JP7347003B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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本発明は、モータ駆動装置に関する。
従来、コイルが巻回された筒状のステータと、複数の磁極を有しステータの径方向内側に設けられるロータとを備え、コイルへの通電により発生する電磁力によってロータが回転するモータが知られている。また、コイルへの通電を制御部により制御し、モータを駆動させるモータ駆動装置が知られている。
例えば特許文献1に開示された電動モータは、ブレーキシステムにおいて、連動変換機構を介してブレーキディスクを押圧する電動式アクチュエータを構成している。
特開2017-104010号公報
ここで、車両のブレーキシステムにおけるモータ技術の背景に関して説明する。近年、自動運転にともなう自動車補機システムへのニーズや、安全機能の向上として、自動ブレーキシステムの採用が増加している。また、ハイブリッド自動車や電気自動車の増加にともない、以前はエンジン負圧でまかなっていた加圧源を電動モータに置き換えた液圧式の電動ブレーキシステムなどの採用が増大している。
液圧式ブレーキシステムには、モータ回転をボールねじで直線運動に変換することでシリンダ内のピストンを作動させてブレーキ液圧を発生させるタイプや、モータ回転をそのまま歯車機構に伝達し、歯車の歯のかみ合わせ部分で流体を輸送してブレーキ液圧を発生するギヤポンプのタイプがある。
また、液圧式ブレーキは、車両停止時のブレーキ力を維持する液圧保持力と、ブレーキ動作への高い追従性が求められる。したがって、液圧式の電動ブレーキシステムに用いるモータには、低回転領域における拘束トルクの高トルク化と、無負荷(又は低負荷)領域における高回転化との両立が求められる。
さらに本明細書では、運転者がブレーキペダルを急に踏み込んだ場合や、自動運転システムにおいて前方カメラが障害物を認識した場合等、車両を緊急に制動する要求が発生したときを「緊急時」と定義する。緊急時における緊急ブレーキに要求される高回転域まで出力可能な構成にしようとすると、モータの体格が大きくなるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、モータの体格を大きくすることなく、緊急時に高回転出力が可能なモータ駆動装置を提供することにある。
本発明のモータ駆動装置は、モータ(80)と、駆動制御部(200)と、を備え、車両のブレーキシステムに適用され、モータの出力によりブレーキ液圧を発生させる。モータは、コイル(68)が巻回された筒状のステータ(60)、及び、周方向に複数の磁極(57)が設けられステータの内側で回転可能なロータ(50)を有する。駆動制御部は、ロータの回転角を検出する位置センサが設けられていないセンサレス駆動により、コイルへの通電を制御しモータを駆動する。ロータは、周方向に隣接する磁極同士の間に突極部(53)が形成されている。
駆動制御部は、電源(15)の直流電圧を昇圧する昇圧回路(30)、昇圧回路により昇圧された入力電圧を変換して交流電圧を出力する駆動回路(40)、並びに、昇圧回路及び駆動回路の動作を制御する制御回路(20)を含む。制御回路は、自動運転システムにおける前方カメラの映像に基づき、車両を緊急に制動する要求が発生したとき、緊急時であると判定する緊急時判定部(25)を有し、緊急時以外の通常時に比べ、緊急時に昇圧回路の昇圧比を大きくする。
本発明のモータ駆動装置は、緊急ブレーキに必要な出力増加分を昇圧駆動により確保するため、モータは、通常時のトルク-回転数領域で必要な出力を満足すればよい。したがって、モータの体格を大きくすることなく、緊急時に高回転出力が可能となる。
なお、供給電力一定の場合、昇圧によりモータ回転数は上昇するが、トルクに必要な電流量が低下する。しかし、緊急ブレーキに要する特性は高回転低トルクであるため、供給電流量の低下による影響は小さい。
車両のブレーキシステムの模式図。 一実施形態のモータ駆動装置に用いられるモータの軸方向断面図。 図2のIII-III線径方向断面図。 図3のIV部拡大図。 一実施形態のモータ駆動装置の構成図。 モータの出力特性を表すトルク-回転数特性図。 その他の実施形態のティース形状を表す径方向拡大断面図。
本明細書において「実施形態」とは本発明の実施形態を意味する。以下、モータ駆動装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のモータ駆動装置はモータ及び駆動制御部を備え、車両のブレーキシステムに適用され、モータの出力によりブレーキ液圧を発生させる。
図1に、車両のブレーキシステム90を模式的に示す。モータ駆動装置10は、モータ80と、モータ80を駆動する駆動制御部200とを含む。モータ80の出力により液圧装置91が発生した液圧が配管92を経由してブレーキキャリパ93に供給される。ブレーキキャリパ93によりパッドがブレーキディスク94に押し付けられ、車輪が制動される。
次に図2~図4を参照し、モータ80の構成について説明する。本実施形態のモータ80は3相ブラシレスモータであって、ハウジング70、ステータ60及びロータ50等が回転軸Oに対して同軸に設けられている。
図2に示すように、ハウジング70は、筒部72及び底部73を含む有底筒状を呈している。筒部72の開口端の周囲には鍔部71が形成されている。底部73の中央には底部側の軸受77を収容する軸受収容部74が形成されている。ハウジング70の開口側に装着されたハウジングカバー75の中央には、開口側の軸受78を収容する軸受収容部76が形成されている。
筒状のステータ60は、ハウジング70の筒部72の内側に収容され、スロットに3相のコイル68が巻回されている。ロータ50は、ステータ60の内側に設けられ、中心にシャフト59が固定されている。シャフト59の両端は、軸受77、78により回転可能に支持されている。図2に示すロータ50は、複数の薄板状ロータコアが軸方向に積層されて構成されているが、一体のロータコアで構成されてもよい。
図3及び図4に示すように、ロータ50は、周方向に複数(例えば10極)の永久磁石の磁極57が設けられ、ステータ60の内側で回転可能である。ロータコア51の径方向の中間部には複数の肉盗み部52が形成されている。本実施形態のロータ50は、複数の磁極57がロータコア51に埋め込まれたIPM構造により構成されている。詳しくは複数の磁極57は、肉盗み部52の径方向外側の環状部分に埋め込まれている。磁極57は径方向外側がフロントヨーク部55により覆われており、周方向に隣接する磁極57同士の間に突極部53が形成されている。
ステータ60は、コアバック61から径内方向に突出する複数(例えば12個)のティース62を有している。隣接するティース62同士の間のスロットには3相のコイル68が巻回されている。図3、図4に例示するステータ60は、周方向に分割された分割コアで構成されているが、一体コアで形成されてもよい。
また、本実施形態のティース62は、先端部63と根元側との周方向幅が同一であるストレート形状に形成されている。この構成は、特許第5862145号公報(対応US公報:US9531222B2)に開示されている。
このような構成のブラシレスモータ80は、コイル68への通電によりステータ60に形成される回転磁界とロータ50の磁極57による磁界との相互作用により回転し、トルクを出力する。ここで、液圧式の電動ブレーキシステムに用いられるモータには、低回転領域における拘束トルクの高トルク化と、無負荷(又は低負荷)領域における高回転化との両立が求められる。本実施形態では、その両立のためにIPMモータが選定される。
また、車両のブレーキシステム90では、運転者がブレーキペダルを急に踏み込んだ場合や、自動運転システムにおいて前方カメラが障害物を認識した場合等、車両を緊急に制動する要求が発生することがある。このような緊急時における緊急ブレーキに要求される高回転域まで出力可能な構成にしようとすると、モータ80の体格が大きくなるという問題がある。そこで本実施形態のモータ駆動装置10は、モータ80の体格を大きくすることなく、緊急時に高回転出力が可能なように構成されている。
[モータ駆動装置の構成]
次に図5、図6を参照し、モータ駆動装置10について説明する。モータ駆動装置10の駆動制御部200は、コイル68への通電を制御しモータ80を駆動する。図5に示すように、電流センサ85は、駆動制御部200からモータ80に通電される2相以上の相電流Iu、Iv、Iwを検出する。また、図5の例では、モータ80のロータ回転角を検出する位置センサが設けられておらず、センサレス駆動される。センサレス駆動方式は、部品削減や省スペースに対して有効である。
駆動制御部200は、昇圧回路30、駆動回路40及び制御回路20を含む。昇圧回路30は、「電源」としてのバッテリ15の直流電圧(以下「バッテリ電圧」)Vbを昇圧する。駆動回路40は、昇圧回路30により昇圧された入力電圧Vinvを変換して交流電圧を出力する。制御回路20は、昇圧回路30及び駆動回路40の動作を制御する。
図5の例では、昇圧回路30は、フィルタコンデンサ31、インダクタ32、高電位側スイッチング素子33、低電位側スイッチング素子34を含むチョッパ式昇圧コンバータで構成されている。フィルタコンデンサ31は、昇圧回路30の入力部に設けられ、バッテリ15からの電源ノイズを除去する。インダクタ32は、一端がバッテリ15に接続され、他端が高電位側スイッチング素子33と低電位側スイッチング素子34との接続点に接続される。昇圧回路30に流れる電流ILの変化に伴ってインダクタ32に誘起電圧が発生し、電気エネルギーが蓄積される。
高電位側スイッチング素子33及び低電位側スイッチング素子34は、駆動回路40の電源ラインLpとグランドラインLgとの間に直列に接続されている。高電位側スイッチング素子33及び低電位側スイッチング素子34は、制御回路20の昇圧回路制御部23から指令されるゲート信号に従って相補的にオンオフする。
高電位側スイッチング素子33がオフで低電位側スイッチング素子34がオンのとき、インダクタ32にエネルギーが蓄積される。高電位側スイッチング素子33がオンで低電位側スイッチング素子34がオフのとき、インダクタ32に蓄積されたエネルギーが放出されることにより、バッテリ電圧Vbが昇圧された入力電圧Vinvが平滑コンデンサ39に充電される。以下、バッテリ電圧Vbに対する入力電圧Vinvの比を昇圧比K(=Vinv/Vb)と表す。
図5の例では、駆動回路40は、ブリッジ接続された6個のスイッチング素子41~46を含む3相インバータで構成されている。スイッチング素子41、42、43は、それぞれU相、V相、W相の上アームのスイッチング素子であり、スイッチング素子44、45、46は、それぞれU相、V相、W相の下アームのスイッチング素子である。各相のスイッチング素子41~46は、制御回路20の駆動回路制御部24から指令されるゲート信号に従ってオンオフする。
こうして駆動回路40は、入力電圧Vinvの直流電力を3相交流電力に変換し、3相電圧Vu、Vv、Vwをモータ80に印加する。駆動回路40の入力部に設けられた平滑コンデンサ39は、入力電圧Vinvを平滑化する。
制御回路20は、昇圧回路制御部23及び駆動回路制御部24を有する。昇圧回路制御部23及び駆動回路制御部24は、上位の車両制御回路から取得したトルク指令Trq*等に基づき、デューティ比演算やPWM制御等の周知技術により、昇圧回路30及び駆動回路40を動作させるゲート信号を演算する。
ここで、昇圧回路制御部23及び駆動回路制御部24は、バッテリ電圧Vb、昇圧回路電流IL、駆動回路40の入力電圧Vinv等の情報を適宜、電圧センサ、電流センサ等から直接取得してもよく、他のパラメータに基づいて算出してもよい。
例えば駆動回路制御部24は、電流センサ85が検出した相電流Iu、Iv、Iwを取得し、電流フィードバック制御により駆動回路40へのゲート信号を演算する。ここで、センサレス制御では、座標変換演算等における角度情報として推定角度θが使用される。また、推定角度θの微分値である推定角速度ωは昇圧回路制御部23でも使用される。推定角度θは、例えば特開2009-148017号公報に開示された技術により演算される。
さらに制御回路20は、本実施形態に特有の構成として、緊急時判定部25を有する。緊急時判定部25は、車両を緊急に制動する要求が発生したとき、緊急時であると判定する。例えば緊急時判定部25は、運転者によるブレーキペダルの踏み込み速度や踏力、又は、自動運転システムにおける前方カメラの映像等に基づき、緊急時であることを判定する。なお、緊急時以外を通常時という。
制御回路20は、緊急時判定部25により緊急時であると判定されたとき、通常時に比べ昇圧回路30の昇圧比Kを大きくする。図6に、モータ80のトルク-回転数特性を示す。通常時には低回転で低トルクから高トルクまでの常用領域が用いられる。緊急時には高回転で低トルクの緊急ブレーキ領域が用いられる。
簡単のため通常時の昇圧比Kを1とし、緊急時の昇圧比Kを1より大きい値、例えば2として説明する。すなわち、通常時は実質的に「非昇圧時」であり、緊急時が「昇圧時」であるものとする。この例のように、緊急時の昇圧比は通常時の昇圧比の2倍以上の値に設定されることが好ましい。
図6において、常用領域を最低限カバーするための非昇圧時のモータ特性は、非昇圧時の最大トルクTmax_nにおける最高回転数の点Pnを通り、常用領域と緊急ブレーキ領域との境界に沿った特性線Cnで示される。また、緊急ブレーキ領域を最低限カバーするための昇圧時のモータ特性は、昇圧時の最大トルクTmax_bにおける最高回転数の点Pbを通り、非昇圧時の特性線Cnと略平行な特性線Cbで示される。
制御回路20は、これらの特性線Cn、Cbを実現するように昇圧時の昇圧比Kを決定する。なお、バッテリ電圧Vbが低い場合等には、例えば通常時の昇圧比Kを1.5とし、緊急時の昇圧比Kを3としてもよい。その場合、上記説明中の「非昇圧時」を「低昇圧時」、「昇圧時」を「高昇圧時」と読み替えればよい。
このように、本実施形態のモータ駆動装置10は、緊急ブレーキに必要な出力増加分を昇圧駆動により確保するため、モータ80は、通常時のトルク-回転数領域で必要な出力を満足すればよい。したがって、モータ80の体格を大きくすることなく、緊急時に高回転出力が可能となる。
なお、供給電力一定の場合、昇圧によりモータ回転数は上昇するが、トルクに必要な電流量が低下する。しかし、緊急ブレーキに要する特性は高回転低トルクであるため、供給電流量の低下による影響は小さい。
また、本実施形態のモータ80は、ロータ50がIPM構造により構成されている。これにより、上述の通り、液圧式の電動ブレーキシステム90において、低回転領域における拘束トルクの高トルク化と、無負荷(又は低負荷)領域における高回転化との両立が実現する。
さらにセンサレス駆動では、q軸インダクタンスとd軸インダクタンスとの差が大きく、突極比、すなわちd軸インダクタンスに対するq軸インダクタンスの比(Lq/Ld)が1から離れている方が良い。本実施形態では、ロータ50は、周方向に隣接する磁極57同士の間に突極部53が形成されているため、突極比が1より大きい場合、突極比をより大きくする作用が得られる。
しかし、突極部53を有するモータ80をセンサレス駆動させる場合、突極部53とステータ60のティース62とが対向する進角0度付近の回転位置で通電して起動すると、突極部53が磁気飽和しやすく、位置推定に必要な突極比が維持しにくくなる。
それに対し本実施形態のモータ80は、ティース62の先端部63がストレート形状に形成されているため、図7に示す、ティース先端部が周方向両側に広がっている形状に比べ、ティース先端部の周方向両端からフロントヨーク部55への漏れ磁束を抑制することができる。そのため、突極部53がステータ励磁の影響をより受けにくく、磁気飽和しにくくなる。
(その他の実施形態)
(a)上記実施形態のモータは、ステータ60のティース62はストレート形状に形成されている。これに対し、図7に示すように、ティース62の先端部639が周方向両側に広がっている形状としてもよい。
(b)図3、図4に示す3相ブラシレスモータは10極12スロットの構成であるが、磁極及びスロット(或いはティース)の数はこれに限らない。また、モータの相の数は3相に限らず、4相以上の多相モータであってもよい。
(c)モータのロータは、複数の磁極がロータコア51に埋め込まれたIPM構造に限らず、複数の磁極がロータコアの表面に設置されたSPM構造により構成されてもよい。例えば特開2014-121189号公報の図39、段落[0156]には、ロータコアの外周表面に形成された凹部に磁極が貼り付けられたインセット型SPM構造が開示されている。この構造ではq軸インダクタンスとd軸インダクタンスとが異なり、突極性を有するため、突極比を利用した位置推定によりセンサレス駆動することが可能である。
(d)センサレス駆動による回転角の推定方式は特開2009-148017号公報に開示された方式に限らず、拡張誘起電圧等を用いる周知の方式を採用してもよい。また、モータの駆動はセンサレス駆動方式に限らず、位置センサにより回転角をフィードバックする方式により駆動されてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
本開示に記載の駆動制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の駆動制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の駆動制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10 ・・・モータ駆動装置、
15 ・・・バッテリ(電源)、
200・・・駆動制御部、
20 ・・・制御回路、 25 ・・・緊急時判定部、
30 ・・・昇圧回路、 40 ・・・駆動回路、
50 ・・・ロータ、 57 ・・・磁極、
60 ・・・ステータ、 68 ・・・コイル、
80 ・・・モータ。

Claims (3)

  1. コイル(68)が巻回された筒状のステータ(60)、及び、周方向に複数の磁極(57)が設けられ前記ステータの内側で回転可能なロータ(50)を有するモータ(80)と、
    前記ロータの回転角を検出する位置センサが設けられていないセンサレス駆動により、前記コイルへの通電を制御し前記モータを駆動する駆動制御部(200)と、
    を備え、車両のブレーキシステムに適用され、前記モータの出力によりブレーキ液圧を発生させるモータ駆動装置であって、
    前記ロータは、周方向に隣接する前記磁極同士の間に突極部(53)が形成されており、
    前記駆動制御部は、電源(15)の直流電圧を昇圧する昇圧回路(30)、前記昇圧回路により昇圧された入力電圧を変換して交流電圧を出力する駆動回路(40)、並びに、前記昇圧回路及び前記駆動回路の動作を制御する制御回路(20)を含み、
    前記制御回路は、自動運転システムにおける前方カメラの映像に基づき、車両を緊急に制動する要求が発生したとき、緊急時であると判定する緊急時判定部(25)を有し、前記緊急時以外の通常時に比べ、前記緊急時に前記昇圧回路の昇圧比を大きくするモータ駆動装置。
  2. 前記ロータは、複数の前記磁極がロータコア(51)に埋め込まれたIPM構造により構成されている請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記ステータは、コアバック(61)から径内方向に突出する複数のティース(62)を有しており、
    前記ティースは、先端部(63)と根元側との周方向幅が同一であるストレート形状に形成されている請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
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