JP3070619B2 - デジタルvtrにおける編集方法 - Google Patents

デジタルvtrにおける編集方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、nフレーム(nは整
数で、n≧1)で完結する圧縮符号化を行って、記録媒
体に記録するようにするデジタルVTRにおける編集方
法に関し、特に1フィールド単位での編集を可能にした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮符号化を使用せず、フィール
ド単位で完結するエラー訂正処理を施すデジタルVTR
においては、テープに記録されたデジタル画像信号の各
フィールドと、テープ上での記録トラックとを簡単に対
応付けすることができる。そこで、この種のデジタルV
TRでは、複数台のデジタルVTRからのデジタル画像
信号について、タイムコードを管理するだけで、簡単に
1フィールド単位の編集を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば民生用
のデジタルVTRのように、記録レートの制限からデー
タ圧縮をする必要があるデジタルVTRでは、一般に、
1〜複数フレームで完結する圧縮符号化処理が施され、
複数トラックに分割されて記録される。この場合には、
画像データは、フィールド単位では圧縮符号化が完結し
ないため、各フィールドとテープ上の記録トラック位置
とは簡単には、対応付けができない。
【0004】このため、この種の圧縮符号化処理を行う
デジタルVTRでは、フィールド単位の編集を行うのが
困難であった。
【0005】この発明は、以上の点にかんがみ、記録処
理の際に、1〜複数フレーム単位で完結する圧縮符号化
処理を使用するデジタルVTRにおいても、フィールド
単位の編集を容易に行えるようにした方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明においては、つなぎ編集を行う場合には、
前記デジタルVTRに圧縮符号化の単位のnフレーム分
のデジタル画像信号を記憶可能なメモリ手段を用意し、
前記デジタルVTRの再生デジタル画像信号に、他のデ
ジタル画像信号をつなげる編集記録に先立って、前記画
像のつなぎ目位置を記憶しておくと共に、前記メモリ手
段に、前記再生デジタル画像信号の前記圧縮符号化の単
位の前記つなぎ目を含むnフレームのうち、前記つなぎ
目以前のフィールド単位のデジタル画像信号を記憶して
おき、編集記録時、前記デジタルVTRを、前記他のデ
ジタル画像信号との同期をとって再生し、前記つなぎ目
で前記デジタルVTRを記録状態にすると共に、前記他
のデジタル画像信号の前記メモリ手段への書き込みを開
始し、前記記憶したデータと合成して、前記圧縮符号化
の単位のnフレーム分を形成し、それを前記デジタルV
TRにより圧縮符号化処理して記録し、その後は、前記
メモリ手段に前記他のデジタル画像信号を順次、前記圧
縮符号化の単位のnフレーム分づつ書き込み、それを前
記デジタルVTRにより圧縮符号化処理して記録するよ
うにする。
【0007】また、インサート編集を行う場合には、前
記圧縮符号化の単位のnフレーム分のデジタル画像信号
を記憶可能な第1のメモリ手段と、第2のメモリ手段と
を用意し、前記デジタルVTRの再生デジタル画像信号
中に、他のデジタル画像信号を挿入するインサート編集
記録に先立って、前記挿入の始点位置と終点位置とを記
憶しておくと共に、前記第1のメモリ手段に、前記再生
デジタル画像信号の前記圧縮符号化の単位の前記始点を
含むnフレームのうち、前記始点以前のフィールド単位
のデジタル画像信号を記憶し、前記第2のメモリ手段
に、前記再生デジタル画像信号の前記圧縮符号化の単位
の前記終点を含むnフレームのうち、前記終点以後のフ
ィールド単位のデジタル画像信号を記憶しておき、イン
サート編集記録時、前記デジタルVTRを、前記他のデ
ジタル画像信号との同期をとって再生し、前記始点で前
記デジタルVTRを記録状態にすると共に、前記他のデ
ジタル画像信号の前記第1のメモリ手段への書き込みを
開始し、前記記憶したデータと合成して、前記圧縮符号
化の単位のnフレーム分を形成し、それを前記デジタル
VTRにより圧縮符号化処理して記録し、その後は、前
記メモリ手段に前記他のデジタル画像信号を順次、前記
圧縮符号化の単位のnフレーム分づつ書き込み、それを
前記デジタルVTRにより圧縮符号化処理して記録し、
前記終点では、前記終点直前間での前記他のデジタル画
像信号と前記第2のメモリ手段から読み出したデジタル
画像信号と合成して前記圧縮符号化の単位のnフレーム
を構成し、これを記録してインサート編集を終了するよ
うにする。
【0008】
【作用】デジタルVTRの再生デジタル画像信号は、ラ
スター走査形式の時系列信号に戻されたデジタル画像信
号である。この発明では、この再生デジタル画像信号
と、例えば他のデジタルVTRの再生デジタル画像信号
とを、つなぎ編集やインサート編集を行う場合に、プレ
ビュー時に、第1及び第2のメモリ手段に、そのつなぎ
目(インサート編集の始点及び終点を含む)を含む、圧
縮符号化の単位であるnフレームより少ないフィールド
単位のデータが、予め記憶されている。
【0009】そして、実際の編集動作の際、つなぎ目で
は、第1及び第2のメモリ手段に記憶されていた画像デ
ータが用いられて、新たに記録したい他のデジタル画像
信号と合成されて、圧縮符号化の単位のnフレームが形
成され、記録される。
【0010】したがって、1フィールド単位で、画像信
号のつなぎ合わせ等の編集作業ができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明によるデジタルVTRにおけ
る編集方法の一実施例を、図を参照しながら説明する。
以下の例は、デジタルVTRにおいて使用する圧縮符号
化方式として、例えば本願の出願人が提案したADRC
(Adaptive Dynamic RangeCoding;特開昭61−144
989号公報、特開昭61−144990号公報、特開
昭62−92620号公報参照)を用いた場合である。
【0012】ADRC方式は、テレビジョン画像信号の
持つ強い時空間の相関を利用した符号化方式である。す
なわち、1画面分の画像をブロック分割すると、各ブロ
ックは局所的相関により、小さなダイナミックレンジし
か持たないことが多い。そこで、このADRC方式では
画像をブロック分割し、各ブロックのダイナミックレン
ジを求め、適応的に画素デ−タを再符号化することによ
り各画素デ−タを元のビット数よりも少ないビット数に
圧縮できる。
【0013】画像のブロック分割の方法としては、水平
ライン方向のみの分割(1次元的ADRC)、また、水
平、垂直両方向の方形領域による分割(2次元ADR
C)、さらに複数フレ−ムにわたる空間的領域を考えた
分割(3次元ADRC)が提案されている(前記各公報
参照)。
【0014】3次元ADRCではブロック毎に2フレー
ム間の動き検出を行ない、静止ブロックでは例えば後の
フレームのデータは送らずに、いわゆる駒落としを行な
うことで、さらに効率のよい符号化ができる。この3次
元ADRCの場合には、各ブロックに1ビットの動き情
報コードを必要とするが、静止領域では1/2のデータ
圧縮ができ、圧縮効率が高い。
【0015】以下に説明する例のデジタルVTRにおい
ては、3次元ADRCを行うもので、このため、画像信
号の圧縮符号化の単位としては、2フレームとされ、そ
の2フレームの画像信号が4トラックとしてテープに記
録される。
【0016】図1は、この発明による編集方法を実施す
るためのデジタルVTRの一実施例を示すものである。
【0017】この例のデジタルVTRは、記録系10
と、再生系20と、編集コントロール部41と、編集点
入力キー42と、アウト点メモリ43とを備えている。
【0018】記録系10は、次のように構成されてい
る。すなわち、入力端子11を通じて入力されたラスタ
ー走査形式の画像信号が、A/Dコンバータ12におい
てデジタル画像信号に変換される。このデジタル画像信
号は、編集用入力切換回路13の第1の入力端aに供給
される。
【0019】そして、この編集用入力切換回路13から
得られたデジタル画像信号は、ブロック化メモリ14に
供給される。このブロック化メモリ14は、2フレーム
分のデジタル画像信号を記録できる容量を有し、例えば
(水平方向の4画素)×(垂直方向の4画素(4ライ
ン))からなるブロックに画像データが分割される。そ
して、各分割ブロックのデータは、シャフリング回路1
5に供給されて、各ブロックが、2フレーム中で所定の
規則に従って分散される処理が施された後、圧縮符号化
回路16に供給されて、3次元ADRCの圧縮符号化処
理がなされる。
【0020】この圧縮符号化回路16からの圧縮符号化
されたデータは、パリティ付加回路17に供給されて、
エラー訂正用のパリティデータが生成付加される。そし
て、このパリティデータが付加された圧縮化画像データ
が、記録変調回路18及び記録アンプ19を介して記録
用ヘッドHRに供給されて、テープ上に、2フレーム分
の画像データが、例えば4本の記録トラックとして記録
される。
【0021】以上のようにして3次元ADRCにより圧
縮符号化されて記録されたデジタル画像信号は、再生系
20により再生されて、元のラスター走査形式の画像信
号に復元される。
【0022】すなわち、磁気ヘッドHPによりテープ
(図示せず)からピックアップされた画像データは、再
生アンプ21を介して再生イコライザ及びデータ復元回
路22に供給されて、デジタルデータに復元される。こ
の復元されたデジタルデータは、エラー訂正回路23に
おいて、再生デジタルデータ中のエラー訂正用符号を用
いてエラー訂正がなされる。
【0023】このエラー訂正回路23の出力データは、
圧縮復号化回路24に供給され、2フレーム分の画像デ
ータ毎に、符号化の最少処理単位であるブロック単位で
3次元ADRCの復号化処理がなされる。そして、復号
化されたブロックデータは、デ・シャフリング回路25
に供給されて、2フレームのブロックが元の順序に戻さ
れる。そして、ブロック分解回路26に供給されて、ラ
スター走査形式の元の時系列のデジタル画像信号に変換
される。
【0024】ブロック分解回路26の出力データは、エ
ラー修整回路27に供給され、エラー訂正回路23でエ
ラー訂正できなかった画像データが、その周辺画像デー
タを用いた補間処理によりエラー修整される。
【0025】このエラー修整回路27からの再生デジタ
ル画像信号VAは、編集用モニター切換回路28の一方
の入力端Aに供給されると共に、アウト点メモリ43及
び入力切換回路13の第3の入力端cに供給される。そ
して、モニター切換回路28からのデジタル画像信号
は、D/Aコンバータ29に供給されてアナログ画像信
号に戻され、このアナログ画像信号が出力端子31を介
してモニターテレビ受像機に供給される。
【0026】上記のように、テープから再生された直後
のデジタル画像データは、2フレーム単位の信号である
が、その2フレームの画像データは、その2フレームの
画像がブロック分割され、複数個のブロックで構成され
ている。そして、そのブロック単位でADRCのブロッ
ク符号化により圧縮されていると共に、その2フレーム
中で各ブロックデータは所定の規則にしたがって分散さ
れている。したがって、編集処理を、この段階の画像信
号で行う場合には、2フレーム単位でしか、編集を行う
ことができない。
【0027】しかし、デ・シャフリング回路27の出力
信号は、元の画像信号の時系列であるラスター走査形式
の信号となっている。このラスター走査形式の時系列の
信号であれば、後述するように、フィールド単位の編集
が容易にできる。
【0028】この例の場合には、このデジタルVTRに
おいて、いわゆるアセンブリ編集(つなぎ編集)やイン
サート編集の編集作業を行うもので、入力端子44を通
じて、他のデジタル画像信号例えば他のデジタルVTR
からの再生デジタル画像信号VB(ラスター走査形式と
なっている)が入力される。このデジタル画像信号VB
は、切換回路13の第2の入力端bに供給されると共
に、切換回路28の他方の入力端Bに供給される。
【0029】編集コントロール部41は、編集作業のコ
ントロールを行うもので、このデジタルVTRの後述す
るようなプレビューモード、実際の編集モードにおける
記録モード、再生モードの切り換えをモード制御信号M
Dにより行い、さらに、切換制御信号SE1及びSE2
により、切換回路13及び28の切換制御を行う。ま
た、編集点入力キー42からの入力操作を受けて、指定
された編集点、つまりデジタル画像信号VAとデジタル
画像信号VBとのつなぎ目位置を記憶する。
【0030】編集コントロール部41には、このデジタ
ルVTRの再生系20で再生された信号中から得られる
テープ上の位置情報に対応するタイムコードTAと、入
力端子44よりデジタル画像信号VBを入力する他のデ
ジタルVTRからのタイムコードTBとが供給される。
編集点入力キー42で入力された編集点であるデジタル
画像信号VAとデジタル画像信号VBとのつなぎ目位置
は、このタイムコードとして記憶される。
【0031】編集コントロール部41は、さらに、図示
しないが、図1のデジタルVTRと、入力端子44より
デジタル画像信号VBを入力する他のデジタルVTRと
を同期運転する制御も行う。同期運転の方法としては、
編集点つまり他のデジタルVTRを再生状態にしたとき
の同期信号を受け、図1のデジタルVTRを、この同期
信号に基づいてサーボ制御して同期運転する方法と、逆
に、図1のデジタルVTRの再生状態のときの同期信号
を他のデジタルVTRに供給して、この他のデジタルV
TRをその同期信号に基づいてサーボ制御して同期運転
する方法とがある。
【0032】アウト点メモリ43は、後述するようにイ
ンサート編集の際に用いられるもので、この例の場合に
は、このメモリ43は、最大、(圧縮符号化の単位のn
フレーム)−(1フィールド)の容量を有していればよ
く、この例の場合、1.5フレーム(3フィールド)分
の容量を有している。そして、このメモリ43の書き込
み及び読み出しは、編集コントロール部41からのメモ
リ制御信号WRにより制御される。このメモリ43から
読み出された画像データは、入力切換回路13の第4の
入力端dに供給される。
【0033】次に、編集時の動作について、インサート
編集の場合を例にとって、図2〜図4を参照しながら説
明する。
【0034】[編集点の設定]今、編集動作を実行する
図1の構成のデジタルVTRをVTR−Aとし、入力端
子より他のデジタル画像信号VBを供給する他のデジタ
ルVTRをVTR−Bとし、VTR−Aの再生画像の一
部分にVTR−Bの再生画像をインサートする場合を考
える。
【0035】先ず、VTR−A及びVTR−Bに装填さ
れた記録済テープからの再生画像信号をモニターして、
インサートのイン点IN及びアウト点OUTを決定し、
編集点入力キー42により入力操作し、その入力したイ
ン点IN及びアウト点OUTのデータを編集コントロー
ル部41に記憶する。
【0036】このとき、VTR−A及びVTR−Bに装
填されているテープ上のトラックパターンは、図2に示
すようになる。図2AはVTR−Aに装填されている編
集前のテープ上のトラックパターンを示し、図2Bは、
VTR−Bに装填されているテープ上のトラックパター
ンを示している。また、図2Cは、インサート編集後の
VTR−Aに装填されているテープ上のトラックパター
ンである。なお、図2において、縦の点線はデジタル画
像信号VAを示し、横の点線はデジタル画像信号VBを
示している。
【0037】この場合、図2A,Bに示すように、イン
点とアウト点が、圧縮符号化の単位の2フレームの途中
にあるとすると、図2Cに示すように、イン点及びアウ
ト点を含む圧縮符号化の単位の2フレームのデータは、
VTR−Aの再生デジタル画像信号VAとVTR−Bの
再生デジタル画像信号VBとで構成される。例えば、イ
ン点での圧縮符号化の単位の2フレームのデータは、再
生デジタル画像信号VAの2フィールドと、再生デジタ
ル画像信号VBの2フィールドとで構成され、アウト点
での圧縮符号化の単位の2フレームのデータは、再生デ
ジタル画像信号VBの3フィールドと、再生デジタル画
像信号VAの1フィールドとで構成される。
【0038】[プレビュー]次に、本番の編集動作に先
立ち、この設定したイン点及びアウト点のデータに基づ
いてプレビューを行なう。
【0039】すなわち、VTR−A及びVTR−Bは、
イン点からそれぞれ所定長さだけ巻き戻された後、同期
した状態で再生状態になる。このとき、モニター切換回
路28は、イン点までは、一方の入力端Aに切り換えら
れ、図3Cに示すように、VTR−Aの再生デジタル画
像信号VA(図3A参照)のモニター画像がモニター受
像機に表示される。
【0040】また、イン点までは、入力切換回路13
は、第3の入力端cに切り換えられ、再生デジタル画像
信号VAがブロック化メモリ14に供給されている。そ
して、ブロック化メモリ14には、編集コントロール部
41からの制御信号により、イン点INで、図3Dに示
すように、このイン点INを含む再生デジタル画像信号
VAの圧縮符号化の単位の2フレームのうち、イン点I
N以前の2フィールドのデジタル画像信号VAが書き込
まれ、記憶される。
【0041】そして、イン点INでモニター切換回路2
8は、他方の入力端B側に切り換えられ、アウト点OU
TまでVTR−Bの再生デジタル画像信号VB(図3B
参照)のモニター出力画像がモニター受像機に表示され
る。
【0042】次に、アウト点OUTになると、モニター
切換回路28は、再び入力端A側に切り換えられ、その
後はVTR−Aの再生デジタル画像信号VAのモニター
出力画像となる。そして、図3Eに示すように、このア
ウト点OUTを含む再生デジタル画像信号VAの圧縮符
号化の単位の2フレームのうち、そのアウト点OUT以
後の1フィールドの再生デジタル画像信号VAがアウト
点メモリ43に書き込まれ、記憶される。
【0043】[本番の編集]次に、本番の編集動作を図
4のタイムチャートを参照しながら説明する。この編集
動作は、編集コントロール部41による制御により以下
のように行われる。
【0044】先ず、VTR−Aがイン点INから予め設
定された数秒前まで巻き戻され、その後、再生状態とさ
れる。同様にして、VTR−BもVTR−Aと同期して
再生する状態とされる。
【0045】この場合、一般に、必ず、記録処理のため
のVTRごとに定まった機械的遅延いわゆるシステムデ
ィレーが存在するため、単に同じテープ長さだけ巻き戻
して同期運転したのでは、再生した信号から得られたタ
イムコードで示されるテープ上の目的のトラック位置に
記録を行うことはできない。そこで、イン点INでの圧
縮符号化の単位の2フレームの信号と、記録するVTR
−Aのシステムディレーを考慮して、VTR−Bは巻き
戻され、VTR−Aと同期再生されるものである。
【0046】そして、このとき、入力切換回路13は、
第2の入力端bに切り換えられている。しかし、VTR
−Aは記録モードにはなっておらず、編集コントロール
部41からの制御信号により、ブロック化メモリ14は
書き込み及び読み出しのいずれの状態にもならない。
【0047】そして、イン点INすなわちVTR−Bの
再生画像信号の挿入画像の先頭の画像データのところ
で、VTR−Aは、記録モードにされ、ブロック化メモ
リ14の書き込みが開始され、プレビュー時に予め書き
込まれていたVTR−Aの画像信号VAと合成されて、
このイン点INでの圧縮符号化の単位の2フレームのデ
ータが構成される。そして、この画像データがブロック
化され、前述したようにして圧縮符号化され、記録系1
0を介してVTR−Aのテープに記録される。このイン
点INの後は、VTR−Bの再生デジタル画像信号VB
が順次2フレームづつブロック化メモリ14でブロック
化され、同様にして圧縮符号化されてVTR−Aのテー
プに記録される。
【0048】次に、アウト点OUTでの2フレームの圧
縮符号化単位のデータ位置と、VTR−Aのシステムデ
ィレーとを考慮したアウト点より前の時点になると、ア
ウト点メモリ43から、プレビュー時に予め書き込まれ
ていたVTR−Aの1フィールドの再生デジタル画像信
号VAが読み出されると共に、入力切換回路13が第4
の入力端dに切り換えられる。そして、その直前までの
VTR−Bの再生デジタル画像信号VB(圧縮符号化の
2フレームのうちの3フィールド分)と、ブロック化メ
モリ14で合成され、これがVTR−Aのテープに記録
され、VTR−Aはストップ状態となり、編集終了とな
る。
【0049】以上のようにして、この発明によれば、2
フレームで完結する圧縮符号化を行うデジタルVTRに
おいても、フィールド単位の編集を行うことができる。
【0050】なお、以上の例は、インサート編集の場合
の例であるが、例えばVTR−Aの再生画像信号VAの
後に、VTR−Bの再生画像信号VBをつなぐいわゆる
アセンブリ編集の場合には、前記の例のイン点INだけ
に注目すればよく、まったく同様にして、1フィールド
単位の編集ができるものである。
【0051】なお、以上の例では、2フレーム単位で完
結する圧縮符号化を施した場合であるが、圧縮符号化の
処理単位としては、1フレームでもよく、また、3フレ
ーム以上であってもよい。
【0052】また、編集コントロール部41は、編集装
置として別個に設け、この編集装置によって、VTR−
AとVTR−Bとをコントロールして、上記のような編
集動作を行うようにすることもできる。その場合には、
VTR−AとVTR−Bとの同期運転は、この編集装置
からの基準の同期信号を基準として行うことができる。
【0053】また、イン点INでのつなぎ目の画像信号
を記憶しておくメモリは、図1の例のように、ブロック
化メモリで兼用するのではなく、別個に設けても勿論よ
い。
【0054】また、端子44から入力する他のデジタル
画像信号としては、他のデジタルVTRの再生デジタル
画像信号に限られず、例えばビデオカメラからの信号を
デジタル化した画像信号であってもよい。
【0055】また、圧縮符号化処理の方法としては、A
DRCに限られるものではなく、例えばDCT等の直交
変換符号化方式、ベクトル量子化方式等のその他種々の
圧縮符号化方式を使用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像信号を1ないし複数フレーム単位で圧縮符号化
して記録するデジタルVTRにおいて、新たに記録する
画像信号とつなげる画像信号のつなぎ目の画像信号をフ
ィールド単位で記憶しておくメモリを設けておくことに
より、最少単位として、1フィールド単位の編集を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による編集方法を実施する編集機能付
きデジタルVTRの一実施例を示す図である。
【図2】インサート編集を行ったときのトラックパター
ンを説明するための図である。
【図3】プレビュー時の動作説明のためのタイムチャー
トである。
【図4】本番の編集時の動作説明のためのタイムチャー
トである。
【符号の説明】
10 記録系 13 編集用入力切換回路 14 ブロック化メモリ 16 圧縮符号化回路 20 再生系 28 モニター切換回路 41 編集コントロール部 43 アウト点メモリ 44 他のデジタル画像信号の入力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号を、nフレーム(nは
    整数で、n≧1)で完結する圧縮符号化を行って、記録
    媒体に記録するようにするデジタルVTRにおける編集
    方法であって、前記デジタルVTRに圧縮符号化の単位
    のnフレーム分のデジタル画像信号を記憶可能なメモリ
    手段を用意し、前記デジタルVTRの再生デジタル画像
    信号に、他のデジタル画像信号をつなげる編集記録に先
    立って、前記画像のつなぎ目位置を記憶しておくと共
    に、前記メモリ手段に、前記再生デジタル画像信号の前
    記圧縮符号化の単位の前記つなぎ目を含むnフレームの
    うち、前記つなぎ目以前のフィールド単位のデジタル画
    像信号を記憶しておき、編集記録時、前記デジタルVT
    Rを、前記他のデジタル画像信号との同期をとって再生
    し、前記つなぎ目で前記デジタルVTRを記録状態にす
    ると共に、前記他のデジタル画像信号の前記メモリ手段
    への書き込みを開始し、前記記憶したデータと合成し
    て、前記圧縮符号化の単位のnフレーム分を形成し、そ
    れを前記デジタルVTRにより圧縮符号化処理して記録
    し、その後は、前記メモリ手段に前記他のデジタル画像
    信号を順次、前記圧縮符号化の単位のnフレーム分づつ
    書き込み、それを前記デジタルVTRにより圧縮符号化
    処理して記録するようにしたデジタルVTRにおける編
    集方法。
  2. 【請求項2】 デジタル画像信号を、nフレーム(nは
    整数で、n≧1)で完結する圧縮符号化を行って、記録
    媒体に記録するようにするデジタルVTRにおける編集
    方法であって、前記圧縮符号化の単位のnフレーム分の
    デジタル画像信号を記憶可能な第1のメモリ手段と、第
    2のメモリ手段とを用意し、前記デジタルVTRの再生
    デジタル画像信号中に、他のデジタル画像信号を挿入す
    るインサート編集記録に先立って、前記挿入の始点位置
    と終点位置とを記憶しておくと共に、前記第1のメモリ
    手段には、前記再生デジタル画像信号の前記圧縮符号化
    の単位の前記始点を含むnフレームのうち、前記始点以
    前のフィールド単位のデジタル画像信号を記憶し、前記
    第2のメモリ手段には、前記再生デジタル画像信号の前
    記圧縮符号化の単位の前記終点を含むnフレームのう
    ち、前記終点以後のフィールド単位のデジタル画像信号
    を記憶しておき、インサート編集記録時、前記デジタル
    VTRを、前記他のデジタル画像信号との同期をとって
    再生し、前記始点で前記デジタルVTRを記録状態にす
    ると共に、前記他のデジタル画像信号の前記第1のメモ
    リ手段への書き込みを開始し、前記記憶したデータと合
    成して、前記圧縮符号化の単位のnフレーム分を形成
    し、それを前記デジタルVTRにより圧縮符号化処理し
    て記録し、その後は、前記メモリ手段に前記他のデジタ
    ル画像信号を順次、前記圧縮符号化の単位のnフレーム
    分づつ書き込み、それを前記デジタルVTRにより圧縮
    符号化処理して記録し、 前記終点では、前記終点直前
    までの前記他のデジタル画像信号と前記第2のメモリ手
    段から読み出したデジタル画像信号と合成して前記圧縮
    符号化の単位のnフレームを構成し、これを記録してイ
    ンサート編集を終了するようにしたデジタルVTRにお
    ける編集方法。
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