JP7363159B2 - フロントサスペンションのサブフレーム構造 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジン等の車両駆動装置をマウント支持するサブフレームを設け、該サブフレームの後部が車体下部に締結部材を介して取付けられたようなフロントサスペンションのサブフレーム構造に関する。
従来、車両前突時にダッシュパネルへの過大な荷重伝達を抑制するには、次のような構造を採用するとよい。すなわち、エンジン等の車両駆動装置の一部を、その下方のサブフレームにマウント支持させると共に、前突時に該サブフレームの後部をフロントサイドフレーム等のボディから離脱させる構造を採用する。この構造により、サブフレーム後部のボディからの離脱時にサブフレームと共にエンジンが下方に向けて移動するので、エンジンのダッシュパネルへの過大な荷重伝達を抑制することができる。
上述のサブフレーム後部のボディからの離脱後の下方への移動は、ダッシュパネル下部からフロアパネル前部に配設されるボディフレームの傾斜部(フロントサイドフレームのキックアップ部参照)を利用することで、達成できる。
しかしながら、例えば、レイアウトの関係上、サブフレーム後部の車体への締結部が、上記傾斜部よりも後方位置になる場合には、上記傾斜部を利用することができなくなる。
そこで、サブフレーム後部の車体への締結部の後方に専用の部材を用いて、傾斜部を別途形成することが考えられる。この場合には、専用の部材が別途必要となるうえ、重量増加や部品点数の増加を招き、生産性が悪化するので、改善の余地があった。
ところで、特許文献1には、フロントサイドフレームの傾斜部の下壁水平部に一体形成したチューブナットを設け、サブフレームの後部を上記チューブナットに締結するボルトを用いて取付けたものが開示されている。そして、車両前突時に、上記チューブナットを破断し、フロントサイドフレームからサブフレームを離脱させるように構成した車両前部構造である。
しかしながら、特許文献1に開示されたものは、フロントサブフレーム後部のボディ(フロントサイドフレーム参照)からの離脱後の下方への移動は、ダッシュパネル下部からフロアパネル前部に配設されるフロントサイドフレームの傾斜部を利用するものであるから、上述同様の問題点があった。
特開2016-188054号公報
そこで、この発明は、重量増加や部品点数の増加を招くことなく、前突によるサブフレーム後部の離脱後に、サブフレームと共に車両駆動装置を下方に案内させることができるフロントサスペンションのサブフレーム構造の提供を目的とする。
この発明によるフロントサスペンションのサブフレーム構造は、車両駆動装置をマウント支持するサブフレームを設け、前輪を懸架するロアアームは、ロアアーム取付けブラケットを介して上記サブフレームの後部に軸支され、上記ロアアーム取付けブラケットの後部が、締結部材を介して車体下部に取り付けられており、上記ロアアームの後部が、上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記後部より前方に位置する前部の内部に嵌合されたブッシュを介して該前部に支持されており、上記ロアアーム取付けブラケットの車体下部への取付けが、上記締結部材と上記ブッシュのうち上記締結部材のみを介して車体下部に取り付けられており、上記締結部材は、車両後方側への衝突荷重が当該サブフレームに対して作用した際に、車体側に対して離脱不能に下方から締結されると共に、上記サブフレームの後部が離脱されるように上記サブフレーム側に対して上記締結部材の前方に設けられるスリット部を介して離脱可能に上記ロアアーム取付けブラケットに締結されており、上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記サブフレーム側の上記締結部材より前方に、上記締結部材との離脱後に、当該締結部材と当接して上記サブフレームを下方に案内すべく、当該締結部材と当接する後方下方に傾斜した案内ガイド部が一体形成されたことを特徴とする
上述の車両駆動装置は、エンジンであってもよく、電動車両のモータユニットであってもよい。
上記構成によれば、サブフレームに対して車両後方側への衝突荷重が作用した際、サブフレーム後部が締結部材から離脱される。当該後部の離脱後においては上記案内ガイド部が締結部材と当接して、サブフレームを下方に案内するので、サブフレームと共に車両駆動装置が下方に脱落する。
このため、サブフレーム後部がボディの傾斜部に取付けられない場合でも、重量増加や部品点数の増加を招かず、前突によるサブフレーム後部の離脱後に、サブフレームと車両駆動装置とを下方に案内させて、前突時にダッシュパネルへの過大な荷重伝達を抑制することができる。
また上述したように、上記締結部材は、車体側に対して離脱不能に締結されると共に、上記サブフレーム側に対して締結部材前方に設けられるスリット部を介して離脱可能に締結されており、上記サブフレーム側の締結部材の前方に、当該締結部材と当接する後方下方に傾斜した上記案内ガイド部が一体形成されたため、車両前突時に上記締結部材は車体側への締結状態を維持し、サブフレームの後部が後方へ移動する時、締結部材はスリット部を介して相対的に前方に移動して、サブフレーム後部から離脱する。これにより、サブフレーム後部が締結部材から外れる。
サブフレーム後部と締結部材との離脱後においては、後方下方に傾斜する案内ガイド部が締結部材に当接することで、サブフレームを下方へ案内させる。
このように、スリット部によるサブフレーム後部の締結部材からの離脱容易化と、締結部材の案内ガイド部への当接容易化との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記サブフレームは、本体部と該本体部の前端から車両前方に延長する延長部とからなる前後フレームを有し、上記本体部は、前突時に前下に変位するよう構成されたものである。
この発明の一実施態様においては、上記延長部は、傾斜部と、前側水平部とから構成され、前突時に上記傾斜部の前側が上方かつ後方へ立上がるように屈曲変形されたものである。
この発明の一実施態様においては、上ロアアーム取付けブラケットの車幅方向内側が上記サブフレームに取付けられており、上記ロアアーム取付けブラケットの後部に、車体に対する上記サブフレーム後部の上記締結部材の配設部と上記案内ガイド部とが一体形成されたものである。
上記構成によれば、ロアアーム取付けブラケットの後部に、上記締結部材の配設部と上記案内ガイド部とを一体形成している。このため、サブフレームそれ自体を複雑化させることなく、上記締結部材の配設部と上記案内ガイド部とを形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ロアアーム取付けブラケットの上面に対する上記案内ガイド部の傾斜角度は35度~45度の範囲内としたものである
この発明によれば、サブフレーム後部がボディの傾斜部に取付けられない場合でも、重量増加や部品点数の増加を招くことなく、前突によるサブフレーム後部の離脱後に、サブフレームと共に車両駆動装置を下方に案内させることができる効果がある。
本発明のフロントサスペンションのサブフレーム構造を備えた前部車体構造の底面図 図1のA-A線に沿う要部の矢視断面図 図2の要部拡大断面図 (a)はサブフレームの底面図、(b)はサブフレームの側面図 フロントサスペンションのサブフレーム構造を示す要部の平面図 サスペンションアーム取付けブラケットの斜視図 (a)~(d)はフルラップ衝突時におけるサブフレームの変形状態を示す側面図 衝突時におけるサスペンションアーム取付けブラケットの締結部材からの離脱を示す説明図 衝突時におけるサスペンションアーム取付けブラケットの下方への案内を示す説明図
サブフレーム後部がボディの傾斜部に取付けられない場合でも、重量増加や部品点数の増加を招くことなく、前突によるサブフレーム後部の離脱後に、サブフレームと共に車両駆動装置を下方に案内させるという目的を、車両駆動装置をマウント支持するサブフレームを設け、前輪を懸架するロアアームは、ロアアーム取付けブラケットを介して上記サブフレームの後部に軸支され、上記ロアアーム取付けブラケットの後部が、締結部材を介して車体下部に取り付けられており、上記ロアアームの後部が、上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記後部より前方に位置する前部の内部に嵌合されたブッシュを介して該前部に支持されており、上記ロアアーム取付けブラケットの車体下部への取付けが、上記締結部材と上記ブッシュのうち上記締結部材のみを介して車体下部に取り付けられており、上記締結部材は、車両後方側への衝突荷重が当該サブフレームに対して作用した際に、車体側に対して離脱不能に下方から締結されると共に、上記サブフレームの後部が離脱されるように上記サブフレーム側に対して上記締結部材の前方に設けられるスリット部を介して離脱可能に上記ロアアーム取付けブラケットに締結されており、上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記サブフレーム側の上記締結部材より前方に、上記締結部材との離脱後に、当該締結部材と当接して上記サブフレームを下方に案内すべく、当該締結部材と当接する後方下方に傾斜した案内ガイド部が一体形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はフロントサスペンションのサブフレーム構造を示し、図1は当該サブフレーム構造を備えた前部車体構造の底面図、図2は図1のA-A線に沿う要部の矢視断面図、図3は図2の要部拡大断面図である。図4(a)はサブフレームの底面図、図4(b)はサブフレームの側面図、図5はフロントサスペンションのサブフレーム構造を示す要部の平面図である。
図1、図2に示すように、エンジンルーム1(但し、電動車両の場合にはモータルーム)と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル3を設けている。該ダッシュロアパネル3の前面部には車幅方向に延びるダッシュクロスメンバ4を接合固定している。該ダッシュクロスメンバ4と上述のダッシュロアパネル3との間には、車幅方向に延びる閉断面部5を形成している。
また、図2に示すように、上述のダッシュロアパネル3の下部には、車室2の床面を形成するフロアパネル6が連設されている。図1に示すように、上述のダッシュロアパネル3およびフロアパネル6の車幅方向中央部には、車室2内に突出するトンネル部7が設けられている。
図1に示すように、フロアパネル6の下部には、車両前後方向に延びる車体剛性部材としてのフロアフレーム8が接合固定されている。
図1、図2に示すように、上述のダッシュロアパネル3およびダッシュクロスメンバ4から車両前方に延びるフロントサイドフレーム9を設けている。このフロントサイドフレーム9はエンジンルーム1の左右両サイドにおいて車両前後方向に延びる車体強度部材である。
図2に示すように、該フロントサイドフレーム9は、前側フレーム部9aと後側フレーム部9bとに分割形成されている。前側フレーム部9aの後部と、後側フレーム部9bの前部との間は、連結フレーム10により連結されている。
図2に示すように、上述のフロントサイドフレーム9は車両前後方向に延びる閉断面部11を有している。この閉断面部11内において、前側フレーム部9aの前後方向中間部と連結フレーム10の前部との間は、レインフォースメント12により補強されている。
また、図2に示すように、後述するサブフレーム30の後部(詳しくは、サスペンションアーム取付けブラケット62の後部)の締結位置と対応して、フロントサイドフレーム9の後側フレーム部9bの閉断面部11側の面には、レインフォースメント13が設けられている。
図2に示すように、後述するフロントサブフレーム30の前部の締結位置と対応して、フロントサイドフレーム9の前側フレーム部9aの前端部における閉断面部11側の面にも、レインフォースメント14が設けられている。
また、図2に示すように、フロントサイドフレーム9の前端部には、セットプレート15および取付けプレート16を介してメインクラッシュカン17を取付けている。左右一対のメインクラッシュカン17,17相互間には、図1に示すように、車幅方向に延びるメインバンパビーム18を取付けている。
図1に示すように、左右一対のフロントサイドフレーム9,9の下方部にはサブフレーム30(詳しくは、フロントサブフレーム)を配設している。
図2に示すように、該サブフレーム30は後述する複数の締結部材を用いてフロントサイドフレーム9の下面部に締結支持されている。このサブフレーム30は、マウントブラケット19を介して車両駆動装置であるエンジン20をマウント支持するものである。上記マウントブラケット19は、図5に示すように、複数の取付け部19a,19b,19cを利用して、サブフレーム30に取付けられている。
上述のエンジン20は、この実施例では、気筒列が車両前後方向に沿うよう縦置き配置されている。
図4にサブフレーム30を示すように、該サブフレーム30は車両前後方向に延びる左右一対の前後フレーム31,31と、横メンバ32と、センタメンバ33と、を備えている。横メンバ32は左右一対の前後フレーム31,31の前端部相互間を車幅方向に連結している。センタメンバ33は左右一対の前後フレーム31,31の長手方向中間部相互間を車幅方向に連結している。
上述の横メンバ32はアッパ部材とロア部材とを組合せて、車幅方向に延びる閉断面部を有している。
また、上述のセンタメンバ33も、アッパ部材とロア部材とを組合せて、車幅方向に延びる閉断面部を有している。
さらに、図4(b)に示すように、上述の前後フレーム31は、アッパ部材34とロア部材35とを組合せて、車両前後方向に延びる閉断面部を有する本体部36と、アッパ部材37とロア部材38とを組合せて、車両前後方向に延びる閉断面部を有する延長部39と、から構成されている。
図4に示すように、上述の延長部39は本体部36の前端部から車両前方に延長するものである。該延長部39は、略水平に形成される後側水平部39aと、その前端から前方上方に向けて延びる傾斜部39bと、その前端から車両前方に水平に延びる前側水平部39cと、を備えている。
そして、前側水平部39cの後端が、図2に示すように、縦置き配置されたエンジン20の前端よりも車両前方に位置するように配設されている。これにより、車両前突時に、エンジン20よりも前方側のサブフレーム30の前部を、車両側面視でZ字状に屈曲させて、衝突エネルギを吸収すべく構成している(図7参照)。
図4(b)に示すアッパ部材34,37、ロア部材35,38の強度の大小関係は次のように設定されている。
すなわち、延長部39のロア部材38の強度が相対的に最も低く、このロア部材38の強度に対して、延長部39のアッパ部材37の強度が高くなるように設定されている。このアッパ部材37の強度に対して、本体部36のアッパ部材34、ロア部材35の強度がさらに高くなるよう設定されている。なお、本体部36のアッパ部材34とロア部材35との強度は同等に設定されている。このような強度の大小関係は部材を構成する材質および板厚の選定により上述の如く設定することができる。
そして、上述の強度の大小関係により、車両前突時におけるサブフレーム30前部の車両側面視でのZ字状屈曲をより一層確実に達成すべく構成したものである。
図2に示すように、サブフレーム30の前後フレーム31を構成する延長部39の前端には、前後一対の取付け部材40,41を接合固定している。
これら取付け部材40,41は、延長部39の前端から上方に延びるもので、後側の取付け部材40の前面部にはL字状のブラケット42は接合固定されている。
上述のブラケット42の上面部には、筒軸状のスペーサ43を立設固定し、上述の取付け部材40,41の上端をスペーサ43の外周部に当接させ、当該スペーサ43の外周部と上述の取付け部材40,41の上端とを溶接固定している。
図2に示すように、上述のスペーサ43と上下方向に対向するフロントサイドフレーム9のレインフォースメント14上面にはウエルドナット44を立設固定している。
そして、ブラケット42の下方からスペーサ43を介して上述のウエルドナット44に螺合する締結部材としてのボルト45を用いて、サブフレーム30の前部をフロントサイドフレーム9に取付けている。
図1、図2に示すように、前側の取付け部材41の前部には、取付けプレート46を介してサブクラッシュカン47を取付け、左右一対のサブクラッシュカン47,47相互間には、車幅方向に延びるサブバンパビーム48を取付けている。
図2に示すように、上述のマウントブラケット19には、その車幅方向外部から上方に延びる筒軸状のスペーサ49が形成されている。
このスペーサ49と上下方向に対向するフロントサイドフレーム9のレインフォースメント12上面にはウエルドナット50を立設固定している。
そして、上述のスペーサ49の下方から当該スペーサ49を介して上述のウエルドナット50に螺合する締結部材としてのボルト51を用いて、サブフレーム30の前後方向中間部を、マウントブラケット19を介してフロントサイドフレーム9に取付けている。
ところで、図1に示すように、前輪を懸架するサスペンションアームとしてのロアアーム52を設けている。
上述のサブフレーム30は、エンジン20をマウント支持すると共に、ロアアーム52を軸支するものである。
上述のロアアーム52はアルミダイカスト製の前側アーム部53とアルミダイカスト製の後側アーム部54とを一体的に形成したA型アームである。
図2に示すように、上述のサブフレーム30における前後フレーム31の本体部36には、下部ブラケット55、前部ブラケット56、後部ブラケット57、上部ブラケット58から成るサスペンションアーム取付けブラケット59が接合固定されている。前側アーム部53の基端部は、軸支部としての上記サスペンションアーム取付けブラケット59(以下、前側アーム取付けブラケット59と称する)に対して軸支されている。
図1、図5に示すように、前後フレーム31の本体部36の後部には、ボルト、ナット等の締結部材60を用いて連結ブラケット61を取付け、この連結ブラケット61にはアルミダイカスト製のサスペンションアーム取付けブラケット62を連結している。
上述のロアアーム52における後側アーム部54の後部は、軸支部としての上記サスペンションアーム取付けブラケット62(以下、後側アーム取付けブラケット62と称する)に対して軸支されている。
図1に示すように、上述の前側アーム部53は車幅方向に直線状に延びるアーム部である。また、後側アーム部54はその後部から前部にかけて車幅方向外方へ円弧状に湾曲して延びている。後側アーム部54の車幅方向外端部には、ナックル支持部63が設けられている。
また、図1、図2に示すように、上述の後側アーム取付けブラケット62は、フロントサイドフレーム9における後側フレーム部9bの直下部に位置するように構成されている。
図2に示すように、前側アーム取付けブラケット59における前部ブラケット56と後部ブラケット57との間には、インナピボット軸64を取付けている。このインナピボット軸64の外周に、円筒65、ラバー66、外筒67を介してアームブッシュ68を配設している。
このアームブッシュ68は上述の前側アーム部53の基端部に一体形成されたブッシュである。
図2に示すように、後側アーム部54の後端部には、車両前後方向に延びるピボット軸69を一体形成し、このピボット軸69を、アームブッシュ70を介して後側アーム取付けブラケット62に支持させている。
図2、図3に示すように、上述のアームブッシュ70は、内筒71と、ラバー72と、外筒73とを備えている。
すなわち、ロアアーム52の後側アーム部54の後部が、内部にアームブッシュ70を嵌合した後側アーム取付けブラケット62に支持されたものである。
図1、図5に示すように、該後側アーム取付けブラケット62の車幅方向内側は、連結ブラケット61を介してサブフレーム30の前後フレーム31における本体部36に取付けられている。
上述の連結ブラケット61の車幅方向内側部は締結部材60を用いて上記本体部36に締結されている。該連結ブラケット61の車幅方向外側部は、後側アーム取付けブラケット62に形成された孔部(図示せず)を介して上述の外筒73に当接している。この連結ブラケット61の車幅方向外側部が外筒73に溶接固定されている。
図2、図3に示すように、サブフレーム30の後部、詳しくは、サブフレーム30に取付けた後側アーム取付けブラケット62の後部62aが、車体としてのフロントサイドフレーム9の下部に取付けられている。
詳しくは、上述の後側アーム取付けブラケット62の後部62aと上下方向に対向するフロントサイドフレーム9の後側フレーム部9b上面には、上述のレインフォースメント13を接合固定している。また、後側フレーム部9b下面には、サブフレーム取付け座74を接合固定している(図2、図3参照)。
図3に示すように、上述のサブフレーム取付け座74の水平部にウエルドナット75を溶接固定している。
該ウエルドナット75はサブフレーム取付け座74の水平部から上方に向けて立設し、当該ウエルドナット75を、後側フレーム部9bを介して、レインフォースメント13の上方まで突設している。
そして、後側アーム取付けブラケット62の後部62aの下方からサブフレーム取付け座74を介してウエルドナット75に螺合するボルト76(締結部材)を用いて、後側アーム取付けブラケット62の後部62aを、フロントサイドフレーム9の下部に取付けている。
図6は後側アーム取付けブラケット62の斜視図である。
図3、図5、図6に示すように、サブフレーム30と締結部材との締結(後側アーム取付けブラケット62とボルト76との締結)は、サブフレーム30に対して車両後方側への衝突荷重が作用した際に、後側アーム取付けブラケット62の後部62aがボルト76から離脱されるように構成している。
上述のボルト76は、車体側であるフロントサイドフレーム9に対して離脱不能に締結されている。また、上述のボルト76はサブフレーム30側である後側アーム取付けブラケット62に対して当該ボルト76の前方に設けられるスリット部62cを介して離脱可能に締結されている。
詳しくは、図3に示すように、上記ボルト76は、軸部76aと、この軸部76aの上部に位置するネジ部76bと、上記軸部76aの下部に位置する頭部76cと、を一体形成したものである。
後側アーム取付けブラケット62の後部62aには、図5、図6に示すように、ボルト76の軸部76a、ネジ部76bの外径よりもその内径が大きいボルト挿通孔62bが開口形成されている。
図5、図6に示すように、上述のスリット部62cは、ボルト76の軸部76aの前方に設けられ、該スリット部62cの後端がボルト挿通孔62bと連通している。スリット部62cの車幅方向の幅は、前突荷重入力時にボルト76の軸部76aが当該スリット部62cを塑性変形させつつ相対的に前方に移動し得る幅に設定されている。
これにより、衝突荷重の入力時に、後側アーム取付けブラケット62の後部62aがボルト76の軸部76aから外れるように構成したものである。
図3に示すように、後側アーム取付けブラケット62には、その後部62aがボルト76から離脱した後に、図9に示すように、ボルト76の頭部76cと当接して該後側アーム取付けブラケット62を下方に案内する案内ガイド部62dが一体形成されている。
図3に示すように、案内ガイド部62dはボルト76の頭部76cの前方に設けられている。また、該案内ガイド部62dは、後部62aがボルト76から外れた後に、その頭部76cと当接して後側アーム取付けブラケット62を下方へ案内するように後方下方に傾斜している。この実施例では、上記案内ガイド部62dは、後側アーム取付けブラケット62の上面に対して後方下方に35度傾斜しているが、当該案内ガイド部62dの傾斜角度は35度~45度の範囲内であれば、何れの角度であってもよい。
上述の後側アーム取付けブラケット62の後部62aには、当該後部62aの車体に対する締結部材(ボルト76)の配設部であるボルト挿通孔62bと、案内ガイド部62dとが一体形成されている。
図3に示すノーマル状態下(衝突荷重が入力されていない状態下)においては、ボルト76の頭部76cの下端の高さ位置は、案内ガイド部62dの下端の高さ位置よりも上方に位置する。
すなわち、上記案内ガイド部62dの下端には、当該下端から下方に延びる縦壁部62eが一体形成されている。上記後部62aがボルト76から外れた後に、仮に、ボルト76の頭部76cが縦壁部62eに当接すると、所期の作用が確保できなくなるので、上記高さ関係に設定するものである。
また、図3、図5、図6に示すように、上述の案内ガイド部62dは、ボルト76のサブフレーム取付け座74の水平部よりも下側に位置する部分との間に、開口部62fを介して形成されている。これにより、当該部分のボルト76の離脱スペースを確保するように構成している。
図1、図2において、21はステアリング装置のステアリングラック部、22はタイロッド、23はパワーステアリング用のアシストモータ、24は左右のロアアーム52,52間に設けられたねじり棒ばねとしてのスタビライザである。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように構成したフロントサスペンションのサブフレーム構造の作用について、以下に説明する。
図7(a)~(d)はフルラップ衝突時(前突時)におけるサブバンパビーム48、サブクラッシュカン47、サブフレーム30の変形状態を示す側面図である。
図7(a)に示すように、サブバンパビーム48に前突荷重(車両後方側への衝突荷重)が入力すると、サブクラッシュカン47の前部が軸圧縮にて潰れる。
前突がさらに進むと、図7(b)に示すように、サブクラッシュカン47がその前後方向の全長にわたって潰れると共に、サブフレーム30の傾斜部39bの前下部と後上部とにZ字状屈曲の折れ切っ掛け部α,βが形成される。
前突がさらに進むと、図7(c)に示すように、上述の折れ切っ掛け部α,βを支点として、傾斜部39bの前側が上方かつ後方へ立上がるように屈曲変形する。
前突がさらに進むと、図7(d)に示すように、延長部39は側面視でZ字状に屈曲して、前突エネルギを吸収する。この時、サブフレーム30の前後フレーム31における本体部36は5度~7度程度、前下に変位する。
図8は衝突時における後側アーム取付けブラケット62のボルト76からの離脱を示す説明図、図9は衝突時における後側アーム取付けブラケット62の下方への案内を示す説明図である。
図3に示すノーマル状態からサブフレーム30に対して、車両後方側への衝突荷重(前突荷重)が作用すると、当該サブフレーム30の後部車幅方向外側に連結された後側アーム取付けブラケット62に荷重が伝達される。これにより後側アーム取付けブラケット62が、サブフレーム30と共に車両後方側に移動する。
この場合、ボルト76はフロントサイドフレーム9側への締結状態を維持しており、後側アーム取付けブラケット62が後方へ移動する時、ボルト76はスリット部62cを介して相対的に前方へ移動する。これにより、ボルト76がスリット部62c前方の開口部62fへ離脱する。この結果、図8に示すように、後側アーム取付けブラケット62の後部62aがボルト76から外れる。
後側アーム取付けブラケット62の後部62aとボルト76との離脱後においては、図9に示すように、後方下方に傾斜する案内ガイド部62dがボルト76の頭部76cに当接することで、後側アーム取付けブラケット62を下方へ案内する。
これにより、後側アーム取付けブラケット62に連結されたサブフレーム30の後部が下方に案内され、当該サブフレーム30と共にエンジン20が下方に脱落し、ダッシュロアパネル3への過大な荷重伝達を抑制するものである。
このように、上記実施例のフロントサスペンションのサブフレーム構造は、車両駆動装置(エンジン20参照)をマウント支持するサブフレーム30を設け、上記サブフレーム30の後部(後側アーム取付けブラケット62参照)が車体(フロントサイドフレーム9)下部に締結部材(ボルト76参照)を介して取付けられており、上記サブフレーム30と上記締結部材(ボルト76)との締結は、当該サブフレーム30に対して車両後方側への衝突荷重が作用した際に、該サブフレーム30の後部(後側アーム取付けブラケット62参照)が離脱されるように構成され、上記サブフレーム30の後部(後側アーム取付けブラケット62参照)に、締結部材(ボルト76)との離脱後に、当該締結部材(ボルト76)と当接して上記サブフレーム30を下方に案内する案内ガイド部62dが一体形成されたものである(図2、図3、図9参照)。
この構成によれば、サブフレーム30に対して車両後方側への衝突荷重が作用した際、サブフレーム30の後部(後側アーム取付けブラケット62参照)が締結部材(ボルト76)から離脱される。当該後部の離脱後においては上記案内ガイド部62dが締結部材(ボルト76)と当接して、サブフレーム30を下方に案内するので、サブフレーム30と共に車両駆動装置(エンジン20参照)が下方に脱落する。
このため、サブフレーム30の後部がボディの傾斜部に取付けられない場合でも、重量増加や部品点数の増加を招かず、サブフレーム30後部の離脱後に、サブフレーム30と共に車両駆動装置を下方に案内させて、車両前突時にダッシュパネルへの過大な荷重伝達を抑制することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記締結部材(ボルト76)は、車体(フロントサイドフレーム9参照)側に対して離脱不能に締結されると共に、上記サブフレーム30側に対して締結部材(ボルト76)前方に設けられるスリット部62cを介して離脱可能に締結されており、上記サブフレーム30側の締結部材(ボルト76におけるサブフレーム取付け座74の水平部よりも下側の部分)の前方に、当該締結部材(ボルト76)と当接する後方下方に傾斜した上記案内ガイド部62dが一体形成されたものである(図3、図5、図6参照)。
この構成によれば、車両前突時に上記締結部材(ボルト76)は車体(フロントサイドフレーム9)側への締結状態を維持し、サブフレーム30後部が後方へ移動する時、締結部材(ボルト76)はスリット部62cを介して相対的に前方に移動し、サブフレーム30後部から離脱する。これにより、サブフレーム30後部が締結部材(ボルト76)から外れる。
サブフレーム30後部と締結部材(ボルト76)との離脱後においては、後方下方に傾斜する案内ガイド部62dが締結部材(ボルト76)に当接することで、サブフレーム30を下方へ案内させる。
このように、スリット部62cによるサブフレーム30後部の締結部材(ボルト76)からの離脱容易化と、締結部材(ボルト76)の案内ガイド部62dへの当接容易化との両立を図ることができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記案内ガイド部62dが、上記サブフレーム30側の締結部材(ボルト76)との間に開口部62fを介して形成されたものである(図3、図5、図6参照)。
この構成によれば、上記開口部62fの形成により、締結部材(ボルト76)がスリット部62cを介してサブフレーム30後部から離脱する際に要する必要スペースを確保することができる。このため、締結部材(ボルト76)の相対的な前方移動を確実なものとし、併せて、上記開口部62fの形成により、サブフレーム30の軽量化を図ることができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、前輪を懸架するロアアーム52を設け、上記ロアアーム52の後部が、内部にブッシュ(アームブッシュ70参照)を嵌合したロアアーム取付けブラケット(後側アーム取付けブラケット62参照)に支持され、上記ロアアーム取付けブラケット(後側アーム取付けブラケット62)の車幅方向内側が上記サブフレーム30に取付けられており、上記ロアアーム取付けブラケット(後側アーム取付けブラケット62)の後部に、車体(フロントサイドフレーム9参照)に対する上記サブフレーム30後部の締結部材(ボルト76)の配設部(ボルト挿通孔62b参照)と上記案内ガイド部62dとが一体形成されたものである(図1、図3、図5、図6参照)。
この構成によれば、ロアアーム取付けブラケット(後側アーム取付けブラケット62)の後部に、上記締結部材(ボルト76)の配設部(ボルト挿通孔62b)と上記案内ガイド部62dとを一体形成している。このため、サブフレーム30それ自体を複雑化させることなく、上記締結部材(ボルト76)の配設部(ボルト挿通孔62b)と上記案内ガイド部62dとを形成することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両駆動装置は、実施例の縦置き配置されたエンジン20(いわゆる縦置きエンジン)に対応する。
以下同様に、
締結部材は、ボルト76に対応する。
車体は、フロントサイドフレーム9に対応する。
ブッシュは、アームブッシュ70に対応する。
ロアアーム取付けブラケットは、後側アーム取付けブラケット62に対応する。
締結部材の配設部は、ボルト挿通孔62bに対応するが、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、車両駆動装置としては、エンジン20に代えて電動車両のモータユニットであってもよい。
以上説明したように、本発明は、エンジン等の車両駆動装置をマウント支持するフロントサブフレームを設け、該フロントサブフレームの後部が車体下部に締結部材を介して取付けられたようなフロントサスペンションのサブフレーム構造について有用である。
9…フロントサイドフレーム(車体)
20…エンジン(車両駆動装置)
30…サブフレーム
31…前後フレーム
36…本体部
39…延長部
39b…傾斜部
39c…前側水平部
52…ロアアーム
62…後側アーム取付けブラケット(ロアアーム取付けブラケット)
62b…ボルト挿通孔(配設部)
62c…スリット部
62d…案内ガイド
0…アームブッシュ(ブッシュ)
76…ボルト(締結部材)

Claims (5)

  1. 車両駆動装置をマウント支持するサブフレームを設け、
    前輪を懸架するロアアームは、ロアアーム取付けブラケットを介して上記サブフレームの後部に軸支され、
    上記ロアアーム取付けブラケットの後部が、締結部材を介して車体下部に取り付けられており、
    上記ロアアームの後部が、上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記後部より前方に位置する前部の内部に嵌合されたブッシュを介して該前部に支持されており、
    上記ロアアーム取付けブラケットの車体下部への取付けが、上記締結部材と上記ブッシュのうち上記締結部材のみを介して車体下部に取り付けられており、
    上記締結部材は、車両後方側への衝突荷重が当該サブフレームに対して作用した際に、車体側に対して離脱不能に下方から締結されると共に、上記サブフレームの後部が離脱されるように上記サブフレーム側に対して上記締結部材の前方に設けられるスリット部を介して離脱可能に上記ロアアーム取付けブラケットに締結されており、
    上記ロアアーム取付けブラケットにおける、上記サブフレーム側の上記締結部材より前方に、上記締結部材との離脱後に、当該締結部材と当接して上記サブフレームを下方に案内すべく、当該締結部材と当接する後方下方に傾斜した案内ガイド部が一体形成されたことを特徴とする
    フロントサスペンションのサブフレーム構造。
  2. 上記サブフレームは、本体部と該本体部の前端から車両前方に延長する延長部とからなる前後フレームを有し、上記本体部は、前突時に前下に変位するよう構成された
    請求項1に記載のフロントサスペンションのサブフレーム構造。
  3. 上記延長部は、傾斜部と、前側水平部とから構成され、前突時に上記傾斜部の前側が上方かつ後方へ立上がるように屈曲変形する
    請求項2に記載のフロントサスペンションのサブフレーム構造。
  4. ロアアーム取付けブラケットの車幅方向内側が上記サブフレームに取付けられており、
    上記ロアアーム取付けブラケットの後部に、車体に対する上記サブフレーム後部の上記締結部材の配設部と上記案内ガイド部とが一体形成された
    請求項1~3の何れか一項に記載のフロントサスペンションのサブフレーム構造。
  5. 上記ロアアーム取付けブラケットの上面に対する上記案内ガイド部の傾斜角度は35度~45度の範囲内である
    請求項1に記載のフロントサスペンションのサブフレーム構造。
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