JP7369625B2 - 屋上通気装置 - Google Patents

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Description

この発明は、屋上スラブを有する建物に配設される排水管の上部に設置されて、当該排水管に外気を取り入れる屋上通気装置に関する。
従来、集合住宅やビルなどの高層建築に配設される排水立て管に外気を取り入れるために、この排水立て管の上部に屋上通気装置を設置する技術が公知である。
たとえば、特許文献1には、屋上スラブのコンクリートに埋設される通気管の上部に設けられた屋上通気装置が開示されている。この屋上通気装置では、通気管と、その上端部に設けられた取付金具と、これらを覆い屋上スラブに設置される通気管保護部材(通気口カバー)と、通気口カバーと上記取付金具とを連結する連結ボルトとを備え、通気口カバーで通気管及び取付金具を覆った後、連結ボルトで通気口カバーと取付金具とを連結するようになっている。
特開2011-7034号
ところが、屋上スラブを貫通して固定された通気管の先端通気口を覆う通気口カバーの取付方が複雑、かつ、部品点数が多いという問題があった。
また、通気管の点検、清掃をしようとするとき、連結ボルトを外した後、通気口カバーを退けなければ、通気管が露出されず、面倒であるとともに、通気管を露出させても、その上面開口に取付金具が取り付けられており、これを取り外さなければ、通気管の管内の点検、清掃ができないという問題があった。
そこでこの発明は、部品点数が削減でき、通気管の点検、清掃を簡単に行うことを可能にした屋上通気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、屋上スラブから突出した通気管を覆うとともに上面に開口が形成された通気口カバーと、前記開口に着脱自在に取り付けられた固定補助部材と、前記通気管に外気を取り入れる通気口と、を備え、前記固定補助部材が通気口カバーに取り付けられたとき、前記通気管に圧接されて、前記通気管に対して前記通気口カバーが固定される、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の屋上通気装置において、前記通気管の先端に通気継手が接続され、前記通気継手に前記通気口が形成された、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上通気装置において、前記固定補助部材が前記通気口カバーの開口を閉塞する閉塞キャップである、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上通気装置において
、前記固定補助部材が前記通気管側の管体と別の管体とを接続する接続継手である、こと
を特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の屋上通気装置において、前記固定補助部材は前記通気口カバーに対して螺合され、前記固定補助部材をねじ込むことで前記通気管又はこれに接続された管体に前記固定補助部材がパッキンを介して圧接され固定された、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、固定補助部材は、通気口カバーに取り付けられたとき通気管に固定されて、前記通気管に対して前記通気口カバーが固定されるため、他の部品を必要とせず、また、固定補助部材を取り外せば、通気管を露出させて、通気管の点検、清掃を容易に行なうことができる。
請求項2の発明によれば、前記通気管の先端に通気継手を接続し、前記通気継手に前記通気口を形成したので、通気継手の大きさを調整するだけで、屋上スラブからの突出量を調整することができ、屋上通気装置の設置を簡単に行うことができる。
請求項3の発明によれば、固定補助部材を閉塞キャップにしたので、通気管の先端開口を閉塞でき、通気管への雨水や異物の侵入を防止できる。
請求項4の発明によれば、固定補助部材を前記通気管側の管体と別の管体とを接続する接続継手にしたので、接続継手に他の管体を接続することで、通気管からの臭気を他の場所で排出することが可能になる。
請求項5の発明によれば、固定補助部材を前記通気口カバーに対して螺合し、前記固定補助部材をねじ込むことで前記通気管又はこれに接続された管体に、固定補助部材をパッキンを介して圧接するようにしたので、簡単な構造にて通気口カバーを簡単に通気管に固定することができる。
図2~図6とともにこの発明の実施の形態1を示すもので、本図は正面図である。 平面図である。 底面図である。 通気口カバーを設置した状態の縦断面図である。 通気口カバーを設置する様子を順に示す縦断面図であり、(a)は設置前の状態を、(b)は通気継手を通気管に嵌合する直前を、(c)は通気管の上方に位置した状態を、(d)は通気口カバーを設置する直前をそれぞれ示す縦断面図である。 図7とともに要部を拡大して示す縦断面図であり、本図は閉塞キャップをねじ込む前の状態を示す。 閉塞キャップをねじ込んだ状態を示す。右斜め上方に、ねじ込み部を拡大して示す。 図9、図10と共に、この発明の実施の形態2を示すもので、本図は各部を分解して示す縦断面図である。 図8における要部の拡大断面図である。 図8の状態から各部を接続した状態を示す縦断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1~図7は、この発明の実施の形態1に係る屋上通気装置10を示すもので、図1は正面図、図2は平面図、図3は底面図、図4は通気口カバーを設置した状態の縦断面図、図5は通気口カバーを設置する様子を順に説明するための縦断面図、図6及び図7は要部を拡大して示す縦断面図で、図6は閉塞キャップをねじ込む前の状態を、図7は閉塞キャップをねじ込んだ状態を示すものである。
この実施の形態1は、通気口カバー40を通気管30に固定するための固定補助部材として、通気口カバー40の上端開口を覆う閉塞キャップ50に適用したものである。
屋上通気装置10は、建物に配設された排水管に外気を取り入れるためのもので、排水管(図示は省略する)の上端に連通するように接続され、屋上スラブ20にこれを上下方向に貫通して固定された通気管30と、通気管30の屋上スラブ20から突出した先端を覆う通気口カバー40と、通気口カバー40の先端開口を閉塞するとともに、通気口カバー40を通気管30の先端に固定する閉塞キャップ50と、を備える。
先ず、屋上通気装置10が設置される屋上スラブ20の構造について説明する。
屋上スラブ20は、型枠(図示は省略する)内にコンクリートを打設して構築されるが、通気管30は屋上の所定の位置に上方に突出するように位置されており、これらを埋設するようにコンクリートが打設される。なお、通気管30は、塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで構成されている。
屋上スラブ20の上面には第1の防水層21が設けられ、第1の防水層21の上面には断熱層22が設けられ、さらに、断熱層22の上面には第2の防水層23が設けられる。
通気管30は、屋上スラブ20に形成された貫通孔に挿通され、通気管30の外周面と貫通孔の内周面との間にモルタルなどの充填材24が充填されて屋上スラブ20に埋設されている。
通気管30は、屋上スラブ20からの突出量が所定の長さになるように形成されており、通気管30の外周面に上記第1の防水層21と第2の防水層23とが沿うように位置され、これらの通気管30の上端近傍において締付バンド25により固定されている。
通気管30の上端部には、側面に3つの通気口32が形成された通気継手31が固定されている。この通気継手31は通気管30と同様に塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで構成されている。
この通気継手31は、通気管30とほぼ同径の短いパイプ状で、長さ方向の中央に段差部が形成され、上半分33の径が通気管30と同径に、下半分34の内径が通気管30の外径とほぼ同じに形成されていて、上半分33の側面に上記通気口32が形成され、下半分34が通気管30の上端部に外嵌されて接着固定されている。
また、通気継手31の下端縁は、外方に拡径されたスカート部35が形成されており、このスカート部35の下方に、上記第1の防水層21及び第2の防水層23の上端縁を締め付けた締付バンド25が位置されている。これにより、第1の防水層21、第2の防水層23の端部から雨水などの侵入が防止される。
通気口カバー40は、図に示すように、上面40aが閉じ、下方に行くに従い拡径し下端40bが開口した円錐台形状をした逆さ容器形状をしており、側面に縦方向に伸びる複数の通気孔40cが形成され、また、側面上部に横方向に伸び、数本の指が挿通できる把持孔40dが周方向に180度離間して形成されている。これら通気孔40c及び把持孔40dは通気口カバー40の内部に鳥などが侵入できない大きさにされている。
通気口カバー40の上面40aには通気継手31の上端部が挿通できる大きさの開口41が形成され、通気口カバー40は、例えば、繊維セメントモルタルから成形されている。
このような通気口カバー40は、円形帯状を円周方向に3分割したクッション45を介して屋上スラブ20に載置されており、その高さが、屋上スラブ20の表面から上記通気継手31の上端までの高さとほぼ同じに形成されている。
上記クッション45は周方向に三分割されているため、通気口カバー40の下部に雨水が溜まらないようになっている(図3参照)。このクッション45は、屋上スラブ20は通常1/50くらいの傾斜面となっており、ほぼ鉛直に埋設された通気管30(通気継手31)に固定される通気口カバー40の下面(水平面)との間のずれを吸収できるようになっている。
通気口カバー40の上面開口41の内周部には、雌ネジ42aが形成されたネジ部材42がインサート成形により一体に形成され、該ネジ部材42に上記閉塞キャップ50が螺合されるようになっている。なお、ネジ部材42は、塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで成形されている。
ネジ部材42の内周面は、その下1/3が上記通気継手31の外径よりやや大きく形成された嵌合部42bに、この嵌合部42bの上側1/3が上方に行くに従い拡径する拡径部42cに、さらに拡径部42cの上側1/3が上記雌ネジ部42aに形成されている。
そして、通気口カバー40を通気継手31(通気管30)に被せ、屋上スラブ20に載置するとき、上記ネジ部材42の嵌合部42bを通気継手31の上端に外嵌させ、通気継手31の上縁とネジ部材42の雌ネジの上縁とがほぼ面一か又は上方に突出するように位置される。このとき、ネジ部材42の嵌合部42bと通気継手31の上端との間にはわずかな間隙が形成され、この間隙も上述のように鉛直に埋設された通気管30(通気継手31)とわずかに傾斜して載置された通気口カバー40の下面(水平面)との間のずれを吸収するようになっている。なお、通気口カバー40の移動は上記2つの把持孔40dに手(指)を入れることで容易に持ち上げることができる。
通気口カバー40を通気継手31の上端部に嵌合させて屋上スラブ20に載置すると、通気継手31の上縁外周面とネジ部材42の拡径部42cとの間に上方に開口するくさび状の溝55が形成される。なお、このくさび溝55は後述するリング状のパッキン57が挿入される空間56の下部分を構成する。
閉塞キャップ50は、塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで成形され、上面が通気継手31の上部開口を覆う蓋部51と該蓋部51の外周縁から下方に突出する短筒部52とが一体に形成されている。
短筒部52の内径は前記通気継手31の上端部の外径よりもやや大きく形成され、短筒部52の上半分がやや肉厚でその外周面にローレット加工が施された把持部52aに、下半分の外径が上半分より縮径されてやや薄肉にされ、その外周面に上記ネジ部材42の雌ネジ42aに螺合する雄ネジ52bに、形成されている。
雄ネジ52bのやや上側に周方向に伸びる小フランジ52cが形成され、また、雄ネジ52bの下端であってその内周縁には下方に行くに従い拡径する拡径部52dに形成されている。
この拡径部52dは後述するように、閉塞キャップ50をネジ部材42に螺合したときに、上記拡径部42cと通気継手31の外周面との間で断面が扁平な三角形状をした空間56が形成される。
パッキン57は、ゴム様材料からなり断面が縦長な楕円形状をしたリング状で、その内径が上記通気継手31の外径とほぼ同じに形成されている。
通気口カバー40を通気管30(通気継手31)に固定するには、先ず、パッキン57を通気継手31に外嵌して下方に移動させ、上記くさび溝55内に配置する。
次に閉塞キャップ50の蓋部51を通気口カバー40の上面開口の上方に位置させ、下方に移動させ、閉塞キャップ50の雄ネジ52bをネジ部材42の雌ネジ42aにねじ込む。
閉塞キャップ50をねじ込んでいくと、上記空間56の容積が縮小され、パッキン57は上斜め外方から拡径部52dにより押圧され、圧潰されることで、通気継手31、通気口カバー40のネジ部材42及びパッキン57が密着される。
閉塞キャップ50のねじ込みは、閉塞キャップ50の小フランジ52cがネジ部材42の上端縁に当接することで止められるが、この状態では、パッキン57が十分に圧潰されて通気継手31と閉塞キャップ50及び通気口カバー40とが密着された状態となっている。
これにより、通気口カバー40が固定側の部材である通気継手31(通気管30)に固定される。このように閉塞キャップ50は通気継手31(通気管30)と通気口カバー40との間に介在されて通気口カバー40の固定を補助する固定補助部材として機能する。
なお、閉塞キャップ50の短筒部52の軸方向の長さをある程度大きくしておくことで、通気継手31の通気孔カバー40の開口41からの突出量が大きい場合でも、短筒部52の内周面の長さ(軸方向の長さ)がクリアランスとなって、その突出した通気継手31の部分を吸収することができる。
そして、通気継手31の上部開口は閉塞キャップ50により閉塞されるが、通気継手31の側面に形成された通気口32により通気管30内の臭気などを放出することができる。
また、閉塞キャップ50を通気口カバー40から外すことにより、通気継手31(通気管30)の上端開口を露出させることができ、通気管30及びこれに連通する排水管の管内の点検、清掃を容易に行なうことができる。
さらに、上述のように、屋上通気装置10を構成する、通気管30、通気口カバー40、ネジ部材42、及び閉塞キャップ50はすべて硬質プラスチック又はセメントモルタルで成形されているため、錆びることはなく寿命を長くすることができる。
なお、上記実施の形態1に係る屋上通気装置10にあっては、通気管30の上端部に通気継手31を介して通気口カバー40に閉塞キャップ50をねじ込んだが、本発明はこれに限らず、通気継手31を介さずに通気管30に直接、通気口カバー40を被せ、通気口カバー40に閉塞キャップ50をねじ込むようにしても良い。
この場合、通気管30を、その上端縁が通気口カバー40の上面とほぼ同じ高さになるようにしておき、また、通気管30の上部周面に臭気を放出するための通気口は設ければよい。
(実施の形態2)
図8~図10は、この実施の形態2に係る屋上通気装置60を示し、図8は各部を分解して示す縦断面図、図9は図8における要部の拡大断面図、図10は図8の状態から各部を接続した状態を示す縦断面図である。
この実施の形態2に係る屋上通気装置60は上記実施の形態1に係る屋上通気装置10と比較すると、固定補助部材として、閉塞キャップ50でなく、パイプとパイプとを接続する接続継手であるソケット70にした点で異なる。したがって、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この実施の形態2に係る屋上通気装置60は、通気管30が配設された位置が屋上の出入口などの近傍の場合に、当該出入口などに臭気を漂わせないようにするために、通気管30に水平方向に伸びる直管を接続して、通気口を上記出入口から離間させる必要がある。
ソケット70は直管状でその内径が通気管30の外径とほぼ同じかやや大きく形成され、その上下両端に接続部71が形成されていて、接続部71は、上記実施の形態1における閉塞キャップ50の短筒部52のうち、把持部52aを除いた雄ネジと小フランジと拡径部とほほ同じ構造をしている。なお、このようなソケット70は塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで成形されている。
すなわち、下側の接続部71について説明すれば、その外周面の下半分が通気口カバー40の上記ネジ部材42の雌ネジ42aに螺合する雄ネジ71aに、雄ネジ71aのやや上側に周方向に伸びる小フランジ71bに、雄ネジ71aの下端であってその内周縁には下方に行くに従い拡径する拡径部71cに、それぞれ形成されており、このような接続部71は、ソケット70の上下両端で同じ構造に形成されている。
そして、このようなソケット70で、通気口カバー40を通気管30に固定するには、上記実施の形態1の閉塞キャップ50の通気口カバー40へのねじ込みと同様に行う。
すなわち、先ず、通気口カバー40を通気管30に被せて、その開口41から通気管30の上端部を突出させ、上記ネジ部材42を通気管30の上端に外嵌させた後、くさび溝55にパッキン57を外嵌する。
次に、ソケット70の接続部71を通気口カバー40のネジ部材42にねじ込むことで、通気口カバー40を通気管30に固定する。
このように通気管30に通気口カバー40を、ソケット70を介して固定した後、ソケット70の上側の接続部71に立上げ管75を連結する。立上げ管75は通気管30を短く切ったような短いパイプ状で塩化ビニルやポリエチレンなどの硬質プラスチックで成形されている。
このような立上げ管75には接続ナット76を外嵌されており、この接続ナット76を上記ソケット70の上側接続部71の雄ネジ71aに螺合することでソケット70に接続する。
接続ナット76は、上記通気口カバー40のネジ部材42とほぼ同じ形状で、具体的には全体が立上げ管75より大径な短筒状をしており、内周面の長さ方向の中央から半分が雌ネジ76aに、雌ネジ76aが形成されていない側の端部が内方向に突出する内フランジ部76bに、また、雌ネジ76aと内フランジ部76bとの間が雌ネジ76aに行くに従い拡径する拡径部76cに形成され、内フランジ部76bの内径が立上げ管75の外径よりわずかに大きく形成されている。このような接続ナット76を立上げ管75に外嵌させたときに、上記拡径部76cと立上げ管75との間にくさび溝55が形成される。
そして、立上げ管75のソケット70の接続部71への接続は、先ず、接続ナット76を立上げ管75に外嵌し、上記くさび溝55にパッキン57を位置させる。このとき、接続ナット76は、立上げ管75の下端に寄った位置に外嵌させておき、立上げ管75をソケット70の上側の接続部71に内嵌させ、この状態から接続ナット76を接続部71にねじ込むことで、ソケット70に立上げ管75が接続される。
次に、立上げ管75にL字型のエルボ継手80を連結し、さらにエルボ継手80に水平直管85を接続することで、通気管30の通気口を上記屋上の出入口から離れた位置に位置させることができる。
すなわち、エルボ継手80は直角に曲がった屈曲部81とその両端に形成された連結部82とからなり、屈曲部81の内径は上記立上げ管75の内径とほぼ同じで、連結部82の内径は立上げ管75の外径とほぼ同じに形成されている。
そして、先ず、エルボ継手80の下側を向いた連結部82を上記立上げ管75の上端に外嵌して接着する。次に、エルボ継手80の側方を向いた連結部82に水平直管85を内嵌して接着する。
水平直管85の他端には別のL字型のエルボ継手80の一方の連結部82が接続され、さらにこのエルボ継手80の他方の接続部82が上方を向く向きにして、短いパイプ状の立上げ管90を接続し、この立上げ管90の上端に通気弁91が取り付けられる。
以上のように、この実施の形態2に係る屋上通気装置60にあっては、通気口カバー40を接続継手であるソケット70を固定補助部材として、通気管30に固定することができ、通気弁91から通気管30に外気を取り入れることができるとともに、また、屋上の出入口から所定の距離(水平直管85の長さ)分、離間にした位置で通気管30からの臭気を放出することができる。
なお、上記実施の形態2においては固定補助部材として直管状のソケット70を適用したものについて説明したが、本発明はL字状のエルボ継手の連結部に雄ネジを形成することで、接続継手であるエルボ継手を固定補助部材とすることもできる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
10 屋上通気装置
20 屋上スラブ
30 通気管
31 通気継手
32 通気口
40 通気口カバー
41 開口
50 閉塞キャップ(固定補助部材)
60 屋上通気装置
70 ソケット(固定補助部材)
75 立上げ管(管体)

Claims (5)

  1. 屋上スラブから突出した通気管を覆うとともに上面に開口が形成された通気口カバーと

    前記開口に着脱自在に取り付けられた固定補助部材と、
    前記通気管に外気を取り入れる通気口と、を備え、
    前記固定補助部材が通気口カバーに取り付けられたとき、前記通気管に圧接されて、前
    記通気管に対して前記通気口カバーが固定される、
    ことを特徴とする屋上通気装置。
  2. 前記通気管の先端に通気継手が接続され、前記通気継手に前記通気口が形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の屋上通気装置。
  3. 前記固定補助部材が前記通気口カバーの開口を閉塞する閉塞キャップである、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上通気装置。
  4. 前記固定補助部材が前記通気管側の管体と別の管体とを接続する接続継手である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上通気装置。
  5. 前記固定補助部材は前記通気口カバーに対して螺合され、前記固定補助部材をねじ込む
    ことで前記通気管又はこれに接続された管体に前記固定補助部材がパッキンを介して圧接
    され固定された、
    ことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の屋上通気装置。
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