JP7369429B2 - 大小便兼用トイレ設備 - Google Patents

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Description

本発明は、大小便兼用トイレ設備に関する。
特許文献1には、壁掛け便器本体と、壁掛け便器本体の底部をトイレ床面と所定間隔隔てて便器底部とトイレ床面との間に清掃用空間を形成するための便器取付け部を備えた固定フレームと、固定フレームを略垂直に支持するベース板と、を有し、ベース板は、固定フレームに対して壁掛け便器本体の先端方向に向かって延出し、かつトイレ床面の少なくとも一部をなしている便器が記載されている。
特開2008-267128号公報
従来の洋式トイレは、排泄物が排泄される便器ボウル部及び便器ボウル部の外周を形成する便器リム部を有する便器と、便器リム部を上方から覆い、使用者が腰掛けるための便座とを備えている。この便座は、回転移動可能に便器に取り付けられており、便器リム部を上方から覆って閉じる閉塞位置と、便器リム部を開放する開放位置とに移動する。
また、このトイレに設けられた便器の床面からの高さは、使用者が便座に腰掛けることを考慮して決められている。このため、成人男性の使用者が小便をする際には、便器の位置が低く、小便の飛距離が長くなりことで、便器リム部を小便で汚してしまうことがある。
本発明の課題は、大小便兼用トイレ設備において、便器が上下移動しない場合と比して、男性の使用者が小便をする際に、便器リム部が小便で汚れてしまうのを抑制することである。
本発明の第1態様に係る大小便兼用トイレ設備は、排泄物が排泄されると共に上方が開放された便器ボウル部と、前記便器ボウル部の外周縁を形成する便器リム部とを有する便器と、前記便器リム部を開閉する便座と、前記便器を、大便使用位置と、前記大便使用位置に対して上方の小便使用位置とへ上下移動させる移動手段と、前記便器が前記大便使用位置に配置された状態で、前記便器リム部を前記便座で閉じ、前記便器が前記小便使用位置に配置された状態で、前記便器リム部を前記便座から開放する開閉手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、移動手段が、便器を、大便使用位置と、大便使用位置に対して上方の小便使用位置とへ上下移動させる。また、開閉手段が、便器が大便使用位置に配置された状態で、便器リム部を便座で閉じ、便器が小便使用位置に配置された状態で、便器リム部を便座から開放する。
このため、大小便兼用トイレ設備において、便器が上下移動しない場合と比して、男性の使用者が小便をする際に、小便の飛距離が短くなり、便器リム部が小便で汚れてしまうのを抑制することができる。
本発明の第2態様に係る大小便兼用トイレ設備は、第1態様に記載の大小便兼用トイレにおいて、前記便器は、前記便器ボウル部において使用者とは反対側の部分から上方へ立ち上がり、使用者側を向いたボウル面が形成されると共に使用者側が開放された小便用便器ボウル部を有し、前記便座が前記便器リム部を開放した状態で、前記便座は、前記小便用便器ボウル部を使用者側に開放していることを特徴とする。
上記構成によれば、便器は、便器ボウル部において使用者とは反対側の部分から上方へ立ち上がり、使用者側を向いたボウル面が形成されると共に使用者側が開放された小便用便器ボウル部を有している。さらに、便座が便器リム部を開放した状態で、便座は、小便用便器ボウル部を使用者側に開放している。
このため、小便用便器ボウル部が形成されていない場合と比して、男性の使用者が小便をする際に、小便が便器ボウル部を通り越して便器の外部に散る量が少なくなることで、トイレが小便で汚れてしまうのを抑制することができる。
本発明の第3態様に係る大小便兼用トイレ設備は、第2態様に記載の開閉装置において、前記便座が前記便器リム部を閉じた状態で、前記便座には、前記小便用便器ボウル部を使用者側から覆う覆い部材が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、便座が便器リム部を閉じた状態で、便座には、小便用便器ボウル部を使用者側から覆う覆い部材が形成されている。このため、使用者が大便をする際に、便座に腰掛けた使用者の腰が、小便用便器ボウル部に触れるのを抑制することができる。
本発明によれば、大小便兼用トイレ設備において、便器が上下移動しない場合と比して、男性の使用者が小便をする際に、便器リム部が小便で汚れてしまうのを抑制することができる。
(A)(B)本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が大便使用位置に配置された状態、及び便器が小便使用位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が大便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が開放位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が大便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が開放位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、リム面を清掃する清掃ユニットを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、リム面を清掃する清掃ユニットを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、リム面を清掃する清掃ユニットを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器、便座、及び清掃ユニットを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便座が閉塞位置に配置された状態を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便座が開放位置に配置された状態を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、制御部の制御系を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、制御部の制御フローを示したフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が大便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が開放位置に配置された状態を示した側面図である。 本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が大便使用位置で、かつ、便座が閉塞位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、便器が小便使用位置で、かつ、便座が開放位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備であって、制御部の制御系を示したブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る大小便兼用トイレ設備の一例を図1~図15に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hはトイレの上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wはトイレの幅方向(水平方向)を示し、矢印Lはトイレの奥行方向(水平方向)を示す。
(トイレの全体構成)
トイレ10に設けられた大小便兼用トイレ設備10a(以下「トイレ設備10a」)は、図2、図5に示されるように、便器12と、便座32と、給水設備等を内部に備えた本体部52と、後述する移動機構72を操作する操作スイッチ82と、人感センサ78とを備えている。さらに、トイレ設備10aは、便器12の後述するリム面16aを清掃するための清掃ユニット88(図8参照)と、各部を制御する制御部50とを備えている。
〔本体部52〕
本体部52は、図2、図5に示されるように、便器12に対して奥行方向の奥側(便器12に対して使用者とは反対側)に配置されており、上下方向に延びた断面矩形状の筐体56を備えている。そして、筐体56は、トイレ10の床面Fに固定されている。
また、本体部52は、筐体56の内部に配置された給水タンク58と、給水タンク58に水を供給するための供給管60と、給水タンク58から便器12へ水を供給するための給水管62と、排泄された便が流れる排便管66と、便器12を上下移動させる移動機構72とを備えている。
-給水タンク58・給水管62・排便管66-
給水タンク58は、図2、図5に示されるように、筐体56の内部において上側に配置されており、直方体状とされている。そして、給水タンク58の内部には、便器12に供給される水が貯留されている。
供給管60は、筐体56の内部において奥行方向の奥側(図中右側であって、使用者とは反対側)に配置されており、上下方向に延びている。さらに、供給管60の上端は、給水タンク58の下面に接続されている。また、供給管60の下端は、図示せぬ給水機構に接続されている。そして、給水タンク58に供給される水が、供給管60を流れて給水タンク58へ供給されるようになっている。
給水管62は、筐体56の内部において奥行方向の手前側(図中左側であって、使用者側)に配置されており、上下方向に延びている。さらに、給水管62の上端は、給水タンク58の下面に接続されている。また、給水管62の下端は、便器12側に屈曲し、筐体56に形成された開口56aを介して便器12の上端部分に設けられた図示せぬ受入口に接続されている。さらに、給水管62には、給水管62が上下方向に伸縮するように蛇腹部62aが形成されている。そして、便器12に排泄された排泄物を排便管66へ流すための水が、給水タンク58から給水管62を流れて便器12へ供給されるようになっている。
排便管66は、筐体56の内部において奥行方向の手前側で、かつ、給水管62の下方に配置されており、上下方向に延びている。さらに、排便管66の上端は、便器12側に屈曲し、筐体56に形成された開口56aを介して便器12の下端部分に設けられた後述する排便路20の端部に接続されている。また、排便管66の下端は、図示せぬ排泄機構に接続されている。さらに、排便管66には、排便管66が上下方向に伸縮するように蛇腹部66aが形成されている。そして、便器12に排泄された排泄物を流す水が、便器12から排便管66を流れて処理されるようになっている。
-移動機構72-
移動機構72は、図2に示されるように、既知のボールねじ機構であって、筐体56の内部において奥行方向の中央側に配置されている。移動機構72は、上下方向に延びているねじ軸72aと、ねじ軸72aの両端部に配置された一対の軸受72bと、ねじ軸72aを周方向に回転させるステッピングモータ72c(以下「モータ72c」と、ねじ軸72aが噛合うボールナットが形成されたブラケット72dとを備えている。移動機構72は、移動手段の一例である。
ブラケット72dは、奥行方向に延びる直方体状とされている。そして、ねじ軸72aが、ブラケット72dの奥行方向の奥側の部分に貫通し、ブラケット72dのボールナットと噛合っている。また、便器12の下側部分が、ブラケット72dの奥行方向の手前側の端部に取り付けられている。具体的には、ブラケット72dの奥行方向の手前側の端部が、筐体56に形成された開口56aを介して便器12の下側部分に取り付けられている。
この構成において、移動機構72は、モータ72cを稼動させてねじ軸72aを正逆方向に回転させることで、便器12を上下方向へ移動させる。そして、移動機構72は、大便をする際の大便使用位置(図2、図5参照)と、大便使用位置に対して上方で、小便をする際の小便使用位置(図3、図6参照)とに、便器12を移動させるようになっている。
〔操作スイッチ82・人感センサ78〕
操作スイッチ82は、図2、図5に示されるように、幅方向を向いた一方の壁面84において上下方向の中央側の部分に取り付けられている。そして、操作スイッチ82は、移動機構72を稼動させて、大便使用位置に配置された便器12を小便使用位置へ移動させるボタン82aと、小便使用位置に配置された便器12を大便使用位置へ移動させるボタン82bとを備えている。操作スイッチ82は、操作手段の一例である。
人感センサ78は、奥行方向の手前側を向いた壁面86において上下方向の上方の部分に取り付けられている。この人感センサ78は、トイレ10を使用する使用者(人間)を検知するようになっている。
〔便器12〕
便器12は、図2、図3に示されるように、本体部52の奥行方向の手前側に配置されている。そして、便器12は、主に大便等の排泄物が排泄される便器ボウル部14と、便器ボウル部14の外周縁を形成する便器リム部16と、排便路20とを有している、さらに、便器12は、男性の使用者が小便をする際に小便が排泄される補助ボウル部22と、補助ボウル部22の外周縁を形成する補助リム部24とを有している。補助ボウル部22は、小便用便器ボウル部の一例である。
-便器ボウル部14・排便路20・便器リム部16-
便器ボウル部14には、上方が開放した漏斗状のボウル面14aが形成されており、ボウル面14aの下端には、排便路20の一端が接続されている。排便路20は、幅方向から見て、上方が開放されたU字状とされており、排便路20の他端は、排便管66の上端に接続されている。
便器リム部16は、図6に示されるように、便器ボウル部14の外周縁を形成しており、上方を向いたリム面16aを有している。そして、このリム面16aは、図13に示されるように、上方から見て、奥行方向の奥側が開放されたU字状とされており、奥行方向に延びると共に幅方向に離間している一対の延設面18aと、幅方向に延びると共に一対の延設面18aの奥行方向の手前側の端部を連結している連結面18bとを有している。
この構成において、図2、図3に示されるように、便器12が大便使用位置に配置された状態で、床面Fからリム面16aまでの高さ(図2のT1)は、一例として、400〔mm〕とされ、便器12が小便使用位置に配置された状態で、床面Fからリム面16aまでの高さ(図3のT2)は、一例として、700〔mm〕とされとされている。
ここで、小便使用位置での便器12の高さT2は、男性の使用者が小便をする際に、小便の飛距離を短くする観点から、大便使用位置での便器12の高さT1に対して高い方が好ましい。一方、小便使用位置での便器12の高さT2は、小柄な男性が小便をする観点から、大便使用位置での便器12の高さT1に対して高すぎるのは好ましくない。
そこで、小便使用位置での便器12の高さT2は、大便使用位置での便器12の高さT1を100とすると、140以上200以下であれば好ましい。また、前述した観点から、小便使用位置での便器12の高さT2は、大便使用位置での便器12の高さT1を100とすると、160以上190以下であればさらに好ましく、170以上180以下であれば特に好ましい。
-補助ボウル部22・補助リム部24-
補助ボウル部22は、図3、図6に示されるように、便器ボウル部14の奥行方向の奥側の部分から上方へ立ち上がっている。また、この補助ボウル部22には、奥行方向の手前側(使用者側)を向いたボウル面22aが形成されている。具体的には、このボウル面22aは、便器ボウル部14のボウル面14aにおいて奥行方向の奥側の部分を上方へ延長することで形成されている。そして、上下方向に対して直交する方向でボウル面22aを切断した断面は、奥行方向の手前側(使用者側)が開放されたU字状とされている。
補助リム部24は、前述したように、補助ボウル部22の外周縁を形成しており、奥行方向の手前側を向いた一対のリム面24aを有している。この一対のリム面24aは、便器リム部16のリム面16aの奥行方向の奥側の部分から上方に立ち上がり、上下方向に延び、幅方向に離間している。
この構成において、男性の使用者が小便をする際に、補助ボウル部22のボウル面22aに当たった小便は、ボウル面22aを下方に流れ、便器ボウル部14のボウル面14aを通って、排便路20へ到達するようになっている。
ここで、便器リム部16からの補助ボウル部22の高さ(図3のH1)については、便器12を小型化する観点から低い方が好ましい、一方、高さH1については、小便が便器12の外部に散るのを抑制する観点から高い方がこの好ましい。そこで、補助ボウル部22の高さH1は、便器リム部16の奥行方向の長さ(図3のL1)の10〔%〕以上60〔%〕以下であれば好ましい。また、前述した観点から、高さH1は、長さL1の20〔%〕以上50〔%〕以下であればさらに好ましく、35〔%〕以上45〔%〕以下であれば特に好ましい。
-その他-
便器12において奥行方向の奥側で、かつ、上側の部分には、図8に示されるように、便座32が回転可能に取り付けられる一対の取付部28が、幅方向に離間して形成されている。また、取付部28には、便座32を回転させるステッピングモータ30(以下「モータ30」)が配置されている。モータ30は、開閉手段の一例である。
〔便座32〕
便座32は、図2に示されるように、便器12の上方に配置されており、便器12の取付部28(図8参照)に回転可能に取り付けられている。そして、便座32は、取付部28に配置されたモータ30の駆動力によって、一方向、他方向に回転移動する。具体的には、便座32は、回転移動して、図5、図6に示されるように、便器リム部16、補助ボウル部22、及び補助リム部24を覆って便器12を閉じる閉塞位置(図5参照)と、便器12の便器ボウル部14、便器リム部16、補助ボウル部22、及び補助リム部24を外部に開放する開放位置(図6参照)とに配置されるようになっている。
また、便座32は、図2に示されるように、幅方向から見て、L字状とされている。そして、便座32は、便座32が閉塞位置に配置された状態で、便器リム部16のリム面16aを覆う基部34と、基部34の奥行方向の奥側の部分から立ち上がり、補助ボウル部22及び補助リム部24を覆う補助部36とを有しいている。
-便座32の基部34-
便座32の基部34には、図5、図12に示されるように、便座32が閉塞位置に配置された状態で、便器ボウル部14を上方へ開放する貫通孔34aが形成されている。さらに、基部34は、図11に示されるように、便器リム部16のリム面16aを上方から覆うと共に板面が上下方向を向いた覆い部34bと、覆い部34bの外周縁から下方へ延び、便器リム部16のリム面16aの外縁部分と上下方向で接触するフランジ部34cとを有している。
この構成において、便座32の基部34は、便座32が閉塞位置に配置された状態で、便器リム部16のリム面16aを上方から覆っている(図5参照)。さらに、便座32の基部34は、便座32が開放位置に配置された状態で、便器リム部16のリム面16aを上方へ開放している(図6参照)。なお、便器ボウル部14は、便座32の位置に係わらず、上方へ開放されている。
-便座32の補助部36-
便座32の補助部36は、図5に示されるように、便座32が閉塞位置に配置された状態で、補助ボウル部22及び補助リム部24(図6参照)を奥行方向の手前側(使用者側)から覆う本体部36aと、本体部36aの上端側に形成され、便器12の取付部28に取り付けられた取付部36bとを有している。また、取付部36bには、便座32の開度を規制する図示せぬストッパーが設けられている。本体部36aは、覆い部材の一例である。
この構成において、便座32の補助部36は、便座32が閉塞位置に配置された状態で、補助ボウル部22及び補助リム部24を奥行方向の手前側から覆っている(図5参照)。さらに、便座32の補助部36は、便座32が開放位置に配置された状態で、補助ボウル部22及び補助リム部24を奥行方向の手前側へ開放している(図6参照)。
〔清掃ユニット88〕
清掃ユニット88は、便器リム部16のリム面16aを清掃するユニットであって、閉塞位置に配置され状態の便座32において便器12側の部分に取り付けられている。そして、清掃ユニット88は、図8に示されるように、幅方向に延びている円柱状のブラシ90と、ブラシ90の回転軸を構成すると共にブラシ90の長手方向の両端部から幅方向に突出している軸部材92とを備えている。また、清掃ユニット88は、ブラシ90の両端側に配置された一対のブラケット94と、ブラケット94を貫通しているねじ軸96と、ねじ軸96の両端部を支持している一対の軸受98とを備えている。さらに、清掃ユニット88は、ブラシ90を回転させるためのモータ102と、ブラシ90を移動させるためのステッピングモータ104(以下「モータ104」)とを備えている。
-ブラシ90・軸部材92-
ブラシ90は、便座32が閉塞位置に配置され、かつ、便器リム部16のリム面16aを清掃していない清掃ユニット88の待機状態で、図8に示されるように、便座32の基部34において奥行方向の奥側の部分と便器12との間の待機位置に配置されている。ブラシ90は、図11に示されるように、幅方向に延びている円柱状とされており、ブラシ90の両端部分は、リム面16aに接触している。
軸部材92は、ブラシ90の回転軸を構成すると共にブラシ90の長手方向の両端部から幅方向に突出している。そして、軸部材92の両端部には、図示せぬ傘歯車が形成されている。
-ブラケット94・ねじ軸96・モータ102-
ブラケット94は、図8に示されるように、ブラシ90の両端側に夫々配置されており、奥行方向に延びている直方体状に形成されている。また、ねじ軸96は、奥行方向に延びており、ブラケット94を貫通している。
ねじ軸96は、便座32が閉塞位置に配置された状態で、基部34の覆い部34b(図11参照)の下方に配置されており、トイレ10を使用する使用者から見えないようになっている。また、ねじ軸96の奥行方向の奥側の端部は、奥行方向において、便座32に形成された貫通孔34aに対して奥行方向の奥側に配置され、ねじ軸96の奥行方向の手前側の端部は、奥行方向において、便座32に形成された貫通孔34aに対して奥行方向の手前側に配置されている。
ブラケット94は、ねじ軸72aが噛合う図示せぬボールナットと、軸部材92を回転可能に支持する図示せぬ軸受を有している。さらに、ブラケット94の内部には、モータ102が配置されている。このモータ102の回転軸102aの軸線は、上方から見て、軸部材92の軸線と直交している。そして、このモータ102の回転軸102aの先端部には、軸部材92の端部に形成された傘歯車と噛合う傘歯車が形成されている。
この構成において、モータ102の駆動力は、一対の傘歯車によって軸部材92に伝達され、ブラシ90がブラシ90の周方向に回転するようになっている。
-軸受98・モータ104-
軸受98は、ねじ軸96の両端部に夫々配置されて便座32に取り付けられており、ねじ軸96を回転可能に支持している。
さらに、奥行方向の奥側の軸受98には、ねじ軸96をねじ軸96の周方向に回転させるためのステッピングモータ104(以下「モータ104」)が配置されている。
この構成において、モータ104の駆動力は、ねじ軸96に伝達され、ねじ軸96が、正逆方向に回転する。これにより、ブラシ90は、図9、図10に示されるように、奥行方向に移動するようになっている。
〔制御部50〕
制御部50は、図2に示されるように、筐体56の内部に配置されている。そして、制御部50は、図14に示されるように、人感センサ78、及び操作スイッチ82からの入力信号によってモータ72c、30、102、104を制御するようになっている。なお、制御部50による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
(作用)
次に、トイレ設備10aの作用について、図15に示すフロー図を用いて説明する。トイレ10に使用者が居ない初期状態では、図2、図5に示されるように、便器12は、大便使用位置に配置されており、便座32は、閉塞位置に配置されている。さらに、ブラシ90は、待機位置に配置されている。
使用者がトイレ10に入ると、ステップS100で、人感センサ78が使用者を検知する。人感センサ78が使用者を検知すると、ステップS200で、制御部50は、使用者によって操作スイッチ82のボタン82aが押されたか否かを判断する。ボタン82aが押されると、ステップS300へ移行する。
ステップS300では、制御部50は、移動機構72のモータ72cを稼動し、稼動したモータ72cは、図2、図3に示されるように、ねじ軸72aを回転させて便器12を大便使用位置から小便使用位置へ移動させる。さらに、制御部50は、便座32を回転移動させるモータ30を稼動し、稼動したモータ30は、図2、図3に示されるように、便座32を閉塞位置から開放位置へ移動させる。便器12が小便使用位置へ移動し、かつ、便座32が開放位置へ移動すると、ステップS400へ移行する。
ステップS400では、トイレ10に入った使用者が、図1(B)に示されるように、小便を補助ボウル部22及び便器ボウル部14へ排泄し、トイレ10から出る。使用者がトイレ10から出ると、人感センサ78が、使用者を検知しなくなる(非検知)。人感センサ78が、使用者を検知しなくなると、ステップS500へ移行する。
ステップS500では、制御部50は、便座32を回転移動させるモータ30を稼動し、稼動したモータ30は、図6、図7に示されるように、便座32を開放位置から閉塞位置へ移動させる。便座32が開放位置から閉塞位置へ移動すると、ステップS600へ移動する。
ステップS600では、制御部50は、モータ102、104を稼動させる。稼動したモータ102は、ブラシ90を回転させ、稼動したモータ104は、図8、図9、図10に示されるように、回転しているブラシ90を、リム面16aに接触させながら奥行方向に往復移動させる。リム面16aを清掃するブラシ90が奥行方向に往復移動して待機位置に戻ってくると、ステップS700へ移行する。
ステップS700では、制御部50は、移動機構72のモータ72cを稼動し、稼動したモータ72cは、図2、図4に示されるように、ねじ軸72aを回転させて便器12を小便使用位置から大便使用位置へ移動させる。
さらに、制御部50は、補助ボウル部22及び便器ボウル部14へ水を供給し、補助ボウル部22及び便器ボウル部14へ排泄された排泄物を、排便路20を介して排便管66へ流して処理する。これにより、一連の動作が終了する。
一方、ステップS200で、ボタン82aが押されなかった場合は、ステップS310へ移行する。
ステップS310では、トイレ10に入った使用者が、図1(A)に示されるように、便座32に腰掛け、大便又は小便を便器ボウル部14へ排泄し、トイレ10から出る。使用者がトイレ10から出ると、人感センサ78が、使用者を検知しなくなる(非検知)。人感センサ78が、使用者を検知しなくなると、ステップS410へ移行する。
ステップS410では、制御部50は、補助ボウル部22及び便器ボウル部14へ水を供給し、便器ボウル部14へ排泄された排泄物を、排便路20を介して排便管66へ流して処理する。これにより、一連の動作が終了する。
(まとめ)
以上説明したように、便器12が大便使用位置に配置された状態で、便座32が便器リム部16を閉塞する。また、便器12が、大便使用位置に対して上方の小便使用位置に配置された状態で、便座32が便器リム部16を開放する。このため、便器が上下移動しない場合と比して、男性の使用者が小便をする際に、小便の飛距離が短くなり、便器リム部16が小便で汚れてしまうのを抑制することができる。
また、便器12には、便器ボウル部14の奥行方向の奥側の部分から上方へ立ち上がる補助ボウル部22が形成され、この補助ボウル部22には、奥行方向の手前側を向いたボウル面22aが形成されている。このため、補助ボウル部22が形成されていない場合にと比して、男性の使用者が小便をする際に、小便が便器ボウル部14を通り越して便器12の外部に散る量が少なくなることで、トイレ10が小便で汚れてしまうのを抑制することができる。
また、便座32が閉塞位置に配置された状態で、便座32には、補助ボウル部22を奥行の手前側から覆う本体部36aが形成されている。このため、便座32に腰掛けた使用者の腰が、補助ボウル部22に触れるのを抑制することができる。
また、補助ボウル部22のボウル面22aは、便器ボウル部14のボウル面14aにおいて奥行方向の奥側の部分を上方へ延長することで形成されている。このため、補助ボウル部のボウル面と便器ボウル部のボウル面とが屈曲部を介して繋がっている場合と比して、補助ボウル部22に排泄された小便を、便器ボウル部14へ滑らかに流すことができる。
また、補助ボウル部22に排泄された小便を、便器ボウル部14へ滑らかに流すことで、補助ボウル部22のボウル面22aが小便で汚れるのを抑制することができる。
また、上下方向に対して直交する方向で補助ボウル部22のボウル面22aを切断した断面は、奥行方向の手前側が開放されたU字状とされている。このため、補助ボウル部22に排泄された小便が補助ボウル部22の外部に散るのを抑制することができる。
また、使用者が小便をした後に、ブラシ90が、回転しながら奥行方向に往復移動して、リム面16aを清掃する。このため、便器12のリム面16aが小便で汚れてしまった場合でも、リム面16aを清潔に保つことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る大小便兼用トイレ設備の一例を図16~図20に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
(トイレの全体構成)
トイレ210に設けられた大小便兼用トイレ設備210a(以下「トイレ設備210a」)は、図16、図18に示されるように、便器12と、便座32と、給水設備等を内部に備えた本体部252と、清掃ユニット88(図8参照)とを備えている。さらに、トイレ設備210aは、便器12の位置を検知する位置センサ260と、人感センサ78と、各部を制御する制御部250とを備えている。このように、トイレ設備210aは、第1実施形態のトイレ設備10aが備えている操作スイッチを備えていない。
〔本体部252〕
本体部252は、図16、図18に示されるように、便器12に対して奥行方向の奥側(便器12に対して使用者とは反対側)に配置されており、上下方向に延びた断面矩形状の筐体56を備えている。そして、筐体56は、トイレ10の床面Fに固定されている。
また、本体部252は、筐体56の内部に配置された給水タンク58と、給水タンク58に水を供給するための供給管60と、給水タンク58から便器12へ水を供給するための給水管62と、排泄された便が流れる排便管66と、便器12を上下移動させる移動機構272とを備えている。
-移動機構272-
移動機構272は、図16に示されるように、既知のボールねじ機構を備え、筐体56の内部において奥行方向の中央側に配置されている。移動機構272は、上下方向に延びているねじ軸72aと、ねじ軸72aの両端部に配置された一対の軸受72bと、ねじ軸72aを周方向に回転させる回転機構274と、ねじ軸72aが噛合うボールナットが形成されたブラケット72dとを備えている。移動機構272は、移動手段の一例である。
回転機構274は、ねじ軸72aの上端に取り付けられると共に既知のギヤが組み合わされたギヤ群(図示省略)を有するギヤボックス276と、ギヤボックス276に取り付けられたレバー278(図18参照)とを備えている。
レバー278は、図18に示されるように、筐体56の外部に配置され、筐体56の側板56bに形成された貫通孔を通して、ギヤボックス276内の一のギヤに連結されている。具体的には、レバー278は、片持ち状とされ、筐体56の側板56bからから奥行方向の手前側へ延びている。レバー278の先端には、トイレ210に入った使用者が把持可能な把持部278aが形成されている。さらに、レバー278の基端には、幅方向に延びて筐体56の側板56bに形成された貫通孔の通る軸部278bが形成されている。
そして、図示せぬ移動規制部材によって移動領域が規制されたレバー278は、軸部278bを中心に、把持部278aが軸部278bに対して下方となる下方位置(図18参照)と、把持部278aが軸部278bに対して上方となる上方位置(図19参照)との間を移動するようになっている。
ギヤボックス276は、レバー278の回転力をねじ軸72aに伝達する機能を有している。そして、ギヤボックス276に備えられたギヤ群の中の一のギヤは、レバー278の軸部278bに連結され、ギヤボックス276に備えられたギヤ群の中の他のギヤは、ねじ軸72aに連結されている。
さらに、レバー278が下方位置に配置された状態で、図18に示されるように、便器12が大便使用位置に移動し、レバーが上方位置に配置された状態で、図19に示されるように、便器12が小便使用位置に移動するように、ギヤボックス276に備えられたギヤ群の歯車比(ギヤ比)が決められている。
また、把持部278aには、使用者が把持部278aを把持したことを検知する検知部材(図示省略)が設けられており、筐体56の内部には、検知部材が使用者による把持部278aの把持を検知すると、ねじ軸72aの回転を解除する解除部材(図示省略)が設けられている。この構成によって、使用者が把持部278aを把持してレバー278を回転移動させることで、ねじ軸72aが回転して便器12が上下移動し、便器12側からの入力によっては、便器12が上下移動しないようになっている。
〔位置センサ260〕
位置センサ260は、光学系のセンサであって、筐体56の内部で、ブラケット72dの下方に配置されている。そして、位置センサ260は、ブラケット72dの上下方向の位置を検知することで、便器12の上下方向の位置を検知するようになっている。
〔制御部250〕
制御部250は、図16に示されるように、筐体56の内部に配置されている。そして、制御部250は、図20に示されるように、位置センサ260、及び人感センサ78の検知信号によって、モータ30、102、104を制御するようになっている。なお、制御部250による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
(作用)
次に、トイレ設備210aの作用について説明する。トイレ210に使用者が居ない初期状態では、ブラシ90は、待機位置(図8参照)に配置されており、便器12は大便使用位置、又は小便使用位置に配置されている。また、便器12が大便使用位置に配置されている場合は、便座32は、閉塞位置に配置されており、便器12が小便使用位置に配置されている場合は、便座32は、開放位置に配置されている。
そして、使用者がトイレ10に入ると、人感センサ78が使用者を検知する。使用者は、使用目的に合わせて、便器12の位置を変える、又は便器12の位置を維持する。
例えば、男性の使用者が小便をする際に、便器12が大便使用位置に配置されている場合は、使用者は、下方位置のレバー278を上方位置へ移動させ、便器12を大便使用位置から小便使用位置へ移動させる。便器12が大便使用位置から小便使用位置へ移動すると、位置センサ260が便器12の移動を検知する。そして、制御部250は、位置センサ260の検知信号を受け取り、便座32を回転移動させるモータ30を稼動させる。稼動したモータ30は、図16、図17に示されるように、閉塞位置の便座32を開放位置へ移動させる。このように、制御部250は、便器12の移動に伴って便座32の位置を移動させる。
例えば、使用者が大便をする際に、便器12が小便使用位置に配置されている場合は、使用者は、上方位置のレバー278を下方位置へ移動させ、便器12を小便使用位置から大便使用位置へ移動させる。便器12が小便使用位置から大便使用位置へ移動すると、位置センサ260が便器12の移動を検知する。そして、制御部250は、位置センサ260の検知信号を受け取り、便座32を回転移動させるモータ30を稼動させる。稼動したモータ30は、図16、図17に示されるように、便座32を開放位置から閉塞位置へ移動させる。このように、制御部250は、便器12の移動に伴って便座32の位置を移動させる。
なお、便器12が便器12の上下方向の移動範囲において、中央位置又は中央位置に対して高い場合には、制御部250は、便座32を開放位置へ移動させる。一方、便器12が便器12の上下方向の移動範囲において、中央位置に対して低い場合には、制御部250は、便座32を閉塞位置へ移動させる。
トイレ10に入った使用者がトイレ10から出ると、人感センサ78が、使用者を検知しなくなる(非検知)。
人感センサ78が、使用者を検知しなくなってから所定時間が経過すると、制御部250は、モータ102、104を稼動させる。稼動したモータ102は、ブラシ90を回転させ、稼動したモータ104は、図8、図9、図10に示されるように、回転しているブラシ90を、リム面16aに接触させながら奥行方向に往復移動させる。リム面16aを清掃するブラシ90が奥行方向に往復移動して待機位置に戻って一連の動作が終了する。
(まとめ)
以上説明したように、第2実施形態のトイレ設備210aでは、手動によって、便器12の位置を変えることができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、特に説明しなかったが、小柄な男性が小便する場合には、便器12が大便使用位置に配置され、かつ、便座32が閉塞位置に配置された状態(初期状態)で、使用者が、便座32を手動で閉塞位置から開放位置へ移動させて、小便をしてもよい。
また、上記第1実施形態では、特に説明しなかったが、使用者が、ボタン82aを押して、便器12を大便使用位置から小便使用位置へ移動させた後に、便器12を大便使用位置に移動させたくなった場合には、使用者が、ボタン82bを押すことで、便器12を大便使用位置に移動させることができる。
また、上記第1実施形態では、初期値で、便器12が大便使用位置に配置され、かつ、便座32が閉塞位置に配置されていたが、例えば、初期値で、便器12が小便使用位置に配置され、かつ、便座32が開放位置に配置されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、操作スイッチ82を操作することで、便器12が移動したが、例えば、使用者の身長、使用者の姿勢を検知するセンサを設け、使用者の身長及び使用者の姿勢に基づいて、便器12を移動させてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、排便管66の上下方向に伸縮するように蛇腹部66aについては、幅方向においてブラケット72dの一方側に配置してもよく、他方側に配置してもよい。また、蛇腹部66aについては、ブラケット72dに上下方向に貫通孔を形成させ、この貫通孔を通してもよい。
また、上記第2実施形態では、レバー278を回転移動させることで便器12を上下移動させたが、手動によって便器12を上下移動させればよく、例えば、円形のハンドル等を回転させることで便器を上下移動させてもよい。
10a 大小便兼用トイレ設備
12 便器
14 便器ボウル部
16 便器リム部
22 補助ボウル部(小便用便器ボウル部の一例)
22a ボウル面
30 モータ(開閉手段の一例)
32 便座
36a 本体部(覆い部材の一例)
72 移動機構(移動手段の一例)
210a 大小便兼用トイレ設備
272 移動機構(移動手段の一例)

Claims (2)

  1. 排泄物が排泄されると共に上方が開放された便器ボウル部と、前記便器ボウル部の外周縁を形成する便器リム部とを有する便器と、
    前記便器リム部を開閉する便座と、
    前記便器を、大便使用位置と、前記大便使用位置に対して上方の小便使用位置とへ上下移動させる移動手段と、
    前記便器が前記大便使用位置に配置された状態で、前記便器リム部を前記便座で閉じ、前記便器が前記小便使用位置に配置された状態で、前記便器リム部を前記便座から開放する開閉手段と、
    トイレを使用する使用者を検知する人感センサと、
    操作することで、前記移動手段を稼働させて前記便器を移動させる操作スイッチと、
    前記人感センサが使用者を検知したときだけ、前記操作スイッチによる操作を許容する制御部と、を備え、
    前記便器は、前記便器ボウル部において使用者とは反対側の部分から上方へ立ち上がり、使用者側を向いたボウル面が形成されると共に使用者側が開放された小便用便器ボウル部を有し、
    前記便座が前記便器リム部を開放した状態で、前記便座は、前記小便用便器ボウル部を使用者側に開放しており、
    前記便器リム部には、上方を向いたリム面が形成されており、
    前記便器リム部の前記リム面を清掃する清掃ユニットが前記便座に取り付けられている、
    大小便兼用トイレ設備
  2. 前記便座が前記便器リム部を閉じた状態で、前記便座には、前記小便用便器ボウル部を使用者側から覆う覆い部材が形成されている請求項1に記載の大小便兼用トイレ設備。
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