互に信号を与
える。2段目のスイッチSW2Aは、圧縮器22aと2
2bに交互に信号を与え、スイッチSW2Bは圧縮器2
2cと22dに交互に信号を与える。そして、1段目の
切り替えスイッチSW1は、1ライン毎に信号を切り替
え、2段目の切り替えスイッチSW2A,SW2Bは1
画素毎に信号を切り替える。
【0057】この時、圧縮器22a〜22dは1ライン
毎に2個しか用いない。そこで、使用していない側の圧
縮器は動作を停止させる構成とすれば、省電力化が図れ
ることになる。ここで、いつも決まった圧縮器に同じ色
フィルタのデータが割り振られるように、何らかの信号
でタイミングを合わせてやるようにする。例えば、水平
同期信号や垂直同期信号が用いられる。このような構成
とすることで、4個の圧縮器22a〜22dは、それぞ
れ4種類の色の内、1色だけを圧縮することになる。
【0058】ここで、図13の(b)のような出力をデ
ータ圧縮する場合は問題ないが、図13の(a)のよう
な出力をデータ圧縮する場合には注意が必要となる。C
yとYeのラインは同じ配置が繰り返されるので問題が
ないが、GとMgの場合は1ライン毎にGとMgが逆に
現れる。図14のような構成にすることで、例えば8×
8の大きさでADCTを施すなら、1個の圧縮器にはそ
れぞれ水平画素数の1/2の画素数のラインメモリが8
個あればよいことになる。また、この時、CCDの出力
を一旦フレームメモリに取り込み、その後圧縮を行なう
構成にしてもよい。このようにすれば、圧縮器は1個で
すむ。同じ構成で圧縮器を4個用いれば、4倍の速度で
圧縮が行えることになる。
【0059】前述した実施例で、AE(自動露出制
御),AF(自動焦点調整),AWB(自動色温度調
整)を行なう場合について説明する。図11,図12に
示す実施例では、R,G,B3色をそれぞれ分けて処理
(圧縮)している。この3原色の内、幾つかのデータを
用いることでAEを行なう。例えば、輝度データの一番
多いGを用いるようにする。この時、残りの処理系を停
止する構成にしておけば、省電力化が図れる。ADCT
を用いた圧縮データを用いるのであれば、その直流成分
の和等を評価値とすればよい。
【0060】AFについても同様であり、全てのデータ
を用いるのではなく、幾つかの色データのみを用いるよ
うにする。ADCTを用いた圧縮データを用いるのであ
れば、その高周波成分の和等をAFの評価値とすればよ
い。AWBについても同様であり、全てのデータを用い
るのではなく、R,Bの色データのみの色データを用い
る。このようにすることで、Gの処理系の動作を停止す
ることができる。
【0061】次に、図13,図14の実施例でAE,A
F,AWBを行なう場合について説明する。この場合
も、4色の内、1個のデータを用いてAEを行なう。1
個のデータとしては、輝度データの多いデータを用いる
構成とすればよい。この時、残りの処理系を停止する構
成とすれば、省電力化が図れる。精度を上げようとする
ならば、多くの色データを用いるようにする。図11,
図12に示す実施例と同様に、ADCTを用いた圧縮デ
ータを用いる場合は、その直流成分の和等をAEの評価
値とすればよい。
【0062】第2の発明の他の実施例について説明す
る。ハードウェアの構成は、図9と同じである。CCD
5の出力をそのままの形でメモリカード14に記憶させ
る構成である。特徴的なのは、記憶媒体であるメモリカ
ードである。カメラ側には、信号処理回路を設けず、メ
モリカード14が信号処理系を設ける構成とした。
【0063】図15はメモリカード14の具体的構成例
を示す回路図である。太い実線はデータの流れを、細い
実線は制御信号の流れをそれぞれ示している。カメラが
出力するCCD5の出力信号を信号処理部14aで信号
処理し、例えばR,G,B信号を作り出す。そして、メ
モリ制御部14bを介してメモリ部14cに記憶させ
る。再生側(例えばコンピュータ)は、このメモリ部1
4cに記憶されているデータを、メモリ制御部14bを
介して読み出す。この時、読み出す側のフォーマットに
合わせて信号処理部14aで信号処理をし、メモリ部1
4cに記憶させておけば、再生側では余分な信号処理の
必要がなくなる。
【0064】信号処理部14aや、メモリ制御部14b
はハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで実
現してもよい。また、設定を変えることで処理内容も変
化できる構成にすると、汎用性が向上し、都合がよい。
信号処理部14aの機能としては、信号形式の変更(C
CD出力→R,G,B信号,CCD出力→輝度Y,色差
信号R−Y,B−Y等)だけでなく、圧縮等の機能を持
たす構成としてもよい。制御は、カメラ側が行なう構成
としてもよいし、カード自体で行なうようにしてもよ
い。このような構成とすることで、カメラは小型軽量の
ままで、種々の信号処理を行なうことができる。また、
種々の再生器に接続することが可能となる。更に、第2
の発明の他の実施例について説明する。カメラは小型軽
量にしたいが、前記実施例のようにメモリカード14に
負担をかけたくない場合も考えられる。このような場合
は、カメラ側の構成は図9,図10のようにし、メモリ
カード14にも信号処理部は設けず、再生(映像化)は
再生器(例えばコンピュータ等)側にもたせる構成とす
る。予め、コンピュータに信号処理ソフトウェア(場合
によってはハードウェア)を入れ込んでおく。そのソフ
トウェアを利用して、コンピュータはメモリカード14
に記憶されている画像データを読み出し、映像の再生を
行なう。
【0065】この時、カメラのパラメータが固定されて
いるならば、再生は決まった方法で行なうようにする。
カメラデータが固定でない場合は、メモリカード14に
カメラデータを記憶させ、再生を行わせるようにする。
カメラデータとは、CCDの色フィルタの配列や、色フ
ィルタの分光感度等のカメラ特有のデータをいう。この
ようにすることで、カメラは汎用性が向上する。例え
ば、使用しているCCDを取り替えても対応することが
できる。ここで、一緒に露出データや焦点データ等の映
像データも記録させておくようにしてもよい。このよう
に構成することにより、本発明によれば、メモリカード
の大容量化を実現することができる。
【0066】前述した実施例では、撮像手段としてCC
Dを用いたが、他の撮像手段を用いてもよい。また、前
記実施例において、便宜上種々の処理回路を分けて説明
したが、CPUのみ1チップの構成、又はより少ない回
路構成で実現する構成にしてもよい。また、上述したよ
うな実施例の種々の処理はハードウェア的に実現してい
るが、ソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
【0067】次に、第3の発明について説明する。図1
6は第3の発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図33と同一のものは、同一の符号を付して示す。
この実施例は、従来のようなハードウェア的プロセス回
路を持ったカメラでも有効であるが、その特徴は撮像素
子としてのCCDの出力を全てCPUでソフトウェア的
に処理してメモリカードに記憶するカメラで実現が容易
であるので、この構成のカメラについて説明する。
【0068】撮像レンズ1,フォーカスレンズ2,絞り
3等を備えた撮像光学系を介して得られた被写体(図示
せず)の光画像は、CCD5上に結像される。前記フォ
ーカスレンズ2及び絞り3はレンズ駆動回路6及びアイ
リス駆動回路7により駆動される。
【0069】CCD5は、結像された光画像を電気信号
に光電変換し、CCD駆動回路8からの駆動パルスによ
りアナログ画像信号を出力する。出力されたアナログ画
像信号は、CDS/AGC回路9に入り、CDS(相関
二重サンプリング)部でノイズが軽減され、AGC部で
その振幅が調整される。このCDS/AGC回路9の出
力は、続くA/D変換器10に入り、ディジタル画像デ
ータに変換される。このディジタル画像データは、画像
メモリ32に一旦記憶される。
【0070】CCDの固有データ検出回路37は、後述
するように、CCD5に光学的に記録されている画素数
や色フィルタ等の情報を検出してCPU17に通知する
ようになっている。ここで、CCD駆動回路8は、周知
のロジックをソフトウェア的に変更可能なFPGA(F
ield Programable Gate Arr
ay)を用いたものとなっている(図2参照)。このた
め、CCD5の構造や画素数に応じた駆動パルスを選択
することができるようになっている。また、この回路
は、CCD5の電荷蓄積時間を可変することによる、所
謂電子シャッタ機能も備えており、その蓄積時間の制御
がCPU17が行なうようになっている。
【0071】このCPU17は、画像メモリ32内のデ
ータを、色フィルタや画素数に合ったマトリクス演算を
行い、例えば輝度信号Yと色差信号Cに変換する。次
に、変換された信号は、8×8程度のブロックに切り出
され、DCT変換(離散コサイン変換),ハフマン符合
化等のよく知られた画像圧縮処理によってソフトウェア
的に圧縮され、インタフェース回路33を介して記憶媒
体としてのメモリカード14に記憶される。図では、C
CD5の出力画像信号は、CDS処理,AGC処理を施
された後に、A/D変換器10に入力されるようになっ
ているが、このような構成は必須ではない。また、実施
例ではCCD出力信号のノイズ低減にCDS回路を用い
ているが、DDS(遅延差雑音除去)回路や、RDS
(反射形遅延差雑音除去)回路,IDDS(積分形遅延
雑音除去)回路等を用いることができる。
【0072】このような信号処理のシーケンスプログラ
ムは、CPU17に接続されたROM35に記憶されて
いる。また、前述のFPGAのCCD駆動プログラム
(電源オン時にFPGAにロードされる)もこのROM
中に記憶されている。なお、RAM34は、CPU17
のワーキングエリアで、書換可能なデータがシーケンス
に従い、随時記録され、読み出されている。
【0073】第3の発明の特徴は、CCD5のオプチカ
ルブラック部分(CCD素子の周囲に設けられた指示部
材で光を通さない部分)に、光学的にそのCCD固有の
情報、即ち画素数,色フィルタの配列情報,駆動のタイ
ミング情報等を入れておくことにある。そこで、この部
分について詳しく説明する。
【0074】図17はCCDのオプチカルブラック部の
説明図である。同図の(a)において、40はCCD素
子部、41はオプチカルブラック部である。このオプチ
カルブラック部41は、通常はプロセス回路において、
CCDの出力の黒の基準値となるものである。水平方向
と垂直方向を図に示すように定義すると、その寸法は、
例えば左に2画素,右に25画素,上に1画素,下に1
2画素分のオプチカルブラック領域を持っている。
【0075】この部分の内、実際に使用されるオプチカ
ルブラック部は、プロセス回路の構成によっても異なる
が、例えば図17(a)の垂直方向の12ラインは使わ
なくてもよい。そこで、この領域に画素対応に窓を開け
たパターンを設けて、この窓の組み合わせにより、文字
コードを表わすようにする。例えば、オプチカルブラッ
ク部41のある部分41aを拡大すると、図17の
(b)に示すような構成になっている。図中の小さい四
角が画素を表している。この内、窓のあいた部分は光を
通すところである。図の黒く塗りつぶした部分が光を通
す部分、それ以外は隠された画素部分である。このかく
された画素部分には、光が当たらないので、この部分の
CCD素子の出力は、黒基準を示す小さい出力電圧とな
る。
【0076】この図では、1行目は左からマスクが閉
じ,開き,閉じ,閉じ,閉じ,閉じ,閉じ,開きとなっ
ており、光が当たった場合、図18の(a)のような画
素の配列に光が当たることになる。この画素配列に対応
するCCD素子を、(b)に示すような読み出しクロッ
クで読み出すと、光の当たらない画素の出力は殆どな
く、光の当たる画素は所定の電圧を発生する。この様子
を(c)に示す。このままでは、出力波形が汚いのでコ
ンパレータにかけてきれいな波形にすると、(d)に示
すようなものとなる。そこで、発生電圧のある画素出力
を“1”に、発生電圧のない画素出力を“0”に対応さ
せると、“01000001”となる。これを16進で
表わすと、42H(Hは16進を示す。以下同じ)とな
る。42Hはアスキーコードで“A”を表現しているこ
とになる。同様に、2行目は“00110101”で3
5Hとなり、アスキーコードの“5”を表現しており、
3行目は“00101111”で2FHとなり、アスキ
ーコードのスラッシュ記号“/”を表現していることに
なる。
【0077】このようなデータは、オプチカルブラック
部に自由に光学的に記録することができる。最近の40
万画素程度のCCDでは、水平方向画素数は700以上
あるので、1行(1ライン)で700/8で87程度の
データが記録できることになる。
【0078】図19はオプチカルブラック部内の固有デ
ータを得る回路例を示す図である。CCD出力はコンパ
レータ50の一方の入力(+入力)に入る。このCCD
出力は、コンパレータ50の他方に入力(−入力)に入
る基準電圧と比較され、その出力は図18の(d)に示
すようなものとなる。コンパレータ50の出力は、8ビ
ットシフトレジスタ51に入る。このシフトレジスタ5
1は、CCDの読み出しクロックにより1ビットずつシ
フトするようになっており、8ビットのデータを保持す
ることができる。このシフトレジスタのパラレル出力
は、メモリ(RAM)53にパラレルデータとして入力
されている。
【0079】52はCCD52の読み出しクロックをカ
ウンタクロックとして用いる8進カウンタであり、その
出力は水平同期信号が入力される毎にリセットされるよ
うになっている。8進カウンタ52の出力は、アドレス
発生回路54に入っている。そして、該アドレス発生回
路54は、8進カウンタ52の出力をクロックとして受
けてカウントし、メモリ(例えばRAM)53のアドレ
スとなる。この結果、メモリ53には、8ビット毎のデ
ータが順次記憶されていくことになる。
【0080】また、このようにして8ビットシフトレジ
スタ51より得られるデータ(固有データ)は、図16
のEEPROM(電池がなくてもデータを保持できるメ
モリ)36に電気的に記録してしまえば、カメラが製品
になった時には、CCD5から固有データを読み出す必
要はなくなる。ここで、コンパレータ50の基準電圧
は、オプチカルブラック部を基準として用いた時のCC
Dの出力の最大値よりも大きく設定しておけば、マスク
の開いた部分のコンパレータ出力は“1”になる。
【0081】なお、垂直方向に2画素を混合して読み出
す、所謂フィールド蓄積形のCCDの場合、前記のよう
にCCDの1ライン毎に固有データを記録することは不
可能となる。この時には、図20に示すように1ライン
毎に固有データを記録し、間の1ラインはマスクして完
全に光を遮蔽し、CCD出力が発生しないようにしてお
けばよい。
【0082】次に、代表的色フィルタである補色モザイ
ク模様フィルタ(市松模様フィルタ)の場合の、CPU
17で行われるプロセス処理(演算処理)の例について
説明する。図21は補色モザイクフィルタの配列例を示
す図である。図21は、図8に示すフィルタと同じもの
である。この場合、CCD固有データの内、色フィルタ
に関するデータは、例えば以下に示すようにアスキーコ
ードでCCDのオプチカルブラック部に記録しておくこ
とができる。
【0083】 Color Filter=G/Mg//Cy/Ye(CR)(LF) ここで、CRは改行(キャリッジ・リターン)、LFは
復帰(ラインフィード)である。上のデータをオプチカ
ルブラック部に記録する場合のアスキーコードの組み合
わせは、図22に示すようなものとなる。いずれも16
進で示している。最後の“0D”,“0A”はそれぞれ
“CR”,“LF”をそれぞれ示しており、色フィルタ
の情報の終了を表している。この情報は、圧縮記録する
こともできるが、汎用性を考慮してアルファベットによ
るデータとなっている。
【0084】この配列の時、CPU17により以下のよ
うな演算により輝度信号(Y)と色差信号(C)を算出
する。先ず、図20のフィールド蓄積による2ライン混
合読み出しの結果得られた4種類の信号は、それぞれ以
下に示すように分解できる。
【0085】
【数1】
【0086】そして、R,G,Bは以下のマトリクス演
算から得られる。
【0087】
【数2】
【0088】但し、マトリクスAは以下のとおりであ
る。
【0089】
【数3】
【0090】このようにして得られたR,G,Bから、
2ライン信号処理により、色差信号B−YとR−Yは以
下のように得られる。
【0091】
【数4】
【0092】
【数5】
【0093】ここで、nとn+1が記載されているの
は、n行目とn+1行目の2行の画素出力を用いて色差
信号を作ることを示している。また、マトリクスCは以
下のとおりである。
【0094】
【数6】
【0095】また、輝度信号Yは次式で表される。
【0096】
【数7】
【0097】以上、補色モザイクフィルタを用いた場合
の信号処理の場合を例にとって説明したが、この他にも
種々のフィルタを用いることができる。例えば、補色ス
トライプ,R,G,Bストライプ等、各種色フィルタ毎
に演算が異なるが、そのフィルタ情報さえ持っていれ
ば、CPU17が解読して、フィルタ配列に合った適当
な演算によって、輝度信号と色差信号を算出することが
できる。
【0098】上述の実施例は画素単位の演算であり、C
CD5の水平画素数や垂直画素数が分かっていないと演
算できない。しかしながら、前述したように、CCDの
オプチカルブラック部にCCDの画素数が以下のような
データとして記録されているので問題はない。
【0099】 H−CCD=768 (CR)(LF) V−CCD=512 (CR)(LF) これをオプチカルブラック部に記録する場合は、アスキ
ーコードで図23に示すようなものとなる。
【0100】次に、前述したようなデータをオプチカル
ブラック部の別の部分に記録する実施例を示す。図24
はCCDのオプチカルブラック部の他の説明図である。
図17と同一のものは、同一の符号を付して示す。図
(a)の41bに示すように垂直方向の1列分の特定の
領域をデータ記録領域として用いると、その拡大図は図
(b)に示すようなものとなる。この例では、垂直方向
の画素数は500程度であるので、500/8で約62
バイトのデータが記録可能である。また、2ライン同時
読み出しのCCDの場合には、1ラインおきに記録する
必要があるのは、前述の実施例(図20参照)の場合と
同じである。
【0101】また、データを得る回路は、図19の内、
8ビットシフトレジスタ51のシフトパルスをCCDの
読み出しクロックから水平同期信号に変え、8進カウン
タ52クロックも水平同期信号に変え、カウンタのリセ
ット信号を垂直同期信号に変えれば実現できる。更に、
水平時間(NTSCなら約64μsec)に1個のデー
タ程度なら、CPU17がソフトウェア的に解読するこ
とも可能である。
【0102】以上、説明したように、第3の発明によれ
ば異なったCCDに対して、全く同じ回路でCCDを変
えることにより、種々の仕様のディジタルスチルメラが
実現可能で、カメラの開発にかかる時間や、費用が低減
できる。更に、カメラのコストも低減することができ
る。
【0103】次に、第4の発明について説明する。第4
の発明は、プロセス処理や圧縮符号化をソフトウェアで
行わせるようにしたディジタルスチルカメラにおいて、
AE,AF等の映像信号を利用した制御を行なうと、処
理が間に合わなくなるので、AE,AFの動作時には、
制御に必要な映像信号を得るためのルーチンだけを実行
させるようにしたものである。
【0104】図25は第4の発明の一実施例を示す構成
ブロック図である。図33と同一のものは、同一の符号
を付して示す。図において、60はA/D変換器10の
出力であるディジタル画像データからディジタル映像信
号を作り出す信号処理(プロセス処理)シーケンスと該
ディジタル映像信号を圧縮する圧縮処理シーケンスを記
憶するメモリである。このメモリ60は、CPU17の
ワークエリアとしても機能するようになっている。61
はCPU17と記憶媒体としてのメモリカード14間を
接続するインタフェース回路である。
【0105】このように構成された回路において、CP
U17はメモリ60に記憶されているシーケンスに従っ
て、A/D変換器10の出力データにプロセス処理や圧
縮処理を加え、インタフェース回路61を介して処理結
果に基づく画像データをメモリカード14に記憶させ
る。この発明によれば、プロセス処理と圧縮処理をソフ
トウェアで行なうので、ハードウェアの量が減り、小型
・軽量ディジタルスチルカメラを提供することができ
る。以下、本発明について詳細に説明する。
【0106】先ず、ディジタルスチルカメラが被写体を
メモリカード等の記憶媒体に記憶するまでの信号の流れ
について説明する。撮像光学系を通った光は、CCD5
により電気信号に変換される。CCD5からの出力され
る信号は、先ずCDS/AGC回路9によりアナログ処
理が施された後、A/D変換器10によりディジタル信
号に変換される。次に、このディジタル信号は、CPU
17に取り込まれ、ソフトウェアによるディジタル信号
処理が行われる。CPU17では、適当な信号処理を行
ってR,G,B信号や輝度信号,色差信号を作り出す
が、信号処理の方法は、CCD5上の色フィルタによっ
て異なる。ここでは、一般的に用いられている図26に
示すような補色系モザイク模様フィルタの場合を例にと
って説明する。
【0107】補色フィルタの場合、以下のような演算で
NTSC規格の分光特性に近い輝度信号を得ることがで
きる。
【0108】
【数8】
【0109】また、色差信号は、以下の式により得られ
る。
【0110】
【数9】
【0111】このようにして、NTSC規格の色差信号
の分光特性に近い信号が線順次で得られる。しかしなが
ら、このままでは色再現性がよくないため、実際には図
27に示すように、このY,R−Y,B−Y信号を一度
原色分離マトリクス70でR,G,B信号に分離し、次
にホワイトバランス・ガンマ処理部71でホワイトバラ
ンス調整,γ(ガンマ)処理を施してから、色差マトリ
クス72で再度色差信号R−Y,B−Y信号を作り出し
ている。輝度信号は、加算部73で基のYH信号とホワ
イトバランス・ガンマ処理部71で得られるYL信号を
加算して作り出している。R,G,B信号から輝度信
号,色差信号を作るには、以下の式を用いる。 Y=0.30R+0.59G+0.11B R−Y=0.70R−0.59G−0.11B B−Y=−0.30R−0.59G+0.89B 図27において、CCDの出力から直接得られた輝度信
号YHとR,G,B信号から得られたY信号YLを加算
部73で加算しているが、これは高周波成分を多く含ん
だYHと色成分の比率が正しいYLとを足し合わせるす
ることにより、色再現性がよく解像度の高いY信号を得
るためである。これらの信号は一時バッファメモリに蓄
えられる。
【0112】次に、こうして得られた各信号をメモリカ
ード等の記憶媒体に記録するために圧縮符号化する。図
28は圧縮符号化処理を示す図である。バッファメモリ
から8×8画素のブロックに切り出した画像データを、
DCT部73でDCTを施し、変換した値を続く量子化
器74で整数値に量子化する。最後に、符合化器75で
符合化がなされ、再びバッファメモリに記憶される。圧
縮符合化は8×8画素のブロック毎に行われるが、勿論
1画素分の輝度信号Y,色差信号R−Y,B−Y各信号
に対して行われる。最後に、バッファメモリ記憶されて
いたデータがメモリカード等の記憶媒体に記憶され、撮
影のシーケンスが終了する。
【0113】以上が、ディジタルスチルカメラ内で被写
体が記憶媒体に記憶されるまでの画像信号の流れであ
る。このように、信号処理及び圧縮符号化には、多くの
演算が必要である。このため、CPU17にとっては大
きな負担となる。しかしながら、ディジタルスチルカメ
ラにはレリーズスイッチS1がオンされて、撮影準備を
する状態があり、この状態ではAFによりピントを合わ
せたり、AEにより露出を合わせたりする動作が、更に
上述の信号処理と同時に行われている。
【0114】次に、ディジタルスチルカメラのレリーズ
スイッチS1がオンされて、AE/AF動作を繰り返
し、撮影準備状態にある時の動作を説明する。レリーズ
スイッチS1がオンされると、信号処理部,圧縮符号化
部が動作すると同時に、AE/AF動作も開始される。
AEは、Y信号レベルのデータを基にCPU17が絞り
及びTG(シャッタ速度)を制御することにより行な
う。つまり、画面内のY信号レベルが高すぎれば絞りを
絞ったり、シャッタ速度を速くして露光量を少なくし、
レベルが低すぎれば逆に露光量を多くして画面の輝度レ
ベルが最適になるようにしている。また、AFは、画面
中央部のY信号中の高周波成分をCPU17が監視して
おり、高周波成分が最大となるようにレンズを駆動する
ことにより行なう。AF動作に必要な高周波成分を取り
出す方法として、圧縮符号化ルーチン内のDCTを用い
ることが考えられる。このように、AE/AFのための
演算,絞りの駆動,レンズの駆動という仕事を信号処理
と共に行わなくてはならない。
【0115】以上説明したように、AE/AFの制御を
行いながら、信号処理も行わなければならないため、処
理が間に合わなくなることは前にも述べた。しかしなが
ら、撮影準備状態では、記録のために必要な処理ルーチ
ン全てではなく、必要なルーチンだけを適時動作させる
ようにすれば、CPU17の負担を軽くすることができ
る。
【0116】撮影準備状態においては、Y信号から高周
波成分を抜き出すDCTだけが必要で、量子化処理と符
号化処理は不要である。そこで、図29のフローチャー
トに示すように、レリーズスイッチS1がオンにされた
ら、圧縮符合化ルーチンの内DCTだけを動作させ、レ
リーズスイッチS2がオンされたら、量子化と符合化を
行なうようにする。このように構成することで、撮影準
備状態の時は、DCTから得られるY信号の高周波成分
を用いてAF動作を行なうことができ、量子化及び符合
化の演算を行わないため、演算時間を短くすることがで
きる。
【0117】DCTを従来のようにハードウェアで行な
う場合は、量子化器及び符号化器が同時に動作しても、
DCTブロックだけを動作させても演算時間が短くなる
ということはない。逆に、量子化器,符合化器の制御が
必要になるため、ハードウェアの構成が複雑になる。そ
のため、ハードウェアを制御するためのソフトウェアも
増えてしまう。しかしながら、全ての処理をソフトウェ
アにより処理する場合は、もともとのCPU17の負担
が大きいため、量子化,符合化の演算を省き、その時間
をAFの演算やレンズ駆動、またAE演算,絞り駆動等
に当てられるメリットは大きい。
【0118】以上の説明は、レリーズスイッチS1オン
時に、圧縮符号化ルーチンの内、DCTのみを動作させ
るものであった。しかしながら、DCTをAFのためだ
けに使用するということであればY信号のみでよいた
め、DCTの演算をY信号だけについて行えばよい。そ
うすれば、R−Y,B−YについてのDCT演算時間が
不必要なため、更にその時間をAE/AF制御にまわす
ことができる。図30はこの時の動作を示すフローチャ
ートである。
【0119】また、AEについても、Y信号だけを使用
することを考えると、CCDから直接作られたY信号
(YH)があれば、AE及びAFを行なうことができ
る。つまり、スイッチS1オン時には信号処理のマトリ
クス演算は行わず、スイッチS2オン時点(映像信号を
記録する時)で初めてマトリクス演算を行い、輝度信号
Y,色差信号R−Y,B−Yを作り、圧縮符合化を行な
うようにすれば、AE/AF時のCPU17の負担を大
幅に減らすことができる。図31はこの時の動作を示す
フローチャートである。
【0120】AE,AFと共に、オートホワイトバラン
ス(AWB)を行なう場合は、輝度信号だけではできな
いため、マトリクス演算が必要となる。通常、AWBは
R,G,B信号の比率が適当な値になるように調整する
ため、R,G,B信号を作成する原色分離マトリクスの
ルーチンが必要となる。しかしながら、それ以降の色差
マトリクスは不要であるため、AWB制御を行なう場合
でも信号処理ルーチンの内、原色分離マトリクスのみを
行なうようにすれば、CPU17の負担を減らし、その
分AE/AF/AWBの制御にCPU17の仕事を割り
当てることができる。図32はこの時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0121】なお、圧縮処理については一般的に広く用
いられていることから、DCTの例を挙げて説明してい
るが、特にこれに限定するものではなく、ウェーブレッ
ト変換等、その他の直行変換,サブバンド分割等、周波
数分割が行えるものであればよい。
【0122】以上説明したように、第4の発明によれ
ば、映像信号を利用したAE/AF/AWB制御を行な
うディジタルスチルカメラを1個のCPUにより実現す
るには、ソフトウェアの実行速度が問題となる。しかし
ながら、前述したようにAE/AF/AWBの制御に
は、記録するために必要な信号処理,圧縮処理符合化ル
ーチン全てが必要なわけではないので、映像信号処理の
内、制御に必要な処理ルーチンのみを動作させるように
することにより、ソフトウェアによるディジタルスチル
カメラが実現できる。
【0123】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、種々のタイミングで撮像素子を駆動でき、従っ
て撮像素子駆動回路を取り換える必要がなく、小型軽量
化が図れ、より汎用性のあるディジタルスチルカメラを
提供することができ、実用上の効果が非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図2】第1の発明の他の実施例の要部を示す構成ブロ
ック図である。
【図3】第1の発明の他の実施例の要部を示す構成ブロ
ック図である。
【図4】CCDの駆動タイミング信号例を示すタイムチ
ャートである。
【図5】第1の発明の他の実施例の要部を示す構成ブロ
ック図である。
【図6】EVFの解像度の説明図である。
【図7】CCDの駆動タイミングを示すチャートであ
る。
【図8】補色モザイク模様フィルタ例を示す図である。
【図9】第2の発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図10】第2の発明の他の実施例を示す構成ブロック
図である。
【図11】本発明で用いる色フィルタの例を示す図であ
る。
【図12】圧縮回路の具体的構成例を示す図である。
【図13】本発明で用いる色フィルタの他の例を示す図
である。
【図14】圧縮回路の他の具体的構成例を示す図であ
る。
【図15】メモリカードの具体的構成例を示す回路図で
ある。
【図16】第3の発明の一実施例を示す構成ブロック図
である。
【図17】CCDのオプチカルブラック部の説明図であ
る。
【図18】CCD出力とコンパレータ出力を示す図であ
る。
【図19】オプチカルブラック部内の固有データを得る
回路例を示す図である。
【図20】オプチカルブラック部へのデータ記録例を示
す図である。
【図21】補色モザイク模様フィルタの配列例を示す図
である。
【図22】オプチカルブラック部へのデータ記録例を示
す図である。
【図23】オプチカルブラック部への他のデータ記録例
を示す図である。
【図24】CCDのオプチカルブラック部の他の説明図
である。
【図25】第4の発明の一実施例を示す構成ブロック図
である。
【図26】補色系モザイク模様フィルタ例を示す図であ
る。
【図27】プロセス処理の動作を示す図である。
【図28】圧縮符合化処理を示す図である。
【図29】撮影準備状態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図30】撮影準備状態の他の動作を示すフローチャー
トである。
【図31】撮影状態の動作を示す図である。
【図32】本発明の処理動作を示す図である。
【図33】ディジタルスチルカメラの従来構成例を示す
図である。
【図34】ディジタルスチルカメラの他の従来構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ1 2 フォーカスレンズ 3 絞り(アイリス) 4 結像レンズ 5 CCD 9 CDS/AGC回路 17 CPU 30 FPGA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 修二 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 永石 勝也 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 塩澤 和夫 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 米田 忠明 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 高山 淳 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像光学系と、 該撮像光学系からの光画像を電気信号に変換する撮像素
    子と、 該撮像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆
    動手段と、 前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変換する
    A/D変換器と、 該A/D変換器により変換されたディジタル画像データ
    を記憶する記憶媒体と、 全体の動作を制御する制御手段を具備したディジタルス
    チルカメラにおいて、 前記撮像素子駆動手段のタイミングを使用状況に応じて
    可変するタイミング変更手段を具備したことを特徴とす
    るディジタルスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体へディジタル画像データを
    記憶させる動作が開始されたら、それまでの駆動速度よ
    りも遅い速度で前記撮像素子を駆動するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のディジタルスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体へディジタル画像データを
    記憶させる時に、必要に応じて記憶フォーマットを変更
    するフォーマット変更手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のディジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記撮像素子で撮像した画像信号をモニ
    タするモニタ手段を設け、該モニタ手段の解像度に応じ
    て撮像素子から読み出す撮像エリアを変更させる撮像エ
    リア変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ディジタルスチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記撮像素子の予め決められた画素の出
    力だけを読み出す読み出し手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のディジタルスチルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記撮像素子の上に色フィルタを配置
    し、配置された色フィルタに応じて読み出すタイミング
    を変えるようにしたことを特徴とする請求項5記載のデ
    ィジタルスチルカメラ。
  7. 【請求項7】 被写体を撮像する撮像光学系と、 該撮像光学系からの光画像を色フィルタを介して受けて
    電気信号に変換する撮像素子と、 該撮像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆
    動手段と、 前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変換する
    A/D変換器と、 該A/D変換器により変換されたディジタル画像データ
    を記憶する記憶媒体と、 全体の動作を制御する制御手段を具備したディジタルス
    チルカメラにおいて、 前記A/D変換器は、撮像素子の出力を直接A/D変換
    して記憶媒体に記憶すると共に、該A/D変換器のディ
    ジタル画像データ出力のうち、異なる色系統のディジタ
    ル画像データ毎に分けて記憶媒体に記憶するようにした
    ことを特徴とするディジタルスチルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記色系統の同じ信号毎にデータ圧縮を
    行って、記憶媒体に記憶させるようにしたことを特徴と
    する請求項7記載のディジタルスチルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、色系統の異なる複数の
    信号の内から、幾つかの信号だけを用いて、自動露出制
    御,自動焦点制御,自動色温度制御の内の少なくとも1
    つの処理を行なうようにしたことを特徴とする請求項7
    記載のディジタルスチルカメラ。
  10. 【請求項10】 データ圧縮された色系統の異なる複数
    の信号を用いて、自動露出制御,自動焦点制御,自動色
    温度制御の内の少なくとも1つの処理を行なうようにし
    たことを特徴とする請求項8記載のディジタルスチルカ
    メラ。
  11. 【請求項11】 前記ディジタル画像データの信号を処
    理する信号処理機能を前記記憶媒体に設けたことを特徴
    とする請求項7記載のディジタルスチルカメラ。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像する撮像光学系と、 該撮像光学系からの光画像を電気信号に変換する撮像素
    子と、 該撮像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆
    動手段と、 前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変換する
    A/D変換器と、 該A/D変換器により変換されたディジタル画像データ
    を記憶する記憶媒体と、 全体の動作を制御する制御手段を具備したディジタルス
    チルカメラにおいて、 前記撮像素子のオプチカルブラック部に、撮像素子が有
    する固有情報を書き込むようにしたことを特徴とするデ
    ィジタルスチルカメラ。
  13. 【請求項13】 前記固有情報として、色フィルタのデ
    ータ,撮像素子の水平及び垂直方向の画素数のデータの
    少なくとも1個を用いたことを特徴とする請求項12記
    載のディジタルスチルカメラ。
  14. 【請求項14】 被写体を撮像する撮像光学系と、 該撮像光学系からの光画像を電気信号に変換する撮像素
    子と、 該撮像素子を駆動するタイミングを発生する撮像素子駆
    動手段と、 前記撮像素子の出力をディジタル画像データに変換する
    A/D変換器と、 該A/D変換器により変換されたディジタル画像データ
    を記憶する記憶媒体と、 全体の動作を制御する制御手段を具備したディジタルス
    チルカメラにおいて、 前記A/D変換器の出力であるディジタル画像データか
    らディジタル映像信号を作り出す信号処理シーケンスと
    該ディジタル映像信号を圧縮する圧縮処理シーケンスを
    記憶するメモリを設けたことを特徴とするディジタルス
    チルカメラ。
  15. 【請求項15】 撮影準備状態においては、圧縮処理の
    入力データとして輝度信号のみを用いるようにしたこと
    を特徴とする請求項14記載のディジタルスチルカメ
    ラ。
  16. 【請求項16】 撮影準備状態においては、色分離処理
    以降の処理を行わないようにしたことを特徴とする請求
    項14記載のディジタルスチルカメラ。
  17. 【請求項17】 撮影準備状態においては、色分離処理
    までの信号処理を行なうようにしたことを特徴とする請
    求項14記載のディジタルスチルカメラ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6377305B2 (en) 1997-10-13 2002-04-23 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus
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