JP7356785B2 - 変圧器及びアモルファス薄帯 - Google Patents

変圧器及びアモルファス薄帯 Download PDF

Info

Publication number
JP7356785B2
JP7356785B2 JP2017102257A JP2017102257A JP7356785B2 JP 7356785 B2 JP7356785 B2 JP 7356785B2 JP 2017102257 A JP2017102257 A JP 2017102257A JP 2017102257 A JP2017102257 A JP 2017102257A JP 7356785 B2 JP7356785 B2 JP 7356785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amorphous ribbon
amorphous
joint
thickness
ribbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017102257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018198258A (ja
Inventor
誠 舘村
孝平 佐藤
将 阿部
博之 遠藤
英介 丸山
年樹 白畑
憲一 相馬
美稀 山崎
尊雄 今川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2017102257A priority Critical patent/JP7356785B2/ja
Priority to PCT/JP2018/004426 priority patent/WO2018216267A1/ja
Priority to CN201880005016.8A priority patent/CN110073451B/zh
Priority to TW107106527A priority patent/TWI656545B/zh
Publication of JP2018198258A publication Critical patent/JP2018198258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7356785B2 publication Critical patent/JP7356785B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

本発明は、変圧器、鉄心及びアモルファス金属薄帯に関する。
特許文献1(特開昭58-74029号公報)には、「巾方向に複数枚並べた狭巾薄板状の第1群及び第2群のアモルファス間を接着して所定の長さに切断した後、両群のアモルファス間を溶着するようにした広巾積層アモルファスの製造装置を提供する。」と記載されている(明細書1頁右欄18行目から2頁左上欄2行目)。
特開昭58-74029号公報
変圧器に使用される鉄心のうち巻鉄心を用いるものは、積層された鉄心材料の一部を開き、開かれた部分に巻き回されたコイルを挿入される。その後、鉄心材料のうち開かれた部分がラッピングされる。
鉄心材料としてアモルファス磁性薄帯(以下、アモルファス薄帯、アモルファス材またはアモルファス金属薄帯とも呼ぶ)を用いた巻鉄心はアモルファス巻鉄心または単にアモルファス鉄心と呼ばれる。
アモルファス鉄心を有するアモルファス変圧器の大容量化に伴い、鉄心に流れる磁束密度が大きくなるため、鉄心の大型化が必要である。鉄心の大型化には鉄心の厚みまたは幅を大きくすることが考えられる。
鉄心の厚みのみを大きくする場合には、鉄心の厚み方向が大きくなるため好ましくない。また、鉄心の自重が大きくなるが、自重を受ける面積は鉄心幅であるため、厚みが大きくなるにつれ、鉄心が受ける応力が大きくなり、歪が生じ鉄心の磁性特性が低下する。
一方で、幅の広いアモルファス薄帯を採用することが考えられる。しかし、アモルファス薄帯は、溶融したアモルファス金属材料を冷却されたロール部材に接触させ急速冷却を行いつつ薄く広げる製造工程を有する。
そのため、溶融されたアモルファス金属材料の冷却と広げる工程を同時に行う必要があるため、原理上、幅が広いアモルファス薄帯を製造することは困難である。実際に製造されるアモルファス薄帯の幅は数十mmから200mm程度の幅である。
冷却と広げる上記より幅が広いアモルファス薄帯は厚みや大きさにばらつきが出る。厚みや大きさにばらつきが大きいアモルファス薄帯を鉄心とする場合には、鉄心内の厚み方向または径方向の空隙の量が増え、鉄心の占積率が低くなり鉄心としての性能は低下しやすくなる。そのため、アモルファス薄帯の幅より大きな幅を持つアモルファス鉄心の製造は困難であった。
特許文献1には、巾方向に並べられた第1群のアモルファス及び第2群のアモルファスを接着し、第1群のアモルファス及び第2群のアモルファスの端末部及び中間面を溶接するアモルファス金属部材が記載されている。
鉄心の磁性特性は、鉄心の占積率に依存するため、アモルファス薄帯同士をできるだけ近づけるとよい。しかし、アモルファス薄帯の長辺方向の外形は直線形状になっておらず、うねりと呼ばれる曲線形状を有するため、うねりを考慮して近づける必要がある。
このうねりは、品質のよいアモルファス薄帯であってもアモルファス薄帯の規格上の幅よりもサブミリ程度(0.1から0.9mm程度)の誤差を有する場合がある。品質がよい場合には、0.1mm程度以下である。
また、このうねり同士の距離を近づけ重なり合うことで重なり合わない部分との厚みに差ができることで鉄心の厚み方向の占積率が低下することとなる。また、このうねりが重なり合わないようにアモルファス薄帯同士を離すと間隙が大きくなり、鉄心の幅方向の占積率が低下することとなる。
特許文献1は、第1群及び第2群のアモルファスの巾方向に並べられたアモルファス薄帯を並べる構造については考慮されていない。
本発明の目的は、占積率が向上する鉄心を有する変圧器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一例である変圧器は、巻鉄心と、巻鉄心に巻き回されたコイルとを有する変圧器であって、巻鉄心は、該巻鉄心の幅方向に金属部材が2以上並べられており、金属部材のうち第1の金属部材は、第1の金属部材よりも薄い接合部を介して第2の金属部材と接合されていることを特徴とする。
本発明により、並べられたアモルファス薄帯の占積率が向上する変圧器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る3相3巻線で構成された鉄心とコイルの組立体を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯を積層し、鉄心の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の断面図である。 アモルファス薄帯のうねりの例を示す上面図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合状態を示す上面図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合部の断面図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合方法の一例を示す図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合方法の工程ごとの接合断面を示す図である。 本発明の実施例に係る接合されたアモルファス薄帯の断面像である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合方法の一例を示す図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合方法の一例を示す図である。 本発明の実施例に係るアモルファス薄帯の接合方法の一例を示す図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。なお、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施例において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
同様に、以下の実施例において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲等についても同様である。
本発明の実施の形態を図1を用いて説明する。図1は、3相3巻線で構成した3相3脚式のアモルファス鉄心とコイルとの組立体30を示す斜視図である。組立体30は、外鉄心30aと内鉄心30bにコイル40aが、内鉄心30bと内鉄心30cにコイル40bが、内鉄心30cと外鉄心30aにコイル40cが、それぞれ巻き回されている。外鉄心30aは、内鉄心30bと30cの外周側に巻き回された鉄心である。
内鉄心30bの幅方向がx軸方向、内鉄心30bの水平方向がy方向、内鉄心30bの鉛直方向がz軸方向である。
組立体30は組立体30を絶縁油で満たす油入変圧器またはコイル40a、40b、40cをモールド樹脂で覆うモールド変圧器にも実施可能である。
なお、外鉄心30a、内鉄心30b、30cは巻鉄心であるためラッピング部分が設けられるが、図示せず省略する。
実施例1について図2から図5を用いて説明する。
図2には図1に示した組立体30が有する内鉄心30bを示す。また、コイル40aとコイル40bを非表示とした図である。内鉄心30bを代表例として説明するが、外鉄心30a及び内鉄心30cであっても実施可能である。
内鉄心30bには、第1のアモルファス薄帯11aと第2のアモルファス薄帯11bが並べられている。説明の一例として、第1のアモルファス薄帯11aと第2のアモルファス薄帯11bは、x方向の製品規格の幅が同一である。一例として製品規格が200mmのアモルファス薄帯が2枚並べられているため、内鉄心30bの幅は約400mmである。
ここで、「製品規格の幅が同一」とは、厳密に同一の幅を意味するのではなくアモルファス薄帯の製品規格が同一の幅のものを含む概念である。すなわち、製品規格が幅200mmであるアモルファス薄帯は、幅の測定箇所によって199mmや201mm等の部分を有する場合があるが、同じ幅であることを意味する。単に同じ幅と示すときも同様である。うねりについては図4を用いて後述する。
また、アモルファス薄帯11aとアモルファス薄帯11bとの間に接合部21が径方向に所定の間隔で設けられている。
図示しないが、コーナ部c1とc2との間である平面部分には、アモルファス薄帯がラッピングされる部分であるラップ部が設けられる。ラッピング方法は、いわゆるオーバーラップやステップラップまたはこれらを組み合わせたものを用いることができる。なお、コーナ部c1とc2以外の他の平面部分にラップ部を設けることも可能である。
接合部21は、コーナ部c1やc2の曲面部に設けない場合、または平面部よりも接合部21の数を減らす場合にはアモルファス薄帯の皺が生じにくくなる。さらに、平面部よりも曲面部の接合部21の配置間隔を長くすることでアモルファス薄帯の皺が生じにくくすることができる。これにより、内鉄心30の曲面部の歪を小さくでき、内鉄心30bの鉄損を小さくすることができる。
ここでコーナ部c1とc2に代表される曲面部とは、内鉄心30bの角部にある曲率を有する領域をいう。平面部とはコーナ部と他のコーナ部との間に設けられる領域のことをいう。なお、ラップ部は、ラッピング方法によっては曲率を有することとなるが、鉄心30bの角部に設けられないラップ部は、平面部の概念に含まれる。
図2のa-a’断面を図3に示す。図3左側がa、右側がa’側である。
第1のアモルファス薄帯11aと第1のアモルファス薄帯11aと製品規格の幅が同一の第2のアモルファス薄帯11bが接合部21aによって接続され配置される第1の層のアモルファス薄帯20aが示される。接合部21aは第1のアモルファス薄帯11aと第2のアモルファス薄帯11bが金属接合された部分である。
接合部21aは、第1のアモルファス薄帯11aと第2のアモルファス薄帯11bの一部がレーザ或いは電気抵抗などで溶接され接合された部分である。接合部21aの接合方法は、これらの接合方法は特に限定されることなく、レーザ接合であればパルス照射で断続的に接合することができる。
その他、スポット接合、その他、電気抵抗接合を用いることができる。電気抵抗を連続的に加える場合、断続的に加える場合であっても実施できる。さらに、電気抵抗を断続的に加える場合にスポット溶接で接合することも可能である。
第1の層のアモルファス薄帯20aの下の層には、第2の層のアモルファス薄帯20bが示される。第2の層のアモルファス薄帯20bは、第1のアモルファス薄帯11cと第2のアモルファス薄帯11dとが接合されている。
次に、第1の層のアモルファス薄帯20aから数えてn層目に配置される第nの層のアモルファス薄帯20nは、第1のアモルファス薄帯11eと第2のアモルファス薄帯11fとが接合部21nで接合されている。
ここで、第2の層のアモルファス薄帯20bには、第1のアモルファス薄帯11cと第2のアモルファス薄帯11dとの間には空隙22が示される。図3に示すa-a’断面とは異なるy軸方向の他の部分、すなわち、a-a’断面の奥又は手前側で接合する部分を有するため、a-a’断面には接合部が図示されていない。
このような第1のアモルファス薄帯11a、11c、11eと第2のアモルファス薄帯11b、11d、11fが幅方向に並べられる関係をアモルファス薄帯の対向する長辺を突き合わせるという。また、突き合わせられたアモルファス薄帯を接合部21、21n等を介した接合を突き合わせ接合と呼ぶ。
図示するように接合点21a、21nの厚みは、アモルファス薄帯11a等以下の厚みであることが望ましい。アモルファス薄帯と接合点の厚みが同一であれば、接合点周囲が他のアモルファス薄帯の部分と異なる厚みとならないため、鉄心として積層した場合に、占積率を向上させることができる。また、アモルファス薄帯同士が重なり合う部分が生じない。
接合すると非晶質のアモルファス薄帯が結晶化されることとなるが、突き合わせられたアモルファス薄帯同士が金属接合されるため、単なるアモルファス薄帯同士の接触に比べて強固な接続となる。なお、接合面積や接合部の点数の増減により接合強度は調整可能である。
また、接合部の面積を小さくすることで、アモルファス薄帯を溶接することで生じる結晶化領域を小さくでき、磁気回路の流れを低減し、損失を増加させる働きを小さくすることができる。
図4を用いてうねりについて説明する。図4には、y軸方向に向かって第1のアモルファス薄帯11aと第2のアモルファス薄帯11bが長辺同士が突き合わせられるように並べられている。すなわち、第1のアモルファス薄帯20aが長辺方向で沿うように第2のアモルファス薄帯20bが並べられている。また、短辺方向(幅方向)は一部省略し、長辺を拡大した例を示している。
アモルファス薄帯は製造方法の都合上、うねりは個体ごとにバラつきを有する。品質のよいアモルファス薄帯では規格上の幅からサブミリ程度大きいまたは少ない幅を有する。サブミリとは、1mm未満をいい、具体的には、0.1以上から0.9mm以下程度である。
上述のうねりを考慮して人手で2つのアモルファス薄帯の突き合わせを行うのは困難である。突き合わせた後に、うねり同士が重なり合うと単純に2枚のアモルファス薄帯の厚みを有する部分が生じる。
うねり同士が重なったアモルファス薄帯を2000枚程度積層した鉄心の場合に、アモルファス薄帯の席層方向の占積率の低下の原因となる。変圧器の鉄心は、このようなうねり同士の重なり合う部分を減らしつつ、さらに、アモルファス鉄心の幅方向の占積率を向上すること、つまり、突き合わせ距離を小さくすることが必要である。
しかし、また、うねりを考慮して2つのアモルファス薄帯同士を離れるように突き合わせると幅方向の占積率が低下する。そのため、アモルファス薄帯同士が重なり合わないようにしつつ、近づけることが重要である。
ここで、占積率とは、積層された鉄心全体の厚みに対する鉄心部材の厚さの総計の比率である。つまり、鉄心内部に空隙が少ないほど占積率は高くなり、鉄心の磁気特性が向上する。また、アモルファス薄帯を並べたときの幅方向の占積率とは、並べられた鉄心部材と空隙の比率である。つまり、図3では、アモルファス薄帯11aの幅とアモルファスアモルファス薄帯11bと空隙21aとの比率、アモルファス薄帯11cの幅とアモルファスアモルファス薄帯11dと空隙22との比率である。
突き合わせ接合の構造について図5から6を用いて説明する。
図5には、アモルファス薄帯11aに突き合わせられたアモルファス薄帯11bが示される。また、これらは、接合部22b、22c、22d等によって接合されている。接合部22bの両側には、溶接痕41aと41bが示される。
各接合部22b、22c、22dの断面をb-b’断面、c-c’断面、e-e’断面として図6に示す。
図6b-b’断面では、アモルファス薄帯11aの上側に溶接痕41a、42bが示される。この溶接痕41a、42bは、電気抵抗溶接によるものであり、後述の電極が配置され、電流が流されたことにより生じた痕である。
接合部22bは、アモルファス薄帯11aと11bの間に設けられ、接合部22bの外側よりも中央側の厚みが小さい様子が示される。また、溶融した状態の接合部22bはいわゆるブリッジと同様の状態となるため、外側から中央にかけて徐々に厚みが小さくなるよう曲面形状を有する。なお、ブリッジとは、はんだが2つの部材を接合した状態である。
接合部がブリッジとなるのは、後述の接合メカニズムによるものである。接合部22bがアモルファス薄帯より薄くなることで積層した際にアモルファス薄帯同士が重なり合う部分が生じずに占積率を向上させることができる。
c-c’断面では、溶接痕が残らない例を示している。また、接合部22cは、アモルファス薄帯とほぼ同一の厚みである様子が示される。接合部の厚みがアモルファス薄帯との厚みと同一以下であれば、積層した際に接合部周辺の厚みが増すことがなくなるため、占積率を向上させることができる。
d-d’断面では、溶接痕は41c、41dでアモルファス薄帯11a、11bの上部表面に残っており、接合部22dは中央に空隙を有している。接合部22dの外縁同士が接続されることによって、アモルファス薄帯11aと11bが接続されている。
この接合部22dは、溶融されたアモルファス材料が溶融し、凝固する際にできたものである。接合部22dは、アモルファス薄帯11aとアモルファス薄帯11bの突き合わせられた部分が溶融し、溶融部がアモルファス薄帯のうち溶融していない部分に表面張力により溶融部が引っ張られる。溶融したアモルファス薄帯よりも溶融していないアモルファス薄帯の方が表面張力が大きいため、溶融部の中央に空隙ができる。
この空隙ができたまま、溶融部が凝固することによって生じるものである。表面張力によって引っ張られる最大の厚みがアモルファス薄帯の断面の厚みのため、接合部22dの厚みはアモルファス薄帯の厚みより大きくなることはない。よって、空隙ができた接合部22dであっても、占積率の向上に寄与することができる。
次に、電気抵抗溶接を用いた場合の接合メカニズムについて図7と8を用いて説明する。
第1のアモルファス薄帯11aに突き合わせられる第2のアモルファス薄帯11bが絶縁台110に配置されている。第1のアモルファス薄帯11aの上部に正極の電極100a、第2のアモルファス薄帯11bの上部に負極の電極100bが配置されている。電極110a、110bはアモルファス薄帯11aまたは11bに接触することが望ましい。コンタクト抵抗を小さくして電気抵抗溶接の効率を上げるためである。
電極100aと電極100bの中心同士の距離w1は、突き合わせられたアモルファス薄帯100aと100bの間隙hよりも大きければ実施できる。距離w1と間隙dはできるだけ近いと電気抵抗溶接による電流パスをコントロールしやすくなる。距離w1>間隙w2であれば実施可能である。
さらに、望ましくは、w1>w3+2×w2の条件を満たす場合である。w3は電極100aと100bの直径である。この条件であれば、電極100aと100b同士が接触することはなく、電極100a等がアモルファス薄帯の端面に接触することもないからである。
電極100aと100bに電流を流すと電極100a、第1のアモルファス薄帯11a、間隙h、第2のアモルファス薄帯11b、電極100bの順に電流パスが生成される。電流パスは、アモルファス薄帯11aと11bとの間でアーク放電が生じる。アーク放電は電流パスのうち抵抗の大きい部分で生じるため、突き合わせられたアモルファス薄帯11a、11bとの間の間隙で生じる。
図8(a)には、アーク放電により間隙でプラズマが発生し、発生したプラズマ周囲のアモルファス薄帯が加熱、溶融されることにより溶融部41cが生じる様子が示される。また、電極100aとアモルファス薄帯11aとが接触する部分に生じるコンタクト抵抗によって、アーク放電が生じ、溶接痕41aが生じる場合がある。
次に、図8(b)には、電流を流し続けることによって、2000以上3000℃以下程度のプラズマがアモルファス薄帯端面の溶融量を増加させ、溶融部41cよりも増加した溶融部41dが示される。
その後、図8(c)に示すように、溶融したアモルファス薄帯同士が接触し、冷却されることで接合部22eが生成される。この溶融部41dが接触することは、溶融したアモルファス薄帯が電気的パスによって引き付け合う、または、増加した溶融部41dの広がろうとする力が、アモルファス薄帯の端面の表面張力よりも大きくなることにより溶融部41d同士が接触すると考えられる。
ここで、溶融部41dが接触し、接合部22eを製造するための間隙hとアモルファス薄帯11a、11bの厚みdとの関係について説明する。発明者らの実験により、厚みdが25μm、間隙w2を12μmとして、電気抵抗溶接を行ったところ、好適に接合部22eを製造できることを確認した。
すなわち、アモルファス薄帯11a、11bの厚みd≧間隙w2であれば十分実施できる。間隙w2は、接合されたアモルファス薄帯の端面同士を測定した平均値で求めることができる。アモルファス薄帯はうねりを有するため間隙w2は、アモルファス薄帯11aと11bの距離は長辺方向で変化する。
しかし、うねりは製造工程の都合上、冷却ロールに依存して生成されるため、周期性を有している。そのため、うねりの平均値を間隙の測定点とすることができ、間隙w2を求めることができる。また、うねりは上記したように周期性を有するため、最も短い点を間隙の測定点とすることもできる。周期は、冷却ロールの直径に依存し、製造プロセスの都合により数百mm程度以下である場合が多い。
また、発明者らの他の実験によって、厚みdが20μm、間隙w2を40μmであっても接合できることを確認した。一方で、厚みdが20μm、間隙w2が50μとした場合には、接合が不十分となる場合が確認された。
つまり、鉄心またはアモルファス薄帯の幅方向の占積率を向上させるためには、望ましくはw2≦2×dの関係となるよう接合するとよい。間隙w2と厚みdのアスペクト比が1:2以下の関係であるとよい。
この値とすることで、溶融部41dがアモルファス薄帯11a側と11b側から生じるため、溶融部41d同士が接触しやすくなるからである。また、溶融部41d同士が接触しやすいため、電気抵抗溶接により加熱される時間が短くなるためアモルファス金属が結晶化しづらくなる。ひいては、巻鉄心及び変圧器の損失低下に寄与する。
上記の条件とアモルファス薄帯のうねりがサブミリ程度であることについて説明する。アモルファス薄帯はうねりを有するため、間隙w2を25μmとすると、突き合わせられたアモルファス薄帯同士が接触し重なり合う場合がある。この場合でも、上記の条件で電気抵抗溶接を行うと、好適に接合部を製造することが確認されている。
重なり合う部分は局所的であり、その周囲で電気抵抗溶接を行うと、局所的な重なり合う部分に電流パスが生成されやすくなる。重なり合う部分は間隙が少なくなるため、電流パスが他の部分よりも生じやすくなるためである。
また、局所的に重なり合う部分にはコンタクト抵抗が生じるため、この周囲でアーク放電によるプラズマが生じる。プラズマによってアモルファス薄帯の局所的に重なり合う部分が加熱溶融され、重なり合う部分溶融されるため重なり合う部分がなくなる。
その後、溶融部が接触するアモルファス薄帯の端面の表面張力によって長辺方向に広がりながら冷却される。これによって、重なり合う部分がある場合でも実施可能である。また、アモルファス薄帯にうねりがあっても、上記条件を満たすことで実施可能である。この条件を満たすことは、突き合わせられたアモルファス薄帯の間隙w2の幅を測定することにより確認できる。
すなわち、接合されたアモルファス薄帯は、間隙w2がアモルファス薄帯の厚みdよりも小さいということである。さらに、占積率を向上させるためには、間隙w2が厚みdの半分以下であるとよい。
接合部の断面について図9に示す断面撮影像を用いて説明する。第1のアモルファス薄帯11gに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11hが接合部22fによって接続されている様子が示されている。断面の位置は、図5のd-d’断面である。撮像の都合により、第1のアモルファス薄帯11gは切断されている。
接合部22fの中央に示される中央部22gには、厚み方向に2本の白い線がある。図5のd-d’断面には中央に空隙があるが、これを示したものである。つまり、中央部22gの白い線より中央側の像は、空隙の奥に示される接合されたアモルファス薄帯である。すなわち、白い線は、断面よりも奥にあるアモルファス薄帯と断面のアモルファス薄帯との境界線である。
接合部22gは、第1のアモルファス薄帯11hの溶着部22f’から第2のアモルファス薄帯11gの溶着部(図示しない)までをいう。また、中央部22gの厚みより溶着部22f’の厚みが大きく、溶着部22f’の厚みよりアモルファス薄帯11hの厚みが大きい。すなわち、第1のアモルファス薄帯、第1の溶着部、中央部の順に厚みが小さくなり、また、中央部、第2の溶着部、第2のアモルファス薄帯の順に厚みが大きくなる。このような厚みの順になることで、接合部が段階的な厚みとなり、歪が生じても段階的に応力を受けることができるため、全体の品質が向上する。
アモルファス薄帯11g、11hの厚みは約20μmであり、接合部22fの厚みは約10μm程度である。また、接合部22fと第2のアモルファス薄帯11hとの間には、うねり11iがあり、接合部22fの厚み以上第2のアモルファス薄帯11hの厚み以下である。換言すると、接合部22fの厚みは、第1のアモルファス薄帯11gの厚み以下である。
そのため、接合部22gはアモルファス薄帯11gまたは11hの接合部22gを有さない領域よりも薄い。また、接合されたアモルファス薄帯を積層した場合に、接合部を有する断面よりも接合部を有さない断面の方が占積率が高い。接合部22gを設けることで、幅が広いアモルファス薄帯を製造することができる。
また、突き合わせたアモルファス薄帯の間に接合部を設けることができるため、突き合わせたアモルファス薄帯同士の間隙を小さくすることができ、幅方向の占積率を従来よりも向上させることができる。また、アモルファス薄帯は外れにくく、巻鉄心として製造工程のラッピング作業が容易となる。
なお、接合部22fの厚み方向のうち溶着部22f’に白い点が示されるが、アモルファス組織が再結晶化した領域であることが確認された部分である。
また、マイクロX線で調べたところ溶着部は結晶化した反応を示した。再結晶粒の大きさは接合部22f全体のうち中央部22g側とその両端側の溶着部22f’で異なる。中央部22g側は溶着部22f’に比べると少ないことが確認された。本実施例では溶着部周辺の方が再結晶粒がSEM観察で確認できるものであった。ただし、接合したアモルファス薄帯の磁束は長手方向に流れるため、結晶化部分が磁束の流れに与える影響は小さい。
また、結晶化領域はアモルファスと異なり,塑性変形が生じる。そのため,その溶着部の箇所が元の板厚より厚くなった場合でも押し潰すことで板厚を薄くすることができる。
実施例2について、図10を用いて説明する。図10は図2のa-a’断面を示すが、図2とはアモルファス薄帯の幅が異なる。同一の符号については説明を省略する。
第1の層10’aは、第1のアモルファス薄帯11’aに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11’bが接合部21’aによって接合されている。また、第2の層10’bは、第1のアモルファス薄帯11’cに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11’dが接合部21’bによって接合されている。
第1のアモルファス薄帯11’aと11’dは規格上同一の幅であり、第2のアモルフファス薄帯11’bと11’cは規格上同一の幅である。このような幅にすることで、第1の層10’aと第2の層10’bで、接合部21’aと21’bがそれぞれ互い違いになるように配置されている。第nの層10’nまで繰り返して配置されている。つまり、層ごとに接合部を異なる位置に配置している。
この場合は、接合部が各層で互い違いとなるため、複数層に応力が加えられても、応力が集中する点は各層で異なるため、複数層全体で応力が分散されるため、各層でほぼ同様の位置に接合部を設けた場合よりも破損しづらくなる。また、アモルファス薄帯の幅が2種類となるため、製造プロセスが簡易になるため、接合後のアモルファス薄帯を鉄心として組み上げた際に品質が向上する。
実施例3について、図11を用いて説明する。図10の変形例であり、アモルファス薄帯の幅が各層ごとに異なる。
第1の層10’cは、第1のアモルファス薄帯11’eに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11’fが接合部21’cによって接合されている。また、第2の層10’dは、第1のアモルファス薄帯11’gに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11’gが接合部21’dによって接合されている。第3の層10’eは、第1のアモルファス薄帯11’jに突き合わせられた第2のアモルファス薄帯11’iが接合部21’eによって接合されている。
第1のアモルファス薄帯11’aから11’jはそれぞれ規格上異なる幅である。このような幅にすることで、接合部21’cから21’eを各層で異なる位置に配置することができる。つまり、接合部のステップ構造にすることができるため、実施例1よりさらに、強度、柔軟性を向上させることができる。ひいては組み上がった鉄心、変圧器の寿命の向上に寄与することができる。
図12を用いて、実施例4について説明する。図11の変形例である。代表して第1の層107’fのみ図示する。
第1の層107’fは第1のアモルファス薄帯11’kと第2のアモルファス薄帯11’lが接合部21’fによって接続され、また、第2のアモルファス薄帯11’lと第3のアモルファス薄帯11’mが接合部21’gによって接続されている。
アモルファス薄帯11’k、11’l、11’mはそれぞれ規格上の幅が異なる。本発明の接合方法によれば、複数の幅のアモルファス薄帯同士を接合し、幅が広いアモルファス薄帯を製造することができる。3枚以上のアモルファス薄帯を接合することができるため、2枚の突き合わせ接合よりもさらに大容量のアモルファス鉄心及びアモルファス変圧器を実現することができる。
また、複数種類のアモルファス薄帯を接合することができるため、変圧器容量に適した幅のアモルファス薄帯を製造することができる。設計自由度が向上させることができ、より適した接合後のアモルファス薄帯となるため、高品質のアモルファス鉄心及び変圧器を提供することができる。
各実施例はそれぞれの構造を組み合わせ等可能であり、例えば実施例4に実施例2または3を適用し、複数枚のアモルファス薄帯を突き合わせ接合し、各層で異なる位置に接合部を設けることができる。この場合は、実施例2または3同様に強度、柔軟性を向上させることができる。
上記実施例についてアモルファス薄帯を代表例として説明したが、ケイ素鋼板や方向性電磁鋼板等の板状の金属部材であれば、実施可能である。
これらの方法で、幅が広いアモルファス鉄心を製造することができる。また、接合部を設けるため、鉄心を組み立てる作業の際に、アモルファス薄帯の位置ズレが生じにくくなるため、鉄心性能のバラ付きを低減できる。さらには、人手による突き合わせ面の間隙の調整が不要となるため、生産効率を向上させることが可能となる。
さらに、突き合わせし接合したアモルファス薄帯の接合部は結晶化しているが、磁気回路の流れに対して小さな断面積で接合しているため、結晶化した接合箇所の影響を抑えることができる。ひいては鉄心や変圧器として磁気損失の影響は小さくすることができる。
また、3相3脚の変圧器について説明したが、単相変圧器や、3相5脚のいわゆる外鉄形鉄心を有する変圧器にも適用可能である。
上記した各実施例の構成は、変圧器及び変圧器の鉄心のみならず、鉄心とコイルを有するリアクトル(静止誘導機器)にも本発明を適用可能である。この場合も製造されたリアクトルの鉄心ごとの占積率を向上させることができ、ひいては、鉄心特性が安定したリアクトルを提供することを実現できる。
11a…第1のアモルファス薄帯
11b…第2のアモルファス薄帯
20a…第1層
20b…第2層
30n…第n層
21、22b、22c、22d、22e、22f…接合部
30…組立体
30a…外鉄心
30b、30c…内鉄心
40a、40b、40c…コイル
41a、41b、41c、41d…溶接痕

Claims (9)

  1. 巻鉄心と、前記巻鉄心に巻き回されたコイルとを有する変圧器であって、
    前記巻鉄心は、該巻鉄心の幅方向にアモルファス薄帯が2以上並べられており、
    前記アモルファス薄帯のうち第1のアモルファス薄帯は、前記第1のアモルファス薄帯の厚みよりも小さい厚みを有する接合部を介して、第2のアモルファス薄帯に突き合わせられるように、前記第2のアモルファス薄帯と溶接により接合され、前記接合部が前記第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯との間に設けられ、
    前記接合部の中央に空隙が生じた場合に、前記接合部の外縁同士が接続されることによって、前記第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯とが接続され、
    前記接合部に結晶化された領域を有し、当該結晶化された領域は、前記接合部の中央部よりも前記接合部の両端側の溶着部に多く設けられ、
    前記接合部は、磁気回路の磁束の流れに対して小さな断面積で接合していること
    を特徴とする変圧器。
  2. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記第1のアモルファス薄帯の厚みより前記第1のアモルファス薄帯の前記溶着部の厚みの方が小さいこと
    を特徴とする変圧器。
  3. 請求項2に記載の変圧器であって、
    前記溶着部の厚みより前記接合部の中央部の厚みの方が小さいこと
    を特徴とする変圧器。
  4. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記巻鉄心の厚み方向の断面のうち、前記接合部を有する断面よりも前記接合部を有さない断面の方が占積率が高いこと
    を特徴とする変圧器。
  5. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記接合部が所定の間隔で設けられていること
    を特徴とする変圧器。
  6. 請求項1に記載の変圧器であって、
    前記第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯は異なる幅であって、
    前記接合部と、第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯が並べられた層と異なる層の接合部は異なる位置に配置されたこと
    を特徴とする変圧器。
  7. 複数枚のアモルファス薄帯が並べられ接合されたアモルファス薄帯であって、
    第1のアモルファス薄帯と前記第1のアモルファス薄帯に突き合わせられて並べられた第2のアモルファス薄帯とが、前記第1のアモルファス薄帯の厚みよりも薄い接合部を介して溶接により接合され、前記接合部が前記第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯との間に設けられ、
    前記接合部の中央に空隙が生じた場合に、前記接合部の外縁同士が接続されることによって、前記第1のアモルファス薄帯と前記第2のアモルファス薄帯とが接続され、
    前記接合部に結晶化された領域を有し、当該結晶化された領域は、前記接合部の中央部よりも前記接合部の両端側の溶着部に多く設けられ、
    前記接合部は、磁気回路の磁束の流れに対して小さな断面積で接合していること
    を特徴とするアモルファス薄帯。
  8. 請求項7に記載のアモルファス薄帯であって、
    前記第1のアモルファス薄帯の厚みより前記第1のアモルファス薄帯の前記溶着部の厚みの方が小さいこと
    を特徴とするアモルファス薄帯。
  9. 請求項8に記載のアモルファス薄帯であって、
    前記溶着部の厚みより前記接合部の中央部の厚みの方が小さいこと
    を特徴とするアモルファス薄帯。
JP2017102257A 2017-05-24 2017-05-24 変圧器及びアモルファス薄帯 Active JP7356785B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102257A JP7356785B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 変圧器及びアモルファス薄帯
PCT/JP2018/004426 WO2018216267A1 (ja) 2017-05-24 2018-02-08 変圧器及びアモルファス薄帯
CN201880005016.8A CN110073451B (zh) 2017-05-24 2018-02-08 变压器
TW107106527A TWI656545B (zh) 2017-05-24 2018-02-27 Transformer and amorphous ribbon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102257A JP7356785B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 変圧器及びアモルファス薄帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018198258A JP2018198258A (ja) 2018-12-13
JP7356785B2 true JP7356785B2 (ja) 2023-10-05

Family

ID=64395513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017102257A Active JP7356785B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 変圧器及びアモルファス薄帯

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7356785B2 (ja)
CN (1) CN110073451B (ja)
TW (1) TWI656545B (ja)
WO (1) WO2018216267A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023167015A1 (ja) * 2022-03-03 2023-09-07 Jfeスチール株式会社 三相三脚巻鉄心およびその製造方法
JP7318845B1 (ja) 2022-03-03 2023-08-01 Jfeスチール株式会社 三相三脚巻鉄心およびその製造方法
WO2023167016A1 (ja) * 2022-03-03 2023-09-07 Jfeスチール株式会社 三相三脚巻鉄心およびその製造方法
JP7318846B1 (ja) 2022-03-03 2023-08-01 Jfeスチール株式会社 三相三脚巻鉄心およびその製造方法
CN114823111B (zh) * 2022-04-06 2023-11-07 中国科学院近代物理研究所 一种能抑制加速器快脉冲涡流的电磁铁铁芯及其制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283092A (ja) 2001-03-26 2002-10-02 Nippon Steel Corp 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3399365A (en) * 1964-11-24 1968-08-27 Vadim Subovici Wound magnetic core having staggered strips
JPH01218781A (ja) * 1988-02-26 1989-08-31 Toyo Seikan Kaisha Ltd レーザビームによる突合せ溶接方法
JPH0642438B2 (ja) * 1989-03-02 1994-06-01 株式会社ダイヘン 巻鉄心の製造方法
TW376187U (en) * 1998-07-31 1999-12-01 Fortune Electric Co Ltd Mold cast type power distribution transformer of non crystal metal core
IL126748A0 (en) * 1998-10-26 1999-08-17 Amt Ltd Three-phase transformer and method for manufacturing same
JP2002083716A (ja) * 2000-09-11 2002-03-22 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 巻鉄心
JP2005026249A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Mitsuo Ebisawa トロイダルコイルのコア体
JP4397353B2 (ja) * 2005-06-22 2010-01-13 株式会社日立産機システム アモルファス変圧器
JP5867982B2 (ja) * 2008-06-13 2016-02-24 株式会社日立産機システム 変圧器、変圧器鉄心の製造装置及び製造方法
JP5676414B2 (ja) * 2011-11-01 2015-02-25 株式会社日立産機システム アモルファス鉄心変圧器
JP2014146719A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Daihen Corp 変圧器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283092A (ja) 2001-03-26 2002-10-02 Nippon Steel Corp 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018216267A1 (ja) 2018-11-29
CN110073451A (zh) 2019-07-30
CN110073451B (zh) 2021-05-28
JP2018198258A (ja) 2018-12-13
TW201901713A (zh) 2019-01-01
TWI656545B (zh) 2019-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7356785B2 (ja) 変圧器及びアモルファス薄帯
WO2017141838A1 (ja) コイル部品及びコイル部品の製造方法
KR101417791B1 (ko) 용접 트랜스, 용접 트랜스 조립체, 및 용접 장치
WO2020121691A1 (ja) 静止誘導機器用鉄心及び静止誘導機器
JP5722941B2 (ja) 静止誘導機器用鉄心
WO2018062274A1 (ja) 磁心片及び磁心
US20230207179A1 (en) Magnetic core and magnetic component
JP5898248B2 (ja) 静止誘導機器用鉄心の製造方法
JP5005169B2 (ja) 変圧器
CA2975666C (en) Electric resistance welded pipe welding apparatus
WO2017090507A1 (ja) アモルファス変圧器及びアモルファス鉄心
JP3711248B2 (ja) 鉄損特性の優れた溶接鉄芯
JPS61180408A (ja) 静止誘導電器
JP2021141218A (ja) 静止誘導電器用アモルファス巻鉄心及び静止誘導電器
EP1279177B1 (en) A wound transformer core and a method and apparatus for manufacturing thereof
JP7430115B2 (ja) 積鉄心静止誘導機器およびその製造方法
JPS6142114A (ja) 積層アモルフアス磁性合金薄帯の端部固定法
JP6655525B2 (ja) 変圧器、鉄心及びアモルファス金属部材
JP2021027115A (ja) 積鉄心静止誘導機器およびその製造方法
JP2010263233A (ja) 変圧器
JP5524271B2 (ja) 平角線材及び平角線材の製造方法
JP3198426B2 (ja) 静止誘導機器用鉄心及びその製造方法
JPS6058603A (ja) 積層鉄心
JPS5939012A (ja) 静止誘導電器の鉄心
JP2019033232A (ja) 電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170609

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210126

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220413

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220413

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220421

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220422

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220624

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220628

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7356785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150