JP2000017714A - 昇降便器の排水構造 - Google Patents
昇降便器の排水構造Info
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- JP2000017714A JP2000017714A JP10190083A JP19008398A JP2000017714A JP 2000017714 A JP2000017714 A JP 2000017714A JP 10190083 A JP10190083 A JP 10190083A JP 19008398 A JP19008398 A JP 19008398A JP 2000017714 A JP2000017714 A JP 2000017714A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】昇降便器の排水構造において、便器が昇降を繰
り返してもシールのためのOリングが擦り切れてシール
性の低下を招いたりせず、また排水管が左右方向に広い
スペースを占有せず、従って排水管を収容するキャビネ
ットを小型化し得るものを提供する。 【解決手段】昇降便器12の排水口及び排水配管40の
上端位置を便器正面視において左右方向に同じ位置に位
置させるとともに、排水口からの排水を導く排水管42
をフレキシブル管にて構成し且つ排水管42の形態を、
便器排水口から左又は右方向に延び出した上、途中で向
きを逆向きに転換して右又は左方向に戻るU字形態とな
し、下端部を排水配管40の上端部に接続する。
り返してもシールのためのOリングが擦り切れてシール
性の低下を招いたりせず、また排水管が左右方向に広い
スペースを占有せず、従って排水管を収容するキャビネ
ットを小型化し得るものを提供する。 【解決手段】昇降便器12の排水口及び排水配管40の
上端位置を便器正面視において左右方向に同じ位置に位
置させるとともに、排水口からの排水を導く排水管42
をフレキシブル管にて構成し且つ排水管42の形態を、
便器排水口から左又は右方向に延び出した上、途中で向
きを逆向きに転換して右又は左方向に戻るU字形態とな
し、下端部を排水配管40の上端部に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は昇降便器の排水構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
各家庭では和風便器,小便器をそれぞれ設置する代わり
に洋風便器1つを設置することが多くなってきている。
この洋風便器は大便,小便何れも可能である利点がある
が、男性の小便時に水跳ねが多いといった問題がある。
各家庭では和風便器,小便器をそれぞれ設置する代わり
に洋風便器1つを設置することが多くなってきている。
この洋風便器は大便,小便何れも可能である利点がある
が、男性の小便時に水跳ねが多いといった問題がある。
【0003】この問題を解決するため、予め定めた下降
位置と上昇位置との間で昇降可能となした昇降便器が公
知である。このように便器(洋風便器)を昇降可能とし
ておけば、男性の小便時にかかる便器を上昇位置に位置
させておくことで、水跳ねを少なくすることができる。
また足腰の弱い高齢者が便器に腰を掛けたり或いは便器
から立ち上がるときに便器を上昇位置に位置させておけ
ば、腰掛け或いは立上り動作を楽に行うことができるよ
うになる。
位置と上昇位置との間で昇降可能となした昇降便器が公
知である。このように便器(洋風便器)を昇降可能とし
ておけば、男性の小便時にかかる便器を上昇位置に位置
させておくことで、水跳ねを少なくすることができる。
また足腰の弱い高齢者が便器に腰を掛けたり或いは便器
から立ち上がるときに便器を上昇位置に位置させておけ
ば、腰掛け或いは立上り動作を楽に行うことができるよ
うになる。
【0004】一方において足腰の強い健常人が大便のた
めに便器を使用するときにはこれを下降位置に位置させ
ておくことで、通常通りに便器を使用することができ
る。
めに便器を使用するときにはこれを下降位置に位置させ
ておくことで、通常通りに便器を使用することができ
る。
【0005】ところでこのように便器を昇降させるよう
になした場合、便器からの排水を床に埋設した排水配管
に導くための排水構造が問題となる。
になした場合、便器からの排水を床に埋設した排水配管
に導くための排水構造が問題となる。
【0006】図4はこの種昇降便器における排水構造の
従来公知の例を示したものである(特開平1−2357
39)。図において200は便器(洋風便器)であっ
て、202は便器排水口から延び出した排水管、204
は床206に埋設された排水配管である。
従来公知の例を示したものである(特開平1−2357
39)。図において200は便器(洋風便器)であっ
て、202は便器排水口から延び出した排水管、204
は床206に埋設された排水配管である。
【0007】同図に示しているように排水管202は下
向きにL字状に折れ曲がった形態をなしており、その折
れ曲がった先端部分が床206に埋設した排水配管20
4の内側に嵌入し、排水配管204の内面に対してOリ
ング208を介して水密に且つ上下に摺動可能に嵌合し
ている。
向きにL字状に折れ曲がった形態をなしており、その折
れ曲がった先端部分が床206に埋設した排水配管20
4の内側に嵌入し、排水配管204の内面に対してOリ
ング208を介して水密に且つ上下に摺動可能に嵌合し
ている。
【0008】この例の排水構造の場合、便器200の昇
降とともに排水管202の下向きの折曲り部分が排水配
管204の内面に対し上下に摺動運動することで、便器
200の昇降運動を吸収する。
降とともに排水管202の下向きの折曲り部分が排水配
管204の内面に対し上下に摺動運動することで、便器
200の昇降運動を吸収する。
【0009】しかしながらこの排水構造の場合、便器昇
降の繰返し回数が多くなるとOリング208が擦り切れ
たり劣化したりしてシール性が損なわれる問題がある
外、便器排水口と排水配管204との位置に高い寸法精
度が要求される問題がある。
降の繰返し回数が多くなるとOリング208が擦り切れ
たり劣化したりしてシール性が損なわれる問題がある
外、便器排水口と排水配管204との位置に高い寸法精
度が要求される問題がある。
【0010】加えてこの排水構造の場合、便器200の
昇降ストロークがかなり大きなものとなることから、排
水管202を床206内部で排水配管204に対しかな
りの長さ部分に亘って排水配管204の内部に飲み込ま
せなければならず、実際の施工に際して困難を伴う問題
がある。
昇降ストロークがかなり大きなものとなることから、排
水管202を床206内部で排水配管204に対しかな
りの長さ部分に亘って排水配管204の内部に飲み込ま
せなければならず、実際の施工に際して困難を伴う問題
がある。
【0011】これに対し、図5に示しているように便器
200の排水口と床に埋設した排水配管の上端開口との
位置を便器正面視において左右方向に位置をずらせ、そ
して便器200からの排水を排水配管に導く排水管21
0を蛇腹管にて構成してその排水管210を便器排水口
から左右方向(ここでは左方向)に延び出させた後、下
向きにL字状に折り曲げてその下端部を排水配管に接続
するようになした排水構造が提案されている(特願平9
−65456)。
200の排水口と床に埋設した排水配管の上端開口との
位置を便器正面視において左右方向に位置をずらせ、そ
して便器200からの排水を排水配管に導く排水管21
0を蛇腹管にて構成してその排水管210を便器排水口
から左右方向(ここでは左方向)に延び出させた後、下
向きにL字状に折り曲げてその下端部を排水配管に接続
するようになした排水構造が提案されている(特願平9
−65456)。
【0012】この図5に示す排水構造の場合、便器20
0の昇降ストロークを、蛇腹管から成る排水管210の
可撓変形にて吸収するものとされている。しかしながら
この図5に示す昇降便器の排水構造の場合、排水管21
0が左右方向に広いスペースを占有してしまい、このた
めこれら排水管やその他便器200を昇降させるための
機構部を収納するキャビネット212の左右幅が必然的
に大きなものとなってキャビネット212、即ち便器昇
降ユニット全体が必然的に大型化してしまうといった問
題がある。
0の昇降ストロークを、蛇腹管から成る排水管210の
可撓変形にて吸収するものとされている。しかしながら
この図5に示す昇降便器の排水構造の場合、排水管21
0が左右方向に広いスペースを占有してしまい、このた
めこれら排水管やその他便器200を昇降させるための
機構部を収納するキャビネット212の左右幅が必然的
に大きなものとなってキャビネット212、即ち便器昇
降ユニット全体が必然的に大型化してしまうといった問
題がある。
【0013】加えてこの排水構造の場合、便器200が
上下に大きく昇降するとき、排水管210の便器200
の昇降に対する追従性の点でも改良すべき余地があっ
た。
上下に大きく昇降するとき、排水管210の便器200
の昇降に対する追従性の点でも改良すべき余地があっ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の昇降便器の排水構造は、昇降便器からの排水を、
該昇降便器に接続した排水管を通じて床に埋設した排水
配管に導き、排水するようになした昇降便器の排水構造
であって、前記昇降便器の排水口及び排水配管の上端位
置を便器正面視において左右方向に同じ位置若しくは近
傍位置に位置させるとともに、前記排水管をフレキシブ
ル管にて構成し且つ該排水管の形態を、前記便器排水口
から左又は、右方向に延び出した上、途中で向きを逆向
きに転換して右又は左方向に戻るU字形態となし、下端
部を前記排水配管の上端部に接続したことを特徴とす
る。
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の昇降便器の排水構造は、昇降便器からの排水を、
該昇降便器に接続した排水管を通じて床に埋設した排水
配管に導き、排水するようになした昇降便器の排水構造
であって、前記昇降便器の排水口及び排水配管の上端位
置を便器正面視において左右方向に同じ位置若しくは近
傍位置に位置させるとともに、前記排水管をフレキシブ
ル管にて構成し且つ該排水管の形態を、前記便器排水口
から左又は、右方向に延び出した上、途中で向きを逆向
きに転換して右又は左方向に戻るU字形態となし、下端
部を前記排水配管の上端部に接続したことを特徴とす
る。
【0015】請求項2の昇降便器の排水構造は、請求項
1において、前記フレキシブル管から成る排水管の前記
下端部をエルボにて前記排水配管の上端部に接続するよ
うにし、且つ該エルボとして一端部がエルボ本体部より
小径の嵌入部とされたものを用い、該嵌入部を前記排水
配管内に嵌入状態に接続したことを特徴とする。
1において、前記フレキシブル管から成る排水管の前記
下端部をエルボにて前記排水配管の上端部に接続するよ
うにし、且つ該エルボとして一端部がエルボ本体部より
小径の嵌入部とされたものを用い、該嵌入部を前記排水
配管内に嵌入状態に接続したことを特徴とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の便器の
排水構造は、便器排水口及び床に埋設した排水配管の上
端位置を便器正面視において左右方向に同じ位置若しく
は近傍位置に位置させた上、昇降便器からの排水を排水
配管に導く排水管をフレキシブル管にてU字形態に構成
したもので、この排水構造の場合、排水管の可撓性に基
づいて便器の昇降ストロークを吸収することができる。
排水構造は、便器排水口及び床に埋設した排水配管の上
端位置を便器正面視において左右方向に同じ位置若しく
は近傍位置に位置させた上、昇降便器からの排水を排水
配管に導く排水管をフレキシブル管にてU字形態に構成
したもので、この排水構造の場合、排水管の可撓性に基
づいて便器の昇降ストロークを吸収することができる。
【0017】従って排水管を床に埋設した排水配管に飲
み込ませてOリングを介し水密に接続する図4に示す排
水構造と異なって、便器が昇降を繰り返してもOリング
が擦り切れてシール性が低下するといった問題を生じ
ず、また排水管を床に埋設した排水配管に対し大きく飲
み込ませるといったことも必要なく、従って施工を容易
に行うことができる。
み込ませてOリングを介し水密に接続する図4に示す排
水構造と異なって、便器が昇降を繰り返してもOリング
が擦り切れてシール性が低下するといった問題を生じ
ず、また排水管を床に埋設した排水配管に対し大きく飲
み込ませるといったことも必要なく、従って施工を容易
に行うことができる。
【0018】またそのフレキシブル管から成る排水管は
U字状をなしているため、かかる排水管が左右方向に広
いスペースを占有するといった問題もなく、従ってかか
る排水管をキャビネット内部に収容する場合において、
そのキャビネットの左右幅を小さくすることができ、ひ
いては便器を昇降させるための装置全体を小型化するこ
とができる。また排水管がフレキシブル管にてU字形態
に形成されているため、便器の昇降に対して排水管が容
易且つ十分に追従し得る利点を有する。
U字状をなしているため、かかる排水管が左右方向に広
いスペースを占有するといった問題もなく、従ってかか
る排水管をキャビネット内部に収容する場合において、
そのキャビネットの左右幅を小さくすることができ、ひ
いては便器を昇降させるための装置全体を小型化するこ
とができる。また排水管がフレキシブル管にてU字形態
に形成されているため、便器の昇降に対して排水管が容
易且つ十分に追従し得る利点を有する。
【0019】請求項2のものは、上記排水管の下端部を
エルボにて排水配管に接続するようになし、且つそのエ
ルボとして一端部がエルボ本体部より小径の嵌入部とさ
れたものを用い、その嵌入部を排水配管内に嵌入状態に
接続するようになしたもので、この請求項2の排水構造
によれば、排水管の下端部を床に可及的に近接させるこ
とができ、ひいては排水管の曲りをなだらかな大きな湾
曲形状となし得て、排水管に急激な曲げに起因する無理
な歪のかかるのを回避することができる。
エルボにて排水配管に接続するようになし、且つそのエ
ルボとして一端部がエルボ本体部より小径の嵌入部とさ
れたものを用い、その嵌入部を排水配管内に嵌入状態に
接続するようになしたもので、この請求項2の排水構造
によれば、排水管の下端部を床に可及的に近接させるこ
とができ、ひいては排水管の曲りをなだらかな大きな湾
曲形状となし得て、排水管に急激な曲げに起因する無理
な歪のかかるのを回避することができる。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は便器昇降ユニットであ
って、12は昇降便器、14はキャビネットである。キ
ャビネット14は、上部14Aと下部14Bとから成っ
ており、その上部14Aが昇降便器12と一体に昇降す
るようになっている。尚、16は昇降便器12及びキャ
ビネット14における上部14Aと一体に昇降するアー
ムレストであって、起伏可能とされている。
説明する。図1において、10は便器昇降ユニットであ
って、12は昇降便器、14はキャビネットである。キ
ャビネット14は、上部14Aと下部14Bとから成っ
ており、その上部14Aが昇降便器12と一体に昇降す
るようになっている。尚、16は昇降便器12及びキャ
ビネット14における上部14Aと一体に昇降するアー
ムレストであって、起伏可能とされている。
【0021】キャビネット14の内部には、固定フレー
ム18が設けられている。この固定フレーム18は、ガ
イドを兼ねた金属角パイプから成る縦の支柱20を備え
ている。22はそれら支柱20によって昇降ガイドされ
る昇降フレームであって、金属角パイプから成る一対の
縦の被ガイド部24を有しており、それら被ガイド部2
4が、同じく角パイプからなる上記固定フレーム18の
支柱20に摺動可能に外嵌されている。
ム18が設けられている。この固定フレーム18は、ガ
イドを兼ねた金属角パイプから成る縦の支柱20を備え
ている。22はそれら支柱20によって昇降ガイドされ
る昇降フレームであって、金属角パイプから成る一対の
縦の被ガイド部24を有しており、それら被ガイド部2
4が、同じく角パイプからなる上記固定フレーム18の
支柱20に摺動可能に外嵌されている。
【0022】これら固定フレーム18と昇降フレーム2
2との間、詳しくは固定フレーム18における横フレー
ム材26と昇降フレーム22における横フレーム材28
との間には、駆動装置としての昇降アクチュエータ30
が配設されており、その昇降アクチュエータ30の伸縮
動作により昇降フレーム22が、更にはこれに固定状態
の昇降便器12及びキャビネット14における上部14
Aが一体に昇降するようになっている。
2との間、詳しくは固定フレーム18における横フレー
ム材26と昇降フレーム22における横フレーム材28
との間には、駆動装置としての昇降アクチュエータ30
が配設されており、その昇降アクチュエータ30の伸縮
動作により昇降フレーム22が、更にはこれに固定状態
の昇降便器12及びキャビネット14における上部14
Aが一体に昇降するようになっている。
【0023】尚、32は昇降便器12に対して洗浄水を
供給する洗浄水タンクであり、34は壁36に設けられ
たリモコン式の操作部である。ここで洗浄水タンク32
はキャビネット14内部に収納され、昇降便器12と一
体に昇降するようになっている。
供給する洗浄水タンクであり、34は壁36に設けられ
たリモコン式の操作部である。ここで洗浄水タンク32
はキャビネット14内部に収納され、昇降便器12と一
体に昇降するようになっている。
【0024】キャビネット14の内部には、また、昇降
便器12からの排水を床38に埋設した排水配管40
(図2参照)に導くための排水管42が収容されてい
る。排水管42はフレキシブル管から成っており、図2
に示しているように略全体が横向きのU字状をなしてい
る。
便器12からの排水を床38に埋設した排水配管40
(図2参照)に導くための排水管42が収容されてい
る。排水管42はフレキシブル管から成っており、図2
に示しているように略全体が横向きのU字状をなしてい
る。
【0025】詳しくは、排水管42は(B)に示してい
るように便器排水口から後向きに延び出す後方延出部4
4と、これに続いて図中左向きに延び出す左向き延出部
46と、続いてその向きを逆向きに転換する変曲部48
と、続いて右向きに延び出す右向き延出部50とから成
っており、その下端部がエルボ52を介して床38に埋
設した排水配管40の上端部に接続されている。
るように便器排水口から後向きに延び出す後方延出部4
4と、これに続いて図中左向きに延び出す左向き延出部
46と、続いてその向きを逆向きに転換する変曲部48
と、続いて右向きに延び出す右向き延出部50とから成
っており、その下端部がエルボ52を介して床38に埋
設した排水配管40の上端部に接続されている。
【0026】図3(A)は本例のエルボ52の形状を示
したもので、図示のようにこのエルボ52は、エルボ本
体部54と、その一端に形成された大径の外嵌嵌合部5
6と、本体部54よりも小径の嵌入部58とから成って
おり、その外嵌嵌合部56においてフレキシブル管から
成る排水管42の下端部に嵌合接続し、また嵌入部58
において床38に埋設された排水配管40の上端部内側
に嵌入接続されている。
したもので、図示のようにこのエルボ52は、エルボ本
体部54と、その一端に形成された大径の外嵌嵌合部5
6と、本体部54よりも小径の嵌入部58とから成って
おり、その外嵌嵌合部56においてフレキシブル管から
成る排水管42の下端部に嵌合接続し、また嵌入部58
において床38に埋設された排水配管40の上端部内側
に嵌入接続されている。
【0027】図3(B)は通常用いられるエルボの形状
を示したもので、図示のように通常用いられるエルボ2
14の場合、その両端に本体部54Aよりも大径の外嵌
嵌合部56Aを有しており、それら外嵌嵌合部56Aに
おいて排水管42又は排水配管40に外嵌状態に接続さ
れる形態となっている。
を示したもので、図示のように通常用いられるエルボ2
14の場合、その両端に本体部54Aよりも大径の外嵌
嵌合部56Aを有しており、それら外嵌嵌合部56Aに
おいて排水管42又は排水配管40に外嵌状態に接続さ
れる形態となっている。
【0028】図3(A)と(B)の比較から明らかなよ
うに、本例のエルボ52を用いた場合、排水管42の下
端部を可及的に床38に近接させることができる。従っ
てエルボ214を用いた場合に比べて、エルボ52を用
いた場合の方が排水管42を大きくなだらかに湾曲させ
ることができ、排水管42をU字状に湾曲させた場合に
おいて、その排水管42に無理な歪が加わるのを避ける
ことができる。
うに、本例のエルボ52を用いた場合、排水管42の下
端部を可及的に床38に近接させることができる。従っ
てエルボ214を用いた場合に比べて、エルボ52を用
いた場合の方が排水管42を大きくなだらかに湾曲させ
ることができ、排水管42をU字状に湾曲させた場合に
おいて、その排水管42に無理な歪が加わるのを避ける
ことができる。
【0029】本例においては、図2から明らかなように
便器排水口と床38に埋設された排水配管40の上端開
口位置とは、便器正面視において左右方向の同じ位置に
位置させられている。但しこれら便器排水口と排水管4
0の上端開口位置とは、必ずしも左右方向に同じ位置と
しなくても、左右方向において近傍位置に位置するよう
になすこともできる。
便器排水口と床38に埋設された排水配管40の上端開
口位置とは、便器正面視において左右方向の同じ位置に
位置させられている。但しこれら便器排水口と排水管4
0の上端開口位置とは、必ずしも左右方向に同じ位置と
しなくても、左右方向において近傍位置に位置するよう
になすこともできる。
【0030】本例の昇降便器の排水構造では、昇降便器
12が昇降運動すると図2中二点鎖線で示しているよう
にフレキシブル管から成る排水管42がこれに追従して
変形し、便器排水口と排水配管40とを互いに連絡した
状態に保持する。
12が昇降運動すると図2中二点鎖線で示しているよう
にフレキシブル管から成る排水管42がこれに追従して
変形し、便器排水口と排水配管40とを互いに連絡した
状態に保持する。
【0031】かかる本例の排水構造によれば、排水管4
2の可撓性に基づいて便器12の昇降ストロークを吸収
することができるため、図4に示す排水構造と異なっ
て、便器12が昇降を繰り返してもOリングが擦り切れ
てシール性が低下するといった問題を生じず、また排水
管42を床38に埋設した排水配管40に対し大きく飲
み込ませるといったことも必要なく、従って施工を容易
に行うことができる。
2の可撓性に基づいて便器12の昇降ストロークを吸収
することができるため、図4に示す排水構造と異なっ
て、便器12が昇降を繰り返してもOリングが擦り切れ
てシール性が低下するといった問題を生じず、また排水
管42を床38に埋設した排水配管40に対し大きく飲
み込ませるといったことも必要なく、従って施工を容易
に行うことができる。
【0032】またそのフレキシブル管から成る排水管4
2はU字状をなしているため、排水管42が左右方向に
広いスペースを占有するといった問題もなく、従ってか
かる排水管42をキャビネット14内部に収容する場合
において、そのキャビネット14の左右幅を小さくする
ことができ、ひいては便器12を昇降させるための装置
全体を小型化することができる。
2はU字状をなしているため、排水管42が左右方向に
広いスペースを占有するといった問題もなく、従ってか
かる排水管42をキャビネット14内部に収容する場合
において、そのキャビネット14の左右幅を小さくする
ことができ、ひいては便器12を昇降させるための装置
全体を小型化することができる。
【0033】また本例の排水構造によれば、排水管42
の下端部を床38に可及的に近接させることができ、ひ
いては排水管42の曲りをなだらかな大きな湾曲形状と
なし得るため、排水管42に急激な曲げに起因する無理
な歪のかかるのを防止することができる。
の下端部を床38に可及的に近接させることができ、ひ
いては排水管42の曲りをなだらかな大きな湾曲形状と
なし得るため、排水管42に急激な曲げに起因する無理
な歪のかかるのを防止することができる。
【0034】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記実施例において昇降便
器12を昇降駆動させるための駆動装置として昇降アク
チュエータ30を用いているが、他の駆動装置にて昇降
便器12が昇降駆動される場合においても本発明の適用
は可能である。
くまで一例示である。例えば上記実施例において昇降便
器12を昇降駆動させるための駆動装置として昇降アク
チュエータ30を用いているが、他の駆動装置にて昇降
便器12が昇降駆動される場合においても本発明の適用
は可能である。
【0035】また図3(A)に示すエルボに代えて
(B)に示すエルボを用いることも場合により可能であ
るなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
(B)に示すエルボを用いることも場合により可能であ
るなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である昇降便器の排水構造を
周辺部とともに示す図である。
周辺部とともに示す図である。
【図2】図1の排水構造を拡大して示す図である。
【図3】図2の排水構造におけるエルボを単体で取り出
して比較例とともに示す図である。
して比較例とともに示す図である。
【図4】昇降便器の排水構造の従来例を示す図である。
【図5】本願の先願に係る昇降便器の排水構造の例を示
す図である。
す図である。
10 便器昇降ユニット 12 昇降便器 38 床 40 排水配管 42 排水管 52 エルボ 54 エルボ本体部 58 嵌入部
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降便器からの排水を、該昇降便器に接
続した排水管を通じて床に埋設した排水配管に導き、排
水するようになした昇降便器の排水構造であって、 前記昇降便器の排水口及び排水配管の上端位置を便器正
面視において左右方向に同じ位置若しくは近傍位置に位
置させるとともに、前記排水管をフレキシブル管にて構
成し且つ該排水管の形態を、前記便器排水口から左又
は、右方向に延び出した上、途中で向きを逆向きに転換
して右又は左方向に戻るU字形態となし、下端部を前記
排水配管の上端部に接続したことを特徴とする昇降便器
の排水構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記フレキシブル管
から成る排水管の前記下端部をエルボにて前記排水配管
の上端部に接続するようにし、且つ該エルボとして一端
部がエルボ本体部より小径の嵌入部とされたものを用
い、該嵌入部を前記排水配管内に嵌入状態に接続したこ
とを特徴とする昇降便器の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190083A JP2000017714A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 昇降便器の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190083A JP2000017714A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 昇降便器の排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000017714A true JP2000017714A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16252091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10190083A Pending JP2000017714A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 昇降便器の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000017714A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005517840A (ja) * | 2002-02-22 | 2005-06-16 | オーエムピー エスペーアー | トイレ用のサイフォン |
CN110512700A (zh) * | 2019-09-29 | 2019-11-29 | 宁波市北仑森睿模具有限公司 | 一种伸缩式移动厕所 |
JP2020063653A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 学校法人 工学院大学 | 大小便兼用トイレ設備 |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10190083A patent/JP2000017714A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005517840A (ja) * | 2002-02-22 | 2005-06-16 | オーエムピー エスペーアー | トイレ用のサイフォン |
JP2020063653A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 学校法人 工学院大学 | 大小便兼用トイレ設備 |
JP7369429B2 (ja) | 2018-10-16 | 2023-10-26 | 学校法人 工学院大学 | 大小便兼用トイレ設備 |
CN110512700A (zh) * | 2019-09-29 | 2019-11-29 | 宁波市北仑森睿模具有限公司 | 一种伸缩式移动厕所 |
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