JP7459881B2 - 管理装置、車載システム、通信管理方法および通信管理プログラム - Google Patents

管理装置、車載システム、通信管理方法および通信管理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、管理装置、車載システム、車両、通信管理方法および通信管理プログラムに関する。
この出願は、2019年10月25日に出願された日本出願特願2019-194635号を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。
特許文献1(国際公開第2012/063334号)には、以下のようなメモリ制御装置が開示されている。すなわち、メモリ制御装置は、電子計算機とI/O装置が接続され、前記電子計算機のメモリの特定領域をページに分割し、分割されたページごとにメモリ書き込みの有無を記憶するためのdirty bit配列と、I/O装置からの電子計算機のメモリに対するメモリ書き込みを監視するメモリ書き込み監視機構を有し、前記監視機構によって、前記メモリの特定領域に対するI/O装置からのメモリ書き込みが観測された時に、メモリ書き込みのアドレスからメモリ書き込みの行われたページを決定し、前記dirty bit配列に前記ページに対するメモリ書き込みがあったことを記録する。
国際公開第2012/063334号
本開示の管理装置は、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置であって、前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部とを備える。
本開示の車載システムは、車両に搭載される複数の機能部と、前記複数の機能部を含む車載ネットワークに用いられる管理装置とを含み、前記管理装置は、前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各前記論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の前記機能部へ送信し、前記機能部は、前記管理装置から受信した前記帯域設定情報に従って、前記各論理経路の伝送帯域を変更する。
本開示の通信管理方法は、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置における通信管理方法であって、前記車両の状態を示す状態情報を取得するステップと、取得した前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更するステップとを含む。
本開示の通信管理プログラムは、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置において用いられる通信管理プログラムであって、コンピュータを、前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部、として機能させるためのプログラムである。
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える管理装置として実現され得るだけでなく、管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。また、本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載システムとして実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現され得たり、車載システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、車載システムにおける処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現され得る。
図1は、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、本開示の実施の形態に係る車載システムの構成の一例を示す図である。 図3は、本開示の実施の形態に係る車両制御装置の構成の一例を示す図である。 図4は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。 図5は、本開示の実施の形態に係る車両制御装置における記憶部が記憶するパターンテーブルの一例を示す図である。 図6は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。 図7は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。 図8は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。 図9は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。 図10は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。 図11は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。 図12は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。 図13は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおいて車両制御装置が論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。 図14は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおいて車両制御装置が論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する際の動作手順の他の例を定めたフローチャートである。 図15は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの一例を示す図である。 図16は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの他の例を示す図である。 図17は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの他の例を示す図である。
従来、特定のサーバのハイパーバイザ上で動作するゲストOS(Operating System)を、当該ゲストOSの動作を停止させることなく、ネットワーク経由で他のサーバのハイパーバイザ上に移動させる技術、いわゆるライブマイグレーションが知られている。たとえば、システム全体の処理負荷が小さいときに、ライブマイグレーションを用いて複数のゲストOSを1台の物理マシンのハイパーバイザ上に集約し、当該物理マシン以外の他の物理マシンの動作を停止させることにより、システム全体の消費電力を削減することができる。
[本開示が解決しようとする課題]
たとえば、車載ネットワークにおいて、大容量のデータを効率的に伝送することができれば、車載ネットワーク内の各ECU(Electronic Control Unit)の負荷軽減等の観点から有効である。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことが可能な管理装置、車載システム、車両、通信管理方法および通信管理プログラムを提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の実施の形態に係る管理装置は、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置であって、前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部とを備える。
このように、車両の状態に応じて機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する構成により、たとえば、車載ネットワークにおいて、車両の状態ごとに行われる通信の内容に応じて、機能部間の論理経路に伝送帯域をより適切に割り当てることができる。これにより、たとえば、伝送すべきデータ量が小さい論理経路の伝送帯域を小さく設定する一方で、伝送すべきデータ量が大きい論理経路の伝送帯域を大きく設定することにより、たとえば大容量のデータをより効率的に伝送することができる。したがって、本開示の実施の形態に係る車両制御装置では、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
(2)好ましくは、前記管理装置は、さらに、前記車両の状態ごとの各前記論理経路の伝送帯域の割り当てパターンを記憶する記憶部を備え、前記割り当て部は、前記車両の状態に対応する前記割り当てパターンに従って、前記機能部間における前記各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
このような構成により、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を、簡易な処理で決定することができる。
(3)好ましくは、前記管理装置は、さらに、前記車載ネットワークの構成に関する構成情報を取得する構成情報取得部を備え、前記割り当て部は、前記構成情報取得部によって取得された前記構成情報、および前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に基づいて、前記機能部間における各前記論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
このような構成により、現在の車載ネットワークの構成を考慮して各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定することができる。たとえば、車載ネットワークに新たな機能部が追加されることにより車載ネットワークの構成が変更された場合、変更後の車載ネットワークの構成を考慮して伝送帯域の割り当て内容を決定することができる。
(4)より好ましくは、前記構成情報取得部は、前記車両の状態の遷移に応じて、前記車両の状態ごとの、前記機能部間における通信に必要な帯域を示す必要帯域情報を前記構成情報として取得し、前記割り当て部は、前記構成情報取得部によって取得された前記必要帯域情報、および前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に基づいて、前記機能部間における前記各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
このような構成により、車両の状態に応じた、機能部間における通信に必要な帯域の情報を用いて、各論理経路の伝送帯域のより適切な割り当て内容を決定することができる。
(5)好ましくは、前記複数の論理経路のうちの第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、前記複数の論理経路のうちの第2の論理経路は、物理的な伝送経路である前記第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている。
このような構成により、より多様な車載ネットワークにおいて、より効率的なデータ伝送を実現することができる。
(6)好ましくは、前記割り当て部は、すべての前記論理経路にゼロより大きい伝送帯域を割り当てる。
このような構成により、たとえば、すべての論理経路において、車両の状態に関わらず定期的に行うべき通信のための最低限の伝送帯域を確保することができる。
(7)本開示の実施の形態に係る車載システムは、車両に搭載される複数の機能部と、前記複数の機能部を含む車載ネットワークに用いられる管理装置とを含み、前記管理装置は、前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各前記論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の前記機能部へ送信し、前記機能部は、前記管理装置から受信した前記帯域設定情報に従って、前記各論理経路の伝送帯域を変更する。
このように、車両の状態に応じて機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する構成により、たとえば、車載ネットワークにおいて、車両の状態ごとに行われる通信の内容に応じて、機能部間の論理経路に伝送帯域をより適切に割り当てることができる。これにより、たとえば、伝送すべきデータ量が小さい論理経路の伝送帯域を小さく設定する一方で、伝送すべきデータ量が大きい論理経路の伝送帯域を大きく設定することにより、たとえば大容量のデータをより効率的に伝送することができる。したがって、本開示の実施の形態に係る車載システムでは、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
(8)本開示の実施の形態に係る車両は、前記車載システムを備える。
このような構成により、車載システムを備える車両において、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
(9)本開示の実施の形態に係る通信管理方法は、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置における通信管理方法であって、前記車両の状態を示す状態情報を取得するステップと、取得した前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更するステップとを含む。
このように、車両の状態に応じて機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する方法により、たとえば、車載ネットワークにおいて、車両の状態ごとに行われる通信の内容に応じて、機能部間の論理経路に伝送帯域をより適切に割り当てることができる。これにより、たとえば、伝送すべきデータ量が小さい論理経路の伝送帯域を小さく設定する一方で、伝送すべきデータ量が大きい論理経路の伝送帯域を大きく設定することにより、たとえば大容量のデータをより効率的に伝送することができる。したがって、本開示の実施の形態に係る通信管理方法では、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
(10)本開示の実施の形態に係る通信管理プログラムは、車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置において用いられる通信管理プログラムであって、コンピュータを、前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部、として機能させるためのプログラムである。
このように、車両の状態に応じて機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する構成により、たとえば、車載ネットワークにおいて、車両の状態ごとに行われる通信の内容に応じて、機能部間の論理経路に伝送帯域をより適切に割り当てることができる。これにより、たとえば、伝送すべきデータ量が小さい論理経路の伝送帯域を小さく設定する一方で、伝送すべきデータ量が大きい論理経路の伝送帯域を大きく設定することにより、たとえば大容量のデータをより効率的に伝送することができる。したがって、本開示の実施の形態に係る通信管理プログラムでは、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[車両通信システム]
図1は、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、通信システム400は、サーバ180と、1または複数の車載システム300とを備える。車載システム300は、車両1に搭載される。
図2は、本開示の実施の形態に係る車載システムの構成の一例を示す図である。
図2を参照して、車載システム300は、複数の車載ECU111と、中継装置211A,211Bと、車両制御装置100とを備える。車載ECU111および中継装置211A,211Bは、車載装置の一例である。また、車両制御装置100は、管理装置の一例である。
具体的には、車載システム300は、車載ECU111として、車載ECU111A~111Gを備える。以下、中継装置211A,211Bの各々を中継装置211とも称する。
車載ECU111は、アプリケーション112を含む。より詳細には、アプリケーション112として、車載ECU111Aはアプリケーション112Aを含み、車載ECU111Bはアプリケーション112Bを含み、車載ECU111Cはアプリケーション112Cを含み、車載ECU111Dはアプリケーション112Dを含み、車載ECU111Eはアプリケーション112Eを含み、車載ECU111Fはアプリケーション112Fを含み、車載ECU111Gはアプリケーション112Gを含む。
中継装置211は、アプリケーション212を含む。より詳細には、アプリケーション212として、中継装置211Aはアプリケーション212Aを含み、中継装置211Bはアプリケーション212Bを含む。
車載ECU111A~111Gおよび中継装置211A,211Bは、車載ネットワーク12を構成する。車両制御装置100は、車載ネットワーク12に用いられる。
車載ECU111、中継装置211、アプリケーション112およびアプリケーション212は、車載ネットワーク12における機能部すなわちオブジェクトのうち、車両1に搭載される機能部の一例である。
なお、車載システム300は、7つの車載ECU111を備える構成に限らず、6つ以下または8つ以上の車載ECU111を備える構成であってもよい。また、車載システム300は、1つの車載ECU111に1つのアプリケーション112が設けられる構成に限らず、1つの車載ECU111に2つ以上のアプリケーション112が設けられる構成であってもよい。
また、車載システム300は、2つの中継装置211を備える構成に限らず、1つまたは3つ以上の中継装置211を備える構成であってもよい。また、車載システム300は、1つの中継装置211に1つのアプリケーション212が設けられる構成に限らず、1つの中継装置211に2つ以上のアプリケーション212が設けられる構成であってもよい。
また、車載ネットワーク12は、車両1の外部における外部装置および当該外部装置に設けられるアプリケーションを、機能部すなわちオブジェクトとして含んでもよい。
車載ECU111は、たとえば、TCU(Telematics Communication Unit)、自動運転ECU、エンジンECU、センサ、ナビゲーション装置、ヒューマンマシンインタフェース、カメラおよびOTA(Over The Air)マスタ等である。
この例では、車載ECU111A,111B,111C,111D,111E,111F,111Gは、それぞれTCU、自動運転ECU、OTAマスタ、エンジンECU、吸気圧センサ、水温センサ、温度センサである。
以下、車載ECU111A,111B,111C,111D,111E,111F,111Gを、それぞれTCU111A、エンジンECU111B、OTAマスタ111C、自動運転ECU111D、吸気圧センサ111E、水温センサ111F、温度センサ111Gとも称する。
車載ネットワーク12において、車両制御装置100および車載ECU111は、たとえばイーサネット(登録商標)ケーブルを介して中継装置211に接続される。
より詳細には、車両制御装置100は、イーサネットケーブル11Aを介して中継装置211Aに接続される。TCU111Aは、イーサネットケーブル11Bを介して中継装置211Aに接続される。エンジンECU111Bは、イーサネットケーブル11Cを介して中継装置211Aに接続される。OTAマスタ111Cは、イーサネットケーブル11Dを介して中継装置211Aに接続される。自動運転ECU111Dは、イーサネットケーブル11Eを介して中継装置211Aに接続されるとともに、イーサネットケーブル11Fを介して中継装置211Bに接続される。吸気圧センサ111Eは、イーサネットケーブル11Gを介して中継装置211Bに接続される。水温センサ111Fは、イーサネットケーブル11Hを介して中継装置211Bに接続される。温度センサ111Gは、イーサネットケーブル11Jを介して中継装置211Bに接続される。
中継装置211Aおよび中継装置211Bは、イーサネットケーブル11Kを介して互いに接続される。
中継装置211は、たとえば、ゲートウェイ装置であり、自己に接続される複数の車載ECU111間のデータを中継可能である。中継装置211は、たとえば、レイヤ2、およびレイヤ2よりも上位のレイヤ3に従って中継処理を行うことが可能であり、たとえば、同じVLANに属する車載ECU111間のフレームの中継処理および異なるVLANに属する車載ECU111間のフレームの中継処理を行う。
中継装置211は、イーサネットの通信規格に従って、イーサネットフレームの中継処理を行う。具体的には、中継装置211は、たとえば、車載ECU111間でやり取りされるイーサネットフレームを中継する。イーサネットフレームには、IPパケットが格納される。
なお、車載システム300では、イーサネットの通信規格に従ってイーサネットフレームの中継が行われる構成に限らず、たとえば、CAN(Controller Area Network)(登録商標)、FlexRay(登録商標)、MOST(Media Oriented Systems Transport)(登録商標)およびLIN(Local Interconnect Network)等の通信規格に従ってデータの中継が行われる構成であってもよい。
図1および図2を参照して、TCU111Aは、サーバ180と通信を行うことが可能である。詳細には、TCU111Aは、たとえば、IPパケットを用いて無線基地局装置161経由でサーバ180と通信することが可能である。
より詳細には、TCU111Aは、たとえば、LTE(Long Term Evolution)または3G等の通信規格に従って、無線基地局装置161と無線通信を行うことが可能である。
具体的には、無線基地局装置161は、サーバ180から外部ネットワーク170経由でIPパケットを受信すると、受信したIPパケットを無線信号に含めてTCU111Aへ送信する。
TCU111Aは、たとえば、サーバ180からのIPパケットを含む無線信号を無線基地局装置161から受信すると、受信した無線信号からIPパケットを取得し、取得したIPパケットをイーサネットフレームに格納して中継装置211Aへ送信する。
また、TCU111Aは、中継装置211Aからイーサネットフレームを受信すると、受信したイーサネットフレームからIPパケットを取得し、取得したIPパケットを無線信号に含めて無線基地局装置161へ送信する。
無線基地局装置161は、TCU111Aから無線信号を受信すると、受信した無線信号からIPパケットを取得し、取得したIPパケットを外部ネットワーク170経由でサーバ180へ送信する。
エンジンECU111Bは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。エンジンECU111Bは、たとえば車両1におけるエンジンを制御する。より詳細には、エンジンECU111Bは、たとえば、エンジンの回転数、車両1の車速、エンジンの軸トルク、トランスミッションの状態、スロットルバルブの状態、および各センサの計測値等を示す情報を取得し、取得した情報に基づいてエンジンを制御する。
エンジンECU111Bは、定期的または不定期に、エンジンの動作状態を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
たとえば、エンジンECU111Bは、エンジンの動作状態の切り替えを行うと、動作状態の切り替えを行った旨を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
具体的には、エンジンECU111Bは、エンジンを駆動状態から停止状態に切り替えると、エンジンを停止状態に切り替えた旨を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信し、エンジンを停止状態から駆動状態に切り替えると、エンジンを駆動状態に切り替えた旨を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
OTAマスタ111Cは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。OTAマスタ111Cは、たとえば、TCU111Aおよび中継装置211A経由でサーバ180から車載ECU111の更新プログラムを受信し、受信した更新プログラムを更新対象の車載ECU111へ送信する。
OTAマスタ111Cは、TCU111Aおよび中継装置211A経由でサーバ180から車載ECU111の更新プログラムを受信すると、更新対象の車載ECU111への更新プログラムの伝送に必要な伝送帯域を示す要求帯域情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
自動運転ECU111Dは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。自動運転ECU111Dは、たとえば、センサからの計測情報に基づいて、車両1の走行状況の検知、および検知結果に基づく自動運転制御を行う。
自動運転ECU111Dは、定期的または不定期に、現在の運転モードを示すモード情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
たとえば、自動運転ECU111Dは、車両1のユーザによる操作に従って、自動運転モードから手動運転モードへの切り替え、および手動運転モードから自動運転モードへの切り替えを行う。自動運転ECU111Dは、運転モードの切り替えを行うと、運転モードの切り替えを行った旨を示すモード情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
具体的には、自動運転ECU111Dは、自動運転モードから手動運転モードに切り替えると、手動運転モードに切り替えた旨を示すモード情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信し、手動運転モードから自動運転モードに切り替えると、自動運転モードに切り替えた旨を示すモード情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する。
吸気圧センサ111Eは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。吸気圧センサ111Eは、たとえば車両1におけるエンジンの吸気圧を定期的に測定し、測定結果を示す計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
水温センサ111Fは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。水温センサ111Fは、たとえば車両1におけるエンジン内を循環する冷却水の水温を定期的に測定し、測定結果を示す計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
温度センサ111Gは、中継装置211を介して他の車載ECU111と通信を行うことが可能である。温度センサ111Gは、たとえば車両1の外気温を定期的に測定し、測定結果を示す計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
各アプリケーション212は、たとえば、アプリケーションレイヤの処理を行うことにより、自己が搭載される中継装置211において所定の処理を行う。各アプリケーション112は、たとえば、アプリケーションレイヤの処理を行なうことにより、自己が搭載される車載ECU111において所定の処理を行う。たとえば、温度センサ111Gにおけるアプリケーション112Gは、所定周期で、車両1の外気温を示す計測情報を生成する。
[車両制御装置]
図3は、本開示の実施の形態に係る車両制御装置の構成の一例を示す図である。
図3を参照して、車両制御装置100は、状態情報取得部10と、構成情報取得部20と、割り当て部30と、記憶部40とを備える。記憶部40は、たとえばフラッシュメモリである。
状態情報取得部10、構成情報取得部20および割り当て部30は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)およびDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサによって実現される。
[状態情報取得部]
状態情報取得部10は、車両1の状態を示す状態情報を取得する。より詳細には、状態情報取得部10は、定期的または不定期に、車載ネットワーク12が搭載される車両1の状態情報を取得する。
たとえば、状態情報取得部10は、状態情報として、車両1が駐車中であるか否かを判断可能な情報を取得する。具体的には、状態情報取得部10は、状態情報として、エンジンの動作状態の切り替えを行った旨を示すエンジン情報を、中継装置211A経由でエンジンECU111Bから受信する。
あるいは、状態情報取得部10は、状態情報として、車両1の運転モードが自動運転モードおよび手動運転モードのいずれであるかを判断可能な情報を取得する。具体的には、状態情報取得部10は、状態情報として、運転モードの切り替えを行った旨を示すモード情報を、中継装置211経由で自動運転ECU111Dから受信する。
状態情報取得部10は、状態情報を受信すると、受信した状態情報を割り当て部30および構成情報取得部20へ出力する。
[構成情報取得部]
構成情報取得部20は、定期的または不定期に、車載ネットワーク12の構成に関する構成情報を取得する。
たとえば、構成情報取得部20は、車両1の状態の遷移に応じて、車両1の状態ごとの、機能部間における通信に必要な帯域を示す必要帯域情報を構成情報として取得する。より詳細には、構成情報取得部20は、状態情報取得部10から状態情報を受けると、車両1の状態が遷移したことを認識し、送信元の機能部および送信先の機能部間における通信に必要なデータ転送レートを示す必要帯域情報を取得する。
あるいは、構成情報取得部20は、構成情報として、機能部間における複数の論理経路に割り当てられている伝送帯域すなわち予約帯域を示す予約帯域情報を取得する。より詳細には、構成情報取得部20は、機能部間における複数の論理経路に設定されている現在のデータ転送レートを示す予約帯域情報を取得する。
あるいは、構成情報取得部20は、構成情報として、車載ネットワーク12における各機能部の、アプリケーションレイヤよりも下位のレイヤのネットワーク構成に関する情報を含む機能部情報をそれぞれ取得する。
具体的には、構成情報取得部20は、機能部情報として、車載ECU111および中継装置211などのハードウェア装置の仕様ならびに車載ネットワーク12のトポロジと、車載ネットワーク12におけるハードウェア装置へのアプリケーション112,212の配置に関する制約と、車載ネットワーク12における通信方式の制約とのうち、少なくともいずれか1つを認識可能な情報を取得する。
構成情報取得部20は、ハードウェア装置の仕様および車載ネットワーク12のトポロジを認識可能な情報として、たとえば、ハードウェア装置の、識別子、名称、センサ種別などを示す装置タイプ、メモリサイズ、通信プロトコルごとに設けられる物理ポート数、物理ポートの識別子、電源構成、消費電力、VLANのID、サブネットアドレスおよび機能ドメインに関する情報、ならびにハードウェア装置に搭載されるCPUまたはGPU(Graphics Processing Unit)の仕様に関する情報、ハードウェア装置間の接続関係に関する情報、ハードウェア装置間の通信の帯域幅に関する情報、および中継装置211の仕様に関する情報のうち、少なくともいずれか1種類の情報を取得する。
構成情報取得部20は、ハードウェア装置へのアプリケーション112,212の配置に関する制約を認識可能な情報として、たとえば、アプリケーション112,212の、実行に必要な演算速度、メモリ使用量、OS(Operating System)環境の制約、ならびにTCP(Transmission Control Protocol)およびUDP(User Datagram Protocol)などの通信プロトコルの制約に関する情報のうち、少なくともいずれか1種類の情報を取得する。
構成情報取得部20は、車載ネットワーク12における通信方式の制約を認識可能な情報として、アプリケーション112,212の、通信データサイズ、通信頻度、バースト送信の要否、許容される遅延時間、許容される損失量、必要とするセキュリティのレベル、動作タイミング、たとえば周期的通信か不定期通信かを示す通信タイプ、通信相手となるアプリケーション112,212の識別子、および要求応答型または出版購読型などを示すメッセージング方式、ならびにアプリケーション112,212による通信の優先度に関する情報のうち、少なくともいずれか1種類の情報を取得する。
構成情報取得部20は、上述のような構成情報の種類のうち、後述する割り当て部30における割り当て処理に必要な1または複数の種類の構成情報を特定する。以下、構成情報取得部20が特定した1または複数の種類の構成情報の各々を対象情報とも称する。
構成情報取得部20は、対象情報を送信すべき旨を示す情報要求通知を車載ネットワーク12における各機能部へ送信する。
各機能部は、構成情報取得部20から受信した情報要求通知に対する応答として、たとえば情報要求通知において指定されている種類の自己の構成情報を、構成情報取得部20へ送信する。
構成情報取得部20は、上述のように取得した構成情報を割り当て部30へ出力する。
[割り当て部]
割り当て部30は、状態情報取得部10によって取得された状態情報が示す車両1の状態に応じて、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。
より詳細には、割り当て部30は、状態情報取得部10から状態情報を受けると、機能部間における複数の論理経路にそれぞれ割り当てる伝送帯域を決定する。たとえば、割り当て部30は、すべての論理経路にゼロより大きい伝送帯域を割り当てる。
そして、割り当て部30は、決定した伝送帯域の割り当て内容を示す帯域設定情報を、1または複数の機能部へ送信する。より詳細には、割り当て部30は、伝送帯域の設定を変更すべき機能部へ選択的に帯域設定情報を送信する。
機能部は、割り当て部30から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、1または複数の論理経路の伝送帯域の設定を行い、当該論理経路を用いてデータを送信する。
具体的には、割り当て部30は、機能部間における複数の論理経路における、IEEE802.1Qavの規格に従うCBS(Credit Based Shaper)またはIEEE802.1Qbvの規格に従うTAS(Time Aware Shaper)のシェーピングレートを変更することにより、各論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。
割り当て部30は、変更後のシェーピングレートを示す帯域設定情報を、1または複数の機能部へ送信する。
機能部は、割り当て部30から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従ってシェーピングレートの設定を行うことにより、1または複数の論理経路の伝送帯域の設定を行う。
(伝送帯域の割り当て例1)
再び図2を参照して、OTAマスタ111Cは、たとえば、TCU111Aおよび中継装置211A経由でサーバ180から自動運転ECU111Dの更新プログラムを受信すると、受信した更新プログラムを中継装置211A経由で自動運転ECU111Dへ送信する。
図4は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。図4は、中継装置211Aおよび自動運転ECU111D間のイーサネットケーブル11Eにおける論理経路を示している。ここで、イーサネットケーブル11Eの伝送容量は、たとえば1000Mbpsである。
図4を参照して、中継装置211Aは、イーサネットケーブル11Eにおける論理経路P1,P2を用いて、自動運転ECU111Dへデータを送信する。
より詳細には、中継装置211Aは、論理経路P1を用いてOTAマスタ111Cからの更新プログラムを自動運転ECU111Dへ送信するとともに、論理経路P2を用いて、OTAマスタ111Cからの更新プログラム以外の、たとえばエンジンECU111Bからのデータ等を自動運転ECU111Dへ送信する。
再び図3を参照して、たとえば、割り当て部30は、状態情報取得部10から状態情報を受けると、中継装置211Aおよび自動運転ECU111D間の論理経路P1,P2にそれぞれ割り当てる伝送帯域を決定する。
たとえば、記憶部40は、車両1の状態ごとの各論理経路の伝送帯域の割り当てパターンを示すパターンテーブルを記憶する。
図5は、本開示の実施の形態に係る車両制御装置における記憶部が記憶するパターンテーブルの一例を示す図である。図5は、車両1のエンジンの動作状態ごとの論理経路P1,P2の伝送帯域の割り当てパターンを示すパターンテーブルPT1を示している。
図5を参照して、記憶部40におけるパターンテーブルPT1は、エンジンが駆動状態のときの割り当てパターンAでは、論理経路P1および論理経路P2にそれぞれ300Mbpsおよび700Mbpsの伝送帯域を割り当て、エンジンが停止状態のときの割り当てパターンBでは、論理経路P1および論理経路P2にそれぞれ900Mbpsおよび100Mbpsの伝送帯域を割り当てるべきであることを示している。
図3および図5を参照して、割り当て部30は、車両1の状態に対応する割り当てパターンに従って、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
より詳細には、割り当て部30は、状態情報取得部10経由でエンジンECU111Bからエンジン情報を受信すると、記憶部40におけるパターンテーブルPT1を参照し、エンジンの動作状態に対応する割り当てパターンに従って、論理経路P1,P2の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
具体的には、割り当て部30は、エンジンを駆動状態に切り替えた旨を示すエンジン情報を受信すると、記憶部40におけるパターンテーブルPT1を参照し、割り当てパターンAに従って、論理経路P1および論理経路P2にそれぞれ300Mbpsおよび700Mbpsの伝送帯域を割り当てることを決定する。
また、割り当て部30は、エンジンを停止状態に切り替えた旨を示すエンジン情報を受信すると、記憶部40におけるパターンテーブルPT1を参照し、割り当てパターンBに従って、論理経路P1および論理経路P2にそれぞれ900Mbpsおよび100Mbpsの伝送帯域を割り当てることを決定する。
割り当て部30は、論理経路P1,P2の伝送帯域の割り当て内容を決定すると、決定した伝送帯域を示す帯域設定情報を中継装置211Aへ送信する。
中継装置211Aは、割り当て部30から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、論理経路P1,P2の伝送帯域の設定を変更し、設定変更後の論理経路P1,P2を用いて自動運転ECU111Dへデータを送信する。
(伝送帯域の割り当て例2)
図6は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。図6は、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間のイーサネットケーブル11D,11E,11F,11Kにおける論理経路を示している。ここで、イーサネットケーブル11D,11E,11F,11Kの伝送容量は、たとえば1000Mbpsである。
図6を参照して、OTAマスタ111Cは、論理経路P31,P32からなる論理経路P3、論理経路P41,P42,P43からなる論理経路P4、および論理経路P51,P52,P53からなる論理経路P5のうちのいずれか1つを用いて、更新プログラムを自動運転ECU111Dへ送信する。
たとえば、論理経路P3,P4,P5は、中継装置211Aから中継装置211Bおよび自動運転ECU111Dへ分岐されている複数の物理的な伝送経路によって実現されている。
より詳細には、論理経路P4,P5は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている。論理経路P3は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている。
具体的には、論理経路P4,P5は、OTAマスタ111Cおよび中継装置211Aと、中継装置211Aおよび中継装置211Bと、中継装置211Bおよび自動運転ECU111Dとをそれぞれ接続するイーサネットケーブル11D,11K,11Fによって実現されている。論理経路P3は、OTAマスタ111Cおよび中継装置211Aと、中継装置211Aおよび自動運転ECU111Dとをそれぞれ接続するイーサネットケーブル11D,11Eによって実現されている。論理経路P4,P5は、第1の論理経路の一例である。論理経路P3は、第2の論理経路の一例である。イーサネットケーブル11Dは、第1の伝送経路の一例である。イーサネットケーブル11K,11Fは、第2の伝送経路の一例である。イーサネットケーブルEは、第3の伝送経路の一例である。
たとえば、構成情報取得部20は、状態情報取得部10経由でエンジンECU111Bからエンジン情報を受信すると、各機能部から構成情報を取得する。そして、構成情報取得部20は、取得した構成情報を割り当て部30へ出力する。たとえば、構成情報取得部20は、構成情報として、車載ネットワーク12における各論理経路の必要帯域情報および予約帯域情報を取得し、取得した必要帯域情報および予約帯域情報を割り当て部30へ出力する。
図7は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。図7~図12の図面中において、各論理経路の矢印内に記載されている数値は、分母が予約帯域を示しており、分子が空き帯域を示しており、単位はMbpsである。
割り当て部30は、構成情報取得部20から受けた必要帯域情報および予約帯域情報に基づいて、論理経路P31,P32からなる論理経路P3、論理経路P41,P42,P43からなる論理経路P4、および論理経路P51,P52,P53からなる論理経路P5のうち、使用可能な伝送帯域が最も大きい論理経路を特定する。
より詳細には、割り当て部30は、論理経路P3、論理経路P4および論理経路P5のうち、各機能部間の論理経路における空き帯域の最小値が最も大きい論理経路である最大論理経路を特定する。
具体的には、図7を参照して、論理経路P31の空き帯域が250Mbpsであり、論理経路P32の空き帯域が700Mbpsであることから、論理経路P3において使用可能な伝送帯域は、250Mbpsである。
また、論理経路P41の空き帯域が100Mbpsであり、論理経路P42の空き帯域が50Mbpsであり、論理経路P43の空き帯域が50Mbpsであることから、論理経路P4において使用可能な伝送帯域は、50Mbpsである。
また、論理経路P51の空き帯域が250Mbpsであり、論理経路P52の空き帯域が100Mbpsであり、論理経路P53の空き帯域が100Mbpsであることから、論理経路P5において使用可能な伝送帯域は、100Mbpsである。
したがって、割り当て部30は、現在の車両1の状態における最大論理経路として、論理経路P3を特定する。
割り当て部30は、上述のように、車両1の状態が遷移するたびに車両1の新たな状態における最大論理経路を特定する。
そして、車両1のある状態において、OTAマスタ111Cは、TCU111Aおよび中継装置211A経由でサーバ180から自動運転ECU111Dの更新プログラムを受信すると、自動運転ECU111Dへの更新プログラムの伝送に必要な伝送帯域を示す要求帯域情報を車両制御装置100へ送信する。
車両制御装置100における割り当て部30は、OTAマスタ111Cから受信した要求帯域情報が示す伝送帯域と、現在の車両1の状態における最大論理経路である論理経路P3において使用可能な伝送帯域とを比較し、論理経路P3において使用可能な伝送帯域が、要求帯域情報が示す伝送帯域よりも大きい場合、論理経路P3を用いて通信を行うべき旨を示す選択経路情報をOTAマスタ111Cへ送信する。
OTAマスタ111Cは、割り当て部30から選択経路情報を受信すると、受信した選択経路情報に従って、論理経路P3を用いて更新プログラムを自動運転ECU111Dへ送信する。
一方、車両制御装置100における割り当て部30は、OTAマスタ111Cから受信した要求帯域情報が示す伝送帯域と、論理経路P3において使用可能な伝送帯域とを比較し、論理経路P3において使用可能な伝送帯域が、要求帯域情報が示す伝送帯域よりも小さい場合、論理経路P3,P4,P5の伝送帯域の割り当てを変更する。
たとえば、割り当て部30は、構成情報取得部20によって取得された構成情報たとえば必要帯域情報、および状態情報取得部10によって取得された状態情報に基づいて、機能部間における論理経路P3,P4,P5の伝送帯域の割り当て内容を決定する。
図8は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。
たとえば、割り当て部30は、現在の車両1の状態における最大論理経路である論理経路P3において使用可能な伝送帯域が、OTAマスタ111Cから受信した要求帯域情報が示す伝送帯域よりも大きくなるように、論理経路P3,P4,P5の伝送帯域の割り当てを変更する。
たとえば、図8を参照して、割り当て部30は、論理経路P51の予約帯域を250Mbpsから1Mbpsに変更するとともに、論理経路P31の予約帯域を500Mbpsから749Mbpsに変更する。すなわち、割り当て部30は、論理経路P51に割り当てられていた249Mbpsの伝送帯域を、論理経路P31にさらに割り当てる。
割り当て部30は、伝送帯域の割り当てを変更した後の論理経路P3において使用可能な伝送帯域が、要求帯域情報が示す伝送帯域よりも大きくなったことから、論理経路P31,P51の伝送帯域の割り当てを変更すべき旨を示す帯域設定情報をOTAマスタ111Cへ送信する。
OTAマスタ111Cは、割り当て部30から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、論理経路P31,P51の伝送帯域の設定を変更し、設定変更後の論理経路P3を用いて更新プログラムを自動運転ECU111Dへ送信する。
たとえば、OTAマスタ111Cは、自動運転ECU111Dへの更新プログラムの送信が完了すると、論理経路P31,P51の伝送帯域の設定を、変更前の状態に戻す。
(伝送帯域の割り当て例3)
ここで、車載ネットワーク12には、新たな機能部が追加される場合がある。車載ネットワーク12に新たな機能部が追加されると、たとえば、車載ECU間の各論理経路の伝送帯域の割り当てが変更される。
図9は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。図9は、車載ネットワーク12において、新たな機能部である画像センサ111Hが、イーサネットケーブル11Lを介して中継装置211Aに接続された例を示している。イーサネットケーブル11Lの伝送容量は、たとえば1000Mbpsである。
上述したように、構成情報取得部20は、状態情報取得部10から状態情報を受けると、必要帯域情報および予約帯域情報を取得して割り当て部30へ出力する。
図10は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。
割り当て部30は、構成情報取得部20から受けた必要帯域情報および予約帯域情報に基づいて、論理経路P31,P32からなる論理経路P3、論理経路P41,P42,P43からなる論理経路P4、論理経路P51,P52,P53からなる論理経路P5、および論理経路P61,P62からなる論理経路P6のうち、使用可能な伝送帯域が最も大きい論理経路を特定する。
具体的には、図10を参照して、論理経路P31の空き帯域が250Mbpsであり、論理経路P32の空き帯域が50Mbpsであることから、論理経路P3において使用可能な伝送帯域は、50Mbpsである。
また、論理経路P41の空き帯域が100Mbpsであり、論理経路P42の空き帯域が50Mbpsであり、論理経路P43の空き帯域が50Mbpsであることから、論理経路P4において使用可能な伝送帯域は、50Mbpsである。
また、論理経路P51の空き帯域が150Mbpsであり、論理経路P52の空き帯域が100Mbpsであり、論理経路P53の空き帯域が100Mbpsであることから、論理経路P5において使用可能な伝送帯域は、100Mbpsである。
また、論理経路P61の空き帯域が50Mbpsであり、論理経路P62の空き帯域が50Mbpsであることから、論理経路P6において使用可能な伝送帯域は、50Mbpsである。
したがって、割り当て部30は、現在の車両1の状態における最大論理経路として、論理経路P5を特定する。
上述したように、車両制御装置100における割り当て部30は、現在の車両1の状態における最大論理経路である論理経路P5において使用可能な伝送帯域が、OTAマスタ111Cから受信した要求帯域情報が示す伝送帯域よりも大きい場合、論理経路P5を用いて通信を行うべき旨を示す選択経路情報をOTAマスタ111Cへ送信する。
一方、車両制御装置100における割り当て部30は、論理経路P5において使用可能な伝送帯域が、要求帯域情報が示す伝送帯域よりも小さい場合、論理経路P3,P4,P5,P6の伝送帯域の割り当てを変更する。
(伝送帯域の割り当て例4)
再び図2を参照して、自動運転ECU111Dは、たとえば、中継装置211B経由で、吸気圧センサ111E、水温センサ111Fおよび温度センサ111Gから計測情報を受信する。そして、自動運転ECU111Dは、受信した計測情報に基づいて、車両1の走行状況の検知、および検知結果に基づく自動運転制御を行う。すなわち、自動運転ECU111Dは、自動運転モードで動作しているものとする。
図11は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の他の例を示す図である。図11は、吸気圧センサ111Eおよび中継装置211B間のイーサネットケーブル11Gにおける論理経路、水温センサ111Fおよび中継装置211B間のイーサネットケーブル11Hにおける論理経路、温度センサ111Gおよび中継装置211B間のイーサネットケーブル11Jにおける論理経路、ならびに中継装置211Bおよび自動運転ECU111D間のイーサネットケーブル11Fにおける論理経路を示している。ここで、イーサネットケーブル11F,11G,11H,11Jの伝送容量は、たとえば1000Mbpsである。
図11を参照して、吸気圧センサ111Eは、論理経路P71,P72からなる論理経路P7を用いて、計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
また、水温センサ111Fは、論理経路P81,P82からなる論理経路P8を用いて、計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
また、温度センサ111Gは、論理経路P91,P92からなる論理経路P9を用いて、計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
図3および図11を参照して、たとえば、構成情報取得部20は、定期的に構成情報を取得する。たとえば、構成情報取得部20は、定期的に、車載ネットワーク12における各論理経路の必要帯域情報および予約帯域情報を構成情報として取得し、取得した必要帯域情報および予約帯域情報を割り当て部30へ出力する。
図11に示すように、割り当て部30は、構成情報取得部20から受けた必要帯域情報および予約帯域情報に基づいて、たとえば、論理経路P72の予約帯域は500Mbpsであり、論理経路P82の予約帯域は400Mbpsであり、論理経路P92の予約帯域は100Mbpsであり、論理経路P72,P82,P92の空き帯域はゼロであることを認識する。
その後、たとえば、構成情報取得部20は、状態情報として、手動運転モードに切り替えた旨を示すモード情報を状態情報取得部10から受けると、各機能部から構成情報を取得し、取得した構成情報を割り当て部30へ出力する。たとえば、構成情報取得部20は、構成情報として、論理経路P7,P8,P9の必要帯域情報および予約帯域情報を取得し、取得した必要帯域情報および予約帯域情報を割り当て部30へ出力する。
たとえば、割り当て部30は、論理経路P72に10Mbpsの帯域が必要であり、論理経路P82に10Mbpsの帯域が必要であり、かつ論理経路P92に700Mbpsの帯域が必要であることを示す必要帯域情報を取得すると、取得した必要帯域情報に基づいて、論理経路P7,P8,P9の伝送帯域の割り当てを変更する。
図12は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける車載装置間の論理経路の一例を示す図である。
たとえば、割り当て部30は、論理経路P72の予約帯域が10Mbps以上であり、論理経路P82の予約帯域が10Mbps以上であり、かつ論理経路P92の予約帯域が700Mbps以上となるように、論理経路P72,P82,P92の伝送帯域の割り当てを変更する。
たとえば、図12を参照して、割り当て部30は、論理経路P72の予約帯域を500Mbpsから10Mbpsに変更し、論理経路P82の予約帯域を400Mbpsから10Mbpsに変更し、論理経路P92の予約帯域を100Mbpsから980Mbpsに変更する。すなわち、割り当て部30は、論理経路P72に割り当てられていた490Mbpsの伝送帯域および論理経路P82に割り当てられていた390Mbpsの伝送帯域を、論理経路P92にさらに割り当てる。
そして、割り当て部30は、伝送帯域の割り当てを変更した後の論理経路P72,P82,P92において使用可能な伝送帯域が、必要帯域情報が示す伝送帯域よりも大きくなったことから、論理経路P72,P82,P92の伝送帯域の割り当てを変更すべき旨を示す帯域設定情報を中継装置211Bへ送信する。
中継装置211Bは、割り当て部30から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、伝送帯域の設定を変更し、設定変更後の論理経路P72,P82,P92を用いて各センサからの計測情報を自動運転ECU111Dへ送信する。
[動作の流れ]
車載システム300における各装置は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートおよびシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図13は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおいて車両制御装置が論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
図13を参照して、まず、車両制御装置100は、車載ネットワーク12における機能部からの状態情報を待ち受け(ステップS102でNO)、状態情報を受信すると(ステップS102でYES)、受信した状態情報が示す車両1の状態に応じて、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。より詳細には、車両制御装置100は、車両1の状態に対応する、記憶部40のパターンテーブルPT1における割り当てパターンに従って、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する(ステップS104)。
次に、車両制御装置100は、機能部からの新たな状態情報を待ち受ける(ステップS102でNO)。
図14は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおいて車両制御装置が論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する際の動作手順の他の例を定めたフローチャートである。
図14を参照して、まず、車両制御装置100は、車載ネットワーク12における機能部からの状態情報を待ち受け(ステップS202でNO)、状態情報を受信すると(ステップS202でYES)、機能部間における各論理経路の必要帯域情報および予約帯域情報を取得する(ステップS204)。
次に、車両制御装置100は、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。より詳細には、車両制御装置100は、必要帯域情報、予約帯域情報および状態情報に基づいて、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する(ステップS206)。
次に、車両制御装置100は、機能部からの新たな状態情報を待ち受ける(ステップS202でNO)。
図15は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの一例を示す図である。
図15を参照して、まず、エンジンECU111Bは、エンジンの動作状態の切り替えを行うと、エンジンの動作状態の切り替えを行った旨を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する(ステップS302)。
次に、車両制御装置100は、エンジン情報が示す車両1の状態に応じて、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。より詳細には、車両制御装置100は、エンジン情報が示すエンジンの動作状態に対応する、記憶部40のパターンテーブルPT1における割り当てパターンに従って、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する(ステップS304)。
次に、車両制御装置100は、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定すると、決定した伝送帯域を示す帯域設定情報を、たとえば中継装置211Aへ送信する(ステップS306)。
中継装置211Aは、車両制御装置100から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間の各論理経路の伝送帯域の設定を変更する(ステップS308)。
次に、OTAマスタ111Cは、設定変更後の論理経路を用いて中継装置211A経由で自動運転ECU111Dへ更新プログラムを送信する(ステップS310)。
図16は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの他の例を示す図である。
図16を参照して、まず、エンジンECU111Bは、エンジンの動作状態の切り替えを行うと、動作状態の切り替えを行った旨を示すエンジン情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する(ステップS402)。
次に、車両制御装置100は、中継装置211経由でエンジンECU111Bからエンジン情報を受信すると、必要帯域情報および予約帯域情報を送信すべき旨を示す情報要求通知を車載ネットワーク12における各機能部へ送信する(ステップS404)。
次に、各機能部は、車両制御装置100からの情報要求通知に対する応答として、必要帯域情報および予約帯域情報を車両制御装置100へ送信する(ステップS406)。
次に、車両制御装置100は、各機能部から受信した必要帯域情報および予約帯域情報に基づいて、各論理経路のうちの最大論理経路を特定する(ステップS408)。
次に、たとえば、OTAマスタ111Cは、TCU111Aおよび中継装置211A経由でサーバ180から自動運転ECU111Dの更新プログラムを受信する(ステップS410)。
次に、OTAマスタ111Cは、自動運転ECU111Dへの更新プログラムの伝送に必要な伝送帯域を示す要求帯域情報を車両制御装置100へ送信する(ステップS412)。
次に、車両制御装置100は、OTAマスタ111Cから受信した要求帯域情報が示す伝送帯域と、各論理経路のうちの最大論理経路とを比較し、比較結果に応じて、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する(ステップS414)。
次に、車両制御装置100は、OTAマスタ111Cおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定すると、決定した各伝送帯域を示す帯域設定情報を、たとえばOTAマスタ111Cへ送信する(ステップS416)。
OTAマスタ111Cは、車両制御装置100から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、自己および自動運転ECU111D間の各論理経路の伝送帯域の設定を変更する(ステップS418)。
次に、OTAマスタ111Cは、設定変更後の論理経路を用いて中継装置211A経由で自動運転ECU111Dへ更新プログラムを送信する(ステップS420)。
図17は、本開示の実施の形態に係る車載システムにおける機能部間の論理経路の伝送帯域を変更する処理のシーケンスの他の例を示す図である。
図17を参照して、まず、吸気圧センサ111E、水温センサ111Fおよび温度センサ111Gの各々は、対応の論理経路を用いて中継装置211B経由で自動運転ECU111Dへ計測情報を送信する(ステップS502)。
自動運転ECU111Dは、受信した各センサの計測情報に基づいて、車両1の走行状況の検知、および検知結果に基づく自動運転制御を行う(ステップS504)。
次に、自動運転ECU111Dは、たとえばユーザの操作に従って自動運転モードから手動運転モードへの切り替えを行うと、運転モードの切り替えを行った旨を示すモード情報を中継装置211経由で車両制御装置100へ送信する(ステップS506)。
次に、車両制御装置100は、中継装置211経由で自動運転ECU111Dからモード情報を受信すると、必要帯域情報および予約帯域情報を送信すべき旨を示す情報要求通知を車載ネットワーク12における各機能部へ送信する(ステップS508)。
次に、各機能部は、車両制御装置100からの情報要求通知に対する応答として、必要帯域情報および予約帯域情報を車両制御装置100へ送信する(ステップS510)。
次に、車両制御装置100は、各機能部から受信した必要帯域情報および予約帯域情報に基づいて、上記各センサおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する(ステップS512)。
次に、車両制御装置100は、上記各センサおよび自動運転ECU111D間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定すると、決定した伝送帯域を示す帯域設定情報を、たとえば中継装置211Bへ送信する(ステップS514)。
中継装置211Bは、車両制御装置100から帯域設定情報を受信すると、受信した帯域設定情報に従って、自己および自動運転ECU111D間の各論理経路の伝送帯域の設定を変更する(ステップS516)。
次に、吸気圧センサ111E、水温センサ111Fおよび温度センサ111Gの各々は、設定変更後の対応の論理経路を用いて中継装置211B経由で自動運転ECU111Dへ計測情報を送信する(ステップS518)。
なお、本開示の実施の形態に係る車載システム300では、車両制御装置100は、車載ネットワーク12を構成する1つの装置であるとしたが、これに限定するものではない。車両制御装置100は、中継装置211または車載ECU111に含まれる構成であってもよい。すなわち、車両制御装置100は、中継装置211または車載ECU111に統合されてもよい。また、車両制御装置100は、車載ネットワーク12の外部に設けられる構成であってもよい。
また、車両制御装置100は、サーバ180等の車両1外の装置によって実現されてもよい。この場合、本開示の実施の形態に係る車両制御装置100の機能の一部または全部が、クラウドコンピューティングによって提供されてもよい。すなわち、本開示の実施の形態に係る車両制御装置100が、複数のクラウドサーバ等によって構成されてもよい。
また、本開示の実施の形態に係る車載システム300では、各論理経路は、機能部から他の機能部へ分岐されている複数の物理的な伝送経路によって実現されている構成であるとしたが、これに限定するものではない。各論理経路は、機能部から他の機能部への1つの物理的な伝送経路によって実現されている構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る車載システム300では、第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、第2の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている構成であるとしたが、これに限定するものではない。各論理経路は、共通の1または複数の伝送経路によって実現されている構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る車両制御装置100では、割り当て部30は、構成情報取得部20によって取得された必要帯域情報および状態情報取得部10によって取得された状態情報が示す車両1の状態に基づいて、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。割り当て部30は、構成情報取得部20によって取得された構成情報の一例である機能部情報、および状態情報取得部10によって取得された状態情報が示す車両1の状態に基づいて、機能部間における各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る車両制御装置100では、割り当て部30は、すべての論理経路にゼロより大きい伝送帯域を割り当てる構成であるとしたが、これに限定するものではない。割り当て部30は、車両1のある状態において一部の論理経路に伝送帯域を割り当てない構成であってもよい。
ところで、車載ネットワークにおける通信状況に応じて車載ネットワークにおけるネットワーク設定をより適切に変更することが可能な技術が望まれる。
たとえば、近年、ハイエンドなCPUおよびGPU等の普及により、複数のECUの機能が統合され、各種機能を備えるECUが開発されている。このような多機能のECUでは、他のECUとの通信に必要な要件たとえば伝送帯域が、車両の状態に応じて異なる可能性が高まる。
また、消費電流が車両の航続距離に直接的に影響を及ぼす電気自動車等の車両において、過剰なネットワークリソースの投入を避けるように車載ネットワークをより適切に設定することにより、車載ネットワークにおける消費電流を抑制する技術が望まれる。
これに対して、本開示の実施の形態に係る車両制御装置100では、状態情報取得部10は、車両1の状態を示す状態情報を取得する。割り当て部30は、状態情報取得部10によって取得された状態情報が示す車両1の状態に応じて、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。
また、本開示の実施の形態に係る車載システム300では、車両制御装置100は、車両1の状態に応じて、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の機能部へ送信する。機能部は、車両制御装置100から受信した帯域設定情報に従って、各論理経路の伝送帯域を変更する。
また、本開示の実施の形態に係る通信管理方法では、まず、車両制御装置100が、車両1の状態を示す状態情報を取得する。次に、車両制御装置100が、取得した状態情報が示す車両1の状態に応じて、機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する。
このように、車両1の状態に応じて機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する構成または方法により、たとえば、車載ネットワーク12において、車両1の状態ごとに行われる通信の内容に応じて、機能部間の論理経路に伝送帯域をより適切に割り当てることができる。これにより、たとえば、伝送すべきデータ量が小さい論理経路の伝送帯域を小さく設定する一方で、伝送すべきデータ量が大きい論理経路の伝送帯域を大きく設定することにより、たとえば大容量のデータをより効率的に伝送することができる。
したがって、本開示の実施の形態に係る車両制御装置、車載システムおよび通信管理方法では、車載ネットワークにおけるデータ伝送をより効率的に行うことができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
車両に搭載される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置であって、
前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部と、
前記車載ネットワークの構成に関する構成情報を取得する構成情報取得部とを備え、
前記構成情報取得部は、前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報に基づいて、前記車両の状態が遷移したことを認識すると、前記車両の状態ごとの、前記機能部間における通信に必要な帯域を示す必要帯域情報を前記構成情報として取得し、
前記割り当て部は、前記構成情報取得部によって取得された前記必要帯域情報、および前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に基づいて、前記機能部間における前記各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する、管理装置。
[付記2]
車両に搭載される複数の機能部と、
前記複数の機能部を含む車載ネットワークに用いられる管理装置とを含み、
前記機能部は、前記車両の状態を示す状態情報を前記管理装置へ送信し、
前記管理装置は、前記機能部から受信した前記状態情報に基づいて、前記車両の状態が遷移したことを認識すると、前記車両の状態ごとの、前記機能部間における通信に必要な帯域を示す必要帯域情報を取得し、
前記管理装置は、前記車両の状態および取得した前記必要帯域情報に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各前記論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の前記機能部へ送信し、
前記機能部は、前記管理装置から受信した前記帯域設定情報に従って、前記各論理経路の伝送帯域を変更する、車載システム。
[付記3]
プロセッサを備える管理装置であって、
前記プロセッサは、
前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部、
とを実現する、管理装置。
[付記4]
車両に搭載される複数の車載装置と、
前記複数の車載装置を含む車載ネットワークに用いられる管理装置とを含み、
前記管理装置は、前記車両の状態に応じて、前記車載装置間における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各前記論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の前記車載装置へ送信し、
前記車載装置は、前記管理装置から受信した前記帯域設定情報に従って、前記各論理経路の伝送帯域を変更する、車載システム。
1 車両
10 状態情報取得部
11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H,11J,11K,11L イーサネットケーブル
12 車載ネットワーク
20 構成情報取得部
30 割り当て部
40 記憶部
100 車両制御装置
111 車載ECU
111A TCU(車載ECU)
111B エンジンECU(車載ECU)
111C OTAマスタ(車載ECU)
111D 自動運転ECU(車載ECU)
111E 吸気圧センサ(車載ECU)
111F 水温センサ(車載ECU)
111G 温度センサ(車載ECU)
111H 画像センサ(車載ECU)
112A,112B,112C,112D,112E,112F,112G アプリケーション
161 無線基地局装置
170 外部ネットワーク
180 サーバ
211A,211B 中継装置
212A,212B アプリケーション
300 車載システム
400 通信システム

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、中継装置を介して各々が接続される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置であって、
    前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部の組における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部とを備え
    前記複数の論理経路のうちの第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、
    前記複数の論理経路のうちの第2の論理経路は、物理的な伝送経路である前記第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている、管理装置。
  2. 前記管理装置は、さらに、
    前記車両の状態ごとの各前記論理経路の伝送帯域の割り当てパターンを記憶する記憶部を備え、
    前記割り当て部は、前記車両の状態に対応する前記割り当てパターンに従って、前記機能部間における前記各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記管理装置は、さらに、
    前記車載ネットワークの構成に関する構成情報を取得する構成情報取得部を備え、
    前記割り当て部は、前記構成情報取得部によって取得された前記構成情報、および前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に基づいて、前記機能部間における各前記論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する、請求項1または請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記構成情報取得部は、前記車両の状態の遷移に応じて、前記車両の状態ごとの、前記機能部間における通信に必要な帯域を示す必要帯域情報を前記構成情報として取得し、
    前記割り当て部は、前記構成情報取得部によって取得された前記必要帯域情報、および前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に基づいて、前記機能部間における前記各論理経路の伝送帯域の割り当て内容を決定する、請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記割り当て部は、すべての前記論理経路にゼロより大きい伝送帯域を割り当てる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 車両に搭載され、中継装置を介して各々が接続される複数の機能部と、
    前記複数の機能部を含む車載ネットワークに用いられる管理装置とを含み、
    前記管理装置は、前記車両の状態に応じて、前記機能部の組における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更し、変更後の各前記論理経路の伝送帯域を示す帯域設定情報を1または複数の前記機能部へ送信し、
    前記機能部は、前記管理装置から受信した前記帯域設定情報に従って、前記各論理経路の伝送帯域を変更し、
    前記複数の論理経路のうちの第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、
    前記複数の論理経路のうちの第2の論理経路は、物理的な伝送経路である前記第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている、車載システム
  7. 車両に搭載され、中継装置を介して各々が接続される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置における通信管理方法であって、
    前記車両の状態を示す状態情報を取得するステップと、
    取得した前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部の組における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更するステップとを含み、
    前記複数の論理経路のうちの第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、
    前記複数の論理経路のうちの第2の論理経路は、物理的な伝送経路である前記第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている、通信管理方法。
  8. 車両に搭載され、中継装置を介して各々が接続される複数の機能部を含む、車載ネットワークに用いられる管理装置において用いられる通信管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記車両の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記状態情報取得部によって取得された前記状態情報が示す前記車両の状態に応じて、前記機能部の組における複数の論理経路の伝送帯域の割り当てを変更する割り当て部、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記複数の論理経路のうちの第1の論理経路は、物理的な伝送経路である第1の伝送経路および第2の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されており、
    前記複数の論理経路のうちの第2の論理経路は、物理的な伝送経路である前記第1の伝送経路および第3の伝送経路を含む複数の伝送経路によって実現されている、通信管理プログラム。
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