JPH0636468A - ディジタル信号記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録再生装置

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JPH0636468A
JPH0636468A JP18805892A JP18805892A JPH0636468A JP H0636468 A JPH0636468 A JP H0636468A JP 18805892 A JP18805892 A JP 18805892A JP 18805892 A JP18805892 A JP 18805892A JP H0636468 A JPH0636468 A JP H0636468A
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data
recording
track
screen
circuit
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JP18805892A
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Junko Ishimoto
順子 石本
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル信号記録再生装置においてつなぎ
撮り、あるいはインサート等の編集操作を行う際のカッ
トインポイント(あるいは、カットアウトポイント)に
おいて、予め記録されているトラックがオーバーライト
され、再生時、予め記録されていたデータが正しく再生
されない場合にも、視覚的に良好な再生画を得ることの
できるディジタル信号記録再生装置を得ることを目的と
する。 【構成】 入力されたディジタル信号を予め決められた
マクロブロックの位置により、画面上の外周部と内部と
に分割するように構成する。分割された外周部のマクロ
ブロックデータを予め特定された記録トラック位置に記
録するように構成する。編集時のカットインポイント
(あるいは、カットアウトポイント)にあたるトラック
に上記画面上の外周部の情報を記録するように記録フォ
ーマットを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル映像信号の磁
気テープ上の記録フォーマットを備えた、ディジタル信
号を記録再生するディジタル信号記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の家庭用カラーテレビの大画面化に
ともない、映像信号の記録再生メディアの高画質化が進
んでいる。また、高画質な映像を、高画質のまま記録再
生を行う蓄積メディアとして、映像信号をディジタル化
し、帯域圧縮(高能率符号化)を施して記録再生する家
庭用のディジタル信号記録再生装置(以降、DVTRと
記す。)の開発が各社で盛んに行われている。
【0003】従来の家庭用DVTRの記録再生方式につ
いて、IEEE Transactions on Consumer Electronics, V
ol. 34, No3 (AUGUST,1988) のPP.597-605の “AN EXPE
RIMENTAL DIGITAL VCR WITH 40MM DURM, SINGLE ACTUAT
OR AND DCT-BASED BIT-RATEREDUCTION” に記載されて
いるフィリップス社の記録再生方式について説明する。
【0004】図27に従来の家庭用ディジタルVTRの
記録系のブロック構成図を示す。なお、本システムは2
チャンネル記録方式を採用するものとする。図に於て1a
〜1cは入力端子、2a〜2cはアナログデータをディジタル
データに変換するA/D変換器、3は入力された輝度信
号Y、色差信号CB、およびCRに高能率符号化を施す
高能率符号化回路I、1000、および1001は高能率符号化
回路I3への入力、および出力端子、4は高能率符号化
回路I3より出力された2チャンネルのデータに再生時
に発生する誤りを訂正あるいは検出するための誤り訂正
符号を付加する誤り訂正符号回路、5a、および5bは誤り
訂正符号回路4より出力されるデータにディジタル変調
を施すディジタル変調回路、6a、および6bは同期信号、
およびID信号を付加する同期信号付加回路、7a、およ
び7bは記録アンプ、8a、および8bは回転ヘッド、9は磁
気テープである。
【0005】また、図28に従来の家庭用ディジタルV
TRの再生系のブロック構成図を示す。図において8、
および9は図27に示したものと同一であるので説明を
省略する。10a 、および10b は回転ヘッド8a、および8b
より再生された信号を増幅するヘッドアンプ、11a 、お
よび11b は再生信号よりデータを検出すると共に再生信
号のジッタを検出し補正するデータ検出回路、12a 、お
よび12b はディジタル復調回路、13は再生信号中の誤り
を訂正、検出する誤り訂正復号回路、14は誤り訂正復号
回路13の出力に、高能率復号を施し、映像信号を復元す
る高能率復号回路I、1006、および1009は、高能率復号
回路I14への入力、および出力端子、15a 〜15c はディ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、16
a 〜16cは出力端子である。
【0006】図29に、上記文献に記載されている従来
の高能率符号化回路I3のブロック構成図を示す。図に
おいて、17a 、および17b は入力された各信号を8画素
×8ラインのブロック(以下、このブロック単位で離散
コサイン変換を施すため、DCTブロックと記す。)に
分割するフィールドメモリ、28はフィールドメモリ17a
、および17b より各々の信号単位でDCTブロックに
ブロック化されたデータを時分割に多重し、マクロブロ
ックを構成した後、マクロブロック単位でシャフリング
を施すシャフリング回路である。なお、マクロブロック
の詳細な説明は後述する。1002、および1003はシャフリ
ング回路28への入力、および出力端子、18はシャフリン
グ回路28から出力された各ブロックのデータに対して離
散コサイン変換(以下、DCTと記す。)を施すDCT
回路、19はDCT回路18で変換された各係数を量子化す
る適応量子化器、20は適応量子化器19の出力に可変長符
号化を施す可変長符号化器、21はこの可変長符号化器20
の出力を固定のレートのデータにするためのバッファメ
モリ、22はバッファメモリ21がオーバーフローしないよ
うに、上記適応量子化器19の量子化パラメータを切換
え、また、上記可変長符号化器20で符号化する成分の選
定を行うバッファコントロールである。以上、フィール
ドメモリ17、シャフリング回路28、DCT回路18、適応
量子化器19、可変長符号化器20、バッファメモリ21、お
よびバッファコントロール22で、上記高能率符号化回路
I3は構成されている。
【0007】図30に、従来の高能率復号回路I14のブ
ロック構成図を示す。図において、23は可変長符号化の
施されたデータをもとの固定長のデータに変換する可変
長復号器、24は可変長復号器23の出力を固定のレートで
出力するバッファメモリ、25は逆適応量子化器、26は逆
適応量子化器25より出力されるデータに逆離散コサイン
変換(以下逆DCTと記す)を施す逆DCT回路、29は
逆DCT回路26より出力された再生ディジタル信号にデ
シャフリングを施すデシャフリング回路、1007、および
1008はデシャフリング回路29への入力および出力端子、
27a 、および27b はデシャフリングを施された再生ディ
ジタル信号を所定量遅延し、記録時に施されたブロック
化をデコードして出力するフィールドメモリである。以
上、可変長復号器23、バッファメモリ24、逆適応量子化
器25、逆DCT回路26、デシャフリング回路29、および
フィールドメモリ27により高能率復号回路I14は構成さ
れている。
【0008】次に、図27を用いて記録系の動作につい
て説明する。入力端子1a〜1cより入力された輝度信号
Y、および2つの色差信号CR,CBはA/D変換器2a
〜2cでA/D変換され、高能率符号化回路I3で記録ビ
ットレートが削減される。なお、高能率符号化回路I3
の詳しい動作の説明は後述する。高能率符号化回路I3
で記録ビットレートの落とされたデータは誤り訂正符号
回路4において、再生時に発生する誤りを訂正、検出す
るための誤り訂正符号が生成され記録信号に付加され
る。誤り訂正符号回路4で誤り訂正符号(以下、チェッ
クと記す。)の付加された記録ディジタル信号はディジ
タル変調回路5a、および5bで所定の変調則に従い記録信
号の低域成分が抑圧される(ディジタル変調)。ディジ
タル変調の施された記録ディジタルデータは同期信号付
加回路6a、および6bで同期信号、およびID信号等が付
加され、記録アンプ7a、および7bで増幅された後、回転
ヘッド8a、および8bを介して磁気テープ9上に記録され
る。
【0009】同様に再生系の動作を図28を用いて説明
する。回転ヘッド8a、および8bを介して磁気テープ9よ
り再生された2チャンネルの再生信号はヘッドアンプ10
a 、および10b で増幅された後、データ検出回路11a 、
および11b でディジタルデータに変換されると共に、再
生信号の持つジッタ(時間軸誤差)が吸収される。そし
て、ディジタル復調回路12a 、および12b によりディジ
タル復調され、再生ディジタル信号に変換され、誤り訂
正復号回路13に入力される。誤り訂正復号回路13では記
録時に予め付加しておいたチェックをもとに再生信号中
に発生した誤りを訂正、或いは検出する。誤り訂正復号
回路13で、誤り訂正、或いは検出の施された再生信号は
高能率復号回路I14で、可変長復号、逆DCT変換など
の処理が施された後、もとの輝度信号Y、および2つの
色差信号CB,CRに復元される。そして、D/A変換
器15a 〜15c によりアナログデータに変換され、出力端
子16a 〜16c より出力される。
【0010】次に、高能率符号化回路I3の動作を図2
9を用いて説明する。入力された輝度信号Yと、2つの
色差信号CR,およびCBはフィールドメモリ17a 、お
よび17b により所定量遅延されブロック化が行われる。
ブロック化は、入力された各信号を、まず始めに8画素
×8ラインのブロックに分割する。ブロック化の施され
た輝度信号Yと2つの色差信号CR、およびCBは、時
分割に多重され、シャフリング回路28に入力され、マク
ロブロックを構成する。なお、マクロブロックの構成に
ついての詳細、およびシャフリング回路28の詳細は後述
する。シャフリングを施された記録データはDCT回路
18に入力される。フィールドメモリ17でブロック化が施
され、シャフリング回路28で上記マクロブロック単位で
シャフリングの施されたデータは、DCT回路18におい
て離散コサイン変換(DCT)が施される。すなわち、
ブロックの各画素データをX(i,j)(i=0,1,
・・・,7;j=0,1・・・,7)と表すと、DCT
回路18は、まず、水平方向の8点DCT、すなわち、
【0011】
【数1】
【0012】を演算し、次に、この変換されたデータf
(m,j)(m=0,・・・,7;j=0,・・・,
7)に対して、垂直方向の8点DCTを行い、
【0013】
【数2】
【0014】を求め、この変換係数F(m,n)(m=
0,・・・,7;n=0,・・・,7)を出力する。
【0015】DCT回路18から出力される各変換係数
は、適応量子化器19で量子化される。この適応量子化器
19は、量子化ステップの異なる複数の量子化テーブルを
保持し、各ブロックの変換係数とバッファメモリ21から
のパラメータにより、量子化ステップを切り換える。例
えば、高いコントラストの立ち上がり部分は粗く量子化
し、小振幅のディテール部は細かく量子化するように構
成する。適応量子化器19の出力は可変長符号器20で可変
長符号化され、バッファメモリ21に入力される。バッフ
ァメモリ21に蓄えられたデータは固定レートで読み出さ
れる。バッファコントロール22は、バッファメモリ21に
蓄えられているデータを検知し、そのデータ量により量
子化パラメータを決定し、適応量子化器19を制御する。
また、このバッファコントロール22はバッファメモリ21
に蓄えられているデータ量により可変長符号器20で符号
化する変換係数を選定する。
【0016】同様に高能率復号回路I14の動作を図30
を用いて説明する。誤り訂正復号回路13より出力された
再生ディジタル信号は可変長復号器23で可変長復号され
て固定長のデータに変換される。バッファメモリ24で
は、可変長復号された固定長のデータを固定のレートで
読み出す。バッファメモリ24より読み出された固定長の
データは逆適応量子化器25により逆量子化され、逆DC
T回路26に入力される。逆DCT回路26では、入力され
た再生ディジタル信号に逆離散コサイン変換(逆DC
T)を施す。逆DCTの施された再生輝度信号Yと、2
つの再生色差信号CB、およびCRは、デシャフリング
回路29でデシャフリングを施されマクロブロックを解か
れると、フィールドメモリ27a 、および27b に一旦蓄え
られ、所定量遅延された後、記録時に施されたブロック
化がデコードされてD/A変換器15a〜15c へ出力され
る。デシャフリング回路29の詳細については後述する。
【0017】本従来例の記録フォーマット生成を説明す
る前に、従来例の記録トラックパターンと記録データの
配置の関係について説明する。図31の(a)に、本従
来例で採用するテープとドラムの位置関係図を示す。図
のようにテープ巻き付け角は180 度、2チャンネル回転
ヘッドを採用し、ドラム回転数を9000rpm とする。図3
1の(b)は図31の(a)に示す従来例の記録方式を
採用するディジタルVTRの磁気テープ9に形成される
記録トラックのトラックパターン図を示す。従って、上
記のように本従来例では2チャンネル記録を行うもので
あるので図31の(b)に示すように1フレームは10本
のトラックに分けて磁気テープ上に記録される。また、
図中の矢印の方向に回転ヘッド8a、および8bの走査方向
を示す。
【0018】図32に、輝度信号Yと2つの色差信号C
B、及びCRの1フィールド内のDCTブロック構成を
示す。本従来例では、1フィールドあたり輝度信号Yは
水平方向に720 画素で垂直方向に240 ライン、2つの色
差信号CB、及びCRはともに水平方向に360 画素で垂
直方向に120 ラインで構成されるものとする。よって1
フィールドあたり輝度信号Yは水平方向に90ブロック、
垂直方向に30ブロックの合計2700DCTブロックで構成
され、2つの色差信号CB、及びCRはともに水平方向
に45ブロック、垂直方向に15ブロックの合計675 DCT
ブロックで構成される。
【0019】次に、図33を用いて、シャフリング回路
28でシャフリングを施す際の基本単位である、マクロブ
ロックの構成について説明する。フィールドメモリ17に
おいて4:1:1で入力される輝度信号Y、および色差
信号CB,CRはそれぞれ8画素×8ラインのDCTブ
ロックに分割される。シャフリング回路28では輝度信号
Yについては図33の(a)に示すように4つのDCT
ブロックを1つにまとめ、色差信号CB,CRについて
は各1つのDCTブロックをそのままとり、これら計6
つのDCTブロックを1つにまとめマクロブロックを構
成する。この際、時分割多重が行われ、例えば図33の
(b)に示すようにCB11、CR11、Y11、Y1
2、Y21、Y22という順にならべたものを1マクロ
ブロックとする。また、1フィールドのマクロブロック
の構成図は図33の(c)に示す通りであり、1フィー
ルドあたりのマクロブロック数は675 マクロブロックで
ある。
【0020】本従来例では、図33の(c)に示す画面
の走査方向に配置されたマクロブロックに対し、シャフ
リングを施す。シャフリングとは図33の(c)中の矢
印に示す画面の走査方向に並ぶマクロブロックを並べ換
えるものである。図34はM系列の乱数によりランダム
シャフリングを施した場合の図である。なお、本従来例
では、図34に示すM系列の乱数によりマクロブロック
にシャフリングを施した場合について説明する。
【0021】次に、シャフリングを施された記録データ
を磁気テープ9上に記録する、記録方法について説明す
る。シャフリングを施さない場合は上記構成方法で構成
されたマクロブロックは図33の(c)に示す画面の走
査方向に従う順に読みだされ、時系列に並べられ、回転
ヘッド8a、および8bにより図31中に示す矢印の方向に
示すヘッドの回転方向に従うテープの記録方向に記録さ
れる。一方、シャフリングを施す場合はシャフリングに
より、読みだす順序をランダム化されたマクロブロック
はランダムシャフリングによる読みだし順に時系列に並
べられ、回転ヘッド8a、および8bによりテープのマクロ
ブロックの順に、図31中に矢印で示すテープの記録方
向に記録される。
【0022】図35に、シャフリング回路28のブロック
構成図を示す。401 は入力されたDCTブロックをもと
に、マクロブロックを構成する記録データ生成回路I、
402はシャフリングメモリI、403 はシャフリングを施
すシャフリングテーブルを有し、シャフリングメモリI
402 を制御するシャフリング制御回路I,1002、および
1003はシャフリング回路28への入力、および出力端子で
ある。
【0023】図36に、デシャフリング回路29のブロッ
ク構成図を示す。501 はデシャフリングメモリI、502
はデシャフリングを施すデシャフリングテーブルを有
し、デシャフリングメモリI501 を制御するデシャフリ
ング制御回路I,503 はデシャフリングメモリI501 か
ら読み出されるマクロブロックより、輝度信号Y、およ
び色差信号CB,およびCRを分離する再生データ復元
回路I,1004、および1005はデシャフリング回路29への
入力、および出力端子である。
【0024】次に、図35を用いて本従来例のシャフリ
ング回路28の動作について説明する。シャフリング回路
28では、フィールドメモリ17で8画素×8ラインのDC
Tブロックにブロック化されたデータが入力されると、
記録データ生成回路I401 で入力されたDCTブロック
をもとに図33に示すマクロブロックを構成する。本従
来例でのシャフリングについて説明する。記録データ生
成回路I401 で構成されたマクロブロックはシャフリン
グ制御回路I403 内のシャフリングテーブルに従いマク
ロブロックの読みだし順序を決定される。この読みだし
順序に従い各マクロブロックのシャフリングメモリI40
2 への書き込みアドレスが発生され、発生された書き込
みアドレスに従って、マクロブロックデータをシャフリ
ングメモリI402 に一旦書き込む。以上の方法でシャフ
リングが施され、シャフリングメモリI402 に蓄えられ
た記録データはDCT回路18に出力される。
【0025】次に、図36を用いて本従来例のデシャフ
リング回路29の動作について説明する。デシャフリング
回路29では、逆DCT回路26から入力された再生データ
はデシャフリング制御回路I503 内のデシャフリングテ
ーブルに従い、デシャフリングメモリII501 へのデータ
の書き込みアドレスが発生され、デシャフリングメモリ
I501 に一旦蓄えられる。デシャフリングメモリI501
から読み出された再生データは、再生データ復元回路I
502 でマクロブロックより輝度信号Y,および色差信号
CB,およびCRを分離し、もとのDCTブロック単位
のデータを復元する。再生データ復元回路I502 でもと
のDCTブロック単位のデータに復元された再生データ
はフィールドメモリ27に出力される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルVT
Rは以上のように構成されており、このような記録フォ
ーマットを有するディジタルVTRを用いて編集走査を
行う場合、サーボ精度、或いはVTR特有のトラック曲
がり等の問題で図37に示すように編集の記録開始時
(以下カットインポイントと記す)あるいは、記録終了
時(以下カットアウトポイントと記す)で、予め記録さ
れていたトラックをオーバーライトされ、オーバーライ
トされたトラックのデータが正しく再生されず良好な再
生画が得られないという問題点があった。
【0027】つなぎ撮り(アセンブル)編集時における
カットインポイント、あるいはインサート編集時におけ
るカットインポイント、およびカットアウトポイント
で、予め記録されていたトラックをオーバーライトして
しまい1フィールドの全データの20%にあたるデータが
再生されない。1フィールドのデータにマクロブロック
単位でランダムシャフリングを施されている場合、オー
バーライトされた1本のトラックには画面全体にわたる
データが記録されているため、図38に示すように1フ
ィールドの全マクロブロックのうち20%のマクロブロッ
クが正しく再生されない。正しく再生されず得られなか
ったマクロブロックのデータは、フィールドメモリ27内
の前フィールドの該当するマクロブロックデータにより
補間されるが、前フィールドの映像情報が画面全体に散
らばり、再生画は非常に見苦しいものとなる。
【0028】図39に1フレームのデータのインサート
編集を行った場合のトラックパターンを示した。カット
インポイント、およびカットアウトポイントにおいて予
め記録されていたトラックがオーバーライトされる様子
を示す。インサートする1フレームのデータの1本目の
トラック、すなわちカットインポイントにおいて予め記
録されているデータへのオーバーライトが起こる場合、
インサートフレームの直前にあたる位置に予め記録され
ていたフィールドデータの最後のトラックに記録されて
いるマクロブロックデータが正しく再生されず、前フィ
ールドより補間されるため再生画は前述の理由により非
常に見苦しいものになる。また、インサートする1フレ
ームのデータの10本目のトラック、すなわちカットアウ
トポイントにおいて予め記録されているデータへのオー
バーライトが起こる場合、インサートフレームの直後に
あたる位置に予め記録されていたフィールドデータの1
本目のトラックに記録されている画面全体にわたるマク
ロブロックデータが正しく再生されず、前フィールドの
該当するマクロブロックデータにより補間されるため再
生画は同様に非常に見苦しいものになる。このようにイ
ンサート編集を行う場合、カットインポイントでのオー
バーライトによりインサートフレーム位置の直前、ある
いはカットアウトポイントでのオーバーライトによりイ
ンサートフレーム位置の直後のフィールドの再生画に影
響が出る。
【0029】本発明の目的は、上記した欠点をなくし、
編集のカットインポイント(あるいは、カットアウトポ
イント)におけるオーバーライトにより完全には再生で
きないトラックが生じた場合にも視覚的に良好な再生画
が得られる記録フォーマットを提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本願における第1発明
の、nフィールド、あるいはnフレームの映像情報をm
本のトラックに分割記録を行うディジタル信号記録再生
装置において(m、nは正整数)、入力されたディジタ
ル映像信号の同一フィールドあるいは同一フレーム内の
隣接する画素を複数個集めてブロック化を施し該ブロッ
ク化の施されたブロックに高能率符号化を施す高能率符
号化手段を有し、記録時、該ブロック化の施されたブロ
ックの画面上の位置によって画面の外周部と画面の内部
のデータに分割しメモリへ記憶した後、画面の外周部の
データを前記m本のトラックのうちm番目のトラックに
記録するように上記メモリを制御するメモリ制御手段を
有することを特徴とする。
【0031】本願における第2発明の、nフィールドの
映像情報をm本のトラックに分割記録を行うディジタル
信号記録再生装置は(m、nは正整数)、前記m本のト
ラックのうち1番目のトラックとm番目のトラックに画
面の外周部のデータの映像情報を分割記録するように上
記メモリ制御手段を制御することを特徴とする。
【0032】本願における第3発明の、nフィールドの
映像情報をm本のトラックに分割記録を行うディジタル
信号記録再生装置は(m、nは正整数)、つなぎ撮り記
録開始時に再生トラック位置を判別し、前記m本のトラ
ックのうち1番目のトラックと判別されたトラック相当
位置からつなぎ撮り編集の記録動作を開始することを特
徴とする。
【0033】本願における第4発明の、nフィールドの
映像情報をm本のトラックに分割記録を行うディジタル
信号記録再生装置は(m、nは正整数)、インサート記
録開始時に前記m本トラックのうち1番目のトラックと
判別されたトラックから記録を開始し、m本単位で記録
動作を続け、記録終了フィールドはm−1番目のトラッ
クまでを記録し、上記画面の外周情報の記録されている
m番目のトラックは記録しないように回転ヘッドの記録
動作を制御することを特徴とする。
【0034】
【作用】本発明によるディジタル信号記録再生装置は、
つなぎ撮り編集時に画面の外周部のデータを指定した1
フィールド、あるいは1フレームの最後のトラックに固
めて記録するため、つなぎ撮り編集走査を行う際のカッ
トインポイントで、予め記録されていたトラックのデー
タがオーバーライトされ、つぶれてしまった場合でも、
画面上で視覚的に目立たない画面の外周部データが正し
く再生されないにとどまり、画面の内部の視覚的に重要
部分は正しく再生されるため、再生時つなぎ目において
も画質の劣化の目立たない再生画像を得ることが可能と
なる。
【0035】また、第2の発明によるディジタル信号記
録再生装置は、画面の外周部のデータを、映像情報を記
録するトラックの両端に固めて記録するように上記メモ
リ制御手段を制御するように構成するのでインサート編
集操作を行う際のカットインポイント、あるいはカット
アウトポイントで、予め記録されていたトラックのデー
タがオーバーライトされ、つぶれてしまった場合でも、
画面上で視覚的に目立たない画面の外周部データが正し
く再生されないにとどまり、画面の内部の視覚的に重要
部分は正しく再生されるため、再生時上記カットインポ
イント、あるいはカットアウトポイントにおいて視覚的
に画質の劣化の目立たない再生画像を得ることが可能と
なる。
【0036】また、第3の発明によるディジタル信号記
録再生装置は、つなぎ撮り編集開始時に再生トラック位
置を判別し1フィールドの1番目のトラック相当位置か
らつなぎ撮り記録動作を開始できるため、上記記録フォ
ーマットにより生成されたデータにオーバーライトする
際のカットインポイントにおいてオーバーライトが起こ
る場合にも、予め記録されていたデータの画面上の外周
部のデータが固めて記録されている1フィールド、ある
いは1フレームの最後のトラックがオーバーライトされ
るため、視覚的に画質の劣化の目立たない再生画像を得
ることが可能となる。
【0037】さらに、第4の発明によるディジタル信号
記録再生装置は、インサート編集時の記録開始時に1フ
ィールドの1番目のトラックから記録を開始しカットア
ウトポイントでインサートするデータの最後の1トラッ
クのデータは書き込まないため、上記記録フォーマット
により生成されたデータのインサート編集直後のフィー
ルドの映像情報がオーバーライトされずそのまま残り、
またインサートするデータの最後のトラックには画面の
外周部のデータが固めて記録されているため再生されず
前フィールドのデータで補間されても再生画像に与える
影響は小さいため、カットアウトポイントにおいて視覚
的に画質の劣化が目立たない再生画像を得ることが可能
となる。
【0038】
【実施例】 実施例1.図1は本発明の1実施例であるディジタル信
号記録再生装置の、記録信号処理系のブロック構成図で
ある。図において1、2、および4〜9は図27に示し
たものと同一であるので説明は省略する。100 は高能率
符号化回路II、2000、および2001は高能率符号化回路II
100 への入力、および出力端子、101 は記録フォーマッ
ト生成回路I、2002、および2003は記録フォーマット生
成回路Iへの入力、および出力端子である。
【0039】図2に本発明の1実施例であるディジタル
信号記録再生装置の再生信号処理系のブロック構成図を
示す。図において8〜13、15、および16は図28に示し
たものと同一であるので説明は省略する。110 は高能率
復号回路II、2006、および2007は高能率復号回路II110
への入力および出力端子、113 は再生データ合成回路
I,2004,および2005は再生データ合成回路I113 への
入力、および出力端子である。
【0040】図3には本発明の1実施例であるディジタ
ル信号記録再生装置の高能率符号化回路II100 のブロッ
ク構成図を示す。図において、17〜22は図29に示した
ものと同一であるので説明は省略する。2000、および20
01は高能率符号化回路II100への入力、および出力端子
である。本実施例の高能率符号化回路II100 では従来例
で図29に示したシャフリング回路28が省かれた構成に
なっている。
【0041】図4に本発明の1実施例であるディジタル
信号記録再生装置の高能率復号回路II110 のブロック構
成図を示す。図において、23〜27は図30に示したもの
と同一であるので説明は省略する。2006、および2007は
高能率復号回路II110 への入力、および出力端子であ
る。
【0042】次に、図1を用いて記録系の動作について
説明する。入力端子1a〜1cより入力された輝度信号Y、
および2つの色差信号CR,CBはA/D変換器2a〜2c
でA/D変換され、高能率符号化回路II100 に入力され
る。なお、高能率符号化回路II100 の詳しい動作の説明
は後述する。高能率符号化回路II100 で記録ビットレー
トの削減されたデータは、記録フォーマット生成回路I
101 に入力され、シャフリングが施され、記録フォーマ
ットが生成される。記録フォーマットの決定された記録
データは誤り訂正符号化回路4に入力され、再生時に発
生する誤りを訂正、検出するためのチェックが生成され
記録信号に付加される。誤り訂正符号化回路4でチェッ
クの付加された記録ディジタル信号はディジタル変調回
路5a、および5bでディジタル変調が施され、記録信号の
低域成分が抑圧される。ディジタル変調の施された記録
ディジタルデータは同期信号付加回路6a、および6bで同
期信号、およびID信号等が付加され、記録アンプ7a、
および7bで増幅された後、回転ヘッド8a、および8bを介
して磁気テープ9上に記録される。
【0043】同様に再生系の動作を図2を用いて説明す
る。回転ヘッド8a、および8bを介して磁気テープ9より
再生された2チャンネルの再生信号はヘッドアンプ10a
、および10b で増幅された後、データ検出回路11a 、
および11b でディジタルデータに変換されると共に、再
生信号の持つジッタが吸収される。そして、ディジタル
復調回路12a 、および12b によりディジタル復調され、
誤り訂正復号回路13では記録時に予め付加しておいたチ
ェックをもとに再生信号中に発生した誤りを訂正、ある
いは検出が施される。誤り訂正復号回路13で、誤り訂
正、あるいは検出された再生信号は再生データ合成回路
I113 に入力され、デシャフリングが施され高能率復号
回路II110 に入力される。なお、再生データ合成回路I
の詳しい動作については後述する。デシャフリングを施
された再生データは、高能率復号回路II110 において再
生ディジタルデータの可変長復号、逆DCT変換などの
処理が施され、もとの輝度信号Y、および2つの色差信
号CB,CRが復元される。なお、高能率復号回路II11
0 の詳しい動作については後述する。そして、D/A変
換器15a 〜15c によりアナログデータに変換され、出力
端子16a 〜16c より出力される。
【0044】次に、高能率符号化回路II100 の動作を図
3を用いて説明する。入力された輝度信号Yと、2つの
色差信号CR,およびCBは従来例と同様にフィールド
メモリ17a 、および17b により所定量遅延されブロック
化が行われる。ブロック化は入力された各信号を、まず
始めに8画素×8ラインのDCTブロックに分割する。
次に、ブロック化の施された輝度信号Yと2つの色差信
号CR、およびCBは、時分割に多重され、図33に示
すマクロブロックが構成され、DCT回路18に入力され
る。DCT回路18において離散コサイン変換(DCT)
が施された各変換係数は、適応量子化器19で量子化され
る。適応量子化器19の出力は可変長符号器20に入力さ
れ、可変長符号化が施される。バッファメモリ21は可変
長符号器20より出力されたデータを一旦蓄え、固定のレ
ートで読み出す。バッファコントロール22は、バッファ
メモリ21に蓄えられているデータを検知し、そのデータ
量により量子化パラメータを決定し、適応量子化器19を
制御する。また、このバッファコントロール22はバッフ
ァメモリ21に蓄えられているデータ量により可変長符号
器20で符号化する変換係数を選定する。
【0045】同様に高能率復号回路II110 の動作を図4
を用いて説明する。再生データ合成回路I113 より出力
された再生ディジタル信号は可変長復号器23に入力さ
れ、可変長復号が施され、固定長のデータに変換され
る。バッファメモリ24では、可変長復号された固定長の
データを固定のレートで読み出す。バッファメモリ24よ
り固定のレートで読みだされたデータは逆量子化器25に
入力され、逆適応量子化され、逆DCT回路26で逆DC
Tを施される。逆DCT回路26で逆DCTを施されたデ
ータはフィールドメモリ27に入力され8画素×8ライン
のDCTブロックがデコードされ、もとの輝度信号Y、
および色差信号CB,CRに復元され、D/A回路15で
アナログデータに変換され出力される。
【0046】図5に、本実施例の記録フォーマット生成
回路I101 のブロック構成図を示す。201 は記録データ
の画面上の位置により画面の外周部のマクロブロックと
内部マクロブロックに分割するデータ分割回路、202aは
外周部マクロブロックデータにシャフリングを施すシャ
フリング回路IIa 、202bは内部マクロブロックデータに
シャフリングを施すシャフリング回路IIb 、203 はシャ
フリング回路II202 でシャフリングの施されたデータを
予め定められたトラックに記録するための記録データを
生成する記録データ生成回路II、2002、および2003は記
録フォーマット生成回路I101 への入力、および出力端
子である。
【0047】図6に、本実施例の再生データ合成回路I
113 のブロック構成図を示す。301は再生映像データを
再生トラックの位置(トラックナンバ)により、画面の
外周部のマクロブロックデータと画面の内部マクロブロ
ックデータとに分割する再生データ分割回路、302aは再
生データ分割回路301 より出力される画面の外周部のマ
クロブロックにデシャフリングを施すデシャフリング回
路IIa、302bは再生データ分割回路301 より出力される
画面の内部のマクロブロックにデシャフリングを施すデ
シャフリング回路IIb 、303 は再生データ分割回路301
で2つに分割され、デシャフリング回路II302 でデシャ
フリングを施された再生データを合成する再生データ復
元回路II、2004、および2005は再生データ合成回路I11
3 への入力、および出力端子である。
【0048】次に、記録フォーマット生成回路I101 の
動作を説明する前に本発明の概念を説明する。なお、本
実施例のディジタルVTRは従来例と同様に2チャンネ
ル記録方式を採用するものとし、またドラム回転数は90
00rpm とした。よって、従来例と同様に1フレームは10
本のトラックに分割記録されることになる。
【0049】ここで、従来例と同様に本実施例のディジ
タルVTRを用いてフレーム単位の編集動作を行う場合
について説明する。本実施例においても従来例と同様に
図37に示すように、編集時、サーボ精度、或いはVT
R特有のトラック曲がり等の問題で編集のカットインポ
イント(あるいは、カットアウトポイント)で、予め記
録されていたトラックをオーバーライトし、つぶしてし
まう場合が発生する。よって、本実施例でもフレーム単
位の編集を行った場合、編集の際のカットインポイン
ト、あるいはカットアウトポイントで、予め記録されて
いたトラックをオーバーライトしてしまい1フィールド
の全データの20%にあたる1本のトラックが完全に再生
されない場合が発生する。
【0050】以下、このように予め記録されていたトラ
ックがつぶされ、正しく再生されない場合にもある程度
の再生画を得ることのできる、本実施例の記録フォーマ
ットについて説明する。
【0051】図7、および図8を用いて、本発明の第1
の実施例である記録フォーマットについて説明する。一
般に再生画像において画面の外周部のマクロブロックは
視覚上あまり目立たない部分である。一方、画面中心付
近の情報は再生画像の中心をなす重要な部分であり、こ
の部分が正しく再生されないと再生画像の乱れが視覚的
に非常に目立つ。
【0052】本実施例1の記録フォーマットは記録時に
編集時のカットインポイントとなる5本目のトラックに
あらかじめ映像データの画面上の外周部にあたるデータ
が記録されるように構成する。これにより編集時カット
インポイントにおいて予め記録されていた5本目のトラ
ックをオーバーライトした場合でも、再生時前記オーバ
ーライトされた5本目のトラックには画面上の外周部に
あたるデータが記録されるように構成されているため視
覚的に良好な再生画像を得ることができるものである。
【0053】図7は、1フィールドの映像データにおい
て再生画像中視覚的に目立たない画面上の外周部のマク
ロブロックと再生画像中視覚的に非常に目立つ画面の内
部のマクロブロックの位置を示す図である。画面上の斜
線部分が画面の外周部にあたる部分、その他の部分は画
面の内部とする。
【0054】図7の画面を外周部のマクロブロックと内
部のマクロブロックに分割する方法について詳細を説明
する。従来例と同様、本実施例でも映像信号は、図32
に示すように1フィールドあたり輝度信号Yは水平方向
に720 画素で垂直方向に240ライン、2つの色差信号C
B、及びCRはともに水平方向に360 画素で垂直方向に
120 ラインにより構成されるものとする。よって、DC
Tブロックでは1フィールドあたり輝度信号Yは水平方
向に90ブロック、垂直方向に30ブロックより合計2700D
CTブロックで構成され、2つの色差信号CB、及びC
Rはともに水平方向に45ブロック、垂直方向に15ブロッ
クより合計675 DCTブロックから構成されており、前
述のようにシャフリングを施すマクロブロックは輝度信
号Yについては4つのDCTブロック、2つの色差信号
CB、およびCRについてはそれぞれ1つのDCTブロ
ックで構成されるものとする。従って、1フィールドあ
たりのマクロブロック数は675 ブロックである。
【0055】分割は次のように行う。本実施例では1フ
ィールドの映像情報を5分割するものとする。マクロブ
ロックを画面の向かって右下の角から左回りで外周部に
沿って計135 マクロブロック(675/5=135)を集め外周部
のマクロブロックとする。一方残りの540 マクロブロッ
クを画面の内部のマクロブロックとする。
【0056】次に、以上の記述をふまえて、本実施例の
記録フォーマット生成回路I101 の動作を図5を用いて
説明する。データ分割回路I201 では高能率符号化回路
II100 からマクロブロックのデータが入力されると、上
述の要領でマクロブロックの画面上の位置により画面の
外周部のマクロブロックと内部のマクロブロックに分割
する。そして、画面の外周部にあたるマクロブロックの
データはシャフリング回路IIa202a へ、画面の内部にあ
たるマクロブロックのデータはシャフリング回路IIb202
b へそれぞれ入力されシャフリングを施される。なお、
本実施例では、シャフリングはマクロブロック単位で行
うものとする。また、シャフリングは従来例と同様M系
列の乱数を用いて行うものとする。シャフリングを施さ
れたマクロブロックデータは記録データ生成回路II203
で予め指定されている記録トラックにシャフリングを施
されたデータ順に従いマクロブロックを配置し記録デー
タを生成する。図8に、本実施例1の具体的な記録トラ
ックパターンを示す。本実施例では、図に示すように1
フィールドの映像情報を4本目のトラックまでに図7中
の画面の内部のマクロブロックを記録し、斜線を施した
1フィールドの最後の5本目のトラックに図7中の斜線
部分の画面の外周部のマクロブロックを記録するように
記録データ生成回路II203 を制御する。以上のように記
録データ生成回路II203 によりデータ生成され出力され
た記録データは誤り訂正符号化回路4に出力される。
【0057】次に、図6を用いて本実施例の再生データ
合成回路I113 の動作を説明する。誤り訂正復号回路13
から入力された2チャンネルの再生データは再生データ
分割回路301 で再生トラックナンバによりデータが画面
の外周部のマクロブロックデータであるか画面の内部の
マクロブロックデータであるかが判断され分割される。
再生データ分割回路301 により画面の外周部のマクロブ
ロックデータと判断されたマクロブロックデータはデシ
ャフリング回路IIa302a に、一方再生データ分割回路30
1 で画面の内部のマクロブロックデータと判定さたマク
ロブロックはデシャフリング回路IIb302b に入力されそ
れぞれデシャフリングが施される。デシャフリング回路
II302 でデシャフリングを施された再生データは再生デ
ータ復元回路II303 で画面の外部のマクロブロックデー
タと内部のマクロブロックデータに分割されているもの
を1チャンネルのデータに合成する。再生データ復元回
路II303 でもとのデータに復元された再生データは高能
率復号回路II110 に出力される。
【0058】以下、上記ディジタルVTRを用いてフレ
ーム(あるいはフィールド)単位のアセンブル編集を行
う場合について説明する。上述のように、アセンブル編
集を行う場合、サーボ精度、あるいはVTR特有のトラ
ック曲がり等の影響でカットインポイントにおいて予め
記録されていた5本のトラックのデータが図37に示す
ようにオーバーライトされてしまうような場合が発生す
る。このような場合、再生時に上記カットインポイント
において、5本のトラックに記録されているデータが正
しく再生されない。しかし、上記記録フォーマットにお
いては、1フィールドの映像情報中、比較的目立たない
画面の外周部のデータをトラックと5本目のトラックに
固めて記録している。従ってアセンブル編集のカットイ
ンポイントにおいて、再生されなかった部分の映像情報
を前フィールドの映像情報で補間することにより再生画
像の乱れを視覚的に目立たなくすることが可能となる。
なお、本実施例では、上記カットインポイントでの5本
目のトラックに記録されている外周部のマクロブロック
のデータは高能率復号回路II110 中のフィールドメモリ
27a 、および27b に記憶されている前フィールド(ある
いは、前フレーム)のマクロブロックのデータで補間す
るものとする。本実施例では、再生時のカットインポイ
ントの検出にあたっては誤り訂正復号回路113 で検出さ
れた誤り検出フラグを用いて行うものとする。フィール
ドメモリ27で補完されたデータはD/A変換器15a 〜15
c によりアナログデータに変換され、出力端子16a 〜16
c により出力される。
【0059】図9に再生画のイメージを示す。図の斜線
部分が画面の外周部のデータとした部分である。つなぎ
撮り編集時に予め記録されていたトラックのデータがオ
ーバーライトされ正しく再生されない場合が起こって
も、図9に示す斜線部分のように再生画像中で目立たな
い画面の外周部のデータを、上述のように前フィールド
の映像情報で補間するため、視覚的に画質の劣化の目立
たない再生画像が得られるものである。
【0060】なお、本実施例1では画面の外周部のマク
ロブロックを1本のトラックに固めて記録し、アセンブ
ル編集を行なう際のカットインポイントが上記画面の外
周部の情報が記録されているトラックになるようにトラ
ッキング制御をする。トラッキング制御は1フィール
ド、あるいは1フレーム単位で行われる。本実施例1で
は1フィールドを5本のトラックに記録する際、上記画
面の外周部のマクロブロックデータを5本目のトラック
に固めて記録するため、アセンブル編集時、上記トラッ
キング制御を各フィールドを記録しているトラックの先
頭のトラックに合わせるように制御することにより良好
なアセンブル編集を実現できる。なお、本実施例では1
フィールド、あるいは1フレーム単位の編集について述
べたが数フィールド単位の編集でも上記記録フォーマッ
トで良好な再生画像が得られることはいうまでもない。
【0061】実施例2.以下、本発明の第2の実施例に
ついて説明する。なお、本発明の第2の実施例であるデ
ィジタル信号記録再生装置の記録信号処理系、および再
生信号処理系のブロック構成図は上述の実施例1に示し
た図1、および図2と同一のものであり、動作も同一の
ものであるので説明は省略する。
【0062】また、本発明の第2の実施例であるディジ
タル信号記録再生装置に搭載されている搭載する高能率
符号化回路II100 、および高能率復号回路IIのブロック
構成図も上記実施例1で示した、図3、および図4と同
一のものであり、動作も同一であるので説明は省略す
る。
【0063】また、本発明の第2の実施例であるディジ
タルVTRに搭載されている記録フォーマット生成回路
I101 、および再生データ合成回路I113 のブロック構
成図も同様に、図5、および図6に示したものと同一の
ものであるので説明は省略する。
【0064】次に、記録フォーマット生成回路I101 の
動作を説明する前に本発明の概念を説明する。なお、本
実施例2のディジタルVTRも上記実施例1と同様に2
チャンネル記録方式を採用するものとし、またドラム回
転数は9000rpm とする。よって、1フレームは10本のト
ラックに分割記録されるものである。
【0065】本実施例に示すディジタルVTRを用いて
フレーム単位の編集動作を行う場合においても従来例と
同様に図37に示すように、編集時、サーボ精度、或い
はVTR特有のトラック曲がり等の問題で編集のカット
インポイント(あるいは、カットアウトポイント)で、
予め記録されていたトラックをオーバーライトし、つぶ
してしまう場合が発生する。よって、本実施例でもフレ
ーム単位の編集を行った場合、編集の際のカットインポ
イント、あるいはカットアウトポイントで、予め記録さ
れていたトラックをオーバーライトしてしまい1フィー
ルドの全データの20%にあたる1本のトラックが完全に
再生されない場合が発生する。
【0066】以下、このように予め記録されていたトラ
ックがつぶされ、正しく再生されない場合にもある程度
の再生画を得ることのできる、本実施例の記録フォーマ
ットについて説明する。
【0067】図10、および図11を用いて、本発明の
第2の実施例である記録フォーマットについて説明す
る。上述のように、一般に再生画像において画面の外周
部のマクロブロックは視覚上あまり目立たない部分であ
る。一方、画面中心付近の情報は再生画像の中心をなす
重要な部分であり、この部分が正しく再生されないと再
生画像の乱れが視覚的に非常に目立つ。
【0068】本実施例2の記録フォーマットは記録時に
インサート編集時のカットインポイントとなる5本目の
トラック、およびカットアウトポイントとなる1本目の
トラックに予め映像データの画面上で外周部にあたるマ
クロブロックデータが記録されるように構成する。これ
によりインサート編集時カットインポイントにおいて予
め記録されていた5本目のトラックをオーバーライトし
た場合、およびカットアウトポイントにおいて予め記録
されていた1本目のトラックをオーバーライトした場合
でも、再生時前記オーバーライトされた5本目、および
1本目のトラックには画面上の外周部にあたるデータが
記録されるように構成されているため視覚的に良好な再
生画像を得ることができるものである。
【0069】図10は、本実施例における1フィールド
の映像データにおいて再生画像中視覚的に目立たない画
面上の外周部のマクロブロックと再生画像中視覚的に非
常に目立つ画面の内部のマクロブロックの位置を示す図
である。画面上の斜線部分が画面の外周部にあたる部
分、その他の部分は画面の内部とする。
【0070】図10の画面を外周部のマクロブロックと
内部のマクロブロックに分割する方法について詳細を説
明する。従来例と同様、本実施例でも1フィールドの映
像信号は、図32に示す構成となっており、マクロブロ
ックの構成も図33に示すものを採用する。すなわち1
フィールドあたりのマクロブロック数は675 ブロックで
ある。よって、本実施例2でも1フィールドの映像情報
を5本のトラックに記録するため、上記1フィールド内
のマクロブロックを5分割する。分割方法は画面の向か
って右下の角から左回りに画面の外周部のマクロブロッ
クを全マクロブロック675 の内5分の2にあたる270 マ
クロブロックまでを画面の外周部のマクロブロックと
し、一方残りの405 マクロブロックを画面の内部のマク
ロブロックとする。
【0071】次に、以上の記述をふまえて、第1の実施
例と同様に本実施例の記録フォーマット生成回路I101
の動作を図5を用いて説明する。データ分割回路I201
では高能率符号化回路II100 からマクロブロックのデー
タが入力されると、上述の要領でマクロブロックの画面
上の位置により画面の外周部のマクロブロックと内部の
マクロブロックに分割する。そして、画面の外周部にあ
たるマクロブロックのデータはシャフリング回路IIa202
a へ、画面の内部にあたるマクロブロックのデータはシ
ャフリング回路IIb202b へそれぞれ入力されシャフリン
グを施される。なお、本実施例では、シャフリングはマ
クロブロック単位で行うものとする。また、シャフリン
グは従来例と同様M系列の乱数を用いて行うものとす
る。シャフリングを施されたマクロブロックデータは記
録データ生成回路II203 で予め指定されている記録トラ
ックにシャフリングを施されたデータ順に従いマクロブ
ロックを配置し記録データを生成する。図11に、本実
施例2の具体的な記録トラックパターンを示す。本実施
例では、図に示すように1フィールドを示す5本のトラ
ックに対して、斜線を施したはじめの1本目のトラック
と最後の5本のトラックに図10中の斜線部分の画面の
外周部のマクロブロックを記録し、2本目から4本目ま
での3本に画面の内部のマクロブロックを記録するよう
に記録データ生成回路II203 を制御する。以上のように
記録データ生成回路II203 によりデータ生成され出力さ
れた記録データは誤り訂正符号化回路4に出力される。
【0072】次に、図6に示す本実施例の再生データ合
成回路I113 の動作であるが、上記実施例に示した動作
と同一であるので説明は省略する。
【0073】本実施例1と同様に、上記ディジタルVT
Rを用いてフレーム(あるいは、フィールド)単位のイ
ンサート編集を行う場合について説明する。本実施例の
場合も、インサート編集を行う場合、サーボ精度、ある
いはVTR特有のトラック曲がり等の影響でカットイン
ポイント、あるいはカットアウトポイントにおいて予め
記録されていた5本目あるいは1本目のトラックのデー
タをオーバーライトされてしまうような場合が発生す
る。このような場合、再生時に上記カットインポイント
あるいはカットアウトポイントにおいて5本目、あるい
は1本目のトラックに記録されているデータは正しく再
生されない。しかし、上記記録フォーマットにおいて
は、1フィールドの映像情報中、比較的目立たない画面
の外周部のデータを1本目のトラックと5本目のトラッ
クに固めて記録されている。従って、インサート編集の
カットインポイント、あるいはカットアウトポイントに
おいても再生されなかった部分の映像情報を前フィール
ドの映像情報で補間することにより再生画像の乱れを視
覚的に目立たなくすることが可能となる。なお、補間動
作は実施例1と同様フィールドメモリ27で行うものとす
る。
【0074】上述のように、本実施例に示すディジタル
VTRは構成されているので、インサート編集を行う
際、予め記録されていたトラックのデータがオーバーラ
イトされ正しく再生されなかった場合でも、再生画像中
視覚的に目立たない外周部のマクロブロックデータが記
録されているので前フィールドの映像情報で補間するこ
とにより画質の劣化の目立たない再生画像を得ることが
できる。なお、本実施例2の再生画像のイメージも上記
実施例1で図9に示したものと同様であるので説明は省
略する。
【0075】なお、本実施例2では画面の外周部のマク
ロブロックを2本のトラックに固めて記録し、インサー
ト編集を行う際のカットインポイント、およびカットア
ウトポイントが上記画面の外周部の情報が記録されてい
るトラック(すなわち、予め記録されている各フィール
ドの先頭のトラック)になるようにトラッキング制御を
する。トラッキング制御は1フィールド、あるいは1フ
レーム単位で行われる。本実施例2では1フィールドを
5本のトラックに記録する際、上記画面の外周部のマク
ロブロックデータを2本のトラック(各フィールドの先
頭のトラック、および最後のトラック)に固めて記録す
るため、インサート編集時、上記トラッキング制御を各
フィールドを記録しているトラックの先頭のトラックに
合うように制御することにより良好なインサート、およ
びアセンブル編集を実現できる。
【0076】実施例3.以下、本発明の第3の実施例に
ついて説明する。なお、本発明の第3の実施例であるデ
ィジタルVTRの記録信号処理系、および再生信号処理
系のブロック構成図は上述の実施例1、および実施例2
に示した図1、および図2と同一のものであり、動作も
同一であるので説明は省略する。
【0077】また、本発明の第3の実施例であるディジ
タルVTRの高能率符号化回路II100 のブロック構成
図、および高能率復号回路IIは上記実施例1、および実
施例2で示した、図3、および図4と同一のものであ
り、動作も同一であるので説明は省略する。
【0078】また、本発明の第3の実施例であるディジ
タルVTRの記録フォーマット生成回路I101 、および
再生データ合成回路I113 のブロック構成図も同様に、
図5、および図6に示したものと同一のものであるので
説明は省略する。
【0079】次に、記録フォーマット生成回路I101 の
動作を説明する前に本発明の概念を説明する。なお、本
実施例3のディジタルVTRも上記実施例と同様に2チ
ャンネル記録方式を採用するものとし、またドラム回転
数は9000rpm とする。よって、1フレームは10本のトラ
ックに分割記録されるものである。
【0080】本実施例においても従来例と同様に図37
に示すように、編集時、サーボ精度、或いはVTR特有
のトラック曲がり等の問題で編集のカットインポイント
(あるいは、カットアウトポイント)で、予め記録され
ていたトラックをオーバーライトし、つぶしてしまう場
合が発生する。よって、本実施例でもフレーム単位の編
集を行った場合、編集の際のカットインポイント、ある
いはカットアウトポイントで、予め記録されていたトラ
ックをオーバーライトしてしまい1フィールドの全デー
タの20%にあたる1本のトラックが完全に再生されない
場合が発生する。
【0081】以下、このように予め記録されていたトラ
ックがつぶされ、正しく再生されない場合にもある程度
の再生画を得ることのできる、本実施例の記録フォーマ
ットについて説明する。
【0082】図12、および図13を用いて、本発明の
第3の実施例である記録フォーマットについて説明す
る。上述のように、一般に再生画像において画面の外周
部のマクロブロックは視覚上あまり目立たない部分であ
る。一方、画面中心付近の情報は再生画像の中心をなす
重要な部分であり、この部分が正しく再生されないと再
生画像の乱れが視覚的に非常に目立つ。
【0083】本実施例3の記録フォーマットは記録時に
1フレーム単位のインサート編集時のカットインポイン
トとなる1フレーム10本のトラック中の10本目のトラッ
ク、およびカットアウトポイントとなる1フレーム10本
のトラック中の1本目のトラックに予め映像データの画
面上で外周部にあたるマクロブロックデータが記録され
るように構成する。これによりインサート編集時カット
インポイントにおいて予め記録されていたデータの1フ
レーム内の10本目のトラックをオーバーライトした場
合、およびカットアウトポイントにおいて予め記録され
ていたデータの1フレーム内の1本目のトラックをオー
バーライトした場合でも、再生時前記オーバーライトさ
れた10本目、および1本目のトラックには画面上の外周
部にあたるデータが記録されるように構成されているた
め視覚的に良好な再生画像を得ることができるものであ
る。
【0084】図12は、本実施例における1フィールド
の映像データにおいて再生画像中視覚的に目立たない画
面上の外周部のマクロブロックと再生画像中視覚的に非
常に目立つ画面の内部のマクロブロックの位置を示す図
である。画面上の斜線部分が画面の外周部にあたる部
分、その他の部分は画面の内部とする。
【0085】図12の画面を外周部のマクロブロックと
内部のマクロブロックに分割する方法について詳細を説
明する。従来例と同様、本実施例でも1フィールドの映
像信号は、図32に示す構成となっており、マクロブロ
ックの構成も図33に示すものを採用する。すなわち1
フィールドあたりのマクロブロック数は675 ブロックで
ある。本実施例3でも1フィールドの映像情報を5本の
トラックに記録するため、上記1フィールド内のマクロ
ブロックを5分割する。分割方法は画面の向かって右下
の角から左回りで画面の外周部に沿って全マクロブロッ
ク数の675 の内5分の1にあたる135 マクロブロックを
集め画面の外周部のマクロブロックとし、一方残りの54
0 マクロブロックを画面の内部のマクロブロックとす
る。
【0086】次に、以上の記述をふまえて、上記実施例
と同様に本実施例の記録フォーマット生成回路I101 の
動作を図5を用いて説明する。データ分割回路I201 で
は高能率符号化回路II100 からマクロブロックのデータ
が入力されると、上述の要領でマクロブロックの画面上
の位置により画面の外周部のマクロブロックと内部のマ
クロブロックに分割する。そして、画面の外周部にあた
るマクロブロックのデータはシャフリング回路IIa202a
へ、画面の内部にあたるマクロブロックのデータはシャ
フリング回路IIb202b へそれぞれ入力されシャフリング
を施される。なお、本実施例では、シャフリングはマク
ロブロック単位で行うものとする。また、シャフリング
は従来例と同様M系列の乱数を用いて行うものとする。
シャフリングを施されたマクロブロックデータは記録デ
ータ生成回路II203 で予め指定されている記録トラック
にシャフリングを施されたデータ順に従いマクロブロッ
クを配置し記録データを生成する。図13に、本実施例
3の具体的な記録トラックパターンを示す。本実施例で
は、図に示すように1フレームを単位に記録トラックパ
ターンを設定するものとする。1フィールド目を記録す
る5本のトラックに対して、斜線を施したはじめの1本
目のトラックに1フィールド目の映像信号の画面の外周
部のマクロブロックを記録し、2本目から5本目のトラ
ックには画面の内部のマクロブロックを記録するように
記録データ生成回路II203 を制御し、2フィールド目を
記録する5本のトラックに対しては、1本目から4本目
までの4本のトラックに2フィールド目の映像信号の画
面の内部のマクロブロックを記録し、斜線を施した最後
の5本目のトラックには画面の外周部のマクロブロック
を記録するように記録データ生成回路II203 を制御す
る。以上のように記録データ生成回路II203 によりデー
タ生成され出力された記録データは誤り訂正符号化回路
4に出力される。
【0087】次に、図6を用いて本実施例の再生データ
合成回路I113 の動作の説明であるが、上記実施例で示
した動作と同一であるので説明は省略する。
【0088】本実施例3は、1フレーム単位でインサー
ト編集を行う場合のカットインポイント、あるいはカッ
トアウトポイントにおいて予め記録されていたトラック
のデータをオーバーライトし、予め記録されているトラ
ックのデータが正しく再生されない場合が発生する。し
かし、上記記録フォーマットにおいては、1フレームの
映像情報中、比較的目立たない画面の外周部のデータを
1本目のトラックと10本目のトラックに固めて記録する
ことにより、インサート編集のカットインポイント、あ
るいはカットアウトポイントにおいても再生されなかっ
た部分の映像情報を前フィールドの映像情報で補間する
ことにより再生画像の乱れを視覚的に目立たなくするこ
とが可能となる。
【0089】本実施例3の再生画像のイメージも上記実
施例1で図9に示したものと同様であるので説明は省略
する。
【0090】なお、本実施例3では1フレーム内の画面
の外周部のマクロブロックを隣接する2本の記録トラッ
クに固めて記録し、インサート編集を行なう際のカット
インポイント、およびカットアウトポイントが上記画面
の外周部の情報が記録されているトラックになるように
トラッキング制御をする。(本実施例では、予め記録さ
れている各フレームの先頭のトラックより書き換えるよ
うに制御する。)トラッキング制御は1フレーム単位で
行われる。本実施例3では1フレームを10本のトラック
に記録する際、上記画面の外周部のマクロブロックデー
タを2本目のトラック(各フレームの先頭のトラック、
および最後のトラック)に固めて記録するため、インサ
ート編集時、上記トラッキング制御を各フレームを記録
しているトラックの先頭のトラックに合わせることによ
り良好なアセンブル、およびインサート編集を実現でき
る。
【0091】なお、本発明の第3の実施例のように、最
小単位がフレーム編集である場合、1フレームの映像情
報を10本のトラックに記録する場合は偶数フィールドの
外周情報は1本目のトラックへ、奇数フィールドのトラ
ックは10本目もトラックへ記録し、各フィールドの画面
内部の情報を残りの8本のトラックに記録する、あるい
は奇数フィールドの外周情報は1本目のトラックへ、偶
数フィールドのトラックは10本目もトラックへ記録し、
各フィールドの画面内部の情報を残りの8本のトラック
に記録する、あるいは奇数フィールドの外周情報の半分
と偶数フィールドの画面情報の半分を1本目のトラック
へ記録し残りの各フィールドの外周情報を10本目のトラ
ックに記録するように構成しても同様の効果を奏する。
【0092】実施例4.上記実施例1〜3では、各記録
トラックに記録するマクロブロック数が決められてお
り、また画面の外周部のマクロブロックデータについて
は配置する記録トラックが予め特定されているものであ
る。このため記録時に記録フォーマット生成回路101 内
のシャフリング回路II202 で画面の外周部のマクロブロ
ックと画面の内部のマクロブロックに分けられたデータ
は、各々対応するシャフリングテーブルによりシャフリ
ングが施される。そして、各々シャフリングの施された
マクロブロックのデータは予め決められた記録トラック
に記録される。一方再生時には再生データ合成回路I11
3 内の再生データ分割回路I301 でトラック位置により
画面の外部のマクロブロックであるか画面の内部のマク
ロブロックであるかを判別し、デシャフリング回路II30
2 で画面の外周部のマクロブロックと画面の内部のマク
ロブロックにそれぞれ対応するデシャフリングテーブル
に基づきデシャフリングを施すものである。
【0093】これに対し、本実施例4は1本の記録トラ
ックに記録されるマクロブロック数を特定しないもので
ある。
【0094】以下、本発明の第4の実施例を図を用いて
説明する。図14に本発明の第4の実施例であるディジ
タルVTRの記録信号処理系のブロック構成図を示す。
図において、1〜9、および100 は上記実施例の図1に
示すものと同一のものであるので説明は省略する。600
は記録フォーマット生成回路II、3000、および3001は記
録フォーマット生成回路II600 への入力、および出力端
子である。
【0095】図15に本発明の第4の実施例であるディ
ジタルVTRの再生信号処理系のブロック構成図を示
す。図において、8〜16、および110 は図2に示したも
のと同一であるので説明は省略する。700 は再生データ
合成回路II、3002、および3003は再生データ合成回路II
700 への入力、および出力端子である。
【0096】また、本発明の第4の実施例であるディジ
タルVTRの高能率符号化回路II100 、および高能率復
号回路II110 のブロック構成図は図3、および図4に示
したものと同一のものであり、動作も同一であるので説
明は省略する。
【0097】次に、図14を用いて、記録系の動作につ
いて説明する。入力端子1a〜1cより入力された輝度信号
Y、および2つの色差信号CB,CRはA/D変換器2a
〜2cでA/D変換され、高能率符号化回路II100 で記録
ビットレートを削減されると、記録フォーマット生成回
路II600 に入力され、記録データの画面上の位置で記録
データを分割され、各々シャフリングが施され、磁気テ
ープ9への記録フォーマットが生成される。なお、記録
フォーマット生成回路II600 の説明は後述する。記録フ
ォーマット生成回路II600 より出力された記録データ
は、誤り訂正符号化回路4において、誤り訂正符号を付
加され、ディジタル変調回路5a、および5bでディジタル
変調を施され、同期信号付加回路6a、および6bで同期信
号、およびID信号が付加され、記録アンプ7a、および
7bで増幅された後、回転ヘッド8a、および8bを介して磁
気テープ9上に記録される。
【0098】同様に再生系の動作を図15を用いて説明
する。回転ヘッド8a、および8bを介して磁気テープ9よ
り再生された再生信号はヘッドアンプ10a 、および10b
で増幅された後、データ検出回路11a 、および11b でデ
ータ検出され、ディジタル復調回路12a 、および12b に
よりディジタル復調され、誤り訂正復号回路13で誤り訂
正、あるいは検出されると、再生データ合成回路II700
に入力される。再生データ合成回路II700 では、再生デ
ータが画面上の外周部のデータであるか内部のデータで
あるかを判断し、デシャフリング処理などを施し再生デ
ータを合成する。なお、再生データ合成回路II700 の詳
しい説明については後述する。再生データ合成回路II70
0 により合成された再生データは、高能率復号回路II11
0 で、可変長復号、逆DCT変換などの処理が施され、
もとの輝度信号Y、および2つの色差信号CB,および
CRが復元される。高能率復号回路II110 で復元された
再生データはD/A変換器15a 〜15c によりアナログデ
ータに変換され、出力端子16a 〜16c より出力される。
【0099】上記の通り、高能率符号化回路II100 の動
作、および高能率復号回路II110 の動作は実施例1と同
一であるので説明は省略する。
【0100】次に、図16に、本発明の第4の実施例で
あるディジタルVTRの記録フォーマット生成回路II60
0 のブロック構成図を示す。図において、601 は図33
に示すマクロブロック単位で入力される記録データを画
面上の位置により画面の外周部のデータと画面の内部デ
ータとに分割するデータ分割回路II、602a、および602b
は記録データの画面上の位置により画面の外周部、およ
び画面の内部に分割されたそれぞれのマクロブロックデ
ータにシャフリングを施すシャフリング回路IIIa、およ
びシャフリング回路IIIbである。603 は5本のトラック
上に、まず始めシャフリング回路IIIb602bより出力され
る1フィールドの記録データのマクロブロックデータを
出力し、その後でシャフリング回路IIIa602aより出力さ
れる。シャフリング回路III 画面の外周部のマクロブロ
ックデータを出力し、余った部分にはデータ0を出力し
て、記録データを生成する記録データ生成回路III 、30
00、および3001は記録フォーマット生成回路II600 への
入力、および出力端子である。
【0101】図17に、再生データ合成回路II700 のブ
ロック構成図を示す。図において、701 は誤り訂正復号
回路13から入力された再生データに対し、画面の外周部
のデータであるか画面の内部のデータであるかを判別
し、画面の外周部のデータと画面の内部のデータとに分
割する再生データ分割回路II、702a、および702bは再生
データ分割回路701 で分割されたマクロブロックデータ
に、それぞれのデシャフリングテーブルを用いてデシャ
フリングを施す、デシャフリング回路IIIa、およびデシ
ャフリング回路IIIbである。703 は2つに分割され、デ
シャフリングを施された再生データを再び1つにまと
め、図33(c)に示すもとのマクロブロックの並びに
戻す、再生データ復元回路II603 、3002、および3003は
再生データ合成回路II700 への入力、および出力端子で
ある。
【0102】本実施例4においても実施例1と同様に、
2チャンネル記録方式を採用し、1フレームの映像デー
タを10本のトラックに記録する記録フォーマットを採用
するものとする。以下、本実施例4の記録フォーマット
について説明する。
【0103】図18に、本実施例4の記録トラックへの
データの配置図を示す。図14に示すディジタルVTR
では高能率符号化方式としてDCT後の変換係数を適応
量子化した後、上記変換係数をDC成分よりジグザグに
スキャニングし振幅情報と、係数データの0の続く長さ
に分けて2次元の可変長符号化を行なう。この際、1D
CTブロック内の可変長符号化された係数の数、あるい
は長さが異なるため、1DCTブロックのデータ量が画
面上の位置、あるいは画像の種類によって異なる。従っ
て、バッファコントロール回路22でデータ量をコントロ
ールする際も1トラック単位で行なわず、1フィールド
あるいは数フィールド単位で行う場合がある。以下、こ
のような場合について説明する。
【0104】図16、および図18を用いて本実施例4
の記録フォーマット生成回路II600の動作を説明する。
記録データ生成回路II600 では、高能率符号化回路II10
0で記録ビットレートの削減された記録データが入力さ
れると、データ分割回路II601 で各マクロブロックデー
タの画面上の位置により画面の外周部のマクロブロック
であるか内部のマクロブロックであるかが判断される。
データ分割回路II601 で画面の外周部のマクロブロッ
クと判断されたマクロブロックはシャフリング回路IIIa
602aに、データ分割回路II601 で画面の内部のマクロブ
ロックと判断されたマクロブロックはシャフリング回路
IIIb602bに入力され、それぞれシャフリングを施され
る。シャフリングを施されたマクロブロックデータは記
録データ生成回路III603で、画面内部のマクロブロック
より順番に並びかえられる。
【0105】磁気テープ9上には、図18に示すよう
に、記録データ生成回路III603で画面の内部のマクロブ
ロックより順番に並べ換えられたデータを1本目のトラ
ックから、2本目、3本目、4本目、5本目と順に記録
していくものである。この際、シャフリングを施された
画面の内部のマクロブロックデータを記録し、画面の内
部のマクロブロックデータを記録し終わったところで、
分割検出フラグ(図中では、分割検出フラグ、あるいは
単にフラグと記す。)をたて、続いてシャフリングを施
されている画面の外周部のマクロブロックデータを記録
するように制御する。(なお、分割フラグは記録しなく
てもよい。また、IDデータ中に書き込んでもよい。)
記録データは高能率符号化回路II100 で可変長符号化を
施されているため、1マクロブロック内のコード長がま
ちまちである。実施例4では上記実施例1、実施例2、
および実施例3のように、1トラック単位にバッファコ
ントロールをかけ、記録できるマクロブロック数で設定
するのではなく、1フィールド単位でバッファコントロ
ールをかけて記録するものである。
【0106】図18に本実施例4における記録トラック
内のデータ配置の1例を示した。本実施例の場合、1フ
ィールドの記録データをトラック上に記録する際、5本
のトラックをすべて埋め尽くさないところで記録データ
の記録を終了する場合がある。この場合には画面の外周
部のマクロブロックデータを記録し終わった後に、5本
目のトラックが終わるまでデータ0を記録して5本のト
ラックを埋めるものとする。なお、バッファコントロー
ル22で、記録データの記録レートを制御するので、5本
のトラックに記録できるデータ量を越え、オーバーフロ
ーすることはない。記録データ生成回路III603で記録ト
ラック上のマクロブロック配置を決定された記録データ
は誤り訂正符号化回路4に出力される。
【0107】次に、図17を用いて本実施例の再生デー
タ合成回路II700 の動作を説明する。再生データ合成回
路II700 では、誤り訂正復号回路13から入力された再生
データは再生データ分割回路II701 で記録フォーマット
回路II600 でたてられている分割検出フラグにより画面
の内部のマクロブロックであるか、画面の外周部のマク
ロブロックであるかを判断し、画面の内部のマクロブロ
ックと画面の外周部のマクロブロックとに分割する。再
生データ分割回路II701 により画面の外周部のマクロブ
ロックと判別されたマクロブロックはデシャフリング回
路IIIa702aに、一方再生データ分割回路II701 で画面の
内部のマクロブロックと判定されたマクロブロックはデ
シャフリング回路IIIb702bに入力されデシャフリングが
施される。デシャフリング回路702IIIでデシャフリング
を施された、再生データは再生データ復元回路III703で
画面の外周部のマクロブロックと内部のマクロブロック
に分割されていたものを合成して1つにまとめ、図33
(c)に示すもとのマクロブロックの並びに戻す。再生
データ復元回路III703でもとのマクロブロックデータに
復元された再生データは高能率復号回路II110 に出力さ
れる。
【0108】以下、本実施例4に示すディジタルVTR
において編集動作を行う場合について説明する。本実施
例4においても上記実施例1〜3と同様に、編集動作を
行う場合に、サーボ精度、あるいはVTR特有のトラッ
ク曲がり等の問題で上記従来例で図37に示したように
編集のカットインポイント(あるいは、カットアウトポ
イント)で、予め記録されていたトラックをオーバーラ
イトし、つぶしてしまう場合が発生する。
【0109】しかし、上記記録フォーマットにおいて
は、実施例1で示したように1フィールドの映像信号
中、比較的目立たない画面の外周部のデータを図18に
示すように各フィールドを記録する5本目のトラックに
記録している。従って、アセンブル編集時のカットイン
ポイントにおいて再生されなかった部分の映像情報を前
フィールドの映像情報で補間することにより再生画像の
乱れを視覚的に目立たなくすることが可能となる。な
お、前フィールドでの補間は実施例と同様高能率復号回
路内II110 中のフィールドメモリ27で行う。
【0110】また、実施例1では画面の外周部のマクロ
ブロックデータを1フィールドの終わりの5本目のトラ
ックを特定し記録するものであったが、本実施例では可
変長符号化によりデータ量の異なるマクロブロックのデ
ータを可変長符号化された符号語単位に1本目のトラッ
クから順番にマクロブロック数に関わらず、データ長で
記録できるだけ記録し、詰め込む記録方法をとるため、
最後の5本目のトラックに記録されるデータはつなぎ撮
りの際のオーバーライトにより正しく再生されない場合
にも再生画像中で比較的目立たない画面の外周部のマク
ロブロックが記録されている上、画像データによって
は、可変長符号化によりデータ長が短縮される度合が大
きければ、データ0が多く記録される場合が発生し、正
しく再生されないデータ量が少なくなり、より乱れの少
ない良好な再生画像を得ることが可能となるものであ
る。
【0111】また、本実施例4の再生画像のイメージも
上記実施例で図9に示したものと同様であるので説明は
省略する。
【0112】なお、本実施例4では1フレーム内の画面
の外周部のマクロブロックを図18に示すように記録ト
ラック中の最後の1本のトラックに固めて記録するよう
制御しており、アセンブル編集を行なう際のカットイン
ポイントを、予め記録されているデータの各フィールド
中の1本目のトラックより書き込むように制御してい
る。このようにトラッキング制御を行うとトラック曲が
りなどの影響により、前フィールドの5本目のトラック
を重ね書きにより潰した場合でも、上記画面の外周部の
情報が記録されているトラックであるので正しく再生さ
れなかったマクロブロックのデータを前フィールドの映
像情報で補間することにより視覚的に良好な再生画像を
得ることができる。
【0113】実施例5.以下、本発明の第5の実施例を
図を用いて説明する。本発明の第5の実施例であるディ
ジタルVTRの記録信号処理系のブロック構成図、およ
び再生信号処理系のブロック構成図は上記実施例4の図
14、および図15に示すものと同一のものであり、動
作も同一であるので説明は省略する。
【0114】また、本発明の第5の実施例であるディジ
タルVTRの高能率符号化回路II100 、および高能率復
号回路II110 のブロック構成図は図3、および図4に示
したものと同一のものであり、動作も同一であるので説
明は省略する。
【0115】次に、本発明の第5の実施例であるディジ
タルVTRの記録フォーマット生成回路II600 、および
再生データ合成回路II700 のブロック構成図も上記実施
例4の図16、および図17に示すものと同一であるの
で説明は省略する。
【0116】本実施例5においても実施例1と同様に、
2チャンネル記録方式を採用し、1フレームの映像デー
タを10本のトラックに記録フォーマットを採用するもの
とする。以下、本実施例5の記録フォーマットについて
説明する。
【0117】また、図19は、本実施例5の記録トラッ
クへのデータの配置を示す図である。次に、図16、お
よび図19を用いて本実施例5の記録フォーマット生成
回路II600 の動作を説明する。記録データ生成回路II60
0 では、高能率符号化回路II100 で記録ビットレートの
削減された記録データが入力されると、データ分割回路
II601 で各マクロブロックデータの画面上の位置により
画面の外周部のマクロブロックであるか内部のマクロブ
ロックであるかを判断される。
【0118】データ分割回路II601 で画面の外周部のマ
クロブロックと判断されたマクロブロックはシャフリン
グ回路IIIa602aに、データ分割回路II601 で画面の内部
のマクロブロックと判断されたマクロブロックはシャフ
リング回路IIIb602bに入力され、それぞれシャフリング
を施される。シャフリングを施されたマクロブロックデ
ータは記録データ生成回路III603で、内部のマクロブロ
ックより順番に並びかえられる。磁気テープ9上には、
図19に示すように、記録は1フレームの映像データを
1本目のトラックから始め、2本目、・・・、9本目、
10本目と順に記録していくものであるが、この際、1フ
レーム内の第1フィールドについては、記録フォーマッ
ト生成回路II600 内で画面の内部のデータより逐次デー
タ量がカウントされ、それぞれ5本のトラックに記録さ
れるデータが割り振られる。そして、図19に示すよう
に1トラック目に上記5本目に分割された画面の内部の
データについては本実施例5において2本目のトラック
より記録されるものとする。
【0119】次に、第2フィールドについては、実施例
4と同様に、記録フォーマット生成回路II600 上で画面
の内部のデータを逐次6本目のトラックより記録してい
くように制御する。なお、上記第1フィールド、および
第2フィールドの映像データを記録する際は図19に示
すように画面の内部のマクロブロックが終了した時点で
分割検出フラグをたて記録するものとする。(なお、分
割フラグは記録しなくてもよい。また、IDデータ中に
書き込んでもよい。)記録データは高能率符号化回路II
100 で可変長符号化を施されているため、1マクロブロ
ック内のコード長がまちまちである。実施例5では上記
実施例1、実施例2、および実施例3のように、1トラ
ック単位にバッファコントロールをかけ、記録できるマ
クロブロック数で設定するのではなく、1フィールド単
位でバッファコントロールをかけて記録するものであ
る。図19に本実施例5における記録トラック内のデー
タ配置の1例を示した。本実施例の場合、1フィールド
の記録データをトラック上に記録する際、5本のトラッ
クをすべて埋め尽くさないところで記録データの記録を
終了する場合がある。この場合には画面の外周部のマク
ロブロックデータを記録し終わった後に、そのトラック
が終わるまでデータ0を記録して5本のトラックを埋め
るものとする。なお、バッファコントロール22で、記録
データの記録レートを制御するので、5本のトラックに
記録できるデータ量を越え、オーバーフローすることは
ない。記録データ生成回路III603で記録トラック上のマ
クロブロック配置を決定された記録データは誤り訂正符
号化回路4に出力される。
【0120】また、上述の通り、本実施例5の再生デー
タ合成回路II700 は上記実施例4で採用したものと同一
のものであり、動作も同一であるので説明は省略する。
【0121】本実施例5は、上記実施例3に示した場合
と同様に1フレーム単位の編集を行う際の、インサート
編集を行う場合のカットインポイントにおいて予め記録
されていたトラックのデータをオーバーライトされ、デ
ータが正しく再生されない場合が発生する。
【0122】本実施例5は、1フレーム単位のインサー
ト編集を行う場合のカットインポイント、及びカットア
ウトポイントにおいて予め記録されていたトラックのデ
ータをオーバーライトされ、データが正しく再生されな
い場合にも、1フィールド(あるいは、1フレーム)の
映像情報中の、比較的再生画像中で目立たない画面の外
周部のデータをオーバーライトされる可能性のある、1
フレームの1本目のトラックと10本目のトラックにほぼ
固めて記録することにより、インサート編集のカットイ
ンポイント、及びカットアウトポイントにおいても上記
正しく再生されなかったマクロブロックデータを前フィ
ールド(あるいは、フレーム)のデータで補間するもの
により視覚的に良好な再生画像を再生することが可能と
なる。
【0123】実施例5ではバッファコントロールを1フ
ィールド単位で行うため実施例3に示すように画面の外
周情報を1本のトラックに記録するように特定できな
い。従って、本実施例5では、可変長符号化によりマク
ロブロック内の記録情報量が異なるデータに対してシャ
フリングを施す。そして、画面の外周部のマクロブロッ
クデータと画面内部のマクロブロックデータを分割した
後、各々のデータに対して画面の内部のデータより記録
データ量が逐次カウントされ、5本のトラックそれぞれ
に記録されるデータが割り振られる。本実施例は図19
に示すように1フレーム完結の記録フォーマットを採用
している。よって、各フレームの第1フィールドの映像
情報は、図19に示すように1トラック目に上記5本目
に分割された画面の外周部のマクロブロックを含むデー
タが記録されるように記録フォーマット制御回路II600
を制御する。なお、画面の内部のデータについては本実
施例5においては2本目のトラックより記録されるもの
とする。次に、第2フィールドについては、実施例4と
同様に、画面の内部のデータを逐次6本目のトラックよ
り記録するように制御する。これにより、各フレーム内
の画面の外周部の情報は図19に示すように1トラック
目と10トラック目に記録されることになる。このような
記録データ生成方法をとるため1フレームの1本目のト
ラックと、10本目のトラックに記録されるデータはつな
ぎ撮りの際のオーバーライトにより正しく再生されない
場合が発生しても再生画像中で目立たない画面の外周部
のマクロブロックがほとんどの場合は記録されている
上、絵柄によっては、上記データ0の量が多くなるた
め、正しく再生されないデータ量が少なくなり、より視
覚的につなぎ目の目立たない良好な再生画像を得ること
が可能となるものである。なお、本実施例5において
も、1フィールド単位でバッファコントロール22によ
る、符号量制御のため、5本のトラックからオーバーフ
ローすることはない。
【0124】なお、本実施例5の再生画像のイメージも
上記実施例で図9に示したものと同様であるので説明は
省略する。
【0125】なお、本実施例5では1フレーム内の画面
の外周部のマクロブロックを図19に示すように記録ト
ラック中の先頭、および最後の計2本のトラックに記録
し、インサート編集を行う際のカットインポイントを、
各フレーム中の1本目のトラックより書き込むように制
御する。このようにトラッキング制御を行なうとトラッ
ク曲がりなどの影響により、カットインポイントにおけ
る前フレームの10本目のトラックを重ね書きによりつぶ
した場合、あるいはカットアウトポイントにおける次フ
ィールドの1本目のトラックを重ね書きによってつぶし
た場合でも、上記画面の外周部の情報が記録されている
トラックであるので前フィールド(あるいは、前フレー
ム)のデータで補間することにより視覚的に良好な再生
画像を得ることができる。なお、本発明の第5の実施例
のように、最小単位がフレーム編集である場合、1フレ
ームの映像情報を10本のトラックに記録する場合は偶数
フィールドの外周情報は1本目のトラックへ、奇数フィ
ールドのトラックは10本目もトラックへ記録し、各フィ
ールドの画面内部の情報を残りの8本のトラックに記録
する、あるいは奇数フィールドの外周情報は1本目のト
ラックへ、偶数フィールドのトラックは10本目もトラッ
クへ記録し、各フィールドの画面内部の情報を残りの8
本のトラックに記録する、あるいは奇数フィールドの外
周情報の半分と偶数フィールドの画面情報の半分を1本
目のトラックへ記録し残りの各フィールドの外周情報を
10本目のトラックに記録するように構成しても同様の効
果を奏する。また、実施例2に示すように1フィールド
の映像情報を5本のトラックに記録する場合において1
本目のトラックと5本目のトラックに画面の外周部の情
報を固めて記録しても同様の効果を奏する。
【0126】実施例6.本実施例6は、第1の実施例あ
るいは第4の実施例に示す記録フォーマットを有するデ
ィジタルVTRにおいて、インサート編集を行う際の記
録制御に関するものである。一般に、インサート編集を
行う際は、編集時のトラッキング精度、あるいはVTR
特有のトラック曲がり等の影響により、カットインポイ
ント、あるいはカットアウトポイントで予め記録されて
いたトラックをオーバーライトしつぶしてしまう場合が
発生する。(図39参照)従って、図8、あるいは図1
8に示す記録フォーマットでインサート編集を行う際は
カットインポイントでは上述のように5本目のトラック
が上書きされつぶれた場合でも5本目のトラックには画
面上の外周部の情報が記録されているため、この部分を
前フィールドの画像データで補間することにより視覚的
に良好な再生画像を得ることができた。しかし、カット
アウトポイントにおいては次フィールド(フレーム)の
1本目のトラックを上書きしてつぶしてしまう場合が発
生する。この場合1本目のトラックには画面上の内部の
画像データが記憶されており、この部分を前フィールド
のデータで補間しても図38に示すように画面内部の視
覚的に非常に目立つ映像部分に現フィールドの画像と前
フィールドの画像とがいり乱れるため非常に見苦しい画
像となってしまう。(なお、図38は画面全体にランダ
ムシャフリングを施した場合の図であるが、この場合も
ほぼ見えかたはこの様になる。)
【0127】以下、実施例1の記録フォーマットに対応
する場合について説明を行う。図20は本発明の第6の
実施例であるディジタル信号記録再生装置の、実施例1
の記録フォーマットを採用した場合の記録信号処理系の
ブロック構成図である。図において1、2、4〜9、10
0 、101 、2000、および2001は図1に示したものと同一
であるので説明は省略する。800 はインサート編集を行
なう際にヘッドの記録動作を制御する記録動作制御回路
である。
【0128】本実施例6のディジタル信号記録再生装置
の、再生信号処理系のブロック構成図は上記実施例1で
図2に示したものと同一のものであり、動作も同一であ
るので説明は省略する。
【0129】次に、図20を用いて記録処理系の動作に
ついて説明する。入力端子1a〜1cより入力された輝度信
号Y、および2つの色差信号CR,CBはA/D変換器
2a〜2cでA/D変換され、高能率符号化回路II100 に入
力される。高能率符号化回路II100 で記録ビットレート
の削減されたデータは、記録フォーマット生成回路I10
1 に入力され、シャフリングを施され、記録フォーマッ
トを決定される。記録フォーマットを決定された記録デ
ータは誤り訂正符号化回路4でチェックが付加された
後、ディジタル変調回路5a、および5bでディジタル変調
を施され、同期信号付加回路6a、および6bで同期信号、
およびID信号が付加され、記録アンプ7a、および7bで
増幅される。一方記録動作制御回路800 では、インサー
ト編集を行なう際、既に記録されているデータのトラッ
クナンバ、およびインサートするデータのトラックナン
バの判別を行いこれに基づき、記録アンプ7a,および7b
を制御し、回転ヘッド8a、および8bにより磁気テープ9
上へデータを記録するかしないかの切り換えの制御が行
なわれる。記録動作制御回路800 の詳しい動作の説明は
後述する。
【0130】図21に記録動作制御回路800 の動作のフ
ローチャートを示す。本実施例では1フィールドを5本
のトラックに分けて記録するものを採用しているが、1
フィールド(あるいは1フレーム)の映像情報をm本の
トラックに分けて記録する場合として説明する(mは正
整数)。インサート編集の記録指令が出されると、予め
記録されていたデータの再生動作が開始される。記録動
作制御回路800 では再生信号より予め記録されているデ
ータのトラックナンバを検知しフィールド内の何本目の
トラックにあたるかを判別し、インサートフィールドの
1本目のトラックであるかを判別する。そして、1本目
のトラックと判別されると、記録動作制御回路800 は記
録アンプ7a、および7bに指令を送り1本目と判別された
トラックよりインサート編集するデータの記録を開始す
る。インサート編集の記録終了指令が出されるとインサ
ート編集により記録を行なっているデータのトラックナ
ンバを検知し1フィールド内の何本目のトラックにあた
るかを判別し、1フィールド内のm−1本目のトラック
であると判別されると回転ヘッドによる記録を中止す
る。すなわちインサートするデータの最後のフィールド
のm本目のトラックのデータは記録しない。
【0131】上記のように本実施例6では、第1、ある
いは第4に示すような記録フォーマットを有するディジ
タルVTRにおいて、インサート編集を行なう際にイン
サートするデータのカットアウトポイントフィールドの
最終トラックの情報を記録しないように制御する。これ
によりカットアウトポイントフィールドのデータは1本
記録されていないため再生されないがこの部分の映像情
報は予め上述のように画面の外周部分の情報が記録され
ておりこの部分の情報を前フィールドの映像情報で補間
しても、視覚的にあまり目立たないため違和感のない良
好な再生画像が得られる。また、カットアウトポイント
後のフィールドのデータは上記カットアウトポイントで
最終トラックの情報が記録されないため上書きされず、
全てのトラックの情報が再生され良好な再生画像が得ら
れる。この様に上記実施例1、あるいは4に示す記録フ
ォーマットを有するディジタルVTRにおいて、インサ
ート編集時カットアウトフィールドにおける最終トラッ
クの映像情報を書き込まないように制御すればカットイ
ン、およびカットアウトポイントにおいて上記実施例と
同様視覚的に良好な編集を実行することができる。
【0132】なお、本実施例6でも上記実施例1と同様
に画面の外周部のマクロブロックを固めて記録した次の
トラックがインサートする際のカットインポイントとな
るようにトラッキング制御を行う。すなわちトラッキン
グ制御は1フィールド刻みに行われ、カットインポイン
トは予め記録されているデータにおいて、1フィールド
中の1本目のトラックに合わせられ、カットアウトポイ
ントは予め記録されているデータにおいて、1フィール
ド中の5本目のトラックに合わせられることになる。従
って、インサートするデータの最後のトラックのデータ
の書き込みを止めることにより、カットアウトポイント
でのオーバーライトが起こらず視覚的に乱れの目立たな
い良好な再生画が得られるものである。
【0133】以上、本実施例6は上記実施例1の記録フ
ォーマットに対応し、詳しい説明は省略するが同様に実
施例4の記録フォーマットにも対応し同様の効果を奏す
るものである。
【0134】実施例7.本実施例7は、上記実施例3、
あるいは実施例5に示す記録フォーマットで、1フレー
ム単位のインサート編集を行う場合について説明する。
本実施例では、上記実施例6と同様に、インサート編集
を行う際は、編集時のトラッキング精度、あるいはVT
R特有のトラック曲がり等の影響により、カットインポ
イント、あるいはカットアウトポイントで予め記録され
ていたトラックをオーバーライトし、つぶしてしまう場
合が発生する。(図39参照)従って、図13、あるい
は図19に示す記録フォーマットでインサート編集を行
う際はカットインポイントでは上述のように10本目のト
ラックが上書きされつぶれた場合でも10本目のトラック
には画面上の外周部の情報が記録されているため、この
部分を前フィールドの画像データで補間することにより
視覚的に良好な再生画像を得ることができた。同様に、
カットアウトポイントにおいては次フィールド(フレー
ム)の1本目のトラックを上書きしてつぶしてしまう場
合が発生する。この場合も、1本目のトラックには上述
のように、画面上の外周部の画像データが記録されてい
る。しかし、一般にインサート編集時のカットアウトポ
イントはシーンチェンジと一致しており例えば暗いシー
ンの中に明るいシーンをインサート編集した場合、カッ
トアウトポイントの1本目に記録されている外周部の情
報を前フィールドの画像で補間したとしても、暗い部分
に明るい画像が外周部に残るため非常に違和感のある画
像になってしまう場合がある。
【0135】以下、実施例3の記録フォーマットに対応
する場合について本実施例7の説明を行う。本実施例7
のディジタル信号記録再生装置の、記録信号処理系、お
よび再生信号処理系のブロック構成図は上記実施例6に
おいて図20、および図2に示したものと同一であり、
動作も同一であるので説明は省略する。
【0136】本実施例7においても図21に示した記録
動作制御回路800 の動作のフローチャートに従い、回転
ヘッド8a、および8bの記録動作の制御を行うものであ
る。インサートするデータのカットアウトフィールドの
最後のトラックのデータは記録しないように制御するも
ので、あらかじめ記録されているデータとインサート編
集により記録するデータのトラックナンバを検知し、こ
れに基づき回転ヘッドの記録動作を制御することにより
1フィールド単位のインサート編集を行う際のカットア
ウトポイントで次フィールドの1本目のトラックを上書
きによりつぶすことなく良好なインサート編集を実行す
ることができる。
【0137】本実施例7では実施例6と同様に第3、あ
るいは第5に示すような記録フォーマットを有するディ
ジタルVTRにおいて良好なインサート編集を実行する
ためのものであり、インサート編集時のカットアウトポ
イントするフィールドの最終トラックの情報を記録しな
いように制御するものである。これによりカットアウト
ポイントにおける1フィールド内の5本目のトラックの
データは記録されていないため再生されないがこの部分
の映像情報は上述のように画面の外周部分の情報が記録
されておりこの部分の情報を前フィールドの映像情報で
補間しても、視覚的にあまり目立たないため違和感のな
い良好な再生画像が得られる。また、カットアウトポイ
ント後のフィールドのデータは上記カットアウトポイン
トで最終トラックの情報が記録されないため上書きされ
ず、全てのトラックの情報が再生され良好な再生画像が
得られる。この様に上記実施例3、あるいは5に示す記
録フォーマットを有するディジタルVTRにおいて、イ
ンサート編集時カットアウトフィールドにおける最終ト
ラックの映像情報を書き込まないように制御すればカッ
トイン、およびカットアウトポイントにおいて視覚的に
良好な編集を実行することができる。
【0138】なお、本実施例7でも、上記実施例1と同
様に画面の外周部のマクロブロックを固めて記録した次
のトラックがインサートする際のカットインポイントと
なるようにトラッキング制御を行う。すなわちトラッキ
ング制御は1フレーム刻みに行われ、カットインポイン
トは予め記録されているデータにおいて、1フレーム中
の1本目のトラックに合わせられ、カットアウトポイン
トは予め記録されているデータにおいて、1フレーム中
の10本目のトラックに合わせられることになる。従っ
て、インサートするデータの最後のトラックのデータの
書き込みを止めることにより、カットアウトポイントで
のオーバーライトが起こらず視覚的に乱れの目立たない
良好な再生画が得られるものである。
【0139】以上、本実施例7は詳しい説明は省略する
が同様に実施例5の記録フォーマットに適用しても同様
の効果を奏する。
【0140】なお、詳しい説明は省略するが実施例2の
様な記録フォーマットで1フィールド単位のインサート
編集を行う場合でも、カットアウトポイントにおいて最
後の1トラックの情報を書き込まないように制御すれば
同様の効果を奏する。
【0141】実施例8.上記実施例に示すディジタル信
号記録再生装置の記録信号処理系のブロック構成(図
1、および図14参照)では、高能率符号化を施した後
にシャフリングを施す構成になっていた。しかし、回路
構成は図1(あるいは図14)に示す構成に限るもので
はなく、例えば、図22に示すように、高能率符号化回
路内にシャフリング回路を設置し、高能率符号化回路内
で、シャフリングを施し、シャフリングを施された記録
データに対し、1本のトラックに記録できるデータ量を
バッファコントロールにより制御する回路構成でも同様
の効果を奏する。
【0142】図22に本実施例8の高能率符号化回路II
I88 のブロック構成図を示す。構成は上記従来例の図2
9と同一のものであるので説明は省略する。
【0143】次に、図22を用いて本実施例8の高能率
符号化回路III88 の動作について説明する。入力された
輝度信号Yと、2つの色差信号CB,およびCRはフィ
ールドメモリ17によりブロック化が行われ、シャフリン
グ回路28に入力されシャフリングを施される。シャフリ
ング回路28でシャフリングの施された、記録データはD
CT回路18でDCTを施されると、適応量子化器19で適
応量子化され、可変長符号器20で可変長符号化され、バ
ッファメモリ21に入力される。バッファメモリに蓄えら
れたデータは固定のレートで読みだされる。バッファコ
ントロールはこの際、1本のトラックに記録できるデー
タ量を制御し1フィールドを5本のトラックにおさめて
記録させるものである。なお、ここでは説明は省略する
がデシャフリング回路の位置も図2(あるいは図15)
に示す位置に限らず高能率復号後に行っても同様の効果
を奏することは言うまでもない。また、本実施例では、
説明を分りやすくするためにシャフリング回路(あるい
はデシャフリング回路)を設けたがフィールドメモリ17
(デシャフリング時はフィールドメモリ27)をシャフリ
ング(あるいはデシャフリング)回路と兼用し、メモリ
からの読みだし制御(書き込み制御)によりシャフリン
グ(デシャフリング)を施しても同様の効果を奏するこ
とは言うまでもない。
【0144】実施例9.本実施例では、編集は1フレー
ム単位で行うものとしているが、上記実施例1、実施例
2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、および
実施例7についてはフレーム単位の編集の他、1フィー
ルド、あるいは数フィールド単位(数フレーム単位)の
編集を行なっても同様の効果を奏することはいうまでも
ない。
【0145】実施例10.上記実施例4、および実施例
5において画面の内部データを画面の外周部のデータを
区切るための分割検出フラグをたてているが、分割検出
はフラグをたてる方法以外で、例えば分割情報をIDデ
ータに付加する、あるいは記録時分割フラグを記録せ
ず、再生データより分割位置を分離する等の方法により
行うことも可能であることはいうまでもない。
【0146】実施例11.本実施例では図31に示すよ
うなトラックパターンを採用するもので、1フレームを
10本のトラックに記録するものであり、トラック5本お
きに奇数フィールドと偶数フィールドが配置されるもの
であるが、トラックパターンはこれに限るものではな
く、図23に示すように記録トラックをテープの上下で
2分割しテープの下端部に奇数フィールド、テープの上
端部に偶数フィールドを配置するトラックパターンを採
用してもよい。
【0147】図24はテープを上下に2分割し、テープ
の下端部に奇数フィールド、テープの上端部に偶数フィ
ールドを配置するトラックパターンにおけるつなぎ撮り
編集に対応する記録フォーマットを説明するための記録
トラックパターン図である。
【0148】以下、図24を用いて、本実施例11の記
録フォーマットを説明する。図の斜線部に各フィールド
の画面の外周部のデータを記録し、その他の部分に画面
の内部のデータを記録するものとする。本実施例11も
他の実施例と同様につなぎ撮り編集の際に、カットイン
ポイントで、予め記録されていたトラックをオーバーラ
イトしてしまいデータが正しく再生されない場合が発生
する。その際やはり編集の時にオーバーライトされるト
ラックに画面の外周部分のマクロブロックデータを記録
しているため視覚的に良好な再生画像を得ることができ
る。なお、同一トラックに記録する画面の外周データの
画面上の位置は偶数フィールドと奇数フィールドで変え
ておくと更に良好な再生画像を得ることができる。これ
は、フィールドメモリを用いて上記再生されなかったト
ラックのデータを前フィールドのデータで補間する際、
画面上で同一位置のデータが記録されていた場合補間画
像データが1フレーム前の画像となり動画像の場合違和
感が生じるためである。
【0149】本実施例11では、1フィールドを図24
に示すように10本のトラックに分けて記録するもので、
画面の外周部のデータは10本のトラックの最後の1本に
固めて記録するものとする。上記実施例1、および実施
例4では5本のトラックの最後の1本に画面の外周部の
データを固めて記録するため1フィールドの全記録デー
タの20%のデータを画面の外周部としたが、本実施例1
1では1フィールドの全記録データの10%のデータを画
面の外周部のデータとするため、より視覚的に乱れの目
立たない再生画が得られるものである。(なお、インサ
ート編集時は上記第6の実施例のように制御すれば同様
に良好なインサート編集が行えることは言うまでもな
い。)
【0150】実施例12.図24はテープを上下に2分
割し、テープの下端部に奇数フィールド、テープの上端
部に偶数フィールドを配置するトラックパターンにおけ
るインサート編集に対応する記録フォーマットを説明す
るための記録トラックパターン図である。
【0151】次に、図25を用いて本実施例12の記録
フォーマットについて説明する。図の斜線部に各フィー
ルドの画面の外周部のデータを記録し、その他の部分に
画面の内部のデータを記録するものとする。本実施例1
2も他の実施例と同様にインサート編集の際に、カット
インポイント、あるいはカットアウトポイントで、予め
記録されていたトラックをオーバーライトしてしまいデ
ータが正しく再生されない場合が発生するが、編集時オ
ーバーライトされるトラックに画面の外周部のマクロブ
ロックデータを記録しているため視覚的に良好な再生画
像を得ることができる。なお、同一トラックに記録する
画面の外周データの画面上の位置は偶数フィールドと奇
数フィールドで変えておくと更に良好な再生画像を得る
ことができる。これは、フィールドメモリを用いて上記
再生されなかったトラックのデータを前フィールドのデ
ータで補間する際、画面上で同一位置のデータが記録さ
れていた場合補間画像データが1フレーム前の画像とな
り動画像の場合違和感が生じるためである。
【0152】本実施例12では、1フィールドを図25
に示すように10本のトラックに分けて記録するもので、
画面の外周部のデータは10本のトラックの最初、および
最後の2本のトラックに固めて記録するものとする。上
記実施例2、および実施例5では5本のトラックの最
初、および最後の2本のトラックに画面の外周部のデー
タを固めて記録するため1フィールドの全記録データの
40%のデータを画面の外周部としたが、本実施例12で
は1フィールドの全記録データの20%のデータを画面の
外周部のデータとするため、より視覚的に乱れの目立た
ない再生画が得られるものである。(なお、インサート
編集時は上記第7の実施例のように制御すれば同様に良
好なインサート編集が行えることは言うまでもない。)
なお、実施例11、および12において偶数フィールド
と奇数フィールドの分割方法は上述のものに限るもので
はなく例えば、トラックを幅方向に4分割し偶数フィー
ルドをその中の2つの部分に記録し、その他の2つの部
分に奇数フィールドを配置するなどの方法でもよいこと
は言うまでもない。
【0153】実施例13.本実施例では帯域圧縮方式
(高能率符号化方式)として2次元DCTと可変長符号
化を用いたが、これに限るものではなく、DCT変換に
代表される直交変換(1次元、あるいは3次元直交変
換)、或いは予測符号化、動き補償、KL変換等の変換
係数、あるいはこれら変換の組み合わせによって帯域圧
縮が施されたデータに用いても同様の効果を奏すること
は言うまでもない。
【0154】実施例14.また、本実施例は2チャンネ
ル記録方式を採用するディジタルVTRについて説明し
たが1チャンネル記録方式、多チャンネル記録方式、多
セグメント記録方式、多チャンネル多セグメント記録方
式等を採用するVTRでも同様の効果を奏する。
【0155】実施例15.また、編集点を通常再生する
とき、ベーストラック(オーバーライトされたトラッ
ク)のフィールド画面の外周部が再生されない可能性が
大きいが、外周部のデータを前フィールド(あるいは前
フレーム)の同一位置の外周部のデータに置き換えるこ
とにより対処することができる。
【0156】実施例16.また、上記実施例15の場合
の対処方法として、周囲にインデックスデータ情報を埋
め込み、画面表示してもよい。あるいは、周囲に固定デ
ータ(グレイ)を埋め込み、画面表示してもよい。
【0157】実施例17.また、上記実施例15の場合
の対処方法として、周囲エリアを拡大して、フルサイズ
の画面にして再生してもよい。特にこまどり再生の場合
は周囲のエリアの情報が全く再生されない場合が発生す
る。その際、上記実施例15、16、および17に示す
ように再生画面をコントロールすることにより違和感の
ない良好な再生画像が得られる。
【0158】実施例18.さらにまた、上記実施例の記
録フォーマットにおいて、特殊再生時、倍速如何では、
周囲エリアのデータが常に再生されない可能性がある
が、その場合は、特殊再生前の通常再生時の周囲データ
をそのまま使ってもよい。
【0159】実施例19.また、上記実施例18の場合
の対処方法として、再生されない周囲エリアにインデッ
クスデータ情報を埋め込み、画面表示してもよい。
【0160】実施例20.また、上記実施例18の場合
の対処方法として、再生されない周囲エリアに固定デー
タ(グレイ)を埋め込み、画面表示してもよい。
【0161】実施例21.また、上記実施例18の場合
の対処方法として、周囲エリア相当分、内側エリアを拡
大し、フルサイズの画面にして再生してもよい。
【0162】実施例22.また、上記実施例では1フィ
ールドの映像情報を5本のトラックに記録する場合につ
いて述べたが、図26に示すように1フィールドの映像
情報を2.5 本のトラックに記録し端数のトラックに上記
画面の外周部分の情報を記録し、この部分を編集時のイ
ンサートポイントに設定し編集を行えば良好な再生画像
が得られる。また、編集時の記録フォーマットは上記実
施例の記録フォーマットに限るものではなく、nフィー
ルドの映像情報をm本のトラック(m>n)に記録する
VTRにおいて、上記mトラック毎に編集時のカットイ
ンポイントを設定しカットインポイントとなる1本前の
トラックに画面上の外周部分の情報を記録するように設
定すれば同様の効果を奏することは言うまでもない。
(実施例1、4のような場合)なお、インサート編集等
を考慮する際は上記カットインポイントとなるトラック
にも画面上の外周部分の情報を記録するようにすれば同
様の効果を奏する。(実施例2、3、5のような場合)
【0163】なお、本実施例では図33に示す構成のマ
クロブロックを採用したが、マクロブロックの構成はこ
れに限るものではない。
【0164】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、編集操作
を行う際のカットインポイント(あるいは、カットアウ
トポイント)で予め記録されていたトラックがオーバー
ライトされつぶれてしまった場合でも、良好な再生画像
を得られる。すなわち、再生時の画像中で比較的目立た
ない、画面上の外周部のマクロブロックデータを特定の
トラックに固める。そしてカットインポイント(あるい
は、カットアウトポイント)が画面の外周部の映像デー
タを固めた特定のトラックに合うようにトラッキング制
御する。そうすることで、上記カットポイント(あるい
は、カットアウトポイント)等の編集のつなぎ目におけ
る視覚上比較的目立たない画面の外周情報は前フィール
ド(あるいは前フレーム)の情報で補間することができ
る。また画面の中央付近の再生画の中心をなす重要なデ
ータは完全に再生されるため視覚的良好な再生画像を得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置の記録系のブロック構成図である。
【図2】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置の再生系のブロック構成図である。
【図3】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置に搭載されている高能率符号化回路のブロック構
成図である。
【図4】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置に搭載されている高能率復号回路のブロック構成
図である。
【図5】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置に搭載されている記録フォーマット生成回路のブ
ロック構成図である。
【図6】本発明の1実施例であるディジタル信号記録再
生装置に搭載されている再生データ合成回路のブロック
構成図である。
【図7】本発明の第1の実施例のディジタル信号記録再
生装置の映像データの画面上の分割方法を示す図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例のディジタル信号記録再
生装置の記録フォーマット生成方法を説明するための記
録トラックパターンである。
【図9】本発明の第1の実施例のディジタル信号記録再
生装置の記録フォーマットによる再生画面の様子を説明
するための動作説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例のディジタル信号記録
再生装置の映像データの画面上の分割方法を説明するた
めの動作説明図である。
【図11】本発明の第2の実施例のディジタル信号記録
再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するための
記録トラックパターン図である。
【図12】本発明の第3の実施例のディジタル信号記録
再生装置の映像データの画面上の分割方法を示す図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施例のディジタル信号記録
再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するための
記録トラックパターン図である。
【図14】本発明の第4の実施例であるディジタル信号
記録再生装置の再生系のブロック構成図である。
【図15】本発明の第4の実施例であるディジタル信号
記録再生装置の再生系のブロック構成図である。
【図16】本発明の第4の実施例であるディジタル信号
記録再生装置に搭載されている記録フォーマット生成回
路のブロック構成図である。
【図17】本発明の第4の実施例であるディジタル信号
記録再生装置に搭載されている再生データ合成回路のブ
ロック構成図である。
【図18】本発明の第4の実施例のディジタル信号記録
再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するための
記録トラックパターン図である。
【図19】本発明の第5の実施例のディジタル信号記録
再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するための
記録トラックパターン図である。
【図20】本発明の第6、および第7の実施例のディジ
タル信号記録再生装置の記録信号処理系のブロック構成
図である。
【図21】本発明の第6、および第7の記録動作制御装
置のフローチャートを示す図である。
【図22】本発明の第8の実施例のディジタル信号記録
再生装置の高能率符号化回路のブロック構成図である。
【図23】本発明の第11、および第12の実施例のデ
ィジタル信号記録再生装置のトラックパターン図であ
る。
【図24】本発明の第11の実施例のディジタル信号記
録再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するため
の記録トラックパターン図である。
【図25】本発明の第12の実施例のディジタル信号記
録再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するため
の記録トラックパターン図である。
【図26】本発明の第22の実施例のディジタル信号記
録再生装置の記録フォーマット生成方法を説明するため
の記録トラックパターン図である。
【図27】従来のディジタル信号記録再生装置の記録系
のブロック構成図である。
【図28】従来のディジタル信号記録再生装置の再生系
のブロック構成図である。
【図29】従来の高能率符号化装置のブロック構成図で
ある。
【図30】従来の高能率復号装置のブロック構成図であ
る。
【図31】従来のディジタル信号記録再生装置の磁気テ
ープとドラムの配置関係と磁気テープ上に形成されるト
ラックパターンを説明するための図である。
【図32】映像信号の構成を説明するための図である。
【図33】マクロブロックの構成を説明するための図で
ある。
【図34】シャフリング方法を説明するための図であ
る。
【図35】従来のシャフリング回路のブロック構成図で
ある。
【図36】従来のデシャフリング回路のブロック構成図
である。
【図37】従来のディジタル信号記録再生装置のアセン
ブル編集時の問題点を説明するための磁気テープ上のト
ラックパターン図である。
【図38】従来のディジタル信号記録再生装置の問題点
を説明するための再生画面図である。
【図39】従来のディジタル信号記録再生装置における
インサート編集における問題点を説明するための磁気テ
ープ上のトラックパターン図である。
【符号の説明】
17 フィールドメモリ 100 高能率符号化回路II 101 記録フォーマット生成回路I 201 データ分割回路I 203 記録データ生成回路II 600 記録フォーマット生成回路II 601 データ分割回路II 603 記録データ生成回路II 800 記録動作制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルVT
Rは以上のように構成されており、このような記録フォ
ーマットを有するディジタルVTRを用いて編集操作
行う場合、サーボ精度、或いはVTR特有のトラック曲
がり等の問題で図37に示すように編集の記録開始時
(以下カットインポイントと記す)あるいは、記録終了
時(以下カットアウトポイントと記す)で、予め記録さ
れていたトラックオーバーライトされ、オーバーライ
トされたトラックのデータが正しく再生されず良好な再
生画が得られないという問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【作用】本発明によるディジタル信号記録再生装置は、
つなぎ撮り編集時に画面の外周部のデータを指定した1
フィールド、あるいは1フレームの最後のトラックに固
めて記録するため、つなぎ撮り編集操作を行う際のカッ
トインポイントで、予め記録されていたトラックのデー
タがオーバーライトされ、つぶれてしまった場合でも、
画面上で視覚的に目立たない画面の外周部データが正し
く再生されないにとどまり、画面の内部の視覚的に重要
部分は正しく再生されるため、再生時つなぎ目において
も画質の劣化の目立たない再生画像を得ることが可能と
なる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】以下、上記ディジタルVTRを用いてフレ
ーム(あるいはフィールド)単位のアセンブル編集を行
う場合について説明する。上述のように、アセンブル編
集を行う場合、サーボ精度、あるいはVTR特有のトラ
ック曲がり等の影響でカットインポイントにおいて予め
記録されていた5本のトラックのデータが図37に示
すようにオーバーライトされてしまうような場合が発生
する。このような場合、再生時に上記カットインポイン
トにおいて、5本のトラックに記録されているデータ
が正しく再生されない。しかし、上記記録フォーマット
においては、1フィールドの映像情報中、比較的目立た
ない画面の外周部のデータを5本目のトラックに固めて
記録している。従ってアセンブル編集のカットインポイ
ントにおいて、再生されなかった部分の映像情報を前フ
ィールドの映像情報で補間することにより再生画像の乱
れを視覚的に目立たなくすることが可能となる。なお、
本実施例では、上記カットインポイントでの5本目のト
ラックに記録されている外周部のマクロブロックのデー
タは高能率復号路II110 中のフィールドメモリ27a、お
よび27b に記憶されている前フィールド(あるいは、前
フレーム)のマクロブロックのデータで補間するものと
する。本実施例では、再生時のカットインポイントの検
出にあたっては誤り訂正復号回路113 で検出された誤り
検出フラグを用いて行うものとする。フィールドメモリ
27で補されたデータはD/A変換器15a 〜15c により
アナログデータに変換され、出力端子16a 〜16c により
出力される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nフィールドあるいはnフレーム分のデ
    ィジタル映像情報をm本のトラックに記録するディジタ
    ル信号記録再生装置において(n,mは正整数)、フィ
    ールド毎、あるいはフレーム毎の隣接する画素データを
    複数個集めてブロック化を行うブロック化手段と、該ブ
    ロックに対して高能率符号化を施しデータ量圧縮を行う
    高能率符号化手段と、該ブロックの画面上の原フィール
    ドあるいは原フレームでの位置が外周部に相当するかど
    うかを判定し、外周部のデータと内部のデータに分離す
    るデータ分離手段と、該外周部データを、前記m本のト
    ラックのうち、m番目のトラックに記録するよう記録デ
    ータ生成を行う記録データ生成装置とを具備したことを
    特徴とするディジタル信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前出m本のトラックのうち、1番目のト
    ラックとm番目のトラックに前出外周部データを分割記
    録するように記録データ生成を行う記録データ生成装置
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のディジタル
    信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 再生トラック位置1,2,...,mを
    判別するトラック判別手段と、前記判別手段の出力によ
    りつなぎ撮り記録開始時に、m+1番目のトラック相当
    位置から記録動作を開始する記録動作制御手段を具備し
    たことを特徴とする請求項1記載のディジタル信号記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 インサート記録開始時にm+1番目のト
    ラックより記録を開始し、m本単位で記録動作を続け、
    記録終了ポイントをm−1番目のトラックに記録して終
    了する様、記録動作制御を行う記録動作制御手段を具備
    したことを特徴とする請求項1記載のディジタル信号記
    録再生装置。
JP18805892A 1992-07-14 1992-07-15 ディジタル信号記録再生装置 Pending JPH0636468A (ja)

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