JP2003137444A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2003137444A
JP2003137444A JP2001336506A JP2001336506A JP2003137444A JP 2003137444 A JP2003137444 A JP 2003137444A JP 2001336506 A JP2001336506 A JP 2001336506A JP 2001336506 A JP2001336506 A JP 2001336506A JP 2003137444 A JP2003137444 A JP 2003137444A
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JP2001336506A
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Tatsu Shimizu
竜 清水
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のサイズのシート(記録紙)を収納可能
とする給紙カセットにおいて、収納される不定型サイズ
のシート寸法を容易に測定できる構成を提案する。 【解決手段】 任意のサイズのシート60が収納可能な
給紙装置において、シート60を載置するシート載置面
(フラッパ21上面及び給脂カセット4底面)に、シー
ト寸法を計測するようにした計測手段を配設する。前記
計測手段は、前記計測手段は、シート載置面に貼設され
たスケール90a・90bとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や、コピー機等の給紙装置に関し、より詳しくは、給紙
カセットにおいて、シート(記録紙)のサイズ(特に、
定形外のシートのサイズ)の寸法測定を容易にする構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】コピー機・ファクシミリ機や、これらの
複合機に備える給紙カセットは、A系列、B系列、イン
チ系列等の種々の定形サイズのシートが収納できるよう
に構成されている。収納されたシートの縁部は、規制部
材であるサイドガイドやエンドガイドによって規制され
るようになっており、両ガイドはシートの大きさに対応
した位置にスライドできるようになっている。この給紙
カセットにおいて、セットした定形シートのサイズに応
じた両ガイドのスライド位置(例えば、A4位置、B5
位置等)にセンサー等の検出手段を設けて、この検出手
段によってシートのサイズを検出できるようにしたもの
がある。このセンサーは制御手段に接続されて、セット
されたシートのサイズを前記センサーの検出結果に基づ
いて自動認識することができるようになっている。
【0003】前記検出手段は定型サイズに対応する所定
位置に配設されるものであって、その位置にサイドガイ
ドあるいはエンドガイドが来ているか否かを判定するに
過ぎないため、定型外のシート(即ち、封筒・ハガキ・
伝票その他の不定型サイズの記録紙)の寸法を自動判別
することができない。このような定形外のシートを使用
したい場合は、ユ−ザが定規等をシートに直接当ててそ
の寸法を測定し、その数値を装置に備える操作パネル等
で入力させることで、定形外のシートの寸法を制御手段
に認識させていたのである。
【0004】なお、定型外のシートの寸法を制御手段に
認識させる方法としては、シートを読取部のプラテンガ
ラス上に載置し、読取部内に配設する画像読取手段(例
えば、CCD)によってシートのエッジを読み出し、こ
の認識結果(原稿の寸法)からシートの寸法を演算して
サイズを認識する方法も知られている。
【0005】このように、任意のサイズのシートが収納
可能な給紙装置において、定形外のシートを収納する際
には、上述した定形外のシート寸法の入力や、画像読取
手段による検出によって、制御手段にシート寸法を認識
させ、印刷プロセスにおいてはこの寸法の情報に基づい
て、制御手段がシートの搬送タイミング等の制御を行う
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザにとっ
て、定形外のシートの寸法を定規等で測定するのは、面
倒な作業である。とりわけ、使用する定形外のシートの
種類が多い用途であって、形・サイズの異なるシートに
頻繁に取り替える必要がある場合は、シートの寸法の測
定に多くの手間と時間を費やさざるを得ず、ユーザの負
担になってしまう。
【0007】また、上述した読取部内の画像読取手段に
より読み取ることにより、シートサイズを検出するもの
においては、シートのエッジを検出することは困難であ
るといえる。これは、通常、原稿を読み取ったときに
は、原稿のエッジ部分が暗く影になってシートに印刷さ
れないように画像処理を行っているため、シートサイズ
の検出を行うために読取手段にて読み取った場合でも、
同様にシートのエッジは画像処理され、検出できないた
めである。このように、上述した読取部内の画像読取手
段によるものでは、シートサイズの正確な検出が困難で
あるとともに、また、既製の画像形成装置(コピー機・
ファクシミリ装置等)に追加適用するのは、コスト面か
らも望ましくない。
【0008】また、操作パネルへの入力は手作業で行う
ことになるから、入力ミスの発生する余地が多く、入力
ミスに基づく印刷プロセスのトラブル発生原因となって
しまう。そして、定形原稿を定形外のシートに印字する
ときには、拡縮率が分からないことから、拡縮率の計算
作業が強いられたり、何度か印刷を試しながらシートに
合った拡縮率を探していくといった作業が行なわれ、シ
ートを無駄にしていた。即ち、定形原稿を定形外のシー
トに印字するときに、拡縮率が分からず、シートに合っ
た拡縮率とすることは難しく、シートを無駄にしてしま
うという問題があった。
【0009】以上の問題点に鑑み、本発明は、任意のサ
イズのシートが収納可能な給紙装置に収納される定形外
のシートの寸法を、容易に測定、又は、正確に制御手段
に認識させることができる構成を提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給紙装置にお
ける以上のような課題を解決すべく、次のような手段を
用いるものである。まず、請求項1に記載のごとく、任
意のサイズのシートが収納可能な給紙装置において、シ
ートを載置するシート載置面に、シート寸法を計測する
ようにした計測手段を配設したことである。この構成に
よれば、ユーザは、シートの寸法の測定に多くの手間と
時間を費やすことも無く、ユーザの負担になることもな
い。
【0011】また、請求項2に記載のように、前記計測
手段は、シート載置面に貼設されたスケールであること
である。この構成によれば、シートサイズを正確に認識
することが可能であるとともに、また、既製の画像形成
装置(コピー機・ファクシミリ装置等)に追加適用する
場合も、シート載置面に貼設することで行なわれるの
で、コストがかかることもない。
【0012】また、請求項3に記載のように、任意のサ
イズのシートが収納可能な給紙装置において、シートの
側面または後端を規制する規制部材の少なくとも一方に
シート寸法を計測するようにした計測手段を設け、該計
測手段の検出結果に基づいてシート寸法を認識する制御
手段を備えたことである。この構成によれば、操作パネ
ルへの入力は作業が強いられず、入力ミスの発生する余
地が無くなり、入力ミスに基づく印刷プロセスのトラブ
ル発生原因となることもない。そして、定形原稿を定形
外のシートに印字するときにも、制御手段が、拡縮率を
計算することから、面倒な計算作業や、印刷の試しによ
りシートを無駄にしてしまうこともない。
【0013】
【発明の実施の形態】これより、本発明を画像形成装置
である複合機F(コピー機能・ファクシミリ機能等を具
備する)に適用した一実施例について、図を参照しなが
ら説明する。以下の説明では、図1に示す矢印Aの方向
を複合機Fの右方向(右側面)として、各構造体の前後
・左右位置を説明するものとする。また、他の図面にお
けるその各構造体の前後・左右位置についても、図1に
習うものとする。
【0014】まず、複合機の概略構成について、図1、
図2により説明する。図1は、複合機Fの斜視図、図2
は同じく平面図である。複合機Fは、記録部1の上方に
読取部2を配置して構成される。該記録部1において
は、記録装置3及び給紙カセット4がそれぞれ上下に内
装される。また、給紙カセット4内に堆積される用紙
は、記録装置3に給紙され記録された後、シート排出ト
レイ5から排出するように構成している。
【0015】一方、読取部2においては、原稿等の内容
を読み取る読取装置が読取ケース13内に収納されてい
る。該読取ケース13の上面に載置された原稿が該読取
装置により走査され、読み取りを行っている。また、読
取ケース13の上方には、その一辺を中心として開閉可
能に構成される原稿押えカバー7が配置され、該原稿押
えカバー7により読取ケース13上面に載置された原稿
を上方から押えるものとしている。
【0016】さらに、原稿押えカバー7の一端部には、
原稿を自動的に読取部へ搬送するための給紙装置として
自動原稿搬送装置(ADF)8が付設されている。該A
DF8により原稿トレイ9に載置した原稿を一枚ずつ分
離して読取ケース13上面の一端部へ搬送し、静止状態
の読取装置により内容を読み取った後に、原稿押えカバ
ー7の上面に形成される原稿排出トレイ10へ排出する
ように構成している。原稿トレイ9には、固定状態で設
置される固定ガイド9a、及び、載置される原稿のサイ
ズに応じて原稿幅方向へ移動可能に設置され、原稿幅を
規制する原稿ガイド(規制部材)としての可動ガイド9
bが設けられ、該固定ガイド9a及び可動ガイド9bに
より、ADF8にて搬送される原稿の両側面をガイドす
るように構成している。
【0017】即ち、読取部2は、読取装置を走査させて
静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのスキャナと
して用いるとともに、読取装置を位置固定して原稿を給
送しながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキ
ャナとして用いることができるように構成されている。
【0018】また、読取ケース13の一側方には操作パ
ネル15が付設されている。該操作パネル15(後述す
る操作表示手段104)の各種操作キーを操作すること
により、原稿内容の読み取りを行ったり、読み取った内
容をファクシミリ送信する際の送信先の設定を行った
り、受信内容や読み取った内容の記録装置3による記録
を行ったりするようにしている。
【0019】次に、複合機Fの制御システムの構成につ
いて説明する。図3及び図4は、複合機Fの制御システ
ムの構成を示したブロック図である。まず、図3及び図
4共通の構成として、100は制御手段、101は画像
読取装置の画像読取部、102は画像記録装置の転写
部、103は給紙装置6(図1)の給紙制御手段であ
り、制御手段100から、画像読取部101・転写部1
02・給紙制御手段103に動作命令が出力されるよう
になっている。107はモデム等を備えるファクシミリ
送受信部107であり、制御手段100と公衆回線とを
繋ぎ、ファクシミリの送受信を可能とする。104は操
作・表示手段であり、設定条件を入力したり状態を表示
したりするのに用いられる。105は、定形サイズのシ
ートの種別を検出する定形サイズ検出手段である。この
操作・表示手段104及び計測手段106は、各種情報
を制御手段100に対して出力する。また、図4におい
て、106は、後述するガイドの位置を検出する計測手
段であって、検出結果は、給紙制御手段103に出力さ
れるようになっている。
【0020】次に、前記給紙装置6について説明する。
図5に示すように、給紙装置6は、上面が開放された箱
状の給紙カセット4と、その底面の前側略半部を被うフ
ラッパ21と、該フラッパ21の前端上方に配する給紙
ローラー26と、フラッパ21上を紙幅方向(給紙方向
と直交方向)に移動自在に設けたサイドガイド22a・
22bと、給紙カセットの底面上を給紙方向に移動自在
に設けたエンドガイド50等から構成されている。
【0021】フラッパ21は薄い平板状に形成されて、
その上面をシートの載置面としている。フラッパ21
は、その給紙方向上流側に形成された支軸21aを中心
として揺動可能とされており、この支軸21aの他端側
は自由端となっており、下方より図示しないスプリング
によって、押し上げられている。また、フラッパ21
は、エンドガイド50を入り込み可能とするため、紙幅
方向中央部を一部欠設して凹部32を形成し、該凹部3
2内に後述のエンドガイド50が入り込むことを可能と
して、サイズの小さいシートについてもその後縁部をエ
ンドガイド50により規制できるようにしている。
【0022】サイドガイド22a・22bには、フラッ
パ21下面に設けたラックアンドピニオン機構等の連動
機構により、フラッパ21表面上をレーン29a・29
aに沿って左右方向に互いに連動してスライドする方式
が採用されている。そして、サイドガイド22a・22
bは、シートの側縁部を規制して、シートが給送される
際にはシート側縁を案内し、その斜行を防止している。
【0023】エンドガイド50、給紙カセット4底面の
給紙方向中心上に形成されたレーン(ガイドレール)2
9bに沿って前後方向にスライド自在に構成し、シート
の後縁部に当接させる。これにより、フラッパ21上に
堆積されたシート全体が前方に押圧され、最上層のシー
トの前縁が、給紙ローラー26と分離パッド(不図示)
の間に挿入し、最上層のシートの前部が、給紙ローラー
26と分離パッドの間に挟まれる。こうして、給紙ロー
ラー26と分離パッドによるシート一枚ずつの繰り出し
が可能となる。
【0024】サイドガイド22a・22b及びエンドガ
イド50の位置は、給紙装置6の所定位置に備える定型
サイズ検出手段105(図3)としてのガイド位置検出
センサー(不図示)によって検出されるようになってい
る。ここでいう所定位置とは、定形サイズのシートをセ
ットした状態におけるサイドガイド22a・22b及び
エンドガイド50の位置(例えば「A4」位置や「B
5」位置等)に対応する位置であり、定形サイズのシー
トをセットすべく該位置にサイドガイド22a・22b
やエンドガイド50をスライドさせると、そこに配設さ
れるガイド位置検出センサーがガイドを検出した旨の信
号(「ガイド有り」の信号)を制御手段へ送り、この結
果、シートのサイズが自動認識される構成となってい
る。
【0025】給紙ローラー26は、最上層のシートの上
面に接触して、シートを一枚ずつ画像記録装置に給送す
るものである。給紙ローラー26は、給紙カセット4の
前側端部に立設した支持部23a・23bに軸支した駆
動シャフト30の左右方向略中央部に支持されている。
該駆動シャフト30の左側端部には従動ギア(不図示)
が軸止されており、給紙カセット4を、給紙装置6に収
納した状態(図1)では、該従動ギアが給紙装置6内に
備える駆動ギア(不図示)に噛合することで、駆動シャ
フト30が回転駆動されるものとし、図3のように給紙
カセット4を引き出した状態では、両ギアの噛合が解か
れるようになっている。
【0026】以上の構成の給紙装置6にシートをセット
する際は、ユーザは給紙カセット4を装置外へ引き出
し、収納するシートが収まるように、その形やサイズに
応じてサイドガイド22a・22b及びエンドガイド5
0を適当な位置にスライドさせる。即ち、サイドガイド
22a・22bをスライドさせて、シートの横位置を調
整するとともに、エンドガイド50をスライドさせて、
シートの前端を給紙カセット4の前側面に当接させる。
そして、フラッパ21上に複数枚のシートを載置した上
で、シートを下方へ押すことで、フラッパ21の前部を
前記スプリングの弾性力に抗して下方へ押し下げなが
ら、載置したシートの前端中心部を給紙ローラー26の
下に差し込むようにする。そして、シートを下方へ押し
ていた力を解除すると、前記スプリングによりフラッパ
21の前端が押し上げられ、最上層のシートが、前記給
紙ローラー26の下側表面に押し当てられる。この後、
給紙カセット4を装置へ押し込むことで、シートのセッ
トが完了する。
【0027】以上のようにシートがセットされた状態で
複合機Fがスタンバイ状態となるが、この状態におい
て、給紙カセット4に収納されるシートが定型サイズで
ある場合は、定型サイズ検出手段105(図3)として
の前記ガイド位置検出センサーがサイドガイド22a・
22b及びエンドガイド50の位置を検出し、該検出結
果が制御手段100に入力されることで、制御手段10
0が定形サイズのシートの種別を判別(認識)する。一
方、給紙カセット4に収納されるシートが定型外のサイ
ズである場合は、詳しくは後述するが、第一実施例では
操作・表示手段104(図3)を用いてユーザが行うシ
ート寸法の数値入力によって、第二実施例では計測手段
106(図4)によるシートの寸法の自動的な検出によ
って、制御手段100が定形外のシートの寸法を認識す
る。
【0028】そして、操作・表示手段104でのユーザ
によるコピースタートの操作、または、ファクシミリ送
受信部137でのファックス信号の受信が行なわれる
と、制御手段100により、給紙制御手段103(図3
・図4)に給紙命令が出され、給紙ローラー26が回転
してシートが一枚ずつ給送され、シートは、画像記録装
置の転写部102(図3・図4)にて画像データを転写
された後、排出トレイ11(図1)へ排出される。
【0029】次に、本発明に係る、定形外のシートの寸
法を計測・検出する構成の実施例について説明する。
【0030】まず、第一実施例について説明する。本実
施例は、任意のサイズのシートが収納可能な給紙装置に
おいて、シートを載置するシート載置面に、シート寸法
を計測するようにした計測手段を配設するものとし、前
記計測手段は、シート載置面(フラッパ21表面・給紙
カセット4底面)に貼設されたスケール90a・90b
を配する構成とするものである。
【0031】図6の例に示すごとく、フラッパ21の表
面上に配するスケール90aにおいては、5mm間隔の
長目盛り91a・91a・・・と、0.5mm間隔の短
目盛り91b・91b・・・とが、表示されており、ま
た、それぞれの長目盛り91a・91a・・・には、シ
ートの左右幅を表示する数値91c・91c・・・が付
されている。このように、0.5mm間隔や5mm間隔
といった単位長さの等間隔で、目盛りが設けられている
のである。この数値91c・91c・・・は、目盛り同
士の現実の間隔は5mmであるところを、表記上は10
mmに換算して記してある。これは、サイドガイド22
a・22bを左右方向に互いに連動してスライドする方
式とし、一方のサイドガイド22aが示す目盛りを読ま
せるように構成したことに対応させたものである。即
ち、一方のサイドガイド22aが5mm移動すると、他
方のサイドガイド22bも5mm連動して移動し、左右
のサイドガイド22a・22b間の距離(シートの左右
幅に相当する)は10mm変化することになり、前記数
値91c・91c・・・はこれを見込んで表記されてい
るのである。これにより、ユーザは、表記された数値9
1c・91c・・・をそのまま読み取って用紙の左右幅
の寸法とすることができ、後に操作・表示手段104に
よって数値を入力する際に数値を二倍する手間を省略で
きる。
【0032】また、図6に示す例においては、フラッパ
21の表面上であって、サイドガイド22aの下方に、
シール(表面に長目盛り91a・91a・・・をプリン
トし、裏面に接着材を塗布した紙)で構成したスケール
90aを貼設した構成とし、サイドガイド22aの右端
面22cが位置する目盛り(長目盛り/短目盛り)を、
シート60の横寸法とするものである。即ち、スケール
90aは、サイドガイド22aの右端面22cが位置す
る目盛りを、シート60の横寸法とするものである。本
実施例では、スケール90aの位置を平面視でサイドガ
イド22aに重複する位置として、サイドガイド22a
の端縁が示す目盛りを読むことでユーザが寸法を計測で
きるようにしている。ただし、これに限る必要はなく、
前方、又は、後方に配置して、シート60縁部が目盛り
に重なるようにして、シート60が示す目盛りを直接読
ませるようにしてもよい。
【0033】また、図6の例に示すごとく、給紙カセッ
ト4の底面に配するスケール90bにおいては、10m
m間隔の長目盛り91d・91d・・・と、1mm間隔
の短目盛り91e・91e・・・とが、表示されてお
り、また、それぞれの長目盛り91d・91d・・・に
は、シートの前後幅を表示する数値91f・91f・・
・が付されている。このように、1mm間隔や10mm
間隔といった単位長さの等間隔で、目盛りが設けられて
いるのである。該スケール90bは、エンドガイド50
の左側前後方向に向かって配されており、シート60の
後縁部が位置する目盛りを、シート60の縦寸法として
表示するものである。
【0034】また、両スケール90a・90bは、フラ
ッパ21の表面上、及び、給紙カセット4の表面上に直
接印字プリントする構成、表面に刻印する構成、スケー
ル90a・90bを印字したシール(表面にスケール9
0a・90bがプリントされ、裏面に接着材を塗布した
紙面)を貼設する構成、スケール90a・90bを印字
/刻印した板体を接着剤で貼設する構成、スケール90
a・90bを印字した透明フィルム等、実施の形態は様
々である。また、シール、板体、フィルム等の、所謂、
貼設可能部材で構成する場合においては、既存のコピー
機・ファクシミリ装置・プリンタ、あるいは、これらの
複合機の給紙カセット4に、スケール90a・90bを
貼り付けるだけで実施可能となる。
【0035】以上のような構成で、ユーザは、給紙カセ
ット4に定形外のシート60をセットした際には、スケ
ール90a・90bの目盛りを読み取ることで、そのシ
ート60の寸法を容易に知ることができる。なお、本明
細書で目盛りが付されている「単位長さの等間隔」と
は、寸法サイズを装置に数値入力させる際に適した間隔
を意味する。単位長さ間隔としては1mm間隔や1cm
間隔といったような間隔に限らず、どのような間隔でも
よいが、例えば操作・表示手段104から用紙のサイズ
寸法を数値入力させる際にミリ単位で入力させる場合
は、1mm間隔で目盛りが付されている方が望ましい。
【0036】次に、第二実施例について説明する。本実
施例は、任意のサイズのシートが収納可能な給紙装置に
おいて、シートの側面または後端を規制する規制部材
(サイドガイド22a・22b、エンドガイド50)の
少なくとも一方にシート寸法を計測するようにした計測
手段106を設け、該計測手段の検出結果に基づいてシ
ート寸法を認識する制御手段100を備える構成とする
ものである。または、任意のサイズのシートが収納可能
な給紙装置、又は、該給紙装置を備えた画像記録装置に
おいて、シートの側面または後端を規制する規制部材
(サイドガイド22a・22b、エンドガイド50)の
少なくとも一方に、シート寸法を計測するようにした計
測手段106を設け、該計測手段106により計測した
寸法を、制御手段100、もしくは操作・表示手段10
4に、シート寸法データとして出力するように構成する
ものである。
【0037】ここで、前記計測手段106は、電気的に
サイドガイド22a・22b又はエンドガイド50の位
置を検出することにより、シートの寸法を計測するもの
であり、例えば、最も単純な形態としては、サイドガイ
ド22a・22b又はエンドガイド50の一部を導電性
部材70a・70b、例えば銅とし(別体の銅を両ガイ
ドに貼設する形態でもよい)、エンドガイド50が摺動
するレールに沿って導電性のプリント基板72a・72
bを貼り付け、エンドガイド50とプリント基板との間
に電流を流し、その抵抗値を見ることによってガイドの
位置を認識するものが考えられる。もしくは、公知の電
子ノギスで採用されているセンサー機構と同様の原理に
よるものであってもよい。
【0038】以上のような構成で、ユーザが給紙カセッ
ト4に定形外のシートをセットした際には、制御手段1
00が、サイドガイド22a・22b及びエンドガイド
50の位置の情報を計測手段106から、シート寸法に
換算し、シートの縦横の寸法を得る。この結果、制御手
段100が自動的にシートの正確な寸法を認識して、そ
のシートへの転写に適切なスタンバイ状態となる。この
結果、ユーザは、操作・表示手段104からのシート寸
法入力といった面倒な操作が必要なく、さらには、シー
トの寸法を測るために目盛りを読み取る必要さえもない
のである。
【0039】さらに、計測された寸法を、シート寸法デ
ータとして前記操作・表示手段104に出力して表示さ
せることで、定形外シートが給紙装置6にセットされた
場合についてユーザにその寸法を知らせることができ、
ユーザはシートの寸法を確認した上でコピー等を行うこ
とができる。
【0040】また、第二実施例を適用する場合には、計
測手段106(図4)にて、定型サイズのシートの寸法
も検出することができるので、図4におけるブロック図
において、定型サイズ検出手段105を備えない構成と
することも可能である。尚、定形サイズ検出手段105
を備えない構成とした場合は、「サイドガイド、エンド
ガイドが210mm×297mmの位置にセットされた
ときは、シートをA4とする」ということを記憶手段
(制御手段100)に記憶させておくことにより、定形
サイズの認識をできるようにすることができる。また、
紙には最大0.7mmの公差があり、しかも、湿気を吸
収して膨張することもある。そこで、給紙カセットに収
納されるシートが定形のシートサイズから所定量ずれて
いても、定形サイズであると制御手段100が認識し、
原稿サイズに対する拡縮率の決定を行うようにしてもよ
い。
【0041】また、以上の第二実施例においては、給紙
カセット4に備えるサイドガイド22a・22bが左右
方向に互いに連動してスライドする方式のものとした
が、サイドガイドを左右いずれか一方のみ備える構成と
し、給紙カセット4の横側面にシートの一側の側縁部を
当接させて揃えるようにした、所謂サイドレジストレー
ション方式に対しても、上記の第一・第二実施例の構成
を適用することができる。
【0042】次に、以上に述べた給紙装置6のシート寸
法を計測する計測手段(第一実施例及び第二実施例)
を、ADF8(自動原稿搬送装置)に適用する例につい
て説明する。従来は、給紙装置6においてシートの寸法
の検出に困難を要していたことは勿論のこと(該問題は
上記第一実施例・第二実施例で解決される)、ADF8
にセットされる原稿においても同様の問題があった。即
ち、定形外サイズの原稿をADF8の原稿トレイに原稿
を載置した段階では、原稿寸法(サイズ)が認識できな
いため、印字するシートを収納した給紙カセットをユー
ザが操作パネルで選択することや、さらに印字するシー
トに合わせた拡縮率のおおよそ設定され、このことによ
り、給紙カセットの選択や、誤った拡縮率の設定により
シートを無駄にすることがあった。この問題は、ADF
8(図2)に上記第一実施例・第二実施例と同様な計測
手段を備えることで、解決することができる。
【0043】即ち、図8に示すごとく、自動原稿搬送装
置を備える画像形成装置において、前記自動原稿搬送装
置の原稿トレイの原稿載置面に、原稿寸法を計測するよ
うにした計測手段を配設した構成とすることである。ま
た、前記計測手段は原稿載置面に貼設したスケールで構
成することである(上記第一実施例の適用)。図8にお
いて、90c・90dは、原稿トレイ9に貼設したスケ
ールであり、可動ガイド9b及びエンドガイド9cの端
面(外側)が指す位置が原稿寸法となるようになってい
る。該構成で、原稿を原稿トレイ9の上に載置し、可動
ガイド9b・エンドガイド9cをスライドさせ、原稿の
端面に当接させることで、原稿寸法を計測することがで
きる。こうして、定形外サイズの原稿をADF8の原稿
トレイに原稿を載置する際には、原稿寸法(サイズ)を
容易に認識できる。
【0044】また、他の構成として、任意のサイズの原
稿がセット可能な自動原稿搬送装置において、原稿の側
面または後端を規制する規制部材の少なくとも一方に原
稿寸法を計測するようにした計測手段を設け、該計測手
段の検出結果に基づいて原稿寸法を認識する制御手段を
備える構成が考えられる(上記第二実施例の適用)。こ
の構成、即ち、図8における可動ガイド9b及びエンド
ガイド9cに、前述した導電性部材70a・70b(図
7)とプリント基板72a・72b(図7)の構成を適
用することで、原稿の寸法が自動的に前記制御手段によ
り、自動的に認識される。こうして、印字するシートを
収納した給紙カセットをユーザが操作パネルで選択する
手間や、さらに印字するシートに合わせた拡縮率を厳密
に設定することができ、給紙カセットの選択や、誤った
拡縮率の設定によりシートを無駄にすることをなくすこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
定形外のシートの寸法の測定が容易となり、ユーザが定
形外のシートを取り扱う際の負担が軽減される。また、
請求項3の発明によれば、給紙装置に収納きれるシート
寸法を装置が認識できるようにしたので、例えば、定形
原稿を定形外のシートに印字するときに、倍率(拡縮
率)を自動的に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機の斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】第一実施例における制御システムのブロック図
である。
【図4】第二実施例における制御システムのブロック図
である。
【図5】引き出した状態の給紙カセットの斜視図であ
る。
【図6】第一実施例におけるフラッパ近傍の一部平面図
である。
【図7】第二実施例における給紙カセットの構成の斜視
図である。
【図8】第一・第二実施例の構成を原稿トレイに適用し
た場合の平面図である。
【符号の説明】
4 給紙カセット 21 フラッパ 60 シート 90a スケール 90b スケール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のサイズのシートが収納可能な給紙
    装置において、シートを載置するシート載置面に、シー
    ト寸法を計測するようにした計測手段を配設したことを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、シート載置面に貼設さ
    れたスケールであることを特徴とする請求項1に記載の
    給紙装置。
  3. 【請求項3】 任意のサイズのシートが収納可能な給紙
    装置において、シートの側面または後端を規制する規制
    部材の少なくとも一方にシート寸法を計測するようにし
    た計測手段を設け、該計測手段の検出結果に基づいてシ
    ート寸法を認識する制御手段を備えたことを特徴とする
    給紙装置。
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