JP7370794B2 - 警備装置 - Google Patents

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Description

本発明は、停電から復電したときに監視状態を適切に設定することが可能な警備装置に関する。
オフィス、住宅又は学校等の監視対象施設への侵入者を監視する警備装置は、自然災害、電力供給設備の故障等によって停電が発生した場合には、停電から復電したときに監視動作を適切に継続することが求められる。例えば、特許文献1には、復電後の警備の処理を、警備装置が動作を停止する直前の状態を引き継いで実行することが記載されている。
特開2004-280638号公報
しかし、停電してから復電するまでの期間が長い場合には、監視対象施設を利用する人の有無等の状況が停電前後で変化している可能性がある。したがって、特許文献1のように、復電後の警備の処理を、警備装置が動作を停止する直前の状態を引き継いで実行しただけでは、復電時の監視状態が適切でない場合がある。例えば、復電後に監視対象施設に利用者が存在するにもかかわらず監視状態が警戒モードに設定されると、不必要に通報が行われて警備員が対応に追われることになる。また、復電後に監視対象施設に利用者が存在しないにもかかわらず監視状態が非警戒モードに設定されると、監視対象施設への侵入があっても通報がされなくなってしまう。
そこで本発明は、停電から復電したときに監視状態を適切に設定することが可能な警備装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る警備装置は、監視対象施設に人が存在することを検知して通報する警戒モードと、監視対象施設に人が存在することを検知しない又は検知しても通報しない非警戒モードとを、監視状態として有する警備装置であって、停電から復電したことを検知する復電検知部と、停電から復電までの停電期間長を取得する停電期間取得手段と、停電から復電したことを復電検知部が検知したときに、停電期間長に応じて監視状態を設定する監視状態設定手段と、を有することを特徴とする。
上記の警備装置は、監視状態を記憶する記憶部を有し、監視状態設定手段は、停電期間長が所定時間長未満である場合、停電前の監視状態を復電時の監視状態として設定し、停電期間長が所定時間長以上である場合、所定の監視モードを復電時の監視状態として設定することが好ましい。
上記の警備装置において、監視状態設定手段は、復電日時に応じて所定の監視モードを設定することが好ましい。
上記の警備装置において、監視状態設定手段は、停電日時及び復電日時に応じて所定の監視モードを設定することが好ましい。
上記の警備装置は、監視対象施設に人が存在することを検知する監視手段を更に有し、監視状態設定手段は、所定の監視モードとして非警戒モードが設定された場合であっても、復電後の確認期間において監視対象施設に人が存在することが監視手段によって検知されない場合、監視状態を警戒モードに再設定することが好ましい。
本発明によれば、停電から復電したときに監視状態を適切に設定することが可能な警備装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る警備システムにおける警備装置のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。 警備装置の制御部及び記憶部の構成の一例を示したブロック図である。 停電から復電したことが検出されたときに制御部において実行される復電後処理の一例を示したフローチャートである。 制御部の監視状態設定手段によって実行される監視状態設定処理の一例を示したフローチャートである。 監視対象施設がオフィスである場合の、復電日時に応じて設定される所定の監視モードの一例を示した図である。 監視対象施設がオフィスである場合の、停電日時及び復電日時に応じて設定される所定の監視モードの一例を示した図である。 制御部の監視状態設定手段によって実行される監視状態再設定処理の一例を示したフローチャートである。 監視対象施設がオフィスである場合の、復電日時に応じて決定される確認期間の長さの一例を示した図である。 停電前の監視状態に応じて決定される確認期間の長さの一例を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、各図において同一、又は相当する機能を有するものは、同一符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
図1は、本発明の一実施形態に係る警備システム1における警備装置2のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。警備システム1は、ネットワーク4を介して相互に通信可能に接続された警備装置2及びセンタ装置3を有する。ネットワーク4として、例えば、モバイルネットワーク、インターネットネットワーク、又はこれらを組み合わせたものが利用される。
警備装置2は、オフィス、住宅又は学校等の監視対象施設への侵入者を、侵入検知センサ5を用いて監視する。侵入検知センサ5として、例えば、人体からの熱放射を検知する空間センサ、人体により反射された赤外線を検知する赤外線センサ、又は人を撮影するカメラ等が用いられる。警備装置2は、監視対象施設に人が存在することを検知してセンタ装置3へ通報する警戒モードと、監視対象施設に人が存在することを検知しない、又は検知してもセンタ装置3へ通報しない非警戒モードとを、監視状態として有する。警備装置2の監視状態は、利用者等の操作によって手動で設定される他、停電から復電したときに、後述する監視状態設定処理によって自動で設定される。更に、停電の有無にかかわらず、警備装置2の監視状態は、警備装置2の通常運用時において、全ての利用者が監視対象施設から退出していることが想定される警備開始予定時刻(例えば22時)が到来したときに自動で設定されることもある。すなわち、警備開始予定時刻になっても監視状態として非警戒モードが設定されている場合で、且つ、監視対象施設に人が存在することがいずれの侵入検知センサ5によっても一定時間(例えば30分)継続して検知されない場合、監視対象施設が無人状態であるとして、警備装置2の監視状態は、自動で警戒モードに設定される。
警備装置2は、制御部20、記憶部21、操作部22、報知部23、復電検知部24、センサI/F25、及び外部通信I/F26等を有する。
制御部20は、一以上のプロセッサ及び内部時計等の周辺回路を有し、記憶部21に記憶されたコンピュータプログラムを実行して警備装置2の各部を制御する。制御部20は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路により構成されてもよい。
記憶部21は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ(登録商標)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリとを有する。記憶部21は、制御部20により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムにより処理されるデータ等を記憶する。また、記憶部21は、警備装置2の識別番号、警備装置2の監視状態、停電が検知された時刻、復電が検知された時刻、及び監視対象施設への侵入者が検知されたことを示す情報等を、必要に応じて記憶する。
操作部22は、警備装置2を操作することを許可された警備員又は利用者等によって操作されるユーザI/F(インターフェース)であって、例えば、警備装置2の監視状態等を設定するための操作スイッチ又はタッチパネル等を備える。操作部22は、警備装置2を操作することを許可された警備員又は利用者等に貸与されるセキュリティカード等を読み取るためのカードリーダ等を備えてもよい。操作部22は、警備員又は利用者等によって操作されると、その操作に応じた信号を制御部20に出力する。
報知部23は、警備装置2の識別番号、警備装置2の監視状態、停電が検知された時刻、復電が検知された時刻、及び監視対象施設への侵入者が検知されたことを示す情報等を、警備員又は利用者等に報知するためのデバイスである。報知部23は、各種情報をディスプレイ等に表示する表示装置であってもよいし、各種情報を音声によって報知するスピーカ等の音声装置であってもよい。報知部23は、警備装置2の監視状態が現在のモードから別の監視モードに移行する際の予定時刻、及び退出案内等の情報を、必要に応じて報知してもよい。
復電検知部24は、停電から復電したことを検知すると、そのことを示す信号を制御部20に出力する。復電検知部24は、例えば、電池等を用いて警備装置2とは別に電力を供給されたFPGA又はASIC等の集積回路として実現される。復電検知部24は、警備装置2に電力を供給している電源装置(図示せず)から出力される電圧レベルを常に監視しており、電圧レベルが一定時間(例えば1秒間)続けて第1の閾値(例えば定格電圧の80%)未満まで低下すると停電が発生したと判定する。また、復電検知部24は、電源装置から出力される電圧レベルが一定時間(例えば1秒間)続けて第2の閾値(例えば定格電圧の90%)以上になると停電から復電したと判定する。
警備装置2は、電源装置による電力の供給が行えなくなった(例えば、電源装置から出力される電圧レベルが一定時間続けて第1の閾値未満まで低下した)場合にはバッテリ(図示せず)による電力供給に切り替えられるように構成されてもよい。この場合、復電検知部24は、バッテリから出力される電圧レベルを監視し、電圧レベルが一定時間続けて第1の閾値未満まで低下すると停電が発生したと判定する。また、復電検知部24は、バッテリから出力される電圧レベルが一定時間続けて第2の閾値以上になると停電から復電したと判定する。
復電検知部24は、停電を検知したときの現在時刻を停電時刻として記憶部21に記憶する。また、同様に、復電検知部24は、復電を検知したときの現在時刻を、復電時刻として記憶部21に記憶する。この現在時刻は、例えば、復電検知部24が周辺回路として有する内部時計によって計時される。内部時計は、例えば、外部のNTP(Network Time Protocol)サーバ(図示せず)等と定期的に同期することで、正確な現在時刻を保持することができる。
復電検知部24は、制御部20のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムとして実現されることも可能である。この場合、復電検知部24は、例えば、警備装置2の起動処理中において、警備装置2が正常な終了処理を経ずに異常終了したことを検出した場合に、停電から復電したと判定することができる。そして、復電検知部24は、例えば、記憶部21の不揮発性メモリに周期的に現在時刻を更新して記憶するようにしておき、停電から復電したことを検知したときに、この不揮発性メモリに停電前に記憶された最新の時刻を停電時刻として記憶部21に記憶する。そして、復電検知部24は、停電から復電したことを検知したときの現在時刻を、復電時刻として記憶部21に記憶する。この現在時刻は、例えば、制御部20が周辺回路として有する内部時計によって計時される。
センサI/F25は、制御部20を、有線又は無線によって侵入検知センサ5と接続するための通信I/F回路を有し、制御部20が侵入検知センサ5を用いて監視対象施設に人が存在することを検知することを可能とする。センサI/F25は、空間センサ、赤外線センサ又はカメラ等の侵入検知センサ5から出力される各種データを、所定の通信プロトコルに従って制御部20へ渡す。
外部通信I/F26は、制御部20を、ネットワーク4を介してセンタ装置3と接続するための通信I/F回路を有し、制御部20がセンタ装置3と通信することを可能とする。外部通信I/F26は、制御部20から出力される警備装置2の識別番号、警備装置2の監視状態、停電が検知された時刻、復電が検知された時刻、及び監視対象施設への侵入者が検知されたことを示す情報等を、ネットワーク4を介してセンタ装置3へ渡す。また、外部通信I/F26は、センタ装置3からネットワーク4を介して出力される、警備装置2の監視状態を所望の監視モードに設定することを指示する信号、又は警備装置2に所望の情報を送信することを指示する信号等を、制御部20へ渡す。
センタ装置3は、管理員及び警備員が常駐する警備センタに設置され、ネットワーク4を介して一以上の警備装置2を管理するセンタサーバである。センタ装置3は、警備装置2と同様に、プロセッサ、メモリ、及び通信I/F等を備える。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行してセンタ装置3の全体制御を行う。メモリは、RAM等の揮発性メモリと、HDD等の不揮発性メモリとを有し、プロセッサにより実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムにより処理されるデータ等を記憶する。通信I/Fは、プロセッサがネットワーク4を介して警備装置2と通信することを可能とする。例えば、センタ装置3は、警備装置2の監視状態を所望の監視モードに設定することを指示する信号を警備装置2に送信し、警備装置2に設定された監視状態を警備装置2から受信してメモリに保持する。
また、センタ装置3は、監視対象施設への侵入者が検知されたことを示す通報を警備装置2から受信すると、警備装置2の識別番号、及び侵入検知センサ5が取得した侵入者の映像等の各種情報を、通報とともに警備装置2から受信してモニタ等に表示する。これにより、警備センタに常駐する管理員によって、警備装置2の監視対象施設へ警備員が派遣される。
図2は、警備装置2の制御部20及び記憶部21の構成の一例を示したブロック図である。記憶部21は、停電期間取得プログラム211、監視状態設定プログラム212、及び監視プログラム213を、ソフトウェアモジュール又はファームウェア等として記憶する。また、記憶部21は、警備装置2に設定された監視状態の情報を、監視状態214として不揮発性メモリに記憶する。制御部20は、記憶部21に記憶された各コンピュータプログラムを読み出して実行することによって、停電期間取得手段201、監視状態設定手段202、及び監視手段203として機能する。また、制御部20は、同様に、記憶部21に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、復電検知部24として機能することもできる。
図3は、停電から復電したことが検出されたときに制御部20において実行される復電後処理の一例を示したフローチャートである。
停電期間取得手段201は、停電から復電したことが復電検知部24によって検出されると、復電検知部24によって記憶部21に記憶された停電時刻及び復電時刻を読み出して、停電時刻から復電時刻までの時間差を停電期間長として取得する(ステップS100)。
次に、監視状態設定手段202は、停電期間取得手段201が取得した停電期間長に応じて、復電後の警備装置2の監視状態を設定する監視状態設定処理を実行する(ステップS200)。この監視状態設定処理については、後で図4を参照して詳しく説明する。警備装置2は、前述のように、監視対象施設内に利用者が存在しないときに設定される警戒モードと、監視対象施設内に利用者が存在するときに設定される非警戒モードとを、監視状態として少なくとも有する。監視状態設定手段202は、警備装置2の監視状態を設定すると、設定した監視モードを、監視状態214として記憶部21に記憶するとともに、外部通信I/F26を介してセンタ装置3へ送信する。
次に、監視状態設定手段202は、監視対象施設に利用者が存在するか否かを確認して監視状態をより適切に設定する監視状態再設定処理を実行する(ステップS300)。監視状態再設定処理は、監視状態設定処理の後に実行される以外に、例えば、復電後にセンタ装置3からの通信に従って警備装置2の監視状態が設定された後に実行されてもよい。この監視状態再設定処理については、後で図7を参照して詳しく説明する。
次に、監視手段203は、監視状態設定手段202が設定した監視状態に従って、監視対象施設の監視処理を行う(ステップS400)。すなわち、監視手段203は、警戒モードにおいては、監視対象施設に人が存在することを検知すると、異常を検知したと判定してセンタ装置3へ異常を通報する。一方、監視手段203は、非警戒モードにおいては、監視対象施設に人が存在することを検知しない、又は検知しても異常を検知したとは判定せずにセンタ装置3へ異常を通報しない。
図4は、制御部20の監視状態設定手段202によって実行される監視状態設定処理の一例を示したフローチャートである。前述のとおり、停電してから復電するまでの停電期間長が長い場合には、監視対象施設を利用する人の有無等の状況が停電前後で変化している可能性が高いと予想される。一方、停電期間長が短い場合には、監視対象施設を利用する人の有無等の状況が停電前後で変化していない可能性が高いと予想される。
そこで、監視状態設定手段202は、停電期間長が所定時間長(例えば6時間)未満であるか否かを判定する(ステップS201)。監視状態設定手段202は、停電期間長が所定時間長未満である場合(ステップS201でYes)、記憶部21から停電前、すなわち、停電が発生した時に復電検知部24によって設定されていた監視状態214を取得して復電時の監視状態として設定する(ステップS202)。一方、停電期間長が所定時間長以上である場合(ステップS201でNo)、監視状態設定手段202は、以下で説明する所定の監視モードを復電時の監視状態として設定する(ステップS203)。
なお、所定時間長は、停電時刻等によって可変であってもよい。例えば、オフィスでは、昼の時間帯と夕方の時間帯とを比較すると、同じ6時間後であっても、前者の場合は利用者の状況が変化している可能性が低く、後者の場合は利用者の状況が変化している(退勤して不在になっている)可能性が高いことが想定される。そのため、前者の場合は所定時間長を長く(例えば8時間)して、後者の場合は所定時間長を短く(例えば4時間)してもよい。このように、所定時間長は、停電時刻(または停電した時間帯)や監視対象施設等に応じて設定されてもよい。
所定の監視モードは、復電したときの日時(時間帯、スケジュール、又はカレンダー等)に応じて設定される。例えば、オフィスでは、平日の勤務時間(又は営業時間、以下同じ)内では、監視対象施設に利用者が存在する可能性が高いと予想されるが、平日の勤務時間外又は休日では、監視対象施設に利用者が存在しない可能性が高いと予想される。図5は、監視対象施設がオフィスである場合の、復電日時に応じて設定される所定の監視モードの一例を示した図である。この場合、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の勤務時間内の場合には、監視状態として非警戒モードを設定し、復電日時が平日の勤務時間外又は休日の場合には、監視状態として警戒モードを設定する。
これにより、復電時の警備装置2の監視状態が、停電から復電までの停電期間長を考慮した上で適切に設定される。この結果、復電後に監視対象施設に利用者が存在するにもかかわらず監視状態が警戒モードとされて、不必要に通報が行われて警備員が対応に追われることが抑制される。また、復電後に監視対象施設に利用者が存在しないにもかかわらず監視状態が非警戒モードとされて、監視対象施設への侵入があっても通報がされなくなることが抑制される。
所定の監視モードは、監視対象施設の種類に応じて設定されてもよい。例えば、夜間又は休日に利用者が存在する可能性が高いことが予想されるリゾートホテル又はナイトクラブのような監視対象施設では、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の夜間又は休日の場合には、監視状態として非警戒モードを設定する。そして、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の昼間の場合には、監視状態として警戒モードを設定する。
また、所定の監視モードは、停電日時及び復電日時に応じて設定されてもよい。例えば、停電日時と復電日時とで、時間帯及び曜日等が同じである場合、監視対象施設を利用する人の有無等の状況が停電前後で変化していない可能性が高いと予想される。図6は、監視対象施設がオフィスである場合の、停電日時及び復電日時に応じて設定される所定の監視モードの一例を示した図である。監視状態設定手段202は、停電日時と復電日時とで、平日であるか又は休日であるかが同じであり、かつ、勤務時間内であるか又は勤務時間外であるかが同じである場合、記憶部21から停電前の監視状態214を取得して復電時の監視状態として設定する。また、その他の停電日時と復電日時の組み合わせでは、例えば、図5に示した所定の監視モードと同じ所定の監視モードが、監視状態として復電日時に応じて設定される。
また、所定の監視モードは、復電日時にかかわらず、監視対象施設の種類に応じて設定されてもよい。例えば、定年後の老人が暮らす一軒家又は年中無休の店舗等のように、日時にかかわらず人が存在する可能性が高い監視対象施設では、監視状態設定手段202は、復電日時にかかわらず、所定の監視モードとして非警戒モードを設定する。或いは、空き家又は空きオフィス等のように、日時にかかわらず人が存在しない可能性が高い監視対象施設では、監視状態設定手段202は、復電日時にかかわらず、所定の監視モードとして警戒モードを設定する。
なお、所定の監視モードは、復電日時や監視対象施設の種類等によらず、事前に非警戒モードまたは警戒モードのいずれを設定するかを固定しておいてもよい。
図7は、制御部20の監視状態設定手段202によって実行される監視状態再設定処理の一例を示したフローチャートである。なお、図3には、監視状態設定処理(ステップS200)の後に、この監視状態再設定処理(ステップS300)が実行されるフローを示したが、監視状態再設定処理は、図4に示した監視状態設定処理において、特に、復電時に所定の監視モードが設定された場合(ステップS203)に実行されることが好ましい。なぜなら、復電時に所定の監視モードとして、非警戒モードが設定された場合、利用者が存在しないにもかかわらず監視が適切に実行されなくなっている可能性があるからである。したがって、以下では、復電時に所定の監視モードが設定された場合の監視状態再設定処理について説明する。すなわち、図3において、監視状態設定処理(ステップS200)で停電前の監視状態を復電時の監視状態として設定した場合には、監視状態再設定処理(ステップS300)はスキップして、監視処理(ステップS400)を行う。
セキュリティの観点から、監視対象施設への侵入があっても通報がされなくなることは、回避されることが好ましい。特に、上述のように、復電時に所定の監視モードとして、非警戒モードが設定された場合、利用者が存在しないにもかかわらず警備が適切に実行されなくなっている可能性がある。そこで、監視状態設定手段202は、復電時に所定の監視モードが設定された場合には、監視対象施設に利用者が存在するか否かを確認して監視状態をより適切に設定するための監視状態再設定処理を実行する。
まず、監視状態設定手段202は、復電時に所定の監視モードとして設定された監視状態が非警戒モードであるか否かを判定する(ステップS301)。復電時に所定の監視モードとして設定された監視状態が非警戒モードでない場合(ステップS301でNo)、監視状態設定手段202は、監視状態再設定処理を終了する。
一方、復電時に所定の監視モードとして設定された監視状態が非警戒モードである場合(ステップS301でYes)、監視状態設定手段202は、監視状態再設定処理を実行する確認期間の長さを決定する(ステップS302)。この確認期間の長さは、以下で説明するように復電日時又は監視対象施設の種類等に応じて決定されることが好ましいが、固定値(例えば20分)であってもよい。そして、監視状態設定手段202は、タイマを用いて、決定した確認期間の長さの計時を開始する(ステップS303)。
確認期間において、監視状態設定手段202は、監視対象施設に人が存在することが監視手段203によって検知されたか否かを判定する(ステップS304)。監視対象施設に人が存在することが検知された場合(ステップS304でYes)、監視状態設定手段202は、警備装置2の監視状態を非警戒モードとしたまま、監視状態再設定処理を終了する。
一方、監視対象施設に人が存在することが検知されない場合(ステップS304でNo)、監視状態設定手段202は、タイマをチェックして確認期間が経過したか否かを判定する(ステップS305)。監視状態設定手段202は、確認期間が経過するまでステップS304を繰り返す。
確認期間において監視対象施設に人が存在することが監視手段203によって検知されない場合(ステップS305でYes)、監視状態設定手段202は、監視状態を警戒モードに再設定する(ステップS306)。
これにより、復電時の警備装置2の監視状態が、監視対象施設に利用者が存在するか否かを確認した上で適切に設定される。この結果、復電後に監視対象施設に利用者が存在しないにもかかわらず監視状態が非警戒モードとされて、監視対象施設への侵入があっても通報がされなくなることが回避される。
確認期間の長さは、復電したときの日時(時間帯、スケジュール、又はカレンダー等)に応じて決定されてもよい。例えば、オフィスでは、平日の勤務時間(又は営業時間、以下同じ)内には、監視対象施設を出入りする利用者が多いことが予想されるが、平日の勤務時間外又は休日には、監視対象施設を出入りする利用者が少ないことが予想される。図8は、監視対象施設がオフィスである場合の、復電日時に応じて決定される確認期間の長さの一例を示した図である。この場合、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の勤務時間内の場合には、確認期間の長さを長くし(例えば20分)、復電日時が平日の勤務時間外又は休日の場合には、確認期間の長さを短くする(例えば10分)。
また、確認期間の長さは、監視対象施設の種類に応じて決定されてもよい。例えば、夜間又は休日に人の出入りが多いことが予想されるリゾートホテル又はナイトクラブのような監視対象施設では、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の夜間又は休日の場合には、確認期間の長さを長くする(例えば20分)。そして、監視状態設定手段202は、復電日時が平日の昼間の場合には、確認期間の長さを短くする(例えば10分)。
また、確認期間の長さは、停電前の監視状態に応じて決定されてもよい。例えば、停電前に操作部22の操作又はセンタ装置3からの通信に従って設定された警備装置2の監視状態が、復電時に監視状態設定手段202によって変更されたような場合には、監視状態再設定処理は短い確認期間で実行されることが好ましい。図9は、停電前の監視状態に応じて決定される確認期間の長さの一例を示した図である。この場合、監視状態設定手段202は、停電前の監視状態が警戒モードに設定されていた場合には、停電前の監視状態が非警戒モードに設定されていた場合よりも、確認期間の長さが短くなるように、確認期間の長さを決定する。例えば、監視状態設定手段202は、停電前の監視状態が警戒モードに設定されていた場合には、確認期間の長さを10分とし、停電前の監視状態が非警戒モードに設定されていた場合には、確認期間の長さを20分とする。
また、確認期間の長さは、停電が発生していない通常時において、予め設定された警備開始予定時刻の到来等に従って警備装置2が監視状態を非警戒モードから警戒モードへ移行させるときの一定時間(例えば30分)よりも短い(例えば10分)ことが好ましい。なぜなら、復電時に設定された非警戒モードは利用者の操作によるものではなく、利用者の意思に反している可能性があり、監視対象施設に利用者が存在しない場合にはより速やかに警戒モードを設定することが望まれるからである。一方、警備開始予定時刻に非警戒モードが設定されている場合は、残業等により警備開始予定時刻を過ぎても利用者が存在している可能性も有り、警戒モードへの移行タイミングが早いと不必要な異常が発生しやすくなるためである。
以上のように、本実施形態の警備装置は、監視対象施設に人が存在することを検知して通報する警戒モードと、監視対象施設に人が存在することを検知しない又は検知しても通報しない非警戒モードとを、監視状態として有する警備装置であって、停電から復電したことを検知する復電検知部と、停電から復電までの停電期間長を取得する停電期間取得手段と、停電から復電したことを復電検知部が検知したときに、停電期間長に応じて監視状態を設定する監視状態設定手段と、を有することを特徴とする。これにより、停電から復電したときに監視状態を適切に設定することが可能な警備装置が提供される。
上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明は、その技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態では、停電期間長を、停電時刻から復電時刻までの時間差として取得するものとして説明したが、これに限らず、停電した時間帯(例えば、昼間帯と夜間帯等)やスケジュール(例えば、勤務時間や営業時間等)と、復電した時間帯やスケジュールとから、停電期間長を取得してもよい。例えば、停電時と復電時とで時間帯やスケジュールが変化していない場合(例えば、昼間帯に停電して昼間帯に復電等)、停電期間長が短いとし、時間帯やスケジュールが変化した場合(例えば、勤務時間外に停電して勤務時間内に復電等)、停電期間長が長いとする。そして、監視状態設定手段202は、停電期間長が短い場合、すなわち、所定時間長未満である場合、停電前の監視状態を復電時の監視状態として設定し、停電期間長が長い場合、すなわち、所定時間長以上である場合、所定の監視モードを復電時の監視状態として設定する。
また、変形例として、図4に示した監視状態設定処理において、復電時の監視状態として停電前の監視状態が設定された場合(ステップS202)にも、図7で示した監視状態再設定処理を実行してもよい。そして、この場合、監視状態として停電前の監視状態が設定された(ステップS202)か、所定の監視モードが設定された(ステップS203)かに応じて確認期間の長さが決定されてもよい。例えば、監視状態設定手段202は、停電前の監視状態を復電時の監視状態として設定した場合には、確認期間の長さを長くし(例えば20分)、所定の監視モードを復電時の監視状態として設定した場合には、確認期間の長さを短くする(例えば10分)。これにより、利用者が存在しないにもかかわらず非警戒モードの状態が継続することを抑制できる。
このような変形例の構成によっても、停電から復電したときに監視状態を適切に設定することが可能な警備装置2が提供される。
1 警備システム、2 警備装置、3 センタ装置、4 ネットワーク、5 侵入検知センサ、20 制御部、21 記憶部、22 操作部、23 報知部、24 復電検知部、25 センサI/F、26 外部通信I/F、201 停電期間取得手段、202 監視状態設定手段、203 監視手段、211 停電期間取得プログラム、212 監視状態設定プログラム、213 監視プログラム、214 監視状態。

Claims (5)

  1. 監視対象施設に人が存在することを検知して通報する警戒モードと、監視対象施設に人が存在することを検知しない又は検知しても通報しない非警戒モードとを、監視状態として有する警備装置であって、
    停電から復電したことを検知する復電検知部と、
    停電から復電までの停電期間長を取得する停電期間取得手段と、
    停電から復電したことを前記復電検知部が検知したときに、前記停電期間長に応じて前記監視状態を設定する監視状態設定手段と、
    を有することを特徴とする警備装置。
  2. 前記監視状態を記憶する記憶部を有し、
    前記監視状態設定手段は、前記停電期間長が所定時間長未満である場合、停電前の前記監視状態を復電時の前記監視状態として設定し、前記停電期間長が前記所定時間長以上である場合、所定の監視モードを復電時の前記監視状態として設定する、
    請求項1に記載の警備装置。
  3. 前記監視状態設定手段は、復電日時に応じて前記所定の監視モードを設定する、
    請求項2に記載の警備装置。
  4. 前記監視状態設定手段は、停電日時及び復電日時に応じて前記所定の監視モードを設定する、
    請求項2に記載の警備装置。
  5. 監視対象施設に人が存在することを検知する監視手段を更に有し、
    前記監視状態設定手段は、前記所定の監視モードとして前記非警戒モードが設定された場合であっても、復電後の確認期間において監視対象施設に人が存在することが前記監視手段によって検知されない場合、前記監視状態を前記警戒モードに再設定する、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の警備装置。
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