JP7365283B2 - 洗濯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄効果を高めうる洗濯装置に関する。
近年、水を電気分解して得られる水素水(アルカリ性水)を、洗濯用の水として用いることが提案されている。この水素水は、衣服の汚れである皮脂などの油汚れを膨潤して乳化分解させる効果を有する。そのため、洗浄効果を高めるとともに、洗剤の使用量の削減を図ることが可能になる。また水素水中に含まれる水素ガスの気泡が、分解された汚れに付着して浮き上がらせる所謂ローリングアップ効果を発揮し、洗浄効果をさらに向上させうる。
しかし、水を電気分解して得られた水素水には、電解用電極に析出するカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの物質の一部が混在する。そのため、このような水素水を洗濯用の水として使用した場合、前記物質が、汚れの乳化分解を阻害し、洗浄効果が十分に発揮されないという問題がある。
そこで、下記の特許文献1には、水を電気分解することで得られるアルカリ性の軟水を、洗濯用水として洗濯槽に供給する洗濯機が提案されている。
具体的には、前記提案の洗濯機は、洗濯槽に水を供給する給水路と、前記給水路にナトリウム型陽イオン交換樹脂を充填した軟水化手段と、少なくとも一対の電極を有し内部を隔膜で分離形成した電解槽とを有する。この洗濯槽では、前記軟水化手段により、水中のカルシウムおよびマグネシウム等の硬度成分をナトリウムにイオン交換し、硬度成分を除去して軟水化した水を、電解槽により電気分解している。そのため、生成されるアルカリ性水に、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの物質が混在するのを抑制でき、洗浄能力の低下を抑えうる。
特開2006-43101号公報
しかし、上記提案の洗濯機は、軟水化手段を必要とするため、コストの上昇やメンテナンス性の低下を招く。また、アルカリ性水の水素濃度は、洗濯中の水流などにより徐々に減じる傾向にある。しかし、上記提案の洗濯機では、生成したアルカリ性水を洗濯槽に供給するため、洗濯中に低下する水素濃度を補うことができず、洗浄効果において、さらなる改善が望まれる。
そこで発明は、コストの上昇やメンテナンス性の低下を抑えるとともに、洗濯中の水素濃度の低下を補うことが可能であり、洗浄効果の向上に貢献しうる洗濯装置を提供することを課題としている。
本発明は、洗濯槽と、水を電気分解して水素ガスと酸素ガスとを発生させる電解槽を有する電解手段と、給水源からの水を、洗濯用水として前記洗濯槽内に送る第1流路と、前記給水源からの水を、電気分解用水として前記電解槽内に送る第2流路と、前記電解槽で発生する前記水素ガスを、前記洗濯槽の前記洗濯用水中に放出させる水素ガス放出口を有する第3流路とを含む。
本発明に係る洗濯装置において、前記第3流路は、前記洗濯槽内の前記洗濯用水が、前記電解槽の側に逆流するのを阻止する一方弁を具えるのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記電解槽で発生する前記酸素ガスを、前記洗濯槽の前記洗濯用水中に放出させる酸素ガス放出口を有する第4流路をさらに含むのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記第4流路は、前記洗濯槽内の前記洗濯用水が、前記電解槽の側に逆流するのを阻止する一方弁を具えるのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記洗濯槽は、外槽部と、前記外槽部内で回転可能に支持される内槽部とを有し、前記外槽部と前記内槽部との間で洗濯用水が通り抜け可能であるのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記水素ガス放出口は、前記外槽部と前記内槽部との間で開口する前記水素ガス放出口は、前記外槽部と前記内槽部との間で開口するのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記酸素ガス放出口は、前記外槽部と前記内槽部との間で開口するのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記酸素ガス放出口には、前記洗濯用水の上面を越えて上方にのび、前記酸素ガスを前記洗濯槽外に排出する排出管が配されるのが好ましい。
本発明に係る洗濯装置において、前記電解手段は、洗濯中にも電気分解し、前記水素ガスを、洗濯中の前記洗濯用水中に放出させうるのが好ましい。
本発明の洗濯装置では、電解槽で発生する水素ガスを、第3流路の水素ガス放出口から洗濯槽の洗濯用水中に放出させることにより、水素ガスが洗濯用水に溶解する。これにより、水素水を洗濯槽内で直接に生成しうる。
すなわち、従来のような、電気分解によって生成された水素水(アルカリ性)を、洗濯槽に供給するものと相違するため、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの物質が、洗濯用水に混在するのを抑制しうる。そのため、前記物質に起因する洗浄能力の低下を抑えうる。またイオン交換樹脂を用いた軟水化手段が不要となるため、コストの上昇やメンテナンス性の低下を抑えうる。
しかも、水素ガスを供給するため、洗濯中における水素濃度の低下を抑えることができ、洗浄効果の維持、或いはさらなる向上を図りうる。
本発明の洗濯装置の一実施形態を概念的に示す模式図である。 洗濯装置の主要部を拡大して示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態の洗濯装置1は、洗濯槽2と、電解手段3と、第1流路4と、第2流路5と、第3流路6とを含んで構成される。
洗濯槽2は、洗濯用水W1を溜める上開口の水槽であって、筺体8の内部に配される。洗濯用水W1には、洗剤や柔軟剤などの薬剤を適宜加えることができる。なお洗濯用水W1は、薬剤が加えられない濯ぎ用の水であっても良い。
洗濯槽2の内部には、洗濯用水W1を撹拌させて洗濯や濯ぎを行うための撹拌羽根9が回転可能に配される。この撹拌羽根9は、洗濯槽2の底部から突出している。撹拌羽根9は、例えば、筺体8或いはそのフレーム等に支持されるモータMにより、回転駆動される。
本例では、洗濯槽2は、外槽部2oと、この外槽部2o内に配される内槽部2iとを有し、この内槽部2i内に洗濯物が投入される。内槽部2iは、洗濯物を脱水する脱水槽であり、その軸心周りで回転可能に支持される。洗濯槽2では、外槽部2oと内槽部2iとの間で洗濯用水W1が通り抜け可能であり、この通り抜けのための複数の貫通孔17が、内槽部2iの周壁部に形成されている。撹拌羽根9は、内槽部2iの内部に配され、内槽部2iとは独立して回転駆動される。
外槽部2oには、洗濯用水W1を機外に排出するための排水流路10が接続されている。この排水流路10には、洗濯用水W1を排出する際に開弁する排水弁11が設けられている。
図示されないが、筺体8には、外槽部2o及び内槽部2iをそれぞれ開閉する蓋体、洗濯装置1の操作や表示を行うための操作パネル、洗濯槽2内に洗剤や柔軟剤などの薬剤を投入するための投入部などを適宜設けることができる。
第1流路4は、給水源12からの水を、洗濯用水W1として洗濯槽2内に送給する。給水源12として、本例では、水道の水詮(例えば蛇口)が挙げられる。なお井戸水や地下水などを供給する給水管等の水詮であっても良く、また水道或いは給水管自体であっても良い。
次に、電解手段3は、水を電気分解して水素ガスと酸素ガスとを発生させる電解槽15を有する。
図2に拡大して示されるように、電解槽15内には、第1、第2の電極21、22が互いに対向して配されるとともに、第1、第2の電極21、22間には隔膜23が配される。この隔膜23は、電解槽15内の電解室16を、電極21側の第1の極室16Aと電極22側の第2の極室16Bとに区分する。
第1、第2の極室16A、16Bには、それぞれ、給水源12からの水が電気分解用水W2として第2流路5を介して送給される。そして第1、第2の電極21、22間に直流電圧が印加されることにより。電解室16内で水の電気分解が生じる。隔膜23は、電気分解で生じたイオンを通過でき、これにより、陰極側の例えば第1の極室16Aから水素ガスが発生し、陽極側の例えば第2の極室16Bから酸素ガスが発生する。隔膜23に代えて固体高分子電解質膜を用いることもできる。固体高分子電解質膜には、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系の樹脂材料からなる固体高分子材料が用いられる。このような固体高分子電解質膜を用いることにより、極室16A、16B内の水が中性に保たれる。
ここで、本実施形態の洗濯装置1では、水が電気分解されている間、電解槽15への電気分解用水W2の供給は停止されている。これにより、電気分解は、電解室16内に貯留されている水に対して行われ、電解槽15からは、水素ガス及び酸素ガスのみが取り出され、水素水及び酸性水は取り出されない。
本例では、給水源12からのびる一つの共通流路13が、二つに分岐されており、その分岐流路の一方、他方が第1流路4及び第2流路5を構成する。従って、洗濯用水W1及び電気分解用水W2は、給水源12からの水が分岐したものである。本例では、共通流路13には、給水源12からの水を洗濯槽2及び電解槽15に送給する際にのみ開弁する開閉弁14が設けられている。
第2流路5は、第1の極室16Aに通じる分岐流路部5Aと、第2の極室16Bに通じる分岐流路部5Bとを含む。本例の第2流路5は、前記分岐流路部5A、5Bに加え、排水流路10に通じる接続流路部24をさらに含む。接続流路部24には、洗濯が終了し電解槽15内の電気分解用水W2を排出する際に開弁する排水弁25が設けられている。
第2流路5は、分岐流路部5A、5Bよりも上流側に、一方弁26を具える。この一方弁26は、電解槽15内の電気分解用水W2が、上流側(給水源12の側)に逆流するのを防止する。これにより、前記逆流によって電解槽15内の電気分解用水W2の貯留量が減じられるのを防止できる。本例では、電解槽15には、電解室16の水位低下をさらに抑制するための副貯水部27が付設される。ここで、電解槽15では、電気分解にともない電気分解用水W2の貯留量が次第に低下し、電極21、22の一部が露出することで電解効率が低下する恐れを有する。これに対し、副貯水部27は、電解槽15における電気分解用水W2の貯留量を増やし、電解効率の低下を防止しうる。この副貯水部27は、電解室16の上部に連設されるのが好ましい。
排水流路10に設けられる前記排水弁11は、排水流路10と接続流路部24との合流点よりも上流側に設けることが好ましい。これにより、洗濯用水W1の排出とは独立して、電解槽15内の電気分解用水W2を排出しうる。また排水弁25により、洗濯槽2から排出された洗濯用水W1が電解槽15側に逆流するのを防止しうる。
第3流路6は、電解槽15で発生する水素ガスを、洗濯槽2の洗濯用水W1中に放出させる水素ガス放出口30を有する。即ち、第3流路6は、電解槽15(本例では極室16A)から水素ガス放出口30まで延びる。
水素ガス放出口30から放出される水素ガスは、洗濯槽2内の洗濯用水W1に溶解して、洗濯用水W1を水素水として機能させうる。これにより、皮脂などの汚れを乳化分解させる効果を発揮でき、洗剤と協働して洗浄効果を高めうる。また洗剤の使用量の削減を図ることが可能になる。溶解度を高めるために、撹拌羽根9による洗濯用水W1の撹拌が有効に機能しうる。
さらに本実施形態では、洗濯用水W1に混在する水素ガスの気泡(バルブ)が、ローリングアップ効果を発揮し、洗浄効果をさらに高めうる。特に、水素ガス自体が洗濯用水W1中に放出されるため、洗濯用水W1中の水素ガスの気泡量が多くなり、より高いローリングアップ効果が発揮される。また、濯ぎ中の洗濯用水W1に水素ガスの気泡が混在されることにより、洗濯物の汚れがより一層除去される。
また従来のような、電気分解によって生成された水素水を、洗濯槽に供給するものと相違するため、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの物質が、洗濯用水に混在するのを抑制しうる。そのため、前記物質に起因する洗浄能力の低下を抑えうる。またイオン交換樹脂を用いた軟水化手段が不要となるため、コストの上昇やメンテナンス性の低下を抑えうる。
また水素ガス自体を供給するため、洗濯中に水素濃度が低下するのを抑えることができ、洗浄効果の維持を図ることが可能になる。また洗濯物の汚れの状態に応じて水素濃度を調整することも可能となる。
洗浄効果をさらに高めるために、水素ガス放出口30に、水素ガスをファインバブル(マイクロバブル、ナノバブルを含む。)化させて洗濯用水W1に放出するファインバブル発生ノズル(図示省略)を設けることが好ましい。このようなファインバブルは、水素濃度を高める。また繊維間や繊維と汚れとの間にバブルが入りやすくなり、汚れを繊維から分離させる効果を高める。
水素ガス放出口30は、外槽部2oと内槽部2iとの間で開口するのが好ましい。これにより、水素ガス放出口30と洗濯物との接触が防がれ、水素ガス放出口30が洗濯物と接触することによる損傷、及び水素ガスがバブル化することへの洗濯物による悪影響が抑制される。
第3流路6には、洗濯槽2内の洗濯用水W1が、電解槽15の側に逆流するのを阻止する一方弁31を具える。これにより、汚れ成分を含む洗濯用水W1による極室16A、特に電極21及び隔膜23の汚損が防止される。極室16Aでの水素ガスの発生に伴い、一方弁31の両側で生ずる圧力差が大きくなると、水素ガスは一方弁31を通過して洗濯槽2へと移動する。従って、ポンプ等の送出手段を用いることなく、極室16Aで発生した水素ガスを洗濯槽2に送出することが可能となる。
また洗濯装置1は、第4流路7をさらに含む。この第4流路7は、電解槽15で発生する酸素ガスを、機外に排気する。本例では、第4流路7は、酸素ガスを洗濯槽2の洗濯用水W1中に放出させる酸素ガス放出口32を有する。即ち、第4流路7は、電解槽15(本例では極室16B)から酸素ガス放出口32まで延びる。
このように、酸素ガスを洗濯用水W1中に放出させることにより、洗濯装置1の内部、例えばモータ、配管、筺体8の内面などが酸化して早期に腐食劣化するのを抑制しうる。
酸素ガス放出口32は、外槽部2oと内槽部2iとの間で開口するのが好ましい。これにより、酸素ガス放出口32が洗濯物と接触することによる損傷が抑制される。
また酸素ガス放出口32には、洗濯用水W1の上面を越えて上方にのび、酸素ガスを洗濯槽2の外に排出する排気管33が配される。
この排気管33は、酸素ガス放出口32から放出された酸素ガスが、水素水の効果を低下させるのを最小限に抑える。即ち、酸素ガスを溶解させた洗濯用水W1を、排気管33の内側に閉じ込め、排気管33の外側に拡散することによる洗浄効果の低下を抑制させる。なお排気管33の排気口33Aは、機外、例えば筺体8の外側で開口させるのが、装置内部の腐食劣化を抑える上で好ましい。
第4流路7にも、洗濯槽2内の洗濯用水W1が、電解槽15の側に逆流するのを阻止する一方弁34が配される。これにより、汚れ成分を含む洗濯用水W1による極室16B、特に電極22及び隔膜23の汚損が防止される。また、一方弁34によって、ポンプ等の送出手段を用いることなく、極室16Bで発生した酸素ガスを洗濯装置1外に送出可能となる。
本例の電解手段3には、洗濯が終了して電解槽15内の電気分解用水W2を排出する際に、電解槽15内に外気を供給する吸気管35、36を具える。吸気管35、36は、本例では、第3流路6及び第4流路7を介して極室16A、16Bに接続される場合が示される。しかし、第3流路6及び第4流路7を介することなく極室16A、16Bに直接接続されても良い。
この吸気管35、36には、極室16A、16Bからの水素ガス及び酸素ガスが、吸気管35、36を通って排気されるのを防止する一方弁37がそれぞれ配される。
本実施形態の洗濯装置1では、洗濯の開始に際し、開閉弁14を開く。これにより、洗濯槽2内には、洗濯用水W1が給水源12から第1流路4を介して供給される。これと同時に、電解槽15には、電気分解用水W2が給水源12から第2流路5を介して供給される。
本例では、電解槽15に電気分解用水W2が満たされた後、電気分解用水W2は、第3流路6及び第4流路7を通って洗濯槽2に洗濯用水W1として送られる。
そして、洗濯槽2に洗濯用水W1が満たされると、開閉弁14が閉じられ、給水源12からの水の供給が止められる。
本例の電解手段3では、電極21、22が露出しないレベルまで電解槽15に電気分解用水W2が溜まれば、電気分解が開始される。これにより、水素水の生成時間を短縮しうる。電極21、22が露出しないレベルとは、例えば、電極21、22の全体が電気分解用水W2に浸かるレベルであり、本例では、水位センサ(図示省略)によって検出される。
また電解槽15から発生する水素ガスは、第3流路6を通って洗濯槽2の洗濯用水W1中に放出される。水素ガスは、洗濯用水W1に溶解し、洗濯用水W1を水素水として機能させ、洗浄効果を発揮しうる。
また電解槽15から発生する酸素ガスは、第4流路7及び排気管33を通って洗濯装置1外に放出される。
なお電解手段3による電気分解は洗濯中にも行われ、水素ガスを、洗濯中の洗濯用水W1中に放出させうる。これにより、洗濯中に水素濃度が低下するのを抑えることができ、洗浄効果の維持を図ることが可能になる。また洗濯物の汚れの状態に応じて水素濃度を調整することも可能となる。
洗濯終了後、電解手段3による電気分解は停止される。その後、排水流路10の排水弁11及び接続流路部24の排水弁25が開弁することで、洗濯槽2内の洗濯用水W1及び電解槽15内の電気分解用水W2が、機外に排出される。
このとき、一方弁37を通って吸気管35、36から、外気が極室16A、16Bに供給されるため、電解槽15内の電気分解用水W2の排水を円滑に行うことが可能になる。なお第3流路6及び第4流路7の一方弁31、34は、排水の際にも、洗濯槽2内の洗濯用水W1が電解槽15に逆流するのを防止し、電解槽15内の汚染を防止する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。すなわち、本発明は、洗濯槽2と、水を電気分解して水素ガスと酸素ガスとを発生させる電解槽15を有する電解手段と、 給水源12からの水を、洗濯用水W1として洗濯槽2内に送る第1流路4と、給水源12からの水を、電気分解用水W2として電解槽15内に送る第2流路5と、電解槽15で発生する水素ガスを、洗濯槽2の洗濯用水W1中に放出させる水素ガス放出口30を有する第3流路6とを含んでいればよい。
1 洗濯装置
2 洗濯槽
2i 内槽部
2o 外槽部
3 電解手段
4 第1流路
5 第2流路
6 第3流路
7 第4流路
12 給水源
15 電解槽
30 水素ガス放出口
31 一方弁
32 酸素ガス放出口
33 排気管
34 一方弁
W1 洗濯用水
W2 電気分解用水

Claims (9)

  1. 洗濯槽と、
    水を電気分解して水素ガスと酸素ガスとを発生させる電解槽を有する電解手段と、
    給水源からの水を、洗濯用水として前記洗濯槽内に送る第1流路と、
    前記給水源からの水を、電気分解用水として前記電解槽内に送る第2流路と、
    前記電解槽で発生する前記水素ガスを、前記洗濯槽の前記洗濯用水中に放出させる水素ガス放出口を有する第3流路とを含み、
    前記電解槽で発生する前記酸素ガスを、前記洗濯槽の前記洗濯用水中に放出させる酸素ガス放出口を有する第4流路をさらに含み、
    前記酸素ガス放出口は、前記洗濯用水の上面を越えて上方にのび、前記酸素ガスを前記洗濯槽外に排出する排気管内に位置する、洗濯装置。
  2. 前記第3流路は、前記洗濯槽内の前記洗濯用水が、前記電解槽の側に逆流するのを阻止する一方弁を具える、請求項1記載の洗濯装置。
  3. 前記排気管は、前記酸素ガスを前記洗濯装置外に排出するようのびている、請求項1又は2記載の洗濯装置。
  4. 前記第4流路は、前記洗濯槽内の前記洗濯用水が、前記電解槽の側に逆流するのを阻止する一方弁を具える、請求項3記載の洗濯装置。
  5. 前記洗濯槽は、外槽部と、前記外槽部内で回転可能に支持される内槽部とを有し、前記外槽部と前記内槽部との間で前記洗濯用水が通り抜け可能である、請求項3又は4記載の洗濯装置。
  6. 前記水素ガス放出口は、前記外槽部と前記内槽部との間で開口する、請求項5記載の洗濯装置。
  7. 前記酸素ガス放出口は、前記外槽部と前記内槽部との間で開口する、請求項5又は6記載の洗濯装置。
  8. 前記洗濯装置は、前記洗濯槽を内部に配する筺体を含み、
    前記排気管は、前記酸素ガスを前記筺体外に排出するようのびている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の洗濯装置。
  9. 前記電解手段は、洗濯中にも電気分解し、前記水素ガスを、洗濯中の前記洗濯用水中に放出させうる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の洗濯装置。
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