JP7349342B2 - 突起具の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の突起具の製造方法は、シートの一面から突出する突起を有する突起具の製造方法である。本発明の製造方法の好ましい第1実施態様について、図1に示す突起具1を製造する方法を例に説明する。突起具1は、本発明の製造方法により製造される突起具の一例である。突起具1は、第1シート11の一面から突出する突起2を有している。突起2は略円錐形状を有している。第1シート11における突起2が突出している面とは反対側の面には、第2シート12が配されている。第1シート11と第2シート12とは、互いの周縁部に形成された接合部5により接合されている。
突起形成工程においては、図2及び図3に示すように、プレス金型30を用いて、帯状の第1シート11に、突起2及び第1シート11の長手方向Xに延びるガイド凸部3を同時に形成する。プレス金型30は、上型31と下型32とからなる。第1実施態様において、上型31は、下型32に対向する面に一対のガイド形成用突起31aと突起形成用突起31bとを有している。ガイド形成用突起31aは、第1シート11の搬送方向Xに沿って延びており、該搬送方向Xに直交する断面形状が台形形状となっている(図4参照)。突起形成用突起31bは、略円錐形状を有している。一対のガイド形成用突起31aは、突起形成用突起31bを挟んで、前記搬送方向Xと直交する方向Yにおける該突起形成用突起31bの両側に配されている。下型32は、上型31と対向する面における上型31のガイド形成用突起31aと対応する位置に、該ガイド形成用突起31aと相補的な形状のガイド形成用凹部32aを有しており、上型31と対向する面における上型31の突起形成用突起31bと対応する位置に、該突起形成用突起31bと相補的な形状の突起形成用凹部32bを有している。
第1実施態様においては、図2及び図3に示すように、規制部材は、第1シート11が外周面に当接するガイドロール42である。ガイドロール42は、ガイド凸部3が挿入されるガイド溝42aを有している。より具体的には、ガイドロール42の外周部にガイド溝42aが設けられている。
ガイドロール42は、大径部43どうしの間に逃げ溝45を有している。一対の大径部43のそれぞれには、ガイド溝42aが配されている。ガイド溝42aは、ガイドロール42の全周に亘って連続して設けられている。ガイド溝42aは、ガイドロール42の軸方向Yの断面形状が台形形状となっており、第1シート11のガイド凸部3が挿入されるようになっている。
第2実施態様の突起形成工程においては、第1シートに、突起2と該突起2と反対方向に突出するガイド凸部3を形成している。より具体的には、図9に示すように、一対のガイド形成用凹部31cと突起形成用突起31bとを有する上型31Bと、一対のガイド形成用突起32cと突起形成用凹部32bとを有する下型32Bとで、第1シート11を挟み込み加圧している。上型31Bのガイド形成用凹部31cと下型32Bのガイド形成用突起32cとで加圧された部分にガイド凸部3が形成される。
第2実施態様の搬送工程においては、第1シート11の一対のガイド凸部3,3それぞれの裏面凹部3aに、ガイドロール42Bの一対のガイド突起42b,42bを挿入した状態で、第1シート11を搬送する。
また、第2実施態様においては、前記裏面凹部3aにガイド突起42bを挿入した状態で第1シート11を搬送することにより、該裏面凹部3aの側壁部3bが幅方向Yに伸縮することを防ぐことができるため、より効果的に第1シート11の蛇行を抑制することができる。
例えば、第1及び第2実施態様では、ガイド凸部3を第1シート11の突起2の両側に形成していたが、突起形成工程において、ガイド凸部3を1つのみ形成してもよいし、ガイド凸部3を3つ以上形成してもよい。また、第1及び第2実施態様に係るガイド凸部3は、第1シート11の搬送方向Xに沿って連続していたが、ガイド凸部3は不連続であってもよい。またガイド凸部3の断面形状は必ずしも台形形状である必要はなく、例えば、矩形形状、正方形形状、三角形形状、半円形状等であってもよい。
上述した実施態様の突起具1の製造方法により突起具1を製造した。突起具1を製造した具体的な条件は以下のとおりである。
・第1シート:ポリエチレンテレフタレート(PET)不織布、ポリエチレン(PE)フィルム及びポリエチレンテレフタレート(PET)不織布をこの順で積層した積層シート
・加工速度:25個/min
・上型31のガイド形成用突起31aの突出高さH1:3mm
・上型31のガイド形成用突起31aの上底の長さW1:2mm
・上型31のガイド形成用突起31aの下底の長さL1:5mm
・下型32のガイド形成用凹部32aの深さH2:3mm
・下型32のガイド形成用凹部32aの上底の長さW2:2mm
・下型32のガイド形成用凹部32aの下底の長さL2:5mm
・ガイドロール42のガイド溝42aの深さH3:3mm
・ガイドロール42のガイド溝42aの上底の長さW3:2mm
・ガイドロール42のガイド溝42aの下底の長さL3:5mm
・突起具1の平面視形状:幅50mm、長さ50mmの略矩形形状
以下の点以外は、実施例と同様にして突起具1を形成した。
・上型31として、ガイド形成用突起31aを有しない上型を用いた。
・下型32として、ガイド形成用凹部32aを有しない下型を用いた。
・ガイドロール42として、ガイド溝42aを有しないガイドロールを用いた。
・第2ロール41として、補助凸部41aを有しない第2ロールを用いた。
図2中の位置Aにおいて、間欠搬送される第1シート11の所定位置に計測の基準とする印を付ける。第1シート11を搬送し、図2中の位置Bに設置したカメラ(株式会社キーエンス製:CV-S035CH)で、前記の印のあるシートの画像を取得する。そして、取得した画像から印の座標を検出し、搬送方向Xと直交する方向Yの座標を値Y0とする。上記の第1シート1の間欠搬送を継続し、第1シートに対する印付け及びその検出を繰り返した。印は、プレス金型30や切断手段61との相対位置が固定された特定位置に繰り返し付けた。最初に印を付けた時点を測定開始時点(t=0)としてt分後(但しtは1~10の自然数)に付けた各印について、搬送方向Xと直交する方向Yの座標を求めて、それぞれ座標を値Ytとした。測定開始時及びt分後の座標は、プレス金型30や切断手段61との相対位置が固定された共通する特定位置を原点として求めた。
そして、tを1~10(自然数)として、各々下記式で求められるt分後の蛇行量の最大値を、上述した実施例及び比較例の結果の蛇行量とした。
t分後の蛇行量=|YtーY0| ・・・(1)
なお、蛇行量は、座標から求められる数値をmm単位の値に換算して示した。
2 突起
3 ガイド凸部
11 第1シート
12 第2シート
30 金型
31 上型
32 下型
42 ガイドロール
42a ガイド溝
Claims (12)
- 樹脂からなるシートの一面から突出する突起を有する突起具の製造方法であって、
プレス金型を用いて、樹脂からなる帯状のシートに、前記突起及び該シートの長手方向に延びるガイド凸部を同時に形成する突起形成工程と、
前記突起形成工程後の前記シートを、搬送方向と直交する方向における前記ガイド凸部の位置を規制部材により規制した状態で搬送する搬送工程と、
前記シートを前記突起と前記ガイド凸部とを分離するように切断して個々の前記突起具を得る切断工程とを具備する、突起具の製造方法。 - 前記規制部材は、前記ガイド凸部が挿入されるガイド溝を有している、請求項1に記載の突起具の製造方法。
- 前記ガイド凸部は、突出方向とは反対側が凹部となっており、
前記規制部材は、前記凹部に挿入されるガイド突起を有している、請求項1又は2に記載の突起具の製造方法。 - 前記規制部材は、前記シートが外周面に当接するガイドロールであり、
前記ガイドロールの外周部に前記ガイド溝及び前記ガイド突起の何れか一方又は両方が設けられている、請求項2又は3に記載の突起具の製造方法。 - 前記ガイドロールは、前記突起具の突起の突出長さよりも深さが深い逃げ溝を有している、請求項4に記載の突起具の製造方法。
- 前記ガイドロールは、回転駆動される駆動ロールである、請求項4又は5に記載の突起具の製造方法。
- 前記搬送工程においては、前記ガイドロールと、該ガイドロールと対向して配された第2ロールとの間に前記シートを挟み込んだ状態で該シートを搬送する、請求項4~6の何れか1項に記載の突起具の製造方法。
- 前記ガイド凸部は、該ガイド凸部の突出方向とは反対側に裏面凹部を有しており、
前記第2ロールは、前記裏面凹部内に挿入される補助凸部を有しており、
前記挟み込んだ状態においては、前記ガイドロールの前記ガイド溝に前記ガイド凸部が挿入されるとともに、該ガイド凸部の前記裏面凹部に前記第2ロールの前記補助凸部が挿入される、請求項7に記載の突起具の製造方法。 - 前記ガイド凸部は、前記突起を挟んで、前記搬送方向と直交する方向における該突起の両側に形成される、請求項1~8の何れか1項に記載の突起具の製造方法。
- 前記ガイド凸部は、前記搬送方向に直交する方向の断面形状が台形形状である、請求項1~9の何れか1項に記載の突起具の製造方法。
- 前記シートは、不織布又はフィルムである、請求項1~10の何れか1項に記載の突起具の製造方法。
- 前記搬送工程において、前記帯状のシートを間欠的に搬送する、請求項1~11の何れか1項に記載の突起具の製造方法。
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