JP7365246B2 - コンクリート充填鋼管部材、接合構造及び接合方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明が適用されたコンクリート構造体の第1実施形態として、鉄道用RC高架橋を示す図である。鉄道用RC高架橋4は、柱5と、CFT桁10Kと、CFT梁10Hと、スラブ50とを有し、スラブ50の上面に軌道6と防音フェンス7などを備える。
図6は、接合方法のフローチャートである。当該接合方法は、鋼管設置工程(ステップS2)と、ズレ止め鉄筋設置工程(ステップS4)と、連結工程(ステップS6)と、充填工程(ステップS8)と、スラブ配筋工程(ステップS10)と、スラブ50に懸かるコンクリート打設を行う鉄筋コンクリート部材打設工程(ステップS12)と、を含む。
鋼管設置工程では、接合面に挿入孔部12を有するコンクリート充填鋼管部材(CFT部材)の未充填状態の鋼管11を、挿入孔部12をスラブ50が形成される側に向けた姿勢で設置する。鋼管11は、クレーンを用いれば支保工などを用意しなくとも設置できるので、従来の鉄道用RC高架橋のように、梁を現場で配筋・型組み・コンクリート打設する工法で構築するよりも、工数・工費・工事場所などを低減できる。
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素については第1実施形態と同じ符号を付与することで重複する説明を省略する。
鉄道用RC高架橋4Bは、基本的には第1実施形態の鉄道用RC高架橋4と同様の構成を有するが、設計都合或いは仕様都合で、鋼管11Bの差し込み方向の幅が第1実施形態のそれよりも小さい。そのため、ズレ止め鉄筋20Bは、差込部21の長さとして十分な定着長を確保できない。そこで、本実施形態の仮留め構造40Bは、仮留めとしての機能とともに、鋼管11Bに対してズレ止め鉄筋20Bを連結する機能を担う。
本実施形態における挿入孔部12の2つの孔部12a及び孔部12bの上面視形状は、円形部14と、円形部14の径よりも狭幅の長円部15と、が連通した形状を有する。
すなわち、内ナット26を鋼板11Bの内側に入れた状態で、ズレ止め鉄筋20Bを長円部15の長手方向へずらすと、長孔部15の周囲部分の鋼管11Bが、内ナット26と外ナット25との間に位置し、両ナットの締め込みで挟持できるようになる。内ナット26と外ナット25とを締め上げて両ナットで鋼管11Bを挟持することで、仮留めとしての位置決め効果が得られるのは勿論のこと、完成時にはズレ止め鉄筋20Bの定着強度を高める二次的作用も期待できる。故に、両ナットで挟持する面積を稼ぐために、幅W3は、ズレ止め鉄筋20Bを長円部15に沿ってずらすことができる程度に鉄筋系φ4より僅かに大きくし、長円部15の長さLは、内ナット26と外ナット25の半径よりも大きくとるのが好適である。
以上、本発明の第1実施形態と第2実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜構成要素の省略・追加・変更を行うことができる。
10H…CFT梁
10K…CFT桁
11,11B,11C…鋼管
12,12B,12C…挿入孔部
12a,12b…孔部
13…注入口
20,20B,20C,20D…ズレ止め鉄筋
21…差込部
23…連結部
28…屈曲部
30…連結鉄筋
32…充填部
40,40B,40C…仮留め構造
50…スラブ
H1…突出寸法
H2…定着長
Claims (11)
- 現場で打設される鉄筋コンクリート部材に接合し、鋼管内部にコンクリートが充填されるコンクリート充填鋼管部材であって、
鋼管の前記鉄筋コンクリート部材との接合面に設けられた挿入孔部と、
鋼管内部に充填されるコンクリートを注入するために、前記挿入孔部とは別に前記挿入孔部より大きい径で前記接合面に設けられた注入口と、
両端の差込部が前記挿入孔部に挿入され、両端の差込部を連結する連結部が前記挿入孔部の外に出た状態とされて、当該連結部が前記鉄筋コンクリート部材内に埋設されるズレ止め鉄筋と、
鋼管内部にコンクリートが充填される際に、前記差込部が前記挿入孔部に挿入された前記ズレ止め鉄筋について、当該挿入孔部から外に出た当該ズレ止め鉄筋の突出寸法および前記接合面に対する当該ズレ止め鉄筋の相対角度を暫定的に保持する仮留め構造と、
を備え、
前記挿入孔部は、前記差込部の外径より大きい径を有し、前記注入口から注入されるコンクリートの充填度合を確認可能な窓部として機能する、
コンクリート充填鋼管部材。 - 前記挿入孔部は、前記注入口から注入されるコンクリートが、前記差込部が挿入された当該挿入孔部から溢れ出ることが可能な径を有する、
請求項1に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記挿入孔部は、前記鋼管の長手方向に沿って前記接合面に複数設けられ、
前記ズレ止め鉄筋は、前記挿入孔部それぞれに対して設置され、
前記長手方向に沿って設置された前記ズレ止め鉄筋同士の前記連結部を連結する連結鉄筋、
を更に備えた請求項1又は2に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記仮留め構造は、前記ズレ止め鉄筋の前記挿入孔部から外に出た部分を挟持するクリップである、
請求項1~3の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記仮留め構造は、前記ズレ止め鉄筋の前記差込部に構成されたネジ部と、外ナットおよび内ナットとを有し、前記差込部が挿入される前記挿入孔部の周囲の前記鋼管の鋼板部分を当該外ナットおよび内ナットで挟んで締結する構造である、
請求項1~3の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記挿入孔部は、
前記内ナットの外形より径が大きい円形部と、
前記円形部に連通し、前記円形部から離れる方向を長手方向とする連通部であって、当該長手方向の長さが前記内ナットおよび前記外ナットの半径より長く、短手方向の長さが前記外ナットの外形より小さく且つ前記差込部の外径より大きい連通部と、
を有し、
前記仮留め構造は、前記差込部に螺合された前記内ナットが前記円形部に挿入されて前記差込部が前記連通部の前記長手方向にずらされた後、前記差込部に螺合された前記外ナットが締め込まれることで、前記連通部の周囲の鋼板部分を前記外ナットおよび前記内ナットで挟んで締結する構造である、
請求項5に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記仮留め構造は、前記連結部の屈曲形状で構成されている、
請求項1~3の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記挿入孔部は、1つの前記ズレ止め鉄筋に対する2つの孔部の組み合わせでなる、
請求項1~7の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 前記鉄筋コンクリート部材はスラブであり、
前記コンクリート充填鋼管部材は横架材である、
請求項1~8の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材。 - 現場で打設される鉄筋コンクリート部材と、
前記鉄筋コンクリート部材に接合する請求項1~9の何れか一項に記載のコンクリート充填鋼管部材と、
を具備した接合構造。 - コンクリート充填鋼管部材と現場で打設される鉄筋コンクリート部材との接合方法であって、
前記コンクリート充填鋼管部材は、前記鉄筋コンクリート部材に接合するための接合面に設けられた挿入孔部と、鋼管内部に充填されるコンクリートを注入するために、前記挿入孔部とは別に前記挿入孔部より大きい径で前記接合面に設けられた注入口と、両端の差込部が前記挿入孔部に挿入され、両端の差込部を連結する連結部が前記挿入孔部の外に出た状態とされて、当該連結部が前記鉄筋コンクリート部材内に埋設されるズレ止め鉄筋と、鋼管内部にコンクリートが充填される際に、前記差込部が前記挿入孔部に挿入された前記ズレ止め鉄筋について、当該挿入孔部から外に出た当該ズレ止め鉄筋の突出寸法および前記接合面に対する当該ズレ止め鉄筋の相対角度を暫定的に保持する仮留め構造と、を備え、前記挿入孔部が、前記差込部の外径より大きい径を有し、前記注入口から注入されるコンクリートの充填度合を確認可能な窓部として機能する、ものであり、
前記コンクリート充填鋼管部材の未充填状態の鋼管を、前記挿入孔部を前記鉄筋コンクリート部材に向けた姿勢で設置する鋼管設置工程と、
前記鋼管設置工程の後に、前記ズレ止め鉄筋の前記両端の差込部を、前記挿入孔部を通じて前記鋼管内に挿入し、前記挿入孔部から外に出た当該ズレ止め鉄筋の突出寸法および前記接合面に対する当該ズレ止め鉄筋の相対角度を前記仮留め構造によって暫定的に保持するズレ止め鉄筋設置工程と、
前記ズレ止め鉄筋設置工程の後に、前記注入口から前記鋼管にコンクリートを注入して充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記連結部を埋設するように前記鉄筋コンクリート部材に係る打設を行う鉄筋コンクリート打設工程と、
を含む接合方法。
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