JP7365775B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、比較器を用いてアナログデジタル変換を行う固体撮像素子に関する。
従来より、構造が簡易であることから、シングルスロープ型のADC(Analog to Digital Converter)が固体撮像素子などにおいてAD(Analog to Digital)変換に用いられている。このシングルスロープ型のADCは、一般に比較器と、その比較器の比較結果に基づいて計数を行うカウンタとから構成される。例えば、ソースに画素信号が入力され、ゲートに参照信号が入力されたpMOS(p-channel Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタとインバータとを比較器内に配置した固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このpMOSトランジスタは、そのドレイン電圧を、画素信号および参照信号の比較結果として、インバータを介してカウンタに出力する。
米国特許出願公開第2018/0103222号
上述の固体撮像素子では、画素回路の電源を比較器が共用することにより、画素回路と別途に比較器にも電源を設ける構成と比較して、消費電力の削減を図っている。しかしながら、上述の固体撮像素子の接続構成では、画素信号と参照信号とが略一致する際、pMOSトランジスタのドレイン電圧は、画素信号のレベルに応じて変動してしまう。このため、比較結果が反転するタイミングが、参照信号と画素信号とが略一致する理想的なタイミングからずれてしまうことがある。この反転タイミングの誤差に起因して、画素信号をAD変換したデジタル信号に誤差や非線形性が生じ、画像データの画質が低下するという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、参照信号と画素信号とを比較する固体撮像素子において、比較結果の反転タイミングの誤差を抑制することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、ソースに入力された入力電圧とゲートに入力された所定の参照電圧とが略一致する場合には上記入力電圧に応じたドレイン電圧をドレインから出力する入力トランジスタと、ソースに入力された上記入力電圧とゲートに入力された上記ドレイン電圧との間の差が所定の閾値電圧を超えるか否かを示す信号を上記入力電圧と上記参照電圧との比較結果として出力する出力トランジスタとを具備する固体撮像素子である。これにより、入力トランジスタのドレイン-ソース間電圧がオートゼロ期間に決まる閾値電圧を超えるか否かを示す比較結果が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力トランジスタの上記ドレインに接続された入力側電流源と、上記ドレイン電圧の下限を制限する入力側クランプトランジスタとをさらに具備してもよい。これにより、入力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、上記入力トランジスタの上記ソースと電源端子との間に挿入されてもよい。これにより、入力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、上記入力トランジスタの上記ソースと上記ドレインとの間に挿入されてもよい。これにより、垂直信号線VSLの電流減少が抑制されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、P型トランジスタであってもよい。これにより、P型トランジスタによって入力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、上記入力側クランプトランジスタのゲートおよびドレインは短絡されてもよい。これにより、N型トランジスタによって入力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、上記入力側クランプトランジスタのゲートにバイアス電圧が印加されてもよい。これにより、ダイナミックレンジの減少が抑制される作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力側クランプトランジスタは、上記入力トランジスタの上記ソースと上記ドレインとの間において直列に接続された複数のトランジスタを含んでもよい。これにより、入力トランジスタの出力振幅が大きくなるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、抵抗素子をさらに具備し、上記入力側クランプトランジスタおよび上記抵抗素子は、上記入力トランジスタの上記ソースと上記ドレインとの間において直列に接続されてもよい。これにより、下限電圧が調整されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力トランジスタの上記ドレインに接続された出力側電流源と、上記出力トランジスタのドレイン電圧の下限を制限する出力側クランプトランジスタとをさらに具備してもよい。これにより、出力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力側クランプトランジスタは、P型トランジスタであってもよい。これにより、P型トランジスタによって、出力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであってもよい。これにより、N型トランジスタによって、出力トランジスタのドレイン電圧の下限が制限されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力トランジスタの上記ゲートに所定の接続ノードを介して上記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、所定の制御信号に従って上記接続ノードに所定の下限電圧を供給するクランプスイッチとをさらに具備してもよい。
また、この第1の側面において、上記出力トランジスタの上記ゲートおよび上記ドレインの間の経路を開閉する初期化スイッチをさらに具備してもよい。これにより、信号レベルのAD変換の誤差が低減するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力トランジスタの上記ドレインに接続された出力側電流源をさらに具備し、上記出力側電流源は、上記出力トランジスタの上記ドレインと所定の基準端子との間に挿入された電流源トランジスタと、上記電流源トランジスタのゲートに接続されたキャパシタと、上記電流源トランジスタのゲートおよびドレインの間の経路を開閉する第1のオートゼロスイッチとを備えてもよい。これにより、電流源トランジスタのゲート電圧が自己設定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力トランジスタの上記ドレインにカスコード接続された入力側カスコード接続トランジスタと、上記出力トランジスタの上記ドレインにカスコード接続された出力側カスコード接続トランジスタとをさらに具備してもよい。これにより、ドレイン電流の比率の想定値からのずれが小さくなるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力トランジスタの上記ドレインと上記出力トランジスタの上記ゲートとの間に挿入されたキャパシタと、上記出力トランジスタのゲートとドレインとの間の経路を短絡する第2のオートゼロスイッチとを備えてもよい。これにより、入力側および出力側の電流のそれぞれのばらつきが抑制されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定の論理演算を行う論理ゲートをさらに具備し、上記出力トランジスタは、上記論理ゲートを介して上記比較結果を出力してもよい。これにより、貫通電流を防ぐとともに、不要な出力反転をマスクするという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記入力トランジスタの上記ソースに所定の垂直信号線を介して上記入力電圧を入力する画素回路と、上記垂直信号線に接続された画素側電流源とをさらに具備してもよい。これにより、入力トランジスタおよび出力トランジスタのドレインの電流量が抑制されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、上記入力トランジスタの上記ゲートと上記参照電圧供給部との間に挿入されたバッファとをさらに具備してもよい。これにより、ある列のキックバックが隣接する列に干渉することが防止されるという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態におけるpMOSトランジスタの特性の一例を示すグラフである。 第1の比較例における比較器の一構成例を示す回路図である。 第1の比較例における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 第2の比較例における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態の変形例における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第3の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第4の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第4の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第5の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第5の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第6の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第7の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第8の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第9の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第9の実施の形態の変形例における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第10の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第11の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第11の実施の形態の変形例における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第12の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 本技術の第12の実施の形態における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第13の実施の形態における比較器の一構成例を示す回路図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給する例)
2.第2の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、入力側にクランプトランジスタを設ける例)
3.第3の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、電流源トランジスタのゲート電圧を自己設定する例)
4.第4の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を、カスコード接続された出力トランジスタに供給する例)
5.第5の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、出力側にオートゼロスイッチを設ける例)
6.第6の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、後段に論理ゲートを追加する例)
7.第7の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、2段のクランプトランジスタを設ける例)
8.第8の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、電流源を追加した例)
9.第9の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、N型のクランプトランジスタを設ける例)
10.第10の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、バッファを設ける例)
11.第11の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、出力側にクランプトランジスタを設ける例)
12.第12の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、クランプスイッチを設ける例)
13.第13の実施の形態(ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタに供給し、抵抗素子を設ける例)
14.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像するための装置であり、光学部110、固体撮像素子200およびDSP(Digital Signal Processing)回路120を備える。さらに撮像装置100は、表示部130、操作部140、バス150、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180を備える。撮像装置100としては、スマートフォンに搭載されるカメラや、車載カメラなどが想定される。
光学部110は、被写体からの光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、光電変換により画像データを生成するものである。この固体撮像素子200は、生成した画像データをDSP回路120に信号線209を介して供給する。
DSP回路120は、画像データに対して所定の信号処理を実行するものである。このDSP回路120は、処理後の画像データをバス150を介してフレームメモリ160などに出力する。
表示部130は、画像データを表示するものである。表示部130としては、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルが想定される。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。
バス150は、光学部110、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
フレームメモリ160は、画像データを保持するものである。記憶部170は、画像データなどの様々なデータを記憶するものである。電源部180は、固体撮像素子200、DSP回路120や表示部130などに電源を供給するものである。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、垂直走査回路210、タイミング制御部220、DAC(Digital to Analog Converter)230、画素アレイ部240、カラム信号処理部260および水平走査回路270を備える。
画素アレイ部240には、二次元格子状に複数の画素回路250が配列される。以下、所定の水平方向に配列された画素回路250の集合を「行」と称し、行に垂直方向に配列された画素回路250の集合を「列」と称する。
垂直走査回路210は、行を順に駆動して画素回路250を出力させるものである。
タイミング制御部220は、垂直同期信号VSYNCに同期して、垂直走査回路210、DAC230、カラム信号処理部260および水平走査回路270のそれぞれの動作タイミングを制御するものである。垂直同期信号VSYNCは、撮像タイミングを示す所定周波数(60ヘルツなど)の周期信号である。
DAC230は、DA(Digital to Analog)変換により、所定の参照信号を生成するものである。参照信号として、例えば、のこぎり刃状のランプ信号が用いられる。DAC230は、参照信号をカラム信号処理部260に供給する。なお、DAC230は、特許請求の範囲に記載の参照信号供給部の一例である。
画素回路250は、光電変換により、アナログの画素信号を生成してカラム信号処理部260に供給するものである。
カラム信号処理部260は、画素信号に対して、AD変換処理やCDS(Correlated Double Sampling)処理などの信号処理を列ごとに行うものである。このカラム信号処理部260は、処理後のデジタル信号からなる画像データをDSP回路120に信号線209を介して供給する。
水平走査回路270は、カラム信号処理部260を制御して、デジタル信号を順に出力させるものである。
[画素回路の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における画素回路250の一構成例を示す回路図である。この画素回路250は、光電変換素子251、転送トランジスタ252、リセットトランジスタ253、浮遊拡散層254、増幅トランジスタ255および選択トランジスタ256を備える。また、画素アレイ部240において、垂直方向に沿って垂直信号線VSLが列ごとに配線されている。
光電変換素子251は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。転送トランジスタ252は、垂直走査回路210からの駆動信号TRGに従って、光電変換素子251から浮遊拡散層254へ電荷を転送するものである。
リセットトランジスタ253は、垂直走査回路210からの駆動信号RSTに従って、浮遊拡散層254から電荷を引き抜いて初期化するものである。
浮遊拡散層254は、電荷を蓄積し、電荷量に応じた電圧を生成するものである。増幅トランジスタ255は、浮遊拡散層254の電圧を増幅するものである。
選択トランジスタ256は、垂直走査回路210からの駆動信号SELに従って、増幅された電圧の信号を画素信号として、カラム信号処理部260へ垂直信号線VSLを介して出力するものである。
なお、画素回路250は、光電変換により、画素信号を生成することができるものであれば、同図に例示した回路に限定されない。
[カラム信号処理部の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理部260の一構成例を示すブロック図である。このカラム信号処理部260には、比較器300、カウンタ261およびラッチ262が列ごとに配置される。列数がN(Nは、整数)である場合には、比較器300、カウンタ261およびラッチ262は、N個ずつ配置される。
比較器300は、DAC230からの参照信号と、対応する列からの画素信号とを比較するものである。参照信号の電圧を以下、参照電圧VRMPとし、垂直信号線VSLを介して入力される画素信号の電圧を以下、入力電圧VVSLとする。比較器300は、参照電圧VRMPと入力電圧VVSLとの比較結果COMPを、対応する列のカウンタ261に供給する。
また、画素回路250が初期化されたときの入力電圧VVSLを、以下、「リセットレベル」と称し、浮遊拡散層254へ電荷が転送されたときの入力電圧VVSLを、以下、「信号レベル」と称する。
カウンタ261は、比較結果COMPが反転するまでの期間に亘って計数値を計数するものである。このカウンタ261は、例えば、リセットレベルとの比較結果COMPが反転するまでの期間に亘ってダウンカウントし、信号レベルとの比較結果COMPが反転するまでの期間に亘ってアップカウントする。これにより、リセットレベルと信号レベルとの差分を求めるCDS処理が実現される。
そして、カウンタ261は、計数値を示すデジタル信号をラッチ262に保持させる。比較器300およびカウンタ261により、アナログの画素信号をデジタル信号に変換するAD変換処理が実現される。すなわち、比較器300およびカウンタ261は、ADCとして機能する。このように比較器およびカウンタを用いるADCは、一般に、シングルスロープ型のADCと呼ばれる。
なお、CDS処理をアップカウントおよびダウンカウントにより実現しているが、この構成に限定されない。カウンタ261がアップカウントおよびダウンカウントのいずれかのみを行い、差分を求めるCDS処理を後段の回路が実行する構成としてもよい。
ラッチ262は、デジタル信号を保持するものである。このラッチ262は、水平走査回路270の制御に従って、保持したデジタル信号をDSP回路120に出力する。
[比較器の構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この比較器300は、キャパシタ311および314と、入力トランジスタ312と、オートゼロスイッチ313と、出力トランジスタ315と、入力側電流源320と、出力側電流源330とを備える。
キャパシタ311は、DAC230と、入力トランジスタ312のゲートとの間に挿入される。
入力トランジスタ312のソースは、垂直信号線VSLに接続され、そのソースには入力電圧VVSLが入力される。また、入力トランジスタ312のゲートには、キャパシタ311を介して、参照電圧VRMPが入力される。入力トランジスタ312は、ソースに入力された入力電圧VVSLとゲートに入力された参照電圧VRMPとが略一致する時点にはオートゼロ時と同じ電圧状態になり、その入力電圧VVSLと参照電圧VRMPに応じたドレイン電圧Vdをドレインから出力する。ここで、「略一致」とは、各々のオートゼロ期間の電圧値からの変化が完全一致、または、差分が所定の許容値以内であることを意味する。この入力トランジスタ312として、例えば、pMOSトランジスタが用いられる。
また、入力トランジスタ312のバックゲートと、ソースとは、バックゲート効果を抑制するために短絡することが望ましい。
オートゼロスイッチ313は、タイミング制御部220からの制御信号AZSW1に従って、入力トランジスタ312のゲートと、ドレインとの間を短絡するものである。
入力側電流源320は、入力トランジスタ312のドレインと、所定の基準端子(接地端子など)との間に挿入される。この入力側電流源320は、一定の電流Id1を供給する。入力側電流源320は、nMOS(n-channel MOS)トランジスタなどにより実現される。入力側電流源320の回路構成については、後述する。
キャパシタ314は、入力トランジスタ312のソースと、ドレインとの間に挿入される。
出力トランジスタ315のソースは、垂直信号線VSLに接続され、そのソースには入力電圧VVSLが入力される。また、出力トランジスタ315のゲートは、入力トランジスタ312のドレインに接続され、ドレイン電圧Vdが入力される。この出力トランジスタ315として、例えば、pMOSトランジスタが用いられる。また、出力トランジスタ315のバックゲートとソースとは短絡することが望ましい。
出力トランジスタ315は、ソースに入力された入力電圧VVSLとゲートに入力されたドレイン電圧Vdとの間の差が所定の閾値電圧を超えるか否かを示す信号を比較結果COMPとしてドレインから出力する。この比較結果COMPは、カウンタ261に供給される。
出力側電流源330は、出力トランジスタ315のドレインと、所定の基準端子(接地端子など)との間に挿入され、一定の電流Id2を供給する。出力側電流源330は、nMOSトランジスタなどにより実現される。出力側電流源330の回路構成については、後述する。
図6は、本技術の第1の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。
AD変換の開始直前のタイミングT0において、制御信号AZSW1が、所定のオートゼロ期間に亘って入力される。これにより、入力トランジスタ312のゲートと、ドレインとが短絡され、比較器300のオートゼロが行われる。
次にDAC230は、タイミングT2から一定期間に亘って参照電圧VRMPを徐々に低下させる。一方、画素回路250は初期化され、このときの入力電圧VVSL(すなわち、リセットレベル)をVVSLpとする。
そして、タイミングT3において、参照電圧VRMPと、リセットレベルVVSLpとが略一致したものとする。
このタイミングT3の入力トランジスタ312のドレイン電圧VdをVdpとする。このVdp未満をローレベルとし、Vdp以上をハイレベルとすると、入力トランジスタ312のドレイン電圧Vdは、タイミングT3でローレベルからハイレベルに反転する。
続いてDAC230は、参照電圧を初期化し、タイミングT5から一定期間に亘って参照電圧VRMPを徐々に低下させる。一方、浮遊拡散層254へ電荷が転送され、このときの入力電圧VVSL(すなわち、信号レベル)をVVSLdとする。この信号レベルVVSLdは、リセットレベルVVSLpよりもΔVだけ低いものとする。
そして、タイミングT6において、参照電圧VRMPと、信号レベルVVSLdとが略一致したものとする。このタイミングT6の入力トランジスタ312のドレイン電圧VdをVddとする。このドレイン電圧Vddは、ドレイン電圧VdpよりもΔVだけ低い値となる。すなわち、タイミングT6のドレイン電圧Vddは、そのときの入力電圧(信号レベルVVSLd)が低いほど、低い値となる。
入力トランジスタ312のドレイン電圧Vddが、リセットレベル変換時のドレイン電圧VdpよりもΔVだけ降下しているため、従来技術では、このドレイン電圧Vdが反転と判定されるのは、タイミングT6の後のタイミングT7となる。このため、仮に、このドレイン電圧Vdを比較結果COMPとして用いると、比較結果COMPの反転のタイミングT7は、参照電圧VRMPと、信号レベルVVSLdとが略一致する理想的なタイミングT6から、ずれてしまう。この結果、ADCにおいてリニアリティ誤差やオフセットが生じ、この誤差に起因して画像データの画質が低下してしまうおそれがある。
しかし、前述したように、入力トランジスタ312の後段に出力トランジスタ315が設けられ、入力トランジスタ312のソースおよびドレインが、出力トランジスタ315のソースおよびゲートに接続されている。この接続により、入力トランジスタ312のドレイン-ソース間電圧Vdsが、出力トランジスタ315のゲート-ソース間電圧として入力される。
同図に例示したように、参照電圧VRMPと入力電圧VVSLとが略一致するタイミングT3およびT6において、入力電圧VVSLの電圧降下量ΔVは、ドレイン電圧Vdの電圧降下量と同一である。このため、これらのタイミングにおいて、ドレイン-ソース間電圧Vdsは同一の値となる。このとき(すなわち、タイミングT3およびT6)のドレイン-ソース間電圧Vdsの値は、オートゼロ時と同じになる。このドレイン-ソース間電圧Vdsは、出力トランジスタ315のゲート-ソース間電圧であるため、タイミングT3およびT6において、出力トランジスタ315のドレイン電圧が反転する。
比較結果COMPの反転タイミングが、参照電圧VRMPと信号レベルVVSLdとが略一致する理想的なタイミングであるため、反転タイミングの誤差が抑制される。これにより、ドレイン電圧Vdを比較結果COMPとして用いる場合と比較して、リニアリティ誤差やオフセットを小さくして、画像データの画質を向上させることができる。
次に、タイミングT3およびT6において、入力トランジスタ312のドレイン電圧Vdの電圧降下量ΔVが、そのソースに入力される入力電圧VVSLの電圧降下量と同一になる理由について説明する。
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるpMOSトランジスタの特性の一例を示すグラフである。同図における縦軸は、ドレイン電流であり、横軸は、ドレイン-ソース間電圧である。また、一点鎖線は、線形領域と飽和領域との境界を示す。
通例として、pMOSトランジスタは、オートゼロ時に飽和領域で動作するように動作点が定められる。この飽和領域のドレイン電流Idは、次の式により表される。
Id=(1/2)・μCOX(W/L)・
(VGS-Vth(1+λVds) ・・・式1
上式において、μは、電位移動度であり、単位は、例えば、平方メートル毎ボルト秒(m/V・s)である。COXは、MOSキャパシタの単位面積当たりの容量であり、単位は、例えば、ファラッド毎メートル(F/m)である。Wは、ゲート幅であり、単位は、例えば、メートル(m)である。Lは、ゲート長であり、単位は、例えば、メートル(m)である。Vthは、閾値電圧であり、単位は、例えば、ボルト(V)である。λは、所定の係数である。また、ドレイン-ソース間電圧Vdsの単位は、例えば、ボルト(V)であり、ドレイン電流Idの単位は、例えば、アンペア(A)である。
入力トランジスタ312は、pMOSトランジスタであるから、飽和領域において、式1が成立する。このときにドレイン電流Idは、入力側電流源320の供給する一定の値(すなわち、Id1)である。また、電子移動度μ、単位容量COX、ゲート幅W、ゲート長L、閾値電圧Vthおよび係数λは、一定の値である。
また、入力トランジスタ312のゲートとソースに入力される参照電圧VRMPと入力電圧VVSLとが略一致するとき、ゲート-ソース間電圧VGSは、オートゼロ時に定まる一定の値である。
したがって、入力トランジスタ312のゲートとソースに入力される参照電圧VRMPと入力電圧VVSLとが略一致するときは、式1より、ドレイン-ソース間電圧Vdsも一定の値となる。その一定のドレイン-ソース間電圧をVds1とすると、前述のタイミングT3およびT6において次の式が成立する。
Vds1=VVSLp-Vdp ・・・式2
Vds1=VVSLd-Vdd ・・・式3
式2および式3からドレイン-ソース間電圧Vds1を消去すると、次の式が得られる。
VSLp-VVSLd=Vdp-Vdd ・・・式4
なお、pMOSトランジスタをオートゼロ時に線形領域となるように動作点を定めた場合、式1は違う形となるが、式4は同様に成り立つ。
式4より、入力トランジスタ312のドレイン電圧Vdの電圧降下量ΔVは、そのソースに入力される入力電圧VVSLの電圧降下量と同一になる。したがって図6に例示したタイミングチャートが得られる。
次に、出力トランジスタ315を設けない第1の比較例について考える。
図8は、第1の比較例における比較器の一構成例を示す回路図である。この第1の比較例では、出力トランジスタ315の代わりに、入力トランジスタの後段にインバータが設けられる。インバータは、入力トランジスタのドレイン電圧を反転し、比較結果COMPとして出力する。実質的には、入力トランジスタのドレイン電圧が比較結果COMPとして用いられている。
図9は、第1の比較例における比較器の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。第1の比較例の入力電圧VVSL、参照電圧VRMP、および、ドレイン電圧Vdの変動は、図6に例示した第1の実施の形態と同様である。
前述したように、式4より、入力トランジスタのドレイン電圧Vdの電圧降下量は、そのソースに入力される入力電圧VVSLの電圧降下量と同一である。このため、ドレイン電圧Vdの反転するタイミングT7は、参照電圧と信号レベルとが略一致する理想的なタイミングT6から、ずれてしまう。第1の比較例のインバータは、そのドレイン電圧Vdをそのまま反転するため、比較結果COMPの反転タイミングも、同様に理想的なタイミングT6から、ずれてしまう。このタイミングの誤差により、画像データの画質が低下してしまう。
次に、差動増幅回路を用いる第2の比較例について考える。
図10は、第2の比較例における比較器の一構成例を示す回路図である。この第2の比較器には、差動増幅回路が配置される。また、負荷MOS回路において、垂直信号線VSLに電流源がさらに接続される。
第2の比較例では、差動増幅回路を用いるため、第1の比較例と異なり、参照電圧と信号レベルとが略一致する理想的なタイミングで、比較結果COMPが反転する。その一方で、同図に例示するように、負荷MOS回路にも電流源が必要となり、また、比較器にも電源が必要となるため、消費電力が大きくなってしまう。
まとめると、第1の比較例は、出力トランジスタ315を設けていないため、第1の実施の形態と比較して画像データの画質が低下してしまう。差動増幅型の第2の比較例にすれば、画像データの画質低下の問題を解消することができるものの、第1の実施の形態よりも消費電力が大きくなるため、好ましくない。
[固体撮像素子の動作例]
図11は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、画像データを撮像するための所定のアプリケーションが実行されたときに開始される。
固体撮像素子200において、垂直走査回路210は、行を順に選択して駆動する(ステップS901)。カラム信号処理部260は、列ごとにリセットレベルをAD変換し(ステップS902)、信号レベルをAD変換する(ステップS903)。
固体撮像素子200は、全行の読出しが完了したか否かを判断する(ステップS904)。全行の読出しが完了していない場合に(ステップS904:No)、固体撮像素子200は、ステップS901以降を繰り返し実行する。一方、全行の読出しが完了した場合に(ステップS904:Yes)、固体撮像素子200は、画像データを撮像するための動作を終了する。複数の画像データを連続して撮像する場合には、ステップS901乃至S904が、垂直同期信号VSYNCに同期して繰り返し実行される。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、入力トランジスタ312が、ドレイン-ソース間電圧を出力トランジスタ315のゲート-ソース間に供給するため、入力電圧と参照電圧とが一致するタイミングで比較結果を反転させることができる。これにより、反転タイミングの誤差に起因するノイズを低減し、画像データの画質を向上させることができる。
[変形例]
上述の第1の実施の形態では、入力トランジスタ312のドレインに入力側電流源320を接続していた。しかし、この構成では、入力電圧VVSLが大きく下がり、そのドレイン電圧Vdが低下し、入力側電流源320を構成するトランジスタが非導通状態になってドレインの電流Id1の供給が停止するおそれがある。この第1の実施の形態の変形例の比較器300は、入力側クランプトランジスタの追加により、電流Id1の供給停止を防止する点において第1の実施の形態と異なる。
図12は、本技術の第1の実施の形態の変形例における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の変形例の比較器300は、入力側クランプトランジスタ341をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
入力側クランプトランジスタ341は、垂直信号線VSL(すなわち、入力トランジスタ312のソース)と、電源端子との間に挿入される。入力側クランプトランジスタ341として、nMOSトランジスタが用いられ、そのゲートに一定のバイアス電圧Vclampが印加される。この入力側クランプトランジスタ341により、ドレイン電圧Vdを所定の下限電圧以上に制限することができる。これにより、入力側電流源320を構成するトランジスタを導通状態に維持し、電流Id1の供給停止を防止することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態の変形例によれば、入力側クランプトランジスタ341が、ドレイン電圧Vdの低下を抑制するため、電流Id1の供給停止を防止することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態の変形例では、入力側クランプトランジスタ341を電源端子と垂直信号線VSLとの間に挿入してドレイン電圧Vdの低下を抑制していた。しかし、この構成では、入力側クランプトランジスタ341に電流が流れているときに、その分だけ、垂直信号線VSLに流れる電流が減少し、垂直信号線VSLのセトリングタイムが長くなるおそれがある。この第2の実施の形態の比較器300は、入力側クランプトランジスタを入力トランジスタ312のソースとドレインとの間に挿入した点において第1の実施の形態の変形例と異なる。
図13は、本技術の第2の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第1の実施の形態の変形例の比較器300は、入力側クランプトランジスタ341の代わりに入力側クランプトランジスタ342を備える点において第1の実施の形態の変形例と異なる。また、初期化スイッチ343をさらに備えていてもよい。
入力側クランプトランジスタ342は、入力トランジスタ312のソースとドレインとの間に挿入される。入力側クランプトランジスタ342として、pMOSトランジスタが用いられ、そのゲートは、ドレインと短絡される。また、入力側クランプトランジスタ342のバックゲートとソースとは、短絡することが望ましい。この入力側クランプトランジスタ342により、入力トランジスタ312が非導通状態のときのドレイン電圧Vdの低下を抑制することができる。また、電源端子に入力側クランプトランジスタが接続されていないため、垂直信号線VSLの電流が減少することが無くなり、第1の実施の形態の変形例と比較して、セトリングタイムを短くすることができる。
また、初期化スイッチ343は、タイミング制御部220からの制御信号GDSWに従って、出力トランジスタ315のゲートとドレインとの間の経路を開閉するものである。
図14は、本技術の第2の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。
リセットレベルのAD変換期間と、信号レベルのAD変換期間との間のタイミングT4からパルス期間に亘ってタイミング制御部220は、制御信号GDSWを供給し、出力トランジスタ315を閉状態にする。この制御により、信号レベルのAD変換の直前において、ドレイン電圧Vdが、垂直信号線VSLや入力側クランプトランジスタ342によって下限電圧に張り付くことを抑制することができる。これにより、ドレイン電圧Vdが安定し、信号レベルのAD変換の誤差を小さくして、オフセットやリニアリティ誤差を低減することができる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、入力側クランプトランジスタ342を入力トランジスタ312のソースとドレインとの間に挿入したため、垂直信号線VSLの電流減少を抑制することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、出力側電流源330の出力のみを出力トランジスタ315のドレインに接続していた。しかし、この構成では、比較結果COMPの電圧が、回路を構成する各素子の特性のばらつきに起因して安定しないことがある。この第3の実施の形態の比較器300は、オートゼロ期間に、入力側の電流Id1に基づいて、出力トランジスタ315のゲート電圧を設定する点において第2の実施の形態と異なる。
図15は、本技術の第3の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第3の実施の形態の比較器300は、出力側電流源330内にオートゼロスイッチ331、キャパシタ332および電流源トランジスタ333を配置した点において第2の実施の形態と異なる。また、第2の実施の形態の入力側電流源320内には、電流源トランジスタ321およびキャパシタ322が配置される。電流源トランジスタ321および333として、例えば、nMOSトランジスタが用いられる。
電流源トランジスタ321は、入力トランジスタ312のドレインと基準端子(接地端子など)との間に挿入される。また、電流源トランジスタ321のゲートには、所定のバイアス電圧Vbias1が印加される。キャパシタ322は、電流源トランジスタ321のゲートと基準端子との間に挿入される。なお、このバイアス電圧Vbias1は、初期状態において、図示しないスイッチによってキャパシタ322にサンプルホールドされたものであってもよい。
また、電流源トランジスタ333は、出力トランジスタ315のドレインと基準端子との間に挿入される。キャパシタ332は、電流源トランジスタ333のゲートと基準端子との間に挿入される。オートゼロスイッチ331は、タイミング制御部220からの制御信号AZSW2に従って電流源トランジスタ333のゲートとドレインとの間の経路を開閉するものである。なお、オートゼロスイッチ331は、特許請求の範囲に記載の第1のオートゼロスイッチの一例である。
図16は、本技術の第3の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミング制御部220は、タイミングT0からオートゼロ期間に亘って、制御信号AZSW1に加えて、制御信号AZSW2をさらに供給する。この制御信号AZSW2により、オートゼロスイッチ331は閉状態に制御される。
オートゼロスイッチ331の制御により、入力側の電流Id1を基準に、電流源トランジスタ333のゲート電圧が自己設定される。これにより、素子のばらつきに関わらず、比較結果COMPの電圧が安定する。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、オートゼロスイッチ331が電流源トランジスタ333のゲートとドレインとの間を短絡するため、電流源トランジスタ333のゲート電圧がばらつきによる誤差を吸収して比較結果COMPの電圧を安定化することができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第3の実施の形態では、出力側の電流源トランジスタ333のゲート電圧を、オートゼロ期間中に自己設定していた。しかし、この構成では、入力トランジスタ312と出力トランジスタ315とのドレイン電圧が揃っていないと、入力側の電流Id1と出力側の電流Id2との電流比が想定値から、ずれてしまうおそれがある。この第4の実施の形態の比較器300は、トランジスタをカスコード接続することにより、電流比のずれを小さくした点において第3の実施の形態と異なる。
図17は、本技術の第4の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第4の実施の形態の比較器300は、入力側カスコード接続トランジスタ345と、出力側カスコード接続トランジスタ347と、カスコード制御スイッチ344および346とをさらに備える点において第3の実施の形態と異なる。入力側カスコード接続トランジスタ345および出力側カスコード接続トランジスタ347として、例えば、pMOSトランジスタが用いられる。
入力側カスコード接続トランジスタ345は、入力トランジスタ312にカスコード接続される。この入力側カスコード接続トランジスタ345は、入力トランジスタ312のドレインと、入力側電流源320との間に挿入される。また、入力側カスコード接続トランジスタ345のゲートは、出力側カスコード接続トランジスタ347のゲートに接続される。
出力側カスコード接続トランジスタ347は、出力トランジスタ315にカスコード接続される。この出力側カスコード接続トランジスタ347は、出力トランジスタ315のドレインと、出力側電流源330との間に挿入される。
カスコード制御スイッチ344は、タイミング制御部220からの制御信号CASENに従って、入力側カスコード接続トランジスタ345のゲートとドレインとの間の経路を開閉するものである。
カスコード制御スイッチ346は、制御信号CASENを反転したXCASENに従って、入力側カスコード接続トランジスタ345および出力側カスコード接続トランジスタ347のゲートと、基準端子との間の経路を開閉するものである。
図18は、本技術の第3の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミング制御部220は、タイミングT0から一定の期間に亘って制御信号CASENおよびXCASENを供給する。これらの制御信号CASENおよびXCASENにより、カスコード制御スイッチ344は閉状態に制御され、カスコード制御スイッチ346は、開状態に制御される。これにより、入力トランジスタ312のドレイン電圧と、出力トランジスタ315のドレイン電圧とが揃いやすくなり、電流Id1と電流Id2との電流比の想定値からのずれを小さくすることができる。
ただし、カスコード接続したままだと、ダイナミックレンジが減少するおそれがある。このため、オートゼロ期間が経過した後のタイミングT1において、制御信号CASENおよびXCASENにより、カスコード制御スイッチ344は開状態に制御され、カスコード制御スイッチ346は、閉状態に制御される。これにより、カスコード接続を解除し、ダイナミックレンジの減少を防止することができる。
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、入力トランジスタ312および出力トランジスタ315に、トランジスタをカスコード接続したため、それらのドレイン電圧を揃えることができる。これにより、電流Id1と電流Id2との電流比の想定値からのずれを小さくすることができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側電流源320および出力側電流源330を設けていたが、これらの電流源がバイアス電圧により個別に電流Id1およびId2を生成する場合、それらの電流の値がばらつくおそれがある。この第5の実施の形態の固体撮像素子200は、出力側へのオートゼロスイッチの追加により、電流のばらつきを抑制した点において第2の実施の形態と異なる。
図19は、本技術の第5の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第5の実施の形態の比較器300は、キャパシタ348およびオートゼロスイッチ349をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。また、第5の実施の形態の出力側電流源330内には、サンプルホールドスイッチ334、キャパシタ332および電流源トランジスタ333が配置される。また、第5の実施の形態の入力側電流源320内には、電流源トランジスタ321およびキャパシタ322が配置される。電流源トランジスタ321および333として、例えば、nMOSトランジスタが用いられる。
電流源トランジスタ321は、入力トランジスタ312のドレインと基準端子との間に挿入される。また、電流源トランジスタ321のゲートには、所定のバイアス電圧Vbias1が印加される。キャパシタ322は、電流源トランジスタ321のゲートと基準端子との間に挿入される。
また、電流源トランジスタ333は、出力トランジスタ315のドレインと基準端子との間に挿入される。キャパシタ332は、電流源トランジスタ333のゲートと基準端子との間に挿入される。サンプルホールドスイッチ334は、タイミング制御部220からの制御信号ISBHに従ってキャパシタ332および電流源トランジスタ333のゲートに、所定のバイアス電圧Vbias2を印加するものである。
また、キャパシタ348は、入力トランジスタ312のドレインと出力トランジスタ315のゲートとの間に挿入される。オートゼロスイッチ349は、タイミング制御部220からの制御信号AZSW2に従って、出力トランジスタ315のゲートとドレインとの間を短絡するものである。なお、オートゼロスイッチ349は、特許請求の範囲に記載の第2のオートゼロスイッチの一例である。
また、第5の実施の形態の初期化スイッチ343は、制御信号GDSWに従って、入力トランジスタ312のドレインと、出力トランジスタ315のドレインとの間の経路を開閉する。
上述したように、入力側電流源320と、出力側電流源330とのそれぞれにおいて、バイアス電圧により、個別に電流Id1およびId2が生成される。
図20は、本技術の第5の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミング制御部220は、タイミングT0からオートゼロ期間に亘って、制御信号AZSW1およびAZSW2に加えて、制御信号ISBHをさらに供給する。制御信号AZSW2により、出力側のオートゼロスイッチ349は閉状態に制御される。また、制御信号ISBHにより、出力側電流源330内のサンプルホールドスイッチ334が閉状態に制御される。
出力側のオートゼロスイッチ349により、出力側のオフセットを低減し、バイアス電圧により、個別に電流Id1およびId2を生成した際の、それらの電流のばらつきの影響を抑制することができる。
このように、本技術の第5の実施の形態によれば、出力側にオートゼロスイッチ349を追加したため、バイアス電圧により個別に電流Id1およびId2を生成した際の電流のばらつきの影響を抑制することができる。
<6.第6の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、出力トランジスタ315のドレイン電圧を、そのまま比較結果COMPとして出力していたが、その後段にインバータなどの論理ゲートをさらに追加することもできる。この第6の実施の形態の比較器300は、論理ゲートを追加した点において第2の実施の形態と異なる。
図21は、本技術の第6の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第6の実施の形態の比較器300は、NORゲート350およびインバータ351をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
NORゲート350は、出力トランジスタ315のドレインと、制御信号XENとの否定論理和をインバータ351に出力するものである。インバータ351は、NORゲート350の出力を反転して比較結果COMPとしてカウンタ261に出力するものである。なお、NORゲート350およびインバータ351は、特許請求の範囲に記載の論理ゲートの一例である。
上述の構成により、信号パス(比較結果COMP)の電圧を、ロジック回路の電源電圧レベルにすることができる。また、オートゼロ期間や、リセットレベルのAD変換期間と信号レベルのAD変換期間との間において、NORゲート350の出力の論理が固定される。これにより、出力トランジスタ315のドレイン電圧が中間電圧であるときでも、3段目のNORゲート350に貫通電流が流れないようにすることができる。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第6の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第6の実施の形態によれば、出力トランジスタ315の後段にNORゲート350およびインバータ351を追加したため、オートゼロ期間等において、出力の論理を固定することができる。
<7.第7の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側クランプトランジスタを1段のみ配置していたが、この構成では、入力トランジスタ312の出力振幅が不足するおそれがある。この第7の実施の形態の比較器300は、入力側クランプトランジスタを2段にした点において第2の実施の形態と異なる。
図22は、本技術の第7の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第7の実施の形態の比較器300は、入力側クランプトランジスタ352をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
入力側クランプトランジスタ352として、pMOSトランジスタが用いられる。入力側クランプトランジスタ342および352は、入力トランジスタ312のドレインとソースとの間において、直列に接続される。
入力側クランプトランジスタ352の追加により、入力側クランプトランジスタ342のみの場合よりも入力トランジスタ312の出力振幅が大きくなる。これにより、比較結果COMPの反転までの遅延時間が長くなり、ノイズを低減することができる。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第7の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第7の実施の形態によれば、入力トランジスタ312のドレインとソースとの間において入力側クランプトランジスタ342および352を直列に接続したため、入力トランジスタ312の出力振幅を大きくすることができる。
<8.第8の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側電流源320および出力側電流源330により電流Id1およびId2を供給していた。しかし、この構成では、これらの電流量が過剰となるおそれがある。この第8の実施の形態の比較器300は、電流源を追加して、電流Id1およびId2の電流量を抑制する点において第2の実施の形態と異なる。
図23は、本技術の第8の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第8の実施の形態の比較器300は、画素側電流源353をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
画素側電流源353は、垂直信号線VSLと、基準端子との間に接続される。画素側電流源353の供給する電流の分、電流Id1およびId2の電流量を低減することができる。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第8の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第8の実施の形態によれば、垂直信号線VSLに画素側電流源353を接続したため、電流Id1およびId2の電流量を抑制することができる。
<9.第9の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側クランプトランジスタとして、pMOSトランジスタを用いていたが、nMOSトランジスタを用いることもできる。この第9の実施の形態の比較器300は、入力側クランプトランジスタとして、nMOSトランジスタを用いる点において第2の実施の形態と異なる。
図24は、本技術の第9の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第9の実施の形態の比較器300は、入力側クランプトランジスタ342の代わりに、入力側クランプトランジスタ354が設けられる点において第2の実施の形態と異なる。入力側クランプトランジスタ354として、nMOSトランジスタが用いられる。この入力側クランプトランジスタ354のゲートとドレインとは短絡される。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第9の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第9の実施の形態によれば、入力側クランプトランジスタ354がnMOSトランジスタであるため、nMOSトランジスタにより、ドレイン電圧Vdの下限を制限することができる。
[変形例]
上述の第9の実施の形態では、入力側クランプトランジスタ354のゲートとドレインとを短絡していた。しかし、この構成では、入力側クランプトランジスタ354が制限する下限電圧が、垂直信号線VSLの電圧を基準にして決定される。このため、電流Id1の供給停止を抑制するための下限電圧のマージンを多くする必要があり、その分、ダイナミックレンジが減少するおそれがある。また、入力トランジスタ312の出力振幅が小さいため、ノイズが大きくなりやすい。この第9の実施の形態の変形例の比較器300は、バイアス電圧により、ドレイン電圧Vdの下限を制限する点において第9の実施の形態と異なる。
図25は、本技術の第9の実施の形態の変形例における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第9の実施の形態の変形例の比較器300は、入力側クランプトランジスタ354のゲートにバイアス電圧Vbias3が印加される点において第9の実施の形態と異なる。
バイアス電圧Vbias3の印加により、垂直信号線VSLの電圧に関わりなく、ドレイン電圧Vdの下限を制限し、ドレインの電流Id1の供給停止を直接的に防止することができる。
なお、ダイナミックレンジやノイズの問題が生じない場合には、図24に例示したように、バイアス電圧を用いない構成とすることができる。図24の構成では、制限する下限電圧が垂直信号線VSLの電圧と連動するため、図25の構成と比較して、出力トランジスタ315のゲート-ソース間電圧の最大振幅が信号レベルに依存することを抑制し、リニアリティ誤差やゲイン誤差を低減することができる。
このように、本技術の第9の実施の形態の変形例では、バイアス電圧によりドレイン電圧Vdの下限を制限するため、ダイナミックレンジの減少やノイズの悪化を抑制することができる。
<10.第10の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、比較器300内の入力トランジスタ312をキャパシタ311を介してDAC230と接続していた。しかし、この構成では、ある列の比較器300からDAC230へのキックバックが、参照信号を伝送する信号線を介して、その列に隣接する列に干渉するおそれがある。この第10の実施の形態の比較器300は、DAC230との間にバッファを追加した点において第2の実施の形態と異なる。
図26は、本技術の第10の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第10の実施の形態の比較器300は、バッファ355をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
バッファ355は、DAC230と、キャパシタ311との間に挿入される。なお、バッファ355を列ごとに配置しているが、この構成に限定されない。例えば、複数の列ごとに、バッファ355を配置することもできる。
バッファ355により、比較器300の負荷を、DAC230から見えなくすることができる。また、ある列の比較器300からのキックバックが、参照信号を伝送する信号線を介して、その列に隣接する列に干渉することを防止することができる。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第10の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第10の実施の形態によれば、DAC230と、キャパシタ311との間にバッファ355を挿入したため、ある列のキックバックが隣接する列に干渉することを防止することができる。
<11.第11の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側クランプトランジスタ342により入力トランジスタ312のドレイン電圧Vdの下限を制限していた。しかし、出力トランジスタ315のドレイン電圧の低下により、出力側電流源330を構成するトランジスタが非導通状態になり、電流Id2の供給が停止するおそれがある。この第11の実施の形態の比較器300は、出力側クランプトランジスタを追加して、出力トランジスタ315のドレイン電圧の下限を制限する点において第2の実施の形態と異なる。
図27は、本技術の第11の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第11の実施の形態の比較器300は、出力側クランプトランジスタ356をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
出力側クランプトランジスタ356は、出力トランジスタ315のソースとドレインとの間に挿入される。出力側クランプトランジスタ356として、pMOSトランジスタが用いられ、そのゲートは、ドレインと短絡される。また、出力側クランプトランジスタ356のバックゲートとソースとは、短絡することが望ましい。出力側クランプトランジスタ356の追加により、出力トランジスタ315のドレイン電圧の低下を抑制し、ドレイン電流Id2の供給停止を防止することができる。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第11の実施の形態を適用することもできる。
このように、出力側クランプトランジスタ356が、出力トランジスタ315のドレイン電圧の低下を抑制するため、ドレイン電流Id2の供給停止を防止することができる。
[変形例]
上述の第11の実施の形態では、出力側クランプトランジスタとして、pMOSトランジスタを用いていたが、nMOSトランジスタを用いることもできる。この第11の実施の形態の変形例の比較器300は、出力側クランプトランジスタとして、nMOSトランジスタを用いる点において第11の実施の形態と異なる。
図28は、本技術の第11の実施の形態の変形例における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第11の実施の形態の変形例の比較器300は、出力側クランプトランジスタ356の代わりに出力側クランプトランジスタ357を備える点において第11の実施の形態と異なる。
出力側クランプトランジスタ357として、nMOSトランジスタが用いられる。また、出力側クランプトランジスタ357のゲートには、所定のバイアス電圧Vbias4が印加される。
なお、図24に例示した入力側クランプトランジスタ354のように、図28の出力側クランプトランジスタ357のゲートとドレインとを短絡することもできる。
このように、本技術の第11の実施の形態の変形例では、出力側クランプトランジスタ357がnMOSトランジスタであるため、nMOSトランジスタにより、出力トランジスタ315のドレイン電圧の下限を制限することができる。
<12.第12の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、入力トランジスタ312のドレインに入力側電流源320を接続していた。しかし、この構成では、入力トランジスタ312が非導通状態であるときに、そのドレイン電圧Vdが低下し、入力側電流源320を構成するトランジスタが非導通状態になってドレイン電流Id1の供給が停止するおそれがある。この第1の実施の形態の変形例の比較器300は、クランプスイッチの追加により、ドレイン電流Id1の供給停止を防止する点において第1の実施の形態と異なる。
図29は、本技術の第12の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第12の実施の形態の比較器300は、クランプスイッチ358をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
クランプスイッチ358は、タイミング制御部220からの制御信号clampSWに従って、DAC230とキャパシタ311との接続ノードに、所定の下限電圧Vrefを供給するものである。
図30は、本技術の第12の実施の形態における比較器300の入出力信号の変動の一例を示すタイミングチャートである。タイミング制御部220は、タイミングT4からパルス期間に亘って制御信号clampSWを供給する。この制御信号clampSWにより、クランプスイッチ358は閉状態に制御される。これにより、下限電圧Vrefが供給され、入力電圧VVSLによらず入力トランジスタ312がオン状態になって、ドレイン電圧Vdの低下を抑制することができる。
このように、本技術の第12の実施の形態によれば、クランプスイッチ358が、ドレイン電圧Vdの低下を抑制するため、ドレイン電流Id1の供給停止を防止することができる。
<13.第13の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、入力側クランプトランジスタ342を入力トランジスタ312のソースとドレインとの間に挿入して、ドレイン電圧Vdの下限を制限していた。しかし、入力側クランプトランジスタ342のみでは、下限電圧の調整が困難になることがある。この第13の実施の形態の比較器300は、抵抗素子により、下限電圧を調整する点において第2の実施の形態と異なる。
図31は、本技術の第13の実施の形態における比較器300の一構成例を示す回路図である。この第13の実施の形態の比較器300は、抵抗素子359をさらに備える点において第2の実施の形態と異なる。
入力側クランプトランジスタ342および抵抗素子359は、入力トランジスタ312のソースとドレインとの間において直列に接続される。この抵抗素子359は、可変抵抗素子としてもよい。可変抵抗素子とする場合、その抵抗値は、レジスタなどに保持される。抵抗素子359の抵抗値の調整により、制限する下限電圧を最適な値にすることができる。また、この抵抗素子359は、能動素子を抵抗素子として用いることで実装してもよい。
なお、第2の実施の形態以外のそれぞれの実施の形態と、変形例とに第13の実施の形態を適用することもできる。
このように、本技術の第13の実施の形態によれば、抵抗素子359を追加したため、その抵抗値の調整により、下限電圧を最適な値にすることができる。
<14.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図32は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図32に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図32の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図33は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図33では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図33には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置100は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)ソースに入力された入力電圧とゲートに入力された所定の参照電圧とが略一致する場合には前記入力電圧に応じたドレイン電圧をドレインから出力する入力トランジスタと、
ソースに入力された前記入力電圧とゲートに入力された前記ドレイン電圧との間の差が所定の閾値電圧を超えるか否かを示す信号を前記入力電圧と前記参照電圧との比較結果として出力する出力トランジスタと
を具備する固体撮像素子。
(2)前記入力トランジスタの前記ドレインに接続された入力側電流源と、
前記ドレイン電圧の下限を制限する入力側クランプトランジスタと
をさらに具備する前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと電源端子との間に挿入される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間に挿入される
前記(2)記載の固体撮像素子。
(5)前記入力側クランプトランジスタは、P型トランジスタである
前記(2)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、
前記入力側クランプトランジスタのゲートおよびドレインは短絡される
前記(2)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、
前記入力側クランプトランジスタのゲートにバイアス電圧が印加される
前記(2)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間において直列に接続された複数のトランジスタを含む
前記(2)記載の固体撮像素子。
(9)抵抗素子をさらに具備し、
前記入力側クランプトランジスタおよび前記抵抗素子は、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間において直列に接続される
前記(2)から(8)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)前記出力トランジスタの前記ドレインに接続された出力側電流源と、
前記出力トランジスタのドレイン電圧の下限を制限する出力側クランプトランジスタと
をさらに具備する前記(1)から(9)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(11)前記出力側クランプトランジスタは、P型トランジスタである
前記(10)記載の固体撮像素子。
(12)前記出力側クランプトランジスタは、N型トランジスタである
前記(10)記載の固体撮像素子。
(13)前記入力トランジスタの前記ゲートに所定の接続ノードを介して前記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、
所定の制御信号に従って前記接続ノードに所定の下限電圧を供給するクランプスイッチと
をさらに具備する前記(1)記載の固体撮像素子。
(14)前記出力トランジスタの前記ゲートおよび前記ドレインの間の経路を開閉する初期化スイッチをさらに具備する
前記(1)から(13)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(15)前記出力トランジスタの前記ドレインに接続された出力側電流源をさらに具備し、
前記出力側電流源は、
前記出力トランジスタの前記ドレインと所定の基準端子との間に挿入された電流源トランジスタと、
前記電流源トランジスタのゲートに接続されたキャパシタと、
前記電流源トランジスタのゲートおよびドレインの間の経路を開閉する第1のオートゼロスイッチと
を備える前記(1)から(14)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(16)前記入力トランジスタの前記ドレインにカスコード接続された入力側カスコード接続トランジスタと、
前記出力トランジスタの前記ドレインにカスコード接続された出力側カスコード接続トランジスタと
をさらに具備する前記(15)記載の固体撮像素子。
(17)前記入力トランジスタの前記ドレインと前記出力トランジスタの前記ゲートとの間に挿入されたキャパシタと、
前記出力トランジスタのゲートとドレインとの間の経路を短絡する第2のオートゼロスイッチと
を備える前記(1)記載の固体撮像素子。
(18)所定の論理演算を行う論理ゲートをさらに具備し、
前記出力トランジスタは、前記論理ゲートを介して前記比較結果を出力する
前記(1)から(17)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(19)前記入力トランジスタの前記ソースに所定の垂直信号線を介して前記入力電圧を入力する画素回路と、
前記垂直信号線に接続された画素側電流源と
をさらに具備する前記(1)から(18)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(20)前記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、
前記入力トランジスタの前記ゲートと前記参照電圧供給部との間に挿入されたバッファと
をさらに具備する前記(1)から(19)のいずれかに記載の固体撮像素子。
100 撮像装置
110 光学部
120 DSP回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 フレームメモリ
170 記憶部
180 電源部
200 固体撮像素子
210 垂直走査回路
220 タイミング制御部
230 DAC
240 画素アレイ部
250 画素回路
251 光電変換素子
252 転送トランジスタ
253 リセットトランジスタ
254 浮遊拡散層
255 増幅トランジスタ
256 選択トランジスタ
260 カラム信号処理部
261 カウンタ
262 ラッチ
270 水平走査回路
300 比較器
311、314、322、332、348 キャパシタ
312 入力トランジスタ
313、331、349 オートゼロスイッチ
315 出力トランジスタ
320 入力側電流源
321、333 電流源トランジスタ
330 出力側電流源
334 サンプルホールドスイッチ
341、342、352、354 入力側クランプトランジスタ
343 初期化スイッチ
344、346 カスコード制御スイッチ
345 入力側カスコード接続トランジスタ
347 出力側カスコード接続トランジスタ
350 NOR(否定論理和)ゲート
351 インバータ
353 画素側電流源
355 バッファ
356、357 出力側クランプトランジスタ
358 クランプスイッチ
359 抵抗素子
12031 撮像部

Claims (20)

  1. ソースに入力された入力電圧とゲートに入力された所定の参照電圧とが完全一致する場合または前記入力電圧および前記参照電圧の差分が所定の許容値以内である場合には前記入力電圧に応じたドレイン電圧をドレインから出力する入力トランジスタと、
    ソースに入力された前記入力電圧とゲートに入力された前記ドレイン電圧との間の差が所定の閾値電圧を超えるか否かを示す信号を前記入力電圧と前記参照電圧との比較結果として出力する出力トランジスタと
    を具備し、
    前記入力トランジスタのソースは、前記出力トランジスタのソースに接続される
    固体撮像素子。
  2. 前記入力トランジスタの前記ドレインに接続された入力側電流源と、
    前記ドレイン電圧の下限を制限する入力側クランプトランジスタと
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと電源端子との間に挿入される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間に挿入される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  5. 前記入力側クランプトランジスタは、P型トランジスタである
    請求項2記載の固体撮像素子。
  6. 前記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、
    前記入力側クランプトランジスタのゲートおよびドレインは短絡される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  7. 前記入力側クランプトランジスタは、N型トランジスタであり、
    前記入力側クランプトランジスタのゲートにバイアス電圧が印加される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  8. 前記入力側クランプトランジスタは、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間において直列に接続された複数のトランジスタを含む
    請求項2記載の固体撮像素子。
  9. 抵抗素子をさらに具備し、
    前記入力側クランプトランジスタおよび前記抵抗素子は、前記入力トランジスタの前記ソースと前記ドレインとの間において直列に接続される
    請求項2記載の固体撮像素子。
  10. 前記出力トランジスタの前記ドレインに接続された出力側電流源と、
    前記出力トランジスタのドレイン電圧の下限を制限する出力側クランプトランジスタと
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
  11. 前記出力側クランプトランジスタは、P型トランジスタである
    請求項10記載の固体撮像素子。
  12. 前記出力側クランプトランジスタは、N型トランジスタである
    請求項10記載の固体撮像素子。
  13. 前記入力トランジスタの前記ゲートに所定の接続ノードを介して前記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、
    所定の制御信号に従って前記接続ノードに所定の下限電圧を供給するクランプスイッチと
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
  14. 前記出力トランジスタの前記ゲートおよび前記ドレインの間の経路を開閉する初期化スイッチをさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  15. 前記出力トランジスタの前記ドレインに接続された出力側電流源をさらに具備し、
    前記出力側電流源は、
    前記出力トランジスタの前記ドレインと所定の基準端子との間に挿入された電流源トランジスタと、
    前記電流源トランジスタのゲートに接続されたキャパシタと、
    前記電流源トランジスタのゲートおよびドレインの間の経路を開閉する第1のオートゼロスイッチと
    を備える請求項1記載の固体撮像素子。
  16. 前記入力トランジスタの前記ドレインにカスコード接続された入力側カスコード接続トランジスタと、
    前記出力トランジスタの前記ドレインにカスコード接続された出力側カスコード接続トランジスタと
    をさらに具備する請求項15記載の固体撮像素子。
  17. 前記入力トランジスタの前記ドレインと前記出力トランジスタの前記ゲートとの間に挿入されたキャパシタと、
    前記出力トランジスタのゲートとドレインとの間の経路を短絡する第2のオートゼロスイッチと
    を備える請求項1記載の固体撮像素子。
  18. 所定の論理演算を行う論理ゲートをさらに具備し、
    前記出力トランジスタは、前記論理ゲートを介して前記比較結果を出力する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  19. 前記入力トランジスタの前記ソースに所定の垂直信号線を介して前記入力電圧を入力する画素回路と、
    前記垂直信号線に接続された画素側電流源と
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
  20. 前記参照電圧を供給する参照電圧供給部と、
    前記入力トランジスタの前記ゲートと前記参照電圧供給部との間に挿入されたバッファと
    をさらに具備する請求項1記載の固体撮像素子。
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