JP7366045B2 - 半導体デバイスの製造に使用される加工構成要素のセラミック表面のレーザ研磨 - Google Patents

半導体デバイスの製造に使用される加工構成要素のセラミック表面のレーザ研磨 Download PDF

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Description

[0001]本開示の実施形態は、概して、半導体デバイス製造に関する。具体的には、本明細書の実施形態は、プラズマ処理チャンバと共に、又はプラズマ処理チャンバ内で使用される構成要素の表面をレーザ研磨することに関する。
[0002]多くの場合、半導体デバイスマニフェスト機器(例えば、プラズマ支援処理チャンバ及びそれに関連する処理用構成要素)は、セラミック材料、又は保護セラミック材料コーティングが上部に堆積された基体から形成される。セラミック材料は、化学的腐食又はプラズマベースの腐食に対して所望の耐性をもたらす。セラミック材料が使用されない場合、化学的腐食又はプラズマベースの腐食は処理用構成要素の有効寿命を短くするであろう
[0003]残念ながら、堆積されたセラミックコーティングは、そのセラミックコーティングが堆積された下層の構成要素材料に比べて、表面粗さ及び多孔度が所望するより大きいことが多い。表面粗さ及び多孔度が望ましくない程に高い保護セラミックコーティングは、亀裂や剥離が生じやすくなり、そのゆえ、粒子が使用される処理チャンバ内で粒子を生成すると、粒子は、処理チャンバ内に配置された基板のデバイス側表面に最終的に移動する場合がある。基板上のデバイスを製造する間、基板が粒子で汚染されると、デバイスが動作不能になることが多く、その結果、汚染された基板により、デバイスの歩留まりが抑制される。
[0004]したがって、当技術分野では、セラミック処理用構成要素、及び処理用構成要素のセラミックコーティングされた表面の、改善された表面仕上げ方法が必要とされている。
[0005]本開示の実施形態は、セラミック基体、又はセラミックコーティングされた基体のレーザ支援改質、すなわち、レーザ研磨を行い、基体の表面粗さ及び多孔度を望ましい程度に低減させる方法を提供する。
[0006]一実施形態では、ワークピース表面をレーザ研磨する方法は、パルスレーザビームでワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含む。レーザビームは、約50kHz以上のパルス周波数及び約10mm以下のスポットサイズを有し、ワークピース表面は、セラミック材料を含む。
[0007]一実施形態では、ワークピース表面をレーザ研磨する方法は、約50kHz以上のパルス周波数及び約10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームでワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含む。ここで、ワークピース表面は、セラミック材料を含み、ワークピースは、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素であり、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む。
[0008]一実施形態では、ワークピース表面をレーザ研磨する方法は、約50kHz以上のパルス周波数及び約10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームでワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含む。ここで、ワークピース表面は、石英、又は、アルミニウム、チタン、タンタル若しくはイットリウムの、窒化物、フッ化物、酸化物、酸窒化物若しくは酸化フッ化物を含み、ワークピースは、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素であり、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む。
[0009]本開示の上述の特徴を詳細に理解することができるように、上記で簡単に要約された本開示のより具体的な説明は、実施形態を参照することによって、得ることができる。そのうちの幾つかの実施形態は添付の図面で例示されている。しかし、添付図面は例示的な実施形態のみを示すものであり、したがって、本開示の範囲を限定すると見なすべきではなく、その他の等しく有効な実施形態も許容され得ることに留意されたい。
一実施形態に係る、本明細書に記載されたレーザ支援表面改質(レーザ研磨)方法を使用して研磨された1つ又は複数の処理用構成要素を有する処理チャンバの概略断面図である。 一実施形態に係る、本明細書に記載されたレーザ研磨方法を使用して研磨された1つ又は複数の表面を有する基板支持体の概略等角図である。 図2Aに示す基板支持体の一部の近接等角断面図である。 一実施形態に係る、本明細書に提示された方法を実施するために使用され得るレーザ研磨システムの概略図である。 図3に記載されたレーザ研磨システムを使用して、ワークピース表面をレーザ研磨する方法を示す。
[0015]理解しやすくするために、可能な場合には、図に共通する同一の要素を指し示すのに同一の参照番号を使用した。さらなる記載がなくても、ある実施形態の要素及び特徴を他の実施形態に有益に組み込むことができることが想定されている。
[0016]本開示の実施形態は、セラミック基体、又はセラミックコーティングされた基体のレーザ支援改質、すなわち、レーザ研磨を行い、基体の表面粗さ及び多孔度を望ましい程度に低減させる方法を提供する。本明細書に記載されたレーザ研磨方法は、研磨されるべき表面領域に対して、精密なサブミリメートルスケールの研磨制御を可能にし、したがって、材料研磨が望まれる表面領域と、材料研磨が望まれない隣接して配置された表面領域との間、又はそこに形成された開口に望ましいほどに高い解像度をもたらす。幾つかの実施形態では、本明細書に記載された方法は、電子デバイス製造(例えば、半導体デバイス製造)の分野で使用され得る、セラミック処理チャンバ構成要素、又は処理チャンバ構成要素のセラミックコーティングされた表面を研磨するために使用される。本明細書に記載されたレーザ研磨方法にとって有益であり得る処理チャンバ構成要素の実施例は、図1、及び図2Aから図2Bに図示かつ記載される。有益には、本明細書で提供されるレーザ研磨方法は、機械的研磨と異なり、研磨される表面から実質的に材料を除去することを必要としない。したがって、本明細書で提供される方法は、図2A及び図2Bにさらに記載される基板支持体のパターン化された表面のように、パターン化された表面から隆起したフィーチャの望ましくない平坦化のリスクが生じることなく、パターン化された表面の凹状表面及び隆起したフィーチャの両方の表面改質を可能とする。
[0017]図1は、一実施形態に係る、本明細書に記載されたレーザ支援表面改質(レーザ研磨)方法を使用して研磨された1つ又は複数の処理用構成要素を有する処理チャンバ100の概略断面図である。図1に示される処理チャンバ100は、プラズマ支援エッチングチャンバである。しかしながら、本明細書に記載されたレーザ研磨方法は、任意のプラズマ支援処理チャンバにおいて使用される処理用構成要素、又は高画像スキャナ310研磨が所望される任意の他のセラミック表面を研磨するために使用され得ると想定されている。
[0018]処理チャンバ100は、チャンバリッド101、1つ又は複数の側壁102、及びチャンバ基部103を含むチャンバ本体を特徴とする。ここで、処理チャンバは、基板支持体112及びシャワーヘッド107をさらに含む。これらは、1つ又は複数の側壁102と共に、集合的に処理空間104を画定する。通常、処理ガスは、チャンバリッド101を通して配置された注入口105を通して、1つ又は複数の側壁102を通して配置された1つ又は複数のガスインジェクタ106を通して、又はその両方を通して、処理空間104に送達される。貫通するように配置された複数の孔108を有するシャワーヘッド107は、処理ガスを処理空間104内に均一に分配するように使用される。通常、孔108の直径は、約3mm以下など、約5mm以下、例えば約1mm以下である。幾つかの実施形態では、シャワーヘッドのプラズマ対向面の複数の孔間に配置された材料の幅が約10mm以下となるように、個々の孔108は離間されている。
[0019]処理チャンバ100は、誘導結合プラズマ(ICP)を特徴としており、誘導結合プラズマ(ICP)は、処理空間104の外側のチャンバリッド101に近接するように配置された1つ又は複数の誘導コイル109に交流周波数(例えば、RF周波数)を通過させることによって生成される。チャンバリッド101及びシャワーヘッド107は、石英のような誘電材料で形成されている。チャンバリッド101及びシャワーヘッド107は、誘電体ウィンドウを形成する。この誘電体ウィンドウを通して、誘導コイル109によって生成された電磁エネルギーが、処理空間104内のガスで形成されたプラズマ110と結合する。コイルの交流電力から処理空間104内のガスに印加される電磁場を使用して、プラズマ110が点火かつ維持される。このプラズマは、不活性ガスを使用し、場合によっては、処理体積104内の処理ガスを使用する。
[0020]ここでは、処理空間104は、真空排出口111を介して、真空源(例えば、1つ又は複数の専用真空ポンプ)に流体連結される。真空排出口110は、処理空間104を準大気圧条件に維持し、そこから処理ガス及び他のガスを排出する。
処理空間104内に配置される基板支持体112は、例えば、チャンバ基部103の下方領域のベローズ(図示せず)によって囲まれる、チャンバ基部103を通って密封的に延在する可動支持シャフト113上に配置される。通常、基板支持体112は、その誘電材料内に埋め込まれたチャッキング電極(図示せず)を含み、チャッキング電極は、基板114とチャッキング電極との間に電位を与えることによって、基板114を基板支持体112に固定する。
[0021]基板支持体112は、基板支持体112の誘電材料と基板支持体112上に配置された基板114との間の熱伝達によって、基板114を所望の温度又は所望の温度範囲内に維持するように使用されることが多い。例えば、幾つかの実施態様では、基板支持体112は、その誘電材料内に埋め込まれた加熱素子(図示せず)を含む。この加熱素子を使用して、基板支持体112、ひいては基板114を処理前に所望の温度に加熱し、処理中に基板114を所望の温度に維持する。他の半導体製造処理の場合、基板114を処理中に冷却することが望ましく、基板支持体112は、典型的に、冷却流体が通流する1つ又は複数の冷却チャネルを含む冷却基部(図示せず)に熱的に連結される。場合によっては、基板支持体112は、基板支持体112の温度の微調整を促進する加熱素子と冷却チャネルの両方を含む。
[0022]典型的には、処理チャンバの処理空間104内の低圧雰囲気により、基板支持体112の誘電材料と基板114との間の熱伝導が不十分となり、基板114を加熱又は冷却する基板支持体の効果性が低下する。したがって、一部の処理では、熱伝導性の不活性ガス、典型的にはヘリウムが、基板114のデバイス側ではない表面と基板支持体112との間に配置された背面空間(図示せず)に導入され、それらの間の熱伝達が改善される。背面空間は、基板支持体112のパターン化された表面(例えば、図2Aから図2Bに記載されたパターン化された表面201)における1つ又は複数の凹状表面、及びその上に配置された基板114によって画定される。幾つかの実施形態では、基板支持体112のパターン化された表面201の少なくとも一部が、本明細書に記載された方法を使用してレーザ研磨される。
[0023]ここで、処理チャンバ100は、1つ又は複数の側壁102のうちの1つにおける開口115を介して、基板114を基板支持体112へと移送し、基板支持体112から基板114を移送すること容易にするように構成されている。基板処理中、開口115は、ドア116又はバルブで封止されている。例えば、幾つかの実施形態では、複数のリフトピン(図示せず)が、基板支持体112を貫通するように形成された対応するリフトピン開口221(図2A及び2Bに図示)を通して移動可能に配置され、基板114を基板支持体112へと移送し、基板支持体112から基板114を移送することを容易にする。複数のリフトピンが上昇位置にあると、基板114が基板支持体112から持ち上げられ、ロボットハンドラが基板114にアクセスすることが可能になる。複数のリフトピンが下降位置にあると、リフトピンの上面は、基板支持体112の表面と同一面上にあるか、又はその下方にあり、基板支持体112上に基板が置かれる。
[0024]ここで、処理チャンバ100は、チャンバ本体の1つ又は複数の内部表面118に配置され、そこから径方向内側に配置された1つ又は複数の取り外し可能なライナー117を含む。処理チャンバ100は、1つ又は複数のシールド(例えば、基板支持体112及び支持シャフト113を囲む第1のシールド119、並びに1つ又は複数の側壁102から径方向内側に配置された第2のシールド120)をさらに含む。ここでは、シールド119及び120を使用して、プラズマ110を処理空間104内の所望の領域に閉じ込め、処理空間104内のガスのための流路を画定し、チャンバ壁を処理ガス及び堆積生成物、若しくはエッチャント、又はこれらの組み合わせから保護する。幾つかの実施形態では、基板114は、ロボットエンドエフェクタ(例えば、ロボット真空杖121)を使用して、処理空間の内外に移送される。
[0025]本明細書の実施形態では、上述の処理用構成要素のうちの1つ又は複数の表面は、セラミック材料で形成されるか、その上に保護セラミック材料コーティングが配置されるか、又はその両方である。処理構成要素又は処理構成要素のための保護コーティングとしての使用に適したセラミックの例には、炭化ケイ素(SiC)、石英、又はIII族、IV族、ランタニド系列元素のフッ化物、酸化物、酸化フッ化物、窒化物、及び酸窒化物、並びにこれらの組み合わせが含まれる。例えば、幾つかの実施形態では、上述の処理用構成要素のうちの1つ又は複数の表面は、石英、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化チタン(TiO)、窒化チタン(TiN)、酸化タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、酸化イットリウム(Y)、フッ化イットリウム(YF)、オキシフッ化イットリウム(YOF)、又はイットリウム安定化ジルコニアから形成される。
[0026]多くの場合、セラミックコーティングは、処理用構成要素の少なくともプラズマ対向面に堆積され、下層の構成要素材料を化学的腐食及びプラズマ由来の腐食から保護する。セラミックコーティングは、溶射法(例えば、プラズマ溶射)などの任意の適切なコーティング法を使用して堆積され、セラミックコーティング材料は、溶解状態又は可塑化状態まで加熱されて、処理用構成要素の表面に溶射される。例えば、幾つかの実施形態では、処理用構成要素は、石英基体から形成され、イットリウムベースのセラミックコーティングが少なくともプラズマ対向面に堆積されたシャワーヘッド(例えば、シャワーヘッド107)である。幾つかの実施形態では、シャワーヘッド107のプラズマ対向面は石英で形成され、本明細書に記載されたレーザ研磨方法は、プラズマにより誘起された腐食を修復するために使用され、それゆえにシャワーヘッド107の有効寿命を延ばす。
[0027]幾つかの実施形態では、シャワーヘッドは、アルミニウムなどの導電性材料から形成され、容量結合プラズマ(CCP)が、シャワーヘッドと、チャンバ壁又は基板支持体112との間で維持される。幾つかの実施形態では、マイクロ波源を使用して、不活性ガス、及び場合によっては処理ガスを使用する処理空間内にプラズマを生成する。幾つかの実施形態では、遠隔プラズマ源(図示せず)を使用して、処理空間104から遠隔でガスプラズマが生成され、その後に処理空間104に供給される。
[0028]図2Aは、本明細書に記載されたレーザ研磨方法を使用して研磨された1つ又は複数のセラミック表面を特徴とする基板支持体112の概略等角図である。図2Bは、図2Aに示す基板支持体112の一部の近接等角断面図である。
[0029]ここでは、基板支持体112は、1つ又は複数の凹状表面216から延在する複数の隆起したフィーチャを有するパターン化された表面201を特徴とする。隆起したフィーチャには、複数の突出部217、1つ又は複数の外側密封バンド(例えば、第2の外側密封バンド215、及び第1の外側密封バンド213)、及び複数の内側密封バンド219が含まれる。第1の外側密封バンド213は、パターン化された表面201の中心の周りで、その外周に近接して同心円状に配置され、第2の外側密封バンド215は、パターン化された表面201の中心の周りで、第1の外側密封バンド213に近接して、第1の外側密封バンド213の径方向内側に同心円状に配置される。各々の内側密封バンド219は、基板支持体112を貫通して形成されたそれぞれのリフトピン開口221の周りに同軸上に配置される。隆起したフィーチャ、及び1つ又は複数の凹状表面216、並びに基板114のデバイス側ではない表面(図1に図示)は、基板114が基板支持体112に吸引されるときの背面空間の境界面を画定する。
[0030]図示のように、複数の突起217は、実質的に円筒形状であり、約500μmから約5mmの平均直径D1、約5mmから約20mmの中心間(CTC)間隔D2、及び約3μmから約700μmの高さHを有する。他の実施形態では、複数の突出部217は、基板114を支持するために凹状面216を越えて延在する、正方形又は長方形のブロック、円錐、楔、ピラミッド、ポスト、円筒形マウンド、若しくは様々なサイズの他の突出部、又はこれらの組合せなどの任意の他の適切な形状を備え、任意の適切な方法を使用して形成される。
[0031]ここで、第1の外側密封バンド213及び第2の外側密封バンド215は、実質的に長方形の断面形状を有し、高さHと幅が、約500μmから約5mmである。複数の内側密封バンド219は、それぞれ各リフトピン開口を囲んでおり、典型的に、その内径と外径との間に実質的に長方形の断面形状を有し、高さHと幅Wとを有する。複数の突出部217は、基板114が基板支持体112に吸引されているときに、少なくとも、基板114を凹状表面216から離間されるように保持し、これにより、熱伝導性の不活性ガス(ここではヘリウム)が、ガス注入口から、基板114と基板支持体112との間の背面空間全面にわたって流れることが可能になる。密封バンド213、215、及び219は、基板114が基板支持体112(図1に図示)に吸引されたときに、ガスが背面空間から処理チャンバ100の処理空間104内に流れるのを防止するか、又は大幅に低減する。
[0032]他の実施形態では、複数の突出部217は、基板114を支持するために凹状面216を越えて延在する、正方形又は長方形のブロック、円錐、楔、ピラミッド、ポスト、円筒形マウンド、若しくは様々なサイズの他の突出部、又はこれらの組合せなどの任意の他の適切な形状を備え、任意の適切な方法を使用して形成される。幾つかの実施形態では、基板支持体112の基板接触面229とその上に配置された基板のデバイス側ではない表面との間の接触面積は、約20%未満、約15%未満、約10%未満、約5%未満など、約30%未満、例えば、約3%未満である。
[0033]典型的には、基板支持体112のパターン化された表面201は、付加製造プロセス、除去製造プロセス(subtractive manufacturing process)、又はこれらの組み合わせを使用して形成される。典型的な付加製造プロセスでは、隆起したフィーチャが、対応する開口が貫通するマスクを介して、基板支持体112のあらかじめパターン化された表面に堆積される。基板支持体112の凹状表面216を形成することになるあらかじめパターン化された表面は、通常、隆起したフィーチャが堆積される前に、平坦化されるか、又はさもなければ所望の表面仕上がりとなるように加工される。しかしながら、隆起した表面の基板接触フィーチャは、望ましくないほど高い表面粗さを有することが多く、それゆえに、幾つかの実施形態では、本明細書に記載された方法を使用してレーザ研磨される。
[0034]典型的な除去製造プロセスでは、形成されるべき凹領域からの材料は、例えば、ビードブラストによって、上部に配置されたものを貫通するように形成された対応する開口を通して、基板支持体のあらかじめパターン化された表面から除去される。付加製造プロセスと同様に、基板接触表面を形成することになるあらかじめパターン化された表面は、典型的に、形成される凹領域から材料を除去する前に、平坦化されるか、又はさもなければ所望の表面仕上げに加工される。しかしながら、凹領域における表面216は、望ましくないほど高い表面粗さを有することが多く、それゆえに、幾つかの実施形態では、本明細書に記載された方法を使用してレーザ研磨される。
[0035]図3は、一実施形態に係る、本明細書に提示された方法を実施するために使用され得るレーザ研磨システム300の概略図である。レーザ研磨システム300は、上に配置されたワークピース304を支持かつ位置決めするための並進運動ステージ302、及び走査レーザ源306を特徴とする。ここで、走査レーザ源306は、ステージ302の上方に配置され、パルスレーザビーム308を、研磨されるワークピース304の表面に向けるために、ステージ302に対向する。幾つかの実施形態では、レーザ源306は、ステージ302の上方に配置されず、レーザ研磨システム300は、レーザ源306からのレーザビーム308をワークピース304の表面の所望のスポットに方向付けるために使用される1つ又は複数のミラー(図示せず)を含む。
[0036]幾つかの実施形態では、レーザ研磨システム300は、3Dスキャナなどの画像センサ310をさらに含む。画像センサ310は、ワークピース304の表面をマッピングし、その3D画像を生成するために使用される。幾つかの実施形態では、画像スキャナ310は、基板支持体の基板接触面、基板支持体の凹状面、又はそのプラズマ対向面を貫通するように形成された複数の孔の間に配置されたシャワーヘッドの材料面をマッピングするために使用される。画像マップは、システムコントローラに伝達される。システムコントローラは、ステージ302の移動及びレーザ源306の動作を含む、レーザ研磨システムの動作を制御する。レーザ研磨が望まれない表面間の箇所をレーザビームに曝露することなく、ワークピースの所望の表面を選択的にレーザ研磨するために、画像マップがシステムコントローラによって使用される。
[0037]ここで、レーザ源は、スポットサイズ(すなわち、ビームの断面領域)を有するパルスレーザビームを供給する。このパルスレーザビームは、本明細書に記載された処理構成要素の、又は当該処理構成要素のうちの1つ又は複数のフィーチャ間の高解像度研磨に適している。ここでは、スポットの直径は、約5mm以下など、約10mm以下であり、又は例えば、約1mm以下である。幾つかの実施形態では、スポットサイズは、約150mm以下など、約500mm以下であり、又は約100mm以下である。幾つかの実施形態では、スポットサイズは、約0.001mmから約5mm、約0.001mmから約1mm、約0.001mmから約0.5mmなど、約0.001mmから約10mmであり、例えば、約0.001mmから約0.1mmである。幾つかの実施形態では、ビームのスポットサイズは、5mm以下、2.5mm以下、1mm以下、0.5mm以下、0.1mm以下、0.5mm以下など、約10mm以下であり、又は例えば、約0.01mm以下である。
[0038]ここで、パルス繰り返し率、すなわち、レーザビームのパルス周波数は、約1kHz以上、約5kHz以上、約10kHz以上、約100kHz以上、約500kHz以上など、約500Hz以上であり、例えば、例えば約1MHz以上である。幾つかの実施形態では、スポットサイズが約0.001mmから約0.01mmの間のパルス周波数は、約100kHz以上、例えば、約500kHz以上である。幾つかの実施形態では、スポットサイズが約0.01mmから約0.1mmの間のパルス周波数は、約100kHz以上など、約10kHz以上である。幾つかの実施形態では、スポットサイズが約0.1mmから約1mmの間のパルス周波数は、約1kHz以上である。幾つかの実施形態では、スポットサイズが約1mmを超えるパルス周波数は、約1kHz以上である。幾つかの実施形態では、平均パルス持続時間は、約1μs以下、約0.5μs以下など、約10μs以下であり、又は例えば約0.1μs以下である。典型的には、パルスビームのオンタイムデューティサイクルは、約40%以下、約30%以下、約20%以下など、約50%以下であり、又は例えば約10%以下である。幾つかの実施形態では、各レーザパルスのピークエネルギーは、約4μJから約500μJであり、又は例えば、例えば約50μJ超、又は約100μJ超など、約1μJ超、約10μJ超である。幾つかの実施形態では、レーザビームのパルスエネルギー密度は、約1000mW/cm以下、約500mW/cm以下、約250mW/cm以下、約100mW/cm以下、約50mW/cm以下など、約6000mW/cm以下であり、又は例えば約10mW/cm以下である。例えば、幾つかの実施形態では、本明細書に記載されたスポットサイズ若しくは直径、又はスポットサイズ若しくは直径の範囲のいずれか1つのパルス周波数は、約50kHzから約250kHzの間など、約10kHzから約500kHzの間であり、各層パルスのピークエネルギーは、約50μJから250μJの間であり、パルスエネルギー密度は、約50mW/cm以下など、約100mW/cm以下であり、例えば、約25mW/cm以下である。
[0039]ここで、レーザビーム308及びステージ302の一方又は両方が、x及びy方向に移動させられ、ワークピース304のレーザ研磨を容易にするために、ワークピース304の表面にわたってレーザビーム308の走査がもたらされる。レーザビーム308とワークピース304との間の相対運動を制御することにより、研磨される表面の各点が、3以上のレーザパルス(レーザショット)(又は例えば、約3から約300のレーザショット)に曝露される。
[0040]図4は、図3に記載されたレーザ研磨システムを使用して、ワークピースをレーザ研磨する方法を示す。作業401では、方法400は、約500kHz以上のパルス周波数及び約10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームでワークピース表面の少なくとも一部を(例えば、ラスタパターンで)走査することを含む。ここで、ワークピース表面は、セラミック材料を含む。典型的には、ワークピースの表面にわたってパルスレーザビームを走査することにより、レーザビームが方向付けられたセラミック材料の表面が、材料の融点よりも高いが材料の蒸発点よりも低い温度まで加熱される。したがって、ワークピース表面の少なくとも一部にわたってレーザビームを走査することは、望ましくは、セラミック材料を再び流動させて、その表面粗さと多孔性を減少させる。
[0041]幾つかの実施形態では、本明細書に記載されたレーザ研磨方法は、セラミックコーティングの表面粗さ(Ra)を約10%超(例えば約20%超)低減する。幾つかの実施形態では、研磨方法は、セラミックコーティングの多孔性を、約40%超など、約30%超、例えば、約50%超減少させる。幾つかの実施形態では、セラミックコーティングは、イットリウムを含み、本明細書に記載されたレーザ研磨方法は、イットリウムをベースとしたコーティングの表面粗さ(Ra)を約20%以上低減し、その多孔性を約50%以上低減する。
[0042]ワークピースは、図1に記載された処理チャンバなどのプラズマ処理チャンバと共に又はプラズマ処理チャンバ内で使用される処理用構成要素である。幾つかの実施形態では、ワークピースは、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む。幾つかの実施形態では、セラミック材料は、炭化ケイ素(SiC)、又はIII族、IV族、ランタニド系列元素のフッ化物、酸化物、酸化フッ化物、窒化物、若しくは酸窒化物のうちの1つ又はこれらの組み合わせを含む。幾つかの実施形態では、処理用構成要素は、プラズマ処理チャンバ内で以前に使用されたものであり、本明細書で提示されたレーザ研磨方法は、処理用構成要素の表面修復に使用され、その化学的腐食又はプラズマにより誘起された腐食損傷を修復する。
[0043]幾つかの実施形態では、処理用構成要素は、石英基体から形成されたシャワーヘッドを備えており、このシャワーヘッドは、そのプラズマ対向面に配置されたイットリウムをベースとした保護コーティングをさらに含む。イットリウムをベースとした保護コーティングは、複数の孔が石英基体を通して形成される前に、石英基体の表面に堆積される。したがって、孔の内表面は露出した石英を含む。ここで、シャワーヘッドをレーザ研磨することは、複数の孔の個々の間に配置されたイットリウムをベースとした保護コーティングにわたってパルスレーザビームを走査することを含む。幾つかの実施形態では、レーザ研磨される表面は、保護コーティングの有無に関わらず、石英シャワーヘッドのプラズマ対向面を含み、レーザ研磨を使用して、シャワーヘッドの表面のプラズマ誘起侵食損傷が修復される。有益には、本明細書に記載された方法と共に使用されるレーザスポットサイズは、レーザビームが孔の中に移動することなく、複数の孔の縁部までレーザ研磨するのに十分な解像度をもたらす。この比較的高い解像度により、孔の内側の露出した石英表面に望ましくない損傷若しくは望ましくない再流動を引き起こすことなく、又は孔の中へのイットリウムベースのコーティング若しくは石英表面の再流動を引き起こすことなく、シャワーヘッドのプラズマ対向面を実質的に完全にレーザ研磨することが可能になる。
[0044]幾つかの実施形態では、処理用構成要素のレーザ研磨されるべき表面は、図2A及び図2Bに記載された基板支持体などの基板支持体のパターン化された表面を含む。幾つかの実施形態では、基板支持体のパターン化された表面の研磨は、隆起した領域の基板接触面又はそれらの間に配置された凹領域の両方ではなく、そのうちの一方をレーザ研磨することを含む。
[0045]本明細書に記載された実施形態で使用され得る例示的なレーザ研磨パラメータは、表1の列A、B、及びCに提示されている。列Aの例では、当該方法は、5mW/cmから25mW/cmのレーザビームパルスエネルギー密度を提供する。列Bの例では、当該方法は、50mW/cmから250mW/cmのレーザビームパルスエネルギー密度を提供する。列Cの例では、当該方法は、1500mW/cmから6000mW/cmのレーザビームパルスエネルギー密度を提供する。
Figure 0007366045000001
[0046]以上の記述は、本開示の実施形態を対象としているが、本開示の基本的な範囲から逸脱しない限り、本開示の他の実施形態及びさらなる実施形態を考案してもよい。本開示の範囲は、下記の特許請求の範囲によって決定される。

Claims (20)

  1. ワークピース表面をレーザ研磨する方法であって、
    0kHz以上のパルス周波数及び10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームで、プラズマにより誘起された腐食を有する前記ワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含み、前記ワークピース表面が、表面粗さと多孔度とを有するセラミック材料を含み、
    前記パルスレーザビームが前記ワークピース表面の少なくとも一部を前記セラミック材料の融点よりも高い温度に加熱して、前記セラミック材料を再び流動させて、その表面粗さと多孔度とを減少させ
    前記ワークピースは、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素である、方法。
  2. 前記ワークピースが、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ワークピース表面が、基板支持体のパターン化された表面であり、前記パターン化された表面が、1つ又は複数の凹領域から延在する複数の隆起したフィーチャを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記パターン化された表面の基板接触表面領域が、前記基板支持体上に配置される基板のデバイス側ではない表面領域の30%未満である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ワークピースが、石英又はイットリウムベース保護コーティングを含むプラズマ対向面を有する、石英シャワーヘッドを含み、
    前記ワークピース表面をレーザ研磨することが、前記プラズマ対向面において形成された複数の孔の間に配置された前記石英又はイットリウムベースコーティングにわたって前記パルスレーザビームを走査することを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記ワークピース表面をレーザ研磨することが、前記プラズマ対向面において形成された前記複数の孔にわたって前記パルスレーザビームを走査することを含まない、請求項5に記載の方法。
  7. 前記レーザの前記スポットサイズが、1mm以下である、請求項6に記載の方法。
  8. ワークピース表面をレーザ研磨する方法であって、
    0kHz以上のパルス周波数及び10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームでプラズマにより誘起された腐食を有する前記ワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含み、
    前記ワークピース表面が、表面粗さと多孔度とを有するセラミック材料を含み、
    前記パルスレーザビームが前記ワークピース表面の少なくとも一部を前記セラミック材料の融点よりも高い温度に加熱して、前記セラミック材料を再び流動させて、その表面粗さと多孔度とを減少させ、
    前記ワークピースが、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素であり、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む、方法。
  9. 前記処理用構成要素が、石英又はイットリウムベース保護コーティングを含むプラズマ対向面を有する、石英シャワーヘッドを含み、
    前記ワークピース表面をレーザ研磨することが、前記プラズマ対向面において形成された複数の孔の間に配置された前記石英又はイットリウムベースコーティングにわたって前記パルスレーザビームを走査することを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ワークピース表面が、基板支持体のパターン化された表面であり、前記パターン化された表面が、1つ又は複数の凹領域から延在する複数の隆起したフィーチャを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記パターン化された表面の基板接触表面領域が、前記基板支持体上に配置される基板のデバイス側ではない表面領域の30%未満である、請求項10に記載の方法。
  12. ワークピース表面をレーザ研磨する方法であって、
    0kHz以上のパルス周波数及び10mm以下のスポットサイズを有するパルスレーザビームでプラズマにより誘起された腐食を有する前記ワークピース表面の少なくとも一部を走査することを含み、
    前記ワークピース表面が、表面粗さと多孔度とを有するアルミニウム、チタン又はイットリウム材料の、窒化物、フッ化物、酸化物、酸窒化物又は酸化フッ化物を含み、
    前記パルスレーザビームが前記ワークピース表面の少なくとも一部を前記材料の融点よりも高い温度に加熱して、前記材料を再び流動させて、その表面粗さと多孔度とを減少させ、
    前記ワークピースが、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素であり、ガスインジェクタ、シャワーヘッド、基板支持体、支持シャフト、ドア、ライナー、シールド、又はロボットエンドエフェクタのうちの1つを含む、方法。
  13. 前記処理用構成要素が、石英又はイットリウムをベースとした保護コーティングを含むプラズマ対向面を有する、石英シャワーヘッドを含み、
    前記ワークピース表面をレーザ研磨することが、前記プラズマ対向面において形成された複数の孔の間に配置された前記石英又はイットリウムベースコーティングにわたって前記パルスレーザビームを走査することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ワークピース表面が、基板支持体のパターン化された表面であり、前記パターン化された表面が、1つ又は複数の凹領域から延在する複数の隆起したフィーチャを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記パターン化された表面の基板接触表面領域が、前記基板支持体上に配置される基板のデバイス側ではない表面領域の30%未満である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ワークピースが、プラズマ処理チャンバと共に使用するための処理用構成要素である、請求項1に記載の方法。
  17. 前記セラミック材料が、炭化ケイ素(SiC)、石英、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化チタン(TiO)、窒化チタン(TiN)、酸化イットリウム(Y)、フッ化イットリウム(YF)、オキシフッ化イットリウム(YOF)、又はイットリウム安定化ジルコニアを含む、請求項2に記載の方法。
  18. 前記セラミック材料が、炭化ケイ素(SiC)、石英、又はIII族、IV族、若しくはランタニド系列元素のフッ化物、酸化物、酸化フッ化物、窒化物、若しくは酸窒化物のうちの1つ又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記セラミック材料が、炭化ケイ素(SiC)、石英、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化チタン(TiO)、窒化チタン(TiN)、酸化イットリウム(Y)、フッ化イットリウム(YF)、オキシフッ化イットリウム(YOF)、又はイットリウム安定化ジルコニアを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記セラミック材料が、炭化ケイ素(SiC)、石英、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化チタン(TiO)、窒化チタン(TiN)、酸化イットリウム(Y)、フッ化イットリウム(YF)、オキシフッ化イットリウム(YOF)、又はイットリウム安定化ジルコニアを含む、請求項8に記載の方法。
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