JP3118665U - 便器昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トイレの利用者の身体的負担を低減でき、構造がシンプルでコストがかからず、トイレへの設置スペースの効率がよく、男子の小用の際でも、尿の飛散を抑え掃除が容易な便器昇降装置を提供する。
【解決手段】トイレ12の床下に昇降シリンダ装置18を備える。昇降シリンダ装置18は、シリンダ50の一方の端部近傍側面から内部に連通した送還水口66と、シリンダ50内を摺動可能に設けられたピストン68と、ピストン68の中央に一端部が連結されたシャフト72と、シャフト72の他端部が固定された台座取り付け板74から成る。台座取り付け板74は、便座14を取り付ける台座26を備える。昇降シリンダ装置18の送還水口66には、給水切換を行う三方弁76を備えた水道管78が接続され、三方弁76の切換により、ピストン68を上昇及び停止可能とする。
【選択図】図1

Description

この考案は、便器を昇降可能に支持した便器昇降装置に関する。
一般に、比較的負担の少ない洋式便器のトイレであっても、高齢者や身体の不自由な人にとっては、便座に座ったり立ち上がったりする動作に支障を来す場合があった。また、洋式便器では、男子が小用を足す際に便器の周りに尿が飛散する場合があり、掃除が大変な上、衛生的にも良くないものであった。
このため、高齢者や身体の不自由な方のトイレでの負担を低減する装置として、昇降機構を有する便器が知られている。この便器では、便器への着座や起立動作に際して、利用者の座りやすい高さまたは立ち上がりやすい高さまで上昇するため、身体の姿勢変化を抑えて容易に動作可能なものであった。また、男子が小用を足す場合でも、利用しやすい高さに上昇させることができるため、便器の周りへの尿の飛散を抑えることができるものであった。
このような便器を昇降させる機構を有する便器として、様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1では、昇降フレーム材及び昇降体と一体に形成され昇降可能な便器が開示されている。また、上昇位置で便器が傾斜する傾斜機構が組み込まれている。特許文献2では、便器の両側に伸縮自在な脚を設け、便器の中央近傍と床の間に油圧ジャッキを取り付けて昇降可能に形成された便器が開示されている。特許文献3では、昇降動作をガイドするガイドレールの上部に湾曲部が設けられ、上部で傾斜するようにした昇降可能な便器が開示されている。
そのほか、便器を固定して、便座のみを昇降させる方法も知られている。特許文献4では、水道水を圧力源に利用して、便座を昇降させる装置が提案されている。
特開平11−71804号公報 特開2003−293435号公報 特開2005−273277号公報 特開2003−304985号公報
上記従来の便器昇降装置は、便器背面に昇降レールを設け、そのレールを狭持可能に一体に形成された便器が昇降可能に形成されたものであった。そのため、トイレに複雑な構造物を設置することとなり、スペース効率がよくないうえ、清掃作業が難しく面倒であった。また、特許文献1は、便器後方に設けられた昇降レールなどに、利用者の衣服が絡まる危険が残るものであった。特許文献2では、昇降レールなどがないため、利用者の衣服が絡まる危険がないが、伸縮自在な脚を取付可能な、専用の便器が必要になり、コストがかかるものであった。また、特許文献3は、昇降装置をカバーで覆い利用者の衣服の絡まりを防止するほか、清掃作業の負荷低減が計られている。しかし、昇降装置が便器後方に設けられているため、トイレのスペース効率がよくなく、装置が複雑なためコストのかかるものであった。さらに、特許文献4のように、便座のみを昇降させる装置では、利用者を着座状態で昇降させるため、便器を昇降させる装置と同様に、構造が複雑な上、利用者を支持する高い剛性が必要なであり、便器周囲に設けられた装置は、スペース効率がよくないものであった。また、男子が小用を足す場合の、尿の飛散防止効果がないものであった。
この考案は、上記従来の技術に鑑みて成されたもので、トイレの利用者の身体的負担を低減でき、構造がシンプルでコストがかからず、トイレへの設置スペースの効率がよく、男子の小用の際でも、尿の飛散を抑え掃除が容易な便器昇降装置を提供することを目的とする。
この考案は、トイレの床下に立設された昇降シリンダ装置と、前記昇降シリンダ装置のピストンに連動する台座取り付け部材と、この台座取り付け部材に載置され便座を取り付ける台座と、前記昇降シリンダ装置に接続された水道管等の配管の給水切換を行う弁とを備え、前記弁の切換により、前記ピストンを上昇及び停止可能に形成した便器昇降装置である。
前記昇降シリンダ装置は、シリンダの一方の端部近傍側面から内部に連通し前記水道水の配管が接続される送還水口と、前記シリンダ内を摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストン中央に一端部が連結されたシャフトと、前記シャフトの他端部が固定された前記台座取り付け部材とを備え、前記弁は、前記シリンダ内の水を洗浄水用のタンク内に環水可能とするものである。
さらに、前記昇降シリンダ装置のシリンダ内の端部には、衝撃緩和用のコイルバネが取り付けられている。
この考案の便器昇降装置によれば、利用者の着座及び立ち上がり易い高さに昇降可能であるため、トイレの利用者の身体的負担を低減できるものである。そして、便器の直下に便器昇降装置が設置されるためスペース効率がよく、水道水の圧力により昇降するため、装置が簡単でありコストも低減されるものである。また、男子の小用の際でも、便器を上昇させることにより、尿の飛散が抑えられ衛生的であり、便器周辺の床に機器が配置されないため、掃除が容易なものである。
以下、この考案の便器昇降装置の一実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。この実施形態の便器昇降装置10は、図1(a)(b)に示すように、トイレ12の便座14が位置する建物の床下施工面16に、図示しないボルトなどで昇降シリンダ装置18が立設されている。さらに、昇降シリンダ装置18を中心とした対角線上の等間隔な位置には、柱状のガイドポール20が立設されている。ガイドポール20の上方端部の内側には、便座14を支持する台座支持部24が位置し、台座支持部24の四隅の角には、コイルバネ22が溶接されている。コイルバネ22は、ガイドポール20に嵌合し、それぞれ急速降下防止のためガイドポール20に摺動可能に嵌合されている。台座支持部24は、昇降シリンダ装置18の後述する台座取り付け板74載置されている。
台座支持部24には、便器14と一体に形成され直方体の台座26が載置されている。トイレ12の床28には、台座26が昇降可能に、貫通した昇降用開口部30が形成されている。この昇降用開口部30は、床28の構造材32の一部が、側方を囲むように位置し、構造材32の上には図1に示すように、スペーサ部材34が取り付けられている。そして、スペーサ部材34の上には、床材36が張られて、開口38が床材36に形成されている。開口38全周と床材36の縁には、樹脂などからなる化粧枠40が取り付けられている。そして、昇降シリンダ装置18に載置された台座支持部24は、昇降シリンダ装置18の台座取り付け板74の最降下位置で、台座26上面が床28と面一になるように形成されている。
台座26の上部に一体的に設けられた便器14には、排便管42が接続され、排便管42は、フレキシブル管により伸縮可能に形成され、床下28aに設けられた図示しない下水管に、台座26を通って接続されている。さらに、便器14に設けられた洗浄水用のタンク44には、フレキシブル管により伸縮可能に形成されたタンク給水管46が接続されている。このタンク給水管46の一方は、壁48などに設けられた図示しない給水管に接続されている。
次に、昇降シリンダ装置18について説明する。この実施形態の便器昇降装置10に使用される昇降シリンダ装置18は、図2に示すように、筒状に形成されたシリンダ50の両端部に適宜な幅の広がりを有するフランジ部52が一体に設けられ、そのフランジ部52に、円盤状の穴無しフランジ54a及び穴空きフランジ54bがそれぞれボルト56により取り付けられている。
底面側の穴無しフランジ54aは、中心に貫通穴の無い平板状に形成され、シリンダ50内側の面には、シリンダ50内径より小さい降下衝撃緩和用のコイルバネ58が取り付けられ、シリンダ50内に位置している。上方の穴空きフランジ54bは、中心に貫通穴60が形成され、シリンダ50内側の面に、適度な幅を有する上昇上限リング62が、貫通穴60と同心状に取り付けられ、その内側には、水撃防止及び押し下げ補助用のコイルバネ64が同心状に取り付けられている。また、シリンダ50の下端部近傍側面には、シリンダ50内部へ嵌挿され、水道管などを接続可能に形成された管状の送還水口66が設けられている。
このシリンダ52内部には、例えばステンレスなどの板材から円形に形成されたピストン68が、摺動可能に内設されている。ピストン68の外周には、断面が円形のOリングであるシール材70が嵌合され、シリンダ内壁50aに密着して、ピストン68がシリンダ52内を水密状態を維持して摺動可能に形成されている。そして、このピストン68の中心に、ステンレスなどから形成された棒状のシャフト72の一端部が嵌挿され、一体に形成されている。シャフト72の他端部72aは、穴空きフランジ52bの貫通穴60を貫通して、矩形の板材からなる台座取り付け板74に固定されている。シャフト72は、台座取り付け板74の板面に対して、直角に取り付けられている。
次に、この実施形態の便器昇降装置10の使用方法について説明する。図3に示すように、便器昇降装置10の送還水口66に接続された水道管78には、止水栓及び図示しないストレーナ、定圧弁などを経て三方弁76が取り付けられており、送水、停止及び還水を任意に切り替え可能に形成されている。三方弁76の一方は、昇降シリンダ装置18の送還水口66に接続され、他方は、手洗い水またはタンク給水管46を経て直接タンク44へ送水可能に接続されている。
まず、トイレ12の利用者は、使用後、立ち上がりやすい高さまで便器14を上昇させるため、水道管に接続された三方弁78を送水位置に合わせる。すると、昇降シリンダ装置18の送還水口66に接続された水道管から水道水が送水され、昇降シリンダ装置18のシリンダ50内部へ送水されて、水道水の水圧でピストン68が上昇する。これにより、台座取り付け板74に台座26を介して載置された便器14が、上昇を始める。程よい高さに達したなら、三方弁76を停止位置に合わせて昇降シリンダ装置18を停止させ、立ち上がる。この後、三方弁76を還水位置に合わせて、昇降シリンダ装置18から排出された水道水を、タンク給水管46を経てタンク44に送水する。環水時は、便器14等の自重で、シリンダ50内の水がタンク44へ送られ、台座26の上面と床28が面一になるまで、便器14が降下し停止する。
また、男子の小用の場合は、利用しやすい高さで送水を止めて、使用する。用を終えたなら、還水位置に合わせて、便器14の台座26の上面高さと床28が面一になるまで、降下させておく。
この実施形態の便器昇降装置10によれば、利用者の着座及び立ち上がり易い高さに昇降可能であるため、トイレ12の利用者の身体的負担を低減できるものである。そして、便器14の直下に昇降シリンダ装置18が設置されるためスペース効率がよく、昇降シリンダ装置18は、水道水の圧力を利用するためコストもかからないものである。また、男子の小用の際でも、便器14を上昇させて利用できるため、床28への尿の飛散が少なくなり衛生的に利用されるものである。さらに、便器14周辺の床に機器が配置されないため、掃除が容易であり、清潔な状態を容易に維持できるものである。また、急速降下防止用のコイルバネ22がガイドポール20に嵌合しているので、便器14の降下の際は、コイルバネ22がガイドポール20の側面を摺動し、急激な降下に対して抵抗となり安全なものである。
なお、この考案の便器昇降装置は上記実施形態に限定されるものではなく、水道水の供給切換は三方弁の手動切換の他、電磁弁によりスイッチ操作で切換可能としても良い。また、使用する便器の大きさに合わせて、適宜なサイズの昇降シリンダ装置を選択可能なものである。また、各素材は、適宜選択可能なものである。
この考案の一実施形態の便器昇降装置の施工状態を示す右側面図(a)と、正面図(b)である。 この実施形態の便器昇降装置の昇降シリンダ装置を示す部分断面図である。 この実施形態の便器昇降装置の配管を示す管路図である。
符号の説明
10 便器昇降装置
12 トイレ
14 便器
16 床下施工面
18 昇降シリンダ装置
20 ガイドポール
22,58,64 コイルバネ
24 台座支持部
26 台座
50 シリンダ
66 送還水口
68 ピストン
72 シャフト
74 台座取り付け板
76 三方弁
78 水道管

Claims (3)

  1. トイレの床下に立設された昇降シリンダ装置と、前記昇降シリンダ装置のピストンに連動する台座取り付け部材と、この台座取り付け部材に載置され便座を取り付ける台座と、前記昇降シリンダ装置に接続された水道水の配管の給水切換を行う弁とを備え、前記弁の切換により、前記ピストンを上昇及び停止可能に形成したことを特徴とする便器昇降装置。
  2. 前記昇降シリンダ装置は、シリンダの一方の端部近傍側面から内部に連通し前記水道水の配管が接続される送還水口と、前記シリンダ内を摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストン中央に一端部が連結されたシャフトと、前記シャフトの他端部が固定された前記台座取り付け部材とを備え、前記弁は、前記シリンダ内の水を洗浄水用のタンク内に環水可能とすることを特徴とする請求項1記載の便器昇降装置。
  3. 前記昇降シリンダ装置のシリンダ内の端部には、衝撃緩和用のコイルバネが取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の便器昇降装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014221968A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 修三 山下 昇降式便器

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