JP2021164040A - 中継装置 - Google Patents

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Kohei Yamamoto
友久 岸上
Tomohisa Kishigami
智哉 徳永
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Abstract

【課題】通信システムにおけるバス負荷を低減するとともに、好適に送信を行うことができる技術を提供すること【解決手段】GW3は、任意のECU7から、当該ECU7が接続されたバス5を介して、ウェイクアップフレームを受信した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを他のバス5に送信する。その送信の際に送信エラーが発生した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを再送する。また、前記受信したウェイクアップフレームを再送する場合には、当該再送の回数又は当該再送の時間を所定の許容値以内に制限する。この再送の回数又は再送の時間の許容値は、送信エラーの発生確率に基づいて設定されている。【選択図】図4

Description

本開示は、複数のネットワークを相互に通信可能に接続して通信を行う技術に関する。
車両用の通信システムに多用されている通信プロトコルとして、CSMA/CD方式のCANプロトコルが知られている(特許文献1参照)。なお、CANは、Controller Area Networkの略であり、登録商標である。また、複数の通信路(即ち、バス)を中継装置(即ち、ゲートウェイ装置)で接続した通信システムも知られている。
さらに、近年では、CANを用いる車載ネットワークの消費電力を低減するための技術として、ゲートウェイ装置が、車両の状況に応じて、バス毎に個別に電源のオン/オフを切り替えるパーシャルネットワークの技術が知られている。
例えば、CANプロトコル(ISO 11898−6)では、バスに接続された電子制御装置(以下、ECU)のうち、通信が必要なものを選択的にウェイクアップさせるためのセレクティブウェイクアップ機能について規定されている。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略である。
これにより、バスに接続された一部のECUがウェイクアップした状態で通信を行うパーシャルネットワークが実現される。
特開2012−49884号公報
ところで、ゲートウェイ装置に複数のバスが接続されると共に、各バスに複数のECUが接続されている通信システムにおいては、下記のような不具合が発生する可能性が考えられる。
例えば、上述したパーシャルネットワークにおいて、あるECUから当該ECUが接続されたバスに対して、ウェイクアップのためのフレーム(即ち、ウェイクアップフレーム)が出力されると、そのウェイクアップフレームはゲートウェイ装置を介して他のバスに送信される。つまり、そのウェイクアップフレームは、前記通信システムにおいて、ブロードキャストされる。
このような場合、ゲートウェイ装置は、CANプロトコルの仕様上、ウェイクアップフレームの送信が、他のバスの送信先であるECUに対して正常に完了しないとき、つまり、そのウェイクアップフレームの送信に対するAckを受信できないときには、当該他のバスに対してウェイクアップフレームを再送し続けてしまう。そのため、バスにおける通信の負荷(即ちバス負荷)が増大するという問題があった。
詳しくは、バスに接続されたECUは、ウェイクアップしていないスリープ状態においては、ウェイクアップフレームのデコード精度が悪いため、ウェイクアップフレームを一度送信しただけでは、ECUを確実にウェイクアップできないことがある。そのような場合には、上述したように、ゲートウェイ装置からウェイクアップフレームを再送し続けて
しまう。
なお、ECUのスリープ時にデコード精度が悪い理由は、ECUでは、ウェイクアップ時に比べて、消費電力が低いが精度の悪いクロックを使用するからと考えられる。
さらに、Ackが返信されるまで、ゲートウェイ装置の送信バッファにウェイクアップフレームが残ってしまうので、その後、必要なフレームが送信できないという問題もある。
本開示の一つの局面は、通信システムにおけるバス負荷を低減するとともに、好適に送信を行うことができる技術を提供することにある。
本開示の一態様は、CANプロトコルに従って通信フレームの送受信を行う通信システム(1)に用いられる中継装置(3)に関するものである。なお、ここで、CANとは、Controller Area Networkを示している。
この通信システムは、複数のバス(5)と通信装置(7)と中継装置とを備えている。
複数のバスは、通信フレームの通信路である。
通信装置は、複数のバスの各バス毎に1又は複数個接続されており、自身のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを切り替え可能な装置である。このウェイクアップ状態とは、周知のように、通信装置において、制御データ等の送受信などの通常の処理が可能な通常の動作状態(即ち、起動状態)を示し、スリープ状態とは、ウェイクアップ状態よりも消費電力が少ない動作状態を示している。
中継装置は、複数のバスが接続されるとともに、複数のバス間にて通信フレームの送受信が可能な装置である。
本開示では、通信フレームとして、通信装置のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを示す情報を含むウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレームを用いて通信を行う。
前記中継装置は、再送制御部(17、S110、S220)と制限制御部(17、S140、S250)とを備える。
再送制御部は、任意の通信装置から、当該通信装置が接続されたバスを介して、ウェイクアップフレームを受信した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを他のバスに送信し、その送信の際にその送信が完了しない送信エラーが発生した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを再送するように構成されている。
制限制御部は、再送制御部にて、前記受信したウェイクアップフレームを再送する場合には、再送の回数又は再送の時間を所定の許容値以内に制限するように構成されている。
前記再送の回数又は再送の時間の許容値は、送信エラーの発生確率に基づいて設定されている。
このような構成により、本開示では、通信システムにおけるバス負荷を低減するとともに、好適に送信を行うことができる。
つまり、中継装置では、前記受信したウェイクアップフレームを再送する場合には、再送の回数又は再送の時間を所定の許容値以内に制限するように構成されており、しかも、その再送の回数又は再送の時間の許容値は、送信エラーの発生確率に基づいて設定されている。
これにより、中継装置は、送信エラーが発生した場合に、ウェイクアップフレームを再
送するときでも、再送の回数が制限されるので、従来のように、Ackの返信があるまで過度に送信を繰り返すことが抑制される。その結果、バスにおける通信の負荷(即ち、バス負荷)が増大することを抑制できる。
また、本開示では、Ackが返信されるまで、中継装置の送信バッファにウェイクアップフレームが残ってしまうことを抑制できるので、その後、必要なフレームが送信できないという問題の発生を防ぐことができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
通信システムの構成を示すブロック図。 通信システムにおけるECUの構成を示すブロック図。 ウェイクアップフレームのフォーマットの構成例を模式的に示す説明図。 第1実施形態のGWにおける処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態のGWにおける処理の一例を示すフローチャート。
以下に、本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
まず、本第1実施形態の通信システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の通信システム1は、車両に搭載された通信システムであって、ゲートウェイ装置(以下、GW)3と、GW3に接続された複数の通信線(以下、バス)5と、各バス5に接続された複数の電子制御装置(以下、ECU)7と、を備える。
なお、GW3が通信を中継する中継装置に該当し、ECU7が通信装置に該当する。つまり、GW3およびECU7は、通信システム1におけるノードである。
本第1実施形態では、一例として、バス5が3本の場合について説明する。なお、各バス5を区別する場合には、例えば、第1バス5a、第2バス5b、第3バス5cとする。
各バス5は、いずれもGW3を介して相互に通信可能に接続されている。第1〜第3バス5a、5b、5cには、それぞれ複数のECU7が接続されている。なお、図1等では、各バス5に3個のECU7が例示されているが、ECU7の数は、1個〜複数個(但し最大個数以下)の範囲で適宜選択できる。
なお、各ECU7を区別する場合には、例えば、第1バス5aに接続されたECUA、ECUB、第2バス5aに接続されたECUC、ECUD、第3バス5aに接続されたECUE、ECUFとする。
通信システム1では、各バス5を介して、各ECU7及びGW3との間で、CANプロトコル(ISO 11898−6)に従った通信を実行する。なお、CANは、Controller Area Networkの略である。
各ECU7は、車両の各部に配置され、通信によって取得される各種情報に基づいて、予め割り当てられた機能を実現する。
[1−2.ゲートウェイ装置]
次に、GW3について説明する。
GW3は、通常の制御データ等の通信を実行可能な通常モードである起動モード(即ち、ウェイクアップモード)と、通常の通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに、動作モードを切り替え可能に構成されている。
GW3は、各バス5においてCANプロトコルに従った通信を実現すると共に、異なるバス5にそれぞれ接続された各ECU7間の通信を実現するための、周知のゲートウェイ機能を少なくとも備える。
GW3は、ゲートウェイ用制御部(以下、GW制御部)11、ゲートウェイ用記憶部(以下、GW記憶部)13、複数のゲートウェイ用トランシーバ(以下、GWトランシーバ)15等を備える。
GW制御部11は、CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータ(以下、マイコン)17を少なくとも備える。
CPUは、ROMに記録されたプログラムに従って、ゲートウェイ処理等を行う。例えば、あるバス5からGWトランシーバ15を介して受信した通信フレームを、通信フレームのIDに基づいて識別し、必要に応じて、送信すべき他のバス5に転送する等の、いわゆるゲートウェイ機能を実現する処理を行う。なお、IDは、identificationの略であり、自身の識別に用いられる記号である。
また、マイコン17は、CANプロトコルに従って通信処理を行う通信コントローラ(以下、GW通信コントローラ)18を備えている。なお、GW通信コントローラ18は、各GWトランシーバ15毎に設けられている。
なお、GW制御部11の各種機能は、CPUが非遷移有形記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移有形記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、GW制御部11は、1つのマイコンを備えていてもよいし、複数のマイコンを備えていてもよい。
GWトランシーバ15は、インタフェース用ICであり、GW3に接続される各バス5毎に、即ち、各通信コントローラ18毎に設けられている。
なお、各GWトランシーバ15を区別する場合には、例えば、第1バス5aに接続された第1GWトランシーバ15a、第2バス5aに接続された第2GWトランシーバ15b、第3バス5aに接続された第3GWトランシーバ15cとする。
GWトランシーバ15は、通信フレームを受信するための受信バッファ19と、通信フレームを送信するための送信バッファ21とを備えている。
GWトランシーバ15は、CANプロトコルに従った通信フレームの送受信を実行する周知のものであり、同様の構成であるので、ここでは、GWトランシーバ15について簡単に説明する。
GWトランシーバ15は、GW通信コントローラ18から出力された通信フレームを、CANで規定された電気信号に変換し、該電気信号を送信バッファ21を介して各バス5へ出力する。また、各バス5から受信バッファ19を介して受信した通信フレームを、GW通信コントローラ18へ出力する。
なお、GW記憶部13は、EEPROMやフラッシュROM等を備える書き換え可能な記録装置である。
[1−3.ECU]
次に、ECU7について説明する。
ECU7は、通常の制御データ等の通信を実行可能な通常モードであるウェイクアップモードと、通常の通信を停止して消費電力を低減するスリープモードとに、動作モードを切り替え可能に構成されている。
図2に示すように、ECU7は、車両各部の制御処理や他のECU7との通信処理を実行する制御部(以下、ECU制御部)31と、ECU制御部31とバス5との間を仲介するトランシーバ(以下、ECUトランシーバ)33と、を備える。
ECU制御部31は、CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイコン(以下、ECUマイコン)35を少なくとも備える。マイコン35は、GW制御部11と同様に、通信コントローラ(以下、ECU通信コントローラ)37を備える。
このECU制御部31は、基本的に、GW制御部11と同様な構成であるので、簡単に説明する。
マイコン35は、通信コントローラ37およびECUトランシーバ33を介して、CANプロトコルに従った通信処理(フレームの送受信、調停処理、エラー処理等)を実行する。また、通信コントローラ37およびECUトランシーバ33を介して、他のECU7との間でメッセージを交換することにより、他のECU7と連携して各種処理を実行する。
なお、マイコン35は、動作クロックを生成するクロック回路(図示せず)を備えており、クロック回路への電源供給を停止することで、クロック回路の動作を停止させることができるように構成されている。このマイコン35では、クロック回路に、クロック精度の高い水晶発振子が使用されている。
そして、マイコン35のクロック回路が動作している状態が、ECU7の動作モードがウェイクアップモードの状態に相当し、マイコン35のクロック回路が動作を停止している状態が、ECU7の動作モードがスリープモードの状態に相当する。そして、ECU7は、周知のように、動作モードがスリープモードの状態において、バス5上でドミナントパルスが検出されることによりウェイクアップモードに遷移(ウェイクアップ)することができる。
ECUトランシーバ33は、インタフェース用ICであり、このECUトランシーバ33にも、GWトランシーバ15と同様に、受信バッファ41と送信バッファ43が設けられている。
このECUトランシーバ33は、マイコン35が生成する通信フレームを、あらかじめ規定されたバス5の電気的条件を満たす通信信号に変換し、バス5を介して送信する。
ECUトランシーバ33には、マイコン35のように、動作クロックを生成するクロック回路(図示せず)を備えている。このクロック回路は、EUC7のスリープの際にも作動しているので、所定の通信フレーム(例えば、ウェイクアップフレーム)の受信が可能である。
但し、ECUトランシーバ33のクロック回路のクロック精度は、マイコン35のクロック回路よりも低いので、受信した通信フレーム等のデコード性能も、マイコン35に比
べて低いものである。なお、ECUトランシーバ33のクロック回路としては、CRが用いられている。
[1−4.通信フレーム]
次に、通信システムで送受信される通信フレームについて説明する。
通信フレームとしては、各種の制御データの送受信に用いされる制御フレーム以外に、通信システムの管理等のために用いられるネットワーク管理用フレーム(即ち、NMフレーム)が知られている。
このNMフレームのうち、各ECU7のウェイクアップやスリープの動作モードの情報の送受信のために、ウェイクアップフレームが用いられる。本第1実施形態では、このウェイクアップフレームは、通信システムにおいて、ブロードキャストされるように設定されている。
なお、以下では、ウェイクアップを、「Wake Up」、または、単に「WU」と記すことがある。
図3に示すように、通信フレームは、その先頭部分に、送信元IDの領域が設定されている。送信元IDは、異なるECU7が同じ値を持つことがないようにユニークに割り当てられ、同じECU7であってもフレームの種別によって異なるIDが割り当てられる。
本第1実施形態では、通信フレームとしてウェイクアップフレームが用いられるので、送信元IDには、ウェイクアップフレームであることを示す情報が含まれている。
従って、通信フレームを受信した他のECU7は、送信元IDに基づきフレームの種別を識別することができる。つまり、送信元IDに基づいて、受信した通信フレームがウェイクアップフレームであることを識別できる。
このウェイクアップフレームには、8ビットのウェイクアップパターン(即ち、Wake Upパターン)が記憶されている。
詳しくは、ウェイクアップパターンの先頭から順番に、複数のECU7を8種類のグループに区分して、各グループ毎の動作状態を設定する情報を記憶するように構成されている。
つまり、ウェイクアップパターンの先頭の位置(即ち、第1ビット位置B1)から最後の位置(即ち、第8ビット位置B8)に至るまで、各ビット位置B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8の信号状態が、第1グループ〜第8グループの状態を示すように設定されている。
例えば、第1ビット位置B1の信号の状態が「1」の場合には、第1グループに属するECU7の状態がウェイクアップであること示す。一方、第1ビット位置B1の信号の状態が「0」の場合には、第1グループに属するECU7の状態がスリープであることを示す。
従って、例えば図3に示すようなウェイクアップフレームを受信したECU7では、自身が第1グループのECU7である場合には、自身がウェイクアップする必要があることが分かる。よって、自身が例えばスリープの状態であった場合には、自身をウェイクアップの状態に遷移させる。
一方、自身が第1グループ以外のグループのECU7である場合には、自身がウェイクアップする必要がないことが分かる。よって、自身が例えばスリープの状態であった場合には、そのスリープの状態を維持する。
なお、図3では、先頭の第1ビット位置B1が「1」であるが、例えば第5ビット位置B5も「1」となっている場合には、第1グループのEUC7と第5グループのECU7とが、ウェイクアップであることを示している。つまり、図3で示すウェイクアップパターンを有するECU7が、第1グループと第5グループに属していることを示している。
[1−5.送信回数の設定方法]
<許容するデコード失敗確率に応じて送信回数を算出する方法>
本第1実施形態では、ECU7におけるウェイクアップフレームの受信の際のデコードに関して、許容するデコード失敗確率に応じて送信回数を算出するので、以下ではその算出方法について説明する。
なお、許容するデコード失敗確率とは、一度でもデコードエラー(即ち、デコードの失敗)が発生しない確率のことである。
ECU7にて通信フレーム(例えば、ウェイクアップフレーム)のデコードを失敗する確率(即ち、デコード失敗確率)は、通信システム1を構成するハードウェア(例えば,ECU7の性能等)に応じて変わってくる。そのため、ハードウェアに応じて許容するデコード失敗確率を達成できる送信回数(即ち、送信を許容する回数である送信許容回数)を算出する。
なお、ハードウェアにおけるデコード失敗確率は、例えば、実際に通信フレームを送信する実験によって求めることができる。
デコードは、その成否によらず独立した事象と捉えられるため、複数回のデコード失敗確率は、二項分布で算出できる。
例えば、通信先のECU7(即ち、宛先ノード)のデコード失敗確率をpとし、許容するデコード失敗確率をqとし、送信回数(即ち、送信許容回数)を整数のNとすると、それらの関係は、二項分布により、下記式(1)で表すことができる。
q≦p ・・・(1)
例えば、デコード失敗確率が1%(即ち、p=0.01)の素子(即ち、ECU7)で、デコード失敗確率を1ppm(q=0.000001)以下に抑えることを目的とすると、前記式(1)から、送信許容回数は、N=3となる。
なお、再送を許容する回数(即ち、再送許容回数)は、送信許容回数Nよりは、送信1回分少ない。
従って、ウェイクアップフレームを3回送信してもECU7がウェイクアップしない場合、即ち、Ackを受信できない場合には、ウェイクアップフレームの再送を停止する。
なお、この送信許容回数Nは、例えばGW記憶部13に記憶される。また、各バス5によって送信許容回数Nが異なる場合には、各バス5に応じて、それぞれ送信許容回数Nが記憶される。なお、送信許容回数Nに代えて、再送許容回数を設定してもよい。
[1−6.処理]
次に、GW3のマイコン17が実行する処理について説明する。
本処理は、GW3において、ウェイクアップフレームを送受信する際の処理である。
図4に示すように、ステップ(以下、S)100にて、GW3の待機状態において、いずれかのECU7(例えば、ECUA)から、そのECU7が接続されたバス5(例えば、第1バス5a)を介して、ウェイクアップフレームを受信するまで待機する。
なお、GW3の待機状態とは、GW3において、ウェイクアップフレーム等の送受信が可能な状態を示している。
続くS110にて、上述したように、あるECU7から受信したウェイクアップフレームを、前記バス5以外の他のバス5(例えば、第2バス5b、第3バス5c)に対して、各バス5毎に送信する。
なお、受信したウェイクアップフレームの送信は、受信したバス5以外の他のバス5の全てに対して行われるが、以下では、理解を容易にするために、他のバス5が1つの場合(例えば、第2バス5bのみの場合)を例に挙げて説明する。
続くS120では、ウェイクアップフレームを送信した他のバス5から、即ち、当該他のバス5に接続されたECU7から、Ackを受信したか否か、即ち、送信が完了したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS130に進み、一方否定判断されるとS140に進む。
S130では、ウェイクアップフレームを送信した他のバス5から、Ackを受信したので、再送カウンタをリセットし、前記S100に戻る。なお、再送カウンタは、ウェイクアップフレームの再送回数を計数するカウンタである。
また、Ackが受信された場合には、送信バッファ21からウェイクアップフレーム(即ち、WakeUp信号)が削除される。
一方、S140では、再送された回数を示す再送カウンタの値(即ち、再送カウンタ値)が、「N−1」以上であるか否かを判定する。なお、再送カウンタ値の初期値は0であり、実際に送信された回数(即ち、送信回数)よりも1回少ない値となる。
つまり、ここでは、実際に送信された回数が送信許容回数Nに達したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS160に進み、一方否定判断されると、S150に進む。
S150では、再送カウンタに1を加算して、ウェイクアップフレームの再送を行うために前記S110に戻る。なお、再送カウンタは、各バス5毎に、送信回数をカウントするように設定されている。
一方、S160では、実際の送信回数が送信許容回数Nに達したので、つまり、実際の送信回数が送信許容回数N以上となったので、再送カウンタをリセットする。従って、以後のウェイクアップフレームの送信が停止される。
続くS170では、送信バッファ21からウェイクアップフレームを削除し、前記S100に戻る。
なお、他のバス5が複数ある場合には、全ての他のバス5に対する処理が完了するまで前記S110〜S170の処理が繰り返される。つまり、Ackが受信されない場合には、送信許容回数N以上となるまで、ウェイクアップフレームの送信を繰り返す。
[1−7.効果]
上記第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1a)本第1実施形態は、GW3は、他のバス5にウェイクアップフレームを送信する場合に、ウェイクアップフレームを再送する回数が制限されている。
これにより、従来のように、Ackの返信があるまで過度に送信を繰り返すことが抑制されるので、バス5における通信の負荷(即ち、バス負荷)が増大することを抑制できる。
(1b)本第1実施形態では、ウェイクアップフレームの再送を中止した場合には、送信バッファ21に格納されているウェイクアップフレームを消去している。
これにより、送信バッファ21にウェイクアップフレームが残ってしまうことを抑制できるので、その後、必要なフレームが送信できないという問題の発生を防ぐことができる。
(1c)本第1実施形態では、上述のように、再送回数を制限すれば良いので、通信システム1の全体にわたって対策を施す場合に比べて、対策コストを低減できるという利点がある。
[1−8.文言の対応関係]
本第1実施形態と本開示との関係において、通信システム1が通信システムに対応し、GW3が中継装置に対応し、バス5がバスに対応し、ECU7が通信装置に対応している。また、マイコン17及びその処理(S110、S220)が再送制御部に対応し、マイコン17及びその処理(S140、S250)が制限制御部に対応する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本第2実施形態では、第1実施形態とは、主として、ウェイクアップフレームの再送を停止する条件が異なるので、異なる点を中心に説明する。
[2−1.原理]
<デコードの成功確率に応じて送信許容時間を算出する方法>
本第2実施形態では、ウェイクアップフレームの送信を許容する時間(即ち、送信許容時間)を用いるので、以下では、送信許容時間を設定する方法について説明する。
なお、再送を許容する時間(即ち、再送許容時間)は、送信許容時間よりは、送信1回分少ない。
デコード失敗確率はハードウェアに応じて変わってくるので、ここでは、ハードウェアに応じて許容するデコード失敗確率を達成できる送信時間(即ち、送信許容時間)を算出する。
デコードは、その成否によらず独立した事象と捉えられるため、二項分布にてデコードの成功確率(即ち、デコード成功確率)が算出できる。
ここでは、過度の送信を中止するために設定された送信許容時間T[msec]を求めるために、1回の送信に必要な時間をt[msec]とし、宛先ノードのデコード成功確率をpとし、所望するデコード成功確率をqとすると、それらの関係は、二項分布により、下記式(2)で表すことができる。
なお、デコード成功確率は、一度でもデコードエラーが発生しない確率を示している。
q≦p(T/t) ・・・(2)
なお、送信許容時間Tは、初回の送信時間を含めた時間である。
例えば、1フレームの送信にかかる時間が0.3ms、デコード失敗確率が1%(即ち、p=0.01)の素子(即ち、ECU7)で、デコード失敗確率を1ppm(q=0.000001)以下に抑えることを目的とすると、前記式(2)から、T=3t=0.9msとなる。
従って、実際にウェイクアップフレームを送信する時間が送信許容時間T(例えば、0.9ms)に達した場合でも、ECU7がウェイクアップしない場合、即ち、Ackを受信できない場合には、ウェイクアップフレームの再送を停止する。
なお、送信許容時間Tは、例えばGW記憶部13に記憶される。また、各バス5によって送信許容時間Tが異なる場合には、各バス5に応じて、それぞれ送信許容時間Tが記憶される。なお、送信許容時間Tに代えて、再送許容時間を設定してもよい。
[2−2.処理]
次に、GW3のマイコン17が実行する処理について説明する。
本処理は、GW3において、ウェイクアップフレームを送受信する際の処理である。
図5に示すように、S200にて、GW3の待機状態において、いずれかのECU7(例えば、ECUA)から、そのECU7が接続されたバス5(例えば、第1バス5a)を介して、ウェイクアップフレームを受信するまで待機する。
続くS210にて、ウェイクアップフレームを送信する時間を計数する再送タイマ(即ち、WakeUp再送タイマ)を起動する。この再送タイマは、再送からの経過時間を計るタイマであり、最初の送信にかかる時間を含んでいない。なお、再送タイマは、各バス5毎に設けられている。
続くS220にて、上述したように、あるECU7から受信したウェイクアップフレームを、前記バス5以外の他のバス5(例えば、第2バス5b、第3バス5c)に対して、各バス5毎に送信する。
なお、受信したウェイクアップフレームの送信は、受信したバス5以外の他のバス5の全てに対して行われるが、以下では、理解を容易にするために、他のバス5が1つの場合(例えば、第2バス5bのみの場合)を例に挙げて説明する。
続くS230では、ウェイクアップフレームを送信した他のバス5から、Ackを受信したか否か、即ち、送信が完了したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS240に進み、一方否定判断されるとS250に進む。
S240では、ウェイクアップフレームを送信した他のバス5から、Ackを受信したので、再送タイマをリセットし、前記S100に戻る。なお、Ackが受信された場合には、送信バッファ21からウェイクアップフレーム(即ち、WakeUp信号)が削除される。
一方、S250では、ウェイクアップフレームを送信した他のバス5から、Ackを受信しないので、再送タイマの値(即ち、再生タイマ値)が、「T−t」以上か否かを判定する。つまり、実際の送信時間の合計が送信許容時間Tに達したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとS260に進み、一方否定判断されると、同じバス5に対してウェイクアップフレームの再送を行うために前記S210に戻る。
S260では、実際の送信時間の合計が送信許容時間Tに達したので、再送タイマをリセットする。従って、以後のウェイクアップフレームの送信が停止される。
続くS270では、送信バッファ21からウェイクアップフレームを削除し、前記S200に戻る。
なお、他のバス5が複数ある場合には、全ての他のバス5に対する処理が完了するまで前記S210〜S270の処理が繰り返される。つまり、Ackが受信されない場合には、送信許容時間Tに達するまで、ウェイクアップフレームの送信を繰り返す。なお、その際には、各バス5に対する処理毎に、再送タイマの起動やリセットが実施される。
[2−3.変形例]
次に、本第2実施形態の変形例について説明する。
この変形例では、許容する送信回数に応じた送信時間(即ち、許容送信時間)を設定する。
つまり、許容する再送回数をnとし、1回の送信にかかる標準時間をtとすると、送信許容時間のTは、nとtとの演算で求められる。
但し、送信許容時間Tは、初回の送信時間を含めた時間であるため、実際の計算式は、下記の式(3)となる。
T≧(n+1)t・・・(3)
従って、例えば、2回までの再送を許容し、1回の送信にかかる時間を0.3msとした場合、0.3*3=0.9msを送信許容時間Tとする。
よって、実際の送信時間の合計が、送信許容時間Tに達した場合には、つまり、送信許容時間T以上となった場合には、ウェイクアップフレームの送信を停止する。
本第2実施形態及び変形例においても、第1実施形態と同様な効果を奏する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3a)本開示では、ウェイクアップフレームを、ECUが接続されたバスに対して送信した場合に、送信エラーが発生する確率(例えば、Ackを受信できない確率)に応じて、許容される再送の回数や再送の時間を設定することができる。
例えば、ウェイクアップフレームを例えば3回送信した場合に、1回しかAckを受信できないような場合には、確実に送信するために、3回の送信(再送回数は2回)を許容してもよい。または、前記回数の送信が可能な送信時間を許容してもよい。
(3b)本開示に記載のGW制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
あるいは、本開示に記載のGW制御部およびその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
もしくは、本開示に記載のGW制御部およびその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。
また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。制御部に
含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
(3c)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。
(3d)上述した制御部の他、当該GW制御部を構成要素とするシステム、当該GW制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移有形記録媒体、制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1:通信システム、3:GW、5:バス、7:ECU、11:GW制御部、13:GW記憶部、15:GWトランシーバ、17:マイコン

Claims (3)

  1. CANプロトコルに従って通信フレームの送受信を行う通信システム(1)に用いられる中継装置(3)であって、
    前記通信システムは、
    前記通信フレームの通信路である複数のバス(5)と、
    前記複数のバスの各バス毎に1又は複数個接続された通信装置(7)であって、自身のウェイクアップ状態とスリープ状態との動作モードを切り替え可能な通信装置と、
    前記複数のバスが接続されるとともに、前記複数のバス間にて前記通信フレームの送受信が可能な中継装置と、
    を備え、
    前記通信フレームとして、前記通信装置の前記ウェイクアップ状態と前記スリープ状態との動作モードを示す情報を含むウェイクアップパターンを有するウェイクアップフレームを用いて通信を行う構成を有し、
    前記中継装置は、
    任意の通信装置から、当該通信装置が接続されたバスを介して、前記ウェイクアップフレームを受信した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを他のバスに送信し、当該送信の際に当該送信が完了しない送信エラーが発生した場合には、前記受信したウェイクアップフレームを再送するように構成された再送制御部(17、S110、S220)と、
    前記再送制御部にて、前記受信したウェイクアップフレームを再送する場合には、当該再送の回数又は当該再送の時間を所定の許容値以内に制限するように構成された制限制御部(17、S140、S250)と、
    を備え、
    前記再送の回数又は前記再送の時間の許容値は、前記送信エラーの発生確率に基づいて設定されている、
    中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記他のバスに送信される前記ウェイクアップパターンを保持する送信バッファと、前記ウェイクアップフレームが前記送信バッファに保持されている時間を計測するタイマと、を有し、
    前記ウェイクアップフレームの再送時間が、前記再送の時間を制限する前記許容値以上となった場合には、前記送信バッファに保持されている前記ウェイクアップフレームを消去するように構成された、
    中継装置。
  3. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記他のバスに送信される前記ウェイクアップパターンの再送回数を計測可能なカウンタを有し、
    前記ウェイクアップフレームの再送回数が、前記再送の回数を制限する前記許容値以上となった場合には、前記送信バッファに保持されている前記ウェイクアップフレームを消去するように構成された、
    中継装置。
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