JP7372760B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、映画館のシネアド(Cinema Advertising)による映画館側の全体の収益を予測し、予測した収益を映画館側に通知するサービスを提供する技術が知られている(文献1)。例えば、映画館側が新たなチケット料金を設定した場合に、映画館側が得ることができる収益を通知するサービスを提供する技術が知られている。また、従来、興行イベントチケットの属性に基づいて、興行イベントチケットの推奨価格を決定する技術が知られている(文献2)。また、従来、第1販売価格と在庫数の変動とに基づいて、第2販売価格を算出する技術が知られている(文献3)。
特開2015-179472号公報 特表2012-500429号公報 特許第6516802号公報
しかしながら、上述した従来技術では、チケットを適切な価格に変更することができるとは限らなかった。例えば、上述した従来技術は、映画館側の収益に応じて新たなチケット料金の設定を映画館側に促す技術に過ぎない。例えば、上述した従来技術は、属性に応じてチケットの推奨価格を決定する技術に過ぎない。例えば、上述した従来技術は、在庫状況に応じて第2販売価格を算出することができるが、チケットを適切な価格に変更するための向上の余地があった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、チケットを適切な価格に変更することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、チケットの価格に対応する第1値と、前記価格の変更に関する変更条件とを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記第1値と、前記変更条件とに基づいて、前記第1値を第2値に変更する変更部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、チケットを適切な価格に変更することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係るイベント価格履歴情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る販売状況情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る価格変更条件情報記憶部の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る価格変更変遷情報記憶部の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
図1では、情報処理装置100が、チケットの価格と販売状況とに応じて、チケットの価格を変更する場合を示す。例えば、情報処理装置100は、チケットの販売状況に応じて、チケットの適正価格を推定し、チケットの価格を変更する。図1では、チケットの価格の変更の対象であるイベントAのチケットの価格を変更する。そして、情報処理装置100は、チケットの情報提供のサービスやチケットの販売を行うものとする。例えば、情報処理装置100は、チケットの変更後の価格に関する情報を提供するサービスを提供する。例えば、情報処理装置100は、変更後の価格でチケットを販売する。
実施形態に係るチケットは、所定のイベントのチケットであれば、どのようなチケットであってもよい。例えば、実施形態に係るチケットは、所定のイベントに参加(入場)するためのチケットであってもよい。また、実施形態に係るイベントは、例えば、野球のスタジアムや映画館などの会場で行われるイベントに限らず、どのようなイベントであってもよい。例えば、実施形態に係るイベントは、会場などの物理的な空間で行われるイベントに限らず、インターネットなどの仮想的な空間上で行われるイベントであってもよい。また、実施形態に係るイベントが会場などの物理的な空間で行われる場合には、実施形態に係るイベントは、席がある場合のイベントでも、席という概念がない場合のイベントでもよい。また、席がある場合のイベントである場合には、実施形態に係るイベントは、席種がある場合のイベントでも、席種がない場合のイベントでもよい。なお、図1の例では、席種がない場合のイベントのチケットを一例として説明する。また、席種がある場合の処理については後述する。以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例を説明する。
情報処理装置100は、過去に行われたイベントのチケットの価格に関する情報(以下、適宜、「イベント価格履歴情報」と呼ぶ)を取得する(ステップS101)。例えば、情報処理装置100は、イベントAに関連する過去のイベントのイベント価格履歴情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、イベントAと所定の関係を有する過去のイベントのイベント価格履歴情報を取得する。ここで、イベントAと所定の関係を有する過去のイベントとは、例えば、イベントAと同じカテゴリに属する過去のイベントや、イベントAと類似する規模の過去のイベントや、イベントAと同じ場所で開催された過去のイベントや、イベントAに出演する出演者が出演した過去のイベントなどであってもよい。また、情報処理装置100は、イベントAの管理者により予め選択された過去のイベントのイベント価格履歴情報を取得してもよい。図1では、情報処理装置100は、情報提供装置50から送信されたイベント価格履歴情報を取得する。具体的には、情報処理装置100は、イベント価格履歴情報LINF1を取得する。
情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報を所定の記憶部に格納する(ステップS102)。図1では、情報処理装置100は、イベント価格履歴情報LINF1をイベント価格履歴情報記憶部121に格納する。
情報処理装置100は、イベントAのチケットの初値である初期価格を決定する(ステップS103)。情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に基づいて、イベントAのチケットの初期価格を決定する。図1では、情報処理装置100は、イベント価格履歴情報記憶部121に格納されたイベント価格履歴情報に基づいて、イベントAのチケットの初期価格を決定する。図1では、情報処理装置100は、イベントAのチケットの初期価格を3万円に決定する。
情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち最大の価格以上の価格であればどのような価格を初期価格に決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち最大の価格を初期価格に決定してもよい。また、情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のいずれよりも大きな価格を初期価格に決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち最大の価格の倍の価格を初期価格に決定してもよい。
情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格に関する情報の要求を取得する(ステップS104)。情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格に関する情報の配信要求を取得する。図1では、情報処理装置100は、ユーザU1による操作に応じて端末装置10-1から送信された要求を取得する。図1では、情報処理装置100は、所定のタイミングである日時t1に端末装置10-1から送信された要求を取得する。
情報処理装置100は、ユーザU1から取得した要求に応じて、イベントAのチケットの価格に関する情報を提供する(ステップS105)。情報処理装置100は、要求を取得した時点でのイベントAのチケットの価格に関する情報を提供する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1から要求を取得した時点でのイベントAのチケットの最新の価格に関する情報を提供する。図1では、情報処理装置100は、日時t1でのイベントAのチケットの価格に関する情報を提供する。情報処理装置100は、端末装置10-1にチケットの価格に関する情報を送信する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1にイベントAのチケットの価格が3万円である旨を通知する。より具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1から要求を取得した時点でのイベントAのチケットの価格が3万円であるので、ユーザU1にイベントAのチケットの価格が3万円である旨を通知する。
情報処理装置100は、イベントAのチケットの販売状況に関する情報(以下、適宜、「販売状況情報」と呼ぶ)を取得する(ステップS106)。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの売上状況に関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットを提供(販売)するサイトのページビュー(PV)数に関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、チケットの販売の過去の事例に関する情報を取得する。具体的には、情報処理装置100は、イベントAに関連する過去のイベントのチケットの販売に関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格に応じて通知するアラートリクエストに関する情報を取得する。具体的には、情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格が所定の閾値以下となった場合にユーザへ通知するアラートリクエストに関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格が所定の閾値以下となった場合にユーザへ通知するアラートリクエストを設定したユーザの数や設定された閾値に関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットについてユーザが設定した閾値を用いて適正価格を推定してもよい。また、情報処理装置100は、所定の記憶部に格納された販売状況情報を取得する。図1では、情報処理装置100は、販売状況情報記憶部122に格納された販売状況情報を取得する。
情報処理装置100は、イベントAのチケットの適正価格を推定する(ステップS107)。情報処理装置100は、取得した販売状況情報に基づいて、イベントAのチケットの適正価格を推定する。図1では、情報処理装置100は、販売状況情報記憶部122に格納された販売状況情報に基づいて、イベントAの適正価格を推定する。図1では、情報処理装置100は、イベントAのチケットの適正価格を1万円と推定する。なお、推定されたチケットの適正価格を、適宜、「推定適正価格」と呼ぶ。また、推定適正価格に対応する値を「推定適正値」と呼ぶ。具体的な処理の例を挙げると、情報処理装置100は、過去の販売状況の履歴に基づいて、推定適正価格を推定する。例えば、情報処理装置100は、過去の販売状況と、過去の販売状況に対応する価格とに基づいて、推定適正価格を推定する。例えば、情報処理装置100は、過去の販売状況の履歴と、取得した販売状況情報とを比較することで、推定適正価格を推定する。例えば、情報処理装置100は、過去の販売状況と価格との組み合わせを正解情報としてモデルを生成する。例えば、情報処理装置100は、過去の販売状況の履歴のうち売上が高かった際の販売状況と価格との組み合わせを正解情報としてモデルを生成する。具体的には、情報処理装置100は、過去の販売状況と価格との組み合わせに基づくモデルであって、販売状況情報を入力として、販売状況情報に対応するチケットのスコア(価格を示す値)を出力するモデルを生成する。また、モデルを用いて推定適正価格を推定する場合には、情報処理装置100は、販売状況情報を入力することで、モデルが出力したスコアを用いて推定する。この場合、情報処理装置100は、モデルが出力するスコアの一例として、チケットの価格を出力してもよい。
情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格を変更する(ステップS108)。情報処理装置100は、所定のタイミングでのイベントAのチケットの価格に関する情報と、チケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、イベントAのチケットの価格を変更する。例えば、情報処理装置100は、初期価格が設定されてから所定のタイミングでのイベントAのチケットの価格に関する情報と、チケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、イベントAのチケットの価格を変更する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格が変更された直後から所定のタイミングでのイベントAのチケットの価格に関する情報と、チケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、イベントAのチケットの価格を変更する。図1では、情報処理装置100は、所定のタイミングである日時t2でのイベントAのチケットの価格に関する情報と、チケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、日時t2にイベントAのチケットの価格を変更する。
チケットの価格が変更された時点の変更直前と変更直後に対応する価格を、各々、適宜、「第1値」及び「第2値」と呼ぶ。例えば、第1値は、初期価格であってもよい。情報処理装置100は、イベントAのチケットの第1値が設定されてから所定の時間が経過した時点でのイベントAのチケットの価格に関する情報と、チケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、イベントAのチケットの価格を第2値に変更する。
チケットの価格の変更に関する条件は、チケットの価格の変更する期間に関する条件を含んでもよい。また、チケットの価格の変更に関する条件は、チケットの価格の変更する幅に関する条件を含んでもよい。
例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの第1値が設定された時点からの経過時間が、チケットの価格の変更する期間に関する条件を満たす場合、イベントAのチケットの第1値を第2値に変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、チケットの価格の変更する幅に関する条件に基づいて、幅に対応する値で増加又は減少させることにより、イベントAのチケットの第1値を第2値に変更してもよい。
情報処理装置100は、推定適正値に基づいて、イベントAのチケットの価格を変更する。例えば、情報処理装置100は、推定適正値とイベントAのチケットの第1値との範囲内で、イベントAのチケットの価格を変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、推定適正値がイベントAのチケットの第1値よりも小さい場合、イベントAのチケットの第1値を第2値に変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、推定適正値がイベントAのチケットの第1値よりも大きい場合、イベントAのチケットの第1値を第2値に変更してもよい。図1では、推定適正値がイベントAのチケットの第1値よりも小さい場合を示す。また、情報処理装置100は、イベントAのチケットの価格を、イベントAのチケットの第1値と推定適正値との平均値に対応する価格に変更してもよい。
情報処理装置100は、ユーザU2による操作に応じて端末装置10-2から送信されたイベントAのチケットの価格に関する情報の要求を取得する(ステップS109)。図1では、情報処理装置100は、所定のタイミングである日時t3に端末装置10-2から送信された要求を取得する。
情報処理装置100は、日時t3でのイベントAのチケットの価格に関する情報を提供する(ステップS110)。情報処理装置100は、端末装置10-2にチケットの価格に関する情報を送信する。図1では、情報処理装置100は、日時t2で変更された変更後のチケットの価格に関する情報を提供する。図1では、情報処理装置100は、ユーザU2にイベントAのチケットが2万円である旨を通知する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU2から要求を取得した時点でのイベントAのチケットの変更後の最新の価格に関する情報を提供する。
〔2.処理のバリエーション〕
(2-1.席種)
図1に示す例では、席種がない場合のチケットの価格を一例として示したが、情報処理装置100は、席種がある場合のチケットの価格を変更してもよい。席種がある場合、情報処理装置100は、席種ごとにチケットの価格を変更してもよいし、席種全体でチケットの価格を変更してもよい。ここで、席種ごとにチケットの価格を変更する場合、情報処理装置100は、席種ごとのチケットの価格に関する情報や席種ごとのチケットの販売状況に関する情報を用いて、ステップS101乃至S110と同様の処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、席種ごとにイベント価格履歴情報を取得し、席種ごとにチケットの適正価格を推定し、価格の変更に関する条件に基づいて席種ごとにチケットの価格を変更してもよい。また、席種全体でチケットの価格を変更する場合、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアを決定してもよい。図1に示す例では、チケットの価格の変更を一例として示したが、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアを変更してもよい。また、情報処理装置100は、席種ごとに予め定められた重みに基づいて、席種ごとのチケットの価格を算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアに、所定の席種の重みを乗算することにより、所定の席種の価格を算出してもよい。
図2は、席種ごとにチケットの価格を算出する場合を示す。図2に示すスタジアムには、スタジアムで最もグレードの高いランクSのS席と、ランクSの次にグレードの高いランクAのA席と、ランクAの次にグレードの高いランクBのB席と、ランクBの次にグレードの高いランクCのC席と、スタジアムで最もグレードの低いランクDのD席が含まれ、各々のランクに対して席種ごとの重みが定められているものとする。図2に示す例では、情報処理装置100は、例えば、席種全体のチケットのスコアとS席の重みとを乗算することにより、S席の価格を算出する。具体的には、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアである1万円と、S席の重みである1.5とを乗算することにより、S席の価格を1万5千円と決定する。また、情報処理装置100は、席ごとのチケットの価格を算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアに所定の席の重みを乗算することにより、所定の席の価格を算出してもよい。図3は、席ごとにチケットの価格を算出する場合を示す。図3に示す客席には、ステージに近い前列のシートである席S1~席S8と、後列のシートである席S9~席S16があり、前列及び後列の各々の席に対して席ごとの重みが定められているものとする。なお、図3では、席S4及び席S5が前列のシートの中央であり、席S12及び席S13が後列のシートの中央であるものとする。図3に示す例では、例えば、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアと席S3の重みとを乗算することにより、席S3の価格を算出する。具体的には、情報処理装置100は、席種全体のチケットのスコアである1万円と、席S3の重みである1とを乗算することにより、席S3の価格を1万円と決定する。このように、情報処理装置100は、ユーザから要求を取得した時点での席種全体のチケットのスコアと、席種ごと又は席ごとの重みとに基づいて、席種ごと又は席ごとのチケットのスコアを算出してもよい。
(2-2.席種の重み)
情報処理装置100は、イベントの種別に応じた席種ごとの重みを決定してもよい。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、イベントの種別がスタジアムでの試合の観戦である場合には、見やすいエリアの席種の重みが高くなるように席種ごとの重みを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、イベントの種別がクラシックコンサートである場合には、ピアノに近いエリアの席種の重みが高くなるように席種ごとの重みを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、イベントの種別がライブである場合には、ライブ前方の席種の重みが高くなるように席種ごとの重みを決定してもよい。また、情報処理装置100は、席ごとに重みを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の席の周囲に空席が多いほど所定の席の重みが高くなるように席ごとの重みを決定してもよい。具体的には、情報処理装置100は、所定の席の周囲に空席がなく一人しか座れない席より、カップルやファミリーなど複数が並んで座れる席ほど重みが高くなるように席ごとの重みを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、前列かつ中央の席ほど重みが高くなるように席ごとの重みを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、人気が高い席や、売れ易い席ほど重みが高くなるように席ごとの重みを決定してもよい。
(2-3.期間ごとの変更)
図1に示す例では、情報処理装置100が、ユーザから要求を取得した時点でのチケットの価格(以下、適宜、「現在値」と呼ぶ)と推定適正値とに基づいて、チケットの価格を変更する場合を示した。例えば、図1では、情報処理装置100が、現在値が推定適正値から所定の閾値以上乖離した場合に、現在値と推定適正値との平均値にチケットの価格を変更する場合を示した。ここで、情報処理装置100は、現在値が設定されてから所定の期間が経過した場合に、所定の期間ごとに段階的にチケットの価格を変更してもよい。図1の条件DC1が示すように、情報処理装置100は、期間TM1が経過するごとに、値VL1だけ変更させた価格をチケットの価格に決定してもよい。なお、図1に示すように、推定適正値を推定する場合には、情報処理装置100は、推定適正値を用いた条件を優先して、チケットの価格を変更してもよい。
(2-4.価格増加)
図1に示す例では、チケットの価格を減少させることにより、チケットの価格を変更する場合を示したが、情報処理装置100は、チケットの価格を増加させることにより、チケットの価格を変更してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の期間ごとに段階的にチケットの価格を減少させた後、所定の期間ごとに段階的にチケットの価格を増加させてもよい。例えば、情報処理装置100は、推定適正値が現在値よりも高くなった場合、チケットの価格を増加させてもよい。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、メディアやインターネットでイベントAが紹介された場合、イベントAのチケットが人気になると推定して、イベントAのチケットの推定適正値を高くすることで、チケットの価格を増加させてもよい。
(2-5.推定適正値)
図1に示す例では、取得した販売状況情報に基づいて推定適正値を決定する場合を示したが、情報処理装置100は、イベント周辺の天気状況に関する情報や公共交通機関の混雑状況に関する情報などの種々の情報に基づいて推定適正値を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、外部サーバから送信されたイベント周辺の天気状況に関する情報に基づいて、イベント開催の日時に天気が不安定になる可能性が高まるとする予報がなされた場合には、チケットが売れなくなると推定して、推定適正値を低くしてもよい。
(2-6.初期価格)
図1に示す例では、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち最大の価格以上の価格を初期価格に決定する場合を示したが、情報処理装置100は、チケットを提供する提供者(例えば、販売者)やイベントを管理する管理者(例えば、主催者)により予め設定された価格を初期価格に決定してもよい。また、情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち特定の価格を除外した後の価格の中から最大の価格を選択してもよい。例えば、情報処理装置100は、取得したイベント価格履歴情報に含まれる価格のうち、エラーとみなされた特定の価格を除外した後の価格の中から最大の価格を選択して、最大の価格以上の価格を初期価格に決定してもよい。
(2-7.価格変更)
情報処理装置100は、チケットの提供者やイベントの管理者により初期価格や初期価格が設定された後の価格の変更や修正を随時受け付けてもよい。この場合、情報処理装置100は、受け付けた価格に受け付けたタイミングでチケットの価格を変更してもよい。
(2-8.第1値)
図1に示す例では、第1値である初期価格を第2値に変更する場合を示したが、第1値は初期価格に限らず、どのタイミングでの価格に対応する値であってもよい。例えば、情報処理装置100は、図1のグラフGR2が示す日時t2~t3に対応する価格を第1値として第2値を算出することにより、チケットの価格を変更してもよい。
(2-9.販売状況情報)
図1に示す例では、所定の記憶部に格納された販売状況情報を取得する場合を示したが、情報処理装置100は、外部サーバから送信された販売状況情報を取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、チケットの提供者やイベントの管理者により提供された販売状況情報を取得してもよい。なお、販売状況情報は、チケットの売上状況、PV数、過去の販売事例、アラートリクエストに関する情報に限らず、チケットの販売状況に関する情報であれば、どのような情報であってもよい。
(2-10.価格変更条件)
チケットの価格の変更に関する条件は、図1に示す例に限らず、どのような条件であってもよい。例えば、チケットの価格の変更に関する条件は、チケットの価格の変更する期間に関する条件や幅に関する条件に限らず、どのような条件を含んでもよいものとする。例えば、図1に示す例では、チケットの価格を変更する幅に関する条件に基づいて、現在値と推定適正値との平均値を第2値として算出する場合を示したが、チケットの価格を変更する幅に関する条件は、平均値を第2値として算出する条件に限らず、現在値と推定適正値とに基づくどのような条件であってもよいものとする。
(2-11.チケット販売)
図1に示す例では、情報処理装置100がチケットの販売を行う場合を示したが、外部サーバがチケットの販売を行ってもよいものとする。この場合、情報処理装置100は、チケットの価格に関する情報を、チケットを販売する外部サーバに送信する。例えば、情報処理装置100は、チケットの価格に関する情報の要求を取得すると、チケットの価格に関する情報を、チケットを販売する外部サーバに送信する。例えば、情報処理装置100は、チケットの変更後の最新の価格に関する情報を提供する。例えば、情報処理装置100は、チケットの価格の変更の変遷に関する情報を提供してもよい。そして、チケットを販売する外部サーバは、情報処理装置100から提供された価格でチケットを販売する。
〔3.情報処理システムの構成〕
図4に示す情報処理システム1について説明する。図4に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報提供装置50と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、情報提供装置50と、情報処理装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図4は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。なお、図4に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報提供装置50や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
情報提供装置50は、イベント価格履歴情報を情報処理装置100に提供するサーバ装置である。なお、情報提供装置50は、チケットの価格と対応付けて、過去のイベント周辺の天気状況に関する情報や公共交通機関の混雑状況に関する情報などの種々の情報を提供してもよい。
情報処理装置100は、チケットの価格を変更するために用いられる。情報処理装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。図1に示す例では、ユーザU1及びユーザU2からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13は、情報処理装置100から送信された情報を出力する。例えば、出力部13は、情報処理装置100から送信されたイベントのチケットの価格に関する情報を出力する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理装置100から送信されたイベントのチケットの価格に関する情報を表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部14は、送信部141と、受信部142を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
(送信部141)
送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、イベントのチケットの価格に関する情報の要求を送信する。
(受信部142)
受信部142は、各種情報を受信する。受信部142は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部142は、イベントのチケットの価格に関する情報を受信する。
〔5.情報提供装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報提供装置50の構成について説明する。図6は、実施形態に係る情報提供装置50の構成例を示す図である。図6に示すように、情報提供装置50は、通信部51と、記憶部52と、制御部53とを有する。なお、情報提供装置50は、情報提供装置50の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部51)
通信部51は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部51は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部52)
記憶部52は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部52は、イベント価格履歴情報を記憶する。
(制御部53)
制御部53は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報提供装置50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部53は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部53は、送信部531を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部53の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(送信部531)
送信部531は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。送信部531は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部531は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部531は、イベント価格履歴情報を送信する。
〔6.情報処理装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図7に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図7に示すように、記憶部120は、イベント価格履歴情報記憶部121と、販売状況情報記憶部122と、価格変更条件情報記憶部123と、価格変更変遷情報記憶部124とを有する。
イベント価格履歴情報記憶部121は、イベント価格履歴情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係るイベント価格履歴情報記憶部121の一例を示す。図8に示すように、イベント価格履歴情報記憶部121は、「過去イベントID」、「過去イベント」、「会場」、「価格履歴」といった項目を有する。
「過去イベントID」は、過去のイベントを識別するための識別情報を示す。「過去イベント」は、過去に行われたイベントの名称を示す。例えば、イベントPIV1により識別される過去に行われたイベントの名称がイベントXであることを示す。「会場」は、過去のイベントが行われた会場の名称を示す。例えば、イベントXが施設Xで行われたことを示す。「価格履歴」は、過去に行われたイベントのチケットの価格の履歴に関する情報を示す。例えば、「価格履歴」は、チケットの初期価格の履歴に関する情報を示してもよいし、日時ごとのチケットの価格の履歴に関する情報を示してもよいし、席種ごとのチケットの価格の履歴に関する情報を示してもよい。図8に示す例では、「価格履歴」に「価格履歴#1」や「価格履歴#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、円やドルなどにより示されるデータが格納される。
販売状況情報記憶部122は、販売状況情報を記憶する。ここで、図9に、実施形態に係る販売状況情報記憶部122の一例を示す。図9に示すように、販売状況情報記憶部122は、「イベントID」、「PV」、「売上」といった項目を有する。
「イベントID」は、イベントを識別するための識別情報を示す。「PV」は、イベントのチケットを提供するサイトのページビュー数を示す。例えば、「PV」は、日時ごとのページビュー数を示してもよい。図9に示す例では、「PV」に「PV#1」や「PV#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、「2019年5月21日:200回」、「2019年5月22日:250回」などのデータが格納される。「売上」は、イベントのチケットの売上状況を示す。例えば、「売上」は、日時ごとの売上状況を示してもよい。例えば、「売上」は、チケットの価格ごとの売上状況を示してもよい。図9に示す例では、「売上」に「売上#1」や「売上#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、「2019年5月21日:チケット価格2万円:チケット購入数50件」、「2019年5月22日:チケット価格1万円:チケット購入数200件」などのデータが格納される。
価格変更条件情報記憶部123は、チケットの価格の変更に関する条件を記憶する。ここで、図10に、実施形態に係る価格変更条件情報記憶部123の一例を示す。図10に示すように、価格変更条件情報記憶部123は、「条件ID」、「条件1」、「条件2」といった項目を有する。なお、価格変更条件情報記憶部123が有する条件の項目の数に限りはないものとする。
「条件ID」は、チケットの価格の変更に関する条件を識別するための識別情報を示す。「条件1」や「条件2」は、チケットの価格の変更に関する条件を示す。例えば、「条件1」や「条件2」は、チケットの価格の変更する期間に関する条件や、チケットの価格の幅に関する条件を示してもよい。図10に示す例では、「条件1」や「条件2」に「条件#11」や「条件#21」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、「現在値の設定時点から期間TM1が経過」、「現在値から値VL1減少」などのデータが格納される。また、「条件1」や「条件2」に、条件を示す算出式のデータが格納されてもよい。
価格変更変遷情報記憶部124は、チケットの価格の変遷に関する情報を記憶する。ここで、図11に、実施形態に係る価格変更変遷情報記憶部124の一例を示す。図11に示すように、価格変更変遷情報記憶部124は、「イベントID」、「イベント」、「価格変遷」といった項目を有する。
「イベントID」は、価格の変更の対象となるイベントを識別するための識別情報を示す。「イベント」は、価格の変更の対象となるイベントの名称を示す。例えば、イベントIV1により識別されるイベントの名称がイベントAであることを示す。「価格変遷」は、価格の変更の対象となるイベントのチケットの価格の変遷に関する情報を示す。「価格変遷」に「日時」や「価格」といった項目が含まれてもよい。「日時」は、対象となるイベントのチケットの価格が新たに設定された際の日時を示す。例えば、「日時」は、対象となるイベントのチケットの初期価格が設定された際の日時や、対象となるイベントのチケットの価格が変更された際の日時を示す。「価格」は、対象となるイベントのチケットの価格が新たに設定された際のチケットの価格を示す。「価格」は、「日時」に対応するチケットの価格を示す。なお、価格変更変遷情報記憶部124に記憶された情報は、例えばイベント終了後に、イベント価格履歴情報記憶部121に記憶されてもよい。
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、推定部133と、判定部134と、変更部135と、提供部136とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124から各種情報を取得する。
取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124に各種情報を格納する。
取得部131は、他の機能構成により決定、推定、判定、変更された各種情報を取得する。
取得部131は、過去のイベントの価格に関する情報を取得する。取得部131は、対象となるイベントに関連する過去のイベントの価格に関する情報を取得する。取得部131は、イベント価格履歴情報を取得する。例えば、取得部131は、情報提供装置50から送信されたイベント価格履歴情報を取得する。
取得部131は、チケットの価格に関する情報を取得する。取得部131は、チケットの価格に対応する第1値を取得する。取得部131は、チケットの販売開始時の価格に対応する第1値を取得する。取得部131は、初期価格に対応する第1値を取得する。取得部131は、所定のイベントのチケットの価格に対応する第1値を取得する。取得部131は、チケットの価格を示す第1値を取得する。取得部131は、チケットの価格に関するスコアである第1値を取得する。
取得部131は、ユーザから要求を取得した時点のチケットの価格に対応する現在値を取得する。取得部131は、チケットの適正価格に対応する推定適正値を取得する。
取得部131は、チケットの価格の変更の条件に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、チケットの価格の変更する期間に関する条件を含む条件を取得する。例えば、取得部131は、チケットの価格の変更する幅に関する条件を含む条件を取得する。
取得部131は、チケットの販売状況に関する状況情報を取得する。取得部131は、販売状況情報を取得する。例えば、取得部131は、チケットの売上状況に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、チケットのPV数に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、チケットの販売の過去の事例に関する情報を取得する。例えば、取得部131は、チケットの販売のアラートリクエストに関する情報を取得する。また、取得部131は、チケットの販売状況に関する状況情報の入力に応じて、推定適正値を出力するモデルを取得する。
取得部131は、チケットの価格に関する情報の要求を取得する。取得部131は、チケットの最新の価格に関する情報の要求を取得する。取得部131は、端末装置10から送信されたチケットの価格に関する情報の要求を取得する。
(決定部132)
決定部132は、各種情報を決定する。決定部132は、各種情報を算出する。決定部132は、記憶部120から各種情報を決定する。例えば、決定部132は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124から各種情報を決定する。
決定部132は、他の機能構成により取得、推定、判定、変更された各種情報を決定する。また、決定部132は、他の機能構成により取得、推定、判定、変更された各種情報を算出する。
決定部132は、チケットの初期価格を決定する。決定部132は、取得部131により取得されたイベント価格履歴情報に基づいて、チケットの初期価格を決定する。決定部132は、チケットの初期価格に対応する第1値を決定する。
決定部132は、チケットの推定適正価格を決定する。決定部132は、取得部131により取得された販売状況情報に基づいて、チケットの推定適正価格を決定する。決定部132は、チケットの価格に対応する推定適正値を決定する。
決定部132は、チケットの価格を決定する。決定部132は、第1値を増加または減少させることにより第2値を決定する。決定部132は、席種ごとに定められた重みに基づいて、席種ごとのチケットの価格を決定する。
(推定部133)
推定部133は、各種情報を推定する。推定部133は、記憶部120から各種情報を推定する。例えば、推定部133は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124から各種情報を推定する。
推定部133は、他の機能構成により取得、決定、判定、変更された各種情報を推定する。
推定部133は、チケットの適正価格を推定する。推定部133は、取得部131により取得された販売状況情報に基づいて、チケットの適正価格を推定する。推定部133は、チケットの価格に対応する推定適正値を推定する。
推定部133は、チケットの適正価格を推定するモデルを生成してもよい。推定部133は、販売状況情報の入力に応じて、チケットの適正価格を推定するモデルを生成してもよい。例えば、推定部133は、売上状況に関する情報や、PV数に関する情報や、過去のイベントの事例に関する情報や、アラートリクエストに関する情報を要素としたモデルを生成してもよい。推定部133は、推定したモデルを用いて、チケットの適正価格を推定してもよい。推定部133は、推定したモデルを用いて、推定適正値を推定してもよい。
(判定部134)
判定部134は、各種情報を判定する。判定部134は、記憶部120から各種情報を判定する。例えば、判定部134は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124から各種情報を判定する。
判定部134は、他の機能構成により取得、決定、推定、変更された各種情報を判定する。
判定部134は、チケットの価格の変更に関する条件に基づいて判定する。判定部134は、チケットの価格に対応する第1値が、チケットの価格の変更に関する条件を満たすか否かを判定する。判定部134は、第1値を第2値に変更するか否かを判定する。判定部134は、第1値がチケットの価格の変更に関する条件を満たす場合、第1値を第2値に変更すると判定する。判定部134は、第1値がチケットの価格の変更に関する条件を満たさない場合、第1値を第2値に変更しないと判定する。図1に示す例では、判定部134は、チケットの価格の変更に関する条件に含まれる期間に関する条件と、第1値が設定された時点からの経過時間とを比較することにより判定する。図1に示す例では、判定部134は、第1値が設定された時点からの経過時間が期間TM1以上であるか否かに基づいて、第1値を第2値に変更するか否かを判定する。
(変更部135)
変更部135は、各種情報を変更する。変更部135は、記憶部120から各種情報を変更する。例えば、変更部135は、イベント価格履歴情報記憶部121や販売状況情報記憶部122や価格変更条件情報記憶部123や価格変更変遷情報記憶部124から各種情報を変更する。
変更部135は、他の機能構成により取得、決定、推定、判定された各種情報を変更する。
変更部135は、第1値を第2値に変更する。変更部135は、第1値を第1値よりも小さい第2値に変更する。変更部135は、第1値を第1値よりも大きい第2値に変更する。
変更部135は、第1値とチケットの価格の変更に関する条件とに基づいて、第1値を第2値に変更する。変更部135は、第1値が設定された時点からの経過時間が、チケットの価格の変更する期間に関する条件を満たす場合、第1値を第2値に変更する。変更部135は、チケットの価格の変更する幅に関する条件に基づいて、第1値を第2値に変更する。変更部135は、チケットの価格の変更する幅に関する条件が示す幅に対応する値で第1値を増加または減少させることにより、第2値を算出する。
変更部135は、推定部133により推定された推定適正値に基づいて、第1値を第2値に変更する。変更部135は、推定適正値と第1値との範囲内で、第1値を第2値に変更する。変更部135は、推定適正値が第1値よりも小さい場合、第1値を第1値よりも小さい第2値に変更する。変更部135は、推定適正値が第1値よりも大きい場合、第1値を第1値よりも大きい第2値に変更する。変更部135は、取得部131により取得された状況情報をモデルに入力し、モデルが出力した推定適正値に基づいて、第1値を第2値に変更する。
(提供部136)
提供部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。提供部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を通知する。提供部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を配信する。例えば、提供部136は、端末装置10等の他の情報処理装置へ各種情報を提供する。
提供部136は、他の機能構成により取得、決定、推定、判定、変更された各種情報を提供する。
提供部136は、チケットの価格に関する情報を提供する。提供部136は、ユーザから要求を取得した時点のチケットの価格に関する情報を提供する。提供部136は、変更後のチケットの最新の価格に関する情報を提供する。
提供部136は、変更部135により第1値が変更された第2値に関する情報を提供する。提供部136は、第2値に関する情報をチケットの情報を要求するユーザに提供する。提供部136は、第2値に基づくチケットの最新価格を示す情報を提供する。
〔7.情報処理のフロー〕
次に、図12及び13を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図12及び13は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、情報処理装置100は、チケットの価格に対応する第1値を取得する(ステップS201)。情報処理装置100は、取得した第1値が価格の変更に関する条件を満たすか否かを判定する(ステップS202)。情報処理装置100は、取得した第1値が価格の変更に関する条件を満たさない場合(ステップS202;NO)、価格の変更に関する条件を満たす第1値を取得するまで待機する。情報処理装置100は、取得した第1値が価格の変更に関する条件を満たす場合(ステップS202;YES)、価格の変更に関する条件のうち幅に関する条件に基づいて第2値を算出する(ステップS203)。情報処理装置100は、第1値を第2値に変更する(ステップS204)。
図13に示すように、情報処理装置100は、チケットの価格に対応する第1値を取得する(ステップS301)。情報処理装置100は、チケットの価格に対応する推定適正値を推定する(ステップS302)。情報処理装置100は、第1値と推定適正値とが価格の変更に関する条件を満たすか否かを判定する(ステップS303)。具体的には、情報処理装置100は、第1値と推定適正値とに基づく値が価格の変更に関する条件を満たすか否かを判定する。情報処理装置100は、第1値と推定適正値とが価格の変更に関する条件を満たさない場合(ステップS303;NO)、価格の変更に関する条件を満たす第1値と推定適正値とを取得するまで待機する。情報処理装置100は、第1値と推定適正値とが価格の変更に関する条件を満たす場合(ステップS303;YES)、第1値と推定適正値とに基づいて第2値を算出する(ステップS304)。情報処理装置100は、第1値を第2値に変更する(ステップS305)。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、変更部135とを有する。取得部131は、チケットの価格に対応する第1値と、価格の変更に関する変更条件とを取得する。また、変更部135は、取得部131により取得された第1値と、変更条件とに基づいて、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットを適切な価格に変更することができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、チケットを提供する提供者にとって収益が向上するようにチケットの価格を変更することができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの売上の向上を促進させることができる。
また、取得部131は、チケットの販売開始時の価格に対応する第1値を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの販売開始時の価格に基づいて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、所定のイベントのチケットの価格に対応する第1値を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、所定のイベントのチケットを適切な価格に変更することができる。
また、変更部135は、第1値を第1値よりも小さい第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を下げることができる。
また、変更部135は、第1値を第1値よりも大きい第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を上げることができる。
また、取得部131は、チケットの価格の変更する期間に関する期間条件を含む変更条件を取得する。また、変更部135は、第1値が設定された時点からの経過時間が期間条件を満たす場合、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格が設定されてからの期間に応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、チケットの価格の変更する幅に関する幅条件を含む変更条件を取得する。また、変更部135は、幅条件に基づいて、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を段階的に変更することができる。
また、変更部135は、幅条件が示す幅に対応する値で第1値を増加または減少させることにより、第2値を算出する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を段階的に変更することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格に対応する推定適正値を推定する推定部133を有する。また、変更部135は、推定部133により推定された推定適正値に基づいて、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格に対応する推定適正値に基づいて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、チケットの販売状況に関する状況情報を取得する。また、推定部133は、状況情報に基づいて、推定適正値を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの販売状況に応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、状況情報として、チケットの売上状況に関する売上状況情報を取得する。また、推定部133は、売上状況情報に基づいて、推定適正値を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、売上状況に応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、状況情報として、チケットの販売のページビュー(PV)数に関するPV数状況情報を取得する。また、推定部133は、PV数状況情報に基づいて、推定適正値を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、PV数状況に応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、状況情報として、チケットの販売の過去の事例に関するイベント価格履歴情報を取得する。また、推定部133は、イベント価格履歴情報に基づいて、推定適正値を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、過去の販売事例に応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、状況情報として、チケットの販売のアラートリクエストに関するアラートリクエスト情報を取得する。また、推定部133は、アラートリクエスト情報に基づいて、推定適正値を推定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、アラートリクエストに応じて、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、取得部131は、状況情報の入力に応じて、推定適正値を出力するモデルを取得する。また、変更部135は、状況情報をモデルに入力し、モデルが出力した推定適正値に基づいて、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、客観的にチケットを適切な価格に変更することができる。
また、変更部135は、推定適正値と第1値との範囲内で、第1値を第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、推定適正値と第1値との範囲内で、チケットを適切な価格に変更することができる。
また、変更部135は、推定適正値が第1値よりも小さい場合、第1値を第1値よりも小さい第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットを第1値よりも小さい価格に適切に変更することができる。
また、変更部135は、推定適正値が第1値よりも大きい場合、第1値を第1値よりも大きい第2値に変更する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットを第1値よりも大きい価格に適切に変更することができる。
また、取得部131は、チケットの価格を示す第1値を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を適切に変更することができる。
また、取得部131は、チケットの価格に関するスコアである第1値を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの価格を適切に変更することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、変更部135により第1値が変更された第2値に関する情報を提供する提供部136を有する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、変更後の価格に関する情報を適切に提供することができる。
また、提供部136は、第2値に関する情報をチケットの情報を要求するユーザに提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの情報を要求するユーザに、変更後の価格に関する情報を適切に提供することができる。
また、提供部136は、第2値に基づくチケットの最新価格を示す情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、変更後の最新の価格に関する情報を適切に提供することができる。
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、情報提供装置50および情報処理装置100は、例えば、図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図14は、端末装置10、情報提供装置50および情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、情報提供装置50および情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、53および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
50 情報提供装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 イベント価格履歴情報記憶部
122 販売状況情報記憶部
123 価格変更条件情報記憶部
124 価格変更変遷情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 決定部
133 推定部
134 判定部
135 変更部
136 提供部
N ネットワーク

Claims (25)

  1. 対象イベントのチケットの価格に対応する第1値と、前記価格の変更に関する変更条件とを取得する取得部と、
    チケットの適正価格を推定するモデルであって販売状況情報を入力した際にチケットの適正価格を出力するモデルに、所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの販売状況情報を入力することで当該所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの適正価格を推定する推定部と、
    前記取得部により取得された前記第1値と、前記推定部により推定された適正価格と、前記変更条件とに基づいて、前記第1値を第2値に変更する変更部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、
    前記チケットの販売開始時の前記価格に対応する前記第1値を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、
    所定のイベントの前記チケットの前記価格に対応する前記第1値を取得する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記変更部は、
    前記第1値を前記第1値よりも小さい前記第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記変更部は、
    前記第1値を前記第1値よりも大きい前記第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、
    前記チケットの前記価格の変更する期間に関する期間条件を含む前記変更条件を取得し、
    前記変更部は、
    前記第1値が設定された時点からの経過時間が前記期間条件を満たす場合、前記第1値を前記第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得部は、
    前記チケットの前記価格の変更する幅に関する幅条件を含む前記変更条件を取得し、
    前記変更部は、
    前記幅条件に基づいて、前記第1値を前記第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記変更部は、
    前記幅条件が示す前記幅に対応する値で前記第1値を増加または減少させることにより、前記第2値を算出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記チケットの前記価格に対応する推定適正値を推定する推定部、
    をさらに備え、
    前記変更部は、
    前記推定部により推定された前記推定適正値に基づいて、前記第1値を前記第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、
    前記チケットの販売状況に関する状況情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記状況情報に基づいて、前記推定適正値を推定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部は、
    前記状況情報として、前記チケットの売上状況に関する売上状況情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記売上状況情報に基づいて、前記推定適正値を推定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記取得部は、
    前記状況情報として、前記チケットの販売のページビュー(PV)数に関するPV数状況情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記PV数状況情報に基づいて、前記推定適正値を推定する
    ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記取得部は、
    前記状況情報として、前記チケットの販売の過去の事例に関するイベント価格履歴情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記イベント価格履歴情報に基づいて、前記推定適正値を推定する
    ことを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記取得部は、
    前記状況情報として、前記チケットの販売のアラートリクエストに関するアラートリクエスト情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記アラートリクエスト情報に基づいて、前記推定適正値を推定する
    ことを特徴とする請求項10~13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記取得部は、
    前記状況情報の入力に応じて、前記推定適正値を出力するモデルを取得し、
    前記変更部は、
    前記状況情報を前記モデルに入力し、前記モデルが出力した前記推定適正値に基づいて、前記第1値を第2値に変更する
    ことを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記変更部は、
    前記推定適正値と前記第1値との範囲内で、前記第1値を前記第2値に変更する
    とを特徴とする請求項9~15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記変更部は、
    前記推定適正値が前記第1値よりも小さい場合、前記第1値を前記第1値よりも小さい前記第2値に変更する
    とを特徴とする請求項9~16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記変更部は、
    前記推定適正値が前記第1値よりも大きい場合、前記第1値を前記第1値よりも大きい前記第2値に変更する
    とを特徴とする請求項9~17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  19. 前記取得部は、
    前記チケットの前記価格を示す前記第1値を取得する
    ことを特徴とする請求項1~18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  20. 前記取得部は、
    前記チケットの前記価格に関するスコアである前記第1値を取得する
    ことを特徴とする請求項1~19のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  21. 前記変更部により前記第1値が変更された前記第2値に関する情報を提供する提供部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~20のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  22. 前記提供部は、
    前記第2値に関する情報を前記チケットの情報を要求するユーザに提供する
    ことを特徴とする請求項21に記載の情報処理装置。
  23. 前記提供部は、
    前記第2値に基づく前記チケットの最新価格を示す情報を提供する
    ことを特徴とする請求項21または請求項22に記載の情報処理装置。
  24. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    対象イベントのチケットの価格に対応する第1値と、前記価格の変更に関する変更条件とを取得する取得工程と、
    チケットの適正価格を推定するモデルであって販売状況情報を入力した際にチケットの適正価格を出力するモデルに、所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの販売状況情報を入力することで当該所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの適正価格を推定する推定工程と、
    前記取得工程により取得された前記第1値と、前記推定工程により推定された適正価格と、前記変更条件とに基づいて、前記第1値を第2値に変更する変更工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  25. 対象イベントのチケットの価格に対応する第1値と、前記価格の変更に関する変更条件とを取得する取得手順と、
    チケットの適正価格を推定するモデルであって販売状況情報を入力した際にチケットの適正価格を出力するモデルに、所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの販売状況情報を入力することで当該所定のタイミングでの前記対象イベントのチケットの適正価格を推定する推定手順と、
    前記取得手順により取得された前記第1値と、前記推定手順により推定された適正価格と、前記変更条件とに基づいて、前記第1値を第2値に変更する変更手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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