JP7358826B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機主制御部と電子マネー決済制御部との間の通信プロトコルを変更せず、電子マネー決済制御部側の簡易な変更のみで、通信プロトコルによって制限される最大ブランド数を超えるブランドの電子マネー決済サービスを取り扱うことができる自動販売機に関する。
近年、複数の電子マネーブランドの決済サービス情報が記録された記録媒体(ICカード、携帯端末等)が普及しており、決済時に用いる電子マネー決済サービスを複数のマネーブランドの中から選択し、選択された電子マネー決済サービスの情報を記録媒体から読み出して決済処理を行う決済端末機器が知られている(特許文献1参照)。
ここで、複数ブランドの電子マネー決済サービスを自動販売機で利用できるようにするにあたり、決済端末機器に搭載している電子マネー決済サービスの電子マネーブランド数に自動販売機側での集計テーブルが対応できない場合、電子マネー決済制御部とマネーブランド情報とが不一致になり、決済処理ができない可能性があった。また、自動販売機側と電子マネー決済制御部側とにおける電子マネー決済サービスの搭載マネーブランドの整合をしていても、自動販売機側で使用できるマネーブランドを削除や追加した場合に、電子マネー決済制御部側とのマネーブランド情報が不一致になり、決済処理できない可能性があった。このため、特許文献2では、自動販売機側で搭載できるマネーブランド数を変更した場合でも、自動販売機側と電子マネー決済制御部とにおける電子マネー決済サービスの搭載ブランドの整合性を図るようにしている。
特開2006-301780号公報 特開2011-53993号公報
ところで、従来の自動販売機では、自動販売機主制御部側と電子マネー決済制御部側と間で整合をとる電子マネー決済サービスの最大ブランド数は、自動販売機主制御部側と電子マネー決済制御部側との通信プロトコルによって、所定ブランド数、具体的には8つまでに制限されていた。一方、近年の電子マネー決済サービスのブランドは多数存在しており、自動販売機においても、9つ以上のブランドの電子マネー決済サービスの取り扱いができることが要望されている。
ここで、自動販売機において、9つ以上のブランドの電子マネー決済サービスを提供しようとすると、自動販売機主制御部と電子マネー決済制御部との双方のソフトウェアを開発し、変更する必要がある。しかし、自動販売機の数は、数百万台もあり、ソフトウェアの開発に加え、ソフトウェアの更新処理に多大の時間と労力とがかかることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、自動販売機主制御部と電子マネー決済制御部との間の通信プロトコルを変更せず、電子マネー決済制御部側の簡易な変更のみで、通信プロトコルによって制限される最大ブランド数を超えるブランドの電子マネー決済サービスを取り扱うことができる自動販売機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動販売機は、電子マネー決済サービスの決済処理を行う電子マネー決済制御部と前記電子マネー決済制御部に接続して前記電子マネー決済制御部による決済が完了した場合に機内の商品販売制御を行う自動販売機主制御部とを備え、前記電子マネー決済制御部と前記自動販売機主制御部との通信プロトコルが、所定ブランド数以下の電子マネー決済サービスの各ブランド識別番号を用いて通信処理を行う自動販売機であって、前記電子マネー決済制御部は、前記所定ブランド数を超える電子マネー決済サービスのブランドの使用を許容し、各ブランドを、前記所定ブランド数以下で所定分類カテゴリに分類し、分類したグループの各グループ番号を前記ブランド識別番号に相当するダミーブランド識別番号として前記自動販売機主制御部と通信処理を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、前記グループ番号は、前記ブランド識別番号とは異なり、かつ、前記ブランド識別番号と同じ桁数であることを特徴とする。
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、前記グループの数は、1を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる自動販売機は、上記の発明において、前記所定分類カテゴリは、ブランド毎の割引価格、前記電子マネー決済サービスの上位分類、電子マネー決済サービスの決済種別のいずれかであることを特徴とする。
本発明によれば、自動販売機主制御部と電子マネー決済制御部との間の通信プロトコルを変更せず、電子マネー決済制御部側の簡易な変更のみで、通信プロトコルによって制限される最大ブランド数を超えるブランドの電子マネー決済サービスを取り扱うことができる。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の全体構成を示す図である。 図2は、自動販売機の制御系を示す機能ブロック図である。 図3は、電子マネー決済制御部の管理テーブルの一例を示す図である。 図4は、自動販売機主制御部の管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、自動販売機主制御部と電子マネー決済制御部との間の通信プロトコルに用いられる通信フォーマットを示す図である。 図6は、電子マネー決済制御部及び自動販売機主制御部による電子マネー決済処理手順を示すシーケンス図である。 図7は、変形例1の電子マネー決済制御部の管理テーブルの一例を示す図である。 図8は、変形例2の電子マネー決済制御部の管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、変形例3の電子マネー決済制御部の管理テーブルの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<自動販売機の構成>
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機1の全体構成を示す図である。また、図2は、自動販売機1の制御系を示す機能ブロック図である。なお、図2では、ネットワークNを介して自動販売機1に接続される管理サーバ2及び決済サーバ3も示している。また、自動販売機1は、装置の一例であり、例えば缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機であるが、カップ式自動販売機であってもよい。
図1に示すように、自動販売機1は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を冷やした状態または温めた状態で販売するもので、本体キャビネット1aの前面開口を閉塞する外扉1bが配置される。
外扉1bの前面右側中程には、ポップアップハンドル111が設けてある。ポップアップハンドル111は、外扉1bを閉塞した状態で施錠するためのものである。自動販売機1は、外扉1bを閉塞した状態でポップアップハンドル111を押し込むことにより施錠され、解錠操作するとポップアップハンドル111がポップアップ(突出)することにより、外扉1bの開放操作が可能となる。
また、外扉1bの前面上部域には、展示室112が設けてある。展示室112は、自動販売機1が販売する商品の商品見本Dを展示するためのものである。展示室112は、外扉1bの後方側に開閉可能に取り付けられた中扉と外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板114とにより画成され、利用者が自動販売機1の前面側から展示室112の内部を視認可能である。
展示室112の内部には、商品を展示するためのステージ115が上下方向に三つ並べて設置してあり、それぞれのステージ115において商品見本Dが横並びに展示される。また、外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板114には、ステージ115と対応するように、商品選択ボタン群116が上下方向に三つ、左右方向に二つ並べて設置してある。
商品選択ボタン群116は、商品を選択するためのもので、商品見本Dと対応するように、複数の商品選択ボタン14を備えている。なお、各商品選択ボタン14は、LED表示が可能であり、投入金額に対して商品購入が可能な商品に対応する場合、点灯表示される。
また、展示室112の下方となる外扉1bの中程には、硬貨投入口51、紙幣挿入口53、表示部15、返却レバー52、電子マネー選択表示部24、電子マネーリーダライタ21、バーコード取得部22が設けてある。
硬貨投入口51は、硬貨を受け付けるための開口である。硬貨投入口51から投入された硬貨は、外扉1bの内側に搭載したコインメカニズム(硬貨処理装置)11に収容される。コインメカニズム11は、各種硬貨の投入枚数を整理し、後述する自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム11には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
紙幣挿入口53は、紙幣を受け付けるための開口である。紙幣挿入口53から挿入された紙幣は、外扉1bの内側に搭載したビルバリデータ(紙幣処理装置)12に収容される。ビルバリデータ12は、紙幣の投入枚数を整理し、自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ12は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
電子マネーリーダライタ21は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込みむとともに、決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、電子マネーリーダライタ21は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。電子マネーリーダライタ21は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
バーコード取得部22は、携帯端末などに表示された2次元バーコードなどのバーコードを読み取る撮像部であり、バーコード決済に用いられる。なお、バーコード決済方式には、携帯端末側に自動販売機1側に表示されたバーコードを読み取って決済サーバ3に通知し、その後、決済サーバ3から自動販売機1に決済通知を行う場合もある。このバーコード決済を行う場合には、バーコード取得部22に替えて、あるいは追加して、バーコード表示部を設ければよい。
表示部15は、販売中、釣り切れ、準備中、お札中止のほか、投入金額、各種設定時の情報等の各種情報を表示するためのものである。
電子マネー選択表示部24は、自動販売機1が取り扱う複数のブランドを表示し、電子マネー決済サービスのブランドの選択を行うためのものであり、例えばタッチパネルによって構成される。
返却レバー52は、取引の中断を指示するためのもので、返却レバー52が操作されると、取引が中断され、コインメカニズム11から硬貨返却口41に釣銭等が放出され、ビルバリデータ12から紙幣挿入口53に紙幣が返却される。
また、外扉1bの下方となる位置には、取出口42が設けてある。取出口42は、商品収納ラックから搬出された商品を取り出すための開口である。
また、外扉1bの内側には、リモコン16が配設してある。リモコン16は、各種設定操作、各種売上データの確認操作を行うためのもので、書込みキーや終了キーなどの操作キーのほか、各種設定データや確認データが表示される液晶表示器を備えている。リモコン16から設定入力された設定データは、自動販売機主制御部10に送信される。そして、リモコン16は、この自動販売機主制御部10から送信された確認データを受信する。
<自動販売機の制御系>
図2に示すように、自動販売機1の自動販売機主制御部10には、電子マネー決済制御部20、本体制御部30、コインメカニズム11、ビルバリデータ12、表示操作部13、リモコン16、通信部17が接続される。また、電子マネー決済制御部20は、電子マネーリーダライタ21、バーコード取得部22、通信部23、電子マネー選択表示部24が接続される。なお、自動販売機主制御部10は、通信部17及びネットワークNを介して、複数の自動販売機1を管理する管理サーバ2に接続される。また、電子マネー決済制御部20は、通信部23及びネットワークNを介して決済サーバ3に接続される。なお、決済サーバ3は、複数のブランドに対応する複数の決済サーバを含んでいる。また、決済サーバ3で決済したデータは、管理サーバ2に通知される。
本体制御部30には、冷熱装置31、搬出装置32が接続される。本体制御部30は、自動販売機主制御部10の制御のもと、冷熱装置31、搬出装置32を制御する。
冷熱装置31は、本体キャビネット1a内の商品収納庫を設定された状態に管理するためのものである。冷熱装置31は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する一方、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
搬出装置32は、ラックごとに設けられたベンドソレノイド、売切スイッチを管理するためのものである。本体制御部30は、自動販売機主制御部10から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置32は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部30に出力する。
表示操作部13は、商品選択ボタン14及び表示部15を有する。
自動販売機主制御部10は、キャッシュレス決済を行う電子マネー決済制御部20、コインメカニズム11、ビルバリデータ12、表示操作部13、リモコン16、本体制御部30、通信部17等を集中管理する。
通信部17は、外部通信部と近距離通信部とを有する。外部通信部は、ネットワークNを介して管理サーバ2と無線通信を行う。通信方式は、例えば、LTE(登録商標)などである。また、近距離通信部は、外部のタブレットやスマートフォンなどの携帯端末と近距離無線通信を行う。通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)、BLE(登録商標)、WiFi(登録商標)などである。
なお、電子マネー決済制御部20に接続される通信部23は、ネットワークNを介して決済サーバ3と無線通信を行う。
自動販売機主制御部10と電子マネー決済制御部20とは、接続線Lを介して接続され、所定の通信プロトコルで通信を行う。電子マネー決済制御部20は、電子マネー選択表示部24において選択された電子マネー決済サービスのブランドに対応して電子マネーリーダライタ21あるいはバーコード取得部22から取得した情報をもとに決済サーバ3との間でキャッシュレス決済を行う。自動販売機主制御部10は、電子マネー決済制御部20に接続して電子マネー決済制御部20による決済が完了した場合に自動販売機1内の商品販売の制御を行う。
電子マネー決済制御部20は、所定ブランド数(8つ)を超える電子マネー決済サービスのブランドの使用を許容し、各ブランドを、所定ブランド数以下で所定分類カテゴリに分類し、分類したグループの各グループ番号をブランド識別番号に相当するダミーブランド識別番号として自動販売機主制御部10との間の通信処理を行う。
電子マネー決済制御部20は、管理テーブルD2と集計テーブルD3とを有する。図3は、電子マネー決済制御部20の管理テーブルD2の一例を示す図である。図3に示すように、管理テーブルD2は、9つの電子マネー決済サービスの電子マネー名(ブランド名)と、各電子マネー名のブランド識別番号とが対応付けられている。例えば、電子マネー名「M01」とブランド識別番号「1018」とが対応づけられている。さらに、管理テーブルD2は、各電子マネーを所定カテゴリとしてブランドごとの割引価格が記述され、この割引価格で各ブランドを分類し、分類したグループごとにグループ番号が対応付けられている。例えば、電子マネー「M01」~「M04」、「M05」~「M07」、「M08」及び「M09」の割引価格はそれぞれ「0」円、「-5」円、「-10」円であり、それぞれグループ番号「5001」、「5002」、「5003」が、8つの整理番号のうちの「1」~「3」にそれぞれ割り付けられている
このグループ番号は、ブランド識別番号と異なる値であるが、桁数(4桁)は同じである。これにより、このグループ番号は、ブランド識別番号に相当するダミーブランド識別番号として疑似され、自動販売機主制御部10と電子マネー決済制御部20との間の通信プロトコルでやり取りされていたブランド識別信号と同様に取り扱われる。
一方、図4は、自動販売機主制御部10の管理テーブルD1の一例を示す図である。図4に示すように、管理テーブルD1は、整理番号「1」~「3」にそれぞれグループ番号「5001」~「5003」が対応付けられている。
図5は、自動販売機主制御部10と電子マネー決済制御部20との間の通信プロトコルに用いられる通信フォーマットを示す図である。図5に示すように、通信フォーマットは、ヘッダと、整理番号「1」~「8」に対応する8つのデータ領域「1」~「8」から構成される。整理番号「1」~「8」は、ヘッダ以降のデータ領域「1」~「8」の配置位置順序に対応する。したがって、グループ番号「5001」、「5002」、「5003」は、データ領域「1」~「3」にそれぞれ対応することになる。
これにより、自動販売機主制御部10及び電子マネー決済制御部20は、図3~図5に示すように、グループ番号を、従来のブランド識別番号と同様に取り扱うことができる。すなわち、グループ番号は、ダミーブランド識別番号である。ここで、従来は、通信プロトコルによって取り扱う最大ブランド数は、8つであったが、通信プロトコルの変更、及び、自動販売機主制御部10のソフトウェアの変更を行わなくても、グループ番号を用いることによって、8つを超える9つのブランド数を取り扱うことができる。なお、電子マネー決済制御部20のソフトウェア変更は、通信プロトコルの変更を伴わず、管理テーブルD2を変更するのみであるため、容易である。また、電子マネー決済制御部20は、基板交換などで交換する場合も容易である。
なお、電子マネー決済制御部20は、集計テーブルD3を有し、集計テーブルD3は、ブランドごとに、決済履歴が更新されるとともに、決済の集計結果が記録される。すなわち、集計テーブルD3は、自動販売機1ごとの決済集計と履歴とを記録する。なお、集計テーブルD3の内容は、決済サーバ3から管理サーバ2に送信されるため、自動販売機主制御部10側がキャッシュレス決済の集計テーブルを持つ必要性は低い。そして、自動販売機主制御部10は、管理テーブルD1のみを有しているが、この管理テーブルD1は、変更しない通信プロトコルを用いた電子マネー決済制御部20との通信処理を行うためのものである。
<電子マネー決済処理>
図6は、電子マネー決済制御部20及び自動販売機主制御部10による電子マネー決済処理手順を示すシーケンス図である。なお、本電子マネー決済処理を行う前に、予め電子マネー決済制御部20と自動販売機主制御部10とは、グループ番号の整合性を確認する処理を行っている。
図6に示すように、まず、自動販売機主制御部10は、商品選択ボタン14の押下による商品選択を検知する(ステップS110)と、金額を含む商品選択通知を電子マネー決済制御部20に送信する(ステップS120)。
その後、電子マネー決済制御部20は、電子マネー選択表示部24の選択結果を受け付け(ステップS130)、電子マネーリーダライタ21あるいはバーコード取得部22を介して電子マネー情報を取得し、選択されたブランドの決済サーバ3との間で、通知された金額の決済処理を行う(ステップS140)。
電子マネー決済制御部20は、この決済処理が完了すると、ブランド識別番号が属するグループ番号と決済金額とを、決済完了通知として自動販売機主制御部10に通知する(ステップS150)。なお、決済完了通知として通知される決済金額は割引前の値としている。電子マネー決済制御部20は、この決済完了通知後に、ブランドごとの決済結果を集計テーブルD3に追加更新して(ステップS160)、本処理を終了する。
一方、自動販売機主制御部10は、決済完了通知を受けると、選択された商品の販売処理を行って(ステップS170)、本処理を終了する。
<変形例1>
図7は、変形例1の電子マネー決済制御部20の管理テーブルD2の一例を示す図である。上述した実施の形態の管理テーブルD2の所定分類カテゴリは、割引価格であったが、本変形例1の所定分類カテゴリは、電子マネー決済サービスの上位分類で分類している。上位分類とは、例えば、図7に示すように、交通系と、交通系以外との分類である。
<変形例2>
図8は、変形例2の電子マネー決済制御部20の管理テーブルD2の一例を示す図である。上述した実施の形態の管理テーブルD2の所定分類カテゴリは、割引価格であったが、本変形例2の所定分類カテゴリは、電子マネー決済サービスの決済種別で分類している。決済種別とは、例えば図8に示すように、バーコード決済、プリペイドカード決済などである。なお、その他の決済種別で分けてよく、例えば、後払い系などを含めてもよい。また、各種の決済種別を組み合わせて分類してもよい。いずれにしろ、8つ以内のグループに分類できればよい。
<変形例3>
図9は、変形例3の電子マネー決済制御部20の管理テーブルD2の一例を示す図である。上述した実施の形態の管理テーブルD2の所定分類カテゴリは、割引価格であったが、本変形例3の所定分類カテゴリは、1であり、グループは1つのみなる。そして、この1つの分類のグループ番号を「5001」とし、整理番号を「1」として割り付けている。この変形例3によっても、通信プロトコルを変更せず、かつ、自動販売機主制御部10のソフトウェアも変更する必要がなく、8つのブランド数を超えるブランドの電子マネー決済サービスを取り扱うことができる。
なお、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 自動販売機
1a 本体キャビネット
1b 外扉
2 管理サーバ
3 決済サーバ
10 自動販売機主制御部
11 コインメカニズム
12 ビルバリデータ
13 表示操作部
14 商品選択ボタン
15 表示部
16 リモコン
17,23 通信部
20 電子マネー決済制御部
21 電子マネーリーダライタ
22 バーコード取得部
24 電子マネー選択表示部
30 本体制御部
31 冷熱装置
32 搬出装置
41 硬貨返却口
42 取出口
51 硬貨投入口
52 返却レバー
53 紙幣挿入口
111 ポップアップハンドル
112 展示室
114 電照板
115 ステージ
116 商品選択ボタン群
D 商品見本
D1,D2 管理テーブル
D3 集計テーブル
L 接続線
N ネットワーク

Claims (4)

  1. 電子マネー決済サービスの決済処理を行う電子マネー決済制御部と前記電子マネー決済制御部に接続して前記電子マネー決済制御部による決済が完了した場合に機内の商品販売制御を行う自動販売機主制御部とを備え、前記電子マネー決済制御部と前記自動販売機主制御部との通信プロトコルが、所定ブランド数以下の電子マネー決済サービスの各ブランド識別番号を用いて通信処理を行う自動販売機であって、
    前記電子マネー決済制御部は、前記所定ブランド数を超える電子マネー決済サービスのブランドの使用を許容し、各ブランドを、前記所定ブランド数以下で所定分類カテゴリに分類し、分類したグループの各グループ番号を前記ブランド識別番号に相当するダミーブランド識別番号として前記自動販売機主制御部と通信処理を行うことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記グループ番号は、前記ブランド識別番号とは異なり、かつ、前記ブランド識別番号と同じ桁数であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記グループの数は、1を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機。
  4. 前記所定分類カテゴリは、ブランド毎の割引価格、前記電子マネー決済サービスの上位分類、電子マネー決済サービスの決済種別のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機。
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