JP7368377B2 - ラベル貼付ヘッド、ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル貼付ヘッドおよびラベル貼付装置に関する。
帯状のキャリアシートに仮着された枚葉のラベルを順次剥離し、剥離されたラベルを被着体に貼り付けるラベル貼付装置が知られている。このようなラベル貼付装置が米国特許出願公開第2003/0173034号明細書(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に開示のラベル貼付装置にあっては、ラベル貼付ヘッドとして、回転可能に構成された蛇腹ホイールが設けられている。当該蛇腹ホイールを回転させることにより、回転方向に並んで配置された複数の蛇腹体の先端部が、順次、ラベルが繰り出される位置を通過する。蛇腹体は、加減圧可能に構成されており、ラベルが繰り出される位置においては、蛇腹体内が減圧されることにより、ラベルを吸着保持する。このため、蛇腹体がラベルをピックアップする位置では、蛇腹体は収縮している。
ラベルをピックアップした位置から蛇腹ホイールが180度回転した位置で、蛇腹体内が加圧される。これにより、蛇腹体が伸張し、蛇腹体の先端部に設けられた開口部から空気が吹き出される。この結果、先端部で吸着保持されたラベルが、コンベヤーによって順次搬送される果実に貼り付けられる。
蛇腹体には、当該蛇腹体が伸張していく途中で、蛇腹体の先端部からラベルが脱落しないように、空気の流れを制御する制御要素が設けられている。当該制御要素は、蛇腹体内の空気が開口部に到達するのを遅延させるように空気の流れを制御する。
米国特許出願公開第2003/0173034号明細書
しかしながら、特許文献1に開示のラベル貼付ヘッドにおいては、複数の蛇腹体を伸縮させる構成である。このため、各蛇腹体によって個体差があり、伸張時の姿勢等がばらつく場合には、ラベルを精度よく貼り付けることが困難となる。また、繰り返しラベルを貼り付ける場合には、蛇腹体の劣化等により、精度よくラベルを貼り付けることが困難となる場合がある。さらに、蛇腹体を伸張させて蛇腹体の先端部から空気を吹き出すために相当程度時間がかかるため、高速でラベルを貼り付けることが困難となる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、高速で精度よくラベルを貼り付けることができるラベル貼付ヘッド、およびラベル貼付装置を提供することにある。
本発明に基づくラベル貼付ヘッドは、順次繰り出されるラベルを受取位置において受け取ることで吸着保持し、吸着保持した上記ラベルを貼付位置にまで搬送して被着体に貼り付けるヘッドである。当該ラベル貼付ヘッドは、第1吸引経路および第1吹出経路が設けられた基部と、回転軸周りに回転が可能であり、上記回転軸を取り囲むように回転方向に沿って複数の吸着保持部が設けられた回転体とを備える。上記回転軸に沿って見た場合の上記回転体の外形が多角形状となるように、上記複数の吸着保持部の各々には、上記回転軸と平行な吸着保持面が設けられている。上記基部は、上記回転体に対向する第1対向面を有する。上記回転体は、上記基部に対向する第2対向面を有する。上記第1吸引経路および上記第1吹出経路は、上記第1対向面において開口する。上記複数の吸着保持部の各々には、一端側が上記第2対向面において開口し、他端側が上記吸着保持面に設けられた吸引口に接続された第2吸引経路と、一端側が上記第2対向面において開口し、他端側が上記吸着保持面に設けられた吹出口に接続された第2吹出経路とが設けられている。上記第2対向面が上記第1対向面に対向した状態を維持しつつ上記回転体が回転することにより、上記複数の吸着保持部の各々は、上記回転体の上記回転方向の第1領域に配置された状態において、上記第2吸引経路が上記第1吸引経路に接続されるとともに、上記回転体の上記回転方向の第2領域に配置された状態において、上記第2吹出経路が上記第1吹出経路に接続されるように構成されている。上記受取位置および上記貼付位置を含むように上記第1領域が設けられることにより、上記複数の吸着保持部の各々が上記受取位置から上記貼付位置にまで移動する間に、上記吸着保持面によって上記ラベルの吸着保持が可能に構成されている。上記貼付位置に対応して上記第2領域が設けられることにより、上記複数の吸着保持部の各々が上記貼付位置に配置された際に、上記吹出口から気体が吹出されることにより、上記ラベルの吸着保持が解除されて上記被着体への上記ラベルの貼り付けが可能となる。
上記本発明に基づくラベル貼付ヘッドにあっては、上記受取位置で上記ラベルを吸着保持した上記吸着保持部は、上記回転体が前記受取位置から180度回転するまでに上記貼付位置に到達することが好ましい。
上記本発明に基づくラベル貼付ヘッドにあっては、上記受取位置で上記ラベルを吸着保持した上記吸着保持部は、上記回転体が前記受取位置から90度回転した位置で上記貼付位置に到達してもよい。
上記本発明に基づくラベル貼付ヘッドにあっては、上記回転体は、上記回転軸方向から見た場合に八角形状の外形を有していてもよい。
上記本発明に基づくラベル貼付ヘッドにあっては、上記基部は、第1方向に延在するシャフトであってもよく、上記回転体には、上記シャフトが貫通する貫通孔が設けられていてもよい。この場合には、上記回転体の上記回転軸と上記シャフトの軸とは同軸であることが好ましい。さらに、上記第1対向面は、上記シャフトが有する外周面に位置することが好ましく、上記第2対向面は、上記貫通孔を規定する上記回転体の内周面であることが好ましい。
上記ラベル貼付ヘッドにあっては、上記第1吸引経路において上記第1対向面に開口する端部と反対側の端部は、上記第1方向における上記シャフトの一端側において開口してもよく、上記第1吹出経路において上記第1対向面に開口する端部と反対側の端部は、上記第1方向における上記シャフトの他端側において開口してもよい。
本発明に基づくラベル貼付装置は、上記ラベル貼付ヘッドと、上記ラベルが剥離可能に貼付けられた帯状体を搬送する搬送部と、上記搬送部に上記帯状体を供給する供給部と、上記搬送部によって搬送される上記帯状体から上記ラベルを剥離し、剥離された上記ラベルを上記ラベル貼付ヘッドに繰り出す剥離部と、上記ラベルが剥離された上記帯状体を回収する回収部と、上記第1吸引経路に接続された吸引源と、上記第1吹出経路に接続された加圧原と、を備える。
本発明によれば、高速で精度よくラベルを貼り付けることができるラベル貼付ヘッド、およびラベル貼付装置を提供することができる。
実施の形態に係るラベル貼付装置を示す斜視図である。 実施の形態に係るラベル貼付装置を示す断面図である。 実施の形態に係るラベル貼付ヘッドがラベルを貼り付ける様子を示す斜視図である。 実施の形態に係るラベル貼付ヘッドを示す斜視図である。 実施の形態に係るラベル貼付ヘッドが有する吸着状態と貼付状態と説明するための模式図である。 図4に示すVI-VI線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。 図4に示すVII-VII線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。 図4に示すVIII-VIII線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。 図4に示すIX-IX線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。 図4に示すX-X線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。 図4に示すXI-XI線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(ラベル貼付装置)
図1は、実施の形態に係るラベル貼付装置を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係るラベル貼付装置を示す断面図である。なお、図1においては、後述する供給ローラー10については省略して図示している。図1および図2を参照して、実施の形態に係るラベル貼付装置1について説明する。
図1に示すように、実施の形態に係るラベル貼付装置1は、搬送ライン60に沿って順次搬送される被着体としての容器70に、順次ラベルを貼り付ける装置である。ラベル貼付装置1は、搬送ライン60の一方側に配置される。
図1および図2に示すように、ラベル貼付装置1は、供給部としての供給ローラー10(図2参照)と、搬送部20と、剥離部としてのピールプレート30と、回収部としての巻取ローラー40と、ラベル貼付ヘッド50と、を備える。
供給ローラー10は、ラベル貼付装置1の下部側に配置されている。供給ローラー10には、帯状体としてのキャリアシート2が巻回された巻回体(キャリアシート巻回体)が交換可能に取り付けられる。キャリアシート2には、複数のラベル3が剥離可能に貼り付けられている。複数のラベル3は、たとえば、合成樹脂フィルムに粘着層が積層されたものである。
供給ローラー10は、搬送部20にラベル3が貼り付けられたキャリアシート2を供給する。供給ローラー10は、搬送部20によって形成される搬送経路に沿ってキャリアシート2を供給する。
搬送部20は、供給ローラー10から供給されたキャリアシート2を搬送可能に設けられている。搬送部20は、複数の搬送ローラー21を含み、これら複数の搬送ローラー21によってキャリアシート2が搬送される搬送経路が形成される。搬送経路は、供給ローラー10から供給されたキャリアシート2がピールプレート30で反転し巻取ローラー40に至るように形成されている。
ピールプレート30は、搬送部20によって搬送されるキャリアシート2からラベル3を剥離して、剥離されたラベルをラベル貼付ヘッド50に繰り出し可能に設けられている。ピールプレート30は、板状形状を有する。ピールプレート30には、当該ピールプレート30の先端側(ラベル貼付ヘッド50側)でキャリアシート2が反転するように、キャリアシート2が巻き掛けられる。キャリアシート2が、ピールプレート30の先端で反転する際に、当該先端側からラベル3がラベル貼付ヘッド50に繰り出されるように、ラベル3が剥離される。
巻取ローラー40は、ラベル貼付装置1の上部側に配置されている。巻取ローラー40は、供給ローラー10の上方に配置される。このように、巻取ローラー40と供給ローラー10とを上下に配置することにより、巻取ローラー40と供給ローラー10とが横並びで配置される場合と比較して、ラベル貼付装置1の設置領域を小さくすることができる。
巻取ローラー40は、ラベル3が剥離されたキャリアシート2を巻き取ることで、当該キャリアシート2を回収する。
ラベル貼付ヘッド50は、ピールプレート30の先端側に配置されている。ラベル貼付ヘッド50は、ピールプレート30から順次繰り出されるラベル3を保持して、搬送される容器70に順次貼り付ける。
(ラベル貼付ヘッドのラベル貼付動作)
図3は、実施の形態に係るラベル貼付ヘッドがラベルを貼り付ける様子を示す斜視図である。図3を参照して、ラベル貼付ヘッド50がラベル3を貼り付ける様子について説明する。
図3に示すように、ラベル3は、互いに表裏関係にある第1面3aと第2面3bとを有し、第2面3bは、粘着層によって構成されている。ラベル3は、第2面3bが、後述する回転体520とは反対側を向くように繰り出される。
ラベル貼付ヘッド50は、回転軸C周りに回転可能に設けられた回転体520を備える。回転体520は、繰り出されるラベル3を受取位置P1で吸着保持する。ラベル3が吸着保持された状態においては、非粘着面である第1面3aが回転体520に当接し、粘着性を有する第2面3bが外側を向く。
回転体520に吸着保持されたラベル3は、回転体520の回転に伴って中間位置P2を通過し、貼付位置P3に到達する。貼付位置P3では、回転体520から気体が吹き出される。これにより、ラベル3の吸着保持が解除されるとともに、粘着性を有するラベル3の第2面3bが、容器70に押しつけられる。この結果、ラベル3が容器70に貼り付けられる。
容器70は、たとえばペットボトルであり、胴部71と、当該胴部71に連設される肩部72と、当該肩部72に連設される口部73と、当該口部73に着脱自在に嵌合する蓋部74とを備えている。ラベル3は、肩部72に貼り付けられる。
なお、回転体520の回転軸Cは、容器70の搬送方向と略平行である。これにより、たとえば、容器70に対して上方側から下方側に向かうようにラベル3が回転体520から送られることとなる。これにより、容器70の搬送方向の制限を受けずに、ラベル3を容器70に貼り付けることできる。この結果、ラベル貼付装置1の設置の自由度を高めることができる。
一般的に、容器70の搬送方向と平行な方向にラベル3を送り、容器70に貼り付ける場合、ラベル3が搬送方向と平行な方向に送られるようにピールプレート30が配置される。その場合には、容器70の搬送方向に対応して、供給ローラー10に取り付けるキャリアシート2の巻回方向を決定しなければならない。すなわち、ラベル貼付装置1が容器70の搬送方向下流側に向かって右に設置される場合には、キャリアシート巻回体の巻回方向は右巻きとし、ラベル貼付装置1が容器70の搬送方向下流側に向かって左に設置される場合には、キャリアシート巻回体の巻回方向は左巻きとしなければならない。
本実施の形態においては、上述のように、回転体520の回転軸Cを容器70の搬送方向と略平行とすることによってラベル3を容器70に貼り付けるため、ラベル貼付装置1の設置場所の制限を受けずに、キャリアシート巻回体の巻回方向を1種類に統一することができる。これにより、キャリアシート巻回体の管理が容易となる。
(ラベル貼付ヘッドの概略構成)
図4は、実施の形態に係るラベル貼付ヘッドを示す斜視図である。図4を参照して、ラベル貼付ヘッドの構成について説明する。
図4に示すように、ラベル貼付ヘッド50は、基部としてのシャフト510と、回転体520と、回転体駆動部530とを備える。
シャフト510は、第1方向に沿って延在する。第1方向は、たとえば、容器70の搬送方向と平行である。シャフト510は、第1方向に両端に設けられた一対の支持部材80(図1参照)に移動不能に固定されている。
シャフト510は、第1方向において小径部511および大径部512を含む。小径部511は、シャフト510の一端510a側から他端510b側に向けて延在し、筒状を呈している。大径部512は、シャフト510の他端510b寄りの位置に設けられており、筒状を呈している。
回転体駆動部530は、回転可能にシャフト510を囲むように設けられている。回転体駆動部530は、回転体520を回転させるための駆動源である。回転体駆動部530としては、たとえばモータ等を採用することができる。回転体駆動部530は後述する制御部94(図5参照)に電気的に接続され、当該制御部94によって動作を制御される。
回転体520は、回転軸C方向から見た場合に輪郭が多角形状の外形を有する。つまり、多角形を底面とした柱体であり、回転軸C方向は底面に対して、垂直方向である。具体的には、回転体520は、回転軸C方向から見た場合に輪郭が八角形状の外形を有していてもよく、輪郭が正八角形状の外形を有していてもよい。回転体520は、回転軸C周りに回転可能に設けられている。
回転体520には、シャフト510が貫通する円状の貫通孔523が設けられている。当該貫通孔523には大径部512が挿入されている。これにより、回転体520は、シャフト510に対向する第2対向面520cを有し、シャフト510は、第2対向面520cに対向する第1対向面510cを有する。当該第2対向面520cは、貫通孔523を規定する回転体520の内周面である。第1対向面510cは、大径部512の外周面に位置する。なお、回転体520の回転軸Cと、シャフト510の軸とは同軸である。
回転体520には、回転軸Cを取り囲むように回転体520の回転方向に沿って複数の吸着保持部Rが設けられている。当該回転軸C方向から見た場合の回転体520の輪郭である外形が多角形状となるように、複数の吸着保持部Rの各々には、回転軸Cと平行な吸着保持面520bが設けられている。
複数の吸着保持面520bは、各々四角形であり、当該回転体520の回転方向に並んで配置されている。実施の形態においては、回転体520は、8つの吸着保持部Rを含み、8つの吸着保持面520bを有する。8つの吸着保持面520bの面積はほぼ等しい。
回転体520は、本体部521と複数のブロック体522とを含む。本体部521は、上記回転軸C方向から見た場合に輪郭が多角形状の外形を有する。複数のブロック体522のそれぞれは、本体部521の周面の各々に固定されている。ブロック体522の中央部には、取付孔が設けられており、当該取付孔にボルト等の締結部材が挿入されることにより、ブロック体522が本体部521に固定される。
ブロック体522は、回転体520の径方向外側を向く平面部を有する。当該平面部によって、吸着保持面520bが構成されている。また、上記吸着保持部Rは、上記吸着保持面520bが含まれるように、本体部521および複数のブロック体522を回転体520の回転方向に複数区画した区画領域である。
複数のブロック体522の各々には、気体が通過可能な複数の外側経路543,553が設けられている。外側経路543は、後述する吸引口540に連通し、外側経路553は、後述する吹出口550に連通している。
複数の吸着保持面520bの各々には、気体を吸引するための吸引口540および気体を吹き出すための吹出口550が複数設けられている。吸引口540から気体を吸引することにより、ラベル3を吸着保持面520bに吸着保持することができる。吹出口550から気体を吹き出すことにより、吸着保持されたラベル3を容器70に向けて吹き飛ばすことにより、当該ラベル3を容器70に貼り付けることができる。
回転体520が回転軸Cまわりに回転することにより、吸引口540から気体を吸引してラベル3を吸着する吸着状態と、吹出口550から気体を吹き出してラベル3を容器70に貼り付ける貼付状態とが形成される。
たとえば、回転軸Cを水平方向と略平行とし、搬送される容器70の上方側からラベル3を貼り付ける場合には、回転体520は、容器70の上方側からラベル3が容器70に向かって下りてくるように回転軸まわりを回転する。実施の形態においては、回転軸Cは、水平方向と略平行であり、ラベル3の繰り出し方向は、上方から見た場合に回転軸Cと略垂直であり、容器70は回転軸C方向と平行な方向に搬送される。
なお、容器70の上方側からラベル3を貼り付ける場合には、容器70は、上方から見た場合に回転軸Cと交差する方向に搬送されてもよい。また、回転体520の上部でラベル3を受取り可能であれば、ラベル3の繰り出し方向も、上方から見た場合に回転軸Cと交差してもよいし、回転軸C方向と平行であってもよい。
図5は、実施の形態に係るラベル貼付ヘッドが有する吸着状態と貼付状態とを説明するための模式図である。図5を参照して、実施の形態に係るラベル貼付ヘッド50が有する吸着状態と貼付状態とについて説明する。
図5においては、3つの吸着保持部Rのそれぞれが、後述する受取位置P1、中間位置P2、および貼付位置P3に位置する状態を図示している。上述した回転体520の外形が八角形状である場合には、中間位置P2は、受取位置P1から回転体520が回転軸Cまわりに45度回転した位置にあり、貼付位置P3は、受取位置P1から回転体520が回転軸C周りに90度回転した位置にある。
図5に示すように、ラベル貼付装置1は、吸引源としての第1吸引ポンプ91および第2吸引ポンプ92と、加圧源としての吹出ポンプ93と、制御部94とを備える。
第1吸引ポンプ91は、後述する上流側第1吸引経路571に接続されており、上流側第1吸引経路571内に負圧を発生させる。第2吸引ポンプ92は、後述する下流側第1吸引経路577に接続されており、下流側第1吸引経路577内に負圧を発生させる。吹出ポンプ93は、後述する第1吹出経路574に接続されており、第1吹出経路574内に正圧を発生させる。制御部94は、第1吸引ポンプ91、第2吸引ポンプ92、および吹出ポンプ93の動作を制御する。
上述した複数の吸着保持部Rの各々には、第2吸引経路541、および第2吹出経路551が設けられている。
第2吸引経路541は、一端側が上流側第1吸引経路571または下流側第1吸引経路577に接続可能に設けられている。第2吸引経路541の他端側は、吸引口540に接続されている。第2吹出経路551は、一端側が第1吹出経路574に接続可能に設けられている。第2吹出経路551の他端側は、吹出口550に接続されている。
上流側第1吸引経路571、下流側第1吸引経路577、および、第1吹出経路574は、後述するようにシャフト510に設けられている。上流側第1吸引経路571および下流側第1吸引経路577は、第1吸引経路に相当する。
上流側第1吸引経路571の一端側は、第2吸引経路541に接続可能に設けられ、上流側第1吸引経路571の他端側は、第1吸引ポンプ91に接続されている。第1吹出経路574の一端側は、第2吹出経路551に接続可能に設けられ、第1吹出経路574の他端側は、吹出ポンプ93に接続されている。下流側第1吸引経路577の一端側は、第2吸引経路541に接続可能に設けられ、下流側第1吸引経路577の他端側は、第2吸引ポンプ92に接続されている。
回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rの各々に設けられた第2吸引経路541が、上流側第1吸引経路571に順次接続される。具体的には、受取位置P1において、第2吸引経路541が上流側第1吸引経路571に接続される。図5においては、受取位置P1、中間位置P2、および貼付位置P3の各位置での各経路の接続状態を図示しているが、第2吸引経路541は、受取位置P1から中間位置P2まで移動している間、上流側第1吸引経路571に接続された状態が維持される。
回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rに設けられた第2吸引経路541が、下流側第1吸引経路577に順次接続される。図5においては、受取位置P1、中間位置P2、および貼付位置P3の各位置での接続状態を図示しているが、第2吸引経路541は、中間位置P2と貼付位置P3との間の位置で下流側第1吸引経路577に順次接続される。貼付位置P3においては、第2吸引経路541は下流側第1吸引経路577に接続された状態となっている。貼付位置P3を通過した後に、第2吸引経路541が下流側第1吸引経路577に接続された状態は解除される。
回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rに設けられた第2吹出経路551が、第1吹出経路574に順次接続される。具体的には、貼付位置P3において、第2吹出経路551が、第1吹出経路574に接続される。貼付位置P3を通過すると、第2吹出経路551が第1吹出経路574に接続された状態は解除される。そして、さらに回転体520が回転することにより、受取位置P1に到達するまで、解除状態が維持される。このように、受取位置P1から中間位置P2を経由して貼付位置P3までの間を回転体520が回転することにより、ラベル3の受取りから貼付けが完了する。上述のように回転体520は、回転軸C方向から見た場合に八角形形状を有するため、受取位置P1から貼付位置P3までの回転角度は略90度となる。このように、ラベル3の受取りから貼付けまでの回転体520の回転角度を小さくできるため、より精度よくラベル3を貼り付けることができる。
(ラベル貼付ヘッドの詳細な構造)
図6から図10を参照して、ラベル貼付ヘッド50の詳細な構造について説明する。まず、図6から図8を参照して、第2吸引経路541および上流側第1吸引経路571について説明する。
図6は、図4に示すVI-VI線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。図7は、図4に示すVII-VII線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。図8は、図4に示すVIII-VIII線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。
図6から図8に示すように、上流側第1吸引経路571は、シャフト510に設けられている。上流側第1吸引経路571は、一端側が第1対向面510cにおいて開口するように設けられている。上流側第1吸引経路571の一端(開口端)は、下流側第1吸引経路577の一端(開口端)よりも、回転体510の回転方向の上流側に位置する。
上流側第1吸引経路571の他端は、シャフト510の軸方向(第1方向)におけるシャフト510の一端510aに開口する。上流側第1吸引経路571の他端は、配管等により上述の第1吸引ポンプ91に接続されている。
上流側第1吸引経路571は、第1部分572と第2部分573とを有する。第1部分572は、第1方向に沿って延在する。第2部分573は、第1部分572に接続され、第1対向面510cに開口する。第2部分573は、シャフト510の径方向に沿って延在する。第2部分573は、第1方向から見た場合に扇状形状を有し略円弧状に開口する。具体的には、受取位置P1から中間位置P2まで開口する。
第2吸引経路541は、回転体520の径方向内側に設けられた内側経路542と、当該径方向の外側に設けられた2つの外側経路543とを有する。内側経路542は、本体部521に設けられている。2つの外側経路543は、ブロック体522に設けられており、回転体520の回転軸方向に並んで配置されている。
内側経路542は、第1経路5421、第2経路5422、および第3経路5423を有する。第1経路5421は、回転軸方向における一方側に位置し、第3経路5423は、回転軸C方向における他方側に位置する。第2経路5422は、回転軸方向において第1経路5421と第3経路5423との間に位置し、第1経路5421と第3経路5423とを接続する。
第1経路5421および第3経路5423は、回転体520の径方向に沿って延在する。第1経路5421は、一端側が第2対向面520cに開口し、他端側は、上記回転軸方向における一方側に配置された外側経路543に接続されている。第3経路5423は、一端側が第2経路5422に接続されており、他端側が上記回転軸方向における他方側に配置された外側経路543に接続されている。
上記第1経路5421が上記第2部分573に接続された状態においては、当該第1経路5421、第2経路5422、第3経路5423、および2つの外側経路543を介して、吸引口540が、上流側第1吸引経路571に連通する。
図9は、図4に示すIX-IX線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。図9を参照して、下流側第1吸引経路577について説明する。
図9に示すように、下流側第1吸引経路577は、大径部512に設けられている。下流側第1吸引経路577は、一端側が第1対向面510cにおいて開口するように設けられている。下流側第1吸引経路577は、上流側第1吸引経路571と比較して、回転方向の下流側にて第1対向面510cにおいて開口する。下流側第1吸引経路577の他端は、シャフト510の軸方向における大径部512の一端側に開口している。下流側第1吸引経路577の他端は、配管等によって上述の第2吸引ポンプ92に接続されている。
図9および図7に示すように、下流側第1吸引経路577は、第1部分578と第2部分579とを有する。第1部分575は、シャフト510の軸方向(第1方向)と平行な方向に沿って延在する。第2部分576は、第1部分578に接続され、第1対向面510cに開口する。第2部分579は、第1方向から見た場合に、扇状形状を有し略円弧状に開口する。具体的には、第2部分579は、第1方向から見た場合に、貼付位置P3から回転方向の上流および下流側に所定の角度で開口する。
上記第1経路5421が上記第2部分579に接続された状態においては、当該第1経路5421、第2経路5422、第3経路5423、および2つの外側経路543を介して、吸引口540が下流側第1吸引経路577に連通する。
図10は、図4に示すX-X線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。図11は、図4に示すXI-XI線に沿ったラベル貼付ヘッドの断面図である。図10および図11を参照して、第2吹出経路551および第1吹出経路574について説明する。
図10および図11に示すように、第1吹出経路574は、シャフト510の他端510b側に設けられている。第1吹出経路574は、一端側が第1対向面510cにおいて開口するように設けられている。第1吹出経路574の他端は、シャフト510の軸方向(第1方向)の他端510bに開口する。第1吹出経路574の他端は、配管等によって上述の吹出ポンプ93に接続されている。
第1吹出経路574は、第1部分575および第2部分576を有する。第1部分575は、第1方向に沿って延在する。第1部分575は、上流側第1吸引経路571の第1部分572と第1方向に並ぶように設けられている。第2部分576は、第1部分575に接続され、第1対向面510cに対向する。第2部分576は、シャフト510の径方向に沿って延在する。第2部分576は、第1方向から見た場合に、扇状形状を有し略円弧状に開口する。
第2吹出経路551は、回転体520の回転方向に並ぶように一対設けられている。一対の第2吹出経路551のそれぞれは、回転体520の径方向内側に設けられた内側経路552と、当該径方向の外側に設けられた外側経路553とを有する。2つの内側経路552は、回転体520に設けられており、回転方向に並んで配置されている。2つの外側経路553は、ブロック体522に設けられており、回転方向に並んで配置されている。
2つの内側経路552のうち回転方向の上流側に位置する内側経路552は、2つの外側経路553のうち回転方向の上流側に位置する外側経路553に接続されている。2つの内側経路552のうち回転方向の下流側に位置する内側経路552は、2つの外側経路553のうち回転方向の下流側に位置する外側経路553に接続されている。
2つの内側経路552が、上記第2部分576に接続された状態においては、当該2つの内側経路552、および2つの外側経路553を介して、吹出口550が第1吹出経路574に連通する。
(回転体520の回転動作とラベルの貼付け)
図6から図11を参照して、回転体520の回転動作とラベルの貼付けについて説明する。
図6から図9に示すように、第2対向面520cが第1対向面510cに対向した状態を維持しつつ回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rの各々が、回転体520の回転方向における第1領域R1(図7参照)に配置された状態において、第2吸引経路541が、上流側第1吸引経路571および/または下流側第1吸引経路577に接続される。第1領域R1は、受取位置P1から貼付位置P3を含むように設けられている。
吸着保持部Rが第1領域R1に位置する状態においては、吸着保持面520bによるラベル3の吸着保持が可能となる。
具体的には、受取位置P1で、第2吸引経路541および上流側第1吸引経路571が接続される。これにより、第2吸引経路541および上流側第1吸引経路571内が連通して、図6に示す矢印方向に気体が吸引される。この結果、第2吸引経路541および上流側第1吸引経路571内が負圧となり、ピールプレート30から剥離されたラベル3が回転体520の吸着保持面520bに吸着保持される。
上記のように、上流側第1吸引経路571において第2部分573が円弧状に開口することより、第2吸引経路541および上流側第1吸引経路571が接続された状態は、受取位置P1から中間位置P2まで維持される。
さらに、回転体520が回転した場合には、ラベル3を吸着保持した吸着保持面520bは、中間位置P2から貼付位置P3に移動する。吸着保持面520bが中間位置P2から貼付位置P3に移動する場合には、図7に示すように、第2吸引経路541の接続先が、上流側第1吸引経路571から下流側第1吸引経路577に切り替わる。
なお、回転方向上流側における第2部分579の端部と回転方向下流側における第2部分573の開口端部との距離は、第1経路5421の内径よりも小さくなっている。このため、第2吸引経路541の接続先が切り替わる途中の状態であっても、第1経路5421は、上流側第1吸引経路571および下流側第1吸引経路577に跨がっており、ラベル3が吸着保持面520bに吸着保持された状態は維持される。
第2吸引経路541が下流側第1吸引経路577に接続された状態においては、図9に示す矢印方向に気体が吸引される。これにより、第2吸引経路541および下流側第1吸引経路577内が負圧となり、ラベル3が回転体520の吸着保持面520bに吸着保持される。回転体520が回転して、吸着保持部520が貼付位置P3に移動するまでは、吸着保持面520bによってラベル3が吸着保持される。
図10に示すように、第2対向面520cが第1対向面510cに対向した状態を維持しつつ回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rの各々が、回転体520の回転方向の第2領域R2に配置された状態において、第2吹出経路551が第1吹出経路574に接続される。第2領域R2は、貼付位置P3に対応して設けられている。
吸着保持部Rが第2領域R2に配置された状態、すなわち、吸着保持部Rが貼付位置P3に配置された際には、吹出口550から気体が吹出し可能となる。これにより、ラベル3の吸着保持が解除されて、容器70へのラベル3の貼り付けが可能となる。
具体的には、吸着保持部Rが貼付位置P3に到達すると、図10に示すように、一対の第2吹出経路551が、第1吹出経路574に接続される。これにより、一対の第2吹出経路551と第1吹出経路574とが連通し、図11に示す矢印方向に気体が吹き出される。この結果、吹出口550から気体が吹き出される。
ここで、吹出口550から気体が吹き出される際には、下流側第1吸引経路577からの吸引が停止される。これにより、ラベル3の吸着状態が解除されて、当該ラベル3が容器70の肩部72に貼り付けられる。
回転体520が回転軸C周りに回転することにより、上述のようなラベル3の吸着からラベル3の貼付けまでの動作が各吸着保持面520bで順次行われていく。これにより、搬送ライン60を流れる容器70にラベル3を順次貼り付けることができる。
なお、ラベル3を繰り出すタイミング、ラベルを受取位置P1で受け取るタイミング、ラベル3を貼付位置P3で貼り付けるタイミング等は、センサによって認識された搬送ライン60を流れる容器70の位置に応じて、制御部94によって制御される。
以上のように、実施の形態に係るラベル貼付ヘッド50においては、第2対向面520cが第1対向面510cに対向した状態を維持しつつ回転体520が回転することにより、複数の吸着保持部Rの各々に設けられた第2吸引経路541が、上記第1領域R1に配置された状態において、第2吸引経路541が、上流側第1吸引経路571および/または下流側第1吸引経路577に接続されるとともに、上記第2領域R2に配置された状態において、第2吹出経路551が第1吹出経路574に接続される。
第2吸引経路541と上流側第1吸引経路571とが接続された状態において、ラベル3が吸着保持面に吸着保持される。第2吹出経路551と第1吹出経路574とが接続された状態において、吹出口550から気体が吹き出されることにより、ラベル3の吸着保持が解除されてラベル3が容器70に貼り付けられる。
ここで、回転体520の吸着保持面520bは、回転軸Cに平行となっている。このため、当該吸着保持面520bにラベル3を吸着保持した場合には、ラベル3の姿勢を安定させることができる。さらに、吸引口540に接続された第2吸引経路541の一端および吹出口550に接続された第2吹出経路551の一端をそれぞれ、第2対向面520cに開口させ、上流側第1吸引経路571の一端および第1吹出経路574の一端を第1対向面510cに開口させている。このため、第2対向面520cが第1対向面510cに対向した状態を維持しつつ回転体520を回転させることにより、第2吸引経路541と、上流側第1吸引経路571または下流側第1吸引経路577が接続された状態と、第2吹出経路551と第1吹出経路574とが接続された状態とを順次形成することができる。
回転体520を高速で回転させることにより、姿勢が安定した状態で吸着保持面520bに吸着保持されたラベル3を貼付位置P3に高速で移動させることができる。さらに、貼付位置P3では、第2吹出経路551と第1吹出経路574とを通って吹出口550から直接気体が吹き出される。このため、気体を吹き出すための時間も短縮でき、貼付位置P3に到達した吸着保持面520bに吸着保持されたラベル3を、搬送される容器70に精度よく高速で貼り付けることができる。
このようにして、実施の形態に係るラベル貼付ヘッド50およびこれを備えたラベル貼付装置1は、高速で精度よくラベルを貼り付けることができる。
また、受取位置P1でラベル3を吸着保持した吸着保持部Rは、回転体520が180度回転するまでに貼付位置P3に到達することにより、貼付位置P3までの回転体520の回転角度を小さくすることができる。これにより、貼付位置P3までのラベル3の搬送時間を短縮できるとともに、貼付位置P3まで回転体520を回転させるための回転制御の精度も向上させることができる。この結果、貼付位置P3でのラベル3の位置ずれを抑制し、ラベル3をさらに精度よく貼り付けることができる。
特に、受取位置P1でラベル3を吸着保持した吸着保持部Rが、回転体520が90度回転した位置で貼付位置P3に到達することにより、回転体520が180度回転した位置で貼付位置に到達する場合と比較して、貼付位置P3までの回転体520の回転角度を小さくしつつ、その回転制御も精度よく行なうことができる。
回転体520が、回転軸C方向から見た場合に、八角形状を有する場合には、回転体520を45度づつ回転させることにより、吸着保持面520bを回転方向下流側に隣接する吸着保持面520bの位置に移動させることができる。上述のように受取位置P1から回転体520が90度回転した位置で、吸着保持部Rを貼付位置P3に到達させたい場合には、容易に回転制御を行なうことができる。
上記のように、回転体520を貫通するようにシャフト510を回転体520と同軸に配置することにより、回転体520の回転を安定させることができる。
さらに、上流側第1吸引経路571および下流側第1吸引経路577の他端が、シャフト510の一端510aに開口し、第1吹出経路574の他端が、シャフト510の他端510bに開口している。このため、負圧源(第1吸引ポンプ91、第2吸引ポンプ92)と上流側第1吸引経路571および下流側第1吸引経路577との接続、ならびに、加圧源(吹出ポンプ93)と第1吹出経路574との接続を混同せずに行なうことができる。
上述した実施の形態においては、容器70の肩部72にラベル3が貼付けられる場合を例示して説明したが、これに限定されず、容器70の胴部71に貼り付けられてもよいし、容器70のキャップ部分に貼り付けられてもよい。また、ラベル3が貼り付けられる被着体が、ペットボトル等の容器70である場合を例示して説明したが、これに限定されず、適宜変更することができる。
上述した実施の形態においては、回転体520は、回転軸C方向から見た場合に八角形状の外形を有する場合を例示して説明したが、これに限定されず、八角形以外の多角形であってもよい。この場合には、回転体の有する吸着保持面520bの個数、吸着保持部Rの個数は、多角形状の辺の個数に応じて適宜設定される。
上述した実施の形態においては、受取位置P1と貼付位置P3との間に単一の中間位置P2を設ける場合を例示して説明したが、これに限定されず、中間位置P2を設けなくてもよい。すなわち、受取位置P1から回転体の回転方向下流側に隣り合う位置を貼付位置P3としてもよい。さらに、貼付位置P3が受取位置P1から180度回転するまでの位置に配置される限り、複数の中間位置P2を設けてもよい。
以上、今回発明された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 ラベル貼付装置、2 キャリアシート、3 ラベル、3a 第1面、3b 第2面、10 供給ローラー、20 搬送部、21 搬送ローラー、30 ピールプレート、40 ローラー、50 ラベル貼付ヘッド、60 搬送ライン、70 容器、71 胴部、72 肩部、73 口部、74 蓋部、80 支持部材、91 第1吸引ポンプ、92 第2吸引ポンプ、93 吹出ポンプ、94 制御部、510 シャフト、510a 一端、510b 他端、510c 第1対向面、511 小径部、512 大径部、520 回転体、520b 吸着保持面、520c 第2対向面、521 本体部、522 ブロック体、523 貫通孔、530 回転体駆動部、540 吸引口、541 第2吸引経路、542 内側経路、543 外側経路、550 吹出口、551 第2吹出経路、552 内側経路、553 外側経路、571 上流側第1吸引経路、572 第1部分、573 第2部分、574 第1吹出経路、575 第1部分、576 第2部分、577 下流側第1吸引経路、578 第1部分、579 第2部分、5421 第1経路、5422 第2経路、5423 第3経路、C 回転軸、P1 受取位置、P2 中間位置、P3 貼付位置、R 吸着保持部、R1 第1領域、R2 第2領域。

Claims (6)

  1. 順次繰り出されるラベルを受取位置において受け取ることで吸着保持し、吸着保持した前記ラベルを貼付位置にまで搬送して被着体に貼り付けるラベル貼付ヘッドであって、
    第1吸引経路および第1吹出経路が設けられた基部と、
    回転軸周りに回転が可能であり、前記回転軸を取り囲むように回転方向に沿って複数の吸着保持部が設けられた回転体とを備え、
    前記回転軸に沿って見た場合の前記回転体の外形が多角形状となるように、前記複数の吸着保持部の各々には、前記回転軸と平行な吸着保持面が設けられ、
    前記基部は、前記回転体に対向する第1対向面を有し、
    前記回転体は、前記基部に対向する第2対向面を有し、
    前記第1吸引経路および前記第1吹出経路は、前記第1対向面において開口し、
    前記複数の吸着保持部の各々には、一端側が前記第2対向面において開口し、他端側が前記吸着保持面に設けられた吸引口に接続された第2吸引経路と、一端側が前記第2対向面において開口し、他端側が前記吸着保持面に設けられた吹出口に接続された第2吹出経路とが設けられ、
    前記第2対向面が前記第1対向面に対向した状態を維持しつつ前記回転体が回転することにより、前記複数の吸着保持部の各々は、前記回転体の前記回転方向の第1領域に配置された状態において、前記第2吸引経路が前記第1吸引経路に接続されるとともに、前記回転体の前記回転方向の第2領域に配置された状態において、前記第2吹出経路が前記第1吹出経路に接続されるように構成され、
    前記受取位置および前記貼付位置を含むように前記第1領域が設けられることにより、前記複数の吸着保持部の各々が前記受取位置から前記貼付位置にまで移動する間に、前記吸着保持面によって前記ラベルの吸着保持が可能に構成され、
    前記貼付位置に対応して前記第2領域が設けられることにより、前記複数の吸着保持部の各々が前記貼付位置に配置された際に、前記吹出口から気体が吹出されることにより、前記ラベルの吸着保持が解除されて前記被着体への前記ラベルの貼り付けが可能となり、
    前記基部は、第1方向に延在するシャフトであり、
    前記回転体には、前記シャフトが貫通する貫通孔が設けられており、
    前記回転体の前記回転軸と前記シャフトの軸とは同軸であり、
    前記第1対向面は、前記シャフトが有する外周面に位置し、
    前記第2対向面は、前記貫通孔を規定する前記回転体の内周面である、ラベル貼付ヘッド。
  2. 前記受取位置で前記ラベルを吸着保持した前記吸着保持部は、前記回転体が前記受取位置から180度回転するまでに前記貼付位置に到達する、請求項1に記載のラベル貼付ヘッド。
  3. 前記受取位置で前記ラベルを吸着保持した前記吸着保持部は、前記回転体が前記受取位置から90度回転した位置で前記貼付位置に到達する、請求項2に記載のラベル貼付ヘッド。
  4. 前記回転体は、前記回転軸方向から見た場合に八角形状の外形を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のラベル貼付ヘッド。
  5. 前記第1吸引経路において前記第1対向面に開口する端部と反対側の端部は、前記第1方向における前記シャフトの一端側において開口し、
    前記第1吹出経路において前記第1対向面に開口する端部と反対側の端部は、前記第1方向における前記シャフトの他端側において開口する、請求項に記載のラベル貼付ヘッド。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のラベル貼付ヘッドと、
    前記ラベルが剥離可能に貼付けられた帯状体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に前記帯状体を供給する供給部と、
    前記搬送部によって搬送される前記帯状体から前記ラベルを剥離し、剥離された前記ラベルを前記ラベル貼付ヘッドに繰り出す剥離部と、
    前記ラベルが剥離された前記帯状体を回収する回収部と、
    前記第1吸引経路に接続された吸引源と、
    前記第1吹出経路に接続された加圧原と、を備えたラベル貼付装置。
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