JP3559499B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関し、特に、静止画像付音声ファイルを生成する機能を有するカメラに用いて好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、デジタルスチルカメラにおいては、撮影した画像および音声をデジタル画像および音声データに変換して圧縮した後に、付属のメモリカード等に記録させる場合が多い。画像データまたは音声データを記録する場合に用いられる圧縮方法としては、近年のデジタルスチルカメラの普及に伴ってある程度統一された規格に沿ってファイル化されるようになっている。このことは特開平11−136623号公報にも見られるように、画像データの場合にはJPEGファイル規格、音声データの場合にはWAVファイル規格を用いられることが多い。
【0003】
その際に、撮影された画像ファイルおよび録音された音声ファイルを互いに関連付けしたものとして扱い、音声付き静止画像ファイルとしてファイル管理するような機能を有するようになってきている。上記特開平11−136623号公報に記載されたファイル管理方式では、記録された画像ファイルと音声ファイルとの関連付けとしては、それぞれのファイルの中に関連付け情報というものを記憶することで、互いのファイルが関連したものであるという管理をしている。この情報によって、画像ファイルを再生する際に関連する音声ファイルを呼び出して再生することで、画像ファイルに対応した音声ファイルを再生することができる。このことは同様に音声ファイルを再生する際に、関連した画像ファイルを再生して表示をすることができることを意味している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のファイル管理方法では画像ファイルが消去された場合には、音声ファイルを再生した際に表示すべき画像ファイルがないため画像を表示することができない。
【0005】
本発明では以上述べたような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、静止画像と音声データを同時に記録した場合に、音声データファイルに画像データを埋め込んだ静止画像付き音声データファイルと画像データファイルを生成することで、万一画像データファイルが消去された場合でも音声ファイルのみで画像データの再生が可能なデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、静止画像と音声データを同時に記録する機能を有するデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを得る手段と、音声を電気信号に変換して音声データを得る手段と、前記画像データを所定形態で画像データファイルとし、前記音声データを所定形態で音声ファイルとして格納する記憶手段とを備え、前記音声ファイルに前記画像データファイルを埋め込んだ静止画像付き音声ファイルを生成する手段を設けてなり、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、撮影時の時間をタイムスタンプとして前記静止画像付き音声ファイルに記録するようにしている。
【0007】
また、本発明のよれば、静止画像と音声データを同時に記録する機能を有するデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを得る手段と、音声を電気信号に変換して音声データを得る手段と、前記画像データを所定形態で画像データファイルとし、前記音声データを所定形態で音声ファイルとして格納する記憶手段とを備え、前記音声ファイルに前記画像データファイルを埋め込んだ静止画像付き音声ファイルを生成する手段を設け、前記静止画像付き音声ファイルと前記画像データファイルを同時に生成し、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、撮影時の時間をタイムスタンプとして前記静止画像付き音声ファイルに記録するようにしている。
【0008】
また、本発明のよれば、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、前記画像データファイルの解像度情報を記録するようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明によるデジタルカメラの一実施形態を図1乃至図3に基づいて以下説明する。
【0011】
図1は本発明の一構造例を示すブロック図、図2(a),(b)は静止画付き音声ファイルを構成する静止画データ部分のフォーマット例及び静止画付き音声ファイルのフォーマット例を示す図である。以下に添付図面を参照して、この発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本デジタルカメラは、CCD、AGCなどを含む画像入力部101、YUV信号を生成する信号処理部102、システム全体を制御する制御部103、DMAコントローラ104、メモリ105、画像圧縮伸張部106、圧縮データをメディアに記録、読み出しする記録読み出し部107、記録媒体108、表示インターフェイス109、ディスプレイ110、マイク111、音声信号処理部112、音声データ圧縮伸張部113、操作部114を備える。
【0013】
上記デジタルカメラは、動画像録再機能、静止画録再機能、音声のみの録再機能、静止画像付音声ファイルの録再機能を有し、これらのモード切換え等の操作は操作部114を操作することで行われる。
【0014】
最初に、動画像または静止画撮影時の画像データの記録動作を説明する。
【0015】
撮影を開始すると撮影された被写体の光信号は画像入力部101に入力され、光電変換されてアナログ映像信号となり、AGC等の処理を施され信号処理部102へ出力される。信号処理部102に入力された映像信号は、A/D変換されデジタル信号に変換されるとともに、ガンマ補正、フィルタリング、輪郭強調処理が施され、Y(輝度)、U(赤の色差)、V(青の色差)信号が生成される。
【0016】
制御部103は、内部に備えたプログラムに基づいて、生成されたY,U,V信号をDMAコントローラ104を介して、メモリ105に記憶する。
【0017】
次に、記憶されたデジタル映像信号は、DMAコントローラ104を介して画像圧縮伸張部106へ読み出され圧縮処理される。圧縮されたデータは、一旦メモリ105に記憶された後、制御部103により所定のフォーマットにしたがって、記録読み出し部107を介して記録媒体108に記録される。所定のフォーマットとは、例えばJPEGファイル規格が用いられる。
【0018】
動画像撮影時または音声のみの録音動作については、マイク111から入力された音声信号は、音声信号処理部112にてA/D変換されデジタル信号に変換されるとともに、フィルタリング処理が施され、制御部103の内部に備えたプログラムに基づき、DMAコントローラ104を介してメモリ105に記憶される。記憶されたデジタル音声信号は、DMAコントローラ104を介して音声データ圧縮伸張部113へ読み出され圧縮処理される。
【0019】
圧縮されたデータは、一旦メモリ105に記憶された後、制御部103により所定のフォーマットにしたがって、記録読み出し部107を介して記録媒体108に記録される。所定のフォーマットとは、例えばWAVファイル規格が用いられる。
【0020】
次に、画像データの再生時の動作説明をする。再生を開始すると、記録媒体108より指定された圧縮画像データファイルが読み出され、一旦メモリ105に格納される。このメモリ105に格納された画像データは、DMAコントローラ104を介して画像圧縮伸張部106に入力され、伸張処理されて、再びメモリ105に格納される。メモリ105に格納された伸張された画像データは、DMAコントローラ104を介して表示インターフェイス109に入力され、ビデオ信号に変換されてディスプレイ110に表示される。
【0021】
一方、音声の再生動作は、記録媒体108から指定された圧縮音声データファイルが読み出され、一旦メモリ105に格納される。このメモリ105に格納された音声データは、DMAコントローラ104を介して音声データ圧縮伸張部113に入力され、伸張処理されて、再びメモリ105に格納される。メモリ105に格納された伸張された音声データは、DMAコントローラを介して音声信号処理部112に入力されて、音声出力信号として出力される。
【0022】
次に、本発明の特徴である静止画像付音声ファイルの生成方法について説明する。なお、静止画像付音声ファイルを生成する場合、音声ファイルに結合される静止画像データ(例えば、サムネイル画像データ)の本画像となる静止画像データ(本画像データと称す)も同時に生成する。これは、本画像データをそのまま音声ファイルに結合するとファイルサイズが大きくなるため、音声ファイルに結合する静止画像データ(サムネイル画像データ)の画像サイズを、本画像データを小さく圧縮する目的、及び、音声データに結合した静止画像データの本画像を参照できるように生成するものである。
【0023】
図2(a)は静止画像付音声ファイルの音声ファイルに結合される静止画像データ(サムネイル画像データ)のフォーマット例を示すものである。画像データファイル20は、画像データの圧縮方式はJPEG準拠の規格であるということを示すためのJPEGヘッダ201、本画像が格納されているディレクトリと本画像のファイル名の情報202、本画像の解像度情報203、タイムスタンプ204、JPEG準拠の規格で圧縮されたJPEGコード205からなる。
【0024】
図2(b)は静止画付音声ファイルの構成例を示す。音声ファイル30はWAV準拠の規格であることを示すWAVヘッダ情報301、WAV準拠の規格で圧縮されたWAVコード302、その後に前記図2(a)で説明した静止画像データファイル20を結合することで構成される。
【0025】
静止画像付音声ファイル30の生成は静止画付き音声録音モードに選択した時に行われる。本実施例の場合、カメラ等の撮影関連部分の待機消費電力節減のため、音声のみの録音モードを選択中において更に静止画付き音声録音モードを指示することにより、静止画付き音声録音モードに入るようにしている。もちろん、ここでは説明を省略するが、音声のみの録音モードと独立して静止画付き音声録音モードを選択するようにしてもよい。
【0026】
まず、音声のみの録音モードが選択されると、操作部114から音声のみのモードで録音を開始する指示が制御部103に入力される。マイク111から入力された音声信号は、音声信号処理部112にてA/D変換されデジタル信号に変換されるとともに、フィルタリング処理が施されて、制御部103は、内部に備えたプログラムに基づいて、音声信号処理部112出力の音声データをDMAコントローラ104を介してメモリ105に記憶する。
【0027】
そして、この音声録音処理中に、ユーザは操作部114を操作しモード切換えを行い、静止画付き音声録音モードを選択する。静止画付き音声録音モードが選択されると、操作部114から静止画付き音声録音モードを開始する指示が制御部103に入力され、静止画像が記録できる状態となる。
【0028】
次に、ユーザによるシャッターを押す等の操作により、操作部114から静止画像を撮影するという指示が制御部103に入力されると、撮像された信号は画像入力部101に入力され、信号処理部102で信号処理され、制御部103のプログラムに基づいて生成されたY,U,V信号となり、DMAコントローラ104を介してメモリ105に記憶される。
【0029】
その後、操作部114から録音終了の指示が制御部103に入力されると、静止画像付音声データをファイルにする処理を行う。まず、メモリ105に記憶された音声データは、DMAコントローラ104を介して音声圧縮伸張部113へ出力され圧縮処理が施される。圧縮処理が行われた後、DMAコントローラ104を介して、一旦メモリ105に格納される。このとき音声データのファイル化はまだ行わない。
【0030】
音声圧縮データの格納が完了後、先に本画像となる静止画データ(本画像データ)のファイル化を行う。メモリ105に記憶された静止画データが、DMAコントローラ104を介して画像圧縮伸張部106へ出力され圧縮処理が施される。圧縮処理が行われた後、DMAコントローラ104を介して、一旦メモリ105に格納される。その後、制御部103のプログラムにより静止画像データファイル名(例えば PICN001.JPG,PICN002.JPG,…)を生成する。ファイル名を生成後、圧縮された静止画像データをファイル化し、記録読み出し部107を介して記録媒体108に記録される。
【0031】
次に音声データに結合するための静止画像データ(例えば、サムネイル画像データ)を生成する。先に本画像となる静止画像データをファイル化したデータがメモリ105にあるので、そのデータを、DMAコントローラ104を介して画像圧縮伸張部106へ出力する。画像圧縮伸張部106で圧縮処理する際に制御部103のプログラムによって、画像サイズを縮小する。縮小された画像データは、画像圧縮伸張部106で圧縮後、DMAコントローラを介して、一旦メモリ105に格納される。
【0032】
次に、圧縮された音声データと、音声データに結合するために縮小,圧縮された静止画像データをメモリ105に格納した後、静止画像付音声データのファイル化を行い、図2(b)に示されるような音声ファイル30を生成する。
【0033】
まず、制御部103の内部に備えたプログラムにより、音声データファイル名(例えば VICA001.WAV,VICA002.WAV,…)を作成する。音声データファイル名を生成後、制御部103のプログラムによって、図2(a)に示しているように、本画像データの格納ディレクトリ名とファイル名202、本画像の解像度203,およびファイル生成時のタイムスタンプ204を獲得し、それにJPEG準拠の規格で圧縮されたことを示すJPEGヘッダ201を先頭につける。その情報にメモリ105に格納されている縮小,圧縮静止画データをつけて、音声データに結合するために静止画データ(サムネイル画像データ)205を生成する。
【0034】
最後に図2(b)の音声データ30をファイル化する際に、上記静止画データ20を音声データ30に結合させてファイル化し、記録読み出し部107を介して記録媒体108へ記録する。
【0035】
静止画付音声ファイルの再生は次のように行われる。
【0036】
操作部114から制御部103に音声ファイルの再生モードが指示されると、ファイル選択メニューの表示がなされる。その表示動作は、まず、記録媒体108から、記録されている各ファイルのWAVヘッダ301やJPEGヘッダ201のヘッダ情報が読み出される。
【0037】
JPEGヘッダ201が検出されたファイル(静止画付音声ファイル)は、更に、JPEG205が読み出され画像圧縮伸張部106へ出力されて伸張され、表示インターフェース109を介し、ディスプレイ110にそのファイルのサムネイル画像が表示される。
【0038】
JPEGヘッダ201が検出されないファイル(通常の音声ファイル)はブランク画像(サムネイル画像と同形状の無地画像)表示となり、ファイル選択メニューの表示は、上記サムネイル画像とブランク画像の2種の表示メニューとなる。
【0039】
ファイル選択メニュー表示より、静止画付音声ファイルが選択され、操作部114から制御部103に静止画付音声ファイル30の再生が指示されると、記録媒体108から静止画付音声ファイルが、記録読み出し部107を介して一旦メモリ105へ記憶される。記憶された静止画付音声ファイルは、メモリ105からDMAコントローラを介して画像圧縮伸張部106に入力される。画像圧縮伸張部106において、静止画付音声ファイルに対し制御部103のプログラムによって、図2のJPEGヘッダ201が検索される。
【0040】
JPEGヘッダ201が検出され、静止画付音声ファイルである場合には、次に、本画像ファイルが存在するかどうかの確認がなされる。画像圧縮伸張部106にてJPEGヘッダ201を検出した後、JPEGヘッダ201につづくディレクトリ名とファイル名202の情報に基づいて、制御部103のプログラムによって記録読み出し部107が制御され、記録媒体108に当該本画像ファイルが存在するかどうかを検索する。
【0041】
記録媒体108で使用されるファイル管理構造は一般に使われるFAT(file allocation table)構造を用いている。このFAT領域にファイルの記録されているディレクトリ名やファイル名が記述されている。
【0042】
本画像ファイルが存在するかどうかの確認は、まず、制御部103のプログラムによって、記録読み出し部107に記録媒体108のFAT領域を検索させ、本画像ファイルのディレクトリ名とファイル名202が存在するかどうかを確認する。ディレクトリ名とファイル名が一致した場合、更に、タイムスタンプ204が静止画付き音声ファイルのタイムスタンプと一致しているかどうかを確認する。この両方が一致した場合のみ、本画像ファイルが存在するとしている。
【0043】
なお、タイムスタンプは、操作のやり方によっては同名のファイル名で別ファイルが記録されることもあり、その時の確認手段でもある。
【0044】
本画像ファイルが存在する場合は後述するように本画像ファイルより静止画像が再生・表示されるが、本画像ファイルが存在しない場合、例えば、ユーザが本画像ファイルを消去してしまった時等であっても、音声ファイル30に結合された静止画データ20の再生が行われ静止画像を表示することができる。すなわち、画像圧縮伸張部106に入力された音声ファイルを制御部103のプログラムにより、音声ファイルの中からJPEGヘッダ201を検出する。JPEGヘッダ201を検出した場合には、後に続くJPEGコード204を伸張し、表示インターフェイス109に入力することによって、ディスプレイ110に音声ファイル30に結合された静止画データ20による静止画像を表示させることができる。
【0045】
なお、JPEGヘッダ201を検出できなかった場合には、静止画像データ20が結合されていないものと判断し、静止画の表示は行われない。
【0046】
ユーザによって消去されることなく本画像ファイルが存在している場合には、まずその本画像ファイルの解像度情報を読み出す。画像圧縮伸張部106に入力された静止画付き音声ファイルの中から本画像解像度203の情報を読み出し、本画像の解像度を確認しておく。ここで読み出しておくことで、後で本画像が入力された時に確認する必要がない。そのため画像伸張処理の時間を短縮することが可能である。
【0047】
本画像ファイルの情報を読み出した後、本画像ファイルの再生処理を行う。記録媒体108から記録読み出し部107に本画像となる静止画像ファイルを読み出し、メモリ105に格納する。格納された静止画像データはDMAコントローラを介して画像圧縮伸張部106へ出力される。画像圧縮伸張部106で伸張する際に先程読み出した本画像解像度203にしたがって画像の伸張を行う。画像圧縮伸張部106で伸張後、表示インターフェイス109を介してディスプレイ110に静止画像を表示する。
【0048】
本画像ファイルが存在する場合には、静止画付音声ファイルに結合された静止画データは再生する必要がないため、本画像ファイルを表示した後、音声データの再生を行う。
【0049】
記録媒体108に格納されている音声ファイルデータは、記録読み出し部107を介してメモリ105に格納され、メモリ105からDMAコントローラ104を介して音声圧縮伸張部113に出力される。音声圧縮伸張部113で音声データを伸張する際に、制御部103のプログラムによって、JPEGヘッダ201以降のデータは音声データではないことを判断するので、その部分は再生されない。音声圧縮伸張部113で伸張後、DMAコントローラ104を介して音声信号処理部112に出力され、音声信号処理部112にてD/A変換等の処理が施され、音声出力信号として出力される。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態において静止画像付音声ファイルは、音声ファイルに結合する静止画像データの画像サイズを本画像データより小さくして圧縮し、音声ファイルに埋め込むとともに、結合した静止画像データの本画像を参照できるように生成するものである。
【0051】
従って、静止画像付音声ファイル再生時、ファイル選択のメニュー表示には、画像サイズを小さく圧縮した静止画像データを用いてサムネイル表示し、画像再生時の静止画像データには、本画像データを用いて高画質表示を可能とするとともに、ユーザが本画像データを消去してしまった時でも、小さく圧縮された静止画像データを用いることで、静止画像の再生を可能とするものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、静止画像と音声データを同時に記録する機能を有するデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを得る手段と、音声を電気信号に変換して音声データを得る手段と、前記画像データを所定形態で画像データファイルとし、前記音声データを所定形態で音声ファイルとして格納する記憶手段とを備え、前記音声ファイルに前記画像データファイルを埋め込んだ静止画像付き音声ファイルを生成する手段を設けたものであり、本画像となる静止画像を消去した場合でも、静止画像付き音声ファイル再生時に静止画像を表示することができる。
【0053】
また本発明によれば、前記静止画像付き音声ファイルと前記画像データファイルを同時に生成することとしたので、静止画像付き音声ファイル再生時の静止画像データには、音声ファイルに結合された静止画像の本画像を用いて音声再生時に表示することができ、画質表示を可能とする。
【0054】
また本発明によれば、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、撮影時の時間をタイムスタンプとして前記静止画像付き音声ファイルに記録することとしたので、前記静止画像付き音声ファイルと、前記画像データファイルとのタイムスタンプを比較することで同名のファイルが存在した場合、実際に必要となるファイルの検出を行うことができる。
【0055】
また本発明によれば、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、前記画像データファイルの解像度を記録することとしたので、本画像を再生する際に解像度情報を前もって得ることができるので、前記画像データファイルの再生を行う際に解像度情報を検索する必要が生じないため、時間を早めることができる。
【0056】
また本発明によれば、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、前記画像データファイルのファイル名と格納ディレクトリ名を記録することとしたので、前記静止画像付き音声ファイルの関連情報からファイル名を簡単に呼び出すことで、音声ファイルに結合された静止画データの本画像となる前記画像データファイルを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタルカメラの一実施例の形態を示すブロック図である。
【図2】静止画付き音声ファイルを構成する静止画データ部分のフォーマット例、及び静止画付き音声ファイルのフォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
101 画像入力部
102 信号処理部
103 制御部
104 DMAコントローラ
105 メモリ
106 画像圧縮伸長部
107 記録読み出し部
108 記録媒体
109 表示インターフェイス
110 ディスプレイ
111 マイク
112 音声信号処理部
113 音声圧縮伸張部
114 操作部
20 静止画データ部分
30 静止画付き音声ファイル
201 JPEGヘッダー
202 ディレクトリ名階層0、ディレクトリ階層1、ファイル名+拡張子
203 本画像解像度
204 タイムスタンプ
205 JPEGコード
301 WAVヘッダ
302 WAVコード
Claims (3)
- 静止画像と音声データを同時に記録する機能を有するデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを得る手段と、音声を電気信号に変換して音声データを得る手段と、前記画像データを所定形態で画像データファイルとし、前記音声データを所定形態で音声ファイルとして格納する記憶手段とを備え、前記音声ファイルに前記画像データファイルを埋め込んだ静止画像付き音声ファイルを生成する手段を設けてなり、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、撮影時の時間をタイムスタンプとして前記静止画像付き音声ファイルに記録することを特徴とするデジタルカメラ。
- 静止画像と音声データを同時に記録する機能を有するデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを得る手段と、音声を電気信号に変換して音声データを得る手段と、前記画像データを所定形態で画像データファイルとし、前記音声データを所定形態で音声ファイルとして格納する記憶手段とを備え、前記音声ファイルに前記画像データファイルを埋め込んだ静止画像付音声ファイルを生成する手段を設け、前記静止画像付き音声ファイルと前記画像データファイルを同時に生成し、前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、撮影時の時間をタイムスタンプとして前記静止画像付き音声ファイルに記録することを特徴とするデジタルカメラ。
- 前記静止画像付き音声ファイルを生成する際に撮影された前記画像データファイルの関連情報として、前記画像データファイルの解像度情報を記録することを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ。
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