JP4429148B2 - 画像撮影記録装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像撮影記録装置及び方法に係り、特に、画像を撮影記録可能な画像撮影記録装置、及び、該画像撮影記録装置に適用可能な画像撮影記録方法に関する。
静止画像は写真プリントとして保管しておけば手軽に閲覧・鑑賞できる等のメリットがあり、動画像は動きのあるシーンの記録に適している等、静止画像と動画像にはそれぞれ異なる特長がある。このため近年、本来は被写体を静止画像として撮影記録するためのデジタルスチルカメラ(DSC)に、被写体を動画像として撮影記録する機能を設けることが一般的となってきている(例えば特許文献1を参照)。また、本来は被写体を動画像として撮影記録するためのデジタルビデオカメラに、被写体を静止画像として撮影記録する機能を追加することも一般的となってきており、静止画像を撮影記録する機能と動画像を撮影記録する機能を各々備えた撮影記録装置が広範に普及してきている。
また、上記に関連して特許文献2には、動画像撮影用のCCD、撮像レンズ及びシャッタと静止画像撮影用のCCD、撮像レンズ及びシャッタが各々設けられ、動画像表示時又は記録時にレリーズ操作が行われると、静止画像撮影用のCCDによって静止画像を撮影してメモリカードに記録する構成の撮像装置が開示されている。
特開平9−83873号公報 特開2004−172978号公報
上記のように静止画像を撮影記録する機能及び動画像を撮影記録する機能を備えた撮影記録装置は、例えば特許文献1にも記載されているように、静止画像及び動画像の何れか一方を選択的に撮影記録可能な構成であることが一般的であるが、前述のように静止画像と動画像にはそれぞれ異なる特長があるため、同一のシーンを静止画像としても動画像としても記録しておきたい、というニーズが存在している。しかしながら、静止画像を撮影記録する機能及び動画像を撮影記録する機能を備えた撮影記録装置であっても、例えば被写体を動画像として撮影記録しながら所望のタイミングで静止画像も撮影記録する等の場合の撮影操作は非常に煩雑である。これを解決するために、被写体の撮影時には撮影結果を動画像データとして記録しておき、撮影後に動画像データから静止画像データを切り出すことが考えられる。
しかしながら、静止画像は画質についての要求水準が比較的高いのに対し、この種の撮影記録装置で撮影記録される動画像データの1フレームの画素数はVGAサイズ(640×480画素)程度であることが一般的であり、撮影記録された動画像データから静止画像データを切り出しても高精細な静止画像データは得られない。また、ハイビジョン(HDTV)サイズ(例えば1280×720画素やそれ以上)相当の高精細な動画像を記録可能な画像撮影記録装置も出回り始めているが、この種の撮影記録装置では記録媒体への動画像データの記録フォーマットとして、例えばMPEG等のようにフレーム相関を利用して圧縮するフォーマットが採用されており、このような動画像データから静止画像データを切り出そうとすると、動画像データに含まれる基準静止画像データと差分データから切り出し対象の静止画像を再現する等の画像再現処理が必要となり、装置に大きな負荷がかかると共に切り出した静止画像データの画質も不十分なものとなる。
更に、静止画像データの撮影記録においては、鑑賞に堪えうる高画質の静止画像を得るために、撮像素子から出力された画像信号に対して画質向上を目的とする輪郭強調処理等の画像処理を行った後に静止画像データとして記録媒体に記録することが一般的であるのに対し、動画像の撮影記録においては、見た目に違和感の無い動画像を得るために、撮像素子から出力された画像信号に対してフレーム間の差異を小さくするスムージングや高周波成分の除去等の画像処理を行った後に動画像データとして記録媒体に記録することが一般的である。このように、静止画像と動画像は好適な画像処理も相違しており、動画像データに対して施されたスムージング等の画像処理が、動画像データから切り出す静止画像データに対しては画質低下の要因となる。従って、撮影時には撮像素子から出力された画像信号を動画像データとして記録媒体に記録しておき、撮影後に動画像データから静止画像データを切り出そうとしても、高精細かつ十分な画質の静止画像データが得られないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、CCD、撮像レンズ及びシャッタが動画像撮影用と静止画像撮影用に各々設けられており、動画像の撮影記録と並行して静止画像の撮影記録を行うことも可能であるが、装置構成が複雑化しコストが嵩むという問題がある。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、撮影したシーンを静止画像としても動画像としても十分な画質で出力できる画像撮影記録装置及び画像撮影記録方法を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る画像撮影記録装置は、撮影における解像度を指定するための解像度指定手段と、撮影におけるフレームレートを、前記解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定する設定手段と、撮影対象のシーンを、前記解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、前記設定手段によって設定されたフレームレートで繰り返し撮影する撮影手段と、前記撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、前記記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影手段による撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加する記録手段と、出力対象の静止画像又は動画像を指定するための指定手段と、前記指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、前記出力対象の静止画像に対応する静止画像データを前記記録媒体から読み出して出力する静止画像出力手段と、前記指定手段を介して出力対象の動画像が指定されると、前記出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を前記記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力する動画像出力手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の発明では、撮影における解像度を指定するための解像度指定手段が設けられており、設定手段は、撮影におけるフレームレートを、解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定し、撮影手段は、撮影対象のシーンを、解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、設定手段によって設定されたフレームレートで繰り返し撮影する。また記録手段は、撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影手段による撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加する。
また請求項1記載の発明では、出力対象の静止画像又は動画像を指定するための指定手段が設けられており、指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、静止画像出力手段は、出力対象の静止画像に対応する静止画像データを記録媒体から読み出して出力する。また、指定手段を介して出力対象の動画像が指定されると、動画像出力手段は、出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力する。
このように、請求項1記載の発明では、撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録するので、記録媒体に一旦記録した静止画像データ群から任意の静止画像データを取り出す際に画像再現処理を行う必要はなく、撮影したシーンを静止画像として十分な画質で出力することができる。
また、解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなると、撮影手段から出力される静止画像データの1フレーム当りのデータ量は大幅に増大するが、上記のように指定された解像度が高くなるに従ってフレームレートが低く設定されることで、単位時間毎に撮影手段から出力される画像データの増大が抑制される。一方、指定手段を介して出力対象の動画像が指定され、出力対象の動画像に対応する静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、動画像出力手段により、出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理が行われ、動画像データとして出力される。
これにより、撮像手段による撮影におけるフレームレートに比して出力される動画像の画質を向上させることができ、撮影したシーンを動画像としても十分な画質で出力することができる。また、請求項1記載の発明によれば、高解像度かつ高フレームレートで動画像を出力することを、撮影手段や記録手段を高解像度かつ高フレームレートでの撮影が可能に構成することなく実現することができるので、本発明に係る画像撮影記録装置の低コスト化、構成の簡略化、汎用性の向上を実現することができる。
また、DSCでは静止画像を撮影記録するためにシャッターボタンを押下すると、シャッターボタンが押下されたタイミングに対して若干遅いタイミングで撮像された静止画像が記録媒体に記録されるという問題があるが、請求項1記載の発明では、撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを記録媒体に順次記録しておき、指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、出力対象の静止画像に対応する静止画像データを記録媒体から読み出して出力するので、上記のタイミングのずれの影響を受けることなく、記録媒体に記録されている静止画像データ群の中から所望のタイミングで撮影された静止画像のデータを切り出すことができる、という副次的な効果も有している。
なお、請求項1記載の発明において、静止画像用の画像処理は出力する動画像の画質には殆ど悪影響を及ぼさない(出力対象の動画像が指定されると、記録媒体から読み出した出力対象の動画像に対応する静止画像データ群に動画像用の画像処理を施すことも一因である)ので、請求項1記載の発明において、静止画像用の画像処理は、例えば請求項2に記載したように、記録手段によって記録媒体に順次記録される静止画像データに施すようにしてもよいし、出力対象の静止画像が指定されることで記録媒体から読出した出力対象の静止画像に対応する静止画像データに対して施すようにしてもよい。なお、静止画像用の画像処理としては静止画像の画質向上を目的とする画像処理、例えばノイズ低減処理や輪郭強調処理、フィルタリング処理、色補正処理等が挙げられる。これにより、出力する静止画像の画質を更に向上させることができる。
また、請求項1記載の発明において、動画像出力手段は、フレームレート情報が表すフレームレートが、静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも高い場合には、余剰フレームに相当する静止画像データを削除する処理を行うように構成することが好ましい。
請求項記載の発明に係る画像撮影記録方法は、撮影におけるフレームレートを、撮影における解像度を指定するための解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定し、撮影対象のシーンを撮影手段により、前記解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、前記設定したフレームレートで繰り返し撮影し、前記撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、前記記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影手段による撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加し、出力対象の静止画像又は動画像を指定するための指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、前記出力対象の静止画像に対応する静止画像データを前記記録媒体から読み出して出力し、前記指定手段を介して出力対象の動画像が指定されると、前記出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を前記記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力するので、請求項1記載の発明と同様に、撮影したシーンを静止画像としても動画像としても十分な画質で出力することができる。
以上説明したように本発明は、撮影におけるフレームレートを、撮影における解像度を指定するための解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定し、撮影対象のシーンを、撮影手段により、解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、前記設定したフレームレートで繰り返し撮影し、撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加し、出力対象の静止画像が指定されると、出力対象の静止画像に対応する静止画像データを記録媒体から読み出して出力し、出力対象の動画像が指定されると、出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力するようにしたので、撮影したシーンを静止画像としても動画像としても十分な画質で出力できる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明の比較例を説明する。
比較例
図1には、撮影したシーンを静止画像及び動画像として出力可能な撮影記録装置10が示されている。撮影記録装置10はエリアCCDセンサ等から成る撮像素子12を備えている。撮像素子12は図示しないレンズの焦点位置に配置されており、被写体で反射されてレンズに入射された光は撮像素子12の受光面に結像される。撮像素子12には駆動制御部14が接続されており、駆動制御部14はCPU38に接続されている。撮影対象のシーンの撮影時、CPU38は駆動制御部14に対して撮像素子12による撮像におけるフレームレートを指示し、駆動制御部14は撮像素子12による撮像をCPU38から指示されたフレームレートで行わせるためのタイミング信号を生成し、撮像素子12へ出力する。撮像素子12は駆動制御部14から入力されたタイミング信号に同期したタイミングで駆動され、CPU38が指示したフレームレートに相当する周期で撮像信号(受光面上にマトリクス状に配列された多数個の光電変換セルの各々における受光量を表す信号)を繰り返し出力する。なお本比較例では、撮像素子12として、撮影対象のシーンをHDTVに相当する高解像度(例えば1280×720画素、或いは1920×1080画素等)かつ高フレームレート(例えば30フレーム/秒以上)で高精細に撮影可能なように、上記解像度に対応する多数個の光電変換セルが設けられた高速の撮像素子を用いている。
撮像素子12の信号出力端には、A/D変換部16、画像入力制御部18が順に接続されている。撮像素子12から出力された画像信号は、A/D変換部16によって増幅されると共にデジタルの撮像データに変換されて画像入力制御部18へ入力される。画像入力制御部18はデータバス20に接続されており、入力された撮像データをデータバス20へ送出する。データバス20には、画像データに対して動画像用の画像処理を行う動画像処理部22、画像データ(撮像データ)に対して静止画像用の画像処理を行う静止画像処理部24、画像データの圧縮及び伸長(解凍)を行う圧縮/伸長処理部26、撮影記録装置10の本体に設けられたLCD等から成る表示装置28が接続され表示装置28への静止画像及び動画像の表示を制御する表示制御部30、情報記録/読出装置32が接続され情報記録/読出装置32による記録メディア(例えばリムーバブルメディア)34に対する情報の記録及び読み出しを制御する記録/読出制御部36及びCPU38が各々接続されている。なお、表示装置28として別体の任意の表示装置を接続することも可能とされている。
データバス20に接続された画像入力制御部18、静止画像処理部24、圧縮/伸長処理部26、表示制御部30、記録/読出制御部36及びCPU38はデータ制御部40に各々接続されており、これらの制御部・処理部の間のデータバス20経由でのデータ転送はデータ制御部40によって制御される。このデータ制御部40にはメモリ42が接続されている。また、図示は省略するが、画像入力制御部18、静止画像処理部24、圧縮/伸長処理部26、表示制御部30、記録/読出制御部36はCPU38にも接続されており、これらの制御部・処理部における処理はCPU38によって制御される。CPU38には、撮影記録装置10の本体に設けられた電源スイッチ、各種の設定スイッチ、図示しない撮影指示ボタンの操作に応じて接点が切り替わる撮影指示スイッチ(何れも図示省略)等を含んで構成された操作部44が接続されている。
なお、操作部44は本発明に係る指定手段に対応しており、撮像素子12、A/D変換部16、画像入力制御部18及び静止画像処理部24のうち後述する各種の補正処理を行う部分は本発明に係る撮影手段に対応している。また、静止画像処理部24のうち後述する静止画像用の画像処理を行う部分は記録/読出制御部36及び情報記録/読出装置32、表示制御部30と共に本発明に係る静止画像出力手段に対応しており、動画像処理部22は記録/読出制御部36及び情報記録/読出装置32、表示制御部30と共に本発明に係る動画像出力手段に対応している。
また、図示は省略するが、撮影記録装置10にはマイクロフォンとスピーカも設けられており、マイクロフォンはA/D変換器等を介してデータバス20に接続され、スピーカは増幅器及びD/A変換器を介してデータバス20に接続されている。
次に本比較例の作用として、ユーザによって撮影指示ボタンが操作されたことに伴い、撮影が指示されたことを表す信号が操作部44から入力されることで、CPU38で実行される撮影処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。CPU38ではステップ100において、駆動制御部14に対して撮像素子12による撮像におけるフレームレートを指示し、撮像素子12による撮影対象シーンの撮像を開始させる。これにより、駆動制御部14がCPU38から指示されたフレームレートに対応するタイミング信号を生成して撮像素子12へ出力することで撮像素子12が駆動され、撮像素子12は、撮影対象シーンを撮影した結果に相当する撮像信号を、CPU38が指示したフレームレートに相当する周期で順次出力する。撮像素子12から順次出力された撮像信号は、A/D変換部16によってデジタルの撮像データに変換されて画像入力制御部18へ順次入力される。
またCPU38は、次のステップ110において、画像入力制御部18に対し、順次入力される撮像データを静止画像処理部24へ転送するようデータ制御部40経由で指示すると共に、静止画像処理部24に対して各種の補正処理及び静止画像用の画像処理を実行するよう指示する。これにより、画像入力制御部18に順次入力された撮像データはデータバス20を介して静止画像処理部24へ順次転送される。また静止画像処理部24は、画像入力制御部18から順次転送された撮像データに対し、まず各種の補正処理を各々行う。この補正処理には、撮像素子12の暗出力を補正する暗補正、撮像素子12の各光電変換セル毎の光電変換特性のばらつきを補正するゲイン補正、γ補正、ホワイトバランス補正、レンズの収差に起因する画像の歪を補正する収差補正、画素補間(撮像素子12の受光面上で隣接する単一の画素に対応するR,G,Bの各光電変換セルから出力されたデータから、受光面上の同一の画素位置におけるR,G,Bの受光量(濃度)を表すデータを補間によって求める処理)、Y/C変換処理等が含まれている。これらの補正処理により、入力された個々の撮像データから、撮像素子12によって撮影されたシーンを輝度及び色差の画像データで表す静止画像データが得られる。
また静止画像処理部24は、各種の補正処理を経た静止画像データに対し、当該静止画像データが表す静止画像の画質向上のために静止画像用の画像処理を行う。なお、静止画像用の画像処理としては、静止画像データ中のノイズ成分を低減させるノイズ低減処理、静止画像中の輪郭成分を抽出し抽出した輪郭成分を強調する輪郭強調処理、特定の空間周波数成分を減衰又は強調させるフィルタリング処理、静止画像の色バランスを補正する色補正処理等が挙げられる。また、撮影対象シーンの種類に応じて複数の撮影モードを設けておくと共に、複数の撮影モードの中から所望の撮影モードを選択するためのスイッチを操作部44に設けておき、前記スイッチが操作されることで選択された撮影モードに応じて、上記の静止画像用の画像処理におけるパラメータを切替えるようにしてもよい。静止画像処理部24に順次入力される撮像データに対して上記の補正処理及び静止画像用の画像処理が各々行われることで、順次入力される撮像データから、各々静止画像としての鑑賞に堪えうる高画質の静止画像データ群が得られることになる。
またCPU38は、次のステップ120において、静止画像処理部24に対して補正処理及び静止画像用の画像処理を経た静止画像データを圧縮/伸長処理部26へ順次転送するようデータ制御部40経由で指示し、圧縮/伸長処理部26に対してフレーム間の相関を利用しない所定の圧縮方式での静止画像データの圧縮を指示すると共に、圧縮した静止画像データを記録/読出制御部36へ転送するようデータ制御部40経由で指示し、更に記録/読出制御部36に対して記録メディア34への情報記録を指示する。これにより、補正処理及び静止画像用の画像処理を経た静止画像データは静止画像処理部24からデータバス20を介して圧縮/伸長処理部26へ順次転送され、圧縮/伸長処理部26によってフレーム間の相関を利用しない所定の圧縮方式(例えばjpegや他の方式)で圧縮された後に、圧縮静止画像データとしてデータバス20を介して記録/読出制御部36へ順次転送される。また、記録/読出制御部36は順次転送される圧縮静止画像データを情報記録/読出装置32を介して記録メディア34へ順次記録させる。
なお、圧縮静止画像データの生成・記録と並行して、マイクロフォンからA/D変換器等を介して出力された音声データもデータバス20を介して記録/読出制御部36へ順次転送され、情報記録/読出装置32を介して記録メディア34へ圧縮静止画像データと共に順次記録される。
ステップ130では、ユーザによって撮影指示ボタンが操作されることで、撮影終了が指示されたことを表す信号が操作部44から入力されたか否か判定する。判定が否定された場合はステップ100に戻り、ステップ100の判定が肯定される迄ステップ100〜ステップ130を繰り返す。これにより、ユーザによって撮影が指示されている間、撮像素子12からA/D変換部16を介して出力される撮像データが、補正処理、静止画像用の画像処理及び圧縮処理を経た圧縮静止画像データとして、記録メディア34に順次記録されることになる。そして、ユーザによって撮影終了が指示されると、ステップ130の判定が肯定されて撮影処理を終了する。
次に、ユーザによって操作部44が操作されることで、記録メディア34に記録されている静止画像データ群を静止画像又は動画像として表示装置28へ表示するよう指示された場合に実行される画像表示処理について、図3を参照して説明する。
ステップ150では、ユーザによって表示対象の画像及び表示形態(静止画像として表示させるか動画像として表示させるか)が指定されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ150の判定を繰り返す。ユーザによる表示対象画像の指定は、例えば記録メディアに記録されている圧縮静止画像データに基づき撮影日時順に複数の圧縮静止画像データのサムネイル画像を生成して一覧表示させると共に、ユーザからの指示に応じてサムネイル画像として一覧表示させる圧縮静止画像データを切替えることで、全ての圧縮静止画像データのサムネイル画像を表示可能とし(これに代えて撮影日時が一定時間間隔の圧縮静止画像データのサムネイル画像のみを表示可能としてもよい)、静止画像又は動画像として表示させる圧縮静止画像データのサムネイル画像をユーザに選択させる(表示形態が動画像の場合は、例えば表示対象の動画像の少なくとも先頭に相当する圧縮静止画像データのサムネイル画像をユーザに選択させる等)と共に、表示形態が静止画像か動画像かをユーザに選択させることで行うことができる。また、撮影日時等の他の情報をユーザに指定させることで表示対象の画像を指定させるようにしてもよい。
ユーザによって表示対象の画像及び表示形態が指定されると、ステップ150の判定が肯定されてステップ160へ移行し、指定された表示形態が静止画像か動画像かを判定する。指定された表示形態が静止画像の場合、CPU38は記録/読出制御部36に対し、表示対象として指定された圧縮静止画像データを記録メディア34から読み出すよう指示すると共に、記録メディア34から読み出された圧縮静止画像データを圧縮/伸長処理部26へ転送するようデータ制御部40経由で指示する(ステップ170)。またCPU38は圧縮/伸長処理部26に対し、転送された圧縮静止画像データを伸長(解凍)するよう指示する。これにより、表示対象として指定された圧縮静止画像データが、情報記録/読出制御部36の制御下で情報記録/読出装置32によって記録メディア34から読み出され、次に情報記録/読出制御部36からデータバス20を介して圧縮/伸長処理部26へ転送されて伸長処理が行われることで元の静止画像データが再現されることになる。
また、次のステップ180において、CPU38は圧縮/伸長処理部26に対し、伸長処理によって再現された静止画像データを表示制御部30へ転送するようデータ制御部40経由で指示すると共に、表示制御部30に対し、転送された静止画像データを表示装置28に静止画像として表示するよう指示する。これにより、伸長処理によって再現された静止画像データが圧縮/伸長処理部26からデータバス20を介して表示制御部30へ転送され、静止画像として表示装置28に表示されることになる。本比較例では、静止画像用の画像処理を行った画像データ(圧縮静止画像データ)を記録メディア34に記録しているので、上記のように圧縮静止画像データを単に伸長して表示装置28に表示させるのみで、表示装置28に高画質の静止画像を表示させることができる。表示装置28に静止画像を表示させた場合、ユーザから表示終了が指示されると画像表示処理を終了する。
一方、指定された表示形態が動画像の場合にはステップ160からステップ190へ移行し、記録/読出制御部36に対し、表示対象として指定された圧縮静止画像データ群(例えば指定された圧縮静止画像データを先頭として撮影日時順に所定数の静止画像データ群)を記録メディア34から読み出すよう指示すると共に、記録メディア34から読み出された圧縮静止画像データ群を圧縮/伸長処理部26へ順次転送するようデータ制御部40経由で指示する。またCPU38は圧縮/伸長処理部26に対し、順次転送される圧縮静止画像データを伸長(解凍)するよう指示する。これにより、表示対象として指定された圧縮静止画像データ群が、情報記録/読出制御部36の制御下で情報記録/読出装置32によって記録メディア34から順次読み出され、次に情報記録/読出制御部36からデータバス20を介して圧縮/伸長処理部26へ順次転送されて伸長処理が行われることで元の静止画像データ群が再現されることになる。
また、次のステップ200において、CPU38は圧縮/伸長処理部26に対し、伸長処理によって再現された静止画像データ群を動画像処理部22へ順次転送するようデータ制御部40経由で指示すると共に、動画像処理部22に対し、順次転送される静止画像データ群に対して動画像用の画像処理を実行するよう指示する。これにより、伸長処理によって再現された静止画像データが圧縮/伸長処理部26からデータバス20を介して動画像処理部22へ順次転送される。また動画像処理部22は、圧縮/伸長処理部26から順次転送される静止画像データ群に対し、動画像用の画像処理を行う。動画像用の画像処理としては、静止画像データの解像度を表示装置28の表示画面の画素数に対応する解像度へ変換する解像度変換処理、見た目の違和感軽減のためのスムージング処理、空間周波数の高周波成分を除去するフィルタリング処理、色バランスを調整する色補正処理が挙げられる。動画像処理部22に順次入力される静止画像データ群に対して上記の動画像用の画像処理が各々行われることで、見た目に違和感のない動画像として表示できる動画像表示用の静止画像データ群(動画像データ)が得られる。
そしてステップ210において、CPU38は動画像処理部22に対し、動画像用の画像処理を経た静止画像データ群(動画像データ)を表示制御部30へ順次転送するようデータ制御部40経由で指示すると共に、表示制御部30に対し、順次転送される動画像データを表示装置28に動画像として表示するよう指示する。これにより、動画像用の処理を経た動画像データが動画像処理部22からデータバス20を介して表示制御部30へ順次転送され、動画像として表示装置28に表示されることになる。このように、本比較例では、記録メディア34から読出した静止画像データ群に対して動画像用の画像処理を行うので、表示装置28に静止画像を表示させる際の画質を損なうことなく、表示装置28に十分な画質の動画像を表示させることができる。なお、動画像の表示時には対応する音声データも記録メディア34から読み出され、データバス20に接続されたD/A変換器でアナログの音声信号へ変換され、増幅器で増幅された後にスピーカへ供給されることで、スピーカから音声として出力される。
次のステップ220では、動画像の表示終了が指示されたか、或いは動画像として表示すべき静止画像データ(圧縮静止画像データ)が無くなったか否か判定する(なお、表示対象の動画像の末尾もユーザによって指定された場合には、表示している動画像が指定された末尾に到達したか否かも判定する)。この判定が否定された場合はステップ190に戻り、ステップ220の判定が肯定される迄、ステップ190〜ステップ220を繰り返す。これにより、動画像の表示終了が指示されるか、動画像として表示すべき静止画像データ(圧縮静止画像データ)が無くなるか、或いは表示している動画像が指定された末尾に到達する迄の間は、記録メディア34から圧縮静止画像データを撮影日時順に読み出し、読み出した圧縮静止画像データに対して伸長処理・動画像用の画像処理を行い、表示装置28に動画像として表示する処理が継続される。そして、ステップ220の判定が肯定されると処理を終了する。
〔実施形態〕
次に本発明の実施形態について説明する。なお、比較例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、比較例と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態に係る撮影記録装置46(図4参照)では、撮像素子12による撮影における解像度(撮像素子から出力される撮像データの画素数)を切替え可能とされており、CPU38は、例えば操作部44を介してユーザから指示された画素数に応じて撮像素子12による撮影における解像度が切り替わるように駆動制御部14等を制御する。また、撮像素子12による撮影における解像度が比較的高い場合(例えばHDTVに相当する解像度の場合)、CPU38は、撮像データのデータ量が増大することに伴って静止画像データのデータ量(画素数)が増大し、静止画像処理部24における静止画像用の画像処理等が追いつかなくなる可能性を考慮し、撮像素子12による撮影におけるフレームレートが低く(例えば15フレーム/秒)なるように駆動制御部14等を制御する。
図4に示すように、実施形態に係る撮影記録装置46にはフレームレートを検出するフレームレート検出部48が設けられており、フレームレート検出部48はCPU38及びデータ制御部40に接続されている。また、データバス20にはフレーム補間処理を行うフレーム補間処理部50が接続されており、このフレーム補間制御部50にはフレーム補間処理に用いるフレームメモリ52が接続されている。また、フレーム補間制御部50はデータ制御部40に接続されており、フレームレート検出部48からデータ制御部40経由で入力される指示によりフレーム補間処理を行う。
次に本実施形態の作用として、まず図5を参照し、本実施形態に係る撮影処理を説明する。本実施形態に係る撮影処理では、撮影終了が指示されることでステップ130の判定が肯定されると、次のステップ132において、撮影時のフレームレートを表すフレームレート情報を、記録メディア34に既に記録した静止画像データ群と対応付けて記録メディア34へ静止画像データ群の属性情報として記録するよう記録/読出制御部36を制御する。記録メディア34に記録するデータのフォーマットの一例を図7に示す。
図7において、画像データ記録領域には静止画像データ群(圧縮静止画像データ群)の個々の静止画像データ(圧縮静止画像データ)が順次記録される。また、属性情報記録領域には、1回の撮影操作で途切れることなく撮影された静止画像データ群全体(図7では静止画像データ群Aと表記)の属性情報を記録するための第1の領域と、個々の静止画像データの属性情報を記録するための第2の領域が各々設けられている。上述したステップ132の処理により、フレームレート情報は1回の撮影操作で撮影された静止画像データ群全体の属性情報の1つとして属性情報記録領域の第1の領域に記録される。また、属性情報記録領域の第2の領域には個々の静止画像データの撮影日時等の情報が各々記録される。
続いて図6を参照し、本実施形態に係る画像表示処理を説明する。本実施形態に係る画像表示処理では、ユーザによって表示対象の画像及び表示形態が指定され、指定された表示形態が動画像の場合に、ステップ160からステップ182へ移行し、記録/読出制御部36に対し、表示対象として指定された圧縮静止画像データ群に加えてフレームレート情報も記録メディア34から読み出すよう指示する。これにより、表示対象として指定された圧縮静止画像データ群が、情報記録/読出制御部36の制御下で情報記録/読出装置32によって記録メディア34の画像データ記録領域から順次読み出されると共に、情報記録/読出制御部36の制御下で情報記録/読出装置32によって記録メディア34の属性情報記録領域の第1の領域からフレームレート情報が読み出される。
記録メディア34から読み出された圧縮静止画像データ群は、比較例と同様に圧縮/伸長処理部26へ順次転送されて伸長されることで元の静止画像データ群が再現され、その後、再現された静止画像データが圧縮/伸長処理部26からデータバス20を介して動画像処理部22へ順次転送され、動画像処理部22によって動画像用の画像処理が行われる(ステップ200)。一方、記録メディア34から読み出されたフレームレート情報はCPU38からフレームレート検出部48へ出力され、フレームレート検出部48では、入力されたフレームレート情報が表すフレームレートが、予め設定されたフレームレートの閾値よりも低いか否かを判断することで、フレーム補間処理が必要か否か判定する(ステップ201)。
この判定が否定された場合は、フレーム補間処理が行われることなく、動画像用の画像処理を経た静止画像データ群(動画像データ)が動画像処理部22から表示制御部30へ順次転送され、動画像データが動画像として表示装置28に表示される(ステップ210)が、フレーム補間処理が必要と判定された場合には、この判定結果がフレームレート検出部48からデータ制御部40を経由してフレーム補間処理部50に入力されると共にCPU38にも入力される。
これにより、CPU38は動画像用の画像処理を経た静止画像データ群が動画像処理部22からデータバス20を介して表示制御部30へ順次転送されるようにデータ制御部40経由で指示し、フレーム補間処理部50は動画像処理部22から順次転送される静止画像データ群に基づき、当該静止画像データ群を所定のフレームレートの動画像として出力した場合の不足フレームに相当する静止画像データを、不足フレームに対して撮影日時順で前後のフレームの静止画像データからフレームメモリ52上で補間により生成するフレーム補間処理を行う(ステップ202)。そして、転送された静止画像データ及びフレーム補間処理によって生成した静止画像データを所定の順序(表示装置28への表示順)で表示制御部30へ動画像データとして順次転送する。これにより、撮像素子12による撮影によって得られた静止画像データ群が、撮像素子12による撮影におけるフレームレートよりも高いフレームレートの動画像として表示装置28に表示されることになる(ステップ210)。
このように、本実施形態では表示装置28に動画像を表示する際に、撮像素子12による撮影におけるフレームレートに基づき必要に応じてフレーム補間処理を行うので、撮像素子12による撮影におけるフレームレートに比して表示装置28に表示する動画像の画質を向上させることができる。また、表示装置28に高解像度かつ高フレームレートで動画像を表示させる必要がある場合にも、撮影及び静止画像データの生成・記録メディア34への記録に係る部分(撮像素子12やその周辺回路、静止画像処理部24等)を、それに合わせて高解像度かつ高フレームレートで処理可能に構成する必要がなくなり、撮影記録装置46の低コスト化、汎用性の向上を実現することができる。
なお、上記ではフレームレート情報が表す撮影時のフレームレートが閾値よりも低い場合にフレーム補間処理を行う態様を説明したが、これに限定されるものではなく、動画像用の画像処理を経た静止画像データ群を撮影時と同一のフレームレートで表示装置28に表示させると共に、見た目の違和感が軽減されるようにスムージング処理をより強くかけたり、フィルタリング処理による空間周波数の高周波成分の除去量を増大させて鮮鋭度をより低下させる等、動画像用の画像処理のパラメータを切替えるようにしてもよい。フレーム補間処理により不足フレームの静止画像データを新たに生成するためにはフレームメモリ52等の大容量のメモリが必要となるが、フレーム補間処理に代えて上記のスムージング処理やフィルタリング処理を行う場合はフレームメモリ等は不要であり、撮影記録装置のコストを削減することができる。また、撮影時のフレームレートが表示装置28に動画像を表示させる際のフレームレートよりも高い場合には、余剰フレームの静止画像データを削除する(間引く)処理を行うようにしてもよいことは言うまでもない。
なお、上記では記録メディア34に記録する静止画像データに対して静止画像用の画像処理を行う例を説明したが、これに限定されるものではなく、記録メディア34に記録する静止画像データに対しては静止画像用の画像処理(及び動画像用の画像処理)を行わずに、表示装置28への静止画像の表示が指示された際に、表示対象の静止画像データに対して静止画像用の画像処理を行うようにしてもよい。
また、上記ではフレーム間の相関を利用しない圧縮方式で圧縮した静止画像データを記録媒体(記録メディア34)に記録する例を説明したが、これに限定されるものではなく、静止画像データを圧縮せずにそのまま記録媒体に記録するようにしてもよいし、圧縮して記録するか圧縮せずに記録するかをユーザが選択可能としてもよい。
また、上記では静止画像データ又は動画像データの出力の一例として、表示装置28への静止画像又は動画像の表示を説明したが、これに限定されるものではなく、例えばパーソナル・コンピュータ(PC)等の情報処理装置への静止画像データ又は動画像データの送信等を行うことも可能である。この場合も、出力先の情報処理装置で取扱可能なデータフォーマットに応じて、静止画像用の画像処理又は動画像用の画像処理の処理内容を切替えることが望ましい。
また、上記では本発明に係る静止画像出力手段及び動画像出力手段に相当する機能が本発明に係る画像撮影記録に搭載されている態様を説明したが、上記機能は記録媒体(記録メディア34)に記録された静止画像データを読み出す機能を備えた画像撮影記録装置以外の他の装置(例えばPC等)にも搭載可能であることは言うまでもない。
第1実施形態に係る画像撮影記録装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る撮影処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像表示処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像撮影記録装置の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る撮影処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像表示処理の内容を示すフローチャートである。 記録メディア内のデータフォーマットの一例を示すイメージ図である。
10,4撮影記録装置
12 撮像素子
22 動画像処理部
24 静止画像処理部
26 圧縮/伸長処理部
28 表示装置
34 記録メディア
44 操作部
48 フレームレート検出部
50 フレーム補間処理

Claims (4)

  1. 撮影における解像度を指定するための解像度指定手段と、
    撮影におけるフレームレートを、前記解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定する設定手段と、
    撮影対象のシーンを、前記解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、前記設定手段によって設定されたフレームレートで繰り返し撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、前記記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影手段による撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加する記録手段と、
    出力対象の静止画像又は動画像を指定するための指定手段と、
    前記指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、前記出力対象の静止画像に対応する静止画像データを前記記録媒体から読み出して出力する静止画像出力手段と、
    前記指定手段を介して出力対象の動画像が指定されると、前記出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を前記記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力する動画像出力手段と、
    を含む画像撮影記録装置。
  2. 前記記録手段によって前記記録媒体に順次記録される静止画像データに、静止画像用の画像処理を施す画像処理手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像撮影記録装置。
  3. 前記動画像出力手段は、前記フレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも高い場合には、余剰フレームに相当する静止画像データを削除する処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像撮影記録装置。
  4. 撮影におけるフレームレートを、撮影における解像度を指定するための解像度指定手段を介して指定された解像度が高くなるに従って前記フレームレートが低くなるように設定し、
    撮影対象のシーンを撮影手段により、前記解像度指定手段を介して指定された解像度の静止画像として、前記設定したフレームレートで繰り返し撮影し、
    前記撮影手段による撮影によって順次出力される静止画像データを、非圧縮又はフレーム間の相関を利用しない圧縮方法により圧縮して記録媒体に順次記録すると共に、前記記録媒体に順次記録する静止画像データに、撮影手段による撮影におけるフレームレートを表すフレームレート情報を付加し、
    出力対象の静止画像又は動画像を指定するための指定手段を介して出力対象の静止画像が指定されると、前記出力対象の静止画像に対応する静止画像データを前記記録媒体から読み出して出力し、
    前記指定手段を介して出力対象の動画像が指定されると、前記出力対象の動画像に対応する静止画像データ群を前記記録媒体から読み出した後に、読み出した静止画像データ群に付加されているフレームレート情報が表すフレームレートが、前記静止画像データ群を動画像として出力する際のフレームレートよりも低い場合には、不足フレームに相当する静止画像データを撮影日時順で前後の静止画像データから補間する処理を行い、動画像データとして出力する画像撮影記録方法。
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