JP7355473B1 - 循環腫瘍細胞分離キット、循環腫瘍細胞分離容器及び循環腫瘍細胞の分離方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記水溶液は、抗凝固剤を含み、かつ、分子量が75以上500以下の低分子化合物(以下、「低分子化合物(A)」と記載することがある)又は数平均分子量が2,000以上200,000未満の高分子化合物(以下、「高分子化合物(B)」と記載することがある)を含む。したがって、上記水溶液は、抗凝固剤を含み、かつ、低分子化合物(A)又は高分子化合物(B)を含む。上記水溶液は、抗凝固剤と、水とを含むことが好ましい。上記水溶液に含まれる溶質は、抗凝固剤を含む。上記水溶液に含まれる溶質は、低分子化合物(A)又は高分子化合物(B)を含む。本発明の効果をより一層効果的に発揮させる観点からは、上記水溶液は、低分子化合物(A)と高分子化合物(B)とを含むことが好ましい。
上記水溶液は、抗凝固剤を含む。上記抗凝固剤として、従来公知の抗凝固剤を用いることができる。上記抗凝固剤は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記水溶液は、分子量が75以上500以下の低分子化合物(低分子化合物(A))を含むことが好ましい。低分子化合物(A)は、抗凝固剤とは異なる化合物である。低分子化合物(A)を用いることにより、浸透圧が調整しやすくなる。低分子化合物(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記水溶液は、数平均分子量が2,000以上200,000未満(2千以上20万未満)の高分子化合物(高分子化合物(B))を含むことが好ましい。高分子化合物(B)は、抗凝固剤とは異なる化合物である。高分子化合物(B)を用いることにより、本発明の効果が発揮される理由は、高分子化合物(B)がCTCの細胞膜を効果的に保護することによって、CTCを安定化させるためであると推察されるが、これに限定されない。高分子化合物(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記水溶液は、本発明の効果を損なわない限り、上述した成分(抗凝固剤、低分子化合物(A)及び高分子化合物(B))以外の他の成分を含んでいてもよい。
上記細胞分離材として、従来公知の細胞分離材を用いることができる。細胞分離材は、遠心分離後に、CTCを含む血漿と、赤血球等の血球細胞との間に隔壁を形成可能な比重を有する。上記細胞分離材としては、細胞分離用組成物、及び細胞分離用冶具等が挙げられる。細胞分離材の作製が容易であることから、上記細胞分離材は、上記細胞分離用組成物であることが好ましい。
上記細胞分離用組成物は、遠心分離時に血漿層と血球層との間に移動して隔壁を形成する組成物である。上記細胞分離用組成物は、チクソトロピー性を有することが好ましい。
上記「25℃で流動性を有する」とは、25℃での粘度が500Pa・s以下であることを意味する。
上記無機微粉末としては、微粉末シリカ、酸化チタン粉末、炭酸カルシウム粉末、酸化亜鉛粉末、アルミナ粉末、ガラス微粉末、タルク粉末、カオリン粉末、ベントナイト粉末、チタニア粉末、及びジルコニウム粉末等が挙げられる。
上記細胞分離用組成物は、本発明の効果を損なわない限り、上述した成分以外の他の成分を含んでいてもよい。上記他の成分としては、有機ゲル化剤、熱可塑性エラストマー、ポリアルキレングリコール、シリコーンオイル、補助溶媒、酸化防止剤、着色剤及び水等が挙げられる。上記他の成分はそれぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記細胞分離用冶具は、遠心分離時に血漿層と血球層との間に移動して隔壁を形成する冶具である。
上記CTC分離キットは、血液採取容器と、細胞分離容器とを備える。上記CTC分離キットは、後述するように、血球凝集剤をさらに備えることが好ましい。
上記血液採取容器は、血液採取容器本体と、上記血液採取容器本体内に収容された上記水溶液とを備える。したがって、上記血液採取容器には、上記水溶液が収容されている。また、上記血液採取容器には、所定量の血液が採取される。
上記細胞分離容器は、細胞分離容器本体と、上記細胞分離容器本体内に収容された上記細胞分離材とを備える。したがって、上記細胞分離容器には、上記細胞分離材が収容されている。
上記CTC分離キットは、血球凝集剤を備えることが好ましい。上記血球凝集剤は、容器に収容されていることが好ましい。すなわち、上記CTC分離キットは、血球凝集剤が収容された第3の容器を備えることが好ましい。血球凝集剤を用いることにより、細胞分離容器を遠心分離した際に、赤血球及び白血球などの不要な血球細胞が細胞分離材よりも下方に移動しやすくなり、CTCと血球細胞とをより一層良好に分離させることができる。
以下、上述したCTC分離キットを用いて、血液中のCTCを分離する方法について説明する。
上記CTCの分離方法(1)は、上記水溶液が収容された上記血液採取容器に血液を採取して、上記血液と上記水溶液とが混合された検体を得る血液採取工程を備える。上記CTCの分離方法(1)では、上記検体の浸透圧を適度に小さくすることができるので、本発明の効果が効果的に発揮される。上記血液と上記水溶液との混合方法としては、転倒混和等が挙げられる。
上記CTCの分離方法(1)は、上記細胞分離材が収容された上記細胞分離容器に、上記検体を添加する添加工程を備える。
上記CTCの分離方法(1)は、上記検体が添加された上記細胞分離容器を遠心分離する遠心分離工程を備える。遠心分離工程により、細胞分離材によって形成された隔壁よりも下側に血球成分が移動し、上側に血漿及びCTCが移動する。
上記CTCの分離方法(1)は、血漿中に分離された循環腫瘍細胞(CTC)を回収する回収工程を備える。遠心分離工程後、CTCは細胞分離材により形成された隔壁上に堆積したり、血漿中に存在したりしている。そのため、ピペッティングにより緩やかに血漿を撹拌して、隔壁上に堆積したCTCを懸濁してから回収することが好ましい。
上記CTC分離容器は、容器本体と、上記容器本体内に収容された上記水溶液と、上記容器本体内に収容された上記細胞分離材とを備える。したがって、上記CTC分離容器には、上記水溶液と、上記細胞分離材とが収容されている。また、上記CTC分離容器には、所定量の血液が採取される。
以下、上述したCTC分離容器を用いて、血液中のCTCを分離する方法について説明する。
上記CTCの分離方法(2)は、上記CTC分離容器に血液を採取して、上記血液と上記水溶液とが混合された検体を得る血液採取工程を備える。上記CTCの分離方法(2)では、上記検体の浸透圧を小さくすることができるので、本発明の効果が効果的に発揮される。上記血液と上記水溶液との混合方法としては、転倒混和等が挙げられる。
上記CTCの分離方法(2)は、上記検体が収容された上記CTC分離容器を遠心分離する遠心分離工程を備える。遠心分離工程により、細胞分離材によって形成された隔壁よりも下側に血球成分が移動し、上側に血漿及びCTCが移動する。
上記CTCの分離方法(2)は、血漿中に分離された循環腫瘍細胞(CTC)を回収する回収工程を備える。遠心分離工程後、CTCは細胞分離材により形成された隔壁上に堆積したり、血漿中に存在したりしている。そのため、ピペッティングにより緩やかに血漿を撹拌して、隔壁上に堆積したCTCを懸濁してから回収することが好ましい。
上記CTCの分離方法(1)又は(2)によって分離されたCTCを検出する方法としては、CTCを蛍光標識したのち、蛍光標識されたCTCを検出機器を用いて検出する方法等が挙げられる。
エチレンジアミン四酢酸二カリウム二水和物(EDTA2K・2H2O)
塩化ナトリウム
硫酸アンモニウム
トレハロース2H2O
デキストラン(数平均分子量:40,000)
ポリエチレングリコール(数平均分子量:4,000)
(メタ)アクリル系樹脂:
アクリル酸-2-エチルヘキシルとアクリル酸ブチルとをアゾ系重合開始剤の存在下で溶液重合法によりラジカル重合させ、25℃で流動性を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体を得た。
親水性シリカ(微粉末シリカ、日本アエロジル社製「200CF」)
疎水性シリカ(微粉末シリカ、日本アエロジル社製「RX200」)
炭酸カルシウム粉末(IMERYS社製「Socal UP-G」)
シリコーンオイル(東レダウコーニング社製「SF8410」)
(メタ)アクリル系樹脂91.9重量部と、親水性シリカ1.00重量部と、疎水性シリカ5.0重量部と、炭酸カルシウム粉末1.95重量部と、シリコーンオイル0.15重量部とを混合し、細胞分離用組成物Aを作製した。
(メタ)アクリル系樹脂92.4重量部と、親水性シリカ0.55重量部と、疎水性シリカ6.9重量部と、シリコーンオイル0.15重量部とを混合し、細胞分離用組成物Bを作製した。
(1)血液採取容器の作製
表1に示す成分を水(注射用水)に溶解して水溶液を得た。得られた水溶液の成分の種類及び濃度を表1に示す。
1.8gの細胞分離用組成物Aを、細胞分離容器本体の底部に収容し、スクリューキャップにより密封した。このようにして細胞分離容器を作製した。
水溶液の組成及び細胞分離用組成物の種類を表1,2のように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、血液採取容器と細胞分離容器とを備えるCTC分離キットを得た。
(1)血液採取容器の作製
抗凝固剤33重量部を、水67重量部に溶解して、混合液を得た。また、得られた混合液23mgを、血液採取容器本体の内壁面に塗布し、乾燥させた。血液採取容器内部を、血液採取量が5mLとなるように減圧し、ブチルゴム栓により密封した。このようにして血液採取容器を作製した。
実施例1と同様にして、細胞分離容器を作製した。
CTC分離容器の作製:
表3に示す成分を水(注射用水)に溶解して水溶液を得た。得られた水溶液の成分の種類及び濃度を表3に示す。
水溶液の組成及び細胞分離用組成物の種類を表3,4のように変更したこと以外は、実施例6と同様にして、CTC分離容器を作製した。
1.8gの細胞分離用組成物Aを、容器本体の底部に収容した。抗凝固剤33重量部を、水67重量部に溶解して、混合液を得た。また、得られた混合液23mgを、容器本体の内壁面に塗布し、乾燥させた。容器内部を、血液採取量が5mLとなるように減圧し、ブチルゴム栓により密封した。このようにしてCTC分離容器を作製した。
(1)混合液の浸透圧
(1-1)CTC分離キットを用いた場合の試験手順
得られた血液採取容器に生理食塩水5mLを採取した。生理食塩水を採取した後、転倒混和して、生理食塩水と血液採取容器内に収容された水溶液とを混合し、混合液を得た。得られた混合液の浸透圧を、浸透圧計(アークレイ社製「OM-6060」)を用いて、氷点降下法により測定した。なお、同様にして、血液採取容器内に収容された水溶液の浸透圧も測定した。
得られたCTC分離容器に生理食塩水5mLを採取した。生理食塩水を採取した後、転倒混和して、生理食塩水とCTC分離容器内に収容された水溶液とを混合し、混合液を得た。得られた混合液の浸透圧を、浸透圧計(アークレイ社製「OM-6060」)を用いて、氷点降下法により測定した。なお、同様にして、CTC分離容器内に収容された水溶液の浸透圧も測定した。
(2-1)CTC分離キットを用いた場合の試験手順(血液採取工程~遠心分離工程)
得られたCTC分離キットを用いて、以下の手順でCTCの回収率を求める試験を行った。なお、各実施例及び各比較例において、CTC分離キットを2組用いた。1組目のCTC分離キットでは、血液採取工程からCTCの検出の工程までを同日に行った。一方、2組目のCTC分離キットでは、血液採取工程から添加工程までを同日に行った後、4日間保管し、次いで、遠心分離工程からCTCの検出の工程までを同日に行った。
血液採取容器に、血液5mLを採取した。血液を採取した後、転倒混和して、血液と血液採取容器内に収容された水溶液が混合された検体を得た。
細胞分離容器に、得られた検体1mLを添加した。
血球凝集剤として、STEMCELL Technologies社製「RosetteSep human CD45 depletion cocktail」を用意した。実施例1~3,5及び比較例1~3では、50μLの血球凝集剤を、CTCが添加された細胞分離容器に添加し、20分間静置した。次いで、細胞分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。実施例4では、血球凝集剤を使用することなく、細胞分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。遠心分離後、細胞分離用組成物により形成された隔壁よりも上方に血漿が位置しており、CTCは隔壁上に堆積していた。
得られたCTC分離容器を用いて、以下の手順でCTCの回収率を求める試験を行った。なお、各実施例及び各比較例において、CTC分離容器を2本用いた。1本目のCTC分離容器では、血液採取工程からCTCの検出の工程までを同日に行った。一方、2本目のCTC分離容器では、血液採取工程後、4日間保管し、次いで、遠心分離工程からCTCの検出の工程までを同日に行った。
CTC分離容器に、血液5mLを採取した。血液を採取した後、転倒混和して、血液とCTC分離容器内に収容された水溶液が混合された検体を得た。
血球凝集剤として、STEMCELL Technologies社製「RosetteSep human CD45 depletion cocktail」を用意した。実施例6~8,10及び比較例4~6では、250μLの血球凝集剤を、CTCが添加されたCTC分離容器に添加し、20分間静置した。次いで、CTC分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。実施例9では、血球凝集剤を使用することなく、CTC分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。遠心分離後、細胞分離用組成物により形成された隔壁よりも上方に血漿が位置しており、CTCは隔壁上に堆積していた。
<回収工程>
ピペッティングにより緩やかに血漿を撹拌して、隔壁上に堆積したCTCを血漿中に懸濁させてから、血漿をエッペンドルフチューブに回収した。次いで、回収した血漿に、該血漿1mLあたり1mLの溶血剤を添加した。血漿と溶血剤との混合液を25℃で15分間撹拌した後、25℃で500G及び5分間の条件で遠心分離することにより、血漿中に混入している赤血球を溶血させた。上澄み液を除去し、ペレットをPBSと10%BSA液との混合液で懸濁させ、再度溶血処理を行った。溶血処理後、上澄み液を除去し、ペレットを、PBSと10%BSA液との混合液80μLで懸濁して懸濁液を得た。
80μLの懸濁液に、20μLのFcR Blocking Reagent (Miltenyi Biotec社製)を添加し、ボルテックスミキサーにより撹拌した後、4℃の暗室下で10分間静置した。次いで、懸濁液に、2μLのCD326(EpCAM)-FITC抗体(ヒト)(Miltenyi Biotec社製)を添加して、軽くピペッティングし、4℃の暗室下で10分間静置した。次いで、懸濁液を、PBSと10%BSA液との混合液1mLで洗浄した。この液を96wellプレートに添加して、該プレートに細胞を播種した。次いで、蛍光顕微鏡観察を行うことにより、染色された細胞数をカウントした。
A:蛍光顕微鏡により観測されたCell Line(MCF-7)の数
B:血液に添加したCell Line(MCF-7)の数
血液採取工程からCTCの検出の工程までを同日に行った場合(保管0日)に回収したCTCの蛍光強度(0)と、4日間保管した場合に回収したCTCの蛍光強度(4)とを、蛍光顕微鏡観察を用いて確認した。具体的には、回収した細胞に、波長470nmの光(LED光源)を照射し、CTCの蛍光強度を観察した。なお、蛍光強度の強い細胞は生細胞であり、蛍光強度の弱い細胞は死細胞又は表面抗原が消失している細胞である。
○:蛍光強度(4)が、蛍光強度(0)と同等の強度を維持している
×:蛍光強度(4)が、蛍光強度(0)よりも明らかに小さい
(4-1)CTC分離キットにおける細胞分離容器を用いた場合の試験手順(血液採取工程~遠心分離工程)
得られたCTC分離キットを用いて、以下の手順で、細胞分離用組成物により形成された隔壁上に残存する白血球数の変化率を求める試験を行った。なお、CTC分離キットを2組用いた。1組目のCTC分離キットでは、血液採取工程から白血球数の測定までを同日に行った。一方、2組目のCTC分離キットでは、血液採取工程から添加工程までを同日に行った後、4日間保管し、次いで、遠心分離工程から白血球数の測定までを同日に行った。
血液採取容器に、血液5mLを採取した。血液を採取した後、転倒混和して、血液と血液採取容器内に収容された水溶液が混合された検体を得た。
細胞分離容器に、得られた検体1mLを添加した。
血球凝集剤として、STEMCELL Technologies社製「RosetteSep human CD45 depletion cocktail」を用意した。50μLの血球凝集剤を、細胞分離容器に添加し、20分間静置した。次いで、細胞分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。遠心分離後、細胞分離用組成物により形成された隔壁よりも上方に血漿が位置しており、また、白血球は隔壁上に堆積していた。
得られたCTC分離容器を用いて、以下の手順で、細胞分離用組成物により形成された隔壁上に残存する白血球数の変化率を求める試験を行った。なお、CTC分離容器を2本用いた。1本目のCTC分離容器では、血液採取工程から白血球数の測定までを同日に行った。一方、2本目のCTC分離容器では、血液採取工程後、4日間保管し、次いで、遠心分離工程から白血球数の測定までを同日に行った。
CTC分離容器に、血液5mLを採取した。血液を採取した後、転倒混和して、血液とCTC分離容器内に収容された水溶液が混合された検体を得た。
血球凝集剤として、STEMCELL Technologies社製「RosetteSep human CD45 depletion cocktail」を用意した。250μLの血球凝集剤を、CTC分離容器に添加し、20分間静置した。次いで、CTC分離容器を25℃で1500G及び20分間の条件で遠心分離した。遠心分離後、細胞分離用組成物により形成された隔壁よりも上方に血漿が位置しており、また、白血球は隔壁上に堆積していた。
<回収工程>
ピペッティングにより緩やかに血漿を撹拌して、隔壁上に堆積した白血球を血漿中に懸濁させてから、血漿をエッペンドルフチューブに回収した。
多項目自動血球分析装置(SYSMEX社製「XNシリーズ」)を用いて、回収液中の白血球数を測定した。
A:隔壁上の白血球数(4)
B:隔壁上の白血球数(0)
2…細胞分離容器
5…CTC分離キット
6…CTC分離容器
11…血液採取容器本体
12…水溶液
13…栓体
21…細胞分離容器本体
22…細胞分離材
23…栓体
61…容器本体
62…水溶液
63…細胞分離材
64…栓体
Claims (22)
- 血液中の循環腫瘍細胞を分離するために用いられる循環腫瘍細胞分離キットであり、
水溶液が収容されており、かつ所定量の血液が採取される血液採取容器と、
25℃での比重が1.065以上1.080以下の細胞分離材が収容された細胞分離容器とを備え、
前記水溶液が、抗凝固剤を含み、かつ、分子量が75以上500以下の低分子化合物(A)又は数平均分子量が2,000以上200,000未満の高分子化合物(B)を含み、
前記低分子化合物(A)が、トレハロース、又は硫酸アンモニウムを含み、
前記高分子化合物(B)が、デキストラン、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、又はコーンスターチであり、
前記高分子化合物(B)が、数平均分子量が10,000以上200,000未満の高分子化合物(B1)と、数平均分子量が2,000以上10,000未満の高分子化合物(B2)とを含み、
前記血液採取容器に採取される血液の所定量と等量の生理食塩水を血液採取容器内に採取して、前記生理食塩水と前記水溶液とが混合された混合液を得たときに、前記混合液の浸透圧が270mOsm/L以上350mOsm/L以下である、循環腫瘍細胞分離キット。 - 前記水溶液が、前記低分子化合物(A)を含む、請求項1に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記水溶液が、前記高分子化合物(B)を含む、請求項1に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記水溶液が、前記低分子化合物(A)と前記高分子化合物(B)とを含む、請求項1に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記高分子化合物(B)が、細胞膜保護作用を有する化合物を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記高分子化合物(B)が、デキストラン、ポリエチレングリコール、又はポリビニルピロリドンである、請求項1~4のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記細胞分離材が、細胞分離用組成物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 前記細胞分離用組成物が、25℃で流動性を有する有機成分と、無機微粉末とを含み、
前記有機成分が、樹脂を含み、
前記無機微粉末が、微粉末シリカを含む、請求項7に記載の循環腫瘍細胞分離キット。 - 血球凝集剤をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離キット。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離キットを用いて、血液中の循環腫瘍細胞を分離する方法であって、
前記水溶液が収容された前記血液採取容器に血液を採取して、前記血液と前記水溶液とが混合された検体を得る血液採取工程と、
前記細胞分離材が収容された前記細胞分離容器に、前記検体を添加する添加工程と、
前記検体が添加された前記細胞分離容器を遠心分離する遠心分離工程と、
血漿中に分離された循環腫瘍細胞を回収する回収工程とを備える、循環腫瘍細胞の分離方法。 - 前記遠心分離工程において、血球凝集剤と前記検体とが混合された液が収容された細胞分離容器を遠心分離する、請求項10に記載の循環腫瘍細胞の分離方法。
- 血液中の循環腫瘍細胞を分離するために用いられる循環腫瘍細胞分離容器であり、
所定量の血液が採取される循環腫瘍細胞分離容器であり、
容器本体と、
前記容器本体内に収容された水溶液と、
前記容器本体内に収容された25℃での比重が1.065以上1.080以下の細胞分離材とを備え、
前記水溶液が、抗凝固剤を含み、かつ、分子量が75以上500以下の低分子化合物(A)又は数平均分子量が2,000以上200,000未満の高分子化合物(B)を含み、
前記低分子化合物(A)が、トレハロース、又は硫酸アンモニウムを含み、
前記高分子化合物(B)が、デキストラン、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、又はコーンスターチであり、
前記高分子化合物(B)が、数平均分子量が10,000以上200,000未満の高分子化合物(B1)と、数平均分子量が2,000以上10,000未満の高分子化合物(B2)とを含み、
前記循環腫瘍細胞分離容器に採取される血液の所定量と等量の生理食塩水を循環腫瘍細胞分離容器内に採取して、前記生理食塩水と前記水溶液とが混合された混合液を得たときに、前記混合液の浸透圧が270mOsm/L以上350mOsm/L以下である、循環腫瘍細胞分離容器。 - 前記水溶液が、前記低分子化合物(A)を含む、請求項12に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記水溶液が、前記高分子化合物(B)を含む、請求項12に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記水溶液が、前記低分子化合物(A)と前記高分子化合物(B)とを含む、請求項12に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記高分子化合物(B)が、細胞膜保護作用を有する化合物を含む、請求項12~15のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記高分子化合物(B)が、デキストラン、ポリエチレングリコール、又はポリビニルピロリドンである、請求項12~15のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記細胞分離材が、細胞分離用組成物である、請求項12~15のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離容器。
- 前記細胞分離用組成物が、25℃で流動性を有する有機成分と、無機微粉末とを含み、
前記有機成分が、樹脂を含み、
前記無機微粉末が、微粉末シリカを含む、請求項18に記載の循環腫瘍細胞分離容器。 - 請求項12~15のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離容器と、
血球凝集剤とを備える、循環腫瘍細胞分離キット。 - 請求項12~15のいずれか1項に記載の循環腫瘍細胞分離容器を用いて、血液中の循環腫瘍細胞を分離する方法であって、
前記循環腫瘍細胞分離容器に血液を採取して、前記血液と前記水溶液とが混合された検体を得る血液採取工程と、
前記検体が収容された前記循環腫瘍細胞分離容器を遠心分離する遠心分離工程と、
血漿中に分離された循環腫瘍細胞を回収する回収工程とを備える、循環腫瘍細胞の分離方法。 - 前記遠心分離工程において、血球凝集剤と前記検体とが混合された液が収容された循環腫瘍細胞分離容器を遠心分離する、請求項21に記載の循環腫瘍細胞の分離方法。
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