JP7375485B2 - プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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本明細書に開示される技術分野は、プリンタでの印刷に用いる用紙サイズを取得するプログラム、情報処理装置およびプリンタに関する。
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置においてユーザ定義の用紙サイズを記憶し、その用紙サイズに基づいてプリンタでの印刷に用いる用紙を設定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、情報処理装置から出力された印刷データにユーザ定義の用紙サイズが指定されていた場合に、管理サーバによって適切なプリンタ用紙を選択する技術が開示されている。
特開2014-63386号公報
ユーザによって用紙サイズを設定する場合、適切なサイズを計測器を用いてユーザが計測する必要がある。しかしながら、ユーザは、計測器を所持していない等、必ずしも計測器を直ぐに利用できるとは限らない。その場合、計測器を取りに戻る等、計測器を利用できるようにするには、ユーザにとって手間になる。特許文献1では、用紙サイズの設定時の詳細に関する技術が開示されていない。
本明細書は、用紙サイズの設定が可能な情報処理装置のプログラムであって、用紙サイズの設定時のユーザの手間を低減する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、プリンタでの印刷に用いる用紙サイズの設定を行うプログラムであって、前記コンピュータに、用紙の第1方向の目盛りの画像を含む定規画像を示す画像データを、前記情報処理装置の通信インタフェースを介して、前記プリンタに送信する送信処理を実行させ、前記プリンタは、前記画像データを受信した場合に、受信した前記画像データに基づいて前記定規画像を用紙に印刷し、さらに前記コンピュータに、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して、前記定規画像が印刷された前記目盛りによって示される値を受け付ける受付処理と、前記受付処理によって受け付けた前記値に基づいて用紙の前記第1方向のサイズを決定し、決定したサイズを前記プリンタでの印刷に用いる用紙サイズとして設定する設定処理と、を実行させる、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるプログラムを実行することで、情報処理装置は、用紙の第1方向の目盛りの画像を含む定規画像をプリンタに印刷させる。ユーザは、印刷された定規画像の目盛りによって用紙サイズを認識できる。さらに、情報処理装置は、目盛りによって示される値を受け付けて、受け付けた値に基づいて決定した用紙の第1方向のサイズを用紙サイズとして設定するので、設定に必要な計測機器等を用意する必要はなく、設定時のユーザの手間が軽減される。
上記プログラムの機能を実現する情報処理装置、プログラムの機能を実現するための制御方法、プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、用紙サイズの設定が可能な情報処理装置のプログラムであって、用紙サイズの設定時のユーザの手間を低減する技術が実現される。
第1の形態にかかるPCの概略構成図である。 (A)はプリンタを上面から見た図であり、(B)は(A)に示したプリンタのX-X断面の内部構成の概略を示す図である。 プリンタの内部構成の概略を示す説明図である。 用紙情報設定処理の手順を示すフローチャートである。 入力受付画面の例を示す説明図である。 算出設定処理の手順を示すフローチャートである。 印刷された定規画像の例を示す説明図である。 長さ定規印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるプリンタの概略構成図である。 本体設定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、第1の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)にて実行可能なプログラムを具体化したものであり、連続した帯状の印刷媒体であるロール紙に印刷するプリンタに接続されるPCを開示するものである。
本形態のPC1は、図1に示すように、プリンタ2と通信可能に接続されている。PC1は、プリンタ2に印刷を実行させるための各種の処理を実行する装置である。PC1は、情報処理装置の一例である。PC1に代えて、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータを用いることもできる。
まず、PC1に接続されるプリンタ2について説明する。図2(A)は、プリンタ2を上面から見た図であり、図2(B)は、図2(A)に示したプリンタのX-X断面の内部構成の概略を示している。本形態のプリンタ2は、例えば、図2(B)に示すように、感熱方式の印字ヘッド21を備え、印刷媒体22を収容した状態で、印刷媒体22への印刷と印刷媒体22の搬送とを並行して行う。プリンタ2にて印刷に用いられる印刷媒体22は、交換可能なものであり、連続した帯状の用紙がロール状に巻かれた状態でプリンタ2にセットされる。以下では、印刷媒体22について、図2(A)に示すように、プリンタ2による搬送方向を長さ方向とし、長さ方向に直交する方向を幅方向とする。幅方向は、第1方向の一例であり、幅方向が第1方向であれば、長さ方向が第2方向である。また、長さ方向が第1方向の一例であっても良い。
印字ヘッド21は、幅方向に並ぶ複数の発熱素子を備えている。プリンタ2は、各発熱素子を選択的に発熱させることで、搬送される印刷媒体22に対して印刷データに基づく印刷を行い、印刷媒体22のうちの印刷済みの部分を、排出口23から機外へ突出させる。プリンタ2は、排出口23の近傍に、例えば、手動式のカッター24を備える。カッター24がユーザによって操作されることで、機外へ突出した部分が残りの印刷媒体22から切り取られて排出される。
プリンタ2にて用いられる印刷媒体22は、例えば、図2(B)に部分的に拡大して示すように、連続した帯状の剥離紙221と、剥離紙221の片面に貼着されたラベル紙222とを含むラベルロールである。印刷媒体22には、ラベル紙222の形状によって、複数の用紙種がある。用紙種は、例えば、長尺テープ、ダイカットラベル、マーク付きメディアである。
長尺テープは、連続した剥離紙221の一面に、剥離紙221と同様の連続した帯状のラベル紙222が貼着されているものである。例えば、印刷済みの部分をカッター24等で切り取ることで、長尺テープから所定の長さのラベルが作成される。ダイカットラベルは、所定の形状に予め整形されたラベル紙222が、連続した剥離紙221の一面に所定の間隔を空けて貼着されているものである。マーク付きメディアは、長さ方向に所定の間隔で予めマークが設けられている印刷媒体22である。マークは、例えば、淡色の剥離紙221のうちラベル紙222が貼着されていない側の面である裏面に黒色で設けられる。
そして、本形態のプリンタ2は、印字ヘッド21の近傍に、印刷媒体22を検知する透過センサ25と反射センサ26とを有している。透過センサ25は、発光素子と受光素子とが印刷媒体22の搬送路を挟んで反対側に配置されるセンサである。反射センサ26は、発光素子と受光素子とが印刷媒体22の搬送路に対して同じ側に配置されるセンサである。反射センサ26は、印刷媒体22の剥離紙221の裏面を検知するように配置されている。
プリンタ2は、収容されている印刷媒体22を搬送しつつ透過センサ25および反射センサ26で検出することで、印刷媒体22の頭出しを行う。プリンタ2は、透過センサ25の出力結果に基づいて、例えば、ダイカットラベルのラベル紙222の有無を検出し、ラベル紙222の先頭位置を印字ヘッド21の位置に合わせることができる。また、プリンタ2は、反射センサ26の出力結果に基づいて、例えば、マーク付きメディアのマークの有無を検知し、マークの位置を印字ヘッド21の位置に合わせることができる。
また、本形態のプリンタ2は、例えば、図3に示すように、印刷媒体22の搬送経路の幅方向位置を案内する用紙幅ガイド27を備える。用紙幅ガイド27は、印刷媒体22の幅方向の両端部にそれぞれ配置されるガイドの組であり、左右で連動して幅方向に移動可能なものである。ユーザが両側の用紙幅ガイド27の間に印刷媒体22をセットすることにより、用紙幅ガイド27は、例えば、バネの弾性力によって、幅方向の両側から印刷媒体22の左右端に当接する。これにより、印刷媒体22は、印字ヘッド21に対して幅方向の中央位置に配置される。
図1の説明に戻る。PC1は、図1に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、を含む制御基板10を備えている。さらに、PC1は、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)16と、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)18と、ディスプレイ19と、を備え、これらが制御基板10に電気的に接続されている。なお、図1中の制御基板10は、PC1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、ROM12や不揮発性メモリ14から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。ROM12には、PC1を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM13は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ14は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)等のプログラム、画像データや文書データ等のデータ、各種設定を記憶する領域として利用される。ROM12、RAM13および不揮発性メモリ14は、いずれもメモリの一例である。また、CPU11がCPUバッファを備えているものであれば、CPUバッファもメモリの一例である。
メモリの一例はいずれも、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
通信IF16は、プリンタ2等の外部装置との通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF16の通信方式は、無線でも有線でもよく、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、USB、LAN等、どのような規格の方式でもよい。
ユーザIF18は、キーボード、マウス等のユーザによる入力操作を受け付けるハードウェアを含む。ディスプレイ19は、情報を画面に表示するハードウェアを含む。なお、PC1は、ユーザIF18とディスプレイ19との両方の機能を備えたタッチパネル等を有していても良い。
本形態のPC1は、図1に示すように、不揮発性メモリ14に、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)41と、用紙情報設定アプリ42と、用紙情報データベース(以下、「用紙情報DB」とする)43と、定規画像データベース(以下、「定規画像DB」とする)44と、を備えている。用紙情報設定アプリ42は、プリンタ2に収容されている印刷媒体22についての情報を取得し、印刷設定に設定するプログラムである。用紙情報設定アプリ42は、プログラムの一例である。
印刷媒体22の情報には、例えば、用紙種、長さ方向および幅方向の用紙サイズ、印字基点補正値、の各情報が含まれる。用紙種は、登録対象の印刷媒体22が、長尺テープ、ダイカットラベル、マーク付きメディアのいずれであるかを示す情報である。長さ方向の用紙サイズは、用紙種類が長尺テープであればユーザの指示に基づいて設定され、ダイカットラベルまたはマーク付きメディアであれば、ラベル紙222のサイズやマークの位置に基づいて決定される。なお、用紙種が長尺テープの場合には、長さ方向の用紙サイズは設定されなくても良い。幅方向の用紙サイズは、用紙種にかかわらずラベル紙222の幅方向のサイズである。印字基点補正値は、印刷データの基点を補正するための値であり、例えば、幅方向の印刷位置ずれの補正のために用いられる。
用紙情報DB43は、プリンタ2にて印刷に用いられる各種の用紙の情報を記憶するデータベースである。用紙情報DB43には、例えば、プリンタ2のベンダによって提供されるデフォルトの用紙の情報、ユーザの指示に基づいて設定されたカスタムの用紙の情報が含まれる。
定規画像DB44は、用紙情報設定アプリ42にて使用される定規画像データを記憶するデータベースである。定規画像データは、定規のような目盛りを含む定規画像の画像データであり、プリンタ2に定規画像を印刷させる際に使用される画像データである。定規画像は、例えば、1方向に延びる直線とその直線に直交して1mmごとに配置された短い直線とを含む画像である。
続いて、用紙情報設定アプリ42による各処理について説明する。なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、各プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU11の処理を表している。CPU11による処理は、PC1のOS41のAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OS41の記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOS41のAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が行う」、「プログラムが行う」のように記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU11がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU11による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU11による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
用紙情報設定アプリ42による用紙情報設定処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。用紙情報設定処理は、用紙情報設定アプリ42にて用紙情報設定指示を受け付けたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。
用紙情報設定処理では、CPU11は、まず、プリンタの選択を受け付け(S101)、選択されたプリンタのモデル情報を取得する(S102)。S102は、取得処理の一例である。
そして、CPU11は、取得したモデル情報に基づいて、印字ヘッド21の幅方向サイズを取得する(S103)。印字ヘッド21の幅方向サイズは、当該印字ヘッド21にて印刷可能な最大幅であり、プリンタのモデルごとに決まっている。印字ヘッド21のサイズの情報は、モデル情報に関連付けて、用紙情報設定アプリ42に予め記憶されている。なお、CPU11は、印字ヘッド21のサイズの情報を、プリンタやサーバ等から取得しても良い。
CPU11は、定規画像DB44から、取得した印字ヘッド21のサイズに適した定規画像データを取得する(S104)。定規画像DB44には、幅方向の目盛りを含む幅定規画像の画像データと長さ方向の目盛りを含む長さ定規画像の画像データとが含まれる。幅定規画像の幅方向のサイズは、S103にて取得した印字ヘッド21の幅方向のサイズ以上であり、印字ヘッド21の最大印字可能サイズである。また、幅定規画像は、幅方向の中央に基準位置を示す画像が含まれ、例えば、文字「0」の画像が含まれる。幅定規画像は、「0」を基準に幅方向の両側にそれぞれ長さを測るための目盛りが刻まれた画像である。なお、各方向の定規画像の画像データは、それぞれ複数種類の画像データを含んでいても良い。
CPU11は、定規画像の印刷指示等の指示入力を受け付ける入力受付画面を、ディスプレイ19に表示させる(S105)。入力受付画面の例を図5に示す。入力受付画面71には、例えば、図5に示すように、定規画像例711と、数値入力欄712と、算出結果表示欄713と、が表示される。さらに、入力受付画面71には、幅定規印刷ボタン72と、長さ定規印刷ボタン73と、OKボタン74と、Cancelボタン75と、が含まれる。
定規画像例711は、印刷する定規画像の例を示す画像である。図5に示す定規画像例711は、幅定規印刷ボタン72が操作された場合に、プリンタに印刷させる定規画像の例である。用紙情報設定アプリ42が複数種類の定規画像を備えている場合には、PC1は、定規画像例711に表示される画像を切り替える指示やユーザの選択指示を受け付けてもよい。
数値入力欄712は、印刷した定規画像から読み取れる値の入力を受け付ける欄である。数値入力欄712には、幅方向の一方の端部までの長さであるL値と他方の端部までの長さであるR値との入力欄が含まれる。算出結果表示欄713は、数値入力欄712への入力値に基づいて算出された結果を表示する欄である。算出結果表示欄713には、幅方向印字基点補正値と用紙幅とが含まれる。本形態の用紙情報設定アプリ42は、数値入力欄712に、例えば、印刷された定規画像の目盛りから読み取れる左右の最大値の入力を受け付け、幅方向印字基点補正値と用紙幅とを算出して算出結果表示欄713に表示させる。幅方向印字基点補正値と用紙幅とは、用紙サイズの情報の一例であり、パラメータの一例である。
幅定規印刷ボタン72は、幅定規画像の印刷指示を受け付けるボタンである。長さ定規印刷ボタン73は、長さ定規画像の印刷指示を受け付けるボタンである。OKボタン74は、入力受付画面71に表示中の各パラメータを用紙情報として印刷設定に設定する指示を受け付けるボタンである。Cancelボタン75は、用紙情報を設定せずに用紙情報設定処理を終了するキャンセル指示を受け付けるボタンである。
そして、CPU11は、算出設定処理を実行する(S106)。算出設定処理は、表示させた入力受付画面71への操作を受け付け、受け付けた操作に対応する動作を行う処理である。算出設定処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
算出設定処理では、CPU11は、入力受付画面71の定規画像例711に表示中の定規画像の変更指示を受け付けたか否かを判断する(S201)。変更指示を受け付けたと判断した場合(S201:YES)、CPU11は、定規画像例711を変更して表示させる(S202)。変更指示は、例えば、定規画像例711へのスワイプによって受け付ける。
変更指示を受け付けていないと判断した場合(S201:NO)、CPU11は、幅定規印刷ボタン72への操作による幅定規画像の印刷指示を受け付けたか否かを判断する(S203)。幅定規画像の印刷指示を受け付けたと判断した場合(S203:YES)、CPU11は、その時点で定規画像例711に表示中の幅定規画像の画像データである幅定規画像データとその印刷指示とを、通信IF16を介してプリンタ2に送信する(S204)。S204は、送信処理の一例である。
プリンタ2は、受信した幅定規画像データに基づいて、印刷を実行する。幅定規画像は、プリンタ2の印字ヘッド21の幅方向の全体にわたる画像データである。印字ヘッド21の幅は、印刷媒体22の幅よりも大きいため、例えば、図7に示すように、印刷媒体22の幅方向の全体に定規画像が印刷される。
幅定規画像の印刷指示を受け付けていないと判断した場合(S203:NO)、CPU11は、長さ定規印刷ボタン73への操作による長さ定規画像の印刷指示を受け付けたか否かを判断する(S205)。長さ定規画像の印刷指示を受け付けたと判断した場合(S205:YES)、CPU11は、長さ定規印刷処理を実行する(S206)。長さ定規印刷処理は、プリンタ2に、長さ方向の定規画像を印刷させる処理である。
長さ定規印刷処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。長さ定規印刷処理では、CPU11は、用紙種の入力を受け付け(S301)、入力された用紙種がダイカットラベルまたはマーク付きメディアであるか否かを判断する(S302)。S301は、用紙種受付処理の一例である。用紙種がダイカットラベルでもマーク付きメディアでもなく、長尺テープであれば、用紙長さはユーザ設定によって自由に設定でき、用紙長さを測定する必要はない。そのため、用紙種がダイカットラベルでもマーク付きメディアでもないと判断した場合(S302:NO)、CPU11は、長さ定規印刷処理を終了して、算出設定処理に戻る。
用紙種がダイカットラベルまたはマーク付きメディアであると判断した場合(S302:YES)、CPU11は、頭出しを要請するメッセージをディスプレイ19に表示させる(S303)。印刷媒体22が、ダイカットラベルまたはマーク付きメディアである場合、ラベル紙222の先端またはマークの位置がプリンタ2の印字ヘッド21の位置となるように頭出ししてもらうことで、用紙の先頭から長さ定規を印刷させることができる。頭出しは、例えば、ユーザの手作業で行っても良いし、プリンタ2がバックフィード可能な機種であればプリンタ2にバックフィードさせることで行っても良い。
そして、CPU11は、頭出しが完了したか否かを判断する(S304)。CPU11は、例えば、ユーザの操作によって頭出しが完了したことを示す情報を受け取る。または、プリンタ2にバックフィードを行わせた場合には、プリンタ2からバックフィード完了を示す信号を受信した場合、頭出しが完了したと判断する。頭出しが完了していないと判断した場合(S304:NO)、CPU11は、キャンセルの指示を受け付けたか否かを判断する(S305)。キャンセルの指示を受け付けていないと判断した場合(S305:NO)、CPU11は、頭出し完了の情報またはキャンセルの指示を受け付けるまで待機する。
頭出しが完了したと判断した場合(S304:YES)、CPU11は、通信IF16を介して、透過センサ25のセンサ感度と反射センサ26のセンサ感度とを最大にする指示をプリンタ2に送信する(S306)。なお、用紙種がダイカットラベルであれば、透過センサ25のセンサ感度だけを最大にしても良く、用紙種がマーク付きメディアであれば、反射センサ26のセンサ感度だけを最大にしても良い。
そして、CPU11は、長さ定規画像の画像データを取得し(S307)、取得した画像データを、通信IF16を介してプリンタ2に送信する(S308)。長さ定規画像の画像データは、例えば、所定目盛り分の目盛り画像の画像データである。所定目盛りの長さは、例えば、数目盛り分でも良いし、1目盛り分でも良いし、数mm分でも良い。長さ定規の画像データを受信したプリンタ2は、印刷媒体22を搬送しつつ、受信した画像データの印刷を実行する。プリンタ2は、印刷の実行時に、搬送される印刷媒体22を透過センサ25と反射センサ26とで検出する。S306の指示は、S308と同時に行っても良い。
そして、プリンタ2は、透過センサ25の出力結果に基づいて、ラベル紙222が無く剥離紙221のみである部分が印字ヘッド21に到達したと判断した場合には、ラベル紙222の後端を検出したことを示す情報をPC1に送信する。また、プリンタ2は、反射センサ26の出力結果に基づいて、印刷媒体22の裏面のマークが印字ヘッド21に到達したと判断した場合には、1枚のマーク付きメディアの後端を検出したことを示す情報をPC1に送信する。
CPU11は、ラベル紙222の後端を検出した情報を受信したか否かを判断する(S309)。ラベル紙222の後端を検出していないと判断した場合(S309:NO)、CPU11は、マークを検出した情報を受信したか否かを判断する(S310)。マークを検出していないと判断した場合(S310:NO)、CPU11は、長さ定規の印刷を停止する停止指示を受け付けたか否かを判断する(S311)。印刷停止の指示を受け付けていないと判断した場合(S311:NO)、CPU11は、S308に戻り、長さ定規画像の画像データをプリンタ2に送信する。
つまり、前回印刷した長さ定規画像に続けて、次の長さ定規画像が印刷される。長さ定規画像の先端の画像と後端の画像とは、連続して印刷することでひとつながりの定規画像となるように形成されている。なお、プリンタ2が、1つの画像の印刷後、例えば、印刷済みの部分が排出口23から突出するまで、印刷媒体22を自動的に搬送する機能を有している場合、CPU11は、その機能を停止させる情報を添えて長さ定規画像の画像データを送信する。
一方、剥離紙221を検出したと判断した場合(S309:YES)、または、マークを検出したと判断した場合(S310:YES)、または、印刷停止の指示を受け付けたと判断した場合(S311:YES)、CPU11は、長さ定規印刷処理を終了して、算出設定処理に戻る。なお、終了時には、CPU11は、印刷媒体22を搬送させて、印刷済の部分を排出口23から突出させても良い。
ラベル紙222の後端あるいはマークが検出されるか、ユーザによる停止指示を受け付けるかの何れかとなるまで、同じ長さ定規が繰り返し印刷され、連続した定規画像となる。長さ定規が充分に短いものであれば、1枚の用紙のみに長さ定規画像を印刷できることから、無駄になる用紙を減らすことができる。なお、バックフィードができないモデルの場合など、頭出しを行わない指示を受け付けてもよい。頭出しを行わない場合、CPU11は、後端あるいはマークを検出したことを示す信号を2回受信するまで、長さ定規の印刷を繰り返すと良い。このようにしても、少なくとも1枚の用紙に長さ定規画像が印刷されるので、1枚分の用紙長さを取得できる。
なお、図5に示した入力受付画面71には、さらに、用紙長さの設定を受け付ける入力欄があっても良い。その場合、ユーザは、印刷された長さ定規画像を用いて、用紙1枚分の長さを測定して、その入力欄に入力すればよい。入力された用紙長さの情報も、用紙サイズの情報であり、パラメータの一例である。
図6の算出設定処理の説明に戻る。算出設定処理では、CPU11は、長さ定規画像の印刷指示を受け付けていないと判断した場合(S205:NO)、CPU11は、入力受付画面71(図5参照)の数値入力欄712への数値入力を受け付けたか否かを判断する(S207)。S207は、受付処理の一例である。
数値入力欄712への数値入力を受け付けたと判断した場合(S207:YES)、CPU11は、L値とR値との両方の入力欄に数値が入力されたか否かを判断する(S208)。L値は、ラベル紙の幅方向について「L」の文字がある側の端部に近い目盛りの値であり、基準位置から「L」側の端部までの長さを示す値である。R値は、ラベル紙の幅方向について「R」の文字がある側の端部に近い目盛りの値であり、基準位置から「R」側の端部までの長さを示す値である。「L」や「R」の文字は、用紙幅の小さい印刷媒体であっても印刷されるように、「0」の近くに配置される。L値とR値とは、第1値と第2値との一例である。
両方の入力欄に数値が入力されたと判断した場合(S208:YES)、CPU11は、パラメータを算出して(S209)、算出結果を算出結果表示欄713に挿入した画面をディスプレイ19に表示させる(S210)。パラメータには、例えば、図5に示したように、用紙幅と幅方向印字基点補正値とがある。用紙幅は、L値とR値との合計値である。幅方向印字基点補正値は、(R値-L値)/2で求められる。S209は、算出処理の一例である。
数値入力欄712への数値入力を受け付けていないと判断した場合(S207:NO)、CPU11は、OKボタン74への操作による設定指示を受け付けたか否かを判断する(S211)。設定指示を受け付けていないと判断した場合(S211:NO)、CPU11は、Cancelボタン75への操作によるキャンセルの指示を受け付けたか否かを判断する(S212)。キャンセルの指示を受け付けていないと判断した場合(S212:NO)、または、両方の入力欄に数値が入力されていないと判断した場合(S208:NO)、または、S202、S204、S206、S210のいずれかの後、CPU11は、S201に戻って、各判断を繰り返す。
一方、設定指示を受け付けたと判断した場合(S211:YES)、CPU11は、入力受付画面71に表示されている各パラメータを用紙情報として設定する(S213)。S213は、設定処理の一例である。CPU11は、用紙情報を用紙情報DB43に登録する指示を受け付けても良く、登録指示を受け付けた場合には、各パラメータを含む用紙情報を用紙情報DB43に登録する。S213の後、または、キャンセルの指示を受け付けたと判断した場合(S212:YES)、CPU11は、算出設定処理を終了して、用紙情報設定処理に戻り、用紙情報設定処理を終了する。
PC1は、各種のアプリの実行中に、プリンタ2に画像を印刷させる指示を受け付ける場合がある。PC1は、プリンタ2に印刷させる指示を受け付けると、印刷指示データを作成してプリンタ2に送信する印刷処理を実行する。印刷指示データには、印刷パラメータと、画像データとが含まれる。印刷パラメータには、印刷対象の印刷媒体22に関する情報である用紙情報と、プリンタ2の動作に関するパラメータであるプリンタパラメータと、が含まれる。
用紙情報は、例えば、用紙情報DB43に登録されている情報であり、用紙種、搬送方向および幅方向の用紙サイズ、の情報が含まれる。用紙種は、印刷媒体22が、長尺テープ、ダイカットラベル、マーク付きメディアのいずれであるかを示す情報である。用紙情報のうち、搬送方向の用紙サイズは、用紙種が長尺テープであればユーザの指示に基づいて設定され、ダイカットラベルまたはマーク付きメディアであれば、ラベル紙222のサイズやマークの位置に基づいて決定される。なお、用紙種が長尺テープの場合には、用紙パラメータに搬送方向の用紙サイズは含まれなくても良い。幅方向の用紙サイズは、用紙種にかかわらずラベル紙222の幅方向のサイズである。
プリンタパラメータには、例えば、センサ感度、エネルギーランク、の情報が含まれる。センサ感度は、例えば、透過センサ25や反射センサ26の感度のパラメータである。エネルギーランクは、印字ヘッド21の発熱量のパラメータである。
プリンタ2に印刷させる処理である印刷処理の手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。印刷処理は、各種のアプリにて印刷指示を受け付けたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。
印刷処理では、CPU11は、まず、印刷対象の画像データを取得する(S401)。そして、CPU11は、用紙情報の1つとして記憶されている幅方向印字基点補正値を読み出し(S402)、読み出した補正値を使用して、取得した画像データの幅方向位置を補正する(S403)。S403は、補正処理の一例である。具体的には、CPU11は、印刷対象の画像データを幅方向に当該補正値の分だけ移動させた補正画像データを生成する。そして、CPU11は、補正後の画像データをプリンタ2に送信して(S404)、印刷処理を終了する。これにより、幅方向の基準位置のずれを補正した画像が印刷される。
なお、プリンタ2が基点補正の機能を有している場合には、PC1は、プリンタ2に読み出した補正値と画像データとを送信すればよい。また、既に用紙情報として印字基点補正値が記憶されている状態で用紙情報設定アプリ42の実行指示を受け付けた場合、PC1は、定規画像の印刷時にも、記憶している基点補正値を用いて補正した定規画像を印刷させても良い。その場合には、CPU11は、新たに算出された基点補正値によって、既に記憶している基点補正値を補正すればよい。また、ユーザによって明示的に基点補正の指示を受け付けた場合には、CPU11は、記憶されている基点補正値にユーザの指示に基づく基点補正値を加えて補正を行うとよい。
PC1は、プリンタ2に送信する印刷指示データに含ませる用紙情報の候補を用紙情報DB43から読み出し、そのうちの1つの選択を受け付ける。PC1は、選択された候補に基づいて、印刷指示データに含ませる用紙情報を決定する。PC1は、選択された候補をそのまま用紙情報としても良いし、選択された候補に対する編集を受け付けて、編集後の候補を用紙情報としても良い。PC1は、例えば、ユーザIF18を介して、候補の用紙情報中の数値等の変更指示を受け付けても良い。
なお、用紙情報の候補を保存する用紙情報DB43は、PC1にてアクセス可能な領域に保存されていればよく、不揮発性メモリ14の所定の領域に記憶されていても良いし、OS41が用意した記憶領域、例えば、Windows(登録商標)のレジストリに記憶されていても良い。また、用紙情報DB43は、サーバ等の、PC1からアクセス可能な外部装置に記憶されていても良い。
以上、詳細に説明したように、第1の形態の用紙情報設定アプリ42を実行することで、PC1は、プリンタ2に収容されている印刷媒体22への定規画像の印刷をプリンタ2に実行させる。ユーザは印刷された定規画像の目盛りを見ることによって用紙のサイズを認識できる。そのため、特性の設定の際、その特性の設定に必要な計測機器等を用意する必要はなく、設定の手間を軽減できる。
また、本形態では、幅定規画像として、プリンタ2の印字ヘッド21の大きさ全体に亘る画像データの印刷を行わせるので、印刷媒体22の印刷可能な範囲の全体へ目盛りが印刷される。従って、印刷された最大の目盛りを読み取ることで、印刷媒体22の用紙幅を容易に取得できる。例えば、透明シート等のセンサでの検知が困難な印刷媒体22であっても、定規画像を印刷できることから、ユーザはサイズを取得できる。また、本形態では、プリンタのモデル情報に基づいて、幅定規画像の画像データの幅方向のサイズを決定しているので、モデルによる印字ヘッド21の大きさの違いにも対応できる。
また、本形態では、中央を基準位置の「0」とし、幅方向の両端の目盛りを読み取るので、ユーザが目盛りを数えやすい。また、本形態では、L値とR値との差に基づいて、幅方向印字基点補正値を算出して設定するので、幅方向の印刷ずれがある場合にも補正された画像データに基づく印刷が行われる。
また、本形態では、長さ定規画像の画像データも備え、長さ方向の定規画像の印刷も行うことができるので、用紙長さも取得できる。また、長尺テープでは用紙長さの情報が不要であることが多いことから、本形態では、ユーザの指定した用紙種が、ダイカットラベルまたはマーク付きメディアである場合に長さ定規画像を印刷させるので、用紙の無駄を抑制できる。
また、本形態では、頭出しを行って、例えば数目盛り単位の長さ定規画像を送信し、用紙1枚分にのみ長さ定規画像を印刷させることから、用紙の無駄が少ない。なお、頭出しができない場合には、用紙の後端が2回検知されるまで定規画像の送信を繰り返すので、定規画像が少なくとも用紙1枚分の長さで印刷され、それ以上は印刷させないことで、用紙の無駄を抑制できる。さらに、長さ定規画像の印刷時には、センサ感度を最大にしているので、用紙の区切りを把握し易い。
続いて、第2の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、連続した帯状の印刷媒体であるロール紙に印刷するプリンタを具体化したものである。本形態は、プリンタが定規画像の画像データを備え、プリンタがユーザによる定規画像の印刷指示を受け付ける。この点、PC1から印刷指示を送信する第1の形態とは異なる。第1の形態と同様の処理については、同じ符号を付して説明を省略する。
本形態のプリンタ200は、図10に示すように、CPU211と、ROM212と、RAM213と、不揮発性メモリ214と、を含む制御基板210を備えている。さらに、プリンタ200は、通信IF216と、ユーザIF218と、ディスプレイ219と、印字ヘッド224と、透過センサ225と、反射センサ226と、を備え、これらが制御基板210に電気的に接続されている。本形態のプリンタ200の印字ヘッド224や各センサ225~226は、いずれも、第1の形態のプリンタ2の備えるものと同種のものである。印字ヘッド224は、印刷デバイスの一例である。なお、図10中の制御基板210は、プリンタ200の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ200に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
本形態のプリンタ200は、図10に示すように、不揮発性メモリ214に、用紙情報設定プログラム242と、用紙情報DB243と、定規画像DB244と、を備えている。用紙情報設定プログラム242は、プリンタ200に収容されている印刷媒体22に関する情報を取得し、印刷に用いる用紙として印刷設定に設定するプログラムである。本形態のプリンタ200は、ユーザによる印刷指示を受け付け、例えば、ユーザIF218を介して受け付けた文字列、通信IF216を介して受信した画像データ、図示しないメモリスロットに装着されたメモリカードに記憶されている画像データ、のいずれかに基づく画像の印刷を単独で行う機能を有している。単独で印刷する場合、プリンタ200は、用紙情報設定プログラム242によって設定された印刷設定を使用する。
用紙情報DB243は、プリンタ200にて印刷に用いられる各種の用紙の用紙情報を記憶するデータベースであり、例えば、プリンタ200のベンダによって提供されるデフォルトの用紙の情報、プリンタ200にて過去に使用された用紙の情報が記憶されている。定規画像DB44は、用紙情報設定プログラム242にて使用される定規画像データを記憶するデータベースである。本形態の定規画像DB244は、第1の形態の定規画像DB44とは異なり、プリンタ200の印字ヘッド224の大きさに適した定規画像データのみを記憶している。なお、定規画像の画像データは、プリンタ200自身の不揮発性メモリ214に記憶する代わりに、プリンタ200からアクセス可能なサーバ等の外部装置に記憶されていてもよい。
本形態のプリンタ200の用紙情報設定プログラムによる本体設定処理の手順について、図11のフローチャートを参照して説明する。本体設定処理は、プリンタ200のユーザIF218を介して用紙情報設定プログラム242による用紙情報の設定指示を受け付けたことを契機に、プリンタ200のCPU211にて実行される。
本体設定処理では、CPU211は、まず、ディスプレイ219に入力受付画面を表示させる(S501)。表示させる入力受付画面は、第1の形態のものと同様であり、例えば、図5に示した入力受付画面71である。そして、CPU211は、算出設定処理を実行する(S502)。算出設定処理は、図6に示した第1の形態の処理と同様の処理であるが、画像データの送信に代えて、自装置での印刷を実行する。例えば、算出設定処理のS204や長さ定規印刷処理のS308では、自装置に記憶される画像データを読み出して、読み出した画像データに基づく印刷を実行する。自装置で印刷を実行する場合のS204やS308は、印刷処理の一例である。
なお、プリンタ200が自装置での基点補正機能を有している場合には、CPU211は、算出した幅方向印字基点補正値を、自装置の不揮発性メモリ214に記憶する。一方、基点補正機能を有していない場合には、CPU211は、算出した幅方向印字基点補正値を、例えば、PC1に送信し、PC1に、プリンタ200へ送信する画像データの補正を行わせるようにすればよい。
第2の形態のプリンタ200であっても、第1の形態と同様に、プリンタ200に収容されている印刷媒体22に定規画像が印刷されることから、ユーザは印刷された定規画像の目盛りを見ることによって用紙のサイズを認識できる。そのため、特性の設定の際、その特性の設定に必要な計測機器等を用意する必要はなく、設定の手間を軽減できる。
なお、第2の形態のプリンタ200であれば、自装置で定規画像の画像データを取得できるので、定規画像の印刷を指示するコマンドを受け付けるように構成することもできる。そのようなプリンタ200に接続されているPC1は、例えば、算出設定処理のS204や長さ定規印刷処理のS308にて、定規画像の画像データを送信する代わりに、プリンタ200に定規画像の印刷コマンドを送信する。印刷コマンドを送信することでプリンタ200に印刷させる場合のS204やS308は、コマンド送信処理の一例である。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、複数のプリンタが含まれるシステムでも良い。また、プリンタ2やプリンタ200の印刷方式は、感熱方式に限らず、例えば、熱転写方式でもよい。また、印刷媒体は、ラベル紙に限らず、例えば、単なるロール紙でもよいし、カット紙でも良い。
また、表示画面の構成は一例であり、図示の例に限らない。例えば、定規画像の画像データが1種類であれば、定規画像例711は無くても良い。また、長さ定規画像の選択も受け付けても良い。
また、表示中の定規画像とは異なる定規画像の印刷指示を受け付けた場合、例えば、長さ定規を表示中に幅定規印刷ボタン72への操作を受け付けた場合、幅定規画像を表示して選択を受け付けても良いし、デフォルトの幅定規画像を印刷しても良い。
また、実施の形態では、定規画像には基準位置として文字「0」が印刷されるとしたが、「0」でなくても良いし、印刷されなくても良い。基準位置が印刷されなくても目盛りを数えることで幅ないし長さの取得は可能である。また、幅方向印字基点補正値の設定はしなくても良い。ただし、基準位置を示す画像が含まれれば、左右の長さを比較して基点補正値を取得できることから好ましい。
また、実施の形態では、長さ定規印刷処理にて、センサ感度を最大にするとしたが、最大でなくても良いし、また、センサ感度を変更しなくても良い。ただし、センサ感度を上げれば、用紙端やマークを検出しやすくなるので好ましい。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組合せで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 PC
2、200 プリンタ
11、211 CPU
14、214 不揮発性メモリ
16 通信IF
18、218 ユーザIF
19 ディスプレイ
42 用紙情報設定アプリ
242 用紙情報設定プログラム

Claims (13)

  1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、プリンタでの印刷に用いる用紙サイズの設定を行うプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    用紙の第1方向の目盛りの画像を含む定規画像を示す画像データを、前記情報処理装置の通信インタフェースを介して、前記プリンタに送信する送信処理を実行させ、前記プリンタは、前記画像データを受信した場合に、受信した前記画像データに基づいて前記定規画像を用紙に印刷し、
    さらに前記コンピュータに、
    前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して、前記定規画像が印刷された前記目盛りによって示される値を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けた前記値に基づいて用紙の前記第1方向のサイズを決定し、決定したサイズを前記プリンタでの印刷に用いる用紙サイズとして設定する設定処理と、
    を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムにおいて、
    前記第1方向は、前記プリンタにおける用紙の搬送方向に直交する方向である、
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項2に記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記第1方向のサイズが前記プリンタの印字ヘッドの最大印字可能サイズである前記定規画像を示す前記画像データを、前記プリンタに送信する、
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項3に記載するプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記プリンタのモデルを示すモデル情報を取得する取得処理を実行させ、
    前記送信処理では、
    前記第1方向のサイズが前記取得処理にて取得した前記モデル情報によって示されるモデルのプリンタが備える印字ヘッドの最大印字可能サイズである前記定規画像を示す前記画像データを、前記プリンタに送信する、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記目盛りには基準位置が含まれ、前記基準位置から前記第1方向の一方の側と他方の側とにそれぞれ目盛りが刻まれた前記定規画像を示す前記画像データを、前記プリンタに送信し、
    前記受付処理では、
    前記目盛りによって示される前記値として、前記定規画像が印刷された前記用紙の、前記第1方向の一方の側の端部に近い目盛りによって示される第1値と、前記第1方向の他方の側の端部に近い目盛りによって示される第2値と、の入力をそれぞれ受け付け、
    前記設定処理では、
    前記第1値と前記第2値との合計を、前記第1方向のサイズに決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記基準位置を前記定規画像の前記第1方向の中央とする前記画像データを、前記プリンタに送信し、
    前記コンピュータに、
    前記第1値と前記第2値との差に基づいて画像の補正値を算出する算出処理と、
    前記プリンタに対する印刷指示が入力された場合に、前記印刷指示の印刷対象となる画像を、前記算出処理によって算出された前記補正値に基づいて前記第1方向にずらす補正を行う補正処理と、
    を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか1つに記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記プリンタにおける用紙の搬送方向である第2方向の目盛りも含む前記定規画像を示す前記画像データを、前記プリンタに送信する、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項1に記載するプログラムにおいて、
    前記第1方向は、前記プリンタにおける用紙の搬送方向である、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載するプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記ユーザインタフェースを介して、用紙種を示す情報を受け付ける用紙種受付処理を実行させ、
    前記送信処理では、
    前記用紙種受付処理にて受け付けた用紙種が前記用紙サイズとして前記第1方向のサイズをパラメータに有する場合に、前記画像データを前記プリンタに送信し、前記用紙種受付処理にて受け付けた用紙種が前記用紙サイズとして前記第1方向のサイズをパラメータに有しない場合、前記画像データを前記プリンタに送信しない、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記用紙種受付処理にて受け付けた用紙種が前記用紙サイズとして前記第1方向のサイズをパラメータに有する場合、所定目盛り分の前記定規画像を示す前記画像データの送信を、用紙の後端を検出したことを示す信号を2回受信するまで繰り返す、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9に記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記用紙種受付処理にて受け付けた用紙種が前記用紙サイズとして前記第1方向のサイズをパラメータに有する場合、用紙の先端を検知するまで用紙をバックフィードさせる指示を前記プリンタに送信し、バックフィードが完了したことを示す信号を前記プリンタから受信した後、所定目盛り分の前記定規画像を示す前記画像データの送信を、用紙の後端を検出したことを示す信号を前記プリンタから受信するまで繰り返す、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10または請求項11に記載するプログラムにおいて、
    前記送信処理では、
    前記用紙種受付処理にて受け付けた用紙種が前記用紙サイズとして前記第1方向のサイズをパラメータに有する場合、シートを検知するセンサの感度を上げる指示を、前記画像データに合わせて前記プリンタに送信する、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 通信インタフェースと、
    ユーザインタフェースと、
    コンピュータと、
    を備える情報処理装置であって、
    前記コンピュータは、
    用紙の第1方向の目盛りの画像を含む定規画像を示す画像データを、前記通信インタフェースを介して、前記情報処理装置に接続されるプリンタに送信する送信処理を実行し、前記プリンタは、前記画像データを受信した場合に、受信した前記画像データに基づいて前記定規画像を用紙に印刷し、
    さらに前記コンピュータは、
    前記ユーザインタフェースを介して、前記定規画像が印刷された前記目盛りによって示される値を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理によって受け付けた前記値に基づいて用紙の前記第1方向のサイズを決定し、決定したサイズを前記プリンタでの印刷に用いる用紙サイズとして設定する設定処理と、
    を実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
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