JP7362348B2 - 撮像装置システム、撮像装置、アクセサリ - Google Patents

撮像装置システム、撮像装置、アクセサリ Download PDF

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Description

本発明は、アクセサリが撮像装置本体に着脱可能な撮像装置システム、撮像装置、アクセサリに関する。
ビデオカメラ等の撮像装置で特に大型の撮像装置には、撮影用及び移動用にハンドル部などのアクセサリを備えるものがある。収納性や取り回し性等を考慮してアクセサリが着脱可能に構成される場合もある。例えば、撮像装置本体に備えられたアクセサリシューには、スライド動作やネジの締結などによりアクセサリが固定される(特許文献1)。
また、撮像装置本体とアクセサリにはスライド部を持たず、締結するネジの挿通穴及びネジ穴の周りに嵌め合い部を設けることで、ガタつき無く固定できるようにした撮像装置も知られている(特許文献2)。
特開2012-134815号公報 特開2018-163326号公報
しかしながら、特許文献1では、アクセサリをアクセサリシューにスライド挿入した後、前側及び後側でネジ締めにより固定する必要がある。また、特許文献2では、固定に際し六角レンチやドライバなどの工具が必要となるため、ユーザは工具を携帯する必要があり不便である。また、特許文献1、2では、2か所以上でネジ締め作業を行う必要があるため、アクセサリの装着作業が煩雑である。
本発明は、工具を必要とすることなく、撮像装置本体にアクセサリを簡単に装着することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、アクセサリシューを有すると共に、ネジ穴と、前記ネジ穴とは別のネジ穴と、が形成された撮像装置本体と、前記撮像装置本体に対して着脱可能なアクセサリと、を有する撮像装置システムであって、前記アクセサリは、前記アクセサリシューに対してスライド挿入されることで前記アクセサリシューと係合し、前記アクセサリシューに対する挿入方向における後端部にリブが形成された板金と、回転操作される操作部を有し、前記ネジ穴に対応して、前記アクセサリシューに対する前記板金の挿入方向における前記板金の前方に設けられた固定ネジと、前記アクセサリシューに前記板金が係合された状態で、前記別のネジ穴との位置が一致するように形成された挿通穴と、を有し、前記アクセサリシューに前記板金が係合された状態で、前記固定ネジが前記ネジ穴に螺合されることで、前記撮像装置本体に対して前記アクセサリが装着され、前記挿入方向と逆方向に前記板金が前記アクセサリシューに対してスライド挿入された場合に、前記別のネジ穴と前記挿通穴が一致するより先に、前記リブが前記アクセサリシューの端部と当接することを特徴とする。
本発明によれば、工具を必要とすることなく、撮像装置本体にアクセサリを簡単に装着することができる。
撮像装置システムの斜視図である。 撮像装置システムの斜視図である。 アクセサリシューを+Y方向、-Z方向から見た図である。 ハンドル部の斜視図、スライド板金およびその周辺を-Y方向、+X方向から見た図である。 撮像装置システムの斜視図である。 スライド板金およびアクセサリシューの要部の断面図である。 +Y方向から見た装置本体、スライド板金および第2の嵌合部を示す図である。 アクセサリシューに対するスライド板金のスライド行程の遷移図である。 他の装置本体にハンドル部を装着する様子を示す斜視図である。 誤装着の途中の状態の撮像装置システムの側面図、断面図、拡大図である。 撮像装置システムの斜視図である。 撮像装置システムの斜視図である。 アクセサリシューを+Y方向、-Z方向から見た図である。 ハンドル部の斜視図である。 装置本体にハンドル部を取り付ける動作を説明する図である。 装置本体にハンドル部を取り付ける動作を説明する図である。 +Y方向から見た装置本体、係合板金および固定ネジを示す図、係合板金とアクセサリシューとの係合部分を-Z方向から見た図である。 撮像装置システムの斜視図である。 撮像装置システムの斜視図である。 アクセサリシューを+Y方向、-Z方向から見た図である。 ハンドル部の斜視図、断面図である。 ハンドル固定レバーの斜視図、分解斜視図である。 係合片を示す図である。 ハンドル固定レバーを回転させた際の、係合片とアクセサリシューとの位置関係を示す遷移図である。 ハンドル固定レバーの斜視図、分解斜視図である。 係合片を示す図、係合片および軸部の側面図である。 ハンドル固定レバーを回転させた際の、係合片とアクセサリシューとの位置関係を示す遷移図である。 撮像装置システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置システムの斜視図である。この撮像装置システム1001は、撮像装置本体1000と、撮像装置本体1000に対して着脱可能なアクセサリとしてのハンドル部1100とを有する。撮像装置本体1000には、不図示のレンズユニットが交換可能に装着されるマウント部1005が設けられている。なお、撮像装置本体1000を撮像装置と呼称してもよい。あるいは、撮像装置システム1001を撮像装置と呼称してもよい。また、撮像装置本体1000と撮影レンズとが一体になったレンズ一体型の装置を撮像装置と呼称してもよい。撮像装置本体1000は、例えば、動画撮影が可能なビデオカメラとして構成される。以降、撮像装置本体1000を「装置本体1000」と略記することもある。
以降、装置本体1000およびハンドル部1100の各部の方向を、図1等に示したX、Y、Z座標軸を基準として呼称する。ここでは便宜上、装置本体1000の光軸方向において、被写体側を前方と称し、撮影者側を後方と称する。従って、例えば、図1、図2において、+Y方向が上方、+Z方向が前方である。+X方向は、撮影者側から見て左方である。Z方向は光軸方向と平行である。
マウント部1005は、装置本体1000の前面側に設けられている。装置本体1000の背面側には、撮影画像を確認する為の電子ビューファインダ1050が回動可能に取り付けられている。ハンドル部1100は、固定ネジ1130によって、装置本体1000の上面部に着脱可能である(詳細は後述する)。図1ではハンドル部1100の装着状態が示され、図2では、装置本体1000からハンドル部1100を取り外した非装着状態が示されている。ハンドル部1100はアクセサリの一例である。
図2に示すように、装置本体1000の上面部には、凹凸形状からなる第1の嵌合部1020とアクセサリシュー1010とがZ方向において離間して設けられている。また、第1の嵌合部1020の略中心には第1のネジ穴1030が形成されている。すなわち、第1の嵌合部1020は第1のネジ穴1030の周囲に設けられている。アクセサリシュー1010の略中心には、第1のネジ穴1030とは別のネジ穴である第2のネジ穴1031が設けられている。
一方、ハンドル部1100には、固定ネジ1130が設けられている。固定ネジ1130は、Oリング(不図示)による抜け止めを施されて、第1の座面1128を有する第1のネジ挿通穴1129(図6(a))から抜け落ちないように設けられる。固定ネジ1130は、第1のネジ穴1030に螺合される締結部材であり、手回し用の操作部である操作ノブ1133を有する。操作ノブ1133はユーザによって回転操作される。
一方、第2のネジ穴1031に対応するハンドル部1100の位置には、第2のネジ挿通穴1131(図2、図6(a))が設けられている。第2のネジ挿通穴1131は、スライド板金1110(図6(a))を含むハンドル部1100に形成されている。第2のネジ挿通穴1131は第2の座面1132を有する(図6(a))。必要に応じて、ユーザにより第2のネジ挿通穴1131を介して六角ネジ(不図示)が第2のネジ穴1031に螺合されることで、第2のネジ穴1031の位置においてもハンドル部1100を装置本体1000に締結され、より強固な固定が期待される。なお、装置本体1000に対するハンドル部1100の固定に関し、1本の固定ネジ1130による締結で充分であり、第2のネジ挿通穴1131および第2のネジ穴1031における締結は必須でない。
図28は、撮像装置システム1001の概略構成を示すブロック図である。図28を用いて、撮像装置システム1001の機能構成を説明する。
装置本体1000は、撮像素子4010、CPU4020、ROM2021、RAM2022、マイクロフォン2025、記録部2026、本体操作部4030、スピーカ2040及び電源制御部2041を備える。また、装置本体1000は、グリップ用通信接点部2045、レンズ用電気通信接点部2046、無線通信接続部2047、ファインダ用通信接点部2048及びパネル用通信接点部2049を備える。
グリップユニット2080は、グリップ電気通信接点部2081とグリップ操作部2082を備える。レンズ鏡筒4100は、レンズ用電気通信接点部2046とレンズメモリ2102を備える。無線ユニット2200は、無線ユニット通信接点部2201と通信部2202を備える。ビューファインダユニット2300は、ファインダユニット通信接点部2301とファインダ表示部2302を備える。パネルユニット2500は、パネルユニット通信接点部2501とパネル表示部2502を備える。
撮像素子4010は、CCDセンサ又はCMOSセンサであり、A/D変換器を有する。レンズ鏡筒4100が入射光を撮像素子4010に光学像として結像させ、撮像素子4010は、結像した光学像をアナログ電気信号に変換した後、更にA/D変換器によりデジタル信号に変換した映像データを出力する。
CPU4020、ROM2021及びRAM2022は、メイン基板(不図示)に実装されている。ROM2021は、電気的に消去・記憶が可能なメモリであって、例えば、EEPROM等が用いられる。ROM2021には、CPU4020の動作用の定数及びプログラム等が記憶される。CPU4020は、ROM2021に記憶されたプログラムを実行して装置本体1000を構成する各部の動作を制御することにより、装置本体1000の統括的な制御を実現する。
RAM2022は、システムメモリ、ワークメモリ、画像メモリ及び音声メモリ等として用いられ、CPU4020の動作用の定数、変数及びROM2021から読み出したプログラム等が展開される。マイクロフォン2025から入力された音声信号は、所定レベルにゲインコントロールされた後にA/D変換され、デジタルデータの音声データに変換される。映像データや音声データは、RAM2022に一時記憶される。
CPU4020は、RAM2022に一時記憶された映像データや音声データを記録部2026へ送信する。記録部2026には記録メディア2027の挿抜が可能となっており、記録部2026は映像データや音声データを記録メディア2027に記録する。なお、記録メディア2027には、SDカード等の脱着式のフラッシュメモリが用いられる。
温度検知部2028は、例えばサーミスタであり、メイン基板(不図示)に実装されている。ファン2029は、温度検知部2028が取得した温度に基づいて動作し、装置本体1000の内部への吸排気を行う。ファン2029の回転状態はCPU4020によって制御される。本体操作部4030は、使用者の操作による指示をCPU4020に伝える。本体操作部4030は、本体RECボタン(不図示)や電源スイッチ2032、本体操作ボタン群2033(図4参照)を含む。本体操作部4030が操作された際の操作音や映像の記憶開始・記憶停止時のビープ音等は、CPU4020の制御によりスピーカ2040から出力される。
電源制御部2041は、バッテリ検出回路、DC-DCコンバータ及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。装置本体1000に電源を供給するバッテリ2042は、例えば装置本体1000に対して着脱可能であり、例えば、リチウムイオン電池等である。
装置本体1000のグリップ用通信接点部2045とグリップユニット2080のグリップ電気通信接点部2081が接触して通電すると、装置本体1000のCPU4020はグリップユニット2080の装着を検知する。グリップユニット2080のグリップ操作部2082が使用者により操作されることで、使用者からの各種指示がCPU4020へ送信される。
装置本体1000のレンズ用電気通信接点部2046とレンズ鏡筒4100のレンズ電気通信接点部2101が接触して導通すると、装置本体1000のCPU4020はレンズ鏡筒4100の装着を検知する。CPU4020は、レンズ鏡筒4100の装着を検知すると、レンズメモリ2102からレンズ情報を読み出してRAM2022に格納する。
装置本体1000の無線通信接続部2047と無線ユニット2200の無線ユニット通信接点部2201が接触して導通することにより、装置本体1000のCPU4020は無線ユニット2200の装着を検知する。CPU4020は、無線ユニット2200の装着を検知すると、RAM2022に記憶されている映像データと音声データを無線ユニット2200へ送信する。無線ユニット2200の通信部2202は、RAM2022から送信されてきた映像データ及び音声データを外部機器(不図示)へ送信する。
装置本体1000のファインダ用通信接点部2048とビューファインダユニット2300のファインダユニット通信接点部2301が接触して導通すると、装置本体1000のCPU4020はビューファインダユニット2300の装着を検知する。CPU4020は、ビューファインダユニット2300の装着を検知すると、RAM2022に記憶されている映像データをビューファインダユニット2300へ送信する。ビューファインダユニット2300のファインダ表示部2302は、例えば液晶表示装置であり、装置本体1000の動作状況等をオンスクリーン・ディスプレイ情報として必要に応じて表示する。
装置本体1000のパネル用通信接点部2049とパネルユニット2500のパネルユニット通信接点部2501が接触して導通すると、装置本体1000のCPU4020はパネルユニット2500の装着を検知する。CPU4020は、パネルユニット2500の装着を検知すると、RAM2022に記憶されている映像データをパネルユニット2500へ送信する。パネルユニット2500のパネル表示部2502は、例えば液晶表示装置であり、装置本体1000の動作状況をオンスクリーン・ディスプレイ情報として必要に応じて表示する。なお、パネル表示部2502とファインダ表示部2302に表示される情報は、使用者による設定により、同一とすることもできれば異なる場合とすることもできる。
本実施の形態の撮像装置システム1001において、例えば、撮像素子4010が受信した光は、少なくとも約23フレーム/秒(fps)のデジタル画像データに変換され、記録部2026により記録メディア2027に記録される。フレームレートは、約1fps~約250fps以上の範囲で設定することができる。例えば、撮像装置システム1001は、設定される解像度に応じてフレームレートを変更してもよい。すなわち、「5k」の解像度モードでは約1fps~約100fps、「4k」の解像度モードでは約1~約125fps、クアッドHDモードでは約1~約125fpsのフレームレートが設定される。「3k」の解像度モードでは約1~約160fps、「2k」の解像度モードでは約1~約250fpsのフレームレートが設定される。例えば、フレームレートとして、20、23.976、24、30、60、および120フレーム/秒、またはこれらのフレームレートの間の他のフレームレート、またはそれ以上のフレームレートでもよい。
撮像装置システム1001は、「2k」(例えば、16:9(2048×1152画素)、2:1(2048×1024画素)など)、「3k」(例えば、16:9(3072×1728画素)、2:1(3072×1536画素)など)、「4k」(例えば、4096×2540画素、16:9(4096×2304画素)、2:1(4096×2048画素)など)、「4.5k」水平解像度、クアッドHD(例えば、3840×2160画素)、「5k」(例えば、5120×2700)水平解像度、「6k」(例えば、6144×3160)、「8k」(例えば、7680×4320)、またはそれ以上の解像度で画像データを出力することができる。撮像装置システム1001は、少なくとも上記に列挙した解像度のいずれかの間の水平解像度を有する画像データを記録または出力するように構成することができる。
更に、解像度は、上述した値のうち少なくとも1つの間(もしくは上述の値の間の何らかの値)であり、約6.5k、7k、8k、9k、または10k、またはそれらの間の何らかの値を取り得る。本実施形態では、xkの形式(上述した2kおよび4kなど)で表される用語では、「x」の数は近似的な水平解像度を指す。そのため、「4k」の解像度は、約4000以上の水平画素に対応し、「2k」は約2000以上の水平画素に対応する。
撮像素子4010は、約0.5インチ(8mm)から、2/3インチ、映画用のS35、35mmフルフレームスチル、および645に及ぶ範囲であることができ、少なくとも約1.0インチ、6cm×17cm以上であることができる。また、少なくとも約10.1×5.35mm、24.4×13.7mm、30×15mm、36×24mm、56×42mm、および186×56mmのサイズを有することもできる。それに加えて、撮像素子4010は、画素領域の所定部分のみを選択的に出力することによって、可変の解像度を提供するように構成することができる。撮像素子4010は、例えば、ベイヤー配列のカラーフィルタを含むことができる。そのため、撮像素子4010の個々の光電変換素子によって検出された赤色光、緑色光、または青色光の量を表すデータを出力する。
図3(a)、(b)は、アクセサリシュー1010をそれぞれ+Y方向、-Z方向から見た図である。アクセサリシュー1010は、板状金属部材の両端を中心に向けてそれぞれU字状に曲げて構成される。アクセサリシュー1010は、基部1013、一対の側壁1014および一対の対向部1012を有する。基部1013は板状であり、装置本体1000におけるアクセサリシュー1010の配置面と略平行である。基部1013のX方向を幅方向とする。曲げ部である一対の側壁1014は、基部1013の幅方向における両端から略垂直に突設され、互いに略平行である。一対の対向部1012は、一対の側壁1014から互いに対向する方向に向かって延設される。一対の対向部1012は、基部1013と略平行に、基部1013と対向する。対向部1012は腕部と呼称されてもよい。側壁1014および対向部1012は、一対の鉤状部と呼称されてもよい。
後述するように、一対の対向部1012は、スライド板金1110(図4(b)等)と係合する。一対の側壁1014は、スライド板金1110の第2の係合部1114(図8(a)等)と、幅方向で係合する。図3(a)、(b)に示すように、一対の対向部1012によって開口が形成される。一対の対向部1012の隙間sが開口幅である。一対の側壁1014の間隔tは、一対の側壁1014の内面同士の距離である。
図4(a)は、ハンドル部1100の斜視図である。図4(b)、(c)は、スライド板金1110およびその周辺を、それぞれ-Y方向、+X方向から見た図である。
ハンドル部1100における取り付け面1111は、装置本体1000への装着時に装置本体1000の上面と対向する。取り付け面1111には、装置本体1000の第1の嵌合部1020(図2)に対応する凹凸形状からなる第2の嵌合部1120が設けられている。すなわち、第2の嵌合部1120は固定ネジ1130の周囲に設けられている。スライド板金1110は、アクセサリシュー1010に対応する位置に取り付けられている。
スライド板金1110の領域は、ハンドル部1100の前方(+Z方向)から順に、挿入部1112、第1の係合部1113、第2の係合部1114という主に3つの領域から成る。スライド板金1110は、Z方向の仮想線に関して線対称に構成されている。スライド板金1110のX方向における幅寸法については、図4(b)に示すように、挿入部1112、第1の係合部1113、第2の係合部1114の各幅がk、m、nである。X方向は、スライド板金1110の挿入方向(+Z方向)に直交する方向である。幅k、m、nは、挿入方向における前側から後側に向かって順に段階的に大きくなっている(k<m<n)。また、図4(c)に示すように、スライド板金1110のZ方向の長さはrである。スライド板金1110の挿入方向における後端部(-Z側の端)には、第2の係合部1114からハンドル部1100の取り付け面1111に向かって延びる縦リブ1115が設けられている。
図5(a)、(b)は、撮像装置システム1001の斜視図である。特に、図5(a)、(b)は、それぞれ、装置本体1000へのハンドル部1100の装着途中、装着後の状態を示す。図5(a)、(b)で、装置本体1000にハンドル部1100を装着する方法を説明する。
図5(a)に示すように、ユーザは、ハンドル部1100を装置本体1000の上面部に配置する。そしてユーザは、スライド板金1110をアクセサリシュー1010に-Z方向から挿入しつつ、光軸方向前側(矢印F1方向;+Z方向)へハンドル部1100をスライドさせる。これにより、スライド板金1110とアクセサリシュー1010とが係合されると共に、第1の嵌合部1020と第2の嵌合部1120とが軽く嵌合される。スライド板金1110とアクセサリシュー1010との係合関係については、図6~図8でさらに説明する。
次に、アクセサリシュー1010にスライド板金1110が係合した状態で、ユーザは、図5(b)に示すように、操作ノブ1133を矢印F2方向に回転操作することで、固定ネジ1130を第1のネジ穴1030(図2)に螺合する。これにより、前側の第1の嵌合部1020と第2の嵌合部1120がしっかりと嵌め合わされ、ハンドル部1100が装置本体1000にガタつき無く固定される。スライド板金1110とアクセサリシュー1010とが係合されているので、ハンドル部1100がZ軸周りに回転することがなく、また、X軸周りにガタつくこともない。
次に、図6~図8を用いて、スライド板金1110とアクセサリシュー1010の関係について説明する。図6(a)、(b)は、スライド板金1110およびアクセサリシュー1010の要部の断面図である。図7(a)、(b)は、+Y方向から見た装置本体1000の図に、スライド板金1110および第2の嵌合部1120を併せて示す図である。図6(a)、図7(a)はスライド前の状態を示し、図5(a)の状態に対応する。図6(b)、図7(b)はスライド後の状態を示し、図5(b)の状態に対応する。
図8(a)~(e)は、アクセサリシュー1010に対するスライド板金1110のスライド行程の遷移図である。特に、図8(a)、(c)、(e)は、アクセサリシュー1010を+Y方向から見た図である。図8(b)は、図8(c)のXX-XX線に沿う断面図である。図8(d)は、図8(e)のYY-YY線に沿う断面図である。図8(a)は図5(a)の状態に対応する。図8(b)、(c)は、スライド途中の状態を示す。図8(d)、(e)は、図5(b)の状態に対応する。
図6(a)に示すように、ハンドル部1100を装着する際、仮に大きくスライドさせる構成とした場合は、装置本体1000の後部に位置する電子ビューファインダ1050がスライド動作の妨げになる。電子ビューファインダ1050とのD部での干渉を回避するためには、ハンドル部1100のスライド可能範囲がスライド可能範囲fに制限される。
上述したように、スライド板金1110は3段階の幅を有している(図4(b))。挿入部1112の幅kと一対の対向部1012の隙間sとの大小関係は、図8(a)に示すようにs>kとなっている。そのため、最小幅部である挿入部1112に限れば、挿入方向へスライド移動することなく、+Y方向から一対の対向部1012間に挿入することが可能である。よって、ユーザは、スライド板金1110の光軸方向の長さr(図4(b))がスライド可能範囲fより大きい場合(r>f)であっても、D部で干渉することなく、挿入部1112を一対の対向部1012間に挿入することができる(図7(a)、図8(a))。
図7(a)の状態から、ユーザが+Z方向にハンドル部1100をスライド移動させると、スライド板金1110の第1の係合部1113、第2の係合部1114の順で、一対の対向部1012に係合される(図6(b)、図7(b)、図8(e))。また、幅の異なる第1の係合部1113および第2の係合部1114を設けたことで、スライド時の係合部の幅が2段階である。図8(b)、(c)に示すように、第1の係合部1113と一対の側壁1014とには隙間eが確保される。これにより、スライド板金1110をアクセサリシュー1010に挿入する際に、両者が引っかかったり擦れたりすることが少なく、第1の係合部1113を円滑に挿入することができる。また、図8(d)、(e)に示すように、第2の係合部1114と一対の側壁1014との隙間dは隙間eより小さく、しかも極力小さい値に設定されている。これにより、ハンドル部1100が装置本体1000に取り付いた際に、ガタつきを効果的に抑制することができる。
スライド板金1110がアクセサリシュー1010に適切に挿入され係合されると、固定ネジ1130と第1のネジ穴1030との位置が一致する。ユーザは、操作ノブ1133を回転操作して、固定ネジ1130を第1のネジ穴1030に螺合することで、装置本体1000に対するハンドル部1100の装着が完了する。このとき、第1の嵌合部1020と第2の嵌合部1120とが嵌合状態となる。このようにして、工具を要することなく簡単な操作でハンドル部1100を装置本体1000にガタつきなく固定することが可能となる。なお、固定ネジ1130と第1のネジ穴1030との位置が一致した状態では、第2のネジ挿通穴1131と第2のネジ穴1031との位置も一致している。従って、より強固な固定を可能とするために、ユーザは、六角ネジ(不図示)を、第2のネジ挿通穴1131を介して第2のネジ穴1031に螺合してもよい。
本実施の形態によれば、装置本体1000は、アクセサリシュー1010および第1のネジ穴1030を有する。ハンドル部1100は、スライド挿入されることでアクセサリシュー1010と係合されるスライド板金1110と、スライド板金1110の挿入方向におけるスライド板金1110の前方に設けられた固定ネジ1130とを有する。スライド板金1110がアクセサリシュー1010に係合された状態では、スライド板金1110の位置でのX方向やY方向への変位は規制される。また、固定ネジ1130が第1のネジ穴1030に螺合されれば、固定ネジ1130の位置でのX方向、Y方向、zZ向への変位は規制される。従って、アクセサリシュー1010にスライド板金1110が係合された状態で、固定ネジ1130が第1のネジ穴1030に螺合されることで、装置本体1000に対するハンドル部1100の装着が完了する。よって、工具を必要とすることなく、装置本体1000にハンドル部1100を簡単に装着することができる。しかも、第1の嵌合部1020と第2の嵌合部1120とが嵌合状態となるので、固定状態が強固である。
また、挿入部1112の幅kは一対の対向部1012の隙間sより小さいことから、+Y方向から一対の対向部1012間に挿入可能である。これにより、スライド板金1110の挿入時における電子ビューファインダ1050との干渉を回避することができる。
また、スライド板金1110の幅は、挿入方向における前側から順に段階的に大きくなっているので、スライド板金1110の円滑な挿入と、ハンドル部1100の装着後におけるガタつきの抑制とを両立することができる。なお、この効果を得る観点からは、スライド板金1110の幅を4段階以上設けてもよい。
また、第2のネジ挿通穴1131を介して第2のネジ穴1031に六角ネジを螺合することで、前後2箇所で締結されるので、装置本体1000に対してハンドル部1100をより強固に固定したいユーザにとって有用である。
なお、スライド板金1110をアクセサリシュー1010に挿入する際に、両者が引っかかったり擦れたりすることを防止する効果を必要としない場合は、スライド板金1110の幅は、幅kと幅nの2段階であってもよい。
ハンドル部1100が、アクセサリシューを備える他の装置本体に装着される場合、上述したように前後2か所で装置本体に固定するのが望ましい。そこで、ユーザが誤った装着をしないように、図9、図10で説明するように、ハンドル部1100には誤挿入防止の対策が講じられている。
図9は、他の装置本体1500にハンドル部1100を装着する様子を示す斜視図である。図10(a)は、誤装着の途中の状態の撮像装置システムの側面図である。図10(b)は、図10(a)のXA-XA線に沿う断面図である。図10(c)は、図10(a)のXB部の拡大図である。
例えば、図9に示すように、ハンドル部1100のスライド板金1110と装置本体1500のアクセサリシュー1510とを係合し、第2のネジ挿通穴1131に六角ネジ(不図示)を挿入して、1か所で固定する場合を考える。図9、図10の例では、アクセサリシュー1510に対するスライド板金1110の挿入方向は、正規の方向とは逆の-Z方向となっている。
ユーザが、アクセサリシュー1510に対してスライド板金1110を逆方向に挿入すると、図10(c)に示すように、スライド板金1110の縦リブ1115がアクセサリシュー1510の端部(+Z側の端部)に突き当たる。これにより、スライド板金1110を奥(-Z方向)まで挿入できず、アクセサリシュー1510とスライド板金1110とが正しく係合されない。すなわち、図10(b)に示すように、第2のネジ挿通穴1131と装置本体1500の第1のネジ穴1530の穴中心との位置が合わない。そのため、六角ネジによる固定が不可能となる。これにより、誤った固定方法でハンドル部1100が装置本体1500に固定されることが回避される。
なお、上記説明した誤挿入防止の対策は、他の装置本体1500に限らず、装置本体1000に対してハンドル部1100をZ方向において逆付けしようとする場合にも効果を発揮する。例えば、電子ビューファインダ1050等との干渉のおそれがない構成で、本来の挿入方向と逆方向にスライド板金1110がアクセサリシュー1510に対してスライド挿入されたと仮定する。この場合でも、縦リブ1115によって、第2のネジ穴1031と第2のネジ挿通穴1131との位置の一致が阻止されるので、ハンドル部1100の逆付けが防止される。
(第2の実施の形態)
図11、図12は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置システムの斜視図である。この撮像装置システム2001は、第1の実施の形態におけるこの撮像装置システム1001に対して、主として、スライド板金1110に相当する係合板金2210の構成が異なる。撮像装置システム2001は、装置本体1000に相当する装置本体2000とハンドル部1100に相当するハンドル部2100とを有する。
ハンドル部2100における固定ネジ2130、第2のネジ挿通穴2131、操作ノブ2133はそれぞれ、ハンドル部1100における固定ネジ1130、第2のネジ挿通穴1131、操作ノブ1133と同様に構成される。装置本体2000におけるマウント部2005、アクセサリシュー2010はそれぞれ、装置本体1000におけるマウント部1005、アクセサリシュー1010と同様に構成される。装置本体2000における第1の嵌合部2020、第1のネジ穴2030、第2のネジ穴2031はそれぞれ、装置本体1000における第1の嵌合部1020、第1のネジ穴1030、第2のネジ穴1031と同様に構成される。なお、装置本体2000は、電子ビューファインダ1050を有してもよい。
図13(a)、(b)は、アクセサリシュー2010をそれぞれ+Y方向、-Z方向から見た図である。アクセサリシュー2010の基部2013、一対の側壁2014および一対の対向部2012は、アクセサリシュー1010(図3(a)、(b))の基部1013、一対の側壁1014および一対の対向部1012と同様に構成される。一対の対向部2012の隙間uは、アクセサリシュー1010の一対の対向部1012の隙間sと同じである。
図14は、ハンドル部2100の斜視図である。ハンドル部2100における取り付け面2111は、ハンドル部1100における取り付け面1111(図4)に相当し、装置本体2000への装着時に装置本体2000の上面と対向する。ハンドル部2100の第2のネジ挿通穴2131、第2の嵌合部2120、第1のネジ挿通穴2129はそれぞれ、ハンドル部1100の第2のネジ挿通穴1131、第2の嵌合部1120、第1のネジ挿通穴1129(図4(a))と同様に構成される。スライド板金1110(図4(a))に相当する係合板金2210は、アクセサリシュー2010に対応する位置に取り付けられている。
次に、装置本体2000にハンドル部2100を装着する方法について図15~図17で説明する。図15(a)、(b)、図16(a)、(b)は、装置本体2000にハンドル部2100を取り付ける動作を説明する図である。図15(a)、(b)、図16(a)は、係合板金2210およびアクセサリシュー2010を-Z方向から見ている。図16(b)は、図16(a)のAA部の拡大図である。特に、図15(a)、(b)、図16(a)はそれぞれ、係合板金2210とアクセサリシュー2010との係合前、係合途中、係合後(固定ネジ2130は未締結)の状態を示している。
図15(a)に示すように、係合板金2210の幅pと装置本体2000の一対の対向部2012の幅uとには、p<uという関係がある。従って、ユーザは、ハンドル部2100を装置本体2000の上側から(+Y方向から)落とし込むことで、係合板金2210を一対の対向部2012間に挿入可能である(図15(b))。すなわち、係合板金2210は装置本体2000におけるアクセサリシュー2010の配置面に対向する方向から挿入可能であるので、挿入操作が容易である。図16(a)に示すように、一対の対向部2012の間に係合板金2210を落とし込んだ状態となると、第1の嵌合部2020(図12)と第2の嵌合部2120(図14)とは、互いの凹凸形状が嵌め合った状態となる。
図17(a)は、+Y方向から見た装置本体1000の図に、係合板金2210および固定ネジ2130を併せて示す図である。図17(b)は、係合板金2210とアクセサリシュー2010との係合部分を-Z方向から見た図である。係合板金2210には、係合斜面2211が形成されている。ここで、第1のネジ穴2030(図12)に固定ネジ2130を螺合する際の締め付け方向を回転方向αとする(図17(a))。図17(a)に示す回転方向βは、固定ネジ2130の回転軸に関し、回転方向αと同心で同方向である。係合斜面2211は、係合板金2210の幅方向における端部のうち、回転方向βにおける前側に形成されている。しかも、係合斜面2211は、係合板金2210の厚み方向における+Y側に形成されている。
図16(a)、(b)に示す状態では、固定ネジ2130は第1のネジ穴2030に螺合されていないので、係合板金2210がアクセサリシュー2010に対して固定されていない。従って、図16(b)に示すように、係合斜面2211と、対応する(+X側の)対向部2012とは、接触しておらず、ガタつきがある状態である。図16(a)、(b)に示す状態から、ユーザが操作ノブ2133を回転操作し、固定ネジ2130を回転方向αに回転させる。固定ネジ2130の回転に伴い、固定ネジ2130の回転軸を中心に係合板金2210も連れだって回転方向βに回転する。すると、係合板金2210が矢印BB方向に(+X側)に付勢される(図17(b))。
その結果、図17(b)に示すように、係合斜面2211が対応する対向部2012と強く当接し、係合板金2210が基部2013の側(取り付け面2111側;矢印CC方向)に押しつけられることから、ガタつきが無くなる。つまり、固定ネジ2130が第1のネジ穴2030に螺合される際の固定ネジ2130の回転力によって、係合斜面2211が鉤状部(+X側の対向部2012および側壁2014)によって基部2013の側に押しつけられる。これにより、係合板金2210がアクセサリシュー2010と係合状態となる。従って、特別な操作を要することなく、固定ネジ2130を螺合する簡単な操作によって、係合板金2210とアクセサリシュー2010とを強固な係合状態にすることができる。なお、係合板金2210は基部2013と当接してもよく、係合板金2210の係合斜面2211のある領域が、厚み方向において対向部2012と基部2013とに挟持されてもよい。
固定ネジ2130が第1のネジ穴2030にしっかりと螺合されると、係合板金2210は、アクセサリシュー2010に対してガタつきが無いように固定される。従って、ハンドル部2100が装置本体2000に固定される。
本実施の形態によれば、ハンドル部2100の係合板金2210に係合斜面2211が形成される。アクセサリシュー2010に係合板金2210が挿入された状態で、固定ネジ2130が第1のネジ穴2030に螺合される際、固定ネジ2130の回転力によって係合斜面2211がアクセサリシュー2010に係合される。固定ネジ2130が第1のネジ穴2030に螺合されることで、装置本体2000に対するハンドル部2100の装着が完了する。よって、工具を必要とすることなく、装置本体2000にハンドル部2100を簡単に装着することができる。しかも、第1の嵌合部2020と第2の嵌合部2120とが嵌合状態となるので、固定状態が強固である。
また、第2のネジ挿通穴2131を介して第2のネジ穴2031に六角ネジを螺合することで、前後2箇所で締結されるので、装置本体2000に対してハンドル部2100をより強固に固定したいユーザにとって有用である。ただし、装置本体2000に対するハンドル部2100の固定に関し、1本の固定ネジ2130による締結で充分であり、第2のネジ挿通穴2131および第2のネジ穴2031における締結は必須でない。
(第3の実施の形態)
図18、図19は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置システムの斜視図である。この撮像装置システム3001は、装置本体3000と、装置本体3000に対して着脱可能なアクセサリとしてのハンドル部3100とを有する。本実施の形態では、第1の実施の形態に対して、回転操作される操作部として、ハンドル固定レバー3210を有する点が主に異なる。図19では、装置本体3000からハンドル部3100を取り外した非装着状態が示されている。
第1の実施の形態と比較すると、ハンドル部3100における固定ネジ3130、操作ノブ3133はそれぞれ、ハンドル部1100における固定ネジ1130、操作ノブ1133と同様に構成される。ハンドル部3100における第2のネジ挿通穴3131(図21(b))は、ハンドル部1100における第2のネジ挿通穴1131と同様に構成される。装置本体3000におけるマウント部3005、アクセサリシュー3010はそれぞれ、装置本体1000におけるマウント部1005、アクセサリシュー1010と同様に構成される。装置本体3000における第1の嵌合部3020、第1のネジ穴3030、第2のネジ穴3031はそれぞれ、装置本体1000における第1の嵌合部1020、第1のネジ穴1030、第2のネジ穴1031と同様に構成される。なお、装置本体3000は、電子ビューファインダ1050を有してもよい。
ハンドル部3100はハンドル固定レバー3210を有する。第1の実施の形態では、固定ネジ3130によってハンドル部1100が装置本体1000に固定された。本実施の形態では、ハンドル固定レバー3210の操作によってハンドル部3100が装置本体3000に固定される。
図20(a)、(b)は、アクセサリシュー3010をそれぞれ+Y方向、-Z方向から見た図である。アクセサリシュー3010の基部3013、一対の側壁3014および一対の対向部3012は、アクセサリシュー1010(図3(a)、(b))の基部1013、一対の側壁1014および一対の対向部1012と同様に構成される。一対の対向部3012の隙間Waは、アクセサリシュー1010の一対の対向部1012の隙間sと同じである。基部3013と対向部3012との間隔はHである。一対の側壁3014の間隔Wbは、一対の側壁1014の間隔t(図3(a)、(b))と同じである。
図21(a)は、ハンドル部3100の斜視図である。ハンドル部3100における取り付け面3111は、ハンドル部1100における取り付け面1111(図4)に相当し、装置本体3000への装着時に装置本体3000の上面と対向する。ハンドル部3100の第2の嵌合部3120、第1のネジ挿通穴3129はそれぞれ、ハンドル部1100の第2の嵌合部1120、第1のネジ挿通穴2129(図4(a))と同様に構成される。
図21(b)は、図21(a)のGA-GA線を含み取り付け面3111に垂直な断面による断面図である。第2の嵌合部3120の中心において、固定ネジ3130は、Oリング3134による抜け止めを施されて、第1の座面3128を有する第1のネジ挿通穴3129から抜け落ちないように設けられる。第2のネジ挿通穴3131は第2の座面3132を有する。ハンドル固定レバー3210は第2のネジ挿通穴3131に挿通されている。ハンドル固定レバー3210は、ハンドル固定レバー3210の回転軸に略垂直な一方向に延出した手回し用のレバー部3211を有する(図21(a))。レバー部3211は、先端が細いくちばし形状を呈する。ハンドル固定レバー3210は、アクセサリシュー3010に係合する係合部材としての係合片3220に対してビス3230によって締結され、第2のネジ挿通穴3131から抜け落ちないようになっている。係合片3220はレバー部3211と一体に回転する。
図22(a)、(b)はそれぞれ、ハンドル固定レバー3210の斜視図、分解斜視図である。図22(b)に示すように、ハンドル固定レバー3210のレバー側本体には2つの溝部3212が形成される。これら溝部3212のそれぞれに、係合片3220の2つの突起部3221が嵌まり、さらにビス穴3222を介して、ビス3230によって係合片3220がレバー側本体に締結されている。
図23は、係合片3220をハンドル部3100の上面側(図21(a)における矢印U5側;+Y側)から見た図である。係合片3220は、ビス穴3222の中心である回転中心軸Qを中心にレバー部3311と一体に回転する。係合片3220は、回転中心軸Qに対して略点対称の形状をなす。係合片3220の各寸法は、アクセサリシュー3010と係合するために以下のように設定されている。
矢印U5方向から見た係合片3220の外郭形状に関し、係合片3220は、互いに略平行な挿入平面部3223を有する。対向する挿入平面部3223の端同士は、曲面部3224および平面部3225によって接続されている。曲面部3224は平面部3225と滑らかに繋がっている。挿入平面部3223同士の対向幅J1は、一対の対向部3012の隙間Wa(図20(b))より小さい(短い)。回転中心軸Qを通り、対向する曲面部3224を結ぶ線分を、曲面部3224同士の対向幅M1と定義する。すなわち、回転中心軸Qを中心とした曲面部3224同士の対向幅M1は、回転角U7が矢印の向き(図23の反時計方向)に大きくなるにつれて徐々に大きくなる。すなわち、各曲面部3224は、回転中心軸Qに対して偏心した円弧形状部を呈する。平面部3225は直線状に形成される。平面部3225に直交する方向における平面部3225間の距離を、平面部3225同士の幅K1とする。平面部3225同士の幅K1は、一対の側壁3014の間隔Wb(図20(b))よりわずかに大きい。
従って、対向幅J1と対向幅M1と幅K1とには、J1<M1≦K1の関係が成立する。また、曲面部3224および平面部3225を第1の対向面と呼称し、挿入平面部3223を第2の対向面と呼称する。このとき、第1の対向面における最長の長さ(対向幅M1の最大値=幅K1)は間隔Wbよりも長く、第1の対向面における最短の長さ(対向幅M1の最小値)は間隔Wbよりも短い。
次に、装置本体3000にハンドル部3100を装着する方法について説明する。ユーザは、図19に示すように、予め、ハンドル固定レバー3210の回転位置を、ハンドル部3100の長手方向(Z方向)に対して略垂直の方向に向けておく。この状態をアンロック状態と呼ぶ。次に、ユーザは、装置本体3000に対してハンドル部3100を矢印U2の方向から接触させ、固定ネジ3130の操作ノブ3133を矢印U3の方向に締め込む。これにより、第1の嵌合部3020と第2の嵌合部3120とが嵌合されると共に、固定ネジ3130が第1のネジ穴3030に螺合される。
次に、ユーザが、ハンドル固定レバー3210のレバー部3211を矢印U4の方向に略90度回転させると、係合片3220も連れ回り、図24で後述する所定の摩擦力によって、アクセサリシュー3010に係合片3220が係合される。この状態をロック状態と呼ぶ。これにより、装置本体3000にハンドル部3100がガタつくことなく固定される。なお、ハンドル部3100を取り外す際は、前述した手順と逆の手順をとればよい。
図24(a)~(e)は、ハンドル固定レバー3210を回転させた際の、係合片3220とアクセサリシュー3010との位置関係を示す遷移図である。特に、図24(a)は、ハンドル固定レバー3210等を矢印U6側(図21(b))から見た図である。図24(b)、(e)は、ハンドル固定レバー3210等を矢印U5側(図21(a))から見た図である。図24(c)、(d)は、図24(a)のGB-GB線に沿う断面図である。また、図24(a)、(b)は、アンロック状態を示す。図24(c)は、ハンドル固定レバー3210の回転角度が、M1<Wbが成立する回転角度である状態を示す。図24(d)、(e)は、ハンドル固定レバー3210の回転角度が、M1=Wbが成立する回転角度であり、曲面部3224が一対の側壁3014に当接した状態を示す。
図24(a)に示すように、レバー部3211の高さP1は、ユーザが指を掛けて回転させることが可能な最小限の高さに設定されている。これにより、ハンドル部3100に手指を差し込んで把持する際に、手指がハンドル固定レバー3210に当たるのを防ぐことができる。前述のようにJ1<Waであるため、アンロック状態では、ユーザは、矢印U8の方向に係合片3220を変位させることでアクセサリシュー3010に挿入することができる。
アンロック状態から、ユーザがレバー部3211を図24(b)に示す矢印U9方向(図19(a)の矢印U4方向と同じ)へ回転させると、係合片3220も一体に回転する。係合片3220が回転すると、係合片3220の曲面部3224(図23)は徐々に一対の側壁3014に近づいていき(図24(c))、やがて曲面部3224が一対の側壁3014に当接する(図24(d)、(e))。これにより、図18に示す矢印U1方向にハンドル部3100を引っ張り上げるような力が加わった場合でも、装置本体3000からハンドル部3100の後部が浮き上ったり固定ネジ3130に過大な力が加わったりするのを防止できる状態となる。
係合片3220が矢印U9方向にさらに回転すると、曲面部3224と一対の側壁3014との間に所定以上の摩擦力が働き、ハンドル固定レバー3210はロック状態となる(図18)。これにより、撮像装置システム3001に振動や衝撃が加わった際に係合片3220が矢印U9の逆方向へ緩むのを防ぐことができる。なお、係合片3220は、平面部3225と一対の側壁3014とが当接する角度まで回転することが可能である。平面部3225と一対の側壁3014とが当接した状態では、係合片3220が一対の側壁3014によって挟持されているともいえる。
ところで、図24(b)に示すように、回転中心軸Qからレバー部3211の先端までの距離を長さP2とする。回転中心軸Qから曲面部3224までの距離は(M1)/2である。長さP2は距離(M1)/2より長く設定されている。これにより、「てこ」の原理により、レバー部3211の回転操作による矢印U9方向の回転力を係合片3220へ効果的に伝えることができる。従って、ユーザがレバー部3211を締める回転操作力が小さくても、係合片3220とアクセサリシュー3010との間に大きな摩擦力を生じさせることが可能である。なお、レバー部3211の長さP2は、撮像装置システム3001に振動や衝撃が加わっても係合片3220が緩んだり勝手に回転したりせず、且つユーザが容易にロック状態とアンロック状態とを切り替え可能な程度の摩擦力が生じる長さに設定することが好ましい。
なお、ロック状態においては、ハンドル固定レバー3210の形状に再度着目すると、レバー部3211が一方向にのみ延びている。これにより、レバー部3211の回転動作に際して占有する空間を少なくすることができる。すなわち、アンロック状態とロック状態とを切り替えるに際し、レバー部3211がハンドル部3100の他の部位に干渉するのを防ぐことができる。また、ロック状態ではレバー部3211がハンドル部3100の幅N(図18)の内側に収まっている。これにより、第3のネジ穴3032に他のアクセサリを取り付ける際に、他のアクセサリとレバー部3211との干渉を防ぐことができる。
このように、ユーザは、ハンドル固定レバー3210を略90度回転させるだけで、アンロック状態とロック状態とを容易に切り替えることができる。ロック状態では、係合片3220とアクセサリシュー3010との間に所定の摩擦力が生じることで、係合片3220をアクセサリシュー3010にガタつくことなく固定することができる。併せて、固定ネジ3130を締め込んで第1の嵌合部3020と第2の嵌合部3120とを嵌合させることで、ハンドル部3100を装置本体3000にガタつくことなく固定することができる。なお、固定ネジ3130による締結は必須でない。
本実施の形態によれば、回転中心軸Qに対して点対称の板形状に構成された係合片3220は、回転中心軸Qを中心としてレバー部3211と一体に回転する。係合片3220の第1の対向面(3224、3225)のうち曲面部3224の対向幅M1は、回転方向において連続的に変化し、一対の対向部3012の隙間Waより長い。係合片3220がアクセサリシュー3010内に挿入された状態で、レバー部3211が回転操作されて、第1の対向面と一対の側壁3014との間に摩擦力が生じる。これにより、装置本体3000に対するハンドル部3100の装着が完了する。よって、工具を必要とすることなく、装置本体3000にハンドル部3100を簡単に装着することができる。しかも、係合片3220の挿入平面部3223(第2の対向面)同士の対向幅J1は隙間Waより短いので、ユーザは、係合片3220を一対の対向部3012間からアクセサリシュー3010に容易に挿入することができる。
また、第1の対向面(3224、3225)における最短の長さ(対向幅M1の最小値)は間隔Wbよりも短いので、係合片3220の回転時に係合片3220が一対の側壁3014に徐々に当接することができる。また、平面部3225同士の幅K1は、一対の側壁3014の間隔Wb(図20(b))より大きいので、平面部3225と一対の側壁3014との間に適度の摩擦力が働き、ハンドル固定レバー3210の意図しない緩みを防止することができる。
また、装置本体3000にハンドル部3100が装着された状態では、レバー部3211の延出方向は一対の側壁3014と略平行となる。これにより、レバー部3211が邪魔にならない。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態では、第3の実施の形態に対し、ハンドル部3100が、係合片3220に代えて係合片3320を有する点が主に異なる。ハンドル部3100におけるその他の構成は第3の実施の形態と同様である。
図25(a)、(b)はそれぞれ、ハンドル固定レバー3310の斜視図、分解斜視図である。係合部材としての、ハンドル固定レバー3310の係合片3320は、ハンドル固定レバー3210の係合片3220(図23)に対し、形状が異なる。レバー部3311がレバー部3211に相当する。アクセサリシュー3010を含む装置本体3000の構成は第3の実施の形態と同様である。
ハンドル固定レバー3310は、レバー側本体と、係合片3320を有する軸部3321とが固定されて成る。軸部3321は、円形形状から円弧形状を切り欠いた断面形状を有する。軸部3321に係合片3320が固定されるか、軸部3321と係合片3320とが一体に形成されている。軸部3321は、レバー側本体に形成された軸挿入穴(不図示)に挿入された状態で、ビス3330によってレバー側本体に締結される。ユーザが、装置本体3000に対してハンドル部3100を固定するための操作方法は、第3の実施の形態と同様である。ただし、係合片3320の形状が係合片3220の形状と異なるため、作用が異なる。
図26(a)は、係合片3320をハンドル部3100の上面側(図21(a)における矢印U5側;+Y側)から見た図である。図26(b)は、係合片3320および軸部3321の側面図である。係合片3320は、回転中心軸Qを中心にレバー部3311と一体に回転する。係合片3320は、回転中心軸Qに対して略点対称の形状をなす。係合片3320の各寸法は、アクセサリシュー3010と係合するために以下のように設定されている。
矢印U5方向から見た係合片3320の外郭形状に関し、係合片3320は、互いに略平行な挿入平面部3323を有する。対向する挿入平面部3323の端同士は、曲面部3324および平面部3325によって接続されている。曲面部3324は平面部3325と滑らかに繋がっている。回転中心軸Qを通り、対向する曲面部3324を結ぶ線分を、曲面部3324同士の対向幅M2と定義する。平面部3325は直線状に形成される。平面部3325に直交する方向における平面部3325間の距離を、平面部3325同士の幅K2とする。
挿入平面部3323同士の対向幅J2は、挿入平面部3223同士の対向幅J1(図23)と同じである。対向幅M2および幅K2はいずれも、一対の側壁3014の間隔Wb(図20(b))と同じかそれよりわずかに小さい。曲面部3324は円弧形状であり、偏心している必要はない。
係合片3320は、曲面部3324および平面部3325を含んだ各端部の領域に、テーパ部3322を有する(斜線で示す)。テーパ部3322における、一対の対向部3012と対向する側の面は傾斜面となっている。テーパ部3322の厚みは、回転中心軸Qを中心とする円周方向(中心軸周りの方向)に関して連続的に変化するように形成されている。すなわち、テーパ部3322の厚みは、矢印U10の方向に向かってが連続的に増すように形成されている。図26(b)に示すように、テーパ部3322の最も厚い部分の厚みは最大厚みFbで、最も薄い部分の厚みは最小厚みFaである。係合片3320の最小厚みFaは、基部1013と対向部2012との間隔H(図20(b))よりわずかに小さく、最大厚みFbは、間隔Hよりわずかに大きい。
矢印U10の方向は、ハンドル部3100を固定する際のハンドル固定レバー3310の回転方向と同じである。従って、テーパ部3322の厚みFは、ハンドル部3100を装着するための、回転中心軸Qを中心とする係合片3320の回転方向における前方ほど薄い。なお、係合片3320における、アクセサリシュー3010の基部3013と一対の対向部3012との間に介在することがない領域の厚みについては、特に限定がない。
図27(a)~(b)は、ハンドル固定レバー3310を回転させた際の、係合片3320とアクセサリシュー3010との位置関係を示す遷移図である。特に、図27(a)、(b)、(c)は、ハンドル固定レバー3310等を矢印U5側(図21(a))から見た図である。図27(d)は、図27(b)のGC-GC線に沿う断面図である。図27(e)は、図27(c)のGD-GD線に沿う断面図である。図27(a)はアンロック状態を示し、図27(c)、(e)はロック状態を示している。
アンロック状態(図27(a))において、第3の実施の形態と同様に、係合片3320をアクセサリシュー3010に挿入することができる。レバー部3311の形状、高さおよび寸法は、レバー部3211(図24(a)、(b))と同様である。ユーザによる回転操作によって、レバー部3311が矢印U11(図27(a))の方向に略45度回転すると、図27(b)、(d)に示す状態となり、テーパ部3322の一部が一対の対向部3012と対向する。すなわち、テーパ部3322の一部が基部3013と対向部3012との間に介在するようになる。
レバー部3311が矢印U11の方向にさらに回転するにつれて、基部3013と対向部3012との間に介在しているテーパ部3322の領域の厚みFが徐々に大きくなる。やがて、厚みFが、基部3013と対向部3012との間隔Hを超えると、その後、テーパ部3322と対向部3012とが滑るように係合されると共に、テーパ部3322によって基部3013と対向部3012との間隔Hが厚みFbになるまで押し広げられる。アンロック状態から、レバー部3311が矢印U11の方向に略90度回転すると、ロック状態となる(図27(c)、(e))。
ロック状態では、実質的に、テーパ部3322が基部3013と一対の対向部3012とに挟持された状態となる。これにより、図18に示す矢印U1方向にハンドル部3100を引っ張り上げるような力が加わった場合でも、装置本体3000からハンドル部3100の後部が浮き上ったり固定ネジ3130に過大な力が加わったりするのを防止できる状態となる。また、ロック状態では、テーパ部3322と、基部3013および一対の対向部3012との間に所定の摩擦力が働く。これにより、撮像装置システム3001に振動や衝撃が加わった際に係合片3320が矢印U11の逆方向へ緩むのを防ぐことができる。
このように、ユーザは、ハンドル固定レバー3310を略90度回転させるだけで、アンロック状態とロック状態とを容易に切り替えることができる。ロック状態では、係合片3320とアクセサリシュー3010との間に所定の摩擦力が生じることで、係合片3320をアクセサリシュー3010にガタつくことなく固定することができる。併せて、固定ネジ3130を締め込んで第1の嵌合部3020と第2の嵌合部3120とを嵌合させることで、ハンドル部3100を装置本体3000にガタつくことなく固定することができる。なお、固定ネジ3130による締結は必須でない。
本実施の形態によれば、係合片3320がアクセサリシュー3010内に挿入された状態で、レバー部3311が回転操作されると、テーパ部3322が基部3013と一対の対向部3012とに挟持される。これにより、装置本体3000に対するハンドル部3100の装着が完了する。よって、工具を必要とすることなく、装置本体3000にハンドル部3100を簡単に装着することに関し、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、テーパ部3322の厚みFは、ハンドル部3100を装着するための、回転中心軸Qを中心とする係合片3320の回転方向における前方ほど薄い。これにより、ハンドル部3100を装着する方向へレバー部3311を回転操作することで、テーパ部3322を、基部3013と一対の対向部3012と間に徐々に挟持される状態に遷移させることができる。
また、係合片3320の厚みFについては、最小厚みFa<間隔H<最大厚みFbであるので、テーパ部3322を、基部3013と一対の対向部3012とに確実に挟持させることができる。
しかも、係合片3320の挿入平面部3323同士の対向幅J2は隙間Waより短いので、ユーザは、係合片3320を一対の対向部3012間からアクセサリシュー3010に容易に挿入することができる。
また、装置本体3000にハンドル部3100が装着された状態では、レバー部3211の延出方向は一対の側壁3014と略平行となる。これにより、レバー部3211が邪魔にならない。
なお、係合片3320において、テーパ部3322を構成する面は平面であるが、テーパ部3322は曲面で構成されてもよい。あるいは、テーパ部3322は曲面と平面とを併用した形状であってもよい。
また、テーパ部3322を単一の面で構成してもよいし、形状の異なる複数の面で構成してもよい。また、テーパ部3322を構成する傾斜面は、一対の対向部3012と対向する側に形成されたが、これとは逆に、基部3013と対向する側に形成されてもよい。あるいは、テーパ部3322を構成する傾斜面は、厚み方向における両面に形成されてもよい。
また、テーパ部3322は、曲面部3324および平面部3325を含んだ係合片3320の両端部に形成されたが(図26(a))、係合片3320の片側の端部にだけ形成されてもよい。従って、係合片3320は、回転中心軸Qに対して点対称であることは必須でない。
なお、第3の実施の形態と第4の実施の形態とを組み合わせ、係合片の外郭方向と厚み方向の双方に摩擦力を生じさせるようにしてもよい。なお、第3、第4の実施の形態で、前後方向に関し、固定ネジ3130による固定位置と係合爪による固定位置との位置関係を逆にしてもよい。あるいは、アクセサリシューを前後に2つ配置し、一方のアクセサリシューに対しては第3の実施の形態による固定方法を採用し、他方のアクセサリシューに対しては第4の実施の形態による固定方法を採用してもよい。
なお、各実施の形態において、アクセサリとしてハンドル部を例示したが、例えばビデオライトや外付けマイクなどのアクセサリ等の他のアクセサリにも本発明を適用可能である。
なお、各実施の形態において、「略平行」、「略垂直」、「略点対称」、「略中心」は、それぞれ完全な平行、垂直、点対称、中心を含む趣旨である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1000、2000、3000 装置本体
1010、2010、3010 アクセサリシュー
1030、2030、3030 第1のネジ穴
1100、2100、3100 ハンドル部
1110 スライド板金
1130、2130、3130 固定ネジ
1133、2133、3133 操作ノブ

Claims (7)

  1. アクセサリシューを有すると共に、ネジ穴と、前記ネジ穴とは別のネジ穴と、が形成された撮像装置本体と、前記撮像装置本体に対して着脱可能なアクセサリと、を有する撮像装置システムであって、
    前記アクセサリは、
    前記アクセサリシューに対してスライド挿入されることで前記アクセサリシューと係合し、前記アクセサリシューに対する挿入方向における後端部にリブが形成された板金と、
    回転操作される操作部を有し、前記ネジ穴に対応して、前記アクセサリシューに対する前記板金の挿入方向における前記板金の前方に設けられた固定ネジと、
    前記アクセサリシューに前記板金が係合された状態で、前記別のネジ穴との位置が一致するように形成された挿通穴と、を有し、
    前記アクセサリシューに前記板金が係合された状態で、前記固定ネジが前記ネジ穴に螺合されることで、前記撮像装置本体に対して前記アクセサリが装着され、
    前記挿入方向と逆方向に前記板金が前記アクセサリシューに対してスライド挿入された場合に、前記別のネジ穴と前記挿通穴が一致するより先に、前記リブが前記アクセサリシューの端部と当接することを特徴とする撮像装置システム。
  2. 前記挿入方向に直交する前記板金の幅は、前記挿入方向における前側から順に段階的に大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置システム。
  3. 前記アクセサリシューは、板状の基部、前記挿入方向に直交する前記基部の幅方向の両端部に突設された互いに略平行な一対の側壁、および前記一対の側壁から互いに対向する方向に向かって延設された一対の対向部を有し、
    前記板金の、前記挿入方向における最も前側の領域の幅は、前記一対の対向部の隙間よりも小さく、且つ、前記挿入方向における最も後側の領域の幅は、前記隙間よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置システム。
  4. 前記ネジ穴の周囲には、凹凸形状の第1の嵌合部が設けられ、前記固定ネジの周囲には、凹凸形状で前記第1の嵌合部と嵌合される第2の嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置システム。
  5. 前記アクセサリは、ハンドルであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置システムに適用可能であることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置システムに適用可能であることを特徴とするアクセサリ。
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