JP7348028B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ駆動装置に関する。
特許文献1には、抵抗とトランジスタとを直列に接続することによって構成された回生回路が備えられたモータ駆動装置が開示されている。特許文献1では、モータの停止時にトランジスタが導通されることにより、回生電流が抵抗、トランジスタ等を通って流れ、抵抗において電力が消費される。
特開平3-3697号公報
しかしながら、特許文献1では、非常停止等が頻繁に行われた場合には、回生回路に大きなダメージが加わってしまう。
本発明の目的は、回生回路等へのダメージを抑制し得るモータ駆動装置を提供することにある。
本発明の一態様によるモータ駆動装置は、交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、前記コンバータから出力される前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサによって平滑化された前記直流電圧を交流電圧に変換してモータを駆動するインバータと、前記平滑コンデンサと前記インバータとの間に設けられ、第1抵抗器及び第1スイッチを含み、前記第1スイッチをオン状態にすることにより前記第1抵抗器を介して前記平滑コンデンサの両端を短絡させる回生回路と、非常停止の際、前記第1スイッチをオフ状態に維持する制御部と、を備える。
本発明によれば、回生回路等へのダメージを抑制し得るモータ駆動装置を提供することができる。
一実施形態によるモータ駆動装置の構成を示す図である。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。
本発明によるモータ駆動装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[一実施形態]
一実施形態によるモータ駆動装置について図1~図16を用いて説明する。図1は、本実施形態によるモータ駆動装置の構成を示す図である。
本実施形態によるモータ駆動装置10は、モータ12を駆動させ得る。モータ12は、例えば3相モータであるが、これに限定されるものではない。
モータ駆動装置10には、コンバータ14が備えられている。コンバータ14は、交流電源16から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。コンバータ14は、例えば公知のパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)コンバータであるが、これに限定されるものではない。
交流電源16は、モータ駆動装置10に交流電力を供給する。交流電源16は、例えば、3相交流電源であるが、これに限定されるものではない。
モータ駆動装置10には、平滑コンデンサ22が更に備えられている。平滑コンデンサ22は、コンバータ14と後述するインバータ28との間に備えられている。平滑コンデンサ22は、コンバータ14から出力される直流電圧を平滑化する。コンバータ14の正極側の出力端子は、配線38Pを介して平滑コンデンサ22の一端に接続されている。コンバータ14の負極側の出力端子は、配線38Nを介して平滑コンデンサ22の他端に電気的に接続されている。
モータ駆動装置10には、電圧検出部(直流電圧センサ、直流電圧検出器)26が更に備えられている。電圧検出部26は、平滑コンデンサ22の一端と平滑コンデンサ22の他端との間の直流電圧を検出し得る。電圧検出部26は、平滑コンデンサ22の一端と平滑コンデンサ22の他端との間の直流電圧に応じた信号を、後述する制御装置54に供給する。
モータ駆動装置10には、インバータ(インバータ回路)28が更に備えられている。コンバータ14から供給される直流電圧が、配線38P、38Nを介してインバータ28に供給される。インバータ28は、コンバータ14から供給される直流電圧を交流電圧に変換し、当該交流電圧をモータ12に供給することによりモータ12を駆動させ得る。
モータ駆動装置10には、電流検出部(電流センサ、電流検出器)46が更に備えられている。電流検出部46は、例えば配線38Pに備えられている。電流検出部46は、交流電源16側から平滑コンデンサ22に供給される電流を検出し得る。電流検出部46は、交流電源16側から平滑コンデンサ22に供給される電流に応じた信号を、後述する制御装置54に供給する。
モータ駆動装置10には、回生回路(ダイナミックブレーキ回路)48が更に備えられている。回生回路48は、平滑コンデンサ22の両端を後述する第1抵抗器50によって短絡することにより、平滑コンデンサ22に蓄えられた電力を熱消費させ得る。これにより、モータ12をより速やかに停止させることが可能となる。回生回路48は、配線38P、38Nに電気的に接続されている。
回生回路48には、第1抵抗器(回生抵抗)50が備えられている。第1抵抗器50の一端は、配線38Pに電気的に接続されている。
回生回路48には、第1スイッチ52が更に備えられている。第1スイッチ52は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等によって構成され得るが、これに限定されるものではない。第1スイッチ52の一端は、第1抵抗器50の他端に電気的に接続されている。第1スイッチ52の他端は、配線38Nに電気的に接続されている。
第1抵抗器50に対して並列にダイオード51が接続されている。ダイオード51のカソードは、第1抵抗器50の一端に電気的に接続されている。ダイオード51のアノードは、第1抵抗器50の他端に電気的に接続されている。
第1スイッチ52がオフ状態の場合、即ち、第1スイッチ52が開いている状態の場合、平滑コンデンサ22の両端は短絡されていない。第1スイッチ52がオン状態の場合、即ち、第1スイッチ52が閉じている状態の場合、平滑コンデンサ22の両端が第1抵抗器50を介して短絡される。
モータ駆動装置10には、スイッチ部30と第2抵抗器20とが更に備えられている。スイッチ部30は、交流電源16側から供給される電力を平滑コンデンサ22に供給するか否かを切り換えるためのものである。スイッチ部30は、第2スイッチ24と第3スイッチ18とによって構成されている。第2スイッチ24は、配線38P上に備えられている。第2スイッチ24の一端は、配線38Pを介してコンバータ14に電気的に接続されている。第2スイッチ24の他端は、配線38Pを介して平滑コンデンサ22の一端に電気的に接続されている。直列に接続された第3スイッチ18及び第2抵抗器20が、第2スイッチ24に対して並列に接続されている。第3スイッチ18の一端は、第2抵抗器20の一端に電気的に接続されている。第3スイッチ18の他端は、第2スイッチ24の一端に電気的に接続されている。第2抵抗器20の他端は、第2スイッチ24の他端に電気的に接続されている。第2スイッチ24と第3スイッチ18の両方をオフ状態にすることで、スイッチ部30がオフ状態となる。
第2スイッチ24をオフ状態に維持するとともに、第3スイッチ18をオン状態にすると、コンバータ14から出力される直流電圧が第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に供給され始める。第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流が供給されるため、平滑コンデンサ22に大きな突入電流が流入するのを防止することができる。平滑コンデンサ22に十分な電荷が充電された後、即ち、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなった後には、第2スイッチ24が閉じられる。第2スイッチ24をオフに維持した状態で第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に対して充電を行うプロセスは、初期充電プロセスと称される。
モータ駆動装置10には、制御装置54が更に備えられている。制御装置54は、モータ駆動装置10の全体の制御を司る。制御装置54には、制御部60と、記憶部58とが備えられている。制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され得るが、これに限定されるものではない。記憶部58には、例えば、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられている。揮発性メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等が挙げられる。不揮発性メモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。プログラム、データ等が、記憶部58に記憶され得る。
制御部60は、第1スイッチ52、第2スイッチ24及び第3スイッチ18の開閉を制御し得る。制御部60は、非常停止の際、第1スイッチ52をオフ状態に維持する。
制御部60は、モータ12を非常停止させ得る。非常停止の指示がユーザによって為された場合、制御部60はモータ12を非常停止させる。非常停止の指示は、例えば不図示の非常停止ボタンを操作することによって行われ得るが、これに限定されるものではない。非常停止の解除の指示がユーザによって為された場合、制御部60は非常停止を解除する。
なお、ここでは、ユーザによる指示に基づいてモータ12が非常停止される場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。ユーザによる指示に基づくことなく、所定条件を満たす場合に、モータ12が非常停止されるようにしてもよい。この場合、所定条件を満たさなくなった際には、非常停止が解除され得る。
制御部60は、非常停止の際、スイッチ部30をオン状態に維持して、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給される状態を維持するようにしてもよい。この際、第2スイッチ24のみをオン状態に維持するようにしてもよいし、第2スイッチ24と第3スイッチ18の両方をオン状態に維持するようにしてもよい。平滑コンデンサ22に電流が供給される状態を維持すれば、非常停止の解除後に初期充電プロセスが不要となるため、モータ12を迅速に再駆動させることが可能となる。
非常停止の際にコンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給される状態を維持する場合、回生回路48又はインバータ28においてショート故障が生じると、コンバータ14から回生回路48又はインバータ28に大きな電流が供給され続ける。このような状態は好ましくないため、制御部60は、以下のような制御を行う。即ち、非常停止中に電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値以上である場合、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にする。
制御部60は、非常停止の際、スイッチ部30をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にしてもよい。即ち、制御部60は、非常停止の際、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にしてもよい。
非常停止の際にコンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にする場合、制御部60は、以下のように制御を行い得る。即ち、非常停止が解除された際、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合には、制御部60は、第2スイッチ24をオン状態にする。即ち、制御部60は、初期充電プロセスを実行することなく、第2スイッチ24をオン状態にする。電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合には、第2スイッチ24を直ちにオン状態にしても、平滑コンデンサ22に大きな突入電流が流れ込まないためである。非常停止の解除後に初期充電プロセスが不要であるため、モータ12を迅速に再駆動させることが可能となる。一方、非常停止が解除された際、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値未満である場合には、制御部60は、第2スイッチ24をオフ状態に維持し、第3スイッチ18をオン状態にして、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流を供給する。即ち、制御部60は、初期充電プロセスを実行する。電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値未満である場合には、平滑コンデンサ22に大きな突入電流が流れ込むのを防止すべく、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流を供給することが必要なためである。なお、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなった後、即ち、平滑コンデンサ22に対する充電が十分に行われた後には、第2スイッチ24がオン状態にされる。
非常停止の際にコンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にし、且つ、非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した後に非常停止が解除された場合、制御部60は、以下のような制御を行い得る。即ち、制御部60は、第2スイッチ24をオフ状態に維持し、第3スイッチ18をオン状態にして、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流を供給する。非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した場合には、平滑コンデンサ22の両端の電圧が比較的低くなっている。このため、かかる場合には、平滑コンデンサ22に大きな突入電流が流れ込むのを防止すべく、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流が供給される。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなった後、即ち、平滑コンデンサ22に対する充電が十分に行われた後には、第2スイッチ24がオン状態にされる。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったか否かは、電圧検出部26によって検出された直流電圧に基づいて判定され得るが、これに限定されるものではない。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったか否かは、平滑コンデンサ22に対する充電が開始されてからの時間に基づいて判定することも可能である。非常停止の際にコンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にし、且つ、非常停止が第1時間閾値TH1未満継続した後に非常停止が解除された場合には、制御部60は、上記のような制御を行わない。
スイッチ部30をオンにした状態で非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合、制御部60は、以下のような制御を行い得る。即ち、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にし得る。即ち、非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合、制御部60は、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にする。スイッチ部30をオフにした状態で非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合、制御部60は、以下のような制御を行い得る。即ち、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態に維持して、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にし得る。即ち、非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合、制御部60は、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオフ状態に維持して、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にする。例えば、非常停止の指示がユーザによって行われた後に当該ユーザが立ち去ってしまった場合等においては、平滑コンデンサ22に蓄積された電力を放電することが安全に資するためである。
所定のアラームが発せられた際、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にして、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態にするとともに、第1スイッチ52をオン状態にし得る。所定のアラームが発せられている場合には、平滑コンデンサ22に蓄積された電力を放電することが安全に資するためである。
非常停止の際のモータ駆動装置10の動作の例について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。非常停止の際にスイッチ部30をオン状態に維持する場合の例が図2には示されている。
ステップS1において、制御部60は、非常停止が発せられたか否かを判定する。非常停止が発せられた場合(ステップS1においてYES)、ステップS2に遷移する。非常停止が発せられていない場合(ステップS1においてNO)、ステップS1が繰り返される。
ステップS2において、制御部60は、第1スイッチ52をオフ状態に維持し、スイッチ部30をオン状態に維持する。即ち、制御部60は、第1スイッチ52が開いている状態に維持し、第2スイッチ24及び第3スイッチ18が閉じている状態に維持する。なお、ここでは、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオン状態に維持する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。第2スイッチ24をオン状態に維持する一方、第3スイッチ18をオフ状態にするようにしてもよい。この後、ステップS3に遷移する。
ステップS3において、制御部60は、電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値以上であるか否かを判定する。電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値以上である場合(ステップS3においてYES)、ステップS4に遷移する。電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値未満である場合(ステップS3においてNO)、図2に示す処理が完了する。
ステップS4において、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にする。これにより、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態になる。この後、ステップS5に遷移する。
ステップS5において、制御部60は、第1スイッチ52をオン状態にする。これにより、平滑コンデンサ22に蓄積された電力が放電される。こうして、図2に示す処理が完了する。
図3は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図3は、図2に示す動作に対応している。
タイミングt0においては、非常停止は発せられていない。タイミングt0においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt1は、非常停止の開始のタイミングを示している。図3に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態に維持される。
タイミングt2は、電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値以上であるか否かが制御部60によって判定されるタイミングを示している。図3に示す例においては、電流検出部46によって検出された電流値が電流閾値以上であるため、第1スイッチ52がオン状態にされ、第2スイッチ24及び第3スイッチ18がオフ状態にされる。
非常停止の際のモータ駆動装置10の動作の他の例について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。非常停止の際にスイッチ部30をオフ状態にする場合の例が図4には示されている。
ステップS1において、制御部60は、非常停止が発せられたか否かを判定する。非常停止が発せられた場合(ステップS1においてYES)、ステップS2に遷移する。非常停止が発せられていない場合(ステップS1においてNO)、ステップS1が繰り返される。
ステップS11において、制御部60は、第1スイッチ52をオフ状態に維持する。即ち、制御部60は、第1スイッチ52が開いている状態に維持する。この後、ステップS12に遷移する。
ステップS12において、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にする。これにより、コンバータ14から平滑コンデンサ22に電流が供給されない状態になる。こうして、図4に示す処理が完了する。
図5は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図5は、図4に示す動作に対応している。
タイミングt10においては、非常停止は発せられていない。タイミングt10においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt11は、非常停止の開始のタイミングを示している。図5に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
非常停止が解除された場合のモータ駆動装置10の動作の例について図6を用いて説明する。図6は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。図6に示す例においては、非常停止の際にスイッチ部30がオフ状態にされている。
ステップS21において、制御部60は、非常停止が解除されたか否かを判定する。非常停止が解除された場合には(ステップS21においてYES)、ステップS22に遷移する。非常停止が解除されていない場合には(ステップS21においてNO)、ステップS21が繰り返される。
ステップS22において、制御部60は、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上であるか否かを判定する。電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合(ステップS22においてYES)、ステップS25に遷移する。電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値未満である場合(ステップS22においてNO)、ステップS23に遷移する。
ステップS23において、制御部60は、第2スイッチ24をオフ状態に維持するとともに、第3スイッチ18をオン状態にする。これにより、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流が供給される。この後、ステップS24に遷移する。
ステップS24において、制御部60は、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったか否かを判定する。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなった場合には(ステップS24においてYES)、ステップS25に遷移する。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなっていない場合には(ステップS24においてNO)、ステップS24が繰り返される。
ステップS25において、制御部60は、第2スイッチ24をオン状態にする。これにより、第2抵抗器20を介することなく平滑コンデンサ22に電流が供給される。第3スイッチ18については、オフ状態のまま維持してもよいし、オン状態にしてもよい。ここでは、第3スイッチ18をオン状態にする場合を例に説明する。ステップS25が完了した場合には、図6に示す処理が完了する。
図7は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図7は、図6に示す動作に対応している。非常停止が解除された際の電圧値が電圧閾値以上である場合の例が図7には示されている。
タイミングt20においては、非常停止は発せられていない。タイミングt20においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt21は、非常停止の開始のタイミングを示している。図7に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
タイミングt22は、非常停止が解除されるタイミングを示している。非常停止が解除された際には、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上であるか否かが制御部60によって判定される。図7に示す例においては、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上であるため、第2スイッチ24がオン状態にされる。第3スイッチ18については、上述したように、オン状態にされてもよいし、オフ状態のまま維持されてもよい。図7に示す例においては、第3スイッチ18がオン状態にされる。
図8は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図8は、図6に示す動作に対応している。非常停止が解除された際の電圧値が電圧閾値未満である場合の例が図8には示されている。
タイミングt30においては、非常停止は発せられていない。タイミングt30においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt31は、非常停止の開始のタイミングを示している。図8に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
タイミングt32は、非常停止が解除されるタイミングを示している。非常停止が解除されると、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値以上であるか否かが制御部60によって判定される。図8に示す例においては、電圧検出部26によって検出された電圧値が電圧閾値未満であるため、第3スイッチ18がオン状態にされる。これにより、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流が供給され始める。
タイミングt33は、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったタイミングを示している。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなると、第2スイッチ24がオン状態にされる。
非常停止が第1時間閾値TH1以上継続された後に非常停止が解除された場合のモータ駆動装置10の動作の例について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。図9に示す例においては、非常停止の際にスイッチ部30がオフ状態にされている。
ステップS31において、制御部60は、非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した後に非常停止が解除されたか否かを判定する。非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した後に非常停止が解除された場合には(ステップS31においてYES)、ステップS32に遷移する。非常停止が第1時間閾値TH1未満継続した後に非常停止が解除された場合には(ステップS31においてNO)、図9に示す処理が完了する。
ステップS32において、制御部60は、第2スイッチ24をオフ状態に維持するとともに、第3スイッチ18をオン状態にする。これにより、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に電流が供給される。即ち、第2抵抗器20を介して平滑コンデンサ22に充電が行われる。この後、ステップS33に遷移する。
ステップS33において、制御部60は、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったか否かを判定する。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなった場合には(ステップS33においてYES)、ステップS34に遷移する。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなっていない場合には(ステップS33においてNO)、ステップS33が繰り返される。
ステップS34において、制御部60は、第2スイッチ24をオン状態にする。ステップS34が完了した場合には、図9に示す処理が完了する。
図10は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図10は、図9に示す動作に対応している。非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した後に非常停止が解除された場合の動作の例が図10には示されている。
タイミングt40においては、非常停止は発せられていない。タイミングt40においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt41は、非常停止の開始のタイミングを示している。図10に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
タイミングt42は、非常停止が開始されてからの経過時間が第1時間閾値TH1であるタイミングを示している。
タイミングt43は、非常停止が解除されたタイミングを示している。図10に示す例においては、非常停止が第1時間閾値TH1以上継続した後に非常停止が解除されるため、第3スイッチ18がオン状態にされる。
タイミングt44は、平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなったタイミングを示している。平滑コンデンサ22の両端の電圧が十分に高くなると、第2スイッチ24がオン状態にされる。
スイッチ部30をオンに維持した状態で非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合のモータ駆動装置10の動作の例について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。
ステップS41において、制御部60は、非常停止が第2時間閾値TH2以上継続したか否かを判定する。非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合には(ステップS41においてYES)、ステップS42に遷移する。非常停止が第2時間閾値TH2以上継続していない場合には(ステップS41においてNO)、ステップS41が繰り返される。
ステップS42において、制御部60は、スイッチ部30をオフ状態にする。即ち、制御部60は、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオフ状態にする。この後、ステップS43に遷移する。
ステップS43において、制御部60は、第1スイッチ52をオン状態にする。これにより、平滑コンデンサ22に蓄積された電力が放電される。こうして、図11に示す処理が完了する。
図12は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図12は、図11に示す動作に対応している。
タイミングt50においては、非常停止は発せられていない。タイミングt50においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt51は、非常停止の開始のタイミングを示している。図12に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態に維持される。
タイミングt52は、非常停止が開始されてからの経過時間が第2時間閾値TH2であるタイミングを示している。図12に示すように、第1スイッチ52がオン状態にされ、第2スイッチ24及び第3スイッチ18がオフ状態にされる。
スイッチ部30をオフ状態にした状態で非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合のモータ駆動装置10の動作の例について図13を用いて説明する。図13は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。
ステップS41において、制御部60は、非常停止が第2時間閾値TH2以上継続したか否かを判定する。非常停止が第2時間閾値TH2以上継続した場合には(ステップS41においてYES)、ステップS43に遷移する。非常停止が第2時間閾値TH2以上継続していない場合には(ステップS41においてNO)、ステップS41が繰り返される。
ステップS43において、制御部60は、第1スイッチ52をオン状態にする。これにより、平滑コンデンサ22に蓄積された電力が放電される。こうして、図13に示す処理が完了する。
図14は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図14は、図13に示す動作に対応している。
タイミングt60においては、非常停止は発せられていない。タイミングt60においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt61は、非常停止の開始のタイミングを示している。図14に示すように、第1スイッチ52はオフ状態に維持され、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
タイミングt62は、非常停止が開始されてからの経過時間が第2時間閾値TH2であるタイミングを示している。図14に示すように、第1スイッチ52がオン状態にされ、第2スイッチ24及び第3スイッチ18がオフ状態に維持される。
アラームが発せられた場合のモータ駆動装置10の動作の例について図15を用いて説明する。図15は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すフローチャートである。
ステップS51において、制御部60は、アラームが発せられたか否かを判定する。アラームが発せられた場合には(ステップS51においてYES)、ステップS52に遷移する。アラームが発せられていない場合には(ステップS51においてNO)、ステップS51が繰り返される。
ステップS52において、スイッチ部30をオフ状態にする。即ち、制御部60は、第2スイッチ24及び第3スイッチ18をオフ状態にする。この後、ステップS53に遷移する。
ステップS53において、制御部60は、第1スイッチ52をオン状態にする。これにより、平滑コンデンサ22に蓄積された電力が放電される。こうして、図15に示す処理が完了する。
図16は、本実施形態によるモータ駆動装置の動作の例を示すタイムチャートである。図16は、図15に示す動作に対応している。
タイミングt70においては、非常停止は発せられていない。タイミングt70においては、第1スイッチ52はオフ状態になっており、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオン状態になっている。
タイミングt71は、アラームが発せられたタイミングを示している。図16に示すように、アラームが発せられるとともに、非常停止となる。また、第1スイッチ52はオン状態にされ、第2スイッチ24及び第3スイッチ18はオフ状態にされる。
このように、本実施形態によれば、非常停止の際、第1スイッチ52がオフ状態に維持される。このため、本実施形態によれば、回生回路48等にダメージが加わるのを抑制することができる。
[変形実施形態]
本発明についての好適な実施形態を上述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
上記実施形態では、コンバータ14と平滑コンデンサ22との間に備えられた第2スイッチ24と第3スイッチ18とによってスイッチ部30が構成されている場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。スイッチ部30が、交流電源16とコンバータ14との間に備えられていてもよい。この場合、スイッチ部30は、電磁接触器、ブレーカ等によって構成され得る。この場合には、第2抵抗器20に対して直列に接続される第3スイッチ18を要しない。即ち、この場合には、配線38Pに備えられた第2スイッチ24に対して並列に第2抵抗器20が接続され、交流電源16とコンバータ14との間にスイッチ部30が備えられる。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
モータ駆動装置(10)は、交流電源(16)から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ(14)と、前記コンバータから出力される前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(22)と、前記平滑コンデンサによって平滑化された前記直流電圧を交流電圧に変換してモータ(12)を駆動するインバータ(28)と、前記平滑コンデンサと前記インバータとの間に設けられ、第1抵抗器(50)及び第1スイッチ(52)を含み、前記第1スイッチをオン状態にすることにより前記第1抵抗器を介して前記平滑コンデンサの両端を短絡させる回生回路(48)と、非常停止の際、前記第1スイッチをオフ状態に維持する制御部(60)と、を備える。このような構成によれば、非常停止の際、第1スイッチがオフ状態に維持されるため、頻繁に非常停止が行われた場合であっても、回生回路等へのダメージを抑制することができる。
前記交流電源側から供給される電力を前記平滑コンデンサに供給するか否かを切り換えるスイッチ部(30)を更に備え、前記制御部は、前記非常停止の際、前記スイッチ部をオン状態に維持して、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給される状態を維持するようにしてもよい。このような構成によれば、非常停止の解除後に初期充電プロセスが不要となるため、モータを迅速に再駆動させることが可能となる。また、スイッチ部がオン状態に維持されるため、スイッチ部にダメージが加わるのを抑制することができる。
前記コンバータから前記平滑コンデンサに供給される電流を検出する電流検出部(46)を更に備え、前記非常停止中に前記電流検出部によって検出された電流値が電流閾値以上である場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にするようにしてもよい。このような構成によれば、回生回路又はインバータにおいてショート故障が生じた場合に、コンバータから回生回路又はインバータに大きな電流が供給され続けるのを防止することができる。
前記交流電源側から供給される電流を前記平滑コンデンサに供給するか否かを切り換えるスイッチ部を更に備え、前記制御部は、前記非常停止の際、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするようにしてもよい。
前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられた第2スイッチ(24)と、前記第2スイッチに対して並列に接続され、前記平滑コンデンサに流入する電流を抑制する第2抵抗器(20)と、前記平滑コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出部(26)とを更に備え、前記非常停止が解除された際、前記制御部は、前記電圧検出部によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合には、前記第2スイッチをオン状態にして、前記第2抵抗器を介することなく前記平滑コンデンサに電流を供給し、前記電圧検出部によって検出された前記電圧値が前記電圧閾値未満である場合には、前記第2スイッチをオフ状態に維持して、前記第2抵抗器を介して前記平滑コンデンサに電流を供給するようにしてもよい。このような構成によれば、電圧検出部によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合には、初期充電プロセスが省略されるため、モータを迅速に再駆動させることが可能となる。
前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられた第2スイッチと、前記第2スイッチに対して並列に接続され、前記平滑コンデンサに流入する電流を抑制する第2抵抗器とを更に備え、前記非常停止が第1時間閾値(TH1)以上継続した後に前記非常停止が解除された場合、前記制御部は、前記第2スイッチをオフ状態に維持して、前記第2抵抗器を介して前記平滑コンデンサに電流を供給し、前記平滑コンデンサに対する充電が前記第2抵抗器を介して行われた後に、前記第2スイッチをオン状態にして、前記第2抵抗器を介することなく前記平滑コンデンサに電流を供給するようにしてもよい。
前記非常停止が第2時間閾値(TH2)以上継続した場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にするようにしてもよい。このような構成によれば、非常停止ボタンを押した後にユーザが立ち去ってしまった場合等において、平滑コンデンサに蓄積された電力が放電されるため、安全に資することができる。
前記非常停止が第2時間閾値以上継続した場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態に維持して、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態を維持するとともに、前記第1スイッチをオン状態にするようにしてもよい。このような構成によれば、非常停止ボタンを押した後にユーザが立ち去ってしまった場合等に平滑コンデンサに蓄積された電力が放電されるため、安全に資することができる。
所定のアラームが発せられた際、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にするようにしてもよい。このような構成によれば、所定のアラームが発せられた際に平滑コンデンサに蓄積された電力が放電されるため、安全に資することができる。
10:モータ駆動装置 12:モータ
14:コンバータ 16:交流電源
18:第3スイッチ 20:第2抵抗器
22:平滑コンデンサ 24:第2スイッチ
26:電圧検出部 28:インバータ
30:スイッチ部 38N、38P:配線
46:電流検出部 48:回生回路
50:第1抵抗器 51:ダイオード
52:第1スイッチ 54:制御装置
58:記憶部 60:制御部

Claims (9)

  1. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記コンバータから出力される前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記直流電圧を交流電圧に変換してモータを駆動するインバータと、
    前記平滑コンデンサと前記インバータとの間に設けられ、第1抵抗器及び第1スイッチを含み、前記第1スイッチをオン状態にすることにより前記第1抵抗器を介して前記平滑コンデンサの両端を短絡させる回生回路と、
    非常停止の際、前記第1スイッチをオフ状態に維持する制御部と、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられ、前記平滑コンデンサの両端の電圧に基づいて、前記平滑コンデンサに流入する電流を抑制する第2抵抗器と、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられた第2スイッチと、
    を備え
    前記第2抵抗器は、前記第2スイッチに対して並列に接続され、第3スイッチと直列に接続されており、
    前記制御部は、前記第2抵抗器を介して、又は、前記第2抵抗器を介することなく、前記平滑コンデンサに前記電流を供給する、モータ駆動装置。
  2. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記コンバータから出力される前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記直流電圧を交流電圧に変換してモータを駆動するインバータと、
    前記平滑コンデンサと前記インバータとの間に設けられ、第1抵抗器及び第1スイッチを含み、前記第1スイッチをオン状態にすることにより前記第1抵抗器を介して前記平滑コンデンサの両端を短絡させる回生回路と、
    非常停止の際、前記第1スイッチをオフ状態に維持する制御部と、
    を備え
    前記交流電源側から供給される電力を前記平滑コンデンサに供給するか否かを切り換えるスイッチ部を更に備え、
    前記制御部は、前記非常停止の際、前記スイッチ部をオン状態に維持して、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給される状態を維持する、モータ駆動装置。
  3. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記コンバータから前記平滑コンデンサに供給される電流を検出する電流検出部を更に備え、
    前記非常停止中に前記電流検出部によって検出された電流値が電流閾値以上である場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にする、モータ駆動装置。
  4. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記コンバータから出力される前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記直流電圧を交流電圧に変換してモータを駆動するインバータと、
    前記平滑コンデンサと前記インバータとの間に設けられ、第1抵抗器及び第1スイッチを含み、前記第1スイッチをオン状態にすることにより前記第1抵抗器を介して前記平滑コンデンサの両端を短絡させる回生回路と、
    非常停止の際、前記第1スイッチをオフ状態に維持する制御部と、
    を備え
    前記交流電源側から供給される電流を前記平滑コンデンサに供給するか否かを切り換えるスイッチ部を更に備え、
    前記制御部は、前記非常停止の際、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にする、モータ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられた第2スイッチと、
    前記第2スイッチに対して並列に接続され、前記平滑コンデンサに流入する電流を抑制する第2抵抗器と、
    前記平滑コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出部とを更に備え、
    前記非常停止が解除された際、前記制御部は、前記電圧検出部によって検出された電圧値が電圧閾値以上である場合には、前記第2スイッチをオン状態にして、前記第2抵抗器を介することなく前記平滑コンデンサに電流を供給し、前記電圧検出部によって検出された前記電圧値が前記電圧閾値未満である場合には、前記第2スイッチをオフ状態に維持して、前記第2抵抗器を介して前記平滑コンデンサに電流を供給する、モータ駆動装置。
  6. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記コンバータと前記平滑コンデンサとの間に設けられた第2スイッチと、
    前記第2スイッチに対して並列に接続され、前記平滑コンデンサに流入する電流を抑制する第2抵抗器とを更に備え、
    前記非常停止が第1時間閾値以上継続した後に前記非常停止が解除された場合、前記制御部は、前記第2スイッチをオフ状態に維持して、前記第2抵抗器を介して前記平滑コンデンサに電流を供給し、前記平滑コンデンサに対する充電が前記第2抵抗器を介して行われた後に、前記第2スイッチをオン状態にして、前記第2抵抗器を介することなく前記平滑コンデンサに電流を供給する、モータ駆動装置。
  7. 請求項2又は3に記載のモータ駆動装置において、
    前記非常停止が第2時間閾値以上継続した場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にする、モータ駆動装置。
  8. 請求項4~6のいずれか1項に記載のモータ駆動装置において、
    前記非常停止が第2時間閾値以上継続した場合、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態に維持して、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態を維持するとともに、前記第1スイッチをオン状態にする、モータ駆動装置。
  9. 請求項2~8のいずれか1項に記載のモータ駆動装置において、
    所定のアラームが発せられた際、前記制御部は、前記スイッチ部をオフ状態にして、前記コンバータから前記平滑コンデンサに電流が供給されない状態にするとともに、前記第1スイッチをオン状態にする、モータ駆動装置。
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