JP7359599B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関し、特に車両走行の経路作成に係る技術分野に関する。
例えばスタート地点と目的地点を入力することで地図上で経路を提示し、走行中に経路の案内を行う車載用のナビゲーション装置が普及している。
下記特許文献1では、ナビゲーション装置において、運転者の様々な希望などに合わせたルート検索が行われるようにする技術が開示されている。
特開2004-212160号公報
ここで、従来のナビゲーション装置では、スタート地点から目的地点にまでに至る経路としてのコースの作成は、例えば目的地点までの距離や到達時間をできるだけ短くするといった効率重視の傾向で行われることが一般的とされる。
しかしながら、目的地までのコース作成については、効率重視ではなく、走りの楽しさや景色の良さ等、ユーザに走りに関する特別な体験を与えることができるように行うことを望む声もある。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、走りの楽しさや景色の良さ等の道路の条件に見合った適切なコースの作成を効率的に行うことを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価手段と、前記区間ごとに、前記ルート評価点に基づいて前記複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択手段と、前記ルート選択手段によって選択されたルートを繋いで前記スタート地点から前記目的地点までのコースを作成するコース作成手段と、を備えるものである。
これにより、道路の条件に基づいた所定の評価基準を満たすコースを作成するにあたり、スタート地点から目的地点までの各区間で想定される全ての候補ルートの組み合わせについて評価を行う必要がなくなる。
上記した情報処理装置においては、前記ルート選択手段は、前記区間ごとに、前記複数のルート候補のうちから前記ルート評価点の高さに基づいて一つのルートを選択することが考えられる。
これにより、道路の条件に基づく評価基準を最大限に満たすコースの作成を行うことが可能とされる。
上記した情報処理装置においては、前記道路の条件は、道路の位置、道路の特徴、道路における天候、道路に対する人物による評価の少なくとも一つを含むことが考えられる。
例えば、道路の位置や道路の特徴を道路の条件とすることで、コース上の道路に山道やワインディング路があるか、でこぼこ道があるか、砂利道があるか、トンネルがあるか、森の中の道があるか等の要素を評価基準に含ませることができる。すなわち、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる道があるか、車両の運動性能(動力性能や足回り性能)を堪能できる道があるか、冒険心を抱かせる道があるか等の要素を評価基準に組み入れることが可能となる。また、例えば道路における天候を道路の条件とした場合には、走りの気持ちよさ等の要素を評価基準に組み入れることが可能となり、道路に対する人物による評価を道路の条件とした場合には、例えばインターネット上の書き込み等で評判の良い道であるかという要素を評価基準に組み入れることが可能となる。
上記した情報処理装置においては、前記複数のルート候補は、該当する前記区間における所要時間が所定時間未満となるルート候補であることが考えられる。
これにより、所要時間が過大となる非実用的なコースが作成されてしまうことの防止が図られる。
上記した情報処理装置においては、前記コース作成手段は、距離優先又は所要時間優先で作成されるコースと異なるコースが作成されるように処理を行うことが考えられる。
これにより、距離優先や所要時間優先としての効率重視によるコースと同一コースが作成されてしまうことの防止が図られる。
上記した情報処理装置においては、前記経由地の候補を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記候補の少なくとも一つを前記コースの作成に用いる経由地として設定する経由地設定手段と、を備えることが考えられる。
これにより、経由地は、複数の候補のうちから選択した少なくとも一つを設定することが可能とされる。
上記した情報処理装置においては、前記コース作成手段によって作成されたコースが、前記ルート評価点を基準とした要件以外の予め定められた要件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記要件を満たすと判定された場合に、前記コース作成手段によって作成されたコースが経路案内の候補コースとして設定されるように処理するコース設定手段と、を備えることが考えられる。
これにより、例えばコース上にトイレ等の必要施設がある等、ルート評価点を基準とした要件以外の要件が、経路案内の候補コースとして設定されるための要件に含まれるようになる。
上記した情報処理装置においては、前記判定手段は、前記予め定められた要件を満たすか否かの判定として、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むか否かの判定を行うことが考えられる。
これにより、例えばトイレ施設等、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むとの要件が、経路案内の候補コースとして設定されるための要件に含まれるようになる。
本発明に係る情報処理方法は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価ステップと、前記区間ごとに、前記ルート評価点に基づいて前記複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択ステップと、前記ルート選択ステップによって選択されたルートを繋いで前記スタート地点から前記目的地点までのコースを作成するコース作成ステップと、を含む情報処理方法である。
このような情報処理方法によっても、上記した本発明に係る情報処理装置と同様の作用が得られる。
本発明に係るプログラムは、以上の各ステップを含む処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
これにより各種の情報処理装置としての機器において、上記の本発明の経路作成処理の動作機能を提供できるようにする。
本発明によれば、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、走りの楽しさや景色の良さ等の道路の条件に見合った適切なコースの作成を効率的に行うことできる。
本明細書で使用する用語の定義についての説明図である。 実施形態としての情報処理装置1の構成例について説明するための図である。 第一実施形態としての情報処理装置が有する各種機能についての説明図である。 第一実施形態としての機能を実現するために実行すべき具体的な処理手順の例を示したフローチャートである。 図4と共に、第一実施形態としての機能を実現するために実行すべき具体的な処理手順の例を示したフローチャートである。 実施形態における評価用情報DB(データベース)の情報内容を説明するための図である。 実施形態における必要スポットDBの情報内容を説明するための図である。 コース上からの必要スポットの抽出例を視覚化して表した図である。 第一実施形態における確認表示画面の例を示した図である。 第二実施形態としての情報処理装置が有する各種機能についての説明図である。 第二実施形態における確認表示画面の例を示した図である。 ディスカバリーゲインが変更された場合における確認表示画面の画面遷移例を示した図である。 第二実施形態としての機能を実現するために実行すべき具体的な処理手順の例を示したフローチャートである。 図13と共に、第二実施形態としての機能を実現するために実行すべき具体的な処理手順の例を示したフローチャートである。 経由地のカスタマイズに係る画面遷移の例を説明するための図である。 図15と共に、経由地のカスタマイズに係る画面遷移の例を説明するための図である。 変形例としての案内コースの選択例について説明するための図である。
<用語定義>
まず、使用する用語の定義について、図1を参照して説明しておく。
「コース」とは、経路案内のスタート地点から目的地点(ゴール地点ともいう)までの全体の経路を指す。経路案内機能として、スタート地点と目的地点の入力に応じてコースが設定される。
「経由地」は、コース上で立ち寄ったり通過したりする場所の総称であり、「立ち寄りスポット」と「ナイスモーメントプレイス」を含む。コース作成の際、経由地には、経由する順序を表す情報が設定される。図1の例では、経由地を表す丸枠の中に経由する順序を表す数値を示している。
「立ち寄りスポット」は、例えば施設、景勝地、レストラン、休憩所など、目的地点に至るまでに立ち寄る場所としてコース上に設定される場所を指す。
「ナイスモーメントプレイス」は、通過することでユーザが特別な体験を得ることができる位置や道路を指し、ユーザが車両でコースを走行する場合には、ユーザが乗車する車両の車種の特性(諸元や性能を含む)に基づき、当該車両の性能や魅力が伝わり易いものとして選出された位置や道路が含まれる。ここでいう位置とは、或る場所としての地点、地域、区域、領域、範囲などを含む。また道路とは、或る道路(例えば道路名称が付された範囲)の全区間でもよいし、一部の区間でもよい。なお「ナイスモーメントプレイス」のことを「ナイスモーメント」と略称する場合もある。
「ルート」とは、スタート地点、経由地、目的地点の各地点間の経路を指す。例えばスタート地点から最初の経由地までの経路、最初の経由地から次の経由地までの経路や、最後の経由地から目的地点までの経路を、それぞれ「ルート」と呼ぶ。
<1.第一実施形態>
(1-1.情報処理装置の構成例>
図1は、実施形態としての情報処理装置1の構成例について説明するための図である。
情報処理装置1としては、例えばスマートフォンやタブレット型情報処理装置等の携帯型端末装置が想定される。勿論、それに限らず、情報処理装置1の具体例としてはパーソナルコンピュータ装置、携帯電話装置、ゲーム機器、オーディオ機器、ビデオ機器などの各種の例が想定される。情報処理装置1は、情報処理としての演算を行うことのできる装置、例えばマイクロコンピュータを内蔵する装置であれば実現可能である。
本実施形態において、情報処理装置1は、経路案内時において経路案内の対象車両内で用いられることが前提とされる。
図1に示すように情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、不揮発性メモリ部5、入力部6、表示部7、音声出力部8、位置情報検出部9、近距離通信部10、ネットワーク通信部11を有する。これらの各部はバス20を介して相互に接続され、必要な制御信号、データ、検出信号等のやりとりが各部間で行われる。
CPU2は、ROM3に記憶されているプログラム、または不揮発性メモリ部5からRAM4にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM4にはまた、CPU2が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
不揮発性メモリ部5は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどにより構成される。この不揮発性メモリ部5には、本実施形態の処理を実現する機能や、経路案内としてのナビゲーション機能を実現するためのアプリケーションプログラムが記憶される。また不揮発性メモリ部5には、地図情報や、ナビゲーションのために計算された経路情報や、ナビゲーションに用いられる各種の音データや画像データ等も記憶される。
さらに、不揮発性メモリ部5には、前述した立ち寄りスポットやナイスモーメントプレイスを管理するための立ち寄りスポットデータベース、ナイスモーメントデータベース(以下、データベースは「DB」と表記する)や、経路案内の候補コース作成時に行われるルートの評価に供される評価用情報を管理するための評価用情報データベース、及び作成したコースに含まれることが必要なものとして選出された各種スポットの情報を管理するための必要スポットデータベースなど、本実施形態の処理に必要な情報が記憶される。
立ち寄りスポットDBは、立ち寄りスポットの候補となる場所の情報が格納されたDBである。
ナイスモーメントDBは、ナイスモーメントプレイスの候補となる場所や道路の情報が格納されたDBである。
これら立ち寄りスポットDBやナイスモーメントDBは、経由地の候補となる場所の情報が格納されたDBであると換言できる。
なお、評価用情報DB、及び必要スポットDBについては後に改めて説明する。
入力部6は、キーボード、マウス、キー、ダイヤル、タッチパネル、タッチパッド、リモートコントローラ等の各種の操作子や操作デバイスを包括的に表している。入力部6によりユーザの操作が検知され、入力された操作に応じた信号はCPU2によって解釈される。
表示部7は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(electro-luminescence)パネルなどによるディスプレイデバイスを有して構成され、ユーザに各種の情報を表示する。なお、表示部7が有するディスプレイデバイスとしては、情報処理装置1の筐体に設けられることに限らず、情報処理装置1に接続される別体のディスプレイデバイスとされてもよい。
表示部7は、CPU2の指示に基づいて表示画面上に各種の画像の表示を行う。また表示部7は、CPU2の指示に基づいて各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示を行う。
音声出力部8は、スピーカやアンプ等を有し、CPU2からの指示に基づく各種の音の出力を行う。例えば、経路案内時における案内音声の出力等を行う。
位置情報検出部9は、GNSS(Global Navigation Satellite System)センサを有して構成され、情報処理装置1の現在位置を検出する。位置情報検出部9により検出された情報処理装置1の現在位置を表す情報は、現在位置情報としてCPU2に入力される。CPU2に入力された現在位置情報は、経路案内のための処理に用いられる。
近距離通信部10は、各種機器との間でブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、Wi-Fi(登録商標)通信、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信や、USB(Universal Serial Bus)等による有線接続通信を行う。
CPU2は、近距離通信部10を介して、例えば車両側に設けられた情報処理装置との間で各種データの通信を行うことが可能とされる。
ネットワーク通信部11は、ネットワーク41を介した通信処理を行う。
ネットワーク41としては、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、衛星通信網、その他の各種のネットワークが想定される。
CPU2は、ネットワーク通信部11を介して、ネットワーク41に接続された外部装置、特に本実施形態の場合には外部のサーバ42との間で各種データの通信を行うことが可能とされる。
(1-2.第一実施形態の機能)
図3は、情報処理装置1のCPU2が有する各種機能についての説明図である。なお図3では、CPU2が有する各種機能を機能ブロックとして示すと共に、図1に示した構成のうちそれら機能に関連する構成を併せて示している。
図示のようにCPU2は、取得手段21、設定手段22、ルート評価手段23、ルート選択手段24、コース作成手段25、コース評価手段26、判定手段27、コース設定手段28、及びナビゲーション手段29としての各種機能を有する。
取得手段21は、経由地の候補を取得する。すなわち、不揮発性メモリ部5における前述した立ち寄りスポットDBやナイスモーメントDBに格納されている経由地の候補となる立ち寄りスポットやナイスモーメントプレイスの情報を取得する。
なお、経由地の候補の取得に関して、立ち寄りスポットDBやナイスモーメントDBは外部のサーバ42に設けることもできる。その場合、取得手段21は、経由地の候補をネットワーク通信部11を介してサーバ42側より取得する。
設定手段22は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を設定する。すなわち、経路案内の対象とするコースを作成するにあたっての、スタート地点、経由地、及び目的地点の設定を行う。
本例において、設定手段22は、スタート地点、及び目的地点については入力部6を介したユーザからの操作入力に基づき設定する。これらスタート地点、目的地点の入力については、例えば表示部7に表示させた地図上からの指定入力や、文字入力などにより受け付けることができる。
また、本例において、設定手段22は、経由地の設定については、経由地設定手段22aとしての機能を有している。経由地設定手段22aは、取得手段21によって取得された候補の少なくとも一つをコースの作成に用いる経由地として設定する。本例では、一つのコース作成につき経由地の設定は複数行うものとする。
ルート評価手段23は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間Sにおける複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点Vrを算出する。区間Sは、スタート地点から目的地点までの間で経由地によって区切られる区間と換言することができる。例えば、先の図1で例示したようにスタート地点から目的地点までの間に三つの経由地が設定される場合には、区間Sとしては、スタート地点から一つ目の経由地までの区間S、一つ目の経由地から二つ目の経由地までの区間S、二つ目の経由地から三つ目の経由地までの区間S、三つ目の経由地から目的地点までの区間Sの計四つの区間Sが形成される。
区間Sの始点から終点に至るルートについては、複数のルートを探索することができる。これらのルートのことを、それぞれルート候補と称する。ルート評価手段23は、各区間Sについて、複数のルート候補を探索し、探索したルート候補のそれぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点Vrを算出する。
本例において、道路の条件は、道路の位置、道路の特徴、道路における天候、道路に対する人物による評価の少なくとも一つを含む。具体的に、道路の位置、道路の特徴については、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる、車両の運動性能(動力性能や足回り性能)を堪能できる、冒険心を抱かせる等といった、ユーザに走りに関する特別な体験を与えることができるという観点で選出された道路の位置や特徴となる。例えば、山道やワインディング路、海沿い(景色が良く走りの気持ちよさに繋がる)等に係る道路の位置や特徴を挙げることができる。
また、道路における天候に関しては、主として、走りの気持ちよさに係る道路の条件となる。例えば、晴れであれば走りの気持ちよさが高まる等である。
道路に対する人物の評価は、例えば、インターネットの書き込み等で評判が良い道路である等の道路の条件となる。
上記のような道路の条件に基づく評価基準によりルート評価点Vrを算出することで、ユーザに走りに関する特別な体験を与えることができるかという基準で複数の候補ルートの評価を行うことが可能となる。
ルート評価手段23は、道路の条件に基づいた評価基準によりルート候補の評価を行うために、不揮発性メモリ部5に記憶された評価用情報DBの格納情報を用いる。詳細は後述するが、評価用情報DBは、道路の条件と、その条件に合致する場合にルート評価点Vrに反映させるべきポイント(点数)との対応関係を示した情報を格納したDBとされる。
なお、上述した立ち寄りスポットDBやナイスモーメントDBと同様に、評価用情報DBとしても外部のサーバ42に設けることもできる。その場合、ルート評価手段23は、評価用情報DBの格納情報をネットワーク通信部11を介してサーバ42側より取得する。
本例において、ルート評価手段23は、各区間Sで複数のルート候補を探索する際には、コース全体の所要時間が徒に長くなることを防ぐため、所要時間が所定時間未満であるとの条件を満たすルートの探索を行う。
ルート選択手段24は、区間Sごとに、ルート評価点Vrに基づいて複数のルート候補から一つのルートを選択する。具体的に、本例のルート選択手段24は、区間Sごとに、ルート評価点Vrが最も高いルートを選択する。
なお、ルート評価点Vrが最も高いルート候補が複数存在する場合には、所定の条件に従って一つのルート候補を選択する。例えば、所要時間や距離が最も短いものを選択する等、所要時間や距離に基づく選択を行うことが考えられる。或いは、他区間Sで選択されたルートとの前後の繋がりを考慮した選択とすることもできる。例えば、ルート評価点Vrが最も高い複数のルート候補として、海沿いのルート候補とそれ以外のルート候補とが存在していた場合において、コース上で海沿いの道ばかりが選択されないように、前の区間Sが海沿いのルートである場合には海沿い以外のルート候補を選択する等である。
コース作成手段25は、ルート選択手段24によって選択されたルートを繋いでスタート地点から目的地点までのコースを作成する。これにより、道路の条件に基づいた所定の評価基準を満たすコースを作成するにあたり、スタート地点から目的地点までの各区間Sで想定される全ての候補ルートの組み合わせについて評価を行う必要がなくなり、コース作成の効率化が図られる。
本例における、コース作成手段25は、コース作成の際、距離優先又は所要時間優先で作成されるコースとは異なるコースが作成されるように処理を行う。例えば、距離優先又は所要時間優先の経路探索アルゴリズムを用いてスタート地点から各経由地を経由し目的地点までに至る経路の探索を行って比較対象となるコースを作成しておき、該比較対象のコースと、上記のようにルート選択手段24によって選択されたルートを繋いで作成したコースとが一致するか否かを判定する。両コースが一致した場合には、設定する経由地の組み合わせや経由順序を変更してコースを再作成し、再作成したコースについて同様の判定を行う。このような処理を行うことで、距離優先又は所要時間優先としての、効率重視の観点で作成されるコースとは異なるコースが作成されるようになる。
コース評価手段26は、コース作成手段25によって作成されたコースについて、所定の評価基準に基づいたコース評価点Vcを算出する。本例では、コース評価点Vcとしては、区間Sごとに選択したルートについて算出されたルート評価点Vrの合計値をコース評価点Vcとして算出する。
判定手段27は、コース作成手段によって作成されたコースが、ルート評価点Vrを基準とした要件以外の予め定められた要件を満たすか否かを判定する。具体的に、本例における判定手段27は、該要件を満たすか否かの判定として、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むか否かの判定を行う。
前述のように、不揮発性メモリ部5には、コース上に含まれることが必要なものとして選出された各種スポットの情報を管理する必要スポットDBが格納されている。判定手段27は、この必要スポットDBの情報に基づき、作成したコース上に必要なスポットが含まれるか否かの判定を行う。
なお、この判定の詳細については後に改めて説明する。また、必要スポットDBについても、不揮発性メモリ部5ではなく外部のサーバ42に設けることもでき、その場合、判定手段27は、必要スポットDBの格納情報をネットワーク通信部11を介してサーバ42側より取得する。
コース設定手段28は、コース評価点Vcに基づき、コース作成手段25が作成したコースを経路案内の候補コースCcとして設定する。具体的に、コース設定手段28は、コース評価点Vcが所定の基準値(以下「閾値TH」と表記する)以上であると判定した場合に、作成したコースを候補コースCcとして設定する。
コース設定手段28は、候補コースCcを表す情報を表示部7の画面上に表示させる(後述する図9参照)。候補コースCcを表す情報としては、例えば地図上にコースを表す線と各経由地を表すマーク等を表示させる。
上記のような候補コースCcの表示を行うことで、候補コースCcを経路案内するコースとして設定すべきか否かをユーザに確認することができる。本例では、候補コースCcを表す情報の表示時には、画面上において、候補コースCcを経路案内するコースとして設定すべきことを指示入力するための操作子(GUI)が表示され、該操作子が操作されたことに応じて、候補コースCcが経路案内するコースとして設定される(詳細は後述する)。
なお以下、経路案内するコースについては「案内コースCg」と表記する。
ここで、コース設定手段28は、コース評価点Vcが閾値THに満たないと判定した場合には、コースの修正を行う。コースの修正は、設定する経由地の組み合わせや経由順序を変更してコース作成をやり直すことで行う。
また、コース設定手段28は、判定手段27によって上述した要件(必要スポットの要件)を満たすと判定された場合に、コース作成手段25が作成したコースが候補コースCcとして設定されるように処理する。つまり、本例におけるコース設定手段28は、コース評価点Vcが閾値TH以上であるとの条件と、コース上に必要なスポットが含まれるとの条件の双方が満足される場合に、作成したコースを候補コースCcとして設定する。
ナビゲーション手段29は、位置情報検出部9より入力される現在位置情報と案内コースCgの情報とに基づき、目的地点に至るまでの経路案内のための処理を行う。具体的には、音声出力部8を介した案内音声の出力や表示部7による経路案内用の画像の表示出力が行われるように処理を行う。
なお、ここでは、経路案内用の音声や画像等の情報出力を情報処理装置1に設けられた出力部(音声出力部8や表示部7)により行う例としているが、例えば近距離通信部10を介した車両側との有線や無線による通信を利用して、経路案内用の情報出力を車両が有する出力部(ディスプレイやスピーカ等)により行うこともできる。
(1-3.処理手順)
図4及び図5のフローチャートを参照し、上記した第一実施形態としての各種機能を実現するためにCPU2が実行すべき具体的な処理手順について説明する。
図4は、コースの作成までに対応した処理手順を示している。
先ず、CPU2はステップS101で、出発予定日及び想定ドライブ時間の入力受付処理を行う。想定ドライブ時間とは、ユーザ自身が想定しているドライブの所要時間を意味する。
ステップS101の処理によって出発予定日及び想定ドライブ時間の入力受付を行ったことに応じ、CPU2はステップS102でスタート地点及び目的地点の入力受付処理を行う。先に述べたように、スタート地点、目的地点の入力受付は、例えば表示部7に表示させた地図上からの指定入力や、文字入力などにより受け付けることができる。
ステップS102でスタート地点、目的地点の入力を受け付けたことに応じ、CPU2はステップS103で経由地の候補のうちからスタート地点と目的地点の間に設定可能な所定個の経由地を設定する。すなわち、前述した立ち寄りスポットDBやナイスモーメントDBで管理される立ち寄りスポットやナイスモーメントプレイスとしての経由地の候補うち、スタート地点、目的地点の少なくも何れかに対する位置関係から設定可能とされる所定個(本例では複数)の候補を経由地として設定する。
ステップS103に続くステップS104でCPU2は、設定した経由地の経由順序を設定する。
ステップS104で経由順序を設定したことに応じ、CPU2はステップS105でスタート地点、経由地、目的地点を順に結ぶ各区間Sのルート候補を探索する。すなわち、区間Sごとに、始点から終点までを結ぶルートの候補を複数探索する。前述のように、各区間Sで複数のルート候補を探索する際には、コース全体の所要時間が徒に長くなることの防ぐため、所要時間が所定時間未満であるとの条件を満たすルートの探索を行う。
ステップS105でルート候補の探索を行ったことに応じ、CPU2はステップS106に進み、各ルート候補の評価点を算出する。すなわち、探索した各ルート候補について、前述した評価用情報DBを利用したルート評価点Vrの算出を行う。
図6は、評価用情報DBの情報内容を説明するための図である。
図6Aは、評価点の加点要素に係る情報内容を模式的に示し、図6Bは評価点の減点要素に係る情報内容を模式的に示している。
図示のように評価点の加点要素、減点要素は、評価対象とする道路のカテゴリーごとに定められている。加点要素のカテゴリーとしては、「ロケーション」「カーブ・直線」「高低差」「道の性質」「天候」「ユーザFB(フィードバック)」があり、減点要素のカテゴリーとしては「道の性質」「ユーザFB」がある。
図示のように加点要素におけるカテゴリー「ロケーション」に属する「道のタイプ」の例としては、「トンネル」「海沿い」「森の中」「長い林道」「山道」「断崖絶壁」「眼下に海を感じられる」等がある。
カテゴリー「カーブ・直線」に属する「道のタイプ」の例としては、「ワインディング」「急カーブ」「ループ橋」等がある。
カテゴリー「高低差」に属する「道のタイプ」の例としては「一気に下る坂道」や「緩やかな下り道」等があり、カテゴリー「道の性質」に属する「道のタイプ」の例としては「広い道」「砂利道」「泥道」等がある。
カテゴリー「天候」に属する「道のタイプ」の例としては「快晴・晴れ」「降雨」などがあり、カテゴリー「ユーザFB」に属する「道のタイプ」の例としては「評判の良い道」がある。
また、減点要素について、カテゴリー「道の性質」に属する「道のタイプ」の例としては、「冒険がない道」「走る時間が短い」「すれ違いが困難な狭い道」「信号が多い道」等がある。さらに、減点要素について、カテゴリー「ユーザFB」に属する「道のタイプ」の例としては「評判の悪い道」がある。
ここで、各カテゴリーにおいて、「道のタイプ」ごとの定義は図示の通りである。
「ユーザFB」について、図中に示す「ユーザのいいね数」や「ポジ発言数」「ネガ発言数」は、例えば、複数のユーザがドライブに関する情報の書き込み(投稿)や閲覧を行うことが可能とされたインターネット上のサイトの存在を前提としたものとなる。具体的に、該サイトでは、各地に存在する例えば峠道やワインディング路等の道路の情報と、その道路を実際に走行したユーザによる評価情報、具体的には「いいね」等の評価する/しないの2値による評価値での評価情報やテキスト情報として書き込まれた評価情報が蓄積されており、これら評価情報のうち前者の2値評価値の合計値が図中の「ユーザのいいね数」に相当し、後者のテキスト情報による評価情報から抽出される肯定的発言部分や否定的発言部分の数が「ポジ発言数」「ネガ発言数」にそれぞれ相当する。
評価用情報DBでは、上記のような「道のタイプ」ごとに、対応する加点ポイント、減点ポイントが定められている。加点ポイント(正値)、減点ポイント(負値)は、ルート評価点Vrに対して加算する点数を定めたものである。
本例では、一部の「道のタイプ」については、該当する道の長さに応じてポイントの値を変動させるものとしている。例えば、「トンネル」や「長い林道」では、該当する道の長さに応じて加点ポイントを大きくしている。
ステップS106の算出処理では、このような評価用情報DBの情報に基づいて、ルート候補ごとにルート評価点Vrの算出を行う。
ここで、実際の評価用情報DBとしては、「天候」以外のカテゴリーについては、図6Aや図6Bに示した「道のタイプ」ごとに、該当する道路の位置情報を加点ポイント又は減点ポイントの情報と対応づけて格納しておく。「天候」のカテゴリーについては、「快晴・晴れ」「降雨」「降雪」ごとにポイントの情報を対応づけて格納しておく。
ステップS106の処理において、CPU2は、「天候」以外のカテゴリーの「道のタイプ」については、上記のように評価用情報DBに格納された位置情報に基づき、評価対象としているルート上から各「道のタイプ」の道路を探索し、該当する道路があった場合には対応する加点ポイント、又は減点ポイントの値を取得する。このとき、「トンネル」や「長い林道」等、長さによってポイントの値を変動させる「道のタイプ」については、評価対象としているルート上における該当する道路部分の長さを検出し、該長さに応じたポイントの値を取得する。
また、「天候」に属する「道のタイプ」については、ステップS101で入力された出発予定日と評価対象としているルートの位置(地域)の情報に基づき、例えば所定の天気予報サイト等の外部の天気予報情報源から対象ルートの地域における予報天気の情報を取得し、取得した予報天気の情報が「快晴・晴れ」「降雨」「降雪」の何れかに合致する場合は該当するポイントを取得する。
そして、取得したポイントを合算することで、ルート評価点Vrを算出する。
なお、「天候」のカテゴリーについて、「快晴・晴れ」「降雨」「降雪」ごとのポイントは、コースの種別に応じて加点から減点の間でポイントの値を変動させることもできる。例えば、出発予定日や目的地点等のユーザの入力内容から、晴れが似合うコースや雨が似合うコース等の天候に係るコース種別を推定可能である場合に、そのようなコース種別との関係において、「快晴・晴れ」や「降雨」のポイントの値を変動させることが考えられる。
また、「ユーザFB」における「評判の良い道」「評判の悪い道」のポイントについては、図中に示す計算式(係数×ユーザのいいね数+係数×ポジ発言数、係数×ユーザのいいね数+係数×ネガ発言数)で算出された値に応じた値に変動させることもできる。
なお、図6Aや図6Bに示した「道のタイプ」ごとの加点ポイントや減点ポイントの数値の例は説明上における一例を示したものに過ぎず、これらの数値に限定されるものではない。
CPU2は、ステップS106の算出処理を実行したことに応じステップS107に処理を進める。
ステップS107でCPU2は、区間Sごとに評価点が高い順にルート候補を並び変える。すなわち、区間Sごとに、ルート候補をルート評価点Vrが高い順にソートする。
なお、このようなソート処理は省略することも可能である。
ステップS107に続くステップS108でCPU2は、各区間Sで最もルート評価点Vrが高いルート候補を繋げてコースを作成する。ここで以下、ステップS108で作成されたコースのことを「試作コース」と表記する。
ステップS108に続くステップS109でCPU2は、試作コースは効率重視コースとは異なるコースか否かを判定する。すなわち、ステップS108で作成した試作コースが、距離優先又は所要時間優先の経路探索アルゴリズムとしての、効率重視のアルゴリズムを用いて探索されたコースと一致するか否かを判定する。
試作コースが効率重視コースと一致すると判定した場合、CPU2はステップS103に戻り、コースの再作成を行う。このとき、再度実行されるステップS103、ステップS104の処理では、効率重視コースとは異なるコースが作成されるように、経由地の組み合わせ、経由地ごとの経由順序のうち少なくとも何れかが直前のコース作成時の設定から変更されるようにする。
一方、ステップS109において、試作コースが効率重視コースと一致しないと判定した場合、CPU2は図5に示すステップS110に処理を進める。
図5は、コースの修正や候補コースの設定に対応した処理手順を示している。
ステップS110でCPU2は、試作コース上のスポットを抽出する。ここで言うスポットとは、前述した必要スポットDBで管理されるスポットを意味する。すなわち、予めコース上に含まれることが必要なものとして定められたスポット(地点又は施設)である。
図7は、必要スポットDBの情報内容を説明するための図である。
必要スポットとしては、その重要度(必要度)に応じてレベル分けがされており、本例ではレベル1からレベル3の3段階のレベルが定義されている。レベルの数値が高いほど重要度が高いものとされる。
レベル3の必要スポットとしては、「近くに駐車場がある施設」「トイレがある施設」「休憩スポット」がある。ここで言う「休憩スポット」とは、少なくとも車両を駐車することのできるスペースを有するスポットを意味する。
なお、レベル3の必要スポットとしては上記で例示した「近くに駐車場がある施設」「トイレがある施設」「休憩スポット」に限定されるものではなく、例えばレストラン等の「食事施設」や「お土産が買える施設」等を含んでもよい。
レベル2の必要スポットとしては、「地元で有名なお店」「珍しいものが売っているお店」「個人経営の店」「タレントおすすめの店」等がある。
レベル1の必要スポットとしては、「絶景が見える地点」「xx園(動物、ワニ、植物、フラワーパーク)」「xx狩り(イチゴ、キウイフルーツ)」「軽食屋」「美術館」「博物館」「体感型施設」「足湯」「洞窟」「岬」等がある。
傾向として、レベル2の必要スポットは隠れた観光スポット、レベル1の必要スポットは周知度の高い観光スポット(有名スポット)と言うことができる。
本例では、レベルごとに必要スポットの要件が定められている。具体的に、レベル1については、コース上に一つ以上含まれることが要件とされ、レベル2についてはコース上に三つ以上含まれることが要件とされている。
レベル3については、スポットごとに異なる要件が定められている。例えば、「近くに駐車場がある施設」については走行2時間の間に一つ以上含まれることが要件とされ、「トイレがある施設」については走行1.5時間の間に一つ以上含まれることが要件とされる。また、「休憩スポット」についてはコース上の全てのルートで一つ以上含まれることが要件とされる。
ステップS110においてCPU2は、上記のような必要スポットDBで管理されている必要スポットに該当するスポットを試作コース上から抽出する。具体的に、実際の必要スポットDBとしては、レベル1からレベル3のレベルごとに、必要スポットに該当するスポットの位置情報が格納されており、CPU2は該位置情報に基づいて試作コース上に存在する全ての必要スポットを抽出する。
図8は、コース上からの必要スポットの抽出例を視覚化して表している。図中では黒太線がコースの経路を表し、番号を付した白丸は経由地と経由順序とを表す。また、白色、灰色、黒色で塗り分けた丸印がレベル3の必要スポット(白色)、レベル2の必要スポット(灰色)、レベル1の必要スポット(黒色)をそれぞれ表す。
ここで、コース上に存在するスポットとは、厳密にコースとしての道路上に存在するもののみを指すのではなく、コース上に存在するとみなすことのできるスポット、例えば、コース上からの距離(道のり)が所定距離以内であるスポットを含んでもよい。
図5において、ステップS110の抽出処理を実行したことに応じ、CPU2はステップS111、S112、及びS113の処理により、レベル3の各必要スポットについての個別の要件判定を行う。具体的に、CPU2はステップS111で、走行2時間の間に「近くに駐車場がある施設」が一つ以上含まれているか否かを判定する。また、CPU2は、ステップS112で走行1.5時間の間に「トイレがある施設」が一つ以上含まれているか否かを判定し、ステップS113では、コース上の全てのルートで「休憩スポット」が一つ以上含まれているか否かの判定を行う。
そして、これらステップS111からS113の処理を実行した上で、CPU2はステップS114で、レベル3の要件を全て満たしているか否かを判定する。すなわち、ステップS111からS113の各判定処理で肯定結果が得られたか否かを判定する。
ここで、上記したステップS111やS112では、「走行2時間の間に近くに駐車場がある施設が一つ以上含まれているか否か」や、「走行1.5時間の間にトイレがある施設が一つ以上含まれているか否か」を判定しているが、これらステップS111、S112の処理では、試作コースの所要時間(スタート地点から目的地点への所要時間)がそれぞれ2時間以上の場合、1.5時間以上の場合において、該当する条件が成立するか否かの判定を行う。具体的に本例では、所要時間が2時間未満の場合、1.5時間未満の場合には、それぞれ強制的に「走行2時間の間に近くに駐車場がある施設が一つ以上含まれている」との判定結果、「走行1.5時間の間にトイレがある施設が一つ以上含まれている」との判定結果を得るようにし、所要時間が2時間以上の場合、1.5時間以上の場合にのみ、それぞれ「走行2時間の間に近くに駐車場がある施設が一つ以上含まれているか否か」、「走行1.5時間の間にトイレがある施設が一つ以上含まれているか否か」を判定するようにしている。
このように本例では、レベル3の必要スポットのうち「近くに駐車場がある施設」「トイレがある施設」については、コースの所要時間が所定時間以上であることを条件としてコース上に必要スポットが含まれているか否かの判定を行うようにされている。
特にトイレ施設等については、或る程度の時間内であれば設定が不要と考えることもできる。このため、そのようなスポットについては、コースの所要時間が短い場合に、コース上に含まれるか否かの判定を行わないようにする。これにより、コースに課す要件が過剰となってしまうことの防止を図ることができ、適切なコース設定を行うことができる。
ステップS114において、レベル3の要件を全て満たすものではないとの否定結果が得られた場合、CPU2はステップS115に進み、要件を満たすようにコースを修正する。すなわち、「近くに駐車場がある施設」「トイレがある施設」「休憩スポット」のうち要件を満たさなかった必要スポットについて、要件を満たすようにコースを修正する。このとき、要件を満たすようにするための必要スポットの候補が複数存在する場合には、それら候補のうち修正前のコースに対する離間距離が最小のものを選ぶ等として、修正によるコースの歪みが抑えられるようにする。
ステップS115でコースの修正を行ったことに応じ、CPU2はステップS116で修正後のコース上におけるスポットを抽出する。すなわち、修正後のコースについて、先のステップS110と同様の処理を行ってコース上のスポットを抽出する。この処理は、修正後のコースにレベル2以下の新たな必要スポットが含まれる可能性のある点を考慮した処理となる(後述するステップS117、S120の処理を参照)。
ステップS116の処理を実行したことに応じ、CPU2はステップS117に処理を進める。
また、CPU2は、先のステップS114でレベル3の要件を全て満たすとの肯定結果が得られた場合は、ステップS115及びS116の処理をパスしてステップS117に処理を進める。
ステップS117でCPU2は、レベル2の必要スポットを三つ以上含むか否かを判定する。すなわち、要件判定の対象としているコース(ステップS108で作成された試作コース、又はステップS115での修正後のコース)について、コース上にレベル2の必要スポットが三つ以上含まれているか否かを判定する。
ステップS117において、レベル2の必要スポットを三つ以上含んではいないとの否定結果が得られた場合、CPU2はステップS118に進んで要件を満たすようにコースを修正する。なお、このステップS118の修正処理としても、先のステップS115の場合と同様に修正によるコースの歪みが抑えられるようにして行う。そして、ステップS118でコースの修正を行ったことに応じ、CPU2はステップS119で修正後のコース上におけるスポットを抽出し、ステップS120に進む。
一方、ステップS117でレベル2の必要スポットを三つ以上含んでいるとの肯定結果が得られた場合、CPU2はステップS118及びS119の処理をパスしてステップS120に処理を進める。
ステップS120でCPU2は、レベル1の必要スポットを一つ以上含むか否かを判定し、否定結果が得られた場合はステップS121で要件を満たすようにコースを修正し、ステップS122に処理を進める。一方、ステップS120で肯定結果が得られた場合、CPU2はステップS121の処理をパスしてステップS122に処理を進める。
ステップS122でCPU2は、コース評価点Vcを算出する。本例において、コース評価点Vcは、コースを形成する各ルートのルート評価点Vrの合計値を算出する。従ってステップS122でCPU2は、コースを形成する各ルートのルート評価点Vrを前述した評価用情報DBの情報に基づいて算出した上で、それらルート評価点Vrの合計値をコース評価点Vcとして算出する。
このステップS122のタイミングでコース評価点Vcの算出を行うことで、ステップS115やS118、S121でコースの修正処理を行った場合に、修正後のコースについてのコース評価点Vcを算出することができる。
ステップS122に続くステップS123でCPU2は、コース評価点Vcが閾値TH以上になっているか否かを判定する。コース評価点Vcが閾値TH以上になっていなければ、CPU2は図4に示したステップS103に戻り、コースを作成し直す。これは、試作したコースを修正するものと換言することができる。
ステップS123の処理が設けられることで、コース評価点Vc、すなわち走りの楽しさや景色の良さ等の走りに関する特別な体験を与えることができるという観点での評価点が所定の基準値に満たない場合に、コースの修正が行われる。
一方、ステップS123において、コース評価点Vcが閾値TH以上になっていると判定した場合、CPU2はステップS124に進んで試作コースを経路案内の候補コースCcとして設定し、図4及び図5に示した一連の処理を終える。
ここで、CPU2は、前述したコース設定部28の処理として、設定した候補コースCcを表す情報を表示部7の画面上に表示させ、ユーザにコース内容を確認させる。
図9は、ユーザに候補コースCcのコース内容を確認させるための確認表示画面G1の例を示した図である。
図示のように確認表示画面G1では、地図情報を表示する表示エリアAmが設けられ、表示エリアAmにおける地図上に候補コースCcを表す情報が表示される。具体的には、図中の黒太線で表す候補コースCcの経路の情報と、スタート地点(「S」のマーク)、目的地点(「G」のマーク)、及び各経由地と経由順序とを表す番号付きのピンマークとが表示される。ここで、図示の例では、経由地のうちナイスモーメントプレイスとしての経由地を斜線付きのピンマークで表している。
また、確認表示画面G1においては、候補コースCcの距離(スタート地点から各経由地を介して目的地点に至る経路の距離)を表す距離情報I1と、候補コースCcによる所要時間(スタート地点から各経由地を介して目的地点に至るまでの所要時間)を表す所要時間情報I2とが表示される。本例において、距離情報I1としては、括弧内に効率重視コースを採用した場合の距離との差分値が表示される。同様に、所要時間情報I2としても、括弧内に効率重視コースを採用した場合の所要時間との差分値が表示される。
さらに、確認表示画面G1には、候補コースCcを経路案内するコースとして設定すべきことを指示入力するためのGUIとして、決定ボタンB1が表示される。CPU2は、この決定ボタンB1に対する操作が検出されたことに応じて、候補コースCcを経路案内するコース(案内コースCg)として設定する。
<2.第二実施形態>
(2-1.第二実施形態の機能)
第一実施形態では、コース評価点Vcができるだけ高くなるようにコースを作成する例を挙げた。具体的に、第一実施形態では、試作コースとして、区間ごとにルート評価点Vrが最も高いルートを繋ぎ合わせたコースを作成するため、コース評価点Vcができるだけ高くなるようにコース作成が行われる。
これに対し、第二実施形態では、どの程度の評価点によるコースを作成するかを、ユーザが選択できるようにする。
ここで、前述のように本例におけるルート評価点Vrやコース評価点Vcは、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる、車両の運動性能を堪能できる、冒険心を抱かせる等といった、ユーザに走りに関する特別な体験を与えることができるという観点での評価点とされる。以下、このような観点での評価指標のことを、「ディスカバリーゲイン(Discovery Gain)」と表記する。ディスカバリーゲインは、その値が大きいほどユーザに走りの楽しさや気持ちよさ、冒険心等をより強く抱かせることを表す。
図10は、情報処理装置1のCPU2が有する各種機能についての説明図である。
なお、第二実施形態において、情報処理装置1のハードウェア構成については図2に示したものと同様となるため重複説明は避ける。また、以下の説明において、既に説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号や同一ステップ番号を付して説明を省略する。
この場合のCPU2は、図3に示した取得手段21からナビゲーション手段29までの各機能に加えて、表示制御手段30及び案内コース設定手段31を有している。
表示制御手段30は、コースとコース評価点Vcを示す指標とを同一画面上に表示させる。具体的に、本例の表示制御手段30は、図4及び図5に示した処理によってコース評価点Vcができるだけ高くなるように作成した候補コースCcを設定したことに応じて、図11に例示するような確認表示画面G1’を表示部7に表示させる。
図11に示す確認表示画面G1’は、図9に示した確認表示画面G1’と比較して、ディスカバリーゲインを示す指標が表示されるゲイン表示領域A1が設けられた点が異なる。ここで、ディスカバリーゲインを示す指標は、コース評価点Vcを示す指標と換言することができる。
本例において、ゲイン表示領域A1には、ディスカバリーゲインを示す指標として、ユーザによるディスカバリーゲインの指定操作を可能とするGUIが表示される。具体的に、このGUIとして本例では、スライドバーB2の位置によってディスカバリーゲインの大きさを指定可能とされたスライドバー形式等によるGUIを表示する。
この場合のコース作成手段25は、スライドバーB2を用いて確認表示画面G1’上に示されるディスカバリーゲインを変更する操作が行われたことに応じて、変更後のディスカバリーゲインの値に対応するコースの作成を行う。そして、表示制御手段30は、ディスカバリーゲインを変更する操作が行われた場合に、確認表示画面G1’上に表示されるコースが、変更前のディスカバリーゲインの値に対応するコースから変更後のディスカバリーゲインの値に対応するコースに切り替わるように表示制御を行う。
図12は、ディスカバリーゲインが変更された場合における確認表示画面G1’の画面遷移例を示した図である。
本例では、ディスカバリーゲインの値は0~3の4段階に変更可能とされる。図4及び図5に示した処理によってコース評価点Vcができるだけ高くなるようにコース作成が行われた場合、ディスカバリーゲインの値は最高値である「3」となる(図11参照)。図12では、図11の状態からディスカバリーゲインの値が「2」→「1」→「0」と順に変更されたことに応じた画面遷移例を示している(図12A→図12B→図12C)。
ここで、ディスカバリーゲイン=0の場合には、前述した効率重視コースの作成が行われる。このため、図12Cの確認表示画面G1’において、距離情報I1や所要時間情報I2の括弧内の値は「0.0km」や「0m」とされている。
図10に戻り、案内コース設定手段31は、ユーザの操作に基づいて、確認表示画面G1’上に表示されたコースを経路案内するコースとして設定する。具体的に、案内コース設定手段31は、確認表示画面G1’上に設けられた決定ボタンB1の操作に応じて、表示エリアAmに表示されたコースを案内コースCgとして設定する。
なお、本例における確認表示画面G1’には、カスタマイズボタンB3が設けられている。ユーザは、このカスタマイズボタンB3を操作することで、コース上における経由地の変更等のコースカスタマイズを行うことが可能とされるが、この点については後に改めて説明する。
また、上記では、ディスカバリーゲインを示す指標として表示するGUIの例として、スライドバー形式によるGUIを例示したが、該GUIとしては、例えばダイヤル形式、メータ形式等の他の形式によるGUIを採用することもできる。
(2-2.処理手順)
図13及び図14のフローチャートを参照し、上記した第二実施形態としての各種機能を実現するためにCPU2が実行すべき具体的な処理手順について説明する。
図13は、ディスカバリーゲインの値に対応するコースの作成までに対応した処理手順を示し、図14はコースの修正や候補コースCcの設定、案内コースCgの設定に対応した処理手順を示している。図13及び図14に示す一連の処理は、図4及び図5に示す処理が実行されて、ディスカバリーゲイン=3による候補コースCcを示した確認表示画面G1’が表示部7に表示されたことに応じて開始される。
先ず、CPU2はステップS130及びS131の処理により、ディスカバリーゲインの変更操作、決定ボタンB1の操作の何れかを待機する。ステップS131で決定ボタンB1の操作があったと判定した場合、CPU2はステップS139に進み、候補コースCcを案内コースCgとして設定する処理を行う。すなわち、確認表示画面G1’に表示中の候補コースCcを案内コースCgとして設定する。
一方、ステップS130でディスカバリーゲインの変更操作があったと判定した場合、CPU2はステップS132に進み、ディスカバリーゲイン=0であるか否かを判定する。すなわち、変更操作により指示されたディスカバリーゲインが0であるか否かを判定する。ディスカバリーゲイン=0であれば、CPU2はステップS137に進み、試作コースとして効率重視コースを作成した上で、図14に示すステップS138に進んで試作コースが経路案内の候補コースCcとして表示されるように処理する。すなわち、試作コースが候補コースCcとして表示エリアAmに示された確認表示画面G1’が表示部7に表示されるように処理を行う。
これにより、ディスカバリーゲイン=0に変更された場合には、確認表示画面G1’に表示される候補コースCcが、効率重視コースに切り替えられる(図12C参照)。
一方、ステップS132でディスカバリーゲイン=0でなければ、CPU2はステップS133に進み、変更後のディスカバリーゲインの値に対応する評価基準値Xを設定する。これは、ディスカバリーゲインの値をコース評価点Vcの値に変換する処理に相当する。本例では、ディスカバリーゲインの値「3」「2」「1」の各値に対応する評価基準値Xが予め定められており、ステップS133でCPU2は、このように予め定められている評価基準値Xのうち変更後のディスカバリーゲインの値に対応する値を設定する。
ステップS133の処理を実行したことに応じ、CPU2は第一実施形態で説明したステップS103からS106の処理を実行して、各区間Sにおける各ルート候補の評価点(ルート評価点Vr)を算出する。
そして、CPU2は、ステップS106の算出処理を実行したことに応じ、ステップS134で評価点の合計点(コース評価点Vc)が評価基準値Xに最も近いルート候補の組み合わせを求める処理を実行する。すなわち、スタート地点から目的地点に至るまでの各区間のルート候補の組み合わせとして、ルート評価点Vrの合計点が評価基準値Xに最も近くなる組み合わせを求めるものである。
ステップS134に続くステップS135でCPU2は、求めた組み合わせで各候補ルートを順に繋げて試作コースを作成し、さらに続くステップS109で、試作コースは効率重視コースとは異なるか否かを判定する。試作コースが効率重視コースと一致する場合、CPU2はステップS103に戻る。これにより、効率重視コースとは異なるコースが作成されるように図られる。
一方、試作コースが効率重視コースとは異なる場合、CPU2は図14に示すステップS110からS122の処理を実行し、必要スポットの要件を満たすか否かの判定、及び要件を満たさない場合のコースの修正、及び要件を満したコースについてのコース評価点Vcの算出を行う。なお、ステップS110からS122の処理内容については既に説明済みであるため重複説明は避ける。
ステップS122に続くステップS136でCPU2は、コース評価点Vcが変更後のディスカバリーゲインに対応した値となっているか否かを判定する。すなわち、コース評価点VcがステップS133で設定した評価基準値Xに対応した値となっているか否か、具体的には、評価基準値Xとの差分値(絶対値)が所定値以内となっているか否かを判定する。
コース評価点Vcが変更後のディスカバリーゲインに対応した値となっていなければ、CPU2はステップS103に戻る。これにより、ステップS115、S118、又はS121の少なくとも何れかの修正処理に起因してコース評価点Vcが変更後のディスカバリーゲインに対応した値から乖離してしまった場合に、コース作成が経由地の設定からやり直される。
一方、コース評価点Vcが変更後のディスカバリーゲインに対応した値となっていれば、CPU2はステップS138に進んで試作コースが経路案内の候補コースCcとして表示されるように処理する。これにより、確認表示画面G1’には、変更後のディスカバリーゲインの値に対応し且つ必要スポットの要件を満たす候補コースCcが表示される。
CPU2は、ステップS138の処理を実行したことに応じ、図13に示すステップS130に戻り、再びディスカバリーゲインの変更操作、決定ボタンB1の操作の何れかを待機する。ディスカバリーゲインの変更操作があった場合は、ステップS132からS138の処理が実行されて、確認表示画面G1’上に表示されるコースが、変更前のディスカバリーゲインの値に対応する候補コースCcから変更後のディスカバリーゲインの値に対応する候補コースCcに切り替わる。そして、決定ボタンB1の操作があった場合には、ステップS139の処理が実行されて、確認表示画面G1’に表示中の候補コースCcが案内コースCgとして設定される。
CPU2は、ステップS139の処理を実行したことに応じ、図13及び図14に示す一連の処理を終える。
なお、上記ではディスカバリーゲイン=0の場合に効率重視コースを作成する例としたが、ディスカバリーゲイン=0の場合にも、他のディスカバリーゲインの値と同様に、ディスカバリーゲインの値に対応したコース評価点Vcによるコースを作成することもできる。
また、上記では、ディスカバリーゲイン=0の場合(最低値の場合)には必要スポットの要件を課さない例を挙げたが(S132→S137→S138)、該場合においてもステップS110からS136の処理を実行して必要スポットの要件を課すようにすることもできる。
(2-3.経由地のカスタマイズについて)
本例では、前述したカスタマイズボタンB3(図11、図12参照)の操作により、候補コースCcにおける経由地のカスタマイズを行うことが可能とされる。
図15及び図16を参照し、経由地のカスタマイズに係る画面遷移の例を説明する。
図15Aは、確認表示画面G1’においてカスタマイズボタンB3が操作されたことに応じて表示部7に表示される経由地一覧画面G2の例を示している。
図示のように経由地一覧画面G2においては、候補ルートCcが表示される表示エリアAmと共に、該候補コースCcにおける経由地が一覧表示される経由地表示エリアAcが設けられる。ユーザは、候補コースCcにおける経由地のうち変更したい経由地がある場合には、経由地表示エリアAcに表示される経由地のうちから該当する経由地を選択する操作を行う(例えばタッチ操作等)。図中では、3番目の経由地である「大室山」を選択する操作が行われた場合を例示している。
経由地一覧画面G2には、完了ボタンB4が設けられ、ユーザは完了ボタンB4を操作することで、経由地のカスタマイズの完了を情報処理装置1(CPU2)に指示することができる。完了ボタンB4が操作された場合、表示部7の画面表示は、確認表示画面G1’の表示に戻される。
経由地表示エリアAcから経由地が選択されると、表示部7には、図15Bに例示する経由地詳細画面G3が表示される。この経由地詳細画面G3においては、選択された経由地の名称や画像、駐車場の有無、トイレの有無、地図上での位置情報等、経由地の詳細情報が表示されると共に、変更指示ボタンB5及び戻るボタンB6が設けられている。
ユーザは、経由地詳細画面G3に詳細情報が表示された経由地(つまり経由地一覧画面G2で自身が選択した経由地)を別の経由地に変更したい場合には、変更指示ボタンB5を操作する。また、別の経由地の詳細を確認したい場合には、戻るボタンB6を操作して、図15Aに示す経由地一覧画面G2に戻ることができる。
図16Aは、変更指示ボタンB5が操作されたことに応じて表示部7に表示される経由地選択画面G4の例を示している。
経由地選択画面G4には、変更可能な経由地の一覧が表示される。本例の経由地選択画面G4では、変更可能な経由地は、変更前の経由地(別経由地への変更が指示された経由地)に対する離間距離によってソートされて一覧表示される。具体的に本例では、変更前の経由地から5km圏内の経由地、10km圏内の経由地といった順序で変更可能な経由地の一覧が表示される。
経由地選択画面G4にはキャンセルボタンB7が設けられ、ユーザはキャンセルボタンB7を操作することで表示部7の画面表示を経由地詳細画面G3に戻すことができる。
ユーザは、一覧表示された経由地の中に変更したい経由地がある場合には、該経由地を選択する操作を行う。図中では、「橋立吊橋」としての経由地が選択された例を示している。
図16Bは、経由地選択画面G4において経由地が選択されたことに応じて表示部7に表示される変更確認画面G5の例を示している。
変更確認画面G5においては、経由地選択画面G4で選択された経由地の詳細情報が表示されると共に、変更設定ボタンB8及び戻るボタンB9が設けられる。ユーザは、変更設定ボタンB8を操作することで、経由地詳細画面G3(図15B)の変更指示ボタンB5で変更を指示した経由地(「大室山」)を、変更確認画面G5に詳細情報が表示された経由地(「橋立吊橋」)に変更することを情報処理装置1のCPU2に指示することができる。
変更先となる経由地を選択し直したい場合、ユーザは戻るボタンB9を操作することで表示部7の画面表示を経由地選択画面G4に戻すことができる。
変更確認画面G5における変更設定ボタンB8が操作されたことに応じ、CPU2は候補ルートCcにおける該当する経由地(この場合は3番目の経由地)を指示された経由地(この場合は「橋立吊橋」)に変更したコースの作成を行う。そして、このように経由地を変更したコースの作成を行ったことに応じ、CPU2は、作成したコースを表示エリアAm内に示した経由地一覧画面G2が表示部7に表示されるように制御を行う。
図16Cは、このように経由地変更後のコースが示された経由地一覧画面G2の例を示している。この場合、経由地表示エリアAcにおいては、3番目の経由地が「大室山」から「橋立吊橋」に変更される。すなわち、経由地表示エリアAcにおける表示内容も経由地の変更に応じた内容に更新される。
前述のように経由地一覧画面G2には完了ボタンB4が設けられ、完了ボタンB4が操作された場合、表示部7の画面表示は、確認表示画面G1’の表示に戻される。これによりユーザは、経由地の変更後、確認表示画面G1’における決定ボタンB1を操作することで、経由地変更後のコースを案内コースCgとして設定すべきことをCPU2に指示することができる。
なお、上記のようなカスタマイズによって経由地が変更されたコースについては、コース評価値Vcを計算し、計算したコース評価値Vcに応じてコースを修正することもできる。具体的に、計算したコース評価値VCが指定されたディスカバリーゲインの値等の所定の基準値に満たない場合は、該基準値を満たすようにコースを修正する。
また、経由地が変更されたルートについて、必要スポットの要件を満たさない場合には、該要件を満たすようにコースを修正することもできる。
(2-4.第二実施形態の変形例)
これまでの説明では、指定されたディスカバリーゲインに対応する候補コースCcを作成・表示する例として、先ずは図4及び図5に示した処理を実行してディスカバリーゲイン=3(最高値)に対応する候補コースCcを作成・表示した上で、スライドバーB2によるディスカバリーゲインの指定操作に応じて、指定されたディスカバリーゲインに対応する候補コースCcを作成・表示する例を挙げたが、指定されたディスカバリーゲインに対応する候補コースCcを作成・表示する例としてはこれに限定されない。
例えば、コース作成のための必要情報(スタート地点や目的地点の情報等)の入力に応じて、先ずはスライドバーB2等、ディスカバリーゲインの指定操作のためのGUIを表示部7上に表示させる。そして、このようなGUIを表示した画面上におけるディスカバリーゲインの指定操作に応じて、指定されたディスカバリーゲインに対応する候補コースCcの作成・表示を行う(つまり図13及び図14の処理を行う)という流れとすることもできる。このとき、指定されたディスカバリーゲインに対応する候補コースCcを表示する際には、同一画面上にスライドバーB2等のディスカバリーゲイン指定操作用のGUI(ディスカバリーゲインを示す指標)を表示し、ディスカバリーゲインの変更操作が行われた場合には、変更後のディスカバリーゲインに対応する候補コースCcの作成及び表示が行われるようにする。
また、上記では、表示部7の画面上に候補コースCcを一つのみ表示する例を挙げたが、図17に例示するように、同一画面上に候補コースCcを複数表示し、それら候補コースCcのうちからユーザに案内コースCgを選択させるようにすることもできる。この際、画面上には、それぞれが異なる値のディスカバリーゲイン(例えば「3」「2」「1」「0」)を目標値として作成された複数の候補コースCcを表示すると共に、候補コースCcごとにゲイン表示領域A1を設け、それらゲイン表示領域A1ごとに、対応するディスカバリーゲイン(コース作成時に目標としたディスカバリーゲイン)を示す指標を表示する。このとき、ディスカバリーゲインを示す指標としては、スライドバーB2のような指定操作が可能なGUIを表示することに限らず、例えばディスカバリーゲインの値を表す数値情報や、ディスカバリーゲインの数値をグラフ化した情報等、少なくともユーザがディスカバリーゲインの値を認識可能な情報を表示すれば足る。また、この場合、案内コースCgの選択操作は、例えば候補コースCcごとに表示した決定ボタンB1の操作等とすればよい。
上記のように候補コースCcごとに対応するディスカバリーゲインの指標を表示することで、ディスカバリーゲインの観点による各候補コースCcの特徴をユーザに容易に把握させることが可能となる。従って、案内コースCgの選択容易性を高めることができる。
<3.実施形態の変形例>
ここで、これまでの説明では、ルートやコースの評価基準として、山道やワインディング路であるか、砂利道であるか、でこぼこ道であるか等の要素を含む評価基準を例に挙げたが(図6参照)、これら山道やワインディング路、砂利道、でこぼこ道等は、運動性能の高い車両という特定の特性を有する車両で走行することで走りの楽しさや気持ちよさ等の特別なユーザ体験が得られる道であると換言できる。このため、上記のように山道やワインディング路であるか、砂利道であるか、でこぼこ道であるか等の要素を含む評価基準は、車両の特性に応じて定められた評価基準の一態様となる。
但し、車両の特性に応じた評価基準としては、上記のように特定の特性を有する車両に対応した固定の評価基準を用いることに限定されない。
例えば、情報処理装置1に車両のボディタイプや個別の車種に関する情報を設定可能としておく。そして、情報処理装置1は、設定された車種等の情報に応じて異なる評価基準でルートやコースの評価点を算出する。例えば、スポーツセダンであれば山道やワインディング路を楽しめるが、ミニバンであれば山道等は楽しめず、より平坦で景色のよい道路の方がよいということが考えられる。このため、前者の車種である場合には山道やワインディング路の割合が多いほど高評価点が得られるような評価基準を用い、後者の車種である場合には平坦路や一定幅以上の道路の割合が多いほど高評価点が得られるような評価基準を用いるようにすること等が考えられる。
また、これまでの説明では、コースの作成を行うコース作成手段25やコース評価点を算出するコース評価手段26が、表示部7(表示装置)、表示制御手段30、及び案内コース設定手段31を備えた情報処理装置1に設けられた例を説明したが、コース作成手段25及びコース評価手段26は、表示部7、表示制御手段30、及び案内コース設定手段31を備える装置とは別装置に設けることもできる。例えば、サーバ42がコース作成手段25及びコース評価手段26を備え、サーバ42が作成したコースや該コースについて算出したコース評価点Vcの情報を情報処理装置1に送信するものとし、情報処理装置1が、このように送信された情報に基づいて、表示制御手段30により表示部7の画面上にコースとコース評価点Vcを示す指標を表示させ、さらに、案内コース設定手段31が、画面上に表示されたコースをユーザ操作に基づいて経路案内するコースとして設定する構成を採ることができる。
このような構成により、コース作成やコース評価点Vcの算出に係る処理負担をスマートフォン等のユーザ端末としての情報処理装置1に負わせる必要がなくなり、利用可能なユーザ端末の幅を広げることができる。
<4.プログラム>
以上、実施形態としての情報処理装置1を説明してきたが、実施形態のプログラムは、情報処理装置1としての処理をCPU等のコンピュータ装置(情報処理装置)に実行させるプログラムである。
実施形態としての第一、第二のプログラムは、図4及び図5等に示した処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
即ち、実施形態としての第一のプログラムは、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価ステップと、区間ごとに、ルート評価点に基づいて複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択ステップと、ルート選択ステップによって選択されたルートを繋いでスタート地点から目的地点までのコースを作成するコース作成ステップと、を含む処理を情報処理装置に実行させるものである。
また、実施形態としての第二のプログラムは、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を設定する設定ステップと、設定ステップにより設定されたスタート地点、経由地、及び目的地点を順に結ぶコースを作成するコース作成ステップと、コース作成ステップによって作成されたコースについて、所定の評価基準に基づいたコース評価点を算出するコース評価ステップと、コース評価点に基づき、コースを経路案内の候補コースとして設定するコース設定ステップと、を情報処理装置に実現させるものである。
さらに、実施形態としての第三のプログラムは、図13及び図14等に示した処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
即ち、実施形態としての第三のプログラムは、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を設定する設定ステップと、設定ステップにより設定されたスタート地点、経由地、及び目的地点を順に結ぶコースを作成するコース作成ステップと、コース作成ステップによって作成されたコースについて、所定の評価基準に基づいたコース評価点を算出するコース評価ステップと、コース評価点に基づき、コースを経路案内の候補コースとして設定するコース設定ステップと、を情報処理装置に実現させるものである。
このようなプログラムにより、上述した情報処理装置1を、例えばスマートフォンやタブレット機器等の携帯端末装置やパーソナルコンピュータ、その他の情報処理が実行できる機器において実現できる。
このような情報処理装置1を実現するプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。或いはまた、ディスク記録媒体、カード型記録媒体、スティック型記録媒体などのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。またプログラムは、リムーバブル記録媒体から情報処理装置1にインストールする他、ネットワーク41を介してダウンロードすることもできる。
<5.実施形態のまとめ>
以上で説明したように実施形態としての第一の情報処理装置(同1)は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価手段(同23)と、区間ごとに、ルート評価点に基づいて複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択手段(同24)と、ルート選択手段によって選択されたルートを繋いでスタート地点から目的地点までのコースを作成するコース作成手段(同25)と、を備えるものである。
これにより、道路の条件に基づいた所定の評価基準を満たすコースを作成するにあたり、スタート地点から目的地点までの各区間で想定される全ての候補ルートの組み合わせについて評価を行う必要がなくなる。
従って、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、道路の条件に見合った適切なコースの作成を効率的に行うことができる。
また、上記した第一の情報処理装置においては、ルート選択手段は、区間ごとに、複数のルート候補のうちからルート評価点の高さに基づいて一つのルートを選択している。例えば、区間ごとに、複数のルート候補のうちからルート評価点が最も高いルートを選択している。
これにより、道路の条件に基づく評価基準を最大限に満たすコースの作成を行うことが可能とされる。
従って、道路の条件に基づく評価基準に対する合致度の観点で質を最大限に高めたコース作成を行うことができる。
さらに、上記した第一の情報処理装置においては、道路の条件は、道路の位置、道路の特徴、道路における天候、道路に対する人物による評価の少なくとも一つを含んでいる。
例えば、道路の位置や道路の特徴を道路の条件とすることで、コース上の道路に山道やワインディング路があるか、でこぼこ道があるか、砂利道があるか、トンネルがあるか、森の中の道があるか等の要素を評価基準に含ませることができる。すなわち、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる道があるか、車両の運動性能(動力性能や足回り性能)を堪能できる道があるか、冒険心を抱かせる道があるか等の要素を評価基準に組み入れることが可能となる。また、例えば道路における天候を道路の条件とした場合には、走りの気持ちよさ等の要素を評価基準に組み入れることが可能となり、道路に対する人物による評価を道路の条件とした場合には、例えばインターネット上の書き込み等で評判の良い道であるかという要素を評価基準に組み入れることが可能となる。
従って、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる、車両の運動性能を堪能できる、或いは冒険心を抱かせる等といった観点でのユーザ体験を重視したコース作成を行うことができる。
さらにまた、上記した第一の情報処理装置においては、複数のルート候補は、該当する区間における所要時間が所定時間未満となるルート候補である。
これにより、所要時間が過大となる非実用的なコースが作成されてしまうことの防止が図られる。
従って、道路の条件に見合うことと実用性との両立を図ったコース作成を行うことができる。
また、上記した第一の情報処理装置においては、コース作成手段は、距離優先又は所要時間優先で作成されるコースと異なるコースが作成されるように処理を行っている。
これにより、距離優先や所要時間優先としての効率重視によるコースと同一コースが作成されてしまうことの防止が図られる。
従って、効率重視でなくユーザ体験を重視した適切なコースの作成を行うことができる。
さらに、上記した第一の情報処理装置においては、経由地の候補を取得する取得手段(同21)と、取得手段によって取得された候補の少なくとも一つをコースの作成に用いる経由地として設定する経由地設定手段(同22a)と、を備えている。
これにより、経由地は、複数の候補のうちから選択した少なくとも一つを設定することが可能とされる。
従って、コース作成の自由度向上を図ることができる。
さらにまた、上記した第一の情報処理装置においては、コース作成手段によって作成されたコースが、ルート評価点を基準とした要件以外の予め定められた要件を満たすか否かを判定する判定手段(同27)と、判定手段によって要件を満たすと判定された場合に、コース作成手段によって作成されたコースが経路案内の候補コースとして設定されるように処理するコース設定手段(同28)と、を備えている。
これにより、例えばコース上にトイレ等の必要施設がある等、ルート評価点を基準とした要件以外の要件が、経路案内の候補コースとして設定されるための要件に含まれるようになる。
従って、ルート評価点を基準とした要件以外の必要とされる要件を満たすコースが経路案内の候補コースとして設定されるようにすることができる。
また、上記した第一の情報処理装置においては、判定手段は、予め定められた要件を満たすか否かの判定として、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むか否かの判定を行っている。
これにより、例えばトイレ施設等、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むとの要件が、経路案内の候補コースとして設定されるための要件に含まれるようになる。
従って、コース上に必要場所があるとの要件を満たすコースが経路案内の候補コースとして設定されるようにすることができ、道路の条件に見合うことと実用性との両立を図ったコース作成を行うことができる。
実施形態としての第一の情報処理方法は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価ステップと、区間ごとに、ルート評価点に基づいて複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択ステップと、ルート選択ステップによって選択されたルートを繋いでスタート地点から目的地点までのコースを作成するコース作成ステップと、を含むものである。
このような第一の情報処理方法によっても、上記した第一の情報処理装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、実施形態としての第二の情報処理装置(同1)は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を設定する設定手段(同22)と、設定手段により設定されたスタート地点、経由地、及び目的地点を順に結ぶコースを作成するコース作成手段(同25)と、コース作成手段によって作成されたコースについて、所定の評価基準に基づいたコース評価点を算出するコース評価手段(同26)と、コース評価点に基づき、コースを経路案内の候補コースとして設定するコース設定手段(同28)と、を備えるものである。
これにより、経路案内の候補コースは、作成されたコースについて所定の評価基準に基づき算出されたコース評価点に基づいて設定される。
従って、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、例えば走りの楽しさや景色の良さ等の所定の評価基準に沿った適切なコースが経路案内の候補コースとして設定されるようにすることができる。
上記した第二の情報処理装置においては、コース設定手段は、コース評価点が所定の基準値に満たないと判定したコースについて修正を行っている。
これにより、コース評価点の観点で所定の基準を満たさないコースが経路案内の候補コースとして設定されないように図られる。
従って、適切なコースが経路案内の候補コースとして設定されるようにすることができる。
さらに、上記した第二の情報処理装置においては、コース作成手段によって作成されたコースが、予めコース上に含まれることが必要なものとして定められた地点又は施設を含むか否かを判定する判定手段(同27)を備え、コース設定手段は、判定手段によってコースが地点又は施設を含むと判定された場合に、コースを候補コースとして設定している。
これにより、例えばトイレ施設等、予めコース上に含まれることが必要と定められた地点又は施設を含むとの要件が、経路案内の候補コースとして設定されるための要件に含まれるようになる。
従って、コース上に必要とされた地点又は施設があるとの要件を満たすコースが経路案内の候補コースとして設定されるようにすることができ、例えば走りの楽しさや景色の良さ等の所定の評価基準に沿うことと実用性との両立を図ったコース設定を行うことができる。
さらにまた、上記した第二の情報処理装置においては、判定手段は、地点又は施設のうち少なくとも一部の地点又は施設については、コース作成手段によって作成されたコースのスタート地点から目的地点への所要時間が所定時間以上であることを条件として地点又は施設を含むか否かの判定を行っている。
予め定められた必要とされる地点又は施設には、例えばトイレ施設等、或る程度の時間内であれば設定が不要とされる地点又は施設が含まれることもある。上記構成によれば、コースの所要時間が短いにも拘わらず、そのような地点又は施設を含むことがコース設定要件とされてしまうことの防止が図られる。
従って、適切なコース設定を行うことができる。
また、上記した第二の情報処理装置においては、スタート地点、経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいてルート評価点を算出するルート評価手段(同23)と、区間ごとに、ルート評価点に基づいて複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択手段(同24)と、を備え、コース作成手段は、ルート選択手段によって選択されたルートを繋いでコースを作成している。
これにより、例えば走りの楽しさや景色の良さ等の道路の条件に基づいた所定の評価基準を満たすコースを作成するにあたり、スタート地点から目的地点までの各区間で想定される全ての候補ルートの組み合わせについて評価を行う必要がなくなる。
従って、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、道路の条件に見合った適切なコースの作成を効率的に行うことができる。
さらに、上記した第二の情報処理装置においては、道路の条件は、道路の位置、道路の特徴、道路における天候、道路に対する人物による評価の少なくとも一つを含んでいる。
例えば、道路の位置や道路の特徴を道路の条件とすることで、コース上の道路に山道やワインディング路があるか、でこぼこ道があるか、砂利道があるか、トンネルがあるか、森の中の道があるか等の要素を評価基準に含ませることができる。すなわち、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる道があるか、車両の運動性能(動力性能や足回り性能)を堪能できる道があるか、冒険心を抱かせる道があるか等の要素を評価基準に組み入れることが可能となる。また、例えば道路における天候を道路の条件とした場合には、走りの気持ちよさ等の要素を評価基準に組み入れることが可能となり、道路に対する人物による評価を道路の条件とした場合には、例えばインターネット上の書き込み等で評判の良い道であるかという要素を評価基準に組み入れることが可能となる。
従って、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる、車両の運動性能を堪能できる、或いは冒険心を抱かせる等といった観点でのユーザ体験を重視したコース設定を行うことができる。
実施形態としての第二の情報処理方法は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を設定する設定ステップと、設定ステップにより設定されたスタート地点、経由地、及び目的地点を順に結ぶコースを作成するコース作成ステップと、コース作成ステップによって作成されたコースについて、所定の評価基準に基づいたコース評価点を算出するコース評価ステップと、コース評価点に基づき、コースを経路案内の候補コースとして設定するコース設定ステップと、を含むものである。
このような第二の情報処理方法によっても、上記した第二の情報処理装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、実施形態としての第三の情報処理装置(同1)は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結んで作成されるコースについて、所定の評価基準に基づくコース評価点を算出するコース評価手段(同26)と、コースとコース評価点を示す指標とを同一画面上に表示させる表示制御手段(同30)と、ユーザの操作に基づいて、画面上に表示されたコースを経路案内するコースとして設定する案内コース設定手段(同31)と、を備えるものである。
上記のようにコースとコース評価点を示す指標とを同一画面上に表示させることで、ユーザにコース評価点を確認させながら経路案内するコースの指定操作を行わせることが可能となる。
従って、スタート地点から少なくとも一つの経由地を介して目的地点に至るまでのコースについて、ユーザが経路案内するコースを指定するにあたり所望の評価点のコースを適切に指定できるようにすることができる。
上記した第三の情報処理装置においては、表示制御手段は、ユーザによるコース評価点の指定操作に応じて、該指定操作により指定されたコース評価点に対応するコースを画面上に表示させている。
これにより、ユーザは、所望の評価点のコースを画面上で確認したい場合において、自身でコース編集(経由地の選出や設定指示等)を行う必要がなく、所望する評価点の指定操作を行えば足る。
従って、ユーザの操作負担軽減を図ることができる。
さらに、上記した第三の情報処理装置においては、表示制御手段は、コース評価点を示す指標として、ユーザによるコース評価点の指定操作を可能とするグラフィカルユーザインタフェースを表示させている。
これにより、直感的且つ簡易な操作でユーザに所望する評価点の指定を行わせることが可能となる。
従って、操作に係る利便性を高めることができる。
さらにまた、上記した第三の情報処理装置においては、画面上に示されるコース評価点を変更する操作が行われたことに応じて、変更後のコース評価点に対応するコースの作成を行うコース作成手段(同25)を備え、表示制御手段は、コース評価点を変更する操作が行われた場合に、画面上に表示されるコースが、変更前のコース評価点に対応するコースから変更後のコース評価点に対応するコースに切り替わるように表示制御を行っている。
これにより、画面上に表示されたコース評価点の変更操作に連動して、画面上に表示されるコースが変更後の評価点に対応するコースに切り替わる。
従って、コース評価点の変更に応じたコース内容の変化をユーザに直感的に把握させることができ、利便性を高めることができる。
また、上記した第三の情報処理装置においては、コース評価手段は、コース評価点として、経路案内の際にユーザが利用する車両の特性に応じて定められた評価基準に基づく評価点を算出している。
車両の特性に応じて定められた評価基準としては、例えば、山道やワインディング路であるか、砂利道であるか、でこぼこ道であるか等の要素を含む評価基準を挙げることができる。これら山道やワインディング路、砂利道、でこぼこ道等は、運動性能の高い車両(例えば動力性能や足回り性能が高い車両)という特定の特性を有する車両で走行することで走りの楽しさや気持ちよさ等の特別なユーザ体験が得られる道であると換言できる。このため、上記のように山道やワインディング路であるか、砂利道であるか、でこぼこ道であるか等の要素を含む評価基準は、車両の特性に応じて定められた評価基準の一態様となる。
従って、上記のようにコース評価点として車両の特性に応じて定められた評価基準に基づく評価点を算出することで、走りの楽しさや気持ちよさを堪能できる、車両の運動性能を堪能できる、或いは冒険心を抱かせる等といった観点でのユーザ体験を重視したコース設定を行うことができる。
実施形態としての第三の情報処理方法は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結んで作成されるコースについて、所定の評価基準に基づくコース評価点を算出するコース評価ステップと、コースと前記コース評価点を示す指標とを同一画面上に表示させる表示制御ステップと、ユーザの操作に基づいて、画面上に表示されたコースを経路案内するコースとして設定する案内コース設定ステップと、を含むものである。
このような第三の情報処理方法によっても、上記した第三の情報処理装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、実施形態としての情報処理システムは、サーバ装置(サーバ42)と表示装置(情報処理装置1)とを含む情報処理システムであって、サーバ装置は、スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結んで作成されるコースについて、所定の評価基準に基づくコース評価点を算出するコース評価手段(同26)と、コースとコース評価点とを示す情報を表示装置に送信する送信手段と、を備え、表示装置は、送信手段によって送信された情報に基づいて、コースとコース評価点を示す指標とを画面上に表示させる表示制御手段(同30)と、ユーザの操作に基づいて、画面上に表示されたコースを経路案内するコースとして設定する案内コース設定手段(同28)と、を備えるものである。
このような情報処理システムによっても、上記した第三の情報処理装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
1 情報処理装置
2 CPU
7 表示部
21 取得手段
22 設定手段
22a 経由地設定手段
23 ルート評価手段
24 ルート選択手段
25 コース作成手段
26 コース評価手段
27 判定手段
28 コース設定手段
30 表示制御手段
31 案内コース設定手段
G1,G1’ 確認表示画面
Am 表示エリア
I1 距離情報
I2 所要時間情報
B1 決定ボタン
A1 ゲイン表示領域
B2 スライドバー
B3 カスタマイズボタン
G2 経由地一覧画面
G3 経由地詳細画面
G4 経由地選択画面
G5 変更確認画面
Ac 経由地表示エリア
B4 完了ボタン
B5 変更指示ボタン
B6,B9 戻るボタン
B7 キャンセルボタン
B8 変更設定ボタン

Claims (12)

  1. スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいて、前記道路のカテゴリーごとに定められた加点要素及び減点要素に対応したポイントを加減算することによってルート評価点を算出するルート評価手段と、
    前記区間ごとに、前記ルート評価点に基づいて前記複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択手段と、
    前記ルート選択手段によって選択されたルートを繋いで前記スタート地点から前記目的地点までのコースを作成するコース作成手段と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記加点要素の一つが、走行道路にワインディング路を含むこととされた
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ルート選択手段は、
    前記区間ごとに、前記複数のルート候補のうちから前記ルート評価点の高さに基づいて一つのルートを選択する
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ルート選択手段は、
    前記複数のルート候補の前記ルート評価点が一致した場合は、他区間で選択されたルートとの前後の繋がりに基づいて一つのルートを選択する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記道路の条件は、
    道路の位置、道路の特徴、道路における天候、道路に対する人物による評価の少なくとも一つを含む
    請求項1から請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記複数のルート候補は、該当する前記区間における所要時間が所定時間未満となるルート候補である
    請求項1から請求項の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 前記コース作成手段は、
    距離優先又は所要時間優先で作成されるコースと異なるコースが作成されるように処理を行う
    請求項1から請求項の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 前記経由地の候補を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記候補の少なくとも一つを前記コースの作成に用いる経由地として設定する経由地設定手段と、を備える
    請求項1から請求項の何れかに記載の情報処理装置。
  9. 前記コース作成手段によって作成されたコースが、前記ルート評価点を基準とした要件以外の予め定められた要件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記要件を満たすと判定された場合に、前記コース作成手段によって作成されたコースが経路案内の候補コースとして設定されるように処理するコース設定手段と、を備える
    請求項1から請求項の何れかに記載の情報処理装置。
  10. 前記判定手段は、
    前記予め定められた要件を満たすか否かの判定として、予めコース上に含まれることが必要と定められた場所を含むか否かの判定を行う
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいて、前記道路のカテゴリーごとに定められた加点要素及び減点要素に対応したポイントを加減算することによってルート評価点を算出するルート評価ステップと、
    前記区間ごとに、前記ルート評価点に基づいて前記複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択ステップと、
    前記ルート選択ステップによって選択されたルートを繋いで前記スタート地点から前記目的地点までのコースを作成するコース作成ステップと、を含む
    情報処理方法。
  12. 情報処理装置が読み取り可能なプログラムであって、
    スタート地点、少なくとも一つの経由地、及び目的地点を順に結ぶ各区間における複数のルート候補それぞれについて、ルート上における道路の条件に基づいて、前記道路のカテゴリーごとに定められた加点要素及び減点要素に対応したポイントを加減算することによってルート評価点を算出するルート評価ステップと、
    前記区間ごとに、前記ルート評価点に基づいて前記複数のルート候補から一つのルートを選択するルート選択ステップと、
    前記ルート選択ステップによって選択されたルートを繋いで前記スタート地点から前記目的地点までのコースを作成するコース作成ステップと、を含む処理を前記情報処理装置に実行させる
    プログラム。
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