JP7350143B2 - トンネル施工支援システム及び支援方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
しかし、数値を読み取るだけでは、地山の改良状況を直観的に把握するのは難しい。主な数値データとして、注入量と注入圧の2つのデータがあり、これらをどのように組み合わせればよいかとか、どちらを優先すべきかとかの判断は現場によって区々で、容易でない。
前掲特許文献2の事前予測方法は、穿孔速度、穿孔エネルギ、穿孔反力などの穿孔データをグラフにして表示するものであるが、グラフから地山の良否状態を読み取るには、ある程度の専門知識や経験を要する。
本発明は、かかる事情に鑑み、施工中のトンネルの周辺の地山に注入材を注入して、地山改良する補助工法において、地山の改良状況を直観的に把握できるようにすることを目的とする。
前記注入量データ及び注入圧データを、前記取得部から受け取って、所定の変換規則にしたがって、各注入孔及びその周辺部の改良度データに変換するデータ変換部と、
前記各注入孔及びその周辺部の改良度データを、図中の当該注入孔との対応部に視覚的に認識可能に表示した注入孔配置図を含む表示データを作成する表示データ作成部と、
を備えたことを特徴とする。
好ましくは、前記データ変換部は、前記注入量データ及び注入圧データを、前記取得部から受け取って、所定の変換規則にしたがって、各注入孔及びその周辺部が前記注入後の掘削時に安定しているかを示す改良度データに変換することによって、注入量及び注入圧の2つのデータから1つの改良度データを導き出し、前記表示データ作成部は、前記改良度データを、対応する注入孔を表した画像部分内に視覚的に認識可能に表示するとともに前記複数の注入孔と対応する複数の前記画像部分を実際の注入孔の並びにしたがって配置した注入孔配置図を含む表示データを作成する。
視覚的に認識可能な表示は、人の五感のうち専ら視覚によって認識できる色、模様などの表示を言い、文字、記号を除く。ただし、前記表示データが、視覚的に認識可能な表示以外の表示として、文字、記号を含んでいてもよい。 視覚的に認識可能な表示が、点滅などの時間的変化を伴うものであってもよい。
これによって、注入量と注入圧を組み合わせた改良度を明確に規定できる。
前記マトリクスを表示するマトリクス表示部と、
表示されたマトリクスの各マスに改良度の設定入力を受け付ける受付部と、
前記受け付けた改良度を前記記憶部の変換規則データに反映させる反映部と、
を含むことが好ましい。
これによって、ユーザーが独自に、又は施工現場に合わせて、注入量及び注入圧に基づく改良度を設定することができる。
前記データ変換部が、前記注入領域ごとに注入量データ及び注入圧データを改良度データに変換し、
前記表示データ作成部が、前記注入孔を表す複数の棒線を実際の注入孔の並びにしたがって配置した注入孔配置図を含む表示データを作成し、各棒線は、前記注入領域と対応する複数の棒線部分に区分けされ、各棒線部分が、対応する注入領域の改良度データに応じた色で表されることが好ましい。
これによって、注入孔の長手方向及び並び方向にわたる範囲の地山の改良状態をより細かく、わかりやすく表示できる。
各注入孔における注入量データ及び注入圧データを取得する工程と、
取得した前記注入量データ及び注入圧データを、所定の変換規則にしたがって、各注入孔及びその周辺部の改良度データに変換する工程と、
前記各注入孔及びその周辺部の改良度データを、図中の当該注入孔との対応部に視覚的に認識可能に表示した注入孔配置図を含む表示データを作成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
これによって、表示データを画像表示した注入孔配置図を観ることで、地山の改良状況を直観的に把握できる。
各注入孔における注入量データ及び注入圧データを取得部から受け取る処理と、
受け取った前記注入量データ及び注入圧データを、所定の変換規則にしたがって、各注入孔及びその周辺部の改良度データに変換する処理と、
前記各注入孔及びその周辺部の改良度データを、図中の当該注入孔との対応部に視覚的に認識可能に表示した注入孔配置図を含む表示データを作成する表示データを作成する処理と、
を実行させることを特徴とする。
図1に示すように、NATM工法によって山岳トンネル1が施工されている。補助工法として例えば注入式フォアポーリング工法、AGF(All Ground Fasten)工法、又は鏡ボルト工法が実施され、切羽1eの前方(図1において左側)の地山に注入材2が注入されている。注入材2としては、例えばシリカレジン等のウレタン系発泡樹脂が用いられている。注入材2は、A液とB液を出発物質とする。これら2液が混合されて発泡しながら地山に注入されて硬化する。これによって、トンネル周辺の地山が改良される。
各注入ポンプ11の吐出側には、注入圧センサ17が設けられている。
図3において、注入孔21の口径は、軸長に対して誇張されている。
PLC30と入力機器13,17とによって、注入量データ及び注入圧データを含む注入データの取得部3cが構成されている。
プログラム30pは、注入データを取得する処理をPLC30に実行させる。取得された注入データ30dが記憶部30のデータ格納領域に記憶される。
注入データは注入孔21ごとに取得される。好ましくは、各注入孔21の注入領域R1,R2,R3ごとに、対応する注入ポンプ11及び注入センサ17等から注入量、注入圧などの注入データが取得される。
注入量は、注入流速の時間積分によって算出される。注入流速が一定であるときは、注入流速と注入時間の積が注入量となる。一定の注入流速として、操作盤13による設定流速が用いられている。
なお、注入管16に流量計を設けて、注入流速を検知し、これをPLC30において時間積分してもよい。
注入量は、注入ポンプ11の回転数に係数を乗じることよって算出してもよい。注入ポンプ11の1回転あたりの吐出流量と回転数とによって注入量を算出してもよい。
注入圧は、注入圧センサ17によって検出され、PLC30に入力される。
注入停止回数は、操作盤13からの停止指令信号がカウントされる。
注入停止回数を除く注入データ取得の時間間隔は、例えば0.001秒から0.数秒オーダーであるが、これに限られるものではない。
プログラム31pは、例えばC#等のプログラミング言語で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、注入データ受取プログラム31q、変換規則設定プログラム31t、改良度データ変換プログラム31r、表示データ作成プログラム31sを含む。
データ31dは、PLC30から受け取った注入データ31eの他、変換規則データ31h、改良度データ31f、表示データ31gを含む。
変換規則設定プログラム31tは、変換規則を設定する処理をPC端末31(変換規則設定部)に実行させる。
改良度データ変換プログラム31rは、受け取った注入データ31eを変換規則にしたがって改良度データ31fに変換する処理をPC端末31(データ変換部)に実行させる。
表示データ作成プログラム31sは、注入データ31e及び改良度データ31fを用いて、表示データ31gを作成する処理をPC端末31(表示データ作成部)に実行させる。
マトリクス36の注入量範囲は、たとえば規定量を100%とした百分率で区分されている。注入圧範囲は、注入開始の初期圧を基準にした上昇圧力範囲で区分けされている。
改良度は、例えば「不可」、「不十分」、「良好」、「優良」などの複数の段階に区分されている。好ましくは、改良度の各段階に色が振り当てられている。好ましくは、各マス36aには対応する改良度を示す色が設定されている。例えば改良度が低い(「不可」に近い)ほど、寒色系(青系統)の色が振り当てられ、改良度が高い(「優良」に近い)ほど、暖色系(赤系統)の色が振り当てられている。
改良度の段階数及び各段階に対応する色は適宜設定可能である。
マトリクス36を表示する処理を実行時のPC端末31は、「マトリクス表示部」として機能する。
改良度の設定入力を受け付ける処理を実行時のPC端末31は、「受付部」として機能する。
変換規則データに反映させる処理を実行時のPC端末31は、「反映部」として機能する。
改良度データ31fは、注入データ31eと同様に、注入孔21ごとに取得される。好ましくは各注入孔21の注入領域R1,R2,R3ごとに取得される。
改良度表示エリア43には、孔番号が奇数の注入孔だけの改良度データを表示した注入孔配置図43aと、孔番号が偶数の注入孔だけの改良度データを表示した注入孔配置図43bと、奇数及び偶数の注入孔の改良度データを表示した注入孔配置図43cが並んで配置されている。
これら注入孔配置図41a~41c,42a~42c,43a~43cの一部だけが選択的に表示可能であってもよい。
下側の棒線部分46aは端末側の注入領域R1と対応する。中間の棒線部分46bは中間の注入領域R2と対応する。上側の棒線部分46cは、先頭の注入領域R3と対応する。
好ましくは、表示画像40には、色と注入圧との関係、色と注入量との関係、色と改良度との関係を示す凡例47が表示される。
表示画像40は、注入作業の日報の形式で作成されていてもよい。
切羽1eの前方の地山を掘削して、トンネル1をあるスパンだけ掘進する(掘進工程)。
トンネル1の周壁には覆工(図示せず)を構築する(覆工構築工程)。
さらに、補助工法として、ドリルジャンボ(図示せず)によって先受け鋼管20を地山に打設することで注入孔21を形成する(先受け鋼管打設工程(注入孔形成工程))。
その後、前記ドリルジャンボを後退させ、入れ替わりにトラック5を切羽1e側へ前進させる。
トラック5の注入機10から延びる注入管16を注入孔21に差し入れる。続いて、注入ポンプ11を駆動することによって、注入材2を注入孔21から地山に注入する(注入工程)。
一般に、まず孔番号が奇数番の注入孔21へ注入を行い、その後、偶数番の注入孔21へ注入を行う。 各注入孔21において、注入領域R1,R2,R3ごとに対応する注入ポンプ11によって注入を行う。好ましくは、1の注入孔21の複数の注入領域R1,R2,R3に同時に注入を行う。注入領域R1,R2,R3ごとに個別に注入を行ってもよい。
作業者は、注入を実施する注入孔21の孔番号を操作盤13に入力する。注入領域R1,R2,R3ごとに個別に注入する場合には注入領域をも操作盤13に入力する。
注入材2の硬化後、次のスパンの掘進工程を行う。以上の工程を反復する。
図9のフローチャートに示すように、予め、システム3の提供者又はユーザーは、変換規則データ31hを設定しておく。詳しくは、PC端末31(38,39)の変換規則設定プログラム31tを起動させる(ステップ001)。
PC端末31(38,39)は、変換規則設定プログラム31tの働きによって、マトリクス36をディスプレイ31cに画面表示させる(ステップ002)。画面上でマトリクス36の各マス36aの色すなわち改良度の設定入力を受け付ける(ステップ003)。
たとえば、図7に示すように、注入量範囲及び注入圧範囲の何れか一方が最小範囲のマス36a1は、すべて改良度を「不可段階」に設定する。たとえ注入量範囲及び注入圧範囲の他方が最大範囲であっても、「不可段階」とする。注入量が大きくても注入圧の上昇が見られなければ、地山のゆるみが残っていると考えられるからである。注入量が小さいのに注入圧が高いのであれば、機器トラブル、コーキング不良などが考えられるからである。
PC端末31の画面上で、これら「不可段階」に該当するマス36a1の色として、「不可段階」を表す色(例えば青色)を設定入力する。
また、注入量範囲が規定量(100%)を超えていても、注入圧範囲が最低限の許容値(例えば初期圧+0.5MPa)未満のマス36a3についても、改良度を「不十分段階」に設定する。ゆるみが未だ残っていると考えられるからである。
PC端末31の画面上で、これら「不十分段階」に該当するマス36a2,36a3の色として、「不十分段階」を表す色(例えば水色)を設定入力する。
PC端末31の画面上で、これら「良好段階」に該当するマス36a4の色として、「良好段階」を表す色(例えば黄色)を設定入力する。
PC端末31の画面上で、これら「優良段階」に該当するマス36a5の色として、「良好段階」を表す色(例えば黄色)を設定入力する。
これによって、マトリクス36が、改良度を表す複数種の色で区分けされたマップになる。
前記の改良度の設定入力例は、あくまでも例示であり、システム3のユーザーは自身の施工管理基準に応じて適宜設定入力可能である。たとえば、注入圧に依らず、注入量範囲の大小だけで改良度を設定入力してもよい。注入量に依らず、注入圧範囲の大小だけで改良度を設定入力してもよい。
以上のようにして、変換規則データ31hの設定を行ったうえで、実際の注入工程が実施される。
PLC30は、取得した注入データを、随時、PC端末31すなわち据付端末38及び携行PC端末39へそれぞれ送信する(ステップ102)。PLC30は新たな注入データを取得する度に送信してもよく、所定時間(1秒~10秒)置きにまとめて送信してもよい。
各PC端末31(38,39)は、注入データ受取プログラム31qの働きによって、注入データをPLC30から受信する(ステップ201)。その注入データを受信時刻などと共に記憶部31mに蓄積する(ステップ202)。
1の注入孔21の複数の注入領域R1,R2,R3に同時に注入することで、これら注入領域R1,R2,R3の注入データが同時に得られる。
好ましくは、PC端末31は、PLC30から新たな注入データ31eを受け取るたびに、データ変換(ステップ203)及び表示データ作成(ステップ204)を連続的に行い、作成した表示データをリアルタイムでディスプレイ31cに画像表示する(ステップ205)。すなわち、ディスプレイ画像をリアルタイムで更新する。
これによって、作業者は、ディスプレイ画像を観ることで注入状況をリアルタイムで把握できる。注入孔21への注入量及び注入圧だけでなく、各注入孔及びその周辺部の改良度をも直観的に把握できる。したがって、注入量を増やすべきか、注入操作を終了してもよいかなどを容易に判断できる。
このように、トンネル施工支援システム3によれば、トンネル周辺の地山の改良状況を可視化することができる。しかも、注入工程中にリアルタイムで地山の改良状況を監視することができる。これによって、トンネル1の掘進を適切かつ安全に行うことができる。掘削中の肌落ちなどの可能性があれば事前に対処することができる。
例えば、視覚的に認識可能な表示は、地山の改良度に応じた模様であってもよい。
表示データが、状態が不良な地山部分に対して注意を促す文字その他の表示を含んでいてもよい。
図7のマトリクス36の各注入量範囲、各注入圧範囲、改良度の段階数などは例示であり、適宜設定可能であり、システム3のユーザーが設定変更できるようにしてもよい。
トンネル1の外部の例えばオフィスや詰所の外部コンピュータが、トンネル施工支援システム3のネットワークに組み込まれ、PC端末31の1つとして機能していてもよい。前記外部コンピュータとPLC30及び端末38,39との接続には、インターネットなどの公衆通信網5を用いてもよい。前記外部コンピュータとPLC30及び端末38,39によって、仮想プライベートネットワーク(VPN)が構築されるようにしてもよい。
表示データをプリンター(出力表示部)で紙出力してもよい。
トンネル施工支援システムのフロー(図9及び図10)は適宜変更できる。
表示データをリアルタイムで表示するのに代えて、又はリアルタイム表示に加えて、注入工程終了後の表示要求を受けた段階で表示データが出力(画像表示、印刷など)されてもよい。
注入材2は、ウレタン系発泡樹脂に限らず、モルタル、セメントなどであってもよい。
注入材の注入対象及びシステム3による管理対象は、施工中のトンネルの周辺の地山であればよく、切羽前方の地山に限らず、トンネル上方、トンネル下方などであってもよい。
2 注入材
3 トンネル施工支援システム
3c 取得部
10 注入機
11 注入ポンプ
17 注入圧センサ
20 先受け鋼管
21 注入孔
R1 端末の注入領域
R2 中間の注入領域
R3 先頭の注入領域
30 プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
30d 注入データ(注入量データ及び注入圧データ)
30m 記憶部
30p トンネル施工支援プログラム
31 PC端末(コンピュータ、変換規則設定部、データ変換部、表示データ作成部、マトリクス表示部、受付部、反映部、読取り部)
31c ディスプレイ(画像表示部)
31m 記憶部
31d トンネル施工支援データ
31e 注入データ(注入量データ及び注入圧データ)
31f 改良度データ
31g 表示データ
31h 変換規則データ
31p トンネル施工支援プログラム
31q 注入データ受取プログラム
31r 改良度データ変換プログラム
31s 表示データ作成プログラム
31t 変換規則設定プログラム
36 マトリクス
36a マス
38 据付PC端末(コンピュータ)
39 携行PC端末(コンピュータ)
40 表示画像
43 改良度表示エリア
43a~43c 注入孔配置図
46 棒線(注入孔との対応部)
46a~46c 棒線部分
47 凡例47
Claims (4)
- 施工中のトンネルの周辺の地山に形成した複数の注入孔から前記地山に注入材を注入する注入工程時に取得部によって取得した各注入孔における注入量データ及び注入圧データを用いてトンネル施工を支援するシステムであって、
前記注入量データ及び注入圧データを、前記取得部から受け取って、所定の変換規則にしたがって、各注入孔及びその周辺部が前記注入後の掘削時に安定しているかを示す改良度データに変換することによって、注入量及び注入圧の2つのデータの組み合わせから定まる1つの改良度データを導き出すデータ変換部と、
前記改良度データを、対応する注入孔を表した画像部分内に視覚的に認識可能に表示するとともに前記複数の注入孔と対応する複数の前記画像部分を実際の注入孔の並びにしたがって配置した注入孔配置図を含む表示データを作成する表示データ作成部と、
を備えたことを特徴とするトンネル施工支援システム。 - 前記データ変換部が、注入量を大きさに応じて区分けした複数の注入量範囲と、注入圧を大きさに応じて区分けした複数の注入圧範囲とを組み合わせたマトリクスの各マスに改良度を定めた変換規則データを記憶した記憶部と、取得した前記注入量データ及び注入圧データの両方が共に当てはまる1つのマスの改良度を前記変換規則データから読み取る読取り部とを含むことを特徴とする請求項1に記載のトンネル施工支援システム。
- 変換規則設定部を更に備え、前記変換規則設定部が、
前記注入量範囲及び前記注入圧範囲のうち一方を区分けされた大きさ順に縦に並べ他方を区分けされた大きさ順に横に並べた前記マトリクスを表示するマトリクス表示部と、
表示されたマトリクスの各マスに前記1つの改良度の設定入力を受け付ける受付部と、
前記受け付けた改良度を前記記憶部の変換規則データに反映させる反映部と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のトンネル施工支援システム。 - 前記複数の注入孔が、前記トンネルの幅方向に間隔を置いて並んで配置されており、かつ各注入孔が長手方向に複数の注入領域に区分けされており、前記取得部によって前記注入領域ごとに注入量データ及び注入圧データが取得されるようになっており、
前記データ変換部が、前記注入領域ごとに注入量データ及び注入圧データを改良度データに変換し、
前記表示データ作成部が、前記注入孔を表す複数の棒線を実際の注入孔の並びにしたがって配置した注入孔配置図を含む表示データを作成し、各棒線は、前記注入領域と対応する複数の棒線部分に区分けされ、各棒線部分が、対応する注入領域の改良度データに応じた色で表されることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のトンネル施工支援システム。
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