JP7371589B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本開示は、複数のネットワークを相互に通信可能に接続して通信を行う技術に関する。
車両用の通信システムに多用されている通信プロトコルとして、CSMA/CD方式のCANプロトコルが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、CANは、Controller Area Networkの略であり、登録商標である。また、複数の通信路(以下、バス)を中継装置(以下、ゲートウェイ装置)で接続した通信システムも知られている。
さらに、近年では、CANを用いる車載ネットワークの消費電力を低減するための技術として、ゲートウェイ装置が、車両の状況に応じて、バス毎に個別に電源のオン/オフを切り替えるパーシャルネットワークの技術が知られている。
例えば、CANプロトコル(例えば、ISO 11898-6)では、バスに接続された電子制御装置(以下、ECU)のうち、通信が必要なものを選択的にウェイクアップさせるためのセレクティブウェイクアップ機能について規定されている。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略である。
また、セレクティブウェイクアップ機能を有するECUによって構成される通信システム(即ち、ネットワークシステム)では、ECUがお互いにスリープ(即ち、低消費電力状態)/ウェイクアップ(即ち、起動状態)を管理するための管理用の信号をやり取りして、スリープやウェイクアップのタイミングを管理することが一般的である。
なお、ネットワークシステムの管理用の信号を、管理用フレーム(即ち、NMフレーム)といい、特に、ウェイクアップのための信号を、ウェイクアップフレーム(即ち、WUフレーム)という。
特開2012-49884号公報
ところで、ゲートウェイ装置の出入力の複数のポートにそれぞれバスが接続されると共に、各バスに複数のECUが接続されている通信システムにおいては、下記のような不具合が発生する可能性が考えられる。
例えば、1つのバスに、ECUが20個以下(即ち、20ノード以下)しか接続されていない場合には、その程度では、ウェイクアップフレームの送受信によってバスに加わる負荷(即ち、バス負荷)は、それほど問題ではない。
しかしながら、近年の車両では、複数のバスに100個を超えるECUが接続され、しかも、そのような複数のバスがゲートウェイ装置を介して接続されるようになっている。
そして、このような多くのECUが接続された複数のバスがゲートウェイ装置を介して接続された大きなネットワークシステムに、つまり、ゲートウェイ装置が必要なほど大きなネットワークシステムに、上述のセレクティブウェイクアップ機能を導入した場合には、バス負荷が増大する恐れがあった。
すなわち、上述したような大きなネットワークシステムでは、100個を超えるような多数のECUが、お互いのウェイクアップの可否の情報を共有するためだけに、多くのウェイクアップフレームの送受信が必要になるので、バス負荷が増大してしまう。
そのため、本来の車両の制御用の信号(即ち、制御用フレーム)の送受信に支障が生じる恐れがある。例えば、制御用フレームを送信できなかったり、制御用フレームの送受信に遅延が発生する恐れがある。
本開示の一つの局面は、通信システムにおけるバス負荷を低減することができる技術を提供することにある。
本開示の一態様は、通信フレームの送受信を行う通信システム(1)に用いられる中継装置(3)に関するものである。
この通信システムは、複数のバス(5)と通信装置(7)と中継装置とを備えている。
複数のバスは、通信フレームの通信路である。
通信装置は、複数のバスの各バス毎に1又は複数個接続されており、自身のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを切り替え可能な装置である。このウェイクアップ状態とは、周知のように、通信装置において、制御データ等の送受信などの通常の処理が可能な通常の動作状態(即ち、起動状態)を示し、スリープ状態とは、ウェイクアップ状態よりも消費電力が少ない動作状態を示している。
中継装置は、複数のバスの各バスがそれぞれ各ポートに接続されるとともに、複数のバス間にて通信フレームの送受信が可能な装置である。
本開示では、通信フレームとして、通信装置のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを示す情報を含むウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレームを用いて通信を行う。
前記中継装置は、情報集約部(11、S110、S130)とフレーム作製部(11、S130)とを備えている。
情報集約部は、複数のバスにそれぞれ接続された1又は複数の通信装置から、各バスが接続された各ポートを介して、複数のウェイクアップフレームを受信した場合には、当該複数のウェイクアップフレームの各ウェイクアップパターンに含まれる動作モードを示す情報を、送受信すべき所定の前記情報を含み且つ前記ウェイクアップパターンの数を少なくするように集約して、ウェイクアップパターンを求めるように構成されている。
フレーム作製部は、情報を集約したウェイクアップパターンを用いて、各ポートから各バスに送信するための送信用のウェイクアップフレームを作製するように構成されている。
このような構成により、本開示では、通信システムにおけるバス負荷を低減することができる。
つまり、中継装置では、各バスから複数のウェイクアップフレームを受信した場合には、複数のウェイクアップフレームの各ウェイクアップパターンに含まれる動作モードを示す情報を、送受信すべき所定の情報(即ち、送受信の目的とする必要な動作モードの情報)を含み且つウェイクアップパターンの数を少なくするように集約して、ウェイクアップパターン(即ち、集約後のウェイクアップパターン)を求める。そして、このように情報を集約したウェイクアップパターンを用いて、送信用のウェイクアップフレームを作製する。
そのため、このように情報が集約されたウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを、送信先の各バスに対して送信する場合には、情報を集約しない状態で各ウェイクアップフレームを送信する場合に比べて、即ち、複数のウェイクアップフレームをそのまま他のバスに送信する場合に比べて、通信量を低減することができる。その結果、バスにおける通信の負荷(即ち、バス負荷)を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の通信システムの構成を示すブロック図。 ウェイクアップフレームのフォーマットの構成例を模式的に示す説明図。 任意のGW通信部とバスに接続された各ECUとの間のウェイクアップフレームの送受信の状態を示す説明図。 第1GW通信部にて受信された複数のウェイクアップフレームの各ウェイクアップパターンを示す説明図。 各GW通信部に対応したポート用のウェイクアップパターンと各GW通信部から送信される送信用のウェイクアップパターンを示す説明図。 第2~第4GW通信部に対応したポート用のウェイクアップパターンと第1GW通信部から送信される送信用のウェイクアップパターンを示す説明図。 第1実施形態のGWにおける処理の一例を示すフローチャート。 第1実施形態のEUCにおける処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態の通信システムの構成を示すブロック図。 第2実施形態のGWにおける処理の一例を示すフローチャート。
以下に、本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.全体構成]
まず、本第1実施形態における通信システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、本第1実施形態における通信システム1は、車両に搭載された通信システムであって、ゲートウェイ装置(以下、GW)3と、GW3に接続された複数の通信線(以下、バス)5と、各バス5に接続された複数の電子制御装置(以下、ECU)7と、を備える。
なお、GW3が通信を中継する中継装置に該当し、ECU7が通信装置に該当する。つまり、GW3およびECU7は、通信システム1におけるノードである。
本第1実施形態では、一例として、バス5が4本の場合について説明するが、これに限定されるものではない。なお、各バス5を区別する場合には、例えば、第1バス5a、第2バス5b、第3バス5c、第4バス5dとする。
各バス5は、いずれもGW3を介して相互に通信可能に接続されている。第1~第4バス5a~5dには、それぞれ1又は複数のECU7が接続されている。
なお、各ECU7を区別する場合には、例えば、第1バス5aに接続された第1ECU7aと第2ECU7bと第3ECU7c、第2バス5bに接続された第4ECU7dと第5ECU7eと第6ECU7f、第3バス5cに接続された第7ECU7g、第4バス5dに接続された第8ECU7hとする。
通信システム1では、各バス5を介して、各ECU7とGW3との間で、CANプロトコル(例えば、ISO 11898-6)に従った通信を行う。即ち、通信フレームの送受信を行う。ここで、CANとは、Controller Area Networkの略である。
例えば、後述するように、この通信システム1では、情報の集約によって作製された送信用のウェイクアップフレームを、各バス5に対して送信するように構成されている。
なお、以下で送信とは、ブロードキャストのことである。このブロードキャストとは、周知のように、特定の送信相手を指定することなく、同じネットワーク上の全てのノードによって受信されるパケット(例えば、ウェイクアップフレーム)を送信することである。なお、本第1実施形態では、後述するように、ウェイクアップフレームを送信しないバス5もある。
なお、各ECU7は、車両の各部に配置され、通信によって取得される各種情報に基づいて、予め割り当てられた機能を実現する。
[1-2.ゲートウェイ装置]
次に、GW3について説明する。
GW3は、通常の制御データ等の通信を実行可能な通常モードである起動モード(即ち、ウェイクアップモード)と、通常の通信を停止して、起動モードよりも消費電力を低減するスリープモードとに、動作モードを切り替え可能に構成されている。
GW3は、各バス5においてCANプロトコルに従った通信を実現すると共に、異なるバス5にそれぞれ接続された各ECU7間の通信を実現するための、周知のゲートウェイ機能を少なくとも備える。
GW3は、ゲートウェイ用制御部(以下、GW制御部)11、ゲートウェイ用記憶部(以下、GW記憶部)13、複数のゲートウェイ用トランシーバであるゲートウェイ用通信部(以下、GW通信部)15等を備える。
GW制御部11は、図示しないが、CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータ(以下、マイコン)を少なくとも備える。
CPUは、ROMに記録されたプログラムに従って、ゲートウェイ処理等を行う。例えば、あるバス5からGW通信部15を介して受信した通信フレームを、通信フレームのIDに基づいて識別し、必要に応じて、送信すべき他のバス5に転送する等の、いわゆるゲートウェイ機能を実現する処理を行う。なお、IDは、identificationの略であり、自身の識別に用いられる記号である。
また、本第1実施形態では、CPUは、後述するように、情報の集約、ウェイクアップフレームの作製、ウェイクアップフレームの送信等の処理を行う。
また、マイコンは、図示しないが、CANプロトコルに従って通信処理を行う通信コントローラ(以下、GW通信コントローラ)を備えている。なお、GW通信コントローラは、各GW通信部15毎に設けられている。
なお、GW制御部11の各種機能(例えば、情報集約部やフレーム作製部)は、CPUが非遷移有形記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移有形記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、GW制御部11は、1つのマイコンを備えていてもよいし、複数のマイコンを備えていてもよい。
GW通信部15は、インタフェース用ICであり、GW3に接続される各バス5毎に、即ち、各通信コントローラ毎に設けられている。なお、各GW通信部15が、各バス5がそれぞれ接続される各ポートに該当する。つまり、例えば通信フレーム等に対応する電気信号を入力及び/又は出力する端子部分に該当する。
なお、各GW通信部15を区別する場合には、例えば、第1バス5aが接続された第1GW通信部15a、第2バス5bが接続された第2GW通信部15b、第3バス5cが接続された第3GW通信部15c、第4バス5dが接続された第4GW通信部15dとする。
GW通信部15は、図示しないが、通信フレームを受信するための受信バッファと、通信フレームを送信するための送信バッファとを備えている。
このGW通信部15は、GW通信コントローラから出力された通信フレームを、CANで規定された電気信号に変換し、該電気信号を送信バッファを介して各バス5へ出力する。また、各バス5から受信バッファを介して受信した通信フレームを、GW通信コントローラへ出力する。
なお、GW記憶部13は、EEPROMやフラッシュROM等を備える書き換え可能な記録装置である。
[1-3.ECU]
次に、ECU7について説明する。
ECU7は、通常の制御データ等の通信を実行可能な通常モードである起動モード(即ち、ウェイクアップモード)と、通常の通信を停止して、起動モードより消費電力を低減するスリープモードとに、動作モードを切り替え可能に構成されている。
ECU7は、車両各部の制御処理や他のECU7との通信処理を実行する制御部(以下、ECU制御部)21と、ECU制御部21とバス5との間を仲介するトランシーバである通信部(以下、ECU通信部)23と、を備える。
なお、各ECU制御部21を区別する場合には、第1~第8ECU7a~7hには、それぞれ第1~第8ECU制御部21a~21hが設けられている。
ECU制御部21は、図示しないが、CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイコンを少なくとも備える。マイコンは、GW制御部11と同様に、図示しない通信コントローラを備える。
このECU制御部21は、基本的に、GW制御部11と同様な構成であるので、簡単に説明する。
マイコンは、通信コントローラおよびECU通信部23を介して、CANプロトコルに従った通信処理(例えば、フレームの送受信、調停処理、エラー処理等)を実行する。また、通信コントローラおよびECU通信部23を介して、他のECU7との間でメッセージを交換することにより、他のECU7と連携して各種処理を実行する。
なお、マイコンは、動作クロックを生成する図示しないクロック回路を備えており、クロック回路への電源供給を停止することで、クロック回路の動作を停止させることができるように構成されている。このマイコンでは、クロック回路に、クロック精度の高い水晶発振子が使用されている。
そして、マイコンのクロック回路が動作している状態が、ECU7の動作モードがウェイクアップモードの状態に相当し、マイコンのクロック回路が動作を停止している状態が、ECU7の動作モードがスリープモードの状態に相当する。そして、ECU7は、周知のように、動作モードがスリープモードの状態において、バス5上でドミナントパルスが検出されることによりウェイクアップモードに遷移(即ち、ウェイクアップ)することができる。
ECU通信部23は、インタフェース用ICであり、このECU通信部23にも、GW通信部15と同様に、図示しない受信バッファと送信バッファが設けられている。
このECU通信部23は、マイコンが生成する通信フレームを、あらかじめ規定されたバス5の電気的条件を満たす通信信号に変換し、バス5を介して送信する。
ECU通信部23には、動作クロックを生成する図示しないクロック回路を備えている。このクロック回路は、EUC7のスリープの際にも作動しているので、所定の通信フレーム(例えば、ウェイクアップフレーム)の受信が可能である。
但し、ECU通信部23のクロック回路のクロック精度は、マイコンのクロック回路よりも低いので、受信した通信フレーム等のデコード性能も、マイコンに比べて低いものである。なお、ECU通信部23のクロック回路としては、CRが用いられている。
なお、各ECU通信部23を区別する場合には、第1~第8ECU7a~7hには、それぞれ第1~第8ECU通信部23a~23hが設けられている。
[1-4.通信フレーム]
次に、通信システム1で送受信される通信フレームについて説明する。
通信フレームとしては、各種の制御データの送受信に用いされる制御フレーム以外に、通信システムの管理等のために用いられるネットワーク管理用フレーム(即ち、NMフレーム)が知られている。
このNMフレームのうち、各ECU7のウェイクアップやスリープの動作モードの情報の送受信のために、ウェイクアップフレームが用いられる。本第1実施形態では、このウェイクアップフレームは、通信システム1において、ブロードキャストされるように設定されている。
なお、以下では、ウェイクアップを、「Wake Up」、または、単に「WU」と記すことがある。また、ウェイクアップフレームを、単に「WUF」と記すことがある。
図2に示すように、通信フレームは、その先頭部分に、送信元IDの領域が設定されている。送信元IDは、異なるECU7が同じ値を持つことがないようにユニークに割り当てられ、同じECU7であってもフレームの種別によって異なるIDが割り当てられる。
本第1実施形態では、通信フレームとしてウェイクアップフレームが用いられるので、送信元IDには、ウェイクアップフレームであることを示す情報が含まれている。
従って、通信フレームを受信した他のECU7は、送信元IDに基づきフレームの種別を識別することができる。つまり、送信元IDに基づいて、受信した通信フレームがウェイクアップフレームであることを識別できる。
このウェイクアップフレームには、8ビットのウェイクアップパターン(即ち、Wake Upパターン)が記憶されている。
詳しくは、ウェイクアップパターンの先頭から順番に、複数のECU7を8種類のグループに区分して、各グループ毎の動作状態を設定する情報を記憶するように構成されている。
つまり、ウェイクアップパターンの先頭の位置(即ち、第1ビット位置B1)から最後の位置(即ち、第8ビット位置B8)に至るまで、各ビット位置B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8の信号状態が、それぞれ第1グループ~第8グループの状態を示すように設定されている。
従って、ウェイクアップパターンとは、通信システム1に複数のECU7が接続されている場合に、各ECU7のウェイクアップやスリープの情報を含む情報の集まり(即ち、一つの情報群)ということができる。
例えば、第1ビット位置B1の信号の状態が「1」の場合には、第1グループに属するECU7の状態がウェイクアップであること示す。一方、第1ビット位置B1の信号の状態が「0」の場合には、第1グループに属するECU7の状態がスリープであることを示す。
従って、例えば図2に示すようなウェイクアップフレームを受信したECU7では、自身が第1グループのECU7である場合には、自身がウェイクアップする必要があることが分かる。よって、自身が例えばスリープの状態であった場合には、自身をウェイクアップの状態に遷移させる。
一方、自身が第1グループ以外のグループのECU7である場合には、自身がウェイクアップする必要がないことが分かる。よって、自身が例えばスリープの状態であった場合には、そのスリープの状態を維持する。
なお、図2では、先頭の第1ビット位置B1が「1」であるが、例えば第5ビット位置B5も「1」となっている場合には、第1グループのEUC7と第5グループのECU7とが、ウェイクアップであることを示している。つまり、図3で示すウェイクアップパターンを有するECU7が、第1グループと第5グループに属していることを示している。
[1-5.情報の集約方法]
次に、ウェイクアップパターンの情報を集約する方法について説明する。
本第1実施形態では、まず第1に、GW制御部11にて、あるGW通信部15で受信した複数のウェイクアップフレームについて、それらのウェイクアップパターンの情報を集約する。詳しくは、複数のウェイクアップフレームのウェイクアップパターンについて、各ウェイクアップパターンに含まれる情報同士を、論理和を用いて集約する。
なお、あるGW通信部15に接続されたバス5に、ECU7が1個しか接続されていない場合には、そのGW通信部15における上述した集約は不要である。この場合は、後述するポート用のウェイクアップパターンは、受信した1つのECU7に対応したウェイクアップフレームのウェイクアップパターンと同じである。なお、以下では、その場合(即ち、集約しない場合)もポート用のウェイクアップパターンと称する。
本第1実施形態では、上述のような集約を各GW通信部15毎に実施する。つまり、各GW通信部15毎に、各GW通信部15にて受信した複数のウェイクアップフレームのウェイクアップパターンの情報を集約する。このように集約したウェイクアップパターンの情報、即ち、各ECU7の動作モードを示すウェイクアップパターンの情報は、例えばGW記憶部13に記憶される。
なお、以下では、このように各GW通信部15毎に集約したウェイクアップパターンを、ポート用のウェイクアップパターンと称することもある。なお、単に集約したウェイクアップパターンを示す場合には、集約ウェイクアップパターンと称することもある。
さらに、本第1実施形態では、あるGW通信部15から、当該GW通信部15に接続されたバス5に対して、ウェイクアップフレームを送信する場合には、予め送信用のウェイクアップフレームを作製する。
具体的には、送信を行うあるGW通信部15以外の他のGW通信部15毎のポート用のウェイクアップパターンの情報を集約し、その情報を集約したウェイクアップパターン(即ち、集約ウェイクアップパターン)を含む送信用のウェイクアップフレームを作製する。
なお、この送信用のウェイクアップフレームを作製する際には、送信するGW通信部15に対応したポート用のウェイクアップパターンの情報を集約しないようする。つまり、当該ポート用の(即ち、送信するGW通信部15自身の)ウェイクアップパターンを予め除外して集約するようにする。
以下、上述した情報を集約する方法について、更に詳しく説明する。
<ポート用のウェイクアップパターンを集約して作製する方法>
ここでは、図3に示すように、あるGW通信部15(例えば、第1GW通信部15a)において、ウェイクアップフレーム(即ち、WUF)を送受信する場合を例に挙げる。
まず、第1ECU7aから、「1000 1000」のウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレーム(即ち、第1WUF)を、第1バス5aを介して、第1GW通信部15aに送信する。
また、第2ECU7bから、「1000 0001」のウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレーム(即ち、第2WUF)を、第1バス5aを介して、第1GW通信部15aに送信する。
さらに、第3ECU7cから、「1110 1001」のウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレーム(即ち、第3WUF)を、第1バス5aを介して、第1GW通信部15aに送信する。
従って、第1~第3WUFを受信した第1GW通信部15aは、その情報をGW制御部11に送信し、GW制御部11にて第1~第3WUFのウェイクアップパターンの情報を集約して、第1GW通信部15aに対応したポート用のウェイクアップパターンを作製する。
具体的には、図4に示すように、第1~第3WUFの各ウェイクアップパターンについて、各ビット位置に対応した情報毎の論理和(即ち、OR)をとって(即ち、集約して)、ポート用のウェイクアップパターンを作製する。
つまり、各ウェイクアップパターンについて、各ビット位置B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8の信号状態(即ち、「1」又は「0」)のORをとって、ポート用のウェイクアップパターンを作製する。
従って、ここでは、ポート用のウェイクアップパターンとして、「1110 1001」のウェイクアップパターンが作製される。なお、図3では、「受信」の位置に、このポート用のウェイクアップパターンが記載されている。
<送信用のウェイクアップパターンを集約して作製する方法>
ここでは、図5に示すように、各GW通信部15に対応したポート用のウェイクアップパターンが作製され、さらに、各GW通信部15にて送信される送信用のウェイクアップフレームに用いられるウェイクアップパターン(即ち、送信用のウェイクアップパターン)が作製される場合を例に挙げる。
なお、図5では、「受信」の位置に、ポート用のウェイクアップパターンが記載され、「送信」の位置に、送信用のウェイクアップパターンが記載されている。
例えば、第1GW通信部15aからウェイクアップフレームが送信される場合には、自身の第1GW通信部15aに対応したポート用のウェイクアップパターンを除いて、第2GW通信部15bと第3GW通信部15cと第4GW通信部15dの各ポート用のウェイクアップパターン(即ち、「受信」参照)の情報を集約する。これにより、第1GW通信部15aからウェイクアップフレームを送信するための送信用のウェイクアップパターン(即ち、「送信」参照)が得られる。
具体的には、図6に示すように、第2~第4GW通信部15b~15dの各ポート用のウェイクアップパターンについて、各ビット位置に対応した情報のORをとって、送信用のウェイクアップパターンを作製する。
従って、ここでは、第1GW通信部15aにおける送信用のウェイクアップパターンとして、「0010 1100」のウェイクアップパターンが作製される。
そして、このようにして情報が集約された送信用のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを作製し、この送信用のウェイクアップフレームは、各GW通信部15から各バス5に対して送信(即ち、ブロードキャスト)される。よって、各ECU7は、前記送信用のウェイクアップフレームに基づいて、自身のウェイクアップやスリープの状態を判断することができる。
[1-6.処理]
次に、通信システム1の各部における処理について説明する。
<GW側の処理>
まず、GW3のGW制御部11のマイコンが実行する処理について説明する。
本処理は、GW3において、ウェイクアップフレームを送受信する際の処理である。
図7に示すように、ステップ(以下、S)100にて、各GW通信部15においては、各ECU7が接続された各バス5を介して、各ECU7から送信されたウェイクアップフレームを受信する。
続くS110では、各GW通信部15にて受信した複数のウェイクアップフレームに含まれるウェイクアップやスリープを示す情報(即ち、ウェイクアップパターンに含まれる情報)について、前記図4に示すように、ORをとって集約し、ポート用のウェイクアップパターン(即ち、集約ウェイクアップパターン)を作製する。つまり、各GW通信部に対応したポート用のウェイクアップパターンをそれぞれ作製する。
続くS120では、各GW通信部15から送信する送信用のウェイクアップフレームに用いるウェイクアップパターンを集約するタイミング(即ち、集約タイミング)か否かを判定する。ここで肯定判断されるとS130に進み、一方否定判断されると前記S100に戻る。
なお、集約タイミングとしては、例えば前回の集約時から所定の時間(例えば、1sec)経過したタイミングなどが挙げられる。また、例えばあるウェイクアップパターンに所定の変化があった場合などが挙げられる。
S130では、送信用のウェイクアップフレームに用いるウェイクアップパターンを集約するタイミングであるので、各GW通信部15から送信する各送信用のウェイクアップフレームを作製するために、それぞれウェイクアップパターンの情報を集約する。
つまり、上述したように、複数のGW通信部15のうちあるGW通信部15から送信するある送信用のウェイクアップフレームを作製するために、前記あるGW通信部15以外の他のGW通信部15に対応した各ポート用のウェイクアップパターンの情報のORをとって、前記ある送信用のウェイクアップパターン(即ち、集約ウェイクアップパターン)を作製する。
これによって、各GW通信部15に対応した各送信用のウェイクアップフレームをそれぞれ作製することができる。
続くS140では、送信用のウェイクアップフレームの送信タイミングか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS150に進み、一方否定判断されると待機する。
S150では、送信タイミングであるので、各GW通信部15から、それぞれ各GW通信部15に対応した各送信用のウェイクアップフレームを、各バス5に対して送信する。
続くS160では、GW3自身のスリープ(即ち、低消費電力モード)を禁止する条件が満たされているか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS170に進み、一方否定判断されるとS180に進む。
なお、GW3のスリープを禁止する条件としては、全てのウェイクアップパターンを集約した結果がゼロ(即ち、「0000 0000」)ではないという条件が挙げられる。つまり、ゼロであればスリープの条件が満たされたとみなすことができる。
S170では、GW3はスリープではないので、各GW通信部15にて各ECU7から受信したデータを記憶した記憶領域の値(即ち、レジスタ値)を初期化し、前記S100に戻る。
一方、S180では、スリープの条件が満たされたので、GW3をスリープし、一旦本処理を終了する。
<ECU側の処理>
次に、ECU7のECU制御部21のマイコンが実行する処理について説明する。
図8に示すように、S200にて、ウェイクアップフレームの送信タイミングか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS210に進み、一方否定判断されると待機する。
S210では、ウェイクアップフレームの送信タイミングであるので、ECU7が接続されたバス5に対してウェイクアップフレームを送信する。
続くS220では、一定時間にわたり、バス5からウェイクアップフレームを受信する。
この受信したウェイクアップフレームには、ECU7のグループ毎のウェイクアップやスリープの情報が含まれているので、この情報に基づいて、当該ECU7自身の動作を決定することができる。
続くS230では、ECU7自身のスリープを禁止する条件が満たされているか否かを判定する。ここで肯定判断されると前記S200に戻り、前記S200~S220の動作を繰り返し、一方否定判断されるとS240に進む。
なお、ECU7のスリープを禁止する条件としては、一定時間内に受信したウェイクアップフレームのウェイクアップパターンの情報を集約した結果がゼロ(即ち「0000 0000」)ではないという条件が挙げられる。つまり、ゼロであればスリープの条件が満たされたとみなすことができる。
一方、S240では、スリープの条件が満たされたので、ECU7をスリープし、一旦本処理を終了する。なお、ECU7をスリープする場合には、予めウェイクアップする条件を設定しておく。
[1-7.効果]
上記第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1a)本第1実施形態では、GW3において、各バス5から複数のウェイクアップフレームを受信した場合には、当該複数のウェイクアップフレームをそのまま他の5に送信するのではなく、複数のウェイクアップフレームに含まれる動作モードを示す情報を集約する。
つまり、送受信すべき所定の情報である送受信の目的とする各ECU7の必要な動作モードの情報を含み且つウェイクアップパターンの数を少なくするように、動作モードを示す情報を集約して、ウェイクアップパターンを求める。そして、このように情報を集約したウェイクアップパターンを用いて、送信用のウェイクアップフレームを作製する。
そのため、このように情報が集約されたウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを、送信先の各バス5に対して送信する場合には、情報を集約しない状態で各ウェイクアップフレームを送信する場合に比べて、通信量を低減することができる。その結果、バス5における通信の負荷(即ち、バス負荷)を抑制することができる。
(1b)本第1実施形態では、任意のバス5に複数のECU7が接続されている場合に、複数のECU7からバス5及びGW通信部15を介してそれぞれウェイクアップフレームを受信したときには、その複数のウェイクアップフレームに含まれる動作モードを示す情報を集約して、各GW通信部15に対応したポート用のウェイクアップパターンを求める。
このように、各GW通信部15に対応して、それぞれ集約したポート用のウェイクアップパターンを作製する場合には、集約しない場合に比べて、各GW通信部15から送信する送信用のウェイクアップフレームの数を少なくすることができる。よって、送信用のウェイクアップパターンを送信する際のバス負荷を低減できる。
(1c)本第1実施形態では、任意のGW通信部15から送信する送信用のウェイクアップフレームを作製する場合には、そのGW通信部15に対応したポート用のウェイクアップパターンを除いて集約を行って、送信用のウェイクアップフレームに用いられるウェイクアップパターンを求める。
これにより、情報を処理する際の負担を軽減することができる。
(1d)本第1実施形態では、任意のGW通信部15から送信する送信用のウェイクアップフレームを作製する場合に、そのGW通信部15以外に他に複数のGW通信部15があるときには、他の複数のGW通信部15に対応したポート用のウェイクアップパターンに含まれる動作モードを示す情報を集約して、送信用のウェイクアップフレームに用いられるウェイクアップパターンを求める。
これにより、情報を処理する際の負担を軽減することができる。なお、他の複数のGW通信部15に対応した各ポート用のウェイクアップパターンとしては、複数のECU7が接続されたバス5に対応して集約されたポート用のウェイクアップパターンや、1個のECU7が接続されたバス5に対応して集約されないポート用のウェイクアップパターンがある。
(1e)本第1実施形態では、複数のウェイクアップフレームに含まれる動作モードを示す情報の集約を行う場合には、動作モードを示す情報の論理和をとるように構成されている。
これにより、送受信の目的とする動作モードの情報(即ち、必要な動作モードの情報)を含むようにして、容易に情報の集約を行うことができる。
(1f)本第1実施形態では、送信用のウェイクアップフレームを受信したECU7は、その受信したウェイクアップフレームに含まれる動作モードを示す情報に基づいて、自身の状態を判断することができる。
(1g)本第1実施形態では、ウェイクアップフレームには、ECU7が含まれるグループ毎に、当該ECU7の動作モードを示す情報が記憶されている。
従って、このウェイクアップフレームを送受信することにより、グループ全体の動作モードを指定することができる。
[1-8.文言の対応関係]
本第1実施形態と本開示との関係において、通信システム1が通信システムに対応し、GW3が中継装置に対応し、バス5がバスに対応し、ECU7が通信装置に対応している。また、GW制御部11及びその処理(S100、S130)が情報集約部に対応し、GW制御部11及びその処理(S130)がフレーム作製部に対応する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本第2実施形態では、第1実施形態とは、主として、複数のゲートウェイ装置(即ち、GW)がバックボーン回線を介して接続されている点が異なるので、異なる点を中心に説明する。
[2-1.通信システム]
図9に示すように、本第2実施形態における通信システム31は、複数のGW33と、各GW33に接続された複数のバス35と、各バス35に接続された複数のECU37と、を備える。
GW33は、第1GW33aと第2GW33bと第3GW33cとを備える。なお、各GW33は、基本的には、第1実施形態のGW3と同様である。
第1GW33aは、第1GW制御部41aと第1GW記憶部43aとを備え、第2GW33bは、第2GW制御部41bと第2GW記憶部43bとを備え、第3GW33cは、第3GW制御部41cと第3GW記憶部43cとを備える。なお、各制御部41a~41cや各記憶部43a~43cは、第1実施形態のGW制御部11やGW記憶部13と同様である。
また、各GW33は、それぞれGW通信部45を備える。つまり、第1GW33aは、第1aGW通信部45aと第1bGW通信部45bとを備え、第2GW33bは、第2GW通信部45cを備え、第3GW33cは、第3aGW通信部45dと第3bGW通信部45eと第3cGW通信部45fとを備える。なお、各GW通信部45は、第1実施形態のGW通信部15と同様である。
前記バス35のうち、第1~第3バス35a~35cには、それぞれ複数のECU37が接続されている。例えば、第1バス35aには、第1ECU37aと第2ECU37bと第3ECU37cとが接続され、第2バス35bには、第4ECU37dと第5ECU37eと第6ECU37fとが接続され、第3バス35cには、第7ECU37gと第8ECU37hと第9ECU37iとが接続されている。
第1バス35aは、第1aGW通信部45aに接続され、第2バス35bは、第3aGW通信部45dに接続され、第3バス35cは、第3bGW通信部45eに接続されている。
なお、各ECU37の構成は、第1実施形態のECU7と同様であり、それぞれ、第1~第9ECU制御部47a~47iと第1~第9ECU通信部49a~49iを備えている。
また、前記バス35のうち、第4バス35dは、GW33同士を接続するバックボーン回線である。このバックボーン回線は、第1bGW通信部45bと第2GW通信部45cと第3cGW通信部45fとを接続している。なお、バックボーン回線は、第1~第3バス35a~35cのようなローカル回線に比べて通信能力が高い(例えば、単位時間当たりの通信量の上限が大きな)バスである。
なお、通信システム1における送信は、ブロードキャストにて行われる。
[2-2.情報の集約や送受信の方法]
次に、情報の集約やフレームの送受信の方法について説明する。
<受信の場合>
例えば、第1aGW通信部45aが、第1ECU37aから「1000 1000」のWUパターンを有する第1WUFを受信し、第2ECU37bから「1000 0001」のWUパターンを有する第2WUFを受信し、第3ECU37cから「1110 1001」のWUパターンを有する第1WUFを受信した場合を例に挙げる。
この場合には、第1実施形態と同様なORによる集約により、第1aGW通信部45aに対応した、「1110 1001」のポート用のウェイクアップパターンが作製される。なお、各ポートに対応したウェイクアップパターンは、「受信」の位置に記載してある。
なお、同様にして、例えば、第3aGW通信部45dに対応して、集約によって、例えば「0010 0100」のウェイクアップパターンが作製され、第3bGW通信部45eに対応して、集約によって、例えば「0000 0000」のウェイクアップパターンが作製される。
<送信の場合>
例えば、第1GW33aの第1bGW通信部45bから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、第1aGW通信部45aにて受信した複数のウェイクアップフレームの情報を集約することによって得られた「1110 1001」のポート用のウェイクアップパターンを用いる。
つまり、前記ポート用のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを作製し、その送信用のウェイクアップフレームを、バックボーン回線である第4バス35dに出力(即ち、送信)する。なお、本第2実施形態における送信はブロードキャストである。
一方、第1GW33aの第1aGW通信部45aから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、第1bGW通信部45bにて受信した複数のウェイクアップフレームの情報を集約することによって得られた、例えば「0010 0100」のポート用のウェイクアップパターンを用いる。
つまり、このポート用のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを作製し、その送信用のウェイクアップフレームを、ローカル回線である第1バス35aに送信する。
また、第2GW33bの第2GW通信部45cから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、例えば、「0010 0100」のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを、バックボーン回線である第4バス35dに送信する。
第1bGW通信部45b及び第2GW通信部45cから送信されたウェイクアップフレームは、第3cGW通信部45fにて受信される。従って、第3GW33cでは、第3cGW通信部45fに対応したポート用のウェイクアップパターンが集約によって作製される。なお、ここでは、第3cGW通信部45fに対応したポート用のウェイクアップパターンは「1110 1101」である。
さらに、第3GW33cの第3aGW通信部45dから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、第3aGW通信部45d自身以外の第3bGW通信部45e及び第3cGW通信部45fにて受信した複数のウェイクアップフレームから得られた各ポート用のウェイクアップパターンの情報を集約する。
ここでは、第3bGW通信部45eに対応したポート用のウェイクアップパターンは「0000 0000」であり、第3cGW通信部45fに対応したポート用のウェイクアップパターンは「1110 1101」であるので、それらのORをとると、集約後のウェイクアップパターンは「1110 1101」となる。
従って、第3aGW通信部45dから、この集約後のウェイクアップパターンを含むウェイクアップフレームを第2バス35bに送信する。
第3bGW通信部45eから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、第3bGW通信部45e自身以外の第3aGW通信部45d及び第3cGW通信部45fにて受信した複数のウェイクアップフレームから得られた各ポート用のウェイクアップパターンの情報を集約する。
ここでは、第3aGW通信部45dに対応したポート用のウェイクアップパターンは「0010 0100」であり、第3cGW通信部45fに対応したポート用のウェイクアップパターンは「1110 1101」であるので、それらのORをとると、集約後のウェイクアップパターンは「1110 1101」となる。
従って、第3bGW通信部45fから、この集約後のウェイクアップパターンを含むウェイクアップフレームを第3バス35cに送信する。
第3cGW通信部45fから、ウェイクアップフレームを送信する場合には、通信性能の高いバックボーン回線にウェイクアップフレームを送信するので、上述したような各ポート用のウェイクアップパターン同士の情報の集約は不要である。
つまり、第3cGW通信部45fからは、第3aGW通信部45dに対応したポート用のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームと、第3bGW通信部45eに対応したポート用のウェイクアップパターンを含むウェイクアップフレームとを、それぞれ送信する。
なお、ここでは、第3bGW通信部45eに対応したポート用のウェイクアップパターンは、「0000 0000」であるので、このポート用のウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームの送信は行わない。
一方、上述した方法とは別に、第3cGW通信部45fに関連した処理として、各ポート用のウェイクアップパターンの情報の集約を行い、その集約したウェイクアップパターンを含む送信用のウェイクアップフレームを送信するようにしてもよい。
この場合は、第3cGW通信部45f自身以外の第3aGW通信部45d及び第3bGW通信部45eにて受信した複数のウェイクアップフレームから得られた各ポート用のウェイクアップパターンの情報を集約する。
ここでは、第3aGW通信部45dに対応したポート用のウェイクアップパターンは「0010 0100」であり、第3bGW通信部45eに対応したポート用のウェイクアップパターンは「0000 0000」であるので、それらのORをとると、集約後のウェイクアップパターンは「0010 0100」となる。
従って、この場合は、第3cGW通信部45fから、この集約後のウェイクアップパターンを含むウェイクアップフレームを第4バス35dに送信する。
[2-3.処理]
次に、GW33のマイコンが実行する処理について説明する。
本処理は、GW33において、ウェイクアップフレームを送受信する際の処理である。
図10に示すように、S300にて、各バス35が接続された各GW通信部45を介して、各ECU37から送信されたウェイクアップフレームや、各GW33から送信されたウェイクアップフレームを受信する。
続くS310では、例えばバス35がローカル回線の場合には、ローカル回線が接続された各GW通信部45毎に、各GW通信部45に一定時間内に各ECU37から受信した複数のウェイクアップフレームに含まれるウェイクアップやスリープを示す情報について、ORをとって集約し、ポート用のウェイクアップパターンを作製する。
また、例えばバス35がバックボーン回線の場合には、バックボーン回路が接続された各GW通信部45毎に、各GW通信部45に一定時間内に他のGW33から受信した複数のウェイクアップフレームのウェイクアップパターンの情報を集約して、ポート用のウェイクアップパターンを作製する。
続くS320では、上述したようにして求めたポート用のウェイクアップパターンを用いて、各GW通信部45に対応して、各GW通信部45から送信するための送信用のウェイクアップフレームを作製する。
例えば、上述したように、ローカル回線にウェイクアップフレームを送信する場合には、送信するGW通信部45自身以外の各GW通信部45に対応した各ポート用のウェイクアップフレームの情報を集約して、送信用のウェイクアップフレームを作製する。
一方、バックボーン回線にウェイクアップフレームを送信する場合には、上述した集約を行うことなく、送信するGW通信部45自身以外の各GW通信部45に対応した各ポート用のウェイクアップフレームを用いて、各GW通信部45に対応した送信用のウェイクアップフレームをそれぞれ作製する。
続くS330では、送信用のウェイクアップフレームの転送タイミング(即ち、送信タイミング)か否かを判定する。ここで肯定判断されるとS340に進み、一方否定判断されると前記S300に戻る。なお、送信タイミングとしては、第1実施形態と同様な内容を採用できる。
S340では、送信タイミングであるので、各GW通信部45から、それぞれ各GW通信部45に対応した各送信用のウェイクアップフレームを、各バス35に対して送信する。
例えば、ローカル回線にウェイクアップフレームを送信する場合には、送信するGW通信部45自身以外の各GW通信部45に対応した各ポート用のウェイクアップフレームの情報を集約したウェイクアップフレームを含む送信用のウェイクアップフレームを送信する。
一方、バックボーン回線にウェイクアップフレームを送信する場合には、送信するGW通信部45自身以外の各GW通信部45に対応した各ポート用のウェイクアップフレームを含む各送信用のウェイクアップフレームをそれぞれ送信する。
続くS350では、GW自身のスリープ(即ち、低消費電力モード)を禁止する条件が満たされているか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS360に進み、一方否定判断されるとS370に進む。
なお、GW33のスリープを禁止する条件としては、第1実施形態と同様な内容を採用できる。
S360では、GW33はスリープではないので、第1実施形態と同様に、レジスタ値を初期化し、前記S300に戻る。
一方、S370では、スリープの条件が満たされたので、GW33をスリープし、一旦本処理を終了する。
なお、各ECU37における処理は、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
本第2実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3a)本開示では、通信システムに複数のECUの複数のGWを用いた例を挙げたが、通信システムに用いられるECUやGWの個数については、特に制限はない。
(3b)本開示に記載のGW制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
あるいは、本開示に記載のGW制御部およびその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
もしくは、本開示に記載のGW制御部およびその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。
また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。制御部に
含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
(3c)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。
(3d)上述した制御部の他、当該GW制御部を構成要素とするシステム、当該GW制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移有形記録媒体、制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1、31:通信システム、3、33:GW、5、35:バス、7、37:ECU、11、41:GW制御部、13、43:GW記憶部、15、45:GW通信部

Claims (8)

  1. 通信フレームの送受信を行う通信システム(1)に用いられる中継装置(3)であって、
    前記通信システムは、
    前記通信フレームの通信路である複数のバス(5)と、
    前記複数のバスの各バス毎に1又は複数個接続された通信装置(7)であって、自身のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを切り替え可能な通信装置と、
    前記複数のバスの各バスがそれぞれ各ポート(15)に接続されるとともに、前記複数のバス間にて前記通信フレームの送受信が可能な前記中継装置と、
    を備え、
    前記通信フレームとして、前記通信装置の前記ウェイクアップ状態と前記スリープ状態との動作モードを示す情報を含むウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレームを用いて通信を行う構成を有し、
    前記中継装置は、
    前記複数のバスにそれぞれ接続された前記1又は複数の通信装置から、前記各バスが接続された前記各ポートを介して、複数の前記ウェイクアップフレームを受信した場合には、当該複数のウェイクアップフレームの前記各ウェイクアップパターンに含まれる前記動作モードを示す情報を、送受信すべき所定の前記情報を含み且つ前記ウェイクアップパターンの数を少なくするように集約して、前記ウェイクアップパターンを求めるように構成された情報集約部(11、S100、S130)と、
    前記情報を集約した前記ウェイクアップパターンを用いて、前記各ポートから前記各バスに送信するための送信用のウェイクアップフレームを作製するように構成されたフレーム作製部(11、S130)と、
    を備えた、
    中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    任意の前記バスに複数の通信装置が接続されている場合に、当該複数の通信装置から前記バス及び前記ポートを介してそれぞれ前記ウェイクアップフレームを受信したときには、当該複数のウェイクアップフレームに含まれる前記動作モードを示す情報について前記集約を行って、前記ポートに対応したポート用のウェイクアップパターンを求めるように構成された、
    中継装置。
  3. 請求項2に記載の中継装置であって、
    任意の前記ポートから送信する前記送信用のウェイクアップフレームを作製する場合には、前記任意のポートに対応した前記ポート用のウェイクアップパターンを除いて前記集約を行って、前記送信用のウェイクアップフレームに用いられるウェイクアップパターンを求めるように構成された、
    中継装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の中継装置であって、
    任意の前記ポートから送信する前記送信用のウェイクアップフレームを作製する場合に、前記任意のポート以外に他に複数の前記ポートがあるときには、当該他の複数のポートに対応した前記ポート用のウェイクアップフレームに含まれる前記動作モードを示す情報について前記集約を行って、前記送信用のウェイクアップフレームに用いられるウェイクアップパターンを求めるように構成された、
    中継装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の中継装置であって、
    前記複数のウェイクアップフレームに含まれる前記動作モードを示す情報について前記集約を行う場合には、前記動作モードを示す情報の論理和をとるように構成された、
    中継装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の中継装置であって、
    前記中継装置の前記ポートにはバックボーン回線が接続されており、
    前記中継装置の任意の前記ポートから前記バックボーン回線に対して前記送信用のウェイクアップフレームを送信する場合には、前記任意のポート以外の他の前記ポート毎にそれぞれ前記動作モードを示す情報が集約された前記ウェイクアップパターンを含む前記各送信用のウェイクアップフレームを作製し、当該各送信用のウェイクアップフレームを前記任意のポートからそれぞれ送信するように構成された、
    中継装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の中継装置であって、
    前記送信用のウェイクアップフレームを受信した前記通信装置は、当該受信したウェイクアップフレームに含まれる前記動作モードを示す情報に基づいて、自身の状態を判断するように構成された、
    中継装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに1項に記載の中継装置であって、
    前記ウェイクアップフレームには、前記通信装置が含まれるグループ毎に、当該通信装置の前記動作モードを示す情報が記憶されている、
    中継装置。
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