JP4439386B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機に関する。
洗濯機は、洗濯物を収容可能な洗濯槽を備えており、この洗濯槽に水を貯めて洗濯を行うことができるようになっている。通常、洗濯時には、洗濯槽内に貯められた水に洗剤を溶け込ませることにより、洗剤を含む水(洗剤水)を生成し、この洗剤水を用いて洗い行程を行うことにより、洗浄力を向上させることができる。洗い行程が終了すると、洗濯槽内の洗剤水は洗濯槽から排水され、再び洗濯槽内に水(洗剤が溶け込んでいない水)が貯められて、すすぎ行程が行われる。
特許文献1には、洗い行程中に洗濯槽内の洗剤水から泡を発生させ、その泡を洗濯槽内の洗濯物に上方からかけることで、洗浄力を向上させることができる洗濯機が提案されている。
特開2003−175293号公報
特許文献1に開示されているような構成では、洗濯槽内の洗濯物に上方からかけられる泡の直径は、小さくても2mm程度となる。したがって、泡の直径が比較的大きいために、泡に含まれる洗剤成分の量が泡の体積に対して非常に少なく、このような泡を洗濯槽内の洗濯物にかけたとしても、洗浄力を十分に向上させることができるとは言い難い。
一方で、洗濯機のランニングコストの低減および環境保護の観点などから、洗濯に使用する水を再利用できる洗濯機が望まれていた。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、洗浄力がより向上された洗濯機を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、洗濯に使用する水を再利用できる洗濯機を提供することである。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備えたことを特徴とする洗濯機である。
請求項2記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備えたことを特徴とする洗濯機である。
請求項3記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、を備え、上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
請求項4記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、を備え、上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
請求項5記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、を備え、上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
請求項6記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備え、上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
請求項7記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、を備え、
上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
請求項8記載の発明は、洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備え、上記分離機構は、直線上に延びる主流路と、上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機である。
この発明によれば、洗い行程中などに、分離機構により分離したマイクロバブルを含む水を分離水供給手段で洗濯槽内に供給することにより、そのマイクロバブルを含む水と泡供給手段により供給される洗剤泡とを用いて洗濯を行ったり、分離機構により分離したマイクロバブルを含む水を分離水循環手段でマイクロバブル発生機構に循環させることにより、泡供給手段により供給される洗剤泡のみを用いて洗濯を行ったりすることができる。
また、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを良好に分離することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、この洗濯機は、洗濯物を収容可能な洗濯槽1を備え、洗濯槽1内に水を貯めて洗濯を行うことができる。この洗濯機は、パルセータを回転させて水流を発生させることにより洗濯を行うことができるパルセータ式の洗濯機であってもよいし、ドラム内に洗濯物を収容し、ドラムを回転させることにより洗濯を行うことができるドラム式の洗濯機であってもよい。
この洗濯機がパルセータ式の洗濯機である場合には、たとえば、内部に水を貯めることができる有底円筒状の外槽(洗濯槽1)と、この外槽内に配置され、その周面に多数の通水孔が形成された有底円筒状の内槽と、内槽の底部に回転可能に配置されたパルセータとを備えた周知の構成を採用できる。一方、この洗濯機がドラム式の洗濯機である場合には、たとえば、内部に水を貯めることができる中空円柱状の外槽(洗濯槽1)と、この外槽内に回転可能に配置され、その周面に多数の通水孔が形成された中空円柱状のドラムとを備えた周知の構成を採用できる。
この洗濯機における通常の洗濯モードでは、洗濯槽1内に洗剤が溶け込んだ水(洗剤水)が貯められた状態でパルセータまたはドラムが回転されることにより洗濯行程が行われた後、洗濯槽1内の洗剤水が一旦排水され、再び洗濯槽1内に水が供給されてすすぎ行程が行われ、その後に、洗濯槽1内の水が排水されて、内槽またはドラムが高速回転されることにより脱水行程が行われる。すすぎ行程では、洗濯槽1内に水を貯めて、パルセータまたはドラムを回転させることによりすすぎを行った後、洗濯槽1内の水を排水するといったすすぎ動作が複数回行われる。洗い行程時やすすぎ行程時には、機外の給水設備からの水道水や、浴槽に貯められた水(浴槽水)などを洗濯槽1内に供給することができる。
この洗濯機には、気体が混合された液体を処理(たとえば、圧力変化を伴う処理)することによりマイクロバブル(直径が数十μm以下の微小気泡)を発生させるマイクロバブル発生ノズル2が備えられている。マイクロバブル発生ノズル2には、洗濯槽1の底部(底面)に連通する水導入路3を介して、洗濯槽1内に貯められている水が供給される。マイクロバブル発生ノズル2でマイクロバブルが発生された後の水は、洗濯槽1の上部(洗濯槽1内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する水導出路4を介して洗濯槽1内に供給される。
水導入路3には、フィルタ12と、高圧力型(たとえば、吐出圧が1.0MPa程度)のポンプ13と、加圧タンク14とが、上流側(洗濯槽1側)から下流側(マイクロバブル発生ノズル2側)に向かってこの順序で介装されている。フィルタ12は、マイクロバブル発生ノズル2の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル2にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
水導入路3の途中部(より具体的には、ポンプ13の上流側、特に、ポンプ13とフィルタ12の間)には、その一端部がフィルタ15を介して大気中に開放された気体供給路16の他端部が接続されている。気体供給路16には、オゾンを発生させるためのオゾン発生器17と、気体供給路16を開閉するための二方バルブ18と、上流側(フィルタ15側)から下流側(水導入路3側)への気体の流通を許容し、下流側から上流側への気体(および液体)の流通を阻止する逆止弁19とが、上流側から下流側に向かってこの順序で介装されている。二方バルブ18は、その開放量を調整することにより、気体供給路16を流れる気体の流量を調整できる。フィルタ15は、マイクロバブル発生ノズル2の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル2にごみが詰まるのを防止できるようになっている。オゾン発生器17には、たとえば、周囲の空気を取り込んで、ワイヤに高圧を印加してコロナ放電によりオゾンを発生させるような、周知の構成を採用できる。
二方バルブ18を開いた状態でポンプ13を駆動すると、洗濯槽1内の水が水導入路3を介してマイクロバブル発生ノズル2に導入されるとともに、ポンプ13の吸引力によって、気体供給路16を介して水導入路3を流れる水の中に気体が供給される。このとき、オゾン発生器17の駆動を停止させた状態であれば、気体供給路16を介して水導入路3内に空気が供給され、オゾン発生器17を駆動させた状態であれば、気体供給路16を介して水導入路3内にオゾンが供給される。
加圧タンク14には、一端部が大気中に開放されたリリーフ流路20の他端部が接続されている。このリリーフ流路20の途中部にはリリーフバルブ21が介装されており、気体供給路16から水導入路3内に気体を吸引する際には、リリーフバルブ21の開放量が調整されて、加圧タンク14の圧力が所定の圧力(たとえば、0.1〜0.5MPa程度)になるように調整される。これにより、気体供給路16から水導入路3内に気体が過剰に流入して、ポンプ13にエア噛みが生じるのを防止できる。
ポンプ13、オゾン発生器17、二方バルブ18およびリリーフバルブ21は、それぞれマイクロコンピュータを含む制御部22に電気的に接続されており、この制御部22によって、それらの動作が制御されるようになっている。
図2は、マイクロバブル発生ノズル2の構成例2A,2Bを示す断面図である。
図2(a)に示すマイクロバブル発生ノズル2Aは、その外形が略円筒状であって、軸線方向の一方側の端部には、その外径が縮小されることにより、水導入路3に嵌め込まれる挿入部5が形成されている。
このマイクロバブル発生ノズル2Aの内部には、水導入路3から気体が溶け込んだ水が流入する流入部6と、この流入部6の下流側に形成され、流入部6よりも小さい断面積を有する絞り部7と、この絞り部7の下流側に形成され、絞り部7よりも大きい断面積を有し、絞り部7から流出する気体が溶け込んだ水を水導出路4に導くための流出部8とが、軸線に沿って一直線上に形成されている。流入部6には、このマイクロバブル発生ノズル2Aの入口を構成し、水の流通方向に沿って断面積がほぼ一定の平行部6Aと、平行部6Aと絞り部7とを接続し、水の流通方向に沿って徐々に断面積が縮小された縮小部6Bとが含まれる。流出部8には、絞り部7から下流側に、中心軸線に対して6°程度の角度で拡がるように、水の流通方向に沿って徐々に断面積が拡大された拡大部8Aと、この拡大部8Aの下流側に、ほぼ均一な断面積で延びるように形成された平行部8Bとが一直線上に形成され、全体として、水の流通方向に沿って拡大された形状を有している。これにより、マイクロバブル発生ノズル2Aは、ベンチュリー管形状を有している。
このような構成によれば、絞り部7を通過する際に加速された水を、拡大部8Aの内壁面に沿わして良好に減速し、減少した速度エネルギーを、マイクロバブルを発生させるためのエネルギーに変換することができる。したがって、マイクロバブルの発生量を多くすることができるとともに、発生するマイクロバブルの径を小さく(たとえば、20〜40μm)することができるので、より良好にマイクロバブルを発生させることができる。
また、拡大部8Aで減速された内壁面寄りの水の速度と中央寄りの水の速度とを平行部8Bで均一化することができる。このとき、中央寄りの水の速度が減速されることにより減少した速度エネルギーを、マイクロバブルを発生させるためのエネルギーに変換することができるので、より良好にマイクロバブルを発生させることができる。
ただし、平行部8Bは、中心軸線に対して若干(たとえば、1°程度)拡がるように形成されることにより、金型成形を容易に行うことができるようになっていてもよい。
図2(b)に示すマイクロバブル発生ノズル2Bは、その外形が略円筒状であって、軸線方向の一方側の端部には、その外径が縮小されることにより、水導入路3に嵌め込まれる挿入部9が形成されている。
このマイクロバブル発生ノズル2Bには、その挿入部9側の端面に、水導入路3の断面積よりも小さい入口(絞り部としてのノズル口10)が形成されている。マイクロバブル発生ノズル2Bの内部には、ノズル口10よりも大きい断面積を有し、ノズル口10からの気体が溶け込んだ水を水導出路4に導くための流出部11が、軸線に沿って一直線上に形成されている。流出部11には、ノズル口10から下流側に、中心軸線に対して6°程度の角度で拡がるように、水の流通方向に沿って徐々に断面積が拡大された拡大部11Aと、この拡大部11Aの下流側に、ほぼ均一な断面積で延びるように形成された平行部11Bとが一直線上に形成され、全体として、水の流通方向に沿って拡大された形状を有している。これにより、マイクロバブル発生ノズル2Bは、逆ノズル形状を有している。
このような構成によれば、ノズル口10を通過する際に加速された水を、拡大部11Aの内壁面に沿わして良好に減速し、減少した速度エネルギーを、マイクロバブルを発生させるためのエネルギーに変換することができる。したがって、マイクロバブルの発生量を多くすることができるとともに、発生するマイクロバブルの径を小さく(たとえば、20〜40μm)することができるので、より良好にマイクロバブルを発生させることができる。
また、拡大部11Aで減速された内壁面寄りの水の速度と中央寄りの水の速度とを平行部11Bで均一化することができる。このとき、中央寄りの水の速度が減速されることにより減少した速度エネルギーを、マイクロバブルを発生させるためのエネルギーに変換することができるので、より良好にマイクロバブルを発生させることができる。
ただし、平行部11Bは、中心軸線に対して若干(たとえば、1°程度)拡がるように形成されることにより、金型成形を容易に行うことができるようになっていてもよい。
この実施形態では、洗濯槽1内に貯められている洗剤水を水導入路3を介してマイクロバブル発生ノズル2に導入し、マイクロバブルを発生させることにより、微細なクリーム状の泡(洗剤泡)を生成することができる。このようにして生成された洗剤泡とマイクロバブルを含む水(マイクロバブル混入水)とは、水導出路4を介して洗濯槽1内に供給され、洗濯に用いられる。
上記のようにして生成された洗剤泡は、直径が従来に比べて非常に小さく、泡の体積に対して比較的多い洗剤成分を含んでいるので、この泡を用いて洗濯を行うことにより、より多くの洗剤成分を洗濯物に浸透させることができ、洗浄力がより向上する。
また、洗剤泡で洗濯物を包み込むようにして洗濯を行うことができるので、洗濯物が傷むのを抑制できる。
さらに、洗剤泡を用いて洗濯を行うことにより、その泡の分だけ洗濯槽1に貯める水の量を少なくすることができるので、洗濯に使用する水の量を減らすことができる。
また、二方バルブ18を開いた状態でポンプ13およびオゾン発生器17を駆動させれば、気体供給路16を介して水導入路3を流れる水の中にオゾンが供給され、マイクロバブル発生ノズル2において除菌効果および脱臭効果を有するオゾンのマイクロバブルを発生させることができるので、洗浄力をより向上できる。
図3は、この発明の第2実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、この洗濯機は、第1実施形態に係る洗濯機と同様に、洗濯物を収容可能な洗濯槽101を備え、洗濯槽101内に水を貯めて洗濯を行うことができる、パルセータ式またはドラム式の洗濯機であって、気体が混合された液体を処理(たとえば、圧力変化を伴う処理)することによりマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生ノズル102を備えている。
マイクロバブル発生ノズル102には、洗濯槽101の底部(底面)に連通する水導入路103を介して、洗濯槽101内に貯められている水が供給される。マイクロバブル発生ノズル102でマイクロバブルが発生された後の水は、洗濯槽101の上部(洗濯槽101内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する水導出路104を介して洗濯槽101内に供給される。マイクロバブル発生ノズル102の構成としては、図2を用いて説明したようなマイクロバブル発生ノズル2A,2Bの構成を採用できる。
水導入路103には、洗濯槽101内の水を循環させるための循環路123と、洗濯槽101内の水を循環路123に流入させるための水流入路124と、循環路123から分岐してマイクロバブル発生ノズル102に接続された分岐路125とが備えられている。循環路123には、低圧力型(たとえば、吐出圧が0.1MPa程度)の循環ポンプ113が介装されている。すなわち、循環路123は、循環ポンプ113の吸込口と吐出口とを環状に接続している。循環ポンプ113を駆動させると、循環路123内の水が吸込口から循環ポンプ113内に吸い込まれ、吐出口から吐出されることにより、循環路123内の水が循環される。循環路123における循環ポンプ113の上流側(吸込口の上流側)には、エゼクタ126が介装されており、このエゼクタ126に水流入路124が接続されている。水導入路124の途中部には、水導入路124内を流れる水に気体を供給するための気体供給路116が接続されている。
図4は、エゼクタ126の構成を示す断面図である。
図3および図4を参照して、エゼクタ126は、エゼクタ126に対して循環路123の上流側から液体(水)が流入する流入部126Aと、エゼクタ126に対して循環路123の下流側に液体を流出する流出部126Bとが一直線上に結合され、その結合部に、水導入路124からの水および気体供給路116からの気体を吸引するための吸引部126Cが下方から略直角に結合した略T字形状を有している。吸引部126Cの断面積は、流入部126Aや流出部126Bの断面積よりも小さく形成されている。流入部126Aと流出部126Bとの結合部には、これらの流入部126Aおよび流出部126Bの断面積よりも小さい断面積を有する絞り部126Dが形成されていて、この絞り部126Dに吸引部126Cが連通している。
このような構成により、流入部126Aから流入した液体が絞り部126Dを介して流出部126Bへと噴出される際に、絞り部126Dに負圧が生じ、いわゆるベンチュリー管現象によって、吸引部126Cから絞り部126Dに水および気体が吸引されて、循環路123内を流れる液体に混合されることとなる。
再び図3を参照して、水流入路124は、その一端部がエゼクタ126の吸引部126Cに接続され、他端部が洗濯槽101の底部(底面)に連通している。水流入路124の途中部には、フィルタ112が介装されている。フィルタ112は、マイクロバブル発生ノズル102の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル102にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
気体供給路116は、その一端部が気体供給路116の途中部(より具体的には、後述するフィルタ112とエゼクタ126との間)に接続されており、他端部がフィルタ115を介して大気中に開放されている。気体供給路116には、気体供給路116を開閉するための二方バルブ118と、上流側(フィルタ115側)から下流側(エゼクタ126側)への気体の流通を許容し、下流側から上流側への気体(および液体)の流通を阻止する逆止弁119とが、上流側から下流側に向かってこの順序で介装されている。二方バルブ118は、その開放量を調整することにより、気体供給路116を流れる気体の流量を調整できる。フィルタ115は、マイクロバブル発生ノズル102の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル102にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
分岐路125は、その一端部が循環路123の途中部(より具体的には、循環ポンプ113の下流側)から上方に向かって分岐しており、他端部がマイクロバブル発生ノズル102に接続されている。分岐路125の断面積は、循環路123の断面積よりも小さく形成されている。エゼクタ126から吸引される液体および気体が混合された循環路123内の水のうち、循環路123から分岐路125に流入した水が、マイクロバブル発生ノズル102を通過する過程で処理されることにより、マイクロバブルが発生する。
循環ポンプ113および二方バルブ118は、それぞれマイクロコンピュータを含む制御部122に電気的に接続されており、この制御部122によって、それらの動作が制御されるようになっている。
この実施形態では、分岐路125の断面積を循環路123の断面積よりも小さくすることにより、循環路123から分岐路125へと比較的大きな気泡が流入するのを阻止することができるので、良好にマイクロバブルを発生させることができる。
特に、気泡は浮力により上方に向かいやすいので、循環路123から上方に向かって分岐する分岐路125に気泡を流れやすくすることができる。したがって、溶解し切れなかった比較的小さな気泡を、より多く循環路123から分岐路125に流入させることができるので、循環ポンプ113においてエア噛みを生じにくくすることができる。
分岐路125の断面積は、循環路123の断面積の20%以下(より好ましくは、10%以下)であれば、溶解し切れなかった比較的小さな気泡のみを循環路123から分岐路125に流入させることができるので、良好にマイクロバブルを発生させることができる。
また、マイクロバブル発生ノズル102の絞り部7またはノズル口10の断面積は、循環路123内の圧力が0.09MPa以上になるように設定されていれば、さらに良好にマイクロバブルを発生させることができる。
また、この実施形態では、洗濯槽101内に貯められている洗剤水を水導入路103を介してマイクロバブル発生ノズル102に導入し、マイクロバブルを発生させることにより、洗剤泡を生成することができる。このようにして生成された洗剤泡とマイクロバブル混入水とは、水導出路104を介して洗濯槽101内に供給され、洗濯に用いられる。
上記のようにして生成された洗剤泡は、直径が従来に比べて非常に小さく、泡の体積に対して比較的多い洗剤成分を含んでいるので、この泡を用いて洗濯を行うことにより、より多くの洗剤成分を洗濯物に浸透させることができ、洗浄力がより向上する。
また、洗剤泡で洗濯物を包み込むようにして洗濯を行うことができるので、洗濯物が傷むのを抑制できる。
さらに、洗剤泡を用いて洗濯を行うことにより、その泡の分だけ洗濯槽101に貯める水の量を少なくすることができるので、洗濯に使用する水の量を減らすことができる。
また、エゼクタ126と低圧力型の循環ポンプ113を用いることにより、高圧ポンプや加圧タンクを設けることなく、簡単な構成でマイクロバブル発生ノズル102からマイクロバブルを発生させることができる。
図5は、この発明の第3実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
図5を参照して、この洗濯機は、第1実施形態に係る洗濯機と同様に、洗濯物を収容可能な洗濯槽201を備え、洗濯槽201内に水を貯めて洗濯を行うことができる、パルセータ式またはドラム式の洗濯機であって、気体が混合された液体を処理(たとえば、圧力変化を伴う処理)することによりマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生ノズル202を備えている。
マイクロバブル発生ノズル202には、洗濯槽201の底部(底面)に連通する水導入路203を介して、洗濯槽201内に貯められている水が供給される。マイクロバブル発生ノズル202でマイクロバブルが発生された後の水は、水導出路204へと流出する。マイクロバブル発生ノズル202の構成としては、図2を用いて説明したようなマイクロバブル発生ノズル2A,2Bの構成を採用できる。
水導入路203には、フィルタ212と、高圧力型(たとえば、吐出圧が1.0MPa程度)のポンプ213と、加圧タンク214とが、上流側(洗濯槽201側)から下流側(マイクロバブル発生ノズル202側)に向かってこの順序で介装されている。フィルタ212は、マイクロバブル発生ノズル202の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル202にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
水導入路203の途中部(より具体的には、ポンプ213の上流側、特に、ポンプ213とフィルタ212の間)には、その一端部がフィルタ215を介して大気中に開放された気体供給路216の他端部が接続されている。気体供給路216には、気体供給路216を開閉するための二方バルブ218と、上流側(フィルタ215側)から下流側(水導入路203側)への気体の流通を許容し、下流側から上流側への気体(および液体)の流通を阻止する逆止弁219とが、上流側から下流側に向かってこの順序で介装されている。二方バルブ218は、その開放量を調整することにより、気体供給路216を流れる気体の流量を調整できる。フィルタ215は、マイクロバブル発生ノズル202の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル202にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
二方バルブ218を開いた状態でポンプ213を駆動すると、洗濯槽201内の水が水導入路203を介してマイクロバブル発生ノズル202に導入されるとともに、ポンプ213の吸引力によって、気体供給路216を介して水導入路203を流れる水の中に気体(空気)が供給される。
加圧タンク214には、一端部が大気中に開放されたリリーフ流路220の他端部が接続されている。このリリーフ流路220の途中部にはリリーフバルブ221が介装されており、気体供給路216から水導入路203内に気体を吸引する際には、リリーフバルブ221の開放量が調整されて、加圧タンク214の圧力が所定の圧力(たとえば、0.1〜0.5MPa程度)になるように調整される。これにより、気体供給路216から水導入路203内に気体が過剰に流入して、ポンプ213にエア噛みが生じるのを防止できる。
水導出路204のマイクロバブル発生ノズル202と反対側の端部には、マイクロバブル発生ノズル202において洗剤水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離するための分離機構227が接続されている。
図6は、分離機構227の構成を示す図であって、(a)は、分離機構227の一部を断面で示しており、(b)は、(a)に示す分離機構227において洗剤泡とマイクロバブル混入水とが分離される態様を示している。
図6を参照して、分離機構227は、その一端部が水導出路204に接続され、水平方向に直線上に延びる主流路227Aと、この主流路227Aの途中部から所定角度(たとえば、主流路227Aの流通方向に対して45°程度)だけ下方に傾斜した方向に向かって分岐した分岐流路227Bとを備えた略y字形状を有している。主流路227Aと分岐流路227Bとの結合部、すなわち、主流路227Aから分岐流路227Bへの入口には、網状のフィルタ227Cが備えられている。
このような構成によれば、マイクロバブル発生ノズル202から水導出路204を介して分離機構227の主流路227Aに流入した洗剤泡とマイクロバブル混入水は、分離機構227を通過する過程で、マイクロバブル混入水が、その重力によってフィルタ227Cを通って分岐流路227Bに流入(落下)し、マイクロバブル混入水よりも比重の低い洗剤泡が、フィルタ227Cを通って分岐流路227Bに落下することなく主流路227Aを通過することにより、良好に分離される。
再び図5を参照して、分離機構227の主流路227Aの出口(水導出路204に接続される側と反対側)には、分離機構227により分離された洗剤泡を誘導するための泡誘導路228の一端部が接続されており、この泡誘導路228の他端部には、三方バルブ229が接続されている。三方バルブ229には、泡誘導路228の他に、一端部が洗濯槽201の上部(洗濯槽201内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する泡供給路230の他端部と、一端部が排水ドレン(図示せず)に至る泡排出路231の他端部とが接続されている。この三方バルブ229の開閉状態によって、泡誘導路228と泡供給路230とを連通させて、分離機構227により分離された洗剤泡を洗濯槽201内に供給する状態(泡供給状態)と、泡誘導路228と泡排出路231とを連通させて、分離機構227により分離された洗剤泡を洗濯槽201の外部に排出する状態(泡排出状態)とに切り替えることができる。
分離機構227の分岐流路227Bの出口(主流路227Aと結合されている側と反対側)には、分離機構227により分離されたマイクロバブル混入水(分離水)を誘導するための分離水誘導路232の一端部が接続されており、この分離水誘導路232の他端部には、三方バルブ233が接続されている。三方バルブ233には、分離水誘導路232の他に、一端部が洗濯槽201の上部(洗濯槽201内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する分離水供給路234の他端部と、一端部が水導入路203の途中部(より具体的には、フィルタ212の上流側)に接続された分離水循環路235の他端部とが接続されている。この三方バルブ233の開閉状態によって、分離水誘導路232と分離水供給路234とを連通させて、分離機構227により分離されたマイクロバブル混入水を洗濯槽201内に供給する状態(分離水供給状態)と、分離水誘導路232と分離水循環路235とを連通させて、分離機構227により分離されたマイクロバブル混入水を水導入路203を介してマイクロバブル発生ノズル202に循環させる状態(分離水循環状態)とに切り替えることができる。
ポンプ213、二方バルブ218、リリーフバルブ221および三方バルブ229,233は、それぞれマイクロコンピュータを含む制御部222に電気的に接続されており、この制御部222によって、それらの動作が制御されるようになっている。
この実施形態では、洗濯槽201内に貯められている洗剤水を水導入路203を介してマイクロバブル発生ノズル202に導入し、マイクロバブルを発生させることにより、洗剤泡を生成することができる。
洗い行程中などには、洗濯槽201に貯められている洗剤水を水導入路203を介してマイクロバブル発生ノズル202に導入することにより、洗剤泡とマイクロバブル混入水と生成し、これらの洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離機構227で分離することができる。このとき、三方バルブ229を泡供給状態としておけば、分離機構227により分離された洗剤泡を泡供給路230を介して洗濯槽201内に供給することができる。
上記のようにして分離された洗剤泡は、直径が従来に比べて非常に小さく、泡の体積に対して比較的多い洗剤成分を含んでいるので、洗剤成分の濃度が高い。このような泡を洗濯槽201内に供給して洗濯を行うことにより、より多くの洗剤成分を洗濯物に浸透させることができるので、洗浄力がより向上する。
また、洗剤泡で洗濯物を包み込むようにして洗濯を行うことができるので、洗濯物が傷むのを抑制できる。
さらに、洗剤泡を用いて洗濯を行うことにより、その泡の分だけ洗濯槽201に貯める水の量を少なくすることができるので、洗濯に使用する水の量を減らすことができる。
一方、すすぎ行程中などには、三方バルブ229を泡排出状態としておくことで、分離機構227により分離された洗剤泡を泡排出路231を介して洗濯槽201の外部に排出させることができる。
また、洗い行程中などには、三方バルブ233を分離水供給状態としておくことにより、分離機構227により分離されたマイクロバブル混入水を分離水供給路234を介して洗濯槽201内に供給して、そのマイクロバブル混入水と泡供給路230から供給される洗剤泡とを用いて洗濯を行ったり、三方バルブ233を分離水循環状態としておくことにより、分離機構227により分離されたマイクロバブル混入水を分離水循環路235および水導入路203を介してマイクロバブル発生ノズル202に循環させ、泡供給路230から洗濯槽201内に供給される洗剤泡のみを用いて洗濯を行ったりすることができる。
マイクロバブル混入水を洗濯槽201内に供給した場合には、マイクロバブルが砕けるときの衝撃波などのマイクロバブルの作用によって洗濯物の隙間に付着している汚れを良好に落とすことができるので、洗浄力がより向上する。
図7は、この発明の第4実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
図7を参照して、この洗濯機は、第1実施形態に係る洗濯機と同様に、洗濯物を収容可能な洗濯槽301を備え、洗濯槽301内に水を貯めて洗濯を行うことができる、パルセータ式またはドラム式の洗濯機であって、気体が混合された液体を処理(たとえば、圧力変化を伴う処理)することによりマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生ノズル302を備えている。
マイクロバブル発生ノズル302には、洗濯槽301の底部(底面)に連通する水導入路303を介して、洗濯槽301内に貯められている水が供給される。マイクロバブル発生ノズル302でマイクロバブルが発生された後の水は、水導出路304へと流出する。マイクロバブル発生ノズル302の構成としては、図2を用いて説明したようなマイクロバブル発生ノズル2A,2Bの構成を採用できる。
水導入路303には、フィルタ312と、高圧力型(たとえば、吐出圧が1.0MPa程度)のポンプ313と、加圧タンク314とが、上流側(洗濯槽301側)から下流側(マイクロバブル発生ノズル302側)に向かってこの順序で介装されている。フィルタ312は、マイクロバブル発生ノズル302の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル302にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
水導入路303の途中部(より具体的には、ポンプ313の上流側、特に、ポンプ313とフィルタ312の間)には、その一端部がフィルタ315を介して大気中に開放された気体供給路316の他端部が接続されている。気体供給路316には、気体供給路316を開閉するための二方バルブ318と、上流側(フィルタ315側)から下流側(水導入路303側)への気体の流通を許容し、下流側から上流側への気体(および液体)の流通を阻止する逆止弁319とが、上流側から下流側に向かってこの順序で介装されている。二方バルブ318は、その開放量を調整することにより、気体供給路316を流れる気体の流量を調整できる。フィルタ315は、マイクロバブル発生ノズル302の内径よりも小さいごみを捕獲することができ、これにより、マイクロバブル発生ノズル302にごみが詰まるのを防止できるようになっている。
二方バルブ318を開いた状態でポンプ313を駆動すると、洗濯槽301内の水が水導入路303を介してマイクロバブル発生ノズル302に導入されるとともに、ポンプ313の吸引力によって、気体供給路316を介して水導入路303を流れる水の中に気体(空気)が供給される。
加圧タンク314には、一端部が大気中に開放されたリリーフ流路320の他端部が接続されている。このリリーフ流路320の途中部にはリリーフバルブ321が介装されており、気体供給路316から水導入路303内に気体を吸引する際には、リリーフバルブ321の開放量が調整されて、加圧タンク314の圧力が所定の圧力(たとえば、0.1〜0.5MPa程度)になるように調整される。これにより、気体供給路316から水導入路303内に気体が過剰に流入して、ポンプ313にエア噛みが生じるのを防止できる。
水導出路304のマイクロバブル発生ノズル302と反対側の端部には、マイクロバブル発生ノズル302において洗剤水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離するための分離機構327が接続されている。分離機構327の構成としては、図6を用いて説明したような、主流路227A、分岐流路227Bおよびフィルタ227Cを備えた分離機構227と同様の構成を採用できる。
分離機構327の主流路227Aの出口(水導出路304に接続される側と反対側)には、一端部が洗濯槽301の上部(洗濯槽301内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する泡供給路330の他端部が接続されている。
分離機構327の分岐流路227Bの出口(主流路227Aと結合されている側と反対側)には、一端部が水導入路303の途中部(より具体的には、フィルタ312の上流側)に接続された分離水循環路335の他端部が接続されている。分離水循環路335の途中部には、二方バルブ333が介装されており、この二方バルブ333を開けば、分離機構327によりマイクロバブル混入水を分離してマイクロバブル発生ノズル302に循環させることができ、二方バルブ333を閉じれば、洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離機構327により分離せずにいずれも泡供給路330から洗濯槽301に供給することができる。
この洗濯機には、マイクロバブル発生ノズル302において発生した洗剤泡を浮上分離させるための浮上分離機構336が備えられている。水導出路304の途中部には、三方バルブ337が介装されていて、この三方バルブ337には、一端部が浮上分離機構336に接続された水誘導路338の他端部が接続されている。この三方バルブ337の開閉状態によって、水導出路304の三方バルブ337に対して上流側と下流側とを連通させて、マイクロバブル発生ノズル302において生成された洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離機構327に導く状態(分離機構誘導状態)と、水誘導路338と水導出路304の三方バルブ337に対して上流側とを連通させて、マイクロバブル発生ノズル302において生成された洗剤泡とマイクロバブル混入水とを浮上分離機構336に導く状態(浮上分離機構誘導状態)とに切り替えることができる。
浮上分離機構336は、水導出路304から水誘導路338を介して洗剤泡とマイクロバブル混入水とが供給される浮上分離槽336Aを備えている。浮上分離槽336A内には、区画壁336Bによって、浮上分離槽336Aの入口(水誘導路338との結合部)に連通する導入室336Cと、浮上分離槽336Aの出口(後述する浮上分離水供給路341との結合部)に連通する導出室336Dとが区画形成されている。導入室336Cと導出室336Dとは、それらの上部において、上下方向に延びる浮上分離室336Eの下部を介して連通している。このような構成によれば、入口から浮上分離槽336A内に流入したマイクロバブル混入水に含まれるマイクロバブルが、区画壁336Bに沿って導入室336C内を上昇し、浮上分離室336E内を上昇することとなる。浮上分離室336Eの上端部には、一端部が大気中に開放された排気路339の他端部が連通しており、浮上分離室336E内をマイクロバブルが上昇して水面から解放された気体は、排気路339を介して大気中に排出される。
マイクロバブルが浮上分離室336E内を上昇する際、マイクロバブル混入水とともに浮上分離槽336A内に流入した洗剤泡が、マイクロバブルにより浮上される。このとき、洗濯物から分離した汚れを、洗剤泡に吸着させて浮上分離させることができる。浮上分離室336E内を上昇して水面に至った洗剤泡および汚れは、排水ドレン(図示せず)に至る泡排出路340を介して外部に排出される。
浮上分離槽336Aの出口には、一端部が洗濯槽301の上部(洗濯槽301内に貯められる水の水位よりも上方)に連通する浮上分離水供給路341の他端部が接続されている。浮上分離水供給路341の途中部にはポンプ342が介装されており、このポンプ342を駆動することにより、浮上分離機構336により洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水(浮上分離水)を、浮上分離水供給路341を介して洗濯槽301内に供給し、再利用することができる。
ポンプ313,342、二方バルブ318,333、リリーフバルブ321および三方バルブ337は、それぞれマイクロコンピュータを含む制御部322に電気的に接続されており、この制御部322によって、それらの動作が制御されるようになっている。
この実施形態では、洗い行程中などに、三方バルブ337を分離機構誘導状態としてポンプ313を駆動すれば、マイクロバブル発生ノズル302において生成された洗剤泡とマイクロバブル混入水とを分離機構327により分離し、洗剤泡を泡供給路330を介して洗濯槽301内に供給することができる。
上記のようにして生成された洗剤泡は、直径が従来に比べて非常に小さく、泡の体積に対して比較的多い洗剤成分を含んでいるので、洗剤成分の濃度が高い。このような泡を洗濯槽301内に供給して洗濯を行うことにより、より多くの洗剤成分を洗濯物に浸透させることができるので、洗浄力がより向上する。
また、洗剤泡で洗濯物を包み込むようにして洗濯を行うことができるので、洗濯物が傷むのを抑制できる。
さらに、洗剤泡を用いて洗濯を行うことにより、その泡の分だけ洗濯槽301に貯める水の量を少なくすることができるので、洗濯に使用する水の量を減らすことができる。
すすぎ行程時に、三方バルブ337を浮上分離機構誘導状態としてポンプ313,342を駆動すれば、洗濯槽301内の洗剤水をマイクロバブル発生ノズル302に導き、マイクロバブル発生ノズル302において生成される洗剤泡およびマイクロバブル混入水を浮上分離機構336に供給して、洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水を洗濯槽301内に供給することができる。これにより、すすぎ行程中に使用した水を再利用することができる。
また、洗い行程の途中から、三方バルブ337を浮上分離機構誘導状態としてポンプ313,342を駆動すれば、洗濯槽301内の洗剤水をマイクロバブル発生ノズル302に導き、マイクロバブル発生ノズル302において生成される洗剤泡およびマイクロバブル混入水を浮上分離機構336に供給して、洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水を洗濯槽301内に供給することができる。これにより、洗い行程中に使用した水を再利用することができる。この水を使ってすすぎを行えば、すすぎ行程におけるすすぎ動作の回数を減らすことが可能になる。
さらに、三方バルブ337を分離機構誘導状態とし、洗濯槽301内に貯められている洗剤水をマイクロバブル発生ノズル302に導入してマイクロバブルを発生させることにより生成された洗剤泡を、洗濯槽301内に供給すれば、その泡を用いて洗濯を行うことができ、三方バルブ337を浮上分離機構誘導状態として洗剤泡を浮上分離機構336に供給して浮上分離させれば、浮上分離の際、洗濯物から分離した汚れを、洗剤泡に吸着させて浮上分離させ、このようにして汚れが浮上分離された後の水を洗濯槽301内に供給して再利用することができる。
図8は、この発明の第5実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
この実施形態に係る洗濯機は、浮上分離機構336の浮上分離槽336A内に電極343が備えられている点以外は、第4実施形態に係る洗濯機と同様の構成を有しているので、同様の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略する。電極343は、制御部322に電気的に接続されている。
電極343は、たとえば、鉄、アルミニウム、マグネシウムなどの金属イオンが溶出する材料で形成された溶性電極であって、浮上分離槽336A内の導入室336C(より具体的には、浮上分離槽336Aの入口に対向する位置)に配置されている。
この構成によれば、浮上分離槽336A内に洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを供給しつつ、浮上分離槽336A内に備えられた電極343に通電を行うことにより、電極343から金属イオン(鉄イオン、アルミニウムイオン、マグネシウムイオンなど)を溶出させ、洗濯物から分離した汚れや界面活性剤を金属イオンに凝集させて大きなフロックを形成し浮上させることができる。したがって、洗濯物から分離した汚れや界面活性剤を良好に浮上分離させることができる。
図9は、この発明の第6実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
この実施形態に係る洗濯機は、水を貯めておくことができる貯水機構344が備えられ、この貯水機構344に関連する水路345,346および三方バルブ347,348が追加されている点以外は、第4実施形態に係る洗濯機と同様の構成を有しているので、同様の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略する。三方バルブ347,348は、制御部322に電気的に接続されている。
三方バルブ347は、浮上分離水供給路341の途中部(より具体的には、ポンプ342の下流側)に介装されていて、この三方バルブ347には、一端部が貯水機構344に至る第1貯水路345の他端部が接続されている。この三方バルブ347の開閉状態によって、浮上分離水供給路341の三方バルブ347に対して上流側と下流側とを連通させて、浮上分離機構336において洗剤泡が浮上分離された後の水を洗濯槽301内に導く状態(浮上分離水供給状態)と、第1貯水路345と浮上分離水供給路341の三方バルブ347に対して上流側とを連通させて、浮上分離機構336において洗剤泡が浮上分離された後の水を貯水機構344に導く状態(浮上分離水貯留状態)とに切り替えることができる。
三方バルブ348は、水導入路303の途中部(より具体的には、フィルタ312の上流側、特に、分離水循環路335と水導入路303との結合部の上流側)に介装されていて、この三方バルブ348には、一端部が貯水機構344に至る第2貯水路346の他端部が接続されている。この三方バルブ348の開閉状態によって、水導入路303の三方バルブ348に対して上流側と下流側とを連通させて、洗濯槽301内の水をマイクロバブル発生ノズル302に導く状態(水循環状態)と、第2貯水路346と水導入路303の三方バルブ348に対して上流側とを連通させて、洗濯槽301内の水を貯水機構344に導く状態(水貯留状態)と、第2貯水路346と水導入路303の三方バルブ348に対して下流側とを連通させて、貯水機構344に貯められている水をマイクロバブル発生ノズル302に導く状態(貯留水供給状態)とに切り替えることができる。
この実施形態では、たとえば、すすぎ行程の最終のすすぎ動作時に、三方バルブ348を水循環状態とし、三方バルブ337を浮上分離機構供給状態として、ポンプ313を駆動することにより、洗濯槽301内に貯められている洗剤水を水導入路303を介してマイクロバブル発生ノズル302に導入して洗剤泡を発生させ、その洗剤泡を水誘導路338を介して浮上分離機構336に供給して浮上分離させることができるとともに、三方バルブ347を分離水貯留状態として、ポンプ342を駆動することにより、浮上分離後の水を浮上分離水供給路341および第1貯水路345を介して貯水機構344に貯めることができる。
このようにして貯水機構344に浮上分離後の水を貯めた状態で、次回以降に行われる洗濯時に、三方バルブ348を貯留水供給状態とし、三方バルブ337を分離機構供給状態として、二方バルブ333を閉じた状態でポンプ313を駆動することにより、貯水機構344に貯められている水(洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水)を洗濯槽301内に供給して再利用することができる。
また、たとえば、すすぎ行程時(より好ましくは、最終のすすぎ動作終了時)に、三方バルブ348を水貯留状態とすれば、洗濯槽301内に貯められている洗剤水を洗濯槽301内から排出させて貯水機構344に貯めることができる。その後、三方バルブ348を貯留水供給状態とし、三方バルブ337を浮上分離機構供給状態として、ポンプ313を駆動することにより、貯水機構344に貯められている洗剤水を第2貯水路346および水導入路303を介してマイクロバブル発生ノズル302に導入して洗剤泡を発生させ、その洗剤泡を水誘導路338を介して浮上分離機構336に供給して浮上分離させることができるとともに、三方バルブ347を分離水貯留状態として、ポンプ342を駆動することにより、浮上分離後の水を浮上分離水供給路341および第1貯水路345を介して貯水機構344に貯める(循環させる)ことができる。
このようにして貯水機構344に浮上分離後の水を貯めた状態で、次回以降に行われる洗濯時に、三方バルブ348を貯留水供給状態とし、三方バルブ337を分離機構供給状態として、二方バルブ333を閉じた状態でポンプ313を駆動することにより、貯水機構344に貯められている水(洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水)を洗濯槽301内に供給して再利用することができる。
図10は、この発明の第7実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
この実施形態に係る洗濯機は、浮上分離機構336の浮上分離槽336A内に電極343が備えられている点、および、貯水機構344内に除菌機構349が備えられている点以外は、第6実施形態に係る洗濯機と同様の構成を有しているので、同様の構成については、図に同一符号を付してその説明を省略する。電極343および除菌機構349は、制御部322に電気的に接続されている。
電極343は、たとえば、鉄、アルミニウム、マグネシウムなどの金属イオンが溶出する材料で形成された溶性電極を陽極とした1対以上の電極であって、浮上分離槽336A内の導入室336C(より具体的には、浮上分離槽336Aの入口に対向する位置)に配置されている。この構成によれば、第5実施形態に係る洗濯機と同様に、浮上分離槽336A内に洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを供給しつつ、浮上分離槽336A内に備えられた電極343に通電を行うことにより、電極343の陽極から金属イオン(鉄イオン、アルミニウムイオン、マグネシウムイオンなど)を溶出させ、洗濯物から分離した汚れや界面活性剤を金属イオンに凝集させて大きなフロックを形成し浮上させることができる。したがって、洗濯物から分離した汚れや界面活性剤を良好に浮上分離させることができる。
貯水機構344内に備えられた除菌機構349は、貯水機構344に貯められている水を除菌するためのものである。この除菌機構349としては、貯水機構344に貯められている水の中にオゾンを供給するオゾン発生器や、貯水機構344内に貯められている水を電気分解するための電極などを用いることができる。除菌機構349として銀イオンを溶出する電極を用いれば、電気分解により銀イオンを溶出させて除菌を行うことができる。
貯水機構344内にオゾン発生器を配置する場合には、オゾン発生器として、たとえば、周囲の空気を取り込んで、ワイヤに高圧を印加してコロナ放電によりオゾンを発生させるような、周知の構成を採用できる。
貯水機構344内に電極を配置する場合には、たとえば、1対の電極板を互いに一定間隔を空けた状態で対向させて配置し、これらの電極板に互いに逆極性となるように所定の電圧を印加するような構成を採用できる。貯水機構344に貯められる水はもともと水道水であって、塩素を含んでいるので、1対の電極板に通電を行った場合には、陽極、陰極および電極板間において下記のような電気化学反応が起こる。
(陽極側)
4HO−4e→4H+O↑+2H
2Cl→Cl+2e
O+Cl⇔HClO+H+Cl
(陰極側)
4HO+4e→2H↑+4OH
(電極板間)
+OH→H
上記のような電気化学反応により、殺菌作用を有する次亜塩素酸(HClO)や活性酸素を生成し、貯水機構344に貯められている水を除菌することができる。
この実施形態では、貯水機構344に貯められた水(洗剤泡および汚れが浮上分離された後の水)を除菌機構349により除菌し、その除菌された水を次回以降に行われる洗濯時に洗濯槽301内に供給して再利用することができるので、衛生的である。
ただし、貯水機構344内に配置する電極板は、1対(2枚)に限らず、3枚以上であってもよい。この場合、それらの電極板を互いに一定間隔を空けた状態で対向させて配置し、これらの電極板に交互に逆極性となるように所定の電圧を印加すればよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の第1実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 マイクロバブル発生ノズルの構成例を示す断面図である。 この発明の第2実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 エゼクタの構成を示す断面図である。 この発明の第3実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 分離機構の構成を示す図であって、(a)は、分離機構の一部を断面で示しており、(b)は、(a)に示す分離機構において洗剤泡とマイクロバブル混入水とが分離される態様を示している。 この発明の第4実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 この発明の第5実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 この発明の第6実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。 この発明の第7実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 洗濯槽
2 マイクロバブル発生ノズル
3 水導入路
4 水導出路
6 流入部
7 絞り部
8 流出部
10 ノズル口
11 流出部
13 ポンプ
14 加圧タンク
16 気体供給路
101 洗濯槽
102 マイクロバブル発生ノズル
103 水導入路
104 水導出路
113 ポンプ
116 気体供給路
123 循環路
125 分岐路
126 エゼクタ
201 洗濯槽
202 マイクロバブル発生ノズル
203 水導入路
213 ポンプ
214 加圧タンク
216 気体供給路
227 分離機構
227A 主流路
227B 分岐流路
227C フィルタ
229 三方バルブ
230 泡供給路
231 泡排出路
233 三方バルブ
234 分離水供給路
235 分離水循環路
301 洗濯槽
302 マイクロバブル発生ノズル
303 水導入路
304 水導出路
313 ポンプ
314 加圧タンク
316 気体供給路
322 制御部
327 分離機構
330 泡供給路
336 浮上分離機構
336A 浮上分離槽
341 浮上分離水供給路
343 電極
344 貯水機構
345 第1貯水路
346 第2貯水路
349 除菌機構

Claims (8)

  1. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備えたことを特徴とする洗濯機。
  3. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
  4. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
  5. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
  6. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽の外部に排出するための泡排出手段と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を、上記泡供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記泡排出手段により上記洗濯槽の外部に排出するかを切り替えるための泡誘導切替手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
  7. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
  8. 洗濯槽内に水を貯めて洗濯を行うことができる洗濯機であって、
    気体が混合された液体を加圧することにより液体に気体を溶解させ、その気体が溶け込んだ液体を減圧することによってマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生機構と、
    上記洗濯槽内に貯められている洗剤を含む水を上記マイクロバブル発生機構に導入するための水導入手段と、
    上記水導入手段により上記マイクロバブル発生機構に導入される水の中に気体を供給するための気体供給手段と、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水とを分離するための分離機構と、
    上記分離機構により分離された洗剤泡を上記洗濯槽内に供給するための泡供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記洗濯槽内に供給するための分離水供給手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を上記マイクロバブル発生機構に循環させるための分離水循環手段と、
    上記分離機構により洗剤泡が分離された後のマイクロバブルを含む水を、上記分離水供給手段により上記洗濯槽内に供給するか、または、上記分離水循環手段により上記マイクロバブル発生機構に循環させるかを切り替えるための分離水誘導切替手段と、を備え、
    上記分離機構は、
    直線上に延びる主流路と、
    上記主流路から所定角度だけ傾斜した方向に分岐した分岐流路と、
    上記主流路と上記分岐流路との結合部に備えられたフィルタとを含み、
    上記マイクロバブル発生機構において洗剤を含む水にマイクロバブルを発生させることにより生成された、洗剤泡とマイクロバブルを含む水は、上記分離機構を通過する過程で、マイクロバブルを含む水が上記分離流路に流入し、洗剤泡が上記主流路を通過することにより分離されることを特徴とする洗濯機。
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