JP7360238B2 - 樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器 - Google Patents

樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器 Download PDF

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Description

本発明は樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器に関し、より詳しくは、液状収容物を収容するための収容部を備えた樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器に関する。
従来、液状収容物を収容するために各種の樹脂製容器が広く用いられている。
この種の樹脂製容器としては、プラスチックアンプルのような薬剤を密封状態で収容するための容器などが知られている。
該プラスチックアンプルとしては、下記特許文献1に記載されているようにブロー・フィル・シール法によって製造されたものが知られている。
再表2009/131192号公報
樹脂製容器を構成する樹脂としては、ノルボルネン系モノマーを重合させた環状オレフィンポリマー(COP)やノルボルネン系モノマーとエチレンとの共重合体である環状オレフィンコポリマー(COC)などが知られている。
しかしながらこれらの樹脂は、熱変形温度が高いことに加えてポリエチレン樹脂などの他のオレフィン系樹脂に比べて硬いため成形性が十分良好であるとは言い難い。
ところで、液状収容物を外部に取り出すための注出口を備えた樹脂製容器においては、注出口を下に向けて液状収容物に自重による圧力を加えるだけでは液状収容物の取り出しが十分良好に行われない場合がある。
そこで、樹脂製容器は、内容積を狭めるような圧縮変形が容易で液状収容物に対して外部から圧力を作用させ得るように形成されていることが望ましい。
しかしながら環状オレフィンポリマー製の容器や環状オレフィンコポリマー製の容器は、前述のようにこれらの樹脂が比較的硬いため、液状収容物の取り出しの制御が十分容易であるとは言い難い。
このような問題を解決するために、容器を二層以上の多層構造とし、内層よりも外層を柔らかな樹脂によって構成させることが考えられる。
しかしながら、多層構造の樹脂製容器では、層間剥離が生じるといったような新たな問題を生じさせるおそれを有する。
そこで、本発明はこのような問題を解決して液状収容物の取り出し易い樹脂製容器を提供することを課題としている。
上記課題を解決すべく本発明者が鋭意検討を行ったところ、環状オレフィンコポリマーと直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を含有する混合樹脂が低密度ポリエチレン樹脂などの柔らかな樹脂に対して良好な接着性を示し、容器を多層構造としても層間剥離の問題が生じ難くなることを見出して本発明を完成させるに至った。
上記課題を解決すべく本発明は、液状収容物を収容するための収容部と、前記液状収容物の注出口とを有する容器本体と、前記注出口を塞いで前記容器本体を密封する蓋体と、が備えられ、前記容器本体及び前記蓋体が樹脂製であり、且つ、該容器本体は、前記液状収容物に接する最内層である第1層と、該第1層に外側から接する第2層とを備えた多層構造を有し、前記第1層が、環状オレフィンコポリマーと直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含み、且つ、前記環状オレフィンコポリマーを前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂よりも多く含んでおり、前記第2層が、低密度ポリエチレン樹脂を含む、樹脂製容器を提供する。
本発明によれば、液状収容物を取り出し易い樹脂製容器が提供され得る。
容器本体と蓋体とを備えた樹脂製容器が複数連結されてなる連結体を示した正面図。 容器本体と蓋体とを備えた樹脂製容器を連結体から単離した様子を示した正面図。 連結体から単離した状態での樹脂製容器の様子を示した正面図。 連結体から単離した状態での樹脂製容器の様子を示した側面図。 樹脂製容器を開封する様子を示した正面図。 図5のVI-VI線矢視断面を示した断面図。 図6のVII-VII線矢視断面を拡大して示した拡大断面図。
以下に、図を参照しつつ本発明の樹脂製容器についての実施の形態を説明する。
以下においては、樹脂製容器が複数連結されて連結体を構成している場合を例に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、5個の樹脂製容器1が連結されてなる連結体100を示した図である。
この図にも示されているように、本実施形態の樹脂製容器1は、液状収容物を収容するための収容部11と、前記液状収容物Cの注出口12とを有する容器本体10が備えられている。
本実施形態における樹脂製容器1は、図1~図5に示すように前記容器本体10の注出口12を塞いで前記容器本体10を密封する樹脂製の蓋体20をさらに備えている。
本実施形態における樹脂製容器1は、該蓋体20と前記容器本体10とが一体成形物となっており、前記蓋体20を前記容器本体10から破断することによって注出口12が現れるように構成されている。
即ち、本実施形態における樹脂製容器1は、前記蓋体20と前記容器本体10との間で破断させて前記容器本体10から前記蓋体20を取り外すことによって開封可能となっている。
本実施形態においては、前記容器本体10と前記蓋体20とを備えた樹脂製容器1が複数連なって前記連結体100を構成している。
本実施形態での前記連結体100では、前記注出口12の開口する方向が上向きとなるように配された複数の前記容器本体10が一列になって横並びとなっており、該横並びの方向において隣り合う2つの樹脂製容器1の間にこれらを接続する接続部を有している。
即ち、前記連結体100では、複数の樹脂製容器1が、それぞれの側縁部に設けられた前記接続部によって互いに接続されている。
前記接続部は、隣り合う容器本体10を点状に接続するものであっても線状に接続するものであってもよく、隣り合う蓋体20を点状に接続するものであっても線状に接続するものであってもよい。
即ち、前記接続部における接続状態は特に限定されない。
本実施形態で例示する前記連結体100では、該容器本体10の側縁部に沿って上下に延びる接続部31,32によって前記容器本体10どうしが接続されている。
本実施形態においては、前記容器本体10と前記蓋体20とを備えた個々の樹脂製容器1が一体成形物であるだけでなく前記連結体100が一体成形物となっており、前記接続部31,32を破断することによって複数の前記樹脂製容器1を1つずつ個別に分離可能となっている。
本実施形態の前記容器本体10は、前記蓋体20で密封された状態での前記容器本体10の内容積に特に制限はないが、例えば、常温(例えば、23℃)、常圧(例えば、1.0atm)において10mL以下の内容積とすることができる。
本実施形態での前記内容積は、8mL以下とすることができ、6mL以下であってもよく、4mL以下であってもよい。
前記内容積は、0.1mL以上とすることができ、0.2mL以上とすることができる。
前記内容積は、0.3mL以上であってもよく、0.4mL以上であってもよい。
前記内容積は、0.1mL以上10mL以下であることが好ましい。
本実施形態における容器本体10は、前記収容部11が有底筒状となっている。
前記収容部11は、上下方向における下端部を構成する底部11aと、該底部11aの上側に連なる等径部11bと、該等径部11bの上側に連なる縮径部11cとを備えている。
本実施形態の前記底部11aは、最下端に向けて縮径する“すり鉢状”又は“碗状”であり、前記等径部11bは、水平面によって切断した際の断面形状(内径)が概ね一定した筒状である。
前記縮径部11cは、水平面によって切断した際の断面形状(内径)が上方に向かうほど縮径するように形成されている。
本実施形態の前記容器本体10は、前記縮径部11bの上端から筒状となって上方に延びるノズル部13を有し、該ノズル部13の上端開口が前記注出口12となっている。
本実施形態の樹脂製容器1は、蓋体20を取り除いて開封状態となった容器本体10を前記注出口12が下向きとなるように天地逆転させ、前記収容部11を前後から指先で摘まむなどして前記収容部11に圧力を加えて前記注出口12より注出させて液状収容物Cを取り出すことができる。
本実施形態で例示する前記樹脂製容器1は、開封状態において前記注出口12から前記液状収容物Cが滴下される滴下容器である。
そして、本実施形態の前記容器本体10は、前記収容部11が優れた柔軟性を有するため、加える圧力を調整するなどして前記注出口12から滴下する液状収容物Cの量を容易に調整することができる。
前記収容部11から前記注出口12まで液状収容物Cが移動する際に適度な抵抗を発生させて液状収容物Cの滴下量を調整し易くさせる上において前記ノズル部13は、内径(液状収容物Cの流路の径)が、0.5mm以上6.0mm以下の範囲内の何れかとなるように形成されることが好ましい。
前記内径は、0.7mm以上であることがより好ましく、0.9mm以上であることがさらに好ましく、1.0mm以上であることが特に好ましい。
前記内径は、5.5mm以下、5.0mm以下、4.5mm以下、4.0mm以下、3.5mm以下、3.0mm以下であってもよく、2.8mm以下であることがより好ましく、2.5mm以下であることがさらに好ましく、2.0mm以下であることがさらにより好ましく、1.8mm以下であることが特に好ましい。
前記内径は、通常、液状収容物Cの流通方向と直交する平面で前記ノズル部13を切断した際に該ノズル部13の内表面によって画定される図形の断面積を求め、該断面積と同じ面積を有する円の直径として求めることができる。
前記ノズル部13は、上記のような好ましい内径を有する部分が0.5mm以上12mm以下の長さで備えられていることが好ましい。
前記長さは、0.7mm以上であることがより好ましく、0.9mm以上であることがさらに好ましい。
前記長さは、10mm以下であることがより好ましく、8mm以下であることがさらに好ましい。
尚、前記容器本体10は、ノズル部13を有していなくてもよく、前記収容部11に直接的に穿設された前記注出口12を有していてもよい。
本実施形態の前記容器本体10は、前記収容部11の下端から中空な矩形板状となって下方に延びる保持部14をさらに有している。
より詳しくは、本実施形態の前記容器本体10では、正面視における形状が縦長な長方形となった中空板状の保持部14の上方において前記収容部11と前記ノズル部13とが統合してボトル形状を成している。
尚、本実施形態の前記容器本体10は、前記液状収容物Cを収容可能なのはこのボトル形状部だけであり、前記保持部14の中空部分は前記収容部11の内部空間とは連通しておらず隔離された空間となっている。
ここで、前記容器本体10の内容積とは、前記液状収容物Cを収容できる部分の容積を意味し、該保持部14の中空部分の容積は含まない。
上記のように本実施形態においては、矩形板状の保持部14を有することから該保持部に製品名や使用期限などの情報を表示することができる。
尚、前記収容部11に多くの容積を確保したいような場合は、必要に応じて、当該保持部14を小さくしたり、無くしたりしてもよい。
本実施形態における前記連結体100は前記等径部11aの側縁どうしを接続領域が上下に延びる線状となるように接続する第1接続部31と、前記保持部14の側縁どうしを接続領域が上下に延びる線状となるように接続する第2接続部32とによって隣り合う樹脂製容器1どうしが接続されて5個の樹脂製容器1が連結されている。
本実施形態における連結体100は、後述するようにブロー・フィル・シール法による成形物である。
従って、本実施形態における前記樹脂製容器1は、液状収容物Cを収容部11に収容させる際の異物混入を抑制することができる。
そして、本実施形態における前記樹脂製容器1は、前記のように液状収容物Cの収容量が少ないユニットドーズ容器として利用される。
前記樹脂製容器1から液状収容物Cを取り出す際には、図2に示すように、まず、前記連結体100の第1接続部31と、第2接続部32とにおいて当該接続部を破断し、前記連結体100より1つの樹脂製容器1を取り出し、次いで、連結体100より取り出した樹脂製容器1から図5に示すように蓋体20を取り除いて容器本体10を開封状態にさせるような手順を採用すればよい。
本実施形態の連結体100は、ハサミやカッターナイフなどの工具を用いることなく隣り合う樹脂製容器1を引き離すように力を加えて前記接続部31,32を手の力だけで破断することができる。
また、本実施形態の樹脂製容器1における容器本体10と蓋体20との間も手で引き千切る形で工具を用いることなく破断することができる。
一般にポリエチレン樹脂シートを引き裂いた場合には、破断面に糸状のバリ(突起)が形成され易いことが知られており、本実施形態の樹脂製容器1をポリエチレン樹脂だけで形成させたりすると破断後の接続部31’,32’や注出口12の周縁部に該当する箇所にバリが形成されるおそれがある。
従来、連結体より1つの樹脂製容器を破断する場合には、破断後の接続部31’,32’に鋸刃状の凹凸が形成され易く、又、注出口の周縁部にはバリが形成され易い。
この破断後の接続部31’,32’における凹凸は、樹脂製容器を保持する際の触感に悪影響を与えるおそれがある。
また、注出口の周縁部におけるバリは、本来であれば重力によって滴下すべき液状収容物の液滴の正常なる滴下を妨げてしまうおそれがある。
しかしながら、本実施形態においては、樹脂製容器1が特定の材料で構成されているために上記のような問題が生じることを抑制することができる。
本実施形態においては、図6、図7などにも示されているように、前記容器本体10は、前記液状収容物Cに接する最内層である第1層L1と、該第1層L1に外側から接する第2層L2とを備えた多層構造を有し、前記第1層L1が、環状オレフィンコポリマー(COC)と直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(PE-LLD)とを含み、前記第2層が、低密度ポリエチレン樹脂(PE-LD)を含んでいる。
前記第1層L1は、環状オレフィンコポリマー(COC)を含むことで上記のような機能を発揮するものの、容器本体の形状や寸法によっては、硬さが出てしまう場合もあり、前記収容部11を指先で摘まんで内容積を減少させるように圧縮変形させる際の抵抗となりうる。
これに対し、本実施形態においては、前記第1層L1に外側から接する前記第2層を有するため、前記第1層L1の厚さを薄くしても前記第2層L2によって前記容器本体10のトータル厚さを一定以上の値とすることができる。
従って、本実施形態においては、ピンホールなどを原因とした容器本体10からの漏液が発生することを抑制させ得る容器厚さを確保しつつも当該容器本体を圧縮変形させ易い適度な硬さに調整できる。
本実施形態においては、PE-LDが前記第2層L2に含まれることで前記容器本体10に柔軟性を発揮させることができる。
さらに、本実施形態においては、前記第1層L1にCOCとともにPE-LLDが含有されているためPE-LLDが含まれていない場合に比べて前記第1層L1と前記第2層L2との親和性を向上させ得る。
そのため、前記第1層L1と前記第2層L2とを熱融着させてこれらを積層一体化させた際にはこれらの間に優れた接着性が発揮され、これらの間で層間剥離が発生することを抑制させ得る。
前記第1層L1に含有させるPE-LLDは、エチレンを主モノマーとし、炭素数が4以上のα-オレフィン(例えば、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテン、4-メチルペンテン-1など)をコモノマーとした一般的なものを採用できる。
該PE-LLDは、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、1-ヘキセンや1-オクテンをコモノマーとして含有していることが好ましく、1-ヘキセンをコモノマーとして含有していることがより好ましい。
前記PE-LLDは、前記コモノマーによって分子構造内に短鎖分岐を導入し、結晶化度が低減されて低密度化が図られていることが好ましい。
前記短鎖分岐は、エチレンによる構造単位が1000単位当たりに5以上100以下となる割合で導入されていることが好ましく、10以上50以下となる割合で導入されていることがより好ましい。
即ち、前記PE-LLDは、前記コモノマーがエチレンとの合計量に占める割合が0.5mol%以上10mol%以下の範囲内となっていることが好ましく、前記割合が1mol%以上5mol%以下の範囲内となっていることがより好ましい。
そして、前記PE-LLDは、密度が910kg/m以上であることが好ましく、密度が915kg/m以上であることがより好ましい。
前記PE-LLDの密度は、930kg/m以下であることが好ましい。
前記PE-LLDのメルトマスフローレイト(MFR)は0.5g/10min以上であることが好ましく、0.6g/10min以上であることがより好ましい。
前記メルトマスフローレイトは、5.0g/10min以下であることが好ましく、4.0g/10min以下であることがより好ましく、3.0g/10min以下であることがさらに好ましい。
前記PE-LLDや前記PE-LDのメルトマスフローレイトは、JIS K7210:2014「プラスチック-熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方-第1部:標準的試験方法」に記載のA法(質量測定法)に基づいて求めることができ、温度190℃、公証荷重2.16kgの条件下で求めることができる。
同様にCOCのメルトマスフローレイトは、温度260℃、公証荷重2.16kgの条件下で求めることができる。
前記PE-LLDは、チーグラーナッタ触媒のようなマルチサイト触媒による重合品であっても、メタロセン触媒のようなシングルサイト触媒による重合品であっても、何れでもよい。
本実施形態の前記第1層L1は、1種類のPE-LLDだけを含有するだけでなく、2種類以上のPE-LLDを含有してもよい。
上記のようなPE-LLDとともに前記第1層L1に含有されるCOCは、1種または2種以上のノルボルネン系モノマーと、エチレンとを公知の方法によって付加共重合させたもの、又は、これを常法に従って水素添加したもので、具体的には下記の一般式(1)に示すような構造を有するものである。
(ここで、式(1)におけるRおよびRは、同一又は異なって、水素、炭化水素残基、又は、ハロゲン、エステル、ニトリル、ピリジルの何れかの極性基を示す。RおよびRは、互いに結合して環を形成してもよい。x及びzは1以上の整数、yは0又は1以上の整数である。)
前記COCは、ガラス転移温度(Tg)が60℃以上であることが好ましく、63℃以上であることがより好ましく、65℃以上であることが好ましく、67℃以上であることがさらに好ましい。前記ガラス転移温度(Tg)が130℃以下であることが好ましく、120℃以下であることがより好ましく、110℃以下であることが好ましく、100℃以下であることがさらに好ましく、90℃以下であることが特に好ましい。
尚、本明細書中における「ガラス転移温度(Tg)」とは、特段のことわりがない限りにおいてJIS K7121に準じ、昇温速度10℃/minの条件で測定することで特定される中間点ガラス転移温度を意味する。
2種以上のCOCを使用した場合、COCのTgは、各環状オレフィン樹脂の加重平均として特定される。
樹脂製容器1の成形性を考慮するとノルボルネン系モノマー由来の構成単位がCOCに占める割合は、70質量%以下であることが好ましい。
前記割合は、68質量%以下であることがより好ましく、66質量%以下であることがさらに好ましく、64質量%以下であることが特に好ましい。
前記割合は、15質量%以上であることが好ましく、18質量%以上であることがより好ましく、20質量%以上であることがさらに好ましく、22質量%以上であることが特に好ましい。
先の一般式(1)で表される構造単位を有するポリマーの具体例としては、三井化学(株)製の商品名「アペル(登録商標)」、Advanced Polymers GmbH製の商品名「トパス(登録商標)」等が挙げられる。
前記COCは、成形性や成形品の力学的特性等の観点から、メルトフローレイト(MFR(260℃、2.16kg))が、10g/10min以上40g/10min以下であることが好ましい。
前記第1層L1は、ガラス転移温度を測定した際に、60℃以上130℃以下のガラス転移温度を示すようにCOCとPE-LLDとが配合されていることが好ましい。前記ガラス転移温度(Tg)は、60℃以上であることが好ましく、63℃以上であることがより好ましく、65℃以上であることが好ましく、67℃以上であることがさらに好ましい。前記ガラス転移温度(Tg)が130℃以下であることが好ましく、120℃以下であることがより好ましく、110℃以下であることが好ましく、100℃以下であることがさらに好ましく、90℃以下であることが特に好ましい。
本実施形態の前記第1層は、COCをPE-LLDよりも多く含んでいる。
前記第1層L1に含まれるCOCとPE-LLDとの合計量に示すCOCの割合は、50質量%を超えていることが好ましく、55質量%以上であることがより好ましく、60質量%以上であることがさらに好ましい。
前記割合は、95質量%以下であることが好ましく、90質量%以下であることがより好ましく、85質量%以下であることがさらに好ましい。
言い換えると、前記第1層L1におけるCOCとPE-LLDとの合計量に占めるPE-LLDの割合は、5質量%以上50質量%未満であることが好ましい。
本実施形態の樹脂製容器1は、ブロー成形によって形成され、より詳しくは、ブロー・フィル・シール法によって形成される。
そのため、樹脂製容器1は、例えば、外側が前記第2層L2となった高温のパリソンにエアが吹き込まれ、内側から外向きに加圧されたパリソンが成形型に当接されるような方法で作製され得る。
尚、前記第1層L1は、COCやPE-LLD以外にも添加剤成分(ゴム・プラスチック薬剤、フィラーなどの充填材、抗酸化剤、他の樹脂等)を含有してもよいが、その含有量は5質量%以下とすることが好ましく、3質量%以下とすることがより好ましく、1質量%以下とすることがさらに好ましい。
前記第1層L1は、実質的にCOCとPE-LLDだけで構成されることが特に好ましい。
該第1層L1とともに前記容器本体10を構成すべく前記第1層L1に外側から接する第2層L2は、PE-LDを含んでいる。
第2層L2を形成するPE-LDは、密度が910kg/m以上930kg/m以下であることが好ましく、915kg/m以上925kg/m以下であることがより好ましい。
PE-LDは、上記のように嵩高い分子構造を有し、しかも、分子鎖の絡み合いが多く存在するものが好ましい。
具体的には、第2層L2を形成するPE-LDは、高圧重合法による重合物で長鎖分岐を分子構造中に存在させていることが好ましい。
PE-LDのMFR(190℃、2.16kg)は、1.5g/10min以下であることが好ましく、1.3g/10min以下であることが好ましく、1.1g/10min以下であることがさらに好ましく、1.0g/10min以下であることが特に好ましい。
PE-LDのMFRは、0.1g/10min以上であることが好ましく、0.2g/10min以上であることがより好ましく、0.3g/10min以上であることがさらに好ましい。
尚、前記第2層L2は、PE-LD以外にも僅かであれば添加剤成分(ゴム・プラスチック薬剤、フィラーなどの充填材、抗酸化剤、着色剤、他の樹脂等)を含有してもよいが、その含有量は5質量%以下とすることが好ましく、3質量%以下とすることがより好ましく、1質量%以下とすることがさらに好ましい。
前記第2層L2は、実質的にPE-LDだけで構成されることが特に好ましい。
前記第1層L1と前記第2層L2とのそれぞれの厚さは、樹脂製容器1の用途などによっても異なるが、本実施形態での例示のように収容部11における液状収容物Cの容量が10mL以下となる小型容器であれば両者の合計厚さが0.15mm以上1mm以下となるように設定されることが好ましい。
尚、前記収容部11は、容器内の内圧を高めることによって液状収容物Cの注出口12からの取り出しを加勢する上においては薄くて変形容易であることが好ましい一方で破れてしまうおそれがないように一定以上の厚さを有していることが好ましい。
前記第1層L1の厚さ(t1)と前記第2層L2の厚さ(t2)との合計厚さ(t1+t2)は、少なくとも前記収容部11で液状収容物Cの収容空間を構成している箇所においては、0.2mm以上であることが好ましく、0.24mm以上であることがより好ましく、0.28mm以上であることがさらに好ましい。
前記合計厚さ(t1+t2)は、0.8mm以下であることが好ましく、0.7mm以下であることがより好ましく、0.6mm以下であることがさらに好ましい。
前記第1層L1の厚さ(t1)は、0.05mm以上0.4mm以下であることが好ましく、0.1mm以上0.35mm以下であることがより好ましく、0.15mm以上0.30mm以下であることがさらに好ましい。
前記第2層L2の厚さ(t2)は、0.1mm以上0.6mm以下であることが好ましく、0.1mm以上0.55mm以下であることがより好ましく、0.15mm以上0.5mm以下であることがさらに好ましい。
前記収容部11に収容される液状収容物Cは、特に限定されず、例えば、飲食物(飲料、調味料等)、化粧料(スキンケア剤、ヘアケア剤、メイクアップ化粧料等)、薬剤(点眼剤、点鼻薬、飲み薬、消毒薬等、コンタクトレンズ用剤、栄養剤、うがい薬、忌避剤等)、機能性薬剤(洗剤、柔軟剤、芳香剤、接着剤等)などが挙げられる。
なかでも、点眼剤は、適量を滴下させることが求められる点において本実施形態の樹脂製容器1に収容する液状収容物Cとして好適である。
即ち、本実施形態の樹脂製容器1は、点眼剤容器であることが好ましい。
本実施形態の樹脂製容器1は、当該樹脂製容器1を作製する際に上記のような液状収容物Cを収容させる「ブロー・フィル・シール法」によって作製され得る。
具体例を挙げると、本実施形態の樹脂製容器(連結体)は、以下のようにして作製され得る。
(1)ブロー工程
第1層を形成するための原材料(環状オレフィンコポリマー(COC)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(PE-LLD))を溶融混練して得られた溶融混練物が内側となり、第2層を形成するための原材料(低密度ポリエチレン(PE-LD))を溶融混練して得られた溶融混練物が外側となるように押出された2層構造のパリソンを作製し、次いで、閉型時に前記連結体に対応したキャビティーが形成されるように構成されている割型で前記パリソンを挟み込み、該パリソンの内部に空気を圧入するか、割型の成形面に設けた真空孔よりパリソンを吸引するかの何れか又は両方を実施し、パリソンに収容部や保持部などの各部の形状を設ける。
但し、この時点では蓋体を形成せず個々の樹脂製容器の注出口が開口した状態となった連結体を作製する。
(2)充填工程
個々の樹脂製容器の収容部の内部に前記注出口を通じてノズルを差し入れるなどし、該ノズルから液状収容物を所定量流出させて収容部に液状収容物を収容させる。
(3)シール工程
前記収容部に所定量の液状収容物を収容させた後は、前記注出口を閉塞するように蓋部を形成する。
尚、本実施形態の連結体は、上記のような方法以外でも作製可能である。
また、本実施形態においては樹脂製容器を連結体の状態で作製することを例示しているが、樹脂製容器は連結体を構成するように作製される必要はない。
さらに、本実施形態においては、連結体や個々の樹脂製容器に関して特定の形状を有するものを例示しているが、本発明の樹脂製容器はこのような例示のものに限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、樹脂製容器が2層構造である場合を例示しているが、本発明の樹脂製容器は、前記第2層の外側にさらに別の機能性層(ガス透過防止層、水蒸気透過防止層、光線透過防止層、収容物透過防止層)を有する3層以上の積層構造を有していてもよい。
このように本発明は上記例示に何等限定されるものではない。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1に示すような連結体となった樹脂製容器を作製し、破断面の滑らかさ、層間剥離、押しやすさ、成形性、成分保存性に関する評価を実施した。
なお、これらの評価に用いた原材料は下記の通りである。
<供試材料>
COC1:
環状オレフィンコポリマー(ガラス転移温度78℃、密度1010kg/m、メルトフローレイト32g/10min(260℃)、商品名「TOPAS8007S」(ポリプラスティック(株)製))
COC2:
環状オレフィンコポリマー(ガラス転移温度80℃、密度1020kg/m、メルトフローレイト30g/10min(260℃)、商品名「アペルAPL6509T」(三井化学(株)製))
PE-LLD:
直鎖状低密度ポリエチレン(密度920kg/m、メルトフローレイト0.95g/10min(190℃))
PE-LD:
低密度ポリエチレン(密度922kg/m、メルトフローレイト0.60g/10min(190℃))
<評価>
(評価1:破断面の滑らかさ)
環状オレフィンコポリマーと、直鎖状低密度ポリエチレン又は低密度ポリエチレンとを表1に示す配合比率(%)で含有する第1層(内層)と、低密度ポリエチレンを含有する第2層(外層)とを備えた2層構造の樹脂製容器を作製した。
樹脂製容器は、5個の樹脂製容器が連結された連結体となるようにブロー・フィル・シール法で作製し、且つ、容量1mLの収容部の内部に精製水0.5mLが充填された状態とした。
作製された連結体は、指で個々の樹脂製容器に分断した。
1つの分断面(破断後の接続部31’,32’)について2回指先を滑らせ、以下の基準に従って切り離し面の滑らかさを判定した。
結果を表1に示す。

○:全ての破断後の接続部で指先に痛みを伴う引っかかりを感じなかった。
×:1つ以上の破断後の接続部で指先に痛みを伴う引っかかりを感じた。
(評価2:層間剥離)
評価1と同様に精製水を内封した連結体を作製し、指で接続部を分断して個々の樹脂製容器に分断した。
樹脂製容器の蓋をねじり裂き、開口部を作製し、精製水を吐出した。
注出口を上方へ向け、カッターナイフを使って収容部を水平方向に切断した。
切断された収容部の外側面を指で挟んで5回押した。
更に容器を90度回転させ先の5回と直交する方向に収容部の外側面を指で挟んで5回押した。
その後、第1層と第2層との剥離状況を目視で観察した。
10個の容器について試験を行い、以下の基準に従って判定した。
結果を表1に示す。

○:10個全てについて、層間剥離は見られなかった。
×:1個以上に、層間剥離が見られた。
(評価3:押しやすさ)
評価2と同様に精製水を内封した樹脂製容器の蓋をねじり裂き、注出口を開口させた。
注出口を下方へ垂直に向け、収容部の側面を指で挟んで押し、精製水を吐出した。
精製水が無くなるまで吐出した。
試験者3名が2回の評価を実施した。
1回目は精製水が滴状に吐出されるようにして評価を実施した。
2回目は、1回目より強い力で収容部を押し、精製水が線状に連なった状態で吐出されるか、又は1回目より早い速度で滴下されるようにして評価を実施した。
評価基準に従って押しやすさを評価した。
結果を表1に示す。

○:1回目及び2回目ともに容易に精製水を吐出できた。
△:1回目又は2回目のどちらか一方は容易に精製水を吐出できた。
×:1回目及び2回目ともに容易に精製水を吐出できなかった、又は全量を吐出できなかった。
(評価4:成形性)
評価1と同様に精製水を内封した連結体を作製し、指で個々の樹脂製容器に分断した。 樹脂製容器の蓋をねじり裂き、開口部を作製し、精製水を吐出した。
外観を観察し、フィッシュアイの有無を評価した。
フィッシュアイとは樹脂中に周囲と異なる屈折率を示す微小粒状態が存在し、光学的に不均一であることを示す。
次に、樹脂製容器の注出口を上方へ向け、カッターナイフを使って収容部を水平方向に切断した。
切断面から容器収容部を観察し、肉厚の不均一の有無を評価した。

10個の容器について試験を行い、以下の基準に従って判定した。
結果を表1に示す。

○:10個全てについて、フィッシュアイ及び肉厚の不均一は無かった。
×:1個以上にフィッシュアイ及び/又は肉厚の不均一があった。
(評価5:成分保存性)
精製水に代えてl-メントール0.03%水溶液0.5mLを収容させたこと以外は評価1と同様に樹脂製容器を作製した。
個々の樹脂製容器を1個ずつ指で切り離した。
60℃で2週間保存後に室温まで冷却した。
収容された薬液を100μL取り出し、l-メントールの香りを嗅いだ。
比較対象として1mL容量のガラス製アンプル管にl-メントール0.03%水溶液0.5mLを充填、密封し、60℃で2週間保存後の薬液100μLのl-メントールの香りを嗅いだ。
評価基準に従って評価した。
結果を表1に示す。

○:比較対象と同程度にl-メントールの香りが残っていた。
△:比較対象よりl-メントールの香りは小さいが、十分良い香りを感じた。
×:l-メントールの香りはほとんど感じなかった。
以上のことから、本発明の樹脂製容器は、層間剥離を生じず、成形性のよい樹脂製容器であることがわかる。さらに連結体の切り離しが良好で、液状収容物を取り出し易く、液状収容物の保存性にも優れた容器であることがわかる。
1:樹脂製容器、10:容器本体、11:収容部、12:注出口、13:ノズル部、14:保持部、20:蓋体、31,32:接続部、100:連結体、L1:第1層、L2:第2層

Claims (10)

  1. 液状収容物を収容するための収容部と、前記液状収容物の注出口とを有する容器本体と、
    前記注出口を塞いで前記容器本体を密封する蓋体と、が備えられ、
    前記容器本体及び前記蓋体が樹脂製であり、且つ、
    該容器本体は、前記液状収容物に接する最内層である第1層と、該第1層に外側から接する第2層とを備えた多層構造を有し、
    前記第1層が、環状オレフィンコポリマーと直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含み、且つ、前記環状オレフィンコポリマーを前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂よりも多く含んでおり、
    前記第2層が、低密度ポリエチレン樹脂を含む、樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  2. 前記蓋体と前記容器本体とが一体成形物となっており、
    前記蓋体と前記容器本体との間で破断可能である請求項1記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  3. 前記容器本体の容量が0.1mL以上10mL以下である請求項1又は2記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  4. 前記液状収容物が前記注出口から滴下される滴下容器である請求項1乃至3の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  5. 複数連なって連結体を構成しており、
    前記連結体では、前記注出口の開口する方向が上向きとなるように配された複数の前記容器本体が横並びとなり、隣り合う樹脂製容器どうしが側縁部に設けられた接続部によって接続されており、
    前記連結体が一体成形物で、前記接続部を破断することによって個々に分離可能である請求項1乃至4の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  6. 前記第1層のガラス転移温度が60℃以上130℃以下である請求項1乃至5の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  7. 前記第1層における前記環状オレフィンコポリマーと前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂との合計量に占める前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の割合が5質量%以上50質量%未満である請求項1乃至6の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  8. 前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂は、1-ヘキセンをコモノマーとして含有している請求項1乃至7の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  9. 前記第2層に含まれている低密度ポリエチレン樹脂は、密度が910kg/m以上930kg/m以下である請求項1乃至8の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
  10. 前記第2層に含まれている低密度ポリエチレン樹脂は、メルトマスフローレイトが0.1g/10min以上1.5g/10min以下である請求項1乃至9の何れか1項に記載の樹脂製のブロー・フィル・シール成形容器。
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