JP7366441B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電動弁に関する。
従来、冷凍サイクルの冷媒として利用されてきたフロン類(CFC:クロロフルオロカーボン、HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン)や、代替フロン(HFC:ハイドロフルオロカーボン)は、オゾン層の破壊や地球温暖化の原因となるとの指摘がある。また、地球温暖化防止やエネルギー問題などの社会問題が一般化しており、より地球温暖化係数(GWP)の小さい冷媒への置き換えが望まれている。
新冷媒の候補として、GWPの小さい自然冷媒がいくつか注目されているが、その候補の中でも、COは安全性、取り扱い性などに優れるなどの長所を持つ。一方で、COを冷媒として用いた場合、運転圧力を高くしなくてはならないため、電動弁を含む冷凍サイクル各部の耐圧性を高める必要がある。特許文献1には、耐圧性を高めるために、頑丈な構造と大径のガスケットを使用した電動弁の一例が開示されている。
特開2003-42326号公報
特許文献1の電動弁において、キャンを取り付けた結合部材と、弁本体との間にガスケットが配置されており、結合部材の下面中央にガスケットを貫いて連設された下垂部と弁本体の凹部とを螺合させて、シールに必要な面圧をガスケットに付与する構造が配設されている。かかる構造によれば、結合部材の下面全体がガスケットの押圧面となっているため、ガスケットのシールに必要な面圧を確保するためには、大きなトルクで弁本体に対して結合部を締め付けなくてはならず、それにより下垂部と凹部のねじの破損を招くおそれがある。しかしながら、ねじが破損しないように下垂部の径を増大させると、それに応じて結合部材の径が増大して、電動弁の大型化を招き好ましくない。
さらに、大径のガスケット全体にわたって一様な面圧を確保するためには、結合部材と弁本体の押圧面の平面度を、広い面積にわたって確保しなくてはならず、その分、加工難度が増大するという問題もある。
本発明は、小型化が可能であり、比較的加工しやすい電動弁を提供することを目的とする。
本発明にかかる電動弁は、流路ブロックに取り付け可能な電動弁であって、
上部円筒部と下部円筒部とを備え、弁座を配置した弁室が形成される弁本体ユニットと、
前記弁本体ユニットに結合される円筒形状のキャンと、
前記キャンの内部に装備されるロータと、
前記ロータの回転運動を軸線方向運動に変換する変換機構と、
前記上部円筒部を貫通しており、前記変換機構に連結されて軸線方向に変位することにより、前記弁座に対して接近または離間可能な弁軸と、
前記上部円筒部と前記下部円筒部との間に配置され、前記電動弁の軸線直交方向に延在するシート状の第1ガスケットと、
前記下部円筒部と前記流路ブロックとの間に配置され、前記電動弁の軸線直交方向に延在するシート状の第2ガスケットと、を有し、
前記電動弁の軸線方向に見て、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットとは重なっていることを特徴とする。
本発明によれば、小型化が可能であり、比較的加工しやすい電動弁を提供することができる。
図1は、本実施形態の電動弁を示す縦断面図である。 図2は、流路ブロックに取り付ける前の電動弁を、ステータユニットを取り外した状態で示す縦断面図である。
以下、本発明に係る電動弁の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書では、ロータから弁座に向かう方向を下方とし、その逆方向を上方とする。
図1は、本発明の実施形態の電動弁10を示す縦断面図である。図2は、流路ブロックに取り付ける前の電動弁10を、ステータユニットを取り外した状態で示す縦断面図である。自動車等の冷凍サイクルにおけるCO冷媒(流体)の流量制御を行う電動弁10は、流路ブロック1に取り付けられる弁本体ユニット20と、弁本体ユニット20に取り付けられて弁軸24を駆動させるロータ30を内蔵するキャン40と、キャン40に外嵌されロータ30を回転駆動するステータ50とを備えている。電動弁10の軸線をLとする。
キャン40の円筒状部分の外周には、それぞれ一対のボビン52とステータコイル53およびこれらを囲うヨーク51が配置され、その外周を樹脂モールドカバー56によって覆うことによりステータ50が形成されている。ロータ30とステータ50とによりステッピングモータを構成している。
樹脂モールドカバー56の外周の一部が径方向外方に突出することにより、中空の筐体部56aが連設され、また筐体部56aの上部には中空のコネクタ部56bが形成されている。筐体部56aの内部には、制御基板CBが配置され、コネクタ部56bの内部には、外部電源に接続される端子TMが配置されている。
センサSRを取り付けたセンサ基板SBが、筐体部56aからキャン40に向かって延在するようにして配置されている。センサSRは、キャン40を隔てて近接するロータ30の角度を磁気的に検出する機能を有する。センサSRが検出したロータ30の角度信号は、制御基板CBの制御回路に伝達される。
制御基板CBの制御回路は、ステータコイル53と、コネクタ部56b内部の端子TMとに接続されており、センサSRからのロータ30の角度信号に応じて、外部電源からの供給された電力を調整して、ステータコイル53に伝達する制御を行う。
キャン40はステンレスなどの非磁性の金属から形成され、頂部が球状の有頂円筒形状を有している。キャン40の開放した下端は、後述するように弁本体ユニット20の上端に溶接されて固着されている。キャン40の下端部の肉厚は、下端部以外の部分の肉厚より厚くされている。具体的には、キャン40の下端部40b以外の部分は、しごき加工(アイヨニング)等により薄くされている。
図2において、略円筒状の弁軸24は、ステンレス又は真鍮などから形成され、上端側の第1軸部24aと、第1軸部24aより大径の第2軸部24bと、第2軸部24bより小径の第3軸部24cと、第3軸部24cより小径の第4軸部24dと、下端側の弁部24eとを同軸に連設してなる。流路調整部としての弁部24eは、先端側に向かうにつれて2段階で小径となるテーパ形状を有している。
略円筒状の弁軸ホルダ32は、キャン40内において、弁軸24の上端側を収容するように配置されている。弁軸ホルダ32の上端は、弁軸24の第1軸部24aの上端が圧入固定されたプッシュナット33に接合されている。
プッシュナット33の外周に沿って、圧縮コイルばねで構成される復帰ばね35を取付けている。復帰ばね35は、詳細を後述するガイドブッシュ26の固定ねじ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31との螺合が外れたときに、キャン40の頂部内面に当接して固定ねじ部25と移動ねじ部31との螺合を復帰させるように付勢する機能を有する。
キャン40に対して隙間を開けて配置されたロータ30と、弁軸ホルダ32とは、支持リング36を介して結合されている。より具体的に支持リング36は、ロータ30の成形時にインサートされた黄銅製の金属リングで構成されており、支持リング36の内周孔部に弁軸ホルダ32の上部突部が嵌合し、上部突部の外周をかしめ固定することにより、ロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32の結合が行われる。
弁軸ホルダ32の外周には、ストッパ機構の一方を構成する上ストッパ体37が固着されている。上ストッパ体37は円筒状の樹脂より構成され、下方に向けて板状の上ストッパ片37aが突設されている。
円筒状のガイドブッシュ26が、弁軸ホルダ32と弁軸24との間に配置されている。ガイドブッシュ26の下端は、後述する弁本体ユニット20の上部円筒部21の内周に圧入により嵌合している。ガイドブッシュ26の外周には、ストッパ機構の他方を構成する下ストッパ体27が固着されている。下ストッパ体27はリング状の樹脂より構成され、板状の下ストッパ片27aが上面に突設されており、上記した上ストッパ片37aと係合可能となっている。
下ストッパ体27はガイドブッシュ26の外周に形成された螺旋溝部分26aに射出成形により固着され、上ストッパ体37は弁軸ホルダ32の外周に形成された螺旋溝部分32bに射出成形により固着して形成されている。
弁軸ホルダ32の内面に移動ねじ部31が形成されており、ガイドブッシュ26の外周に形成された固定ねじ部25と螺合している。移動ねじ部31と固定ねじ部25により構成される変換機構と、ロータ30とにより、弁軸24を軸線L方向に進退動させる弁軸駆動部を構成する。
弁軸24は、弁軸ホルダ32の軸線Lに沿って上下動可能に嵌挿されており、弁軸ホルダ32内に縮装された圧縮コイルばね34によって下方に付勢されている。ガイドブッシュ26の側面には、弁室VCとキャン40内の圧力均衡を図る均圧孔32aが形成されている。
弁本体ユニット20は、金属製の上部円筒部21と、金属製の下部円筒部22と、金属製の円筒状である弁座部材23とを有する。上部円筒部21と下部円筒部22は、耐圧性を確保すべく、比較的肉厚とされている。
上部円筒部21は、第1上部外周面21aと、第1上部外周面21aより大径の第2上部外周面21bと、第2上部外周面21bより大径の第3上部外周面21cと、を有する。第1上部外周面21aは、キャン40の下端が外嵌して溶接される環状部材41の内周に嵌合している。第3上部外周面21cの中央付近から上端にわたって、上部雄ねじ21dが形成されており、その下方は円筒面となっている。
また、上部円筒部21は、第1上部内周面21eと、第1上部内周面21eより小径の第2上部内周面21fとを有する。第2上部内周面21fの下端近傍には、径方向内側に突出する縮径部21gが形成されている。第1上部内周面21eと第2上部内周面21fを貫通する弁軸24は、縮径部21gとの間で最も隙間が小さくなっており、すなわち縮径部21gが弁軸24をガイドするガイド部となる。
さらに上部円筒部21は、下端中央から下方に突出するように連設された小円筒部21hを有する。小円筒部21hの外周に、後述する第1ガスケットGT1の内周が嵌合する。第3上部外周面21cと小円筒部21hとの間に、径方向に延在する平坦な第1上部段差面21iが形成されている。
下部円筒部22は、第1下部外周面22aと、第1下部外周面22aより小径の第2下部外周面22bと、第2下部外周面22bより小径の第3下部外周面22cと、を有する。第3下部外周面22cの外周に、後述する第2ガスケットGT2の内周が嵌合する。第2下部外周面22bの中央付近から上端にわたって、下部雄ねじ22dが形成されており、その下方は円筒面となっている。
第3下部外周面22cの上端近傍には、周溝22eが形成され、また下端近傍には、シール溝22fが形成されている。シール溝22f内には、O-リング(環状シール部材)OR1と、例えばPTFE製の2つのバックアップリングBRが同軸に配置されている。O-リングORの下側(弁室の逆側)にバックアップリングBRを配置することによって、弁室側の圧力が高いときにO-リングORの異常な変形を防ぎ、冷媒の漏れが生じないようにしている。
第2下部外周面22bと第3下部外周面22cとの間に、径方向に延在する平坦な第2下部段差面22oが形成されている。図1に示すように組付けられた状態で、流路ブロック1のブロック段差面1eと第2下部段差面22oとの間隙は、弁室VCに繋がっており、ブロック段差面1eと第2下部段差面22oに挟持されるようにして、環状であるシート状の第2ガスケットGT2が配置される。
また、下部円筒部22は、第1下部内周面22gと、第1下部内周面22gより小径の第2下部内周面22hと、第2下部内周面22hより小径の第3下部内周面22iと、第3下部内周面22iより小径の第4下部内周面22jと、第4下部内周面22jより小径の第5下部内周面22kと、を有する。
第1下部内周面22gの中央付近から上端にわたって、下部雌ねじ22mが形成されており、その下方は円筒面となっている。第2下部内周面22hには、上部円筒部21の小円筒部21hが嵌合している。第1下部内周面22gと第2下部内周面22hとの間に、径方向に延在する平坦な第1下部段差面22nが形成されている。第1上部段差面21iと第1下部段差面22nとの間隙は、弁室VCに繋がっており、第1上部段差面21iと第1下部段差面22nとに挟持されるようにして、環状であるシート状の第1ガスケットGT1が配置されている。
軸線Lの方向に見て、第2ガスケットGT2と第1ガスケットGT1とは重なっており、第1ガスケットGT1の外径と第2ガスケットGT2の内径との差はΔである。径差Δは、第2ガスケットGT2の外径の0.05倍~0.5倍であると好ましい。
上部円筒部21と下部円筒部22とに囲われた空間であって、第3下部内周面22iの内側が弁室VCを構成する。弁室VCと周溝22eとは、径方向に延在する複数の連通路22pを介して連通している。また、第4下部内周面22jに嵌合する弁座部材23が、第4下部内周面22jと第5下部内周面22kとの段部に下端を突き当てるようにして配置されている。弁座部材23は、中央にオリフィスを構成する貫通路23aを有している。貫通路23aの上端に形成された弁座23bに対し、弁軸24の弁部24eが着座または離間可能となっている。弁座部材23の上端は、連通路22pの軸心より上方であって、上端より下方に位置する。
図1において、流路ブロック1は、第1ブロック円形開口1aと、第1ブロック円形開口1aより小径で同軸に繋がる第2ブロック円形開口1bと、第2ブロック円形開口1bの側面に交差する流路開口1cとを有する。
第1ブロック円形開口1aの下端近傍から上端にわたって、ブロック雌ねじ1dが形成されており、その下方は円筒面となっている。第1ブロック円形開口1aと第2ブロック円形開口1bとの間に、径方向に延在する平坦なブロック段差面1eが形成されている。
また、流路ブロック1には、流路開口1cに隣接して雌ねじ孔1fが形成されている。
(電動弁の組付)
電動弁10の組み付けについて、図を参照して説明する。予め、キャン40内部の部品及びキャン40が組み付けられているものとする。ただし、ステータコイル53などを含むステータ50の樹脂モールドカバー56は、まだキャン40に組み付けられていない。
組み付けに際し、まず、弁座部材23を、下部円筒部22の第4下部内周面22jに嵌合させ、その下端を第4下部内周面22jと第5下部内周面22kとの段部に突き当てる。次に、第1ガスケットGT1を、下部円筒部22の第1下部段差面22n上に載置する。
さらに下部円筒部22に対して、キャン40を組み付けた上部円筒部21を上方から同軸に接近させ、上部円筒部21から下方に突き出た弁軸24を、第3下部内周面22i内を通過させつつ、第3上部外周面21cを第1下部内周面22g内に嵌入した後、上部雄ねじ21dを下部雌ねじ22mに螺合させる。その後、下部円筒部22に対して上部円筒部21を相対回動させて所定のトルクを付与することで、上部雄ねじ21dと下部雌ねじ22mとの螺動により発生した軸力で、第1ガスケットGT1を第1上部段差面21iと第1下部段差面22nとで両側から押圧することにより、第1ガスケットGT1に高圧の冷媒を封止可能な面圧を付与することができる。この状態で、弁軸24の弁部24eが弁座部材23の貫通路23a内に嵌入する。さらに、下部円筒部22のシール溝22fに、O-リングOR1とバックアップリングBRを組み付けて、ステータ50を取り付ける前の電動弁10が完成する。なお、第1ガスケットGT1を第1上部段差面21iに取り付けた状態で、上部円筒部21を下部円筒部22に螺合させてもよい。その際、上部円筒部21が下部円筒部22よりも重力方向下方に配置された状態で組み立てを行ってもよい。
この電動弁10を流路ブロック1に組み付けるときは、第2ガスケットGT2を、流路ブロック1のブロック段差面1e上に載置したうえで、下部円筒部22の第3下部外周面22cを、第1ブロック円形開口1aを通過させて、第2ブロック円形開口1bに嵌合させる。
その後、第2下部外周面22bを第1ブロック円形開口1a内に嵌入した後、下部雄ねじ22dをブロック雌ねじ1dに螺合させる。さらに、流路ブロック1に対して下部円筒部22を相対回動させて所定のトルクを付与することで、下部雄ねじ22dとブロック雌ねじ1dとの螺動により発生した軸力で、第2ガスケットGT2を第2下部段差面22oとブロック段差面1eとで両側から押圧することにより、第2ガスケットGT2に高圧の冷媒を封止可能な面圧を付与することができる。なお、第2ガスケットGT2を下部円筒部22に取り付けた状態で、下部円筒部22を第2ブロック円形開口1bに嵌合させてもよい。その際、下部円筒部22がブロック段差面1eよりも重力方向下方に配置された状態で組み立てを行ってもよい。
かかる状態で、シール溝22f内のO-リングOR1とバックアップリングBRの径方向外側に、第2ブロック円形開口1bの内周面が接触する。これにより第3下部外周面22cと第2ブロック円形開口1bとの隙間が封止され、冷媒の通過を阻止できる。
その後、上部円筒部21の第2上部外周面21bにO-リングOR2を配置する。このとき、O-リングOR2は、環状部材41と、第3上部外周面21cとの間に位置する。ステータコイル53などを含むステータ50の樹脂モールドカバー56を、キャン40に被せるように装着すると、樹脂モールドカバー56の円筒部56cの内周が、O-リングOR2の径方向外側に接触する。これにより第2上部外周面21bと円筒部56cとの間が、O-リングOR2により封止され、外部から飛散する水滴などがキャン40内部に進入することを抑制できる。
さらに、流路ブロック1の雌ねじ孔1fに螺合させたボルトBTにより、樹脂モールドカバー56から延在するブラケットBKTを固定することによって、流路ブロック1への電動弁10の取り付けが完了する。
(電動弁の動作)
本実施の形態にかかる電動弁10の動作について説明する。流路ブロック1の流路開口1cは冷媒の入口に接続され、第2ブロック円形開口1bは冷媒の出口に接続されているものとする。
図1において、端子TMを介して外部から開弁信号を受信した制御基板CBの制御回路は、センサSRが検出したロータ30の角度信号に基づいて制御された電力を、ステータ50のステータコイル53に伝達して励磁を行う。かかる磁力によりロータ30に回転力が生じるため、弁本体ユニット20に固着されたガイドブッシュ26に対しロータ30及び弁軸ホルダ32が回転駆動される。
かかる回転駆動に応じて、ガイドブッシュ26の固定ねじ部25と、弁軸ホルダ32の移動ねじ部31とのねじ送り機構により、弁軸ホルダ32がその軸線L方向に変位する。弁軸ホルダ32と共に弁軸24が上方に変位すると、制御基板CBの制御回路により制御された開度で、弁部24eが弁座部材23の弁座23bより離間する。これにより、流路開口1cから弁室VC内に流入した冷媒は、制御された流量で、弁部24eと弁座23bの間を通過し、貫通路23a及び第2ブロック円形開口1bを介して流出する。
これに対し、制御基板CBの制御回路が、端子TMを介して外部から閉弁信号を受信したときは、上述とは逆の動作により弁軸24を下降させ、弁部24eが弁座23bに着座する。これにより、流路開口1cから弁室VC内に流入した冷媒は、弁部24eと弁座23bの間を通過できず、貫通路23a及び第2ブロック円形開口1bを介して流出することなく遮断される。
なお、ロータ30が過剰に回転したときは、上ストッパ体37の上ストッパ片37aが下ストッパ体27の下ストッパ片27aに当接する。これらのストッパ片27a、37a同士の当接によって、ステータ50への通電が継続されても、弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止される。
ここで、流路開口1cを介して高圧の冷媒が供給されることにより弁室VC内が高圧となるが、本実施形態によれば、弁室VCに繋がる流路ブロック1と下部円筒部22との隙間は、第2下部段差面22oとブロック段差面1e(これらを押圧面という)とにより挟持される第2ガスケットGT2により封止されるため、高圧の冷媒が外部に漏れ出ることが抑制される。
また、弁室VCに繋がる上部円筒部21と下部円筒部22との隙間は、第1上部段差面21iと第1下部段差面22n(これらを押圧面という)とに挟持される第1ガスケットGT1により封止されるため、高圧の冷媒が外部に漏れ出ることが抑制される。
このように、2つの第1ガスケットGT1、GT2を用いることで、一つのガスケットのシール面積を低減でき、それによりガスケットの面圧を高く確保しやすくなり、シール性が向上する。また、ガスケットのシール面積を低減することで、第1上部段差面21iと第1下部段差面22nの面積、及び第2下部段差面22oとブロック段差面1eの面積も小さくなるため、それらの平面度を確保しやすくなり、加工容易性も向上する。
さらに、第1ガスケットGT1に面圧を付与するための軸力を、第1ガスケットGT1の径方向外側に位置する上部雄ねじ21dと下部雌ねじ22mとの螺動により発生させているため、より高い面圧を付与することができる。同様に、第2ガスケットGT2に面圧を付与するための軸力を、第2ガスケットGT2の径方向外側に位置する下部雄ねじ22dとブロック雌ねじ1dとの螺動により発生させているため、より高い面圧を付与することができる。
さらに軸線L方向(すなわち、ねじ込み方向)に見て、第2ガスケットGT2と第1ガスケットGT1とは、径差Δで重なっているため、電動弁10の径方向の寸法を小さく抑えることができる。
以上の実施形態では、第1ガスケットGT1,GT2を両側から挟持する段差面を平坦としているが、第1ガスケットGT1,GT2を両側から挟持する段差面のうち少なくとも一方に、同軸の環状の凸部を設けて、第1ガスケットGT1,GT2を押圧するようにしてもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。本発明の範囲内において、上述の実施形態の任意の構成要素の変形が可能である。また、上述の実施形態において任意の構成要素の追加または省略が可能である。
10 電動弁
20 弁本体ユニット
21 上部円筒部
22 下部円筒部
23 弁座部材
24 弁軸
25 固定ねじ部
26 ガイドブッシュ
27 下ストッパ体
30 ロータ
31 移動ねじ部
32 弁軸ホルダ
33 プッシュナット
34 圧縮コイルばね
35 復帰ばね
36 支持リング
37 上ストッパ体
40 キャン
41 環状部材
50 ステータ

Claims (8)

  1. 流路ブロックに取り付け可能な電動弁であって、
    上部円筒部と下部円筒部とを備え、弁座を配置した弁室が形成される弁本体ユニットと、
    前記弁本体ユニットに結合される円筒形状のキャンと、
    前記キャンの内部に装備されるロータと、
    前記ロータの回転運動を軸線方向運動に変換する変換機構と、
    前記上部円筒部を貫通しており、前記変換機構に連結されて軸線方向に変位することにより、前記弁座に対して接近または離間可能な弁軸と、
    前記上部円筒部と前記下部円筒部との間に配置され、前記電動弁の軸線直交方向に延在するシート状の第1ガスケットと、
    前記下部円筒部と前記流路ブロックとの間に配置され、前記電動弁の軸線直交方向に延在するシート状の第2ガスケットと、を有し、
    前記電動弁の軸線方向に見て、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットとは重なっている、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記上部円筒部に形成されたねじと、前記下部円筒部に形成されたねじとを、前記第1ガスケットの径方向外側にて螺合させて相対回動させることにより発生した軸力を用いて、前記上部円筒部の押圧面と前記下部円筒部の押圧面とにより前記第1ガスケットが両側から押圧される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記上部円筒部の押圧面と前記下部円筒部の押圧面は平坦である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記下部円筒部に形成されたねじと、前記流路ブロックに形成されたねじとを、前記第2ガスケットの径方向外側にて螺合させて相対回動させることにより発生した軸力を用いて、前記下部円筒部の押圧面と前記流路ブロックの押圧面とにより前記第2ガスケットが両側から押圧される、
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電動弁。
  5. 前記下部円筒部の押圧面と前記流路ブロックの押圧面は平坦である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
  6. 前記下部円筒部に、前記弁座を備えた弁座部材が嵌合的に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電動弁。
  7. 前記下部円筒部と前記流路ブロックとの間に、環状シール部材およびバックアップリングが取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の電動弁。
  8. 前記キャンの外部に装備されるステータを有する、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の電動弁。

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