JP7351146B2 - 車両用ガラスモール構造および車両製造方法 - Google Patents

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本発明は、車両用ガラスモール構造および車両製造方法に関するものである。
一般に、車両のウインドガラスには、ガラスモールが取り付けられている。例えば特許文献1には、中空部47を有する車両用ウインドガラスモールディング40が開示されている。特許文献1によれば、車両用ウインドガラスモールディング40は、ウインドガラス2の周縁17に両面テープで接着されていて、ウインドガラス2とボディフレーム9との間の段差の発生を防いでいる。
特開2004-66983号公報
車両の走行中において、ガラスモールの車外側の空気は負圧になる場合がある。この場合、特許文献1の構成では、図1に示されているように、車両用ウインドガラスモールディング40の縁部50がボディフレーム9から浮いているため、縁部50が搖動してボディフレーム9との接触を繰り返し、騒音を発生させるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、走行中の騒音防止および車両の美観向上を図ることが可能な車両用ガラスモール構造および車両製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ガラスモール構造の代表的な構成は、所定の開口を有する車両のボディパネルと、ボディパネルの開口を覆うウインドガラスと、ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールとを有する車両用ガラスモール構造において、ボディパネルは、ウインドガラスの周囲に広がっているパネル基部と、パネル基部からウインドガラスの縁に沿って車内側に屈曲しているパネル縦壁部と、パネル縦壁部からウインドガラスの車内側に沿って屈曲して開口の縁を形成しウインドガラスおよびガラスモールが接合されるパネル接合部と、を有し、ガラスモールは、ウインドガラスの縁に沿って延びウインドガラスの縁が挿し込まれパネル接合部に接触するモール本体と、モール本体の長手方向にわたってモール本体から突出してパネル接合部およびパネル縦壁部に接触しモール本体とともに環状の断面を形成しているリップと、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両製造方法の代表的な構成は、車両用のウインドガラスを車両のボディパネルの開口を覆うようにボディパネルに取り付ける車両製造方法において、ボディパネルの開口の縁を車内側に落ち窪ませて縁の周囲に縦壁を形成する工程と、ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールであってウインドガラスとは反対側に突出する断面環状のリップを有するガラスモールをウインドガラスに取り付ける工程と、ボディパネルの開口の縁の車外側にウインドガラスの縁およびガラスモールを接合してガラスモールのリップをボディパネルの開口の縁および縦壁に接触させる工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、走行中の騒音防止および車両の美観向上を図ることが可能な車両用ガラスモール構造および車両製造方法を提供することが可能になる。
本発明の実施例に係る車両用ガラスモール構造を示す図である。 図1(b)の車両用ガラスモール構造の分解図である。 図1(b)の車両用ガラスモール構造の車両走行中の様子を示した図である。
発明の一実施の形態に係る車両用ガラスモール構造は、所定の開口を有する車両のボディパネルと、ボディパネルの開口を覆うウインドガラスと、ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールとを有する車両用ガラスモール構造において、ボディパネルは、ウインドガラスの周囲に広がっているパネル基部と、パネル基部からウインドガラスの縁に沿って車内側に屈曲しているパネル縦壁部と、パネル縦壁部からウインドガラスの車内側に沿って屈曲して開口の縁を形成しウインドガラスおよびガラスモールが接合されるパネル接合部と、を有し、ガラスモールは、ウインドガラスの縁に沿って延びウインドガラスの縁が挿し込まれパネル接合部に接触するモール本体と、モール本体の長手方向にわたってモール本体から突出してパネル接合部およびパネル縦壁部に接触しモール本体とともに環状の断面を形成しているリップと、を有することを特徴とする。
上記ガラスモールのリップは、断面が環状の中空構造になっていて、パネル接合部およびパネル縦壁部に接触している。走行中、ガラスモールの車外側には負圧が発生するところ、断面環状のリップであれば、車外側に膨張して気圧の変化に追従することができるため、揺動することがなく、騒音の発生を防ぐことができる。また、断面環状のリップであれば、ボディパネルに押しつけた際にシワや巻込みが防止でき、車両の外観品質を保って美観を向上させることができる。
上記のリップは、モール本体のうちウインドガラスよりもパネル接合部側の範囲から突出していてもよい。上述したように、断面環状のリップは、膨張等によって気圧の変化に追従する。膨張するリップはパネル縦壁部を押圧するため、リップからモール本体に荷重が加わるところ、上記構成であればリップからの荷重はモール本体のうちパネル接合部と接合している箇所に加えられるため、荷重を好適に吸収することが可能である。
上記のモール本体とパネル縦壁部との間に間隙が形成されていてもよい。この構成によれば、モール本体とパネル縦壁部との間の間隙にリップが存在し、リップの気圧の変化にともなう膨張を許容することが可能になる。
上記のウインドガラスのうちガラスモールに隣接する範囲が接着剤によってパネル接合部に接着されてもよい。この構成によれば、ガラスモールのリップがパネル縦壁部を押圧したとき等の荷重を、接着箇所から好適に吸収し、ウインドガラスの浮き上がりを防ぐことが可能になる。
上記のリップは、モール本体から断面U字状に突出していてもよい。この構成によって、気圧の変化に追従可能な中空構造のリップを好適に実現することが可能になる。
発明の一実施の形態に係る車両製造方法は、車両用のウインドガラスを車両のボディパネルの開口を覆うようにボディパネルに搭載する車両製造方法において、ボディパネルの開口の縁を車内側に落ち窪ませて縁の周囲に縦壁を形成する工程と、ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールであってウインドガラスとは反対側に突出する断面環状のリップを有するガラスモールをウインドガラスに取り付ける工程と、ボディパネルの開口の縁の車外側にウインドガラスの縁およびガラスモールを接合してガラスモールのリップをボディパネルの開口の縁および縦壁に接触させる工程とを含むことを特徴とする。
前述した車両用ガラスモール構造の作用および効果は、当該車両製造方法によっても実現可能である。したがって、当該車両製造方法によっても、断面環状のリップが走行中の気圧の変化に追従するため、揺動を抑えて騒音の発生を防ぐことができる。また、断面環状のリップであれば、ボディパネルに押しつけた際にシワや巻込みが防止できるため、車両の外観品質を保って美観を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車両用ガラスモール構造)
図1は、本発明の実施例に係る車両用ガラスモール構造(以下、ガラスモール構造100)を示す図である。図1(a)は、当該ガラスモール構造100が実施された車両102を例示している。ガラスモール構造100は、ウインドシールドガラス(ウインドガラス104)やリアドアガラス106、さらには不図示のバックドアガラスなど、主に固定式のウインドガラスに対して実施することができる。
図1(b)は、図1(a)の車両のA-A断面図である。当該ガラスモール構造100は、ボディパネル108とウインドガラス104、およびガラスモール110を含んで構成されている。
ボディパネル108は、車体を構成するパネル部材であって、窓になる開口112を有している。ボディパネル108は、搭載後のウインドガラス104とボディパネル108の外表面とが面一になるように、ウインドガラス104が設置される開口112の周囲に段差が形成されている。
詳しくは、ボディパネル108には、ウインドガラス104の周囲に広がるパネル基部114と、パネル基部114からウインドガラス104の縁116に沿って車内側(図1(b)中、下側)に屈曲しているパネル縦壁部118、およびパネル縦壁部118からウインドガラス104の車内側に沿って屈曲して開口112の縁を形成しているパネル接合部120とが形成されている。パネル接合部120は、ウインドガラス104の車内側の面と平行になっていて、ウインドガラス104およびガラスモール110が接着剤122によって接合される。
ウインドガラス104は、開口112を覆うようにしてボディパネル108に接合される。このとき、ウインドガラス104の縁116には、樹脂製のガラスモール110が取り付けられる。ガラスモール110は、ウインドガラス104を柔軟に支えつつ、ウインドガラス104とボディパネル108との間への異物の侵入を防ぐ。ガラスモール110は、ウインドガラス104の縁116に沿って取り付けられる長尺な形状になっている。例えば、図1(a)のウインドガラス104では、ガラスモール110(図1(b)参照)は上辺と左右の側辺に沿って取り付けられる。
図1(b)のガラスモール110は、大きく分けて、モール本体124とリップ126とを備えた構成になっている。モール本体124は、ウインドガラス104の縁116に沿って延びている。モール本体124には、ウインドガラス104の縁116が挿し込まれる溝部128と、ウインドガラス104の車外側の面および車内側の面を把持する突出部130、132を有している。リップ126は、モール本体124の長手方向にわたってモール本体124の溝部128とは反対側から突出していて、モール本体124とともに環状の断面を形成している。
ガラスモール110は、ウインドガラス104をボディパネル108に搭載したとき、モール本体124がパネル接合部120に接触し、リップ126がパネル接合部120からパネル縦壁部118にかけて接触する。この構成のガラスモール110であれば、ウインドガラス104とボディパネル108との間を好適に塞ぎつつ、リップ126の揺動を防ぐことができる。
図2は、図1(b)の車両用ガラスモール構造100の分解図である。ウインドガラス104は、ガラスモール110に隣接する範囲に接着剤122が使用され、ボディパネル108のパネル接合部120に接着される。ウインドガラス104のうちガラスモール110に隣接する範囲を接着することで、ガラスモール110のリップ126がパネル縦壁部118を押圧したとき等の荷重を接着箇所から効率よく吸収できる。したがって、ウインドガラス104の浮き上がりを防ぐことが可能になる。また、ガラスモール110に隣接して接着剤122が使用されてガラスモール110がパネル接合部120に固定されることで、リップ126は効率よくパネル縦壁部118を押圧することが可能になる。
図3は、図1(b)の車両用ガラスモール構造100の車両走行中の様子を示した図である。図3に示すように、本実施形態では、モール本体124とパネル縦壁部118との間に間隙S1が形成されている。走行中において、ウインドガラス104の車外側(図3中、上側)を空気F1が流れると、間隙S1には車外側に向かう負圧が生じることがある。そこで、当該ガラスモール構造100では、モール本体124とパネル縦壁部118との間隙S1に、上述した中空構造のリップ126を設けている。
本実施形態のガラスモール110のリップ126は、断面が環状の中空構造になっていて、パネル接合部120およびパネル縦壁部118に接触する。断面環状のリップ126であれば、車外側に負圧が生じても、膨張することで気圧の変化に追従することができるため、ボディパネル108から浮き上がることがない。そのため、当該ガラスモール110であれば、走行中のリップ126の揺動を防ぎ、揺動に伴う騒音の発生も防ぐことができる。
ここで、従来のガラスモールでは、リップの揺動を防ぐために、リップの肉厚を増加させて剛性を高める対策を採ることがあった。その点、当該ガラスモール構造100では、リップ126の肉厚化および高剛性化は不要になっている。従来におけるガラスモールのリップの高剛性化は、例えばウインドガラス104のボディパネル108への搭載時において、接着剤122が硬化する前にウインドガラス104を浮き上がらせてしまうおそれがある。当該ガラスモール構造100では、リップ126が搖動する心配が無いため、リップ126の剛性をウインドガラス104の重量を上回らない程度に抑えて、ウインドガラス104の浮き上がりを防いで外観不良や風切音の発生も防止できる。
再び図2を参照する。ガラスモール110のリップ126は、断面が環状であるところ、より詳しくはモール本体124から断面U字状に突出した形状になっている。特に、リップ126は、下面134がモール本体124の車内側(図2中、下側)の端部136と面一になるように突出している。したがって、図3に示すように、ガラスモール110をボディパネル108のパネル接合部120およびパネル縦壁部118に接触させると、リップ126は先端がパネル縦壁部118に沿って車外側(図3中、上側)を向くようにたわんだ状態になる。
ガラスモール110のリップ126は、モール本体124のうちウインドガラス104よりもパネル接合部120側の範囲E1(図2参照)から突出している。上述したように、断面環状のリップ126は、膨張等によって気圧の変化に追従する。膨張するリップ126はパネル縦壁部118を押圧するため、リップ126からモール本体124には荷重が加わるところ、当該構成であればリップ126からの荷重はモール本体124のうちパネル接合部120と接合している箇所に加えられるため、荷重を好適に吸収することができる。
上述したように、当該ガラスモール110は、ボディパネル108に取り付ける際に複雑な操作を必要とすることなく、単にパネル接合部120およびパネル縦壁部118に押しつけるだけでリップ126の先端がパネル縦壁部118に沿って車外側(図3中、上側)を向いた姿勢になる。
従来のガラスモールにおける自由端状のリップであると、ウインドガラス104をボディパネル108に搭載する際にリップがボディパネル108側に巻き込まれないよう、リップの角度を上向きにしたりリップを長くしたりして、リップがボディパネル108に対して起き上がった状態になるよう対策していた。しかしながら、リップの角度を上向きにするとリップのボディパネル108を押さえる力が減り、走行中の揺動による騒音が生じやすくなってしまう。また、リップを長くすると、リップの先端がボディパネル108からはみ出したりリップにシワが生じたりする等、他の外観不良の原因にもなりかねない。
また、ボディパネル108の成形精度やウインドガラス104の位置精度等が影響するため、ガラスモールとボディパネル108のパネル縦壁部118との距離を一定に保つことは難しい。仮に、従来のガラスモールとパネル縦壁部118との距離が遠ければリップがパネル縦壁部118を押さえつける力が不足して走行中に騒音が生じやすくなり、距離が近ければリップのパネル縦壁部118に対する反力が大きくなってウインドガラス104を浮き上がらせるため、リップの剛性は繊細に設定する必要があった。
当該ガラスモール110の断面環状、特に断面U字状のリップ126であれば、気圧の変化に追従可能であることに加えて、ボディパネル108に押しつけた際にシワや巻込みが防止でき、車両102(図1(a)参照)の外観品質を保って美観を向上させることが可能である。特に、断面環状のリップ126であれば、剛性の繊細な設定が必要なく、ボディパネル108の成形精度やウインドガラス104の位置精度の誤差も好適に許容することができる。
(車両製造方法)
図2を参照して、上述した車両用ガラスモール構造100を実現する車両製造方法について説明する。当該車両製造方法は、ウインドガラス104をボディパネル108の開口112を覆うようにボディパネル108に搭載することで実施される。
ボディパネル108には、パネル接合部120とパネル縦壁部118とを形成する必要がある。そのため、当該車両製造方法では、ボディパネル108の開口112の縁を車内側に落ち窪ませて、開口112の縁の周囲に縦壁(パネル縦壁部118)を形成する工程が実施される。パネル縦壁部118を形成することに伴って、ボディパネル108にはパネル接合部120とパネル基部114とが区画される。
次に、樹脂製で断面環状のリップ126を有するガラスモール110を、ウインドガラス104の縁116に取り付ける工程が実施される。ガラスモール110をウインドガラス104に取り付けることで、ウインドガラス104のボディパネル108への搭載時にウインドガラス104の縁116がボディパネル108に接触することを防止できる。
このとき、ウインドガラス104に取り付けたガラスモール110が脱落しないよう、ガラスモール110は接着剤でウインドガラス104の縁116に接着される。従来であれば、ウインドガラス104に対するガラスモールの取付精度によっては、ウインドガラス104に対してガラスモールが傾き、リップのボディパネル108に対する角度に影響が出ることがあった。しかしながら、本実施例における中空構造のリップ126は、ボディパネル108に接触すると先端が車外側を向いた一定の姿勢に変形する。そのため、ガラスモール110は、ウインドガラス104に対する取付精度の向上が不要であり、車両の外観品質を好適に保つことが可能になっている。
そして、ウインドガラス104の縁116およびガラスモール110を、ボディパネル108のパネル接合部120の車外側に接合する工程が実施される。このとき、ウインドガラス104は、ガラスモール110のリップ126がボディパネル108のパネル接合部120およびパネル縦壁部118に接触するようにして取り付ける。
上記車両製造方法によって、前述したガラスモール構造100の作用および効果を得ることが可能になる。当該車両製造方法によって製造された車両102(図1(a)参照)であれば、断面環状のリップ126が走行中の気圧の変化に追従可能になっていて、リップ126の揺動を抑えて騒音の発生を防ぐことができる。また、断面環状のリップ126であれば、ボディパネル108に押しつけた際にシワや巻込みが防止できるため、車両102の外観品質を保って美観を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用ガラスモール構造および車両製造方法に利用することができる。
100…ガラスモール構造、102…車両、104…ウインドガラス、106…リアドアガラス、108…ボディパネル、110…ガラスモール、112…開口、114…パネル基部、116…ウインドガラスの縁、118…パネル縦壁部、120…パネル接合部、122…接着剤、124…モール本体、126…リップ、128…溝部、130、132…突出部、134…リップの下面、136…モール本体の端部、S1…モール本体とパネル縦壁部との間隙、F1…走行中の空気、E1…モール本体のうちリップを設ける範囲

Claims (6)

  1. 所定の開口を有する車両のボディパネルと、該ボディパネルの開口を覆うウインドガラスと、該ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールとを有する車両用ガラスモール構造において、
    前記ボディパネルは、
    前記ウインドガラスの周囲に広がっているパネル基部と、
    前記パネル基部から前記ウインドガラスの縁に沿って車内側に屈曲しているパネル縦壁部と、
    前記パネル縦壁部から前記ウインドガラスの車内側に沿って屈曲して前記開口の縁を形成し該ウインドガラスおよび前記ガラスモールが接合されるパネル接合部と、
    を有し、
    前記ガラスモールは、
    前記ウインドガラスの縁に沿って延び該ウインドガラスの縁が挿し込まれ前記パネル接合部に接触するモール本体と、
    前記モール本体の長手方向にわたって該モール本体の前記パネル接合部側の端部と面一になるように該モール本体から突出してパネル接合部および前記パネル縦壁部に沿って接触し前記モール本体とともに環状の断面を形成しているリップと、
    を有することを特徴とする車両用ガラスモール構造。
  2. 前記リップは、前記モール本体のうち前記ウインドガラスよりも前記パネル接合部側の範囲から突出していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ガラスモール構造。
  3. 前記モール本体と該パネル縦壁部との間に間隙が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ガラスモール構造。
  4. 前記ウインドガラスのうち前記ガラスモールに隣接する範囲が接着剤によって前記パネル接合部に接着されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ガラスモール構造。
  5. 前記リップは、前記モール本体から断面U字状に突出していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ガラスモール構造。
  6. 車両用のウインドガラスを車両のボディパネルの開口を覆うように該ボディパネルに搭載する車両製造方法において、
    前記ボディパネルの開口の縁を車内側に落ち窪ませて該縁の周囲に縦壁を形成する工程と、
    前記ウインドガラスの縁に取り付けられる樹脂製のガラスモールであって該ウインドガラスの縁に沿って延びるモール本体および該モール本体の車内側の端部と面一になるように該モール本体から該ウインドガラスとは反対側に突出する断面環状のリップを有するガラスモールを前記ウインドガラスに取り付ける工程と、
    前記ボディパネルの開口の縁の車外側に前記ウインドガラスの縁および前記ガラスモールを接合して該ガラスモールのリップを該ボディパネルの該開口の縁および前記縦壁に沿わせながら接触させる工程とを含むことを特徴とする車両製造方法。
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