JP7355543B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP7355543B2
JP7355543B2 JP2019137496A JP2019137496A JP7355543B2 JP 7355543 B2 JP7355543 B2 JP 7355543B2 JP 2019137496 A JP2019137496 A JP 2019137496A JP 2019137496 A JP2019137496 A JP 2019137496A JP 7355543 B2 JP7355543 B2 JP 7355543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
light
support base
irradiation port
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019137496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021020356A (ja
Inventor
雄太 藤澤
正教 石原
文二 四ノ宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2019137496A priority Critical patent/JP7355543B2/ja
Publication of JP2021020356A publication Critical patent/JP2021020356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7355543B2 publication Critical patent/JP7355543B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、光硬化性のインクを記録媒体に吐出するインクヘッドと、インクに光を照射する光照射装置とを備えたプリンタが知られている。そのようなプリンタの中には、光照射装置とインクヘッドとの間に設けられ、光照射装置からの光がインクヘッドに照射されることを抑制する遮光板を備えたものが存在する。光硬化性インクを硬化させる光がインクヘッドに照射されると、インクヘッドのノズル面に付着したインクやノズル内のインクが増粘または硬化し、一部のノズルからインクが正常に吐出されない等の問題が発生するおそれがある。そのため、一部のインクジェットプリンタは、光照射装置からの光がインクヘッドに照射されることを抑制する遮光板を備えている。例えば、特許文献1には、記録ヘッドとUV照射器との間に遮光板を備えたプリンタが開示されている。
特開2017-154381号公報
しかしながら、遮光板を設けると部品点数が増加してインクジェットプリンタのコストアップに繋がる。また、インクジェットプリンタの組立工数も増加する。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価かつ容易に光照射装置からの光がインクヘッドに照射されることを抑制できるインクジェットプリンタを提供することである。
ここに開示するインクジェットプリンタは、支持台と、キャリッジと、インクヘッドと、光照射装置と、保持部材とを備える。前記支持台は、記録媒体を支持する。前記キャリッジは、前記支持台に対向するように設けられている。前記インクヘッドは、光硬化性のインクを吐出する複数のノズルが形成されるとともに前記支持台に対向したノズル面を備え、前記キャリッジに設けられている。前記光照射装置は、前記インクを硬化させる光が照射される照射口を備えている。前記保持部材は、前記キャリッジに固定されるとともに前記照射口が前記支持台に対向するように前記光照射装置を保持する。また、前記保持部材は、前記ノズル面と前記照射口との間に位置するとともに前記照射口よりも前記支持台の側に突出した突出部を備えている。
上記インクジェットプリンタでは、遮光板の機能を果たす突出部は、光照射装置をキャリッジに取り付ける保持部材の一部である。そのため、突出部を製作する部品コストや、組立工数の増加を抑制することができる。そこで、上記インクジェットプリンタによれば、安価かつ容易に光照射装置からの光がインクヘッドに照射されることを抑制できる。
一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 フロントカバーを開けた状態のプリンタを示す正面図である。 キャリッジの下面を示す平面図である。 キャリッジの正面図である。 キャリッジの左側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタと呼ぶ。)10を示す斜視図である。以下の説明では、特に断らない限り、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。図面中の符号Yは主走査方向を示している。主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。副走査方向Xは前後方向である。副走査方向Xは、主走査方向Yに直交している。符号Zは、上下方向を示している。上下方向Zは、主走査方向Yおよび副走査方向Xに直交している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
本実施形態では、プリンタ10は、インクジェット方式のプリンタである。本実施形態において、「インクジェット方式」とは、二値偏向方式または連続偏向方式などの各種の連続方式、および、サーマル方式または圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む従来公知の各種の手法によるインクジェット式のことをいう。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成されている。本実施形態では、プリンタ10は、ケース11と、フロントカバー12とを備えている。図2は、フロントカバー12を開けた状態のプリンタ10を示す正面図である。図2に示すように、ケース11の前部には、開口が形成されている。フロントカバー12は、ケース11の開口を開閉自在に設けられている。ここでは、フロントカバー12は、後端を軸に回転可能なように、ケース11に支持されている。フロントカバー12には、窓部12aが設けられている。窓部12aは、例えば、透明のアクリル板によって形成されている。ユーザーは、窓部12aを通じてケース11の内部空間を視認することが可能である。
図2に示すように、プリンタ10の内部空間には、フラットベッド20と、ベッド移動装置25と、キャリッジ30と、キャリッジ移動装置35と、複数のインクヘッド40と、光照射装置50と、キャリッジ30に光照射装置50を取り付ける保持部材60とが設けられている。
フラットベッド20は、記録媒体5を支持する支持台である。本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆる、フラットベッドタイプのプリンタである。フラットベッド20は、平板状の部材である。フラットベッド20は、主走査方向Yおよび副走査方向Xに延びている。フラットベッド20は、上下方向Zに向いている。フラットベッド20の上面には、記録媒体5が載置される。記録媒体5の形状は特に限定されず、平板状の他、様々な立体形状を有していてもよい。また、記録媒体5の材質も特に限定されず、記録媒体5は、例えば、木、金属、ガラス、紙、布などであってもよい。フラットベッド20は、ケース11の内部空間において、主走査方向Yのほぼ中央に配置されている。
フラットベッド20の下方には、ベッド移動装置25が配置されている。ベッド移動装置25は、フラットベッド20を副走査方向Xおよび上下方向Zに移動させる部材である。フラットベッド20は、ベッド移動装置25によって下方から支持されている。ベッド移動装置25は、副走査方向移動機構25Xと、上下方向移動機構25Zとを備えている。上下方向移動機構25Zは、フラットベッド20を支持して上下方向Zに移動させる。上下方向移動機構25Zは、副走査方向移動機構25Xによって下方から支持されている。副走査方向移動機構25Xは、上下方向移動機構25Zを支持して副走査方向Xに移動させる。ただし、ベッド移動装置25の構成は限定されない。例えば、副走査方向移動機構25Xと上下方向移動機構25Zとは、上下の位置関係が逆でもよい。
キャリッジ30は、インクヘッド40、光照射装置50、保持部材60を搭載している。キャリッジ30は、フラットベッド20と対向するように設けられている。キャリッジ30は、フラットベッド20の上方に配置されている。キャリッジ30は、キャリッジ移動装置35によって主走査方向Yに移動される。キャリッジ移動装置35は、ガイドレール36と、ベルト37と、図示しない左右のプーリと、同じく図示しないモータとを備えている。
図2に示すように、ガイドレール36は、主走査方向Yに延びている。キャリッジ30は、ガイドレール36に摺動自在に係合している。キャリッジ30には無端状のベルト37が固定されている。ベルト37は、ガイドレール36の右側および左側に設けられたプーリ(図示省略)に巻き掛けられている。一方のプーリには図示しないモータが取り付けられている。モータが駆動するとプーリが回転し、ベルト37が走行する。それにより、キャリッジ30がガイドレール36に沿って主走査方向Yに移動する。
複数のインクヘッド40は、キャリッジ30に設けられている。複数のインクヘッド40は、ここでは、キャリッジ30の下面に設けられている。図3は、キャリッジ30の下面を示す平面図である。図4は、キャリッジ30の正面図である。図5は、キャリッジ30の左側面図である。ただし、図3~図5では、一部の部材の図示を省略している。図3に示すように、複数のインクヘッド40は、主走査方向Yに並んで配置されている。複数のインクヘッド40は、いずれも副走査方向Xに延びている。インクヘッド40の数はここでは4個であるが、インクヘッドの数は限定されない。
複数のインクヘッド40は、それぞれ、複数のノズル41が形成されたノズル面42を備えている。図4に示すように、ノズル面42は、フラットベッド20に対向している。図3に示すように、ノズル面42は、副走査方向Xに延びている。ノズル面42において、複数のノズル41は、副走査方向Xに並んでノズル列43を形成している。ノズル41は、インクが吐出される微細な穴である。ノズル41は、それぞれ、インクが貯留される圧力室に連通している。インクは、例えば圧電素子等の駆動によって圧力室が膨張/収縮されることによってノズル41から吐出される。なお、図3では、1つのノズル列43を形成するノズル41の数は5個に図示されているが、実際にはもっと多数(例えば300個)のノズル41が形成されている。1つのノズル列43に形成されるノズル41の数は限定されない。
複数のインクヘッド40には、それぞれ、図示しないインクチューブによってインクカートリッジ45が接続されている。図2に示すように、インクカートリッジ45は、インクカートリッジ収容部46に収容されている。複数のノズル列43には、それぞれ異なるインクカートリッジ45が接続されている。複数のインクカートリッジ45には、それぞれ異なる色のインクが収容されている。
本実施形態では、複数のインクヘッド40から吐出されるインクは、いずれも光硬化性インクである。光硬化性インクは、ここでは、紫外線を照射されると硬化する紫外線硬化型のインクである。光硬化性インクの成分、特性等は特に限定されない。また、吐出されるインクの色も限定されない。
光照射装置50は、保持部材60を介してキャリッジ30に固定されている。ここでは、光照射装置50は、インクヘッド40の左側に配置されている。図3に示すように、光照射装置50は、インクを硬化させる光を生成する光源51と、光源51からの光を外部に向かって照射する照射口52とを備えている。光源51は、例えば、複数の紫外線発光ダイオードから構成されている。照射口52は、ここでは、光を通過させるカバーが設けられた開口部である。ただし、照射口52は、カバー等に覆われない単なる開口部でもよい。照射口52は、副走査方向Xに延びている。照射口52の副走査方向Xの長さL2は、ノズル列43の副走査方向Xの長さL1よりも長い。
保持部材60は、キャリッジ30と光照射装置50の間に設けられている。保持部材60は、光照射装置50をキャリッジ30に固定している。保持部材60は、キャリッジ30に固定されるとともに光照射装置50を保持している。それにより、光照射装置50は、キャリッジ30に固定される。図4に示すように、保持部材60は、照射口52がフラットベッド20に対向するように光照射装置50を保持している。また、保持部材60は、照射口52がノズル列43と主走査方向Yに並ぶように光照射装置50を保持している。
図3に示すように、本実施形態では、保持部材60は、直方体の箱状に形成されている。保持部材60は、ここでは、金属板を曲げて平面視においてリング状に形成された部材の上縁および下縁にそれぞれ蓋部および底部を取り付けたものである。保持部材60が箱状に形成されることによって保持部材60の剛性が高くなり、それにより、キャリッジ30の移動による光照射装置50の振動が抑制される。保持部材60の左側面60Lには、光照射装置50がボルトB1によって締結されている。光照射装置50と保持部材60との位置関係は、一義的に決まるように構成されている。
図5に示すように、保持部材60の左側面60Lの下端60Uは、光照射装置50の照射口52よりも下方に位置している。下端60Uは、インクヘッド40のノズル面42より上方に位置していても下方に位置していてもよいが、ここでは、ノズル面42よりも上方に位置している。保持部材60のうち照射口52よりも下方に位置する部分は、ノズル面42と照射口52との間に位置するとともに照射口52よりもフラットベッド20の側に突出した突出部61を構成している。突出部61は、照射口52から照射された光がノズル面42に届くのを抑制する遮光板として機能する。突出部61は、ここでは、平板状であり、平面部を主走査方向Yに向けるように設けられている。突出部61は、副走査方向Xおよび上下方向Zに延びている。
突出部61は、ここでは、金属によって構成されているが、その材料は特に限定されない。ただし、光照射装置50が照射する光を透過しないように構成されているのが好ましい。図3に示すように、突出部61の副走査方向Xの長さL3は、ノズル列43の副走査方向Xの長さL1よりも長く構成されている。突出部61の後方側の端部61Rrは、ノズル列43を形成するノズル41のうち最も後方に位置するノズル41よりも後方に位置している。突出部61の前方側の端部61Fは、ノズル列43を形成するノズル41のうち最も前方に位置するノズル41よりも前方に位置している。これにより、ノズル列43のうち副走査方向Xのどの位置にあるノズル41に対しても同じ遮光効果が得られる。言い換えれば、突出部61による遮光効果を受けられないノズル41がノズル列43に生じない。
図5に示すように、保持部材60の左側面60Lには、上下方向Zに長い2つの長孔62が形成されている。長孔62は、キャリッジ30に対する保持部材60の上下方向Zの位置を調整する調整部の一例である。長孔62にはボルトB2が挿入される。キャリッジ30には、ボルトB2が締結されるネジ孔が形成されている。ボルトB2がネジ孔に強固に締結されていないうちは、保持部材60は、長孔62に沿って上下方向Zに移動できる。キャリッジ30に対する保持部材60の位置が決まると、ボルトB2は、保持部材60の位置が変わらないようにキャリッジ30に締結される。それにより、保持部材60は、キャリッジ30に固定される。
長孔62による高さ調整により、保持部材60は、照射口52とフラットベッド20との間の距離、および、突出部61とフラットベッド20との間の距離をともに調整できる。すなわち、保持部材60は、照射口52と突出部61との間の位置関係を維持したまま、照射口52および突出部61のフラットベッド20に対する高さを調整可能に構成されている。
保持部材60は、光照射装置50によって照射された光のフラットベッド20での一次反射光が複数のノズル列43に当たらないような高さに調整される。キャリッジ30に対する保持部材60の上下方向Zの位置は、照射口52から照射される光のうち突出部61によって遮蔽されなかった光のフラットベッド20での一次反射光がノズル列43に当たらないような位置に調整されている。突出部61の下端60Uのフラットベッド20からの高さは、照射口52から照射される光のフラットベッド20での正反射光の軌道に基づいて算出される。図4に示すように、突出部61の下端60Uと照射口52との位置関係により、突出部61によって遮蔽されない光の最小角度θmが決定する。最小角度θmは、水平面に対する角度である。図4に示すように、最小角度θmは、X方向視における照射口52の左端と突出部61の下端60Uとを結ぶ直線の水平線に対する角度である。最小角度θmよりも小さな角度の(水平に近い)光は、突出部61によって遮られ、突出部61よりもインクヘッド40側(ここでは、右方)には照射されない。
キャリッジ30に対する保持部材60の位置を調整することにより突出部61のフラットベッド20に対する高さを調整すると、光の一次反射光Lfの軌道も変化する。突出部61のフラットベッド20に対する高さを小さくすると、フラットベッド20における光の反射点Pfが左方にシフトする。それにより、光の一次反射光Lfの軌道も左方にシフトする。図4に示すように、光の一次反射光Lfの軌道が最も左方のインクヘッド40のノズル面42よりも左方を通るように保持部材60の位置を調整すれば、照射口52から照射される光のうち突出部61によって遮蔽されなかった光のフラットベッド20での一次反射光Lfは、全てのインクヘッド40のノズル面42に照射されない。ただし、キャリッジ30に対する保持部材60の位置は、光の一次反射光が全てのインクヘッド40のノズル面42に照射されないような位置に調整されなければならないわけではない。
このように、本実施形態に係るプリンタ10は、キャリッジ30に固定されるとともに光照射装置50を保持する保持部材60を備え、保持部材60は、ノズル面42と照射口52との間に位置するとともに照射口52よりもフラットベッド20の側に突出した突出部61を備えている。かかる構成によれば、光照射装置50をキャリッジ30に固定する保持部材60によって照射口52から照射された光がノズル面42に届くことを抑制することができる。突出部61により、保持部材60は、照射口52から照射された光の一部を遮る遮光部材としても機能する。
光硬化性インクを硬化させる光がインクヘッド40のノズル面42に照射されると、ノズル面42に付着したインクやノズル41内のインクが増粘または硬化する。そのため、一部のノズル41からインクが正常に吐出されない等の問題が発生するおそれがある。そのため、一部のインクジェットプリンタには、照射口52から照射された光がノズル面42に届くことを抑制する遮光板が設けられている。ただし、遮光板を設けると部品点数が増加してコストアップに繋がる。また、組立工数も増加する。しかし、本実施形態によれば、遮光板の機能を果たす突出部61は光照射装置50をキャリッジ30に取り付ける保持部材60の一部であるため、安価かつ容易にインクジェットプリンタに遮光板を追加することができる。
また、本実施形態では、突出部61の副走査方向Xの長さL3は、ノズル列43の副走査方向Xの長さL1よりも長い。かかる構成によれば、ノズル列43のうち副走査方向Xのどの位置にあるノズル41に対しても同じ遮光効果が得られる。言い換えれば、突出部61による遮光効果を受けられないノズル41がノズル列43に生じない。
本実施形態では、保持部材60は、キャリッジ30に対する上下方向Zの位置を調整可能な調整部(長孔62)を備え、調整部によって照射口52とフラットベッド20との間の距離および突出部61とフラットベッド20との間の距離をともに調整可能に構成されている。かかる構成によれば、保持部材60の位置を変更するだけで照射口52および突出部61の位置が同時に変更できるため、照射口52および突出部61の位置調整が容易である。
さらに本実施形態では、保持部材60のキャリッジ30に対する上下方向Zの位置は、照射口52から照射される光のうち突出部61によって遮蔽されなかった光のフラットベッド20での一次反射光Lfがノズル列43に当たらないような位置に調整されている。かかる構成によれば、光量の多い一次反射光Lfがノズル列43に届くのを防止することができる。そこで、照射口52から照射された光がノズル列43に届くことをより効果的に抑制することができる。また、かかる構成によれば、インクヘッド40の位置の変更その他の設計変更があっても、キャリッジ30に対する保持部材60の上下方向Zの位置を調整するだけで対応できる。
以上、好適な一実施形態について説明した。しかし、本発明のインクジェットプリンタは、上記した実施形態に限定されない。例えば、上記した実施形態では、保持部材60は、箱状に形成された部材であったが、保持部材60の形状は限定されない。保持部材は、キャリッジに固定され、光照射装置を保持し、突出部を備えていればよく、それ以上限定されない。例えば、突出部は、板状ではなく、もっと厚みを有していてもよい。また、突出部は、必ずしも副走査方向に平行に延びる必要はなく、副走査方向に対して傾いた方向に延びていてもよい。同様に、突出部は、必ずしもフラットベッドの上面に直交する方向に延びる必要はなく、上記直交方向に対して傾いた方向に延びていてもよい。キャリッジに対する保持部材の位置を調整する調整部の構成も長孔に限定されない。
また、上記した実施形態では、フラットベッド20と突出部61との間の上下方向Zの距離は、キャリッジ30に対する保持部材60の位置を調整することにより調整され、突出部61と照射口52との位置関係は不動であった。しかし、フラットベッドと突出部との間の距離は、照射口とは無関係に調整できてもよい。例えば、突出部は、保持部材の本体にスライド可能に係合され、フラットベッドに接近または離反するように移動できてもよい。
上記した実施形態では、プリンタ10はフラットベッドタイプのプリンタであったが、プリンタの構成は特に限定されない。例えば、ここに開示される技術は、記録媒体がロールから供給されるタイプのプリンタに対して適用されてもよい。記録媒体を支持する支持台は、ロールから供給される記録媒体が載置されるプラテンであってもよい。
上記した実施形態では、キャリッジ30は主走査方向Yに移動されたが、移動しなくてもよい。ここに開示される技術において、キャリッジはインクヘッドを搭載し、保持部材を介して光照射装置が取り付けられる部材であり、それ以上限定されない。
その他、特に言及がない限り、上記した実施形態は本発明を限定しない。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
20 フラットベッド(支持台)
30 キャリッジ
40 インクヘッド
41 ノズル
42 ノズル面
43 ノズル列
50 光照射装置
52 照射口
60 保持部材
61 突出部
62 長孔(調整部)
X 副走査方向(第1方向)
Y 主走査方向(第2方向)
Z 上下方向(第3方向)

Claims (5)

  1. 記録媒体を支持する支持台と、
    底面が前記支持台に対向するように設けられたキャリッジと、
    光硬化性のインクを吐出する複数のノズルが形成されるとともに前記支持台に対向したノズル面を備え、前記キャリッジの前記底面に設けられたインクヘッドと、
    前記インクを硬化させる光が照射される照射口を備えた光照射装置と、
    前記キャリッジの側方に配置されるとともに前記キャリッジに固定され前記照射口が前記支持台に対向するように前記光照射装置を保持する保持部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、
    前記キャリッジの側面に当接した第1側面と、
    前記第1側面と向かい合うように設けられ、前記光照射装置が固定された第2側面と、を備え、
    前記第2側面は、前記ノズル面と前記照射口との間に位置するとともに前記照射口よりも前記支持台の側に突出した突出部を備えている、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記複数のノズルは、第1方向に並んでノズル列を形成しており、
    前記照射口は、前記ノズル列と前記第1方向に直交する第2方向に並んで設けられ、
    前記突出部の前記第1方向の長さは、前記ノズル列の前記第1方向の長さよりも長い、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記突出部の前記第1方向の一方側の端部は、前記ノズル列を形成する前記ノズルのうち最も前記一方側に位置するノズルよりも前記一方側に位置しており、
    前記突出部の前記第1方向の他方側の端部は、前記ノズル列を形成する前記ノズルのうち最も前記他方側に位置するノズルよりも前記他方側に位置している、
    請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 記録媒体を支持する支持台と、
    前記支持台に対向するように設けられたキャリッジと、
    光硬化性のインクを吐出する複数のノズルが形成されるとともに前記支持台に対向したノズル面を備え、前記キャリッジに設けられたインクヘッドと、
    前記インクを硬化させる光が照射される照射口を備えた光照射装置と、
    前記キャリッジに固定されるとともに前記照射口が前記支持台に対向するように前記光照射装置を保持する保持部材と、
    を備え、
    前記支持台は、第1方向および前記第1方向に直交する第2方向に延びるとともに、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向を向いており、
    前記保持部材は、前記ノズル面と前記照射口との間に位置するとともに前記照射口よりも前記支持台の側に突出した突出部と、前記キャリッジに対する前記第3方向の位置を調整可能な調整部と、を備え、前記調整部によって前記照射口と前記支持台との間の距離および前記突出部と前記支持台との間の距離をともに調整可能に構成されている
    インクジェットプリンタ。
  5. 前記複数のノズルは、前記第1方向に並んでノズル列を形成しており、
    前記照射口は、前記ノズル列と前記第2方向に並んで設けられ、
    前記保持部材の前記キャリッジに対する前記第3方向の位置は、前記照射口から照射される光のうち前記突出部によって遮蔽されなかった光の前記支持台での一次反射光が前記ノズル列に当たらないような位置に調整されている、
    請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
JP2019137496A 2019-07-26 2019-07-26 インクジェットプリンタ Active JP7355543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137496A JP7355543B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137496A JP7355543B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021020356A JP2021020356A (ja) 2021-02-18
JP7355543B2 true JP7355543B2 (ja) 2023-10-03

Family

ID=74573992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019137496A Active JP7355543B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7355543B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022123199A (ja) 2021-02-12 2022-08-24 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 電動遠心圧縮機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110974A (ja) 2004-09-16 2006-04-27 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェットプリンタ
JP2008073916A (ja) 2006-09-20 2008-04-03 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP2010264662A (ja) 2009-05-14 2010-11-25 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2015089634A (ja) 2013-11-06 2015-05-11 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置および液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2015186918A (ja) 2014-03-12 2015-10-29 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷装置およびインクジェット印刷方法
JP2017154381A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置、画像形成方法
JP2019069549A (ja) 2017-10-10 2019-05-09 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び印刷方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110974A (ja) 2004-09-16 2006-04-27 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェットプリンタ
JP2008073916A (ja) 2006-09-20 2008-04-03 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP2010264662A (ja) 2009-05-14 2010-11-25 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2015089634A (ja) 2013-11-06 2015-05-11 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置および液体噴射装置のメンテナンス方法
JP2015186918A (ja) 2014-03-12 2015-10-29 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷装置およびインクジェット印刷方法
JP2017154381A (ja) 2016-03-02 2017-09-07 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置、画像形成方法
JP2019069549A (ja) 2017-10-10 2019-05-09 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021020356A (ja) 2021-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4893868B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッド位置調整方法
JP2006188013A (ja) 記録ヘッド位置調整構造、インクジェット記録装置及び記録ヘッド位置調整方法
JP7355543B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP6708411B2 (ja) 角度調整機構、プリンタおよび角度調整機構を使用した角度調整方法
JP5803254B2 (ja) 画像形成装置
JP5760346B2 (ja) 液体噴射装置
US11701900B2 (en) Printer provided with condenser lens that focuses light emitted for curing ink deposited on printing object
JP2020185738A (ja) インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法
JP7186665B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP6685794B2 (ja) 印刷装置
JP6976921B2 (ja) 液体吐出ヘッドのワイピングユニットおよびインクジェットプリンタ
JP6725728B1 (ja) インクジェットプリンタ
JP2011083910A (ja) 紫外線照射装置およびインクジェットプリンタ
JP7015779B2 (ja) 液体吐出ヘッドのワイピングユニットおよびインクジェットプリンタ
JP7323366B2 (ja) インクジェットプリンタ
WO2024171339A1 (ja) インクジェットプリンタ
JP6127636B2 (ja) 記録装置
JP7343322B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2024081916A (ja) インクジェットプリンタ
JP7320432B2 (ja) インクジェットプリンタおよびインクジェットプリンタの制御方法
JP7457515B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2006272645A (ja) 液体噴射装置
JP7240968B2 (ja) 吸着テーブルおよび印刷システム
JP6199126B2 (ja) プリンタにおける紫外線照射装置
JP7321838B2 (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7355543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150